分野1:くらし 基本方向 施 策 - pref.miyagi.jp ·...
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・ 共生型地域生活援助事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 5・
・ 障害児(者)地域療育等支援事業・・・・・・・・・・・・・ P 7・ 知的障害者グループホーム整備促進事業・・・・・・ P 8
・ ALS等総合対策事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 9・ 重症心身障害児(者)通園事業・・・・・・・・・・・・・・・ P 10・ 知的障害者援護施設特別処遇加算事業・・・・・・・ P 11
・ 特別養護老人ホーム建設費補助事業・・・・・・・・・・ P 12・ 特養ショート居室増築費補助事業・・・・・・・・・・・・・ P 13・ ユニットケア促進研修事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 14・ 老人デイサービスセンター整備費補助事業・・・・・ P 15
・ ケアマネジメントリーダー活動支援事業・・・・・・・・・ P 16
・ 地域の中核的な病院整備推進事業・・・・・・・・・・・・ P 17
・
・ 救急医師養成事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 19・ 災害時救急医療体制整備推進事業・・・・・・・・・・・ P 20・ 小児救急医療対策事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 21
・ 在宅ホスピスケア推進事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 22
・ 医学生修学資金貸付事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 23・ 自治体病院開設者協議会支援事業・・・・・・・・・・・ P 24・ 自治体病院等臨床研修支援事業・・・・・・・・・・・・・ P 25・ 地域医療医師登録紹介事業・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 26・ 地域医療システム学講座設置事業・・・・・・・・・・・・ P 27・ 地域医療システム検討促進事業・・・・・・・・・・・・・・ P 28・ 宮城県ドクターバンク事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 29
・ 仕事と家庭両立支援事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 30
・ 親(母)と子の宿泊型生活サポート事業・・・・・・・・・ P 31・ 子どもメンタルサポート事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 32・ 次世代育成支援対策推進事業・・・・・・・・・・・・・・・ P 33・ ファミリーグループホーム事業・・・・・・・・・・・・・・・・ P 34・ 不妊治療相談・助成事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 35・ 放課後児童健全育成事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 36
・ 社会的引きこもりケア体制整備事業・・・・・・・・・・・・ P 37
・ 離島航路運行維持対策事業・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 38
・ 県リハビリテーション支援センター機能整備事業・・ P 39・ 地域リハビリテーション支援体制整備事業・・・・・・・ P 40
1 生涯を通じて地域で安心して自分らしく暮らせる社会の実現
事 業
どこに住んでいても必要な医療や保健サービスが受けられる環境づくり
2
3子どもを安心して生み育てることができる環境づくり
6
子どもと家庭を支える相談・支援体制の充実
7 青少年の健全育成
6地域リハビリテーションサービスの提供5
生涯を健康に暮らすための健康づくりと病気の予防への取組
4誰もが暮らしやすいバリアフリー・ユニバーサルデザイン環境の整備
2誰もが利用しやすい施設や道路等の整備
6
地域の中核的な病院の整備1
2
5 在宅ホスピスケアの推進
医療・保健を担う人材の養成・確保
3 多様な保育サービスの充実
5
1障害者・高齢者が地域で自分らしい生活を送るための環境づくり
分野1:くらし
政 策基本方向 施 策
障害者の地域での生活支援1
頁
精神障害者自立支援事業・精神障害者自立生活支援員派遣事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
重度障害者の家庭での生活支援
障害者や高齢者の地域での生活を支援する人材の確保
介護が必要な高齢者を支えるサービスの充実
6P
3
AED(自動体外式除細動器)による緊急救命措置普及事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P 183 救急医療体制の充実
-3-
・
・犯罪被害者支援基盤整備事業・・・・・・・・・・・・・・・ P 42
・新たな違法駐車対策事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 43
・食品検査体制強化事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 44・みやぎ食の安全安心確保県民総参加運動・・・・・ P 45
・災害ボランティア受入体制整備事業・・・・・・・・・・・ P 46
・みやぎ地球温暖化対策地域推進事業・・・・・・・・・・ P 47
・
・
・蔵王芝草平保全対策事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 50
・リサイクル設備等整備支援事業・・・・・・・・・・・・・・・ P 51
・企業間連携型廃棄物処理システム構築支援事業・ P 52・産業廃棄物処理システム健全化促進事業・・・・・・ P 53・産業廃棄物不法投棄監視強化事業・・・・・・・・・・・ P 54
P
地球環境の保全
49
2 新エネルギー等の導入促進
2
1 廃棄物の排出量の抑制循環型社会の形成
1
事 業 頁
震災対策の推進
県民が安心して安全な生活を送るための環境づくり
2犯罪のない安心して暮らせるまちづくり
3事故のない安全で快適な交通社会の実現
P
分野1:くらし
政 策基本方向
5
施 策
2美しい県土の保全と災害に強い地域づくり
4 食品や水道水などの安全確保
2
暮らしの安心・安全が確保された社会の実現
廃棄物の適正処理の推進
地域安全対策推進事業(県民の相談に的確に対応するための体制強化事業)・・・・・・・・・・・・・・・・・
48P
自然公園等の優れた自然環境の保全
自然エネルギー等・省エネルギー促進事業(仮称)宮城県自然エネルギー等・省エネルギー促進基本計画策定事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
河川や湖沼,海等の水環境の保全
地球温暖化の原因となる二酸化炭素等の削減
水循環保全基本計画及び流域水循環計画策定事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
41
3
人と自然が共生する地域社会の実現
3豊かな自然環境の保全・創造
1
3
2環境負荷の少ない地域づくりの推進
11
4
-4-
-5-
くらし分野1:
1-1-1-11-1-1-1 障害者の地域での生活支援
‖共生型地域生活援助事業‖【重点】
[事業概要]
ノーマライゼーションの理念の浸透が図られ,障害者に対する地域生活支援の充実が図られてきました。しかし,重
度・重複障害(児)者にとっては,地域で生活する基盤が乏しいため,地域で生活することが困難な状況です。このた
め重度・重複障害(児)者が,地域で自分らしい生活を安心して送るため,一般の住宅を改造し,知的障害者や認知症
高齢者などと互いに役割を持ちながら地域で生活するための生活の場を確保します。また,地域社会と関わりながら生
活を送るため,地域コミュニティーの拠点の役割を持たせることとしています。
[平成17年度の実施状況]
重度・重複障害者が知的障害者や認知症高齢者と共に,互いに役割を持ちながら自分らしく生活する共生型グループ
ホームの運営を引き続き行いました。利用者は,重度・重複障害者1人,知的障害者3人,認知症高齢者8人の,12
人となり,利用者同士の関係性を大切にしながら,利用者個々のニーズに応じた支援を展開してきました。また,利用
者が生活するということだけに限定せず,「地域で自分らしく暮らす」ことを柱として,地元自治会,婦人会,子ども
会等とのつながりを深めるため行事の共催や地元行事への参加を積極的に行いました。
また,共生型グループホーム等の取組の紹介及び普及啓発を目指すとともに,今後の地域福祉や地域生活のあり方に
ついて検証するため,共生型地域生活支援フォーラムを開催しました。
[平成17年度の成果]
上記の取り組みを通して,重度・重複障害者1人,知的障害者3人,認知症高齢者8人の生活の安定が図られ,地域
における理解が進みました。また,事業を通じて,年齢や障害の程度にとらわれず,地域で自分らしい生活を安心して
送ることに対する意識啓発をするとともに,共生型グループホームの普及に向けた分析・整理ができました。
また,共生型地域生活支援フォーラムの開催により,共生型の地域生活支援の取組について広く周知・啓発し,今後
の地域での暮らしのあり方について考え,討議しました。
白石市内[事業箇所]
保健福祉部 地域福祉課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 ・共生型地域生活援助事業 県 ・共生型グループホームの運営
業 共生型グループホーム設置・運営 1箇所 ・地元調整・関係団体説明
量 (平成15年度~平成17年度) ・地域参加に向けた取組み
共生型地域生活支援フォーラムの開催 ・利用者の生活状況等の調査・研究
・職員に対する研修
・一般化に向けた取組み
・共生型地域生活支援フォーラムの開催
事 61,200 - 24,083
業 [うち県決算額]
費 24,083
-6-
:くらし分野1
1-1-1-1 1-1-1-1障害者の地域での生活支援
‖精神障害者自立生活支援事業・精神障害者自立生活支援員派遣事業‖【重点】
[事業概要]
精神科病院に入院している精神障害者のうち,病状が安定して入院治療の必要がないにもかかわらず,地域における
受け皿とのつながりがないなどの理由で入院を余儀なくされている,いわゆる「受入れ条件が整えば退院可能」な者に
対し,外出支援や宿泊体験等,地域生活を体験する場を提供することにより,精神障害者の自立を促進し,地域生活へ
の移行の促進を図ります。同時に,地域支援ネットワークの構築,及び社会資源の開発等受け皿作りをしていきます。
[平成17年度の実施状況]
仙台市を除く県内を6地区に分けて各地区1名の自立生活支援員を保健福祉事務所等に配置し,22名の支援対象者
に対し,精神科病院での面接,外出や宿泊体験の同行等の支援を行いました。
また,精神障害者のグループホーム等に宿泊体験用の部屋を確保し,対象者が外泊を利用して宿泊体験を実施しまし
た。
さらに,対象者への具体的な支援の検討,各関係機関のネットワークの構築,受け皿作りを進めるための会議をモデ
ル地域単位と県単位で実施しました。
[平成17年度の成果]
対象者の大部分が「今後の生活の話をするようになった」「退院後の生活について具体的にイメージするようになっ
た」「自発性が出てきた」等,良い方向へ変化し,4名の方が退院しました。また,精神科病院と保健福祉事務所が連
携をとりながらケアマネジメントを実施し,地域の関係者を交えて定期的なケア会議を開催する中で,病院も含めた地
域のネットワークが構築されつつあります。
仙台市を除く県内全地域[事業箇所]
保健福祉部 障害福祉課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・精神障害者生活支援事業 県 ・支援体制及び事業推進のための会議の開催
事 ・精神障害者自立生活支援員派遣事業 ・精神障害者自立生活支援員の派遣による支援
・精神障害者自立生活体験ホームによる宿泊体
業 験
量 (平成15年度~)
事 - 18,900
業 [うち県決算額]
費 16,002
-7-
分野1:くらし
1-1-1-1 障害者の地域での生活支援 1-1-1-1
‖障害児(者)地域療育等支援事業‖【重点】
[事業概要]
在宅の重症心身障害児(者),知的障害児(者),身体障害児の地域における生活を支えるため,身近な地域で療育指
導,相談等が受けられる療育機能の充実を図りました。また,地域で生活するグループホーム入居者等の相談支援を行い
ました。
[平成17年度の実施状況]
県内各圏域の社会福祉法人(9法人)に業務を委託し,相談窓口を開設すると共に,専門の相談員であるコーディネー
ター及び地域生活プランナーを複数名配置し(各圏域に3~4名),訪問・外来による健康診査の他,療育等に関する相
談,各種福祉サービスの提供に係る援助・調整,またボランティア育成等を行いました。
[平成17年度の成果]
支援費サービスの利用方法等,各種の相談・指導に応じサービスの利用拡大に努めたところ,相談件数等において平成
16年度との比較で,9,467件の増加がありました。
[事業箇所] 全県
[担当部局・課室名] 保健福祉部 障害福祉課
事 業 量 及 び 事 業 費
(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事
業
量
障害児(者)地域療育等支援事業
(平成8年度~)
1 療育等支援施設事業
(1) 在宅支援訪問療育指導事業
(2) 在宅支援外来療育指導事業
(3) 地域生活支援事業
(4) 施設支援一般指導事業
2 グループホーム支援事業
県
・各種相談・指導件数 37,393件
事
業
費
- - 126,074
[うち県決算額]
126,074
-8-
:くらし分野1
1-1-1-1 1-1-1-1障害者の地域での生活支援
‖知的障害者グループホーム整備促進事業‖【重点】
[事業概要]
本県では,「みやぎ知的障害者施設解体宣言」(平成16年2月)の理念に従い,従来の施設入所中心から地域生活
中心への知的障害者福祉施策の転換を図ることとしていますが,施設に入所する知的障害者が地域で自分らしい生活を
安心して送るためには,地域での生活の場の確保が必要になります。その生活の場の1つとして,4~7人の少人数で
共同生活を営むグループホームが有効な選択肢であることから,市町村又は社会福祉法人等がグループホームを新規設
置する場合における住宅改修や備品購入に対して補助を行い,グループホームの設置促進を図ります。
[平成17年度の実施状況]
新たにグループホームを設置しようとする1社会福祉法人に対して,備品購入費補助として2件,補助金額として5
78千円を交付しました。
[平成17年度の成果]
当事業により2箇所のグループホームを整備し,合計8人が入居しました。
登米圏域2箇所[事業箇所]
保健福祉部 障害福祉課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 ・知的障害者グループホーム整備促進事業 県 ・知的障害者グループホーム整備促進事業
業
量 (平成16年度~)
事 - - 578
業 [うち県決算額]
費 578
-9-
分野1:くらし
1-1-1-2 重度障害者の家庭での生活支援 1-1-1-2
‖ALS等総合対策事業‖【重点】 [事業概要] ALS(筋萎縮性側索硬化症)等の神経難病重症患者の在宅療養については,介護を行う家族の精神的,経済的な負担の増大や病状急変時の対応への不安が常につきまとうなどさまざまな課題があります。 これらの不安等を解消し,患者・家族の生活の質(QOL)の維持・向上を図るため,拠点・協力病院で構成される神経難病医療ネットワークを活用した緊急時等の入院調整や難病医療専門員による在宅療養における医療相談を実施するとともに,介護する患者家族のレスパイトのための介助人や難病のため困難となったコミュニケーションを補完する機器の導入支援技術者を派遣するほか,在宅療養患者の緊急時の対応のための疾病情報を記載した療養手帳の作成を行っています。さらに,地域における在宅療養を支援するための保健所管内ごとの医療・保健・福祉の関係者による支援体制を構築し,ALS等の神経難病重症患者が在宅で安心して療養生活が送れる環境の整備を推進しています。 [平成17年度の実施状況] 平成17年度においては,協力病院として1施設を追加指定するとともに,26件の入院調整の申し込み及び1,445件の医療相談があったほか,医療従事者等実地研修会を3回開催しました。また,26人の患者家族への介助人派遣や,35人の患者へコミュニケーション機器導入支援技術者派遣を行いました。さらに,新たに14人に対して難病療養手帳を交付したほか,7つの県保健所において管内の医療・保健・福祉の関係者による地域における在宅療養の支援体制の構築に取り組むとともに,ボランティアの養成・登録に努めました。 [平成17年度の成果] 神経難病医療ネットワークの拡充(拠点・協力の施設数20→21)が図られたほか,入院調整実績としては20件,計3回開催の研修会への参加者数は延べ335名でした。また,介助人は延べ1,299回,コミュニケーション機器入支援技術者は延べ139回派遣しました。さらに,難病療養手帳の交付患者は延べ77人,ボランティアの登録者数は延べ118人となりました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 健康対策課
事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 業 量
(ALS等総合対策事業) ○神経難病医療ネットワーク事業 ・医療ネットワークの構築・拡充
・医療相談 ・在宅療養患者の入院等の調整 ・医療従事者等の実地研修会の開催 (平成10年度~)
○ALS在宅療養患者介助人派遣事業 ・介護“ホットいきぬき”サービス支援 (平成9年度~) ・指名制介助人派遣 (平成11年度~)
○難病患者個人ネットワーク構築事業 ・患者個人ネットワーク形成支援 ・患者療養手帳の作成・配布 (平成11年度~)
○コミュニケーション機器導入支援事業 ・コミュニケーション機器導入支援技術者派遣(平成13年度~)
○難病患者地域支援対策推進事業 ・地域支援ネットワークの構築・拡充
・ボランティアの養成・登録 (平成13年度~)
県
・医療ネットワークの拡充 ・医療相談 ・在宅療養患者の入院等の調整
・医療従事者等の実地研修会の開催 ・介護“ホットいきぬき”サービス支援 ・指名制介助人派遣 ・患者個人ネットワーク形成支援 ・患者療養手帳の作成・交付 ・コミュニケーション機器導入支援技術者派遣 ・地域支援ネットワークの構築・拡充
・ボランティアの養成・登録
事業費
148,919 - 27,050 [うち県決算額] 27,050
-10-
くらし分野1:
1-1-1-2 1-1-1-2重度障害者の家庭での生活支援
‖重症心身障害児(者)通園事業‖【重点】
[事業概要]
在宅の重症心身障害児(者)に対し,通園の方法により日常生活動作運動機能等に係る訓練を行い,また保護者に療
育技術を習得させることを目的とした重症心身障害児(者)通園事業を実施することで,社会参加機会の拡大と家族の
支援を図り,在宅生活の安定につなげることを目的としています。
[平成17年度の実施状況]
(1)重症心身障害児(者)通園事業(B型)〔国庫補助事業〕を下記5法人(5施設)に委託し,事業を実施しまし
た。
①社会福祉法人 白石陽光園 (知的障害者通所更生施設 とも) 【仙南圏域】
②社会福祉法人 大崎誠心会 (知的障害者通所更生施設 第二あやめ学園) 【大崎・栗原圏域】
③社会福祉法人 石巻祥心会 (知的障害者通所更生施設 第二ひたかみ園) 【石巻圏域】
④社会福祉法人 槃特会 (知的障害者通所更生施設 第二はんとく苑) 【登米圏域】
⑤社会福祉法人 洗心会 (知的障害者通所更生施設 夢の森) 【気仙沼圏域】
(2)重症心身障害児(者)通園事業(A型)〔仙台市が下記法人に委託〕については,仙台市との利用契約に基づき,
県所管利用者に対してサービスを提供しました。
社会福祉法人 陽光福祉会 (重症心身障害児施設 エコー療育園) 【仙台圏域】
[平成17年度の成果]
(1)重症心身障害児(者)通園事業(B型)
実施 5施設 1,200日開設 延べ4,799人利用
(2)重症心身障害児(者)通園事業(A型)
実施 1施設(仙台市との利用契約に基づき実施) 246日開設 延べ887人利用
[事業箇所] 全県
[担当部局・課室名] 保健福祉部 障害福祉課
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・重症心身障害児(者)通園事業(B型) 県 ・重症心身障害児(者)通園事業(B型)
事 (平成9年~)
・重症心身障害児(者)通園事業(A型) ・重症心身障害児(者)通園事業(A型)
業 〔仙台市との利用契約に基づき実施〕 〔仙台市との利用契約に基づき実施〕
(平成16年度~)
量
事 - 92,030
業 [うち県決算額]
費 92,030
-11-
分野1:くらし 1-1-1-2 重度障害者の家庭での生活支援 1-1-1-2
‖知的障害者援護施設特別処遇加算事業‖【重点】 [事業概要]
重度の知的障害者を受け入れている知的障害者(通所)更生施設等に人件費補助を行い,職員の加配を促すことで適切
な処遇を確保します。 [平成17年度の実施状況]
支援費制度の導入や脱施設の理念に基づき障害者の地域生活移行が進むと考えられます。 これまで,知的障害者通所更生施設を対象に補助を行ってきましたが,平成17年度においては,知的障害児(者)デ
イサービス事業所にも補助対象を拡大しています。 [平成17年度の成果]
補助対象事業所が拡大し,特別要介護認定者数も増加しました。 地域で暮らす障害者の日中活動の場である知的障害者(通所)更生施設等で処遇の充実が図られています。
[事業箇所] 全県
[担当部局・課室名] 保健福祉部 障害福祉課
事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事
業
量
・知的障害者援護施設特別処遇加算事業
(平成9年度~)
市町村 ・知的障害者援護施設特別処遇加算事業
対象事業所数 : 13事業所
特別要介護認定者数:257人
事
業
費
- 40,235
[うち県決算額]
40,235
-12-
くらし分野1:
1-1-1-3 1-1-1-3介護が必要な高齢者を支えるサービスの充実
‖特別養護老人ホーム建設費補助事業‖【重点】
[事業概要]
生活支援に視点をおいた介護サービスに対応するため小規模生活単位型特別養護老人ホームの整備を促進するとともに,
グループケアユニット型増改築に対し助成を行い,整備を促進します。
[平成17年度の実施状況]
グループケアユニット型増改築1施設の整備に対し助成を行い,高齢者福祉の向上に努めました。
[平成17年度の成果]
グループケアユニット型施設1箇所が整備され,質の高い介護サービス基盤の整備が促進されました。
グループケアユニット型増改築 本吉町[事業箇所]
保健福祉部 長寿社会政策課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・特別養護老人ホーム建設費補助 社会福祉
事 (昭和38年度~) 法人 ・グループケアユニット型増改築 1箇所
整備目標(~平成19年度)
業 定員 6,807人
量 ・グループケアユニット型増改築
(平成14年度~)
23,100事 - -
[うち県決算額]業
7,000費
(注)事業量は着工ベース。
-13-
くらし分野1:
1-1-1-3 1-1-1-3介護が必要な高齢者を支えるサービスの充実
‖特養ショート居室増築費補助事業‖【重点】
[事業概要]
在宅ケア推進のための基盤を充実するため,老人短期入所施設(ショートステイ)の整備の促進を図ります。
[平成17年度の実施状況]
老人短期入所施設(ショートステイ)1箇所(定員18人)の増築に対して助成を行い,高齢者福祉の向上に努めまし
た。
[平成17年度の成果]
老人短期入所施設(ショートステイ)1箇所(定員18人)が整備され,在宅ケアの推進が図られました。
石巻市[事業箇所]
保健福祉部 長寿社会政策課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 ○特養ショート居室増築費補助事業 市町村 1箇所
業 (昭和38年度~)
量 整備目標 (~平成19年度) 社会福祉法人
564,352日/年
事 - - 159,600
業 [うち県決算額]
費 20,700
(注)事業量は着工ベース。
-14-
くらし分野1:
1-1-1-3 1-1-1-3介護が必要な高齢者を支えるサービスの充実
‖ユニットケア促進研修事業‖【重点】
[事業概要]
生活支援に視点を置いた介護サービスに対応するとともにサービスの質の向上を図るため,特別養護老人ホーム等の
ユニットケアに携わる職員等を対象とした研修会等を実施します。
[平成17年度の実施状況]
特別養護老人ホーム等のユニットケアを導入する施設職員等を対象としたユニットケア施設管理者・リーダー研修会
等を実施(一部委託により実施)し,延べ30名の参加がありました。
[平成17年度の成果]
ユニットケアに携わる職員の意識啓発とユニットケアを効果的に提供するための具体的手法等について理解が図ら
れました。
全県[事業箇所]
保健福祉部 長寿社会政策課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・ユニットケア施設管理者研修 県 ・ユニットケア施設職員研修
事 (3回開催)
業 ・ユニットケアリーダー研修 ・ユニットケア施設ユニットリーダー研修
量 (平成15年度~) (6回開催)
事 - - 1,883
業 [うち県決算額]
費 1,883
-15-
くらし分野1:
1-1-1-3 1-1-1-3介護が必要な高齢者を支えるサービスの充実
‖老人デイサービスセンター整備費補助事業‖【重点】
[事業概要]
在宅ケア推進のための基盤を充実するため,老人デイサービスセンターの整備の促進を図ります。
[平成17年度の実施状況]
老人デイサービスセンター1箇所(1施設)の既存施設改修に対して助成を行い,高齢者福祉の向上に努めました。
[平成17年度の成果]
老人デイサービスセンター1箇所(1施設)が整備され,在宅サービス基盤の整備が図られました。
登米市[事業箇所]
保健福祉部 長寿社会政策課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
○老人デイサービスセンター整備費補助事業 市町村 1箇所
事 (昭和61年度~) 社会福祉法人
業 整備目標 (~平成19年度) 株式会社
量 1,639,820回/年 有限会社
NPO法人
8,170事 - -
[うち県決算額]業
3,500費
(注)事業量は着工ベース。
-16-
分野1:くらし 1-1-1-5 障害者や高齢者の地域での生活を支援する人材の確保 1-1-1-5
‖ケアマネジメントリーダー活動支援事業‖【重点】 [事業概要] 介護支援専門員の質の向上と支援体制の強化を図り,介護保険制度の適正な運営を図ります。 [平成17年度の実施状況] 1 スーパーバイザー研修 地域包括支援センターの主任介護支援専門員やケアマネジメントリーダー等の中で指導的活躍が期待できる人材の
養成を行いました。 2 ケアマネジャー地域支援センター整備事業
各圏域のケアマネジャー協会各支部を中心に,地域における介護支援専門員の支援に関する事業を実施し,介護支
援専門員の組織化や資質向上,日常業務の円滑な実施を支援しました。 [平成17年度の成果] 1 スーパーバイザー研修 29人のスーパーバイザーを養成しました。 2 ケアマネジャー地域支援センター整備事業 県内6支部において,相談会やケアプラン強化研修会,地域連絡会へのサポートなどを99回実施しました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 介護保険室
事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 業 量
・スーパーバイザーの養成 ・宮城県ケアマネジャー協会の各支部を拠点に,
介護支援専門員に対する支援事業等を実施 (平成17年度~平成19年度)
県 ・29人のスーパーバイザーを養成 ・6支部において相談会等を99回実施
事
業
費
8,111 - 2,437
[うち県決算額]
2,437
-17-
くらし分野1:
1-1-2-1 1-1-2-1地域の中核的な病院の整備
‖地域の中核的な病院整備推進事業‖【重点】
[事業概要]
救急医療を始めとする地域医療についての県民の関心は高く,より身近な地域で必要な医療を受けられる体制の整備
が望まれています。
そこで,各圏域において地域医療の拠点となる公的病院を「地域の中核的な病院」に指定するとともに,新たな施設
・設備整備について財政支援し,医療提供体制の整備促進を図っています。
[平成17年度の実施状況]
各圏域ごとに入院治療を伴う相当程度の医療を完結できる医療提供体制の整備を推進するため,「地域の中核的な病
院」のうち「公立刈田綜合病院」,「みやぎ県南中核病院」,「栗原市立栗原中央病院」の3病院に対して,財政支援
を実施しました。
[平成17年度の成果]
県が財政支援をした3つの「地域の中核的な病院」は,24時間体制での救急医療の実施や病院内に地域医療連携室
を設置して開業医などの地元医療従事者を対象とした研修会を開催するなど,各圏域において地域医療の拠点病院とし
ての機能を担っております。
「公立刈田綜合病院」と「みやぎ県南中核病院」が整備された仙南医療圏では,救急患者の圏域内搬送率が整備前
(平成13年)の75.8%から平成17年は85.4%に上昇するとともに,「栗原市立栗原中央病院」が整備され
た栗原医療圏でも同様に67.2%から70.2%に上昇しており,より身近な地域で必要な医療が受けられる体制の
整備が図られました。
仙南圏域,栗原圏域[事業箇所]
保健福祉部 医療整備課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 ・地域の中核的な病院(7病院)の施設・設備 市町村 ・地域の中核的な病院(3病院)の施設・設備
業 整備支援 (一部事 整備支援
量 (平成12年度~) 務組合)
事 - - 2,325,866
業 [うち県決算額]
費 415,993
-18-
くらし分野1:
1-1-2-3 1-1-2-3救急医療対策の充実
‖AED(自動体外式除細動器)による緊急救命措置普及事業‖【重点】
[事業概要]
非医療従事者によるAED(自動体外式除細動器)の使用によって緊急救命措置普及を図り,救急患者の救命率の
向上を図ります。
[平成17年度の実施状況]
平成17年8月から県庁はじめ各合同庁舎,宮城スタジアム,県総合体育館,県スポーツセンター,県武道館,宮城
野原陸上競技場,県民会館,夢メッセ,県美術館,東北歴史博物館,県図書館にAEDを配置しました。
[平成17年度の成果]
「非医療従事者が使用する自動体外式除細動器(AED)の設置及び普及啓発に関する基本方針」に基づき啓発を
図ったほか,市町村等でもAEDの配置が図られました。また,県職員等を対象にAED救急法講習会を実施しまし
た。
全県[事業箇所]
保健福祉部 医療整備課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 ・AEDによる緊急救命措置普及事業 県 ・県有施設へのAEDの配置(19か所)
・AED救急法講習会 ・AED救急法講習会の開催(4回,104人)
業
量
事 6,453 - 4,022
業 [うち県決算額]
費 4,022
-19-
分野1:くらし 1-1-2-3 救急医療体制の充実 1-1-2-3
‖救急医師養成事業‖【重点】 [事業概要] 救急医療の担当医師不足の緩和及び県内救急医療体制の充実を図るため,医師を対象に心肺蘇生法等の研修会・講演会
を行う「救急医師養成事業」を実施しました。
[平成17年度の実施状況] 救急医師養成事業においては,延べ25回の救命処置教育及び外傷処置教育事業を実施したほか,救急医療に関する各
種講演会や普及啓発活動を実施しました。
[平成17年度の成果] 救急医師養成事業については各病院や診療所から延べ692人が参加し,救命措置等に関する研修会・講演会を受講し
たことで,参加医師の資質の向上が図られました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 医療整備課
事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事
業
量
・救急医師養成事業
(平成16年度~)
県
・救命処置教育事業
・外傷処置教育事業
・救急処置の標準化等にかかるその他事業
・普及啓発事業等
事
業
費
- - 6,983
[うち県決算額]
6,963
-20-
くらし分野1:
1-1-2-3 1-1-2-3救急医療体制の充実
‖災害時救急医療体制整備推進事業‖【重点】
[事業概要]
① 災害拠点病院の機能強化
災害時に救急医療救護活動の拠点となる「災害拠点病院」の機能強化を図るため,災害拠点病院が実施する災害時
に備えた施設・設備整備を支援します。
② 災害時の医療機関の通信手段の確保
震災等の大規模な災害時に円滑な医療救護活動を実施するため,社団法人宮城県医師会が行う災害時医療情報網の
整備(衛星携帯電話・MCA無線等の配備)に要する経費について助成し,医療機関及び医師会相互の災害時医療情
報網の整備を促進します。
[平成17年度の実施状況]
① 災害拠点病院の機能強化
石巻赤十字病院において,自家発電装置,ヘリポート等の整備が図られました。
② 災害時の医療機関の通信手段の確保
宮城県医師会において,衛星携帯電話17台及びMCA無線26台,簡易無線139台などを宮城県医師会及び各
郡市医師会員,災害拠点病院等に配備しました。
[平成17年度の成果]
① 災害拠点病院の機能強化
石巻赤十字病院に災害時の救急医療救護活動に必要となる施設・設備の整備をし,災害拠点病院としての機能強化
が図られました。
② 災害時の医療機関の通信手段の確保
衛星携帯電話及びMCA無線が宮城県医師会及び各郡市医師会員等に配備され,災害時医療情報網の整備が図られ
ました。
全県[事業箇所]
保健福祉部 医療整備課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
① 災害拠点病院の機能強化 県 ① 災害拠点病院の機能強化
・災害時の救急医療救護活動に必要となる ・災害時の救急医療救護活動に必要となる
事 施設・設備 各災害拠 施設・設備(自家発電装置,ヘリポート
点病院 ,受水槽)
業 ② 災害時の医療機関の通信手段の確保 社団法人 ② 災害時の医療機関の通信手段の確保
・衛星携帯電話20台,MCA無線63台, 宮城県医 ・衛星携帯電話17台,MCA無線26台,
簡易無線139台,レピータ型無線設備2 師会 簡易無線139台配備(宮城県医師会,
量 台配備(宮城県医師会,各郡市医師会等) 各郡市医師会員等)
(平成16年度~平成17年度)
事 138,560 - 93,848
業 [うち県決算額]
費 93,848
-21-
くらし分野1:
1-1-2-3 1-1-2-3救急医療対策の充実
‖小児救急医療対策事業‖【重点】
[事業概要]
小児の保護者の育児不安を解消するとともに小児科初期救急医療体制を補完し,患者の症状に応じた適切な医療提供
体制の構築を図ります。また,小児科医の不足を補完するため,小児の診療に当たる内科医等に対して小児救急医療に
必要な知識と関心を持った医師を養成し,小児救急搬送患者の受入促進を図ります。
[平成17年度の実施状況]
平成17年6月から「こども休日夜間安心コール事業」を開始しました。
また,内科医師等を対象に小児救急医療に関する研修会を開催しました。
[平成17年度の成果]
「こども休日夜間安心コール事業」として保護者等からの電話相談受付件数は521回でした。(平成17年度県医
師会に委託して実施)
小児救急医療研修事業として研修会を5回開催し延べ242人の受講がありました。(平成17年度県医師会に委託
して実施)
全県[事業箇所]
保健福祉部 医療整備課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 ・こども休日夜間安心コール事業 県 ・こども休日夜間安心コール事業(電話相談)
・小児救急医療研修会の開催 ・小児救急医療研修会の開催
業 (平成17年度~平成21年度)
量
事 33,903 - 7,983
業 [うち県決算額]
費 7,983
-22-
分野1:くらし
1-1-2-5 在宅ホスピスケアの推進 1-1-2-5
‖在宅ホスピスケア推進事業‖
[事業概要]
在宅ホスピスケアを県全域に普及し,もって宮城県在宅ホスピスケア推進計画の基本理念である「がん末期患者が『自
分が望む生活の場』で最期の時まで人間としての尊厳を保ちながら生を全うできる」の達成に資するものであります。
[平成17年度の実施状況]
県内全圏域(7圏域)で,体制づくりのための保健・医療・福祉関係者会議等の実施や人材育成等のための研修会を実
施するとともに,風土づくりとして県民を対象としたフォーラム等を実施しました。
[平成17年度の成果]
医療・保健・福祉従事者を対象にした研修会等を開催することにより,在宅ホスピスケアの知識や技術の向上が図られ,
関係者のネットワークが強化されました。また,県民対象の講演会・フォーラム等の事業を行った結果,在宅ホスピスケ
アの推進に向けた気運の醸成が図られました。
[事業箇所] 全県
[担当部局・課室名] 保健福祉部 医療整備課
事 業 量 及 び 事 業 費
(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事
業
量
・ 体制づくり
・ 人材育成とチームづくり
・ 風土づくり
(平成13年度~平成17年度)
県 ・ 体制づくり
在宅ホスピスケア推進会議 2回
連絡会運営の支援 12回
訪問看護推進協議会 2回
保健・医療・福祉関係者会議 5回
・ 人材育成とチームづくり
研修会等 20回(876人)
実地研修 10日延べ26人
緩和ケアナース養成研修 1人派遣
・ 風土づくり
フォーラム 9回(855人)
事
業
費
- - 4,329
[うち県決算額]
4,329
-23-
くらし分野1:
1-1-2-6 1-1-2-6医療・保健を担う人材の養成・確保
‖医学生修学資金貸付事業‖【重点】
[事業概要]
将来,知事が指定する県内自治体病院・診療所に勤務する意志のある医学部学生及び大学院生を対象に修学資金を貸
し付け,将来的に地域医療に従事する医師を確保します。
[平成17年度の実施状況]
6月13日から8月25日までを募集期間とし,県ホームページへの募集情報掲載,全国の医科系大学へのポスター
・パンフレット配布等による広い周知とPRを実施するとともに,県内高校の協力による本県出身医学生へのダイレク
トメール発送,東北6県の医科系大学への訪問・説明,東北大学医学部での事業説明会等,直接的な周知・説明も実施
しました。
[平成17年度の成果]
医学部学生11人から応募申込があり,臨床研修医・専門研修医研修資金貸付事業と併せた予算枠の中で,11人を
貸付者として決定し貸付けを行いました。
全県[事業箇所]
保健福祉部 医療整備課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・将来県内自治体病院等に勤務する意志のある 県 ・医学部学生11人に貸付け
事 医学部学生・大学院生を対象に,毎年度5人 ・募集活動の実施
業 に貸付け
量 ・募集活動の実施
(平成17年度~)
事 - - 26,722
業 [うち県決算額]
費 26,722
-24-
くらし分野1:
1-1-2-6 1-1-2-6医療・保健を担う人材の養成・確保
‖自治体病院開設者協議会支援事業‖【重点】
[事業概要]
地域医療の中心である自治体病院等の医師確保対策として,宮城県自治体病院開設者協議会が行う医師確保対策事業
について支援します。
[平成17年度の実施状況]
県内自治体病院等の医師不足の状況等を把握するための医師需要調査を実施するとともに,自治体病院等紹介パンフ
レットの作成・配布等を行いました。
[平成17年度の成果]
医師需要調査により医師不足の状況を的確に把握するとともに,自治体病院等紹介パンフレットについては,全国の
医師及び医学生に対する本県のドクターバンク制度,修学資金等貸付事業等のPRに活用されました。
全県[事業箇所]
保健福祉部 医療整備課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・医師需要調査の実施 宮城県自 ・医師需要調査の実施
事 ・自治体病院等紹介パンフレットの作成・配布 治体病院 ・自治体病院等紹介パンフレットの作成・配布
業 ・医師確保対策専門委員会の開催 開設者協
量 ・研修会の開催 議会
(平成14年度~)
事 - - 1,000
業 [うち県決算額]
費 1,000
-25-
くらし分野1:
1-1-2-6 1-1-2-6医療・保健を担う人材の養成・確保
‖自治体病院等臨床研修支援事業‖【重点】
[事業概要]
医師不足地域での自治体病院等の臨床研修医の確保を促進するとともに,臨床研修後の地域医療に従事する医師の確
保を図るため,医師不足地域での自治体病院等が行う臨床研修事業に対し国庫補助外で支援を行います。
[平成17年度の実施状況]
医師不足地域での自治体病院等が行う臨床研修事業に対する補助を実施しました。
[平成17年度の成果]
補助対象となる7つの自治体病院等に対し補助を行った結果,地域の中核的な病院における研修医の確保につながる
とともに,研修医の地域医療への理解や定着も図られました。
全県[事業箇所]
保健福祉部 医療整備課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 ・医師不足地域での自治体病院等が行う臨床研 県,自治 ・7つの自治体病院等に対し補助を実施
業 修事業に対する補助を実施 体病院等
量 (平成16年度~平成18年度)
事 44,100 - 17,100
業 [うち県決算額]
費 17,100
-26-
くらし分野1:
1-1-2-6 1-1-2-6医療・保健を担う人材の養成・確保
‖地域医療医師登録紹介事業‖【重点】
[事業概要]
求人申込みを行う自治体病院・診療所に係る情報を登録するとともに,現在病院に勤務している医師のほか,定年後
の医師,育児等で臨床を離れた女性医師等を含め,地域医療に関心を持つ医師を登録し,県が無料で,県内自治体病院
・診療所に紹介・斡旋します。
[平成17年度の実施状況]
県が無料職業紹介所を設置し,求人申込みを行う自治体病院・診療所に係る情報を登録しました。
[平成17年度の成果]
県内自治体病院・診療所の医師募集活動を支援しました。
全県[事業箇所]
保健福祉部 医療整備課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・県が無料職業紹介所を設置 県,自治 ・県が無料職業紹介所を設置
・自治体病院・診療所勤務を検討する医師に係 体病院・ ・医師の求人申込みを行う自治体病院・診療所
事 る情報を登録 診療所 に係る情報を登録
・医師の求人申込みを行う自治体病院・診療所
業 に係る情報を登録
・医師の勤務条件に適合する自治体病院・診療
量 所を紹介・斡旋
(平成17年度~)
事 - - 80
業 [うち県決算額]
費 80
-27-
くらし分野1:
1-1-2-6 1-1-2-6医療・保健を担う人材の養成・確保
‖地域医療システム学講座設置事業‖【重点】
[事業概要]
東北大学医学系研究科に「地域医療システム学講座」を県の寄附により設置し,地域医療システム及び医療機関のネ
ットワークに関する研究を行い,その成果を本県の医師確保対策に還元します。
[平成17年度の実施状況]
今後の研究のための基礎データの収集を行ったほか,地域医療システムの構築に向けた検討作業に着手しました。
[平成17年度の成果]
地域医療の実態とニーズに関するアンケート調査等により,今後加工及び解析等を行うためのデータを収集すること
ができました。また,シンポジウムの開催によって,地域医療に係る県民への啓発も図られました。
全県[事業箇所]
保健福祉部 医療整備課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・地域医療システムに関する研究 県 ・地域医療に係るアンケート調査の実施
事 ・医療機関のネットワークに関する研究 ・シンポジウムの開催
業 ・研究成果の情報発信
量
(平成17年度~平成19年度)
事 120,000 - 40,000
業 [うち県決算額]
費 40,000
-28-
くらし分野1:
1-1-2-6 1-1-2-6医療・保健を担う人材の養成・確保
‖地域医療システム検討促進事業‖【重点】
[事業概要]
効率的な医師配置を可能にする体制づくりを支援するため,二次医療圏ごとの地域の中核的な病院を中心とした地域
医療システムの構築に向けた検討及び調整に係る経費を補助します。
[平成17年度の実施状況]
栗原医療圏及び石巻医療圏の地域医療システム構築の検討に係る経費を補助しました。
[平成17年度の成果]
二次医療圏ごとの地域の中核的な病院を中心とした地域医療体制の整備に係る検討の促進につながりました。
全県[事業箇所]
保健福祉部 医療整備課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・二次医療圏の地域医療システム構築に向けた 県 ・2地域を対象に補助を実施
事 検討及び調整に係る経費を補助
業 地区地域
量 医療対策
(平成17年度~平成18年度) 委員会
事 7,132 - 3,132
業 [うち県決算額]
費 1,565
-29-
くらし分野1:
1-1-2-6 1-1-2-6医療・保健を担う人材の養成・確保
‖宮城県ドクターバンク事業‖【重点】
[事業概要]
全国から県内自治体病院に勤務する医師を募集し,配置することにより,地域医療の中心である自治体病院の医師確
保を支援します。
[平成17年度の実施状況]
6月13日から8月25日までを募集期間とし,県ホームページや県政だより及び医事情報誌等への募集情報掲載,
全国の医科系大学・附属病院及び臨床研修病院へのポスター・パンフレット配布等による幅広い周知とPRを実施する
とともに,県内高校等の協力による本県出身医師へのダイレクトメール発送,東北6県の医科系大学・附属病院や県内
主要病院への訪問・説明,東北大学医学部での事業説明会等,直接的な周知・説明も実施しました。
[平成17年度の成果]
4人の医師を県職員として採用し,それぞれ自治体病院に配置しました。
全県[事業箇所]
保健福祉部 医療整備課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・県内自治体病院に勤務する医師を募集し配置 県 ・4人の医師を採用し配置
事 ・毎年度5人,5か年間で25人が目標 ・募集活動の実施
業 ・募集活動の実施
量
(平成17年度~平成21年度)
事 - - 2,902
業 [うち県決算額]
費 2,902
-30-
くらし分野1:
1-1-3-3 1-1-3-3多様な保育サービスの充実
‖仕事と家庭両立支援事業‖【重点】
[事業概要]
少子高齢化,核家族化等の急速な進展に伴い,育児の問題が,労働者が仕事を継続する上で大きな課題となっている
ことから,育児を行う労働者の仕事と家庭の両立を支援するファミリー・サポート・センターの設置を促進します。
[平成17年度の実施状況]
ファミリー・サポート・センターの設置を予定している市に対し,助言・指導を行うとともに,既設の市に対しては運
営費の一部を補助(補助期間:設置から3年間)したほか,アドバイザー及び担当者会議を実施するなど円滑な相互援
助活動について支援しました。
また,未設置市町村に対する事業リーフレットの配布や,市町村男女共同参画行政主管課長会議などを利用した事業
の紹介,県政テレビ等の広報による普及啓発により,設置促進を図りました。
[平成17年度の成果]
新たに1市がファミリー・サポート・センターを設置しました。(平成17年度末センター設置市:7市)
また,未設置市への働きかけにより,1市が平成18年度設置を決定しています。
全県[事業箇所]
産業経済部 労政・雇用対策課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・ファミリー・サポート・センター設置促進事業 県 ・アドバイザー及び担当者会議の開催
事 ・ファミリー・サポート・センター運営費補助 ・ファミリー・サポート・センター運営費補助
業 3市
量 ・未設置市町村への普及啓発による設置促進
(重点期間:平成12年度~平成17年度)
事 - - 2,246
業 [うち県決算額]
費 2,246
-31-
分野1:くらし 1-1-3-6 子どもと家庭を支える相談・支援体制の充実 1-1-3-6
‖親(母)と子の宿泊型生活サポート事業(プロジェクトM)‖【重点】 [事業概要] 育児に対して不安や負担を感じている等により支援の必要な親(母)と子を分離せず,一緒に生活しながら,健康的な
親子関係を築いていくための治療的なプログラムを開発・提供し,親(母)の生活力,育児力を高めるとともに,安全で
健康的な母子関係の再構築と家族再統合を推進します。
[平成17年度の実施状況] 拠点施設「すこやかハウス」を大崎市内に整備し,通所によるプログラムの提供を開始しました。また,事業の運営に
当たり,有識者等による運営検討会を設置・開催し,事業の効果的な推進を図りました。
[平成17年度の成果] 延べ40人の母親に対し,すこやかハウスで子どもと一緒に生活しながら,通所によるプログラムの提供を行い,育児
生活技術を高める支援を行いました。
[事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課
事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事
業
量
・ 母と子の宿泊型プログラムの提供
・ 母と子の通所型プログラムの提供
・ 家族再統合のためのプログラムの研究と開発
(平成17~19年度)
県 ・ 施設整備
・ 事業運営検討会の設置・開催
・ 母と子の通所型プログラムの提供
事
業
費
- 35,038
[うち県決算額]
35,038
-32-
分野1:くらし 1-1-3-6 子どもと家庭を支える相談・支援体制の充実 1-1-3-6
‖子どもメンタルサポート事業‖【重点】
[事業概要]
児童精神科医を中心として,子どもの成長発達についての相談や子育ての悩み,不登校,心身症などの心の問題を持つ
子どもに関する相談や診療を行います。また,不登校や様々な心の問題及び発達の問題などにより適応できない子どもを
対象に,社会生活を営む上で必要な生活技能を高めるための訓練や学習プログラムを提供し,適応能力の向上を図ります。 [平成17年度の実施状況]
子ども総合センター付属診療所(仙台,古川,石巻の3箇所)において,乳幼児,小学生,中学生までを対象に専門的
な医療,保健サービスを提供しました。また,治療の一環である「子どもデイケア」を開設し,通所実人数26名,通所
延べ人数703名の子どもに対し,適応能力の向上を図るプログラムを提供しました。 ※診療状況 単位:人
新患数 患者延べ数 子ども総合センター付属診療所 499 2,828
〃 古川診療室 95 389 〃 石巻診療室 39 129 合計 633 3,346
[平成17年度の成果]
当該事業等の実施により,不登校や様々な心の問題及び発達の問題などにより適応できない子どもの発達支援及びその
家族への支援の充実が図られたとともに,関係者の理解及び対応技術の向上が促進されました。
[事業箇所] 仙台:子ども総合センター付属診療所(子どもデイケアも実施) 古川: 〃 古川診療室(古川地域子どもセンター内) 石巻: 〃 石巻診療室(石巻地域子どもセンター内) ※全県対象(仙台市も含む。)
[担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課
事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事
業
量
・多様化する児童期の発達や精神保健領域の問
題に対して,医療機関として専門的な視点を
備えた医療・保健サービスの提供と,人材育
成の実施
県 ・子ども総合センター付属診療所の運営 ・子どもと関わるスタッフへの高度専門的なコン
サルテーションの実施 ・子どもと関わる人材の育成支援 ・フレンドリーパートナーの派遣 ・子どもデイケアの開設・運営 ・不登校児等支援事業の実施
事
業
費
- - 8,444
[うち県決算額]
8,026
-33-
分野1:くらし 1-1-3-6 子どもと家庭を支える相談・支援体制の充実 1-1-3-6
‖次世代育成支援対策推進事業‖【重点】
[事業概要]
少子化対策を推進するために,国は次世代育成支援対策推進法を定め,子育て支援等を中心とする次世代育成支援を強
力に推進することとしており,この法律の施行に伴い,宮城県においても,地域の実情を踏まえた宮城県次世代育成支援
行動計画(「新みやぎ子どもの幸福計画」)を策定し,計画の実現を目指して次世代育成支援対策を推進します。 [平成17年度の実施状況] 「新みやぎ子どもの幸福計画」の推進に当たり,「次世代育成支援対策地域協議会」を開催し,有識者の意見を聴取し
ました。また,同協議会に「子どもの声検討部会」を設置し,子ども専用相談事業に寄せられた「子どもの声」を踏まえ
た施策の検討を開始しました。 [平成17年度の成果]
「新みやぎ子どもの幸福計画」の計画期間の初年度でしたが,設定した目標に対して,概ね着実な推進が見られました。
[事業箇所] 全県
[担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課
事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 業 量
・次世代育成支援対策推進法に基づく宮城県次
世代育成支援行動計画「新みやぎ子どもの幸
福計画」の推進
(計画期間 平成17年度~平成21年度)
県 ・宮城県次世代育成支援対策地域協議会の開催 ・宮城県次世代育成支援行動計画「新みやぎ子ども
の幸福計画」の推進
事 業 費
- - 5,697
[うち県決算額]
5,431
-34-
分野1:くらし 1-1-3-6 子どもと家庭を支える相談・支援体制の充実 1-1-3-6
‖ファミリーグループホーム事業‖【重点】 [事業概要]
保護を要する児童に対し家庭的な環境を提供し,児童の社会的自立の促進を図ります。
[平成17年度の実施状況]
保護を要する児童に対し家庭的な環境を提供するため,登録里親が運営する1グループホームを指定し,運営等に要す
る経費を助成しました。
[平成17年度の成果] 指定したグループホームに3名の児童を委託し,家庭的な環境を提供し,児童の社会的自立の促進を図りました。
[事業箇所] 蔵王町 [担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課
事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事
業
量
・ グループホームの改修経費の補助
・ グループホームの運営費の補助
(平成17~19年度)
里親 ・ グループホームの改修・運営 1件
・ 委託児童 3名
事
業
費
- 504
[うち県決算額]
500
-35-
分野1:くらし 1-1-3-6 子どもと家庭を支える相談・支援体制の充実 1-1-3-6
‖不妊治療相談・助成事業‖【重点】 [事業概要]
近年の急激な少子化が進行する中,子どもが欲しくても妊娠できず不妊治療を受けている夫婦に対して,高額の経費が
かかる不妊治療に要する費用の一部を助成するとともに,精神的・身体的な相談に応じる不妊専門相談センターを開設す
るなど,夫婦の経済的,精神的な負担を軽減し,少子化対策の充実を図ります。
[平成17年度の実施状況]
単年度当たり10万円を限度に,不妊治療に要した費用の一部を助成しました。また,不妊で悩む夫婦等に,その健康
状態に応じた相談指導を行うとともに,不妊に関する治療や医療機関等について情報提供を行いました。
助成件数 142件
相談件数 130件
[平成17年度の成果] 申請者及び相談者の精神的負担や経済的負担の軽減を図りました。
[事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課
事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事
業
量
・特定不妊治療費助成事業
・不妊専門相談センター事業
県 ・ 助成件数 142件
・ 相談件数 130件
事
業
費
- 23,234
[うち県決算額]
21,305
-36-
分野1:くらし 1-1-3-6 子どもと家庭を支える相談・支援体制の充実 1-1-3-6
‖放課後児童健全育成事業‖【重点】
[事業概要] 保護者が労働等で昼間家庭にいない,主に小学校低学年の児童(概ね10歳未満)に対し,授業の終了後に児童館等を
利用して適切な遊びや生活の場を与えて,その健全な育成を図るため,市町村が実施(委託)する「放課後児童健全育成
事業(放課後児童クラブ)」に対して,その運営に要する経費を補助します。
[平成17年度の実施状況] 年間開設日数が200日以上で放課後児童が20人以上(年間開設日数が281日以上の場合は放課後児童が10人以
上)のクラブ108箇所(仙台市を除く。)に助成しました。
[平成17年度の成果] 当該事業実施により,放課後児童クラブの設置促進が図られました。
[事業箇所] 全県
[担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課
事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業 事 業 量
・市町村の実情に応じた「放課後児童クラブ」の設
置促進
県 ・放課後児童健全育成事業
12市15町108クラブ
補助額 124,218千円
事 業 費
- - 338,075 [うち県決算額]
124,218
-37-
くらし分野1:
1-1-3-7 1-1-3-7青少年の健全育成
‖社会的引きこもりケア体制整備事業‖【重点】(平成15年度社会的引きこもり社会復帰支援事業から名称変更)
[事業概要]
近年,社会環境の変化は著しく,精神発達の途上にある青少年にも,引きこもり・不登校・家庭内暴力等,様々な問
題が顕在化してきています。本事業は,長期化及び深刻化しやすい「引きこもり」の問題に対応していくため,民間に
おけるフリースペース等の各種の取り組みの効果の検証を行うと共に,相談支援体制等,地域支援システムの構築に向
けた検討を行い,更に今後地域の中で,相談支援を担う関係職員の資質の向上や関係機関のネットワーク化を進めてい
きます。
[平成17年度の実施状況]
「社会的引きこもり」者を対象として,社会復帰プログラムを一体的に実施する「フリースペース」を運営するNP
O法人に対し,活動の実践に伴う効果の検証を委託すると共に,県内7保健福祉事務所において,専門相談や関係職員
への研修会を実施しました。
また,委託先のNPO法人,保健福祉事務所,精神保健福祉センター間で,検討会を実施し,今後の連携や事業の進
め方について検討しました。
[平成17年度の成果]
NPO法人が分析した活動や通所者の分析が,今後の支援体制を構築していく上での貴重なデータになりました。ま
た,保健福祉事務所実施の専門相談に対し実136名(延275名)の方が利用し,精神科医や臨床心理士等から相談
内容に応じた支援を実施しました。さらに,研修会には延212名の参加者があり,地域ネットワークの構築について
等,検討することができました。検討会においては,「引きこもり」者の課題の共有化や支援体制の構築についての検
討を行うことができました。
仙台市(引きこもり者の社会復帰訓練事業の委託)[事業箇所]
県内7箇所保健福祉事務所(専門相談,関係職員への研修)
保健福祉部 障害福祉課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 ・社会的引きこもりケア体制整備事業 県 ・引きこもり者社会復帰訓練事業委託
業 ・保健福祉事務所における専門相談の実施,関
量 (平成14年度~) 係者の研修会
事 - - 5,020
業 [うち県決算額]
費 4,490
-38-
くらし分野1:
1-1-4-2 1-1-4-2誰もが利用しやすい施設や道路等の整備
‖離島航路運行維持対策事業‖【重点】
[事業概要]
離島住民の高齢化の進展等に対応し離島航路の利便性向上を図るため,離島航路を航行する船舶のバリアフリー化に
ついて国・市町と協調して補助します。
[平成17年度の実施状況]
塩竈市の新船建造におけるバリアフリー化対象経費について,国・市と協調して補助しました。
[平成17年度の成果]
塩竈市の新船建造について,バリアフリー化が図られました。
塩竈市[事業箇所]
企画部 総合交通対策課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 ・平成17年度 塩竈市 1隻 塩竈市 ・塩竈市所有船舶のバリアフリー化 1隻
業
量 (平成17年度)
事 - - 2,710
業 [うち県決算額]
費 1,084
-39-
くらし分野1:
1-1-5-6 1-1-5-6地域リハビリテーションサービスの提供
‖県リハビリテーション支援センター機能整備事業‖【重点】
[事業概要]
本県における地域リハビリテーション推進の中核的な役割を担う県リハビリテーション支援センター機能の整備に向
けて「県リハビリテーション支援センター機能整備に係る基本計画」を策定するとともに,本計画に基づいて各種事業
を実施します。
[平成17年度の実施状況]
「基本計画」の内容について,庁内の連絡調整会議において調整を図った上で県リハビリテーション協議会に諮り,
平成17年10月に中間案,平成18年3月に最終案の承認を受け,同月に県の計画として正式に決定しました。
[平成17年度の成果]
県リハビリテーション支援センター機能として次の4つの機能を整備することとなりました。
①リハビリテーション関係機関・団体によるネットワークの中枢機能
②「地域リハビリテーション広域支援センター」への技術的助言及び人的支援機能
③リハビリテーション資源の調査・研究機能
④リハビリテーション専門職等に対する研修機能
なお,平成18年4月にリハビリテーション支援センターが設置され,上記機能については同センターが担うことと
なりました。
全県[事業箇所]
保健福祉部 健康対策課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・「県リハビリテーション支援センター機能 県 ・「県リハビリテーション支援センター機能整備に
事 整備に係る基本計画」の策定 係る基本計画」の策定
(平成17年度)
業 ・県リハビリテーション支援センターの設置
・運営(平成18年度~平成22年度)
量
事 32,301 - 301
業 [うち県決算額]
費 301
-40-
くらし分野1:
1-1-5-6 1-1-5-6地域リハビリテーションサービスの提供
‖地域リハビリテーション支援体制整備事業‖【重点】
[事業概要]
高齢者や障害者が住み慣れた地域で自立した生活を送るために必要なリハビリテーションサービスが,総合的かつ一
貫性をもって提供できるよう,地域リハビリテーション支援体制を整備します。
[平成17年度の実施状況]
リハビリテーションに係る施策の推進に関する重要事項を審議するため県リハビリテーション協議会を開催するとと
もに,各種課題に関する調査・検討を行うため,3つの専門部会を設置・運営しました。
また,地域リハビリテーション広域支援センターに指定されている各保健福祉事務所が中心となって,保健・医療・
福祉関係者から構成される地域部会の開催や先導的な取組を行う市町村等に対する重点的な支援,市町村等からの要請
に基づいて技術的な支援を行うとともに,人材育成支援,普及啓発等を実施しました。
さらに,保健福祉事務所が医療的側面からの指導・助言を得るために,圏域ごとに地域リハビリテーション協力病院
の指定を行いました。
[平成17年度の成果]
リハビリテーション協議会において「総合リハビリテーション体制整備に係る具体的取組計画」(平成17年2月)
の進行管理や「県リハビリテーション支援センター機能整備に係る基本計画」の策定に向けた検討を行うともに,専門
部会において市町村支援や地域における情報の共有化の在り方等の検討を行いました。また,各圏域においても地域部
会において地域の課題の解決に向けた検討を行いました。
2市1町においてリハビリテーション体制の充実に向けた先導的な取組が行われるとともに,市町村等からの要請に
基づいて技術的な支援を行うことにより,困難事例の解決や市町村事業の円滑な実施が図られました。
リハビリテーション専門研修及び地域リハビリテーションコーディネーター養成研修の実施により,リハビリテーシ
ョン従事者等の資質向上が図られました。
講演会や福祉機器展の開催により,リハビリテーションの重要性等について普及啓発が図られました。
全県[事業箇所]
保健福祉部 健康対策課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・地域リハビリテーション支援体制整備事業 県 ・宮城県リハビリテーション協議会及び専門部会の
事 (平成12年度~平成21年度) 開催 10回
・地域部会の開催 10回
・地域リハビリテーションモデル地区推進事業の実
施 3市町
業 ・地域リハビリテーション啓発事業の実施 9回
・地域リハビリテーション協力病院の指定 12病院
・脳卒中情報システムの運営 1圏域
・市町村事業等への技術的支援 589回
量 ・リハビリテーション専門研修の実施 20回
・地域リハビリテーションコーディネーター養成研
修の実施 2回
事 176,000 - 12,743
業 [うち県決算額]
費 12,743
-41-
くらし分野1:
1-2-1-2 1-2-1-2犯罪のない安心して暮らせるまちづくり
‖地域安全対策推進事業‖【重点】県民の相談に的確に対応するための体制強化事業
[事業概要]
増え続ける県民からの多種多様な相談等に的確に対応し, 県民の身近な不安を解消するとともに, 警察官の街頭活動
時間を確保するための地域安全対策を推進します。
[平成17年度の実施状況]
交番相談員3人を仙台中央警察署本町交番,仙台南警察署南仙台交番,仙台東警察署総合グランド前交番に,警察安
全相談員1人を岩沼警察署に配置しました。
[平成17年度の成果]
各種相談体制の確保及び「空き交番」を解消するとともに,警察官を街頭活動に振り向け,地域安全対策を推進しま
した。
全県[事業箇所]
警察本部 地域課,生活安全企画課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 ・交番相談員51人,警察安全相談員26人の 県 ・交番相談員3人,警察安全相談員1人の増員
業 採用
量 (平成6年度~)
事 - 9,305
業 [うち県決算額]
費 9,305
-42-
くらし分野1:
1-2-1-2 1-2-1-2犯罪のない安心して暮らせるまちづくり
‖犯罪被害者支援基盤整備事業‖【重点】
[事業概要]
急増する犯罪被害者等の精神的苦痛の軽減,二次的被害の防止を図るとともに,被害者等の求めに応じた支援活動を安
定的かつ継続的に行う総合的な被害者支援事業を推進します。
[平成17年度の実施状況]
仙台東,塩釜,亘理の各警察署の被害者相談室を改修しました。
社団法人みやぎ被害者支援センターに対する補助金を増額しました。
[平成17年度の成果]
犯罪被害者等が落ち着いて相談できる環境で対応し,相談者の支援・救済を行いました。
社団法人みやぎ被害者支援センターに対する運営補助を行いました。
全県[事業箇所]
警察本部 警務課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 ・警察署被害者相談室3か所の改修 県 ・警察署被害者相談室3か所の改修
業 ・(社)みやぎ被害者支援センターに対する補 ・(社)みやぎ被害者支援センターに対する補
量 助金 助金
(平成17年度)
事 7,150 - 7,150
業 [うち県決算額]
費 7,150
-43-
くらし分野1:
1-2-1-3 1-2-1-3事故のない安全で快適な交通社会の実現
‖新たな違法駐車対策事業‖【重点】
[事業概要]
駐車対策に関する道路交通法の一部を改正する法律を受け,「放置駐車管理システム」を構築し,良好な駐車秩序の確
立を図るとともに,業務の合理化・効率化を推進します。
[平成17年度の実施状況]
導入に係るシステムの整備,現行のシステムの改修等を実施しました。
[平成17年度の成果]
稼働に向けたシステムの整備,現行のシステムの改修等により,良好な駐車秩序の確立が図られました。
全県[事業箇所]
警察本部 交通指導課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 ・システムの整備・改修及びサーバ賃借 県 ・システムの整備・改修及びサーバ賃借
業
量 (平成17年度)
事 86,610 - 86,610
業 [うち県決算額]
費 86,610
-44-
くらし分野1:
1-2-1-4 1-2-1-4食品や水道水などの安全確保
‖食品検査体制強化事業‖【重点】
[事業概要]
食品衛生法の改正により,残留農薬等のポジティブリスト制度(農薬,動物用医薬品又は飼料添加物が一定量以上残留
する食品の販売を原則禁止する制度)が平成18年5月に導入されることに伴い,保健環境センターに分離・分解能が
高い分析機器を整備することにより,食品検査体制を強化します。
[平成17年度の実施状況]
74検体の食品中に残留する農薬(最大175項目)の検査を行ったところ,残留基準を超過しているものはありま
せんでした。
また,26検体の畜水産物中に残留する動物用医薬品(最大19項目)の検査を行ったところ,残留基準を超過して
いるものはありませんでした。
[平成17年度の成果]
保健環境センターに高精度の分析機器(GC/MS/MS)を整備し,ポジティブリスト制度の施行に対応できる検査
体制を確立しました。
仙台圏域[事業箇所]
環境生活部 食と暮らしの安全推進課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 ・分析機器の整備 県 ・GC/MS/MS 【5年リース契約】
業
量 (平成16年度~平成17年度)
事 28,185 - 14,886
業 [うち県決算額]
費 14,886
-45-
くらし分野1:
1-2-1-4 1-2-1-4食品や水道水などの安全確保
‖みやぎ食の安全安心県民総参加運動‖【重点】
[事業概要]
消費者,生産者・事業者及び県が協働して「安全で安心できる食」の実現に取り組むことを目指し,みやぎ食の安全
安心推進条例に基づき,消費者が参加する「食の安全安心消費者モニター制度」及び生産者・事業者が自ら取り組む
「食の安全安心取組宣言」を中心に県民総参加運動を展開します。
食の安全安心消費者モニター制度は,県内に住む食の安全安心に関心のある消費者の方々にモニターとして登録して
もらい,ボランティアで食品表示に関するモニタリングや情報提供,各種講習会への参加等の活動を行ってもらうもの
です。食の安全安心取組宣言は,生産者・事業者の食の安全安心に関する取組を消費者に伝えることにより,自らの食
の安全安心への意識の高揚を図るとともに,消費者が食品を選択し購入する際の目安とすることを目的とするものです。
[平成17年度の実施状況]
① 食の安全安心消費者モニター制度事業
リーフレットを作成するとともに,みやぎ出前講座,食品表示研修会等の消費者が集まる機会に普及啓発を行いま
した。
また,消費者モニターへの情報提供を行うとともに,消費者モニター研修会を開催し,正しい知識を習得する機会
の提供や意見・情報の交換を行いました。
② 食の安全安心取組宣言事業
パンフレット,食の安全安心取組宣言店頭掲示用ロゴマーク,ロゴマーク普及啓発ポスター,ガイドブックを作成
するとともに,生産者及び事業者関連団体が開催する各種会議等において普及啓発を行いました。特に,JA全農み
やぎと連携し,各JAに出向き啓発活動を行いました。
また,食品の買い上げ検査を行うことにより食品等の安全性を確認しました。
[平成17年度の成果]
① 食の安全安心消費者モニター制度事業
消費者モニター数は,200人(平成18年3月31日現在)となっております。
消費者モニター研修会を2回開催し,正しい知識の習得の機会を提供しました。
② 食の安全安心取組宣言事業
食の安全安心取組宣言者数は,2,116者(参加農家等戸数65,831戸)(平成18年3月31日現在)と
なっております。
JA全農みやぎと連携した啓発活動により,既にJAグループ宮城で実施している「生産履歴記帳運動」「JA
米」について,安全安心を管理できる各JA単位で取組宣言を行いました。これにより取組宣言に参加している農家
等は6万5千戸余となっています。
全県[事業箇所]
環境生活部 食と暮らしの安全推進課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 ・みやぎ食の安全安心県民総参加運動事業 県 ・みやぎ食の安全安心県民総参加運動事業
業 ・食の安全安心消費者モニター制度事業 ・県民総参加運動普及啓発
量 ・食の安全安心取組宣言事業 ・消費者モニター数200人
(平成16年度~平成22年度) ・食の安全安心取組宣言者数2,116者
(参加農家等戸数65,831戸)
事 81,000 - 8,076
業 [うち県決算額]
費 8,076
-46-
くらし分野1:
1-2-2-5 1-2-2-5震災対策の推進
‖災害ボランティア受入体制整備事業‖【重点】
[事業概要]
大規模災害時に県内外から駆けつけるボランティアの受入れが円滑,効果的かつ安全に行われるよう,災害ボランテ
ィアセンターが迅速に設置できる体制の整備や災害ボランティアセンター運営スタッフの育成・確保等を行います。
〔事業主体〕[平成17年度の実施状況]
(1) 災害ボランティアセンター設置・運営訓練〔社会福祉法人宮城県社会福祉協議会〕
市町村災害ボランティアセンターの設置・運営に係る模擬訓練について,市町村社会福祉協議会職員,市町村職
員,ボランティア団体及び県派遣職員を対象に県内7箇所で実施しました。
(2) 災害ボランティア運営スタッフの養成事業〔社会福祉法人宮城県社会福祉協議会〕
災害ボランティアセンターの運営を円滑に行うため,運営スタッフ該当者に対して,災害ボランティアコーディ
ネーター等の養成研修を実施しました。
(3) 災害ボランティアセンターへの派遣職員の指定〔県〕
大規模災害時等に設置される県及び市町村災害ボランティアセンターの運営スタッフとして県職員を派遣するこ
ととし指定しました。
[平成17年度の成果]
(1) 災害ボランティアセンター設置・運営訓練
県内7か所で227名が参加し設置・運営訓練を実施したことで,市町村社会福祉協議会職員をはじめ参加者に
対して災害ボランティアセンター運営の基礎的知識の習得とその重要性等に係る意識の向上が図られました。
(2) 災害ボランティア運営スタッフの養成事業
災害ボランティアコーディネーターや県派遣職員を対象とした研修を実施(受講者:334人)することで,災
害時の運営スタッフの育成が図られました。
(3) 災害ボランティアセンターへの派遣職員の指定
287名の県職員を災害ボランティアセンターへの派遣職員として指定することにより,災害ボランティアセン
ターが迅速かつ円滑な運営を行うためのスタッフ確保が図られました。
全県[事業箇所]
保健福祉部 社会福祉課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・災害ボランティアセンター運営スタッフ養成 県社協 ・災害ボランティアセンター運営スタッフ研修
(4回 334名受講)
事 ・災害ボランティアセンター設置・運営訓練 県社協 ・災害ボランティアセンター設置・運営訓練
(7か所 227名参加)
業 ・災害ボランティア情報の発信 県社協 ・災害ボランティア情報の発信
・関係団体との連携 県 ・災害ボランティアセンター派遣職員の指定
量 (指定職員数 287名)
・派遣職員の指定 県
(平成15年度~)
事 - 8,198
業 [うち県決算額]
費 8,198
-47-
分野1:くらし
1-3-1-1 地球温暖化の原因となる二酸化炭素等の削減 1-3-1-1
‖みやぎ地球温暖化対策地域推進事業‖【重点】 [事業概要] 「環境立県みやぎ」の実現に向けた取組の一環として,地域からの地球温暖化対策を強力に推進します。 [平成17年度の実施状況] 宮城県の地球温暖化対策の基本となる「“脱・二酸化炭素”連邦みやぎ推進計画」(平成16年3月策定)の具体的な取組の一環として,特定の地域における二酸化炭素排出削減のモデル的な取組支援とその削減効果の検証を行いました。 さらに,県,市町村,NGO等の広範な関係者が参加する地域協議会を組織し,協議会構成団体等が実施する地球温暖化防止に向けた普及啓発事業の支援等を実施しました。 [平成17年度の成果] ① 岩沼臨空工業団地(岩沼市)の協力を得て,二酸化炭素排出削減に向けた取組の支援を行ったほか,平成15年度
に二酸化炭素排出状況の診断とその削減対策を提案した秋保温泉街(仙台市),台町商店街(大崎市(旧古川市))での取組成果の検証を実施しました。
○ 岩沼臨空工業団地 エコドライブの普及啓発用ポスター及びステッカーの作成配布並びにエコドライブ実施支援機器 (燃費計)購入装着に対して支援を実施 ※ 二酸化炭素削減量の検証は18年度実施予定
○ 秋保温泉街 割箸使用量の削減,客室ゴミの分別徹底,食品ゴミ減量化及び各事業所での省エネ対策の実施 ・ 二酸化炭素削減量 約 958t(17 年度検証結果)
○ 台町商店街 街路灯の省エネ型への交換及び各事業所での省エネ対策の実施 ・ 年間二酸化炭素削減量 約 23t(17 年度検証結果) ② 地球温暖化防止をテーマにした地域イベント支援のほか県民の意識啓発のための脱・二酸化炭素連邦みやぎ形成フ
ォーラムの開催や,地域,県民レベルでの温暖化防止活動を推進するための地球温暖化防止活動推進員の活動支援な どを行いました。 ○ 地域イベントの支援 ・ 柴田町環境フェア 平成17年9月25日 槻木文化センター (参加者約1,300人) 内 容 : 気象予報士による地球温暖化問題の講演会など ・ 気仙沼市環境講演会及び環境学習講座 平成17年10月16日及び12月18日 (参加者約175人) 内 容 : 地球温暖化防止活動推進員等を講師として家庭でできる温暖化対策に関する講演会など
○ 脱・二酸化炭素連邦みやぎ形成フォーラムの開催 (参加者約150人) 日時,場所 : 平成18年2月4日 13:30~17:00 エルパーク仙台(仙台市青葉区) 内 容 : 住宅の省エネ化を通じた温暖化対策のパネルディスカッションなど [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 環境生活部 環境政策課
事 業 量 及 び 事 業 費
(単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 業 量
○脱・二酸化炭素連邦みやぎ形成事業
・「温泉街」「商店街」「流通・工業団地」のモデ
ル地区での二酸化炭素排出診断,削減対策提案
・モデル地区での二酸化炭素排出削減への取組
・モデル地区での取組成果の検証と成果波及
(平成15年度~平成18年度)
○宮城県地球温暖化対策地域協議会運営事業
・脱・二酸化炭素連邦みやぎ形成フォーラム開催
・地球温暖化防止活動推進員への支援 (平成15年度~)
県
市町村
事業者
県
市町村
NGO
県民
・「流通・工業団地」のモデル地区での二酸化炭素
排出削減への取組支援
・「温泉街」「商店街」のモデル地区での取組成果
検証
・脱・二酸化炭素連邦みやぎ形成フォーラム開催
・地球温暖化防止活動推進員への支援
事 業 費
55,139
-
9,132
[うち県決算額]
9,132
-48-
分野1:くらし 1-3-1-2 新エネルギー等の導入促進 1-3-1-2
‖自然エネルギー等・省エネルギー促進事業‖【重点】 (仮称)宮城県自然エネルギー等・省エネルギー促進基本計画策定事業 [事業概要]
宮城県自然エネルギー等・省エネルギー促進条例第9条に基づき,宮城県の地域特性等を踏まえた効果的な自然エネル
ギー等の導入及び省エネルギーを促進するための基本計画を策定します。
[平成17年度の実施状況] 基本計画の策定について宮城県自然エネルギー等・省エネルギー促進審議会における審議検討とパブリックコメントを
実施しました。平成17年8月に審議会からの答申を得て,同年9月県議会の議決を経て策定しました。
基本計画策定後,その内容を県民に広く紹介するためホームページに掲出したほか,今後の普及啓発に向けその概要を
収めたパンフレット等を作成しました。 [平成17年度の成果] 基本計画を策定したことで宮城県内における自然エネルギー等導入の現状と将来目標や省エネルギー努力の大きさを
明確化したほか,この分野における施策の大綱を示すことができました。 今後,この基本計画に示す重点推進プロジェクトの具体化を通じて計画目標の実現に努める予定です。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 環境生活部 環境政策課
事 業 量 及 び 事 業 費
(単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 業 量
○基本計画の策定 ・自然エネルギー等の導入及び省エネルギーを促
進するための計画策定
(平成15年度~平成17年度)
県
・宮城県自然エネルギー等の導入促進及び省エ
ネルギーの促進に関する基本的な計画の策定
・基本計画普及啓発資料の作成
事
業
費
6,999
- 585
[うち県決算額]
585
-49-
くらし分野1:
1-3-2-2 1-3-2-2河川や湖沼,海等の水環境の保全
‖水循環保全基本計画及び流域水循環計画策定事業‖【重点】
[事業概要]
計画的な用水の活用による水循環への負荷の低減,豊富な生物が生息できる環境の確保及び人間の社会生活の営みに
不可欠な代替性の無い資源である水の持続的な確保を図るため,「ふるさと宮城の水循環保全条例」第7条に規定する
水循環保全基本計画及び第12条に定める流域水循環計画を策定します。
[平成17年度の実施状況]
・水循環保全基本計画の策定について,環境審議会に諮問し,中間報告を行いました。
・環境審議会水循環保全基本計画策定専門委員会を設置し,専門的な立場からの水循環保全基本計画に対する意見を
得ました。
・国,仙台市及び庁内の関係機関からなるワーキンググループを設置し,水循環保全基本計画について,関係機関か
らの意見収集と調整を行いました。
[平成17年度の成果]
水循環に関する県民意識調査を実施するとともに,基本計画の「基本理念」,「流域分割」,「現状と課題」,「目
標の設定」について,環境審議会専門委員会及びワーキンググループで検討し,基本計画案を策定しました。
全県[事業箇所]
環境生活部 環境対策課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・環境審議会水循環保全基本計画策定専門委員 県 ・水循環保全基本計画の策定に着手
事 の設置 ・環境審議会水循環保全基本計画策定専門委員
・国,仙台市及び庁内の関係機関からなるワー の設置
業 キンググループの設置 ・国,仙台市及び庁内の関係機関からなるワー
・水循環保全基本計画の策定 キンググループの設置
量 ・流域水循環計画策定検討委員会の設置 ・環境審議会への諮問及び中間報告の実施
・流域水循環懇談会の設置 ・水循環に関する県民意識調査
・流域行政部会の設置 ・基本計画の「基本理念」,「流域分割」,
・流域水循環計画(5か所)の策定 「現状と課題」,「目標の設定」に係る案の
(平成17年度~25年度) 策定
事 54,330 - 357
業 [うち県決算額]
費 357
-50-
分野1:くらし 1-3-3-1 自然公園等の優れた自然環境の保全 1-3-3-1
‖蔵王芝草平保全対策事業‖【重点】
[事業概要]
蔵王国定公園内にある芝草平一帯は,開放的な山岳景観に加え,池塘や高山植物の豊かさなどから近年登山者が集中し
ており,その結果,湿原植生の踏み付けにより植生が衰退し,土砂が流出することで裸地が拡大するなど,山岳環境の破
壊が急速に進行していることから,湿原植生の保全施設を整備します。
[平成17年度の実施状況]
蔵王芝草平における,現場の荒廃状況に即した湿原植生の保全手法及び工法の検討を行い,保全施設の設計を行いまし
た。
[平成17年度の成果] 植生の保全施設の設計を行い,保全施設の整備促進を図りました。 [事業箇所] 蔵王町 [担当部局・課室名] 環境生活部 自然保護課
事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 業 量
・測量設計 1式
・高床式木道工 1式
・休息デッキ 1式
・土砂流出防止柵 1式
(平成17年度~平成18年度)
県 ・測量設計 1式
事 業 費
20,000 - 7,223
[うち県決算額]
3,973
-51-
くらし分野1:
1-3-4-1 1-3-4-1廃棄物の排出量の抑制
‖リサイクル設備等整備支援事業‖【重点】
[事業概要]
焼却や埋立処分など再資源化等されていない廃棄物の発生抑制,再使用又は再生利用を推進する事業について,産業
廃棄物発生抑制等支援事業費補助金を交付し,資源の有効活用及び埋立廃棄物の削減を促進します。
事 業 区 分 対象事業者・補助率・補助限度額
1 事業者が自ら発生抑制等を推進する事業 県内に事業所を置く事業者(法人格を有する事業団体について
は,県内に事業所を有する者が構成事業者の半数以上の場合に限
る。)
補助率:1/2以内 補助限度額:2,500万円
2 複数の事業所が互いに連携し,効率的かつ 宮城県企業連携型リサイクルシステム構築支援事業費補助金交付
継続的なリサイクル等を推進する事業 要綱(平成17年5月11日施行)に基づき,企業連携型リサイ
クルシステム構築事業の補助を受けた者又は3事業者以上で構成
される団体のうち,県内に事業所を有する者が構成事業者の半数
以上の団体(法人格は問わない。)
補助率:1/2以内 補助限度額:2,500万円
[平成17年度の実施状況]
平成17年7月4日から8月3日まで募集を行い,計5件の申請がありました。申請された事業計画は,庁内関係課
長等で組織する「宮城県産業廃棄物発生抑制等支援事業評価委員会」で総合的な評価を行い,3事業3企業に宮城県産
業廃棄物発生抑制等支援事業費補助金を交付しました。(2事業2企業については補助金交付決定前に申請を取り下げ
ています。)
[平成17年度の成果]
《産業廃棄物発生抑制等支援事業費補助金による事業》
事業計画名
① 自社発生PETボトルラベル類の燃料としてのリサイクル事業
② 自社発生廃エンジニアリングプラスチック類の燃料としてのリサイクル事業
③ ミヤギ・エコグリーンファーム・ネットワーク構築事業
全県[事業箇所]
環境生活部 資源循環推進課[担当部局・課室名]
事 業 量 及 び 事 業 費(単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
・事業計画の募集,評価,補助金交付決定 県 ・事業計画の募集,評価,補助金交付決定
事 ・宮城県産業廃棄物発生抑制等事業実績報告書
及び現地調査による事業計画の完了確認
業 ・宮城県産業廃棄物発生抑制等支援事業費補助
金の交付
量 ・宮城県産業廃棄物発生抑制等支援事業実績報
告書による効果測定
(平成17年度~平成22年度)
事 - 25,905
業 [うち県決算額]
費 25,905
-52-
分野1:くらし
1-3-4-3 廃棄物の適正処理の推進 1-3-4-3
‖企業間連携型廃棄物処理システム構築支援事業‖【重点】 [事業概要] 現状では再資源化されていない廃棄物について,複数の企業が連携し,効率的かつ継続的なリサイクルシステムの構築
を検討する際に,企業連携型リサイクルシステム構築事業費補助金を交付し,システム構築に要する経費の一部を支援し
ます。
対象者 補助率・補助額 対象経費 3事業者以上で構成される
団体のうち,県内に事業所
を有する者が半数以上の団
体(法人格不問)
・補助率:1/2 ・補助額:100万円以内
・事業費 副資材費,調査費,指導受入費,機器使用料,
委託費等 ・事務費 会議費,資料費,印刷費,調査旅費等
[平成17年度の実施状況] 公募を行い,8件の事業計画の申請がありました。申請された事業計画は,企業連携型リサイクルシステム構築事業計
画評価委員会において総合的な評価を行い,最終的には5団体に対して,企業連携型リサイクルシステム構築事業費補助
金を交付しました。 [平成17年度の成果]
≪企業連携型リサイクルシステム構築事業費補助金による主な成果≫
事業計画名
① ミヤギ・エコグリーンファーム・ネットワーク構築事業 ② 廃プラスチック類を破砕・固形化し,燃料としての販売等を目指すリサイクルシステム構築事業 ③ 企業間連携構築による少量廃棄物の共同回収(エコフォーラムの展開) ④ バイオリサイクル燃料(BRF)化システム構築事業 ⑤ リターナブルびんの普及と循環システム(リユース)の構築 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 環境生活部 資源循環推進課
事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 業 量
・事業計画の募集・評価・認定 ・企業連携型リサイクルシステム構築事業費
補助金の交付 (平成17年度~平成21年度)
県 ・事業計画の募集・評価・認定 ・企業連携型リサイクルシステム構築事業費
補助金の交付
事 業 費
- 2,273
[うち県決算額]
2,273
-53-
分野1:くらし
1-3-4-3 廃棄物の適正処理の推進 1-3-4-3
‖産業廃棄物処理システム健全化促進事業‖【重点】 [事業概要] 現状における産業廃棄物の管理は,産業廃棄物管理票による書面上の確認のみにとどまり,その処理過程については,
不透明かつ各種情報が欠如している状況にあります。こうしたことが産業廃棄物の不法投棄や不適正処理の温床となり,
より安価な廃棄物処理業者に廃棄物が流れるという図式が形成されています。 このため,産業廃棄物の処理過程の透明化に向け排出された廃棄物の処理過程を追跡するための実用的な手法を検討
し,廃棄物処理業者への導入を図ります。また,産業廃棄物の情報開示の必要性を広く認知させるとともに,優良事業者
育成及び差別化を視野に入れながら,排出事業者及び処理事業者の意識啓発を行います。 さらに,産業廃棄物処理システムのあり方について関係者による検討会を設置し,今後の廃棄物処理の目指すべき方向
性等について検討を行い,得られた意見の集約化と今後の施策への展開を図ります。 [平成17年度の実施状況] 県立病院から排出される感染性廃棄物を対象に,産業廃棄物の処理過程の透明性を向上させるための実証試験を実施し
ました。 本実証試験では,電子マニフェストを母体として,
1.デジタルカメラの画像による廃棄物の搬出入状態の把握 2.GPS(全地球測位システム)を用いた収集運搬車の運行経路追跡 3.産業廃棄物処理施設内に設置したライブカメラによる処理状況の開示 を行いました。 また,排出業者及び処理業者向けに産業廃棄物の処理過程の透明化の必要性等についての講習会を開催しました。
[平成17年度の成果] 本実証試験の結果,不適正処理の抑止効果や排出事業者及び処理業者の廃棄物適正処理の意識向上などが認められ,産
業廃棄物の処理過程の透明化に向けた有効性を確認しました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 環境生活部 廃棄物対策課
事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円)
全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 業 量
・産業廃棄物の処理過程の透明性を向上させるた
めの実証試験(平成17年度) ・産業廃棄物処理追跡管理システムの普及促進 (平成18年度~平成21年度) ・排出事業者及び処理事業者の意識啓発 (平成18年度~平成21年度) ・産業廃棄物処理システム検討委員会
(平成18年度~平成19年度) ・検討委員会を踏まえた施策実施
(平成19年度~平成21年度)
県 ・産業廃棄物の処理過程の透明性を向上させるた
めの実証試験
事 業 費
- 1,682
[うち県決算額]
1,682
-54-
分野1:くらし
1-3-4-3 廃棄物の適正処理の推進 1-3-4-3
‖産業廃棄物不法投棄監視強化事業‖【重点】 [事業概要] 不法投棄等不適正処理の早期把握・拡大防止を図るため,従来の不法投棄対策に加え,監視強化を中心とした各種取組
を進めることにより,不法投棄等不適正処理の根絶を目指します。
また,県民一人一人の廃棄物の適正処理に関する意識を一層高めるため,ラジオ広報を実施します。
[平成17年度の実施状況] ○ 産廃ガードマン業務委託
民間事業者(警備会社等)を活用した「産廃ガードマン」を配置し,行政による監視が手薄となりがちな早朝を含
む夜間及び休日に重点をおいた定点監視活動
○ 民間ヘリコプター運航業務委託
民間ヘリによる上空からの監視
○ 最終処分場等航空撮影業務委託
航空機を用いた上空からの航空撮影
○ 市町村職員への産業廃棄物処理施設等立入検査権限の付与
希望する市町村に対する産業廃棄物処理施設等への職員立入権限を付与
○ ラジオ媒体を活用した不法投棄防止広報
県内全域にラジオ媒体を通じた通年の広報啓発 [平成17年度の成果] 下記のとおり取り組み,予定どおり実施され,不法投棄等の廃棄物の不適正処理の未然防止及び早期発見に向けた監視
強化が図られました。 ○ 産廃ガードマン業務委託
3事案において実施
○ 民間ヘリコプター運航業務委託
2回実施
○ 最終処分場等航空撮影業務委託
延べ36箇所実施
○ 市町村職員への産業廃棄物処理施設等立入検査権限の付与
6町15名に付与
○ ラジオ媒体を活用した不法投棄防止広報
FM,AMラジオにおいて実施 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 環境生活部 廃棄物対策課
事 業 量 及 び 事 業 費
(単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成17年度事業
事 業 量
不法投棄等不適正処理の監視強化 ・産廃ガードマン業務委託 ・民間ヘリコプター運航業務委託 ・最終処分場等航空撮影業務委託 ・市町村職員への産業廃棄物処理施設等立入検査
権限の付与 ・ラジオ媒体を活用した不法投棄防止広報 (平成17年度~平成21年度)
県 不法投棄等不適正処理の監視強化 ・産廃ガードマン業務委託 ・民間ヘリコプター運航業務委託 ・最終処分場等航空撮影業務委託 ・市町村職員への産業廃棄物処理施設等立入検査
権限の付与 ・ラジオ媒体を活用した不法投棄防止広報
事
業
費
- 6,548
[うち県決算額]
6,548