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調査表及び検収調書作成における注意事項 (市町村分)
【調査表】
<全体的事項>
○ エラーコメントを入力する際には、そのエラーがOKエラーであっても、単純に「OKエラー」と入力する
のではなく、そのエラーとなった原因がわかるように入力してください。
○ 決算統計にかかる独自システムを採用している団体等において、正数のみ計上されるべき欄へ負数が
計上されていたり、数値が計上されるべきでない欄に数値が計上されている例等が見受けられます。
独自システムを採用している場合にあっても、各団体において計上数値の内容を十分精査した上で
提出してください。
<00表 表紙> 作成要領:10頁
○ 「臨時財政対策債発行可能額」は、「標準財政規模」のうち数で、計数資料と数値が同じであることを
確認してください。
<01表 一部事務組合への加入等の状況> 作成要領:11頁
○ 第1列の「組合加入状況」には、市町村等が加入している一部事務組合の主たる事務のみに「1」を記
入してください。
○ 第2列の「取扱い業務内容」は、市町村等が加入している一部事務組合の行っている事務すべてに
「1」を入力してください。
<02表 決算収支の状況> 作成要領:11頁
○ 前年度欄は、前年度数値に誤りがあった場合においても、前年度報告数値をそのまま記入してくださ
い。
ただし、【01行6列】の単年度収支(当該年度のみ。前年度はそのまま。)は、前年度における正しい
実質収支額を当該年度の実質収支額から引いたものを報告してください。
○ A21、01U、01V、01W、01Xのエラーが発生している団体におけるエラー理由を詳細に把握してく
ださい。
<03表 繰越額等の状況> 作成要領:11頁
○ この表は、地方自治法の規定による継続費、繰越明許費及び事故繰越に、事業繰越及び支払繰延を
加えて繰越額として把握するための表です。
特に事業繰越については、決算統計上特別に用いる概念(ルール)なので、作成要領を十分に参照し
てください。(作成要領の4「事業繰越額」の箇所及び決算統計ハンドブック参照)
○ 「未収入特定財源 【7列】」は、作成要領(P12)に限定列挙されているものに限ります。平成27年度
決算より取扱いを変更しております。
○ 平成19年度決算より事業繰越及び支払繰延について取扱いを変更しておりますので、引き続きご留
意ください。
具体的には、まず、事業繰越について、従前の取扱いでは退職金及び退職年金費について特別会
計を設けて経理をしている場合の当該会計の剰余金は事業繰越としていましたが、事業繰越から除くこ
ととしています。
支払繰延について、従前の取り扱いでは「税過誤納還付金」及び「国庫返還金」を含めて計上するこ
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ととしていましたが、これを支払繰延から除くことにしています。
○ 電源立地地域対策交付金等とは、首都圏、近畿圏及び中部圏の近郊整備地地帯等の整備のため
の財政上の特別措置に関する法律又は旧産炭地域振興臨時法に基づく高率補助金、特定防衛施設
周辺整備調整交付金、電源立地地域対策交付金及び石油貯蔵施設立地対策等交付金となります。
<04表 歳入内訳> 作成要領:12頁
○ 計数資料と突合していることを確認してください。
「地方揮発油譲与税」 【01行3列】
「地方道路譲与税」 【01行4列】
「特別とん譲与税」 【01行5列】
「石油ガス譲与税」 【01行6列】
「自動車重量譲与税」 【01行7列】
「航空機燃料譲与税」 【01行8列】
「森林環境譲与税」 【01行9列】
「地方特例交付金等」 【01行20列】
「普通交付税」 【01行26列】
「特別交付税」 【01行27列】
「震災復興特別交付税」 【01行28列】
「交通安全対策特別交付金」 【01行29列】
「特定防衛施設周辺整備調整交付金」 【01行61列】
「国有提供施設等所在市町村助成交付金」 【01行66列】
○ 「地方特例交付金等【01行20列】」
地方特例交付金及び子ども・子育て支援臨時交付金の額を計上してください。
○ 「義務教育費負担金【01行46列】」
義務教育費国庫負担法の規定による義務教育職員の給与及び報酬に係る負担金を計上してくだ
さい。(政令指定都市のみ)
○ 「失業対策事業費支出金 【01行54列】」には、旧炭鉱離職者緊急就労対策事業従事者暫定就労
事業、産炭地域開発就労事業及び特定地域開発就労事業に係る支出金について計上してください。
○ 「寄附金 【02行26列】」
指定寄附の場合は、特財に充当されているかを確認してください。(原則)
27列及び 28列には、いわゆる「ふるさと納税分」を計上してください。
○ 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との太陽光発電フィールドテスト事業に係る共同研究
については、契約に基づき委託を受けた事業として、「諸収入―受託事業収入―民間からのもの 【02
行41列】」として計上してください。
なお、歳出においては、「総務費―総務管理費/普通建設事業費―受託事業費―単独事業費 【0
7表20行3列】」へ計上してください。
○ 「地方債 【02行47列】」
10万円未満の数値が計上されるのは、国の予算貸付・政府機関貸付の場合のみです。
○ 「不納欠損額【02行52列】」
歳入における不納欠損額をそれぞれ計上してください。
<05表 収入の状況> 作成要領:16頁
○ 「臨時的収入」と「経常的収入」の区分は、各団体において毎年度経常的に収入されるか、ほとんどの
団体で収入が予想されるかという基準によって行われます。
地方特例交付金は「経常/一財」。
使用料及び手数料の「臨時/特財」は、ほとんど該当がありません。
→臨時的な経費に充当させるため、新たに徴収することはあまり考えられないためです。
使用料及び手数料の「経常/一財」は、主に道路占用料、河川占用料等があります。
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(行政財産の目的外使用料は原則「臨時/一財」ですが、庁舎の一部を福利厚生施設(売店、食堂)
として使用している場合は「経常/一財」。)
使用料及び手数料の特定財源充当経費を越える分は「臨時/一財」。
財政調整基金及び減債基金の取崩し額は、繰入金で「臨時/一財」。
諸収入のうち延滞金・加算金は「臨時/一財」。
地方債のうち災害復旧事業債(施越分)は「臨時/一財」。
○ 「26地方債」の「うち減収補塡債特例分」には、「33表地方債現在高の状況」86行02列「減収補塡債
特例分(平成14・19~30・令和 1年度分)」の「令和 1年度発行額」を入力してください。
<06表 市町村税の徴収実績> 作成要領:17頁
○ 「収入済額」が「調定済額」を上回っている場合には、その内容を確認してください。(減額調定を行っ
たが、還付が未済の場合など)
○ 「国民健康保険税 【38行】」及び「国民健康保険料 【39行】」には、国民健康保険事業会計決算
の状況(52表)の歳入における保険税(料)を区分して計上してください。
○ 参考「不納欠損額【10列】」には、「合計【37行】」~「後期高齢者医療保険料【41行】」における不納欠
損額をそれぞれ計上してください。
<07~13表 歳出内訳及び財源内訳> 作成要領:18頁
クロス表と呼ばれているもので、歳出を目的別と性質別に区分してクロス分析するとともに、そこに充当され
ている財源の内訳を調査する表です。
歳出の目的別区分は、総務省令で定める区分に準じたものとなっておりますが、各自治体においてその
予算執行の便宜上、これに準じていない場合にあっては、決算統計上の目的別に区分し直してから作成、計
上してください。
○ 児童手当は、平成22年度決算から当該団体の職員に支給するものを含め、以下のとおり計上すること
としたので注意してください。
<性質別>「四 扶助費」
<目的別>「三 民生費」「3 児童福祉費」
○ 後期高齢者広域連合への負担金等については、以下のとおり計上してください。
<性質別>市町村 → 広域連合(一般会計) 「五 補助費等」「4 一部事務組合に対するもの」
市町村 → 広域連合(特別会計) 「十三 繰出金」
<目的別>「三 民生費」「2 老人福祉費」
○ 【08表】障害者総合支援法に基づく事業に要する経費は、「三 民生費」「1 社会福祉費」に計上してく
ださい。
○ 満期一括償還地方債の償還財源に充てるため、減債基金に積み立てた額は「公債費」として計上しま
す。よって「29表基金の状況」には計上しませんので、ご注意ください。
○ 【09表】及び【13表】の表側「失業対策事業費 補助事業費」には「旧炭鉱離職者緊急就労対策事
業従事者暫定就労事業」、「産炭地域開発就労事業」、「特定地域開発就労事業」に係るものを計上し
てください。
また、「旧失業対策事業従事者暫定就労事業」に係る経費についての目的別の計上については、従
来どおり「労働費 失業対策費 【09表2列】」とします。
○ 「補助費等」について、当該市町村が直接には実施しないが、その最終使途が資本形成のための支
出である場合には、補助費等に含めず各事業費に計上します。ただし、一部事務組合負担金及び公営
事業会計に対する負担金、補助金は除きます。なお、都道府県を経由して支払われる国直轄事業負担
金については「補助費等」の「都道府県に対するもの」に計上します。
○ 特定財源の総額が充当経費を超える場合における充当順序については、作成要領30頁「3 財源内
訳(2)」の記載のとおりです。
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公営住宅家賃収入補助金は、公営住宅使用料に優先します。(作成要領52頁 46表「施設管理費
等の状況」の「公営住宅等 【02行】」の計上に注意してください。)
公営住宅家賃収入補助金は、まず物件費、維持補修費に充当後、なお余りがある場合に限り公債費
に充当できます。
○ 減債基金の取崩し額を公債費に特定財源充当しているケースが見受けられますが、一般財源振替後
充当となりますのでお願いいたします。
(誤った計上の例等)
・(10表)公営住宅の敷地内に設置している電柱等の使用料を「八土木費」の「6住宅費」の特定財源扱い
しているケースあり
→ 行政財産の目的外使用料となるので、一般財源扱い
・(12表)公債事務関係の備品購入費を「十二公債費」の「二物件費」に計上しているケースあり
→ 備品購入費は「二総務費」の「二物件費」に計上(作成要領21頁参照)
また、この項目は 90表 16行 05列と 16行 23列の合計(地方債発行手数料等)と突合するの
で注意してください。
・(7~12表)表側「5補助費等」の中の国庫支出金返還金を一律「二総務費」「1総務管理費」に計上して
いるケースあり
→ それぞれ補助費等の目的別に区分して計上
・(13表)起債に係る諸手数料(物件費)に、財産収入を特定財源充当しているケースあり
→ 一般財源振替後充当
・(13表) 貸付金特別会計の事業繰越分を公債費(当該貸付金に係る借入金の返済)に特定財源充当し
ているケースあり
→ 一般財源振替後充当
○ 認定子ども園に係る経費について、教育機能(学校教育法に規定される部分)は「教育費」、保育機能
(保育所等機能:児童福祉法に規定される部分)は「民生費」に計上してください。(質疑データベース参
照)
○ 障害者総合支援法に基づいて支出する経費は、保健所で実施した事業に係る経費であっても「三
民生費」-「1 社会福祉費」に計上してください。
○ 「九公債費」については、平成27年度より地方債のオーバーパー発行時の取扱いを追記しています
のでご留意ください。
○ 公立大学(公立大学法人を含む)の運営に係る経費については、「大学費」に計上してください。また、
私立大学に対する補助金については、ハンドブックに記載のとおり、「教育総務費」に計上してください。
(維持補修費の計上について)
○ 維持補修費については、公共施設の老朽化等に伴い、増加傾向にある一方で、計上額には、団
体ごとに大きな偏りがあり、一部では、維持補修費が全く計上されていない団体もあります。
○ 道路、学校、公園、庁舎等の施設の維持においては、毎年、点検、補修、修繕費が発生している
ため、点検、補修、修繕を行った後の効用が当初の効用を上回らないものは(工事の実施の有無
にかかわらず)予算上の目が設定されていない場合にあっても、「普通建設事業費」や「物件費」と
区別して適正に維持補修費に計上してください。
○ また、除排雪経費は、建設業者等への委託による場合も含め、施設等の効用を維持するために
要した経費として維持補修費に計上してください。
○ その他、「普通建設事業費」や「物件費」との区別が困難な場合は、別途お問い合わせください。
<90表 一般行政経費の状況> 作成要領:33頁
○ クロス表の数値を単独事業費・補助事業費に区分し調査するものです。それぞれ単独事業費・補助事
業費の合計がクロス表の対応項目と一致するので注意してください。
○ 投資的経費(普通建設事業費、災害復旧事業費及び失業対策事業費。90表では「その他」に区分さ
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れる。)に係る「単独事業」には、クロス表の「単独事業費」、「同級他団体施行事業負担金」及び「受託
事業費うち単独事業」のほか、「県営事業負担金」を含めて計上し、「補助事業」には、「補助事業費」及
び「受託事業費うち補助事業」のほか、「国直轄事業負担金」を含めて計上してください。
○ 国民健康保険事業会計(事業勘定)、介護保険事業会計(保険事業勘定)への法定の繰出金及び市
町村・広域連合の後期高齢者医療事業会計への法定の負担金(保険料軽減分を除く)については、補
助事業費に計上してください。
○ 単独事業費、補助事業費ともに歳出合計の内訳に「人件費」を計上する項目を設けていますので、ご
注意ください。
○ 国民健康保険の保険基盤安定制度(保険料軽減分)、国保財政安定化支援事業及び後期高齢者医
療制度の保険基盤安定制度(保険料軽減分)は単独事業費に計上してください。
<14表 性質別経費の状況> 作成要領:35頁
○ 表頭、臨時的経費と経常的経費の区分については、作成要領35頁を参照してください。
○ 維持補修費は、災害等外部的要因によるもの以外は原則として経常的経費で、施設の形状・構造そ
のものを改良し、効用を増加させる経費(耐用年数を増す大規模改修)は、「普通建設事業費」に計上し
てください。
○ 補助費等の臨時的経費と経常的経費の区分において、法適用の公営企業に対する繰出基準に基づ
く繰出金は経常的経費ですが、そのうち、建設事業費に係るものは臨時的経費となりますので、注意し
てください。
○ 繰出金の臨時的経費と経常的経費の区分において、法非適用の公営企業に対する繰出基準に基づ
く繰出金は経常的経費ですが、そのうち、建設事業費に係るものは臨時的経費となりますので、注意し
てください。
○ 「普通建設事業費 うち単独事業費 【20行】」には、クロス表の性質別「単独事業費+同級他団体
施行事業負担金+受託事業費うち単独事業費」を計上してください。
<15表 人件費の内訳> 作成要領:37頁
○ 当該団体の職員に支給する児童手当は、平成22年度以降、人件費に含めないこととしたので注意し
てください。
<89表 物件費の内訳> 作成要領:38頁
○ クロス表の物件費の数値を更に細かい節毎に区分して調査するものです。
<47表 扶助費の内訳> 作成要領:38頁
○ 事業内容を具体的に把握してください。
<21表 投資的経費の状況 その1 普通建設事業費の状況 (1)補助事業費> 作成要領:39頁
○ 「決算額◯A 【01列】」≠「◯Aのうち補助基本額 【02列】」の場合は、G21エラーが発生するので、事
業名等具体的に把握してください。
○ 単価差、数量差及び対象差(団体継ぎ足し分)は、単独事業費に計上してください。
○ 事業費支弁人件費については、適正な計上に努めてください。
○ 補助費で支出しているもののうち、当該団体が直接には実施しないものの、その最終使途が資本形
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成であるものについては、補助費等ではなく、投資的経費に計上してください。
<71~73表 用地取得費の状況> 作成要領:40頁
○ 71表~73表9列の取得用地面積については、支出の有無に関係なく、当該年度に取得(移転登記)
した土地の面積を計上し、小数点以下を四捨五入のうえ整数で計上してください。(契約済面積ではな
く、登記済面積を計上してください。)
○ 71~73表「決算額◯A 【1列】」に数値が計上される場合は、71表~73表「決算額◯Aに係る取得用地
面積 【10列】」にも必ず数値が計上されます。
したがって、前年度取得した用地に係る補償費のみを支出した場合にも、当該補償費相当分の面積
は計上されることとなります。
<27、28表 公営企業等に対する繰出し等の状況> 作成要領:40頁
○ この2つの表は、公営企業会計に対する繰出し等の状況のうち、それぞれ法非適用事業、法適用事
業に分けてその状況を調査するものです。
27・28表については、総務省自治財政局公営企業課で実施している「地方公営企業決算状況調
査」との突合をしていただき、不整合の生じることのないようご注意願います。(すなわち、公営企業会計
における他会計繰入金は普通会計等からの繰出金と一致します。)
(27表について)
○ 電気事業会計(ごみ発電)への繰出金等は、「その他事業 【12行】」に計上してください。
(24Vエラーが発生します。)
○ 国民健康保険事業会計に対する繰出金について
人件費に係るもの → 「事務費繰出 【2列】」
助産費、国保財政安定化支援事業及び保険基盤安定制度に係るもの
→ 「その他繰出 【6列】」
<29表 基金の状況> 作成要領:41頁
○ 各項目において、前年度報告数値誤りが多く見られるので十分注意してください。
○ 「平成 30 年度末現在高◯A 【01行】」は、前年度報告数値をそのまま計上してください。なお、平成
30年度末現在高に差異がある場合には、「調整額◯E 【05行】」で調整してください。
○ 満期一括償還の財源に充てるための減債基金への積立金については、全額公債費への計上となり、
この表には計上されませんので、注意してください。
<30表 貸付金、投資及び出資金の状況> 作成要領:42頁
○ 各項目において、前年度報告数値誤りが多く見られるので十分注意してください。
○ 「平成 30 年度末現在高◯A 【01列】」は、前年度報告数値をそのまま計上してください。なお、平成
30年度末現在高に差異がある場合には、「調整額○D 【10列】」で調整してください。
<32表 資金収支の状況> 作成要領:42頁
○ 「公営事業会計からの繰入れ 合計 【07行6列】」は、27表及び28表に計上された公営事業会計
からの繰入金と突合します。(基金、財産区は含みません。これらについては、「その他 【08行6列】へ
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計上します。)
<33表 地方債現在高の状況> 作成要領:43頁
○ 「平成 30 年度末現在高◯A 【1列】」には前年度報告数値を計上してください。誤り等があった場合
は正しい数値を記入し、その理由と相違額を検収調書に記入してください。
○ 表頭「令和1年度元利償還額」中の「利子 【5列】」において、一時借入金利子を併せて計上している
場合が見受けられたので注意してください。元利償還額の内訳にあたる利子分を計上してください。
○ 事業債ごとに許可額と突合するなど、正確な数値を報告してください。
○ 「都道府県貸付金 うち予算貸付によるもの 【88行】」(都道府県の普通会計から市町村の普通会
計への貸付金)の発行額は、都道府県分決算統計調査表13表「歳出内訳及び財源内訳」の「貸付金
うち市町村に対するもの 歳出合計 【53行1列】」と突合させてください。(突合しない場合は、その理
由を必ず確認してください。 )
( 例:市町村で一時借入金として扱い、予算化していない 等)
○ 「減収補塡債(昭和61、平成5~7・9~30・令和1年度) 【79行】」には当該年度において地方税の
減収を補塡するために発行された地方債のうち地方財政法第5条の規定により発行された額を、「減収
補塡債特例分(平成14・19~30・令和1年度) 【86行】」には、平成14・19~30・令和1年度に許可さ
れた地方税の減収補塡のための地方債のうち地方財政法附則第33条の5の3の規定により発行された
地方債の額を計上してください。
○ 「合計(1~29)」欄の「うち財源対策債等」には、「1公共事業等債」欄の「うち財源対策債等 【02
行】」と「19財源対策債 【78行】」欄の数値の合計を計上してください。
○ 「うち減収補塡債 【91行】」には、減収補塡債の総額を計上してください。
○ 「うち地域総合整備事業債 【23行】」、「うち地方道路等整備事業債 【31行】」、「うち一般事業債
(河川等分) 【32行】」、「うち一般事業債(臨時高等学校改築等分) 【33行】」、「学校教育施設等整
備事業債 【16行】」、「一般廃棄物処理事業債 【18行】」及び「厚生福祉施設整備事業債 【69
行】」において発行された財源対策債については、当該事業債の「令和1年度発行額 【2列】」欄には
通常充当率分を計上し、充当率引き上げ分は表側「財源対策債 【78行】」欄へ計上してください。
また、表頭「令和1年度末財源対策債現在高 【11列】」において充当率引き上げ分については、各
表側区分の欄へ計上されます。
○ 「辺地対策事業債 【64行】」及び「過疎対策事業債 【65行】」については、普通会計に充当された
ものについてのみ計上してください(公営企業会計に充当されたものは除いてください。)。
○ 介護保険事業に係る地方債現在高
厚生福祉施設整備事業債等により借入を行ったもののうち、介護保険事業に係る施設ではない施設
との合築等のため、まとめて一本で借入を行っているものは、介護保険事業に係る施設分の借入を
事業費等による合理的な方法で按分し、控除する額を確定してください。
→ 34表「地方債借入先別及び利率別現在高の状況」も同様の取り扱いとしてください。
○ 地方債の借換にあたって、借入条件により借換債の発行ができなかった端数部分(10万円未満のも
の等)がある場合、「令和1年度元利償還額」に計上してください。
→ 34表「地方債借入先別及び利率別現在高の状況」も同様の取り扱いとしてください。
<36表 地方債年度別償還状況> 作成要領:50頁
○ 「◯Aのうち財源対策債等(広義) 【9列】」の範囲には、作成要領50頁記載のとおり減税補塡債及び
臨時財政対策債等を含みます。
<93表 一時借入金の状況> 作成要領:51頁
○ この表は地方自治法235条の3及び地方公営企業法第29条に基づく一時借入金を対象とします。た
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だし、起債前借り元金については除外しますのでご注意ください。
○ 同一団体内における会計間の現金運用につきましても、地方公営企業法の適用を受ける公営企業が
他会計から借り入れる場合を除き、除外されます。
○ 「月末残高【02~06行】(その1)、【11~15行】(その2)」欄には、各会計年度別に各月ごとに一時借
入金の月末残高を計上してください。
○ 「借入金残高のピーク 【07行】(その1)、【16行】(その2)」欄には、令和元年度会計に属する一時借
入金について、各月ごとに一時借入金の残高の合計額が最高額となった日の残高を計上してください。
○ 「一時借入金利子 【08行】(その1)、【17行】(その2)」欄には、令和元年度会計に係る一時借入金
の利子を計上してください。利子には起債前借りに係る利子については、歳入決算したことにより地方
債として取り扱われるものに係る利子は本調査の対象とはせず、地方債として取り扱わないものに係る
利子は本調査の対象とします。また、同一団体における会計間の現金運用に係る利子は除きます。
○ 「標準財政規模 【01行】」欄は、【00表01行8列】と突合してください。
○ 「予算で定めた一時借入金の借入れの最高額【09行】(その1)、【19行】(その2)」欄には、令和元年
度予算に計上された額の合計額を計上してください。
<37表 債務負担行為の状況> 作成要領:51頁
○ 37表において「(a のうち)公債費に準ずる債務負担行為に係るもの」には、土地開発公社からの用地
の買い戻しに係る経費のうち、単年度で買い戻しを行うものは計上を要しないので、ご注意ください。
<46表 施設の管理費等の状況> 作成要領:53頁
○ 調査時点は、別に指定するものを除くほかは、平成31年4月1日から令和2年3月31日までとします。
<70表 道路関係経費の状況> 作成要領:54頁
○ 臨時地方道整備事業債にかかる公債費などの明らかに道路関係経費に該当するような経費を計上し
ていない団体が見受けられますのでご注意ください。
<96表 選挙費の内訳> 作成要領:54頁
○ クロス表の選挙費の数値を更に細かく区分して調査するものです。
<48表 財産区の決算状況> 作成要領:55頁
○ 「財産区数」の増減理由を把握してください。
○ 「財産区数」が0と記載されているにもかかわらず、その他の数値に計上をしている事例が見られます
ので注意してください。
<52表 国民健康保険事業会計(事業勘定)決算の状況> 作成要領:62頁
○ 国民健康保険事業会計に係る人件費については、普通会計から国民健康保険事業会計に繰り出し
たうえで、国民健康保険事業会計の人件費として計上してください。
○ 「他会計繰入金」について
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国保財政安定化支援事業に係るもの、財源補填等目的の法定外繰入に係るもの等 → 「(1)財源
補塡的なもの◯B 【01行18列】」
人件費、助産費等 → 「(3)その他のもの 【01行22列】」
○ 本来、直診勘定で受けるべき収入については、実際には事業勘定を通していても、直接、直診勘定
で計上してください。
○ 本表に関して、「国民健康保険事業状況報告書(事業年報)及び国民健康保険退職者医療事業状
況報告書(退職者医療事業年報)の記載等について」(昭和60年5月14日付保険発第51号)により、厚
生労働省へ報告する数値と同一であるべきところに相違が見られる事例があるので注意してください。
○ 国民健康保険制度の変更を受け、平成30年度調査より、調査項目が変更になっていますので、作成
要領を確認いただき、適切に計上するよう留意願います。
<94表 後期高齢者医療事業会計決算の状況(市町村)> 作成要領:65頁
○ 人件費については、市町村が計上している広域連合派遣職員分の人件費と、広域連合から市町村に
広域連合派遣分の人件費として歳入している負担金等を規模控除してください。
つまり、市町村の窓口及び事務所等で勤務している職員について計上してください。
○ 収支欄を設けていますので、ご注意ください。
<95表 後期高齢者医療事業会計決算の状況(広域連合)> 作成要領:66頁
○ 人件費については、広域連合の一般会計において、費目が負担金等となっており、実質、市町村へ
人件費として歳出されているものを事業会計の総務費へ振替し、人件費の状況に計上してください。な
お、広域連合の一般会計に計上されていても、事業会計の事務を行っている職員も本表に計上してく
ださい。
つまり、広域連合(事業会計)で勤務している職員について計上してください。
○ 「歳入」「6繰入金」【01行18列】については、平成27年度より取扱いが異なりますので留意してくださ
い。
<63表 介護保険事業会計決算の状況(保険事業勘定)> 作成要領:67頁
○ 本表に関して、介護保険法の一部改正に伴い平成18年4月より施行された「地域支援事業」に関する
記載箇所が平成18年度調査に反映されておりませんでした。よって、平成19年度調査から、歳入、歳
出、収支において、「地域支援事業」に関する項目を設けておりますので、作成においてご注意ください。
<64表 介護保険事業会計決算の状況(介護サービス事業勘定)> 作成要領:68頁
○ サービス事業勘定を設けず一般会計内で経理している場合について、その部分を分別し、サービス
事業勘定として取り扱うものとします。
<41表 歳入の状況(その1歳入内訳 復旧・復興事業分)
74表~80表 復旧・復興事業経費の歳出内訳及び財源内訳> 作成要領57頁
<42表 歳入の状況(その1歳入内訳 全国防災事業分)
81表~87表 全国防災事業経費の歳出内訳及び財源内訳> 作成要領58頁
○ 「寄附金 【02行26列】」
指定寄附の場合は、特財に充当されているかを確認してください。(原則)
27 列及び 28 列には、いわゆる「ふるさと納税分」を計上するよう調査表を変更しておりますので、
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作成要領を確認し、適切に計上するよう留意願います。
○ 都道府県又は同級他団体からの歳入、都道府県又は同級他団体への歳出については、各団体間に
おいて事業区分を確認の上、計上してください。
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【検収調書】
市町村分
<1 団体数に関する調> ※「都道府県市町村担当課用」:市決1
○ 前年度報告数値と突合させてください。
○ 市町村の廃置分合等、一部事務組合の新設・統廃合の状況について、年月日、経緯等を把握してく
ださい。
○ 都道府県が加入している一部事務組合の有無を確認し、該当がある場合には市町村分に含めて報
告してください。
<2 実質収支が赤字の団体に関する調> ※「都道府県市町村担当課用」:市決2
○ 事業会計の一部事務組合については、赤字であっても作成の必要はありません。
○ 実質収支が赤字となった主な要因については詳細に記入してください。
<5 基金残高の推移について> ※「都道府県市町村担当課用」:市決4
○ 平成 30 年度末現在高については、「29 表 01 行」の、令和1年度末現在高については「29 表 06 行」
各基金の額を計上してください。
<7 想定企業会計に関する調> ※「都道府県市町村担当課用」:市決5
○ 決算額は、公営企業会計決算として報告してください。
<8 不突合理由等の一覧表> ※「都道府県市町村担当課用」:市決6
○ 記入漏れがないように注意してください。
○ 前年度数値の誤りについて指摘するための調書ではないので、正確に記入してください。また、具体
的に数値を記入してください。
○ 前年度の数値を計上する調査表(02表、29表、30表、33表及び34表)については、「調査表データ
閲覧・ダウンロード画面」等により、十分に確認のうえ提出願います。なお、今年度調査において、前年
度報告数値と差違がある場合に検収調書には、その理由を記載してください。
政令市分
<1 令和元年度決算の特徴> 政決1
○ 「1-(2)基金残高の推移」の平成30年度末現在高については、「29 表 01 行」の、令和1年度末現在
高については「29表 06行」の各基金の額を計上してください。
○ また、「特徴点(増減理由、その他特定目的基金の内容等)」については、増減の主な要因の他、その他
特定目的基金の内訳について、主なもの(構成比が大きい等)を記載してください。
<4 想定企業会計に関する調> 政決3
○ 決算額は、公営企業会計決算として報告してください。
<5 教職員給与費に関する調> 政決4 ※新規
○決算統計-表11-行35の報告数値のうち、県費移譲教職員経費に係る金額を記載ください。
<7 不突合理由等の一覧表> 政決11
○ 記入漏れがないように注意してください。
○ 前年度数値の誤りについて指摘するための調書ではないので、正確に記入してください。また、具体
的に数値を記入してください。
○ 前年度の数値を計上する調査表(02表、29表、30表、33表及び34表)については、「調査表データ
閲覧・ダウンロード画面」等により、十分に確認のうえ提出願います。なお、今年度調査において、前年
度報告数値と差違がある場合に検収調書には、その理由を記載してください。
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<提出の際してのご注意>
○ 検収調書の特徴点につきましては、増要因及び減要因のそれぞれについて主なものを具体的に記載
してください。なお、構造的なもの、単年度限りのものも含めて詳細に記入してください。
○ エラーリストのコメントについてですが、調査表の修正の必要の有無を判断できるよう、当該エラーが生
じた理由がわかるように具体的にコメントを記載してください。
(「前年度と同様」等の記載はしないでください。)