次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電...

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平成 平成 21 21 10 10 2 2 6 6 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 資料3 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間報告(案) 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間報告(案) 報告書概要 報告書概要

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Page 1: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

平成平成2121年年1010⽉⽉2266⽇⽇次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム

資料3資料3

次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間報告(案)次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間報告(案)

〜〜 報告書概要報告書概要 〜〜

Page 2: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

はじめに

国⺠や企業にとって⾶躍的に簡素で便利、かつ効率的な⾏政サービスの実現に向け、国・地⽅の枠を超えた電⼦⾏政窓国⺠や企業にとって⾶躍的に簡素で便利、かつ効率的な⾏政サービスの実現に向け、国・地⽅の枠を超えた電⼦⾏政窓⼝サービスの展開を念頭に置き、フロントオフィスとバックオフィス及びバックオフィス相互間の連携や⺠間⼿続との連携等を図る⼝サービスの展開を念頭に置き、フロントオフィスとバックオフィス及びバックオフィス相互間の連携や⺠間⼿続との連携等を図ることにより、様々な⾏政⼿続を基本的にワンストップで簡便に⾏える次世代の電⼦⾏政サービス基盤の標準モデルについてことにより、様々な⾏政⼿続を基本的にワンストップで簡便に⾏える次世代の電⼦⾏政サービス基盤の標準モデルについて20102010年度を⽬途として構築し、実⽤化を⽬指すため、内閣官房年度を⽬途として構築し、実⽤化を⽬指すため、内閣官房ITIT担当室電⼦政府推進管理室(室⻑:内閣官房副⻑官担当室電⼦政府推進管理室(室⻑:内閣官房副⻑官補)に官⺠合同の検討プロジェクトチームを開催する。補)に官⺠合同の検討プロジェクトチームを開催する。

井堀井堀 幹夫幹夫 市川市情報政策監(市川市情報政策監(CIOCIO))梅本梅本 和典和典 イオン株式会社執⾏役グループIT責任者イオン株式会社執⾏役グループIT責任者遠藤遠藤 紘⼀紘⼀ ((社社))⽇本経済団体連合会情報通信委員会情報化部会⻑(株式会社リコー取締役副社⻑執⾏役員)⽇本経済団体連合会情報通信委員会情報化部会⻑(株式会社リコー取締役副社⻑執⾏役員)⼤島⼤島 悦郎悦郎 東京電⼒株式会社情報通信事業部⻑東京電⼒株式会社情報通信事業部⻑⼩嶋⼩嶋 淳司淳司 ⽇本商⼯会議所情報化委員会委員⻑(⼤阪商⼯会議所副会頭社団法⼈⼤阪外⾷産業協会相談役理事)⽇本商⼯会議所情報化委員会委員⻑(⼤阪商⼯会議所副会頭社団法⼈⼤阪外⾷産業協会相談役理事)真藤真藤 務務 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ執⾏役員第⼀法⼈営業部⻑株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ執⾏役員第⼀法⼈営業部⻑鈴⽊鈴⽊ 清晃清晃 郵便局株式会社専務執⾏役員郵便局株式会社専務執⾏役員鈴⽊鈴⽊ 尚志尚志 東京都総務局情報システム部⻑東京都総務局情報システム部⻑須藤須藤 修修 東京⼤学⼤学院情報学環教授東京⼤学⼤学院情報学環教授茶⾕茶⾕ 達雄達雄 電⼦政府推進員電⼦政府推進員中島中島 純三純三 ((財財))全国地域情報化推進協会技術専⾨委員会副委員⻑(株式会社⽇⽴製作所執⾏役常務)全国地域情報化推進協会技術専⾨委員会副委員⻑(株式会社⽇⽴製作所執⾏役常務)横江横江 公美公美 PACIFIC21 PACIFIC21 代表代表横塚横塚 裕志裕志 東京海上⽇動⽕災保険株式会社常務取締役東京海上⽇動⽕災保険株式会社常務取締役

⾦融庁総務企画局総務課⻑⾦融庁総務企画局総務課⻑総務省⼤⾂官房企画課⻑総務省⼤⾂官房企画課⻑総務省情報流通⾏政局情報流通振興課⻑総務省情報流通⾏政局情報流通振興課⻑法務省⼤⾂官房秘書課⻑法務省⼤⾂官房秘書課⻑財務省⼤⾂官房⽂書課⻑財務省⼤⾂官房⽂書課⻑厚⽣労働省⼤⾂官房統計情報部企画課⻑厚⽣労働省⼤⾂官房統計情報部企画課⻑農林⽔産省⼤⾂官房情報評価課⻑農林⽔産省⼤⾂官房情報評価課⻑経済産業省商務情報政策局情報政策課⻑経済産業省商務情報政策局情報政策課⻑国⼟交通省総合政策局情報管理部⾏政情報化推進課⻑国⼟交通省総合政策局情報管理部⾏政情報化推進課⻑

オブザーバーオブザーバー 内閣官房情報セキュリティセンター内閣参事官、内閣府規制改⾰推進室参事官内閣官房情報セキュリティセンター内閣参事官、内閣府規制改⾰推進室参事官事務局事務局 内閣官房情報通信技術(内閣官房情報通信技術(ITIT)担当室、総務省⾏政管理局⾏政情報システム企画課、総務省⾃治⾏政局地域政策課)担当室、総務省⾏政管理局⾏政情報システム企画課、総務省⾃治⾏政局地域政策課

□趣旨□趣旨

□構成員□構成員

座⻑座⻑

座⻑代理座⻑代理

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3

平成20年6⽉の「次世代電⼦⾏政サービスの実現に向けたグランドデザイン」を受けて、同年10⽉から⾏われた、標準モデル構築に向けた技術的⽅策を中⼼とした検討、かつ、引越及び退職サービスのワンストップサービス実現へ向けての段階的アプローチをまとめたものが、この度の中間報告である。

特に、次世代電⼦⾏政の技術的⽅策について、バックオフィス連携を進める観点からできるだけ具体的に⽰すことが、今回の中間報告の中⼼である。

□□本中間報告書の位置づけ本中間報告書の位置づけ

はじめに

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I I 標準モデル構築に向けた技術的⽅策を中⼼として標準モデル構築に向けた技術的⽅策を中⼼として

11章章.. はじめにはじめに1.11.1 次世代電⼦⾏政サービスの⽬標次世代電⼦⾏政サービスの⽬標

(1)(1) 利⽤者視点でのサービス提供利⽤者視点でのサービス提供(2)(2) 組織横断的な⾏政事務の最適化の推進組織横断的な⾏政事務の最適化の推進(3)(3) ⺠間企業活動の活性化⺠間企業活動の活性化(4)(4) 国⺠と⾏政の信頼強化国⺠と⾏政の信頼強化

1.21.2 次世代電⼦⾏政サービス基盤のイメージ図次世代電⼦⾏政サービス基盤のイメージ図(1)(1) 利⽤者へのサービス利⽤者へのサービス(2)(2) ⺠間の業務サービスとの連携⺠間の業務サービスとの連携(3)(3) 各種ポータルサイトとの連携各種ポータルサイトとの連携(4)(4) ⾏政サービス連携と⺠間サービス連携⾏政サービス連携と⺠間サービス連携

22章章.. ライフイベントに関する次世代電⼦⾏政サービスライフイベントに関する次世代電⼦⾏政サービス2.12.1 ライフイベントに関する⾏政サービスへのニーズライフイベントに関する⾏政サービスへのニーズ

(1)(1) ライフイベントに伴う⼿続の利便性イメージライフイベントに伴う⼿続の利便性イメージ(2)(2) 実際に経験した者が不便に感じたライフイベント関連⼿続実際に経験した者が不便に感じたライフイベント関連⼿続(3)(3) ライフイベント関連⼿続の際にどのような点を不便に感じたか(個⼈)ライフイベント関連⼿続の際にどのような点を不便に感じたか(個⼈)(4)(4) ライフイベント関連⼿続の際にどのような点を不便に感じたか(企業)ライフイベント関連⼿続の際にどのような点を不便に感じたか(企業)

2.22.2 添付書類の調査結果添付書類の調査結果2.32.3 情報提供サービスの必要性情報提供サービスの必要性2.42.4 調査結果を踏まえた技術的⽅策の検討に向けて調査結果を踏まえた技術的⽅策の検討に向けて

33章章.. 次世代電⼦⾏政サービスを実現する技術的⽅策の⽅向性次世代電⼦⾏政サービスを実現する技術的⽅策の⽅向性3.13.1 次世代電⼦⾏政サービス基盤の全体像次世代電⼦⾏政サービス基盤の全体像3.23.2 公共サービスポータルに関する⽅策公共サービスポータルに関する⽅策3.33.3 サービス連携を実現するために「公共サービス連携基盤(仮称)」側に求められる機能サービス連携を実現するために「公共サービス連携基盤(仮称)」側に求められる機能

(1)(1) 各機関への申請振り分けと処理状況の管理各機関への申請振り分けと処理状況の管理(2)(2) 各機関とのサービス連携各機関とのサービス連携(3)(3) 各機関のハブ機能等各機関のハブ機能等

3.43.4 サービス連携を実現するために各機関側に求められる機能サービス連携を実現するために各機関側に求められる機能(1)(1) バックオフィス連携⽤データストアバックオフィス連携⽤データストア(2)(2) 外部連携サービス外部連携サービス(3)(3) 標準変換アダプタ標準変換アダプタ

3.53.5 データの標準化を推進する⽅策データの標準化を推進する⽅策(1)(1) 全体標準ライブラリ全体標準ライブラリ(2)(2) 標準のデータ仕様に変換するための各種変換ライブラリの提供標準のデータ仕様に変換するための各種変換ライブラリの提供(3)(3) データ標準化に向けたルールデータ標準化に向けたルール

3.63.6 検討すべき技術要素検討すべき技術要素

中間報告中間報告 ⽬次⽬次44章章.. 公共サービスポータルを実現する技術要素公共サービスポータルを実現する技術要素4.14.1 公共公共サービスサービスポータルポータルの検討の検討

(1)(1) 公共サービスポータルの要件公共サービスポータルの要件(2)(2) プル型情報提供機能プル型情報提供機能//カスタマイズ機能カスタマイズ機能(3)(3) インテリジェント検索機能インテリジェント検索機能(4)(4) プッシュ型情報提供機能プッシュ型情報提供機能(5)(5) エージェント型情報提供機能エージェント型情報提供機能(6)(6) ワンストップ申請機能ワンストップ申請機能(7)(7) 認証・署名機能認証・署名機能

55章章.. 「公共サービス連携基盤(仮称)」を実現する技術要素「公共サービス連携基盤(仮称)」を実現する技術要素5.15.1 接続機関との連携⽅式の検討接続機関との連携⽅式の検討

(1)(1) 「公共サービス連携基盤(仮称)」の要件「公共サービス連携基盤(仮称)」の要件(2)(2) 「公共サービス連携基盤(仮称)」の機能概要「公共サービス連携基盤(仮称)」の機能概要(3)(3) サービス連携利⽤イメージサービス連携利⽤イメージ(4)(4) 各機関とのサービス連携⽅式のパターン各機関とのサービス連携⽅式のパターン(5)(5) 連携⽅式の同期レベル連携⽅式の同期レベル(6)(6) 次世代電⼦⾏政サービス基盤におけるセキュリティの考え⽅次世代電⼦⾏政サービス基盤におけるセキュリティの考え⽅(7)(7) ディレクトリの考え⽅ディレクトリの考え⽅(8)(8) 各機関の保有するデータの⽂字コードに関する検討各機関の保有するデータの⽂字コードに関する検討

5.25.2 データ標準化等の検討データ標準化等の検討(1)(1) データ標準化に関する現状データ標準化に関する現状(2)(2) データ標準化における「公共サービス連携基盤(仮称)」の位置づけと機能データ標準化における「公共サービス連携基盤(仮称)」の位置づけと機能(3)(3) 標準ライブラリの考え⽅標準ライブラリの考え⽅(4)(4) 標準変換アダプタの考え⽅標準変換アダプタの考え⽅(5)(5) データの連携粒度と段階的ステップデータの連携粒度と段階的ステップ(6)(6) 標準化ルールの概要標準化ルールの概要(7)(7) 標準化ルールの関連性標準化ルールの関連性

5.35.3 利⽤者と⾏政情報の連携の検討利⽤者と⾏政情報の連携の検討(1)(1) 利⽤者と⾏政情報の連携に関する課題と⽅向性利⽤者と⾏政情報の連携に関する課題と⽅向性(2)(2) ⽅向性を実現するための基盤のイメージ⽅向性を実現するための基盤のイメージ

66章章.. 次世代電⼦⾏政サービスの実現に向けて次世代電⼦⾏政サービスの実現に向けて6.16.1 実現に向けての作業実現に向けての作業

(1)(1) 業務改⾰の流れ業務改⾰の流れ(2)(2) 電⼦⾏政サービス基盤の技術⾯からのあるべき姿の検討電⼦⾏政サービス基盤の技術⾯からのあるべき姿の検討(3)(3) 提供サービスメニューの整理提供サービスメニューの整理(4)(4) 必要なデータ項⽬を保管しているシステムの洗い出し必要なデータ項⽬を保管しているシステムの洗い出し(5)(5) データ標準化の進め⽅データ標準化の進め⽅(6)(6) ⽂字コードに関する検討⽂字コードに関する検討(7)(7) 利⽤者と⾏政情報の識別⼦に関する今後の検討課題利⽤者と⾏政情報の識別⼦に関する今後の検討課題

6.26.2 実現に向けての展望実現に向けての展望

ⅡⅡ引越ワンストップサービス実現へ向けての段階的アプローチ(案)引越ワンストップサービス実現へ向けての段階的アプローチ(案)ⅢⅢ退職ワンストップサービス実現へ向けての段階的アプローチ退職ワンストップサービス実現へ向けての段階的アプローチ

⽬標(グランドデザインより加筆)

⽬標(グランドデザインより加筆)

必要性の裏付け調査

必要性の裏付け調査

ポータル技術の各論

ポータル技術の各論

技術の総論技術の総論

サービス連携・データ標準技術の各論

サービス連携・データ標準技術の各論

実現に向けての総論

実現に向けての総論

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11章章 はじめにはじめに22章章 ライフイベントに関する次世代電⼦⾏政サービスライフイベントに関する次世代電⼦⾏政サービス

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次世代電⼦⾏政サービスの⽬標(グランドデザインより⼀部修正)次世代電⼦⾏政サービスの⽬標(グランドデザインより⼀部修正)

出典:次世代電⼦⾏政サービス(eワンストップサービス)の実現に向けたグランドデザイン(2008年6⽉4⽇) ⼀部修正

2.組織横断的な⾏政事務の最適化の推進

3.企業活動の活性化

4.国⺠と⾏政の信頼強化

ITの活⽤による⾏政サービスの付加価値の向上と効率化の推進フロントオフィスとバックオフィスの双⽅における全体最適を意識した業務プロセス改⾰と標準化の推進紙を中⼼とした業務プロセスから電⼦的処理を原則とする業務プロセスへの変⾰と相談業務などの充実次世代電⼦⾏政サービス実現にあたり費⽤対効果を⼗分意識して推進分散された情報や埋もれた情報のマッシュアップにより、今まで実現できなかったサービスの実現

企業が届出先機関を意識せず⼿続でき、かつ社内業務と⾏政サービスがシームレスに連携できることによる、社内業務の⽣産性向上を実現⾏政サービスに関連する⺠間サービスとの連携を可能とすることで⺠間による新たなサービス創造を可能とし、⺠間企業の成⻑を助勢⾏政が保有する情報を活⽤した新たな⺠間サービス創設の環境作り

サービス向上と新たな価値あるサービスの提供⾏政におけるサービスや情報の⾒える化による、国⺠の意思決定に必要な情報の提供と政策決定プロセスへの参画機会の提供個⼈情報へのアクセス履歴の本⼈からの閲覧プロジェクトの費⽤対効果や進捗状況の透明性の確保⾏政事務の進捗状況を確認できるなどのプロセスの⾒える化の実現個⼈情報保護や適切なセキュリティレベルを意識した安⼼・安全なサービスの提供

国⺠本位の究極の電⼦社会の実現

1.利⽤者視点でのサービス提供国⺠や企業が必要とする⾏政サービスの情報提供と簡素で便利に⼿続できるワンストップサービスの実現サービスを組織単位に提供するのではなく、縦割り⾏政を排除した公共サービスポータルにて提供

□イベント時に必要な⼿続情報、⼿続を選択するための情報、国⺠の⾃⼰に関する⾏政情報、埋もれているサービスの⾒える化の実現ITの活⽤による申請主義から脱却したプッシュ型のサービスの実現ITとそれ以外(対⾯、電話など)の⼿段を⽤いた利⽤しやすいワンストップサービスの提供官と⺠の融合したワンストップサービスの実現サービス開始にあたり地域的な差が⽣じない全国規模での⾏政サービス提供

次世代次世代電⼦⾏政電⼦⾏政サービスのサービスの

⽬標⽬標

□□

□□

□□□

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7

引越の場合、最⼤7訪問機関、13添付書類が必要引越の場合、最⼤7訪問機関、13添付書類が必要退職の場合、最⼤6訪問機関、15添付書類が必要退職の場合、最⼤6訪問機関、15添付書類が必要

訪問機関は訪問機関は11か所、添付書類は不要(か所、添付書類は不要(oror電⼦化して提出)電⼦化して提出)●国・地⽅の垣根を取り除いたワンストップサービス●国・地⽅の垣根を取り除いたワンストップサービス●プッシュ型・エージェント型サービス●プッシュ型・エージェント型サービス●申請主義からの脱却●申請主義からの脱却

現状< Government Centric >

現状現状< Government Centric > < Government Centric >

理想像< Citizen Centric >

理想理想像像< Citizen Centric > < Citizen Centric >

⾏政視点でのサービス提供から、国⺠や企業などの利⽤者の⽬線で、簡素で便利な⾏政サービスの提供に⽅向性を変換。⾏政視点でのサービス提供から、国⺠や企業などの利⽤者の⽬線で、簡素で便利な⾏政サービスの提供に⽅向性を変換。利⽤者の活動起点となるライフイベント単位で⼿続をワンストップ化し、利⽤者の⾏動フローに即したサービス提供を⽬指す。利⽤者の活動起点となるライフイベント単位で⼿続をワンストップ化し、利⽤者の⾏動フローに即したサービス提供を⽬指す。

⼿続①⼿続①

⼿続②⼿続② ⼿続③⼿続③

⼿続④⼿続④A機関AA機関機関

B機関BB機関機関 C機関CC機関機関

D機関DD機関機関総合総合窓⼝窓⼝

⼿続①⼿続①

⼿続②⼿続② ⼿続③⼿続③

⼿続④⼿続④A機関AA機関機関

B機関BB機関機関 C機関CC機関機関

D機関DD機関機関

国⺠視点国⺠視点

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8

訪問:7機関添付:13書類

訪問:転⼊地市町村のみ添付: なし

官⺠あわせて年間約1000億円※のコスト削減効果の⾒込み訪問:6機関添付:15書類

訪問:企業はなし、個⼈は公共職業安定所のみ添付: なし

官⺠あわせて年間約1200億円※のコスト削減効果の⾒込み

ライフイベント単位で⼿続をワンストップ化 → 利⽤者の利便性向上、⾏政の効率化

引越ワンストップのイメージ

効果(引越) 効果(退職)

退職ワンストップのイメージ

BPRによる効率化、添付書類の削減、⼀元的でわかりやすい情報提供などを推進

退職ポータル

企業

健保・厚年資格喪失届

雇用保険資格喪失届・・・離職証明書

・・・

退職所得の源泉徴収票・特別徴収票

住民税納入申告

給与所得者異動届

・・・

・・・

企業

健保・厚年資格喪失届

雇用保険資格喪失届・・・離職証明書 ・

・・

退職所得の源泉徴収票・特別徴収票

住民税納入申告

給与所得者異動届

現在 将来

事業所ごとに別々の職安に来所

退職者の住所ごとに別々の市町村に送付

ワンストップeLTAX

e-TAX

職安

健保組合

社保

市町村

銀行

職安

市町村

eLTAX

e-TAX

職安

健保組合

社保

職安

厚年基金等厚年基金等

※ 引越者側の効果が約900億円、サービス提供者側の効果が約100億円 ※ 企業・退職者側の効果が約900億円、サービス提供者側の効果が約300億円

・引越先住居の決定・引越先住居の決定・保育園の決定・保育園の決定・引越会社の決定・引越会社の決定 etcetc..

転出関係手続

転出関係手続

転出関係手続

転入関係手続

転入関係手続

転入関係手続

転出準備転出準備転出準備

・引越先住居の決定・引越先住居の決定・保育園の決定・保育園の決定・引越会社の決定・引越会社の決定 etcetc..

転出関係手続

転出関係手続

転出関係手続

転入関係手続

転入関係手続

転入関係手続

転出準備転出準備転出準備

国・地方・民間の包括サービス国・地方・民間の包括サービス

従従

来来

今今

回回

オンラインによる申請オンラインによる申請 ワンストップワンストップ

複数箇所・複数回訪問複数箇所・複数回訪問添付文書の準備添付文書の準備

複数箇所・複数回訪問複数箇所・複数回訪問添付文書の準備添付文書の準備自治体・国・その自治体・国・その

他関係団体他関係団体

訪庁、本人確認訪庁、本人確認、、資料受渡資料受渡

電気・ガスなど電気・ガスなど

ライフイベントに即したワンストップサービス(グランドデザインより)ライフイベントに即したワンストップサービス(グランドデザインより)

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9

⾏政機関間の通知等の事務に関するサービス⾏政機関間の通知等の事務に関するサービス

次世代電⼦⾏政サービス基盤は、ワンストップサービスやプッシュ型情報提供のみならず、バックオフィス間の連携を実現させるものであり、⾏政機関の側で、電⼦的な情報により処理することにより、⼊⼒作業の⼿間が省けるなどの業務効率や正確性を⾼めることができる。

次世代電⼦⾏政サービス基盤は、ワンストップサービスやプッシュ型情報提供のみならず、バックオフィス間の連携を実現させる次世代電⼦⾏政サービス基盤は、ワンストップサービスやプッシュ型情報提供のみならず、バックオフィス間の連携を実現させるものであり、⾏政機関の側で、電⼦的な情報により処理することにより、⼊⼒作業の⼿間が省けるなどの業務効率ものであり、⾏政機関の側で、電⼦的な情報により処理することにより、⼊⼒作業の⼿間が省けるなどの業務効率や正確性や正確性を⾼めることができる。を⾼めることができる。

例えば、ある⾏政機関と他の⾏政機関との間で、法令等により通知を義務付けられている事務や、業務上必要な場合に他の⾏政機関に対して証明書等を請求・発⾏する事務がある。次世代電⼦⾏政サービス基盤の構築は、これらの事務を、紙ベースの⼊出⼒、郵送等による⽅法から、ネットワークを介した電⼦的な情報流通による⽅法へ転換を可能とする。その際、あわせて、電⼦的処理を前提とした、⾏政事務全体の最適を⽬指した業務プロセスへ移⾏させるために、徹底したBPR(Business Process Reengineering) が必要。

××××通知書通知書

業務システム業務システム

作成・作成・封⼊・封⼊・送付送付 ⼊⼒・⼊⼒・

確認・確認・更新更新

業務業務システムシステム

(1)通知事務(1)通知事務

業務システム業務システム

抽出・抽出・送付送付

確認・確認・更新更新

業務業務システムシステム

事務作業の軽減等による効率化事務作業の軽減等による効率化

(2)業務上必要な証明書等の請求・発⾏事務(2)業務上必要な証明書等の請求・発⾏事務

××××証明書の証明書の請求書請求書

請求書の作成・請求書の作成・封⼊・送付封⼊・送付

業務業務システムシステム

検索・検索・発⾏発⾏

××××証明書証明書 封⼊・封⼊・送付送付業務業務

システムシステム

確認・⼊⼒確認・⼊⼒

請求請求業務業務

システムシステム

業務業務システムシステム

確認・更新確認・更新 参照⽤参照⽤DBDB

認証認証

事務作業の軽減等による効率化事務作業の軽減等による効率化

現⾏のイメージ現⾏のイメージ 将来のイメージ将来のイメージ

A機関

A機関

B機関

B機関

B機関A機関

B機関A機関

6ステップから

4ステップへ

9ステップから

4ステップへ

Page 10: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

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次世代電⼦⾏政サービス基盤のイメージ図(グランドデザインより⼀部修正)次世代電⼦⾏政サービス基盤のイメージ図(グランドデザインより⼀部修正)

各種ネットワーク各種ネットワーク

⺠間企業⺠間企業⺠間企業

銀⾏銀⾏ 保険保険 etcetc..健保組合健保組合

国国国省庁省庁

都道府県都道府県都道府県

都道府県都道府県 省庁省庁

市町村市町村市町村

市町村市町村

市町村市町村

都道府県都道府県

⺠間の⺠間の業務サービス業務サービス

(ASP、SaaS)(ASP、SaaS)

⺠間の⺠間の業務サービス業務サービス

(ASP、SaaS)(ASP、SaaS)

⺠間の⺠間の業務サービス業務サービス

(ASP、SaaS)(ASP、SaaS)

各種ポータル各種ポータルサイトサイト

各種ポータル各種ポータルサイトサイト

各種ポータル各種ポータルサイトサイト

チャネルチャネルチャネルパソコンパソコン 固定電話・固定電話・携帯携帯電話電話

KIOSKKIOSK端末端末 etcetc..窓⼝窓⼝

〜〜 MMenuenu 〜〜次世代電⼦⾏政サービス次世代電⼦⾏政サービス

電⼒会社電⼒会社 ガス会社ガス会社 公共放送公共放送 データデータ

データデータ

データデータ

データデータ

データデータ

データデータ

利⽤者利⽤者利⽤者 個⼈個⼈ 企業企業 ・法⼈認証カード・法⼈認証カード・ID・パスワード等・ID・パスワード等

・公的個⼈認証・公的個⼈認証・ID・パスワード等・ID・パスワード等

サービス提供

サービスサービス提供提供

⺠間サービス連携⺠間サービス連携⺠間サービス連携 ⾏政サービス連携⾏政サービス連携⾏政サービス連携

⼿続ワンストップサービス⼿続ワンストップサービス⼿続ワンストップサービス 情報提供サービス情報提供サービス情報提供サービス

署名・認証署名・認証署名・認証

⼿続-情報提供連携サービス⼿続-情報提供連携サービス⼿続-情報提供連携サービス

テレビテレビ

1.利⽤者へのサービス1.利⽤者へのサービス

2.⺠間の業務サービスとの連携2.⺠間の業務サービスとの連携

3.各種ポータルサイトとの連携3.各種ポータルサイトとの連携

4.⾏政サービス連携と⺠間サービス連携4.⾏政サービス連携と⺠間サービス連携

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ライフイベントに伴う⼿続の利便性イメージライフイベントに伴う⼿続の利便性イメージ

11

利⽤者のライフイベントに伴う⼿続の利便性に関するイメージをアンケート調査したところ、「不便に感じる」とした回利⽤者のライフイベントに伴う⼿続の利便性に関するイメージをアンケート調査したところ、「不便に感じる」とした回答が、引越答が、引越55.2%55.2%、退職、退職40.1%40.1%、就職(新規就職、再就職等)、就職(新規就職、再就職等)38.4%38.4%等との回答結果が得られた。(平成等との回答結果が得られた。(平成2121年年33⽉⽉WebWebアンケート。全国アンケート。全国10001000名有効回答。⼿続経験の有無不問)名有効回答。⼿続経験の有無不問)

不便に感じない

55.2%

40.1%

38.4%

37.7%

35.7%

32.8%

32.7%

32.1%

25.0%

25.4%

39.7%

32.2%

46.0%

53.5%

54.9%

46.3%

37.9%

49.1%

19.4%

20.2%

29.4%

16.3%

10.8%

12.3%

21.0%

30.0%

25.9%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

引越し

退職

就職

育児

介護

死亡手続き

出産

結婚

妊娠

不便に感じた どちらともいえない 不便に感じなかった

引越

死亡手続

不便に感じる

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12

実際に経験した者が不便に感じたライフイベント関連⼿続実際に経験した者が不便に感じたライフイベント関連⼿続

実際に⼿続を経験した者のみを対象に、利便性に関して質問したところ、介護実際に⼿続を経験した者のみを対象に、利便性に関して質問したところ、介護73.8%73.8%、引越、引越61.5%61.5%、育児、育児54.5%54.5%がが「不便に感じた」との回答結果が得られた。「不便に感じた」との回答結果が得られた。

12

○介護 (経験あり:70名)

○引越 (経験あり:591名)

○退職 (経験あり:394名)

○死亡⼿続 (経験あり:124名)

○育児 (経験あり:247名)

73.8% 15.5% 10.7%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

経験あり

不便に感じた どちらともいえない 不便に感じなかった

61.5% 19.0% 19.5%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

経験あり

不便に感じた どちらともいえない 不便に感じなかった

54.5% 22.3% 23.2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

経験あり

不便に感じた どちらともいえない 不便に感じなかった

52.5% 26.5% 20.9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

経験あり

不便に感じた どちらともいえない 不便に感じなかった

52.0% 29.8% 18.1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

経験あり

不便に感じた どちらともいえない 不便に感じなかった

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実際に⼿続を経験した者を対象に、ライフイベント関連⼿続について、どのような点に不便を感じたかを質問した(複数回答可)。実際に⼿続を経験した者を対象に、ライフイベント関連⼿続について、どのような点に不便を感じたかを質問した(複数回答可)。

●● 殆どのライフイベントにおいて、「⼿続のために役所に⾏かなくてはならず不便だった」が最も多く、次いで「いつどこでどんな⼿続をする必殆どのライフイベントにおいて、「⼿続のために役所に⾏かなくてはならず不便だった」が最も多く、次いで「いつどこでどんな⼿続をする必要があるのかわからなかった」、「⼿続に必要なもの(印鑑や添付種類など)がわからなかった」という結果。要があるのかわからなかった」、「⼿続に必要なもの(印鑑や添付種類など)がわからなかった」という結果。

●● 特に退職、介護、死亡については、特に退職、介護、死亡については、 「いつどこでどんな⼿続をする必要があるのかわからなかった」点に不便さを感じた者が多い。「いつどこでどんな⼿続をする必要があるのかわからなかった」点に不便さを感じた者が多い。

ライフイベント関連⼿続の際にどのような点を不便に感じたか(個⼈ライフイベント関連⼿続の際にどのような点を不便に感じたか(個⼈))

各ライフイベントの各ライフイベントの⼿続の経験者⼿続の経験者(1000⼈中)(1000⼈中)

いつどこでどんな⼿続いつどこでどんな⼿続をする必要があるのかをする必要があるのかわからなかったわからなかった

⼿続に必要なもの(⼿続に必要なもの(印鑑や添付種類な印鑑や添付種類など)がわからなかったど)がわからなかった

⼿続のために役所に⼿続のために役所に⾏かなくてはならず不⾏かなくてはならず不便だった便だった

同じ役所なのに、い同じ役所なのに、いろいろな窓⼝に⾏かろいろな窓⼝に⾏かなくてはならず不便だなくてはならず不便だったった

役所の受付時間に役所の受付時間に制限があり不便だっ制限があり不便だったた

添付書類(住⺠票・添付書類(住⺠票・源泉徴収票など)が源泉徴収票など)が多くて⾯倒だった多くて⾯倒だった

その他その他

結婚結婚 407407 8383 147147 197197 6262 108108 5858 1010( 20.4%)( 20.4%) ( 36.1%)( 36.1%) ( 48.4%)( 48.4%) ( 15.2%)( 15.2%) ( 26.5%)( 26.5%) ( 14.3%)( 14.3%) ( 2.5%)( 2.5%)

妊娠妊娠 219219 5454 5959 123123 2929 4646 77 44( 24.7%)( 24.7%) ( 26.9%)( 26.9%) ( 56.2%)( 56.2%) ( 13.2%)( 13.2%) ( 21.0%)( 21.0%) ( 3.2%)( 3.2%) ( 1.8%)( 1.8%)

出産出産 250250 6363 6868 127127 4848 6363 1111 55( 25.2%)( 25.2%) ( 27.2%)( 27.2%) ( 50.8%)( 50.8%) ( 19.2%)( 19.2%) ( 25.2%)( 25.2%) ( 4.4%)( 4.4%) ( 2.0%)( 2.0%)

育児育児 247247 6161 5959 121121 6060 5353 2222 77( 24.7%)( 24.7%) ( 23.9%)( 23.9%) ( 49.0%)( 49.0%) ( 24.3%)( 24.3%) ( 21.5%)( 21.5%) ( 8.9%)( 8.9%) ( 2.8%)( 2.8%)

引越引越 591591 112112 138138 332332 134134 186186 6868 1717( 19.0%)( 19.0%) ( 23.4%)( 23.4%) ( 56.2%)( 56.2%) ( 22.7%)( 22.7%) ( 31.5%)( 31.5%) ( 11.5%)( 11.5%) ( 2.9%)( 2.9%)

就職就職 385385 108108 8888 136136 4545 9595 5454 3333( 28.1%)( 28.1%) ( 22.9%)( 22.9%) ( 35.3%)( 35.3%) ( 11.7%)( 11.7%) ( 24.7%)( 24.7%) ( 14.0%)( 14.0%) ( 8.6%)( 8.6%)

退職退職 394394 122122 9898 153153 7373 9292 6666 1818( 31.0%)( 31.0%) ( 24.9%)( 24.9%) ( 38.8%)( 38.8%) ( 18.5%)( 18.5%) ( 23.4%)( 23.4%) ( 16.8%)( 16.8%) ( 4.6%)( 4.6%)

介護介護 7070 2929 1919 2525 2424 1717 1313 11( 41.4%)( 41.4%) ( 27.1%)( 27.1%) ( 35.7%)( 35.7%) ( 34.3%)( 34.3%) ( 24.3%)( 24.3%) ( 18.6%)( 18.6%) ( 1.4%)( 1.4%)

死亡死亡 124124 5050 4343 5151 2929 2121 2121 44( 40.3%)( 40.3%) ( 34.7%)( 34.7%) ( 41.1%)( 41.1%) ( 23.4%)( 23.4%) ( 16.9%)( 16.9%) ( 16.9%)( 16.9%) ( 3.2%)( 3.2%)

わかりやすいわかりやすい情報提供の必要性情報提供の必要性

オンラインでのワンストップサービスオンラインでのワンストップサービスの必要性の必要性

回答が20%超回答が30%超

13

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ワンストップニーズ調査結果(個⼈)ワンストップニーズ調査結果(個⼈)からから

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a) 今回の調査結果においては、引越に伴う⼿続が、9種類のライフイベントの中で最も不便に感じる者が多いという結果。

b) 実際に経験した者にとって、介護や引越、育児等の⼿続は、想像していたよりも複雑であったため、不便に感じた割合が⾼くなったものと推測。

c) 9種類のライフイベント関連⼿続において、経験者による「⼿続のために役所に⾏かなくてはならず不便だった」とする回答が35〜56%に達しており、利⽤者の側からのオンラインによるワンストップサービスへの潜在ニーズは⾼い。

d) 特に引越に伴う⼿続は、⼀般に経験する回数も多く、ワンストップ化による利便性の向上を利⽤者が実感しやすいモデルになると考えられる。

e) また、退職、介護、死亡関連の⼿続等については、「いつどこでどんな⼿続をする必要があるのかわからなかった」とする回答も多く、まず、わかりやすい情報提供を⾏った上で、ワンストップ化によって、⼿続に伴う負担を軽減することが必要。

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企業から⾏政機関へ⼿続を⾏う業務の担当者(総務、⼈事などの職務に従事し、企業における⾏政機関への⼿続を経験したことのある者)に、企業から⾏政機関へ⼿続を⾏う業務の担当者(総務、⼈事などの職務に従事し、企業における⾏政機関への⼿続を経験したことのある者)に、ライフイベント関連⼿続について、ライフイベント関連⼿続について、どのような点に不便を感じたかを質問した。(複数回答可)どのような点に不便を感じたかを質問した。(複数回答可)

●● 全体として、「従業員へ必要な⼿続などを説明するのに⼿間がかかる」、及び「直接窓⼝に⾏かなくてはならない⼿続が多い」とする回答が多全体として、「従業員へ必要な⼿続などを説明するのに⼿間がかかる」、及び「直接窓⼝に⾏かなくてはならない⼿続が多い」とする回答が多い。い。●● 雇⽤関係⼿続で、「社会保険、健康保険、税など分野や⼿続毎に記⼊する企業コードが異なり、管理が⾯倒」という回答が多い。雇⽤関係⼿続で、「社会保険、健康保険、税など分野や⼿続毎に記⼊する企業コードが異なり、管理が⾯倒」という回答が多い。

わかりやすいわかりやすい情報提供の必要性情報提供の必要性

オンラインでのワンストップサービスオンラインでのワンストップサービス提供の必要性提供の必要性

回答が20%超回答が30%超

各ライフイベントの各ライフイベントの⼿続の経験者⼿続の経験者(1000⼈中)(1000⼈中)

必要な⼿続や問い合わ必要な⼿続や問い合わせ先などがわからなかっせ先などがわからなかったた

従業員へ必要な⼿続従業員へ必要な⼿続などを説明するのに⼿などを説明するのに⼿間がかかる間がかかる

電⼦申請できない⼿続電⼦申請できない⼿続が多いが多い

直接、窓⼝に⾏かなくて直接、窓⼝に⾏かなくてはならない⼿続が多いはならない⼿続が多い

社会保険、健康保険、社会保険、健康保険、税など分野や⼿続ごと税など分野や⼿続ごとに記⼊する企業コードがに記⼊する企業コードが異なり、管理が⾯倒異なり、管理が⾯倒

社内の⼈事・給与ソフト社内の⼈事・給与ソフトウェアと連動できないのウェアと連動できないので不便で不便

事業所ごとに⼿続が必事業所ごとに⼿続が必要で、本社で⼀括して要で、本社で⼀括して処理できない処理できない

その他その他

結婚結婚 308308 5757 9393 8686 106106 6565 3333 1919 99( 18.5%)( 18.5%) ( 30.2%)( 30.2%) ( 27.9%)( 27.9%) ( 34.4%)( 34.4%) ( 21.1%)( 21.1%) ( 10.7%)( 10.7%) ( 6.2%)( 6.2%) ( 2.9%)( 2.9%)

妊娠妊娠 203203 3636 6565 5353 5252 3737 2424 99 1010( 17.7%)( 17.7%) ( 32.0%)( 32.0%) ( 26.1%)( 26.1%) ( 25.6%)( 25.6%) ( 18.2%)( 18.2%) ( 11.8%)( 11.8%) ( 4.4%)( 4.4%) ( 4.9%)( 4.9%)

出産出産 263263 5151 9494 6666 8484 4949 3636 1414 1111( 19.4%)( 19.4%) ( 35.7%)( 35.7%) ( 25.1%)( 25.1%) ( 31.9%)( 31.9%) ( 18.6%)( 18.6%) ( 13.7%)( 13.7%) ( 5.3%)( 5.3%) ( 4.2%)( 4.2%)

育児育児 212212 3939 7171 5353 5858 3737 2626 1414 1414( 18.4%)( 18.4%) ( 33.5%)( 33.5%) ( 25.0%)( 25.0%) ( 27.4%)( 27.4%) ( 17.5%)( 17.5%) ( 12.3%)( 12.3%) ( 6.6%)( 6.6%) ( 6.6%)( 6.6%)

引越引越 344344 5757 7171 9797 122122 5050 3535 3535 1313( 16.6%)( 16.6%) ( 20.6%)( 20.6%) ( 28.2%)( 28.2%) ( 35.5%)( 35.5%) ( 14.5%)( 14.5%) ( 10.2%)( 10.2%) ( 10.2%)( 10.2%) ( 3.8%)( 3.8%)

就職就職 384384 6363 134134 9595 119119 9898 4040 3030 2626( 16.4%)( 16.4%) ( 34.9%)( 34.9%) ( 24.7%)( 24.7%) ( 31.0%)( 31.0%) ( 25.5%)( 25.5%) ( 10.4%)( 10.4%) ( 7.8%)( 7.8%) ( 6.8%)( 6.8%)

退職退職 359359 5656 141141 9191 114114 9595 2929 3232 2929( 15.6%)( 15.6%) ( 39.3%)( 39.3%) ( 25.3%)( 25.3%) ( 31.8%)( 31.8%) ( 26.5%)( 26.5%) ( 8.1%)( 8.1%) ( 8.9%)( 8.9%) ( 8.1%)( 8.1%)

死亡死亡 173173 3737 5252 4646 7070 3535 1818 1212 1212( 21.4%)( 21.4%) ( 30.1%)( 30.1%) ( 26.6%)( 26.6%) ( 40.5%)( 40.5%) ( 20.2%)( 20.2%) ( 10.4%)( 10.4%) ( 6.9%)( 6.9%) ( 6.9%)( 6.9%)

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ライフイベント関連⼿続の際にどのような点を不便に感じたかライフイベント関連⼿続の際にどのような点を不便に感じたか((企業企業))

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ワンストップニーズ調査結果(ワンストップニーズ調査結果(全体全体))からから

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a) 企業におけるニーズに関しても、個⼈のケースと同様に、わかりやすい情報提供と、オンラインでのワンストップ申請が必要。

b) 企業においては事業所単位などで複数名の申請を⼀括で⾏う必要があるため、利便性の観点から、それぞれの⾏政機関の管理する複数のコード体系との関係を整理し、利⽤者が統⼀的に利⽤できる環境を⽤意すること等についても検討する必要がある。

c) 個⼈や企業のみならず、利⽤者のニーズを的確に把握し、真に利⽤されるサービスの提供を⽬指すためには、⾼齢者や代理⼈等、全国⺠を対象として様々な利⽤者の特性を分類し、それぞれのセグメントにおいてのニーズ調査を⾏う等、さらに詳細な調査が必要。

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⾏政機関間においてどのようなバックオフィス連携が必要かを特定することを⽬的として、平成⾏政機関間においてどのようなバックオフィス連携が必要かを特定することを⽬的として、平成2121年上半期に、⼿続に⽤いられる添付書類につい年上半期に、⼿続に⽤いられる添付書類について、⼿続毎に必要な添付書類の種類、及び添付書類の発⾏元と提出先を調査した。て、⼿続毎に必要な添付書類の種類、及び添付書類の発⾏元と提出先を調査した。

添付書類の調査結果添付書類の調査結果

【必要な添付書類の例】

【添付書類の発⾏元と提出先】国から国

7.5%

自治体から国17.5%

自治体から自治体24.5%

民間から国

18.7%

民間から自治体8.0%

本人から国11.0%

その他

12.9%

N=653※

件数 %

国から国 49 7.5%

自治体から国 114 17.5%

自治体から自治体 160 24.5%

民間から国 122 18.7%

民間から自治体 52 8.0%

本人から国 72 11.0%

その他 84 12.9%

合計 653 100.0%

49.5%

※⼿続毎に必要な添付書類の種類数を合計したもの。従って、同種類の添付書類が重複してカウントされている場合がある。

(注)重点71手続:「オンライン利用拡大行動計画」(平成20年9月12日IT戦略本部決定)において、国民が広く利用するオンライン化された手続のうち、国民や企業による利用頻度が高い年間申請等件数が100万件以上

のもの及び100万件未満であっても主として企業等が反復的又は継続的に利用する手続等と分類されているもの。

不動産登記申請、⾃動⾞の新⾞新規登録など⾃治体印鑑証明書

出産育児⼀時⾦⽀給申請、健康保険埋葬料請求など⺠間等領収書

児童⼿当認定請求、健康保険被扶養者(異動)届など⾃治体所得証明書

出産⼿当⾦⽀給申請、遺族補償年⾦請求など⺠間診断書

運転免許証記載事項変更届、⾃動⾞の新⾞新規登録など住⺠票

⼀般旅券発給申請、児童扶養⼿当認定請求など⾃治体⼾籍謄(抄)本

必要となる⼿続の例発⾏元添付書類名

⾃治体

●●添付書類のうち約半分が国、または、地⽅公共団体等の⾏政機関が発⾏するもの。添付書類のうち約半分が国、または、地⽅公共団体等の⾏政機関が発⾏するもの。●仮に国・地⽅⾃治体間でバックオフィス連携を⾏い、国⼜は地⽅⾃治体が発⾏する添付書類を不要化する場合、流通する添付書類の種類を半●仮に国・地⽅⾃治体間でバックオフィス連携を⾏い、国⼜は地⽅⾃治体が発⾏する添付書類を不要化する場合、流通する添付書類の種類を半減できる可能性がある。減できる可能性がある。今後、添付書類の量(利⽤数)や、⼿続の特性等を踏まえて、添付書類の省略の可能性やデータ連携の可能性等について、更に踏み込んだ調査今後、添付書類の量(利⽤数)や、⼿続の特性等を踏まえて、添付書類の省略の可能性やデータ連携の可能性等について、更に踏み込んだ調査・検討が必要。特に、⼿・検討が必要。特に、⼿続の際に⽤いられる添付書類の記載内容には、データ連携においても必要性の⾼い情報が含まれる可能性が⾼いため、どういったデータがどう続の際に⽤いられる添付書類の記載内容には、データ連携においても必要性の⾼い情報が含まれる可能性が⾼いため、どういったデータがどういった⽬的に⽤いられているのいった⽬的に⽤いられているのか等、さらに詳細な追加調査が必要である。か等、さらに詳細な追加調査が必要である。

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1818

国⺠に⾝近なライフイベントである「結婚・妊娠・出産・育児」について、重点的に検討したところ、必要な⼈に、的確なタイミングでわかりやすく情報提供することが利⽤者の不便・不安(負担)を軽減できるとしている。国⺠に⾝近なライフイベントである国⺠に⾝近なライフイベントである「「結婚・妊娠・出産・育児」について、重点的に検討したところ、結婚・妊娠・出産・育児」について、重点的に検討したところ、必要な⼈に、的確なタイミングで必要な⼈に、的確なタイミングでわかりやすく情報提供することが利⽤者の不便・不安(負担)を軽減わかりやすく情報提供することが利⽤者の不便・不安(負担)を軽減できるとしている。できるとしている。

不便(負担)◆結婚すると名義や住所変更が⼤変

◆出⽣届や児童⼿当申請など、⼦供を抱えて様々な⼿続に⾛り回らないといけない

いろいろな窓⼝に様々な書類を提出

【役所】

【平均⼿続数】⇒⼥性が21種類、男性が7種類、

国⺠の約9割が不便と感じている<主な声>・毎回、いろんな役所に出向いたり、同じ役所内でも

いろいろな課に⾏かなくてはいけない・⼿続きのために会社を休まなくてはいけない

【⾏政が国⺠に提出を求める書類】⇒約6〜7割は既に⾏政が保有(住⺠票・⼾籍等)<主な声>

・住所、⽒名を何度も記⼊しなくてはいけない・書類の書き⽅が分かりにくい

利⽤者⽬線でわかりやすく情報提供を利⽤者⽬線でわかりやすく情報提供を⾏なうことで、⾏なうことで、情報不⾜による不安を軽減情報不⾜による不安を軽減

⇒いつどんな⼿続が必要かをわかりやすく⇒いつどんな⼿続が必要かをわかりやすく⇒データ連携を活⽤して、必要な⼈に⇒データ連携を活⽤して、必要な⼈に、、的確なタイミングでわ的確なタイミングでわ

かりやすく情報提供かりやすく情報提供

例例))パソコン・携帯電話を使って、パソコン・携帯電話を使って、「マイページサービス」と、本⼈の希望に「マイページサービス」と、本⼈の希望に応じた「プッシュ型サービス」を実現応じた「プッシュ型サービス」を実現*韓国、北欧では同様のサービスが既にスタート*韓国、北欧では同様のサービスが既にスタート

IT新改⾰戦略評価専⾨調査会(平成20年度 第3回)資料1:特別テーマ評価検討委員会 提⾔⾻⼦案国⺠が便利と安⼼を実感できる⾏政サービスの早期実現に向けて より

情報提供サービス情報提供サービス

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調査結果を踏まえて調査結果を踏まえて

19

a) ライフイベントに関する⾏政サービスへのニーズからは、国⺠・企業に向けたワンストップサービスと分かりやすい情報提供の必要性が⽰された。また、添付書類の調査から、バックオフィス連携を⾏う際には添付書類等のデータを含めて検討することで、業務効率化に⾼い効果が期待できることが⽰された。さらに、結婚・妊娠・出産・育児に関する問題点の指摘から、データ連携を活⽤した利⽤者⽬線での情報提供の必要性が⽰された。

b) ワンストップサービスの提供やデータ連携、利⽤者⽬線での情報提供の実現に向けては、各機関のサービスとデータをバックオフィス間にて連携する仕組みと、利⽤者の総合的な窓⼝となる仕組みが求められる。特に、バックオフィス間での連携を⾏う仕組みは国⺠・⾏政(国・地⽅)・⺠間の様々な要素が関連することから、どういった技術を⽤いてどのように実現できるかについて、具体的なイメージを共有することが重要となる。

c) そのため、本書においては、バックオフィス連携を可能とする仕組みを「公共サービス連携基盤(仮称)」と呼称し、以降、「公共サービス連携基盤(仮称)」を中⼼とした技術的な⽅策について、グランドデザインにて定義された要件や⽅向性等を踏まえ、まずはコンセプトレベルでのコンセンサスの醸成を⽬的として、論理的な機能を⽤い解説する。

(参考)国連のE-Government Readiness Index (2008) によれば、⽇本の電⼦政府に関する進捗度は世界で11位、また、各国政府の顧客サービス成熟度調査2008(アクセンチュア調べ)によると、公共サービスに対する⽇本の市⺠の満⾜度は低く、調査21か国中20位に⽌まっている。後者の調査では、「均⼀なサービス(公平性)よりも利⽤者のニーズに応じたサービス(選択性)に注⼒すべき」と回答した⽇本の市⺠の割合が70%に上り、「ニーズに応じたサービス提供において、⽇本の産学官⺠の連携の在り⽅は効果的ではない」との回答が8割近くに達している。

Page 20: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

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33章章 次世代電⼦⾏政サービスを実現する技術的⽅策の⽅向性次世代電⼦⾏政サービスを実現する技術的⽅策の⽅向性

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● 次世代電⼦⾏政サービスの基盤として、総合窓⼝(公共サービスポータル)とバックオフィス連携(公共サービス連携基盤)が必要不可⽋。

● 「公共サービス連携基盤(仮称)」は、公共サービスポータルと各機関を疎結合(最⼩限の影響、依存関係での連携)により接続し、例えば、ワンストップ申請のプロセス管理や、データ連携等の仕組みを集約する。

●● 次世代電⼦⾏政サービスの基盤として、次世代電⼦⾏政サービスの基盤として、総合窓⼝(公共サービスポータル)総合窓⼝(公共サービスポータル)とバックオフィス連携(とバックオフィス連携(公共サービス連携基盤公共サービス連携基盤)が必要不可⽋。)が必要不可⽋。

●● 「公共サービス連携基盤(仮称)」は、公共サービスポータルと各機関を疎結合(最⼩限の影響、依存関係での連携)により接続し、例「公共サービス連携基盤(仮称)」は、公共サービスポータルと各機関を疎結合(最⼩限の影響、依存関係での連携)により接続し、例えば、ワンストップ申請のプロセス管理や、データ連携等の仕組みを集約する。えば、ワンストップ申請のプロセス管理や、データ連携等の仕組みを集約する。

公共サービス連携基盤の全体像公共サービス連携基盤の全体像

□□ 利⽤者は複雑なプロセスや関係機関を意識することなく利⽤者は複雑なプロセスや関係機関を意識することなく利⽤可能利⽤可能電⼦⾏政サービス基盤が電⼦⾏政サービス基盤が利⽤者と各機関を橋渡しする役⽬を担利⽤者と各機関を橋渡しする役⽬を担う。例えば、う。例えば、ワンストップ申請を⾏う際には、どの府省がどの⼿続を所管してワンストップ申請を⾏う際には、どの府省がどの⼿続を所管しているかをさほど意識せず、国・地⽅をまたがる複数の申請においても⼀括で処理することを可能とし、さらに、⺠間企業との連携によって⾦融いるかをさほど意識せず、国・地⽅をまたがる複数の申請においても⼀括で処理することを可能とし、さらに、⺠間企業との連携によって⾦融機関を通じた⼿数料の⽀払い等についても⼀括して⾏うことが考えられる。機関を通じた⼿数料の⽀払い等についても⼀括して⾏うことが考えられる。

□□ 業務プロセスの“⾒える化”と組織横断的な最適化業務プロセスの“⾒える化”と組織横断的な最適化現在の縦割り⾏政から、利⽤者の⾏動フローに沿った複数の⾏政機関の業務における横のつながりを強化するため、業務プロセス管理機能現在の縦割り⾏政から、利⽤者の⾏動フローに沿った複数の⾏政機関の業務における横のつながりを強化するため、業務プロセス管理機能を整備し業務プロセスをを整備し業務プロセスを““⾒える化⾒える化””することや、業務プロセスの利⽤状況に応じて業務プロセスの最適化を促す。することや、業務プロセスの利⽤状況に応じて業務プロセスの最適化を促す。

□□ 進化(サービス拡充、接続機関の増⼤)することを前提とした⾼い拡張性進化(サービス拡充、接続機関の増⼤)することを前提とした⾼い拡張性サービスバスを⽤いてサービスバスを⽤いてSOASOA準拠の基盤として構築することで、スモールスタートの取組から始めた場合にも無駄な投資を最⼩限にしつつ進化す準拠の基盤として構築することで、スモールスタートの取組から始めた場合にも無駄な投資を最⼩限にしつつ進化することが可能となる拡張性を備えている。外部接続機能等によって、各機関との接続に伴う移⾏の容易性と最⼩限の投資での連携が可能。ることが可能となる拡張性を備えている。外部接続機能等によって、各機関との接続に伴う移⾏の容易性と最⼩限の投資での連携が可能。

□□ ⾏政情報等の共有による利⽤者の不安を解消⾏政情報等の共有による利⽤者の不安を解消利⽤者が希望した場合のみ情報連携することを前提とし、また、個⼈情報についての本⼈が意図しない連携や⽬的外の利⽤を抑制・防⽌利⽤者が希望した場合のみ情報連携することを前提とし、また、個⼈情報についての本⼈が意図しない連携や⽬的外の利⽤を抑制・防⽌するために、第三者機関等による監視するために、第三者機関等による監視が必要。が必要。

ポイント

Page 22: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

22

1.公共サービスポータル(総合窓⼝)⾏政機関(国、地⽅)の垣根を取り除いた総合公共サービス提供⼿続や関連する情報の⾒える化を実現窓⼝においてもワンストップサービスの享受地⽅公共団体や⺠間企業等、他のWebサイトとの連携 etc.

1.公共サービスポータル(総合窓⼝)1.公共サービスポータル(総合窓⼝)⾏政機関(国、地⽅)の垣根を取り除いた総合公共サービス提供⾏政機関(国、地⽅)の垣根を取り除いた総合公共サービス提供⼿続や関連する情報の⾒える化を実現⼿続や関連する情報の⾒える化を実現窓⼝においてもワンストップサービスの享受窓⼝においてもワンストップサービスの享受地⽅公共団体や⺠間企業等、他の地⽅公共団体や⺠間企業等、他のWebWebサイトとの連携サイトとの連携 etc.etc.

2.公共サービス連携基盤(バックオフィス連携)疎結合による連携(最⼩限の影響で連携を可能とする)業務プロセスの管理と組織横断的な最適化の推進⾏政機関の持つデータの連携・活⽤(添付書類や事業の進捗情報)⺠間との連携を実現 etc.

2.公共サービス連携基盤(バックオフィス連携)2.公共サービス連携基盤(バックオフィス連携)疎結合による連携(最⼩限の影響で連携を可能とする)疎結合による連携(最⼩限の影響で連携を可能とする)業務プロセスの管理と組織横断的な最適化の推進業務プロセスの管理と組織横断的な最適化の推進⾏政機関の持つデータの連携・活⽤(添付書類や事業の進捗情報)⾏政機関の持つデータの連携・活⽤(添付書類や事業の進捗情報)⺠間との連携を実現⺠間との連携を実現 etcetc..

3.中⻑期的な標準化効率的な連携を⽬指し、最終的には1つの標準仕様で連携を実現複数の標準化アプローチ(トップダウン、ボトムアップ)の採⽤標準仕様対応が困難な機関への配慮 etc.

3.中⻑期的な標準化3.中⻑期的な標準化効率的な連携を⽬指し、最終的には1つの標準仕様で連携を実現効率的な連携を⽬指し、最終的には1つの標準仕様で連携を実現複数の標準化アプローチ(トップダウン、ボトムアップ)の採⽤複数の標準化アプローチ(トップダウン、ボトムアップ)の採⽤標準仕様対応が困難な機関への配慮標準仕様対応が困難な機関への配慮 etcetc..

●●⼀度の⼿続で完了⼀度の⼿続で完了●●わかりやすいわかりやすい情報の情報の⼊⼿⼊⼿

外部連携サービス外部連携サービス外部外部接続機能接続機能の標準的の標準的なインターフェースなインターフェース

⾃治体⾃治体

ガスガス電⼒電⼒

⾃治体⾃治体ハブハブ

⾃治体⾃治体

⺠間⺠間ハブハブ

府省府省

外部接続機能

外部外部接続接続機能機能

銀⾏銀⾏認証認証機関機関

公共サービス連携基盤(仮称)公共サービス連携基盤(仮称)

業務プロセス

管理機能

業務業務プロセスプロセス

管理機能管理機能ディレクトリ

機能ディレクトリディレクトリ

機能機能アクセス制御

機能アクセス制御アクセス制御

機能機能

ログ管理機能

ログ管理ログ管理機能機能

⼀時情報保管機能⼀時情報⼀時情報保管保管機能機能

レジストリ機能

レジストリレジストリ機能機能

サービスバスサービスバスサービスバス

プル型情報提供機能/カスタマイズ機能

プル型情報提プル型情報提供機能/カス供機能/カスタマイズ機能タマイズ機能

ワンストップ申請機能ワンストップワンストップ申請機能申請機能

公共サービスポータル公共サービスポータル公共サービスポータル

エージェント型情報提供機能エージェント型エージェント型情報提供機能情報提供機能

プッシュ型情報提供機能

プッシュ型情報プッシュ型情報提供提供機能機能

インテリジェント検索機能

インテリジェントインテリジェント検索機能検索機能

認証・署名機能

認証・署名認証・署名機能機能

●●効率的な業務遂⾏効率的な業務遂⾏

国⺠国⺠

職員職員

要求

要求

返答

返答

返答

要求

ワンストップ申請

ワンストップ申請

情報提供

情報提供

バックオフィス連携

バックオフィス連携

公共サービスの公共サービスの総合窓⼝総合窓⼝

国⺠・⾏政・⺠間の仲介役国⺠・⾏政・⺠間の仲介役

●●情報不正情報不正利⽤の監視利⽤の監視第三者機関第三者機関

パソコン

電話・携帯電話

窓⼝

業務端末

等・・・

プロセスプロセスIDID連携連携

証跡証跡 連携情報連携情報

疎結合疎結合

公共サービス連携基盤の全体像公共サービス連携基盤の全体像

Page 23: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

23

公共サービス連携基盤︵仮称︶

公共サービスポータルは利⽤者の総合的な窓⼝となる仕組みであり、利⽤者に真に利⽤される⾏政全体の基盤を⽬指すために重要な要素。利⽤者にとって分かりやすい情報の提供や、接続機関からの必要に応じたプッシュ型の情報提供などを可能とし、公共サービス全体の⼿続を集約するポータルサイトとなる。

公共サービスポータルは利⽤者の総合的な窓⼝となる仕組みであり、利⽤者に真に利⽤される⾏政全体の基盤公共サービスポータルは利⽤者の総合的な窓⼝となる仕組みであり、利⽤者に真に利⽤される⾏政全体の基盤を⽬指すために重要な要素。利⽤者にとって分かりやすい情報の提供や、接続機関からの必要に応じたプッシュを⽬指すために重要な要素。利⽤者にとって分かりやすい情報の提供や、接続機関からの必要に応じたプッシュ型の情報提供などを可能とし、公共サービス全体の⼿続を集約するポータルサイトとなる型の情報提供などを可能とし、公共サービス全体の⼿続を集約するポータルサイトとなる。。

公共サービスポータル公共サービスポータル

公共サービスポータル公共サービスポータル

エージェント型情報提供機能

プッシュ型情報提供機能

インテリジェント検索機能

認証・署名機能

⺠間等他のWebサイト 各府省各府省各府省・⾃治体等

プル型情報提供機能/カスタマイズ機能

公開情報登録・更新

情報収集

ワンストップ申請機能

サービス

各府省・⾃治体等の機関側から情報を提供する

呼出

参照

参照公開情報利

⽤者

公共サービスポータルを最⼤限活⽤するためには、各府省・⾃治体等において、情報の整理やデータの標準化が必要。各府省・⾃治体等が公開情報を公共サービスポータルに登録することで、プル型情報提供、インテリジェント検索、プッシュ型情報提供のサービスが充実する。

● 利⽤者に分かりやすい⾏政メニューの提供、探したい情報がすぐ⾒つかる検索、事前登録しておいた情報に沿ってお知らせがくる。● 機微な情報を扱うサービスにおいては、既存インフラを活⽤したオンライン認証、電⼦署名のための機能を提供。⇒ これらは、他のWebサイト(⺠間部⾨を含む)が積極的に活⽤・連動可能な仕組みとして提供。⺠間との連携による新サービス創出や、地域格差のないユニバーサルなサービスの提供を⽬指す。

●● 利⽤者に分かりやすい⾏政メニューの提供、探したい情報がすぐ⾒つかる検索、事前登録しておいた情報に沿ってお知らせがくる。利⽤者に分かりやすい⾏政メニューの提供、探したい情報がすぐ⾒つかる検索、事前登録しておいた情報に沿ってお知らせがくる。●● 機微な情報を扱う機微な情報を扱うサービスサービスににおいておいては、既存インフラを活⽤したオンライン認証、電⼦署名のための機能を提供。は、既存インフラを活⽤したオンライン認証、電⼦署名のための機能を提供。⇒⇒ これらは、他のこれらは、他のWebWebサイト(⺠間部⾨を含む)が積極的に活⽤サイト(⺠間部⾨を含む)が積極的に活⽤・連動可能な仕組みとして提供。⺠間との連携による新サービス創出や、地域格差のな・連動可能な仕組みとして提供。⺠間との連携による新サービス創出や、地域格差のないユニバーサルなサービスの提供を⽬指す。いユニバーサルなサービスの提供を⽬指す。

Page 24: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

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各機関とのサービス連携各機関とのサービス連携のために公共サービス連携基盤に求められる機能のために公共サービス連携基盤に求められる機能

⾃治体⾃治体

ガスガス

電⼒電⼒

⾃治体⾃治体

府省府省

外部外部接続接続機能機能

銀⾏銀⾏

公共サービス連携基盤(仮称)公共サービス連携基盤(仮称)

業務プロセス管理機能業務プロセス管理機能・ワンストップサービスの⼿続の順番や・ワンストップサービスの⼿続の順番や

処理状況を管理処理状況を管理

公共サービスポータル

公共サービスポータル

公共サービスポータル

各機関各機関

サービスバス

⾃治体⾃治体ハブハブ

処理要求処理要求

⾃治体⾃治体ハブハブ

⾃治体⾃治体ハブハブ

⺠間⺠間ハブハブ

⺠間⺠間ハブハブ

⼀括申請⼀括申請 分割分割

処理要求処理要求

結果返答結果返答

結果返答結果返答

結果⼊⼿結果⼊⼿ 申請状況の確認申請状況の確認

返答状況返答状況の通知の通知

業務プロセスのパターン業務プロセスのパターン定義定義

処理結果の処理結果の整形整形

結果の表⽰結果の表⽰

ディレクトリ機能ディレクトリ機能・・要求の送り先と要求の送り先とIDID連携を管理連携を管理

レジストリ機能レジストリ機能・・各機関のサービスの仕様を管理各機関のサービスの仕様を管理

送り先と送り先とIDID

接続先の接続先のサービスレジストリサービスレジストリ

等・・等・・

参照参照

⼀時情報保管機能⼀時情報保管機能・ワンストップサービスの⼿続の途中・ワンストップサービスの⼿続の途中状況状況やや

各機関からの結果情報を⼀時的に保管各機関からの結果情報を⼀時的に保管

オープンな標準オープンな標準技術技術に準拠したに準拠したインターフェースインターフェースを提供を提供

● ポータルで受け付けた⼀括申請は、公共サービス連携基盤で⼿続単位に分割され、各機関に割り振られる。

● 各機関データベースの⾃⽴性を尊重し、レガシーシステム、地域情報プラットフォーム準拠のシステム、SOA準拠のシステム等、複数の標準システムに対応可能なものとする。(⾃治体ハブや⺠間ハブと呼称しているものは、ある範囲での共同利⽤型の仕組みを想定)

● 国⺠の利便性はもちろんのこと、各機関の通常業務において「公共サービス連携基盤(仮称)」を使うことにより、業務の効率化に⼤きく貢献する。

●● ポータルで受け付けた⼀括申請は、公共サービス連携基盤で⼿続単位に分割され、各機関に割り振られる。ポータルで受け付けた⼀括申請は、公共サービス連携基盤で⼿続単位に分割され、各機関に割り振られる。

●● 各機関データベースの⾃⽴性を尊重し、レガシーシステム、地域情報プラットフォーム各機関データベースの⾃⽴性を尊重し、レガシーシステム、地域情報プラットフォーム準拠のシステム準拠のシステム、、SOASOA準拠の準拠のシステム等、複数の標準システムに対応可能なものとすシステム等、複数の標準システムに対応可能なものとする。る。(⾃治体ハブや⺠間ハブと呼称しているものは、ある範囲での共同利⽤型の仕組みを想定)(⾃治体ハブや⺠間ハブと呼称しているものは、ある範囲での共同利⽤型の仕組みを想定)

●● 国⺠の利便性はもちろんのこと、国⺠の利便性はもちろんのこと、各機関の通常業務において各機関の通常業務において「「公共サービス連携基盤公共サービス連携基盤(仮称)(仮称)」」を使うことにより、業務の効率化に⼤きく貢献する。を使うことにより、業務の効率化に⼤きく貢献する。

バックオフィス連携によって、各機関のデータを連携させるためには、データを扱うサービスの連携が必要。各機関を疎結合な連携によってサービス連携させるためには、「公共サービス連携基盤(仮称)」が利⽤者と接続機関とを橋渡しする存在として、サービスの順序や要求先、処理状況などを管理することが必要。バックオフィス連携によって、各機関のデータを連携させるためには、データを扱うサービスの連携が必要。各機関を疎結合なバックオフィス連携によって、各機関のデータを連携させるためには、データを扱うサービスの連携が必要。各機関を疎結合な連携によってサービス連携させるためには、「公共サービス連携基盤(仮称)」が利⽤者と接続機関とを橋渡しする存在とし連携によってサービス連携させるためには、「公共サービス連携基盤(仮称)」が利⽤者と接続機関とを橋渡しする存在として、サービスの順序や要求先、処理状況などを管理することが必要て、サービスの順序や要求先、処理状況などを管理することが必要。。

Page 25: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

2525

サービス連携を実現するために各機関側に求められる機能サービス連携を実現するために各機関側に求められる機能

各機関への影響を最⼩限に抑えつつサービス連携を実現するための⽅策として、各機関が内部で保有している⾏政情報を標準仕様に統⼀することが困難な場合でも、機関の外部とやりとりするデータを標準仕様に変換することで連携を可能とする。各機関への影響を最⼩限に抑えつつサービス連携を実現するための⽅策として、各機関が内部で保有している⾏政情報を標準仕様各機関への影響を最⼩限に抑えつつサービス連携を実現するための⽅策として、各機関が内部で保有している⾏政情報を標準仕様に統⼀することが困難な場合でも、機関の外部とやりとりするデータを標準仕様に変換することで連携を可能とするに統⼀することが困難な場合でも、機関の外部とやりとりするデータを標準仕様に変換することで連携を可能とする。。

公共サービス連携基盤(仮称)公共サービス連携基盤(仮称)

利⽤者

各機関(各府省、各⾃治体、⺠間企業等)各機関(各府省、各⾃治体、⺠間企業等)

(1) バックオフィス連携⽤データストアバックオフィス連携に必要となる情報について、標準変換アダプタを介して標準仕様に変換し「バックオフィス連携⽤データストア」に格納。格納されるデータは、添付書類のような単位での電⼦的なファイルや公開前提のデータベース等。

(2) 外部連携サービス外部連携サービスは「公共サービス連携基盤(仮称)」からのデータ連携要求に基づき、データの送受信等の制御、連携⽤のIDと各機関のIDの変換を⾏う。ファイルの送受信を制御するプログラムであったり、公開前提のデータベースを処理する公開前提のサービス(例えば、住所情報検索サービス等)となる。

(3) 標準変換アダプタ標準変換アダプタは各機関の固有データを「公共サービス連携基盤(仮称)」のデータ標準仕様に変換する。データのスキーマやコード(⾃治体コードや性別コード等)ないし、⽂字コードの変換を⾏う。この標準変換アダプタを介することで、各機関の保有するデータが必ずしも全て標準仕様に準拠していなくても、最⼩限の範囲での対応によってサービス連携を⾏うことが可能。

抽出登録処理要求業務プロセス

管理機能 固有データベース

固有データベース

固有データベース

標準変換アダプタ

バックオフィス連携⽤データストア

返答

外部接続機能

標準変換アダプタ

標準変換アダプタ

公共サービスポータル

公共サービスポータル

公共サービスポータル

添付書類等の添付書類等のやり取りするやり取りする電⼦電⼦ファイルファイルの⼀時的な格納の⼀時的な格納や連携⽤や連携⽤のデータのデータを格納したデータを格納したデータベースベース

データスキーマデータスキーマ各種コード各種コード

⽂字コード等⽂字コード等を標準仕様に変換を標準仕様に変換

外部連携サービス

データの送受信データの送受信

IDID変換変換

Page 26: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

2626

各機関とのデータ各機関とのデータ標準化を推進する⽅策標準化を推進する⽅策

緩やかでも、より効率的なデータ連携を⽬標とした、広範囲でのデータの標準化の取組が必要。同じゴールを⽬標に、当初から最低限の標準化の仕組みを整備して、徐々に対象範囲を拡⼤。緩やかでも、より効率的なデータ連携を⽬標とした緩やかでも、より効率的なデータ連携を⽬標とした、、広範囲でのデータの標準化の取組が広範囲でのデータの標準化の取組が必要。同じゴールを⽬標に、必要。同じゴールを⽬標に、当初から最低限の当初から最低限の標準化の仕組み標準化の仕組みを整備して、徐々に対象範囲を拡⼤を整備して、徐々に対象範囲を拡⼤。。

(1) 全体標準ライブラリ各機関において、公開可能な情報を定義する際に、データの仕様や属性情報等を個別標準ライブラリに登録する。辞書のような役割も持つ。他機関が登録した⽤語とデータ形式、及び、その関係を参照可能で、公開データの範囲の拡⼤、データ標準化の推進が可能。(2) 標準のデータ仕様に変換するための各種変換ライブラリの提供標準変換アダプタの構築を容易にするために、「公共サービス連携基盤(仮称)」の側でスキーマ変換ライブラリ、コード変換ライブラリ、⽂字コード変換ライブラリを提供。各種変換ライブラリとは、変換ロジックと雛形の集合体。標準変換アダプタの開発に係るコストを最⼩限に抑えることが可能。(3) データ標準化に向けたルール標準を定めるルールの策定が必要⾏政情報作成ガイドライン、⾏政情報カタログ、DRM(Data Reference Model:データ参照モデル )等。

各機関(各府省、各⾃治体、⺠間企業等)各機関(各府省、各⾃治体、⺠間企業等)

抽出登録

固有データベース

固有データベース

固有データベース

標準変換アダプタバックオフィス連携⽤

データストア標準変換アダプタ

標準変換アダプタ

外部連携サービス

公共サービス連携基盤(仮称)公共サービス連携基盤(仮称)各機関(各府省、各⾃治体、⺠間企業等)各機関(各府省、各⾃治体、⺠間企業等)

抽出登録処理要求業務プロセス

管理機能

固有データベース

標準変換アダプタバックオフィス連携⽤

データストア

全体全体標準標準ライブラリライブラリ

個別個別標準標準ライブラリライブラリ

返答標準変換アダプタ

標準変換アダプタ

外部連携サービス

各機関の各機関の公開データに関する公開データに関する仕様や属性情報仕様や属性情報

外部接続機能

個別個別標準標準ライブラリライブラリ

収集収集

収集収集⽣成

⽂字コード⽂字コードデータデータ

変換変換ライブラリライブラリ

連携機関全体の連携機関全体の公開データに関する公開データに関する仕様や属性情報仕様や属性情報

登録登録

登録登録

活⽤活⽤活⽤活⽤コードコード

データデータ変換変換ライブラリライブラリ

スキーマスキーマ変換変換ライブラリライブラリ変換テーブル等の変換テーブル等の

雛型雛型

各種変換ライブラリ

固有データベース

固有データベース

Page 27: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

27

公共サービス連携基盤(仮称)公共サービス連携基盤(仮称) 「項⽬番号」「項⽬番号」 「検討事項」「検討事項」

検討すべき技術要素検討すべき技術要素

アプリケーションアプリケーション関連関連

データ関連データ関連

インフラ関連インフラ関連

44.1 .1 プル型情報提供プル型情報提供

44.1 .1 カスタマイズ機能カスタマイズ機能

44.1 .1 インテリジェント検索インテリジェント検索

44.1 .1 プッシュ型情報提供プッシュ型情報提供

44.1 .1 エージェント型情報提供エージェント型情報提供

44.1.1 ワンストップ申請ワンストップ申請

44.1.1 認証・署名認証・署名

ポータルサービスポータルサービス バックオフィス連携サービスバックオフィス連携サービス

ID ID

5.15.1 サービス連携サービス連携

5.15.1 セキュリティセキュリティ

55.1.1 ディレクトリ連携ディレクトリ連携

5.15.1 ⽂字コード⽂字コード変換変換

5.15.1 サービスレベルサービスレベル

55.2.2 データデータ連携連携粒度粒度

5.25.2 データデータ標準化標準化

55.2.2 標準変換標準変換アダプタアダプタ

これらの技術的な要素を、漏れなく体系的に検討し、要件を明確化していくことで、次世代電⼦⾏政サービスを実現するための⽅策をより具体化する。これらの技術的な要素を、漏れなく体系的に検討し、要件を明確化していくことで、次世代電⼦⾏政サービスを実現するための⽅策をより具体化する。

各機関各機関

Page 28: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

28

4章4章 公共サービスポータルを実現する技術要素公共サービスポータルを実現する技術要素

Page 29: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

29

各府省・⾃治体等各府省・⾃治体等各府省・⾃治体等

公共サービスポータル

他のWebサイト

プル型情報提供機能/カスタマイズ機能プル型情報提供機能/カスタマイズ機能

プル型情報提供機能プル型情報提供機能利⽤者に必要な情報を簡便に探してもらうために、必要な情報をわかりやすく整理して提供する機能(ホームページによる情報提供等)。利利⽤者に必要な情報を簡便に探してもらうために、必要な情報をわかりやすく整理して提供する機能(ホームページによる情報提供等)。利

⽤者が必要な情報を容易に得ることができるよう、分類、順序、⾔葉遣いに配慮したメニューを提供し、利⽤者が必要な情報に容易にたどり⽤者が必要な情報を容易に得ることができるよう、分類、順序、⾔葉遣いに配慮したメニューを提供し、利⽤者が必要な情報に容易にたどり着け、その内容をすぐに理解できるよう、分かりやすい表現で情報提供を⾏う。着け、その内容をすぐに理解できるよう、分かりやすい表現で情報提供を⾏う。他の他のWebWebサイトが利⽤できるよう、コンテンツ(メニューや情報)を、サイトが利⽤できるよう、コンテンツ(メニューや情報)を、WebWebサービス技術やマッシュアップ技術等を⽤いて提供する他、ライブラリサービス技術やマッシュアップ技術等を⽤いて提供する他、ライブラリ としとして提供することが考えられる。て提供することが考えられる。

カスタマイズ機能カスタマイズ機能利⽤者が公共サービスポータルに表⽰する情報やレイアウト等を⾃由に設定する機能(いわゆるマイページの作成機能)である。サイト内部利⽤者が公共サービスポータルに表⽰する情報やレイアウト等を⾃由に設定する機能(いわゆるマイページの作成機能)である。サイト内部

のコンテンツだけでなく、マッシュアップにより、外部コンテンツも合わせて利⽤可能とすることが考えられる。のコンテンツだけでなく、マッシュアップにより、外部コンテンツも合わせて利⽤可能とすることが考えられる。

利⽤者情報格納

エリア

他のWebサイト

プル型情報提供機能

カスタマイズ機能

コンテンツプル型情報提供機能

(マッシュアップ)

プル型情報提供機能

呼出

登録・更新

参照

参照

ライブラリ提供 登録・更新

コンテンツ

コンテンツ

外部コンテンツの呼出

Page 30: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

30

公共サービスポータル

インテリジェント検索機能インテリジェント検索機能

利⽤者が、具体的な⾏政⼿続名や書類名を知らなくても、最⼩限の情報で必要な情報を検索できるようにする機能。曖昧検索、情報の利⽤者が、具体的な⾏政⼿続名や書類名を知らなくても、最⼩限の情報で必要な情報を検索できるようにする機能。曖昧検索、情報の重み付け等の技術を活⽤することが考えられる。また、他の重み付け等の技術を活⽤することが考えられる。また、他のWebWebサイトが利⽤できるよう、サイトが利⽤できるよう、WebWebサービス技術やマッシュアップ技術等を⽤いて提サービス技術やマッシュアップ技術等を⽤いて提供することが考えられる。供することが考えられる。なお、昨今の検索技術は著しく発達しており、最新の技術動向を踏まえ、必要に応じて機能に取り込む必要がある。利⽤者の希望する情報なお、昨今の検索技術は著しく発達しており、最新の技術動向を踏まえ、必要に応じて機能に取り込む必要がある。利⽤者の希望する情報を、より簡易に⾒つけることを可能とする技術として、例えば、を、より簡易に⾒つけることを可能とする技術として、例えば、SEMSEM((Search Engine MarketingSearch Engine Marketing:検索エンジンマーケティング):検索エンジンマーケティング) 、、SEOSEO((Search Engine OptimizationSearch Engine Optimization:検索エンジン最適化):検索エンジン最適化) 等の技術も参考となる。等の技術も参考となる。

他のWebサイト

インテリジェント検索機能

インテリジェント検索機能(マッシュアップ)

曖昧検索情報

重み付け情報

呼出呼出

参照参照

参照参照

参照参照

各府省・⾃治体等各府省・⾃治体等各府省・⾃治体等コンテンツ 登録・更新登録・更新

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31

各府省・⾃治体等各府省・⾃治体等各府省・⾃治体等

利⽤者利⽤者の事前の情報提供要求登録に基づき、各府省・⾃治体等から利⽤者に対して、メール等で情報提供を⾏う機能。各府省・⾃治体の事前の情報提供要求登録に基づき、各府省・⾃治体等から利⽤者に対して、メール等で情報提供を⾏う機能。各府省・⾃治体等から利⽤者へのお知らせなどを、利⽤者の属性情報に応じて配信できる。本⼈確認が必要な情報については、メール等で案内をし、オンラ等から利⽤者へのお知らせなどを、利⽤者の属性情報に応じて配信できる。本⼈確認が必要な情報については、メール等で案内をし、オンライン認証をした上で情報を提供する。また、他のイン認証をした上で情報を提供する。また、他のWebWebサイトが利⽤できるよう、サイトが利⽤できるよう、WebWebサービス技術やマッシュアップ技術等を⽤いて提供することがサービス技術やマッシュアップ技術等を⽤いて提供することが考えられる。考えられる。

公共サービスポータル

利⽤者情報格納

エリア

情報提供を希望する利⽤者は、⾃⾝の連絡先(メールアドレス)や分類、属性情報等を登録する。

配信機能

分類や対象条件、配信期間などの属性情報を付加した状態で、

情報を登録する。分類や対象条件の区分は利⽤者が登録する情報と同じ区分と

する。

プッシュ型情報提供機能プッシュ型情報提供機能

情報提供要求登録機能

情報提供要求登録で登録した分類や属性情報に⼀致する

情報を抽出し、配信する。

本⼈確認が必要な情報は、オンライン認証をした上で情報を参照す

る。

本⼈確認が不要な情報(⼀時保存)

登録・更新

本⼈確認が必要な

情報参照

参照

認証/情報参照機能

参照

登録・更新

Page 32: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

32

各府省・⾃治体等各府省・⾃治体等各府省・⾃治体等

利⽤者の代理⼈(エージェント)として、公共サービスポータルが⾏政情報を検索、収集し、更新情報等を提供する機能。これにより、利⽤利⽤者の代理⼈(エージェント)として、公共サービスポータルが⾏政情報を検索、収集し、更新情報等を提供する機能。これにより、利⽤者は⾃分の関⼼のある事項に関する最新情報を容易に確認できる(例:受給可能な⾏政サービス、⼊札情報、道路更新情報)。者は⾃分の関⼼のある事項に関する最新情報を容易に確認できる(例:受給可能な⾏政サービス、⼊札情報、道路更新情報)。各府省・⾃治体等の公開情報が検索可能なフォーマット(検索⽤タグの定義等)であることが前提条件となる。また、タグの統⼀的なルール作各府省・⾃治体等の公開情報が検索可能なフォーマット(検索⽤タグの定義等)であることが前提条件となる。また、タグの統⼀的なルール作りなども求められる。りなども求められる。また、他のまた、他のWebWebサイトが利⽤できるよう、サイトが利⽤できるよう、WebWebサービス技術やマッシュアップ技術等を⽤いて提供することが考えられる。サービス技術やマッシュアップ技術等を⽤いて提供することが考えられる。

公共サービスポータル

利⽤者情報格納

エリア

情報提供を希望する利⽤者は、⾃⾝の連絡先(メールアドレス)や分類、属性情報等を登録する。

配信機能

エージェント型情報提供機能エージェント型情報提供機能

情報提供要求登録機能

公開情報情報収集

登録・更新

参照

参照

情報収集機能

収集情報(⼀時保存)

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33

ライフイベント等に応じて必要となる複数の申請等をワンストップで⾏う機能。本ライフイベント等に応じて必要となる複数の申請等をワンストップで⾏う機能。本PTPTにおいては、「次世代電⼦⾏政サービスの実現に向けたにおいては、「次世代電⼦⾏政サービスの実現に向けたグランドデザイン」(平成グランドデザイン」(平成2020年年66⽉⽉44⽇)において、引越及び退職のワンストップサービスについて、現状、⽅向性、課題と具体的⽅策、及び効⽇)において、引越及び退職のワンストップサービスについて、現状、⽅向性、課題と具体的⽅策、及び効果を明らかにした。果を明らかにした。また、引越ワンストップサービスについては、「引越ワンストップサービス実現へ向けての段階的アプローチ」(平成また、引越ワンストップサービスについては、「引越ワンストップサービス実現へ向けての段階的アプローチ」(平成2121年年1010⽉⽉2626⽇予定:本報告⽇予定:本報告書の書のⅡⅡ部に挿⼊予定)を取りまとめる予定である。退職ワンストップサービスについては、「退職ワンストップサービス実現へ向けての段階的アプ部に挿⼊予定)を取りまとめる予定である。退職ワンストップサービスについては、「退職ワンストップサービス実現へ向けての段階的アプローチ」(平成ローチ」(平成2121年年77⽉⽉2727⽇:本報告書の⽇:本報告書のⅢⅢ部に当たる)を取りまとめたところである。部に当たる)を取りまとめたところである。

ワンストップ申請機能ワンストップ申請機能

オンラインで本⼈確認をするためのオンライン認証機能と電⼦データの作成者の実証と電⼦データの真正性を確認するための電⼦署名の機オンラインで本⼈確認をするためのオンライン認証機能と電⼦データの作成者の実証と電⼦データの真正性を確認するための電⼦署名の機能。電⼦署名については、電⼦署名及び認証業務に関する法律(平成能。電⼦署名については、電⼦署名及び認証業務に関する法律(平成1212年法律第年法律第102102号)、電⼦署名に係る地⽅公共団体の認証業務号)、電⼦署名に係る地⽅公共団体の認証業務に関する法律(平成に関する法律(平成1414年法律第年法律第153153号)に基づき、公的個⼈認証等の電⼦署名のための基盤が整備されている。号)に基づき、公的個⼈認証等の電⼦署名のための基盤が整備されている。

また、電⼦政府ガイドライン作成検討会セキュリティ分科会において、⼿続ごとにリスク評価を⾏い、リスク評価に基づく保証レベルの導出やまた、電⼦政府ガイドライン作成検討会セキュリティ分科会において、⼿続ごとにリスク評価を⾏い、リスク評価に基づく保証レベルの導出や認認証・署名を中⼼としたセキュリティ対策の在り⽅について、検討が⾏われている。証・署名を中⼼としたセキュリティ対策の在り⽅について、検討が⾏われている。

公的個⼈認証については、総務省の公的個⼈認証サービス普及拡⼤検討会において、認証⽤途の付加、記録媒体の拡⼤、オンライン更公的個⼈認証については、総務省の公的個⼈認証サービス普及拡⼤検討会において、認証⽤途の付加、記録媒体の拡⼤、オンライン更新、有効期限の延⻑、署名検証者の拡⼤、利⽤⽤途の拡⼤(署名メール及び暗号メール)について検討が⾏われている。新、有効期限の延⻑、署名検証者の拡⼤、利⽤⽤途の拡⼤(署名メール及び暗号メール)について検討が⾏われている。

認証・署名機能認証・署名機能

ワンストップ申請機能と認証署名機能ワンストップ申請機能と認証署名機能

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34

55章章 「公共サービス連携基盤(仮称)」を実現する技術要素「公共サービス連携基盤(仮称)」を実現する技術要素

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35

①①ディレクトリ機能ディレクトリ機能利⽤者の希望するサービスリストの管理と、その要求をどの機関に送ればよいか管理する機能。利⽤者の希望するサービスリストの管理と、その要求をどの機関に送ればよいか管理する機能。利⽤者の登録するログイン利⽤者の登録するログインIDIDと、利⽤者が利⽤するサービスを管轄する接続機関の連携⽤と、利⽤者が利⽤するサービスを管轄する接続機関の連携⽤IDIDを関連付けする機能。暗号化格納。を関連付けする機能。暗号化格納。

②②アクセス制御機能アクセス制御機能利⽤者がどの機関のどのサービスを利⽤可能か管理する機能。利⽤者がどの機関のどのサービスを利⽤可能か管理する機能。

③③業務プロセス管理機能業務プロセス管理機能ワンストップサービスの⼿続の順番、ステータスを管理する機能。提供するサービスをパターン化して定義する。⼀般にワンストップサービスの⼿続の順番、ステータスを管理する機能。提供するサービスをパターン化して定義する。⼀般にBPMBPM((Business Process ManagementBusiness Process Management)を⾏)を⾏う機能。う機能。

④④ログ管理機能ログ管理機能どの機関からどの機関へ情報のやりとりが⾏われたか、証跡を記録する機能どの機関からどの機関へ情報のやりとりが⾏われたか、証跡を記録する機能

⑤⑤⼀時情報保管機能⼀時情報保管機能業務プロセスの途中状況、各接続機関からの結果情報を⼀時的に保管しておく機能。この機能によって、結果の返答は各機関の任意のタイミン業務プロセスの途中状況、各接続機関からの結果情報を⼀時的に保管しておく機能。この機能によって、結果の返答は各機関の任意のタイミング(⾮同期やリアグ(⾮同期やリアルタイムなど)で可能となる。ルタイムなど)で可能となる。

⑥⑥レジストリ機能レジストリ機能各接続機関のサービスの仕様情報を管理し、各機関との連携時に参照するレジストリ機能。各接続機関のサービスの仕様情報を管理し、各機関との連携時に参照するレジストリ機能。

⑦⑦外部接続機能外部接続機能各機関とのサービス連携の窓⼝になる機能。複数のオープンな標準技術に準拠したインターフェースを⽤いて接続する。各機関とのサービス連携の窓⼝になる機能。複数のオープンな標準技術に準拠したインターフェースを⽤いて接続する。

⾃治体⾃治体

ガスガス

電⼒電⼒

⾃治体⾃治体ハブハブ

⾃治体⾃治体

⺠間⺠間ハブハブ

府省府省

外部接続機能

銀⾏銀⾏

認証認証機関機関

公共サービス連携基盤(公共サービス連携基盤(仮称仮称))

業務プロセス

管理機能ディレクトリ

機能アクセス制御

機能

ログ管理機能

⼀時情報保管機能

レジストリ機能

サービスバス

①① ②② ③③

④④ ⑤⑤ ⑥⑥

各機能概要各機能概要

プル型情報提プル型情報提供機能/カス供機能/カスタマイズ機能タマイズ機能

ワンストップワンストップ申請機能申請機能

エージェント型エージェント型情報提供機能情報提供機能

プッシュ型情報プッシュ型情報提供提供機能機能

インテリジェントインテリジェント検索機能検索機能

認証認証・署名・署名機能機能

公共サービスポータル公共サービスポータル

⑦⑦

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AA①①

(a) (a) 利⽤者のログイン(利⽤者のログイン(AA①①))利⽤者は、オンライン認証の仕組みを使い、公共サービスポータルからログインする。認証機能は認証機関へ認証を依頼し、結果を取得する。利⽤者は、オンライン認証の仕組みを使い、公共サービスポータルからログインする。認証機能は認証機関へ認証を依頼し、結果を取得する。

(b) (b) 利⽤可能な⼿続メニューの取得(利⽤可能な⼿続メニューの取得(AA②②))ワンストップ申請機能は、サービスバスを経由して、利⽤者がディレクトリ(利⽤者情報格納エリア)に登録した利⽤を希望する⼿続メニューワンストップ申請機能は、サービスバスを経由して、利⽤者がディレクトリ(利⽤者情報格納エリア)に登録した利⽤を希望する⼿続メニューのリストを取得する。のリストを取得する。

(c) (c) 利⽤可能な⼿続メニューの表⽰(利⽤可能な⼿続メニューの表⽰(AA③③))ワンストップ申請機能は、利⽤者が希望する⼿続メニューのリストを表⽰する。ワンストップ申請機能は、利⽤者が希望する⼿続メニューのリストを表⽰する。

(d) (d) ログの記録(ログの記録(AA④④))サービスバスを経由する処理は、ログ管理機能によって記録される。サービスバスを経由する処理は、ログ管理機能によって記録される。

⾃治体⾃治体

ガスガス

電⼒電⼒

⾃治体⾃治体ハブハブ

⾃治体⾃治体

⺠間⺠間ハブハブ

府省府省

外部接続機能

銀⾏銀⾏

認証認証機関機関

公共サービス連携基盤(公共サービス連携基盤(仮称仮称))

業務プロセス

管理機能ディレクトリ

機能アクセス制御

機能

ログ管理機能

⼀時情報保管機能

レジストリ機能

サービスバスAA②②

AA③③AA④④

サービス連携利⽤イメージ(①ログインから⼿続メニューの表⽰サービス連携利⽤イメージ(①ログインから⼿続メニューの表⽰))

●ログイン

●⼿続きメニュー

プル型情報提プル型情報提供機能/カス供機能/カスタマイズ機能タマイズ機能

ワンストップワンストップ申請機能申請機能

エージェント型エージェント型情報提供機能情報提供機能

プッシュ型情報プッシュ型情報提供提供機能機能

インテリジェントインテリジェント検索機能検索機能

認証認証・署名・署名機能機能

公共サービスポータル公共サービスポータル

Page 37: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

37

BB①①

(a) (a) ⼿続メニューの利⽤(⼿続メニューの利⽤(BB①①))利⽤者は、今回利⽤する⼿続メニューを申請情報等の必要な情報の⼊⼒と共に呼び出す。利⽤者は、今回利⽤する⼿続メニューを申請情報等の必要な情報の⼊⼒と共に呼び出す。

(b) (b) サービスの利⽤可否の確認(サービスの利⽤可否の確認(BB②②))ワンストップ申請機能はサービスバスを経由し、アクセス制御機能に問い合わせ、当該サービスが利⽤可能かを確認する。ワンストップ申請機能はサービスバスを経由し、アクセス制御機能に問い合わせ、当該サービスが利⽤可能かを確認する。

(c) (c) 業務プロセスの呼び出し(業務プロセスの呼び出し(BB③③))ワンストップ申請機能はサービスバスを経由し、業務プロセス管理機能に定義された業務プロセスを呼び出す。ワンストップ申請機能はサービスバスを経由し、業務プロセス管理機能に定義された業務プロセスを呼び出す。

(d) (d) ⼀時情報の保管(⼀時情報の保管(BB④④))業務プロセス管理機能はサービスバスを経由し⼀時情報保管機能を呼び出し、各プロセスの制御に必要なデータ以外を⼀時的に格納する。業務プロセス管理機能はサービスバスを経由し⼀時情報保管機能を呼び出し、各プロセスの制御に必要なデータ以外を⼀時的に格納する。

⾃治体⾃治体

ガスガス

電⼒電⼒

⾃治体⾃治体ハブハブ

⾃治体⾃治体

⺠間⺠間ハブハブ

府省府省

外部接続機能

銀⾏銀⾏

認証認証機関機関

公共サービス連携基盤(公共サービス連携基盤(仮称仮称))

業務プロセス

管理機能ディレクトリ

機能アクセス制御

機能

ログ管理機能

⼀時情報保管機能

レジストリ機能

サービスバスBB②② BB④④BB③③

サービス連携利⽤イメージ(②⼿続の選択からワンストップ申請の開始サービス連携利⽤イメージ(②⼿続の選択からワンストップ申請の開始))

●⼿続を選ぶ□情報共有を希望するか?

●申請情報の⼊⼒

●ワンストップ申請(申請を受付ました)(審査完了はX⽇後)

プル型情報提プル型情報提供機能/カス供機能/カスタマイズ機能タマイズ機能

ワンストップワンストップ申請機能申請機能

エージェント型エージェント型情報提供機能情報提供機能

プッシュ型情報プッシュ型情報提供提供機能機能

インテリジェントインテリジェント検索機能検索機能

認証認証・署名・署名機能機能

公共サービスポータル公共サービスポータル

Page 38: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

38

(a) (a) 宛先の問い合わせ(宛先の問い合わせ(CC①①))業務プロセス管理機能は業務プロセスの定義に従って処理すべきサービスを特定し、ディレクトリ機能に宛先を問い合わせる。業務プロセス管理機能は業務プロセスの定義に従って処理すべきサービスを特定し、ディレクトリ機能に宛先を問い合わせる。

(b) (b) 宛先の処理に必要な情報の問い合わせ(宛先の処理に必要な情報の問い合わせ(CC②②))業務プロセス管理機能はレジストリ機能に宛先のサービスの情報を問い合わせる。業務プロセス管理機能はレジストリ機能に宛先のサービスの情報を問い合わせる。

(c) (c) 宛先に必要な情報の取得(宛先に必要な情報の取得(CC③③))業務プロセス管理機能は⼀時情報保管保存機能から、各宛先のサービスを利⽤するために必要な情報を取得する。業務プロセス管理機能は⼀時情報保管保存機能から、各宛先のサービスを利⽤するために必要な情報を取得する。

(d) (d) 接続機関への処理要求(接続機関への処理要求(CC④④))業務プロセス管理機能はサービスバスを経由し、中央省庁、⾃治体、⺠間機関のサービスを呼び出す。業務プロセス管理機能はサービスバスを経由し、中央省庁、⾃治体、⺠間機関のサービスを呼び出す。((※※呼び出しは、順次もしくは並列でも、業務プロセスに応じて可能)呼び出しは、順次もしくは並列でも、業務プロセスに応じて可能)

⾃治体⾃治体

ガスガス

電⼒電⼒

⾃治体⾃治体ハブハブ

⾃治体⾃治体

⺠間⺠間ハブハブ

府省府省

外部接続機能

銀⾏銀⾏

認証認証機関機関

公共サービス連携基盤(公共サービス連携基盤(仮称仮称))

業務プロセス

管理機能ディレクトリ

機能アクセス制御

機能

ログ管理機能

⼀時情報保管機能

レジストリ機能

サービスバスCC①①CC②②

CC④④

CC④④

CC④④

CC③③

サービス連携利⽤イメージ(③バックオフィス連携サービス連携利⽤イメージ(③バックオフィス連携))

プル型情報提プル型情報提供機能/カス供機能/カスタマイズ機能タマイズ機能

ワンストップワンストップ申請機能申請機能

エージェント型エージェント型情報提供機能情報提供機能

プッシュ型情報プッシュ型情報提供提供機能機能

インテリジェントインテリジェント検索機能検索機能

認証認証・署名・署名機能機能

公共サービスポータル公共サービスポータル

Page 39: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

39

DD①①

(a) (a) 各機関の処理結果の取得(各機関の処理結果の取得(DD①①))各接続機関のサービスは結果を⼀時情報保管機能に渡す。各接続機関のサービスは結果を⼀時情報保管機能に渡す。((※※結果の返答は、順次もしくは並列でも、業務プロセスの定義に応じて可能)結果の返答は、順次もしくは並列でも、業務プロセスの定義に応じて可能)

(b) (b) 結果の格納をプロセス管理機能に通知(結果の格納をプロセス管理機能に通知(DD②②))⼀時情報保管機能はサービスバスを経由し、業務プロセス管理機能へ結果が到達したことを通知する。⼀時情報保管機能はサービスバスを経由し、業務プロセス管理機能へ結果が到達したことを通知する。

⾃治体⾃治体

ガスガス

電⼒電⼒

⾃治体⾃治体ハブハブ

⾃治体⾃治体

⺠間⺠間ハブハブ

府省府省

外部接続機能

銀⾏銀⾏

認証認証機関機関

公共サービス連携基盤(公共サービス連携基盤(仮称仮称))

業務プロセス

管理機能ディレクトリ

機能アクセス制御

機能

ログ管理機能

⼀時情報保管機能

レジストリ機能

サービスバス

DD①①

DD①①

DD②②

サービス連携利⽤イメージ(④バックオフィス連携サービス連携利⽤イメージ(④バックオフィス連携))

(申請状況確認)■府省 完了■⾃治体 完了□電⼒ 処理中

プル型情報提プル型情報提供機能/カス供機能/カスタマイズ機能タマイズ機能

ワンストップワンストップ申請機能申請機能

エージェント型エージェント型情報提供機能情報提供機能

プッシュ型情報プッシュ型情報提供提供機能機能

インテリジェントインテリジェント検索機能検索機能

認証認証・署名・署名機能機能

公共サービスポータル公共サービスポータル

※利⽤者は必要に応じて、ワンストップ申請の処理状況を閲覧することができる

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(a) (a) 審査結果の通知(審査結果の通知(EE①①))業務プロセス管理機能はすべてのプロセスが完了すると、各機関の処理結果を⼀時情報保管機能から収集し、最終的なサマリーをワンストップ業務プロセス管理機能はすべてのプロセスが完了すると、各機関の処理結果を⼀時情報保管機能から収集し、最終的なサマリーをワンストップ申請機能へ渡す。場合によっては、利⽤者のメールアドレス等へ処理が完了した旨の通知を⾏う。申請機能へ渡す。場合によっては、利⽤者のメールアドレス等へ処理が完了した旨の通知を⾏う。

(b) (b) 利⽤者の集約結果取得(利⽤者の集約結果取得(EE②②))利⽤者は公共サービスポータルにアクセスし、ワンストップ申請の集約結果を⼊⼿する。利⽤者は公共サービスポータルにアクセスし、ワンストップ申請の集約結果を⼊⼿する。

⾃治体⾃治体

ガスガス

電⼒電⼒

⾃治体⾃治体ハブハブ

⾃治体⾃治体

⺠間⺠間ハブハブ

府省府省

外部接続機能

銀⾏銀⾏

認証認証機関機関

公共サービス連携基盤(公共サービス連携基盤(仮称仮称))

業務プロセス

管理機能ディレクトリ

機能アクセス制御

機能

ログ管理機能

⼀時情報保管機能

レジストリ機能

サービスバスEE①①EE②②

サービス連携利⽤イメージサービス連携利⽤イメージ((⑤⑤集約結果の取得)集約結果の取得)

(審査終了通知)メール等による

●申請結果の⼊⼿

プル型情報提プル型情報提供機能/カス供機能/カスタマイズ機能タマイズ機能

ワンストップワンストップ申請機能申請機能

エージェント型エージェント型情報提供機能情報提供機能

プッシュ型情報プッシュ型情報提供提供機能機能

インテリジェントインテリジェント検索機能検索機能

認証認証・署名・署名機能機能

公共サービスポータル公共サービスポータル

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41

連携⽅式のイメージ(①レガシーシステムとの連携連携⽅式のイメージ(①レガシーシステムとの連携))

レガシーシステムと連携する場合、「公共サービス連携基盤(仮称)」と各機関の間の処理要求・結果のやり取りが、レガシーシステムと連携する場合、「公共サービス連携基盤(仮称)」と各機関の間の処理要求・結果のやり取りが、““電⼦的な書類電⼦的な書類””等の等のファイルを⽤いる可能性があることや、⼿作業の介在する連携である可能性も想定しておく。ファイルを⽤いる可能性があることや、⼿作業の介在する連携である可能性も想定しておく。

各機関保有DB

外部接続機能

公共サービス連携基盤(仮称)公共サービス連携基盤(仮称)

①レガシーシステム①レガシーシステム

サービス連携に必要な機能

基幹業務システム業務

プロセス管理機能

ディレクトリ機能

アクセス制御機能

ログ管理機能

⼀時情報保管機能

レジストリ機能

サービスバス

ディレクトリディレクトリ((IDID変換テーブル)変換テーブル)

バックオフィス連携⽤バックオフィス連携⽤データストアデータストア

(処理要求と処理結果)(処理要求と処理結果)

IDの変換

処理要求

・データスキーマ変換・データスキーマ変換・各種コード変換・各種コード変換・⽂字コード変換・⽂字コード変換

結果送付

複数の複数の標準的な標準的なプロトコルプロトコル

各機関からの処理結各機関からの処理結果の⼀時的な保管果の⼀時的な保管

外部連携外部連携サービスサービス

・データの送受信・データの送受信・・IDID変換変換

標準変換標準変換アダプタアダプタ

処理結果の登録

処理要求の取込

FTP/HTTP

外部セグメント等連携

①①基幹業務システムの運⽤者が「公共サービス連携基盤(仮称)からバックオフィス連携⽤データストアに送信されたファイル(処理要求が記基幹業務システムの運⽤者が「公共サービス連携基盤(仮称)からバックオフィス連携⽤データストアに送信されたファイル(処理要求が記載されたファイル)を参照載されたファイル)を参照。。②②機関内で⼿続や審査等に必要なデータ等の確認を⾏機関内で⼿続や審査等に必要なデータ等の確認を⾏う。う。③③結果を「公共サービス連携基盤(仮称)結果を「公共サービス連携基盤(仮称)」」にファイル転送。にファイル転送。連携のプロトコルについては、「公共サービス連携基盤(仮称)の外部接続機能によって連携のプロトコルについては、「公共サービス連携基盤(仮称)の外部接続機能によってFTPFTPややHTTPHTTP等の既存のものでも可能。等の既存のものでも可能。レガシーシステムとの連携の場合では、外部連携サービス、バックオフィス連携⽤データストア、標準変換アダプタ、レガシーシステムとの連携の場合では、外部連携サービス、バックオフィス連携⽤データストア、標準変換アダプタ、IDID変換⽤のディレクトリデー変換⽤のディレクトリデータ等が必要。タ等が必要。

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連携⽅式のイメージ(②地域情報プラットフォームとの連携連携⽅式のイメージ(②地域情報プラットフォームとの連携))

地⽅⾃治体において導⼊が始まっている地域情報プラットフォームと連携する場合のために、「公共サービス連携基盤(仮称)」の外部接続地⽅⾃治体において導⼊が始まっている地域情報プラットフォームと連携する場合のために、「公共サービス連携基盤(仮称)」の外部接続機能に地域情報プラットフォームに対応したインターフェースを⽤意。地⽅⾃治体においては、ある範囲にて共同利⽤型の形態にて接続する機能に地域情報プラットフォームに対応したインターフェースを⽤意。地⽅⾃治体においては、ある範囲にて共同利⽤型の形態にて接続することも考えられるので、接続機関の状況に応じて、対応したインターフェースを⽤意する必要ことも考えられるので、接続機関の状況に応じて、対応したインターフェースを⽤意する必要があるがある。。

外部接続機能

公共サービス連携基盤(仮称)公共サービス連携基盤(仮称)

SOAP

業務プロセス

管理機能ディレクトリ

機能アクセス制御

機能

ログ管理機能

⼀時情報保管機能

レジストリ機能

サービスバス

②地域情報プラットフォーム②地域情報プラットフォーム

統合DB機能

PF通信機能

PF共通機能

モニタリング認証・認可

・・・・

サービス基盤

監査証跡

長澤 太郎 キV

届出

長澤 太郎 キV

届出

長澤 太郎 キV

届出

長澤 太郎 キV

届出

長澤 太郎 キV

届出

長澤 太郎 キV

届出

長澤 太郎 キV

届出

長澤 太郎 キV

届出

統合レジストリ

自治体業務ユニット

・・・・

BPM機能

住民基本台帳

個人住民税

国民健康保険

外部連携ユニット処理要求+申請データ

処理結果+結果データ

PFPF通信機能に準拠通信機能に準拠したプロトコルしたプロトコル

各機関からの処理結各機関からの処理結果の⼀時的な保管果の⼀時的な保管

地域情報プラットフォームに準拠している先進的な地⽅公共団体とのシステム連携は、庁内の業務システムも含めて標準化された仕組みに地域情報プラットフォームに準拠している先進的な地⽅公共団体とのシステム連携は、庁内の業務システムも含めて標準化された仕組みによる連携が可能である。したがって、標準仕様に基づく半⾃動的な(極⼒⼈⼿を排除した)連携により業務の効率化が期待できる。よる連携が可能である。したがって、標準仕様に基づく半⾃動的な(極⼒⼈⼿を排除した)連携により業務の効率化が期待できる。①①「公共サービス連携基盤(仮称)」からの処理要求に応じて、地域情報プラットフォームの外部連携ユニットが個別業務を呼び出「公共サービス連携基盤(仮称)」からの処理要求に応じて、地域情報プラットフォームの外部連携ユニットが個別業務を呼び出す。す。②②処理結果を「公共サービス連携基盤(仮称)」の⼀時情報保管機能へ返信する。処理結果を「公共サービス連携基盤(仮称)」の⼀時情報保管機能へ返信する。

地域情報プラットフォームに準拠している場合には、バックオフィス連携⽤データストア、標準変換アダプタ、地域情報プラットフォームに準拠している場合には、バックオフィス連携⽤データストア、標準変換アダプタ、IDID変換⽤のディレクトリデータ等は変換⽤のディレクトリデータ等は必ずしも必要でない。必ずしも必要でない。

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連携⽅式のイメージ(③連携⽅式のイメージ(③SOASOAシステムとの連携)システムとの連携)SOASOAシステムとの連携の場合、システムとの連携の場合、SOASOAシステム側では外部連携サービスとして各種サービスがシステム側では外部連携サービスとして各種サービスがSOASOA準拠の標準仕様によって公開され、「公共サー準拠の標準仕様によって公開され、「公共サービス連携基盤(仮称)」の業務プロセス機能から呼び出される連携⽅式となる。ビス連携基盤(仮称)」の業務プロセス機能から呼び出される連携⽅式となる。

SOAP/REST

サービスバス

外部接続機能

公共サービス連携基盤(仮称)公共サービス連携基盤(仮称)

業務プロセス

管理機能ディレクトリ

機能アクセス制御

機能

ログ管理機能

⼀時情報保管機能

レジストリ機能

サービスバス

各機関保有DB

③③SOASOAシステムシステム

サービス連携に必要な機能

基幹業務システム

処理要求+申請データ

処理結果+結果データ

連携⽤データの抽出

連携⽤データの登録複数の複数の標準的な標準的なプロトコルプロトコル

各機関からの処理結各機関からの処理結果の⼀時的な保管果の⼀時的な保管

・データの送受信・データの送受信・・IDID変換変換

住所変更申請サービス

納付状況照会サービス

ディレクトリディレクトリ((IDID変換テーブル)変換テーブル)

バックオフィス連携⽤バックオフィス連携⽤データストアデータストア

(外部連携⽤(外部連携⽤DBDB))

外部連携外部連携サービスサービス

標準変換標準変換アダプタアダプタ

処理結果+結果データ

・データスキーマ変換・データスキーマ変換・各種コード変換・各種コード変換・⽂字コード変換・⽂字コード変換

SOASOAに準拠している先進的な接続機関とのシステム連携は、半⾃動的な(極⼒⼈⼿を排除した)連携が可能となり、より業務効率化に準拠している先進的な接続機関とのシステム連携は、半⾃動的な(極⼒⼈⼿を排除した)連携が可能となり、より業務効率化に効果を発揮すると考えられる。に効果を発揮すると考えられる。

SOASOAに準拠している場合には、バックオフィス連携⽤データストアは必ずしも必要ではないが、各機関の保有するデータの標準化の状況に準拠している場合には、バックオフィス連携⽤データストアは必ずしも必要ではないが、各機関の保有するデータの標準化の状況に応じて、標準変換アダプタが必要であり、また、に応じて、標準変換アダプタが必要であり、また、IDID変換⽤のディレクトリデータについても必要になる。変換⽤のディレクトリデータについても必要になる。

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・媒体のフォーマットや暗号化、タイミング等の運⽤ルールの取り決めが必要

記憶媒体の⼿渡しや郵送にてデータ交換を実現する媒体授受オフライン

・データのフォーマットや⼀時保管場所など運⽤等のルールの取り決めが必要

複数のシステム間を連携する必要があり、リアルタイム性は求められず、ヒューマンタスクなどを介することが考えられリアルタイムでの情報共有が難しい場合

FTP等を⽤いて、ファイル等によるデータ交換を実現するファイル転送・バッチ連携

・連携の双⽅に導⼊が必要複数のシステム間を連携する必要があり、リアルタイム性は求められず、ヒューマンタスクなどを介することが考えられリアルタイムでの情報共有が難しい場合

メッセージキューイング等の技術を活⽤し、⾮同期の連携処理を実現する

ミドルウェア等による連携(ディレイド・オンライン)

⾮同期

・標準化された機能だけで不⼗分な場合、独⾃の開発が必要

・標準化が不⼗分であり、動向に留意が必要複数のシステム間を連携する必要があり、リアルタイム性と

データの⼀意性がある程度求められ、多様なトランザクションを実⾏する必要がある場合

Webサービスを活⽤し、粗結合によるリアルタイムや⾮同期の連携処理を実現する

Webサービス連携

・運⽤上も個別の対応が必要

・各システム毎に開発が必要特定のシステム間を連携する必要があり、リアルタイム性とデータの⼀意性がある程度求められ、⼤量のトランザクションを実⾏する必要がある場合

連携に必要な機能を個別に開発し、リアルタイムや⾮同期の連携処理を実現する

アプリケーション開発による連携

リアルタイム/⾮同期

・製品によっては、連携⽤アダプタの個別開発が必要

・⾼度な機能を利⽤する場合、連携対象システム間でミドルウェア等の統⼀が必要複数のシステム間を連携する必要があり、リアルタイム性と

データの⼀意性に対する要求が⾼く、⼤量のトランザクションを実⾏する必要がある場合

連携に必要な機能を装備したパッケージソフトを活⽤し、リアルタイムの連携処理を実現する

ミドルウェア等による連携(リアルタイム・オンライン)

・運⽤管理の責任分解点の整理が必要

・広帯域のネットワークが必要リアルタイム性とデータの⼀意性に対する要求が⾼く、⼤量データを処理する場合

複数のシステム間で ディスクを共⽤し、データを共有するディスク共⽤

リアルタイム

留意点留意点適⽤対象適⽤対象概要概要⽅式⽅式連携レベル連携レベル

各機関が保有するデータや「公共サービス連携基盤(仮称)」が管理する業務プロセス等のトランザクションのパターンに応じて、最適な連携各機関が保有するデータや「公共サービス連携基盤(仮称)」が管理する業務プロセス等のトランザクションのパターンに応じて、最適な連携⽅⽅式(リアルタイム性や同期性)を検討する必要がある。データの⼀貫性を保ちつつデータの連携を⾏うためには、提供するサービスのユースケ式(リアルタイム性や同期性)を検討する必要がある。データの⼀貫性を保ちつつデータの連携を⾏うためには、提供するサービスのユースケーースを分析し、各機関間や機能間のやり取りにおいて必要となる同期レベルを検討する。スを分析し、各機関間や機能間のやり取りにおいて必要となる同期レベルを検討する。

疎結合での連携は、本項で⽰す同期レベルに関する検討が重要となる。新業務要件の詳細化に基づき、かつ費⽤対効果を踏まえ、最適な同期レベルを採⽤することが必要である。今後、⾮機能要件の検討や物理設計の段階においては、同期レベルを重視し、各機関間や機能間のやり取りを、これらの同期レベルのパターンに分類をすることで、体系的に同期レベルを整理することができる。

疎結合疎結合での連携での連携は、本項で⽰す同期レベルに関する検討が重要となる。新業務要件の詳細化に基づき、かつ費⽤対効果を踏まえ、最は、本項で⽰す同期レベルに関する検討が重要となる。新業務要件の詳細化に基づき、かつ費⽤対効果を踏まえ、最適な同期レベルを採⽤することが必要である。適な同期レベルを採⽤することが必要である。今後、⾮機能要件の検討や物理設計の段階においては、同期レベルを重視し、各機関間や機能間のやり取りを、これらの同期レベルの今後、⾮機能要件の検討や物理設計の段階においては、同期レベルを重視し、各機関間や機能間のやり取りを、これらの同期レベルのパターンに分類をすることで、体系的に同期レベルを整理することができる。パターンに分類をすることで、体系的に同期レベルを整理することができる。

連携⽅式の同期レベル連携⽅式の同期レベル

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45

「公共サービス連携基盤(仮称)」を運⽤するに当たっては、国⺠ならびに接続機関、双⽅のセキュリティに対する不安を取り除くための考慮「公共サービス連携基盤(仮称)」を運⽤するに当たっては、国⺠ならびに接続機関、双⽅のセキュリティに対する不安を取り除くための考慮が必要である。特に、バックオフィス間でデータを連携する際は、各機関の情報の取扱いに関する合意や、合意した事項の確実な実施を実が必要である。特に、バックオフィス間でデータを連携する際は、各機関の情報の取扱いに関する合意や、合意した事項の確実な実施を実現するための、第三者機関等による監視の仕組みが必要である。現するための、第三者機関等による監視の仕組みが必要である。

業務プロセス

サービスレジストリ ログ

第三者機関による第三者機関による不正利⽤監視不正利⽤監視

照合照合

公共サービス連携基盤公共サービス連携基盤(仮称)(仮称)ポータル(国⺠)ポータル(国⺠) ポータル(⾏政)ポータル(⾏政)

接続機関接続機関

オンラインオンライン認証認証 職員職員

認証認証

プライベートネットワーク

接続機関接続機関

職員

職員

国⺠

アプリケーション(サービス)

アプリケーション(サービス)

次世代電⼦⾏政サービス基盤におけるセキュリティの考え⽅次世代電⼦⾏政サービス基盤におけるセキュリティの考え⽅

今後、⾮機能要件の検討や物理設計の段階においては、全体の適度なバランスを考慮したセキュリティ設計が必要。今後、⾮機能要件の検討や物理設計の段階においては、今後、⾮機能要件の検討や物理設計の段階においては、全体の適度なバランスを考慮したセ全体の適度なバランスを考慮したセキュリティ設計キュリティ設計が必要。が必要。・業務プロセスに定義されたフローに沿ってのみの利⽤・職員に対する制限、教育、ペナルティ、アクセス履歴等職員の不正使⽤・サービスレジストリに事前に登録されたサービスのみとの連携不正アクセス・パスワードの定期的な変更を要求する機能なりすまし、・データの暗号化IDの漏洩、バックオフィス連携接続機関内・接続機関の認証の仕組みを検討送信先間違い・連携に関する契約の締結、ルールの規定なりすまし、・プライベートネットワークにおける物理セキュリティ(既存の仕組みである霞が関WAN、LGWANの活⽤等も検討する)・暗号化通信盗聴ネットワーク「公共サービス連携基盤(仮称)」と接続機関間・ログによる点検・ログの改ざん防⽌ログ管理・業務プロセスに定義されたフローに沿ってのみの利⽤・職員に対する制限、教育、ペナルティ、アクセス履歴等職員の不正利⽤⼀時情報管理

不正アクセス、・クレデンシャル(パスワード・証明書等)の有効期限、定期的な変更、失効を管理する機能なりすまし、(ID管理)・ログインIDと連携⽤ID(連携のみに⽤いられるID)の関連付けデータの暗号化IDの漏洩ディレクトリ「公共サービス連携基盤(仮称)」

不正アクセス・ポータルの認証を信頼(ポータルの認証では、利⽤者認証だけでなく、サイト認証やアプリケーションの認証も検討が必要)なりすまし、認証・プライベートネットワークにおける物理セキュリティ・暗号化通信盗聴ネットワークポータルと「公共サービス連携基盤(仮称)」間検討すべきセキュリティの仕組み脅威機能

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AA機関機関

ディレクトリディレクトリ

⾏政情報を保有する機関以外が他機関の⾏政情報を保有する機関以外が他機関のIDIDを把握できないことでセキュリティ向上が期待できること、また、各機関にて保有するを把握できないことでセキュリティ向上が期待できること、また、各機関にて保有するIDIDを統⼀的を統⼀的ななIDIDに変更することは接続機関のシステム改修のために相応のコストがかかること等の理由により、「公共サービス連携基盤(仮称)」は、利⽤に変更することは接続機関のシステム改修のために相応のコストがかかること等の理由により、「公共サービス連携基盤(仮称)」は、利⽤者の⽤いるポータルにログインするためのIDと各機関との連携⽤に発⾏するIDの関連付け情報のみを管理する⽅針とする。者の⽤いるポータルにログインするためのIDと各機関との連携⽤に発⾏するIDの関連付け情報のみを管理する⽅針とする。

BB機関機関

ディレクトリディレクトリ

ディレクトリディレクトリ

BB機関機関AA機関機関

DEFDEFABCABC

連携⽤連携⽤IDIDXXXXXX

ログインログインIDID

DEFDEF

連携⽤連携⽤IDID

456456

機関機関IDID

ABCABC+基本+基本44情報によって情報によって処理要求処理要求

ABCABCとは誰かをとは誰かを名寄せする名寄せする

暗号化保管暗号化保管

公共サービス連携基盤では、内部的にログイン公共サービス連携基盤では、内部的にログインIDIDとと各機関との連携⽤各機関との連携⽤IDIDを作成するを作成する

機関機関IDID変更・削除変更・削除利⽤者利⽤者

職員職員

ABCABCにて処理結果返答にて処理結果返答(以降、連携⽤(以降、連携⽤IDIDでやりとり)でやりとり)

ABCABC

連携⽤連携⽤IDID

123123

機関機関IDID

削除された情報が削除された情報が双⽅でやり取りされる双⽅でやり取りされる

ログインログインIDIDである「である「XXXXXX」が変更(削除)された場合には」が変更(削除)された場合には「「DEFDEF」が変更(削除)された情報が」が変更(削除)された情報がBB機関に渡され、機関に渡され、BB機関において「機関において「456456」が変更(削除)された場合には」が変更(削除)された場合には「公共サービス連携基盤(仮称)」に「公共サービス連携基盤(仮称)」に「「DEFDEF」が変更(削除)された情報が渡される」が変更(削除)された情報が渡される

ログインログインIDIDの登録の登録

ログインログインIDIDの変更(削除)の変更(削除)

ディレクトリの考え⽅ディレクトリの考え⽅

公共サービス連携基盤(仮称)公共サービス連携基盤(仮称)

①初回連携時①初回連携時①初回連携時

②変更・削除があった場合②変更・削除があった場合②変更・削除があった場合

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F040F040F041F041

フォントフォント ⽂字コード⽂字コード

513280 513280 444580444580

フォントフォント ⽂字図形番号⽂字図形番号

E002E002E005E005

フォントフォント ⽂字コード⽂字コード

444580444580

513280513280⽂字図形番号⽂字図形番号

F041F041

F040F040⽂字コード⽂字コード⽂字フォント⽂字フォント

検索・取得検索・取得

作成作成

444580444580

513280513280⽂字図形番号⽂字図形番号

E005E005

E002E002⽂字コード⽂字コード⽂字フォント⽂字フォント

検索・取得検索・取得

作成作成

変換テーブル変換テーブル 変換テーブル変換テーブル

機関A機関機関AA 公共サービス連携基盤(仮称)公共サービス連携基盤(仮称)公共サービス連携基盤(仮称) 機関B機関機関BB

バックオフィスシステムバックオフィスシステム バックオフィスシステムバックオフィスシステム⽂字情報データベース⽂字情報データベース(全体データライブラリ)(全体データライブラリ)

統⼀された⽂字コードで対応統⼀された⽂字コードで対応(内字)(内字)

513280513280(( ))444580444580(( ))

変換変換 変換変換

変換変換変換変換

各機関の保有するデータの⽂字コードに関する検討各機関の保有するデータの⽂字コードに関する検討

47

⽂字コード体系は複数(⽂字コード体系は複数(JIS X 0213JIS X 0213、、UnicodeUnicode等)存在するため、データの連携先ごとに変換が必要な仕組みとしてしまうと、煩雑な変換作等)存在するため、データの連携先ごとに変換が必要な仕組みとしてしまうと、煩雑な変換作業が発⽣。そのため、統⼀された⽂字コードでデータを交換できるようにする必要がある。業が発⽣。そのため、統⼀された⽂字コードでデータを交換できるようにする必要がある。さらに、さらに、外字を体系的に共有できる環境を構築し、データ連携の際には共有化された識別⼦(⽂字図形番号等)によりデータ交換する外字を体系的に共有できる環境を構築し、データ連携の際には共有化された識別⼦(⽂字図形番号等)によりデータ交換する。。

外字を内字として取り扱うための環境整備には相当の時間やコスト等が必要となるため、まずは連携することを優先した過渡的な措置として外字を内字として取り扱うための環境整備には相当の時間やコスト等が必要となるため、まずは連携することを優先した過渡的な措置として解決の⼀案を⽰す。将来において外字の内字化が進めば、その活⽤を前提とした形態に移⾏することを再度検討する必要がある。解決の⼀案を⽰す。将来において外字の内字化が進めば、その活⽤を前提とした形態に移⾏することを再度検討する必要がある。また、投また、投資対効果の観点で最適な範囲を検討することが必要。資対効果の観点で最適な範囲を検討することが必要。

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参考 米国政府 DATA.GOV

オバマ政権は国⺠に向けた「開かれた政府(open government)」を⽅針にオバマ政権は国⺠に向けたオバマ政権は国⺠に向けた「開かれた政府(「開かれた政府(open governmentopen government)」)」を⽅針にを⽅針に

http://http://www.data.govwww.data.gov//

情報公開情報公開情報公開 国⺠との対話国⺠との対話 国⺠とのコラボレーション国⺠とのコラボレーション 国⺠の意⾒を反映させる政策作り国⺠の意⾒を反映させる政策作り

RAWData(⽣データのカタログ)

Data.govData.gov(( 20092009年年55⽉末⽉末サービス開始)サービス開始) は、各機関から公開可能な情報をある程度標準化された特定のフォーマットでは、各機関から公開可能な情報をある程度標準化された特定のフォーマットでWebWebサイト上に公開サイト上に公開。。○○政府のプロジェクトにかかっている実際の投資額、進捗状況等がリアルタイムで閲覧政府のプロジェクトにかかっている実際の投資額、進捗状況等がリアルタイムで閲覧可能可能○○簡単な閲覧画⾯で国⺠の税⾦がどこにどれくらい使われているかが⼀⽬で分かる仕組み簡単な閲覧画⾯で国⺠の税⾦がどこにどれくらい使われているかが⼀⽬で分かる仕組み○○統計データを公開統計データを公開し、し、国⺠や企業がそのデータを表計算ソフトウェアで解析し国⺠や企業がそのデータを表計算ソフトウェアで解析し、、政府に直接フィードバック、提案をすることが可能政府に直接フィードバック、提案をすることが可能データ標準化の⽅策は、⽬先の効果だけではなく、⻑期的な視点で推進していく必要がある。データ標準化の⽅策は、⽬先の効果だけではなく、⻑期的な視点で推進していく必要がある。

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公共サービス連携基盤(仮称)

第1ステップ:ファイル単位の連携ファイル単位:共通利⽤できる⾏政⽂書の単位などを想定しており、電⼦化された添付書類などが相当する。連携する

機関側で準備可能なデータの単位。

①処理要求接続機関

業務プロセス管理機能

基幹システム

②添付書類等のファイル

第2ステップ:データセット単位での連携データセット単位:共通利⽤できる⾏政情報であり、ある定められた様式の中の1項⽬(例えば、名前や住所)、または、

住⺠情報などのセット項⽬のデータを想定する。「公共サービス連携基盤(仮称)」からの要求に応じた単位でのデータの固まり。

③処理結果

公共サービス連携基盤(仮称)①処理要求

接続機関

業務プロセス管理機能

基幹システム

②連携⽤データベースの参照

③処理結果

外部連携サービス

データの連携粒度と段階的ステップデータの連携粒度と段階的ステップ

バックオフィス連携⽤データストア

バックオフィス連携⽤データストア

外部連携サービス ・・・・

・・・・

・・・・・・・・ ・・・・・

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・ebXML(UN/CEFACT)のCore Component Library

(注5)・地域情報プラットフォームのXMLプロ

ファイル

既存の国際標準をベースに、今後我が国の⾏政部⾨で使われるデータレベルの⽤語を規定

データ項⽬レベルの意味および表記の統⼀を図ることで、効率的な電⼦データ化および電⼦データの相互運⽤性を確保

全体標準ライブラリ

・⽶国連邦政府のDRM2.0(Data Reference Model)(注4)

標準的な⾏政情報に関するデータ参照モデルで規定すべき事項を明⽰

個々の機関でデータモデルを作成する場合に、参照可能なひな形を⽤意することで、モデル間連携やモデル流⽤等を促進

DRM

・英国政府のIAR(Information Asset Register)(注2)

・⽶国政府のData.gov(注3)

書誌情報的なメタデータを定める(Dublin Coreに準拠するなど検討)

公開情報のデータセットを統⼀的に検索可能とすることが必要

⾏政情報カタログ

・⽶国連邦政府のNDR(Naming & Design Rules)(注1)

タグの命名規則やスキーマ作成における最低限遵守すべきルールを定めた規則

XML化された⾏政⽂書は⾃由に作成可能であるが、⼀定の統⼀化を図っておかないと、情報共有する上での障害となる

⾏政情報作成ガイドライン

参考とすべき標準事例概要必要性整備項⽬

出典(注1)Federal XML Naming and Design Rules 9 June 2005 Draft.doc http://xml.coverpages.org/Federal-NDR-20050609.pdf(注2)Information Asset Register http://www.opsi.gov.uk/iar/index(注3)Data.gov http://www.data.gov/(注4)The Data Reference Model Version 2.0 November 17, 2005 http://xml.coverpages.org/FEA-DRMv20Final-2005.pdf(注5)Core Component Library (UN/CCL) http://www.unece.org/cefact/codesfortrade/codes_index.htm

標準化ルールの概要標準化ルールの概要

諸外国の政府においては、標準化ルールの整備も先⾏して進んでいる。諸外国の政府においては、標準化ルールの整備も先⾏して進んでいる。我が国では、⾃治体の業務データについては、既に「地域情報プラットフォーム標準仕様書」に我が国では、⾃治体の業務データについては、既に「地域情報プラットフォーム標準仕様書」にXMLXMLによる業務データ定義のルール、⾃治による業務データ定義のルール、⾃治体内のデータ標準・データ形式、コード、データ項⽬の意味付けについての辞書が整備されている。体内のデータ標準・データ形式、コード、データ項⽬の意味付けについての辞書が整備されている。今後、多様な機関が関係するデータ連携の実現に向け、これら辞書を拡張・強化し、ルール作りやルール管理、メンテナンスの枠組に関す今後、多様な機関が関係するデータ連携の実現に向け、これら辞書を拡張・強化し、ルール作りやルール管理、メンテナンスの枠組に関する整備を積極的に検討・推進していく必要がある。る整備を積極的に検討・推進していく必要がある。

Page 51: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

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各機関の保有するデータ各機関の保有するデータを効率的に流通するためには、さまざまな取り決めとルール作りが必要となる。初期段階でのデータセット単位では、を効率的に流通するためには、さまざまな取り決めとルール作りが必要となる。初期段階でのデータセット単位では、流通のためのガイドラインと⾏政情報のカタログを整備することが求められる。また、将来的にデータ要素単位での連携を⾏う場合には、共通流通のためのガイドラインと⾏政情報のカタログを整備することが求められる。また、将来的にデータ要素単位での連携を⾏う場合には、共通データ⽤語辞書による他機関の公開データの種類の情報を参照することや、データを構造的に整備していくために⽤いる雛形であるデータ⽤語辞書による他機関の公開データの種類の情報を参照することや、データを構造的に整備していくために⽤いる雛形であるDRMDRMが必が必要となる。データの完全なる標準化には⻑い時間を必要とすることから、トップダウン的なアプローチだけでなく、各機関が⾃⽴的にボトムア要となる。データの完全なる標準化には⻑い時間を必要とすることから、トップダウン的なアプローチだけでなく、各機関が⾃⽴的にボトムアップップ的に標準化を進めるための仕組みが必要となる。的に標準化を進めるための仕組みが必要となる。

標準化ルールの関連性標準化ルールの関連性

⾏政情報⾏政情報カタログカタログ 実態の調査

⾏政情報作成⾏政情報作成ガイドラインガイドライン

第1版の作成 随時改訂を加える

DRMDRM 順次範囲を広げて開発し、全体標準ライブラリに登録

全体全体標準標準ライブラリライブラリ 順次追加整備

データセット単位の整備ファイル単位の整備

雛形の開発

先⾏的取組みを参考に開発

データセット単位データセット単位ででの連携の連携ファイル単位ファイル単位ででの連携の連携

トップダウンの標準化に必要なルール

ボトムアップの標準化に必要なルール

相互に反映

相互に反映

相互に反映

Page 52: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

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66章章 次世代電⼦⾏政サービスの実現に向けて次世代電⼦⾏政サービスの実現に向けて

Page 53: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

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現⾏業務分析(現⾏フロー)

現⾏業務分析現⾏業務分析(現⾏フロー)(現⾏フロー)

業務⾯からのあるべき姿検討業務⾯からの業務⾯からの

あるべき姿検討あるべき姿検討

技術⾯からのあるべき姿検討技術⾯からの技術⾯からの

あるべき姿検討あるべき姿検討

新業務検討(新フロー、制度)

新業務検討新業務検討(新フロー、制度)(新フロー、制度)

提供サービスメニュー整理提供サービス提供サービスメニュー整理メニュー整理

該当システム調査・特定

該当システム該当システム調査・特定調査・特定

データ標準化データ標準化データ標準化

⽂字コード検討

⽂字コード⽂字コード検討検討

識別⼦の関連づけ検討

識別⼦の識別⼦の関連づけ関連づけ検討検討

次世代電⼦⾏政サービス提供

次世代電⼦⾏政次世代電⼦⾏政サービス提供サービス提供

(1)-(ア) (1)-(イ) (1)-(ウ)

(2) (3) (4)

(5)

(6)

(7)

(1)-(エ)

各作業の関係性

Page 54: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

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(1)-(ア) 現⾏業務フローの洗い出し⼀般的に考えられるライフイベント(結婚、妊娠、出産、育児、引越、就職、退職、介護、死亡等)について、それぞれのイベントで必要な⼿続を洗い出し、ワン

ストップ化の範囲を検討する。特に、引越、退職については先⾏的に検討を始めているので、検討の結果を活⽤する。また、利⽤者のセグメント(家族、単⾝者、⽼齢者等)を分析し、どういった⼈を対象としたサービスか、またニーズの有無を検討する。

業務改⾰の流れ業務改⾰の流れ

(1)-(ウ) 新業務フローの定義現⾏業務フローを、利⽤者を起点としたシーケンス図にまとめ、関係機関、関係システムを明らかにし、ワンストップを実現するためにはどのような連携が必要とな

るのかを検討する。各機関間でのデータの授受や、順番の定義も⾏う。安全性を確保しながらも、繰り返し⾏われる処理は簡略化し、利⽤者の負担をなるべく減らし、可能な限り早く返答を返せるよう検討する。新業務フローを元に議論を⾏い、段階的に移⾏が可能な形を⾒極めていく。当然ながら、新業務フローの策定に関しては、制度⾯での検討も合わせて必要となる。個⼈情報保護法や各機関の所管する法律について、連携の障壁となるものについて、必要性や解釈等を⼗分に関係機関において調整・協議した上で、利⽤者の利便性と⾏政の効率化を実現するという⼤きな⽬標達成へ向けて、あくまでも、局所的ではなく俯瞰的な視点から検討を⾏う。また、重要な観点として、費⽤対効果の検討が必要である。新業務フローを定義することで、必要な基盤やコンポーネントが定義されるが、それらの物理的配置や既存IT環境の制約事項、あるいは⾮機能要件を踏まえ、かかる費⽤を算出し、投資対効果を考慮しつつ実現の⽅法を検討していく必要がある。

(1)-(イ) ビジネスプロセスリエンジニアリング(以下BPR)次世代電⼦⾏政サービスにおいては、国⺠や企業等の利⽤者の利便性だけでなく、⾏政機関の事務についても効率化を図れるよう、表裏⼀体での検討が必

要である。⾏政事務は紙を前提とした業務の最適化や組織内での最適化が図られており、⼀定の効果は出ているものの、ITを最⼤限に活⽤することを想定した業務の最適化ではなく、また、⾏政全体や社会全体から俯瞰した場合の全体最適化の視点では、⼗分に取り組まれているとは⾔い難い。今後、ITをさらに活⽤し、電⼦的処理を前提とした、かつ縦割り⾏政を排除した全体最適を⽬指した業務プロセスに変⾰していく必要がある。

(a) ⼿続の省略、代替各ライフイベントの業務フローを洗い出し、共有化すべき機能や短縮可能なプロセスを特定し、各機関をまたがった業務フローを俯瞰的に最適化・簡略化してい

く。各ライフイベントに関連する⼿続の名称、根拠法、対象者、条件、申請先、申請数等を明らかにし、業務フローの共通部分、繰り返しの処理を特定し、利⽤者の利便性の観点から、統合、省略することが可能かを検討する。また、効果の観点から、申請数が多い⼿続を優先的に効率化することも検討する。(b) 添付書類のバックオフィス連携等による省略、代替

各⼿続に必要となる添付書類について、発⾏元、提出先、根拠法、添付の⽬的、添付書類の受付件数、発⾏⼿数料等を明らかにし、電⼦的に送付可能なものや、⾃⼰保管や⼠業による保管によって省略可能なもの、もしくは他の機関からのデータをバックオフィス連携で⼊⼿することにより代替可能なものに分類し、利⽤者の負担となっている添付書類の削減を図る。各ライフイベントの中での添付書類の受付件数から、削減することによって効果の⾼いものを特定し、優先的に省略・削減する⽅法も検討する。また、同時に、⼿数料の免除等、ワンストップ化することによる利⽤者へのインセンティブを検討する。

(1)-(エ) 新業務フローの評価と改善新業務フローにて、ワンストップサービスを提供した後、利⽤頻度のログや利⽤者の声を定期的に分析し、さらなる利便性向上のための評価と改善を⾏う。

Page 55: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

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提供サービスメニューの整理提供サービスメニューの整理

⾏政サービスのメニュー整理⾏政サービスのメニュー整理⾏政サービスのメニュー整理

サービス検索機能の充実サービス検索機能の充実サービス検索機能の充実

プッシュ型情報提供プッシュ型情報提供プッシュ型情報提供

エージェント型情報提供エージェント型情報提供エージェント型情報提供

利⽤者への分かりやすい情報提供を⽬指し、まずやるべきことは、⾏政のサービスメニューを整理し、利⽤者の視点で体系化することである。利⽤者への分かりやすい情報提供を⽬指し、まずやるべきことは、⾏政のサービスメニューを整理し、利⽤者の視点で体系化することである。これらは、各サービスメニューの該当条件や概要をキー項⽬とした検索機能の充実や、プッシュ型情報提供、エージェント型の情報提供を⾏うこれらは、各サービスメニューの該当条件や概要をキー項⽬とした検索機能の充実や、プッシュ型情報提供、エージェント型の情報提供を⾏うためのコンテンツ整備の前提条件となる。ためのコンテンツ整備の前提条件となる。

カスタマイズ機能カスタマイズ機能カスタマイズ機能

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ネットワークネットワーク

(1)サービス提供に必要なデータ項⽬を保管しているシステムの洗い出し (2)システムに関する情報の収集

① 関係機関が処理する業務・⼿続について、添付書類の交付等も含め業務フローを明確化

① 関係機関が処理する業務・⼿続について、添付書類の交付等も含め業務フローを明確化

③ 複数の関係機関間のデータ連携に⽤いるべきデータ項⽬を特定し、それが保存されたシステムをサブシステムレベルで洗い出し

③ 複数の関係機関間のデータ連携に⽤いるべきデータ項⽬を特定し、それが保存されたシステムをサブシステムレベルで洗い出し

② 当該業務・⼿続を処理するシステムを洗い出し

② 当該業務・⼿続を処理するシステムを洗い出し

複数の関係機関間のデータ連携に⽤いるべきデータ項⽬・データそれ⾃体及び当該データが保存されたシステムについて、データ連携⽅式等を含むインターフェース仕様やデータの取扱いに関する取り決め等の策定のために必要な情報を収集

ワンストップサービス提供に必要な国⺠・企業向け⾏政サービスに係るデータ項⽬・データそれ⾃体を保管しているシステムを洗い出し

アプリケーションアプリケーション

ミドルウェアミドルウェア

OSOS

DB

収集すべきシステムに関する情報(例)

項目A 項目B ・・・○△ ○× ・・・

通信⼿順・⽅式、認証⽅式、通信路セキュリティ等

DB管理システム(DB更新系の場合)

データ項⽬体系、コード体系等

その他:システム更新時期等

Ver.情報等

※ なお、このような既存データ・システムの洗い出し・情報収集に当たっては、既存の電⼦政府の推進に係る取組等との整合性を確保し、(情報資産台帳等の)関連する他の調査との連携・活⽤等により効率的かつ効果的に推進すべき。

システム洗い出しの流れ(例)

必要なデータ項⽬を保管しているシステムの洗い出し必要なデータ項⽬を保管しているシステムの洗い出し

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57

(ア)(ア) 先進国取組事例調査先進国取組事例調査⼿戻りを最⼩限とするために、先進的な取組によって得られたノウハウを活⽤する。成功事例と失敗事例を分析し、我が国における効率的なデ⼿戻りを最⼩限とするために、先進的な取組によって得られたノウハウを活⽤する。成功事例と失敗事例を分析し、我が国における効率的なデータ標準化の取ータ標準化の取組の参考とする。組の参考とする。

(イ)(イ) 電⼦化現状調査電⼦化現状調査現状の各機関の保有するデータについて、電⼦化の状況を確実に把握することが必要である。現状の各機関の保有するデータについて、電⼦化の状況を確実に把握することが必要である。

(ウ)(ウ) 標準化スキームの構築標準化スキームの構築トップダウンとボトムアップの双⽅向から進める体制づくりが重要と考えられる。データの標準化は⾼度な業務分析能⼒とモデル化能⼒が求めトップダウンとボトムアップの双⽅向から進める体制づくりが重要と考えられる。データの標準化は⾼度な業務分析能⼒とモデル化能⼒が求められるものであることられるものであることから、専⾨知識を有した特定の組織による⻑期間での対応が必要となる。から、専⾨知識を有した特定の組織による⻑期間での対応が必要となる。

(エ)(エ) 優先的に標準化すべきデータの選定優先的に標準化すべきデータの選定異なるシステム間で共有化する可能性が⾼いデータ、あるいは既に複数のシステムで重複管理しているデータ等を調査し、優先的な範囲を検討異なるシステム間で共有化する可能性が⾼いデータ、あるいは既に複数のシステムで重複管理しているデータ等を調査し、優先的な範囲を検討する。する。

(オ)(オ) 特に効果的な事例を先⾏して標準化特に効果的な事例を先⾏して標準化全データの標準化を対象として進めるのではなく、進めやすく効果的なスモールスタートでの先⾏事例を実践することが効果的と考えられる。全データの標準化を対象として進めるのではなく、進めやすく効果的なスモールスタートでの先⾏事例を実践することが効果的と考えられる。さらなる地域情報プさらなる地域情報プラットフォームの活⽤等も検討する。ラットフォームの活⽤等も検討する。

(カ)(カ) メタデータの標準化優先メタデータの標準化優先疎結合を実現するメタデータの標準化を優先する。疎結合を実現するメタデータの標準化を優先する。

(キ)(キ) データそのものの標準化にはデータ構造のモデル化が必要データそのものの標準化にはデータ構造のモデル化が必要DRMDRMを事前に構築しておき、⼗分なコンセンサスを得た後、データそのものの標準化を⾏うことが理想的と考えられる。データの標準化は抜け漏れを事前に構築しておき、⼗分なコンセンサスを得た後、データそのものの標準化を⾏うことが理想的と考えられる。データの標準化は抜け漏れを極⼒出さなを極⼒出さないように、体系的に、かつ、慎重に⾏うべきである。いように、体系的に、かつ、慎重に⾏うべきである。

データ標準化の進め⽅データ標準化の進め⽅

先進国取組事例調査先進国取組事例調査 標準化スキーム構築標準化スキーム構築

電⼦化現状調査電⼦化現状調査 優先的に標準化すべきデータの選定優先的に標準化

すべきデータの選定

メタデータの標準化メタデータの標準化

特に効果的な事例を先⾏して標準化

特に効果的な事例を先⾏して標準化

データ参照モデル(DRM)データ参照モデル(DRM)

データそのものの標準化データそのものの標準化

Page 58: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

実現に向けての展望実現に向けての展望○次世代電⼦⾏政サービスの推進には、多くの⾏政機関や⺠間機関のサービス提供者の参加が必要○限られたサービスや機関では、利⽤者側に提供されるサービス⾃体の魅⼒が⼩さいものとなってしまう○短期間に参加団体や提供サービスを拡張することは困難であり、段階的な移⾏を考慮○制度的、技術⾯の全体的な課題の解決に加え、サービス提供者側の環境整備が⾮常に重要

○○次世代電⼦⾏政サービス次世代電⼦⾏政サービスのの推進には、多くの⾏政機関や⺠間機関のサービス提供者の参加が必要推進には、多くの⾏政機関や⺠間機関のサービス提供者の参加が必要○○限られたサービスや機関では、利⽤者側に提供されるサービス⾃体の魅⼒が⼩さいものとなってしま限られたサービスや機関では、利⽤者側に提供されるサービス⾃体の魅⼒が⼩さいものとなってしまうう○○短期間に参加団体や提供サービスを拡張することは困難であり、段階的な移⾏短期間に参加団体や提供サービスを拡張することは困難であり、段階的な移⾏を考慮を考慮○○制度的、技術⾯の全体的な課題の解決に加え、サービス提供者側の環境整備が⾮常に重要制度的、技術⾯の全体的な課題の解決に加え、サービス提供者側の環境整備が⾮常に重要

標準モデルの構築

(2010年度を⽬途に構築予定)

標準モデルの構築

(2010年度を⽬途に構築予定)

サービス提供者が単⼀のサービス開始サービス提供者が単⼀

のサービス開始サービス提供者が複数にまた

がるサービスの開始サービス提供者が複数にまたがるサービスの開始制度整備

環境整備制度整備環境整備

基盤整備国・地⽅の包括したポータル

公共サービス連携基盤(仮称)基盤整備

国・地⽅の包括したポータル公共サービス連携基盤(仮称)

サービス提供側の環境整備(順次実施)サービス提供側の環境整備(順次実施)

今後、技術⾯、制度⾯、運⽤⾯等の視点での課題の整理と具体的な⽅策について検討し、2010年度を⽬途に次世代電⼦⾏政サービスの標準モデルを構築。その際、基盤を構築する機関の決定や関係機関の役割分担の明確化、第3者機関やデータ標準化のための体制や運⽤のための体制等について、基本的な構想をまとめる。

その後、標準モデルに従い、制度⾯の整備やインフラとなる基盤システムの構築を進め、並⾏してサービス提供側でも環境整備を進める。提供するサービスについては、⼀度に全てのメニューを⽤意することは困難であるため、まずは単独のサービス提供機関においても成⽴するサービスから提供を開始し、徐々にサービスの種類や参加機関の増加を促進していき、最終的に複数の機関をまたぐサービスをサポートしていくことも考えられる。さらに、⼀部地域において⼀部サービスを先⾏的に実⽤化し、評価を⾏い、サービス提供機関の積極的な取組等を通じて成功事例を蓄積することによって、多彩かつ広範なサービス拡充を⽬指す。

基盤の拡張基盤の拡張提供するサービスとその順序の検討

提供するサービスとその順序の検討

全体全体

基盤整備

基盤整備

58

⼀部地域でのサービス開始⼀部地域での

サービス開始地域・サービスを拡充地域・サービスを拡充

Page 59: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

Ⅱ 引越ワンストップサービス実現へ向けての段階的アプローチ(案)

Page 60: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

はじめにⅡⅡ部の内容部の内容は、グランドデザインに基づき、引越⼿続のワンストップ化について具体的な検討を⾏うことを⽬は、グランドデザインに基づき、引越⼿続のワンストップ化について具体的な検討を⾏うことを⽬

的として、プロジェクトチームの下に、平成的として、プロジェクトチームの下に、平成2020年年99⽉に設置された「引越ワンストップサービス実現検討ワーキン⽉に設置された「引越ワンストップサービス実現検討ワーキンググループ(主査:井堀幹夫ググループ(主査:井堀幹夫 市川市情報政策監(市川市情報政策監(CIOCIO)」による)」による33回の会合を通じて、取りまとめられたもので回の会合を通じて、取りまとめられたものである。ある。

□□構成員構成員主査主査 井堀井堀 幹夫(市川市情報政策監(幹夫(市川市情報政策監(CIOCIO))))

後藤後藤 玲⼦(茨城⼤学⼈⽂学部社会科学科准教授)玲⼦(茨城⼤学⼈⽂学部社会科学科准教授)佐藤佐藤 ⼀夫(株式会社NTTドコモ法⼈営業本部モバイルデザイン推進室担当部⻑)⼀夫(株式会社NTTドコモ法⼈営業本部モバイルデザイン推進室担当部⻑)佐藤佐藤 政⾏(政⾏(((社社))⽇本経済団体連合会情報通信委員会情報化部会IT新改⾰戦略推進ワー⽇本経済団体連合会情報通信委員会情報化部会IT新改⾰戦略推進ワーキンググループ委員)(株式会社セブン&アイ・ホールディングスシステム企画部キンググループ委員)(株式会社セブン&アイ・ホールディングスシステム企画部CVSCVSシステム執システム執⾏役員シニアオフィサー)⾏役員シニアオフィサー)下⽥下⽥ 喜宏喜宏(東京電⼒株式会社新事業推進本部情報通信事業部(東京電⼒株式会社新事業推進本部情報通信事業部コンシューマーソリューションコンシューマーソリューション事業グループマネージャー)事業グループマネージャー)野⽥野⽥ 和也和也((郵便局株式会社専務秘書役郵便局株式会社専務秘書役 兼兼 地域COO統括担当部⻑地域COO統括担当部⻑))吉本吉本 明平(明平(((財財))全国地域情報化推進協議会企画部担当部⻑)全国地域情報化推進協議会企画部担当部⻑)総務省総務省法務省法務省経済産業省経済産業省

□□開催状況開催状況第第11回会合回会合 平成平成2020年年99⽉⽉1616⽇⽇ 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチームと合同開催次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチームと合同開催第第22回会合回会合 平成平成2121年年22⽉⽉2323⽇⽇第第33回会合回会合 平成平成2121年年1010⽉⽉2222⽇⽇

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Page 61: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

⽬次

1.1. はじめにはじめに2.2. 引越に関する⼿続の現状引越に関する⼿続の現状2.1.2.1. 現状の引越⼿続現状の引越⼿続2.2.2.2. 現状の引越⼿続の問題整理現状の引越⼿続の問題整理3.3. 理想モデル理想モデル3.1.3.1. 引越ワンストップサービスの理想モデル引越ワンストップサービスの理想モデル4.4. 当初実現モデル当初実現モデル4.1.4.1. 基本的な考え⽅基本的な考え⽅4.2.4.2. 当初実現モデルの対象⼿続当初実現モデルの対象⼿続4.3.4.3. 当初実現モデルで提供するサービス当初実現モデルで提供するサービス4.4.4.4. 当初実現モデルの全体イメージと処理の流れ当初実現モデルの全体イメージと処理の流れ4.5.4.5. 現状と⽐較した当初実現モデルのメリット現状と⽐較した当初実現モデルのメリット4.6.4.6. 現状と当初実現モデルでの引越⼿続の流れの⽐較現状と当初実現モデルでの引越⼿続の流れの⽐較5.5. 実証実験実証実験5.1.5.1. 実証実験の概要実証実験の概要5.2.5.2. 実証実験における対象⼿続実証実験における対象⼿続5.3.5.3. 実証実験における世帯構成実証実験における世帯構成5.4.5.4. 実証実験結果実証実験結果5.5.5.5. 引越ワンストップサービスの効果引越ワンストップサービスの効果6.6. 実現に向けた課題実現に向けた課題7.7. 今後の進め⽅今後の進め⽅

61

Page 62: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

引越に関する⼿続の現状現状の引越⼿続における主な問題点を、住⺠・⾏政機関・⺠間企業の視点に分けて現状の引越⼿続における主な問題点を、住⺠・⾏政機関・⺠間企業の視点に分けて整理整理する。する。

(1) 住⺠の抱える問題(1)(1) 住⺠の抱える問題住⺠の抱える問題・ 訪問機関が多く、⼿続のために費⽤や時間がかかる・ 必要な添付書類が多く、添付書類を準備するための⼿間や費⽤がかかる・ 市町村内の訪問窓⼝が多く、各窓⼝での申請書⼊⼒の負担が多い・ 住⺠の属性やニーズにあった情報が提供できていないため、住⺠が適切なサービスを受けられない可能性がある・ ⾏政の透明化が⼗分になされていないため、住⺠が不安や不信を感じている場合がある

・・ 訪問機関が多く、⼿続のために費⽤や時間がかかる訪問機関が多く、⼿続のために費⽤や時間がかかる・・ 必要な添付書類が多く、添付書類を準備するための⼿間や費⽤がかかる必要な添付書類が多く、添付書類を準備するための⼿間や費⽤がかかる・・ 市町村内の訪問窓⼝が多く、各窓⼝での申請書⼊⼒の負担が多い市町村内の訪問窓⼝が多く、各窓⼝での申請書⼊⼒の負担が多い・・ 住⺠の属性やニーズにあった情報が提供できていないため、住⺠が適切なサービスを受けられない住⺠の属性やニーズにあった情報が提供できていないため、住⺠が適切なサービスを受けられない可能性がある可能性がある・・ ⾏政の透明化が⼗分になされていないため、住⺠が不安や不信を感じている場合がある⾏政の透明化が⼗分になされていないため、住⺠が不安や不信を感じている場合がある

(2) ⾏政機関の抱える問題(2)(2) ⾏政機関の抱える問題⾏政機関の抱える問題・ 担当課ごとに重複作業を⾏っているため、業務コストが増⼤しており、また、⼊⼒ミスが発⽣する可能性がある・ ⾏政が保有する情報の連携ができていないため、情報⼊⼒等の業務コストが増⼤する

・・ 担当課ごとに重複作業を⾏っているため、業務コストが増⼤しており、また、⼊⼒ミスが発⽣する可能性担当課ごとに重複作業を⾏っているため、業務コストが増⼤しており、また、⼊⼒ミスが発⽣する可能性があるがある・・ ⾏政が保有する情報の連携ができていないため、情報⼊⼒等の業務コストが増⼤する⾏政が保有する情報の連携ができていないため、情報⼊⼒等の業務コストが増⼤する

(3) ⺠間企業の抱える問題(3)(3) ⺠間企業の抱える問題⺠間企業の抱える問題

・ 住⺠の異動を把握できないため、料⾦の⽀払等に関しトラブルとなる場合がある・ オンライン受付の利⽤が進まず、業務コストが増⼤している・・ 住⺠の異動を把握できないため、料⾦の⽀払等に関しトラブルとなる場合がある住⺠の異動を把握できないため、料⾦の⽀払等に関しトラブルとなる場合がある・・ オンライン受付の利⽤が進まず、業務コストが増⼤しているオンライン受付の利⽤が進まず、業務コストが増⼤している

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Page 63: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

理想モデル

•• 転⼊先市町村への⼀回訪問での完結転⼊先市町村への⼀回訪問での完結•• 住⺠の申請書⼊⼒負担の軽減住⺠の申請書⼊⼒負担の軽減•• 添付書類の削減・電⼦化添付書類の削減・電⼦化•• 利⽤者嗜好に合った情報の配信利⽤者嗜好に合った情報の配信•• ⾏政情報の共同利⽤⾏政情報の共同利⽤•• 処理の履歴の取得・公開処理の履歴の取得・公開•• オンライン申請等の申請チャネルの拡⼤オンライン申請等の申請チャネルの拡⼤•• オンライン申請での認証⼿段の拡充オンライン申請での認証⼿段の拡充

引越ワンストップサービスのモデルは、実現時期や環境整備の状況によって、「理想モデル」と「当初実引越ワンストップサービスのモデルは、実現時期や環境整備の状況によって、「理想モデル」と「当初実現モデル」の現モデル」の22段階に分けて考える。段階に分けて考える。

モデル 概要

理想モデル 現在の制約条件にとらわれず、長期的な設計思想に基づいて作成する理想

的なサービスモデルである。

当初実現モデル ニーズの程度やシステム改修の要否又はその程度、対応に必要な予算や制

度面の措置などを考慮して、できるだけ早期の実現を目指して作成する短中

期的なサービスモデルである。(ある特定の番号制度や公共サービス連携機能(仮

称)の利用を前提としない)

理想モデル理想モデル

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Page 64: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

当初実現モデル(1)

サービス提供者利用者

Push型情報提供※引越手続に必要な情報など

住民課など

ワンストップ窓口

ワンストップ窓口

引越

※各団体からのオンラインでの結果通知

対面窓口対面窓口

照会依頼照会依頼

ワンストップ窓口

ワンストップ窓口

受付

受付

受付

照会回答照会回答

転出元市町村

転入先市町村

サービス提供者間の情報連携

民間企業

※転入先窓口へ1回訪問

住民課など

参照用情報の準備

引越ポータルサイト

※ 対面による本人確認

※ オンラインでの官民一括申請

ワンストップ引越手続

※ 認証方式は、利用者にとって容易なものとする。

(例) ID/パスワードの入力

正式申請の送信

正式申請の送信

正式審査

正式審査

正式審査

※ 正式申請を行うことについての利用者の同意

仮申請

仮申請

正式申請

仮審査

仮審査

※即時で処理が可能な手続は、対面窓口で結果通知

参照用DB

アクセスログ提供

※ 所得、税などの情報、転出証明情報など

※ 利用者自身に関する団体間でやり取りされた情報のアクセス履歴を参照

アクセスログ

11

22

22

22

22

66

44

55

55

55

33

33

33

77

77

グランドデザインを踏まえ、現状の問題点を解決した引越ワンストップサービスのあるべき姿を⽰した「理想モグランドデザインを踏まえ、現状の問題点を解決した引越ワンストップサービスのあるべき姿を⽰した「理想モデル」と、優先的に解決すべき問題点を解決した、理想モデルを実現するための第⼀段階として⽬指す「当デル」と、優先的に解決すべき問題点を解決した、理想モデルを実現するための第⼀段階として⽬指す「当初実現モデル」を本報告書では⽰しているところである。以下の図は「当初実現モデル」のイメージ図である。初実現モデル」を本報告書では⽰しているところである。以下の図は「当初実現モデル」のイメージ図である。

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Page 65: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

当初実現モデル(2)

民間企業

民間企業

次期モデル・当初案

転入先市町村

利用者

転出元市町村

ワンストップ

窓口

業務担当課

ワンストップ

窓口

業務担当課

引越ポータルサイトへのオンライン申請

仮審査仮審査

仮審査仮審査

参照用参照用

DBDB

正式申請受正式申請受

付付

照会照会登録登録

参照用参照用

DBDB

①ID①ID//PWを利用PWを利用②添付書類が不要②添付書類が不要

(団体間情報連携利用)(団体間情報連携利用)

③転入先③転入先市町村市町村のみのみ

の一回訪問の一回訪問

手続手続

完了完了

住基担当課

正式審査正式審査

住基担当課

正式審査正式審査添付情報

添付

情報

住基担当課

参照用参照用

情報準備情報準備

交付物交付物

⑦業務フローに従った担当課毎⑦業務フローに従った担当課毎

の審査処理の審査処理<<正式審査正式審査>>

(各担当課での並行審査(各担当課での並行審査

処理が可能)処理が可能)

介護担当課

税務担当課

国保担当課

介護担当課

児童担当課

国保担当課

介護担当課

児童担当課

正式審査・結果正式審査・結果

通知通知

引越前

転出元市町村

転入先市町村

引越後

現状

利用者

業務担当課

住基住基

担当課担当課

添付書類

業務担当課

引越日

交付物 交付物

受付・審査・結果通知

国保国保

担当課担当課

介護介護

担当課担当課

児童児童

担当課担当課

税務税務

担当課担当課

住基住基

担当課担当課

国保国保

担当課担当課

介護介護

担当課担当課

児童児童

担当課担当課

手続完了

転出証明書転出証明書

受付・審査・結果通知

受付・審査・結果通知

受付・審査・結果通知

受付・審査・結果通知

⑥団体間情報連携⑥団体間情報連携

による添付書類による添付書類

情報の参照情報の参照

⑤対面での本人確認⑤対面での本人確認

④利用者窓口の一本化④利用者窓口の一本化

((市町村市町村内で歩き回る必要が内で歩き回る必要が

なくなる)なくなる)

受給資格受給資格

証明書証明書

所得所得

証明書証明書

転出証明書転出証明書 受給資格受給資格

証明書証明書所得所得

証明書証明書受付・審査・結果通知

受付・審査・結果通知

受付・審査・結果通知

受付・審査・結果通知

※※ 後日、郵送後日、郵送

されるされる

交付物もある。交付物もある。

※ 後日、郵送される交付物もある。

電力会社電力会社 ガス会社ガス会社 水道会社水道会社 ・・・ 銀行銀行 保険会社保険会社 ・・・

正式正式審査審査

水道会社水道会社ガス会社ガス会社

電力会社電力会社

電話または郵送

電話または電話または郵送郵送

契約変更を伴う手続契約変更を伴う手続 住所変更の手続

正式正式審査審査保険会社保険会社

銀行銀行

契約変更を伴う手続契約変更を伴う手続

住所変更の手続住所変更の手続

転入後に確定した住所と共に配信転入後に確定した住所と共に配信

・・・

・・・

国民健康国民健康保険証保険証

介護介護保険証保険証

認定結果認定結果通知通知

当初実現モデル

現状と⽐較した当初実現モデルのメリット

利⽤者・オンライン申請の導⼊により、引越⼿続が可能になる。・市町村間で情報が連携されることにより、添付書類の削減が可能になる。・オンライン申請の導⼊と、市町村間で電⼦情報が連携されることにより、転出元市町村への訪問が不要となる。・市町村内での訪問窓⼝が⼀本化されることで、複数窓⼝への移動負担が軽減する。・事前に申請を⾏うことで、全体的な待ち時間を軽減できる。

転出元市町村・利⽤者の訪問が不要となるため、窓⼝対応が省略できる。・市町村間で電⼦情報が連携されることにより、添付書類の交付等が削減できる。・市町村間および市町村内の業務システム間で申請書や添付書類等の電⼦情報が連携されることにより、⼊⼒負荷や⼈為的ミスが軽減され、⾏政が効率化される。

転⼊先市町村・ワンストップ窓⼝の設置により、窓⼝業務の集約を図ることができる。・市町村間および市町村内の業務システム間で申請書や添付書類等の電⼦情報が連携されることにより、⼊⼒負荷や⼈為的ミスが軽減され、⾏政が効率化される。

⺠間企業・市町村から利⽤者の確定住所を受け取ることにより、利⽤者の異動状況をタイムリーにかつ正確に把握することができる。・オンライン申請件数が増えることにより、業務処理にかかるコストの削減を図ることができる。

現状と⽐較した当初実現モデルのメリット現状と⽐較した当初実現モデルのメリット

利⽤者利⽤者・オンライン申請の導⼊により、引越⼿続が可能になる。・オンライン申請の導⼊により、引越⼿続が可能になる。・市町村間で情報が連携されることにより、添付書類の削減が可能・市町村間で情報が連携されることにより、添付書類の削減が可能になる。になる。・オンライン申請の導⼊と、市町村間で電⼦情報が連携されることに・オンライン申請の導⼊と、市町村間で電⼦情報が連携されることにより、転出元市町村への訪問が不要となる。より、転出元市町村への訪問が不要となる。・市町村内での訪問窓⼝が⼀本化されることで、複数窓⼝への移・市町村内での訪問窓⼝が⼀本化されることで、複数窓⼝への移動負担が軽減する。動負担が軽減する。・事前に申請を⾏うことで、全体的な待ち時間を軽減できる。・事前に申請を⾏うことで、全体的な待ち時間を軽減できる。

転出元市町村転出元市町村・利⽤者の訪問が不要となるため、窓⼝対応が省略できる。・利⽤者の訪問が不要となるため、窓⼝対応が省略できる。・市町村間で電⼦情報が連携されることにより、添付書類の交付等・市町村間で電⼦情報が連携されることにより、添付書類の交付等が削減できる。が削減できる。・市町村間および市町村内の業務システム間で申請書や添付書・市町村間および市町村内の業務システム間で申請書や添付書類等の電⼦情報が連携されることにより、⼊⼒負荷や⼈為的ミスが類等の電⼦情報が連携されることにより、⼊⼒負荷や⼈為的ミスが軽減され、⾏政が効率化される。軽減され、⾏政が効率化される。

転⼊先市町村転⼊先市町村・ワンストップ窓⼝の設置により、窓⼝業務の集約を図ることができる。・ワンストップ窓⼝の設置により、窓⼝業務の集約を図ることができる。・市町村間および市町村内の業務システム間で申請書や添付書・市町村間および市町村内の業務システム間で申請書や添付書類等の電⼦情報が連携されることにより、⼊⼒負荷や⼈為的ミスが類等の電⼦情報が連携されることにより、⼊⼒負荷や⼈為的ミスが軽減され、⾏政が効率化される。軽減され、⾏政が効率化される。

⺠間企業⺠間企業・市町村から利⽤者の確定住所を受け取ることにより、利⽤者の異・市町村から利⽤者の確定住所を受け取ることにより、利⽤者の異動状況をタイムリーにかつ正確に把握することができる。動状況をタイムリーにかつ正確に把握することができる。・オンライン申請件数が増えることにより、業務処理にかかるコストの・オンライン申請件数が増えることにより、業務処理にかかるコストの削減を図ることができる。削減を図ることができる。

65

Page 66: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

実証実験(1)地域情報プラットフォームに準拠した実証実験⽤システムを構築し、 仮想の⼿続を対象に、

実証実験を実施。モニターへのアンケート調査等により、サービスを評価。

今までの住所(転出元市町村)

新しい住所(転入先市町村)

他市町村への世帯全員の引越(世帯転出/転入)

6人家族 6人家族

■転出元市町村への異動手続(8手続)転出届、国保資格喪失届、介護保険資格喪失届、

児童手当受給資格消滅届、乳幼児医療費受給資格消滅届、

粗大ごみの申請、転校(出)の手続、個人住民税所得証明書交付

■転入先市町村への異動手続(6手続)転入届、国保資格取得届、児童手当認定申請、

介護保険認定請求、乳幼児医療費助成申請、転校(入)の手続

行政への手続

民間等への手続

■契約の変更手続電力会社(開始・停止)、水道、新聞 など

■住所の変更手続郵便局、生命保険、通販会社 など

No 世帯構成 続柄 年齢 資格状態

1 世帯主 夫 35歳 国民健康保険に加入児童手当を受給

2 配偶者 妻 34歳 国民健康保険に加入

3 子供1 長男 7歳 国民健康保険に加入学校に通学

4 子供2 長女 3歳 国民健康保険に加入乳幼児医療資格あり

5 祖父 父 68歳 国民健康保険に加入介護保険に加入

6 祖母 母 69歳 国民健康保険に加入介護保険に加入

実証実験の評価者(モニター)

・北九州市職員(18名)・奥出雲町職員(19名)・市川市職員(15名)・福岡県、ふくおか電子自治体共同運営協議会メンバ(11名)・APPLIC会員団体メンバ(77名)・東京電力職員(4名)

【設定】

66

Page 67: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

① これまでの引越手続と、今回の実験では、大きくプロ

セスが異なります。これまで、転出元、転入先の市町村 2

箇所への訪問が必要であり、民間企業へはそれぞれ電話

での連絡が必要でした。この引越手続ワンストップサービ

スでは、転入先市町村への訪問のみで、後は自宅から申

請書を入力するだけで、すべての手続が可能となります。

このプロセスは、現状と比較して良くなると思いますか。

② これまでは、引越手続に必要な書類(転出証明

書、所得証明書等)を事前に取得し、転入先にて添

付する必要がありましたが、本サービスを利用する

と、その書類が不要となり、転入先市町村と転出元

市町村とでやり取りすることで対応するため、あなた

自身で添付書類を準備する必要がなくなります。

これについて、あなたはどのように感じますか。

不満である

1%

便利になるので、

満足である

94%

特に何も感じない、

変わらない

5%

良くなると思う

54%やや良くなると思う

40%

やや悪くなると思う

1%

変わらない

4%

悪くなると思う

1%

実証実験実証実験(2)(2)実証実験では、当初実現モデルを上記ユースケースに当てはめた実証実験システムを構築し、「利⽤者の実証実験では、当初実現モデルを上記ユースケースに当てはめた実証実験システムを構築し、「利⽤者の利便性向上」「⾏政の効率化」等について実証実験モニターの意⾒を聴いた。モニターからの意⾒は、アン利便性向上」「⾏政の効率化」等について実証実験モニターの意⾒を聴いた。モニターからの意⾒は、アンケート調査やヒアリングを通して⾏った。ケート調査やヒアリングを通して⾏った。

「利用者の利便性向上」の実証実験結果「利用者の利便性向上」の実証実験結果

67

Page 68: 次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチーム中間 ......次世代電 政サービス基盤等検討プロジェクトチーム 資料3 次世代電

実証実験実証実験(3)(3)

① ワンストップ窓口業務ですが、実証実験の想定で運用

できるとお考えになりますか?

② 引越ワンストップサービスが実現した場合に、市

町村職員として参加したいと思いますか。

参加したいと思わ

ない

17%

参加したいと思う

83%

運用できると思う

47%

ワンストップ窓口業

務は不要

2%

わからない

30%

運用できないと思う

21%

「行政の効率化」の実証実験結果「行政の効率化」の実証実験結果

68

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実現に向けた課題(技術⾯)(1)(1) ビジネスプロセスの識別についてビジネスプロセスの識別について

引越ワンストップサービスでは、引越に関わる申請⼿続の開始から終了までの処理の流れを、複数の利⽤者からの申請を処理するため、引越ワンストップサービスでは、引越に関わる申請⼿続の開始から終了までの処理の流れを、複数の利⽤者からの申請を処理するため、それぞれのビジネスプロセスを識別する必要があるそれぞれのビジネスプロセスを識別する必要があるが、が、重複しないために、採番⽅法や、どこで採番処理を⾏うかといった内容について、関重複しないために、採番⽅法や、どこで採番処理を⾏うかといった内容について、関係者間であらかじめルールとして決めておく必要がある。係者間であらかじめルールとして決めておく必要がある。

(2)(2) 認証⽅式認証⽅式引越ワンストップサービスを利⽤するためには、利⽤者が引越ワンストップサービスを利⽤するためには、利⽤者が11回のログインで各サービス提供者のサービスを利⽤できるようにする必要があ回のログインで各サービス提供者のサービスを利⽤できるようにする必要があり、り、

認証された利⽤者の認証情報と、各サービス提供者で管理する利⽤者の認証情報を紐付けするような仕組みが必要となる。認証された利⽤者の認証情報と、各サービス提供者で管理する利⽤者の認証情報を紐付けするような仕組みが必要となる。

(3)(3) バックオフィス連携バックオフィス連携引越ポータルサイトと、各サービス提供者間での連携が実現された場合、各サービス提供者内では、既存システムを連携する仕組みが引越ポータルサイトと、各サービス提供者間での連携が実現された場合、各サービス提供者内では、既存システムを連携する仕組みが

必要となる。必要となる。

(4)(4) 団体間情報連携の対象者を特定するための⽅式について団体間情報連携の対象者を特定するための⽅式について各団体が独⾃に情報等を追加して、住⺠の電⼦情報を管理している各団体が独⾃に情報等を追加して、住⺠の電⼦情報を管理しているが、が、国や関係者間で、転出元市町村が提供する情報の対象者国や関係者間で、転出元市町村が提供する情報の対象者

を特定するためのキーとなる情報を検討し、対象者の特定⽅法について取り決める必要がある。を特定するためのキーとなる情報を検討し、対象者の特定⽅法について取り決める必要がある。

(5)(5) ⼿続のコードの標準化について⼿続のコードの標準化について実際の⼿続名は市町村によって異なる可能性があることから、システム上でやり取りする場合は統⼀した実際の⼿続名は市町村によって異なる可能性があることから、システム上でやり取りする場合は統⼀したコードコードにする必要がある。にする必要がある。

(6)(6) 連携する情報のデータ定義の標準化連携する情報のデータ定義の標準化団体間情報連携において、各団体でデータ項⽬の意味する内容が異なる場合があり、国や関係者間で、団体間で連携する電⼦情団体間情報連携において、各団体でデータ項⽬の意味する内容が異なる場合があり、国や関係者間で、団体間で連携する電⼦情

報のデータ項⽬とその意味を定義する必要がある。報のデータ項⽬とその意味を定義する必要がある。

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実現に向けた課題(運営⾯)

(1)(1) 引越ワンストップサービスの運営引越ワンストップサービスの運営引越ワンストップサービスを実現し、推進していくために、法制⾯への影響を含めた検討を⾏うとともに、引越ポータル等の運営主体、引引越ワンストップサービスを実現し、推進していくために、法制⾯への影響を含めた検討を⾏うとともに、引越ポータル等の運営主体、引

越ワンストップサービス全体の運営⽅法等について、関係者間で協議し、定めることが必要である。越ワンストップサービス全体の運営⽅法等について、関係者間で協議し、定めることが必要である。

(2)(2) 申請情報の振り分け及び団体間情報連携における個⼈情報保護について申請情報の振り分け及び団体間情報連携における個⼈情報保護について利⽤者が安⼼して引越ワンストップサービスを利⽤するためには、申請情報の振り分け及び団体間情報連携における個⼈情報保護の利⽤者が安⼼して引越ワンストップサービスを利⽤するためには、申請情報の振り分け及び団体間情報連携における個⼈情報保護の

考え⽅を、関係者間で調整することが必要である。考え⽅を、関係者間で調整することが必要である。

(3)(3) サービス提供者の取組み促進サービス提供者の取組み促進引越ワンストップサービスの推進には、サービス提供者(市町村や⺠間企業)の参加が重要とな引越ワンストップサービスの推進には、サービス提供者(市町村や⺠間企業)の参加が重要となり、り、サービス提供者が容易に引越ワンスサービス提供者が容易に引越ワンス

トップサービスに参加できるような⽅策を策定する必要がある。トップサービスに参加できるような⽅策を策定する必要がある。 引越⼿続においては特に市町村の参加が重要となる引越⼿続においては特に市町村の参加が重要となるため、ため、⾏政の効率⾏政の効率化につながるものにすることが重要である。化につながるものにすることが重要である。

(4) (4) 官⺠における関係⼿続きの連携官⺠における関係⼿続きの連携利⽤者の利便性向上に向けて、ライフイベントを中⼼として関係する⾏政⼿続と⺠間⼿続の連携を強化する必要がある。利⽤者の利便性向上に向けて、ライフイベントを中⼼として関係する⾏政⼿続と⺠間⼿続の連携を強化する必要がある。平成平成2020年度に、経済産業省の「引越⼿続きワンストップサービスに関する調査」において、ユーザ(引越しする者)ニーズ等の調査・検討年度に、経済産業省の「引越⼿続きワンストップサービスに関する調査」において、ユーザ(引越しする者)ニーズ等の調査・検討を⾏ったところ、「ワンストップ化可能な⼿続きが少なく利便性が低い(特に、電気・ガス・⽔道は重要)」、「引越⼿続きポータルサイトがを⾏ったところ、「ワンストップ化可能な⼿続きが少なく利便性が低い(特に、電気・ガス・⽔道は重要)」、「引越⼿続きポータルサイトが存存在し、在し、WebWeb受付が可能なことに対する認知度が低い。」、「⼿続きが複数に及んだ場合、実施可能な⼿続きがわかりにくい。また、⼿続き受付が可能なことに対する認知度が低い。」、「⼿続きが複数に及んだ場合、実施可能な⼿続きがわかりにくい。また、⼿続き状況の確認や⼿続き可能事業者の検索ができることも必要」、「引越先の地域情報や住⺠票等の公的サービス連携も重要」という調状況の確認や⼿続き可能事業者の検索ができることも必要」、「引越先の地域情報や住⺠票等の公的サービス連携も重要」という調査結果が明らかになっている。査結果が明らかになっている。

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今後の進め⽅

引越ワンストップサービスを実現する上では、様々な課題があることが実証実験を通じて明らか引越ワンストップサービスを実現する上では、様々な課題があることが実証実験を通じて明らかになった。今後、総合的な観点から⾏政サービスのレベルを⾼めることが重要であり、洗い出したになった。今後、総合的な観点から⾏政サービスのレベルを⾼めることが重要であり、洗い出した課題の他、地域情報プラットフォーム推進事業の成果(提案内容等)やグランドデザインに基づく課題の他、地域情報プラットフォーム推進事業の成果(提案内容等)やグランドデザインに基づく以下の点も踏まえ、以下の点も踏まえ、20102010年度の次世代電⼦⾏政サービス基盤の標準モデル構築に向け、関係年度の次世代電⼦⾏政サービス基盤の標準モデル構築に向け、関係府省等、関係機関が連携して課題解決への検討に取り組むことが必要である府省等、関係機関が連携して課題解決への検討に取り組むことが必要である。。

(1)(1) 国・地⽅における関係⼿続の連携検討国・地⽅における関係⼿続の連携検討ワンストップ電⼦⾏政サービスでは、業務プロセスや法制度等を含めた検討を⾏い、国・地⽅における関係機関の間で情報の連携を⾏ワンストップ電⼦⾏政サービスでは、業務プロセスや法制度等を含めた検討を⾏い、国・地⽅における関係機関の間で情報の連携を⾏うことで、⼿続のワンストップ化を推進する。うことで、⼿続のワンストップ化を推進する。

(2)(2) 官⺠における関係⼿続の連携強化官⺠における関係⼿続の連携強化利⽤者の利便性向上に向けて、ライフイベントを中⼼として関係する⾏政⼿続と⺠間⼿続の連携を強化することにより、国⺠視点でワン利⽤者の利便性向上に向けて、ライフイベントを中⼼として関係する⾏政⼿続と⺠間⼿続の連携を強化することにより、国⺠視点でワンストップ化された包括的なサービスを実現に向けて検討を進めていく。ストップ化された包括的なサービスを実現に向けて検討を進めていく。

(3)(3) 関係者の参加促進関係者の参加促進関係者(関係府省、市町村、⺠間企業等)が参加しやすいサービスの仕組みを⽰した上で、関係者の参加を促進していく必要がある。関係者(関係府省、市町村、⺠間企業等)が参加しやすいサービスの仕組みを⽰した上で、関係者の参加を促進していく必要がある。特に、市町村については、財政⾯、⼈材⾯の課題への対応策(例:システムの共同利⽤、財政⾯・⼈材⾯の⽀援等)を検討し、実施し特に、市町村については、財政⾯、⼈材⾯の課題への対応策(例:システムの共同利⽤、財政⾯・⼈材⾯の⽀援等)を検討し、実施していく必要がある。なお、全国規模でのサービス実施が望ましいが、まずは、意欲のある地域(ある程度のまとまり)で先⾏して実施し、そのていく必要がある。なお、全国規模でのサービス実施が望ましいが、まずは、意欲のある地域(ある程度のまとまり)で先⾏して実施し、その成果を踏まえ、取り組む地域を拡⼤していく。成果を踏まえ、取り組む地域を拡⼤していく。

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Ⅲ 退職ワンストップサービス実現へ向けての段階的アプローチ

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はじめにⅢⅢ部の内容部の内容は、グランドデザインに基づき、は、グランドデザインに基づき、退職退職⼿続のワンストップ化について具体的な検討⼿続のワンストップ化について具体的な検討を⾏うことを⽬を⾏うことを⽬

的として、プロジェクトチームの下に設置された「的として、プロジェクトチームの下に設置された「退職退職ワンストップサービス実現検討ワーキンググループワンストップサービス実現検討ワーキンググループ(主査:(主査:柴崎亮介東京⼤学教授)柴崎亮介東京⼤学教授)」による」による33回の会合を通じて取りまとめられたものである。回の会合を通じて取りまとめられたものである。

□□構成員構成員

桑⼭ 義明 株式会社シーガル代表取締役社⻑⼩原 純治 健康保険組合連合会組合⽀援事業部業務⽀援グループ指導員

主査主査 柴崎 亮介 東京⼤学教授・空間情報科学研究センター⻑芝⽥ ⽂男 企業年⾦連合会企画振興部⻑⾼柳 昭彦 川⼝市企画財政部次⻑兼情報政策課⻑多⽥ 明博 (社)⽇本経済団体連合会情報通信委員会情報化部会IT新改⾰戦略推進

ワーキンググループ委員(東レ株式会社経営企画室部⻑)総務省国税庁厚⽣労働省社会保険庁オブザーバー総務省 情報流通⾏政局 地域通信振興課 地⽅情報化推進室

□□開催状況開催状況第1回会合 平成20年10⽉30⽇第2回会合 平成21年2⽉2⽇第3回会合 平成21年3⽉24⽇

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退職⼿続 現状の課題と⽅向性

退職者退職者の抱える問題の抱える問題・ 退職⼿続に必要な情報が不⾜している。・ 訪問機関(社会保険事務所など最⼤6機関以上)が多く、⼿続漏れや⼿間がかかっている。・ 必要な添付書類(住⺠票、⼾籍謄本など最⼤15種類以上)が多く、添付書類の準備漏れや⼿間がかかっている。

・ 担当窓⼝での退職⼿続に関わる業務コストが増加している。・ 各⾏政機関が保有する退職⼿続に必要な情報の連携が不⼗分なため、各⾏政機関で情報の重複⼊⼒等の業務コストがかかっている。・ 添付書類の保管コストがかかっている。

・ 雇⽤する従業員の退職に伴い、年⾦・医療保険・雇⽤保険・国税・地⽅税に関連する⼿続きに業務コストがかかっている。

⾏政機関の抱える問題⾏政機関の抱える問題 ⺠間企業の抱える問題⺠間企業の抱える問題現状の課題

⽅向性退職⼿続のオンライン化によるワンストップサービスの実現退職⼿続のオンライン化によるワンストップサービスの実現

•• 離職証明書の電⼦化による業務コストの削減離職証明書の電⼦化による業務コストの削減オンライン化により、現在、公共職業安定所への来所が指導されている離職証明書を電⼦化し、企業の業務コストの削減を実現する。

•• 添付書類の削減・電⼦化添付書類の削減・電⼦化によるペーパレスの実現によるペーパレスの実現オンライン化により添付書類として必要となる関係⾏政機関の発⾏書類を原則不要とする。

•• バックオフィス連携実現に向けた取り組みバックオフィス連携実現に向けた取り組み申請・届出等のデータ形式統⼀化とAPI公開により企業の既存の⼈事・給与システム等との容易な連携を実現する。

•• ⾏政サービスの情報提供⾏政サービスの情報提供従来よりニーズの⾼かった退職⼿続に必要な情報をポータルで⼀元的に情報提供する。

•• 利⽤者利⽤者本位に⽴った本位に⽴った情報の情報のPUSHPUSH型型配信配信ポータルを利⽤して年⾦、医療保険の加⼊案内、失業保険の案内等PUSH型の情報提供を⾏う。

•• ⾏政機関⾏政機関への訪問への訪問なしで⼿続なしで⼿続完結完結(個⼈は最⼤1機関のみ)(個⼈は最⼤1機関のみ)オンライン化により関係⾏政機関への⼿続の利便性を向上させる。

退職⼿続に関する「退職者」、「⾏政機関」、「⺠間企業」の現状の課題と、退職⼿続のオンライン化によ退職⼿続に関する「退職者」、「⾏政機関」、「⺠間企業」の現状の課題と、退職⼿続のオンライン化によるワンストップサービスの⽅向性を以下に⽰す。るワンストップサービスの⽅向性を以下に⽰す。

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理想モデルグランドデザインを踏まえ、現状の問題点を解決した退職ワンストップサービスのあるべき姿を⽰した「理想モグランドデザインを踏まえ、現状の問題点を解決した退職ワンストップサービスのあるべき姿を⽰した「理想モ

デル」と、優先的に解決すべき問題点を解決した、理想モデルを実現するための第⼀段階として⽬指す「当デル」と、優先的に解決すべき問題点を解決した、理想モデルを実現するための第⼀段階として⽬指す「当初実現モデル」を⽰している。以下の図は、「初実現モデル」を⽰している。以下の図は、「退職者を中⼼とした理想モデル退職者を中⼼とした理想モデル」のイメージ図である。」のイメージ図である。

退職ポータル

住民票 戸籍抄本

所得証明書

離職票1・2

退職ポータル

退職証明書

年金手帳(提示)

退職者

国年資格取得届

健保任意継続申請

失業等給付関係手続

老齢給付裁定請求書

現在 将来

国保資格取得届

年金手帳(提示)

退職証明書

OR

離職票1・2

退職者

ワンストップ

失業等給付関係手続

老齢給付裁定請求書

被扶養者(異動)届

国年資格取得届

健保任意継続申請

国保資格取得届

OR

被扶養者(異動)届

問い合わせ、保険料試算依頼

説明、保険料試算

情報提供、保険料試算一元的情報提供

添付書類を集めるために市町村で手続が必要

住民票 戸籍抄本

所得証明書

雇用保険被保険者証

雇用保険被保険者証

住民票

戸籍抄本

所得情報

雇用保険情報

etc.

etc.etc.

年金受給開始年齢到達3ヶ月前通知

年金受給開始年齢到達3ヶ月前通知

添付書類不要

市町村

職安

社保

市町村

健保組合

市町村

職安

社保

市町村

市町村

企業

健保組合

厚年基金等 厚年基金等

社保 社保

ワンストップ

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理想モデルの効果現在、最⼤で訪問機関が6箇所以上、添付書類が15種類以上も必要であるが、⼿続きをワンストップ現在、最⼤で訪問機関が6箇所以上、添付書類が15種類以上も必要であるが、⼿続きをワンストップ

化することで、訪問機関は退職者個⼈が失業等給付を受ける場合の公共職業安定所のみとし、⼿続きに化することで、訪問機関は退職者個⼈が失業等給付を受ける場合の公共職業安定所のみとし、⼿続きに関わる業務コストの削減と添付書類のペーパレス化を⽬指す。関わる業務コストの削減と添付書類のペーパレス化を⽬指す。

最大で訪問機関が6箇所以上、最大で訪問機関が6箇所以上、15種類以上の添付書類が必要15種類以上の添付書類が必要

現在現在訪問機関は訪問機関は11箇所、オンライン箇所、オンライン申請時の添付書類は省略申請時の添付書類は省略

将来将来

1. 健康保険被保険者証2. 出勤簿(タイムカード)3. 賃金台帳4. 労働者名簿5. 退職辞令発令書類6. 離職理由の確認ができる書類7. 法定調書の合計表8. 年金手帳9. 健康保険被保険者資格喪失通知書10. 雇用保険被保険者証11. 住民票12. 戸籍謄本13. 所得証明書14. 離職票115. 離職票2

1. 健康保険被保険者証2. 出勤簿(タイムカード)3. 賃金台帳4. 労働者名簿5. 退職辞令発令書類6. 離職理由の確認ができる書類7. 法定調書の合計表8. 年金手帳9. 健康保険被保険者資格喪失通知書10. 雇用保険被保険者証11. 住民票12. 戸籍謄本13. 所得証明書14. 離職票115. 離職票2

なな しし

15書類以上(※2)

15書類以上15書類以上((※※2)2)

1. 社会保険事務所2. 健康保険組合3. 厚生年金基金等4. 公共職業安定所5. 税務署6. 市町村

1. 社会保険事務所2. 健康保険組合3. 厚生年金基金等4. 公共職業安定所5. 税務署6. 市町村

企業:企業:なな しし個人:個人:公共職業安定所のみ公共職業安定所のみ

(失業等給付を受けない場合は不要)(失業等給付を受けない場合は不要)

6機関以上(※1)

6機関以上6機関以上((※※1)1)

訪問機関

訪問機関

訪問機関

添付書類

添付書類

添付書類

退職手続のワンストップ化により、官民あわせて年間約1,200億円のコスト削減効果の見込み1.企業が行う手続関連

年間約700億円(約1400万時間)の削減

(1)企業側の効果年間約500億円(約1400万時間)の削減

(主な削減項目)・書類準備(申請書類の作成など)・本人(退職者)への説明・届出(窓口への提出など)・本人(退職者)への発送(離職票など)

(2)サービス提供者側の効果年間約200億円( )の削減

(主な削減項目)・窓口対応コスト・申請書類の記載内容のデータ入力コスト・申請書類の保管費用

2.退職者個人が行う手続関連年間約500億円(約1800万時間)の削減

(1)退職者側の効果年間約400億円(約1400万時間)の削減

(主な削減項目)・窓口への往復交通費・窓口への往復移動時間・窓口での処理時間(待ち時間含む)・添付書類交付手数料

(2)サービス提供者側の効果年間約100億円(約400万時間)の削減

(主な削減項目)・窓口対応コスト・申請書類の保管費用

合計 年間約1,200億円(約3200万時間※)の削減※人件費にかかる作業時間(物品費と区分できないものは含まない)

主な条件:・退職件数 700万件/年、社会保険離脱理由の国保加入数 440万件/年、

雇用保険被保険者資格喪失届 430万件/年、老齢給付裁定請求 170万件/年・失業等給付関係手続における公共職業安定所への来所を除く、すべての訪問を削減・行政機関で発行する添付書類(住民票、戸籍謄本、所得証明書など)を削減(バックオフィス連携対応) 等

時間は人件費と物品費等が区分できず未算出

退職者退職者・ ポータルを利⽤して退職⼿続に必要な情報が提供され、⼿続漏れが解消できる。・ 添付書類が省略され、利便性が格段に向上できる。

・ 形式チェックなど、⼀部の処理が⾃動化され業務が効率化できる。・ オンライン化により添付書類のペーパレス化を実現できる。

・ 申請・届出等のデータ様式統⼀化及びAPI公開により、既存の⼈事・給与システム等との連携を容易にし、業務を効率化できる。

⾏政機関⾏政機関 ⺠間企業⺠間企業導⼊効果

コスト削減効果

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当初実現モデル⻑期的な設計思想に基づいて作成する理想的なサービスモデルである理想モデルに対し、⻑期的な設計思想に基づいて作成する理想的なサービスモデルである理想モデルに対し、ニーズの程度やニーズの程度や

システム改修の要否⼜はその程度、対応に必要な予算や制度⾯の措置などを考慮システム改修の要否⼜はその程度、対応に必要な予算や制度⾯の措置などを考慮して、できるだけ早期のして、できるだけ早期の実現を⽬指して作成する実現を⽬指して作成する短中期的なサービスモデル短中期的なサービスモデルが「が「当初実現モデル当初実現モデル」である。」である。

・現在、e-Govに対応していない健康保険組合、厚⽣年⾦基⾦が、事業主や個⼈からのオンライン申請を処理できるよう、関係府省が制度改正等の措置を取る。

(6)社会保険・労働保険関連⼿続(6)社会保険・労働保険関連⼿続の⼀括申請・届出の⼀括申請・届出

・退職者向けに、制退職度の概要や退職⼿続に必要な情報をポータルで⼀元的に情報提供する。

(1)⾏政サービスの情報提供(1)⾏政サービスの情報提供

・企業の既存の⼈事・給与システム等から柔軟に連携できるAPIを公開する。

(4)API公開(4)API公開

・ポータルで被⽤者健保の保険料(税)の試算ツールを提供し、退職者⾃⾝が各市町村の窓⼝で試算を受ける必要がなくなる。

(2)保険料(税)試算サービス(2)保険料(税)試算サービスの提供の提供

・現在、同⼀企業であっても、事業所ごとに⼿続をする必要がある雇⽤保険に関する⼿続をポータル側で事業所ごとに振り分け、実務上の企業単位の申請・届出を実現する。

(7)企業単位の申請・届出(7)企業単位の申請・届出

・サービスで電⼦的に扱う申請・届出、添付書類のデータ形式を統⼀化する。

(3)申請・届出等のデータ形式(3)申請・届出等のデータ形式統⼀化統⼀化

・当初実現モデルとして、以下の2点を対象として、社会保険庁と市区町村のネットワーク、e-Tax等を活⽤し、バックオフィス連携を実現する。

●年⾦情報や医療保険情報●確定申告書情報

(5)添付種類の削減・電⼦化(5)添付種類の削減・電⼦化

当初実現モデル

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今後の進め⽅

当初実現モデルの検討当初実現モデルの検討オンライン化を契機としたプロセス簡素化を中⼼に検討した当初実現モデルの業務フローと、現⾏サービスの業務フローを照らし合わせ、最適なサービス形態を検討した上で当初実現モデルを更新する。また、⼿続⾃体の省略等を含めたサービス提供者側の抜本的な業務改⾰(BPR)、及び制度の⾒直しを当初実現モデルの実⽤化スケジュールと合わせて検討する。

オンライン化を契機としたプロセス簡素化を中⼼に検討した当初実現モデルの業務フローと、現⾏サービスの業務フローを照らし合わせ、最適なサービス形態を検討した上で当初実現モデルを更新する。また、⼿続⾃体の省略等を含めたサービス提供者側の抜本的な業務改⾰(BPR)、及び制度の⾒直しを当初実現モデルの実⽤化スケジュールと合わせて検討する。

次世代電⼦⾏政サービスとしての技術的課題の検討次世代電⼦⾏政サービスとしての技術的課題の検討次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチームと連携し、最適な認証基盤やバックオフィス連携基盤等の⽅式を検討と合わせて関連府省と協⼒して実証実験を実施する。また、当該実験の成果を踏まえた更なる技術的な検討及び実現可能性について評価をする。

次世代電⼦⾏政サービス基盤等検討プロジェクトチームと連携し、最適な認証基盤やバックオフィス連携基盤等の⽅式を検討と合わせて関連府省と協⼒して実証実験を実施する。また、当該実験の成果を踏まえた更なる技術的な検討及び実現可能性について評価をする。

情報提供ポータルの構築に向けた検討(ファーストステップ)情報提供ポータルの構築に向けた検討(ファーストステップ)利⽤者のライフイベントに関する情報提供に対する利⽤者ニーズが⾼いため、ファーストステップとして利⽤者が利便性を実感しやすい情報提供サービス(退職を含め主要なライフイベントを網羅的に対象として集約したポータルの構築)を実⽤化することが現実的かつ有効である。

利⽤者のライフイベントに関する情報提供に対する利⽤者ニーズが⾼いため、ファーストステップとして利⽤者が利便性を実感しやすい情報提供サービス(退職を含め主要なライフイベントを網羅的に対象として集約したポータルの構築)を実⽤化することが現実的かつ有効である。

今後は、サービス実⽤化に向けて、⾏政機関の業務改⾰や制度の⾒直しを含めた最適なサービス形態の今後は、サービス実⽤化に向けて、⾏政機関の業務改⾰や制度の⾒直しを含めた最適なサービス形態の検討や、技術的課題の検討等を、今後推進していく。検討や、技術的課題の検討等を、今後推進していく。

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補⾜資料.退職⼿続きに関するアンケート調査結果調査会社の登録モニター(全国約190 万⼈)のうち、これまでに転職・退職経験のある20 歳以上の男⼥を対象に退職に

関するアンケートを実施した。また、職業が会社員でかつ社内の従業員の退職関連の諸⼿続について、「現在従事」「過去に従事」「従事したことはないが総務・⼈事・経理の業務に従事しており、おおよその内容を理解」している20 歳以上の男⼥を対象に退職に関するアンケートを実施した。

退職者に対し、以下の5つのサービスが実現したら退職に関する様々な⼿続が便利になると思うかどうかを、たずねた。

(1)ポータルサイトで、退職にかかわる諸制度の概要や⼿続の内容など、現在は各所に点在している情報を⼀ヵ所でまとめて分かりやすく提供する

(2)ポータルサイトで、年⾦や医療保険の加⼊案内、失業給付の案内、⽼齢給付裁定の⼿続案内等を、あなたの年齢や加⼊制度等の条件にあわせて通知する

(3)ポータルサイトで、退職の際の健康保険の⼿続(任意継続または国⺠健康保険への加⼊)ごとの保険料を試算し、⽐較検討ができるようにする

(4)退職に伴う年⾦の⼿続、健康保険の⼿続等をまとめて⼀度にオンライン申請できるようにする(5)退職だけではなく、再就職で必要な⼿続まで⼀度に⾏うことができるようにする

いずれのサービスについても、「とても便利になる」と「ある程度便利になる」を合わせるとおおむね8割前後と⾼いニーズがある。

37.0%

33.9%

30.9%

48.0%

40.8%

44.1%

46.7%

46.1%

33.0%

36.0%

15.6%

16.3%

19.9%

15.9%

19.9%

2.3%

2.3%

2.3%

2.4%

2.6%

1.0%

0.8%

0.8%

0.7%

0.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

情報を一ヵ所でまとめて分かりやすく提供

年齢や加入制度等の条件にあわせて案内等を通知

健康保険の手続きごとの保険料試算

年金、健保をまとめて一度にオンライン申請

退職だけでなく就職で必要な手続きまで一度に行う

とても便利になると思う ある程度便利になると思う どちらでもない

あまり便利にならないと思う まったく便利にならないと思う

31.7%

29.8%

42.8%

37.9%

19.7%

26.5%

28.5%

43.7%

43.6%

35.4%

36.8%

35.4%

38.2%

38.5%

16.0%

19.1%

16.8%

18.9%

34.0%

27.9%

25.8%

6.8%

5.9%

3.7%

5.4%

9.0%

5.6%

5.7%

1.8%

1.6%

1.3%

1.0%

1.9%

1.8%

1.5%

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退職者向けのポータルサイトで情報提供

企業向けのポータルサイトで情報提供

国だけでなく民間まで含めて一括申請・届出

年金、健保、雇保、税に関連した手続をすべてオンラインで申請・届出

企業の人事・給与ソフトウェアと柔軟に連携

事業所ごとに手続きが必要なものを企業単位で申請・届出

企業コードを統一

とても便利になると思う ある程度便利になると思う どちらでもない あまり便利にならないと思う まったく便利にならないと思う

【企業のニーズ】

【退職者(個⼈)のニーズ】

企業に対し、以下の7つのサービスが実現したら従業員の退職関連⼿続が便利になると思うかどうかをたずねた。

(1)退職者向けのポータルサイト(インターネット)で、退職にかかわる諸制度の概要や⼿続の内容など、現在は各所に点在している情報を⼀ヵ所でまとめて分かりやすく提供する

(2)企業向けのポータルサイト(インターネット)で、退職にかかわる諸制度の概要や各種申請・届出など、必要な事務処理のガイドラインを提供する

(3)社会保険関係の⼿続などについて、国だけでなく⺠間(健康保険組合、厚⽣年⾦基⾦など)まで含めて⼀括申請・届出できるようにする

(4)退職などライフイベントごとに必要となる年⾦、健康保険、雇⽤保険、税に関連した⼿続をすべてオンラインで申請・届出できるようにする

(5)各種申請・届出を電⼦化するだけでなく、申請・届出データを標準化してAPIを公開し、企業の⼈事・給与ソフトウェアと柔軟に連携できるようにする

(6)雇⽤保険に関する⼿続など、事業所ごとに⼿続が必要なものを企業単位で申請・届出ができるようにする(7)社会保険、健康保険、税など分野や⼿続ごとに異なっている企業コードを統⼀する

「とても便利になる」のみでみると、「国だけでなく⺠間まで含めて⼀括申請・届出」(42.8%)が最も⾼く、次いで「年⾦、健康保険、雇⽤保険、税に関連した⼿続をすべてオンラインで申請・届出」(37.9%)が⾼い。

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