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成長企業経営者に必要な財務戦略マインド
2016年5月13日
長谷川公認会計士事務所
成長企業の皆様へ
経営戦略と財務戦略
経営戦略とは:
経営(課題解決のための)戦略
経営(課題解決に必要な具体的)戦略
中堅企業においては、決して難解な方法論を語るものではない
経営課題とは:
会社の成長を阻害する様々な要因とその対処法をセットにしたもの
売上を改善するには何が必要か
利益(率)を改善するには何が必要か
経費を改善するには何が必要か
製造効率を改善するには何が必要か
・・・
1
ただし、ビジネスドメインの整理、方向性確立も併せて実施する必要あり
○○マトリックス××スキーム×
参考:ビジネスドメイン(イメージ)
2
富士通 味の素
フジフィルム出典:富士通中期計画プレゼン資料より抜粋 出典:味の素中期計画プレゼン資料より抜粋
出典:富士フィルム会社案内資料より抜粋 出典:日新システムズ会社案内資料より抜粋
日新システムズ
経営戦略と財務戦略
経営課題とその解決方法:
課題解決方法は一様ではないゆえ、個別戦略につき、優先順位を付けた中でいかに組み合わせるかの見極めが重要
3
売上改善 利益率改善 経費効率改善 製造効率改善 ・・・ ・・・
営業戦略 マーケティング戦略 ネット戦略 商品開発 人材教育 生産管理 ・・・
M&A
経営課題(ニーズ) 解決方法論(ソリューション)
経営戦略と財務戦略
経営課題とビジネスモデルの関係
会社ごとの固有のビジネスモデルの理解と整理
他社・業界一般との比較における自社の強み/弱み認識
4
売上改善 利益率改善 経費効率改善 製造効率改善 ・・・ ・・・
営業戦略 マーケティング戦略 ネット戦略 商品開発 人材教育 生産管理 ・・・
M&A
経営課題(ニーズ) 解決方法論(ソリューション)
自社のビジネスモデルの理解
他社・業界一般のビジネスモデル
比較検討 強み弱み抽出
課題の優先順位付け 強みの有効活用 弱みの改善対応
課題の整理/明確化
どの方法論を採用するかが明確になる
経営戦略と財務戦略
経営戦略としてのM&A
経営課題解決手段としての優先度と、実施タイミングのバランスが求められるゆえ、中堅企業のハードルは高い
5
取引形態 相互補完型 救済型
対象規模 自社と同等(若干小規模) 自社に比して小規模
財務状況/資金繰り
健全 厳しい/過剰債務
マネジメント スタンドアローン(自主独立)
ハンズオン(経営梃入れ)
メリット 成長スピード加速 シナジー取得
リスク 呉越同舟 改善失敗によるリスク増大
総括コメント M&Aよりもアライアンスを指向→自社内完全取り込みは難しい
自社の資金力、人材など、それなりの企業体力が必要
(ただし、良い取引機会、ご縁と感じたなら、積極的に検討する価値はある)
経営戦略と財務戦略
経営戦略と財務戦略との関係
経営戦略実行に必要な(活動)資金を手当てするための一連の調達及び運用活動 ・・・ 筋肉と血液の関係
6
経営課題(ニーズ) 解決方法論(ソリューション)
売上改善 利益率改善 経費効率改善 製造効率改善 ・・・ ・・・
営業戦略 マーケティング戦略 ネット戦略 商品開発 人材教育 生産管理 ・・・
事業計画(アクションプラン)
数値計画 資金(繰り)計画
財務戦略
(調達)資金運用
資金調達
経営戦略
M&A
筋肉
血液
経営戦略と財務戦略
経営戦略と事業計画との関係
経営課題を解決する過程で必要となるアクションプランを数値で表現し、金融機関(向け)に翻訳するプロセス
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経営課題(ニーズ) 解決方法論(ソリューション)
売上改善 利益率改善 経費効率改善 製造効率改善 ・・・ ・・・
営業戦略 マーケティング戦略 ネット戦略 商品開発 人材教育 生産管理 ・・・
事業計画(アクションプラン)
数値計画 資金(繰り)計画
財務戦略
(調達)資金運用
資金調達
経営戦略
M&A
金融機関(銀行、保証協会など)
経営情報の提供
中堅企業における財務戦略
大企業の財務戦略 vs. 中堅企業の財務戦略
企業規模の違いにより、求められる力点、姿勢が異なる
必要運転資金の把握
月次ベースの資金繰りから年次ベースの資金繰りへ
8
大企業 中堅企業 中堅企業に求められる姿勢
資金運用◎
効率的運用のプレッシャー
○資金繰りの見える化
資金調達 △低い調達リスク
◎非常に重要
資金調達(先)の多様化
特徴+ 過去実績の裏付け+ 報告体制の充実
- 足元実績の証明- 保全可能性
参考:上場企業の財務戦略(その1)
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ニコン
オリンパス 出典:ニコン投資家向けプレゼン資料より抜粋
出典:オリンパス投資家向けプレゼン資料より抜粋
参考:上場企業の財務戦略(その2)
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味の素 パナソニック
出典:味の素投資家向けプレゼン資料より抜粋出典:パナソニック投資家向けプレゼン資料より抜粋
中堅企業における財務戦略
資金調達多様化を目指した銀行取引の強化
自社資金ニーズに見合った取引先金融機関の選択
金融機関との付き合い方
金融機関=過去+保全 vs. 経営者=将来+アップサイド
取引実績づくり、保全対応などの工夫が必要
メイン行の確立
決済口座の確保
貸し借り関係の構築 ・・・ 積立協力、普通預金残高維持11
メガ 地銀・信金 政府系
取引額 10億円以上取引可~5億円程度(地銀)~2億円程度(信金)
~0.5億円程度
コスト(金利) 低中~高
保証料別途中
メニュー多(通常融資、シ・ローン、コミットメントライン、etc)
小(通常融資がほとんど) 小(通常融資)
成長を促す資金調達の在り方
長期資金の導入
保証協会付き資金の活用 ・・・ 最長10年完済のCFが前提
政府系金融機関による補完
保証借換・一本化による返済負担軽減
短期資金の導入
繋ぎ資金の有効活用
納税資金積立
両建て調達
その他
役員個人資金プール
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目標:月次要支払額3か月程度の手持ち資金の確保
資金ショート回避
月次損益推移(イメージ)
手持残高3か月
e.g. 営業利益10百万円→Max調達=70百万円
経営者が身につけるべき財務戦略マインド(まとめ)
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自社ビジネスモデルの理解
優先順位を付した経営課題の整理
具体的事業計画の作成
CFモデルから算出する資金繰り計画
必要な資金調達戦略の構築
社内で完結できる体制は整っているか→日々の業務に忙しくて余裕がない・・・NG
経営情報収集のシステムツールは充実しているか→手集計で掻き集めて何とか収集可能・・・NG
外部アドバイザー活用の検討
経営者が身につけるべき財務戦略マインド(まとめ)
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システムツール活用のメリット
経営課題把握に必要な数値情報の迅速な集計と分析
会計システム
販売管理システム仕入・在庫管理システム
請求書発行
入金情報
得意先
出金情報
仕入先・外注先
仕入情報
××
「いつ、だれが、なにを、どこに、どれだけ」に関する数値情報が正確に把握できていない
連携取れず
※ありがちなパターン
お問い合わせ先
長谷川公認会計士事務所(認定支援機関)
〒102-0074東京都千代田区九段南3-8-10いちご九段南ビル3階TEL:03-6272-6902/FAX:03-6272-6903URL://www.haats.co.jpE-mail: [email protected]
公認会計士 長谷川臣介
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弊社のサービスについて
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バリュエーション(事業評価、価値分析)
私どもは、ビジネスコンサルティングと財務アドバイザリーサービスを融合させた企業価値向上のための各種施策を、主に中堅企業、中小企業の皆様と共に実践しております。
アドバザリーサービス(財務ソリューションズ)
人的資源
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組織
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中堅企業(公開、未公開)
中小企業(未公開)
多方面からの価値向上施策
主に中堅・中小企業を支援
質の高い専門家サービスを実践