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調査の概要
1 調査の目的
看護職員確保のために,職場環境づくり等に取り組んでいる施設の実態を調査し,看護職員の離職防止・
定着促進のための対策の基礎資料とする。
2 調査主体
広島県 【調査実施:公益社団法人広島県看護協会(委託)】
3 調査の時期
令和元年 12 月 16 日~令和 2 年 1 月 24 日
4 調査対象及び調査方法
県内の全病院である 237 病院(平成 31 年 9 月 30 日現在)を母集団として,病院の看護管理者(看護部
長等)を対象に自記式調査票(Ⅲ参考資料 資料 1,資料 2)を郵送し,返信用封筒により回収した。
5 回収数及び有効回答
回収数及び有効回答
調査客体 回収数 回収率 有効回答数 有効回答率
(a) (b) (b)/(a) (c) (c)/(b)
237 185 78% 185 100%
6 本文の表し方
1) 看護職員は,保健師,助産師,看護師及び准看護師をいう。
2) 正規職員とは,雇用の形態が無期雇用かつ直接雇用であり,原則としてフルタイム勤務の職員をい
う。なお,常勤,非常勤は勤務時間により区分するもので,常勤職員はフルタイムで働く職員のことを
いう。
3) 新卒とは,看護師等免許取得後 1 年以内をいう。
4) 回答率(項目の回答の百分比)は,小数点第 2 位を四捨五入した。
5) 本文,統計表等で用いた記号等の意味は,主に以下のとおりである。
(1) 「n」はその質問に対する回答数であり比率算出の基数である。
(2) 統計図表の「-」は計数がないことを示す。「0」は,計数はあるが四捨五入をして 0 であることを
示す。
6) 離職率の算出は次の計算による。
○ 正規看護職員離職率=当該年度退職者数/当該年度平均正規職員数×100
平均正規職員数=(年度当初の在籍職員数+年度末の在籍職員数)/2
○ 正規以外看護職員離職率=当該年度退職者数/当該年度平均正規以外職員数×100
平均正規以外職員数=(年度当初の在籍職員数+年度末の在籍職員数)/2
○ 新卒離職率=当該年度の新卒退職者数/当該年度の新卒採用者数×100
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Ⅱ 調査結果
1 病院の概要
平成 31 年 4 月 1 日現在の病院の概要は次のとおりであった。
1) 設置主体別病院数(表 1)
表1 設置主体別病院数
(単位:病院(%))
設置主体 病院数 備考
計 185 (100.0)
国公立大学法人 1 (0.5)
独立行政法人 11 (5.9)
県市町 16 (8.6) 都道府県=5,市町村=11,
その他公的医療機関 8 (4.3) 日赤=3,厚生連=3,済生会=2
医療法人 121 (65.4)
個人 6 (3.2)
会社 4 (2.2)
その他の法人 8 (4.3) 社会福祉法人=4,医師会=2,医療センター=1,一
般財団法人=1
その他 10 (5.4) 共済組合及びその連合会=5,医療生協=3,健康保
険組合及びその連合会=1,防衛省=1
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
2) 保健医療圏域別病院数(表 2)
表 2 保健医療圏域別病院数
(単位:病院(%))
保健医療圏域 病院数
計 185 (100.0)
広島 74 (40.0)
広島西 8 (4.3)
呉 23 (12.4)
広島中央 17 (9.2)
尾三 18 (9.7)
福山・府中 36 (19.5)
備北 9 (4.9)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
3) 稼働病床規模別病院数(表 3)
表 3 病床規模別病院数
(単位:病院(%))
病床規模 病院数
計 185 (100.0)
99 床以下 62 (33.5)
100~199 床 67 (36.2)
200~299 床 29 (15.7)
300~399 床 14 (7.6)
400~499 床 5 (2.7)
500 床以上 8 (4.3)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
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2 看護職員の状況
平成 31 年 4 月 1 日現在の看護職員の状況は次のとおりであった。
1) 正規・正規以外別・職種別看護職員数(実人員・換算数)(表 4-①,表 4-②)
表 4-① 正規・正規以外別・職種別 看護職員数(実人員)
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
計 23,584 (100.0) 111 (0.5) 510 (2.2) 20,126 (85.3) 2,837 (12.0)
正規 21,140 (89.6) 97 (0.4) 477 (2.0) 18,308 (77.6) 2,258 (9.6)
(男性) 2,339 (9.9) 9 (0.0)
2,041 (8.7) 289 (1.2)
正規以外 2,444 (10.4) 14 (0.1) 33 (0.1) 1,818 (7.7) 579 (2.5)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
表 4-② 正規・正規以外別・職種別 看護職員数(換算数)
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
計 22,076.5 (100.0) 99.2 (0.4) 485.2 (2.2) 18,891.1 (85.6) 2,601.0 (11.8)
正規 20,322.9 (92.1) 90.3 (0.4) 458.8 (2.1) 17,565.4 (79.6) 2,208.4 (10.0)
正規以外 1,753.5 (7.9) 8.9 (0.0) 26.4 (0.1) 1,325.7 (6.0) 392.6 (1.8)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
2) 保健医療圏域別・職種別看護職員数(実人員・換算数)(表 5-①,表 5-②,表 5-③,表 5-④)
表 5-① 保健医療圏域別・職種別 看護職員数(実人員)
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
計 23,584 (100.0) 111 (0.5) 510 (2.2) 20,126 (85.3) 2,837 (12.0)
広島 10,985 (46.6) 58 (0.2) 244 (1.0) 9,587 (40.7) 1,096 (4.6)
広島西 1,386 (5.9) 7 (0.0) 29 (0.1) 1,257 (5.3) 93 (0.4)
呉 2,445 (10.4) 25 (0.1) 65 (0.3) 2,052 (8.7) 303 (1.3)
広島中央 1,646 (7.0) - - 25 (0.1) 1,373 (5.8) 248 (1.1)
尾三 2,369 (10.0) 14 (0.1) 35 (0.1) 1,967 (8.3) 353 (1.5)
福山・府中 3,837 (16.3) 3 (0.0) 79 (0.3) 3,156 (13.4) 599 (2.5)
備北 916 (3.9) 4 (0.0) 33 (0.1) 734 (3.1) 145 (0.6)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
表 5-② 保健医療圏域別・職種別 看護職員数(換算数)
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
計 22,076.5 (100.0) 99.2 (0.4) 485.2 (2.2) 18,891.1 (85.6) 2,601.0 (11.8)
広島 10,243.0 (46.4) 51.1 (0.2) 232.1 (1.1) 8,976.9 (40.7) 983.0 (4.5)
広島西 1,324.7 (6.0) 7.0 (0.0) 28.7 (0.1) 1,201.9 (5.4) 87.1 (0.4)
呉 2,302.7 (10.4) 22.5 (0.1) 63.8 (0.3) 1,936.5 (8.8) 279.9 (1.3)
広島中央 1,531.5 (6.9) - - 22.0 (0.1) 1,270.0 (5.8) 239.5 (1.1)
尾三 2,263.3 (10.3) 11.6 (0.1) 33.2 (0.2) 1,897.2 (8.6) 321.3 (1.5)
福山・府中 3,553.1 (16.1) 3.0 (0.0) 72.8 (0.3) 2,923.9 (13.2) 553.4 (2.5)
備北 858.2 (3.9) 4.0 (0.0) 32.6 (0.1) 684.8 (3.1) 136.8 (0.6)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
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表 5-③ 保健医療圏域別・職種別 看護職員数(正規の実人員)
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
計 21,140 (100.0) 97 (0.5) 477 (2.3) 18,308 (86.6) 2,258 (10.7)
広島 9,882 (46.7) 49 (0.2) 227 (1.1) 8,740 (41.3) 866 (4.1)
広島西 1,299 (6.1) 6 (0.0) 27 (0.1) 1,190 (5.6) 76 (0.4)
呉 2,158 (10.2) 24 (0.1) 64 (0.3) 1,823 (8.6) 247 (1.2)
広島中央 1,452 (6.9) - - 25 (0.1) 1,221 (5.8) 206 (1.0)
尾三 2,128 (10.1) 12 (0.1) 31 (0.1) 1,812 (8.6) 273 (1.3)
福山・府中 3,410 (16.1) 3 (0.0) 73 (0.3) 2,852 (13.5) 482 (2.3)
備北 811 (3.8) 3 (0.0) 30 (0.1) 670 (3.2) 108 (0.5)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
表 5-④ 保健医療圏域別・職種別 看護職員数(正規の換算数)
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
計 20,322.9 (100.0) 90.3 (0.4) 458.8 (2.3) 17,565.4 (86.4) 2,208.4 (10.9)
広島 9,452.7 (46.5) 45.4 (0.2) 217.7 (1.1) 8,354.0 (41.1) 835.6 (4.1)
広島西 1,257.9 (6.2) 6.0 (0.0) 26.8 (0.1) 1,150.5 (5.7) 74.6 (0.4)
呉 2,111.4 (10.4) 22.0 (0.1) 63.2 (0.3) 1,779.6 (8.8) 246.6 (1.2)
広島中央 1,402.5 (6.9) - - 22.0 (0.1) 1,173.0 (5.8) 207.5 (1.0)
尾三 2,086.1 (10.3) 10.9 (0.1) 31.0 (0.2) 1,780.8 (8.8) 263.4 (1.3)
福山・府中 3,239.0 (15.9) 3.0 (0.0) 68.1 (0.3) 2,694.1 (13.3) 473.8 (2.3)
備北 773.3 (3.8) 3.0 (0.0) 30.0 (0.1) 633.4 (3.1) 106.9 (0.5)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
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3 平成 31 年度採用状況
平成 31 年 4 月 1 日から 4 月 30 日までの正規看護職員の採用状況は次のとおりである。
1) 新卒者・既卒者別採用状況(表 6)
表 6 新卒者・既卒者別・職種別 採用者数
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
計 1,559 (100.0) 12 (0.8) 43 (2.8) 1,389 (89.1) 115 (7.4)
新卒者 1,224 (78.5) 10 (0.6) 35 (2.2) 1,099 (70.5) 80 (5.1)
既卒者 335 (21.5) 2 (0.1) 8 (0.5) 290 (18.6) 35 (2.2)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
2) 保健医療圏域別採用状況(表 7)
表 7 保健医療圏域別・新卒者・既卒者別 採用状況
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
新卒者 既卒者 新卒者 既卒者 新卒者 既卒者 新卒者 既卒者 新卒者 既卒者
計 1,224 335 10 2 35 8 1,099 290 80 35
(100.0) (100.0) (0.8) (0.6) (2.9) (2.4) (89.8) (86.6) (6.5) (10.4)
広島 664 156 1 2 13 4 602 140 48 10
(54.2) (46.6) (0.1) (0.6) (1.1) (1.2) (49.2) (41.8) (3.9) (3.0)
広島西 116 14 8 - 3 1 103 12 2 1
(9.5) (4.2) (0.7) - (0.2) (0.3) (8.4) (3.6) (0.2) (0.3)
呉 157 24 1 - 8 - 142 19 6 5
(12.8) (7.2) (0.1) - (0.7) - (11.6) (5.7) (0.5) (1.5)
広島中央 55 32 - - 2 - 47 28 6 4
(4.5) (9.6) - - (0.2) - (3.8) (8.4) (0.5) (1.2)
尾三 46 40 - - 2 1 41 33 3 6
(3.8) (11.9) - - (0.2) (0.3) (3.3) (9.9) (0.2) (1.8)
福山・府中 156 55 - - 5 1 136 46 15 8
(12.7) (16.4) - - (0.4) (0.3) (11.1) (13.7) (1.2) (2.4)
備北 30 14 - - 2 1 28 12 - 1
(2.5) (4.2) - - (0.2) (0.3) (2.3) (3.6) - (0.3)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
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4 正規・常勤看護職員の状況
1) 正規看護職員の平均年齢(平成 30 年度)(表 8-①,表 8-②)
表 8-① 平均年齢(正規)
平均年齢 最も低い 最も高い
41.7 歳 29.6 歳 58.2 歳
注 平成 30 年 4 月 1 日現在の実績
表 8-② 平均年齢別・保健医療圏域別 病院数(正規)
(単位:病院(%))
区分 計 広島 広島西 呉 広島中央 尾三 福山・
府中 備北
計 184 73 8 23 17 18 36 9
(100.0) (39.7) (4.3) (12.5) (9.2) (9.8) (19.6) (4.9)
~29 歳 1 - 1 - - - - -
(0.5) - (0.5) - - - - -
30~34 歳 17 9 1 4 1 1 1 -
(9.2) (4.9) (0.5) (2.2) (0.5) (0.5) (0.5) -
35~39 歳 52 24 2 3 3 4 14 2
(28.3) (13.0) (1.1) (1.6) (1.6) (2.2) (7.6) (1.1)
40~44 歳 67 28 2 10 5 10 10 2
(36.4) (15.2) (1.1) (5.4) (2.7) (5.4) (5.4) (1.1)
45~49 歳 39 11 1 4 7 3 9 4
(21.2) (6.0) (0.5) (2.2) (3.8) (1.6) (4.9) (2.2)
50~54 歳 7 1 1 1 1 - 2 1
(3.8) (0.5) (0.5) (0.5) (0.5) - (1.1) (0.5)
55 歳以上 1 - - 1 - - - -
(0.5) - - (0.5) - - - -
注 1 平成 30 年 4 月 1 日現在の実績
注 2 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
2) 常勤看護職員の時間外勤務
(1) 時間外勤務時間の平均と最長
一人当たり月平均時間外勤務時間は 4.9 時間,最長は 59.0 時間であった。(表 9)
表 9 一人当たり月平均時間外勤務時間(常勤)
平均 最長
4.9 時間 59.0 時間
注 令和元年 10 月の実績である
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3) 正規看護職員の年次有給休暇取得状況
(1) 一人平均取得日数(表 10)
表 13 年次有給休暇一人平均取得日数の推移
区分 平均 最多 最少
平成 30 年度 10.9 日 19.9 日 0.8 日
平成 29 年度 10.2 日 20.3 日 1.0 日
平成 28 年度 10.1 日 24.2 日 0.0 日
平成 27 年度 9.9 日 20.8 日 0.0 日
平成 26 年度 9.9 日 26.0 日 0.8 日
平成 25 年度 9.9 日 41.6 日 0.2 日
(2) 時間単位の取得(表 11)
表 11 年次有給休暇,時間単位の取得病院数
(単位:病院(%))
区分 平成 30 年度 平成 29 年度 平成 28 年度 平成 27 年度 平成 26 年度 平成 25 年度
計 185 (100.0) 185 (100.0) 190 (100.0) 189 (100.0) 191 (100.0) 209 (100.0)
できる 144 (77.8) 143 (77.3) 144 (75.8) 136 (72.0) 88 (46.1) 96 (45.9)
できない 41 (22.2) 42 (22.7) 46 (24.2) 53 (28.0) 103 (53.9) 113 (54.1)
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5 勤務形態からみた夜勤回数別夜勤人数
1) 常勤看護職員夜勤人数等(表 12)
表 12 常勤看護職員 勤務形態別夜勤回数(複数回答)
区分 3 交代(変則 3 交代含む) 2 交代(変則 2 交代含む)
夜勤回数 0 回 7 回以下 8 回 9 回 10 回 11 回以上 0 回 3 回以下 4 回 5 回 6 回以上
病院数 47 67 68 58 48 36 106 126 131 131 110
人 数 837 2,119 2,094 1,271 729 402 1,947 1,461 2,205 1,851 1,327
注 1 常勤看護職員夜勤人数は「新卒含む/夜勤専従者を除く」数字である。
注 2 人数は,交代制勤務の指定夜勤回数に該当する看護職員数である。
注 3 夜勤回数は令和元年 10 月実績である。
2) 夜勤専従者の有無(表 13-①,表 13-②)
表 13-① 夜勤専従者の有無
(単位:病院(%))
区分 計 夜勤専従者がいる 夜勤専従者がいない
計 185 (100.0) 71 (38.4) 114 (61.6)
正規看護職員のみ
50 (27.0)
114 (61.6) 正規以外看護職員のみ 13 (7.0)
正規・正規以外看護職員 8 (4.3)
注 1 平成 30 年度の実績である
注 2 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
表 13-② 夜勤専従者の人数
(単位:人)
区分 実人員
延べ回数
3交代
(変則3交代含む)
2交代
(変則2交代含む)
計 735 21,677 17,063
正規看護職員のみ 627 20,159 12,759
正規以外看護職員のみ 34 681 1,982
正規・正規以外
看護職員
正規看護職員 57 651 1,576
正規以外看護職員 17 186 746
注 平成 30 年度の実績である
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6 看護職員の採用状況
平成 30 年度の正規看護職員の採用状況は次のとおりである。
1) 看護職員採用者数(表 14)
表 14 新卒者・既卒者別・職種別 採用者数(平成 30 年度)
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
計 2,668 (100.0) 15 (0.6) 62 (2.3) 2,270 (85.1) 321 (12.0)
正規看護職員 新卒者数 1,218 (45.7) 2 (0.1) 27 (1.0) 1,113 (41.7) 76 (2.8)
既卒者数 1,028 (38.5) 9 (0.3) 22 (0.8) 860 (32.2) 137 (5.1)
正規看護職員以外 422 (15.8) 4 (0.1) 13 (0.5) 297 (11.1) 108 (4.0)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
2) 正規看護職員採用者数
(1) 保健医療圏域別採用者数(表 15)
表 15 保健医療圏域別・新卒者・既卒者別 正規看護職員採用状況(平成 30 年度)
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
新卒者 既卒者 新卒者 既卒者 新卒者 既卒者 新卒者 既卒者 新卒者 既卒者
計 1,218 1,028 2 9 27 22 1,113 860 76 137
(100.0) (100.0) (0.2) (0.9) (2.2) (2.1) (91.4) (83.7) (6.2) (13.3)
広島 647 515 2 4 15 11 585 440 45 60
(53.1) (50.1) (0.2) (0.4) (1.2) (1.1) (48.0) (42.8) (3.7) (5.8)
広島西 120 43 - - 1 1 114 36 5 6
(9.9) (4.2) - - (0.1) (0.1) (9.4) (3.5) (0.4) (0.6)
呉 151 80 - 4 2 - 142 61 7 15
(12.4) (7.8) - (0.4) (0.2) - (11.7) (5.9) (0.6) (1.5)
広島中央 56 115 - - 1 - 55 99 - 16
(4.6) (11.2) - - (0.1) - (4.5) (9.6) - (1.6)
尾三 55 86 - 1 - 1 47 72 8 12
(4.5) (8.4) - (0.1) - (0.1) (3.9) (7.0) (0.7) (1.2)
福山・府中 157 168 - - 6 9 142 138 9 21
(12.9) (16.3) - - (0.5) (0.9) (11.7) (13.4) (0.7) (2.0)
備北 32 21 - - 2 - 28 14 2 7
(2.6) (2.0) - - (0.2) - (2.3) (1.4) (0.2) (0.7)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
- 10 -
3) 正規以外看護職員採用者数
(1) 保健医療圏域別採用者数(表 16)
表 16 保健医療圏域別 正規以外看護職員採用状況(平成 30 年度)
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
計 422 4 13 297 108
(100.0) (0.9) (3.1) (70.4) (25.6)
広島 217 3 7 155 52
(51.4) (0.7) (1.7) (36.7) (12.3)
広島西 12 1 - 11 -
(2.8) (0.2) - (2.6) -
呉 56 - 1 41 14
(13.3) - (0.2) (9.7) (3.3)
広島中央 19 - - 16 3
(4.5) - - (3.8) (0.7)
尾三 38 - - 33 5
(9.0) - - (7.8) (1.2)
福山・府中 57 - 5 26 26
(13.5) - (1.2) (6.2) (6.2)
備北 23 - - 15 8
(5.5) - - (3.6) (1.9)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
- 11 -
7 看護職員の離職状況
平成 30 年度の正規看護職員の離職状況は次のとおりである。
1) 正規看護職員離職者数(表 17)
表 17 正規看護職員離職者数
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
離職者数 1,959 12 49 1,601 297
(100.0) (0.6) (2.5) (81.7) (15.2)
(1) 定年退職者数 147 - 3 107 37
(定年退職者の割合) (7.5) - (0.2) (5.5) (1.9)
(2) 新卒離職者数 125 - 2 105 18
(新卒離職者の割合) (6.4) - (0.1) (5.4) (0.9)
(3) (1),(2)以外離職者数 1,687 12 44 1,389 242
((1),(2)以外離職者の割合) (86.1) (0.6) (2.2) (70.9) (12.4)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
(1) 保健医療圏域別・職種別離職者数・離職率(表 18)
表 18 保健医療圏域別・職種別 正規看護職員離職者数・離職率
(単位:人(%))
区分 計(離職率) 保健師 助産師 看護師 准看護師
計 1,959 (9.8) 12 49 1,601 297
広島 1,010 (10.7) 1 31 849 129
広島西 141 (11.9) 1 3 125 12
呉 201 (11.0) 2 5 171 23
広島中央 137 (10.0) - - 108 29
尾三 137 (6.5) 8 - 101 28
福山・府中 283 (8.8) - 8 211 64
備北 50 (6.2) - 2 36 12
注 離職者数は定年退職者を含む
2) 定年退職者数
(1) 保健医療圏域別・職種別定年退職者数(表 19)
表 19 保健医療圏域別・職種別 正規看護職員定年退職者数
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
計 147 (100.0) - 3 107 37
広島 69 (46.9) - 2 53 14
広島西 11 (7.5) - - 8 3
呉 10 (6.8) - 1 8 1
広島中央 4 (2.7) - - 2 2
尾三 21 (14.3) - - 18 3
福山・府中 23 (15.6) - - 14 9
備北 9 (6.1) - - 4 5
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
- 12 -
3) 新卒看護職員の離職者数・離職率(表 20)
表 20 保健医療圏域別 正規看護職員新卒離職者数・離職率
(単位:人(%))
区分 計
(離職率) 広島 広島西 呉
広島
中央 尾三
福山・
府中 備北
新卒採用者数 1,218 647 120 151 56 55 157 32
新卒離職者数 125 75 11 14 6 7 12 -
離職率(%) (10.3) (11.6) (9.2) (9.3) (10.7) (12.7) (7.6) (0.0)
4) 定年退職及び新卒離職以外の離職者数
(1) 保健医療圏域別・職種別定年退職・新卒離職以外の離職者数(表 21)
表 21 保健医療圏域別・職種別 定年退職・新卒離職以外の離職者数
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
計 1,687 (100.0) 12 44 1,389 242
広島 866 (51.3) 1 29 734 102
広島西 119 (7.1) 1 2 107 9
呉 177 (10.5) 2 3 152 20
広島中央 127 (7.5) - - 100 27
尾三 109 (6.5) 8 - 78 23
福山・府中 248 (14.7) - 8 186 54
備北 41 (2.4) - 2 32 7
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
5) 正規以外看護職員離職者数
(1) 保健医療圏域別・職種別離職者数・離職率(表 22)
表 22 保健医療圏域別・職種別 正規以外看護職員離職者数・離職率
(単位:人(%))
区分 計(離職率) 保健師 助産師 看護師 准看護師
計 431 (17.5) 2 10 294 125
広島 228 (19.2) 2 4 156 66
広島西 11 (13.3) - - 11 -
呉 50 (18.2) - 3 35 12
広島中央 16 (7.7) - - 11 5
尾三 46 (19.5) - - 33 13
福山・府中 64 (17.5) - 3 38 23
備北 16 (15.3) - - 10 6
注 離職者数は契約期間満了退職者を含む
- 13 -
8 特別休暇等の取得状況
平成 30 年度の正規看護職員の特別休暇等取得状況は次のとおりである。
1) 育児休業取得職員数
(1) 保健医療圏域別・職種別育児休業取得職員数(表 23)
表 23 保健医療圏域別・職種別 育児休業取得職員数(実人員)
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
平均正規看
護職員数 20,013.0 (100.0) 98.5 (0.5) 485.5 (2.4) 17,183.5 (85.9) 2,245.5 (11.2)
計 1,193 (6.0) 5 (0.0) 47 (0.2) 1,103 (5.5) 38 (0.2)
広島 600 (3.0) 3 21 552 24
広島西 77 (0.4) 1 - 74 2
呉 100 (0.5) - 10 86 4
広島中央 70 (0.3) - 4 64 2
尾三 98 (0.5) 1 3 92 2
福山・府中 187 (0.9) - 7 178 2
備北 61 (0.3) - 2 57 2
注 1 平成 31 年 3 月 31 日現在の実績
注 2 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
2) 介護休業取得職員数
(1) 保健医療圏域別・職種別介護休業取得職員数(表 24)
表 24 保健医療圏域別・職種別 介護休業取得職員数(実人員)
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
平均正規看
護職員数 20,013.0 (100.0) 98.5 (0.5) 485.5 (2.4) 17,183.5 (85.9) 2,245.5 (11.2)
計 11 (0.1) - - - - 9 (0.0) 2 (0.0)
広島 6 (0.0) - - 4 2
広島西 1 (0.0) - - 1 -
呉 - - - - - -
広島中央 - - - - - -
尾三 2 (0.0) - - 2 -
福山・府中 1 (0.0) - - 1 -
備北 1 (0.0) - - 1 -
注 1 平成 31 年 3 月 31 日現在の実績
注 2 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
- 14 -
3) 時間短縮勤務職員数
(1) 保健医療圏域別・職種別時間短縮勤務職員数(表 25)
表 25 保健医療圏域別・職種別 時間短縮勤務中の職員数(実人員)
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
平均正規看
護職員数 20,013.0 (100.0) 98.5 (0.5) 485.5 (2.4) 17,183.5 (85.9) 2,245.5 (11.2)
計 845 (4.2) 5 (0.0) 24 (0.1) 765 (3.8) 51 (0.3)
広島 516 (2.6) 4 18 483 11
広島西 27 (0.1) - - 22 5
呉 71 (0.4) - 1 67 3
広島中央 31 (0.2) - - 29 2
尾三 50 (0.2) 1 1 43 5
福山・府中 110 (0.5) - 4 86 20
備北 40 (0.2) - - 35 5
注 1 平成 31 年 3 月 31 日現在の実績
注 2 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
4) 病休・休職等職員数
(1) 保健医療圏域別・職種別病休・休職等職員数(表 26)
表 26 保健医療圏域別・職種別 病休・休職等職員数(実人員)
(単位:人(%))
区分 計 保健師 助産師 看護師 准看護師
平均正規看
護職員数 20,013.0 (100.0) 98.5 (0.5) 485.5 (2.4) 17,183.5 (85.9) 2,245.5 (11.2)
計 509 (2.5) 1 (0.0) 10 (0.0) 460 (2.3) 38 (0.2)
広島 224 (1.1) 1 7 196 20
広島西 72 (0.4) - 1 70 1
呉 39 (0.2) - 1 35 3
広島中央 20 (0.1) - - 18 2
尾三 49 (0.2) - - 47 2
福山・府中 91 (0.5) - 1 82 8
備北 14 (0.1) - - 12 2
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
- 15 -
9 母性保護,育児・介護休業に関する制度について
1) 制度の導入・利用について
(1) 母性保護制度の導入・利用の有無(表 27)
表 27 母性保護制度の導入の有無
(単位:病院(%))
区分 病院数
計 185 (100.0)
※はい 149 (80.5)
いいえ 36 (19.5)
※「はい」の内容(複数回答)
制 度 導入がある 利用がある
夜勤・当直免除 141 119
夜勤・当直日数減 141 119
超過勤務免除 118 78
変形労働時間の適用除外 75 41
時差通勤 66 23
つわり休暇 41 18
通院休暇
(保健指導・検診受診時間の確保等) 85 42
配置転換 117 49
「その他導入している制度の具体的内容」
・ 授乳時間制度。
・ 入浴介助免除などの重労働と思われる業務の免除。
・ つわり休暇は無いが病欠(有給)扱いをしている。有給で休む場合,診断書は不要。
・ 制度の導入は無いが母性健康管理指導事項連絡カードに基づき柔軟に対応。指導があった場合,
6 時間の短時間勤務が可。
・ つわり休暇,通院休暇の制度は無いので WLB 休暇を申請し,取得する。
・ 制度は無いが,個別の相談には対応している。
・ 子の看護休暇は,全て有給休暇で対応している。
・ 危険有害業務の就業制限,業務軽減,休息補食の制度がある。
・ 母性健康管理の為の休暇を認めている。
・ なるべく本人の希望通りを心がけている。
・ 短時間勤務の制度がある。
・ ベビーシッター利用の助成,利用割引がある。
- 16 -
(2) 育児休業制度の導入・利用の有無(表 28)
表 28 育児休業制度の導入の有無
(単位:病院(%))
区分 病院数
計 185 (100.0)
※はい 183 (98.9)
いいえ 2 (1.1)
※「はい」の内容(複数回答)
制 度 導入がある 利用がある
育児休業 183 174
子の看護休暇 161 111
所定外労働の制限 138 77
時間外労働制限 139 80
深夜業の制限 149 114
短時間勤務 159 123
フレックスタイム制 14 9
始業・終業時間の繰上げ・繰下げ 86 63
託児施設の設置運営 93 90
「その他導入している制度の具体的内容」
・ 夜間保育。
・ 施設内に託児は無いが,同じ病院機構の他施設の託児を利用できる。
・ 病児保育,病後保育。
・ 外部の保育施設に預けていても院内の病児保育所を利用できる。
・ 妻が出産する場合の休暇。
・ 早出遅出勤務。
・ 育児参加のための休暇。
・ 産前 6 週間,産後 1 年間の休暇。
・ 職場復帰プログラム。
・ 健診や診察時に託児を利用できる。
・ 保育時間があり,生後 1 年に達しない子を育てる職員が授乳等を行う場合 1 日につき 1 回 30 分
以内を 2 回利用できる。
・ 勤務形態の変更ができる。(常勤→日勤常勤やパートへ)
・ 病児・病後児保育料の一部負担。
・ 本人の希望通り。
- 17 -
(3) 介護休業制度の導入・利用の有無(表 29)
表 29 介護休業制度の導入の有無
(単位:病院(%))
区分 病院数
計 185 (100.0)
※はい 172 (93.0)
いいえ 13 (7.0)
※「はい」の内容(複数回答)
制 度 導入がある 利用がある
介護休業 163 62
介護休暇 166 71
時間外労働の制限 123 28
深夜業の制限 123 29
短時間勤務 103 24
フレックスタイム制 13 3
始業・終業時間の繰上げ・繰下げ 57 11
介護サービス費用の助成 8 2
「その他導入している制度の具体的内容」
・ 早出,遅出勤務。
・ 本人の希望通り。
- 18 -
10 研修体制やキャリアアップに関する支援
1) キャリアアップのための支援
(1) 進学の支援の有無(表 30)
表 30 進学支援の有無
(単位:病院(%))
区分 計 ※あり なし
大学,大学院等 185 (100.0) 72 (38.9) 113 (61.1)
看護師養成所
(通信制含む) 185 (100.0) 142 (76.8) 43 (23.2)
※「あり」の内容(複数回答)
区分 奨学金
制度 休職制度 勤務調整
代替職員
の配置
旅費の
援助
授業料の
援助
大学,大学院等 23 28 43 7 5 3
看護師養成所
(通信制含む) 83 31 109 12 6 25
(2) 資格取得の支援の有無(表 31)
表 31 資格取得の支援の有無
(単位:病院(%))
区分 計 ※あり なし
看護管理者 185 (100.0) 138 (74.6) 47 (25.4)
専門看護師 185 (100.0) 79 (42.7) 106 (57.3)
認定看護師 185 (100.0) 110 (59.5) 75 (40.5)
特定行為研修 185 (100.0) 39 (21.1) 146 (78.9)
国内外留学 185 (100.0) 28 (15.1) 157 (84.9)
※「あり」の内容(複数回答)
区分 奨学金
制度 休職制度 勤務調整
代替職員
の配置
旅費の
援助
授業料の
援助
看護管理者 11 12 122 5 80 84
専門看護師 11 28 55 5 41 39
認定看護師 27 29 87 13 67 75
特定行為研修 5 8 33 5 24 24
国内外留学 - 17 18 2 2 6
- 19 -
11 働きやすい職場づくりのための取り組み
1) 働きやすい職場づくりを進めていく上での問題(表 32)
表 32 働きやすい職場づくりを進めていく上での問題
(単位:病院(%))
区分 計 順位 1 順位 2 順位 3
計 497 (100.0) 184 (100.0) 166 (100.0) 147 (100.0)
進め方がわからない 13 (2.6) 5 (2.7) 4 (2.4) 4 (2.7)
相談先がわからない 9 (1.8) - - 2 (1.2) 7 (4.8)
効果が不透明 24 (4.8) 3 (1.6) 10 (6.0) 11 (7.5)
代替職員の確保 114 (22.9) 79 (42.9) 24 (14.5) 11 (7.5)
制度を利用していない職員と
の不公平感 57 (11.5) 17 (9.2) 26 (15.7) 14 (9.5)
保育サービスの不足 35 (7.0) 11 (6.0) 14 (8.4) 10 (6.8)
職員が制度を利用しない 8 (1.6) 2 (1.1) 3 (1.8) 3 (2.0)
業務が忙しく取り組む余裕が
ない 43 (8.7) 8 (4.3) 21 (12.7) 14 (9.5)
院内で制度を利用しにくい雰
囲気がある 9 (1.8) 2 (1.1) 4 (2.4) 3 (2.0)
コストの増加 65 (13.1) 16 (8.7) 28 (16.9) 21 (14.3)
業務効率の悪化 49 (9.9) 12 (6.5) 20 (12.0) 17 (11.6)
院内でワークライフバランス
への理解が進んでいない 23 (4.6) 5 (2.7) 3 (1.8) 15 (10.2)
院長等トップの理解がない 18 (3.6) 7 (3.8) 2 (1.2) 9 (6.1)
特に問題はない 18 (3.6) 12 (6.5) 3 (1.8) 3 (2.0)
その他 12 (2.4) 5 (2.7) 2 (1.2) 5 (3.4)
「その他」の具体的内容
・ 看護補助者の確保が困難であり看護に専念できない。
・ 他職種も量や質が少なく,看護師の業務負担軽減が進まない。
・ 人員確保。
・ 制度が職員に周知されていない。
・ 職員の不足。
・ 学童保育の人員確保。
・ 時短でも帰れない。
・ 制度を利用する職員の勤務態度。
・ 働きやすい職場は与えられるものではなく自分たちで作り上げていくのだという心構えが不足している。
・ 夜勤が出来るスタッフの確保。
・ 職員そのものの確保が困難。
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
- 20 -
(1) 保健医療圏域別働きやすい職場づくりを進めていく上での問題(表 33)
表 33 保健医療圏域別働きやすい職場づくりを進めていく上での問題
(単位:病院(%))
区分 計 広島 広島西 呉 広島
中央 尾三
福山・府
中 備北
計 497 195 22 66 44 48 98 24
(100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)
進め方がわからない 13 5 - 1 1 1 4 1
(2.6) (2.6) - (1.5) (2.3) (2.1) (4.1) (4.2)
相談先がわからない 9 3 1 - - 2 2 1
(1.8) (1.5) (4.5) - - (4.2) (2.0) (4.2)
効果が不透明 24 8 2 4 3 2 4 1
(4.8) (4.1) (9.1) (6.1) (6.8) (4.2) (4.1) (4.2)
代替職員の確保 114 44 4 14 9 12 24 7
(22.9) (22.6) (18.2) (21.2) (20.5) (25.0) (24.5) (29.2)
制度を利用していない職員
との不公平感
57 21 4 10 3 8 10 1
(11.5) (10.8) (18.2) (15.2) (6.8) (16.7) (10.2) (4.2)
保育サービスの不足 35 16 1 7 1 3 6 1
(7.0) (8.2) (4.5) (10.6) (2.3) (6.3) (6.1) (4.2)
職員が制度を利用しない 8 3 1 1 - 1 2 -
(1.6) (1.5) (4.5) (1.5) - (2.1) (2.0) -
業務が忙しく取り組む余裕
がない
43 13 2 6 6 3 8 5
(8.7) (6.7) (9.1) (9.1) (13.6) (6.3) (8.2) (20.8)
院内で制度を利用しにくい
雰囲気がある
9 3 - 2 - 1 3 -
(1.8) (1.5) - (3.0) - (2.1) (3.1) -
コストの増加 65 28 1 8 5 5 15 3
(13.1) (14.4) (4.5) (12.1) (11.4) (10.4) (15.3) (12.5)
業務効率の悪化 49 19 3 6 8 3 8 2
(9.9) (9.7) (13.6) (9.1) (18.2) (6.3) (8.2) (8.3)
院内でワークライフバラン
スへの理解が進んでいない
23 7 1 4 2 4 4 1
(4.6) (3.6) (4.5) (6.1) (4.5) (8.3) (4.1) (4.2)
院長等トップの理解がない 18 9 1 2 1 1 4 -
(3.6) (4.6) (4.5) (3.0) (2.3) (2.1) (4.1) -
特に問題はない 18 9 1 1 3 2 2 -
(3.6) (4.6) (4.5) (1.5) (6.8) (4.2) (2.0) -
その他 12 7 - - 2 - 2 1
(2.4) (3.6) - - (4.5) - (2.0) (4.2)
注 割合(%)の合計は四捨五入のため 100%にならない
- 21 -
2) 制度の導入・利用について(表 34)
表 34 働きやすい職場づくりのための取り組み
(単位:病院(%))
区分 病院数
計 185 (100.0)
※取り組んでいる 115 (62.2)
特に取組みはしてないが、随時聞いている 70 (37.8)
取組んでいない - -
※「取り組んでいる」の内容(複数回答)
(単位:病院)
区分 年 1 回以上 2~3 年に 1 回 ※その他
(()内は内容)
計 146 31 13
上司との個別面接 88 19 5
アンケート(満足度調査等) 58 12 8
意見箱の設置 54
※その他(具体的内容を記入) 21
「その他導入している制度の具体的内容」
・ ストレスチェック 1 回/年,腰痛予防。
・ 独自の満足度調査。
・ 研修を行っている。
・ 看護部長との面接を適宜,又は年 1 回以上実施。
・ 毎月 1 回各部署の電話会議を開いている。(テレビ電話?)
・ 目標管理面接を行い,職員が目標達成できるよう支援を行っている。
・ 日々の声かけや様子をみて面談を実施。
・ 感じの良い対応を受けた時,その事例を意見箱に入れ,職員で共有し讃え合う。
・ 業務等の改善ミーティング 1 回/月以上開催。
・ 4 月に 1 回アンケートを実施した。
・ 部署会で意見を出し合う。
・ 診療業務改善委員会 1 回/月,各職場対話集会 1 回/年(組合),自己申告書提出 1 回/年。
・ 会議や委員会でボトムアップに気をつけている。
・ 労働組合役員との話しあい 1 回/月開催。
・ 出産・子育て支援制度説明会を実施。
・ 意向調査時に職員の意見を聞く。
・ ストレスチェックと結果分析。
・ 定期的なカンファレンスと必要に応じた面接。
・ 数年前より「カエルプロジェクト」チームを発足し,ボトムアップで意見・要望を集約してい
る。
・ 看護協会「チャレンジ」に参加。
・ 意見箱は特に設けていないが,職員の意向を反映出来る手段として毎年 12 月に調査している。