風景構成法における誘目性 - osaka city...
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人文研究 大阪市立人字文学部紀~第 43巻第1分冊 ¥25--51貞)1991
風景構成法における誘目性
皆藤 章
問 題
25
本命文は、風;畏構成法の-独自性の一つで・ある 「誘自性Jという特性につい
て検dすることか目的てある 〉
筆者はこれまでの臨床経験のなかで、風:;言-構成法作品には必ず服をヲ|かれ
る項目ないしは領域があることに着目するようになってきた。しかもそうし
た項目ないしは領域か、 治療過程のなかて、適切な時期に施行された風長袖成
法作品を継時的に見てゆくなかで;隊相を変え、そしてその変化に注目するこ
とが治療過程を理解する一助になると強く感じるようになってきた。そして
この、風景の中で特に眼を引かれる項目か存在するという特性を 「誘目性」
と名付けた。誘目性は、患者のもつ限局した志向性としての 「窓(山中,
1978) Jと類似の観念、であると考えられる 〉このような誘自性に関して、本
論文てはそれか風長権成法作品の読みとり 、理解に役立つ視点で‘あることを
実証的に明らかにすることが目的てある。
ところで、風景楠成法作品のみならす現実の風崇を我々が眺める時にもよ秀
目性が働く 。すなわちTuan(1977)も述べるように、 「われわれの阪は興味
ある点に出会うと、そのたびに止まるJのである。この場合、興味ある点は
我々にとって誘目性をもっていると言える。時には 「小さな景色に注意を奪
われて、広大な眺望が眼に入らなくなることも少なくないCCornish,1935) J。
風景のとこに眼を奪われるかは個人によって異なるであろう。同僚のこと
は芸術作品を眺める場合にも生じる コしかし、風景構成法作品と実際の風京-
とが異なるのは、風景構成法作品にはメッセージ性があるということである。
すなわち、風畏構成法作品には錨き手の何らかのメッセージが込められてい
るのである。このメッセージをいかに読みとってゆくかが、描き手を理解す
る上でも、治燥的にも大きな鍵になるのである。芸術作品にもメッセージ性
( 25 )
-26
はあるか、それは風景構成法作品とは異なる質のものである。つまり、風景
構成法作品ではメ ッセーシが特定の個人に、すなわち治療者へと向けられる
点て異なっている。このような描き手のメ ッセーンを誘自性という視点から
読みとれるのではなし、かと筆者は考える。
ここで、誘目性は作品か我々に訴える側面の特性てあり、実際の風景を眺
める場合のように、我々伺々によってその受けとりは異なってくる可能性が
考えられる。風京
セ一シを受けとるという流れと、メ ッセーシを受けとるために受けとり手が
作品に着目してゆくという流れの相互交流の結果としてもたらされるもので
ある。それ故、受けとり手としての臨床家の治療経験、風最構成法使用の頻
度、臨床家の個性やタイ プなどーが誘自性への着目に影響を及ぼすことが十分
考えられる 3 臨床家によ・って着目する項円、領域は多様であるかも知れない
し、ある程度のまとまりを見せるかも知れない。
このようにみると、これまではいくつかの作品を通して触れてきた誘自性
に関しては、受けとり手側の要内からも険Jされることが必要で‘ある こう
した受けとり手側の要因から、議自性について検Jすることは、風景;構成法
の読みとり、理解の一助となると革者は考える。
そこで、受けとり手似IJの-安肉のなかでも今回は特に臨床語検という要因を
中心に Lて、風対桃成仏における誘自性について険Jすることにする
目的
風最初成法作品における誘 l~け'~t:が臨床家たちによ勺てどのように捉えられ
るかを、臨床京の村長I(~,~: ,こ臨l f..r~験、他にタイプなど)による評定傾向から把似寸る。
方法
(1)被験者
初心者別 (BUわ 17名(うちお性 1私)。心J1t!療法t川JII練1.13(.. J人、;当記:乙
心)111縦訟に従.t.JTlζt:uもむい人。 いずれも風;政情Ji文法に関心が‘f)1)、自らも
hltt {;J:制成法lを怖いた経験がある。年齢は別段~35LErl均年齢25.2歳}て
|臨床経験はo,._ 2 Jr (手均 lf12
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屈しj対品成r去における試:自性 -27-
年齢は25歳--48歳 (平均年齢30歳)て、臨床経験は 3年-"23年(平均611:)。
V群の内10名は臨床心理士の有資絡おである 3
この両群を後述する Qカード分類による自己評定によ って比較すると 、合
理一非合理、外向一内向、思考、感仏、感覚、直観のいすーれについても有志
差はなく 、この点について臨床経験以外の被験書側の要因は統制されている 】
(2)提示作品の選択
被験者に提示する風農構成法作品を選択するにあたり、次のような点を考
慮に入れた。
1.健常者の作品も含まれること。
2.疾病群はできる限り広範囲に、多くの疾病を含むこと。
3.風景構成法の発達段階及び誘因性の性質を考慮して、描き手の年齢を20
歳前後以上にすること 、構成度の低い作品の場合はそれ自体が誘自性を市ひ
ているため、被験者が作品から眼を引かれる場所を特定するのか困難である
と考えたためである。
4.描き手の性別を男女ほぼ同数にすること。-
5.作品はある程度構成のとれたものであること。これは3.と向慌の理由か
らである。
6.作品自体が極めて病的なものから、健康的に見えるものまで、中翫ζく入っ
ていること。
7.必ず筆者が個別法で施行した作品であること。
以上の点を考慮して、約200枚の風景織成法作品の中からまず45枚を選び
風景構成法に関心の深い人及び、風景織成法に全く関心のない人たちを対象と
して予備実験をおこなった。その結果、抽出された30枚の作品をさらに臨床
家に見てもらい、検討した上で、 最終的に20枚の作品が評定用に抽出され
た。内訳は健常者5名、精神病圏 7名(分裂病及び非定型精神病4名、うつ
病 2名、てんかん 1名)、神経症圏 3名(強迫神経症、抑うつ状態、心因反
応、各 1名)、摂食障害 2名、心身症 1名、人絡障害 2名(境界例、爆発性
人格障害、各 1名)である。性別は男性9名、女性11名。年齢は17歳--50歳
〈平均年齢27.5歳)。全員右利きである。使用された作品を図 1--図20に、
描き手及び作品の説明を付記して掲げた。
( 27 )
28
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似凶!什1. 2引l白段k、健常女性の{作乍IdJ品;f弘:ZA執助に2賃Eね塗られている。
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i塁12. 2 t 段、 {lß常山知:の作品。 I~) .:I:J
どこか女性的fよ!OKLのする作品であるc
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風景縞成法における誘因性 一29-
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図3.20歳、健常男性の作品。夕方の風景であり、どこか寂しげな感じが
ある。川を風景の中にまとめあげるのに相当なエネルギーが費やされ、その
結果、遠景と近景が分断されている。
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図4.21歳、健常女性の作品。田に蛙がいる。右近景の花畑と空の一部の
み明彩色で描かれている。
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I~I 5. 20政、健常女性の作品。rT:!kに旅れるJ11 は貰ゴ:色で、これによって
hlit以か/五布に二分されている。道はおおかれなかった。
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いの後に怖かれた)11によ って、EiR:{去が分断され-ζいる へは部だ
ヲf!!,されて いはい。
30
風景構成法における誘因性 一31ー
図7.30歳、分裂病男性。入院中期、抑うつ的状態の頃の作品。畑の動物
は羊である。静的な風景の中、右上の太陽だけが異様な光を放っている。
一一 一一
図8.27歳、分裂病女性。治療初期、症状がやや改善された頃の作品。道
と}11は彩色されていない。山と田が大きい。家と木が遠景に毘縮されてし情。
( 31 )
-32-
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図g.36歳、非定型精神病の男性。繰状態の頃の作品。山が余りにも大き
く、裾野の稜線の一部しか描かれていない。石は黒く大きく 、また橋はこの
作品の中心で、赤く 彩色されている。
関10.38獄、うつ病男性の(nl1短期の問の作品。橋で交差している川と道の
み彩色されていなし、。人は川を波ろうとしている。
( a2
風景備成法における誘自性 -33-
も図11.26歳、うつ病女性の回復期の頃の作品。道が橋で途切れている。近
景中央の花が彩色されていない。
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図12.23歳、強迫神経症の男性。症状頻発期の頃の作品。山ははるかに遠
景にあり、道は一線型である。近景の花は素描段階で、その文字のみであっ
たのが彩色段階で混色を使い実に丁寧に描かれている。
( 33 )
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図13.40歳、抑うつ状態の女性。入院中期、うつ状態時の作品。橋で川が
途切れている。橋で、道をつなげるため、橋が執助に描かれている。
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品図14.50歳、心因反応の女性。入院中期、うつ状態時の作品。実に淋しい
感じの作品である。近景の花のみ明彩色で描かれている。
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( 3t1 )
風長構成法における誘自性 一35-
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図15.22歳、摂食障害の女性。治療中期、症状頻発時の作品。道に彩色が
施されていなし、。山頂の人は描き手自身である。道の手前の毅物は馬である。
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図16.18歳、摂食障害の女性。治療中期、症状頻発時の作品。道に彩色が
施されていない。道の手前の人は男性である。動物と人に影がついている。
( 35 )
、
-36-
図17.24歳、心身症の男性。軽快期の頃の作品。明け方の風景である。遠
鼠-の山は翠犀であるのが特徴である。
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風景情成法における誘目性 -37-
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図19.47歳、てんかんの女性。治療初期、発作頻発時の作品。川が執助に
塗り重ねられている。田の手前の動物は猫で、じっとこちらを見つめている。
太陽は彩色によ って異様な動きをみせている己
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図20.17歳、爆発性人格障害の男性。治療中期、やや軽快した頃の作品。
手前の道は黒く塗られ、直角に曲がっている。路上に猫がいる。
( 37 )
-38-
、
(3)評定項目の作成
まず、誘目性に関する評定にあたっては次のような点を配慮し、教示と手
続きを作成した。
1.被験者は全員風景構成法に関心をもっているが、本実験の意図が明確に
なるように再度風景構成法について説明する。
2.眼を号!かれる場所の特定は、描き手のメッセージを受けとるためのもの
であることを教示の中に反映させること。決して第一印象ではほいことを被
験者に理解させるような教示であること。また、誘目性というのは描き手の
メッセー ジを受けとるという流れと、受けとり手が作品に注目するという流
れの相互交流の結果として現れてくるものであるから、被験者が主体であり
かっ客体で、あるという実験状況が反映されるような教示であること。
(4)手続
大阪市立大学文学部の面接室のほか、各被験者の所属先、あるいは自宅な
どに筆者が出向き、ほとんどの場合一対ーで以下のような流れで実験がおこ
なわれた。なお、 20作品は疾病による偏りがないようにランダムに配列した
ものを 4種類作成して使用した。
1.被験者に次のように教示する。
「これから何枚かの風景画をお見せします。描き手はいずれも違う人で、芸
術家ではありません。作品は写生ではなく、心の中の風景とでも言えるもの
です。いずれの作品にも描き手の個性、心の世界が表現されており、作品は
見る者に何かを伝えようとしています。
作品を見て、そこから描き手の個性、心の世界を観てゆくとして、あなたは
その作品のどこに眼を引かれますか?注目しますか?以下の要領でそれを教
えて下さい。なお作品全体に眼を号|かれる、注目するという場合でも、特に
眼を号|かれる、注目するのはどこかを教えて下さい」 。
2.次に練習図版を提示し、筆者が説明しながら以下の流れを被験者に熟知
してもらう。
1)作品を観て、眼を号|かれる、注目する場所を決定する。
2)決定した場所に該ちする項目を調丘用紙の所定欄から選んで、、印をつける。
該叫する項円がなければ、決定した場所を記述する。
3)調査用紙にある作品のコピーに、決定した場所の領域を具体的に記す〈こ
れは前項て印を付した項目のどこに注日したかをさらにri-fしく見ることによっ
( 38 )
屈しi支出成法における該自性 一39ー
て、被験者が選択した場所を特定するためである)。
4)その場所に決定した理由か、 言葉になるならば自由記述する。これを決合
図と呼ふ。
3.最後に、描き手が全員右利きであることを告げ、木村(1985)にしたがい
情報として作品ごとに描き手の性別と年齢を提供することを伝える。その芯
図を木村(1985)からまとめると、描き手の↑ii報が全くないのでは、あてもの
的興味に走る危険性があること、作品の情報の促r供は提供者の2ii矧が力[.Jわる
恐れがあること、及び被験者によ っては作品以外の情報によって、 ~f~IJ定、 rN~定が大きく左右される可能性があるからである。
4.被験者か以上の流れを熟知したことを確認して実験に入る。なお、笑験
中の質問については、答えられない場合のあることをあらかじめ告げ、笑際
には作品の中で、の事実関係に限って質問に応じた (例えは、 「これは何です
か?J、 「石ですJ)。
5.各作品に関する評定が終了した後、 今度は作品全体に関して 5穏煩の尺
度に評定してもらった。これについては今回は取り上げない。
6.実験終了後、被験者のタイフを客観的に把握し、 評定傾向との関連をみ
るため、小川 ・市村 ・佐野(1970)か作成したQカード分類による自己評定を
おこなう。
(5)結果の処理
1.ます、教示が適切に働いていたかとうかを確認するために、18名の異な
る被験者に、同じ作品について第一印象て眼を号|かれる項目をチェックして
もらった (各作品につき約 5秒の提示で判定する)。 これを第一印象群 (FT群)とし、 FI群と B群、 V群をそれぞれ検定する。
2. B群とV群を比較検討する。そのためまず始めに、全被験者のデータを
基にして比較のための分類表が作成された。これは、川から石までの10項目
をさらに詳しく下位項目に分け、各作品ごとに亜分類を設定したものである。
それが表 1,..._,表 4である。この分類表を基にして両群聞の判定内容を比較検
討する。検討しようとするのは次の点についてである。
( 39 )
-40一
'. 表1&秀自性判定における領繊の下位分類 (作品 1-作品5)
(~験tJi:↓:から文際に判定された領域全てをruげた。
C l-C 5は作品ナノパーで関 1-図5に対応する〉
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三の心の・つC二
〈-心
(C 2)
一朗
一女の子の顔と
:っている男の子(C 3)
J 11--'1:'旅の領域
1.(~一,1mれに逆行する~{(t
Lbfiれに航行する1.(¥
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交の子と脱っている
9.1の子 ・一交の子の手と
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バーJIIII向こうの花1・
C{Eー」近設の花
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川
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1
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一.一一
(C .1 ) (C 5)
一川と、mfiする泊
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全体
":1一一部と,}.1 水一-A'の):だみ
一化対11の.('iのnH~ù
{叶-~E~1lI全体-~Xf.去の:{E
HトトJ:疏の削
uがない
訟手の牛
.-11: お手のll-:.
:10
風景構成法における誘目性 -41-
表 2誘自性判定における領峻の下位分類 (作品 6-作品10)
(),i験料~ミから実際に判定された飢域全てを掲げた。
(C 6)
「泊の 1:ノjの111
IJI '泊のドノjの川
{一川との境
道一一I山j制ー」家と桜する所
「釘i人ー」手
(C 8)
111-一人のいるIJ]
111.iu-一途切れる所
泊
、v地のin--途切れるJ9r
(C 9) 一
.
C6---C10は作品ナンバーで隊16---関10に対応する)
(C 7)
必行する川と泊
) 11ートl二流の似
rl J流のうねる傾滋
I-~ll!行す る道と川
tドの道一トILIとの境
巡~ 1_",程のuhがる領域
1正イ7の道一一)11との境
,-'(~のlJi
動物ー」イiをII.Jく.'s 太陽一一脳炎
(C 10)
級料l人_[顔~状の身体I.l.t--i )11 続の付近の領域 1-"1央の人一一顔
弘1;出子の~JJ域 左sIIJの人 lJi 続より IjJ 道一一統から J:Jj 人 布。!リの人
続よりドノj 動物一一l服illJJ物ー[豚烏
~11~と左側の人-lJi
泊→一橋の付近 」中央と芯sIリの人
総以外の必
,
( 41 )
-42-
‘ 表3誘自性判定における領波の下位分類 (作品11-作品15)
(~験記iiJぶから実際に判定されたßJ1以令てを掲げた。
C11-"C15は作品ナンバーて闘11-..関15に対応する)
(C 11)
r 1:械の途切れたjfrJ 11一一l川端ー」 下流の途切れたJfr
i.ti手の山
11.1 I 左手の山 「イ{端の
途切れた所
i一統のイ'jffilJの道一L~との俊点.iJj_J一級の/正OIIJの道一一級との後点
「桶の上の人
人一」近J;;の家の付近の人
近;;;の1l!t彩色の花
近;;:の家の付近の花
イtート111にある家の付近の花
J IIJ日の花
(C 12) (C 13)
イィOIIJの人
人ート似 の 人
左側の人
イヨOllJと左側の人
JII-.稲と援する所
llJ一一中央の山
tlJlかっている所
市側の道か
道」 舗と接する所
m IllJかっている所
と僑
橋と道と川の
接する所
家一一1I1とmなる所
~Ë J 11の此伴の花
イt一一文~r-
(C 14) (C 15)
-_l:imの枠との境
川斗ー中総ほ
iむとの境
沿一一ーしみ部分
rll JJ!'Jの人
人一..Llllの人
l一川の/じトのイLJL _J-JIIの彼J; ¥の孔
川 - 1 71ft以
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、‘,内,』
--EE・‘,g
‘、
(C 16) (C 17)
,-J11と公JCする必
iUー」文治
r 1 J ;;~II J *の家 -r'*ートq1lえる:錨;の家一一戸
家の75と:窓
本一一通より上ノJの…
(C 18) (C 19)
嵐長:tお成t去における誘 [~l~l: -43 -
表 4 ~秀自性判定におけ る領峨の下位分頬(作品16-作品20
(;ii:験私li*治、ら尖際に*IJJiされたCJi域全てをH}I:tt-C 16-C20は{乍A11ナンバーで!ヌ1 16-1~120に対iむする)
1.1.1 LI:slIJの山
「畝
人一」;必
ド(な~}~jなし JII一一近以下iiijの~(j!&
動物-1Niのリボン
木脳ー脳炎
C20)
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rl Jbttから 1.iAtliJttのドlLとの境 治
的り人の付近
~切れる j折
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1むの1(Jと
途切れる川
1ffiのいる付近
「ー釣り人
人ー」知子づれ
,,~ 一一必のトの仲を
はみtHす花
1)臨床経験豊かなV群は作品に接することも多く 、理論にも詳しいので、 作
品の見方に何らかの基準、方略をもっているこ とが予想される。そのため
誘自性に関する判定においてもB群に比べ一致する率が高いのではないだろ
うか。
2)V群に特徴的な判定傾向はどのようなものだろうか。
3)個々の作品について、誘自性に関してV群が特徴的な判定をするのはどの
ような作品であろうか。
3.同様に、 Qカード分類による自己評定の結果から、合理タイフ哲学 (R群;
5名、得点は 3---10点で平均6.4点)と非合理タイプ群 (IR群:10名、得点
は-19---一13点で平均一15.2点)、外向群 (EX群;10名、得点は 1---11点
で平均5.5点)と内向群 (IN群;14名、得点は-16----7点で平均一9.9点〉、
さらに 4機能の高得点群をいずれも各群10名を基準として抽出し、それぞれ
思考タイプ群 (T群;8名、得点は 1---7点で平均4.1点)、感情タイプ群
( 43 )
-44-
(F部:10名、得点は 2_,11点で平均5.6点)、感覚タイプ群 (S群;12名
得点は 7_,14点で平均9..5点)、直観タイプ群(1群;1 1名、得点は 4-15
点で平均9.0点)とし、これらの群と笑験結果を比較検討し、誘自性に関す
る判定に特徴的な傾向があるかを見ていく 。
~.手続き 2 の 4 )に該当する決定因について、自由記述を10項目に分額し
(茨 5)、決定図から見た各群の特徴を検討する。
表 5 決定因の分類 (活弧内はその倒)
色彩(色が黒でi司TJつ
2 形態(形がかわっている
3 運動(手を振っているので|同Vつ
位置(,11の頂上iこいる
5 構成(川の構成がおかしい
6 その;明日から受ける感情(淋しそうだ
7
8
9 関係性(こちらを見つめている
10
結
1 )初心者怖と紋験者・11干の比酌-ー孟r
!lO. .12 p<.OO,1
‘ー」
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風景構成法における誘自性 -45-
における判定の一致傾向について両群を比較してみた。ここでは通常の10項
la ~I 自に、さらに表 1から表4の下位分類を加え、それにしたがって、まずそれ
t I1 ぞれの領域ごとに判定をした人数を算出し、その人数から 1を号|いた値を一
致得点とし(例えば2名の一致の場合は一致得点は 1点となる)、各作品ご
l I1 とに一致得点を合計し、その点数によって検定をおこなった。その結果、 v群の一致得点はB群よりも有意に高いことが判った(平均得点はV群=1(}.40
B群=8.05 F =0.42で、分散は同質(p<.01)t=2.77 df=38 p<.01)。す
なわち、 V群はB群よりも判定の一致傾向が高いという結果になった。
次に、表 1---表 4に掲げた下位項目への判定傾向を比較してみた。下位項
目に判定した人数を各作品ごとに算出し、それらを合計して両群を検定した
ところ、有意差が認められた (χ2=9.31 p<.01)。すなわち、 V群はB群
に比べ下位項目に判定することが多いことが判った。
さらに、群聞における判定の一致傾向について検定をおこな ったが有意差
は認められず、両群間に判定の一致傾向はないことが判った。次に、下位項
目における群聞の一致傾向を検定したところ有意差が認められた(CR=10.95
p<.01)。すなわち、下位項目においては両群間で不一致の傾向のあること
がわjっfこ。
また、作品によらず両群がどの項目に判定しているかを比較してみた。そ
の結果、両群間で判定する項目に違いのあることが分かった(χ2= 17.72
p<.05)。そこでさらに各項目について検定したところ、 V群では 1)11 Jに判
定することが多く 〈χ2=4.85 p<.05)、B群では 「家Jに判定することが多
いことがわかった (χ2=8.23 p<.01)。
次に、各群内において判定の一致する項目について両群閣を比較してみた。
ここでは、各作品において 4名以上が判定した項目を一致項目として考えて
(4名以上が一致した判定をおこなう確率は項目数を16とすると1/27以下で
ある)、まず、各作品ごとにV群における一致項目を抽出し、その項目に判
定したB群の人数を算出して、それらを作品全体についてまとめ比較検定し
た。これによって、 V群で判定の一致する項目がB群ではどの程度判定され
ているのかが判る。その結果、有意差が認められた (χ2=47.34 p<.001)。
すなわち、 V群において判定の一致している項目をB群が判定することは少
ないことが判った。手続きを逆にして検定しでも有意差が認められた (χ2_
7.77 p<.01)。すなわち、 B群において判定の一致している項目をV群が
判定することは少ないことが判った。
( 45 )
-46-
ついで、各作品における両群の一致項目を作品ごとに比較検定した。これ
については、各作品における一致項目と共に表 6にまとめて掲げた。それに
よると、作品 3と作品 6においていずれもV群が i)IIJに判定することが多
く(作品 3:χ 2 = 18.55 p<.001 ;作品 6:χ2 =5.06 p<.05)、作品16に
おいてはV群が 「人の影」に判定することが多かった〈 χ2=5.06 p<.05)。
以上の結果から、次の 7点が明らかになっ た。
表6 各作品における一致項目
(C 1--C20は作品ナ ンバーで、図 1--図20に対応する。
一致項目がなかったところは空欄とした0 ・P<.05 ・・・ P<.001)
B群 V群 B群 V群
C 1 -木、人、石 C11 .
人全員 ;動物• . • . .
C2 女の子 人全員、女の子 C12 人全員•
;人全員、花の文字• • . .
• • • C3 ~ ) 11・・・ C13 橋と川と道の :橋、川が橋と接する
• • 接する所、橋所• • • •
C4 木 ;花畑全体• .
C14 動物 j回、道. . . . .
C5 人 リ11、川の上流の源. . • • •
;川の上流の枠との境•
C15 山頂の人• . . . . C6 jj||¥人、回 ;山頂の人、馬. . • • .
• • • . C7 j並行する川と道、太陽 C16 人 :道、人、影・.
• • • • • •
C8 ;山、川、山道• C17 太陽 石• • • . .
C9 道、石 ;道、石、橋. C18 川、雨、動物 :• • • • . • . • . .
CI0 :人全員• C19 J 11
. i JlI . . . . . • • • • • • •
C20 家 j道が途切れる所• • • • • • • • • • . • . • •
l.V群はB群よりも誘目性に関して一致する判定をおこなっていた。
2. V群はB群に比べ下位項目への判定が多かった。
3.両群間で判定の一致傾向は認められなかった。
4.両群聞における下位項目への判定に関しては不一致の傾向が認められた。
5.作品によらず、 向群間で判定する項円には速いのあることが判った6 さ
( ~6 )
•
. 戸.
嵐長借成法における務自性 -47-
らにV群では ー川ーへの判定が多く 、B群では 「家 への判定が多いことが
判っfこ。
6. B群と V群では判定の一致する項目か異な っていた。
7. V群は作品 3と作品 6て |川」への判定が多く、作品目で 「人の杉」へ
の判定が多かった。
(2)合理群と非合理群の比較
作品全体について両群間で判定傾向に違いがあるかどうか検定したか、有
意差は認められず、 両群での判定傾向には違いがないことが判った。
(3)外向群と内向群の比較
合理群、 非合理群の場合と同様に検定をおこな った結果、作品全体につい
て有意差は認められず、両群での判定傾向には違いかないことが判った。
(4)思考群、感情群、 感覚群、 直観群の比較
各群間比較をおこな ったが、作品全体について有意差は認められす、これ
らの群においては判定傾向に違いかないことが判った。
(5)決定因からみた誘目性に関する判定
これまでと同様に、 全ての群について決定悶に関する群間比較をおこな っ
たが、有意差は認め られず、 決定因については各群に特徴的なものは見い出
せなかった。
次に、 V群と B群において判定の一致した項目の決定因を表5にしたかつ
て抽出し、それらがどの程度一致するかを作品全体について検定 したところ
有意差が認められた (χ 2=11.82p<.OOl)。すなわち、判定の一致する項
目における決定因に関して、 V群はB群よりも共通の決定因を用いていたこ
とが判った。そこで、表 1,..._表 4の下位分類を決定因にしたかつてさ らに分
類し〈例えば、人物の動きに注目したか、形に注目したかによ ってさ らに亜
分類する)、先述と同じ手続きで一致得点を算出し両群聞を検定したところ
有意差が認められた(平均得点はV群=9.20 B群=7.35 F -0.71て分散
は同質(p<.05) t =2.23 p<.05)。すなわち、決定因からみても V群は B
群より判定のー致傾向が高いことが判った。
( 47 )
-48-
、
考察
誘目性に関する判定において、経験者は初心者に比へ一致する判定をおこ
なっていたこと、両群聞に判定の一致傾向が認められなかったこと、さらに
判定の一致する項目は両群て異なっていたことなどの結果が得られたc これ
らの結果は経験者か初心者とは異なる何らかの共通する方略を用いて誘自性
に関する判定をおこなったことを示唆する。すなわち、本結果は、経験者は
嫡き手か作品に込めた多様なメ ッセーゾのなかて、初心者とは異なる、ある
メッセ-/に共通して着目することが多かったことを意味していると考えら
れる。もちろん被験者は描き手について年齢と性別以上のことは知らない訳
てあり、描き手の内的状況を把握するためにはこのこつの情報を基に作品に
当たる他はなし、。そこでとのような方略が用いられたのかは明確でないが
判定の一致する項目の決定因に関して、経験者が共通の決定因を用いていた
ことは、描き手のメ ッセージの受けとり方に、経験者は臨床経験に裏付けら
れた共通の着眼交をもっていると考えることかできる。また、決定因をも含
めた誘自性判定における一致傾向か経験者に高かったこと、さらには
者に下位項目への判定が多かったこと、その判定に関しては経験者と初心者
では典なっていたこと、また作品によらず判定する項目には径検者と初心官
て迎いがみられたことなどの結果はこうしたことを喪付けている。このよう
にみると、 f任者が臨床体験から実感し -cきた誘自性に関Lて
床家は 'l.ll!iの号nlUtl誌をも っており、続!ヨ f~t:は描き手の内的世界を理解する指
棋の一つになる可能性があると考えられる。もちろん、今回の経験者が判定
した領域が作品に込められたメ ッセー ジを的確に捉えていたかどうかは明、
かではなL、。この点について検討することは本立の目的てiまないか
討すべき線組として践され ζ い令。
ιこで、作品によらず経験者に fJIIJへの判定が多か 1 たことは興味深い。
このιとは、経験者が全般に川に皆目する傾向があることを意味t-ζお
ここに経験者に特徴的な判定傾向!を鈍うことかてきる。蹴J::
川は、風践の悩j成と象徴的怠l床とをJflう最置喪項目である。 ~, , -ζE.
えば川はしばしば知eG.~f;訟を改徴すると いう乙 とか九、&1Jぇば必槌
ての r~ìûJ との|鮒辿↑'!t~を続みとるように、川は風設の!
q:J心的役muを制うものである。したが叩て、経験者が川に
予のメッセージの派閥何i峨を恥みとへうとする動さと ' '-c..
-た}i(itl去の構成につい-Cは、川を部一羽田にしたの( l)~
• 」
噂
晶、
ー
•
• •
• -
、
風最構成法における誘自性 -49 ・
に困難にするためであり 〈中井,1984;伊集院 ・中井,1988)、またこ の点につ
いては皆藤(1990)によって統計的にも実証されている。それ故、経験者はJ11
の構成という点に着目したと考えることもできる。そこで、川に判定 した場
合の決定因を経験者、初心者両群で、比較してみたところ、有意差は認め られ
ないものの、決定因を 「構成」とした者は経験者で20.8%、初心者で10.6%
と、経験者の割合がかなり高くなっている。また初心者で、「構成jを決定因
としたのは作品19に限られており、他の作品には見られなかった。このよう
にみると、経験者は川への着目に関して構成という視点をも っていると考え
てよいであろう。このことは、風景全体との関連のなかで川に着目するとい
う一つの方略を経験者がもっていることを意味する。作品 3と作品 6で初心
者群に一致項目がないのに対し、経験者はいずれも}11に判定することが多かっ
たことは、このような方略がそこにおいて用いられたことを示唆する (そこ
で用いられた決定因の中で 「構成」の占める割合は作品 3で50.0%、作品 6
で33.3%であった)。両作品共、川は作品の中で、位置的 ・領域的にかなり
の存在感を抱かせるものである。また、描き手側からみると、作品 3の川は
描き手が相当苦心して風景の中に統合しようとした項目であり、作品 6の川
は描き手が描画に強いためらいを見せた項目である。
このようにみると、経験者に特徴的な川への着目という判定傾向のなかに、
描き手のメッセー ジを受けとる経験者独自の上述した方略があると考えるこ
とができるであろう。
これに対し、初心者に 「家」への判定が多かったことは、初心者が風景を
家に象徴されるような、描き手の現実の生活領域と関連させて捉えていたと
考えることができるかも知れない。唯一半湘判|リj定の一致した作品2初Oにおける家は
ピルであり、それが風景全体の中で
し、判定の一致をみたのはこの項目だけであり、初心者に特徴的な家への着
目という判定傾向のなかに、描き手のメッセージとの関連性を見ることは困
難である。
さて、上述した 「構成」と象徴的意味は互いに独立したものではなく、 実
際場面においては二つは互いに関連しあい、そこから描き手のメッセージが
読みとられてゆくことになる。それ故、上述した経験者の方略がどのように
用いられるかは、個々の事例に基づいて検討することが必要である。
ここで、経験者が風景全体との関連のなかで川に着目するという方略をも
ちながら、下位項目にも着目することが多かったという結果は、これまで述
( 49 )
-50
•
へてきたような方略たけではなく、経験者か柔軟な読みとりの姿勢をもって
いることを示唆している。下位項目における判定の一致は圧倒的に経験者に
多く、また下位項目への判定に関して、経験者の判定は初心者のそれとは一
致しないということ、これらのことは経験者に共通の、独自の方略があるこ
とを窓味する。クライエントは全体のハースペクティヴとはまた別に、作品
の小さな領域にその個性や秘かなメ ノセーシをおいていくことがしばしばあ
り、そこに治療者はクライエントの内的世界やその発展性、さらには治療の
可能性を読みとることができる 3 このような誘自性の本質と言ってもよい極
めて治療的なやりとりにおける着眼を経験者がおこなおうとしていたと考え
ることかできるο このように見ると、作品16における 「人の影jはこうした
ー眼が一致した例と考えられる。
ところで、経験者は一線に同じ:着服点をもっていた訳では決してなL、。こ
れには笑際場面てクライエ ントと対時した状況のなかで汲みとられるものや、
描-き手の現実状刷なり問題なりが判らないという 「手がかり不足Jが判定の
一致に影響を与えた可能性か考えられる。今回はl作品そのものから険検者が
どう判定するかを重視したため、情報の提供を最小限にとどめたか、 1.手が
かりJが地えれば経験者の誘自性に関する判定はより一放することか予暫さ
れる。さらにまた、経験者自身の個性の要肉も考えられるIQ これらの点につ
いては今後検Jしてゆく必要かあると思われる 、
今回は被験者のタイプに関lCは特徴的なものは見い出せなかった。これ
は、そうした特性が務自性に関する判定に影斡を及ぼすことがトなかったこ
とを示!俊している。Lかし、今回は被験者の花験年以を中心!こして定験をお
こなったためタイプに!約する前の悦j或にはなうていないのこの点での群のま
とまりは必ず、しも強|主!なものeはなし、。そのため、少れの人の判定かW11記をL1討1しどいる危険性も c'&.
オ1る。
今後この伐をIVJ聴にしてゆく必要かあると思h
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( 51 )