国語教育研究発表会(中越地区) · 国語教育研究発表会(中越地区) ......

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-1- 平成 2829 年度 新潟県中学校教育研究会指定 平成 2829 年度 南魚沼郡市教育振興会国語部会全体研修 国語教育研究発表会(中越地区) <研究主題> 言葉に着目し、読みの広がり、深まりをうながす授業 ~協働的な学習を通して~ 平成 29 11 28 日(火) 13:20 16:30 南魚沼市立塩沢中学校 新潟県中学校教育研究会 南魚沼郡市教育振興会

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平成 28・29年度 新潟県中学校教育研究会指定

平成 28・29年度 南魚沼郡市教育振興会国語部会全体研修

国語教育研究発表会(中越地区)

<研究主題>

言葉に着目し、読みの広がり、深まりをうながす授業

~協働的な学習を通して~

1 日 時 平成 29年 11月 28日(火) 13:20~ 16:30

2 会 場 南魚沼市立塩沢中学校

3 主 催 新潟県中学校教育研究会

南魚沼郡市教育振興会

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【日程】

13:00 13:20 13:50 14:00 14:50 15:00 15:50 16:00 16:30

受付

30’

全体会Ⅰ

(第一体育館)

50’

公開授業

(第一体育館)

50’

協議会

(第一体育館)

30’

全体会Ⅱ

(第一体育館)

【内容】

13:00~13:20 受付 (第一体育館玄関)

13:20~13:50 全体会Ⅰ(第一体育館ステージ側)

14:00~14:50 公開授業(第一体育館玄関側)

15:00~15:50 協議会(第一体育館ステージ側)

16:00~16:30 全体会Ⅱ(第一体育館ステージ側)

(1)開会の挨拶 南魚沼郡市中学校教育研究会会長 野村 宏毅(湯沢中学校長)

(2)来賓祝辞 南魚沼市教育委員会教育長 南雲 権治 様

(3)来賓・指導者紹介 会場校教頭 樋口 重正(塩沢中学校教頭)

(4)研究の概要説明と協議会の進め方について

郡市中教研国語部長 柴田 恵理(六日町中学校教諭)

(5)諸連絡 廣瀬由利子(大和中学校教諭)

1年2組 「少年の日の思い出」 授業者 小林 亮介 (塩沢中学校教諭)

協議題 「読みを広げ深めるための授業づくり」

(1)授業者の振り返り(3分)

~移動~

(2)グループ協議(45分)

〇 読みを広げ深めるための授業づくりについて

〇 日頃の授業の中で実践していることについて

(1)協議内容の発表(7分)

(2)御指導(20分) 中越教育事務所学校支援第2課 指導主事 上村 みほ 様

(3)閉会の挨拶 会場校校長 青柳 義昭(塩沢中学校長)

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(1)開会の挨拶 南魚沼郡市中学校教育研究会会長 野村 宏毅(湯沢中学校長)

(2)来賓祝辞 南魚沼市教育委員会 教育長 南雲 権治 様

(3)研究の概要と協議会の進め方 郡市中教研国語部長(郡市中教研研究推進責任者)

柴田 恵理(六日町中学校教諭)

〈協議会の進め方〉 要項 p.6 参照

◎ 協議題を受けてのファシリテーション(45分)

① 御参会の皆様から付箋紙に気付いたことをキーワードで書いてもらいます。

※ 協議会の中では、記入時間は設けません。公開授業やその後の休憩時間の中でご記入くだ

さい。各自がホワイトボードシートAに貼って、考えを提示し、KJ法でまとめます。

② ①の協議会の進み具合によっては、日頃の実践について、情報交換します。各自の実践につ

いて、要項 p.6 の下段に書き留めます。その発表をもとに、ホワイトボードBにKPTでまと

めます。

全体会Ⅰ(13:20~13:50)

協議会(15:00~15:50)

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新潟県中学校教育研究会平成28・29年度指定 国語教育研究発表会

研究の概要

1 研究主題と期待する生徒像

(1)研究主題

(2)期待する生徒像

2 主題・期待する生徒像設定の理由

(1)生徒の実態から

南魚沼郡市全体では、著しく劣っていたり、優れていたりする領域はなく、NRT標準検査で

は、徐々に全国水準に追いついてきている。日々の授業からは、以下のような実態が感じられる。

そこで、まず、生徒の初発の疑問から、生徒に話し合わせ、思考させたい課題を提示する。生徒

は、その課題に対する自分なりの考えをもつ。そして、その考えが正しいのか、なぜそのように考

えたのかをはっきりさせるために、少人数グループで根拠となる表現を示しながら、意見交換が

できる場を設定する。それにより、学習者が自分の意見に自信をもって参加できるようになる。ま

た、課題を解決するために、違った角度から考えたグループで交流する場を設定し、互いを必要と

する場を用意する。このことにより、積極的に話合いに参加できるようになると考えた。そして、

グループでの交流を踏まえ、全体での検討を経ることによって、多様な意見にふれ、言葉に立ち返

りながら、読みの質を高めていくことができるのではないかと考え、上記の研究主題を設定した。

(2)教育界の動向から

次期学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」を生み出す授業が重視されている。また、

新潟県中学校教育研究会では、「学び合う授業」による授業改革によって生徒に育みたい力(汎用

的な能力)をつける研究活動を進めている。

そこで、これまで取り組んできた UDL における「課題」と「まとめ」の明確な授業を継続しつ

つ、生徒の関わり合いや課題に取り組む姿勢の良好な点を生かし、言葉に立ち返って読みを広げ

たり深めたりして読みの質を高めるために、小集団での意見交換の場を学習過程に設定すること

とした。

言葉に着目し、読みの広がり、深まりをうながす授業

~協働的な学習を通して~

他の人の考えを聞いて、確かな読みを深めることができる生徒

○ 生徒によって、読む力に大きく差がある。

○ 読みを深めたり、その深まりを語ったりするための着眼点がつかめない。

○ 全体で発言することが苦手な生徒が多い。

○ 意欲的に学習に取り組める生徒がいる反面、全く学習に取り組もうとしない生徒もいる。

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3 研究の構想

(1)研究テーマに対する定義づけ

「言葉に着目」とは、まず、教科書に書かれている言葉一つ一つに着目することである。その

効果や表現意図を考えたり、作品の表現やしかけに着目したりする。もう一つは、交流の中での

他者の発した言葉への着目である。自分の読みとの比較や関連付けを通して、読みの深化・拡充

に生かしていく。「読みの広がり」とは、自己の読みを見直す観点が増えることである。例えば、

語り手の視点、登場人物の視点、表現や作品の構成、展開に着目した視点など、様々な角度から

読みを広げることである。また、「読みの深まり」とは、解釈の根拠となる叙述をたくさん見つ

け、根拠が増えることととらえる。例えば、登場人物の心情をとらえたり、作品の主題に迫った

りするときに、人物の描写、情景描写、場面の展開、表現の特徴など様々な面から根拠を見つ

け、自分の考えとして表現できることである。

(2)研究の内容と方法

「協働的な学習」とは、他者と対話をしたり、協働したりしながら、新しい考えを出したり、より

深い学びを形成したりする取組である。国語においては、それまで気づかなかった表現やしかけ

に着目したり、表現や描写を根拠にした自分の解釈を相手に伝えようとしたりすることが協働的

な学習で発揮され、言葉による見方・考え方、思考力や表現力の育成につながると考えた。

協働的な学習を取り入れた授業の柱として「知識構成型ジグソー法」に着目し、研究推進委員を

中心に、各校で授業実践を積み重ね、読み深めの方策として、成果と課題を見つけながら検証して

きた。

(3)具体的な手立て

① 学習形態の工夫

・一つの課題を多面的・多角的に読み解けるよう、グループワークや全体討議等の集団で考える場

を設定する。

・意見を述べやすくしたり、話し合いを活発にしたりするために、同じ意見の生徒同士や異なる意

見の生徒同士など、話し合いのグループ編成を工夫する。

・グループの人数も、課題に応じて話しやすい人数となるようにする。

② 課題設定の工夫

・様々な角度から考えることのできる課題

・言葉や表現を根拠に、収束が期待できる課題

③ 思考を整理する工夫

・付せん等を利用して、個別の立場や考えを示し共有する。(比較・検討の資料)

・ホワイトボード、ワークシートを工夫して、思考の流れを可視化する。

④ 収束の工夫

・板書を構造化し、情報を整理し、全体で共有する。

・論点を明確にする発問を工夫する。

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(4)指導の手順

① 一人で

作品の表現に着目しながら、提示

された課題について、解釈を言葉

にする。

② グループで

・エキスパート活動

同じ観点を追求する者同士で、言葉

に着目しながら、考えの根拠を探し、

考えを強化していく。

③ グループで

・ジグソー活動

異なる観点で追求したものを持ち寄

り、提示された課題に、向き合う。

④ 全体で

・クロストーク

グループごとの答えと根拠を発表し、

考えを深める。

⑤ 一人で

一人一人が再度、作品に向き合い、

提示された課題について、自分なり

の読みをまとめ直す。

(5)検証の方法

〇 課題に対する答えの変容

・初めに個人で考えた答えと話合いを経て、もう一度考えた答えとを比較し、深まりがあるか確

認する。

4 成果と課題

(1)成果

生き生きと課題に向き合う生徒が増え、主体的な態度の向上が見られた。教科書の本文から

読み取った自分なりの考えをワークシートに書き出したり、疑問点を積極的に質問したりする

ようになった。さらに、根拠となる表現を本文から抜き出すだけでなく、その表現をどうとらえ

たか解釈を加えることができるようになった。また、話し合いを重ねることで、一面的な解釈か

ら多面的な解釈に広がり、読みを深めることができた。

(2)課題

文学教材では、主題追究に有効性が高いことがわかった。学習課題とエキスパート課題の設

定にあたり、十分な教材研究を要する。説明的文章では、導入段階では有効だということがわか

ったが、文章全体を通しての課題設定にはまだ追究が必要である。クロストークでは、意見の共

通点と相違点を明確にした教師のファシリテーションの力や、収束に向けて有効な補助発問を

準備することが課題である。

a b c

c a b

学習課題

aaa bbb

ccc

abc bca

cba

A B C

本文に向き合い、一人で

じっくり考える。

自分なりに今わかってい

ることを意識化する。

自分の考えを広げる。

自分が納得できる考えを

取り入れる。

もう一度学習課題に

向き合い、読みの深

化に気付く。

A B

A B

B C

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○ 協議会 協議題「読みを広げ深めるための授業づくり」

1 本研究に基づく公開授業を通して、協議題に関わって気づいたことや学べることを付箋に記入して

ください。

2 日頃の授業実践の中での「協働的な学習を通して読みを広げ深めるための授業づくり」について、

以下にメモ程度でよいので記入してください。

○ 実践内容 ○ うまくいったところ ○ 改善策

○ 課題

赤:本研究のポイント(課題や学習方法等)に関わる気付きや学び

緑:上記以外の気付き

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(1)協議内容の発表 ※ 3分×2グループ程度

(2)御指導 指導者 中越教育事務所学校支援第 2課 指導主事 上村 みほ 様

〈裏に続く〉

全体会Ⅱ(16:00~16:30)

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(3)閉会の挨拶 会場校校長 青柳 義昭(塩沢中学校長)

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第1学年2組 国語科学習指導案(略案)

日 時 : 平成 29 年 11 月 28 日(火)5限

授業者 : 小林 亮介

1 単元名 「自分を見つめて」

~『少年の日の思い出』 ヘルマン・ヘッセ

髙橋 健二 訳 から~

2 指導の目標

(1)場面の展開に沿って、登場人物の心情を捉え、作品を読み深める。

「人物の描写」「情景描写」などの語句の意味を文脈の中で理解し、登場人物の心情を捉える。

【読む(1)ア】

「場面の展開」「表現の特徴」をとらえ、その効果を意識しながら作品の主題に迫る。

【読む(1)ウ】

(2)主人公の考え方や感じ方を表現に即して捉え、自分の考えをもつ。

「構成や展開」「表現の特徴」から、主人公の状況やものの見方・考え方を捉える。

【読む(1)エ】

作品から読み取ったことをもとに、主人公について自分の考えをもつ。 【読む(1)オ】

3 指導計画(全7時間)

第1次 通読し、初発の感想をもつ。(1時間)

第2次 語り手や場面の展開に着目しながら、話の筋を確認する。(2時間)

第3次 登場人物の考え方や感じ方について自分の考えをもつ。(4時間、本時3/4)

4 本時の展開

(1)目標

エキスパート活動であげられた表現に着目し、ちょうを押しつぶしてしまった行動の意味を考える。

【読む(1)エ】

(2)展開

時間 生徒の学習内容・活動 教師の支援 留意点 *評価

導入

10 分

・謝罪場面での「僕」の気持ちと、「エーミー

ル」の態度を想起する。

・僕の視点で書かれていることを確

認する。

・叙述から考えるように指示する。

展開

40 分

・本時の目標を確認する。

・ジグソー班の確認

あんなに大切にしていたちょうなのに、

「ちょうを一つ一つ取りだし、指で粉々に押しつぶしてしまった。」のはなぜか。

・エキスパート活動で追求してきたことを統合

し、班ごとに理由を説明する。

・視点として挙げられた言葉をヒン

トにして理由をまとめるように

促す。

*エキスパート

活動を想起し、

統合し、理由を

説明できたか。

まとめ

10 分

・班で考えた「ちょうを押しつぶしてしまった

行動の意味」を発表する。

・自分たちの班の考えと比較するよ

うに促す。

*学習プリントに

メモができたか。

(3)評価

・「場面の展開」「表現の特徴」をとらえ、その効果を意識しながら作品の主題に迫ることができたか。

A 「僕」にとって「ちょう」はどんなものか。 C 「僕」から見た「エーミール」はどんな人か。

B 「僕」にとってのクジャクヤママユとは

どんな存在か。

*A~D は学習課題に迫るための4つの観点である。

D 大人の「僕」にとってこの思い出は

どんなものか。

「ちょうを押しつぶしてしまった。」この行動にはどんな意味があるのかを考える。

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全体会 (基調提案)

公開授業

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協議会

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平成 28・29年度 県中教研 中越地区 国語 アンケートまとめ

設問項目 4段階 4 3 2 1 合計

1 全体会Ⅰは参考になったか。 16 19 1 0 36

2 公開授業は参考になったか。 22 15 0 0 37

3 協議会の進め方は良かったか。 16 11 0 0 27

4 協議会の内容は参考になったか。 19 7 1 0 27

(4 とてもよい 3 よい 2 ふつう 1 改善の必要を感ずる)

授業を参観された小学校の先生方は、協議会に参加していないので、実数合計に差が生じている。

1 全体会Ⅰと公開授業について(よかったこと、参考になったこと、気になったこと等)

小学校 〇子供たちが悩むところがよかった。学びの姿を見た。難しい課題だが、それを考える姿勢が

できていて素晴らしい。

〇話し合いが、言葉に即して深めていてよかった。

〇発言しているうちに声が大きくなる生徒が多く、伝えたいという主体的な姿が見られた。

〇「あーなるほどね」「そうそう」など反応を示しながら聞く態度は、小学校でもしっかり身

に付けさせたいと感じた。

〇考えをまとめる段階で笑顔が見られ、協働的学習の気持ちよさを感じていた。送り出した側

(小学校)としても安心した。

〇リーダー的存在の意向でまとめが一方的に進められる授業を見たことがある。結論はこうだ

が途中こんな話し合いがもたれたという発表をする班があり、よかった。小学校高学年でも

取り入れたい。

〇中学生主体の授業、とてもよかったと思います。読みを広げるための授業ということで、8

班の憎しみがかったという考えも取り上げてほしかったなと思いました。

〇生徒の学びが主体的であることに驚きました。機会があればまた、参観したいと思いまし

た。

〇1年生の子供たちが落ち着いて学習に取り組んでおり、学級経営の良さが伝わってきまし

た。

中学校 〇ホワイトボードの上にビニールシートがあり、色ペンで記入できてよかったと思いました。

〇根拠を指摘しながら説明していた=普段からの積み重ねが見えました。頑張っていたと思い

ます。

〇エキスパートからジグソー学習とその手法に対してとても勉強になりました。

〇話し合い(自分の意見を述べ合う)ことがしっかりできているすばらしい 1年生です。今

後が楽しみだと思いました。

〇「読みを広げること」や「読みを深めること」について考えることができました。

〇指導の内容や方法について、新たな視点をもつことができました。

〇公開授業では、生徒の頑張りが目に見える形で表れていてとてもよかった。

〇ねらいがわかりやすかった。

〇知識構成型ジグソー法を用いた話し合い活動の有効性を知り、私の実践にも生かしたいと思

った。

〇たくさんの先生方に見られ、緊張していたと思いますが、生徒たちが熱心に話し合っている

姿を見ることができました。日々の訓練もあってか、お互いがお互いの意見を尊重し、答え

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を導こうとしており素晴らしかったです。

〇生徒たちはとても積極的に活動していました。

〇生徒たちが活発に取り組んでいてよかった。

〇すべてが勉強になりました。

〇「頑張るぞ」という先生のために燃える生徒の姿から、日頃の先生との良い関係性を感じる

ことができました。研究主題と、生徒の実態とを兼ね合わせて、部員の皆様で良く練られた

実践だと思いました。参考になり、勉強させていただきました。

●体育館での公開でしたので声が届かず、聞こえなかったところがあったのが残念です。

●ジグソーの場合、互いの発表が個人に残る工夫があるといいと思いました。

●作品のコピーがあると、来賓の先生(他教科)がわかりやすかったと思いました。

●大勢の大人がいない状態(つまり、日常の状態)を見たかったです。

●プレゼン用の印刷物があるとよかった。

●公開授業が体育館で合ったこともあり、声が小さく感じられた。

●略案でない指導案があるとよいと感じました。

高等学校 〇ジグソー法の授業をみることができて、良かったです。大変参考になりました。

〇全体会Ⅰが指針を明確化し、公開授業がそれを肉付けしていて、理解が深まった。

〇中学校での取り組みを知ることができた。今後の参考にしたいと思います。

その他 〇知識構成型ジグソー法について、実践と理論を学ぶことができました。自分で実践するには

まだまだ分からないことが多かったので、大変参考になりました。

●公開授業自体は大変良いが、なにしろ 1学級の公開だったため、参観者が多すぎて生徒が

圧迫感を受け、十分な意見が出せなかったのではないか。

2 協議会について(内容、進め方、よかったところ、問題点等)

小学校

中学校 〇異校種の先生方と意見交換ができて良かった。大変勉強になりました。

〇少人数なので話しやすかった。

〇司会の方がいろいろ引き出してくれたりつなげたりしてくれて、とてもよい話し合いができ

ました。

〇白いシートが書きやすく、やりやすかったです。

〇少人数の話し合いと、シートによる可視化で、共有しながらとても良い話し合いができまし

た。

〇少人数でファシリテーションを行ったことにより、参加者全員の意見を聞くことができ、大

変有効だった。

〇ファシリテーターの先生方が本当によくやってくださり、学びが多くありました。

〇人数が少なかったので、意見を言いやすい雰囲気があった。

〇ファシリテーターの方がとてもうまくまとめてくださって話がとても楽しかったです。今後

の自分の参考になる部分もたくさんあって勉強になりました。

〇知識構成型ジグソー法について、どう授業を構成していくべきかを考えるきっかけとなっ

た。様々な意見を聞くことができて、参考になった。

〇大変参考になった。他教科でも使えそう。

●様々な校種の先生方で集まるので、後半のKPTはやりづらそうだった。

●もう少し人数を増やして、(グループの)たくさんの情報を共有できるといいと思います。

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高等学校 〇他校種で話せて勉強になりました。

〇中学校の先生方の意見や実践を聞けて、大変参考になった。

その他 〇少人数で、深まりのある協議会になりました。司会の先生の進め方も大変丁寧で、貴重な意

見交換ができました。

3 期日や日程、運営面について

小学校 ●指導案にこれまでの学習の流れなどがあると、生徒の学習の過程がわかりよかったです。

中学校 〇行事、テストも終わり、よい期日でした。

〇高校の先生方が出席してくださったため、中高 6年間の目指す学びの姿を話し合い、共有

することができました。

〇大規模な会の準備、運営は大変だったと思いますが、おかげさまで得るものが多い研修会に

参加することができました。

〇南魚沼郡市国語部の先生方が 2年間研究されてきたことがよく表れ、学び多き機会でし

た。

〇様々な行事等を考えるとこの日程で良いと思う。

〇体育館も温かくありがたかったです。

〇晴れてなにより。

●授業会場として体育館は難しかった。生徒の発表にマイクが必要……。

●定期テスト、大会後にならないように日程を考える必要を感じた。

●遠くから来ているので終わりの時刻を予定の通りにしていただけるとありがたかったです。

高等学校 〇スムーズな運営と、入念な準備に敬服しました。

その他 ●なんでもジグソー法というのはどうかと思う。そういうつもりはないだろうと思うが、気を

付けてほしいと思います。