こんな課題を感じたことは ありませんか?...2019/11/02 ·...
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信州型ユニバーサルデザインで学びの改革を支援します
⻑野県教育委員会 学びの改革支援課指導主事 谷内 祐樹
事例発表②
こんな課題を感じたことはありませんか?
知識・技能の習得にとどまりがちな授業
授業づくりに抱く困難感◆「深い学び」をイメージする難しさ◆教科横断的な視点を持つ難しさ◆資質・能⼒を評価する難しさ
学びづらさ、過ごしづらさを感じている子供
教育的ニーズの多様化◆個別の教育的ニーズの多様化◆科学的知⾒を習得する機会の不⾜◆科学的根拠に基づく実践の不⾜
よい授業をしたいが改善策を⾒いだせない先⽣
伝承しづらい授業スキル◆校内の教員の年齢構成の不均衡◆⾒えづらく伝わりづらい経験的知⾒◆個⼈レベルの授業改善に留まりがち
経 験 的 知 ⾒ × 科 学 的 知 ⾒
経験的知⾒ 科学的知⾒
こんな授業、こんな学級を目指しています
主体的に学び仲間と共に解を導き出す授業
資質・能⼒を育む授業◆主体的・対話的で深い学びの実現◆カリキュラム・マネジメントの実現◆資質・能⼒の育成
自分らしく学ぶことのできる子どもたち
多様性を包み込む学級・学校◆アセスメントを活用したニーズの把握◆学び方の多様なオプションの提供◆自分らしく学べる学校の実現
よい授業を求めて共に学び続ける先⽣
授業から学び合う教師集団◆教師自身の「学び手感覚」の活性化◆子ども視点で授業を磨き合う教師集団◆「実践の引き出し」の日常的な活用
信州型UDを活用した授業づくり、学級づくり
ユニバーサルデザイン
信 州 型 U D と は
全ての子どもが自分らしく学ぶこと
のできる授業づくり、学級づくりの
基盤となる内容を、⻑野県の先⽣方
と共に創り上げていくもの
共 に 創 り 上 げ て い く 信 州 型 U D
信州型UDプロトタイプ
⻑野県の先⽣方信州型UD作成委員会
信 州 型 U D プ ロ ト タ イ プ Ⅰ
○日常の授業づくりを振り返る
○互いの実践に学び合うツール
▲授業をする上の本質的な問題に気付きにくい
信 州 型 U D プ ロ ト タ イ プ Ⅱ
○子どもの視点で振り返ることで深い気付きへ
▲カードの情報量が多すぎる
▲教員同⼠の交流場⾯の不⾜
信 州 型 U D プ ロ ト タ イ プ Ⅲ
○日常の授業を子どもの視点で振り返る
○気付きや疑問を交流し、新たな試みへつなぐ
○情報量の削減
明らかになった信州型UDのビジョン
1 学習する子どもの視点に⽴っているか。
2 子どもの多様性に着眼しているか。
3 一⼈一⼈の子どもに応じた学びを実現しているか。
4 資質・能⼒の育成へ向かっているか。
教材研究の充実
全員が⼒を発揮し認め合う学級づくり 授業がもっとよくなる3観点 安心して参加できる授業の工夫
合理的配慮
子どもに応じた多様な学び方主体的・対話的で深い学びの実現単元・題材レベルの授業改善
温かく受容的な学級
理解を助ける配慮
困っていると言える学級
活動に取り組みやすい
配慮
子どもの実態の研究
素材研究と教材化
問題解決の過程を構想する
単元や題材のまとまりを⾒通す教科等
の特質に応じた⾒方・考え方が
働く
学び方の多様な
オプション
学習状況の科学的な
アセスメント
教育的ニーズの把握
個別最適化された学びの実現
主体的な学びが実現できているか
対話的な学びが実現できているか
深い学びが実現できているか
困っている子どもへの合理的配慮
ねらいを明確にする めりはりを
つける
ねらいの達成を
⾒とどける
1 学習する子どもの視点に⽴っているか。
2 子どもの多様性に着眼しているか。
3 一⼈一⼈の子どもに応じた学びを実現しているか。
4 資質・能⼒の育成へ向かっているか。
信州型ユニバーサルデザイン1.0
信州型UDカードを使ったミニワークを進めています
信 州 型 U D カ ー ド と は ?
・信州型UD1.0の着眼点に沿って、子どもの視点で授業づくり、学級づくりを振り返るための研修ツール
・研修で使いたいUDカードを⻑野県教育委員会ホームページよりダウンロード
4 つ の 窓 口 と 1 0 の 着 眼 点 に 対 応
1 振り返る
よく⾏われていそうな実践を糸口に、日常の子どもの姿を振り返る
2 掘り下げる
このような姿が⽣まれる理由について、子どもの視点から掘り下げて考える
3 ⾒直す
子どもの視点に⽴って、自分の実践を⾒直す
4 交流する
子どもの視点に⽴って⾒直した内容を交流する
4 交流する〜対話の糸口〜
・「子どもの視点」に⽴って実践を⾒直したら、○○先⽣はどんな気付きがありましたか?
・「子どもの視点」から掘り下げて考えたら、こんな問題に気付いたのですが、○○先⽣だったらどう考えますか?
5 試みたいことなどをまとめる
心に留めておきたいこと、新たな選択肢として試みたい実践などをまとめる
6 育成指標との関連を意識する⻑野県教員育成指標 実務指標を支える14のスキル図
オ ン ラ イ ン 研 修
・YouTubeに動画コンテンツを5本公開
・ミニワーク用4本は、動画を再⽣しながら演習が可能
信州型UD2.0の構築につなげる取組例
単元・題材レベルの授業改善主体的・対話的で深い学びの実現
学校伴走型の単元訪問
学習状況の科学的なアセスメント教育的ニーズの把握と効果的な支援
多層指導モデルの活用
学び方の多様なオプション個別最適化された学びの実現
中山間地の新たな学び