中津川市と山口村の合併を考える - ministry of …...近村合併で市域が輪のよ...

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1.合併方法について 中津川市への編入合併とする。 2.合併の目標期日 平成17年3月31日とする。 3.名称について 「中津川市」とするが、山口村地域の名称等についてはその歴史等を踏 まえ、地域住民の意向を反映するものとする。 4.事務所位置について 中津川市(中津川市かやの木町2番1号)とする。 5.財産の取り扱いについて 山口村の財産については、原則として中津川市に引き継ぐものとする。 6.その他 以上の確認事項に記載のない事項については、今後合併問題協議会等に おいて検討するものとする。 市町村合併とは、「2以上の市町村 の区域の全部もしくは一部をもって市 町村を置き又は市町村の区域の全部又 は一部を他の市町村に編入することで 市町村の数の減少を伴うもの」を指し ます(市町村の合併の特例に関する法 律第2条第1項)。 すなわち、「市町村の廃置分合(市 町 村 の 合 体、編 入、分 割、分 立 の 総 称)」のうち、少なくとも1つ以上の 市町村が減少(市町村の法人格が消 滅)するものについて「市町村合併」 と定義されています。 市町村合併には、2通りの形態があ り、一つは、2つ以上の市町村が一緒 になって新しい市や町や村をつくる 「新設合併」、もう一つは、ある市町村の区域の全部又は一部を他の市町村に 編入する 「編入合併」です。中津川市と山口村の合併協議については、合併問 題協議会の当初で、編入合併という方向性のもとで協議を進めることを確認し ています。 発行日2002.08.05 第2回協議会資料 中津川市・山口村 合併問題協議会 中津川市と山口村の合併を考える 目次 市町村合併とは 中津川市と山口村の姿 生活圏 面積は300平方キロ 人口は5万7千人 将来人口 財政 施設 これまでの取り組み 合併特例法 市町村合併とは 中津川市と山口村の 合併に関する確認事項 資料2

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Page 1: 中津川市と山口村の合併を考える - Ministry of …...近村合併で市域が輪のよ うに拡がり、しかもこれ が団結の和を示し、これ によって市勢が一段と躍

1.合併方法について

中津川市への編入合併とする。

2.合併の目標期日

平成17年3月31日とする。

3.名称について

「中津川市」とするが、山口村地域の名称等についてはその歴史等を踏

まえ、地域住民の意向を反映するものとする。

4.事務所位置について

中津川市(中津川市かやの木町2番1号)とする。

5.財産の取り扱いについて

山口村の財産については、原則として中津川市に引き継ぐものとする。

6.その他

以上の確認事項に記載のない事項については、今後合併問題協議会等に

おいて検討するものとする。

市町村合併とは、「2以上の市町村

の区域の全部もしくは一部をもって市

町村を置き又は市町村の区域の全部又

は一部を他の市町村に編入することで

市町村の数の減少を伴うもの」を指し

ます(市町村の合併の特例に関する法

律第2条第1項)。

すなわち、「市町村の廃置分合(市

町村の合体、編入、分割、分立の総

称)」のうち、少なくとも1つ以上の

市町村が減少(市町村の法人格が消

滅)するものについて「市町村合併」

と定義されています。

市町村合併には、2通りの形態があ

り、一つは、2つ以上の市町村が一緒

になって新しい市や町や村をつくる 「新設合併」、もう一つは、ある市町村の区域の全部又は一部を他の市町村に

編入する 「編入合併」です。中津川市と山口村の合併協議については、合併問

題協議会の当初で、編入合併という方向性のもとで協議を進めることを確認し

ています。

発行日2002.08.05

第2回協議会資料

中津川市・山口村

合併問題協議会

中津川市と山口村の合併を考える

目次

• 市町村合併とは

• 中津川市と山口村の姿

• 生活圏

• 面積は300平方キロ

• 人口は5万7千人

• 将来人口

• 財政

• 施設

• これまでの取り組み

• 合併特例法

市町村合併とは

中津川市と山口村の

合併に関する確認事項

資料2

Page 2: 中津川市と山口村の合併を考える - Ministry of …...近村合併で市域が輪のよ うに拡がり、しかもこれ が団結の和を示し、これ によって市勢が一段と躍

中津川市の姿

中津川市と山口村の合併を考える Page 2

中津川市は、岐阜県の東南端に位置し、木曽山脈、恵那山をはじめ中央アル

プスの美しい雄大な大自然を背景とし、人口は、約55,000人、総面積は

275.98k㎡でその約75%が森林に囲まれたグリーンシティーです。

当市は、古くは中山道の宿場町として栄え、明治中期から昭和初期にかけて

市内に主要工場が立地し、また、近年では中津川中核工業団地の完成により、

多数の企業も立地し、現在では県下有数の工業都市、文化の香り高い学園都

市、木曽路の入り口でもある本市は岐阜県東濃東部地域の中核都市として躍進

を続けています。

市民のみなさんとともに、本市の持っている恵まれた自然、古い歴史、高い

文化、そして、活力ある産業の集積などに磨きをかけ、さらに新しい可能性を

引き出しながら、21世紀をリードするリニア中央エキスプレスを誘致するた

め、総合交通体系の確立をはじめとして、都市基盤・情報・通信基盤の整備、

充実を図り、岐阜県の東の玄関にふさわしい町、「みどり豊かな元気都市」の

実現を目指しています。

また、アーティストたちがこよなく愛した町とも言われ、近代日本画壇の重

鎮の前田青邨や、素人歌舞伎や恵那文楽を好んで書いた中川ともは、本市の出

身者でもあります。

■市章の意味

近村合併で市域が輪のよ

うに拡がり、しかもこれ

が団結の和を示し、これ

によって市勢が一段と躍

進をみることを象徴した

ものです。

■住所

〒508-8501 岐阜県中津川市かやの木

町2番1号

■電話

0573-66-1111 ■人口:54,902 人(平成

12年国勢調査)

■面積

275.98平方キロメートル ■市の花

さらさどうだん

■市の木

こうやまき

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■村章の意味

「山口」の2文字を合体

させて村名を簡明に図案

化し、平和で豊かな栄光

へと限りなく躍進発展す

る山口村のたくましい姿

をあらわし、さらに円形

で村民の親和を端的に象

徴したものです。

■住所

〒399-5192 長野県木曽郡山口村大字

山口1605-1 ■電話

0573-75-2126 ■人口:2,040人(平成12年国勢調査)

■面積

24.67平方キロメートル ■村の花

ムラサキツツジ

■村の木

椿

山口村の姿

中津川市と山口村の合併を考える Page 3

長野県南部西端にある山

口村は、東西3km、南北

8km、総面積24.67k㎡の細

長い村です。木曽路の南の

玄関口にあたり、北東は南

木曽町、西は木曽川を隔て

て岐阜県坂下町、南は岐阜

県中津川市と接し、長野県

と岐阜県の県境に位置して

います。

木曽川沿いに国道19号が

村内を縦断し、また村の南

側の中津川市域を中央自動

車道が走っています。一方

村内に鉄道はなく、JR中央

西線中津川駅或いは坂下駅を最寄の駅としています。

本村は古くは日本の東西の文化や経済が交差する中間点に位置していたた

め、東西の影響を受けて発展してきましたが、近年では交通の利便性から中京

や関西圏の影響を強く受けながら独自の風土を形成し、木曽の風情を保ちなが

ら、名古屋圏を生活圏とするようになりました。人口は昭和25年の3,075人を

ピークに減少を続けており、過疎地域の指定を受けていますが、平成に入って

からは、県外を中心とした諸都市とのつながりが強まるなかで通勤圏としての

役割を果たすようになってきました。

本村は、地形的条件から大きく山口地区と神坂地区に分かれます。山口地区

は、農村として発展し、明治時代に耕地整理を実施したという先進的な歴史を

もっています。米を移入して

いた木曽谷において、唯一米

の余る農村でしたが、近年は

農業離れも目立ってきていま

す。神坂地区は、旧中山道11宿の一つとしてにぎわい、近

代文学を代表する明治の文

豪・島崎藤村を生み、その作

品「夜明け前」の舞台となっ

た馬籠は、藤村自身をはじめ

多くの文人墨客に愛された土

地でもあります。また、昭和

初期のプロレタリア作家葉山

嘉樹は、下山口に居を構えて

過ごしました。そして日本画

家の最高峰・東山魁夷画伯は

学生時代に木曽路を旅した際

に受けた農家での手厚いもて

なしに感動し、後に村では多

数の版画作品の寄贈を受けま

した。こうした文化人の足跡

は、山口村の「故郷」として

の魅力をさらに印象づけてい

ます。

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生活圏

中津川市と山口村の合併を考える Page 4

生活圏の観点から見た指

標の一つとして、通勤・通

学の状況を見ると、山口村

の住民で中津川市へ通勤し

ている就業者は282名です。

これは山口村の全就業者の

うちの25%余りですが、村

外で就業する就業者のうち

約54%が中津川市へ通勤し

ています。また、平成14年4

月現在での高校在学者88名

のうち52名(約60%)が岐

阜県内の高校へ通学してい

ます。

平成 12 年度調査の

「長野県商圏調査報告

書」によると、全品目

平均の長野県内消費者

の県外への流出という

項目において、山口村

は94.1%で長野県内で

最も高い数値を出して

います。2位以下は南木

曽町の 70.0%、大桑村

の 63.3% と な っ て お

り、山口村の数値が突

出して高く中津川市ま

たは坂下町への依存が

高いと思われます。

就業者数

山口村に住む就業者数 1,103 100.00%

うち村外で就業 524 47.51% 100.00%

うち中津川市で就業 282 25.57% 53.82%

山口村に住む高校在学者数 88 100.00%

うち岐阜県内の高校へ通学 52 59.09% 100.00%

うち中津川市へ通学 35 39.77% 67.31%

割合

通勤・通学(山口村の村民が中津川市内へ通う割合)

商圏(山口村の村民が岐阜県で買い物をする割合)

資料:平成12年国勢調査

資料:平成12年度長野県商圏調査報告書

図表1

図表2

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面積・人口

第2回協議会資料 Page 5

■中津川市が山口村と合併することにより、面積では8.9%、世帯数では3.5%、人口では3.7%増加します。年

代別の構成比では、15歳未満の比率は変わらず、15-64歳が0.2ポイント下がり、65歳以上が0.2ポイント上昇

し、1世帯あたりの人員数は0.01ポイントの上昇となっています。

面積

k㎡ 15歳未満 15-64歳 65歳以上 15歳未満 15-64歳 65歳以上

中津川市 275.98 17,800 54,902 8,536 34,854 11,509 15.5 63.5 21.0 3.08

山口村 24.67 622 2,040 279 1,178 583 13.7 57.7 28.6 3.28

計 300.65 18,422 56,942 8,815 36,032 12,092 15.5 63.3 21.2 3.09

市町村名1世帯あたり人員

世帯数 人口構成比(%)

山口村地域の将来人口

山口村 2030年の人口ピラミッド

■将来人口については、厚生労働省所管の国立社会保障・人口問題研究所の小地域簡易将来人口推計システムによ

る推計システムを活用しました。 設定数値として、2000年の合計特殊出生率を1.48、最終年度を2030年、5年単位、2030年の合計特殊出生率を

1.44としました。その結果、山口村の2030年の人口は1,350人となり、2000年国勢調査の2,040人から比べると

33.8%減少することが予想されます。また、人口構成は上図(人口ピラミッド)のとおりであり、40歳以下の人口

が極端に少なくなってくることが予測されます。

図表3

図表4

図表5

男 女

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財政

中津川市と山口村の合併を考える Page 6

合併をした場合の財政状

況を一般会計における主な

財政指標から見ると、図表

6のとおりとなります。

合計欄は、中津川市、山

口村の数値を単純に加算し

たものであり、基準財政需

要額については合併後は多

少の減少が見込まれ、それ

に伴い標準財政規模、財政

力指数等の数値も変動しま

す。

図表7は、平成13年度末

の一般会計・特別会計を含

めた借入金残高を示したも

ので、人口一人当たり借入

金残高は、中津川市82万8

千円、山口村は191万8千

円、合わせて86万7千円と

なります。

図表6

平成13年度 中津川市 山口村合計に対する山口村の割合(%)

合計

標準財政規模 12,739,989 1,240,096 8.87 13,980,085

基準財政収入 6,490,009 179,481 2.69 6,669,490

基準財政需要額 10,672,921 1,187,384 10.01 11,860,305

標準財政規模(一人あたり) 232 608 246

基準財政収入額(一人あたり) 118 88 117

基準財政需要額(一人あたり) 194 582 208

財政力指数(H11-H13) 0.600 0.144

地方譲与税 254,694 19,484 7.11 274,178

地方税 7,721,528 183,898 2.33 7,905,426

地方交付税 5,088,049 1,113,176 17.95 6,201,225

積立金現在高 2,217,951 513,184 18.79 2,731,135

一人当たり 40 252 48

地方債現在高 20,504,921 2,645,523 11.43 23,150,444

一人当たり 373 1,297 407

起債制限比率 10.0 11.1

財政指標 単位:千円

図表7

単位:千円

中津川市 山口村 計

20,504,921 2,645,523 23,150,444

公共下水道会計 13,764,619 - 13,764,619

特定環境保全公共下水道事業 4,014,163 598,733 4,612,896

農業集落排水事業 1,660,073 - 1,660,073

簡易水道事業 505,247 661,827 1,167,074

宅地造成事業 - 7,000 7,000

病院事業 4,223,404 - 4,223,404

水道事業 810,347 - 810,347

24,977,853 1,267,560 26,245,413

45,482,774 3,913,083 49,395,857

54,902 2,040 56,942

828 1,918 867

平成13年度末 起債残高

区 分

合 計

人 口 一 人 当 た り 起 債 残 高

特別会計・企業会計 計

人 口

一 般 会 計

特別会計

企業会計

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第2回協議会資料 Page 7

中津川市、山口村の財政

支出の内訳について比較を

しました。

性質別については、人件

費・扶助費について中津川

市の比率が山口村と比較し

て高く、山口村では公債費

の比率が高くなっていま

す。人件費は、山口村では

消防が木曽広域連合が行っ

ている影響、扶助費につい

ては、町村の業務にはない

「生活保護」に関する支

出、私立幼稚園・保育園の

運営委託によるもの等の要

因が考えられます。

山口村の公債費が高く

なっているが、起債制限比

率をみると、11.1%で中津

川市のそれと大きな開きは

なく、過疎地域に適用され

る有利な起債を活用してい

ることによるものです。

図表8

中津川市 構成比 山口村 構成比

性質別歳出内訳

人件費 4,729,504 22.6 394,591 19.2

扶助費 1,561,292 7.5 18,963 0.9

公債費 2,491,730 11.9 444,758 21.6

物件費 1,918,044 9.2 174,604 8.5

補助費等 1,720,992 8.2 212,196 10.3

繰出金 2,110,452 10.1 204,463 9.9

投資的経費 5,560,289 26.6 502,390 24.4

その他 822,760 3.9 107,358 5.2

歳出合計 20,915,063 2,059,323

目的別歳出内訳

議会費 237,241 1.1 45,027 2.2

総務費 2,608,840 12.5 268,295 13.0

民生費 3,600,643 17.2 212,169 10.3

衛生費 2,086,605 10.0 158,360 7.7

労働費 199,326 1.0 0 0.0

農林水産業費 1,122,507 5.4 398,828 19.4

商工費 239,754 1.1 49,763 2.4

土木費 4,062,190 19.4 233,119 11.3

消防費 999,354 4.8 68,050 3.3

教育費 3,197,119 15.3 171,027 8.3

災害復旧費 69,643 0.3 9,843 0.5

公債費 2,491,841 11.9 444,842 21.6

合計 20,915,063 2,059,323

民生費 17.2

土木費 19.4

公債費 11.9

議会費 2.2

民生費 10.3

衛生費 7.7

土木費 11.3

公債費 21.6

災害復旧費 0.3

議会費 1.1

教育費 15.3

農林水産業費5.4

衛生費 10.0労働費 1.0

商工費 1.1

総務費 12.5

消防費 4.8

教育費 8.3

災害復旧費 0.5

商工費 2.4農林水産業費 19.4

総務費 13.0

消防費 3.3

山口村

中津川市

目的別歳出内訳

人件費, 22.6

扶助費, 7.5

公債費, 11.9

物件費, 9.2補助費等, 8.2

繰出金, 10.1

投資的経費, 26.6

その他, 3.9

人件費, 19.2

扶助費, 0.9

公債費, 21.6

物件費, 8.5補助費等, 10.3

繰出金, 9.9

投資的経費, 24.4

その他, 5.2

山口村

中津川市

性質別歳出内訳

Page 8: 中津川市と山口村の合併を考える - Ministry of …...近村合併で市域が輪のよ うに拡がり、しかもこれ が団結の和を示し、これ によって市勢が一段と躍

公共施設等の状況

中津川市と山口村の合併を考える Page 8

市町村公共施設状況調査

(総務省自治財政局財務調

査課)より

■都市公園

都市公園は都市計画法に基

づくものであり、山口村に

は都市計画区域が設定され

ていないため未計上

■下水道等

山口村は神坂地域の特定環

境保全公共下水道事業と、

それ以外の地域では合併処

理浄化槽による整備が進め

られている。

■保育所

山口村には保育所はなく、

幼稚園が2園

■老人ホーム

山口村の箇所数が0.3と

なっているのは、松本市・

塩尻市及び木曽郡で構成す

る組合と木曽広域連合に

よって運営されているた

め。

H13 H13

m 657,622 65,668

㎡ 3,214,052 497,037

数 437 45

箇所 10 -

㎡ 489,100 -

戸 14 -

戸 331 5

上水道等 給水人口 人 54,770 5,056

人 22,299 567

箇所 3 1

箇所 2 1

㎡ 8,930,000 271,000

㎡ 5,704,800 269,000

人 3,516 -

㎡ 6,620,000 -

人 55,966 2,056

人 19,878 899

kl 41,450 1,792

kl 23,009 1,200

人 55,966 2,056

人 55,966 2,056

t 22,146 356

t 21,450 356

箇所数 箇所 8 -

定員 人 740 -

箇所数 箇所 6 -

定員 人 375 -

箇所 1 0.3

人 50 15

箇所 5 2

人 575 150

箇所 3 -

人 680 -

m 82,218 18,360

ha 2,656 289

m 112,883 27,317

ha 13,150 1,658

㎡ 2,531,980 118,827

㎡ 25,159,090 2,574,661

㎡ 56,180 16,595

市町村営

財産行政財産

普通財産

土地開発基金

農道延長

耕地面積

林道延長

林野面積

幼稚園

市町村立

その他

箇所数

定員

箇所数

定員

老人福祉施設

老人ホーム

箇所数

定員

処理人口

年間総排出量

年間総収集量

児童福祉施

設保育所

市町村立

その他

現在排水人口

計画区域面積

清掃施設

し尿

ごみ

処理計画人口

処理人口

年間総排出量

年間総収集量

処理計画人口

下水道

公共下水道

現在排水人口

計画終末処理場

現在終末処理場

計画処理区域面積

現在処理区域面積

農業集落排水施設

面積

公営住宅木造戸数

非木造戸数

山口村中津川市公共施設状況

道路

実延長

面積

橋梁数

都市公園箇所数

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中津川市と山口村の合併を考える Page 9

■高等学校

中津川市の高等学校は阿

木高校

■博物館・その他の博物

山口村藤村記念館は財団

法人、東山魁夷心の旅路

館は村営であるが、博物

館法等に該当しないため

未計上

校 9 2

級 112 12

人 3,289 102

人 214 30

校 7 2

校 9 2

校 7 1

級 65 3

人 1,796 62

人 182 10

校 7 1

校 6 -

校 5 -

校 1 -

級 8 -

人 220 -

人 25 -

校 1 -

校 - -

箇所 8 1

㎡ 8,123 756

人 256 29

箇所 3 -

人 4 -

箇所 2 -

人 7 -

箇所 6 1

人 16 1

箇所 1 -

人 6 -

箇所 4 -

人 11 -

箇所 1 -

人 3 -

箇所 1 -

人 - -

箇所 1 1

人 - -

箇所 1 -

床 300 -

人 41 -

人 282 -

箇所 1 -

床 - -

人 1 -

人 5 -

職員数

小学校

学校数

学級数

児童数

教職員数

屋内運動場設置学校数

プール設置学校数

教職員数

屋内運動場設置学校数

プール設置学校数

学校数

学級数

生徒数

教職員数

その他

本庁舎・支所・出張所数

延面積

児童館箇所数

専任職員数

箇所数

専任職員数

公会堂・市民会館

公民館箇所数

専任職員数

図書館箇所数

専任職員数

博物館・その他の博物館

体育館

箇所数

専任職員数

箇所数

専任職員数

箇所数

専任職員数

陸上競技場

野球場箇所数

専任職員数

病院

診療所

箇所数

病床数

医師数

職員数

箇所数

病床数

医師数

職員数

中学校

高等学校

学校数

うち市町村立

学級数

屋内運動場設置学校数

プール設置学校数

生徒数

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これまでの取り組み

中津川市と山口村の合併を考える Page 10

H13.11. 2

中津川市長が山口村との越県合併について発言。「タイムリミットを考えると、来年春くらいには枠組みを真剣に考え、実行可能な枠組みを作り上げなければならない。年内にも田中知事と会えればいいと思う。」山口村長は「3月までに合併相手を決める。」と考えを示した。

H14. 2.27長野県議会における田中知事の越県合併についての答弁「村民の意思は重く受け止るべきだ。村民意見を踏まえた村の方針に対しては適切な支援を講じる。」

14. 3. 8岐阜県議会梶原知事の越県合併についての答弁「県としては関係する市町村の意向を尊重したい。」

H14. 3.11山口村長が意向を示す「岐阜県側がどういう枠組みになるか、動きを見る必要があり、慎重に判断した方がいい。」

H14. 3.20 山口村議会における山口村長の答弁「当初の考えより遅れ、4月にずれ込む。」

H14.4.18議会全員協議会開催。4月17日の合併協議合同会議において、中津川市は山口村との協議を先行して行うことについて、両協議会に対して了承を得たことを踏まえ、山口村長が中津川市と合併協議を進めることを正式に表明した。

H14. 4.19山口村長が中津川市との合併協議を進める旨を木曽広域連合長に報告。合併合同事務局と合併討議会の構成員として6月まで脱退しない旨を伝える。

H14. 4.23山口村長、村議会議長及び関係議員が県知事、県議会議長、議会各会派を訪問、越県合併を決断した経緯を報告。

H14.4.24山口村村長、議長他7名が中津川市と合併協議を進めることに対し、挨拶方々表敬訪問された。

H14.4.30 合併協議合同会議開催

H14.5.1 山口村から文書により正式な合併協議の申し入れがなされた。

H14. 5. 1 中津川市・恵北町村及び山口村合併検討協議会設立準備事務局会議を開催。

H14. 5. 2木曽郡臨時町村会開催。山口村長が経緯説明、他の町村長が木曽市構想の任意合併協議会に参加するよう山口村長に依頼。

H14. 5. 2長野県議会『政信会』が木曽広域連合、山口村、馬籠観光協会から合併についての状況を調査。

H14.5.8 中津川市長が岐阜県知事へ合併協議についての状況報告及び協力依頼

H14. 5.10木曽郡町村会定例会開催。山口村長は郡全体が一本化する任意協議会を設置するなら法定協議会の設置前までは参加する考えを表明。

H14.5.22山口村からの申し入れについて協議に応じる旨の回答書を提出 議長、助役、参事が山口村役場へ受け取りは、山口村助役他

H14.5.29山口村との任意協議会「中津川市・山口村合併問題協議会」を6月7日に設立することを決定 同時に報道発表

H14.6.7中津川市・山口村合併問題協議会設立 規約、役員選出、確認書の署名、事業計画、予算

協議会設立への経緯

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中津川市と山口村の合併を考える Page 11

H14.6.7 中津川市・山口村合併問題協議会事務局開設 事務局長、事務局員2名

H14.6. 13長野県田中知事が山口村を視察「合併は、住民が決めること。(合併について)住民が判断するために、考え得る様々な情報を行政側が提供することが必要。」と述べる。

H14.6.21 山口村合併問題協議会開催 約80名の参加

H14.6.25 恵那郡北部町村及び山口村合併問題協議会設立準備事務局会議開催

H14.7.2 恵那郡北部町村合併問題協議会設立 規約、役員選出、事業計画、予算

H14.7.3

木曽郡町村会臨時会において、『木曽市構想断念』を決定。木曽市構想賛成は5町村。反対は4町村(南木曽町、大桑村、木祖村、開田村)。一本化であれば賛成は2村(山口村、楢川村)。木曽郡合併討議会及び合併合同事務局が解散する。

協議会設立後の動き

H13.11. 6~12.26

山口村合併に関する住民懇談会開催(全26地区、17会場、出席者数329人)、及びアンケート調査を実施(16歳以上の全村民対象)

H14.1.22住民アンケート結果を公表(回答率82.9%、合併賛成71.2%、岐阜県側との合併が望ましい77%)

H14.2.13 山口村合併懇話会開催(村民センター、出席者・各種団体の代表47人)

各種団体との懇談会(10箇所、参加者数250人以上)

山口・神坂婦人会、消防団、神坂地区地域づくり推進協議会、山口・神坂住民を対象に実施

H14.3.27神坂地区地域づくり推進協議会が『山口村と中津川市を軸にした合併検討を進めたい』という意向を村に要請。

山口村市町村合併問題協議会(通称:100人委員会)を発足。約80名が参加。

各種団体の代表及び一般公募者10名

総務、社会文教、産業建設の3部会を設置し、より詳細な調査研究が必要な項目は「ありか方検討会議」により対応する。

H14.6.29「みんなで考えよう山口村」の会が山口村村民センターで開催(山口村村民有志による組織)約80名が村長を囲んで懇談。住民への情報提供と再度住民アンケート調査・住民投票の実施を求める。

H14.7.17~26第四次山口村総合計画の説明と市町村合併についての情報提供全26地区(17会場)

H14.7.18「みんなで考えよう山口村」の会が山口村村民センターで開催村議会議員と懇談

H14.6.21

H14.2.20~14. 3.28

山口村住民

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H13.8.20 出前講座(苗木地区区長会)実施 21名

H13.8.23 出前講座(落合地区区長会)実施 13名

H13.8.24 出前講座(神坂地区区長会)実施 17名

H13.8.24 出前講座(阿木地区区長会)実施 14名

H13.8.28 出前講座(坂本地区区長会)実施 20名

H13.9.7 出前講座(中津西地区区長会)実施 20名

H13.10.23 神坂地区市政懇談会で議題

H13.11.2 坂本地区市政懇談会

H13.12.8 市民対象の「市町村合併講演会」開催

H14.2.21 中津川警察署で合併について説明 署員研修の一環

H14.3.19 出前講座(神坂地区)実施 20名

中津川市出前講座等

中津川市と山口村の合併を考える Page 12

H13.9.25 市町村合併等調査研究特別委員会設置

H13.10.15第2回市町村合併等調査研究特別委員会開催『岐阜県恵那郡北部6町村(坂下町、川上村、付知町、加子母村、福岡町、蛭川村)合併検討協議会への参加について検討』

H14.1.22 議会全員協議会開催『住民アンケート結果について』

H14.1.28 第3回市町村合併等調査研究特別委員会開催『住民アンケート結果について』

H14.2.5第4回市町村合併等調査研究特別委員会開催『財政問題・地方交付税制度の今後の見通しについて(講師:木曽地方事務所総務課長補佐)』

H14.2.18 第5回市町村合併等調査研究特別委員会開催『最近の状況及び今後の取組について』

H14.3.29市町村合併合併等調査委員会の報告「岐阜県の中津川市を中心とした合併を推進することが望ましい。」を賛成9:反対2の賛成多数で可決

H14.4.18議会全員協議会開催。4月17日の合併協議合同会議において、中津川市は山口村との協議を先行して行うことについて、両協議会に対して了承を得たことを踏まえ、山口村長が中津川市と合併協議を進めることを正式に表明した。

H14.5.29議会全員協議会を開催。中津川市・山口村合併問題協議会の設立について及び山口村市町村合併問題協議会の設立について協議。

山口村議会

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H13.5.1 中津川市市町村合併庁内研究委員会及び専門部会設置

H13.6.5 専門部会開催

H13.8.7 市町村合併庁内研究委員会開催

H13.8.14 市町村合併庁内研究委員会開催

H13.11.20 市町村合併庁内研究委員会・専門部会合同会議開催

H13.12.25 市町村合併庁内研究委員会・専門部会合同会議開催

以降 毎週開催の部長会において随時協議

H13. 5.15  山口村庁内合併研究会を設置(係長以上)

随時勉強会開催

庁内市町村合併推進委員会(本部長:村長)で調査研究

H14.5.29 議会常任委員会、庁内合併推進委員会合同会議開催

以降

中津川市

山口村

庁内組織

中津川市と山口村の合併を考える Page 13

H13.5.8 市議会が「市町村合併研修会」開催、研究委員会委員参加

H13.8.31 2市1郡議員研修会に庁内研究委員会委員参加 高砂殿

H13.9.7中津川市民クラブ講演会「まちづくりと市町村合併」に庁内研究委員会、専門部会委員参加

H13.10.25 市議会が「市町村合併勉強会」開催、研究委員会、専門部会委員委員参加

H14.3.25市議会・市町村合併対策特別委員会設置 近藤良三委員長、佐藤和男副委員長他7名の委員会

H14.3.27市議会・市町村合併対策特別委員会開催 3.26の中津川・恵那広域行政事務組合の正副管理者会議の会談経過について

H14.5.7 市議会・市町村合併対策特別委員会開催 最近の経過報告と今後の予定について

H14.5.21 市議会・市町村合併対策特別委員会開催

H14.5.23平成14年第3回中津川市議会(臨時会)にて、市町村合併特別対策委員会の中間報告を近藤委員長が行った。 委員会発足:H14.3.25 3/27,5/7,5/21に開催

市議会市町村合併特別委員会委員の改選

委員長:松岡忠男、副委員長:可知いさむ

委員:山川巌、小木曽尚寿、岡本順平、玉置克彦、間譲嗣、成瀬貞和、佐藤和男

H14.5.30 市議会市町村合併特別委員会開催

H14.6.20 市議会市町村合併特別委員会開催

H14.6.21平成14年第4回中津川市議会(定例会)本会議にて、市町村合併特別対策委員会の中間報告を委員長が行った。

H14.5.24

中津川市議会

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H13.10.16恵那郡北部町村議会議長会開催『恵那郡北部町村及び山口村合併検討協議会設立準備打ち合わせ』

H13.10.31恵那郡北部町村・山口村議会議長会開催『恵那郡北部町村及び山口村合併検討協議会設立準備打ち合わせ』

H13.11. 9恵那郡北部町村及び山口村合併検討協議会(会長、日下部弘付知町長)設立(蛭川村は村長選、村議選を控えているため加入を保留)『構成員:議長、副議長、合併特別委員長』

H13.11. 9 第2回恵那郡北部町村及び山口村合併検討協議会開催『構成員に町村長を追加』

H13.12.17 第3回恵那郡北部町村及び山口村合併検討協議会開催『構成員に蛭川村を追加』

H14.1.28

恵那郡北部町村及び山口村合併協議会並びにえな郡南部地域合併問題検討協議会から中津川市、恵那市の両市長・議長に対し、中津川市・恵那市を核とした旧恵那郡の2市11ヶ町村と長野県山口村を加えた合併パターンが最適であると結論の基に、合併協議の申し入れがあった。

H14. 2. 1第4回恵那郡北部町村及び山口村合併検討協議会開催『中津川市・恵那市への申し入れの報告』

H14.3.26中津川・恵那広域行政事務組合の正副管理者会議で両協議会に対し話合いの場につくことの確認を行った。 管理者:恵那市長、副管理者:中津川市長、岩村町長

H14.3.28恵那郡北部町村及び山口村合併協議会並びにえな郡南部地域合併問題検討協議会に対し中津川市長及び市議会議長が、2市12町村での合併協議の申し入れに応じる旨の回答を行った。 恵那市も同じ

H14.4.2両協議会合同役員会開催。2市12町村を基本的な枠組みとして、4月17日に中津川市長、恵那市長と協議することを確認した。

恵那郡北部町村及び山口村合併協議会開催

えな郡南部地域合併問題検討協議会開催

H14.4.17

合併協議合同会議開催。協議の結果、最終的には両協議会で最適と示されていた、2市12ヶ町村の合併パターンは、多大の面積、日常生活圏、交流等の違いにより、基本的に難しいとの確認を座長(山上岩村町長)が行って各市町村とも了承し、合併パターンについては、今後各市町村で新たに検討することになった。また、中津川市は山口村との協議を先行して行うことについて、両協議会に対して了承を得た。

H14.4.22恵那郡北部町村及び山口村合併協議会が中津川市長・市議会議長に対し、4月17日の合併協議合同会議、恵那郡北部町村及び山口村合併協議会を踏まえ、恵北6町村との合併協議の申し入れ及び山口村との別枠の協議の申し入れがあった。

H14.5.17 恵北地域及び山口村との合併担当課長会議。 任意協議会規約、事務局体制協議

H14.5.18 恵那郡北部町村及び山口村合併協議会開催。 合併方式等の協議

H14.5.21恵那郡北部町村及び山口村合併協議会が中津川市(助役、市議会議長等)に5月18日の協議会の協議事項を報告。 中津川市への編入合併で6町村が合意した旨報告

H14.5.22

恵那郡北部町村及び山口村合併協議会からの申し入れについて協議に応じる旨の回答書を提出 議長、助役、参事が付知町役場へ受け取りは、同協議会会長(付知町長)、副会長(坂下町長、川上村長、加子母村長、福岡町長、蛭川村長、坂下議長、付知議長)

H14.5.28中津川市・恵那郡北部町村及び山口村問題協議会設立事務局会議開催 協議事項:任意協議会規約、予算等

H14.4.17

恵那郡北部及び山口村

中津川市と山口村の合併を考える Page 14

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「市町村の合併の特例に関する法律(合併特例法)」

(昭和40年法律第6号)の概要

(平成17年3月31日までに行われた市町村合併について適用)

1 趣旨(第1条)

市町村行政の広域化の要請に対処し、自主的な市町村の合併を推進し、あわせて合併市町村の建設に

資することを目的とする。

2 合併協議会(第3条)

合併をしようとする市町村は、合併の是非を含め、市町村建設計画の作成やその他合併に関する協議

を行うための協議会を設置する。

合併協議会の会長及び委員は、関係市町村の議会の議員、長、その他の職員、学識経験者の中から選

任する。このほか、委員については、請求代表者又は同一請求代表者を加えることができる。

3 住民発議制度(第4条、第4条の2)

有権者の50分の1以上の者の署名をもって、市町村長に対して、合併協議会の設置の請求を行うこと

ができる。

全ての関係市町村で同一内容の請求が行われた場合には、全ての関係市町村長は、合併協議会設置協

議について、議会にその意見を付して付議しなければならない。

4 市町村建設計画(第5条)

合併市町村がハード・ソフト両面の施策を総合的かつ効果的に推進するため、合併市町村、都道府県

が実施する事業等を内容とする計画を作成する。

また、合併市町村は、あらかじめ都道府県知事に協議し、議会の議決を経て、計画を変更することが

できる。

5 地域審議会(第5条の4)

合併前の関係市町村の協議により、旧市町村の区域ごとに、合併市町村の長の諮問により審議又は必

要な事項につき意見を述べる審議会(地域審議会)を置くことができる。

6 議会の議員の定数・在任に関する特例(第6条、第7条)

(1) 新設合併の場合

1) 定数特例を活用する場合(設置選挙を実施)

合併市町村の議員定数の2倍まで定数増(最初の任期)

2) 在任特例を活用する場合

合併前の議員が2年までの期間在任が可能

(2) 編入合併の場合

1) 定数特例を活用する場合(増員選挙を実施)

増員選挙及び次の一般選挙による議員の任期まで定数増が可能

中津川市と山口村の合併を考える Page 15

合併特例法

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定数増:(編入先の旧定数)×(被編入の旧人口)/(編入先の旧人口)

増員選挙による任期:編入先の市町村の議員の残任期間

2) 在任特例を活用する場合

編入先の議員の任期まで在任が可能

さらに次の一般選挙による議員の任期まで定数増が可能

7 市町村の議会の議員の退職年金に関する特例(第7条の2)

関係市町村の議会の議員のうち、合併がなければ退職年金の在職期間の要件(在職12年以上)を満た

すこととなる者は、当該要件を満たしているとみなす。

8 農業委員会の委員の任期等に関する特例(第8条)

選挙による委員は、一定数以内、一定期間に限り、引き続き在任することができる。

9 職員の身分の取扱い(第9条)

一般職の職員が引き続き職員の身分を保有するようにし、また公正に取り扱わなければならない。

10 一部事務組合等に関する特例(第9条の2)

一部事務組合又は広域連合の構成団体のうち一団体以外のすべての市町村が、新設合併又は編入され

ることにより廃止される場合には、関係地方公共団体の協議による規約の改正等によって、合併後も当

該一部事務組合又は広域連合が存続することができる。

11 地方税に関する特例(第10条)

合併が行われた日の属する年度及びこれに続く5年度に限り、課税をしないこと又は不均一の課税を

することができる。

12 地方交付税の額の算定の特例(第11条)

合併が行われた日の属する年度及びこれに続く10年度について、合併関係市町村が合併しなかった場

合と同様に算定し、その後5年度については段階的に増加額を縮減する。

13 地方債の特例等(第11条の2)

(1) 市町村建設計画に基づく次の事業又は基金の積立てで特に必要と認められるものは、合併が行われ

た日の属する年度及びこれに続く10年度に限り、地方債を充当でき、元利償還金の一部は、基準財政需

要額に算入する。

1) 一体性の速やかな確立・均衡のある発展のための公共的施設の整備事業等

2) 地域住民の連帯の強化・旧市町村の区域の地域振興等のための基金の積立て

(2) 「市町村建設計画」を達成するための事業に要する経費に充当する地方債について特別の配慮をす

る。

中津川市と山口村の合併を考える Page 16

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14 災害復旧事業費の国庫負担等の特例(第13条)

災害等に対する国の財政援助につき、合併市町村が不利益とならないようにする。

15 都道府県の議会の議員の選挙区に関する特例(第15条)

一定期間に限り、従前の選挙区によるか、または合併市町村が従前に属していた郡市の区域を合わせ

て一選挙区を設けることができる。

16 国、都道府県等の協力等(第16条)

(1) 国の役割

1) 都道府県及び市町村の自主的合併に関する助言、情報の提供等を実施

2) 合併市町村の建設に資するため必要な財政上の措置その他の措置

(2) 都道府県の責務

1) 市町村の自主的合併に関する助言、情報の提供等を実施

2) 市町村の求めに応じた市町村相互間の必要な調整

3) 市町村建設計画の達成のための事業の実施その他の必要な措置

17 合併協議会設置の勧告(第16条の2)

都道府県知事が公益上必要と認める場合に、関係市町村に対し合併協議会の設置の勧告をする場合に

は、あらかじめ関係市町村の意見を聴くとともに、勧告した場合には、その旨を公表しなければならな

い。

18 特別区に関する特例(第17条)

この法律の規定は、地方交付税の額の算定に関する規定(第11条及び第11条の2第2項)を除き、特

別区にも適用される。

19 罰則(第18条、第19条)

合併協議会の設置の直接請求における署名の収集については、署名に関する自由妨害、署名の偽造、

署名数の増減、関係書類の抑留・毀損・奪取、違法な氏名代筆行為、違法な手続による署名収集を行っ

た者に対して罰則が適用され、署名の効力を市町村選挙管理委員会において決定する場合には、出頭・

証言の拒否、虚偽の陳述を行った者に対して罰則が適用される。

[参考]過疎地域自立促進特別措置法(過疎法)(平成12年法律第15号)上の合併特例

(平成12年4月1日から平成22年3月31日まで)

市町村の合併があった場合の特例(過疎法第33条第2項)

過疎地域の市町村を含む合併があった場合には、合併市町村が過疎地域に該当しない場合で

あっても、合併市町村のうち旧過疎地域のみを過疎地域とみなして、過疎法上の措置をすべて

適用する。

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■中津川市・山口村合併問題協議会

事務局:〒508-8501 中津川市かやの木町2-1(中津川市役所内)

電話0573-66-1111(内線325)

E-mail:[email protected]