岩倉市都市計画マスタープラン...

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岩倉市都市計画マスタープラン 【上位・関連計画の概要】 令和元年8月 岩倉市 参考資料2

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Page 1: 岩倉市都市計画マスタープラン 【上位・関連計画の概要】...上位関連計画の整理 - 1 - 1 尾張都市計画区域マスタープラン(平成31年3月)

岩倉市都市計画マスタープラン

【上位・関連計画の概要】

令和元年8月

岩倉市

参考資料2

Page 2: 岩倉市都市計画マスタープラン 【上位・関連計画の概要】...上位関連計画の整理 - 1 - 1 尾張都市計画区域マスタープラン(平成31年3月)

≪ 目 次 ≫

1 尾張都市計画区域マスタープラン(平成 31年 3月) ·············· 1

2 第4次岩倉市総合計画(平成 28年 3月改訂) ················· 2

3 岩倉市まち・ひと・しごと創生総合戦略(平成 28年 3月) ··········· 4

4 五条川自然再生整備等基本計画(平成 26年 3月) ··············· 6

5 地域防災計画(平成 30年 8月) ······················· 8

6 岩倉市環境基本計画(平成 25年 3月) ···················· 10

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上位関連計画の整理

- 1 -

1 尾張都市計画区域マスタープラン(平成31年3月)

(1)目標年次

[都市計画の基本的方向]基準年次を平成 30 年として、概ね 20 年後

[市街化区域の規模や都市施設の整備目標]平成 42 年(2030 年)

(2)基本理念

「元気」

優れた広域交通体系により、航空宇宙産業をはじめとする産業の集積、多く

の歴史・文化資源や豊かな自然環境などの多様な地域資源を活かし、多方

面からヒト・モノなどが集まる都市づくりを進めます。

「暮らしやすさ」 地域のコミュニティと生活に必要な都市機能を維持しながら、さらなるスプロール

化を抑制し、歩いて暮らせる生活圏が形成された都市づくりを進めます。

(3)目指す都市の姿(将来都市像)

①暮らしやすさを支える集約型都市構造への転換に係る将来都市像

②リニア新時代に向けた地域特性を最大限活かした対流の促進に係る将来都市像

③力強い愛知を支えるさらなる産業集積の推進に係る将来都市像

④大規模自然災害等に備えた安全安心な暮らしの確保に係る将来都市像

⑤自然環境や地球温暖化に配慮した環境負荷の小さな都市づくりの推進に係る将来都市像

■将来都市構造図

広域からヒトやモノが集まるとともに、

歩いて暮らせる身近な生活圏が形成された都市づくり

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上位関連計画の整理

- 2 -

2 第4次岩倉市総合計画(平成28年3月改訂)

(1)計画期間

〇2011 年度(平成 23 年度)から 2020 年度(平成 32 年度)

(2)基本理念、都市将来像

● 基本理念

● 将来都市像

(3)土地利用方針

ゾーン 方 針

中心市街地整備

ゾーン

【位置づけ】本市の玄関口ともいえる岩倉駅を中心とする区域

【方針】

□岩倉駅東地区:居住環境の改善、街なか居住の推進、観光交流の推進、景観形

成などによって中心市街地の再生と賑わいの創出を図る。また、岩倉街道の景

観再生に配慮しつつ都市計画道路を整備し、交通の円滑化を図る。

□岩倉駅西地区:より一層の緑化推進やバリアフリー化により、うるおいとやさ

しさのある質の高い都市空間や景観の形成と商業等の賑わいの創出に努める。

住宅市街地

ゾーン

【位置づけ】市街化区域内の住居系用途地域が指定されている区域

【方針】

□歴史的な建築物や街並み、史跡等:貴重な地域資源として保全と有効活用

□商業施設が立地している幹線道路沿道等:駐車場の確保など居住環境や円滑な

交通に影響がない形での適正な商業・サービス施設の誘導

□岩倉駅の徒歩圏を中心としたエリア:世代バランスのとれた人口構成に寄与す

る良好な住宅ストックの形成の観点から、今後も予想される中高層マンション

の建設を適正に誘導

□既に建設された中高層マンション:将来にわたって良質な住宅ストックとする

ため、維持・管理・更新投資が適正に行われるよう指導・支援

□大山寺駅と石仏駅周辺:南北の地域の玄関口としてふさわしい秩序ある市街地

の形成と交通結節機能の充実

新市街地検討

ゾーン

【位置づけ】市街化区域の拡大などによって新たな都市的開発を検討する区域

【方針】

□農地転用スプロールが進みつつある地区:土地区画整理事業や地区計画による

都市基盤整備に合わせ市街化区域編入を検討し、良好な住宅市街地を形成

□都市計画道路沿道:日常生活に必要な商業・サービス施設の適正な立地

□南西部地区:隣接市側の市街化区域に合わせ、市街化区域への編入も視野に入

れながら、農業的土地利用や生物多様性との調和を図りつつ、環境にやさしい

企業を誘致

「多様な縁で創る『役立ち感』に満ちた市民社会をめざす」

「健康で明るい緑の文化都市」

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上位関連計画の整理

- 3 -

ゾーン 方 針

工業市街地

ゾーン

【位置づけ】工業地域の用途指定が行われており、ある程度まとまった形での工業

集積がみられる区域

【方針】

□公害防止や緑化推進等の周辺環境対策に対する指導に努めるなど、居住環境や

自然環境と調和した工業的な土地利用を維持

□既に商業的土地利用がなされている地区などについては、実態に即した用途指

定の見直し等を適宜検討

農村環境保全

ゾーン

【位置づけ】市街化調整区域内の農村的集落の雰囲気が残されている区域

【方針】

□無秩序な宅地化の拡大を抑制、周辺に広がる田畑の風景との調和

□伝統的・歴史的な環境要素や農的な自然空間特有の多様な生物の生息環境の保

全に配慮し、安全で快適な生活基盤を整えるなど、良好な居住環境を形成

農地保全・活用

ゾーン

【位置づけ】農用地区域に指定されているなど優良な農用地によって大半が占めら

れている区域

【方針】

□農地の保全及び遊休農地の解消

□営農環境の維持・向上、市民農園などの有効活用、農家以外の市民も参加した

農地保全と地産地消による地域農業の振興

水と緑の

ネットワーク軸

【位置づけ】五条川をはじめ、巾下川や矢戸川

【方針】

□水辺の保全や緑化、自然と共生した親水性のある河川整備やビオトープ空間の

整備、歩行者・自転車ロードの整備・充実

□接続する都市計画道路や生活道路をネットワーク支線軸に位置付け、街路緑化

や美化運動、花のあるまちづくりを進め、うるおいのある快適な環境を形成

□歩道の整備や路肩部分のカラー舗装整備などによる、徒歩や自転車を中心とし

た安全で快適な地球環境にやさしい交通環境づくり

□市内各所の公園・緑地や史跡、鎮守の森、自然生態園、農地等を相互にネット

ワークし、多様な生物が生息するエコロジカルで快適な生活環境を形成

■土地利用方針図

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上位関連計画の整理

- 4 -

3 岩倉市まち・ひと・しごと創生総合戦略(平成28年3月)

(1)人口ビジョン

■人口推計結果(総人口)

※年齢不詳を除く人口に対する構成比

資料:国勢調査

● 岩倉市のめざすべき方向と人口の将来展望

〇岩倉市が単独で出生率の上昇に向けた取組をするのは難しいが、結婚・出産を望む人が安心して結婚や

出産ができるような環境を整え、プロモーションにより、若い世代を呼び込み、本市で出産し、子育て期を

過ごし、愛着を持って、定住をしてもらえるような施策を 総合的に進めることで出生率の向上に努めること

とします。

〇30 代前半及び幼少期の住宅事情による転出をあらゆる施策から防止するとともに、市外から新婚世帯・

子育て世帯を中心とした世帯を多く迎え入れることによって、世代循環を促し、一定の人口減少を受入れ

ながら、活力を保ち、持続可能な岩倉市をめざすこととします。

(2)総合戦略

●対象期間

〇2015(平成 27)年度~2019(平成 31)年度

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上位関連計画の整理

- 5 -

● 基本目標 1 『しごとをつくり、安心して働けるようにする』

-より輝くことができる地元中小企業や起業家の応援戦略-

施 策 施策の内容

新たな企業の誘致 交通利便性の高い立地条件にある地区では、農業的土地利用や生物多様性と

の調和を図りつつ、先端企業や流通業務系の企業など環境にやさしい企業の

誘致に努めます。

● 基本目標2 『新しい人の流れをつくる』

-若い世代の移住・定住の促進と交流人口拡大戦略-

施 策 施策の内容

若い世代の移住・定住

の促進

○三世代同居・近居支援などにより、子育て世代をはじめとした若い世代が

ライフステージに応じて比較的安価に暮らせる良好な住宅の供給支援を

進めます。

観光交流の推進による

交流人口の拡大

○全国的に誇ることができる貴重な観光資源であり、また、市民の郷土に対

する愛着心や一体感を生む地域の宝となっている五条川の桜並木の保全・

再生や桜まつりの充実に努めます。

● 基本目標3 『若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる』

-「子育て世代 住みたいまち No.1」子育て世代安心応援戦略-

施 策 施策の内容

子育て支援 ○子育て環境の向上のため、新たな公園の整備を進めるとともに、ユニバー

サルデザインに配慮しながら子育て世代が外出しやすい環境の整備に努

めます。

● 基本目標4 『時代にあった地域をつくり、安心な暮らしを守る』

-安心して住みつづけられる確かな暮らしを営む地域創造戦略

施 策 施策の内容

防災・防犯対策の充実 ○地域における「自助」「共助」の意識を高めるため、防災に関する啓発活動

や講座開催、自主的な防災訓練の支援、資機材の援助等の充実を図ります。

○防犯灯や自転車盗対策のための防犯カメラの整備を推進します。

持続可能なまちづくり

の推進

○市民活動支援センターの機能の充実を図るとともに、市民活動への参加機

会の拡大、公益的な市民活動の自立的発展を促進します。

○地域の防災・防犯活動や福祉・保健活動など地域住民が主体となった公益

的な活動に対する助成・支援の充実に努めます。

○将来世代に財政的な負担を残さないよう配慮しながら、公共施設等総合管

理計画を策定するとともに、計画に基づき、学校施設や保育施設、公園な

どの老朽化している社会資本をアセットマネジメントの観点から計画的

に維持・再生・有効活用します。

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上位関連計画の整理

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4 五条川自然再生整備等基本計画(平成26年3月)

(1)計画の期間

○2014 年度(平成 26 年度)から 2028 年度(平成 40 年度)

(2)基本理念

○先人たちが創造し、育んできた五条川の治水・利水・親水の機能の維持・向上と活用を図

り、多様な生き物が棲むことができる自然豊かな水辺環境を保全・創出していく。

○そして、このような水辺環境や美しい桜並木を素地として、人々の学習・交流・健康増進

などの活動を拡大し、健康で明るい緑の文化都市 岩倉のシンボルとして、市民参加のもと

で五条川の魅力や価値をより一層高めていく。

(3)基本方針

テーマ:『活かし育もう五条川の魅力』

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上位関連計画の整理

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(4)ゾーン別の方針

ゾ ー ン 方 針

都市内河川ゾーン ○市街地で身近に自然を感じることのできる水辺空間の創出

○美しい桜並木の中を安心して歩ける堤防道路の整備

○多様な市民による多彩な活動の継続と充実

融合シンボルゾーン ○河川改修などによる水辺の自然環境の保全・創出

○市民に親しまれる水辺空間の創出

○竹林公園や出逢橋などを活用した市民活動の展開

田園・農村内河川ゾ

ーン

○田園風景に調和した自然豊かな水辺空間の保全・創出

○田園風景や自然を楽しみながら歩ける堤防道路の整備

○新たな市民活動による美しい水辺環境の維持・向上

■ゾーン区分図

(5)重点プロジェクト

区 分 施 策

(1)竹林公園周辺の多自然川づくり

と堤防道路の整備

①生き物の生息環境に配慮した多自然川づくり

②五条川右岸の堤防道路の整備

③竹林公園の竹林の維持管理と利活用

(2)桜並木の保全・育成 ①市民団体などと連携した既存樹木の保全・育成

②老木化の詳細把握と伐採・補植方法の検討

(3)市民参加による五条川に関する

取組の充実

①市民参加による生き物調査及び生き物マップの作成

②クリーンアップ五条川の下流域への区域拡大

③市民などの参加による(仮称)五条川水辺フォーラムの開催

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上位関連計画の整理

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5 地域防災計画(平成30年8月)

(1)風水害等災害対策計画編<第2編 災害予防計画>

項 目 内 容

防災協働社会の

形成推進

防災協働社会の形成推進

□市及び県は、「新しい公」という考え方を踏まえ、県民、事業者、自主防災

組織等と一体となって、防災活動の継続的な取り組みを推進する枠組み作

水害予防対策 【河川防災対策】

□堤防:維持・補修、護岸、水制、根固工の修繕、堆積土砂の除去等

□新川流域:治水施設の整備を早急に実施するだけでなく、雨水貯留施設の

整備や、農地の保全など従来から有している保水・遊水機能を確保

【雨水出水対策】

□ポンプ場、下水管渠:新設又は改修により、予想される被害を未然防止。

必要に応じて調節池等を設置

【農地防災対策】

・流域の開発等立地条件の変化によりたん水被害のおそれのある地域では、

これを防止するため排水機、排水路等を新設又は改修

・農業用施設の脆弱化等による災害:未然防止に向け、水路等を改修

建築物等の安全

【交通関係施設対策】

・道路の交通機能の拡充に努めるとともに、被災した場合に交通の隘路とな

るおそれが大きい橋梁等交通施設の防災構造化を推進

【ライフライン関係施設対策】

・主要な水道施設:必要に応じて強風に対し安全な構造とする。

・主要な下水道施設:必要に応じて強風、浸水等に対し安全な構造とする。

【防災建造物整備対策】

・公共建築物の新設に際し、必要な雨水流出抑制機能の確保を促進

都市の防災性の

向上

【防災上重要な都市施設の整備】

・密集市街地内の道路の計画に当たっては、災害時における避難や延焼遮断

帯としての機能、消防や救援のための活動空間を確保することを考慮した

配置及び道路構造を検討

・市は、県広域緑地計画及び緑の基本計画に基づき、特別緑地保全地区や緑

地保全地域の指定、都市公園の積極的な整備を進める。

【建築物の不燃化の促進】

・土地利用の実情を踏まえ、防火地域、準防火地域の指定を行い、市街地全

体としての防災性能の向上を図る。

【市街地の面的な整備・改善】

・特に老朽化した木造建築物が密集し、都市基盤施設が不足する地区は地震等

が発生した場合に大きな被害が予想されるため、土地区画整理事業などの面

的整備事業を促進する。

避難行動の促進

対策

【緊急避難場所及び避難路の指定等】

・緊急避難場所を指定した市は、避難路を選定し、日頃から住民への周知徹底

に努める。

避難所・要配慮者

支援・帰宅困難者

対策

【避難所の指定・整備】

・指定避難所となる施設において、あらかじめ、必要な機能を整理し、備蓄場

所の確保、通信設備の整備等を進めるものとする。

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上位関連計画の整理

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(2)地震災害対策計画編<第2編 災害予防計画>

※風水害等対策編と異なる内容のみ抜粋

章 内 容

建築物等の安全化 【建築物の耐震推進】

・「耐震改修促進計画」に基づき、総合的な建築物の耐震性向上の推進を図っ

ていくこととする。

・市有施設の耐震性の確保を図り、災害時の施設機能停止・低下の回避に努め

るものとする。

・特に、災害時の拠点となる市庁舎等については、建築物の構造の強度の確保

や非構造部材の耐震対策等により、地震後に継続使用できるための改修を促

進する。

・市は、一般建築物所有者が、必要に応じ耐震診断及び耐震改修を行い、その

対策を講じていただくよう普及・啓発に努めるものとする。

【交通関係施設等の整備】

・緊急輸送道路を事前に指定するとともに、その整備に努める。さらに、必要

な代替ルートの確保に努める。

・新たに橋梁等を建設する場合は、耐震性に配慮した建設を積極的に推進し、

道路機能の確保を図る。

・緊急輸送道路等における重要な橋梁について橋梁本体の耐震補強を推進す

る。

・ライフラインの共同収容施設である共同溝・電線共同溝の整備を推進する。

・堤防の嵩上げ等の応急対策のほか、河川の維持水位を極力低下させる河川改

修を計画的に推進する必要がある。また、排水施設についても、改築、整備

を図る。

【ライフライン関係施設等の整備】

・施設の新設拡張、改良等の際に十分に耐震設計及び耐震施工を考慮する必要

がある。

被災時の給水拠点となる配水池等の増設及び耐震性を強化する。

・下水道管理者は、流下機能を確保することができないと予測される管渠から

順次補強する。

・液状化のおそれのある地盤に敷設する場合には、地盤改良等の対策を実施す

る。

・下水道管理者は、最低限の下水処理機能を確保できないと予測される施設か

ら順次補強する。

・液状化のおそれのある地盤に築造する場合には、構造物だけでなく、埋設配

管の基礎についても地盤改良等の対策を実施する。

液状化対策 【土地利用の適正誘導】

・液状化による被害や土砂災害等の予防対策としては適正かつ安全な土地利

用への誘導規制を図る。

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上位関連計画の整理

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6 岩倉市環境基本計画(平成25年3月)

(1)計画の期間

○2013 年度(平成 25 年度)から 2022 年度(令和 4 年度)

(2)基本理念

●五条川の恵み

自然の営みや先人たちの活動により育まれ、受け継がれてきた本市の環境を、本市の最も

象徴的な環境資源である五条川に見立てて表現しています。

●未来へつなぐ

五条川の恵みや人々の暮らしの積み重ねによって培われてきた本市の環境を先人から譲り

受け、次世代へ受け継いでいくべきものとして将来につなげていくことの重要性と着実な行

動に結びつけていく姿勢、協働によって進めていくことの大切さを表現しています。

●人と環境

環境をよりよいものにしていく上で必要不可欠な要素である知恵や市民・事業者・市の連

携・協働による取組を「人」という言葉に集約しています。「人」という言葉には、新たな協

働の概念として第4次岩倉市総合計画のまちづくりの基本理念として掲げている「多様な縁

で創る『役立ち感』に満ちた市民社会をめざす」に相通じる意味合いを持たせています。一

方、「環境」という言葉には、次世代に受け継ぐべき自然、風土、動植物、エネルギー資源、

快適な暮らしなどを集約しています。

(3)基本方針

基本方針1 低炭素型社会の実現

省エネルギーの推進等の行政の率先行動の展開や市民・事業者による環境配慮活動の促進な

どを通して、化石燃料の消費に伴う温室効果ガス排出量の削減を図ります。

単位施策の成果指標 現状地

(H23)

2022 年度

(R4) 指標の解説

地球温暖化対策実行計画(区域施策

編)の策定 ― 策定(H32)

住宅用太陽光発電システム設置費補

助件数(件) 60 60 年間補助件数

省エネ商品やリサイクル商品の購入

に努めている市民の割合(%)

29.7

(H20) 40.0

市民意向調査での回答のあっ

た割合

建築物等の安全化 14 26 公共施設における緑のカーテ

ン設置箇所数

五条川の恵み 未来へつなぐ 人と環境

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上位関連計画の整理

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基本方針2 資源循環型社会の構築

ごみに関する情報発信や意識啓発の充実による3Rの促進や廃棄物の適正処理を進めます。

単位施策の成果指標 現状地

(H23)

2022 年度

(R4) 指標の解説

市民1人当たりのご

み排出量(g/日) 494 390 年間収集ごみ量÷年度末総人口÷365 日

ごみの資源化率(%) 26.2 34.0 年間の(収集資源物量+集団回収量)÷(収

集ごみ量+収集資源物量+集団回収量)

基本方針3 自然共生と生物多様性の確保

水辺環境の整備や緑の保全による自然とふれあえる場の創出や在来種の保護など多様な生態

系の保全を通して、自然やうるおいを将来にわたって享受できる共生のまちづくりを進めます。

単位施策の成果指標 現状地

(H23)

2022 年度

(R4) 指標の解説

五条川などの水辺に親し

みを感じる市民の割合(%)

71.8

(H22) 80.0

市民アンケート:

「とても感じている」+「感じている」

自然生態園で生息するト

ンボの種類(種) 18 26 当該年の調査で確認した種類数

自然生態園及び五条川で

のイベント参加人数(人) 840 1,100

自然生態園及び五条川の水辺まつりの参

加者数

基本方針4 地域における生活環境の向上

環境測定・監視等の実施による公害対策の推進や暮らしのマナー向上による快適な地域環境

の創出などを通して、多様化する公害の発生を防ぎます。

単位施策の成果指標 現状地

(H23)

2022 年度

(R4) 指標の解説

公害(騒音・振動・水質汚濁等)

の防止対策に満足している市

民の割合(%)

71.2

(H20) 80.0

市民意向調査:

「満足」+「やや満足」+「普通」

五条川待合橋地点の BOD 値

(mg/l) 2.0 1.8

愛知県の環境基準類型指定水域の環

境基準地点で月1回県が実施する測

定値の平均値

アダプトプログラム里親登録

者数(人) 2,226 2,800 年度末登録者数

都市公園等の箇所数(箇所) 83 90 都市公園等の箇所数

基本方針5 協働による環境にやさしいまちづくり

環境配慮行動をリードする人材養成など環境学習・環境教育の推進や環境行動を促す支援の

充実を通して、市民の環境の保全及び創造に関する機運を高め、市民と市が共に働くまちづく

りを進めます。

単位施策の成果指標 現状地

(H23)

2022 年度

(R4) 指標の解説

環境関連イベントへの

参加者数(人) 10,679 12,000

環境フェア、クリーンチェックいわくら等

の環境関連イベントへの参加者の総数