商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、p.69 1...

375
2020年度 明 治 大 学 商学部シラバス 2 (講義概要)

Upload: others

Post on 23-May-2020

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

2020年度

明 治 大 学

商学部シラバス 2(講義概要)

00-2中扉-目次_商学2_2020.indd 1 2020/03/15 14:56:01

Page 2: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 3 ―

00-2中扉-目次_商学2_2020.indd 2 2020/03/15 14:56:01

Page 3: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 3 ―

目     次

1.基礎教育科目……………………………………………………………………………………………… 5

2.総合教育科目……………………………………………………………………………………………… 9

3.外国人留学生のための科目………………………………………………………………………………41

4.外国語科目…………………………………………………………………………………………………45

  英語…………………………………………………………………………………………………………47

  ドイツ語……………………………………………………………………………………………………63

  フランス語…………………………………………………………………………………………………79

  中国語………………………………………………………………………………………………………95

  韓国語…………………………………………………………………………………………………… 105

  スペイン語……………………………………………………………………………………………… 115

5.保健体育科目…………………………………………………………………………………………… 125

6.基本科目………………………………………………………………………………………………… 133

7.応用展開科目…………………………………………………………………………………………… 153

8.その他…………………………………………………………………………………………………… 209

9.資格課程関係科目……………………………………………………………………………………… 215

10.基幹科目………………………………………………………………………………………………… 227

  (1)アプライド・エコノミクスコース……………………………………………………………… 227

  (2)マーケティングコース…………………………………………………………………………… 239

  (3)ファイナンス&インシュアランスコース……………………………………………………… 271

  (4)グローバル・ビジネスコース…………………………………………………………………… 291

  (5)マネジメントコース……………………………………………………………………………… 307

  (6)アカウンティングコース………………………………………………………………………… 323

  (7)クリエイティブ・ビジネスコース……………………………………………………………… 341

11.外国専門書講読(その他)……………………………………………………………………………… 359

  (1)日本語(留学生)………………………………………………………………………………… 361

  (2)スポーツ特別入試………………………………………………………………………………… 362

  (3)基礎英語履修者…………………………………………………………………………………… 363

12.科目名検索……………………………………………………………………………………………… 365

13.参考情報 英字科目名一覧…………………………………………………………………………… 369

00-2中扉-目次_商学2_2020.indd 3 2020/03/15 14:56:01

Page 4: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

00-2中扉-目次_商学2_2020.indd 4 2020/03/15 14:56:01

Page 5: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

1.基礎教育科目

01基礎教育005-008_商学2_2020.indd 5 2020/03/15 14:58:11

Page 6: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 7 ―

01基礎教育005-008_商学2_2020.indd 6 2020/03/15 14:58:11

Page 7: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 7 ―

1基礎演習 シラバス1、P.69別表Ⅰ参照

2単位 春学期・秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むことを目的として設置された科目である。いわば、大学生としての「学問のルールと作法」を学ぶものである。具体的には、文献の収集方法、図書館の効果的な利用法、諸文献の読み方、考察法や発表法等について基礎的能力・方法を会得することを到達目標とする。

2.授業内容 担当教員それぞれが指定したテーマ・方法に基づいて進められていく。次はその一例である。

第1回:イントロダクション(本授業の目標と方法) 第2回: 調査方法・発表法・レジュメ(ハンドアウト)

の作成法第3回:テーマと調査・考察方法の発表1第4回:発表とその検討・評価1第5回:発表とその検討・評価2第6回:発表とその検討・評価3第7回:発表とその検討・評価4第8回:討論の方法とその実際第9回:テーマと調査・考察方法の発表2第10回:発表とその検討・評価5第11回:発表とその検討・評価6第12回:発表とその検討・評価7第13回:発表とその検討・評価8第14回:レポート提出とまとめ

3.履修上の注意 発表、討論、レポート提出など実践的な取り組みがなされるので、準備のための時間を設けておくこと。担当者により進め方に違いがあるので、必ず第1回の授業に出席し、指示に従うこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 受講者の発表が中心となるので、そのための調査や準備を十分に行うことが必要となる。

5.教科書 特になし。

6.参考書 担当教員が必要に応じて授業中に紹介する。

7.成績評価の方法 授業への積極的な参加、課題への真摯な取り組みを重視し、研究発表・レポート・試験などの成績を加味して総合的に評価する。

8.その他 特になし。

和泉

文章表現 シラバス1、P.69別表Ⅱ参照

2単位 春学期・秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標 大学生としてふさわしい文章力の修得と日本語運用能力の向上を目標とする。 論文・レポート・答案など、文章を書くための基礎的な力を養うための講義と演習を行ってゆく。

2.授業内容第1回:イントロダクション~まず自己紹介第2回:論理的な「書き言葉」第3回:発想法トレーニング第4回:論理的文章第5回:文章執筆時のルール第6回:学習レポートの作成第7回:意見文を書く第8回:表現を工夫する第9回:研究レポートの作成1(テーマを決める)第10回:研究レポートの作成2(資料を集める)第11回:研究レポートの作成3(論証と構成)第12回:研究レポートの作成4(執筆)第13回:手紙の書き方第14回:エントリーシート・履歴書の書き方・まとめ

3.履修上の注意 1年次に設置された必修の基礎教育科目である。他の授業とは異なり、毎回講義と実習を繰り返していくので、休まずに出席し課題物を提出しなければならない。教科書も必ず毎回持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 担当者の指示に従い、事前に教科書を読む・資料を収集する・提出物を執筆する等の定められた作業を行っていくこと。

5.教科書 『実践 文章表現』(明治書院 刊)をテキストとして毎時限使用する。春学期履修、秋学期履修にかかわらず、学年初めに必ず購入しておくこと。

6.参考書 授業の担当者が適宜指示する。

7.成績評価の方法 授業への参加貢献度20%、提出物80%で評価する。初回の授業に必ず出席し、各担当教員の評価方法の詳細を聞くこと。

8.その他 特になし。

和泉

科目ナンバー:(CO)ACD192J 科目ナンバー:(CO)ACD192J

01基礎教育005-008_商学2_2020.indd 7 2020/03/15 14:58:11

Page 8: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 8 ―

経済学A 水野勝之・安藤詩緒楠本眞司・黒木龍三

2単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標 家計や企業などの個別主体がどのように経済的な意思決定を行うのかについて、ならびに経済的取引を行う場である市場の役割と限界について講義する。到達目標は、ミクロ経済学の基礎理論を習得すること、ミクロ経済学的な視点で現実の経済活動を理解できるようになることである。

2.授業内容第1回 ミクロ経済学とは?第2回 インセンティブ第3回 完全競争第4回 需要と供給第5回 需要・供給と弾力性第6回 余剰分析第7回 市場均衡と効率性第8回 政府介入と死荷重損失第9回 市場の失敗第10回 外部性第11回 公共財第12回 不完全情報第13回 不完全競争第14回 ゲーム理論

3.履修上の注意前提となる知識は特にない。ミクロ経済学の知識を現実に当てはめるために、消費者行動や企業行動など、身の回りの経済活動に絶えず気を配ってほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業内で紹介した文献や資料に目を通し、授業内容の復習としてほしい。

5.教科書実際に用いるテキストは担当者によって異なる。

6.参考書担当者によって異なるが、標準的なものは下記のとおりである。N・グレゴリー・マンキュー(2019)『マンキュー入門経済学(第3版) 』東洋経済新報社。N・グレゴリー・マンキュー(2019)『マンキュー経済学I ミクロ編(第4版) 』東洋経済新報社。安藤至大(2013)『ミクロ経済学の第一歩』有斐閣ストゥディア。

7.成績評価の方法期末試験60%、授業への貢献度20%、提出物20%を目安に総合的に評価する。

8.その他

和泉

経済学B 水野勝之・安藤詩緒楠本眞司・黒木龍三

2単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標 国レベルでの経済活動のとらえ方を理解し、経済成長や景気循環といったマクロ経済の変動について学ぶ。また、金融市場の役割、インフレとデフレ、マクロ経済政策についても学ぶ。到達目標は、マクロ経済学の基礎理論を習得すること、マクロ経済学的な視点で現実の経済活動を理解できるようになることである。

2.授業内容第1回 マクロ経済学とは?第2回 GDPとは?第3回 名目と実質第4回 経済成長の実際第5回 経済成長理論第6回 ソローモデル第7回 景気循環第8回 乗数理論第9回 消費と貯蓄の決定第10回 設備投資の理論第11回 金融市場の役割第12回 インフレとデフレ第13回 労働市場と失業第14回 国際経済

3.履修上の注意前提となる知識は特にない。マクロ経済学の知識を現実に当てはめるために、ニュースや新聞の経済情報に積極的に触れてほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業内で紹介した文献や資料に目を通し、授業内容の復習としてほしい。

5.教科書実際に用いるテキストは担当者によって異なる。

6.参考書担当者によって異なるが、標準的なものは下記のとおりである。N・グレゴリー・マンキュー(2019)『マンキュー入門経済学(第3版) 』東洋経済新報社。N・グレゴリー・マンキュー(2019)『マンキュー経済学I マクロ編(第4版) 』東洋経済新報社。福田慎一・照山博司(2016)『マクロ経済学・入門 第5版』有斐閣アルマ。

7.成績評価の方法期末試験60%、授業への貢献度20%、提出物20%を目安に総合的に評価する。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)ECN111J 科目ナンバー:(CO)ECN111J

01基礎教育005-008_商学2_2020.indd 8 2020/03/15 14:58:11

Page 9: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

2.総合教育科目

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 9 2020/03/15 15:07:58

Page 10: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 11 ―

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 10 2020/03/15 15:07:58

Page 11: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 11 ―

日本文化史A 清水 克行

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 前近代の日本列島を生きた人々の「文化」、とくに一般の人々の心性の特質を様々な史料をもとにして考える。とくに今期は、古代から中世にかけて多様なトピックを素材に考察する。 事項や人名を覚えるのではなく、歴史を考えるうえでの視座を獲得することを授業の到達目標とする。

2.授業内容第1回:「文化史」とは何か?第2回:縄文時代は「日本史」なのか?第3回:律令国家の理想と現実(1) ―巨大計画道路の謎―第4回:律令国家の理想と現実(2) ―中国隣国型国家から辺境型国家へ―第5回:平安朝の女性たち(1) ―うわなり打ちの誕生―第6回:平安朝の女性たち(2) ―古代日本の婚姻制度―第7回:「武士」の登場(1)     ―サムライはヒーローか?―第8回:「武士」の登場(2)―中世武士の実像―第9回:「武士」の登場(3)―鎌倉幕府の成立―第10回:「武士」の登場(4)―御成敗式目の世界―第11回:室町文化(1)―一揆の原理―第12回:室町文化(2)―「闘茶」体験記―第13回:戦国大名と分国法(1) ―分国法と大名の個性―第14回:戦国大名と分国法(2)―自力救済―

※講義内容は必要に応じて変更する場合がある。3.履修上の注意 講義中の私語・飲食・スマートフォンの使用は厳禁(退席を求めます)。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 特別な準備学習は必要としないが、最低限、授業前と授業後に指定テキストの内容を熟読しておくこと。 また、テキスト中に紹介した参考文献や講義中に紹介した文献などを授業後に興味に応じて読んでおくことが望ましい。5.教科書 須田努・清水克行『現代(いま)を生きる日本史』第1章~第4章(岩波書店・2014年、2300円)。 講義は本テキストをもとに進めるので、必ず購入するように。6.参考書 講義中に適宜紹介する。

7.成績評価の方法 期末の論述試験を80%、毎時間書いてもらう講義内容についての感想文を20%の割合で成績評価を行う。 8.その他

和泉

日本文化史B 清水 克行

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 前近代の日本列島を生きた人々の「文化」、とくに一般の人々の心性の特質を様々な史料をもとにして考える。とくに今期は、中世から近世にかけて多様なトピックを素材に考察する。 事項や人名を覚えるのではなく、歴史を考えるうえでの視座を獲得することを授業の到達目標とする。

2.授業内容第1回:戦国大名と百姓(1)―戦国の城の実像―第2回:戦国大名と百姓(2)―城と合戦―第3回:戦国大名と百姓(3) ―戦乱のなかの民衆生活―第4回:江戸時代の村(1)―村と町の成熟―第5回:江戸時代の村(2)―鉄火裁判と神々の黄昏―第6回:映像視聴第7回:士農工商?―武器を封印した民衆―第8回:「危機」のなかの日本史(1) ―歴史は発展するか?―第9回:「危機」のなかの日本史(2) ―「危機」から学ぶ―第10回:鎖国の内実―江戸時代の人びとの自他認識―第11回:暴力化する社会―経済格差と私慾の広がり―第12回:ペリー来航のショック ―日本とは何かという問いかけ―第13回:アニメとマンガは「日本文化」か?第14回:総括

※講義内容は必要に応じて変更する場合がある。

3.履修上の注意 講義中の私語・飲食・スマートフォンの使用は厳禁(退席を求めます)。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 特別な準備学習は必要としないが、最低限、授業前と授業後に指定テキストの内容を熟読しておくこと。 また、テキスト中に紹介した参考文献や講義中に紹介した文献などを授業後に興味に応じて読んでおくことが望ましい。5.教科書 須田努・清水克行『現代(いま)を生きる日本史』第5章~第10章(岩波書店・2014年、2300円)。 講義は本テキストをもとに進めるので、必ず購入するように。6.参考書 講義中に適宜紹する。

7.成績評価の方法 期末の論述試験を80%、毎時間書いてもらう講義内容についての感想文を20%の割合で成績評価を行う。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)HIS111J 科目ナンバー:(CO)HIS111J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 11 2020/03/15 15:07:58

Page 12: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 12 ― ― 13 ―

西洋文化史A 北田 葉子

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫ 現代とはまったく異なる西洋中世の社会や文化を、トピックごとに見ていきます。地域も時代も違う二重の異文化の異質性に着目します。≪授業の到達目標≫ 中世における西洋文化の歴史をテーマごとに追うことによって、西洋文化の基層を理解することを目指します。

2.授業内容第1回:「西洋」とは何か第2回:フランク王国の言語と法第3回:十字軍とその意味第4回:東西の融合 ノルマン朝シチリア王国第5回:イスラーム支配下のスペイン文化第6回: 12世紀ルネサンス―イスラームの学問がヨー

ロッパに与えた影響第7回:中世のキリスト教の世界第8回:中世の宮廷第9回:中世都市と商人の世界第10回:写本に見る中世第11回:中世の食文化第12回:中世の衣服―中世の衣文化と価値観第13回:ヴェネツィア―東西の架け橋第14回: イタリア・ルネサンスにおける絵画と政治―

シエナにみる絵画の政治的利用

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 世界史の知識は必要不可欠ではありません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で配布するレジュメの該当箇所を振り返り、不明な点があれば、自分で調べたり、教員に質問したりすること。さらに授業内容に関心を持った場合には、参考文献を読み進めること。

5.教科書 使用しません。講義の際、プリントを配布します。

6.参考書 全体にかかわる参考書は、とくに定めません。

7.成績評価の方法 論述の試験を行います。評価のポイントは、講義をきちんと理解しているかどうかです。

8.その他 とくになし

和泉

西洋文化史B 北田 葉子

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫ 現在の私たちも共有している価値観や考え方が、西洋の中で歴史的に生まれてきたものである点に着目し、芸術のような「文化」だけではなく、政治・経済・社会と絡み合い、人々の生活に密着した「文化」を取り上げていきます。≪授業の到達目標≫ 近世・近代の西洋の歴史・文化をテーマごとに追うことによって、現代の文化に至る道筋を理解することを目指します。

2.授業内容第1回:「歴史」とは何か第2回:印刷革命とその影響第3回:宗教改革とマス・メディア第4回:中世から近世に至る世界認識の変化第5回:科学革命 近代自然科学の誕生第6回:近世の国家と「絶対主義」第7回:絶対主義時代の宮廷社会と儀礼第8回:啓蒙主義とは何か第9回:フランス革命と政治文化第10回:近世・近代の衣文化・食文化第11回: 読書の近代―18世紀における新しい読書の方

法第12回: 国民と教育―「国民」創生のために利用され

た教育第13回:帝国主義の時代第14回:記憶の歴史学

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 世界史の知識は必要不可欠ではありません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で配布するレジュメの該当箇所を振り返り、不明な点があれば、自分で調べたり、教員に質問したりすること。さらに授業内容に関心を持った場合には、参考文献を読み進めること。

5.教科書 使用しません。講義の際、プリントを配布します。

6.参考書 全体の講義の参考書は、とくに定めません。授業の際に、各回についての参考文献を指示します。

7.成績評価の方法 論述の試験を行います。評価のポイントは、講義をきちんと理解しているかどうかです。

8.その他 とくになし

和泉

科目ナンバー:(CO)HIS131J 科目ナンバー:(CO)HIS131J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 12 2020/03/15 15:07:58

Page 13: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 12 ― ― 13 ―

日本語表現論A 石出 靖雄

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 大学や社会において必要な日本語表現の知識とスキ 大学や社会において必要な日本語表現の知識とスキルを身につけることを目標とする。 レポート作成のための調査や論証の方法、口頭発表の仕方、エントリーシートの書き方といった実践的な表現を中心に、形式と思考方法について考えていく。情報を受信・発信する際に何を意識するべきなのか、具体的な表現に触れながら、その表現の場面ごとに皆で考え深めていきたい。

2.授業内容第1回:現代社会における言語表現の問題第2回:自己紹介を的確に第3回:著作権問題の基礎を知る第4回:著作権を侵害しないように表現する第5回:データの収集の方法第6回:調査・研究の方法第7回:現代社会における情報の選択第8回:書き出しと終わりかた第9回:論理的な思考のためのディベート(基礎)第10回:論理的な思考のためのディベート(実践)第11回:口頭発表で伝える技術第12回:話し言葉の技術第13回:メールと手紙第14回:自分を表現する(エントリーシート等)

3.履修上の注意 私語・居眠り・内職・携帯電話の操作等を禁止する。授業中に発問するので、授業には積極的に取り組み参加してほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に配布するレジュメの該当箇所を振り返り、不明な部分があれば授業で質問すること。また、次回の内容についてシラバスを通して確認し、参考文献に目を通しておくこと。具体的な課題を授業中に指示することがある。

5.教科書 特に定めない。教材プリントを毎回配布する。

6.参考書 毎回教材プリントに記載する。

7.成績評価の方法 授業での発言と貢献度・提出課題で20%、試験の成績80%で評価する。 履修者数によっては、定期試験期間中から授業期間中に変更して試験を行う場合があります。

8.その他 授業後は知識として理解した表現技法を実践に移すこと。

和泉

日本語表現論B 石出 靖雄

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 自分の身近にある日本語表現を様々な角度からとらえ直し、自分の表現活動の質を引き上げることを目標とする。 人は言語によって事物を認識し考える。そのため、我々の周りにはさまざまな言語表現が存在している。それら多様な言語表現について、その不思議に迫っていく。

2.授業内容第1回:気になる日本語第2回:待遇表現(敬語など) 第3回:待遇表現(敬語など) 第4回:比喩表現(直喩・隠喩) 第5回:比喩表現(提喩・換喩) 第6回:文章・文体第7回:読点の打ち方第8回:語順第9回:話芸の表現第10回:オノマトペ、指示詞第11回:小説の表現第12回:話し言葉の表現第13回:広告の表現(キャッチコピー) 第14回:広告の表現(ボディコピー)

3.履修上の注意 私語・居眠り・内職・携帯電話の操作等を禁止する。授業中に発問するので、授業には積極的に取り組み参加してほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に配布するレジュメの該当箇所を振り返り、不明な部分があれば授業で質問すること。また、次回の内容についてシラバスを通して確認し、参考文献に目を通しておくこと。具体的な課題を授業中に指示することがある。

5.教科書 特に定めない。教材プリントを毎回配布する。

6.参考書 毎回教材プリントに記載する。

7.成績評価の方法 授業での発言と貢献度・提出課題で20%、試験の成績80%で評価する。 履修者数によっては、定期試験期間中から授業期間中に変更して試験を行う場合があります。

8.その他 授業後は実作等を通して授業内容の習得に努めること。

和泉

科目ナンバー:(CO)LIN131J 科目ナンバー:(CO)LIN131J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 13 2020/03/15 15:07:58

Page 14: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 14 ― ― 15 ―

日本近代文学A 永井 善久

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 明治期の文学の展開を、日本が国民国家として成立するプロセスと関連させて講じます。また文学が自律的な領域として成長する様相を、具体的な作品を取り上げて説明します。受講生は歴史のダイナミズムを理解するよう努めてください。 各自が独自の視点からテクストを読むことを目標とします。

2.授業内容第1回 a 明治期の文学について(概説)第2回 明治初年代の文学第3回 明治十年代の文学(1) 政治小説など第4回 明治十年代の文学(2) 「小説神髄」など第5回 明治二十年代の文学(1)「浮雲」など第6回 明治二十年代の文学(2)硯友社など第7回 明治三十年代の文学(1)前期自然主義など第8回 明治三十年代の文学(2)「破戒」など第9回 明治四十年代の文学(1)田山花袋など第10回 明治四十年代の文学(2)正宗白鳥など第11回 明治四十年代の文学(3)島村抱月など第12回 大正文学の萌芽第13回 文学表現と映像表現の比較第14回 明治期の文学について(まとめ)

3.履修上の注意 日本史の知識は多少必要です。講師自身が(特に夏場は)授業中に水分を大量摂取するので、受講生の水分補給は禁止しません。ただし授業中の携帯・スマホ使用(メールなども含む)、目に余る私語、内職などは禁止致します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業で解説した作品は積極的に読みましょう。

5.教科書 『歌行燈・高野聖』 泉鏡花著 (新潮社)。その他はレジュメを配布します。

6.参考書 レジュメを配布します。

7.成績評価の方法 授業への取り組み 30%(授業を半分以上欠席した場合は、期末試験の如何にかかわらず不可となります)

 期末試験 70%

8.その他 特になし。

和泉

日本近代文学B 永井 善久

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 メディアの成長、大衆の台頭の中で〈志賀直哉〉の作家表象がどのように変遷したかを講じます。特にいわゆる円本時代の志賀の動向に重点をおいた講義を展開します。 志賀直哉は「小説の神様」とまで評された作家であるにもかかわらず、案外作品が読まれていません。履修生が独自の視点で志賀作品を読むことを目標とします。

2.授業内容第1回a 〈志賀直哉〉を学ぶことの意味第2回 志賀直哉に関する伝記的説明(幼少期)第3回 志賀直哉に関する伝記的説明(学習院時代)第4回  志賀直哉に関する伝記的説明(処女作発表前

後)第5回 志賀直哉に関する伝記的説明(『白樺』時代)第6回 文壇のパラダイム・チェンジ第7回  大正十年代の〈志賀直哉〉(1)(「文学」の職

業化・商品化)第8回 大正十年代の〈志賀直哉〉(2)(「雨蛙」など)第9回 〈志賀直哉〉・昭和三年第10回 映画「赤西蠣太」について第11回 問題作「菰野」第12回 「暗夜行路」について第13回 メディアの中の〈志賀直哉〉第14回 〈志賀直哉〉についてのまとめ

3.履修上の注意 春学期同様、水分補給は認めますが、携帯・スマホ使用、私語、内職は禁じます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 志賀直哉に関する知識は不要です。指定された作品は予め読んでおくこと。

5.教科書 『小僧の神様 他十篇』 志賀直哉 (岩波書店) その他レジュメを配布します。

6.参考書 『〈志賀直哉〉の軌跡――メディアにおける作家表象』 永井善久 (森話社)

7.成績評価の方法 授業への取り組み 30%(授業を半分以上欠席した場合は、試験を受けても不可となります)

 期末試験 70%

8.その他 カルチュラル・スタディーズを僭称するのはおこがましいですが、最新の研究をわかりやすく解説するよう心がけます。

和泉

科目ナンバー:(CO)LIT111J 科目ナンバー:(CO)LIT111J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 14 2020/03/15 15:07:58

Page 15: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 14 ― ― 15 ―

日本近代文学A 西山 春文

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 世界で最も短い詩=俳句。その17音の特質を考察することを目的とする。さらには、俳句について考察するだけでなく実際に俳句を作り、お互いの作品を鑑賞し合う中から日本語の魅力と特徴を再認識してもらいたい。 また、俳句を育んできた日本の自然観・季節観についても改めて考察してゆく。 毎回の講義の前半に、その折々の季節に関する話題(時候・天文・行事・動植物など)とそれを扱った詩歌を紹介する。後半は下記のテーマに沿った講義と実作を行う。 また、本学落研出身落語家による高座を見て聞いて、我が国の言葉と季節観・文化について考えて貰う機会も設定する予定。2.授業内容第1回:文学って何ですか?詩って何ですか?第2回:俳句の魅力第3回:俳句の発生と歴史第4回:切れと切れ字第5回:季語・季題第6回:一物仕立てと取り合わせ第7回:写生―自然観察からの出発第8回:写生を超える―真理の探求第9回:効果的な表現・表記第10回:俳句実作第11回:互選と講評第12回:日本の四季・日本の文化第13回:落語に学ぶ日本の言葉と季節観第14回:まとめ3.履修上の注意 これまで文学や俳句に関心のなかった者でも充分理解できる講義を行っていくが、句作を初めとする何らかの作業を行ってもらう参加型の授業となるので、毎回必ず出席した上で、指示に従い作業・提出する必要がある。講義に出席していないと単位取得は難しい。 欠席・遅刻・講義中の入退出や授業中の私語・携帯の操作等は厳禁。 単位取得のみを目的とする者の受講は、熱心な受講生の邪魔になるので、あらかじめお断りする。4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義内容、配布プリントの内容を復習しつつ、自分の身の回りの自然や季節の移ろいを凝視しておくこと。できればそれを言葉にしておくことが望ましい。

5.教科書 教科書に代えてプリントを配布予定。

6.参考書 特に定めないが、必要に応じて紹介する。

7.成績評価の方法 提出物30%、期末試験70%による総合評価とする。

8.その他 初回の講義で受講にあたっての諸注意をするので必ず出席すること。なお、受講者数・受講者の興味等によって講義・進め方・評価方法等を変更する場合もある。

和泉

日本近代文学B 西山 春文

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 世界で最も短い詩=俳句。その17音の特質を考察することを目的とする。さらには、俳句について考察するだけでなく実際に俳句を作り、お互いの作品を鑑賞し合う中から日本語の魅力と特徴を再認識してもらいたい。 また、俳句を育んできた日本の自然観・季節観についても改めて考察してゆく。 毎回の講義の前半に、その折々の季節に関する話題(時候・天文・行事・動植物など)とそれを扱った詩歌を紹介する。後半は下記のテーマに沿った講義と実作を行う。 また、本学落研出身落語家による講座を見て聞いて、我が国の言葉と季節観、文化について考えて貰う機会も設定する予定。2.授業内容第1回:俳句再入門第2回:正岡子規(その生き方)第3回:正岡子規(その随想と俳句作品)第4回:正岡子規(映像に見る子規の苦闘)第5回:高浜虚子第6回:河東碧梧桐第7回:夏目漱石・芥川龍之介の俳句第8回:種田山頭火第9回:尾崎放哉第10回:その他の俳人第11回:俳句実作第12回:互選と講評第13回:落語に学ぶ日本の言葉と文化第14回:まとめ3.履修上の注意 これまで文学や俳句に関心のなかった者でも充分理解できる講義を行っていくが、句作を初めとする何らかの作業を行ってもらう参加型の授業となるので、毎回必ず出席した上で、指示に従い作業・提出する必要がある。講義に出席していないと単位取得は難しい。 欠席・遅刻・講義中の入退出や授業中の私語・携帯の操作等は厳禁。 単位取得のみを目的とする者の受講は、熱心な受講生の邪魔になるので、あらかじめお断りする。4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義内容、配布プリントの内容を復習しつつ、自分の身の回りの自然や季節の移ろいを凝視しておくこと。できればそれを言葉にしておくことが望ましい。

5.教科書 教科書に代えてプリントを配布予定。

6.参考書 特に定めないが、必要に応じて紹介する。

7.成績評価の方法 提出物30%、期末試験70%による総合評価とする。

8.その他 初回の講義で受講にあたっての諸注意をするので、必ず出席すること。なお、受講者数・受講者の興味等によって講義・進め方・評価方法等を変更する場合もある。

和泉

科目ナンバー:(CO)LIT111J 科目ナンバー:(CO)LIT111J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 15 2020/03/15 15:07:58

Page 16: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 16 ― ― 17 ―

日本古典文学A 中村 成里

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 昨今、歴史認識についての紛々たる議論が為されているが、そのような歴史認識の相違は近現代史に始まったことではない。 平安期における文学作品には『栄花物語』『大鏡』を始めとする歴史物語が存在した。これらの作品を単なるフィクションの物語と断じる向きもあるが、実在する人物が登場し、ある程度事実に沿って話題が展開していることを鑑みれば、完全なフィクションではないことは明白である。むしろ、事実との相違をどう捉えるかが重要であって、なぜ事実と異なる記述が為されたのかを解き明かすことが作品の構成原理の解明に近づくのではないか。 本講義では、『栄花物語』『大鏡』における天皇と藤原氏に関する記述を中心に読み進めながら、この二つの作品の論理を読み解くことを目的とする。講義を通じて、平安期ひいては鎌倉期において、藤原道長以前の時代をどのように対象化したのかを考えていきたい。今回は、特に藤原師輔とその周辺の人物を取り上げる。 なお、日本史学の講義ではなく、あくまで歴史物語(日本古典文学)を主に講義することを附言する。よって、作品中に見られる難解な表現や引用された和歌、漢詩についても適宜解説する。

2.授業内容第1回 『栄花物語』『大鏡』についての概略第2回 村上天皇/藤原師輔/後世の師輔評価第3回 『拾遺和歌集』『蜻蛉日記』のなかの村上天皇第4回 藤原師輔の子どもたち――藤原登子第5回 『大鏡』『栄花物語』のなかの村上天皇第6回 『大鏡』のなかの藤原師輔、藤原安子第7回 藤原師輔の享受史第8回 藤原師輔の結婚―-内親王との婚姻第9回 冷泉天皇と永平親王第10回 冷泉天皇と花山天皇第11回 天皇のスキャンダル第12回 安和の変をめぐる歴史物語/日記第13回 『大鏡』の構造第14回 なぜ続編は作られるのか

3.履修上の注意 私語及び携帯電話の操作、内職等は禁止する。真摯な態度で授業に臨むこと。指定のリアクションペーパーを一人一枚、毎時間提出してもらう。他の受講生に迷惑をかけるような行為をする者には、特に厳しく注意をする。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に配布するテキスト、pptのハンドアウトを復習に使用して試験に臨んでほしい。あらかじめ予習しておくと講義が理解しやすくなるので、予習を推奨する。

5.教科書 教科書は使用しない。授業中にプリントを配布する。

6.参考書 使用しない。

7.成績評価の方法 遅刻・欠席、授業中の内職や理由のない度重なる出入室、携帯電話の操作、ゲーム等、授業態度の悪い場合は減点の対象となる。2/3以上の出席がない場合は単位を認めない。授業への提出物(リアクションペーパーを含む)参加貢献度40%、試験60%で評価する。初回の授業に必ず出席し、評価方法の詳細を聞くこと。

8.その他 この講義のみの履修でも構わないが、春学期の「日本古典文学B」とセットで履修すると、より理解が深まる。

和泉

日本古典文学B 中村 成里

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 古典とは元来高等学校で履修した科目をさすのではない。権威を付与された書物を古典という。古典となる条件は2つある。まず1つ目は異本が生じ、その結果本文の検討が為されること、2つめは注釈書が成立することである。その条件に早くから合致した前近代作品はいくつか存在するが、現代においても映画やテレビ等の映像作品、舞台、漫画や小説でリメイクされ続ける代表的な作品は『源氏物語』であろう。 なぜ『源氏物語』は1000年の時を経過しても人々に支持され続けるのか。また、なぜ我々は『源氏物語』を読む時に「面白い」と感じるのか。 これを突き詰めていくと、自分は何に心を惹かれ、何に嫌悪するのかという自己との対話に結びつくことに気がつくであろう。また、物語の背後に存在する膨大な知の集積に圧倒される。例えば歴史上の人物がモデルになっていたり、『古今集』の和歌などが随所に鏤められていたり、中国の故事までが引用されていたり、仏教の経文が引用されている場面もある。 本講義では『源氏物語』のあらすじを理解するのみならず、物語のなかのことばがどのような言語状況の中から選び取られていたのかを読み解いていきたい。また、平安時代の風俗などの文化史や政治状況も、受験勉強から離れた今、改めて別の角度から楽しんで学び直してもらいたいと願っている。 なお、本講義の到達目標は以下の通りである。(1)『源氏物語』「葵」巻の概要を理解する。(2)『源氏物語』に描かれた平安時代の風俗を理解する。(3)現代文学、文化における古典文学享受の様相を理解する。

2.授業内容第1回: 『源氏物語』について、物語の概略第2回: 「葵」巻の冒頭第3回: 車争い第4回: 少納言と源典侍の和歌第5回: 物の怪と葵上第6回: 六条御息所の生き霊第7回: 魂の遊離第8回: 葵上の死第9回: 人々の悲しみとその表現第10回: 女房たちの悲しみ第11回: 漢詩と和歌の哀傷表現第12回: 若紫との新枕第13回: 正月の風景第14回: 「賢木」巻の導入

3.履修上の注意 私語及び携帯電話の操作、内職等は禁止する。真摯な態度で授業に臨むこと。指定のリアクションペーパーを毎時間、一人一枚提出してもらう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 あらかじめ下記の教科書を現代語訳でよいので読み、授業後にはハンドアウト等に目を通しておくと、授業の理解がさらに深まる。

5.教科書柳井滋ほか校注『源氏物語(二)』(岩波文庫)2017年11月※毎回使用するので必ず購入すること。

6.参考書 使用しない。

7.成績評価の方法 遅刻・欠席、授業中の内職や理由のない度重なる出入室、携帯電話の操作、ゲーム等、態度の悪い場合は減点する。2/3以上の出席がない場合は単位を認めない。授業への提出物(リアクションペーパーを含む)参加貢献度40%、試験60%で評価する。初回の授業に必ず出席し、評価方法の詳細を聞くこと。

8.その他 この講義のみの履修でも構わないが、春学期の「日本古典文学A」とセットで履修すると、より理解が深まる。

和泉

科目ナンバー:(CO)LIT111J 科目ナンバー:(CO)LIT111J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 16 2020/03/15 15:07:58

Page 17: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 16 ― ― 17 ―

日本古典文学A 武田 比呂男

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 今のわたしたちが抱える問題であり、また永遠の問題ともいえるもののひとつに人間の死ということがあります。近代科学の発達によって、人間の寿命は長くなったものの、来世・あの世などの死後の世界が否定されたことで、死は絶対的な虚無となり、生きることの意味合いも大きく変容しました。現代のわれわれにとっての死と生の問題をとらえかえすために、日本の古典文学を読み、近代以前の日本人の死と生のありようを掘り下げて考えます。

《授業の概要》 この授業では、古事記の神話の概要を理解し、古代日本人がどのように死と生を把握していたかを探ります。

2.授業内容(1)日本神話の中の生と死(2)神話とは何か(3)古事記と日本書紀(4)世界のはじまり(5)火の起源の神話(6)黄泉国訪問(7)三貴子誕生(8)天石屋戸籠り(9)オホゲツヒメと死体化生(10)因幡の白ウサギ神話(11)根之堅洲国訪問(12)国譲り神話(13)天孫降臨と海神国訪問(14)aまとめ b試験

※講義の内容や順序は必要に応じて変更することがあります。3.履修上の注意 全回出席をとります。遅刻、欠席をしないでください。年間数回の読書レポート、授業時には感想・意見などの小レポートを課すので、積極的に参加することが必要です。古典文学といっても高校までのような文法中心の授業ではありません。古代の人びとが何を考えてきたかを作品を通して理解する授業です。4.準備学習(予習・復習等)の内容

【事前予習】テキストの各回の該当する範囲を事前に読み、語句や内容について調べておいてください。

【事後学修】講義のノート、配布プリントをもとに、授業内容を振り返って整理し、分からないことなどを調べてください。興味関心をもったことは発展的に調べたり、関連する参考図書を読むなどしてください。

5.教科書 『古事記』のテキストを用意してください。テキストについては授業時に説明します。6.参考書 参考文献は授業中必要に応じて紹介します。7.成績評価の方法 筆記試験7割、レポート・提出物など3割、60点以上を合格とします。8.その他

和泉

日本古典文学B 武田 比呂男

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標及びテーマ》 今のわたしたちが抱える問題であり、また永遠の問題ともいえるもののひとつに人間の死ということがあります。近代科学の発達によって、人間の寿命は長くなったものの、来世・あの世などの死後の世界が否定されたことで、死は絶対的な虚無となり、生きることの意味合いも大きく変容しました。現代のわれわれにとっての死と生の問題をとらえかえすために、日本の古典文学を読み、近代以前の日本人の死と生のありようを掘り下げて考えます。

《授業の概要》 この授業では、奈良時代から平安時代にかけての古典文学作品(万葉集・日本霊異記・往生要集など)を読み、古代日本人がどのように死と生を把握していたかを探ります。2.授業内容

(1)イントロダクション(2)万葉集のうたと生活(3)殯宮儀礼と挽歌(4)万葉集の夢と霊魂(5)大伴旅人の讃酒歌(6)大伴旅人と神仙思想(7)山上憶良の貧窮問答歌(8)因果応報の思想(9)『霊異記』の冥界と黄泉国(10)『霊異記』の畜類償債譚(11)『霊異記』の霊魂観(12)『往生要集』の地獄と極楽(13)王朝人の生と死(14)aまとめ b試験

※講義内容や順序は必要に応じて変更することがあります。3.履修上の注意 全回出席をとります。遅刻、欠席をしないでください。年間数回の読書レポート、授業時には感想・意見などの小レポートを課すので、積極的に参加することが必要です。古典文学といっても高校までのような文法中心の授業ではありません。古代の人びとが何を考えてきたかを作品を通して理解する授業です。4.準備学習(予習・復習等)の内容

【事前予習】予告される各回の該当する内容に関わる作品や事項について調べておいてください。

【事後学修】講義のノート、配布プリントをもとに、授業内容を振り返って整理し、分からないことなどを調べて、まとめておきましょう。興味関心をもったことは発展的に調べたり、関連する参考図書を読むなどしてください。5.教科書 特定の教科書は使用しない予定です。開講時に説明します。6.参考書 参考文献は授業中必要に応じて紹介します。7.成績評価の方法 筆記試験7割、レポート・提出物など3割、60点以上を合格とします。8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LIT111J 科目ナンバー:(CO)LIT111J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 17 2020/03/15 15:07:58

Page 18: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 18 ― ― 19 ―

芸術(音楽)A 増野 亜子

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では主に舞踊・音楽・演劇をとりあげ、世界のさまざまな地域の音楽を、社会的な背景や歴史的文脈との関係から文化として理解する。春学期は声の表現および信仰や儀礼と音楽・芸能の関係を中心に講義する。

2.授業内容第1回:音楽を文化として理解する第2回:歌と共同体 第3回:合唱と身体運動第4回:子守歌第5回:メリスマ的な歌唱法第6回:物語と歌第7回:イスラムと音楽第8回:イスラム神秘主義と音楽第9回:ヒンドゥーと音楽第10回:芸能と治療第11回:音楽と自然 動物と人間第12回:音楽と自然 環境と人間第13回:声による自然の模倣第14回:声の特殊な技法

3.履修上の注意 五線譜が読めなくても楽器が演奏できなくても履修に問題なし。 なお当授業ではパワーポイントを使用するが、授業中のスライド撮影は特別な理由がない限り、原則として禁止。なお教科書の構成どおりに進行するわけではなく、教科書にない内容も講義する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習は必要ないが、復習・事後学習として、授業内で紹介するイヴェント(展覧会やコンサートなど)、視聴覚資料、図書などから積極的に学び、講義内容の理解を深めてほしい。

5.教科書 増野亜子「声の世界を旅する」 (音楽之友社)

6.参考書 その都度授業中に触れる。

7.成績評価の方法 期末試験の結果100%

8.その他

駿河台

芸術(音楽)B 増野 亜子

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 世界のさまざまな地域の音楽を、社会的な背景や歴史的文脈との関係から文化として理解する。秋学期は楽器という観点から講義する。

2.授業内容第1回:楽器を文化として理解する第2回:自然環境と楽器の素材第3回:弦楽器の旅 琵琶編第4回:弦楽器の旅 中南米編第5回:木琴の旅第6回:軍楽とブラスバンド トルコとヨーロッパ第7回:軍楽とブラスバンド 植民地主義第8回:インドネシアの音楽と舞踊(1)第9回:インドネシアの音楽と舞踊(2)第10回:ピアノとピアノの先祖たち第11回:生活用品と楽器第12回:武術と音楽第13回:楽器と身体第14回:楽器と身体(2)

3.履修上の注意 五線譜が読めなくても楽器が演奏できなくても履修に問題なし。 なお当授業ではパワーポイントを使用するが、授業中のスライド撮影は特別な理由がない限り、原則として禁止。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習は必要ないが、復習・事後学習として、授業内で紹介するイヴェント(展覧会やコンサートなど)、視聴覚資料、図書などから積極的に学び、講義内容の理解を深めてほしい。

5.教科書 とくになし。

6.参考書 その都度授業中に触れる。

7.成績評価の方法 期末試験の結果100%

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)ART341J 科目ナンバー:(CO)ART341J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 18 2020/03/15 15:07:58

Page 19: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 18 ― ― 19 ―

芸術(美術)A 千葉  慶

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 今期は、日本の視覚文化と題して、古代から現代までの日本の歴史を、視覚文化(美術、映画、マンガ、アニメなど)の具体的作品の読解を通して学ぶ。歴史学は単に文献に残されたものだけで語られるものではない。日常を生きていれば誰もが気づくように、文献に記録されない事柄の方が日々多いはずである。視覚文化はそのすべてを網羅するわけではないが、記録に残りにくいその時代の「心性」を刻んでいる。この授業では、文献だけでは見えない歴史の諸相を学んで行ければと思う。2.授業内容1) 視覚文化の読解を通して歴史を学ぶということ 

イントロダクション2)王朝絵巻を読む1 信貴山縁起絵巻3)王朝絵巻を読む2 伴大納言絵巻4) かつて「源頼朝像」と呼ばれた肖像 肖像画の政

治学5)異形の王権 後醍醐天皇肖像画の謎6) 「日本美術」制度の成立 その1 「美術」の出発

1 万博と「美術」7) 「日本美術」制度の成立 その2 「美術」の出発

2 工部美術学校8) 「日本美術」制度の成立 その3 「伝統」の創出

1 文化財の誕生9) 「日本美術」制度の成立 その4 「伝統」の創出

2 岡倉天心とフェノロサ10) 「日本美術」制度の成立 その5 アカデミズムの

成立1 日本美術史の誕生11) 「日本美術」制度の成立 その6 アカデミズムの

成立2 歴史画論争と裸体画論争12) 「崖の上のポニョ」を読む 現代日本社会とロマン

ティックラブ13)「崖の上のポニョ」と現代美術14)ロマンティックラブの相対化 岡崎京子を読むただし、ここに挙げたものはあくまでも2019年12月現在の予定である。授業準備の過程で若干の変更の可能性があることを承知されたい。3.履修上の注意 一回一回の講義における「読み」の実例を他人事(昔の話)として捉えるのではなく、現代に生きる自分の身の周りの視覚表象を捉えるヒントとして捉え返しつつ、聞いてもらいたい。なお、上記の授業内容は昨年度の実施状況に則したものであり、進捗しだいでずれ込むことや大幅な内容変更がありうる。受講に関しては、私語をつつしみ真摯な態度を臨むことを希望する。コメントペーパーを白紙(あるいは講義を聞かなくても書けるような内容のないコメント、3行以下のコメント)で提出したものについては、出席点を認めない。また、どのような理由があろうと、公欠は認めない。通常の欠席と同格と扱う。4.準備学習(予習・復習等)の内容 配布されたプリントをもとに、予習・復習を行うこと。参考文献もプリントに記載する。配布方法はohmeijiシステムを用いる。5.教科書 とくに指定しない。6.参考書 講義中に配布するプリントにて指示する。7.成績評価の方法 平常点60%、レポート40%8.その他 文学部開講の日本美術史と一部重複する。

駿河台

芸術(美術)B 新保 淳乃

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標西洋美術が描く世界像 ヨーロッパ文化は「世界」をどのように把握しイメージしてきたのか。世界の始まりと終わり、自然と文明、生と死などの主要テーマに沿って、西洋美術に描かれた世界像を考察します。美術を通してヨーロッパの歴史文化への関心と知識を深め、広い視点から現代世界と向き合う力を養うことを目指します。

2.授業内容第1回:a趣旨説明 bディスクリプションについて第2回:世界の始まり第3回:人類・文明・罪の始まり第4回:時間(1)時の観念第5回:時間(2)人間の時間第6回:自然(1)豊穣の源・四季第7回:自然(2)田園と都市第8回:自然(3)風景第9回:世界図(1)世界地図第10回:世界図(2)異界第11回:死と終末(1)メメント・モリ第12回:死と終末(2)墓のイメージ第13回:死と終末(3)最後の審判第14回:aまとめ b最終試験(筆記)と解説*講義の進行によって変動の可能性あり

3.履修上の注意 パワーポイントで図像を投影しながら講義します。毎回、内容に関するコメントを書いていただくほか、適宜、図像の読み取り(ディスクリプション)への参加を求めるので、積極的に授業に参加できるよう準備学習に努めてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 図像の読解力をつけるため、レジュメの見直しをして講義中に提示する参考文献に目を通すほか、展覧会や美術全集などを観て西洋美術に親しむ機会を増やしてください。最終回の後半に論述式の最終試験を行うので、普段から関心を持って参考文献にあたるなど準備してください。

5.教科書 とくになし。講義レジュメを配布します。

6.参考書 『西洋美術解読事典』ジェームズ・ホール(河出書房新社);『西洋美術史ハンドブック』高階秀爾・三浦篤編(新書館);若桑みどり『イメージの歴史』(放送大学教材、2000年);『ナショナル・ギャラリー・ポケットガイド 風景画』(ありな書房);多木浩二『ヨーロッパ人の描いた世界:コロンブスからクックまで』(岩波新書);フィリップ・アリエス『死を前にした人間』(みすず書房) その他、講義中に提示します。

7.成績評価の方法 授業への参加度40%、筆記試験60%

8.その他 毎回の出席確認を兼ねて、コメントを書いていただきます。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ART311J 科目ナンバー:(CO)ART311J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 19 2020/03/15 15:07:58

Page 20: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 20 ― ― 21 ―

法学A 設楽 浩吉

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標大学生として、当然に理解しておくべきである基本的な法的知識を分かりやすく講義するもので、そして、今後も社会人として自立する上で常識ともいえる内容の必須の法的な知識を身に着け、幸福追求をはじめとする自己実現を図るための法的修得を目標とするものです。大学生のキャンパスライフを軸としながら、生じ得る様々なトラブル(紛争)をスムーズに解決するための知識・ルールとして、法(各種の法律)を学んで、将来のより良い人生に活かそうではありませんか。

2.授業内容第1回: イントロダクション、講義概要、教科書・参

考書、試験等について第2回:社会のルールと法(法律)第3回:法の解釈第4回:法の領域第5回: 民法総則その1、私法の一般法としての民法、

民法の構成・体系第6回: 民法総則その2、権利と義務、権利の変動、

法律行為・意思表示第7回:物権法、物権法定主義、物権の種類・効力第8回:債権法その1、契約法第9回:債権法その2、不法行為第10回:家族法、親族法と相続法第11回:行政法第12回:憲法第13回:刑法・刑事訴訟法第14回:まとめと試験

3.履修上の注意ほぼテキスト(教科書)通りに講義が進むので、講義内容に該当するテキスト部分は前もって、読んでおくことが望まれる。そして、読んで分からないことは授業中に質問すれば、積極的に講義に参加することにもなるし、質問は大いに歓迎するので、良い評価にもつながる。定期試験は当然やる予定ですが、期末前の課題(レポート)提出もあり得る。

4.準備学習(予習・復習等)の内容上にも書いたように、講義前にテキスト該当箇所の講義概要をしっかりと読んで把握しておく予習が大事です。復習用にノートにまとめておくことも、定期試験で役立つので必要かと思います。

5.教科書長沼建一郎『大学生のための法学ーキャンパスライフで学ぶ法律入門』(法律文化社、2018年12月、定価2,700円)

6.参考書図書館で法学関係の書籍は多数あるので、各自手に取って、借りてみるなり、読んでみて欲しい。

7.成績評価の方法定期試験を予定しています。一応、100点満点で各種国家試験や公務員試験等で出題された法学内容の過去問を考えています。記述式の問題もあるかと思います。質問も評価の対象とするし、期末前の課題(レポート)提出があれば、当然それも評価の対象とします。

8.その他毎回になるかどうかは分かりませんが、ときにプリント配布があり、それに即しての講義もあると思います。

和泉

法学B 設楽 浩吉

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標大学生として、当然に理解しておくべきである基本的な法的知識を分かりやすく講義するもので、そして、今後も社会人として自立する上で常識ともいえる内容の必須の法的な知識を身に着け、幸福追求をはじめとする自己実現を図るための法的修得を目標とするものです。生じ得る様々な法的なトラブル(紛争)をスムーズに解決するための知識・ルールとして、法(各種の法律)を学んで、将来のより良い人生に活かそうではありませんか。

2.授業内容第1回: イントロダクション、講義概要、教科書・参

考書、試験等について第2回:法と法の適用第3回:新しい人権ー幸福追求と法ー第4回:法の下の平等第5回:思想・良心の自由・信教の自由・学問の自由第6回:表現の自由第7回:民法の原理第8回:物権と債権第9回:債権の」対外的効力・行為能力と意思表示第10回:家族法、親族法と相続法第11回:刑法の基礎理論第12回:不作為犯・錯誤・正当防衛・過剰防衛第13回:責任阻却事由・共犯と間接正犯第14回:まとめと試験

3.履修上の注意ほぼテキスト(教科書)通りに講義が進むので、講義内容に該当するテキスト部分は前もって、読んでおくことが望まれる。そして、読んで分からないことは授業中に質問すれば、積極的に講義に参加することにもなるし、質問は大いに歓迎するので、良い評価にもつながる。定期試験は当然やる予定ですが、期末前の課題(レポート)提出もあり得る。

4.準備学習(予習・復習等)の内容上にも書いたように、講義前にテキスト該当箇所の講義概要をしっかりと読んで把握しておく予習が大事です。復習用にノートにまとめておくことも、定期試験で役立つので必要かと思います。

5.教科書中西俊二『テキスト 法学(第4版)』(大学教育出版、2018年4月、定価1,800円)

6.参考書図書館で法学関係の書籍は多数あるので、各自手に取って、借りてみるなり、読んでみて欲しい。

7.成績評価の方法定期試験を予定しています。一応、100点満点で各種国家試験や公務員試験等で出題された法学内容の過去問を考えています。記述式の問題もあるかと思います。質問も評価の対象とするし、期末前の課題(レポート)提出があれば、当然それも評価の対象とします。

8.その他毎回になるかどうかは分かりませんが、ときにプリント配布があり、それに即しての講義もあると思います。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAW111J 科目ナンバー:(CO)LAW111J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 20 2020/03/15 15:07:58

Page 21: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 20 ― ― 21 ―

法学A 平松 直登

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】法学入門として、法学の基本的思考方法等を説明し、法学の全体像(鳥瞰図)を通じて各法分野の位置づけを示した上で、民事法・刑事法の基本原理について概論を行う。

【到達目標】(1)法制度を体系的に理解し、基礎的な知識(基本的概念・専門用語)を説明できること、(2)法学の基本的思考方法を身につけることができること、(3)上記を踏まえて、法的な諸問題を自ら分析・検討できること、を目標とする。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:法学とは何か/種々の法形式第3回:法学の基本的思考方法第4回:法学の全体像(鳥瞰図)第5回: 民事法概論(1)-権利能力平等の原則、所

有権絶対の原則第6回:民事法概論(2)-私的自治の原則第7回:民事法概論(3)-会社法の基礎知識第8回:民事法概論(4)-民事訴訟法の基礎知識第9回:民事法概論(5)-基本判例を読む第10回:刑事法概論(1)-刑事法の基本的考え方第11回:刑事法概論(2)-犯罪論の基本構造第12回:刑事法概論(3)-刑事訴訟法の基礎知識第13回:刑事法概論(4)-基本判例を読む第14回:春学期まとめ*授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意法学の予備知識は特に必要としないが、六法は必ず持参すること。

「法学B」も併せて履修することが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に、レジュメ等の該当箇所に目を通し、引用されている条文やわからない言葉があれば、六法や辞典(たとえば、高橋和之ほか編集代表『法律学小辞典〔第5版〕』(有斐閣、2016年))等を参照すること。また、授業中に配布するレジュメや参考文献の該当箇所を振り返り、レジュメにある「確認問題」を解いた上で、翌週の授業に臨み、不明な部分があれば質問をすること。

5.教科書『法学六法 20』池田真朗ほか編集代表(信山社)

6.参考書『現代実定法入門』原田大樹 (弘文堂)

7.成績評価の方法期末試験(70%)、授業への参加態度/リアクション・ペーパー等(30%)

8.その他

和泉

法学B 平松 直登

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】日本国憲法の基本原理について、国政を行うための機構が憲法上どのように設計されているかを把握した上で、憲法の保障する人権について深い理解を得ることが可能となるような授業を行う。

【到達目標】(1)憲法学上の基礎的な知識(基本的概念・専門用語)を説明できること、(2)憲法学の基本的思考方法を身につけることができること、(3)日本国憲法がすべての国民を「個人として尊重」している意義を踏まえて、現実の憲法に関する諸問題を自ら分析・検討できること、を目標とする。2.授業内容第1回:イントロダクション/憲法の基礎知識第2回:日本国憲法の歴史と構成/憲法改正第3回:国民主権と象徴天皇制第4回:平和主義第5回:国会/財政第6回:内閣/地方自治第7回:裁判所第8回:基本的人権(総論)第9回:法の下の平等第10回: 精神的自由(1)-思想・良心の自由、信教

の自由・政教分離第11回:精神的自由(2)-表現の自由、学問の自由第12回:経済的自由/人身の自由第13回:社会権/参政権・国務請求権第14回:秋学期まとめ*授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意法学の予備知識は特に必要としないが、教科書は必ず持参すること。

「法学A」も併せて履修することが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に、シラバスを参考とし、各回の授業内容に該当する教科書のページに目を通しておくこと。また、教科書および授業中に配布するレジュメ等の該当箇所を振り返り、レジュメにある「確認問題」を解いた上で、翌週の授業に臨み、不明な部分があれば質問をすること。

5.教科書『グラフィック憲法入門〔補訂版〕』毛利透(新世社)

6.参考書『図録 日本国憲法』 斎藤一久・堀口悟郎編 (弘文堂)

7.成績評価の方法期末試験(70%)、授業への参加態度/リアクション・ペーパー等(30%)

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAW111J 科目ナンバー:(CO)LAW111J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 21 2020/03/15 15:07:59

Page 22: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 22 ― ― 23 ―

アジア史A 鳥居  高

2単位 春学期1・2年次1.授業の概要・到達目標タイトル「海から見た東南アジア史」

(1) 授業の概要 本授業では、日本の経済・社会と深く結びついている東南アジアの歩みを取り上げる。高校までの社会科では、日本史と世界史という2つのアプローチを取っているために、東南アジア地域への言及がきわめて少ない。それはこの地域が歴史的に重要性を持っていなかったことを意味するものではない。14世紀から16世紀にかけて、この地域は世界経済の中心の1つであった。特に、現在のマレーシア、インドネシアなど島嶼(とうしょ)部東南アジアは、「東西貿易」の中心として繁栄した。この世界はイスラーム世界であると同時に、歴史的に見れば「海による経済活動」すなわち貿易がその歴史のダイナミズムを生み出してきた。東南アジア世界を概観し、その世界に親しむとともに、16世紀までの歩みを貿易活動、イスラームに焦点を当てて、講義を行う。中心テーマとしては、港市国家、香辛料貿易、イスラーム、技術、多民族社会である。

(2)到達目標 第1に、島嶼部東南アジアの歴史的展開を「貿易活動」、「港市国家」などをキーワードにして、そのダイナミズムを理解すること。あわせて、東南アジアのイスラーム世界の基本的な知識を習得すること。そして、現在の東南アジア地域の大きな特徴である「多民族社会」について理解を深めることを目標とする。2.授業内容第1回:東南アジア世界とは?:2つの世界第2回:東南アジア地域概念の成立第3回:東南アジア研究のパイオニアたち第4回:「海から見た東南アジア」:モンスーンと船第5回:イスラーム化以前の東南アジアと研究<1>:初期南海貿易第6回: イスラーム化以前の東南アジアと研究<2>:扶南王国とシュ

リービジャヤ王国第7回:仏教と東南アジア:古代インドネシア(ジャワ)の諸王国第8回:港市国家論第9回:マラッカ王国と香辛料貿易第10回:マラッカ王国の貿易活動と権力第11回:東南アジアにおけるイスラーム社会の現状第12回:東南アジアにおけるイスラーム化第13回:アジア・太平洋戦争と東南アジア(1)第14回:アジア・太平洋戦争と東南アジア(2)3.履修上の注意 講義では、(1)レジュメや関連資料を配付するとともに、(2)DVDなど映像資料を多用して、実際の東南アジア世界を紹介しながら、講義を進める。また、歴史という「時の流れ」を把握するには、下記の『世界史年表』を用いて横の視点(同時代に何が起きているのか)を確認することが必要である。 また、現代の東南アジアの経済問題に関心がある学生は、3,4年次配当科目である『東南アジア政治経済論』を履修することを奨める。4.準備学習(予習・復習等)の内容

(1)予習 指定した参考図書から講義内容に関わる箇所を指示するので、事前に読んでおき、「わからないこと」「理解できなかったこと」などを明確に見つけ、授業に臨むこと。

(2)復習 レジュメに下記の2種類の発展的参考文献をあげておくので、それらを各自で読み進めること。

[Readings]授業内容に即し、勝授業内容のレベルに応じた参考文献。 授業内容が理解できなかった。聞き逃したなどのために、補足的に読む文献を意味する。

[Further Readings]授業内容に関心を持ち、さらに読み進めて、当該テーマについて理解を深めたい、という学生に紹介する文献。

(3)その他 アジアに関するテレビ番組などを適宜紹介する。特にNHK総合、ETV, BS1、BSプレミアムなどには、良質のドキュメンタリー番組が放映されている。アジア諸国の現状への理解と関心を深めるのには役に立ちます。5.教科書 教科書は特に指定しないが、事前・事後学習教材として、講義にレジュメ・関連資料を配付するので、事前・事後学習に活用するように。6.参考書 『世界史年表』 歴史学研究会 (岩波書店) 『新版 東南アジアを知る事典』 石井米雄他編集 (平凡社)

7.成績評価の方法1. 定期試験(80%):記述及び論述による定期試験(持ち込みは一切

不可)。2. 『授業コメント』(20%):講義期間中、理解度を確認するコメント

を求める(不定期に4回実施)。8.その他 高校での「世界史」の履修の有無は問わない。東南アジア諸国の独立以降の経済発展に関しては3、4年次配当科目「東南アジア政治経済論」で扱う。

和泉

アジア史B 鳥居  高

2単位 秋学期1・2年次1.授業の概要・到達目標タイトル「日本・東南アジア関係史」

(1)授業概要 現在、日本は経済活動や人の交流などさまざまな側面で東南アジア世界と深く関わっている。このような密接な関係は、いつ頃から始まったのであろうか。本講義では、日本と東南アジア関係に焦点を当て、15世紀以降の東南アジアと日本の関係を扱う。主なテーマとしては、戦国時代末期以降の日本人の東南アジアとの関係の始まり、第2に、「からゆきさん」や農園労働者など人的面での(アジア・太平洋戦争以前)戦前の経済活動、さらには、アジア・太平洋戦争における東南アジアと日本、そして戦後の関係など大きく3つである。

(2)到達目標 上記の3つのテーマに関する歴史的な事実の理解と共に、「何故」 という構造的な理由を理解し、現在も含めて、東南アジアと日本との関係について理解力と想像力を持つこと。例えば、戦前に日本人が東南アジアへ移民した歴史的事実を踏まえ、「(現在)人が国境を越えて移動する」ことをどのように考えればいいのか、その構造的な理由を理解することが目標である。

2.授業内容第1回:日本と東南アジアの様々なつながり第2回:日本と東南アジアの関係史:「第1期」の概観第3回:明の朝貢・冊封体制と東アジア国際関係:後期倭寇の出現第4回:中継貿易基地としての琉球王国第5回:ヨーロッパ勢力の進出と傭兵としての日本人第6回:初期貿易活動と日本人町:朱印船貿易を中心に第7回: 日本と東南アジアの関係史:「第2期」アジア・太平洋戦争以

前の日本人移民第8回:からゆきさんと東南アジア第9回:日本人の経済活動:ゴム農園、リクシャ第10回:もう一つの「12月8日」第11回:日本軍政と東南アジア(1)第12回:日本軍政と東南アジア(2)第13回: 日本と東南アジアの関係史:「第3期」戦後賠償と国交樹立(1)第14回:戦後賠償と国交樹立(2)3.履修上の注意 講義内では、レジュメや関連資料を配付するとともに、DVDなど映像資料を多用して、実際の東南アジア世界を紹介しながら、講義を進める。また、歴史という「時の流れ」を把握するには、下記の『世界史年表』を用いて横の視点(同時代に何が起きているのか)を確認することが必要である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容(1)予習 事前に講義内容に関わる参考図書を事前に読んでおき、「わからないこと」「理解できなかったこと」などを明確に見つけ授業に臨むこと。

(2)復習 レジュメに下記の2種類の発展的参考文献をあげておくので、それらを各自で読み進めること。

[Readings]授業内容に即し、勝授業内容のレベルに応じた参考文献。 授業内容が理解できなかった。聞き逃したなどのために、補足的に読む文献を意味する。

[Further Readings]授業内容に関心を持ち、さらに読み進めて、当該テーマについて理解を深めたい、という学生に紹介する文献。

(3)その他 アジアに関するテレビ番組などを適宜紹介する。特にNHK総合、ETV, BS1、BSプレミアムなどには、良質のドキュメンタリー番組が放映されている。アジア諸国の現状への理解と関心を深めるのには役に立ちます。

5.教科書 教科書は特に指定しない。事前・事後学習教材として参考文献をレジュメ・関連資料を配付し、それらを用いる。6.参考書 『世界史年表』歴史学研究会 (岩波書店) 『東南アジアを知るための50章』 東京外国語大学 (明石書店)★高校までの年表ではなく、この年表を使用する。7.成績評価の方法1. 定期試験(70%):記述及び論述による定期試験(持ち込みは一切

不可)。2. 『授業コメント』(30%):講義期間中、3つの時期ごとに確認する

コメントを求める。8.その他1. 高校での「世界史」の履修の有無は問わない。独立以降の経済発展

に関しては3、4年次配当科目「東南アジア政治経済論」で扱う。2.アジア史Aの履修は必ずしも必要ではない。

和泉

科目ナンバー:(CO)HIS121J 科目ナンバー:(CO)HIS121J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 22 2020/03/15 15:07:59

Page 23: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 22 ― ― 23 ―

地理学A 中川 秀一

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標<授業のテーマと概要> 都市化が進んだ社会では、大都市圏が多くの人々の主たる生活舞台となっています。また、都市生活を支えるさまざまな資源を供給してきた農山村は、第一次産業が変容・衰退する中でその姿・役割を変えてきています。地域や地域間の関係の変化はどのように生起し、私たちの身のまわりの空間をどう変えてきたのでしょうか。「都市と農村」をテーマに、地域や空間を通じた考え方を講義します。<授業の到達目標> 東京都心の大学から、国土の周辺地域まで見据えることのできる、知的視力を養うことを目指します。

2.授業内容1.イントロダクション-地理学について2.さまざまな生業と空間3.村落の空間構造4.村落構造とその地域性5.市(いち)の成立6.都市の起源について7.農業生産の空間構造8.農村空間の構造変容 9.自然の時間と郊外の起源10.産業の時間と都市の計画11.ベッドタウンとベビーブーマー12.大都市圏の構造変容13.情報化とジェンダーと都市空間14.田園回帰とカウンター・アーバニゼーション

*進行状況などにより講義内容を変更することがあります。3.履修上の注意 商店街や地域の振興、望ましいコミュニティづくり、過疎対策や都市空間の整備…。地域や空間をめぐるさまざまな現在の取り組みに目を向けて、「都市と農村」の文脈から再検討して欲しいと思います。 講義についての連絡をOh-o! Meijiを通じて行います。講義の前に、資料を準備して講義に臨んで下さい。4.準備学習(予習・復習等)の内容講義の前にOh-o!Meijiシステムから資料を配布します。準備し、目を通して講義に臨むようにして下さい。

講義内容に関連したショートレポートを課すことがあります。成績評価には直接関連しませんが、取り組むことで講義内容についてより深く理解することができるので、できるだけ作成するようにしましょう。5.教科書 必要に応じて適宜指示します。6.参考書高柳長直・中川秀一監訳『ルーラル:農村とは何か』農林統計協会石原潤監訳『農村問題と地域計画』古今書院山本健兒『経済地理学入門』原書房

7.成績評価の方法 論述形式の定期試験に基づいて成績評価をします。また、講義内容の理解度を把握するためにショート・レポートを課すことがあり、優れた内容のレポートについては、成績評価に加味することがあります。8.その他

和泉

地理学B 中川 秀一

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標<授業のテーマと概要> 資源の分布とその利用は、人々の活動の地域に影響を与え、それぞれの地域に固有の社会文化や経済活動の基盤となってきました。また、時に重要なコンフリクトの一因となり、紛争や戦争の要因になってきました。他方、資源の不均等な利用は、地域の格差を生む要因となって特定の国や地域に貧困を生み出しており、地球規模で環境問題の深刻化とともに、これまでの資源利用のあり方を国際的な課題として見直すことを迫っています。偏在する資源がグローバルな経済システムの展開の下でどのように利用されてきたのかを考えながら、「資源と環境」をテーマに、日本の産業経済、地域及び地球的課題を講義します。<授業の到達目標> 身のまわりの生活を成り立たせている資源の検討を通じ、地球規模の課題や日本の産業を考える手がかりを得ることを目指します。2.授業内容1.イントロダクション-資源論と地理学2.資源の定義をめぐって 3.資源と産業4.希少性と必要性5.工業立地と原料の性質6.地球の人口可能容量7.食糧問題とフードシステム8.グローバル化と地域森林管理9.水産資源問題とその課題10.エネルギーとコンフリクト 11.エネルギー問題の新局面12.資源の循環利用13.水資源政策と水資源問題14.資源問題としての土地利用

*進行状況などにより講義内容を変更することがあります。3.履修上の注意 原子力発電、産業廃棄物、遺伝子組み換え作物やバイオマスや自然エネルギー利用への注目、埋蔵エネルギー資源をめぐる国際関係…。「資源と環境」をめぐる報道などにふだんから目を向けるように心がけて欲しいと思います。また、講義についての連絡をOh-o!Meijiを通じて行います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義の前にOh-o!Meijiシステムから資料を配布します。準備し、目を通して講義に臨むようにして下さい。

講義内容に関連したショートレポートを課すことがあります。成績評価には直接関連しませんが、取り組むことで講義内容についてより深く理解することができるので、できるだけ作成するようにしましょう。5.教科書 中藤康俊・松原 宏編『現代日本の資源問題』古今書院6.参考書 石井素介『国土保全の思想』古今書院 伊藤達也『水資源開発の論理』成文堂 山本健兒『経済地理学入門』原書房 高柳長直ほか編『グローバル化に対抗する農林水産業』農林統計7.成績評価の方法 論述形式の定期試験に基づいて成績評価をします。また、講義内容の理解度を把握するためにショート・レポートを課すことがあり、優れた内容のレポートについては、成績評価に加味することがあります。8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)GEO111J 科目ナンバー:(CO)GEO111J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 23 2020/03/15 15:07:59

Page 24: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 24 ― ― 25 ―

社会学A 藤田 結子

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 社会学とはどのような学問なのだろうか。この授業では若者にとって身近なものごとを例に、社会学の基本的な概念や考え方を学ぶ。また、社会現象を分析する作業を通して、社会について批判的に考える。 到達目標として、社会学の基本的な学問的知識を得ることをめざす。

2.授業内容第1回:社会学への扉を開く第2回:公共性と公共空間――電車のなかの社会学第3回:公共圏とインターネット第4回:恋愛結婚と家族第5回:ジェンダー――「愛情の搾取」第5回:ジェンダー――「男らしさ」「女らしさ」とは第6回: エスニシティとネイション――民族とアイデ

ンティティ第7回: エスニシティとネイション――日本のエスニッ

ク・グループ第8回:格差と階層化――「格差社会」第9回:格差と階層化――若者の就職第10回:学歴と教育第11回:グローバリゼーション第12回:若者の留学第13回:グローバル化と企業第14回:まとめ

3.履修上の注意授業中の私語は厳禁。私語で注意されたものは退出すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容プリントの内容を復習すること。

5.教科書 なし。プリントを配布する。

6.参考書授業中に紹介する。

7.成績評価の方法期末試験(100%)。

8.その他

和泉

社会学B 藤田 結子

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では、若者に身近な文化を題材を用いて社会学の基本的な概念や考え方を紹介することを目的とする。社会学のさまざまな分野にアプローチする。具体的には、ファッション、食、メディア、流行、ジェンダー、身体、アイデンティティ、都市、産業、グローバリゼーションなどの社会学的分野を取り上げ、多角的な視点から社会に関する知識・理解を深める。

2.授業内容第1回 イントロダクション--文化の社会学第2回 流行とメディア第3回 女性誌を読み解く第4回 男性誌を読み解く第5回 外見と自分らしさ第6回 ファストファッション(1)--生産第7回 ファストファッション(2)--消費第8回 グローバル化と都市第9回 食とアイデンティティ第10回 食とメディア・流行第11回 労働と消費社会第12回 階層と文化第13回 ジェンダーと文化第14回 総括/まとめ

3.履修上の注意 授業中の私語は厳禁。私語で注意されたものは退出すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書の指定頁を読んでくること。

5.教科書藤田結子・成実弘至・辻泉編『ファッションで社会学する Doing Sociology through Fashion』(有斐閣、2017年)

6.参考書授業中に適宜指示する。

7.成績評価の方法期末試験(100%)。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)SOC111J 科目ナンバー:(CO)SOC111J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 24 2020/03/15 15:07:59

Page 25: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 24 ― ― 25 ―

社会学A/ハイブリッド 藤田 結子

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 What is sociology? This course introduces basic sociological concepts and perspectives, using concrete examples from everyday life. Students will look at various social phenomena and learn to question “common sense” in our social worlds. The goal is to acquire basic academic knowledge on sociology and develop reading/writing skills in English.

2.授業内容1:Introduction to sociology2:Public space and subway sociology3:Family: marriage in Japan4:Family: changing marriage practices5:Family: declining birth rates6:Gender: “masculinity” and “femininity”7:Gender: gendered Japaneseness8:Race and ethnicity: ethnic minorities in Japan9:Race and ethnicity: Korean Japanese10:Nationalism11:Youth and employment12:Communication13:Media and popular culture 14:Subcultures in Japan15:Review

3.履修上の注意 This course is recommended for students with advanced English language skills (TOEFL - more than 520 on PBT, 70 on iBT/ TOEIC - more than 650). If you do not have the advanced English proficiency, it may be difficult for you to understand assigned readings and discuss the topic with other students in classes.

4.準備学習(予習・復習等)の内容It is required to read assigned materials.

5.教科書 Readings will be assigned during classes.

6.参考書 Readings will be assigned during classes.

7.成績評価の方法 Grading will be based on participation (25%), a short paper (25%), and a final presentation (50%).

8.その他 Students are required to give a presentation in front of class.

和泉

社会学B/ハイブリッド 藤田 結子

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 This course will address issues on food and society. Students will study sociological concepts and theories using cases of food and society. It also looks at media, gender, body, identity, city, industry and globalization in relation to food and society. Students are expected to acquire basic academic knowledge on sociological concepts and theories and develop reading/writing skills in English.

2.授業内容1.Introduction: Sociology of Food2.Principles and Paradoxes in the Study of Food3.Food and Identity: Nation and Region 4.Food and Identity: Class, Race and Gender5.Food and Identity: Gender and Homemaking6.Food as Spectacle: Hard Work of Leisure7.Food as Spectacle: Media Influence8.Food as Spectacle: Foodscapes and Globalization9.Branding and Marketing: Consumer Culture10.Branding and Marketing: Brands and Retail11.Global Food: Division of Labor12.Global Food: Food for Global Elites13.Food and Social Change14.Review

3.履修上の注意 This course is recommended for students with advanced English language skills.

4.準備学習(予習・復習等)の内容It is required to read assigned readings and doing group work.

5.教科書Amy E. Guptill, Denise A. Copelton, Betsy Lucal (2016) Food and Society: Principles and Paradoxes, 2nd Edition, Polity.

6.参考書None.

7.成績評価の方法 Grading will be based on participation (50%) and a final presentation (50%).

8.その他 Students are required to give a presentation in front of class.

和泉

科目ナンバー:(CO)SOC111J 科目ナンバー:(CO)SOC111J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 25 2020/03/15 15:07:59

Page 26: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 26 ― ― 27 ―

社会思想史A 清水 明美

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 近代における社会・経済の変化とともに、ヨーロッパでは市民革命が起こり、「自由と平等」という理想が形作られ、語られるようになった。今日、私たちの生活の根幹にある日本国憲法にも、ヨーロッパ近代社会思想の理想は生きている。しかし、書物に書かれた「自由と平等」が現実のものとなるには苦難の歴史があり、現代に生きる我々に対しても様々な問題を投げかけている。本講義で、近代の理想が形作られる過程と、その問題点を学び、今後のあるべき社会について考える。講義の到達目標は、まず、高校時代に断片的に暗記していた知識を自分の頭で考え、自分の言葉で表現できるようになること、それによって、諸君が責任ある社会の一員として、強く且つ深く考え、行動する力を養うことである。

2.授業内容第1回: 近代思想と私たち……法律は何のためにあるのだ

ろう?第2回: イギリス市民革命と社会契約論……近代市民社会

とは何だろう?第3回:ホップスにおける人間観の革命第4回:ホップスにおける国家観の革命第5回:ホッブズの法治国家とその限界第6回:名誉革命と政治家ロック第7回:ロックの社会契約論第8回:ロックが築いた議会政治の基礎第9回: フランス絶対王政と啓蒙思想……国民主権とはど

ういうことか?第10回:フランス革命とルソーの生涯第11回:ルソーにおける人間の不平等の起源第12回:ルソーの社会契約論第13回:ルソーと国民主権第14回:ルソーと現実の国家3.履修上の注意 授業中に質問カード(無記名可)を配布し、多かった質問、内容理解のために必要な質問は、その都度できる限り回答する。講義に対する反論や、一見無意味に思われるつぶやきでも、一切否定的評価に結びつけることはないので、日頃の思いをぶつけてみてほしい。 また、日頃からニュースやインターネット、読書などを通じてわたしたちの社会で問題になっていることをよく知り、原因や解決策について考える習慣をつけておいてほしい。4.準備学習(予習・復習等)の内容予習としては高校の日本史、世界史、政治経済、倫理など、それぞれが学んだことのある科目の教科書を、受験のための暗記から離れて1冊の本として読んでみること、また、授業で取り上げるヨーロッパの社会思想史との関わりを考えてみることを勧める。復習としては、ニュースやインターネットで取り上げられている社会問題と授業で取り上げた思想家の考えとの関連性を考えてみること、大学で学んだ他の科目と授業の内容との関連性を考えてみること、本やウェブサイトで様々な分野の知識を広げることを勧める。5.教科書 『ヨーロッパ社会思想史』山脇直司(東大出版会)6.参考書 授業中、さまざまな思想家の著作の抜粋(翻訳)を配布する。どの著作も高価なものではないので、興味を惹かれたら、著作そのものを積極的に手にとってみてほしい。 また、折に触れてやさしい解説書などがあれば紹介する。7.成績評価の方法 学期末試験による(90%程度)。質問カードで授業に貢献した者には10%の範囲内で平常点を加味する。 欠席は規定数を超えないこと。8.その他

和泉

社会思想史B 清水 明美

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 ヨーロッパでは市民革命を通じて、現代の民主主義国家の礎が築かれた。東洋の小島に住む私たちも、アジアではいち早く近代化をなしとげ、ヨーロッパを手本とした法律と社会制度を持つようになったが、この近代化は国家主導で行われ国民の権利はまだ限られたものであった。本講義では日本と同じころ近代化をなしとげたドイツで、人権の概念がどのように受容され解釈されたか、またそのような人間中心の世界観にはどのような限界があるのか、西洋近代的な人権概念が現代の日本国憲法にあるような豊かな概念に発展するには何が必要だったのかを明らかにする。この講義の到達目標は、私たちが当たり前のように享受している人権概念を皆が自分のものとして大切にし、未来にふさわしい形で育てていくための知恵を養い、自他の権利を自分の言葉で守る力をつけることである。2.授業内容第1回:私たちの「人権」はなぜ尊いのか?第2回: カントの時代のドイツ語圏……カントの思想と「人

権」の基礎第3回:カント倫理思想の背景第4回:善の概念の分析と「よい意志」第5回:「定言命法」として表される意志の善さ第6回:善い意志と人格の尊厳第7回:カントの「永遠平和論」第8回:産業革命と19世紀末のヨーロッパ 第9回: ベンサムと「功利主義」のはじまり……「健康で

文化的な生活」への方法論第10回:ベンサムの快楽計算第11回:ミルの生涯とあたらしい人権の概念第12回:ミルと社会改革の方法論第13回:19世紀末の思想状況とニーチェ第14回: 古代ギリシアの思想と道徳批判……平等は人類の

理想なのか?3.履修上の注意 授業中に質問カード(無記名可)を配布し、多かった質問、内容理解のために必要な質問は、その都度できる限り回答する。講義に対する反論や、一見無意味に思われるつぶやきでも、一切否定的評価に結びつけることはないので、日頃の思いをぶつけてみてほしい。 また、リアクションペーパーの中から重要な質問や意見を皆さんにフィードバックするので、クラスメートの疑問に自分ならどう答えるか、クラスメートの意見を自分がどう思うかを考えてほしい。4.準備学習(予習・復習等)の内容予習としては日頃からニュース、インターネット、読書などを通じてわたしたちの社会で疑問に思ったことを調べたり、自分との関係を考えたりする習慣をつけておくこと。復習としては、プリントに引用されている一見難解な思想家の文章を、たとえばこの講義を履修していないクラスメートにどのように説明したらわかってもらえるか、ノートを見ながらシミュレーションしてみることを勧める。

5.教科書 『ヨーロッパ社会思想史』山脇直司(東大出版会)6.参考書 授業中、さまざまな思想家の著作の抜粋(翻訳)を配布する。難解な著作もあるが、興味を惹かれたら、著作そのものを積極的に手にとってみてほしい。 また、読みやすい解説書もその都度紹介する。7.成績評価の方法 学期末試験による(90%程度)。質問カードで授業に貢献した者には10%の範囲内で平常点を加味する。 欠席は規定数を超えないこと。8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)PHL151J 科目ナンバー:(CO)PHL151J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 26 2020/03/15 15:07:59

Page 27: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 26 ― ― 27 ―

政治学A 三森 ちかし

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 政治学は非常に範囲の広い学問です。この授業ではその特性を利用し、各々の視野を広げることを目的として、毎週様々なテーマを取り上げます。それぞれの掘り下げは浅くなりますが、これをきっかけに皆さんが少しでも政治や社会に関心を持つようになることを望みます。

2.授業内容<1>a.イントロダクション b.政治学について<2>日本人について<3>日の丸と君が代<4>天皇制<5>靖国神社<6>死刑制度<7>LGBTと政治<8>原発問題<9>国家政策としての原発政策<10>再生可能エネルギー<11>自然エネルギーの将来<12>愛国心とは何か<13>TPPとRCEP<14>春学期のまとめ

3.履修上の注意 新聞やニュースを、毎日読んだり見たりするように心掛けて下さい。授業の最後に次週のテーマを発表しますから、予習をしておいて下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容参考文献を随時紹介しますので、復習としてそれらを読んで下さい。

5.教科書 使用しません。

6.参考書 随時紹介します。

7.成績評価の方法 この授業は出席を重視します。毎週の授業終了後に、感想および質問を提出してもらいます。成績評価は、その内容で行います。期末テストは実施しません。

8.その他 各回のテーマは変更されることがあります。

駿河台

政治学B 三森 ちかし

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 政治学は非常に範囲の広い学問です。この授業ではその特性を利用し、各々の視野を広げることを目的として、毎週様々なテーマを取り上げます。それぞれの掘り下げは浅くなりますが、これをきっかけに皆さんが少しでも政治や社会に関心を持つようになることを望みます。

2.授業内容<1> a.イントロダクション b.政治体制とイデオロ

ギー<2>大韓民国<3>英国のEU離脱問題<4>メディア・リテラシー<5>旧ユーゴスラヴィア紛争と情報操作<6>南京への道<7>南京事件<8>日米開戦の経緯<9>慰安婦問題<10>ハリー・トルーマンと原爆<11>領土問題を考える<12>ヘイトスピーチ<13>秋学期のまとめ<14>1年を振り返って

3.履修上の注意 新聞やニュースを、毎日読んだり見たりするように心掛けて下さい。授業の最後に次週のテーマを発表しますから、予習をしておいて下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容参考文献を随時紹介しますので、復習として読んで下さい。

5.教科書 使用しません。

6.参考書 随時紹介します。

7.成績評価の方法 この授業は出席を重視します。毎週の授業終了後に、感想および質問を提出してもらいます。成績評価は、その内容で行います。期末テストは実施しません。

8.その他 各回のテーマは変更されることがあります。

駿河台

科目ナンバー:(CO)POL311J 科目ナンバー:(CO)POL311J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 27 2020/03/15 15:07:59

Page 28: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 28 ― ― 29 ―

人類学A 石川 浩之

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 人類学は、様々な人々の生活文化を比較考察していく学問分野である。本授業では、今日までの文化人類学の理論を紹介するとともに、担当教員のフィールドワーク資料から、沖繩などの社会を具体的に紹介する。文化人類学では本来異民族を研究対象とし、長期間の現地滞在調査(フィールドワーク)による資料から異文化理解をすすめていく。

2.授業内容第1回:人類学とは何か第2回:異民族・異文化の理解第3回:文化とは何か―文化の相対性第4回: フィールドワーク前史としての進化主義(文

化人類学の理論その1)第5回:フィールドワーク―文化人類学の方法論第6回:参与観察―民俗的思考を求めて第7回:世界の民族―国家、国民との違い第8回:民族・文化・言語第9回:独立言語と方言―民族の枠組をめぐって第10回:ふたつの親族認識―出自とキンドレッド第11回:親族集団の構造―出自集団第12回:伝播論(文化人類学の理論その2)第13回:日本人の系統論(その1)―5つの種族文化第14回: 日本人の系統論(その2)―日本神話を手掛

かりに3.履修上の注意 特に準備すべきことはないが、人間(他者)の行動に普段から関心を持ち、考える習慣を持つよう心がけて授業に臨んでほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に配布するプリントを振り返り, 疑問点は質問をすること。次の回に扱うテーマについて, 事前に参考書の該当箇所に目を通しておくこと。

5.教科書 特に指定しない。授業中にプリントを配布する。

6.参考書 必要に応じて随時紹介する。さしあたって以下の文献を紹介しておく。 『文化人類学への招待』、山口昌男、岩波新書(黄版)204、1982。 『異人その他』、岡正雄、言叢社、1979。 『沖縄からアジアが見える』、比嘉政夫、岩波ジュニア新書 327、1999。

7.成績評価の方法 授業中に随時実施する小レポート(50%)、期末レポート(50%)。

8.その他 特になし

駿河台

人類学B 石川 浩之

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 人類学は、様々な人々の生活文化を比較考察していく学問分野である。本授業では、今日までの文化人類学の理論を紹介するとともに、担当教員のフィールドワーク資料から、沖繩などの社会を具体的に紹介する。文化人類学では本来異民族を研究対象とし、長期間の現地滞在調査(フィールドワーク)による資料から異文化理解をすすめていく。

2.授業内容第1回:人類学とは何か第2回:文化の相対性・普遍性、親族集団と社会構造第3回:家族・婚姻の多様性第4回:核家族は普遍的か?第5回:文化人類学の理論―機能主義第6回:贈与と交換―儀礼的交換第7回:宗教的行為―呪術・邪術・妖術第8回:文化人類学の理論―構造主義第9回:一般交換と限定交換第10回:シャーマニズムの構造第11回:宗教儀礼―儀礼の過程第12回:沖縄の文化と社会―歴史第13回:沖縄の文化と社会―社会と宗教第14回:沖縄の文化と社会―祭祀・儀礼

3.履修上の注意 特に準備すべきことはないが、人間(他者)の行動に普段から関心を持ち、考える習慣を持つよう心がけて授業に臨んでほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に配布するプリントを振り返り, 疑問点は質問をすること。次の回に扱うテーマについて, 事前に参考書の該当箇所に目を通しておくこと。

5.教科書 特に指定しない。授業中にプリントを配布する。

6.参考書 必要に応じて随時紹介する。さしあたって以下の文献を紹介しておく。 『文化人類学への招待』、山口昌男、岩波新書(黄版)204、1982。 『沖縄からアジアが見える』、比嘉政夫、岩波ジュニア新書 327、1999。 『大宜味村史 民俗編』、大宜味村史編纂委員会・民俗編専門部会編、大宜味村教育委員会、2018。

7.成績評価の方法 授業中に随時実施する小レポート(50%)、期末試験(50%)。

8.その他 特になし

駿河台

科目ナンバー:(CO)ANT311J 科目ナンバー:(CO)ANT311J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 28 2020/03/15 15:07:59

Page 29: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 28 ― ― 29 ―

哲学A 清水 真木

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標プラトンの『ソクラテスの弁明』を読みながら、哲学のいくつかの根本問題について考えます。

2.授業内容第1回 哲学とは何か第2回 ソクラテスとプラトンについて第3回 1-3節第4回 4-6節第5回 7-9節第6回 10-12節第7回 13-15節第8回 16-18節第9回 19-21節第10回 22-24節第11回 25-27節第12回 28-30節第13回 31-33節第14回 よく生きるとはどのように生きることか

各回の内容は、授業の進行の中で、必要に応じて変わる可能性があります。

3.履修上の注意予備知識は不要です。授業の進め方については、最初に話します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各回の授業の前後に教科書を繰り返し読むこと。

5.教科書プラトン『ソクラテスの弁明』(納富信留訳、光文社古典新訳文庫)

6.参考書授業中に指示します。

7.成績評価の方法平常点(レポートを含む)(100%)と授業への参加態度により評価する。授業への参加態度について減点がある場合は得点から減点する。

8.その他第1回の授業には必ず出席して授業の進め方についての説明を聞き、これに同意した上で履修登録すること。履修登録したことをもって、授業の進め方や教室でのルールに同意したと見なします。第1回の授業に出席せず履修登録した場合、単位の取得が困難になる可能性があります。

和泉

哲学B 清水 真木

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標デカルトの『方法序説』を読みながら、哲学のいくつかの根本問題について考えます。

2.授業内容第1回 哲学とは何か第2回 デカルトの哲学史的位置と認識論の課題第3回 第1部(1)第4回 第1部(2)第5回 第2部(1)第6回 第2部(2)第7回 第3部(1)第8回 第3部(2)第9回 第4部(1)第10回 第4部(2)第11回 第5部(1)第12回 第5部(2)第13回 第6部(1)第14回 第6部(2)

各回の内容は、授業の進行の中で、必要に応じて変わる可能性があります。

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容各回の授業の前後に教科書を繰り返し読むこと。

5.教科書デカルト『方法序説』(谷川多佳子訳、岩波文庫)

6.参考書授業中に指示します。

7.成績評価の方法平常点(レポートを含む)(100%)と授業への参加態度により評価する。授業への参加態度について減点がある場合は得点から減点する。

8.その他第1回の授業には必ず出席して授業の進め方についての説明を聞き、これに同意した上で履修登録すること。履修登録したことをもって、授業の進め方や教室でのルールに同意したと見なします。第1回の授業に出席せず履修登録した場合、単位の取得が困難になる可能性があります。

和泉

科目ナンバー:(CO)PHL111J 科目ナンバー:(CO)PHL111J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 29 2020/03/15 15:07:59

Page 30: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 30 ― ― 31 ―

自然科学概論A 森永 由紀

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 巨大化する科学技術は社会に様々な影響を及ぼすため、文系学科に専攻を定めた人も、その動向を知り自らの関わり方を模索することが不可欠である。本講義では、環境問題を例にとりあげ、それが派生してから問題として広く認識される迄の過程を科学的知見に基づいて解説することで、自然科学的ものの見方を習得することを目標とする。2.授業内容第1回:環境問題とはどういうものか?第2回:大気環境(大気の構造)第3回:大気環境(大気汚染・酸性雨)第4回:大気環境(オゾン層破壊)第5回:大気環境(地球温暖化仮説)第6回:大気環境(地球温暖化の影響・対応策)第7回:大気環境(アスベスト)第8回:水環境(地球をめぐる水)第9回:土壌環境(土とは何か)第10回:土壌環境(砂漠化)第11回:生物環境(生物多様性の保全)第12回:生物環境(世界と日本の森林問題)第13回:廃棄物問題(大量消費の前と後)第14回:有害化学物質・まとめ

3.履修上の注意 授業内容はあくまでも予定であり、進捗状況などによって変更になることがある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 新聞の環境問題に関する記事には目を通して授業にのぞむこと。 復習として、教科書の該当箇所を読むこと。

5.教科書 柳憲一郎・森永由紀・磯田尚子編著 『増補改訂版 多元的環境問題論』ぎょうせい*旧版ではなく、増補改訂版を用意すること。6.参考書 『環境白書』ほか

7.成績評価の方法 期末テスト

8.その他特になし

和泉

自然科学概論B 亀山 浩文

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 人間は古来、我々を取り巻く自然の理解に努めてきた。本講義では、人類が到達した現在の自然観について、目に見えない極微の世界から等身大のスケール、更に銀河・宇宙などの極大の世界に至るまでを概説する。自然と人間について深く考える姿勢を培い、3.11後を生きるための基礎的科学知識を身に付けることを目標とする。2.授業内容第1回:科学的とはどういうことか?第2回:「大きさ」と「重さ」    ~身体感覚で理解する地球の大きさ第3回:地球の誕生と成立ち第4回:地球温暖化問題とコンピュータシミュレーション第5回:太陽系・銀河系・宇宙    ~どこまでわかったか?第6回:系外惑星~宇宙に生命体はいるか?第7回:時間と空間~アインシュタインの功績第8回:E=mc^2の意味するところ第9回:ミクロの世界を統べる法則~量子論第10回:エネルギーとは何だろう?第11回:現代社会とエネルギー消費第12回: 原子核科学の応用~核分裂と核融合・原子力

発電第13回: 太陽光発電・シェールオイル・シェールガス・

人工光合成など第14回a:似非科学とは?科学に限界はあるか?3.履修上の注意 一部、高校初年レベルの数学を使用するが、授業中に詳述するので前提知識は必要ない。授業内容は多岐に渡るので、単位を取得するには授業への参加が必須である。4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業内容に関する資料を配布するので、授業の進度に合わせて読むことを求める。A4サイズで総計60ページを超える予定である。 また、毎回の授業でレポート課題を提示するが、解答することが必須であるものは少数である。課題は、指定図書の読書、映画・テレビ番組の視聴、博物館や資料館の訪問などである。レポートしなかった課題に時間の許す限り取り組むことが本授業の予習・復習となる。5.教科書 特に指定しない。

6.参考書 内容は多岐にわたるので、授業中にその都度指示する。映画、放送番組等の映像資料も紹介する。7.成績評価の方法 次の(1)~(3)の合計で評価する。

(1) 期末テスト:70%(2) レポート課題:20%(3) 講義中に行う確認テスト:10% (2)は、毎回の授業でレポート課題を提示する。課題は、指定図書の読書、映画・テレビ番組の視聴、博物館や資料館の訪問などである。全てをレポートするのではなく、各自が一つ或いは二つを選択して解答すればよい。8.その他 授業の進度に合わせて資料を配布する。A4サイズで総計60ページ程度となる予定である。Oh-o! Meijiシステムを活用する。

和泉

科目ナンバー:(CO)ENV191J 科目ナンバー:(CO)ENV191J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 30 2020/03/15 15:07:59

Page 31: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 30 ― ― 31 ―

生命科学A 浅賀 宏昭

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標<到達目標およびテーマ> 生命科学を「ヒトそのもの及びヒトの周りを理解するためのバイオサイエンス」と捉えて、これからの教養人が持つべき「生命科学」を探りながら講義します。読売新聞や朝日新聞などの「科学」欄の最新関連記事の理解が出来るレベルを、到達目標の目安としています。<授業の概要> 生命科学Aでは、生命の最小単位である細胞をベースに生命を考える講義をします。関連して、生命倫理的な話題についても触れることはありますが、倫理を主題とした講義ではありません。

2.授業内容第1回:生命科学とは第2回:生命体(生物)の特徴とその定義第3回:多細胞動物の個体の生命の考え方について第4回:発生Ⅰ(受精、人工授精、ほか)第5回: 発生Ⅱ(性の決定、着床、着床前診断と出生前診断、

ほか)第6回:発生Ⅲ(個体の性分化、性同一性障害、ほか)第7回: 細胞Ⅰ(細胞の成り立ちと分化、多様な性質と機能、

ほか)第8回: 細胞Ⅱ(細胞死、アポトーシスとネクローシス、

ほか)第9回: 細胞Ⅲ(器官形成と細胞および細胞外マトリクス、

ほか)第10回:加齢と老化Ⅰ(細胞老化とテロメア、ほか)第11回:加齢と老化Ⅱ(老化に関連する遺伝子、ほか)第12回:個体の死Ⅰ(心臓死と脳死および植物状態、ほか)第13回:個体の死Ⅱ(脳死と臓器移植の問題、ほか)第14回:まとめ

3.履修上の注意 私語厳禁。欠席が多いと理解が困難になります。社会における状況などをみて、講義内容の順序を変えることがあります。教科書が受講生の手元にあることを前提に講義を進めます。教科書の内容から試験問題を作ることが多いので、毎回用意した方がよいと思います。なお、不合格者には2年生の割合が高いことを付記しておきます。4.準備学習(予習・復習等)の内容 普段は予習よりも、復習として、教科書、ノートや配布物の見直しをしておくのがよいでしょう。また、高校での「生物」未履修生は、早いうちに参考書1およびテキストの細胞に関連したページに目を通しておくとよいと思われます。

5.教科書 『ZEROからの生命科学』改訂4版、木下勉・小林秀明・浅賀宏昭著、(南山堂、2015)

6.参考書 以下のうち、1は高校での「生物」未履修生向け。2~3は発展的な学習をしたい受講生向け。1. 『新しい高校生物の教科書』(講談社ブルーバックス、

2006)2.『ヒューマンバイオロジー―人体と生命』(医学書院)3.『現代生命科学』(羊土社、2015)

7.成績評価の方法 原則として、定期試験(教科書・ノートなどの持ち込み不可)(100%)の結果で評価します。

8.その他

和泉

生命科学B 浅賀 宏昭

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標<到達目標およびテーマ> 生命科学を「ヒトそのもの及びヒトの周りを理解するためのバイオサイエンス」と捉えて、21世紀の教養人が持つべき「生命科学」を探りながら講義します。読売新聞や朝日新聞などの「科学」欄の最新関連記事の理解が出来るレベルを、到達目標の目安とします。<授業の概要> 生命科学Bでは、遺伝子科学、基礎医学、および先端生命科学技術を踏まえて、生命を考える講義をしていきます。関連して、生命倫理的な話題についても触れることはありますが、倫理を主題とした講義ではありません。

2.授業内容第1回:遺伝子Ⅰ(遺伝、遺伝子、ゲノム、ほか)第2回:遺伝子Ⅱ(DNAの複製、増幅、テロメア、ほか)第3回: 遺伝子Ⅲ(遺伝子検査、パーソナライズド医療、

ほか)第4回: 遺伝子Ⅳ(ゲノムの解析方法とヒトゲノムプロジェ

クト、ほか)第5回:遺伝子V(遺伝子の構造と発現、ほか)第6回: 遺伝子工学の基礎(遺伝子組換えとゲノム編集、

ほか)第7回:幹細胞(ES細胞とiPS細胞の作製法、ほか)第8回: 細胞工学と発生工学(細胞融合、クローン動物、

ほか)第9回:DNA型鑑定(鑑定技術の実際と問題点、ほか)第10回:病気と免疫Ⅰ(細胞のがん化のメカニズム、ほか)第11回: 病気と免疫Ⅱ(生体防御、体液性免疫、アレルギー

ほか)第12回:病気と免疫Ⅲ(細胞性免疫と臓器移植、ほか)第13回: 病気と免疫Ⅳ(感染症、がん、およびプリオン病、

ほか)第14回:まとめ3.履修上の注意 私語厳禁。欠席が多いと理解が困難になります。社会の状況をみて講義の順番を変えることがあります。生命科学Aを学んでからの履修を勧めます。受講生の手元に教科書があることを前提に講義を進めます。教科書にある二色刷りの図を用いて解説したり、試験問題を作ったりすることが多いので、用意した方がよいと思います。4.準備学習(予習・復習等)の内容 普段は予習よりも、復習として、教科書、ノートや配布物の見直しをしておくのがよいでしょう。また、高校での「生物」未履修生は、早いうちに参考書1および教科書の細胞や遺伝・遺伝子に関連したページに目を通しておくとよいと思われます。5.教科書 『ZEROからの生命科学』改訂4版、木下勉・小林秀明・浅賀宏昭著、(南山堂、2015)

6.参考書 以下のうち、1は高校での「生物」未履修生向け。2~3は発展的な学習をしたい受講生向け。1. 『新しい高校生物の教科書』(講談社ブルーバックス、

2006)2. 『ヒューマンバイオロジー―人体と生命』(医学書院、

2005)3.『現代生命科学』(羊土社、2015)7.成績評価の方法 原則として、定期試験(教科書・ノートなど持ち込み不可)の成績(100%)で評価します。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)BBI191J 科目ナンバー:(CO)BBI191J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 31 2020/03/15 15:07:59

Page 32: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 32 ― ― 33 ―

線型数学A 鴨井 祐二

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標《授業のテーマ及び到達目標》 この講義は、線型代数学の入門をテーマとする。線型代数とは、端的に云えば、連立一次方程式に関する数学であり、これに対する一般的な解法を習得することがこの講義の到達目達である。

《授業の概要》 はじめに一次方程式と行列の関係について、明らかにする。その後に行列についての、基本的な処理の仕方を学び、それを用いて連方程式の一般的な解法であるガウスの消去法について講義する。

2.授業内容第1回 基礎概念の復習第2回 行列の定義と演算第3回 行列式の計算・逆行列第4回 行列の基本変形1 行列の変形と基本行列第5回 行列の基本変形2 ガウスの消去法第6回  連立方程式の解法1 連立方程式の変形と行列

の基本変形第7回  連立方程式の解法2 一般連立1次方程式の解

法第8回 連立方程式の解法3 例題の計算第9回 連立方程式の解とベクトル空間第10回  行列の固有値と固有ベクトル1 線形写像と行

列第11回  行列の固有値と固有ベクトル2 固有値、固有

ベクトルの計算第12回 行列の対角化第12回 対角化の応用第14回 a:まとめ b:テスト

3.履修上の注意 きちんと講義に出席して板書を100%ノートに書き取ること。 高校の数学(数Ⅰ、Ⅱ、A、B)を、把握している事が望ましい。4.準備学習(予習・復習等)の内容 前回までの板書を写した各自のノートを、繰り返し見返し、講義中に出した練習問題等を解いてみる事。

5.教科書特になし。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法 評価は、各項目毎に出す練習問題の解答レポート(20%)と定期テストの結果(80%)を総合的に判断する。

8.その他 講義内容を理解する為には、自分の作ったノートを読み返す事が、最も有効な手立てとなるので、必ず板書をノートに書き取る事。

和泉

線型数学B 鴨井 祐二

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標《授業のテーマ及び到達目標》 この講義は、線型計画法の入門をテーマとする。連立不等式が定める領域(データ)を評価するある種の問題を、線型計画問題と云う。この解法となるシンプレックス法を習得することが、到達目標となる。

《授業の概要》 具体的な線型計画問題を幾つか提示し、多変数を用いた処理の、必要性について確認をする。その後に行列の基本変形についての復習をして、シンプレックス法よる解法を与える。また、ゲーム理論の入門として、双対定理を応用した、行列ゲームについて見ていく。

2.授業内容第1回 基礎概念の復習第2回 線型計画問題とは?第3回  連立1次不等式により定まる空間1 平面の場

合第4回  連立1次不等式により定まる空間2 一般次元

の場合第5回 基本変形の復習第6回  シンプレックス法1 凸体の頂点とシンプレッ

クス法第7回 シンプレックス法2 シンプレックス法の計算第8回 2人ゲームの考え方第9回 min―maxの原理第10回 双対定理1 線型計画問題の双対問題第11回 双対定理2 双対問題の解法第12回 行列ゲームの解法1 計算手順第13回 行列ゲームの解法2 例題の計算第14回 a:まとめ b:テスト

3.履修上の注意 きちんと講義に出席して板書を100%ノートに書き取ること。線型数学Aを履修する事が、望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 前回までの板書を写した各自のノートを、繰り返し見返し、講義中に出した練習問題等を解いてみる事。

5.教科書特になし。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法 評価は、各項目毎に出す練習問題の解答レポート(20%)と定期テストの結果(80%)を総合的に判断する。

8.その他 適宜、演習の時間を取るので、分からない部分、特に計算仕方などについては、聞けば必ず分かるので、その都度、質問すること。

和泉

科目ナンバー:(CO)MAT111J 科目ナンバー:(CO)MAT111J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 32 2020/03/15 15:07:59

Page 33: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 32 ― ― 33 ―

解析数学A 鴨井 祐二

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標《授業のテーマ及び到達目標》 この講義では、関数の微分法をテーマとする。数学が応用される状況では、記号・式による論理的試行錯誤が不可欠である。一方で、この事が数学が忌避される最も大きな理由ともなっている。そこで、ここでは記号で表される式に対する、微分の計算を習得する事で、数学アレルギーを減少する事を目標とする。

《授業の概要》 基本的な1変数関数の定義からはじめて、1変数関数の微分とその意味について、講義をする。さらに、1変数の微分法を多変数の関数に対する、偏微分に拡張していく。

2.授業内容第1回 基礎概念の復習第2回 実数の基本性質第3回 連続関数第4回 微分係数と導関数第5回 合成関数および逆関数の微分第6回 高次導関数第7回  平均値の定理と極値問題1 平均値の定理と証

明第8回  平均値の定理と極値問題2 関数の増減と極値

問題第9回 テイラーの定理1 高階導関数第10回  テイラーの定理2 テイラーの定理とべき級数

展開第11回 多変数関数第12回 多変数関数の偏微分第13回 多変数関数の極値問題第14回 a:テスト b:まとめ3.履修上の注意 講義は、基本的に教科書に沿って進行するが、教科書にはない話題も講義することがあるのでノートは、必ず取ること。 高校の数学(数I、II、A、B)を、きちんと把握している事が望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 前回までの板書を写した各自のノートを、繰り返し見返し、講義中に出した練習問題等を解いてみる事。5.教科書 経済数学Ⅰ 微分積分概説 津野義道著 (培風館)

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法 基本的には、定期試験(80%)、レポート(20%)を総合的に判断する。8.その他 適宜、演習の時間を取るので、分からない部分、特に計算仕方などについては、聞けば必ず分かるので、その都度、質問すること。

和泉

解析数学B 鴨井 祐二

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標《授業のテーマ及び到達目標》 この講義では、関数の積分法とその応用としての、微分方程式をテーマとする。基本的な関数の積分の計算を習得し、微分方程式で表されるモデルについて、理解する事を目標とする。

《授業の概要》 はじめに、不定積分の計算を講義する。積分の計算は、微分の計算を手掛かりにする部分が、大きいので微分の復習を多少見ながら積分の計算をして行く。さらに定積分とその意味について考え、それを拡張して、無限区間での積分を見る。 最後に、求積法により、幾つかの微分方程式による数学モデルを解く。

2.授業内容第1回 基礎概念の復習第2回 積分の定義第3回 不定積分の計算1 基本的関数の不定積分第4回 不定積分の計算2 部分積分と置換積分第5回 不定積分の計算3 例題の計算第6回 定積分と微分積分学の基本定理第7回 定積分の計算1 関数のグラフが定める面積第8回 定積分の計算2 曲線の長さ第9回 広義積分第10回 微分方程式の考え方第11回 1階線型微分方程式とその解法第12回 微分方程式による数学モデル(人口問題)第13回  微分方程式による数学モデル(放射性炭素年

代測定法)第14回 a:テスト b:まとめ

3.履修上の注意 講義は、教科書に沿って進行するが、それ以外は、教科書にはない話題を講義するので、板書は、必ずノートに取ること。また、解析数学Aを履修している事が望ましい。 高校の数学(数Ⅰ、Ⅱ、A、B)を、きちんと把握している事が望ましい。4.準備学習(予習・復習等)の内容 前回までの板書を写した各自のノートを、繰り返し見返し、講義中に出した練習問題等を解いてみる事。5.教科書 経済数学Ⅰ 微分積分概説 津野義道著 (培風館)

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法 基本的には、定期試験(80%)、レポート(20%)を総合的に判断する。8.その他 適宜、演習の時間を取るので、分からない部分、特に計算仕方などについては、聞けば必ず分かるので、その都度、質問すること。

和泉

科目ナンバー:(CO)MAT131J 科目ナンバー:(CO)MAT131J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 33 2020/03/15 15:07:59

Page 34: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 34 ― ― 35 ―

物理学A 洞口 拓磨

2単位 春学期3・4年次1.授業の概要・到達目標〇授業の概要 この授業では、科学の本質を理解するための手段としての物理学を講義します。ビジネスの世界では、物事の概要を掴むための手法としてフェルミ推定が知られていますが、フェルミとは概算の達人と呼ばれた物理学者のことであり、概算による現象の把握は物理学者にとってはごく当たり前の方法論です。

 この授業では、物理学の基本的な内容を網羅しつつ、前述のフェルミ推定を意識した実践的な講義を行います。信じられないような不思議で複雑な現象があったとしても、そこには不変の科学的原理があり、現実的でかつ単純なプロセスの重ね合わせであることを丁寧に解説します。

 特に物理学Aでは、物理学の基本となる力学・熱・波動を中心に講義しますが、物理学全体の目次を感じられるように、授業の後半において電磁気学・相対性理論・量子力学の概要にも触れる予定です。複雑な数学は出来る限り避け講義を進めるつもりですが、どうしても必要な場合は適宜補足しながら授業を行います。

〇到達目標 物理学の学習を通して、現実世界における様々な事象に対し、定量的・定性的にスケール感を捉えられるようになることを目標とします。そのためにどのようなモデル化が必要で、かつどのようなデータを信じるのかを学んでもらうことを柱とします。

2.授業内容第1回:物理学を学ぶ~科学哲学・物理学の歴史・社会との深い関り~第2回:形式科学と経験科学~理論と実験・「誤差」とは何か?~第3回:力学1~運動を理解する・エネルギーとは何か?~第4回:力学2~対称性と保存則を理解する~第5回:力学3~様々な運動~第6回:熱力学・統計力学1~熱量とは何か?・熱と仕事~第7回:熱力学・統計力学2~熱力学法則~第8回:熱力学・統計力学3~ミクロからマクロへ~第9回:波動1~波の性質~第10回:波動2~様々な波動・音・光~第11回:古典物理学と現代物理学1~電磁気学概論・電磁気学から相対性理論へ~第12回:古典物理学と現代物理学2~量子力学概論・最先端物理学へ~第13回:物理学と周辺分野との関り~物理学と生命科学・手段としての物理学~第14回:総括とこれまでの復習

※講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 秋学期物理学Bを併せて受講することを推奨します。高校までに物理学を履修したことのない学生も多数いると思いますので、高校物理からの内容にも配慮しつつ、講義を行います。講義中は、適宜時間を取り、講義内容が理解できたか確認しますので、分からないことがあればその際に質問するようにしてください。また、授業中に配布するアンケートを利用して質問や興味があることを教員に知らせることも可能です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容〇予習について 授業の最後に、次回授業の簡単な説明を行います。この内容は、授業開始時に配布する資料に記載してありますので、次回授業までに必ず目を通しておいてください。また、授業中やOh-o! Meijiを通じて科学技術に関する時事ニュース等をお知らせしますので、出来るだけ把握しておくように努めてください。

〇復習について 授業開始時に、前回の授業で講義した内容について問題演習を行います。そのため、授業中に配布した資料の該当箇所を確認し、授業に臨んでください。また、授業開始時に配布する資料には授業全体を通して必要とされる知識が含まれるため、必要に応じて復習に活用してください。

5.教科書 授業開始時に配布する資料を教科書として使用します。

6.参考書 特定の参考書は使用しませんが、授業に関係する最新の科学技術についての記事などを紹介します。また、国内外の政府機関や学術機関等のホームページ等も必要に応じて紹介します。

7.成績評価の方法 定期試験60%、レポート30%、毎時記入してもらうアンケートの提出を10%の割合で成績評価を行います。但し、授業への出席状況に比例して、定期試験・レポートの配点が変わりますのでご注意ください。レポートに関係する授業を欠席した場合、レポートを提出できない場合があります。

8.その他 授業アンケートにおいて、問題演習の時間を増やすよう要望がありましたので、今年度は授業開始時に復習を兼ねた演習時間を設けたいと思います。また、首都圏で科学技術に関連する展示会等が開催される場合には、他の授業の妨げにならない範囲で参加を推奨することがあります。

駿河台

物理学B 洞口 拓磨

2単位 秋学期3・4年次1.授業の概要・到達目標〇授業の概要 この授業では、科学の本質を理解するための手段としての物理学を講義します。ビジネスの世界では、物事の概要を掴むための手法としてフェルミ推定が知られていますが、フェルミとは概算の達人と呼ばれた物理学者のことであり、概算による現象の把握は物理学者にとってはごく当たり前の方法論です。

 この授業では、物理学の基本的な内容を網羅しつつ、前述のフェルミ推定を意識した実践的な講義を行います。信じられないような不思議で複雑な現象があったとしても、そこには不変の科学的原理があり、現実的でかつ単純なプロセスの重ね合わせであることを丁寧に解説します。

 特に物理学Bでは、産業界ともかかわりの深い電磁気学・現代物理学について講義しますが、物理学全体の流れを把握できるように、授業の前半において物理学の基礎となる力学・熱・波動の概要にも触れる予定です。複雑な数学は出来る限り避け講義を進めるつもりですが、どうしても必要な場合は適宜補足しながら授業を行います。

〇到達目標 物理学の学習を通して、現実世界における様々な事象に対し、定量的・定性的にスケール感を捉えられるようになることを目標とします。そのためにどのようなモデル化が必要で、かつどのようなデータを信じるのかを学んでもらうことを柱とします。

2.授業内容第1回:物理学を学ぶ~物理学はどこへ向かうのか?・現代物理学の誕生~第2回:形式科学と経験科学~理論と実験・「誤差」とは何か?~第3回:古典物理学序論1~力学とは?・エネルギーを理解する~第4回:古典物理学序論2~熱力学と統計力学・波動とは?~第5回:電磁気学1~電磁気学とは?・マクスウェル方程式~第6回:電磁気学2~電場と磁場~第7回:電磁気学3~電磁誘導と電磁波・発電と通信技術~第8回:電磁気学4~半導体と電子回路・コンピューターの原理~第9回:特殊・一般相対性理論~時間が遅れるとは?・宇宙旅行・GPSの原理~第10回:量子力学1~光の粒子性と物質波~第11回:量子力学2~不確定性原理と確率解釈~第12回:量子力学3~極小の世界を記述する・今、どこまで分かっているのか?~第13回: 物理学と周辺分野との関り~化学と量子力学・コンピューターで物質

を設計する~第14回:総括とこれまでの復習※講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 春学期物理学Aを併せて受講することを推奨します。高校までに物理学を履修したことのない学生も多数いると思いますので、高校物理からの内容にも配慮しつつ、講義を行います。講義中は、適宜時間を取り、講義内容が理解できたか確認しますので、分からないことがあればその際に質問するようにしてください。また、授業中に配布するアンケートを利用して質問や興味があることを教員に知らせることも可能です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容〇予習について 授業の最後に、次回授業の簡単な説明を行います。この内容は、授業開始時に配布する資料に記載してありますので、次回授業までに必ず目を通しておいてください。また、授業中やOh-o! Meijiを通じて科学技術に関する時事ニュース等をお知らせしますので、出来るだけ把握しておくように努めてください。

〇復習について 授業開始時に、前回の授業で講義した内容について問題演習を行います。そのため、授業中に配布した資料の該当箇所を確認し、授業に臨んでください。また、授業開始時に配布する資料には授業全体を通して必要とされる知識が含まれるため、必要に応じて復習に活用してください。

5.教科書 授業開始時に配布する資料を教科書として使用します。

6.参考書 特定の参考書は使用しませんが、授業に関係する最新の科学技術についての記事などを紹介します。また、国内外の政府機関や学術機関等のホームページ等も必要に応じて紹介します。

7.成績評価の方法 定期試験60%、レポート30%、毎時記入してもらうアンケートの提出を10%の割合で成績評価を行います。但し、授業への出席状況に比例して、定期試験・レポートの配点が変わりますのでご注意ください。レポートに関係する授業を欠席した場合、レポートを提出できない場合があります。

8.その他 授業アンケートにおいて、問題演習の時間を増やすよう要望がありましたので、今年度は授業開始時に復習を兼ねた演習時間を設けたいと思います。また、首都圏で科学技術に関連する展示会等が開催される場合には、他の授業の妨げにならない範囲で参加を推奨することがあります。

駿河台

科目ナンバー:(CO)BPH371J 科目ナンバー:(CO)BPH371J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 34 2020/03/15 15:07:59

Page 35: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 34 ― ― 35 ―

化学A 岩﨑 説雄

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標〈概要〉 私達の生活の中には化学と密接に関連するものや現象が多く見受けられる。本講義では生活の中で化学物質や化学反応がどのように利用されているかを具体的な事例を紹介し、その原理を解説する。

〈到達目標〉 これらの事例を従来の教科としての化学との関連を整理し、化学を身近な学問として理解することを目的とする。

2.授業内容第1回:文系で必要とされる化学とは第2回:生活用品の化学第3回:衣料、染料の化学第4回:金属、セラミックスの化学第5回:食品の栄養成分(タンパク質、アミノ酸)第6回:食品の栄養成分(炭水化物、食物繊維)第7回:食品の栄養成分(脂質、ビタミン、ミネラル)第8回:食品添加物、サプリメント、健康食品第9回:分析の化学第10回:いろいろな化学反応第11回:物質の三態第12回:地球環境と化学第13回:環境汚染と化学第14回:aのみ:まとめ

3.履修上の注意 身近な例を取り上げて原理を解説し、スライドを用いて紹介するので、講義中にノートをしっかりとっておくこと。ただし、スライド中の関連する化学式や反応などはプリントで配布する。また講義で用いたスライドは閲覧できるよう、講義資料として提示する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 下記参考書の当該箇所を読み、次回講義の下調べをすること。毎回の講義の最後5分間程度を、各講義のまとめとして行うので、重要な内容をノートにまとめること。5.教科書 特に指定しない。必要な化学式やスライド資料はプリントで配布する。6.参考書 『化学・意表を突かれる身近な疑問』講談社ブルーバックス B-1336、日本化学会編(2001年) 『化学超入門』日本実業出版社、左巻健男編著(2001年) 『面白いほどよくわかる化学』日本文芸社、大宮信光著(2005年) 『ニュースをにぎわす化学物質の大疑問』講談社サイエンティフィック、齋藤勝裕著(2003年) 『身の回りからみた化学の基礎』化学同人、芝原寛泰・後藤景子著(2009年)7.成績評価の方法講義中に行う小テスト(20点)と定期試験(80点)、合計100点により評価する。8.その他 講義中は私語を慎むこと。

和泉

化学B 岩﨑 説雄

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標〈概要〉 人や生物が生命活動を行うにあたり、いろいろな化学物質が相互に関連している。本講義では人や生物がどのような物質からでき、どのような生体反応が行われているかを、具体例を挙げながら解説する。また医薬品など、健康に生活するために必要な物質の化学成分やその作用についても言及する。

〈到達目標〉 生命活動の中で化学物質や化学反応がどのように利用されているかを理解することを目標とする。2.授業内容第1回:化学と生命活動第2回:細胞を構成する化学成分と機能第3回:からだの構成成分-タンパク質、アミノ酸第4回:からだの構成成分-炭水化物、脂質第5回: からだの構成成分-ビタミン、ミネラル、ホ

ルモン第6回:栄養成分の代謝第7回:血液成分の化学第8回:核酸化学と遺伝子検査、遺伝子改変第9回:生体防御システム第10回:神経伝達物質とその働き第11回:医薬品の化学成分、作用、代謝第12回:医薬品の合成と開発第13回:化粧品・洗剤の成分と働き第14回aのみ:まとめ3.履修上の注意 身近な例を取り上げて原理を解説し、スライドを用いて紹介するので、講義中にノートをしっかりとっておくこと。ただし、スライド中の関連する化学式や反応などはプリントで配布する。さらに使用したスライドはOh-o! Meijiの資料に掲示するので、詳細はこちらを参照すること。4.準備学習(予習・復習等)の内容 下記参考書の当該箇所を読み、次回講義の下調べをすること。毎回の講義の最後5分間程度を、各講義のまとめとして行うので、重要な内容をノートにまとめること。5.教科書 特に指定しない。必要な化学式やスライド資料はプリントで配布する。6.参考書 『生化学』、東京化学同人、ストライヤー著、入村達郎・岡山博人・清水孝雄、監訳(2004年) 『生命科学がわかる』技術評論社、工藤佳久・都筑幹夫著(2008) 『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学』羊土社、和田勝著(2006) 『身の回りからみた化学の基礎』化学同人、芝原寛泰・後藤景子著(2009) 『基礎生化学』オーム社、池田和正著

7.成績評価の方法講義中に行う小テスト(20点)と定期試験(80点)、合計100点により評価する。8.その他 講義中は私語を慎むこと。

駿河台

科目ナンバー:(CO)BCH191J 科目ナンバー:(CO)BCH191J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 35 2020/03/15 15:07:59

Page 36: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 36 ― ― 37 ―

言語学A 吉田 浩美

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 「ことば」は私たちのまわりに常にあるが、「ことば」について知らないこと、気付かないことは意外に多い。言語学は「ことば」を科学的に捉える学問である。この授業の目標は、私たちと「ことば」の様々な関わりについて考え、「言語を科学的に捉える」ための考え方、方法を学ぶことである。春学期の授業では、言語学の諸分野のうち、大きなテーマとして「言語に関する総論」、「社会と言語の関わり」、および「音声学」を扱い、人間と言語の関わり、言語音声の基礎について理解することを目指す。講義形式だが、適宜、練習問題を取り入れる。2.授業内容第1回:言語学とはどのような学問か・言語学の諸分野第2回:言語の特性第3回:言語学の対象第4回:世界の言語第5回:公用語と共通語と標準語第6回:方言と共通語:違いの諸相第7回:言語と社会の諸相(性別・世代・階級など)第8回:敬語・待遇表現第9回:多民族国家と言語政策・少数民族の言語第10回:音声学(1) 発音に用いる身体部分第11回:音声学(2) 子音はどのように発音されるか第12回:音声学(3) 母音はどのように発音されるか第13回:音韻論(1) 音素とは何か第14回:音韻論(2) アクセントについて

3.履修上の注意<1>今までに聞いたことのないことがらが毎回多く導入されるので、きちんと出席して真面目に聴講しないと確実に理解できなくなり、試験に合格することはほぼ不可能である。<2>授業中のスマートフォン・携帯電話の使用や私語など、真面目な学生の迷惑になる非常識行為は厳禁。

4.準備学習(予習・復習等)の内容<1>日常生活において普段から身の回りの「ことば」(おもに日本語)を観察する姿勢を持つことが期待される。<2>毎回、次の授業までにテキストの指定された部分(2~8頁ほど)を読んでおくことが要求される。試験の直前に慌てないように、毎回、自分がとったノートおよびテキストを見直して復習することが望ましい。

5.教科書 佐久間淳一・加藤重広・町田健 著『言語学入門』(研究社)。ほかにプリント資料を配付する。6.参考書 教場にて適宜指示する。7.成績評価の方法 期末に行う試験による。8.その他

和泉

言語学B 吉田 浩美

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 「ことば」は私たちのまわりに常にあるが、「ことば」について知らないこと、気付かないことは意外に多い。言語学は「ことば」を科学的に捉える学問である。この授業では、語はどのようにできているか、文はどのようにできているか、ことばの意味とは何か、ことばはどのように変化するか、などのテーマをとりあげ、これらに対する言語学的な考え方の理解を目指す。講義形式だが、適宜、練習問題を取り入れる。春学期に開講した「言語学A」の続きの授業である。

2.授業内容第1回: 形態論(1)単語はどのように構成されている

か第2回: 形態論(2)雨(アメ)と雨(アマ)は同じ語

か第3回:形態論(3)語の分析の実際第4回:形態論(4)未知の言語の形態分析第5回:形態論(5)語彙と文法範疇第6回: 統語論(1)句と文はどのように作られるか・

さまざまな統語理論第7回: 統語論(2)主語や目的語の表し方のいろいろ・

語順の多様性第8回:意味論(1)意味の意味:「意味」とは何か第9回:意味論(2)多義語・同音異義語・反義語など第10回:意味論(3)語の意味分析の方法第11回:意味論(4)比喩と連語第12回:意味論(5)文の意味と発話の意味第13回: 歴史言語学(1)語族とは何か・ことばはどの

ように変わるか第14回:言語と歴史(2)言語間の接触・交流3.履修上の注意<1>春学期開講の「言語学A」を履修しておくことが望ましい。<2>今までに聞いたことのないことがらが毎回多く導入されるので、きちんと出席して真面目に聴講しないと確実に理解できなくなり、試験に合格することはほぼ不可能である。<3>授業中のスマートフォン・携帯電話の使用や私語など、真面目な学生の迷惑になる非常識行為は厳禁。4.準備学習(予習・復習等)の内容<1>日常生活において普段から身の回りの「ことば」(おもに日本語)を観察する姿勢を持つことが期待される。<2>毎回、次の授業までにテキストの指定された部分(2~8頁ほど)を読んでおくことが要求される。また、試験の直前に慌てないように、ふだんから自分がとったノートやプリント教材、テキストを読み直して復習することが望ましい。5.教科書 佐久間淳一・加藤重広・町田健 著『言語学入門』(研究社)。ほかにプリント資料を配付する。6.参考書 教場にて適宜指示する。7.成績評価の方法 期末に行う試験による。8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LIN111J 科目ナンバー:(CO)LIN111J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 36 2020/03/15 15:07:59

Page 37: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 36 ― ― 37 ―

論理学A 金子 裕介

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標論理学の世界をツアーするような講義にしたいと思っています。重要なのは出席者にこの分野(論理学)への知的関心をもってもらうことで、それ(論理学)のあわせ持つ数学的な厳しさは最小限に抑えたいと思っています。ただ、それなりのエキササイズは必要だと思ってください。その訓練は、講義中に行います。講義に出席しないで、独学で習得するのは、結果的に遠回りになるのでおススメしません。

2.授業内容第1回:論理学を学ぶにあたっての基礎概念(教科書pp.1-11)第2回:命題論理の文法①(教科書pp.21-39)第3回:命題論理の文法②(教科書pp.21-39)第4回:命題論理の文法③(教科書pp.21-39)第5回:命題論理の文法④(教科書pp.21-39)第6回:命題論理の証明①(教科書pp.40-57)第7回:命題論理の証明②(教科書pp.40-57)第8回:命題論理の証明③(教科書pp.40-57)第9回:命題論理の証明④(教科書pp.40-57)第10回:命題論理の意味論⑤(教科書pp.59-71)第11回:命題論理の意味論⑥(教科書pp.59-71)第12回:命題論理の意味論⑦(教科書pp.59-71)第13回:命題論理の意味論⑧(教科書pp.59-71)第14回:まとめ

ただし以上のページ指定は第1版のものなので若干異なります。

3.履修上の注意教科書を毎回使います。なので毎回、持って来てください。その場で読んで、理解することが、履修の最短距離になります。さもなければ膨大な板書をひたすら記録するだけの講義になりかねません。とにかく毎回、来てください、としか言いようがありません。教科書は記号だらけでゲゲッとなるかも知れませんが、勉強すればそれなりに得るものがあるはずです。そしてそれは将来、広い意味でのビジネス思考にも役に立つはずです(論理学を学んだ!ということは、それなりに自信になります)。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書の「どこに」「何が書いてあるのか」を把握してください。テストは持ち込み可にしますので、知識の引き出しにアクセスできるようにしておくことが、そのまま論理学の習得につながります。

5.教科書金子裕介『論理と分析―文系のための記号論理入門 第2版』、晃洋書房、3月出版予定。3,000円ほど。第2版を使います。現在出回っている第1版ではありません。ご注意お願いします。テストは第2版のページを指定して、問題をつくります。より正確な情報は決まり次第、履修登録者に送信します。アマゾンでも、なかみ検索できるようにお願いしておきます。

6.参考書教科書の巻末文献に載っているのが参考文献になります。しかしそれらを読んでおく必要はありません。教科書と講義で完結させます。

7.成績評価の方法(履修者数によっては、平常点も考えたいとは思っていますが)基本的には、期末試験で評価決定するつもりです。テストは持ち込み可にしますので、知識の引き出しにアクセスできるようにしておいてください。

8.その他耳学問でもよいので、毎回自分で講義に出て話を聞いておくことが、最終的には近道になります。

和泉

論理学B 金子 裕介

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標論理学の世界をツアーするような講義にしたいと思っています。重要なのは出席者にこの分野(論理学)への知的関心をもってもらうことで、それ(論理学)のあわせ持つ数学的な厳しさは最小限に抑えたいと思っています。論理学Bは、論理学Aの知識を必要としますので、AからBへ引き継ぐ形で履修してもらえれば幸いです。何かしらの事情でBから参加せざるを得ない人は、講義初回に相談しに来てください。

2.授業内容第1回:春学期の復習①(春学期の講義要項参照)第2回:春学期の復習②(春学期の講義要項参照)第3回:春学期の復習③(春学期の講義要項参照)第4回:述語論理の文法①(教科書pp.81-90)第5回:述語論理の文法②(教科書pp.81-90)第6回:述語論理の文法③(教科書pp.81-90)第7回:述語論理の証明①(教科書pp.91-105)第8回:述語論理の証明②(教科書pp.91-105)第9回:述語論理の証明③(教科書pp.91-105)第10回:述語論理の証明④(教科書pp.91-105)第11回:述語論理の意味論①(教科書pp.108-135)第12回:述語論理の意味論②(教科書pp.108-135)第13回:述語論理の意味論③(教科書pp.108-135)第14回:述語論理の意味論④(教科書pp.108-135)

ただし以上のページ指定は第1版のものなので若干異なります。

3.履修上の注意秋学期は、禁断の果実とも言える「述語論理の意味論」を目指します。これは難しい話です。なので講義者の腕の見せ所でもあるのですが、とにかく、関心だけは失わずに出席してください。内容は慣れないものでしょうが、「真理の定義」、「対象世界」、「充足」など、知的なイメージを膨らませる話題がたくさんありますし、意味論までやって初めて、述語論理の難しい証明技術の意図している所も分かるはずです。もちろん、こういった知識を習得しておくことは将来、広い意味でのビジネス思考にも役に立つはずです(論理学を学んだ!ということは、それなりに自信になります)。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書の「どこに」「何が書いてあるのか」を把握してください。テストは持ち込み可にしますので、知識の引き出しにアクセスできるようにしておくことが、そのまま論理学の習得につながります。

5.教科書金子裕介『論理と分析―文系のための記号論理入門 第2版』、晃洋書房、3月出版予定。3,000円ほど。第2版を使います。現在出回っている第1版ではありません。ご注意お願いします。テストは第2版のページを指定して、問題をつくります。より正確な情報は決まり次第、履修登録者に送信します。アマゾンでも、なかみ検索できるようにお願いしておきます。

6.参考書教科書の巻末文献に載っているのが参考文献になります。しかしそれらを読んでおく必要はありません。教科書と講義で完結させます。

7.成績評価の方法(履修者数によっては、平常点も考えたいとは思っていますが)基本的には、期末試験で評価決定するつもりです。テストは持ち込み可にしますので、知識の引き出しにアクセスできるようにしておいてください。

8.その他耳学問でもよいので、毎回自分で講義に出て話を聞いておくことが、最終的には近道になります。

和泉

科目ナンバー:(CO)PHL191J 科目ナンバー:(CO)PHL191J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 37 2020/03/15 15:07:59

Page 38: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 38 ― ― 39 ―

心理学A 熊谷 智博

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標「心理学A」では心理学全般に関する基礎的知識の習得を目標とします。心理学に対する「誤解」の解消と、科学的方法論の解説を通じて、心理学に対する正しい理解の修得を図ります。

2.授業内容第1回:イントロダクションと心理学全般の概説第2回:心理学の研究法:科学としての心理学第3回:知覚心理学1第4回:知覚心理学2第5回:認知心理学1第6回:認知心理学2第7回:学習心理学第8回:教育心理学第9回:発達心理学1第10回:発達心理学2第11回:人格心理学第12回:感情・動機づけの心理学第13回:臨床心理学第14回:社会心理学

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意特にありません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書を予め読んで予習していると理解しやすいでしょう。

5.教科書「心理学概論 学びと知のイノベーション」小野寺孝義・磯崎三喜年・小川俊樹編著 ナカニシヤ出版 定価2,400円+税

6.参考書特にありません。

7.成績評価の方法定期試験の成績によって100%評価します。

8.その他 授業の進行上、シラバスの授業回、内容等に変更が生じる事があります。その都度授業中にお知らせします。

和泉

心理学B 熊谷 智博

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 「心理学B」では心理学の中でも社会心理学の知識を深めることを目的とします。特に戦争や宗教対立と関連のある集団間紛争の心理学について、理論と最新の研究成果を講義します。更にテロリズムなどの原因となる、不公正感と過激化の心理学についても講義します。授業中に質問紙への回答や簡単な実験への参加などを通じて心理学研究について体験してもらうことも予定しています。

2.授業内容第1回:心理学的集団間紛争研究とは第2回:集団間関係第3回:紛争と知覚第4回:紛争と感情第5回:紛争と記憶第6回:紛争とアイデンティティ第7回:紛争と社会的公正第8回:過激化の心理学1第9回:過激化の心理学2第10回:過激化の心理学3第11回:過激化の心理学4第12回:紛争解決と和解の心理1第13回:紛争解決と和解の心理2第14回:紛争解決と和解の心理3

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意集団間紛争の心理学に関する実験を体験することがあります。エレベータやスロープがないリエゾン棟の、メディア・コミュニケーション実験室で実験を行うことがありますので、移動が難しい方は事前にご連絡ください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書を読んで予習・復習をしてください。授業では教科書を既に一読していることを前提に講義を行います。

5.教科書「紛争と平和構築の社会心理学-集団間の葛藤とその解決」 D.バル・タル編著 北大路書房 定価4000円+税

6.参考書 特にありません。

7.成績評価の方法定期試験の成績によって100%評価します。ただし授業内外で実施する実験への参加者には、定期試験の成績に加点する事があります(最大10点。合計が100点以上の場合は100点として扱います)。

8.その他 授業の進行上、シラバスの授業回、内容等に変更が生じる事があります。その都度授業中にお知らせします。

和泉

科目ナンバー:(CO)PSY191J 科目ナンバー:(CO)PSY191J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 38 2020/03/15 15:07:59

Page 39: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 38 ― ― 39 ―

環境科学A 森永 由紀

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 日米をはじめとする諸国の環境問題への取り組みの歴史を、その地域の人々と自然環境との関わりを交えて辿る。さらに取組みの現状を概観しながら、環境問題あるいは自然に対する意識の差異を紹介する。 環境保全の必要性は国際政治の場でも活発に語られるが、いざ実行に移すとなると国際間の足並みは揃わない。背景には政治経済的問題があるが、環境問題あるいは自然に対する人々の意識の差異も影響していることを見出す。

2.授業内容第1回:地球温暖化・パリ協定への各国の取組み第2回:米国の環境問題1 18C末- 開拓の反動第3回:米国の環境問題2 ‘60s-花開く環境保全第4回:米国の環境問題3 現在-多様化する保護運動第5回: 欧州の環境問題1 環境対策に先進的に取組む

理由第6回:欧州の環境問題2 酸性雨外交が成功した理由第7回:日本の環境問題1 明治以降-富国強兵と公害第8回:日本の環境問題2 高度成長期-産業公害第9回:日本の環境問題3 ‘80s-生活公害第10回:日本の環境問題4 現在-環境白書にみる現状第11回:日本の環境問題5 日本人の自然観第12回: 途上国の環境問題1 圧縮型工業化と公害、自

然破壊第13回: 広がる動物への配慮、動物(家畜)福祉、動物

の権利第14回: 環境意識の違いを越えて -将来に備えること

は可能なのか?

3.履修上の注意 授業内容はあくまでも予定であり、進捗状況などによって変更になることがある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 環境問題に関する新聞報道には目を通すこと。

5.教科書 なし。

6.参考書 米本昌平『地球環境問題とは何か』岩波新書 ほか

7.成績評価の方法 レポート(30%)、期末試験(70%) レポートの提出期限は6月12日。レポートの内容については授業中に説明する。

8.その他 本講義では、SDGsの目標6, 7, 12, 13, 14, 15などに関連した問題を取り上げます。

駿河台

環境科学B 森永 由紀

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 環境問題をめぐるさまざまな議論を紹介する。各種意見の不一致を乗り越えて問題解決をはかるために、科学が果たす役割とその問題点について考える。 捕鯨問題や地球温暖化対策といった国境を越えた議論がなぜ噛みあわないかを理解し、これらの問題に関して自分の言葉で議論ができるようになることが目標である。

2.授業内容第1回:序章 鯨を捕るのはなぜ可哀想なのか?第2回:『環境危機をあおってはいけない』を読む第3回: 『環境危機をあおってはいけない』への批判を

読む第4回:地球温暖化をめぐる議論 Al Goreの言い分第5回: 地球温暖化をめぐる議論 Fred Singerの言い

分第6回:地球温暖化をめぐる議論 温暖化の何が怖いか第7回:地球温暖化をめぐる議論 原発と温暖化第8回:オゾン層破壊をめぐる議論 フロンが原因か?第9回:水をめぐる議論 世界の水問題と日本の水問題第10回:自然保護をめぐる議論第11回: 商業捕鯨の再開をめぐる議論 推進派・反対

派・反反対派第12回: 商業捕鯨の再開をめぐる議論 家畜と野生生物、

痛みと命第13回:商業捕鯨の再開をめぐる議論 商業捕鯨と乱獲第14回: 環境問題の議論 不確実性とどうつきあうか・

まとめ

3.履修上の注意 授業内容はあくまでも予定であり、進捗状況などによって変更になることがある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 環境問題に関する新聞報道には目を通すこと。

5.教科書 なし。

6.参考書森田勝昭『鯨と捕鯨の文化史』名古屋大学出版会 石井敦『解体新書「捕鯨論争」』新評論小松正之『よくわかるクジラ論争』成山堂書店 ほか

7.成績評価の方法 レポート(30%)と期末試験(70%) レポートの提出期限は11月15日。レポートの内容については授業中に説明する。

8.その他 本講義では、SDGsの目標6, 7, 12, 13, 14, 15などに関連した問題を取り上げます。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ENV391J 科目ナンバー:(CO)ENV391J

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 39 2020/03/15 15:07:59

Page 40: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

02総合教育009-040_商学2_2020.indd 40 2020/03/15 15:07:59

Page 41: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

3.外国人留学生のための科目

日本事情A~Dは、Oh-o! Meiji公開シラバスを参照してください。

03外国人留学生041-044_商学2_2020.indd 41 2020/03/15 15:09:27

Page 42: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 43 ―

03外国人留学生041-044_商学2_2020.indd 42 2020/03/15 15:09:27

Page 43: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 43 ―

日本事情E 森永 由紀

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 本授業では留学生を対象に、日本事情を自然環境や公害問題の面から講義する。  あわせて受講生は、自国の自然や環境問題について日本と比較しながら紹介する。

 到達目標は、日本の自然を理解すると共に日本の自然の楽しみ方を知り、かつ自然災害から身を守る方法を学ぶ。また、日本の公害経験を学び、自国でそれらを役立てる方法を模索する。

2.授業内容第1回 1.はじめに     1)なぜ日本の自然や公害経験を学ぶのか第2回  2)受講生による自国の自然の紹介第3回 2.日本の自然の恵みと脅威     1)地震第4回  2)火山噴火第5回  3)水害・雪害第6回  4)「3.11」 地震・津波・原発事故第7回 3.防災対策     1)ハザードマップ第8回  2)「釜石の奇跡」第9回 4.日本の公害     1)足尾鉱毒事件第10回  2) イタイイタイ病第11回  3)水俣病第12回  4)四日市ぜんそく第13回  5)アジアのアスベスト公害第14回 5.まとめ 日本の自然と文化

3.履修上の注意留学生が対象である。授業内容はあくまでも予定であり、進捗状況などによって変更になることがある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 適宜課題を出すので、必ず次週までに用意する。

5.教科書 なし

6.参考書 適宜紹介する。

7.成績評価の方法 出欠および授業への参加度(30%)、レポート(70%)

8.その他 特になし

和泉

科目ナンバー:(CO)ENV191J

03外国人留学生041-044_商学2_2020.indd 43 2020/03/15 15:09:27

Page 44: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

03外国人留学生041-044_商学2_2020.indd 44 2020/03/15 15:09:27

Page 45: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

4.外国語科目

 必修科目以外にも英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語、スペイン語にさらに磨きをかけることを目的としたさまざまな科目が設置されています。 上記科目の単位は各年次の履修制限単位数に含まれ、修得した単位はフリーゾーンの単位として卒業単位に含めることができます。

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 45 2020/03/15 15:13:06

Page 46: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 46 2020/03/15 15:13:06

Page 47: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

英語

英  語

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 47 2020/03/15 15:13:06

Page 48: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 49 ―

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 48 2020/03/15 15:13:06

Page 49: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 49 ―

英語

口語英語Ⅰ シラバス1、P.70別表Ⅲ−①参照

1単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標英語でのオーラル・コミュニケーション能力の習熟を目標に、発音と聴解を重視し、口語表現を中心とした授業をおこなう。

2.授業内容第1回 口語的な英語表現学習への導入

第2回から第5回メイン・アイディアをつかむ聴解の練習

第6回から第9回メイン・アイディアを支えるディテイルをつかむ聴解の練習

第10回から第13回聴解した内容のサマリーを作る練習

最終回 a:試験 b:まとめ

3.履修上の注意授業回数の3分の1以上を欠席した者には、原則として定期試験を受ける資格が認められないので、注意すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容わからない単語や熟語表現等は事前に辞書を用いて調べ、授業範囲の概要をつかんでおくこと。

5.教科書担当者ごとに異なるため、各担当者の指示に従うこと。

6.参考書担当者ごとに異なるため、各担当者の指示に従うこと。

7.成績評価の方法平常点(課題提出、授業への参加態度など)と定期試験の結果を総合して評価する。

8.その他担当者ごとに異なるため、各担当者の指示に従うこと。

和泉

口語英語Ⅱ シラバス1、P.70別表Ⅲ−①参照

1単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標英語でのオーラル・コミュニケーション能力の習熟を目標に、発音と聴解を重視し、口語表現を中心とした授業をおこなう。

2.授業内容第1回 発信的なオーラル英語学習への導入

第2回から第5回プレゼンテーションの種類と形式を学ぶ

第6回から第9回プレゼンテーションのストラクチャーを学ぶ

第10回から第13回プレゼンテーションの実演

最終回 a:試験 b:まとめ

3.履修上の注意授業回数の3分の1以上を欠席した者には、原則として定期試験を受ける資格が認められないので、注意すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容わからない単語や熟語表現等は事前に辞書を用いて調べ、授業範囲の概要をつかんでおくこと。

5.教科書担当者ごとに異なるため、各担当者の指示に従うこと。

6.参考書担当者ごとに異なるため、各担当者の指示に従うこと。

7.成績評価の方法平常点(課題提出、授業への参加態度など)と定期試験の結果を総合して評価する。

8.その他担当者ごとに異なるため、各担当者の指示に従うこと。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN111J 科目ナンバー:(CO)LAN111J

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 49 2020/03/15 15:13:06

Page 50: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 50 ― ― 51 ―

英語講読Ⅰ シラバス1、P.70別表Ⅲ−①参照

1単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標英文読解力の習熟を目標に、語彙と文法を重視し、現代英語の幅広い素材のテキストにより、講読を中心とした授業をおこなう。

2.授業内容第1回 読解力を向上させる英語学習方法への導入

第2回から第5回パラグラフのメイン・アイディアをつかむ

第6回から第9回メイン・アイディアを支えるディテイルをつかむ

第10回から第13回パラグラフのサマリーを作る

最終回 a:試験 b:まとめ

3.履修上の注意授業回数の3分の1以上を欠席した者には、原則として定期試験を受ける資格が認められないので、注意すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容わからない単語や熟語表現等は事前に辞書を用いて調べ、授業範囲の概要をつかんでおくこと。

5.教科書担当者ごとに異なるため、各担当者の指示に従うこと。

6.参考書担当者ごとに異なるため、各担当者の指示に従うこと。

7.成績評価の方法平常点(課題提出、授業への参加態度など)と定期試験の結果を総合して評価する。

8.その他担当者ごとに異なるため、各担当者の指示に従うこと。

和泉

英語講読Ⅱ シラバス1、P.70別表Ⅲ−①参照

1単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標英文読解力の習熟を目標に、語彙と文法を重視し、現代英語の幅広い素材のテキストにより、講読を中心とした授業をおこなう。

2.授業内容第1回 さらに読解力を向上させる英語学習方法への導入

第2回から第5回コンテクストから意味を推量して読む

第6回から第9回比較と対比、原因と結果、事実と推量に留意して読む

第10回から第13回テクスト全体の構造をとらえる

最終回 a:試験 b:まとめ

3.履修上の注意授業回数の3分の1以上を欠席した者には、原則として定期試験を受ける資格が認められないので、注意すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容わからない単語や熟語表現等は事前に辞書を用いて調べ、授業範囲の概要をつかんでおくこと。

5.教科書担当者ごとに異なるため、各担当者の指示に従うこと。

6.参考書担当者ごとに異なるため、各担当者の指示に従うこと。

7.成績評価の方法平常点(課題提出、授業への参加態度など)と定期試験の結果を総合して評価する。

8.その他担当者ごとに異なるため、各担当者の指示に従うこと。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN111J 科目ナンバー:(CO)LAN111J

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 50 2020/03/15 15:13:06

Page 51: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 50 ― ― 51 ―

英語

基礎英語Ⅰ 石黒 太郎

1単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 高校までに学習したはずの英語が覚束ないという学生を対象にした授業である。Voice of America Science Reportの抜粋を題材とした教科書を使って、英語を読み、書き、聞き、話すための基礎的な演習を行う。 大学生として知っておくべき文法、語彙の習得のみならず、科学的な話題について英語で概要を理解できるようになることを到達目標とする。

2.授業内容第1回 顔認証(第1課)第2回 AIと職業(第2課)第3回 VRと医療(第3課)第4回 都市型農業(第4課)第5回 日本の伝統芸(第5課)第6回 最新の新聞記事を読む第7回a 試験第7回b 試験の解説とおさらい第8回 高齢社会とロボット(第6課)第9回 電気自動車(第7課)第10回 カメラの進化(第8課)第11回 蚊と伝染病(第9課)第12回 次世代 VR(第10課)第13回 最新の新聞記事を読む第14回a 試験第14回b 試験の解説とおさらい

3.履修上の注意 学部で決められた履修資格を満たしていないと履修登録ができない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 次の回で学習する章を予習して授業に臨むこと。また授業で解説した語句と語法を復習すること。

5.教科書村尾純子ほか 『VOAで学ぶ最先端技術と PBL 基礎演習』 成美堂 2020年。

6.参考書

7.成績評価の方法授業中に実施する語句などの確認テスト 30%授業への貢献度 10%2回実施する試験 60%

8.その他

和泉

基礎英語Ⅱ 石黒 太郎

1単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 高校までに学習したはずの英語が覚束ないという学生を対象にした授業である。Voice of America Science Reportの抜粋を題材とした教科書を使って、英語を読み、書き、聞き、話すための基礎的な演習を行う。 大学生として知っておくべき文法、語彙の習得のみならず、科学的な話題について英語で概要を理解できるようになることを到達目標とする。

2.授業内容第1回 昼寝の効能(第11課)第2回 スマートフォン・アプリの進化(第12課)第3回 癌細胞(第13課)第4回 AIと宇宙(第14課)第5回 蝙蝠と老化(第15課)第6回 最新の新聞記事を読む第7回a 試験第7回b 試験の解説とおさらい第8回 新しい充電方法(第16課)第9回 星の死(第17課)第10回 コーヒーから作る燃料(第18課)第11回 新しい天然材料(第19課)第12回 インターネットの未来(第20課)第13回 最新の新聞記事を読む第14回a 試験第14回b 試験の解説とおさらい

3.履修上の注意 学部で決められた履修資格を満たしていないと履修登録ができない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 次の回で学習する章を予習して授業に臨むこと。また授業で解説した語句と語法を復習すること。

5.教科書村尾純子ほか 『VOAで学ぶ最先端技術と PBL 基礎演習』 成美堂 2020年。

6.参考書

7.成績評価の方法授業中に実施する語句などの確認テスト 30%授業への貢献度 10%2回実施する試験 60%

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN111J 科目ナンバー:(CO)LAN111J

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 51 2020/03/15 15:13:06

Page 52: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 52 ― ― 53 ―

基礎英語Ⅰ 泉  順子

1単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 苦手意識を軽減させながら、小さな積み重ねを繰り返すことで最終的には総合的に英語力が向上することを目指します。 授業の前半は語彙の数を増やすためのドリルと、短文や比較的内容が分かりやすい物語をたくさん読みすすめつつ、文法を再確認していきます。後半はTOEIC教材を用いて聴き取りと会話の力を伸ばしていきます。

2.授業内容授業の前半は語彙ドリルとリーディング、文法復習の時間です。授業の後半で扱うリスニングのトピックが各授業のタイトルとして記されています。

1 Office2 Restaurant3 Hotel4 Airport 5 Department Store6 (a) 小テスト (b) フィードバック7 Hospital8 Train Station9 Post Office10 Art Museum11 Job Interview12 Party13 Driving14 (a) 試験 (b) フィードバック

3.履修上の注意必ず、辞書とノート1冊を用意してください。スマートフォンを辞書として代用するのは基本的に不可とします。配布資料は必ず保管してください。三分の一以上欠席した場合は期末試験を受けることはできません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容リスニングのテキストの単語の意味・発音・品詞を授業の前に確認してください。リーディングとリスニングの資料・テキストは、授業後に復習し、試験に備えてください。

5.教科書 『Listening Explorer for the TOEIC Test - TOEICテスト リスニングスキルアップ演習』 石井隆之ほか著 (成美堂)そのほかのマテリアルはプリントとして配布します。

6.参考書特にありません。

7.成績評価の方法授業への参加度 30%小テスト  20%期末テスト 60%

8.その他

和泉

基礎英語Ⅱ 泉  順子

1単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 苦手意識を軽減させながら、小さな積み重ねを繰り返すことで最終的には総合的に英語力が向上することを目指します。 授業の前半は主に語彙の数を増やし、英語の短文や比較的内容が分かりやすい物語をたくさん読みながら、文法を再確認していきます。後半はTOEIC教材を用いながら聴き取りと会話の力を伸ばしていきます。

2.授業内容授業の前半は語彙ドリルとリーディング、文法復習の時間です。授業の後半で扱うリスニングのトピックが各授業のタイトルとして記されています。

1 Studying Abroad2 Business Trip3 Sightseeing4 Music5 Sports6 (a) 小テスト (b) フィードバック7 Weather8 Global Warming9 Car Society10 SNS11 Nursing Care12 Meeting13 Park and Theatre 14 (a) 試験 (b) フィードバック

3.履修上の注意必ず、辞書とノート1冊を用意してください。スマートフォンを辞書として代用するのは基本的に不可とします。配布資料は必ず保管してください。三分の一以上欠席した場合は期末試験を受けることはできません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容リスニングのテキストの単語の意味・発音・品詞を授業の前に確認してください。リーディングとリスニングの資料・テキストは、授業後に復習し、試験に備えてください。

5.教科書 『Listening Explorer for the TOEIC Test - TOEICテスト リスニングスキルアップ演習』 石井隆之ほか著 (成美堂)そのほかのマテリアルはプリントとして配布します。

6.参考書特にありません。

7.成績評価の方法授業への参加度 30%小テスト  20%期末テスト 60%

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN111J 科目ナンバー:(CO)LAN111J

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 52 2020/03/15 15:13:06

Page 53: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 52 ― ― 53 ―

英語

上級英語Ⅰ 石黒 太郎

1単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 英文法を題材とした一般向けの図書を教科書として講読する。文法の起源、価値と必要性、教授法と評価、そして文法の面白さを、平易な英文を読むことを通して学ぶ。 人文学で頻出する表現に慣れ、言語について英語で表現できるようになることを到達目標とする。

2.授業内容第1回 文法論の扉(履修者の選考も行う)第2回 文(第1章)第3回 主部と述部(第2章)第4回 句(第3~4章)第5回 語(第5章)第6回 品詞(第6章)第7回 文の役割(第7章)第8回 単文(第8章)第9回 複文と重文(第9~10章)第10回 メタ言語(第11章)第11回 規範文法(第12章)第12回 明解さと重さ(第13章)第13回 明解さと順序(第14章)第14回a 試験第14回b 試験の解説とおさらい

3.履修上の注意 履修者の定員は20名。春学期第1回に出席し、履修許可を得た者のみ履修ができる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業で取り上げた語句を英語辞典で引き、用法と用例を確認すること。また次の回で学習する章に目を通して授業に臨むこと。

5.教科書Crystal, David. Making Sense: The Glamorous Story of English Grammar. Profile Books, 2017. ISBN: 9781781256022

6.参考書

7.成績評価の方法授業中に実施する語句の確認テスト 30%授業への貢献度 10%試験 60%

8.その他

和泉

上級英語Ⅱ 石黒 太郎

1単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 英文法を題材とした一般向けの図書を教科書として講読する。文法の起源、価値と必要性、教授法と評価、そして文法の面白さを、平易な英文を読むことを通して学ぶ。 人文学で頻出する表現に慣れ、言語について英語で表現できるようになることを到達目標とする。

2.授業内容第1回 意味(第15章)第2回 語用論(第16章)第3回 構造と実用(第17章)第4回 文体1(第18章)第5回 文体2(第19章)第6回 説明(第20章)第7回 現代の変化(第21章)第8回 中世から近代の変化(第22章)第9回 19~20世紀の変化(第23章)第10回 アメリカ英語(第24章)第11回 世界の英語(第25章)第12回 インターネット上の文法(第26章)第13回 文法の復権(第27~28章)第14回a 試験第14回b 試験の解説とおさらい

3.履修上の注意 履修者の定員は20名。春学期第1回に出席し、履修許可を得た者のみ履修ができる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業で取り上げた語句を英語辞典で引き、用法と用例を確認すること。また次の回で学習する章に目を通して授業に臨むこと。

5.教科書Crystal, David. Making Sense: The Glamorous Story of English Grammar. Profile Books, 2017. ISBN: 9781781256022

6.参考書

7.成績評価の方法授業中に実施する語句の確認テスト 30%授業への貢献度 10%試験 60%

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN211J 科目ナンバー:(CO)LAN211J

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 53 2020/03/15 15:13:06

Page 54: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 54 ― ― 55 ―

上級英語Ⅰ 泉  順子

1単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では、英語によるプレゼンテーション技術の習得と向上を目指します。 自分の意見を相手に明確に効果的に伝えるための分析と練習を重ね、自分なりの型を作り上げていきます。

2.授業内容春学期では①プレゼンテーションについての基本的な作法・基礎的技術の習得、②優れたトークの分析を行います。各回ではプレゼンテーションに必要な語彙・言い回しを確認するドリルも行います。

第1回 ガイダンス:プレゼンテーションとは?第2回 教科書:Posture第3回 教科書:Gesture第4回 教科書:Voice, Tones第5回 トーク分析第6回 課題提出・ディスカッション第7回 プレゼンテーション第8回 教科書:Styles第9回 教科書:Visual Images第10回 教科書:Structures第11回 教科書:Graphs and Charts第12回 課題(原稿)提出、フィードバック第13回 プレゼンテーション第14回 (a) 小テスト (b) フィードバック

*授業の進行状況によって内容が変更することもあります。

3.履修上の注意 演習形式の授業ですので、課題提出・準備を忘れずに済ませてください。 スマートフォン・携帯電話の使用は認めません。 辞書は必ず持参すること。 授業中に配布された資料は必ず保管すること。 三分の一以上の欠席は不可とします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 自主的な学習が求められる授業です。与えられた課題は期日までに提出し、担当教員からのフィードバックをもとに課題を修正する作業を忘れずに行ってください。

5.教科書『Speaking of Speech New Edition』 ハリントン デービッド/ルボー チャールズ(マクミランランゲージハウス)

6.参考書 『TED TALKS』 クリス・アンダーソン (日経BP)

7.成績評価の方法 授業への参加度 40% 課題 40% 小テスト 20%

8.その他

和泉

上級英語Ⅱ 泉  順子

1単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では、英語によるプレゼンテーション技術の習得と向上を目指します。 自分の意見を相手に明確に効果的に伝えるための分析と練習を重ね、自分なりの型を作り上げていきます。

2.授業内容秋学期では、春学期に習得した知識とスキルを踏まえて、独自のプレゼンテーションを作成します。

第1回 春学期の復習第2回 タイトルの分析・作りかた第3回 トピックと目的第4回 分かりやすい話し言葉第5回 制限時間内での効果的な伝えかた第6回 ボディー・ランゲージと演出第7回 課題提出、フィードバック第8回 「ストーリー(物語)」のつくりかた第9回 配布資料第10回 自己分析第11回 Q&A対策第12回 課題(原稿)提出、フィードバック第13回 プレゼンテーション第14回 (a) 小テスト (b) フィードバック

*授業の進行状況によって内容が変更することもあります。

3.履修上の注意 演習形式の授業ですので、課題提出・準備を忘れずに済ませてください。 スマートフォン・携帯電話の使用は認めません。 辞書は必ず持参すること。 授業中に配布された資料は必ず保管すること。 三分の一以上の欠席は不可とします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 自主的な学習が求められる授業です。与えられた課題は期日までに提出し、担当教員からのフィードバックをもとに課題を修正する作業を忘れずに行ってください。

5.教科書『Speaking of Speech New Edition』 ハリントン デービッド/ルボー チャールズ(マクミランランゲージハウス)

6.参考書 『TED TALKS』 クリス・アンダーソン (日経BP)

7.成績評価の方法 授業への参加度 40% 課題 40% 小テスト 20%

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN211J 科目ナンバー:(CO)LAN211J

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 54 2020/03/15 15:13:06

Page 55: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 54 ― ― 55 ―

英語

上級英語Ⅰ 小澤  央

1単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、読解力を軸とする総合的な英語力を養うことを目的とする。英語の上達を目指すだけでなく、教材で扱われている現代の社会や文化の諸問題について思索を深めることも目指している。教科書はリーディング中心の教材であるが、音声・映像資料などを補充し、また受講生同士の話し合いの時間も適宜設けることで、多角的な英語学習を促進する。 英語を正確に把握する力、基本的な語彙を通じて自ら英語で表現する力の獲得が到達目標である。

2.授業内容第1回:a : イントロダクション(英語学習の方針)    b : 選抜試験第2回:Unit 1前半第3回:Unit 1後半第4回:Unit 2前半第5回:Unit 2後半第6回:Unit 3前半第7回:Unit 3後半第8回:Unit 4前半第9回:Unit 4後半第10回:Unit 5前半第11回:Unit 5後半第12回:発展学習第13回:Unit 1-5のまとめ第14回:a : 期末試験    b : 解説と今後の英語学習の方針

3.履修上の注意欠席が授業回数の3分の1を超えた場合は単位を認めない。必ず辞書を持参すること。携帯電話の使用は不可。教科書の英文は易しくはないため、辞書を引きながら根気強く取り組む姿勢が求められる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容高校の英文法を正確に理解していることを前提に授業は進むので、不安な場合は適宜自発的に確認すること。事前に教科書の該当範囲を予習してくること。毎回もしくは1回おきに語彙等を確認する小テストを行う。

5.教科書Laurie Blass & Mari Vargo, Pathways: Reading, Writing, and Critical Thinking 4, Second Edition, Cengage Learning, 2018.

6.参考書授業を補助するためのプリントを配る。

7.成績評価の方法授業態度、授業への貢献度:30%小テストなどの課題:30%期末試験:40%8.その他2019年度の授業改善アンケートでは、授業の静粛さが評価されたので、今度も静粛な授業運営に努める。

和泉

上級英語Ⅱ 小澤  央

1単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、読解力を軸とする総合的な英語力を養うことを目的とする。英語の上達を目指すだけでなく、教材で扱われている現代の社会や文化の諸問題について思索を深めることも目指している。教科書はリーディング中心の教材であるが、音声・映像資料などを補充し、また受講生同士の話し合いの時間も適宜設けることで、多角的な英語学習を促進する。 英語を正確に把握する力、基本的な語彙を通じて自ら英語で表現する力の獲得が到達目標である。

2.授業内容第1回:a : イントロダクション(英語学習の方針)    b : 問題演習第2回:Unit 6前半第3回:Unit 6後半第4回:Unit 7前半第5回:Unit 7後半第6回:Unit 8前半第7回:Unit 8後半第8回:Unit 9前半第9回:Unit 9後半第10回:Unit 10前半第11回:Unit 10後半第12回:発展学習第13回:Unit 6-10のまとめ第14回:a : 期末試験    b : 解説と今後の英語学習の方針

3.履修上の注意欠席が授業回数の3分の1を超えた場合は単位を認めない。必ず辞書を持参すること。携帯電話の使用は不可。教科書の英文は易しくはないため、辞書を引きながら根気強く取り組む姿勢が求められる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容高校の英文法を正確に理解していることを前提に授業は進むので、不安な場合は適宜自発的に確認しましょう。事前に教科書の該当範囲を予習してくること。毎回もしくは一回おきに語彙等を確認する小テストを行います。

5.教科書Laurie Blass & Mari Vargo, Pathways: Reading, Writing, and Critical Thinking 4, Second Edition, Cengage Learning, 2018.

6.参考書授業を補助するためのプリントを配る。

7.成績評価の方法授業態度、授業への貢献度:30%小テストなどの課題:30%期末試験:40%8.その他2019年度の授業改善アンケートでは、授業の静粛さが評価されたので、今度も静粛な授業運営に努める。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN211J 科目ナンバー:(CO)LAN211J

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 55 2020/03/15 15:13:06

Page 56: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 56 ― ― 57 ―

上級英語Ⅰ 小宮 彩加

1単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 映画や映画・映像に関する教材を用いながら、総合的に英語力を向上させることを目的としています。 映画批評を書いたり、グループ・ワークやプレゼンテーションをするなどの課題が定期的にあります。

受け身な姿勢で英語を学ぶのではなく、英語を使って自らの考えを発信できるようになることが目標です。

2.授業内容第1回:イントロダクションと履修者選考第2回:インタビューを使ったリスニング練習第3回:インタビューを使ったリスニング練習第4回:インタビューを使ったリスニング練習第5回:小テストと復習第6回:インタビューの作成と実践第7回:映画批評の読解第8回:映画批評の読解第9回:復習と小テスト第10回:映画批評作成第11回:映画鑑賞と理解第12回:映画を使ったリスニング練習第13回:映画の批評第14回a:試験   b:講義全体の振り返りと試験の正答解説

3.履修上の注意初回授業で履修者選抜を行いますので、必ず初回授業に出席すること。

全授業数の3分の1以上を欠席した場合には、定期試験を受験できません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で配布するプリントは予習・復習し、不明な点があれば、授業で質問すること。

5.教科書随時プリントを配布します。

6.参考書Matthew A. Taylor and David E. Kluge, Basic Steps to Academic Writing(Cengage Learning)

7.成績評価の方法課題30%、授業への貢献度10%、期末試験60%で評価する。

8.その他辞書必携。

和泉

上級英語Ⅱ 小宮 彩加

1単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 映画や映画・映像に関する教材を用いながら、総合的に英語力を向上させることを目的としています。 定期的にエッセー・ライティングやグループ・ワーク、プレゼンテーションなどの課題があります。受動的に英語を学ぶのではなく、英語を使って自分の考えを発信できる力も身につけることを目標としています。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:映画のリスニングと作品理解第3回:映画のリスニングと作品理解第4回:作品理解のための読解訓練第5回:復習と小テスト第6回:プレゼンテーション準備と指導第7回:プレゼンテーション①第8回:プレゼンテーション②第9回:プレゼンテーション③第10回:プレゼンテーション④第11回:プレゼンテーション⑤と全体の講評第12回:映画化された短編小説の読解第13回: 短編小説をもとにした映画作品の鑑賞とリス

ニング第14回a:試験   b:講義全体の振り返りと試験の正答解説

3.履修上の注意全授業数の3分の1以上を欠席した場合には、定期試験を受験できないので注意すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で配布するプリントは予習・復習し、分からないところは授業で質問すること。

5.教科書随時プリントを配布する。

6.参考書Matthew A. Taylor and David E. Kluge, Basic Steps to Academic Writing(Cengage Learning)

7.成績評価の方法プレゼンテーション30%、授業への貢献度10%、期末試験60%で評価する。

8.その他辞書必携。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN211J 科目ナンバー:(CO)LAN211J

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 56 2020/03/15 15:13:06

Page 57: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 56 ― ― 57 ―

英語

上級英語Ⅰ 今野 史昭

1単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 言語、歴史、教育、心理、医療、文学など、さまざまな分野の文章(750-800語)を読んで多様な読解法を学び、その内容に関連するリスニングの練習問題を解きながら、英語の読解力、聴解力、表現力を養います。また、難易度の高い学術英語の表現を中心に、語彙力の強化を図ります。さらに、ペアワークとグループワークで自分の考えを英語で発表する練習も行います。 英語の読解、聴き取り、語彙の増強、議論を通じて、学術英語の総合的な運用能力を高めることを目標とします。

2.授業内容第1回:イントロダクション、履修者選抜試験第2回:Lesson 1 LANGUAGE第3回:Lesson 1, 語彙の小テスト第4回:Lesson 2 SOCIAL PSYCHOLOGY第5回:Lesson 2, 語彙の小テスト第6回:Lesson 3 HIGHER EDUCATION第7回:Lesson 3, 語彙の小テスト第8回:Lesson 4 MUSICAL THEATRE第9回:Lesson 4, 語彙の小テスト第10回:Lesson 5 THE ENVIRONMENT第11回:Lesson 5, 語彙の小テスト第12回: Lesson 6 ANTHROPOLOGY/

PALEONTOLOGY第13回:Lesson 6, 語彙の小テスト第14回:a: 試験, b: 解説

3.履修上の注意初回に履修者選抜試験を行います。授業総数の3分の1以上欠席した場合、不合格(不可)になります。必ず予習をしてから授業に臨み、頻繁に行うペアワークとグループワークには積極的に参加すること。教科書には、TOEFL 100点・IELTS 7.0・英検1級などの取得を目指す学習者が覚えるべき難易度の高い英語表現が頻出するので、そのレベルの学習に取り組むことのできる英語力と意欲があることが望まれます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回教科書の指定された箇所の問題を解いて予習をしてくること。隔週で語彙の小テストを実施するので、教科書で学んだ表現をしっかり覚えて復習をしておくこと。

5.教科書Readers' Forum 3 - Active English: Readings in the Liberal Arts and Humanities. Jim Knudsen. Nan'un-do, 2017.

6.参考書特に定めない。

7.成績評価の方法平常点30%、語彙小テスト20%、試験50%で評価します。

8.その他

和泉

上級英語Ⅱ 今野 史昭

1単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 言語、歴史、教育、心理、医療、文学など、さまざまな分野の文章(750-800語)を読んで多様な読解法を学び、その内容に関連するリスニングの練習問題を解きながら、英語の読解力、聴解力、表現力を養います。また、難易度の高い学術英語の表現を中心に、語彙力の強化を図ります。さらに、ペアワークとグループワークで自分の考えを英語で発表する練習も行います。 英語の読解、聴き取り、語彙の増強、議論を通じて、学術英語の総合的な運用能力を高めることを目標とします。

2.授業内容第1回:Speaking & Writing第2回:Lesson 7 NEUROSCIENCE第3回:Lesson 7, 語彙の小テスト第4回:Lesson 8 MILITARY HISTORY第5回:Lesson 8, 語彙の小テスト第6回:Lesson 9 TECHNOLOGY第7回:Lesson 9, 語彙の小テスト第8回:Lesson 10 LITERATURE第9回:Lesson 10, 語彙の小テスト第10回:Lesson 11 ART APPRECIATION第11回:Lesson 11, 語彙の小テスト第12回:Lesson 12 CYBERCRIME第13回:Lesson 12, 語彙の小テスト第14回:a: 試験, b: 解説

3.履修上の注意授業総数の3分の1以上欠席した場合、不合格(不可)になります。必ず予習をしてから授業に臨み、頻繁に行うペアワークとグループワークには積極的に参加すること。教科書には、TOEFL 100点・IELTS 7.0・英検1級などの取得を目指す学習者が覚えるべき難易度の高い英語表現が頻出するので、そのレベルの学習に取り組むことのできる英語力と意欲があることが望まれます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回教科書の指定された箇所の問題を解いて予習をしてくること。隔週で語彙の小テストを実施するので、教科書で学んだ表現をしっかり覚えて復習をしておくこと。

5.教科書Readers' Forum 3 - Active English: Readings in the Liberal Arts and Humanities. Jim Knudsen. Nan'un-do, 2017.

6.参考書特に定めない。

7.成績評価の方法平常点30%、語彙小テスト20%、試験50%で評価します。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN211J 科目ナンバー:(CO)LAN211J

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 57 2020/03/15 15:13:06

Page 58: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 58 ― ― 59 ―

上級英語Ⅰ ジェームズ,アンドリュー

1単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標This class will focus on international business case studies for most of the semester, with the final weeks devoted to a study of advertising concepts used by multinational corporations. The purpose of the class is for students to become comfortable talking about business in English. The class will be conducted in English, with a focus on group work, discussion and debate. It is hoped that students will be able to conduct basic business encounters and negotiations in English with ease by the conclusion of the semester. They should also learn about how to cooperate in a business team and to work efficiently to complete a given task. At the end of the semester there wll be group presentations.

2.授業内容1. Course introduction; case study: retirement2. Case study: retirement (continued)3. Case study 2: product recall4 .Case study 2: product recall (continued)5. Case study 3: harassment6. Case study 3: harassment (continued)7. Case study 4: worker rights and the company image8. Case study 4: worker rights and the company image

(continued)9. Case study 5: packaging and environmental issues10. Case study 5: packaging and environmental issues

(continued)11. Case study 6: branding and marketing12. Presentation preparation13. Presentations14. Presentations

3.履修上の注意Students must use English at all times. They are expected to attend all classes and to participate actively.

4.準備学習(予習・復習等)の内容There will be homework involved in preparing answers to the case studies.

5.教科書Handouts will be given at the beginning of the semester.

6.参考書Nothing.

7.成績評価の方法Homework: 30%; Active participation=30%; Presentations=40%

8.その他Nothing

和泉

上級英語Ⅱ ジェームズ,アンドリュー

1単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標In this class students will learn about three topics connected to marketing a new product: how to create a story brand, a slogan and a logo.First there will be reading with questions to be completed as homework. After a discussion of the questions in the next class, there will be a PowerPoint lecture with more information about the topic. To make sure that everyone understands the contents of the lecture, you will complete a practice test during the class. In the next class there will be a real test with the same questions as on the practice test, but the order of the questions is shuffled. After each lecture test, students will work in groups for one class to create their own brand story, slogan and logo. This cycle will continue for 7 weeks before we begin to prepare our presentations.

2.授業内容Week 1: Introduction; division of students into presentation

groups; begin reading “Building a Story Brand” in class and finish for homework

Week 2: Homework discussion; PowerPoint lecture on “Building a Story Brand”

Week 3: Test on “Building a Story Brand”; group work: students create their own brand story; reading of “Advertising Slogans” for homework

Week 4: Homework discussion; PowerPoint lecture on “The 5 Ways to Create a Successful Slogan”

Week 5: Test on “The 5 Ways to Create a Successful Slogan”; group work: students create their own slogan; read “Logos” for homework

Week 6: Homework discussion; PowerPoint lecture on “Logo Design”

Week 7: Homework discussion of “Logo Design” (no test); group work: students create their own logo

Week 8: Presentation preparation: reviewing your contents and checking for consistency in brand story, slogan and logo

Week 9: Presentation preparation: finishing your PowerPoint file and writing a script; submit script for a grammar and content check two days before the next class

Week 10: In-class practice of presentation; speech training for presenters

Week 11: In-class practice of presentation; speech training for presenters

Week 12: PresentationsWeek 13: PresentationsWeek 14: Presentations

3.履修上の注意Students will be working in groups and cooperation is essential. Attendance is of the greatest importance.

4.準備学習(予習・復習等)の内容There will be reading with questions to finish for homework and two quizzes on the contents of the PowerPoint lectures.

5.教科書Handouts provided.

6.参考書Nothing

7.成績評価の方法Tests 30%Group work and homework 40%Presentation 30%

8.その他Nothing

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN211J 科目ナンバー:(CO)LAN211J

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 58 2020/03/15 15:13:06

Page 59: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 58 ― ― 59 ―

英語

上級英語Ⅰ ジェームズ,アンドリュー

1単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標Each week we will begin with a short moral dilemma. This is a situation in which you must make a decision to act or speak in a certain way. You have choices, and these choices are connected to what you feel is right or wrong, good or bad. There is usually not a correct answer, but through discussion we can understand that each person’s moral position may be different. Students will learn how to conduct a debate, how to explain their own positions and ideas more effectively, and how to conduct cultural comparisons respectfully.

2.授業内容1. Course introduction; Misrepresentation and Boasting2. Misrepresentation and Boasting continued3. A Barbecue Mixup4. A Barbecue Mixup continued5. A Gambler's Fallacy6. A Gambler's Fallacy continued7. Tattoos8. Tattoos continued9. An Uninvited Guest10. An Uninvited Guest continued11. A Fugitive in the Family12. A Fugitive in the Family continued13. A Christmas Conundrum; final review14. Final in-class test

3.履修上の注意The class will be conducted entirely in English, so students must be prepared to speak actively and to listen to the opinions of others respectfully.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Each week students will be asked to read the moral dilemma and to briefly explain what they would do if they were in this difficult situation. They will also be asked to read a 1-2 page article, essay or blog that is an extension of the moral dilemma and to answer questions for homework.

5.教科書Prints will be handed out.

6.参考書Nothing.

7.成績評価の方法40%=homework30%=actively speaking English in discussions30%=final test

8.その他Nothing.

和泉

上級英語Ⅱ ジェームズ,アンドリュー

1単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標The purpose of this class is to help students develop their communication skills through debate and the construction of an argument. Most of the class will be devoted to group discussion based upon moral dilemmas. Students will make presentations which will require them to learn skills related to communication, preparation of class materials, organization of discussions, and comparing values and ethics from different cultures. The class is conducted entirely in English, so students need to become aware of their own limitations when speaking and writing English, and to actively seek to improve their weak areas so that they can discuss ideas coherently in English.2.授業内容1. Course introduction; information on making

presentations; choice of topics2. Model presentation by teacher3. Presentation by student(s)4. Presentation by student(s)5. Presentation by student(s)6. Presentation by student(s)7. Presentation by student(s)8. Presentation by student(s)9. Presentation by student(s)10. Presentation by student(s)11. Presentation by student(s)12. Presentation by student(s)13. Presentation by student(s)14. Review of presentation skills and debate/discussion

techniques learned in the course3.履修上の注意Each student will make one presentation during the semester. Students are expected to participate actively in each class to only speak English during the class time.4.準備学習(予習・復習等)の内容The majority of the preparation will be taken up by individual presentations. Students will also be asked to read short moral dilemmas and to write their own answers to the dilemmas for homework each week.

5.教科書Prints will be handed out in class.

6.参考書Nothing.

7.成績評価の方法40%=presentation30%=preparation and homework30%=active participation in class using English

8.その他Nothing.

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN211J 科目ナンバー:(CO)LAN211J

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 59 2020/03/15 15:13:06

Page 60: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 60 ― ― 61 ―

上級英語Ⅰ ルブレクト,ブライアン G.

1単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標The purpose of this course is to provide students with opportunities to put their TOEIC learning to use. In addition to TOEIC practice and review, the spring semester will focus mainly on speaking practice(with some listening activities)so that students will have the chance to apply their TOEIC learning to communicative situations.

2.授業内容第1回:TOEIC explanation, entry test第2回:Speaking test overview第3回:Read a text aloud第4回:Describe a picture第5回:Respond with information第6回:Propose a solution第7回:Express an opinion第8回:Read a text aloud II第9回:Describe a picture II第10回:Respond with information II第11回:Propose a solution II第12回:Express an opinion II第13回:TOEIC Speaking Test practice第14回:a : Final review    b : Final exam

*各回の内容は、授業の進行に必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意授業回数の三分の一以上を欠席した者には原則として定期試験を受ける資格が認められないので注意すること。しかし、これより厳しい出席ルールが設定されています。Also, the classes will be taught primarily in English.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Be sure to do homework and bring it to class on time.

5.教科書Tactics for TOEIC Speaking and Writing Tests by Grant Trew; Oxford University Press, ISBN: 978-019-4529501

6.参考書なし。

7.成績評価の方法平常点(授業への貢献度=50%、レポート=25%、期末テスト=25%)を総合して評価する。

8.その他Students will be expected to understand and follow the in-class course explanation sheet as well. An IC recorder is required in the spring semester.

和泉

上級英語Ⅱ ルブレクト,ブライアン G.

1単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標In the fall semester course, the focus will shift to TOEIC reading and writing. Additionally, students will ga in a better understanding o f TOEIC test construct ion by ident i fy ing common TOEIC vocabulary from various media sources.

2.授業内容第1回:Spring semester review第2回:Writing test overview第3回:Questions 1-3 (introduction)第4回:Questions 1-3 (theory)第5回:Questions 1-3 (practice)第6回:Questions 4-5 (introduction)第7回:Questions 4-5 (practice)第8回:Questions 6-7 (introduction)第9回:Questions 6-7 (theory)第10回:Questions 6-7 (practice)第11回:Question 8 (introduction)第12回:Question 8 (theory)第13回:Question 8 (practice)第14回:a : Final review    b : Final Exam

*各回の内容は、授業の進行に必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意授業回数の三分の一以上を欠席した者には原則として定期試験を受ける資格が認められないので注意すること。しかし、これより厳しい出席ルールが設定されています。Also, the classes will be taught primarily in English.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Be sure to do homework and bring it to class on time.

5.教科書Tactics for TOEIC Speaking and Writing Tests by Grant Trew; Oxford University Press, ISBN: 978-019-4529501

6.参考書なし。

7.成績評価の方法平常点(授業への貢献度=50%、レポート=25%、期末テスト=25%)を総合して評価する。

8.その他Students will be expected to understand and follow the in-class course explanation sheet as well.

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN211J 科目ナンバー:(CO)LAN211J

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 60 2020/03/15 15:13:06

Page 61: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 60 ― ― 61 ―

英語

発展英語 ルブレクト,ブライアン G.

1単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標<<Introduction to English Phonetics>> The theme of the course is English phonetics, that is, the physical aspects and mechanisms by which English sounds are made. In this course, students will learn about English phonetics, specifically English language sound production, sound notation using the International Phonetic Alphabet, and phonetic properties of English language sounds plus their production mechanisms. Students will also get first-hand demonstrations and training in English sound production via descriptions, practice, and feedback from audio recording software.2.授業内容第1回:Instructor introduction, course explanation第2回: Background to English phonetics/English

language第3回:Making sounds(consonants)第4回:Making sounds(consonants)(cont.)第5回:Making sounds(vowels)第6回:Making sounds(vowels)(cont.)第7回:Sound features第8回:Syllables第9回:Suprasegmentals第10回:Distinctive features第11回:Connections to phonology第12回:Acoustic phonetics第13回:Acoustic phonetics (cont.)第14回:a : Final review    b : Final exam

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。3.履修上の注意授業回数の三分の一以上を欠席した者には原則として定期試験を受ける資格が認められないので注意すること。しかし、これより厳しい出席ルールが設定されています。The course will be conducted in English. All material will be written in English. Notetaking in class is an absolute necessity.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Review and learn IPA. Do all homework before class and bring it to class on time.5.教科書There is no textbook. Handouts will be provided (distributed in class or available for download). Students must prepare a file for these handouts and keep the handouts organized.6.参考書なし。7.成績評価の方法平常点(授業への貢献度=40%、宿題=30%、期末テスト=30%)を総合して評価する。8.その他Enrolling students should be (a) interested in improving their pronunciation and (b) positive about learning very detailed topics.

駿河台

発展英語 ルブレクト,ブライアン G.

1単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標<<English Pronunciation for Communication>> The theme of the course is English pronunciation, specifically intonation, word stress, and other ways that make English sounds distinctly English. In this course, students will learn a number of topics, including English intonation, word stress, syllables, features of fluent speech, and correct pronunciation when speaking and when asking and answering questions in English. Most classes will closely follow the chosen textbook, although handouts may be distributed for classroom use and for homework purposes.2.授業内容第1回: Instructor introduction, course explanation,

some review of spring semester material第2回:Improving pronunciation第3回:Thought groups第4回:Focus words第5回:Words - speaking clearly第6回:Words - intonation patterns第7回:Stress and compound nouns第8回:Stress and descriptive phrases第9回:Stress and unstress第10回:Changes in focus第11回:Sounds - consonants and vowels第12回:Reductions and schwa vowels第13回:Pitch levels in English第14回:a : Final review    b : Final exam

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。3.履修上の注意授業回数の三分の一以上を欠席した者には原則として定期試験を受ける資格が認められないので注意すること。しかし、これより厳しい出席ルールが設定されています。The course will be conducted in English. All material will be written in English. Students should know the International Phonetic Alphabet (IPA) before enrolling in this course.4.準備学習(予習・復習等)の内容Review and learn IPA. Do all homework before class and bring it to class on time.5.教科書

“Targeting Pronunciation: Communicating Clearly in English” Second Edition, by Sue F. Miller, Houghton Mifflin Company. ISBN: 0-618-44418-1

6.参考書なし。7.成績評価の方法平常点(授業への貢献度=40%、宿題=30%、期末テスト=30%)を総合して評価する。8.その他Enrolling students should be (a) interested in improving their pronunciation and (b) positive about learning very detailed topics.

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAN312J 科目ナンバー:(CO)LAN312J

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 61 2020/03/15 15:13:06

Page 62: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 62 ―

発展英語 海田 皓介

1単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標授業の概要:受講者がこれまで培ってきた英語の運用能力を更に延ばすため、論理構成の整った説得力のあるアウトプットの方法を身に着ける演習を行う。一般に、(英語に限らず)何らかの主張を行う際には、自分の立場表明と、それを根拠づける情報の提示が求められる。日本文化や科学技術など、受講者にとって身近と思われる話題を題材にし、まず論を組み立てるとはどのようなことかを考え、そしてそれを自らプレゼンテーションやライティングの形で実践する。自分の主張を行うにはどのようなことが必要なのか、どのように情報を収集し、どのように発したらよいのか、といった具体的な方策を全員で考える。到達目標:説得力のある主張を組み立て、将来英語を総合的に運用できる語学力の獲得を目指す。2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:英語の総合的運用力について第3回:主張を組み立てるための論理構成 1第4回:主張を組み立てるための論理構成 2第5回:主張を組み立てるための論理構成 3第6回:事例を用いた演習 1第7回:事例を用いた演習 2第8回:事例を用いた演習 3第9回:プレゼンテーションの演習 1第10回:プレゼンテーションの演習 2第11回:プレゼンテーションの演習 3第12回:プレゼンテーションの演習 4第13回:内容のまとめ第14回:期末試験およびフィードバック

なお授業の進度次第で各回の内容は変更することがある。3.履修上の注意・授業回数の3分の1以上を欠席した場合、期末試験を受ける資格を失い、単位修得が不可能となる。遅刻3回は欠席1回分相当とみなす。・教室内では教壇の手前から着席すること。・授業中の携帯電話やスマートフォンなどの使用は、教員が許可した場合を除き、禁止する。4.準備学習(予習・復習等)の内容教員より事前に与えられた課題などにつき、十分な準備のうえ授業に臨むこと。常に自分の関心ある事柄について言語化できるように習慣づけてほしい。5.教科書プリント等を配布する。

6.参考書外国語の運用に有益と思われる参考書を、授業にて紹介する。7.成績評価の方法授業への貢献度: 20%提出課題: 30%期末試験の成績: 50%8.その他

駿河台

発展英語 海田 皓介

1単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標授業の概要:受講者自らの学問的関心に応じたトピックについての英語によるプレゼンテーション演習を行う。プレゼンテーションの必須要素として、報告に必要な情報収集の能力のみならず、それを限られた時間内で聴衆に効率よく伝えるための発表全体の構成方法や、口頭発表でよく使われる表現も身に着けておくことが望ましい。また聴衆の前で話をする以上、声の出し方や姿勢も重視される。本授業の内容はこうした点について受講者と話し合いながらそれらを習得できるよう、受講者一人につき複数回の予定で発表を行い、演習する。 到達目標:自らの関心に応じた内容について、将来英語を総合的に運用できる語学力の獲得を目指す。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:英語の総合的運用力について第3回:わかりやすい発表とは(実例を用いた演習)1第4回:わかりやすい発表とは(実例を用いた演習)2第5回:わかりやすい発表とは(実例を用いた演習)3第6回:プレゼンテーション演習A 1第7回:プレゼンテーション演習A 2第8回:プレゼンテーション演習A 3第9回:プレゼンテーション演習Aの復習第10回:プレゼンテーション演習B 1第11回:プレゼンテーション演習B 2第12回:プレゼンテーション演習B 3第13回:プレゼンテーション演習Bの復習第14回:内容のまとめ

なお授業の進度次第で各回の内容は変更することがある。3.履修上の注意・授業回数の3分の1以上を欠席した場合、期末試験を受ける資格を失い、単位修得が不可能となる。遅刻3回は欠席1回分相当とみなす。・教室内では教壇の手前から着席すること。・授業中の携帯電話やスマートフォンなどの使用は、教員が許可した場合を除き、禁止する。4.準備学習(予習・復習等)の内容教員より事前に与えられた課題などにつき、十分な準備のうえ授業に臨むこと。常に自分の関心ある事柄について言語化できるように習慣づけてほしい。5.教科書プリント等を配布する。

6.参考書外国語の運用に有益と思われる参考書を、授業にて紹介する。7.成績評価の方法授業への貢献度: 20%プレゼンテーション演習: 60%期末レポートの成績: 20%8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAN312J 科目ナンバー:(CO)LAN312J

04-1外国語045-062_商学2_2020.indd 62 2020/03/15 15:13:06

Page 63: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

ドイツ語

ドイツ語

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 63 2020/03/15 15:16:40

Page 64: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 65 ―

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 64 2020/03/15 15:16:40

Page 65: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 65 ―

ドイツ語

初級ドイツ語Ⅰ シラバス1、P.71別表Ⅲ−②参照

1単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標「初級ドイツ語Ⅰ」(春学期)では、《ドイツ語の文法》の導入科目で、ドイツ語の基礎的な文法と基礎単語を習得することを目的としています。文法規則をきちんと理解したうえで、練習問題に取り組みます。

《ドイツ語のコミュニケーション》を学ぶ「初級ドイツ語Ⅲ」(春学期)とともに、最初から基礎的な「読む」、「書く」、「話す」、「聴く」能力をバランスよく養っていきながら、ドイツ語圏の日常生活や文化などへの関心も高めていきます。

2.授業内容《ドイツ語の文法》第1回:動詞の現在人称変化(1)、人称代名詞第2回:疑問文・否定文第3回:名詞と冠詞の格変化、定動詞の位置第4回:動詞の現在人称変化(2)第5回:名詞の複数形、特殊変化の名詞第6回:定冠詞類第7回:不定冠詞類―所有冠詞第8回:不定冠詞類―否定冠詞第9回:前置詞第10回:�特定の前置詞と結ぶ動詞・形容詞、並列の接

続詞第11回:人称代名詞の変化と3格・4格の位置第12回:前置詞と人称代名詞・疑問代名詞の融合形第13回:命令文第14回 a:�定期試験  b:�試験の正答解説

3.履修上の注意*�語学は参加型の授業です。病気のとき以外、毎回出

席する必要があります。*�授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則とし

て定期試験を受けることができません。*�独和辞典に関しては、初回授業で担当教員の説明を

聞いた後に購入し、必ず毎回持参して下さい。4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の予習・復習として宿題や課題が出されますので、必ず自習時間を作りましょう。とりわけ、授業で習った文法の問題を自分で解いてみること、自分で辞書を丹念に引くことが重要です。

5.教科書 担当教員が指定します。6.参考書 担当教員が適宜薦めます。7.成績評価の方法担当教員が定期試験、小テスト、課題、平常点(宿題、授業中の参加態度)などを総合的に評価します。8.その他1年生は12月に独検4級に合格することが十分可能です。熱心に勉強している人は3級に合格しています。1年次春学期には、現在の事柄を表現するための文法力と語彙力、会話表現能力を養うことに努めて下さい。

和泉

初級ドイツ語Ⅱ シラバス1、P.71別表Ⅲ−②参照

1単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標「初級ドイツ語Ⅱ」(秋学期)では、春学期に習得した文法を土台にして、さらにドイツ語の基礎文法を学びます。練習によって、多数の基本単語の習得も目指します。

《ドイツ語のコミュニケーション》を学ぶ「初級ドイツ語Ⅳ」(秋学期)とともに、基礎的な「読む」、「書く」、「話す」、「聴く」能力をバランスよく養っていきながら、ドイツ語圏の日常生活や文化などへの関心もさらに高めていきます。

2.授業内容《ドイツ語の文法》第1回:話法の助動詞第2回:使役動詞、知覚動詞第3回:未来形第4回:分離動詞・非分離動詞第5回:�従属接続詞、疑問代名詞・疑問副詞の<従属

接続詞>としての用法第6回:�形容詞の格変化、形容詞の名詞化、現在分詞

の用法第7回:再帰代名詞・再帰動詞第8回:動詞の三基本形、過去分詞の用法第9回:�動詞の過去人称変化、話法の助動詞の過去人

称変化第10回:現在完了・過去完了・未来完了第11回:形容詞・副詞の比較級と最上級第12回:zu不定詞(句)第13回:指示代名詞・不定代名詞第14回 a:�定期試験  b:�試験の正答解説

3.履修上の注意*�語学は参加型の授業です。病気のとき以外、毎回出

席する必要があります。*�授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則とし

て定期試験を受けることができません。*独和辞典は、必ず毎回持参して下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業の予習・復習として宿題や課題が出されますので、必ず自習時間を作りましょう。とりわけ、授業で習った文法の問題を自分で解いてみること、自分で辞書を丹念に引くことが重要です。

5.教科書 担当教員が指定します。6.参考書 担当教員が適宜薦めます。7.成績評価の方法担当教員が定期試験、小テスト、課題、平常点(宿題、授業中の参加態度)などを総合的に評価します。8.その他 12月の第一日曜日に独検4級に挑戦してみましょう。明治大学も試験会場となる予定です。商学部から検定料の補助があるので、ぜひ利用してください。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN121J 科目ナンバー:(CO)LAN121J

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 65 2020/03/15 15:16:40

Page 66: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 67 ―― 66 ―

初級ドイツ語Ⅲ シラバス1、P.71別表Ⅲ−②参照

1単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標「初級ドイツ語Ⅲ」(春学期)では、基本的な《ドイツ語のコミュニケーション》能力をネイティヴの教員が養成します。初めて学ぶドイツ語にまず親しむこと、正しい発音やアクセント、イントネーションによって日常的な事柄を口頭で表現できるようになること、聴き取れるようになることがこの授業の目的です。

《ドイツ語の文法》を学ぶ「初級ドイツ語Ⅰ」(春学期)とともに、最初から基礎的な「読む」、「書く」、「話す」、「聴く」能力をバランスよく養っていきながら、ドイツ語圏の日常生活や文化などへの関心も高めていきます。2.授業内容

《ドイツ語のコミュニケーション》第1回:初めてのドイツ語:アルファベット、自己紹介第2回:L.1 人と知り合う第3回:L.1 人と知り合う第4回:L.2 国、言語、専攻第5回:L.2 国、言語、専攻第6回:L.3 食事第7回:L.3 食事第8回:L.4 余暇と趣味第9回:L.4 余暇と趣味第10回:L.5 家族と職業第11回:L.5 家族と職業第12回:L.6 物と買い物第13回:L.6 物と買い物第14回 a:�定期試験  b:�試験の正答解説3.履修上の注意*�語学は参加型の授業です。病気のとき以外、毎回出

席する必要があります。*�授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則とし

て定期試験を受けることができません。*独和辞典は、必ず毎回持参して下さい。4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の予習・復習として宿題や課題が出されますので、必ず自習時間を作りましょう。毎回、授業で習った会話表現は自発的に復習し、自分のものにしてください。

5.教科書 佐藤修子他『CD[MP3]付き 新・スツェーネン1 場面で学ぶドイツ語』三修社、2017年 同『新・スツェーネン1 ワークブック』三修社、2017年6.参考書 担当教員が適宜薦めます。

7.成績評価の方法担当教員が定期試験、小テスト、課題、平常点(宿題、授業中の参加態度)などを総合的に評価します。8.その他商学部の学生は学部の協定校、ブレーメン経済工科大で、半年あるいは1年、ドイツ語や専門科目を学ぶことができます。対象者は2年から4年ですが、前年7月に選考試験に合格する必要があります。希望者は1年次にしっかりと基礎を固めておきましょう。

和泉

初級ドイツ語Ⅳ シラバス1、P.71別表Ⅲ−②参照

1単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標「初級ドイツ語Ⅳ」(秋学期)では、基本的な《ドイツ語のコミュニケーション》能力をネイティヴの教員が養成していきます。正しい発音やアクセント、イントネーションによって日常的な事柄を口頭でより幅広く表現できるようになること、聴き取れるようになることがこの授業の目的です。

《ドイツ語の文法》を学ぶ「初級ドイツ語Ⅱ」(秋学期)とともに、基礎的な「読む」、「書く」、「話す」、「聴く」能力をバランスよく養っていきながら、ドイツ語圏の日常生活や文化などへの関心もさらに高めていきます。2.授業内容

《ドイツ語のコミュニケーション》第1回:春学期の復習:発音とアクセント第2回:L.7 休暇の後第3回:L.7 休暇の(メール)第4回:L.8��住居第5回:L.8��住居第6回:L.9��時刻と日付第7回:L.9��時刻と日付第8回:L.10�街と大学第9回:L.10�街と大学第10回:L.11�休暇の前第11回:L.11�休暇の前第12回:L.12�体験と経験第13回:L.12�体験と経験第14回 a:�定期試験  b:�試験の正答解説3.履修上の注意*�語学は参加型の授業です。病気のとき以外、毎回出

席する必要があります。*�授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則とし

て定期試験を受けることができません。*独和辞典は、必ず毎回持参して下さい。4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の予習・復習として宿題や課題が出されますので、必ず自習時間を作りましょう。毎回、授業で習った会話表現は自発的に復習し、自分のものにしてください。

5.教科書 佐藤修子他『CD[MP3]付き 新・スツェーネン1 場面で学ぶドイツ語』三修社、2017年 同『新・スツェーネン1 ワークブック』三修社、2017年6.参考書 担当教員が適宜薦めます。

7.成績評価の方法担当教員が定期試験、小テスト、課題、平常点(宿題、授業中の参加態度)などを総合的に評価します。8.その他ウィーン大学の夏期ドイツ語研修については、春学期中に募集が行われます。また、商学部の学生は、ミュンヘン大学付属語学学校のドイツ語夏期集中講座に参加することもできます(秋学期に募集)。ドイツ語を通じて、さまざまな国の若者と友達になりましょう。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN121J 科目ナンバー:(CO)LAN121J

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 66 2020/03/15 15:16:40

Page 67: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 67 ―― 66 ―

ドイツ語

初級ドイツ語プラスワン 渡辺 徳美

1単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標 「初級ドイツ語プラスワン」は、ドイツ語圏への留学を希望している人、勉強や研究にドイツ語を役立てたい人、あるいは将来仕事にドイツ語を活かしたいと考えている人が、実践的なドイツ語能力を養うことを目的としている少人数制の選択科目です。選考試験によって履修を許可された《プラスワン》生は、ドイツ語の必修科目にこの科目をプラスして履修します。  授業では 「話す・聞く・書く・読む」能力を養う練習を行いながら、ドイツ語の基本、とりわけ基礎文法をマスターします。また、それと同時にドイツ語圏の社会や文化などについて理解を深めることも重視しています。

2.授業内容 以下のテーマの教材を使用し、毎回、ドイツ語を「話す、聞く、書く、読む」練習を行います。第1回:自己紹介第2回:さまざまな職業第3回:世界の国々と言語第4回:数字を使った表現第5回:いろいろな趣味第6回:ドイツ16州第7回:ドイツ・オーストリア・スイスの基本情報第8回:職場第9回:大学第10回:余暇第11回:ミュンヘン:ホテル第12回:ミュンヘン:芸術第13回:ミュンヘンからのEメール第14回:a.�定期試験  b.�正解

3.履修上の注意 《プラスワン》履修生の募集および選考試験は、春学期中(6月中旬~7月上旬頃)に行われます。それに先立ってガイダンスを行うので、履修希望者は必ず出席して下さい。

 優れたドイツ語力を身につけるために、毎回積極的に出席し、自主的な復習によって習ったことを自分のものにすることが大切です。教科書に付いているCDを自宅学習で活用しましょう。

 《プラスワン》の履修生は、学習の指針となるので、独検の冬期試験(12月の第一日曜日)に独検4級を受けてみましょう。しっかり取り組めば、3級合格も可能です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 下記の「参考書」の欄に挙げた教材を使って、授業で習った文法事項を、繰り返し練習しましょう。正しい語順で文が書けるように、また話せるように、基礎から積み上げていくことが大切です。それと同時にCDも活用してください。聞けば聞くほど、ドイツ語が聞こえるようになってきます。

5.教科書 Anne� Buscha/Szilvia� Szita:� Begegnungen.Deutsch� als�Fremdsprache�A1+.�Leipzig:�Schubert-Verlag,�2007.

6.参考書 森泉 �『しっかり身につくドイツ語トレーニングブック』 (ベレ社、2006年)

 在間進 『リファレンス・ドイツ語:ドイツ語文法の「すべて」がわかる』 (第三書房、2017年)

7.成績評価の方法 テスト(定期試験、小テスト、提出課題):80% 平常点(宿題、復習による習得度、授業中の参加度など):20%

8.その他 《プラスワン》とは、3学期連続で初習外国語を実践的に学ぶ,�約15名定員の少人数クラスです。�3学期連続で履修するプログラムで、�1年次秋学期は「初級ドイツ語プラスワン」を、2年次の春学期と秋学期は「中級ドイツ語プラスワン」を履修します。

 1・2年でドイツ語の基礎を固めたあと、3・4年の選択科目「上級ドイツ語」・「発展ドイツ語」においてドイツ語能力をさらに高めます。

 ブレーメン経済工科大学などへの留学を希望する人は、個別に相談に応じます。留学を実現するためには、1年次からしっかり準備をする必要があります。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN121J

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 67 2020/03/15 15:16:40

Page 68: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 68 ― ― 69 ―

中級ドイツ語Ⅰ シラバス1、P.71別表Ⅲ−②参照

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標「中級ドイツ語Ⅰ」(春学期)では、<1>1年次から継続している基本文法の習得を完成させること、<2>比較的長いテキストの読解を通じて、ドイツ語の文章に習熟していくと同時に、語彙を増やしていくことを目的としています。また内容的には、ドイツ語圏の社会や文化を幅広く学んだり、ヨーロッパの動向に目を配ったりすることも大切です。 なお2年生は春学期に、クラスごとに履修するこの「中級ドイツ語Ⅰ」と、テーマ別<選択クラス>の「中級ドイツ語Ⅲ」を、つまり計2科目の必修科目を履修します。2.授業内容第1回:1年次の復習、第2回:基礎文法完成(受動文)第3回:基礎文法完成(関係代名詞と関係副詞)第4回:基礎文法完成(接続法Ⅰ式)第5回:基礎文法完成(接続法Ⅱ式)第6回:テキスト講読1第7回:テキスト講読2第8回:テキスト講読3第9回:テキスト講読4第10回:テキスト講読5第11回:テキスト講読6第12回:テキスト講読7第13回:テキスト講読8第14回 a:�定期試験  b:�試験の正答解説

*講義内容は、担当教員によって異なることがあります。3.履修上の注意*�語学は参加型の授業です。病気のとき以外、毎回出

席する必要があります。*�授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則とし

て定期試験を受けることができません。*�1年次に使用した文法の教科書と独和辞典を毎回持

参して下さい。4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の予習・復習として宿題や課題が出されますので、必ず自習時間を作りましょう。テキスト読解においては、自分自身であらかじめ丹念に辞書を引きながら、どのような意味になるのか考えてくることが大切です。

5.教科書担当教員が指定します。

6.参考書担当教員が薦めます。

7.成績評価の方法担当教員が定期試験、小テスト、課題、平常点(宿題、授業中の参加態度)などを総合的に評価します。8.その他商学部の協定校、ブレーメン経済工科大に3年次に留学したい人は、7月に選考試験を受けます。ミュンヘン大学付属語学学校のドイツ語夏期集中講座に参加しましょう。前年の秋学期に募集があります。

和泉

中級ドイツ語Ⅱ シラバス1、P.71別表Ⅲ−②参照

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標比較的長いテキストの読解を通じて、ドイツ語の文章に習熟していくと同時に、語彙を増やしていくことが、「中級ドイツ語Ⅱ」(秋学期)の目的です。また内容的には、ドイツ語圏の社会や文化を幅広く学んだり、ヨーロッパの動向に目を配ったりすることも大切です。中級のドイツ語学習を通して、新たな視座を獲得しましょう。 なお2年生は秋学期に、クラスごとに履修するこの「中級ドイツ語Ⅱ」と、テーマ別<選択クラス>の「中級ドイツ語Ⅳ」を、つまり計2科目の必修科目を履修します。

2.授業内容第1回:テキスト講読1第2回:テキスト講読2第3回:テキスト講読3第4回:テキスト講読4第5回:テキスト講読5第6回:テキスト講読8第7回:テキスト講読7第8回:テキスト講読8第9回:テキスト講読9第10回:テキスト講読10第11回:テキスト講読11第12回:テキスト講読12第13回:テキスト講読13第14回:a:�定期試験����b:�試験の正答解説

*講義内容は、担当教員によって異なることがあります。3.履修上の注意*�語学は参加型の授業です。病気のとき以外、毎回出

席する必要があります。*�授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則とし

て定期試験を受けることができません。*�1年次に使用した文法の教科書と独和辞典を毎回持

参して下さい。4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の予習・復習として宿題や課題が出されますので、必ず自習時間を作りましょう。テキスト読解においては、自分自身であらかじめ丹念に辞書を引きながら、どのような意味になるのか考えてくることが大切です。

5.教科書担当教員が指定します。

6.参考書担当教員が薦めます。

7.成績評価の方法担当教員が定期試験、小テスト、課題、平常点(宿題、授業中の参加態度)などを総合的に評価します。8.その他2年生は、独検の3級や4級に合格することが可能です。熱心に勉強している人は2級にも合格しています。6月あるいは12月に是非挑戦しましょう。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN221J 科目ナンバー:(CO)LAN221J

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 68 2020/03/15 15:16:40

Page 69: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 68 ― ― 69 ―

ドイツ語

中級ドイツ語Ⅲ オストヴァルト,イェンス

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業の重点は、ドイツ語を使ったコミュニケーション能力の向上にあります。このコースに参加できるのは、日常生活の場に現れる多様な状況に、ドイツ語を使って対応する方法を学びたいと思っている向上心に富む積極的な学生のみなさんです。この目標にむけて、参加者は、ベーシックな会話表現を学んだうえで、ネイティブ・スピーカーから自然な発音やイントネーションについての指導をうけながら、さらにパートナー練習などを通じて自分の会話能力を深めていくことになります。

この授業の特徴は授業中に会話を積極的に練習することです。1年生の時に身につけたドイツ語の文法と会話の基礎知識に基づいて、日常生活でよく使うフレーズや、ドイツ語圏旅行で役に立つ会話などのやりとりを練習します。また、ドイツ人の日常生活やドイツについての情報を授業に盛り込みながら、短いテキストを読む練習も行います。授業内容は受講生の興味により変更可能です。2.授業内容1 テーマ1 自己紹介(1回目)2 テーマ1 自己紹介(2回目)3 テーマ2 趣味�(1回目)4 テーマ2 趣味�(2回目)5 テーマ3 食べ物・飲み物(1回目)6 テーマ3 食べ物・飲み物�(2回目)7 テーマ4 買物(1回目)8 テーマ4 買物�(2回目)9 テーマ5 健康(1回目)10 テーマ5 健康(2回目)11 テーマ6 学業(1回目)12 テーマ6 学業(2回目)13 テーマ6 学業(3回目)14 a:試験 b:まとめ3.履修上の注意毎回積極的に出席すること。授業で習ったことはその都度自分のものにするために自身で練習することが大切です。4.準備学習(予習・復習等)の内容復習:授業で勉強した内容を各自自宅で復習しておくこと。必要に応じて宿題を提出すること。

5.教科書使用しない

6.参考書使用しない

7.成績評価の方法テスト(小テスト、定期試験):75%平常点(宿題、授業中の参加態度):25%

8.その他

和泉

中級ドイツ語Ⅳ オストヴァルト,イェンス

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業の重点は、ドイツ語を使ったコミュニケーション能力の向上にあります。このコースに参加できるのは、日常生活の場に現れる多様な状況に、ドイツ語を使って対応する方法を学びたいと思っている向上心に富む積極的な学生のみなさんです。この目標にむけて、参加者は、ベーシックな会話表現を学んだうえで、ネイティブ・スピーカーから自然な発音やイントネーションについての指導をうけながら、さらにパートナー練習などを通じて自分の会話能力を深めていくことになります。

この授業の特徴は授業中に会話を積極的に練習することです。1年生の時に身につけたドイツ語の文法と会話の基礎知識に基づいて、日常生活でよく使うフレーズや、ドイツ語圏旅行で役に立つ会話などのやりとりを練習します。また、ドイツ人の日常生活やドイツについての情報を授業に盛り込みながら、短いテキストを読む練習も行います。授業内容は受講生の興味により変更可能です。2.授業内容1 復習2 テーマ1 道を尋ねる(1回目)3 テーマ1 道を尋ねる(2回目)4 テーマ2 ホテルにて(1回目)5 テーマ2 ホテルにて(2回目)6 テーマ2 ホテルにて(3回目)7 テーマ3 レストランで(1回目)8 テーマ3 レストランで(2回目)9 テーマ3 レストランで(3回目)10 テーマ4 ドイツを旅する(1回目)11 テーマ4 ドイツを旅する(2回目)12 テーマ4 ドイツを旅する(3回目)13 テーマ5 新しい音楽14 a:試験 b:まとめ3.履修上の注意毎回積極的に出席すること。授業で習ったことはその都度自分のものにするために自身で練習することが大切です。4.準備学習(予習・復習等)の内容復習:授業で勉強した内容を各自自宅で復習しておくこと。必要に応じて宿題を提出すること。

5.教科書使用しない

6.参考書使用しない

7.成績評価の方法テスト(小テスト、定期試験):75%平常点(宿題、授業中の参加態度):25%

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN221J 科目ナンバー:(CO)LAN221J

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 69 2020/03/15 15:16:40

Page 70: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 70 ― ― 71 ―

中級ドイツ語Ⅲ コヴァリク,ユタ

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業の重点は、ドイツ語を使ったコミュニケーション能力の向上にあります。このコースに参加できるのは、日常生活の場に現れる多様な状況に、ドイツ語を使って対応する方法を学びたいと思っている向上心に富む積極的な学生のみなさんです。この目標にむけて、参加者は、ベーシックな会話表現を学んだうえで、ネイティブ・スピーカーから自然な発音やイントネーションについての指導をうけながら、さらにパートナー練習などを通じて自分の会話能力を深めていくことになります。

2.授業内容1 テーマ1 自己紹介(1回目)2 テーマ1 自己紹介(2回目)3 テーマ2 職業(1回目)4 テーマ2 職業(2回目)5 テーマ3 スポーツ(1回目)6 テーマ3 スポーツ(2回目)7 テーマ4 趣味(1回目)8 テーマ4 趣味(2回目)9 テーマ5 健康(1回目)10 テーマ5 健康(2回目)11 テーマ6 学業(1回目)12 テーマ6 学業(2回目)13 テーマ6 学業(3回目)14 a:試験 b:まとめ

3.履修上の注意毎回積極的に出席すること、授業で習ったことはその都度自分のものにするために自身で練習することが大切です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容復習:授業で勉強した内容を各自自宅で復習しておくこと。必要に応じて宿題を提出する。

5.教科書使用しない。

6.参考書使用しない。

7.成績評価の方法小テスト(50%)および学期末試験(50%)の結果により評価します。

8.その他

和泉

中級ドイツ語Ⅳ コヴァリク,ユタ

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業の重点は、ドイツ語を使ったコミュニケーション能力の向上にあります。このコースに参加できるのは、日常生活の場に現れる多様な状況に、ドイツ語を使って対応する方法を学びたいと思っている向上心に富む積極的な学生のみなさんです。この目標にむけて、参加者は、ベーシックな会話表現を学んだうえで、ネイティブ・スピーカーから自然な発音やイントネーションについての指導をうけながら、さらにパートナー練習などを通じて自分の会話能力を深めていくことになります。

2.授業内容1 テーマ1 道を尋ねる(1回目)2 テーマ1 道を尋ねる(2回目)3 テーマ2 ホテルにて(1回目)4 テーマ2 ホテルにて(2回目)5 テーマ2 ホテルにて(3回目)6 テーマ3 レストランで(1回目)7 テーマ3 レストランで(2回目)8 テーマ3 レストランで(3回目)9 テーマ4 新しい音楽(1回目)10 テーマ4 新しい音楽(2回目)11 テーマ5 ドイツを旅する(1回目)12 テーマ5 ドイツを旅する(2回目)13 テーマ5 ドイツを旅する(3回目)14 a:試験 b:まとめ

3.履修上の注意毎回積極的に出席すること、授業で習ったことはその都度自分のものにするために自身で練習することが大切です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容復習:授業で勉強した内容を各自自宅で復習しておくこと。必要に応じて宿題を提出する。

5.教科書使用しない。

6.参考書使用しない。

7.成績評価の方法小テスト(50%)および学期末口述試験(50%)の結果により評価します。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN221J 科目ナンバー:(CO)LAN221J

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 70 2020/03/15 15:16:40

Page 71: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 70 ― ― 71 ―

ドイツ語

中級ドイツ語Ⅲ 渡辺 幸子

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】 夏期(6月末)のドイツ語技能検定4級および3級合格をめざして、試験対策を行います。ドイツ語の文法を改めて整理しながら、独検の実際の過去問題を解いていくほか、単語や熟語、聞き取りなどの小テストもこまめに行います。

【到達目標】 独検3級に合格できるだけのドイツ語力をつける。

2.授業内容第1回:参考書の紹介とチェックテスト、発音の復習第2回:1年次の復習・文法のまとめ(動詞)第3回:1年次の復習・文法のまとめ(名詞)第4回:1年次の復習・文法のまとめ(語順)第5回:4級過去問題(文法問題) 解答・解説第6回:4級過去問題(読解問題) 解答・解説第7回:リスニング練習、会話(道案内)第8回:リスニング練習、会話(レストラン)第9回:3級過去問題(文法問題) 解答・解説第10回:3級過去問題(リスニング) 解答・解説第11回:3級過去問題(会話問題) 解答・解説第12回:文章読解練習第13回:3級過去問題(読解問題)第14回:a:試験 b:正答解説

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 授業には毎回独和辞典を持参のこと。基本文法は最初の数回にまとめて総ざらいしますが、その際に参考として1年次の文法の教科書を持参するとよいでしょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回のように宿題を出すので、それを怠らないようにすること。頻繁に小テストがあります。

5.教科書在間進、亀ケ谷昌秀�著 『四訂版 独検合格4週間 3級』 第三書房

6.参考書(財)ドイツ語学文学振興会 編 :独検過去問題集(郁文堂)

7.成績評価の方法平常点(ふだんの授業への取り組み、および授業態度)30%、提出課題または小テスト30%、期末テスト(独検模擬テスト)40%独検3級合格者には加点があります。

8.その他

和泉

中級ドイツ語Ⅳ 渡辺 幸子

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】 冬期(12月)のドイツ語技能検定3級合格をめざして、試験対策を行います。ドイツ語の文法を改めて整理しながら、独検の実際の過去問題を解いていくほか、単語や熟語、聞き取りなどの小テストもこまめに行います。

【到達目標】 独検3級以上に合格できるだけのドイツ語力をつける。

2.授業内容第1回:4級の出題範囲の復習第2回:3級過去問題(語彙) 解答・解説第3回:3級過去問題(会話) 解答・解説第4回:接続法第5回:関係代名詞第6回:融合形第7回:受動態第8回:リスニング練習(数字) 第9回:3級過去問題(文法) 解答・解説第10回:3級過去問題(読解) 解答・解説第11回:3級過去問題(リスニング) 解答・解説第12回:2級過去問題(リスニング) 解答・解説第13回:2級過去問題(読解問題) 解答・解説第14回:a:試験 b:正答解説

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意授業には毎回独和辞典を持参のこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容ほぼ毎回宿題を出すので、それを怠らないようにすること。頻繁に小テストがあります。

5.教科書在間進、亀ケ谷昌秀�著 『四訂版 独検合格4週間 3級』 第三書房

6.参考書(財)ドイツ語学文学振興会 編 :独検過去問題集(郁文堂)

7.成績評価の方法平常点(ふだんの授業への取り組み、および授業態度)30%、提出課題または小テスト30%、期末テスト(独検模擬テスト)40%独検3級以上の合格者には加点があります。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN221J 科目ナンバー:(CO)LAN221J

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 71 2020/03/15 15:16:40

Page 72: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 72 ― ― 73 ―

中級ドイツ語Ⅲ 広沢 絵里子

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 (テーマ:時事ドイツ語)インターネットを通じてドイツの新聞・雑誌はいつでも手に入りますが、それらを読みこなすのはなかなか大変なことです。この授業の目的は、1年次で学んだ文法の知識を用いて、やさしいテキストを講読し、ドイツ語情報を読みこなす基礎を作ることです。 時事を理解するには、ドイツの社会制度や歴史・文化への理解も重要です。まずは一般的なテーマに関してテキストを通じて勉強してゆきましょう。なお、この授業では「話すこと」よりも「読解」が中心です。

2.授業内容第1回 �1年次のドイツ語学習を振り返る  ドイツ

の歴史・社会・政治・文化についての導入第2回 文法:形容詞の復習第3回 ドイツ基本法第4回 女性参政権100周年(1)第5回 女性参政権100周年(2)第6回 文法:関係代名詞第7回 ドイツの若者と政治(1)第8回 ドイツの若者と政治(2)第9回 男性、女性、多様(1)第10回 男性、女性、多様(2)第11回 文法:現在完了第12回 EUプラスチック禁止令(1)第13回 EUプラスチック禁止令(2)第14回 a�:�まとめ    b�:�期末試験※取り上げるテーマを一部変更する場合があります。

3.履修上の注意・大学あるいは自宅でインターネットを利用できること。・授業には必ず独和辞典を持ってくること。・教科書と配布資料に基づいて予習し、辞書で単語調べをしておくこと。※授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則として期末試験を受けることができません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・授業前に教科書および課題プリントの単語調べを行い,自分で単語リストを作成しておくこと。・また、独検用の参考書や単語集を活用して3級レベルの勉強を進めること。5.教科書・�石井寿子�/Andrea�Raab�『時事ドイツ語2020年度版』�朝日出版社ISBN:�978-4-255-25434-0

・このほかに教材プリントを配布します。専用のファイルを用意し、きちんと管理してください。6.参考書中島�悠爾 他 『必携ドイツ文法総まとめ』白水社 2003年(改訂版)7.成績評価の方法 積極的な授業参加(10%。出席の扱いは上記「履修上の注意」に従う)、課題提出および小テスト(40%)、期末試験(50%)。以上を総合的に評価します。8.その他

和泉

中級ドイツ語Ⅳ 広沢 絵里子

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 (テーマ:時事ドイツ語)中級ドイツ語IIIで学んだ知識を応用し、ドイツ語情報に触れてゆくことが目的です。まず、教科書でドイツの文化に関するトピックを取り上げます。また、ベルリンの壁をテーマとした教材で、文法力を高めながら、読解力をつけてゆきます。最後に、ドイツ語圏のテレビ局、新聞社等が発信しているインターネット上のニュースを取り上げ、少しずつ読み進めていきます。 なお、この授業では「話すこと」よりも「読解」が中心です。複雑な構文に向き合うことも多いですが、読解のコツや、文法の応用について一緒に考えてゆきます。2.授業内容第1回 日曜大工の国で(ドイツの余暇)第2回 �バウハウス創立100�周年(建築・工業デザイン)

(1)第3回 �バウハウス創立100�周年(建築・工業デザイン)

(2)第4回 カール・ラーガーフェルト逝去(ファッション)第5回 ベルリンの壁と東西ドイツ(1)第6回 ベルリンの壁と東西ドイツ(2)第7回 ベルリンの壁と東西ドイツ(3)第8回 統一後のドイツ(1)第9回 統一後のドイツ(2)第10回 ドイツの新聞・雑誌(インターネット利用)第11回 時事的話題を読む(1)第12回 時事的話題を読む(2)第13回 時事的話題を読む(3)第14回 a�:�まとめ�    b�:�期末試験※取り上げるテーマを一部変更する場合があります。3.履修上の注意・大学あるいは自宅でインターネットを利用できること。・授業には必ず独和辞典を持ってくること。・配布資料に基づいて予習し、辞書で単語調べをしておくこと。※授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則として期末試験を受けることができません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・授業前に教科書および課題プリントの単語調べを行い,自分で単語リストを作成しておくこと。・また、独検用の参考書や単語集を活用して3級レベルの勉強を進めること。5.教科書・�石井寿子�/Andrea�Raab�『時事ドイツ語2020年度版』�朝日出版社ISBN:�978-4-255-25434-0

・このほかに教材プリントを配布します。専用のファイルを用意し、きちんと管理してください。6.参考書中島�悠爾 他 『必携ドイツ文法総まとめ』白水社 2003年(改訂版)7.成績評価の方法積極的な授業参加(10%。出席の扱いは上記「履修上の注意」に従う)、課題提出および小テスト(40%)、期末試験(50%)。以上を総合的に評価します。8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN221J 科目ナンバー:(CO)LAN221J

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 72 2020/03/15 15:16:40

Page 73: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 72 ― ― 73 ―

ドイツ語

中級ドイツ語Ⅲ 大類 京子

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 ドイツ語テクストの読解を中心にすすめていきます。毎回、テーマとなる文法事項について、自発的に学習した後、丹念に文章を読み解き、練習問題に取り組みます。とりわけ、辞書に載っていない単語の調べ方や、語彙を増やす方法を紹介しつつ、正確に文章を読む練習をしていきます。また、テキストを読むだけではなく、作品の背景や作者を紹介し、あるいは映画化されたものを適時鑑賞したり、自らドイツ語で手紙を書いてみるなど、言葉から出発しながら総合的にドイツ文化に触れられるようにプログラムを組んでいます。扱う素材は、ことわざ・著名人の手紙・グリム童話・物語・詩・演説など、形式ジャンルはもちろん、近代から現代まで多岐にわたります。 「言葉」を通じて様々な文化に触れることに加えて、1年次に得たドイツ語の知識を整理しつつ、レベルアップを目指すことも、この授業の目的です。辞書を使って文章を読みこなすコツを会得していきましょう。2.授業内容第1回 a:イントロダクション b:文法復習第2回 ことわざ、引用、アフォリズム(1)第3回 ことわざ、引用、アフォリズム(2)第4回 手紙、メッセージ(1)第5回 手紙、メッセージ(2)第6回 手紙、メッセージ(3)第7回 グリム童話(1)第8回 グリム童話(2)第9回 グリム童話(3)第10回 グリム童話(4)第11回 グリム童話(5)第12回 グリム童話(6)第13回 文法復習、映像資料第14回 a:まとめ b:試験

3.履修上の注意 授業内では、和訳や文法問題の解答を求めます。みなさんが必ず履修することになっている中級の文法クラスの学習が、このクラスでの内容理解にも重要になりますので、どちらの授業にも積極的に取り組んでください。4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に配布する課題プリントについて、予習を指示した部分については、必ず準備しておくこと。5.教科書プリント配布6.参考書 辞書と一年次の文法の教科書を持参すること。

7.成績評価の方法 授業への参加態度、小テストやコメントシート等の提出物など、平常点も重視する。 成績評価の割合は、平常点40%(小テスト20%、コメントシート20%、出席*)、学期末試験60%。*欠席や遅刻は、平常点からマイナスしていきます。**授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則として定期試験を受けることができません。

(このクラスでは遅刻は1回につき0.5回の欠席と見なします)8.その他

和泉

中級ドイツ語Ⅳ 大類 京子

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 春学期に引き続き様々なテクストを読み解きつつ、さらに幅広いジャンルのドイツ語に触れていきます。

 生きたドイツ語の中で、関係代名詞や接続法などの比較的難しい文法事項の使用例に触れ、中級ドイツ語にふさわしい力を養っていきましょう。

2.授業内容第1回 a:イントロダクション    b:春学期の復習チェック第2回 物語(1)第3回 物語(2)第4回 物語(3)第5回 フラクトゥア(1)第6回 詩第7回 歴史(1)第8回 歴史(2)第9回 歴史(3)第10回 報道と演説(1)第11回 報道と演説(2)第12回 詩と音楽、フラクトゥア(2)第13回 映像資料第14回 a:まとめ b:試験3.履修上の注意 授業内では、和訳や文法問題の解答を求めます。みなさんが必ず履修することになっている中級の文法クラスの学習が、このクラスでの内容理解にも重要になりますので、どちらの授業にも積極的に取り組んでください。4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に配布する課題プリントについて、予習を指示した部分については、必ず準備しておくこと。5.教科書プリント配布6.参考書 辞書は必ず携帯すること。必要があれば、一年次の文法の教科書を持参すること。7.成績評価の方法 授業への参加態度、小テストやコメントシート等の提出物など、平常点も重視する。成績評価の割合は、平常点40%(小テスト20%、コメントシート20%、出席*)、学期末試験60%。*欠席や遅刻は、平常点からマイナスしていきます。**授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則として定期試験を受けることができません。

(このクラスでは遅刻は1回につき0.5回の欠席と見なす)8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN221J 科目ナンバー:(CO)LAN221J

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 73 2020/03/15 15:16:40

Page 74: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 74 ― ― 75 ―

中級ドイツ語Ⅲ 小松 真帆

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 オーストリアはドイツ語圏の国です。しかし、いわゆるドイツとは歴史や文化などに違いがあります。本授業では、初級文法の知識を基礎として、まずはオーストリアの地理、歴史等について概観を得られるようなテキストを読んでいきます。 ドイツ語を読み、書き、理解する能力を総合的にあげていくことを目標とします。

2.授業内容第1回:�概説、テキスト講読(地理:ヨーロッパとオー

ストリア)第2回:テキスト講読(地理:州と地方1)第3回:テキスト講読(地理:州と地方2)第4回:テキスト講読(地理:州と地方3)第5回:テキスト講読(地理:首都ウィーン)第6回:テキスト講読(地理:まとめ)第7回:テキスト講読(歴史:はじまり)第8回:テキスト講読(歴史:ハプスブルク家)第9回:テキスト講読(歴史:拡大と膨張)第10回:テキスト講読(歴史:ふたつの危機)第11回:テキスト講読(歴史:近代国家)第12回:テキスト講読(歴史:二重帝国)第13回:テキスト講読(歴史:まとめ)第14回:a:期末試験 b:解説

3.履修上の注意 授業回数の3分の1以上を欠席した場合は原則として期末試験を受けることがきでません。あくまでも「ドイツ語のテキスト」を読む授業なので、初級ドイツ語の知識をひとつひとつ確認しながら予習に取り組むこと。授業時間内にテキスト翻訳の課題を出すこともありますので、辞書は毎回必携のこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 テキストのドイツ語をしっかりと予習すること。 単に辞書で単語の意味を調べるいったレベルではなく、きちんと日本語の文章として形を整えてくるように。よく調べたうえで分からないことは積極的に質問すること。

5.教科書 コピーを使用します。

6.参考書 ・辞書 ・初級ドイツ語教科書 ・オーストリアについての書籍一般

7.成績評価の方法 授業への参加度・課題等40%、期末試験60% 出席は予習を前提とし、その他にも随時、レポートやリアクションペーパーを指示します。

8.その他 特になし。

和泉

中級ドイツ語Ⅳ 小松 真帆

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 本授業では、オーストリアの地理や文化の知識を前提として、ひきつづき歴史について書かれたドイツ語のテキストに取り組みます。その後、文化・芸術についてのテキストを読んでいきます。 それぞれの履修者のレベルにあわせてドイツ語を読み、書き、理解する能力をさらに磨きあげていくことを目標とします。

2.授業内容第1回:概説、テキスト講読(復習と確認)第2回:テキスト講読(歴史:第一次世界大戦)第3回:テキスト講読(歴史:戦間期)第4回:テキスト講読(歴史:第二次世界大戦)第5回:テキスト講読(歴史:戦後)第6回:テキスト講読(歴史:現代)第7回:テキスト講読(文化:祝祭と休日1)第8回:テキスト講読(文化:祝祭と休日2)第9回:テキスト講読(文化:祝祭と休日3)第10回:テキスト講読(芸術:絵画)第11回:テキスト講読(芸術:建築)第12回:テキスト講読(芸術:歌曲)第13回:テキスト講読(芸術:喜歌劇)第14回:a:期末試験 b:解説

3.履修上の注意 授業回数の3分の1以上を欠席した場合は原則として期末試験を受けることがきでません。あくまでも「ドイツ語のテキスト」を読む授業なので、初級ドイツ語の知識をひとつひとつ確認しながら予習に取り組むこと。授業時間内にテキスト翻訳の課題を出すこともありますので、辞書は毎回必携のこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 テキストのドイツ語をしっかりと予習すること。 単に辞書で単語を引くといったレベルではなく、きちんと日本語の文章として形を整えてくるように。よく調べたうえで分からないことは積極的に質問すること。

5.教科書 コピーを使用します。

6.参考書 ・辞書 ・初級ドイツ語教科書 ・オーストリアについての書籍一般

7.成績評価の方法 授業への参加度・課題等40%、期末試験60% 出席は予習を前提とし、その他にも随時、レポートやリアクションペーパーを指示します。

8.その他 特になし。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN221J 科目ナンバー:(CO)LAN221J

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 74 2020/03/15 15:16:40

Page 75: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 74 ― ― 75 ―

ドイツ語

中級ドイツ語Ⅲ 渡辺 幸子

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 ≪授業の概要≫さまざまなドイツ語文の読解に取り組みます。ドイツ語圏の街や歴史の紹介文のほか、政治・経済、社会問題を扱った文章などを丁寧に読み進めることで、現在のドイツ、そしてドイツを中心とするヨーロッパやEUの状況についての知識を得られるようにします。また文章のテーマに沿って、さらに映像などの資料も用いて、より理解を深められるようにしていきます。 ≪到達目標≫ドイツ語の初級文法の定着とグレードアップをめざして、既習文法を確認しながらやさしいドイツ語文を読み、ドイツ語の読解力のグレードアップをはかります。

2.授業内容第1回:参考書の紹介とチェックテスト、発音の復習第2回:1年次の復習・文法のまとめ(動詞)第3回:1年次の復習・文法のまとめ(名詞)第4回:1年次の復習・文法のまとめ(語順)第5回:平易で短い文章を読む第6回:ドイツの国土第7回:ドイツの歴史第8回:ドイツの社会第9回:文化面のニュースを読む第10回:政治面のニュースを読む第11回:メルヘンを読む第12回:短編小説を読む第13回:手紙の書き方第14回 a:まとめ b:試験

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意授業には毎回独和辞典を持参のこと。基本文法は最初の数回にまとめて総ざらいしますが、その際に参考として1年次の文法の教科書を持参するとよいでしょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容ほぼ毎回宿題を出すので、それを怠らないようにすること。基本的に予習が必要です。

5.教科書プリントを配布します。

6.参考書初回の授業でリストを配布します。

7.成績評価の方法平常点(ふだんの授業への取り組み、および授業態度)30%、提出課題30%、定期テスト40%

8.その他

和泉

中級ドイツ語Ⅳ 渡辺 幸子

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 ≪授業の概要≫さまざまなドイツ語文の読解に取り組みます。ドイツ語圏の文化や日常を紹介する文章のほか、発展レヴェルとして短編小説を丁寧に読んでいきます。それによって現在のドイツ、そしてドイツを中心としてヨーロッパやEUの状況についての知識をも得られるようにします。また文章のテーマに沿って、さらに映像などの資料も用いて、より理解を深められるようにしていきます。 ≪到達目標≫ドイツ語の中級文法を定着させつつ、ドイツ語の読解力のグレードアップをはかります。

2.授業内容第1回:時刻の表現第2回:�シチュエーションごとの会話と読み物(ドイ

ツのレストランと食文化)第3回:�シチュエーションごとの会話と読み物(ドイ

ツ観光)第4回:シチュエーションごとの会話と読み物(道案内)第5回:ドイツのスポーツ第6回:ドイツの環境問題第7回:ドイツの祝祭(オクトーバーフェスト)第8回:ドイツの祝祭(クリスマス)第9回:ドイツの音楽事情第10回:ドイツの病院事情第11回:文学作品を読む(詩)第12回:文学作品を読む(近代)第13回:文学作品を読む(現代)第14回 a:まとめ b:試験

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意授業には毎回独和辞典を持参のこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回のように宿題を出すので、それを怠らないようにすること。基本的には予習が不可欠となります。

5.教科書プリントを配布します。

6.参考書初回の授業でリストを配布します。

7.成績評価の方法平常点(ふだんの授業への取り組み、および授業態度)30%、提出課題30%、定期テスト40%

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN221J 科目ナンバー:(CO)LAN221J

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 75 2020/03/15 15:16:40

Page 76: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 76 ― ― 77 ―

中級ドイツ語プラスワン 渡辺 徳美

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 「中級ドイツ語プラスワン」は、ドイツ語圏への留学を希望している人、勉強や研究にドイツ語を役立てたい人、あるいは将来仕事にドイツ語を活かしたいと考えている人が、必修のドイツ語科目に加えて履修し、実践的なドイツ語能力を養うことを目的としています。

 「話す・聞く・書く・読む」能力を養う練習を行い、ドイツ語の基本をマスターします。また、ドイツ語圏の事象について学習することも重視しています。2.授業内容 以下のテーマの教材を使用し、毎回、ドイツ語を「話す、聞く、書く、読む」練習を行います。第1回:1年次の復習第2回:ホテルでの朝食第3回:食器第4回:飲食第5回:レストランで第6回:日常生活第7回:オフィースでのストレス第8回:コンピューター第9回:会合の約束第10回:電話第11回:四季第12回:天気�第13回:旅行第14回:a.�定期試験��b.�正答と解説3.履修上の注意 《プラスワン》の履修生は、学習の指針となるので、ぜひ独検3級合格を目指しましょう。しっかり取り組めば、2級合格も可能です。4.準備学習(予習・復習等)の内容 この授業を足掛かりにして、自習に励んでください。確かな文法力を身につけて、正しい語順とスペルで文をつくる練習を繰り返し行うことが大切です。 復習の際、教科書に付いているCDをぜひ活用してください。聴いて読むだけではなく、話したり、書いたりしましょう。5.教科書 Anne�Buscha/Szilvia�Szita:�Begegnungen.Deutsch�als�Fremdsprache�A1+.�Leipzig:�Schubert-Verlag,�2007 真道杉他 『CD付き 場面で学ぶドイツ語基本単語』.三修社、2013年

6.参考書 森泉 『しっかり身に付くドイツ語トレーニングブック』 (ベレ社、2006年) 中島悠爾他 『必携ドイツ文法総まとめ』 改訂版、(白水社、2003年)7.成績評価の方法 テスト(定期試験、小テスト):�80% 平常点(宿題、復習による習得度、授業中の参加など):�20%8.その他 《プラスワン》:�約15名を定員とする2年次春学期開講の選択科目「中級ドイツ語プラスワン」は、1年次秋学期の「初級ドイツ語プラスワン」と2年次秋学期の「中級ドイツ語プラスワン」と連動しています。つまり、《プラスワン》は3学期連続で実践的に学ぶ強化クラスです。

和泉

中級ドイツ語プラスワン 渡辺 徳美

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 「中級ドイツ語プラスワン」は、ドイツ語圏への留学を希望している人、勉強や研究にドイツ語を役立てたい人、あるいは将来仕事にドイツ語を活かしたいと考えている人が、必修のドイツ語科目に加えて履修し、実践的なドイツ語能力を養うことを目的としています。

 「話す・聞く・書く・読む」能力を養う練習を行い、ドイツ語の基本をマスターします。また、ドイツ語圏の事象について学習することも重視しています。2.授業内容 以下のテーマの教材を使用し、毎回、ドイツ語を「話す、聞く、書く、読む」練習を行います。第1回:交通手段第2回:都会のアパート第3回:部屋探し第4回:家具第5回:居住者心得第6回:ドイツ人の暮らし方第7回:お祝い第8回:プレゼント第9回:健康第10回:病気第11回:医者第12回:ニュース第13回:ドイツのクリスマス第14回:a.�定期試験��b.�正答と解説3.履修上の注意 12月に独検2級に挑戦しましょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 2年次最後の学期も、これまで身につけた勉強方法で積極的に力を蓄えてください。ドイツ語の基本をしっかり習得すれば、3年次の学習に自信をもって取り組むことができるはずです。

5.教科書 Anne�Buscha/Szilvia�Szita:�Begegnungen.Deutsch�als�Fremdsprache�A1+.�Leipzig:�Schubert-Verlag,�2007. クリストフ・ヘンドリックス他 『改訂版�耳が喜ぶドイツ語 リスリング体得トレーニング』 三修社、2013年6.参考書 在間進 『リファレンス・ドイツ語:ドイツ語文法の「すべて」がわかる』(第三書房、2017年)

7.成績評価の方法 テスト(定期試験、小テスト):�80% 平常点(宿題、復習による習得度、授業中の参加度など):�20%8.その他 《プラスワン》:�約15名を定員とする2年次秋学期開講の選択科目「中級ドイツ語プラスワン」は、1年次秋学期の「初級ドイツ語プラスワン」と2年次春学期の「中級ドイツ語プラスワン」と連動しています。つまり、《プラスワン》は3学期連続で実践的に学ぶ強化クラスです。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN221J 科目ナンバー:(CO)LAN221J

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 76 2020/03/15 15:16:40

Page 77: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 76 ― ― 77 ―

ドイツ語

上級ドイツ語 コヴァリク,ユタ

1単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標この授業は、学生諸君が大学の最初の2年間に獲得したベーシックなドイツ語力の上に、実践的なドイツ語コミュニケーション力を築き上げていくことを主要なテーマにしています。受講者は、実際にヨーロッパのドイツ語圏を旅するとき、あるいはドイツ人留学生とコンタクトを取るときに使える「自然なドイツ語」を、パートナー練習やゲームの要素を取り入れた学習方法によって身につけます。また、積極的に発話するためのトレーニングとして大変有効な聞き取り練習もたくさん行います。

2.授業内容1 自己紹介/具体的テーマについての決定2 ドイツの日常生活(会話と講読)(1回目)3 ドイツの日常生活(会話と講読)(2回目)4 ドイツの日常生活(会話と講読)(3回目)5 ドイツの日常生活(会話と講読)(4回目)6 ドイツの学校・大学生活(会話と講読)(1回目)7 ドイツの学校・大学生活(会話と講読)(2回目)8 ドイツの学校・大学生活(会話と講読)(3回目)9 ドイツの学校・大学生活(会話と講読)(4回目)10 ドイツの仕事と職場(会話と講読)(1回目)11 ドイツの仕事と職場(会話と講読)(2回目)12 ドイツの仕事と職場(会話と講読)(3回目)13 ドイツの仕事と職場(会話と講読)(4回目)14 a.試験 b.正答解説

3.履修上の注意具体的なテーマについては、受講者との話し合いのうえ決定します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容復習:授業で勉強した内容を各自自宅で復習しておくこと。必要に応じて宿題を提出する。

5.教科書使用しない。

6.参考書使用しない。

7.成績評価の方法授業への貢献度(50%)と試験(50%)によって評価します。

8.その他

駿河台

上級ドイツ語 コヴァリク,ユタ

1単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標この授業は、学生諸君が大学の最初の2年間に獲得したベーシックなドイツ語力の上に、実践的なドイツ語コミュニケーション力を築き上げていくことを主要なテーマにしています。受講者は、実際にヨーロッパのドイツ語圏を旅するとき、あるいはドイツ人留学生とコンタクトを取るときに使える「自然なドイツ語」を、パートナー練習やゲームの要素を取り入れた学習方法によって身につけます。また、積極的に発話するためのトレーニングとして大変有効な聞き取り練習もたくさん行います。

2.授業内容1 自己紹介/具体的テーマについての決定2 ドイツでのインターンシップ(1回目)3 ドイツでのインターンシップ(2回目)4 ドイツでのインターンシップ(3回目)5 ドイツでのインターンシップ(4回目)6 ドイツへの出張旅行(1回目)7 ドイツへの出張旅行(2回目)8 ドイツへの出張旅行(3回目)9 ドイツへの出張旅行(4回目)10 ドイツのメディア紹介(1回目)11 ドイツのメディア紹介(2回目)12 ドイツのメディア紹介(3回目)13 ドイツのメディア紹介(4回目)14 a.試験 b.正答解説

3.履修上の注意具体的なテーマについては、受講者との話し合いのうえ決定します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容復習:授業で勉強した内容を各自自宅で復習しておくこと。必要に応じて宿題を提出する。

5.教科書使用しない。

6.参考書使用しない。

7.成績評価の方法授業への貢献度(50%)と試験(50%)によって評価します。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAN322J 科目ナンバー:(CO)LAN322J

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 77 2020/03/15 15:16:40

Page 78: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 78 ―

発展ドイツ語 コヴァリク,ユタ

1単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、現代ドイツに関する様々な諸相に関心を抱いているドイツ語学習者を対象にしています。「聞く・話す・書く・読む」の4つの能力を養うためのトレーニングを行いながら、語彙を増やしていきます。具体的なプログラムは、履修者の関心と予備知識に応じて決定するつもりです。なお、現代ドイツに関する具体的な教材は教員が用意します。

2.授業内容1 �ドイツのアクチュアルなテーマについて新聞記事

を読む(1回目)2 �ドイツのアクチュアルなテーマについて新聞記事

を読む(2回目)3 �ドイツのアクチュアルなテーマについて語ろう(1

回目)4 �ドイツのアクチュアルなテーマについて語ろう(2

回目)5 �ゆっくり読まれるニュースを聴いて内容を理解し

よう(1回目)6 �ゆっくり読まれるニュースを聴いて内容を理解し

よう(2回目)7 �ドイツのアクチュアルなテーマについて語ろう(3

回目)8 �ドイツのアクチュアルなテーマについて新聞記事

を読む(3回目)9 �ドイツの現代音楽を聴いて内容を理解しよう(1

回目)10 �ドイツの現代音楽を聴いて内容を理解しよう(2

回目)11 �ゆっくり読まれるニュースを聴いて内容を理解し

よう(3回目)12 �ゆっくり読まれるニュースを聴いて内容を理解し

よう(4回目)13 グループ・プレゼンテーションのための準備14 グループ・プレゼンテーション3.履修上の注意現代ドイツに関心を持っている3、4年生を対象とした授業です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容復習:授業で勉強した内容を各自自宅で復習しておくこと。必要に応じて宿題を提出する。

5.教科書使用しない。

6.参考書使用しない。

7.成績評価の方法授業への貢献度(50%)とグループ・プレゼンテーション(50%)によって評価する。

8.その他

駿河台

発展ドイツ語 コヴァリク,ユタ

1単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、現代ドイツに関する様々な諸相に関心を抱いているドイツ語学習者を対象にしています。「聞く・話す・書く・読む」の4つの能力を養うためのトレーニングを行いながら、語彙を増やしていきます。具体的なプログラムは、履修者の関心と予備知識に応じて決定するつもりです。なお、現代ドイツに関する具体的な教材は教員が用意します。

2.授業内容1 �ドイツのアクチュアルなテーマについて新聞記事

を読む(1回目)2 �ドイツのアクチュアルなテーマについて新聞記事

を読む(2回目)3 �ドイツのアクチュアルなテーマについて語ろう(1

回目)4 �ドイツのアクチュアルなテーマについて語ろう(2

回目)5 �ゆっくり読まれるニュースを聴いて内容を理解し

よう(1回目)6 �ゆっくり読まれるニュースを聴いて内容を理解し

よう(2回目)7 �ドイツのアクチュアルなテーマについて語ろう(3

回目)8 �ドイツのアクチュアルなテーマについて新聞記事

を読む(3回目)9 ドイツにおけるジョブインタビュー練習10 ドイツ語による履歴書の書き方11 �ゆっくり読まれるニュースを聴いて内容を理解し

よう(3回目)12 �ゆっくり読まれるニュースを聴いて内容を理解し

よう(4回目)13 グループ・プレゼンテーションのための準備14 グループ・プレゼンテーション

3.履修上の注意現代ドイツに関心を持っている3、4年生を対象とした授業です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容復習:授業で勉強した内容を各自自宅で復習しておくこと。必要に応じて宿題を提出する。

5.教科書使用しない。

6.参考書使用しない。

7.成績評価の方法授業への貢献度(50%)とグループ・プレゼンテーション(50%)によって評価する。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAN322J 科目ナンバー:(CO)LAN322J

04-2外国語063-078_商学2_2020.indd 78 2020/03/15 15:16:40

Page 79: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

フランス語

フランス語

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 79 2020/03/15 15:19:49

Page 80: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 81 ―

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 80 2020/03/15 15:19:49

Page 81: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 81 ―

フランス語

初級フランス語Ⅰ シラバス1、P.72別表Ⅲ−③参照

1単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標このクラスではフランス語の初級文法を学びます。フランス語は文法体系のしっかりした言語です。一年の時に文法の基礎を固めてこそ、将来の応用発展に結びつきます。文法に対する苦手意識を捨て、新しい言語の機能的体系を学ぶことで、英語とは違った発想が身につくでしょう。復習を忘れずに、一歩一歩努力を重ねてください。

2.授業内容第1回 �初級フランス語を学ぶにあたっての注意点な

ど第2回 フランス語のアルファベット第3回 綴り字と発音第4回 名詞の性と数、冠詞第5回 人称代名詞、êtreとavoir第6回 数字、c’estとce�sont第7回 第一群規則動詞、第二群規則動詞第8回 形容詞第9回 基本文型、冠詞の縮約第10回 否定形、不規則動詞(1)第11回 疑問形、不規則動詞(2)第12回 所有形容詞、指示形容詞、不規則動詞(3)第13回 近接過去と近接未来、比較級と最上級第14回 a:試験 b:講義全体のまとめ

3.履修上の注意出席をすること。積極的に練習問題などを自分ですること。携帯電話のスイッチを切ること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次回の授業範囲について事前に教科書等で調べておくこと。復習を欠かさぬこと。

5.教科書教員によって異なります。

6.参考書最初の時間に先生から話があります。

7.成績評価の方法試験を受けるには講義の2/3以上の出席が必要です。平常点(授業への参加度)、小テスト、定期試験等を担当教員が総合的に評価します。

8.その他修了時にはフランス語検定5級以上に合格可能です。

和泉

初級フランス語Ⅱ シラバス1、P.72別表Ⅲ−③参照

1単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標春学期に続いて、文法事項の説明をします。本学部のフランス語科としては、文法の教科書をすべて終えることを目標としています。これは最近の大学では珍しいことなのですが、今までもそうしてきました。明治大学商学部の学生諸君の能力が高いからこそ可能なことです。今年も私たちは授業のレベルを下げることなく、進めてゆくつもりです。もちろん、説明はあくまでもわかりやすく、を目指します。仏検合格も視野に入れます。

2.授業内容第1回 命令法、非人称第2回 直説法複合過去第3回 人称代名詞の目的格、強勢形第4回 関係代名詞、不規則動詞(4)第5回 強調構文、指示代名詞第6回 代名動詞、不規則動詞(5)第7回 直説法単純未来と前未来、中性代名詞第8回 受動態、過去分詞の性数一致のまとめ第9回 直説法半過去と大過去第10回 現在分詞とジェロンディフ第11回 条件法現在と過去第12回 接続法現在と過去第13回 補遺(時刻の表現など)第14回 a:試験 b:講義全体のまとめ

3.履修上の注意出席をすること。積極的に練習問題などを自分ですること。携帯電話のスイッチを切ること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次回の授業範囲について事前に教科書等で調べておくこと。復習を欠かさぬこと。

5.教科書春学期と同じです。

6.参考書春学期と同じです。

7.成績評価の方法試験を受けるには講義の2/3以上の出席が必要です。平常点(授業への参加度)、小テスト、定期試験等を担当教員が総合的に評価します。

8.その他修了時にはフランス語検定4級以上に合格可能です。3級合格の学生もいます。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN131J 科目ナンバー:(CO)LAN131J

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 81 2020/03/15 15:19:49

Page 82: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 83 ―― 82 ―

初級フランス語Ⅲ シラバス1、P.72別表Ⅲ−③参照

1単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標初級フランス語Ⅰで文法・語法を学習、その進行に合わせて会話及びプラクティス(実践練習)を行う。入門段階からフランス語を母語とする先生に教わることで、発音、表現、日常会話に自然に慣れていく。

2.授業内容第1回 挨拶のしかた第2回 自己紹介第3回 自分の趣味などを表現する第4回 数の表現第5回 自分の好みを表現する第6回 時刻の表現;�形容詞第7回 人を紹介する第8回 所有の表現;�色彩の表現第9回 余暇と行動;�レジャー第10回 場所の表現;�動詞�aller第11回 動詞 Pouvoir/vouloir第12回 義務の表現;�動詞�devoir�第13回 タイムスケジュールの表現第14回 a:試験 b:講義全体のまとめ

3.履修上の注意出席が重視される。会話の練習は積極的に行うこと。単語を覚えること。その他、最初の授業に教員が指示する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次回の授業範囲について事前に教科書等で調べておくこと。

5.教科書それぞれの教員が指示する。

6.参考書授業中、適時指示する。

7.成績評価の方法試験を受けるには講義の2/3以上の出席が必要です。平常点(授業への参加度)、小テスト、定期試験等を担当教員が総合的に評価します。

8.その他修了時にはフランス語検定5級以上に合格可能です。

和泉

初級フランス語Ⅳ シラバス1、P.72別表Ⅲ−③参照

1単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標春学期に続いて文法の進行に合わせてプラクティスを行う。基礎的なコミュニケーションを修得し、定着することを目指す。

2.授業内容第1回 春学期の復習第2回 動詞 Savoir/connaître第3回 習慣/�代名動詞第4回 過去の表現�(1);複合過去第5回 過去の表現�(2);半過去第6回 未来の表現第7回 数の表現(続き);�時間割�第8回 時制 ;フランスの地理第9回 条件法;si�を使う表現第10回 自分の趣味(続き);料理第11回 家族 ;比較の表現第12回 旅行をする第13回 義務の表現;il�faut�que第14回 a:試験 b:講義全体のまとめ

3.履修上の注意出席が重視される。会話の練習を積極的に行うこと。単語を覚えること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次回の授業範囲について事前に教科書等で調べておくこと。

5.教科書それぞれの教員が指示する。

6.参考書授業中、適時指示する。

7.成績評価の方法試験を受けるには講義の2/3以上の出席が必要です。平常点(授業への参加度)、小テスト、定期試験等を担当教員が総合的に評価します。

8.その他修了時にはフランス語検定4級以上に合格可能です。3級合格の学生もいます。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN131J 科目ナンバー:(CO)LAN131J

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 82 2020/03/15 15:19:49

Page 83: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 83 ―― 82 ―

フランス語

初級フランス語プラスワン 余語 毅憲

1単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標フランス語を主体的に学びながら、自ら考える力や課題達成に向けて助け合う力、自分のことを表現する力を身につけると共に、フランス語によるコミュニケーション能力の向上を目指します。なお、授業の達成目標は以下の3つとします。1)簡単な内容のフランス語を聞き取り、また発信できるレヴェルに到達すること。2)自分の過去や近い将来の体験を簡単なフランス語で言えるようになること。3)授業終了時には、仏検5〜4級に合格するようなレ�ヴェルに達すること。

授業方法について1)授業活動は、基本的にペア/グループ・ワークで進めていきます。2)授業終了5分前に「ミニッツ・ペーパー」を使って、当日の授業に関する「学び」の振り返り�(「〜ができるようになった」)や質問などをまとめてもらいます。2.授業内容第1回 a:授業の進め方(イントロダクション)    b:�一日の行動に関する表現、日常の習慣に関

する表現、時間表現第2回 �代名動詞の活用、様々な動詞の活用、部分冠詞第3回 複合過去、過去分詞第4回 �季節や年月日についての表現、値段の尋ね方

や答え方第5回 半過去、複合過去と半過去の使い分け第6回 �過去の習慣や状況、気持ちについての表現、

単位表現第7回 インターネットに関する表現、天気表現第8回 比較級と最上級、前置詞と定冠詞の縮約第9回 単純未来、条件法現在、指示形容詞第10回 可能、願望、義務についての表現第11回 疑問詞、順序を表す副詞、接続詞について第12回 直接/間接目的補語代名詞、中性代名詞第13回 �予備日(これまでの復習や進度調整等に充てる)第14回 aのみ�:�期末試験3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容1)復習をするならば、音読による多読を中心に行うことを推奨します。2)意識的に語彙を増やすよう努力しましょう。フランス語上達の近道です。5.教科書授業ごとにプリントや資料を配布します。6.参考書1)辞書類や、以前に使用した教科書など自由に持ち込んで結構です。2)電子辞書も許可します。なお、真剣にフランス語を学ぶならば、Web辞書の類はお勧めしません。7.成績評価の方法1)期末テスト 70%2)授業の最後に行う「ミニッツ・ペーパー」の内容 30%8.その他ペア/グループ・ワークも適宜に導入しながら授業を進めます。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN131J

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 83 2020/03/15 15:19:49

Page 84: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 84 ― ― 85 ―

中級フランス語Ⅰ シラバス1、P.72別表Ⅲ−③参照

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標「中級フランス語Ⅰ・Ⅱ」は一年次で身につけたフランス語の基礎力をもとに、さらに講読の力をつけ、あわせて文章表現能力を育むのが目標です。また、フランス語圏の文化や現代事情などにも関心をもってもらえるように進行していきます。修了時にはフランス語検定3級程度の実力になっているはずです。 2年次では、この指定クラスによる「中級フランス語Ⅰ・Ⅱ」と、テーマ別に自由に選択できるテーマクラスでの「中級フランス語Ⅲ・Ⅳ」を履修することになります。2.授業内容各担当教員が選んだ教材(主に読みものなど)をもとに進行します。先生とテキストも違う以上、以下のシラバスは目安にすぎません。 講読の力をつけて、最終的には簡単な文章ならば独力で読めるようになることをめざしてください。第1回 中級フランス語を学ぶにあたっての注意点など第2回 初級文法の復習第3回 初級文法の復習−2第4回 教科書の第1課第5回 教科書の第2課第6回 教科書の第3課第7回 教科書の第4課第8回 教科書の第5課第9回 教科書の第6課第10回 教科書の第7課第11回 教科書の第8課第12回 教科書の第9課第13回 教科書の第10課第14回 a:試験 b:講義全体のまとめ

3.履修上の注意 各教員が最初の授業で伝えます。当たり前のことですが、欠席せずに、なにごとも積極的に取り組むことが重要です。4.準備学習(予習・復習等)の内容次回の授業範囲について事前に教科書等で調べておくこと。復習を欠かさぬこと。5.教科書 各教員が指定します。なお、仏和辞典の使い方に慣れるのも重要です。また、1年次では簡単な小辞典で済ませた人も、2年次では中辞典を購入すること。6.参考書 適時、教員が指定する場合がある。

7.成績評価の方法試験を受けるには講義の2/3以上の出席が必要です。平常点(授業への参加度)、小テスト、定期試験等を担当教員が総合的に評価します。

8.その他 2年次の修了時には、フランス語検定3級以上に合格が可能です。

和泉

中級フランス語Ⅱ シラバス1、P.72別表Ⅲ−③参照

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標「中級フランス語Ⅰ・Ⅱ」は一年次で身につけたフランス語の基礎力をもとに、さらに講読の力をつけ、あわせて文章表現能力を育むのが目標です。また、フランス語圏の文化や現代事情などにも関心をもってもらえるように進行していきます。修了時にはフランス語検定3級程度の実力になっているはずです。 2年次では、この指定クラスによる「中級フランス語Ⅰ・Ⅱ」と、テーマ別に自由に選択できるテーマクラスでの「中級フランス語Ⅲ・Ⅳ」を履修することになります。2.授業内容各担当教員が選んだ教材(主に読みものなど)をもとに進行します。先生とテキストも違う以上、以下のシラバスは目安にすぎません。 講読の力をつけて、最終的には簡単な文章ならば独力で読めるようになることをめざしてください。第1回 中級フランス語を学ぶにあたっての注意点など第2回 教科書の第11課第3回 教科書の第12課第4回 教科書の第13課第5回 教科書の第14課第6回 教科書の第15課第7回 教科書の第16課第8回 教科書の第17課第9回 教科書の第18課第10回 教科書の第19課第11回 教科書の第20課第12回 教科書の第21課第13回 教科書の第22課第14回 a:試験 b:講義全体のまとめ

3.履修上の注意 各教員が最初の授業で伝えます。当たり前のことですが、欠席せずに、なにごとも積極的に取り組むことが重要です。4.準備学習(予習・復習等)の内容次回の授業範囲について事前に教科書等で調べておくこと。復習を欠かさぬこと。5.教科書 各教員が指定します。なお、仏和辞典の使い方に慣れるのも重要です。また、1年次では簡単な小辞典で済ませた人も、2年次では中辞典を購入すること。6.参考書 適時、教員が指定する場合がある。

7.成績評価の方法試験を受けるには講義の2/3以上の出席が必要です。平常点(授業への参加度)、小テスト、定期試験等を担当教員が総合的に評価します。

8.その他 2年次の修了時には、フランス語検定3級以上に合格が可能です。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN231J 科目ナンバー:(CO)LAN231J

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 84 2020/03/15 15:19:49

Page 85: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 84 ― ― 85 ―

フランス語

中級フランス語Ⅲ 高橋 明美

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標フランス映画の名作『シェルブールの雨傘』のシナリオを読みながら映画を鑑賞することによって、生き生きとした会話からフランス語を学びます。

「映画」は20世紀初頭、フランスで発明されましたこの第7番目の芸術とも呼ばれる映画に接し、親しみ、1年時とは異なる角度からフランスという国への興味が高まるように講義を進めます。フランスの映画監督、映画賞、俳優、映画文化なども積極的に紹介します。購読するシナリオはとてもわかりやすいものなので、この平易なフランス語から初めて、セリフが聞き取れたり、セリフを真似て、自らもフランス語を発することができるようになることを目的とします。また、人の心の機微についても考えるような講義をします。2.授業内容第1回:�作品全体の説明。舞台となる場所。時代背景。

第1部鑑賞第2回:シナリオ読解「ギイとジュヌヴィエーブ」第3回:�登場する俳優の紹介、シナリオ読解「母と娘

の確執」第4回:シナリオ読解「カサール氏の登場」第5回:短編作品鑑賞、俳優について説明第6回:シナリオ読解「ジュヌヴィエーヴの苦しみ」第7回:�シナリオ読解「離れ離れに」、当時の社会背景

について学ぶ第8回:�第2部鑑賞、映画監督ジャック・ドゥミにつ

いて説明第9回:シナリオ鑑賞:「1958年1月」第10回:�シナリオ鑑賞:「ガレット・デ・ロワ」、フラ

ンスの行事について説明第11回:シナリオ鑑賞:「求婚」第12回:映画鑑賞(シナリオとともに)第13回:シナリオ鑑賞:「1958年2月」第14回:a)まとめ�b)試験

3.履修上の注意興味をもって積極的に授業に参加すること。欠席・遅刻をしない。1年時の文法の講義の単位を修得していることを強く望む。復習・予習を必ず行うこと。常に音読をすること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業内で行ったことは必ず復習すること。次回の範囲はあらかじめ通達するので、必ず予習を行うこと。

5.教科書『シェルブールの雨傘』、白水社、1600円+税。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法出席と授業態度40%、期末試験60%で評価する。

8.その他特になし。

和泉

中級フランス語Ⅳ 高橋 明美

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標春学期に引き続いて、『シェルブールの雨傘』のシナリオを読みながら、同時に映画鑑賞を続けます。フランス語の能力を高めることはもとより、今から約60年前のフランスの社会状況、特にギイが戦ったアルジェリア独立戦争についても注目してゆきます。

2.授業内容第1回:第3部鑑賞、フランスの映画賞について第2回:シナリオ読解「1959年3月、ギイの帰還」第3回:シナリオ読解「1959年4月、ガレージにて」第4回:映画の父、リュミエール兄弟について第5回:シナリオ読解「エリーゼのアパルトマン」第6回:映画鑑賞、シナリオとともに第7回:シナリオ読解「1959年6月、カフェのテラスで」第8回:フランスの映画事情第9回:シナリオ読解「1963年12月」第10回:シナリオ読解「ガソリンスタンドで」第11回:シナリオ読解「あなたに似てるわ」第12回:『シェルヴールの雨傘』を振り返って第13回:ドキュメンタリー映画鑑賞第14回:a)まとめ�b)試験

3.履修上の注意積極的に授業に参加する。欠席・遅刻をしない。予習・復習は必ず行う。常に音読すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業時に行ったことは必ず復習すること。次回に行う範囲をあらかじめ通達するので、必ず予習を行うこと。

5.教科書『シェルブールの雨傘』、白水社、1600円+税。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法出席と授業態度で40%、期末試験で60%で評価します。

8.その他特になし。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN231J 科目ナンバー:(CO)LAN231J

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 85 2020/03/15 15:19:50

Page 86: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 86 ― ― 87 ―

中級フランス語Ⅲ ディオ,ロドルフ シリル

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 1年生の時に習ったフランス語の基礎をもっと身に付けて、会話力のレベルを高めて、少しずつ自分で言いたいことを言えるように楽しく一緒に頑張りましょう!�また、ネイティブスピーカーの発音・�リズムも学びましょう。会話、発音、聴き取りの力を総合的に高めることが、�この講義のねらいです。�必要に応じて、文法項目の説明・再確認も行います。

2.授業内容第1回:ガイダンス��基礎の確認第2回:会話練習1��Hypothèse�(2)第3回:会話練習2��Achats�au�marché第4回:会話練習3��Comparer�(1)第5回:会話練習4��Acheter�des�billets�de�train第6回:会話練習5��Comparer�(2)第7回:会話練習6��Faire�un�projet�de�voyage第8回:会話練習7��Réserver�une�chambre�d’hôtel第9回:�会話練習8��Se�déplacer�avec�les�moyens�de�

transport第10回:�会話練習9�Demander�des�conseils�

touristiques第11回:会話練習10�Visiter�des�sites�touristiques第12回:会話練習11�Raconter�son�expérience第13回:春学期のまとめ第14回:期末試験

3.履修上の注意 休むことなく、毎回の授業に積極的に参加することが大切です。 (公欠・病欠を除き、4回以上の欠席で単位取得不可)。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 前回の内容を復習し、しっかり身につけておくこと。

5.教科書 特になし。必要に応じてプリントを配付します。

6.参考書 特になし。ただし、辞書類は各自持参すべし。

7.成績評価の方法平常点(毎回の授業の学習成果)=70%期末試験=30%

8.その他

和泉

中級フランス語Ⅳ ディオ,ロドルフ シリル

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 基本的に、春学期の「中級フランス語Ⅲ」の続きですが、秋学期では、学生による簡単な発表に基づいたディベート(意見交換会)が中心的な活動になります。

2.授業内容第1回:�ガイダンス 春学期の「中級フランス語Ⅲ」

の内容確認第2回:発表0(担当教員による「お手本」)第3回:発表1第4回:発表2第5回:発表3第6回:発表4第7回:発表5第8回:発表6第9回:発表7第10回:発表8第11回:発表9第12回:発表10第13回:発表11第14回:期末試験

3.履修上の注意 欠席することなく、毎回の授業に積極的に参加することが大切です。 (公欠・病欠を除き、4回以上の欠席で単位取得不可)。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 前回の内容を復習し、しっかり身につけておくこと。

5.教科書 特になし。必要に応じてプリントを配付します。

6.参考書 特になし。ただし、辞書類は各自持参すべし。

7.成績評価の方法平常点(毎回の授業の学習成果)=70%期末試験=30%

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN231J 科目ナンバー:(CO)LAN231J

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 86 2020/03/15 15:19:50

Page 87: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 86 ― ― 87 ―

フランス語

中級フランス語Ⅲ クロズ 山口 エリアンヌ

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 一年生の時に習ったフランス語の基礎をもっと身に付けて、会話力のレベルを高めて、少しずつ自分で言いたいことを言えるように楽しく一緒に頑張りましょう! また、パリ生まれのネイティブスピーカーの発音・リズムも学びましょう。 会話、発音、聴き取りの力を総合的に高めることが、この講義のねらいです。

2.授業内容第1回:基礎の復習第2回:お店で買い物をして、値段を聞く    文法:動詞の不定詞第3回:ホテルに予約すること    文法:形容詞第4回:買い物(2):靴を買って    文法:前置詞�dans,�sur第5回:クリニックに電話して、予約を取る    文法:最上級第6回:許す、禁じる表現    文法:C'est 〜 ,�il�est 〜第7回:場所について話す    文法:前置詞(2)第8回:どこかへ遊びに行こう!    文法:比較級第9回:オフィスにいて、仕事の会話    文法:接続法第10回:親子の会話:�いたずらを否定する!    文法:複合過去の否定形第11回:お医者さんとの会話    文法:現在分詞、gerondif第12回:お誕生日パーティ    文法:動詞から名詞第13回:警察の調査    文法:il�faut,�il�y�a�第14回 批判すること    文法:理由を表現する

3.履修上の注意勉強する意欲が重要で、授業に積極的に参加し、上達を図るように努力する必要があります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習は各クラスの時に指示、復習は毎回

5.教科書プリント

6.参考書和仏・仏和辞典一年生の時の教科書

7.成績評価の方法毎週は小テストテスト80%、出席20%

8.その他

和泉

中級フランス語Ⅳ クロズ 山口 エリアンヌ

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 一年生の時に習ったフランス語の基礎をもっと身に付けて、会話力のレベルを高めて、少しずつ自分で言いたいことを言えるように楽しく一緒に頑張りましょう! また、パリ生まれのネイティブスピーカーの発音・リズムも学びましょう。 会話、発音、聴き取りの力を総合的に高めることが、この講義のねらいです。

2.授業内容第1回:食料品を買って、お店での会話    文法:部分冠詞第2回:魚屋さんで注文すること    文法:前置詞 pour第3回:パリの地下鉄に乗りましょう    文法:義務の表現、可能動詞第4回:家を借りる、不動産    文法:代名詞�on第5回:誕生日のパーティの準備    文法:代名詞�celui第6回:銀行で口座を開こう!    文法:単純未来第7回:コンピューターを買う    文法:動詞savoir,�croire,�vouloir第8回:公園で遊ぶ    文法:命令形第9回:交番にいて、お届けすること    文法:半過去、複合過去第10回:おめでとう!    文法:Tout,�代名詞、形容詞第11回:お店で洋服を買う    文法:〜すぎる、十分第12回:趣味については話す    文法:動詞と前置詞第13回:人を招待すること    文法:所有形容し第14回:誘うこと    文法:現在条件法

3.履修上の注意勉強する意欲が重要で、授業に積極的に参加し、上達を図るように努力する必要があります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習は各クラスの時に指示、復習は毎回

5.教科書プリント

6.参考書和仏・仏和辞典一年生の時の教科書

7.成績評価の方法毎週は小テストテスト80%、出席20%

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN231J 科目ナンバー:(CO)LAN231J

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 87 2020/03/15 15:19:50

Page 88: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 88 ― ― 89 ―

中級フランス語Ⅲ 松原 陽子

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標日常会話におけるフランス語の表現を中心に学び、留学も視野に、実際に聞いたり、話したりできるようになることを目指します。文法、語彙についても復習します。主な教材として、日本のアニメ(フランス語版)やフランス語圏のアニメを用い、日常会話におけるフランス語の表現力を伸ばすことを目標とします。ディクテとリスニングを行い、文法、語彙の確認をします。シャドーイングやロールプレイにより、学んだ表現を定着させます。フランス語の表現力をつけながら、フランス語圏のアニメが日本のアニメにどのような影響を与えたのかを学び、日本のアニメについてフランス語で話すことができるようになることを目指します。

2.授業内容第1回:a�:�イントロダクション    b�:�自分について、人について話す第2回:自分・相手・第三者の名前、住む町第3回:名前、住む町、年齢、職業第4回:勤務地、国籍、電話番号第5回:好き嫌い、自己紹介第6回:時刻、自分の一日の生活第7回:自分・相手・第三者の一日の生活第8回:自分・相手・第三者の一週間の生活第9回:昨日したこと、先週したこと第10回:身近な物・人の位置関係第11回:道順、日常の移動第12回:地域と気候・天気第13回:a�:�復習,�b�:�練習第14回:a�:�まとめ,�b�:�試験

3.履修上の注意教科書のほかに視聴覚教材をもちいます。履修生の学習進度に応じて教科書の課の順番を変更することがあります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容語彙・文法事項を調べること。習った表現を覚えること。

5.教科書『フランス語2001』石野好一�他(白水社)2014年。

6.参考書なし。

7.成績評価の方法授業への参加度(50%)、試験(50%)。

8.その他

和泉

中級フランス語Ⅳ 松原 陽子

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標日常会話におけるフランス語の表現を中心に学び、留学も視野に、実際に聞いたり、話したりできるようになることを目指します。文法、語彙についても復習します。主な教材として、日本のアニメ(フランス語版)やフランス語圏のアニメを用い、日常会話におけるフランス語の表現力を伸ばすことを目標とします。ディクテとリスニングを行い、文法、語彙の確認をします。シャドーイングやロールプレイにより、学んだ表現を定着させます。フランス語の表現力をつけながら、フランス語圏のアニメが日本のアニメにどのような影響を与えたのかを学び、日本のアニメについてフランス語で話すことができるようになることを目指します。

2.授業内容第1回:a�:�イントロダクション    b�:�これまでにしたことを話す第2回:これまでに住んだところ、以前と今第3回:過去にしたこと第4回:過去の出来事とその背景第5回:人・物を描写する第6回:好き嫌い、理由第7回:欲しいもの第8回:頼む、許可を求める第9回:誘う第10回:人の発言を伝える第11回:手紙を書く第12回:復習、アンケート第13回:a�:�復習,�b�:�練習第14回:a�:�まとめ,�b�:�試験

3.履修上の注意教科書のほかに視聴覚教材をもちいます。履修生の学習進度に応じて教科書の課の順番を変更することがあります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容語彙・文法事項を調べること。習った表現を覚えること。

5.教科書『フランス語2001』石野好一�他(白水社)2014年。

6.参考書なし。

7.成績評価の方法授業への参加度(50%)、試験(50%)。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN231J 科目ナンバー:(CO)LAN231J

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 88 2020/03/15 15:19:50

Page 89: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 88 ― ― 89 ―

フランス語

中級フランス語Ⅲ 久松 健一

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標フランス語を「話し、聞き、書いて、読める」能力の向上を目指す。仏検(実用フランス語技能検定試験)の4級以上の履修者全員の合格が目標。

2.授業内容1.�1年間の講義内容説明ならびに現在の個々人の  仏語レベルチェック2.文型(1)3.文型(2)4.文型(3)

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法毎回、小テスト(20%)やディクテ(10%)、講義中に複数回解を求めるその貢献度(70%)で評価する。それを総合評価する。学期末テストは行わない。なお、6月の仏検が不合格でも授業に参加していれば単位は認定する。

8.その他

和泉

中級フランス語Ⅳ 久松 健一

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標フランス語を「話し、聞き、書いて、読める」能力の向上を目指す。仏検(実用フランス語技能検定試験)の3級以上の履修者全員の合格が目標だが、その合否にこだわることはしない。あくまでも、外国語能力の向上が第一義。

2.授業内容1.春学期の総復習と後秋学期の授業展開について2.条件法3.接続法4.否定5.態6.比較7.中性代名詞8.分詞変形9.話法10.仏検前/総復習(1)11.仏検前/総復習(2)12.仏検前/総復習(3)13.音読のすすめ14.今後の学習方法などに触れた総まとめ。

3.履修上の注意積極的な授業参加が前提。5分前に私は教室にいる。チャイムとともに講義開始。交通機関の遅延等、特別な理由がない限り、遅刻厳禁。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習は必須(毎回、具体的に指示)。

5.教科書春学期と同じテキストを使用するが、必要に応じてプリントなどを配布する。

6.参考書必要に応じて授業内で指示する。

7.成績評価の方法毎回、小テスト(20%)やディクテ(10%)、講義中に複数回解を求めるその貢献度(70%)で評価する。それを総合評価する。学期末テストは行わない。なお、11月実施予定の仏検が不合格でも授業に参加していれば単位は認定する。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN231J 科目ナンバー:(CO)LAN231J

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 89 2020/03/15 15:19:50

5.�形容詞・副詞(1)6.形容詞・副詞(2)7.動詞句8.名詞節9.�形容詞節10.副詞節11.直接法現在12.直接法複合過去

13.直接法複合過去・半過去14.直接法符号過去・大過去

3.履修上の注意積極的な授業参加が前提。5分前に私は教室にいる。チャイムとともに講義開始。交通機関の遅延等、特別な理由がない限り、遅刻厳禁。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習は必須(毎回、具体的に指示)。

5.教科書『アトゥ(ATOUT)』三恵社*1冊別途指定の「単語集」か「動詞表現集」を使用する。開講時に指示。

Page 90: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 90 ― ― 91 ―

中級フランス語Ⅲ 高遠 弘美

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標初級文法を終えた学生を対象に、ふだんなかなか手に取りそうで取らない文学作品を原語で読みます。文学作品を精読することで、フランス語の仕組みだけではなく、響きや構造も把握できるでしょう。買い物や観光だけではないフランス語を学ぶには一度は通ったほうがよい道。それが文学作品を原書で読むことなのです。辞書を丹念に調べることによって、言葉の微妙なニュアンスもわかるでしょうし、思索的とか詩的とか論理的といった概念がフランス語ではどのように現れているかを学ぶ契機にもなり得ます。一冊読めば二冊目は比較的簡単に読むことができます。そのようにフランス語を原文で読むことで、教養を広めるだけでなく、感受性の豊かな涵養を目指したいと思います。

2.授業内容そして今年度取り上げるのは、Antoine�de�Saint-Exupéry�作�Le�Petit�Princeです。「小さな王子」。今までは「星の王子さま」として広く知られてきた小説です。一見童話のようですが、哲学的にも深い奥行きのある作品です。最初はプリントを用いますが、受講者人数が確定したら、希望に従って、原書(1500円前後です)を購入して貰います。日本のアマゾンでも買うことができます。これを毎時間、受講生が発音し、解釈をつけて行く形で進めます。最初から順番に当てるか、毎回挙手で当てるかは最初の授業で話し合いましょう。一年間で一冊の最後まで終わることを目標としますが、それよりもじっくり味読してゆく方法で進めたいと思います。毎回の授業の詳しい内容が書けないのはそのためです。第一回 テキストを読む第二回 テキストを読む第三回 テキストを読む第四回 テキストを読む第五回 テキストを読む第六回 テキストを読む第七回 テキストを読む第八回 テキストを読む第九回 テキストを読む第十回 テキストを読む第十一回 テキストを読む第十二回 テキストを読む第十三回 テキストを読む第十四回 テキストを読む 総括

3.履修上の注意仏和辞典を持参して下さい。なるべく休まないようにしてください。スマートフォンで調べるのは認めますが、教室にいない人たちとのメールやライン、通話はしないでください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回予習はしてきて下さい。また復習もしてほしいと思います。理想的には、一年後、辞書なしで再読したときにすらすら読めるようになればと考えています。

5.教科書最初はプリント。あとは原書を注文して購入して貰います。

6.参考書英訳もありますし、日本語訳も多数あります。それでもこの作品を取り上げるのは、実際に自分でサン・テグジュペリの美しいフランス語に直接触れてほしいからです。

7.成績評価の方法学期の最後に試験をします。これが60パーセント。授業への積極的参加度が30パーセント。ときどきする小テストが10パーセントです。

8.その他

和泉

中級フランス語Ⅳ 高遠 弘美

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標春学期と同様、フランス語で書かれた文学作品を読んでいきます。テキストは春学期からの続きで、アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリの「ル・プチ・プランス」。「星の王子さま」「小さな王子」です。一冊の文学作品を丁寧に読んでいくことで、フランス語の表現を一つでも覚えてほしいと思います。

2.授業内容これも春学期と同様に、学生の皆さんが発音し、内容を説明し、日本語に訳していきます。その過程で、「翻訳」ということの意味に気がつくかもしれません。

第一回 テキストを読む第二回 テキストを読む第三回 テキストを読む第四回 テキストを読む第五回 テキストを読む第六回 テキストを読む第七回 テキストを読む第八回 テキストを読む第九回 テキストを読む第十回 テキストを読む第十一回 テキストを読む第十二回 テキストを読む第十三回 テキストを読む第十四回 テキストを読む 総括

3.履修上の注意仏和辞典を持参して下さい。なるべく休まないようにしてください。スマートフォンで調べるのは認めますが、教室にいない人たちとのメールやライン、通話はしないでください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習はしてきてください。復習もきちんとすれば皆さんのフランス語の力は飛躍的に伸びるはずです。意欲ある勉学姿勢を望みます。

5.教科書Antoine�de�Saint-Exupéry�:�Le�Petit�Prince

6.参考書英訳を含む各種翻訳。

7.成績評価の方法学期末試験が60パーセント。授業への積極的参加度が30パーセント。小テストが10パーセントです。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN231J 科目ナンバー:(CO)LAN231J

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 90 2020/03/15 15:19:50

Page 91: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 90 ― ― 91 ―

フランス語

中級フランス語Ⅲ 明石 伸子

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 魅力にあふれるフランスのライフ・スタイルやカルチャーに触れて、フランスへの造詣を深めつつ、語学能力の発達をめざします。さまざまなテーマをめぐるテキストを購読するのみでなく、関連するビデオやサイトなどの参考資料をする等、立体的なアプローチでフランス語の学習に取り組みます。フランス語の基礎文法の定着やコミュニケーション力の発展をめざします。2.授業内容第1回 A:ガイダンス�/�B:アンケート&教材紹介第2回 �A:フランコフォニー(1)�/�B:フランコフォ

ニー(2)第3回 �A:フランコフォニー(3)�/�B:フランコフォ

ニー(4)第4回 �A:フランスのカフェ(1)�/�B:フランスの

カフェ(2)第5回 �A:フランスのカフェ(3)�/�B:フランスの

カフェ(4)第6回 A:フランス映画(1)�/�B:フランス映画(2)第7回 A:フランス映画(3)�/�B:フランス映画(4)第8回 �A:フランス語圏の歌手(1)/�B:フランス

語圏の歌手(2)第9回 �A:フランス語圏の歌手(3)/�B:フランス

語圏の歌手(4)�第10回 �A:バカロレア試験(1)�/�B:バカロレア試

験(2)第11回 �A:バカロレア試験(3)�/�B:バカロレア試

験(4)第12回 �A:フランスのバカンス(1)�/�B:フランス

のバカンス(2)第13回 �A:フランスのバカンス(3)�/�B:フランス

のバカンス(4)第14回 �A:春学期のまとめ�/�B:春学期の理解度確

認テスト

3.履修上の注意 辞書の持参を必須とします。書籍辞書と電子辞書のどちらかを選んでください。授業中に携帯電話やスマートフォンの辞書は使用しないでださい。4.準備学習(予習・復習等)の内容 つぎの授業で取り組まれる可能性があるページの単語を調べて、ダイアログ・テキスト・練習問題に目を通してください。理解を深めるために授業後は、授業内で取り組まれた内容を再び確認する習慣を持ちます。5.教科書 プリントで配布。6.参考書 特になし。7.成績評価の方法 試験:60%�授業内で使用したテキストの内容理解を確認する問題に取り組む。 レポート:30%�授業内に解いた練習問題やコメント・ペーパー等。 平常点評価:10%�出欠席および授業に取り組む姿勢等。8.その他 授業についての詳しい情報に関しては、学期の始まりに説明を追加します。

和泉

中級フランス語Ⅳ 明石 伸子

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 春学期に引き続き、魅力にあふれるフランスのライフ・スタイルやカルチャーに触れて、フランスへの造詣を深めつつ、語学能力の発達をめざします。さまざまなテーマをめぐるテキストを購読するのみでなく、関連するビデオやサイトなどの参考資料をする等、立体的なアプローチでフランス語の学習に取り組みます。フランス語の基礎文法の定着やコミュニケーション力の発展をめざします。2.授業内容第1回 A:ガイダンス�/�B:春学期のふりかえり第2回 �A:フランスの食生活(1)�/�B:フランスの

食生活(2)第3回 �A:フランスの食生活(3)�/�B:フランスの

食生活(4)第4回 �A:フランスの大学(1)�/B:フランスの大学

(2)�第5回 �A:フランスの大学(3)�/B:フランスの大

学(4)�第6回 �A:フランスのグランゼコール(1)�/B:フ

ランスのグランゼコール(2)�第7回 �A:フランスのグランゼコール(3)�/B:フ

ランスのグランゼコール(4)�第8回 �A:フランスの食生活(5)�/�B:�フランスの

食生活(6)第9回 �A:フランスの食生活(7)�/�B:�フランスの

食生活(8)第10回 �A:フランスの習慣(1)�/�B:�フランスの習

慣(2)第11回 �A:フランスの習慣(3)�/�B:�フランスの習

慣(4)第12回 �A:フランスの習慣(5)�/�B:�フランスの習

慣(6)第13回 �A:フランスの習慣(7)�/�B:�フランスの習

慣(8)第14回 �A:秋学期のまとめ�/�B:秋学期の理解度確

認テスト3.履修上の注意 辞書の持参を必須とします。書籍辞書と電子辞書のどちらかを選んでください。授業中に携帯電話やスマートフォンの辞書は使用しないでださい。4.準備学習(予習・復習等)の内容 つぎの授業で取り組まれる可能性があるページの単語を調べて、ダイアログ・テキスト・練習問題に目を通してください。理解を深めるために授業後は、授業内で取り組まれた内容を再び確認する習慣を持ちます。5.教科書

『Société�française』Alma出版社6.参考書 特になし。7.成績評価の方法 試験:60%�授業内で使用したテキストの内容理解を確認する問題に取り組む。 レポート:30%授業内に解いた練習問題やコメント・ペーパー等。 平常点評価:10%�出欠席および授業に取り組む姿勢等。8.その他 授業についての詳しい情報に関しては、学期の始まりに説明を追加します。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN231J 科目ナンバー:(CO)LAN231J

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 91 2020/03/15 15:19:50

Page 92: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 92 ― ― 93 ―

中級フランス語プラスワン ディオ,ロドルフ シリル

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 フランス語を「読んで、書く」能力の向上を図ります。 フランス語圏の「今」を知るべく、タイムリーな時事問題に関する短文を読んだ上で、それについて自分の感想や考え方をまとめる作業が中心になります。 テーマ決定にあたって、なるべく履修生の興味・関心を考慮します。(下記の授業内容は、あくまで目安であり、変更が生じる場合があります)。

2.授業内容第1回:ガイダンス第2回:資料1(経済関連の話題)第3回:作文1第4回:資料2(文化関連の話題)第5回:作文2第6回:資料3(政治関連の話題)第7回:作文3第8回:資料4(観光関連の話題)第9回:作文4第10回:資料5(技術関連の話題)第11回:作文5第12回:資料6(社会関連の話題)第13回:作文6第14回:期末試験

3.履修上の注意 欠席することなく、毎回の授業に積極的に参加することが大切です。 (公欠・病欠を除き、4回以上の欠席で単位取得不可)。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 配付された文章を予め読み、語彙などを調べておくこと。 作文を書くこと。

5.教科書 なし。プリントを配付します。

6.参考書 必要に応じて授業中に指示。

7.成績評価の方法 授業参加:30% 作文:50% 期末試験:20%

8.その他

和泉

中級フランス語プラスワン ディオ,ロドルフ シリル

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 基本的に春期と似た形式の授業になります。ただし、考え方を深めるために、学期を通じて扱うテーマを一つだけにしぼり、それを多角的に検討します。そして最終的には、その主題について「研究ノート」を完成させます。 シラバス執筆時(1月)に予定しているメイン・テーマは「フランス史における民衆反乱」です。

2.授業内容第1回:ガイダンス第2回:テーマ1「ガリア戦争」第3回:テーマ2「ジャックリーの乱」第4回:テーマ3「サン・バルテルミの虐殺」第5回:テーマ4「フランス革命」第6回:テーマ5�「ハイチ革命」第7回:テーマ6「ヴァンデの反乱・梟党蜂起」第8回:テーマ7「パリ・コミューン」第9回:テーマ8「第1次インドシナ戦争」第10回:テーマ9「アルジェリア戦争」第11回:テーマ10「五月危機」第12回:�テーマ11「パリ郊外暴動事件」第13回:�テーマ12�「黄色いベスト運動」第14回:�「研究ノート」提出/授業の総括

3.履修上の注意 休むことなく、毎回の授業に積極的に参加することが大切です。�(公欠・病欠を除き、4回以上の欠席で単位取得不可)。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 配付された文章などを予め読み、語彙などを調べておくこと。 作文を書くこと。

5.教科書 なし。プリントなどを配付します。

6.参考書 必要に応じて授業中に指示。

7.成績評価の方法 授業参加:30% 作文:30% 「研究ノート」:40%

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN231J 科目ナンバー:(CO)LAN231J

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 92 2020/03/15 15:19:50

Page 93: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 92 ― ― 93 ―

フランス語

上級フランス語 松原 陽子

1単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標フランス語とフランス文化について詳しく学びます。教材として、教科書をはじめとしてフランス語のテキストや視聴覚教材を用います。ディクテにより、聞き取り、書き取りに力を入れます。またいくつかの文法項目を集中的に復習します。卒業後の仕事等のために、必要なフランス語力とフランス文化に関する知識を身につけることを目指します。

2.授業内容第1回:�a�:�イントロダクション,�b�:�Un�petit�spéculoos�

avec�votre�café�?第2回:受動態(1)第3回:Querelle�linguistique�en�Belgique第4回:受動態(2)第5回:Steak-frites�:�le�plat�national�français�?第6回:代名動詞複合過去形第7回:Football�et�arbitrage�vidéo第8回:人称代名詞(直接目的補語)第9回:�Toyota�et�Valenciennes�:�une�belle�histoire��

d’amour第10回:人称代名詞(関接目的補語)第11回:Éoliennes�flottantes第12回:中性代名詞le第13回:a�:�復習,�b�:�練習第14回:a�:�まとめ,�b�:�試験

3.履修上の注意予習・復習をすること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容単語や時制を調べること。

5.教科書『アンフォ』vol.4、井上美穂、Fabienne�Guillemin(駿河台出版社)2013年。履修生の学習進度に応じて、教科書の課の順番を変更することがあります。また配布プリントや視聴覚教材を追加する可能性があります。

6.参考書なし。

7.成績評価の方法授業への参加度(50%)、試験(50%)。

8.その他

駿河台

上級フランス語 松原 陽子

1単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標フランス語とフランス文化について詳しく学びます。教材として、教科書をはじめとしてフランス語のテキストや視聴覚教材を用います。ディクテにより、聞き取り、書き取りに力を入れます。またいくつかの文法項目を集中的に復習します。卒業後の仕事等のために、必要なフランス語力とフランス文化に関する知識を身につけることを目指します。

2.授業内容第1回:�a�:�イントロダクション,�b�:�Tunisie�:�de�la�

“Révolution�du�jasmin”�au�“Printemps�arabe”第2回:代名詞y第3回:Gaz�de�schist:�révolution,�vous�avez�dit�?第4回:代名詞en第5回:Bataille�de�petites�bouteilles第6回:所有代名詞第7回:Bases�militaires�à�Djibouti第8回:条件法現在形第9回:�Produits�halal�:�un�marché�en�pleine�

expansion第10回:現在分詞第11回:le�franc�circule�encore第12回:関係代名詞qui第13回:a�:�復習,�b�:�練習第14回:a�:�まとめ,�b�:�試験

3.履修上の注意予習・復習をすること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容単語や時制を調べること。

5.教科書『アンフォ』vol.4、井上美穂、Fabienne�Guillemin(駿河台出版社)2013年。履修生の学習進度に応じて、教科書の課の順番を変更することがあります。また履修生の学習進度に応じて配布プリントや視聴覚教材を追加する可能性があります。

6.参考書なし。

7.成績評価の方法授業への参加度(50%)、試験(50%)。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAN332J 科目ナンバー:(CO)LAN332J

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 93 2020/03/15 15:19:50

Page 94: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 94 ―

発展フランス語 松原 陽子

1単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標2年間のフランス語の学習にもとづき、さらにフランス語の能力を伸ばします。会話文を中心とする作文用の教科書をもちい、会話表現、語彙、文法の確認をします。教科書のほか、フランス語のテキスト、視聴覚教材を扱います。

2.授業内容第1回:a�:�イントロダクション,�b�:�名詞と冠詞第2回:形容詞、不定冠詞第3回:部分冠詞第4回:否定文第5回:所有形容詞第6回:疑問形容詞第7回:強勢形人称代名詞第8回:命令形と指示代名詞第9回:人称代名詞第10回:動詞第11回:指示形容詞と疑問副詞第12回:非人称動詞第13回:a�:�復習,�b�:�練習第14回:a�:�まとめ,�b�:�試験

3.履修上の注意予習・復習をすること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容作文をする。教科書付録のCDを繰り返し聞くこと。

5.教科書『はじめての仏作文』松村剛(朝日出版社)2001年。履修生の学習進度に応じて配布プリントや教材を追加する可能性があります。

6.参考書なし。

7.成績評価の方法授業への参加度(50%)、試験(50%)。

8.その他

駿河台

発展フランス語 松原 陽子

1単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標2年間のフランス語の学習にもとづき、さらにフランス語の能力を伸ばします。会話文を中心とする作文用の教科書をもちい、会話表現、語彙、文法の確認をします。教科書のほか、フランス語のテキスト、視聴覚教材を扱います。

2.授業内容第1回:a�:�イントロダクション,�b�:�比較級と最上級第2回:複合過去第3回:代名動詞第4回:疑問代名詞と関係代名詞第5回:接続法第6回:受動態と半過去第7回:未来形第8回:faire/laisser+不定詞第9回:大過去と関係代名詞第10回:中性代名詞第11回:現在分詞とジェロンディフ第12回:条件法第13回:a�:�復習,�b�:�練習第14回:a�:�まとめ,�b�:�試験

3.履修上の注意予習・復習をすること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容作文をすること。教科書の付録のCDを繰り返し聞くこと。

5.教科書『はじめての仏作文』松村剛(朝日出版社)2001年。履修生の学習進度に応じて配布プリントや教材を追加する可能性があります。

6.参考書なし。

7.成績評価の方法授業への参加度(50%)、試験(50%)。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAN332J 科目ナンバー:(CO)LAN332J

04-3外国語079-094_商学2_2020.indd 94 2020/03/15 15:19:50

Page 95: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

中国語

中国語

04-4外国語095-104_商学2_2020.indd 95 2020/03/15 15:22:44

Page 96: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 97 ―

04-4外国語095-104_商学2_2020.indd 96 2020/03/15 15:22:44

Page 97: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 97 ―

中国語

初級中国語Ⅰ・Ⅲ シラバス1、P.73別表Ⅲ−④参照

1単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標1)外国語はまずコミュニケーションの手段であり、異文化理解の手引きです。中国語の授業も、その趣旨に基いて設けられています。2)私たちはこの授業を通じて、中国語に習熟し、かつ中国やアジアに深い理解と鋭い洞察力をもつ人材の育成を目指しています。初級では実際に中国語を使いこなすための基礎力の養成を目標とします。2.授業内容Ⅰ、Ⅲの担当教員がそれぞれ緊密な連絡のもとに同一教科書で授業を行います。以下の内容を春学期14回に分けて授業を行います。教科書は、第22課まで進む予定です。(14回目は定期試験と講評)

第1回 中国語とは第2回 第1・2課 声調、母音、子音第3回 第3・4課 鼻母音、声調変化、r化など第4回 発音の総復習第5回 第5・6課 基本文型、疑問文、形容詞文など第6回 �第7・8課 的の用法、二重目的語、選択疑問

文など第7回 第9・10課 文末付加型疑問文、指示代詞など第8回 第11・12課 助動詞、量詞、動詞の重ね型など第9回 第13・14課 方位詞、年齢の聞き方、数詞など第10回 第15・16課 助動詞、有と在など第11回 第17・18課 時間の言い方、前置詞など第12回 第19・20課 比較文、お金、時間と時間量など第13回 第21・22課 動量詞、必要を表す助動詞など第14回 a:定期試験 b:講評3.履修上の注意1)初習外国語の授業では、出席を重視しています。いずれの学期も授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則として定期試験を受けることができませんので注意してください。2)中国語は声調言語です。母音・子音の発音の正確を期すことはもとより、正しい声調をできるだけ早く身につけてください。4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習・復習では、常に教科書附録の音声教材をよく聴いてください。正しい音声に接し続けることは、語学上達の近道です。また毎回の宿題にきちんと取り組んで下さい。5.教科書 董燕・遠藤光暁著『理香と王麗 話す中国語1』『理香と王麗 話す中国語2』 朝日出版者(この2冊を前期・後期で使用します)6.参考書 語学学習に辞書は必携です。社会人になっても使うなら『中日辞典』・『日中辞典』(講談社)、初級・中級学習には『クラウン中日辞典』・『クラウン日中辞典』(三省堂)、『プログレッシブ中国語辞典』(小学館)などがおすすめです。講談社や小学館の辞書を搭載した電子辞書もよいでしょう。なお、スマートフォンなどで引ける無料のオンライン辞書・オンライン翻訳は、信頼度が低く学習には使えません。7.成績評価の方法 学期末試験ばかりでなく、平常点を重視します。日常の授業の中での発音の習熟度や予習復習の成果を総合的に評価します。そのため、適宜小テストを行います。評価の割合は平常点50%、期末試験50%とします。8.その他 教科書は春学期の授業開始までに購入しておいてください。

和泉

初級中国語Ⅱ・Ⅳ シラバス1、P.73別表Ⅲ−④参照

1単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標1)外国語はまずコミュニケーションの手段であり、異文化理解の手引きです。中国語の授業も、その趣旨に基いて設けられています。2)私たちはこの授業を通じて、中国語に習熟し、かつ中国やアジアに深い理解と鋭い洞察力をもつ人材の育成を目指しています。初級では実際に中国語を使いこなすための基礎力の養成を目標とします。2.授業内容春学期と同じように、Ⅱ、Ⅳ担当の二人の教員が同一教科書を使用して授業を行います。以下の内容を、秋学期14回に分けて授業を行い、教科書を終わらせます。(14回目は定期試験と講評)

第1回 春学期の復習第2回 第1・2課 了つく文、進行形、未来表現など第3回 第3・4課 副詞、経験の表現、分離動詞など第4回 第5・6課 連動文、推定表現、強調文など第5回 第7・8課 結果補語など第6回 第9・10課 数量補語、存現文など第7回 �第11・12課 方向補語、禁止の表現、把構文

など第8回 第13・14�課 可能補語など第9回 第15・16課 使役文など第10回 第17・18課 受け身文、後置修飾語など第11回 第19・20課 様態補語など第12回 補語の用法、把構文など重要事項の復習第13回 秋学期の復習第14回 a:定期試験 b:講評

3.履修上の注意1)初習外国語の授業では、出席を重視しています。いずれの学期も授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則として定期試験を受けることができませんので注意してください。2)中国語は声調言語です。母音・子音の発音の正確を期すことはもとより、正しい声調をできるだけ早く身につけてください。4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習・復習では、常に教科書附録の音声教材をよく聴いてください。正しい音声に接し続けることは、語学上達の近道です。また毎回の宿題にきちんと取り組んで下さい。5.教科書 董燕・遠藤光暁著『理香と王麗 話す中国語1』『理香と王麗 話す中国語2』 朝日出版者(この2冊を前期・後期で使用します)6.参考書 語学学習に辞書は必携です。社会人になっても使うなら『中日辞典』・『日中辞典』(講談社)、初級・中級学習には『クラウン中日辞典』・『クラウン日中辞典』(三省堂)、『プログレッシブ中国語辞典』(小学館)などがおすすめです。講談社や小学館の辞書を搭載した電子辞書もよいでしょう。なお、スマートフォンなどで引ける無料のオンライン辞書・オンライン翻訳は、信頼度が低く学習には使えません。7.成績評価の方法 学期末試験ばかりでなく、平常点を重視します。日常の授業の中での発音の習熟度や予習復習の成果を総合的に評価します。そのため、適宜小テストを行います。評価の割合は平常点50%、期末試験50%とします。8.その他 教科書は春学期の授業開始までに購入しておいてください。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN161J 科目ナンバー:(CO)LAN161J

04-4外国語095-104_商学2_2020.indd 97 2020/03/15 15:22:44

Page 98: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 99 ―― 98 ―

初級中国語プラスワン 葉   紅

1単位 秋学期1年次1.授業の概要・到達目標 「初級中国語プラスワン」は将来の仕事に中国語を活かしたいと考えている学生、中国語圏への留学を考えてみたい学生、必修科目の中国語以外にもう少し学んでみたい学生に向けての科目です。 1年の春学期にすでに発音を履修した学生を対象とします。会話のプラスワンという性質上、極力文法などの説明を省き、学生に多く練習(個々の朗読、グループ練習、練習問題を取り上げるなど)させることに徹底します。身の回りのことを簡単なフレーズで表現できるようにしていきます。 中国語の発音の特性を習熟し、表記とのズレを認識した上で正しく滑らかに発音ができるようにします。 身近なことについて、簡単なフレーズを用いて表現できるようにします。

2.授業内容第1回:入国手続きにチャレンジ!a:単語と本文の学習b:ポイントの確認とグループ練習第2回:手続きもあと一息!a:単語と本文の学習b:ポイントの確認とグループ練習第3回:タクシーに乗れる?a:単語と本文の学習b:ポイントの確認とグループ練習第4回:運転手に話しかけられるa:単語と本文の学習b:ポイントの確認とグループ練習第5回:キャンパス内で迷子a:単語と本文の学習b:ポイントの確認とグループ練習第6回:部屋のキーを受け取るa:単語と本文の学習b:寸劇の立案、検討第7回:役を決めて演じる準備a:脚本の相談と確定b:ポイントの確認とグループ練習第8回:ルームメイトに会うa:単語と本文の学習b:ポイントの確認とグループ練習第9回:ご飯に行こう!a:単語と本文の学習b:ポイントの確認とグループ練習第10回:レストランでのやりとりa:単語と本文の学習b:ポイントの確認とグループ練習第11回:クラス分けテストa:単語と本文の学習b:ポイントの確認とグループ練習第12回:ドキドキが止まらない!a:単語と本文の学習b:中国語劇のリハーサル第13回:まとめと確認a:ポイントの確認とグループ練習b:苦手克服(発音の最終確認)第14回:まとめと中国語劇本番

3.履修上の注意 毎日単語と本文を音読する習慣をつけ、授業の前日には既習の内容を必ず音読して下さい。 準中級の中国語会話は難しい文法よりも発音と語彙が重要です。そのため、習った単語は何度も声に出して発音を確認し、記憶しておきましょう。 NHKの中国語講座の視聴等も利用して、中国語に接する時間を自ら増やすといいでしょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 語学は毎日の積み重ねが大事です。授業の予習復習を必ずして下さい。 語学入門者の勉強は教材を読んで、書いて、覚えるという一連の作業ですることをお勧めします。 1回の授業に対し少なくとも2時間の勉強をするようにして下さい。

5.教科書『留学にも役立つ 準中級 本気でトライ! 中国語』葉 紅  飯島 啓子  駿河台出版社

6.参考書『日中辞典』、『中日辞典』 (小学館) (電子辞書も可)

7.成績評価の方法 語学は出席が大前提です。授業に積極的に参加し、意欲的に取り組む姿勢は評価の対象になります。 授業への参加度(20%)、授業への取り組み(40%)と試験の結果(40%)という3つの観点から評価します。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN161J

04-4外国語095-104_商学2_2020.indd 98 2020/03/15 15:22:44

Page 99: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 99 ―― 98 ―

中国語

中級中国語Ⅰ シラバス1、P.73別表Ⅲ−④参照

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標1)外国語はまずコミュニケーションの手段であり、異文化理解の手引きです。中国語の授業も、その趣旨に基づいて設けられています。2)私たちはこの授業を通じて、中国語に習熟し、かつ中国やアジアに深い理解と鋭い洞察力をもつ人材の育成を目指しています。中級では実際に中国語を使いこなせる実力の養成を目標とします。

2.授業内容中国語を母語とする教員による授業で、実践的な中国語運用能力の向上を目指しており、聞く力、話す力、書く力を鍛えることに力点が置かれています。

「多聴、多説、多看、多写!」大いに中国語を使って、実力をつけたいものです。さらに実力向上を目指す人は、「共通外国語中国語会話」を受講したり、「夏期集中講座」に参加したりして特訓を受けるとよいでしょう。

《各クラスの大まかなスケジュール》第1回 中級中国語への入門第2回〜第13回 各クラスの方針に沿った授業第14回 a:定期試験 b:講評

3.履修上の注意1)初習外国語の授業では、出席を重視しています。いずれの学期も授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則として定期試験を受けることができませんので注意してください。2)声調を含め正しい発音がまだ身についていない人は、これを機に徹底的に訓練してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習・復習では、常に教科書附録の音声教材をよく聴いてください。正しい音声に接し続けることは、語学上達の近道です。

5.教科書 クラス及び講師による指定。

6.参考書 語学学習に辞書は必携です。社会人になっても使うなら『中日辞典』・『日中辞典』(講談社)、初級・中級学習には『クラウン中日辞典』・『クラウン日中辞典』(三省堂)、『プログレッシブ中国語辞典』(小学館)などがおすすめです。講談社や小学館の辞書を搭載した電子辞書もよいでしょう。なお、スマートフォンなどで引ける無料のオンライン辞書・オンライン翻訳は、信頼度が低く学習には使えません。7.成績評価の方法 学期末試験ばかりでなく、平常点を重視します。日常の授業の中での発音の習熟度や予習復習の成果を総合的に評価します。そのため、適宜小テストを行います。評価の割合は平常点50%、期末試験50%とします。

8.その他

和泉

中級中国語Ⅱ シラバス1、P.73別表Ⅲ−④参照

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標1)外国語はまずコミュニケーションの手段であり、異文化理解の手引きです。中国語の授業も、その趣旨に基づいて設けられています。2)私たちはこの授業を通じて、中国語に習熟し、かつ中国やアジアに深い理解と鋭い洞察力をもつ人材の育成を目指しています。中級では実際に中国語を使いこなせる実力の養成を目標とします。

2.授業内容中国語を母語とする教員による授業で、実践的な中国語運用能力の向上を目指しており、聞く力、話す力、書く力を鍛えることに力点が置かれています。

「多聴、多説、多看、多写!」春学期で学んだ語彙、文法、表現方法などをフルに活用しつつ、大いに中国語を使って、さらに実力をつけたいものです。

《各クラスの大まかなスケジュール》第1回〜第13回 各クラスの方針に沿った授業第14回 a:定期試験 b:講評

3.履修上の注意1)初習外国語の授業では、出席を重視しています。いずれの学期も授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則として定期試験を受けることができませんので注意してください。2)声調を含め正しい発音がまだ身についていない人は、これを機に徹底的に訓練してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習・復習では、常に教科書附録の音声教材をよく聴いてください。正しい音声に接し続けることは、語学上達の近道です。

5.教科書 クラス及び講師による指定。

6.参考書 語学学習に辞書は必携です。社会人になっても使うなら『中日辞典』・『日中辞典』(講談社)、初級・中級学習には『クラウン中日辞典』・『クラウン日中辞典』(三省堂)、『プログレッシブ中国語辞典』(小学館)などがおすすめです。講談社や小学館の辞書を搭載した電子辞書もよいでしょう。なお、スマートフォンなどで引ける無料のオンライン辞書・オンライン翻訳は、信頼度が低く学習には使えません。7.成績評価の方法 学期末試験ばかりでなく、平常点を重視します。日常の授業の中での発音の習熟度や予習復習の成果を総合的に評価します。そのため、適宜小テストを行います。評価の割合は平常点50%、期末試験50%とします。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN261J 科目ナンバー:(CO)LAN261J

04-4外国語095-104_商学2_2020.indd 99 2020/03/15 15:22:44

Page 100: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 100 ― ― 101 ―

中級中国語Ⅲ シラバス1、P.73別表Ⅲ−④参照

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標1)外国語はまずコミュニケーションの手段であり、異文化理解の手引きです。中国語の授業も、その趣旨に基いて設けられています。2)私たちはこの授業を通じて、中国語に習熟し、かつ中国やアジアに深い理解と鋭い洞察力をもつ人材の育成を目指しています。中級では実際に中国語を使いこなせる実力の養成を目標とします。

2.授業内容授業では主に「課文」を読み、「ポイント」を確認し、「練習」等は受講生の自習が必要となります。授業は一年次と同様、音読を重視し、予習の成果を問いつつ、かなりの速度で進みます。新出単語は、予め辞書で発音を確かめ、正しく美しい音読を期して授業に臨んでください。また、さらに実力向上を目指す人は、「共通外国語中国語」や「夏期集中講座」を受講し、特訓を受けるとよいでしょう。

第1回 中級中国語への入門第2回〜第13回 1年次で学んだ文法の復習も交えて、中国の現代社会、文化、歴史などをテキストを通じて理解していきます。第14回 a:定期試験 b:講評

3.履修上の注意1)初習外国語の授業では、出席を重視しています。いずれの学期も授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則として定期試験を受けることができませんので注意してください。2)声調を含め正しい発音がまだ身についていない人は、これを機に徹底的に訓練してください。4.準備学習(予習・復習等)の内容予習・復習では、常に教科書附録の音声教材をよく聴いてください。正しい音声に接し続けることは、語学上達の近道です。5.教科書 クラス及び講師による指定。

6.参考書 語学学習に辞書は必携です。社会人になっても使うなら『中日辞典』・『日中辞典』(講談社)、初級・中級学習には『クラウン中日辞典』・『クラウン日中辞典』(三省堂)、『プログレッシブ中国語辞典』(小学館)などがおすすめです。講談社や小学館の辞書を搭載した電子辞書もよいでしょう。なお、スマートフォンなどで引ける無料のオンライン辞書・オンライン翻訳は、信頼度が低く学習には使えません。7.成績評価の方法 学期末試験ばかりでなく、平常点を重視します。日常の授業の中での発音の習熟度や予習復習の成果を総合的に評価します。そのため、適宜小テストを行います。評価の割合は平常点50%、期末試験50%とします。

8.その他

和泉

中級中国語Ⅳ シラバス1、P.73別表Ⅲ−④参照

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標1)外国語はまずコミュニケーションの手段であり、異文化理解の手引きです。中国語の授業も、その趣旨に基いて設けられています。2)私たちはこの授業を通じて、中国語に習熟し、かつ中国やアジアに深い理解と鋭い洞察力をもつ人材の育成を目指しています。中級では実際に中国語を使いこなせる実力の養成を目標とします。

2.授業内容授業では主に「課文」を読み、「ポイント」を確認し、「練習」等は受講生の自習が必要となります。授業は一年次と同様、音読を重視し、予習の成果を問いつつ、かなりの速度で進みます。新出単語は、予め辞書で発音を確かめ、正しく美しい音読を期して授業に臨んでください。講読中心の授業とはいえ、基本文型や基本語彙を習得し会話に生かすということを忘れないでください。

第1回〜第13回 春学期で養った読解力をもとに、さらに深く中国の現代社会、文化、歴史などを理解していきます。文法も語彙も徐々に複雑かつ高度になっていきますが、心してさらなる実力の向上に努めてください。第14回 a:定期試験 b:講評

3.履修上の注意1)初習外国語の授業では、出席を重視しています。いずれの学期も授業回数の3分の1以上欠席した場合は、原則として定期試験を受けることができませんので注意してください。2)声調を含め正しい発音がまだ身についていない人は、これを機に徹底的に訓練してください。4.準備学習(予習・復習等)の内容予習・復習では、常に教科書附録の音声教材をよく聴いてください。正しい音声に接し続けることは、語学上達の近道です。5.教科書 クラス及び講師による指定。

6.参考書 語学学習に辞書は必携です。社会人になっても使うなら『中日辞典』・『日中辞典』(講談社)、初級・中級学習には『クラウン中日辞典』・『クラウン日中辞典』(三省堂)、『プログレッシブ中国語辞典』(小学館)などがおすすめです。講談社や小学館の辞書を搭載した電子辞書もよいでしょう。なお、スマートフォンなどで引ける無料のオンライン辞書・オンライン翻訳は、信頼度が低く学習には使えません。7.成績評価の方法 学期末試験ばかりでなく、平常点を重視します。日常の授業の中での発音の習熟度や予習復習の成果を総合的に評価します。そのため、適宜小テストを行います。評価の割合は平常点50%、期末試験50%とします。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN261J 科目ナンバー:(CO)LAN261J

04-4外国語095-104_商学2_2020.indd 100 2020/03/15 15:22:44

Page 101: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 100 ― ― 101 ―

中国語

中級中国語プラスワン 葉   紅

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 「中級中国語プラスワン」は将来の仕事に中国語を活かしたいと考えている学生、中国語圏への留学を考えている学生、必修科目の中国語以外に、もう少し学びたい学生向けの科目です。 話す中国語を定着させることが目標です。文法の説明は適宜取り入れ、各課のテーマに沿って学生自身が自由会話ができるように指導します。練習、チャレンジの場として捉えて下さい。並行してリスニング練習も行います。実際に使える表現を中心に勉強していきます。現地へ留学に行くためのウオーミング・アップにもなります。

2.授業内容第1回:ウオーミングアップ・ガイダンス第2回:a:第1課「大学生活」ポイント    b:ドリル、トレーニングと講読(1)第3回:a:中国語で大学生活について話してみる    b:確認/第2課「毎日の日程」第4回:a:「毎日の日程」ポイント    b:ドリル、トレーニングと講読(2)第5回:a:�中国語で自分の1日を表現してみる/第3課「朝

ごはん」    b:ポイント/ドリルと課題第6回:a:トレーニングと講読(3)    b:中国語で日本の朝ごはんを紹介してみる第7回:a:第4課「お茶を飲む」/ポイント    b:講読とトレーニング(4)第8回:a:ドリルと課題    b:中国語で日中のお茶事情を話してみる第9回:a:復習とまとめ    b:映像を取り入れたリスニング第10回:a:第5課「飲食」ポイント    b:ドリルと練習問題第11回:a:講読とトレーニング(5)    b:中国語で日中の食事について話してみる第12回:a:第6課「生活習慣」/ポイント    b:ドリルと講読第13回:a:トレーニングと練習問題(6)    b:中国語で生活習慣について話してみる第14回:a:まとめ    b:試験

3.履修上の注意 予習復習、課題の仕上げは必ずして下さい。 授業の前にポイントと本文の内容を把握し、日本語に訳せるようにしてもらいます。 宿題は教科書の各課に出され、各自忘れずに完成させて下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習復習を習慣にして下さい。単語帳を応用して、語彙を増やす努力が求められます。下調べ、辞書での確認、音読等で1回の授業に対し少なくとも2時間の勉強をするようにして下さい。

5.教科書『ことばと文化 一挙両得 中級中国語』 陳淑梅 陸薇 朝日出版社

6.参考書『中日辞典』、『日中辞典』(小学館) 電子辞書可

7.成績評価の方法語学は出席が大前提です。授業への参加度(20%)課題の提出状況(40%)、さらにテストの結果(40%)と総合で判断いたします。

8.その他

和泉

中級中国語プラスワン 葉   紅

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 「中級中国語プラスワン」は将来の仕事に中国語を活かしたいと考えている学生、中国語圏への留学を考えている学生、必修科目の中国語以外に、もう少し学びたい学生向けの科目です。 話す中国語を定着させることが目標です。文法の説明は適宜取り入れ、各課のテーマに沿って学生自身が自由会話ができるように指導します。練習、チャレンジの場として捉えて下さい。並行してリスニング練習も行います。実際に使える表現を中心に勉強していきます。現地へ留学に行くためのウオーミング・アップにもなります。

2.授業内容第1回:復習とウオーミングアップ第2回:a:第7課「交通事情」    b:ポイントと講読(7)第3回:a:ドリルとトレーニング    b:�確認/中国語で日本の交通事情について話して

みる第4回:a:第8課「大学祭」    b:ポイントと講読(8)第5回:a:ドリルと確認    b:中国語で大学祭について話してみる第6回:a:第9課「スポーツ」    b:ポイントと講読(9)第7回:a:リスニングとドリル    b:�中国語で好きなスポーツについて話してみる第8回:a:復習とまとめ    b:映像を利用してのリスニング練習第10回:a:第10課「歌舞伎と京劇」    b:ポイントとドリル(10)第11回:a:講読とトレーニング    b:中国語で伝統芸能について話してみる第12回:a:第11課「方言」    b:ポイント、トレーニングとドリル(11)第14回:a:中国語で日本の方言について話してみる    b:総まとめと確認

3.履修上の注意 予習復習を習慣にし、宿題は必ず仕上げて提出しましょう。 予習として、ポイントと本文の内容を把握し、日本語に訳せるようにしてもらいます。 課題は教科書の各課の後に出され、必ず自力で仕上げて下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容読む、聞く、話す、書く力をバランス良く上げるには普段からの努力が求められます。辞書での確認、テキストの復習、単語と文法の整理など、自ら動き、1回の授業に対し少なくとも2時間の勉強をして下さい。

5.教科書『ことばと文化 一挙両得 中級中国語』 陳淑梅 陸薇 朝日出版社

6.参考書『中日辞典』『日中辞典』(小学館) 電子辞書可

7.成績評価の方法語学は出席が大前提です。授業への参加度(20%)課題の提出状況(40%)、さらにテストの結果(40%)と総合で判断いたします。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN261J 科目ナンバー:(CO)LAN261J

04-4外国語095-104_商学2_2020.indd 101 2020/03/15 15:22:44

Page 102: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 102 ― ― 103 ―

上級中国語 水谷 尚子

1単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 授業は二部構成とする。① テキストを使って長文の翻訳作業をしていく。それによって、中国語の読解力を強化し、文法を理解し、正確に翻訳できる知識と技術を身につける。② 授業の後半は、中国語の聞き取りと書き取りの訓練をおこなう。中国語を聞き取り、内容を理解することは、第二外国語で中国語を学ぶ日本人学生が、最も苦手とするところである。初中級では、それに時間を割けなかった分、上級クラスでは聞き取りの時間を設け、少なくとも中検3級クラスの聞き取り能力は身につけるようにさせたい。

2.授業内容第1回 授業の進め方に関するガイダンス    テキスト第1課「女媧-中国の天地創造」第2回 テキスト第1課「女媧-中国の天地創造」第3回 テキスト第2課「嫦娥-月の女神」第4回 テキスト第2課「嫦娥-月の女神」第5回 テキスト第3課「織姫彦星」第6回 テキスト第3課「織姫彦星」第7回 テキスト第4課「孟姜女と万里の長城伝説」第8回 テキスト第4課「孟姜女と万里の長城伝説」第9回 テキスト第5課「北京故宮」第10回 テキスト第5課「北京故宮」第11回 テキスト第6課「始皇帝と兵馬俑」第12回 テキスト第6課「始皇帝と兵馬俑」第13回 聞き取りと朗読のまとめ第14回 翻訳のまとめ

3.履修上の注意中国語の初中級レベルの知識をすでに習得している者を対象とする。辞書は必ず購入すること。辞書の選び方は、授業中に指導する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習を必ずしてくること。毎回、翻訳してくる範囲を指定するので、その部分を辞書を引きながら次回までに予習する。

5.教科書『中国文化15話』 上野恵司監修 白帝社 2018年第3刷

6.参考書*購入する必要は無いが、文法について迷ったら以下の本を参考として欲しい。・『完全マスター中国語の文法(改訂版)』 瀬戸口律子 語研(出版) 2015年・『やさしくくわしい中国語文法の基礎(改訂新版)』  守屋宏則 東方書店 2019年 ・『誤用から学ぶ中国語-基礎から応用まで』 郭春貴 白帝社 2001年

7.成績評価の方法普段、課題(翻訳作業)をちゃんとこなしてきているかどうかを平常点とする(30%)。さらに、授業内で、聞き取りについては小テストを数回行う(30%)。期末試験は、時間を区切っての中文→日本語翻訳をする(40%)。

8.その他

駿河台

上級中国語 水谷 尚子

1単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 授業は二部構成とする。① テキストを使って長文の翻訳作業をしていく。それによって、中国語の読解力を強化し、文法を理解し、正確に翻訳できる知識と技術を身につける。② 授業の後半は、中国語の聞き取りと書き取りの訓練をおこなう。中国語を聞き取り、内容を理解することは、第二外国語で中国語を学ぶ日本人学生が、最も苦手とするところである。初中級では、それに時間を割けなかった分、上級クラスでは聞き取りの時間を設け、少なくとも中検3級クラスの聞き取り能力は身につけるようにさせたい。

2.授業内容第1回 テキスト第7課「敦煌莫高窟」第2回 テキスト第7課「敦煌莫高窟」第3回 テキスト第9課「年というお化けの話」第4回 テキスト第9課「年というお化けの話」第5回 テキスト第10課「清明節」第6回 テキスト第10課「清明節」第7回 テキスト第11課「端午の節句」第8回 テキスト第11課「端午の節句」第9回 テキスト第12課「プーアル茶」第10回 テキスト第12課「プーアル茶」第11回 テキスト第13課「女児紅-紹興酒」第12回 テキスト第13課「女児紅-紹興酒」第13回 聞き取りと朗読のまとめ第14回 翻訳のまとめ

3.履修上の注意中国語の初中級レベルの知識をすでに習得している者を対象とする。辞書は必ず購入すること。辞書の選び方は、授業中に指導する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習を必ずしてくること。毎回、翻訳してくる範囲を指定するので、その部分を辞書を引きながら次回までに予習する。

5.教科書『中国文化15話』 上野恵司監修 白帝社 2018年第3刷

6.参考書*購入する必要は無いが、文法について迷ったら以下の本を参考として欲しい。・『完全マスター中国語の文法(改訂版)』 瀬戸口律子 語研(出版) 2015年・『やさしくくわしい中国語文法の基礎(改訂新版)』  守屋宏則 東方書店 2019年 ・『誤用から学ぶ中国語-基礎から応用まで』 郭春貴 白帝社 2001年

7.成績評価の方法普段、課題(翻訳作業)をちゃんとこなしてきているかどうかを平常点とする(30%)。さらに、授業内で、聞き取りについては小テストを数回行う(30%)。期末試験は、時間を区切っての中文→日本語翻訳をする(40%)。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAN362J 科目ナンバー:(CO)LAN362J

04-4外国語095-104_商学2_2020.indd 102 2020/03/15 15:22:44

Page 103: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 102 ― ― 103 ―

中国語

上級中国語 江田 いづみ

1単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では、これまでに学んできた文法、語彙、表現法などを基礎にして、中級レベルを確実に固める事を目的とします。そのためには、できるだけ多くの多様な文章に接し、音声を耳にすることが不可欠であり、「多読」「多聴」のための教材として「漢語水平考試」(HSK)問題集または中国語検定問題集を使用したいと思います。 受験対策のための授業ではありませんが、「多聴」によって、日本人学生が苦手にしがちなリスニングを克服し、また「多読」によってまとまった中国語の文意を把握する力を養うことを目指したいと思います。

2.授業内容第1回 問題集 第1回問題 筆記・リスニング①第2回 問題集 第1回問題 筆記・リスニング②第3回 問題集 第1回問題 筆記・リスニング③第4回 問題集 第1回問題 筆記・リスニング④第5回 問題集 第1回問題 筆記・リスニング⑤第6回 問題集 第1回問題 筆記・リスニング⑥第7回 問題集 第2回問題 筆記・リスニング①第8回 問題集 第2回問題 筆記・リスニング②第9回 問題集 第2回問題 筆記・リスニング③第10回 問題集 第2回問題 筆記・リスニング④第11回 問題集 第2回問題 筆記・リスニング⑤第12回 問題集 第2回問題 筆記・リスニング⑥第13回 問題集 第3回問題 筆記・リスニング①第14回 問題集 第3回問題 筆記・リスニング②

3.履修上の注意 HSK問題集は4〜5級レベル、中国語検定は3〜2級を想定していますが、履修者の希望と状況に応じた内容にしたいと思います。いずれも文章にピンインは付いていません。また、それらの過去問以外にも適宜、必要な教材を選んで加えていく予定です。 問題は事前にプリントを配布し、リスニングに関してはCDを貸与します。それらを利用した予習は必須です。当然のことですが、スマートフォンではなく、必ず辞書を持参して下さい。 この授業は、和泉で初級・中級中国語を2年間学習した学生を対象としています。それ以上の学習歴・中国語レベルを有する方には、発展中国語の履修をお勧めします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 配布したプリントを予習して来ること。貸与したCDを繰り返し聴いて内容理解に努めること。

5.教科書 漢語水平考試または中国語検定試験 過去問題その他 プリント配布

6.参考書 特になし。

7.成績評価の方法 授業への参加度80%、平常点20%で判断します。

8.その他

駿河台

上級中国語 江田 いづみ

1単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では、これまでに学んできた文法、語彙、表現法などを基礎にして、中級レベルを確実に固める事を目的とします。そのためには、できるだけ多くの多様な文章に接し、音声を耳にすることが不可欠であり、「多読」「多聴」のための教材として、「漢語水平考試」(HSK)問題集または中国語検定試験問題集を使用したいと思います。 受験対策のための授業ではありませんが、「多聴」によって日本人学生の苦手にしがちなリスニングを克服し、「多読」によってまとまった中国語の文意を把握する力を養うことを目指したいと思います。

2.授業内容第1回 問題集 第3回問題 筆記・リスニング①第2回 問題集 第3回問題 筆記・リスニング②第3回 問題集 第4回問題 筆記・リスニング①第4回 問題集 第4回問題 筆記・リスニング②第5回 問題集 第4回問題 筆記・リスニング③第6回 問題集 第4回問題 筆記・リスニング④第7回 問題集 第4回問題 筆記・リスニング⑤第8回 問題集 第4回問題 筆記・リスニング⑥第9回 問題集 第5回問題 筆記・リスニング①第10回 問題集 第5回問題 筆記・リスニング②第11回 問題集 第5回問題 筆記・リスニング③第12回 問題集 第5回問題 筆記・リスニング④第13回 問題集 第5回問題 筆記・リスニング⑤第14回 問題集 第5回問題 筆記・リスニング⑥

3.履修上の注意 HSK問題集は4〜5級レベル、中国語検定は3〜2級レベルを想定していますが、履修者の希望と状況に応じた内容にしたいと思います。どちらも文章にピンインは付いていません。また、それらの過去問以外にも適宜、必要な教材を追加していく予定です。 問題は事前にプリントを配布し、リスニングに関してはCDを貸与します。それらを利用した予習は必須です。当然ですが、スマートフォンのアプリでは対応しきれませんので、必ず辞書を持参して下さい。 この授業は、和泉で初級・中級中国語を2年間学習した学生を対象としています。それ以上の学習歴、中国語レベルを有する方には、発展中国語の履修をお勧めします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 配布したプリントの予習。貸与したCDを繰り返し聴いて内容理解に努めること。

5.教科書 漢語水平考試または中国語検定試験 過去問題 プリント配布

6.参考書 特になし。

7.成績評価の方法 授業への参加度80%、平常点20%で判断します。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAN362J 科目ナンバー:(CO)LAN362J

04-4外国語095-104_商学2_2020.indd 103 2020/03/15 15:22:44

Page 104: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 104 ―

発展中国語 石井 知章

1単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 中国社会で実際に起きた出来事の政治、経済、社会、文化的背景への理解を通して、生きた中国語の習得を目指します。この授業では、多読と多聴によって、実際に使える中国語の更なるレベルアップを実現します。それは中国語「で」中国社会を理解し、さらに高度な中国語「を」学ぶ、ということです。とくに、音に慣れ、音の記憶を定着させることはきわめて重要です。

2.授業内容第1回:�第�1�课�程永华大使离任前的最后演讲(程永華

大使より日本の若者へ贈る言葉):(1)聴解力向上を中心に

第2回:同上(2):読解力向上を中心に第3回:�第�2�课�两个“国菜”的今天(二大「国民的料

理」は今):(1)聴解力向上を中心に第4回:同上(2):読解力向上を中心に第5回:�第�3�课�“智能”进校园(AI�が学校にやってき

た)�:(1)聴解力向上を中心に第6回:同上(2):読解力向上を中心に第7回:�第�4�课�996:奋斗与生活,真的只能二选一吗�

?(仕事に生きるか、人として生きるか):(1)聴解力向上を中心に

第8回:同上(2):読解力向上を中心に第9回:�第�5�课�改变中国人生活的快递(宅配便で中国

人の暮らしが一変):(1)聴解力向上を中心に第10回:同上(2):読解力向上を中心に第11回:�第�6�课�电视剧《都挺好》,为什么受欢迎(仮

面家族がなぜ人気?) :(1)聴解力向上を中心に

第12回:同上(2):読解力向上を中心に第13回:�第�7�课�称呼中看出人际关系和社会的变化(呼

び名に見る人間関係と社会の変化):(1)聴解力向上を中心に

第14回:�同上(2):読解力向上を中心に 前期の総復習(聴解と読解)

3.履修上の注意 本クラスの受講に、必ずしも上級コースの受講を前提とはしていません。毎回、必ず辞書を持ってきてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回の授業では、前回までの授業内容を整理して、積極的参加に備えてください。

5.教科書 三潴正道『時事中国語の教科書(2020年度版)』(朝日出版社)

6.参考書 特になし。

7.成績評価の方法 授業への参加・貢献度(30%)、試験の結果(70%)で評価します。

8.その他 特になし。

駿河台

発展中国語 石井 知章

1単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 中国社会で実際に起きた出来事の政治、経済、社会、文化的背景への理解を通して、生きた中国語の習得を目指します。この授業では、多読と多聴によって、実際に使える中国語の更なるレベルアップを実現します。それは中国語「で」中国社会を理解し、さらに高度な中国語「を」学ぶ、ということです。とくに、音に慣れ、音の記憶を定着させることはきわめて重要です。

2.授業内容第1回:�第�8�课�茶马古道上的普洱思茅—从普洱茶到咖

啡豆(茶馬古道の里:プーアル茶からコーヒー豆へ)(1):聴解力向上を中心に

第2回:同上:(2)読解力向上を中心に第3回:�第�9�课�城市花絮(都市こぼれ話)(1):聴解

力向上を中心に第4回:同上(2):読解力向上を中心に第5回:�第�10�课�中国资金挽救苦恼的日本中小企业(1):

聴解力向上を中心に第6回:同上(2):読解力向上を中心に第7回:�第�11�课�00后:超半数不认同高考改变命运

(「2000年代生まれ」、大学入試をどう見る)(1):聴解力向上を中心に

第8回:同上(2):読解力向上を中心に第9回:�第�12�课�《我不是药神》的背后(命の薬調達秘

話「私は救世主じゃない!」)(1):聴解力向上を中心に

第10回:同上(2):読解力向上を中心に第11回:�第�13�课�内蒙古有个网红女孩(内モンゴルの

ユーチューバー)(1):聴解力向上を中心に第12回:同上(2):読解力向上を中心に第13回:�第�14�课�去神秘的朝鲜看看(北朝鮮へのノス

タルジー・ツアー)(1):聴解力向上を中心に第14回:�同上(2):読解力向上を中心に 前期の総復

習(聴解と読解) 後期の総復習(聴解と読解)

3.履修上の注意本クラスの受講に、必ずしも上級コースの受講を前提とはしていません。毎回、必ず辞書を持ってきてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容前回までの授業内容を踏まえつつ、毎回の授業には十分予習の上、備えてください。

5.教科書 三潴正道『時事中国語の教科書(2020年度版)』(朝日出版社)

6.参考書 特になし。

7.成績評価の方法授業への参加・貢献度(30%)、試験の結果(70%)で評価します。

8.その他 特になし。

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAN362J 科目ナンバー:(CO)LAN362J

04-4外国語095-104_商学2_2020.indd 104 2020/03/15 15:22:44

Page 105: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 105 ―

韓国語

韓国語

04-5外国語105-114_商学2_2020.indd 105 2020/03/15 15:25:31

Page 106: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 107 ―

04-5外国語105-114_商学2_2020.indd 106 2020/03/15 15:25:31

Page 107: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 107 ―

韓国語

初級韓国語Ⅰ シラバス1、P.74別表Ⅲ−⑤参照

1単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標 韓国語を初めて学ぶ人のために、まずハングル文字が誕生した歴史的背景から、文字の構成原理と構造に至るまで、ハングルに関する基本事項を概観することから始めます。春学期を通しては、ハングル文字の書き方・発音の仕方・辞書の引き方・基礎的な文法などを学習します(肯定文・否定文・疑問文)。ハングル文字が確実に読めて、書けることを目標とします。

2.授業内容指定のテキストに沿って、以下の順で二人の教員がリレー方式で進めます。第1回a:イントロダクション(ハングル、韓国語とは)   b:文字の構造、発音の仕方第2回:文字と発音-母音字第3回:子音字第4回:激音・濃音第5回:二重母音第6回:終声(1) バッチムの原理第7回:終声(2) バッチムの発音第8回:小テストとその解説第9回:発音の法則(1)激音化・濃音化・連音化など第10回: 発音の法則(2)鼻音化・有声音化・流音化な

ど第11回:自己紹介第12回:いいえ、学生ではありません。第13回:家はどこですか。第14回a:試験   b:授業全体のふりかえりと試験の正答解説

3.履修上の注意期末テストを受けないと単位は取れません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容つぎのことを徹底してください。予習: 授業で進む予定の本文箇所を前もって読んで、

発音の仕方をチェックしておくこと。復習:毎回授業で学んだ新しい単語を丸暗記すること。

5.教科書 『「ハン検」公式ガイド 新装版合格ドウミ―初級編(5級・4級)』(ハングル能力検定協会)毎回、テキスト用のプリントを配布

6.参考書 辞書:『身につく韓日・日韓時辞典』(尹亭仁編、三省堂) 授業内容に合わせて必要な資料を配布します。

7.成績評価の方法 小テスト(30%)・期末テスト(30%)・授業への参加態度(40%)をもって総合的に評価します。

8.その他 韓国の社会と文化を理解するために、「韓流」関連の映像を適宜用います。

和泉

初級韓国語Ⅱ シラバス1、P.74別表Ⅲ−⑤参照

1単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標 春学期に続き、秋学期を通しては、(1)漢数詞と固有数詞・助詞などの品詞の使い方、(2)用言の語尾の基本的変化(現在と過去、普通語と敬語、意志・推量・控え目と命令)について学びます。これらを用いた基本文型をマスターし、簡単な文章が作れることを目標とします。

2.授業内容指定のテキストに沿って、以下の順で二人の教員がリレー方式で進めます。第1回a: 秋学期授業のための春学期授業内容の総復

習   b:何年生ですか。第2回:韓流ドラマは好きですか。第3回:何時に始まりますか。第4回:映画館に行きませんか。第5回:いま大丈夫でしょうか。第6回:このように書きます。第7回: 小テストとその解説第8回:釜山に行きました。第9回:お年はおいくつになられますか。第10回:一緒に行きましょう。第11回:友達に会います。第12回:昨日日本から来ました。第13回:こちらへお座りください。第14回a:試験   b:授業全体のふりかえりと試験の正答解説

3.履修上の注意期末テストを受けないと単位は取れません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容つぎのことを徹底してください。予習: 授業で進む予定の本文箇所を前もって読んで、

発音の仕方をチェックしておくこと。復習:毎回授業で学んだ新しい単語を丸暗記すること。

5.教科書 『「ハン検」公式ガイド 新装版合格ドウミ―初級編(5級・4級)』(ハングル能力検定協会)毎回、テキスト用のプリントを配布

6.参考書 辞書:『身につく韓日・日韓時辞典』(尹亭仁編、三省堂)授業内容に合わせて必要な資料を配布します。

7.成績評価の方法 小テスト(30%)・期末テスト(30%)・授業への参加態度(40%)をもって総合的に評価します。

8.その他 韓国の社会と文化を理解するために、「韓流」関連の映像を適宜用います。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN171J 科目ナンバー:(CO)LAN171J

04-5外国語105-114_商学2_2020.indd 107 2020/03/15 15:25:31

Page 108: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 109 ―― 108 ―

初級韓国語Ⅲ シラバス1、P.74別表Ⅲ−⑤参照

1単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標 初級韓国語Ⅰとの間にリレー形式をとり、韓国語を初めて学ぶ人のために、まずハングル文字が誕生した歴史的背景から文字の構成原理と構造まで、ハングルについての基本事項を概観することから始めます。春学期を通しては、ハングル文字の書き方・発音の仕方・辞書の引き方・基礎的な文法などを学習します(肯定文・否定文・疑問文)。ハングル文字が確実に読めて、書けることを目標とします。

2.授業内容指定のテキストに沿って、以下の順で二人の教員がリレー方式で進めます。第1回a:イントロダクション(ハングル、韓国語とは)   b:文字の構造、発音の仕方第2回:文字と発音-母音字第3回:子音字第4回:激音・濃音第5回:二重母音第6回:終声1第7回:終声2第8回:小テストとその解説第9回:発音の法則1第10回:発音の法則2第11回:自己紹介第12回:いいえ、学生ではありません。第13回:家はどこですか。第14回a:試験   b:授業全体のふりかえりと試験の正答解説

3.履修上の注意期末テストを受けないと単位は取れません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容つぎのことを徹底してください。予習: 授業で進む予定の本文箇所を前もって読んで、

発音の仕方をチェックしておくこと。復習:毎回授業で学んだ新しい単語を丸暗記すること。

5.教科書毎回、テキスト用のプリントを配布 

『「ハン検」公式ガイド 新装版合格ドウミ―初級編(5級・4級)』(ハングル能力検定協会)

6.参考書 辞書:『身につく韓日・日韓時辞典』(尹亭仁編、三省堂)授業内容に合わせて必要な資料を配布します。

7.成績評価の方法 小テスト(30%)・期末テスト(30%)・授業への参加態度(40%)をもって総合的に評価します。

8.その他 韓国の社会と文化を理解するために、「韓流」関連の映像を適宜用います。

和泉

初級韓国語Ⅳ シラバス1、P.74別表Ⅲ−⑤参照

1単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標 初級韓国語Ⅱとの間にリレー形式をとり、春学期に続き、秋学期を通しては、①漢数詞と固有数詞・助詞などの品詞の使い方、②用言の語尾の基本的変化(現在と過去、普通語と敬語、意志・推量・控え目と命令)について学びます。これらを用いた基本文型をマスターし、簡単な文章が作れることを目標とします。

2.授業内容指定のテキストに沿って、以下の順で二人の教員がリレー方式で進めます。第1回a: 秋学期授業のための春学期授業内容の総復

習   b:何年生ですか。第2回:韓流ドラマは好きですか。第3回:何時に始まりますか。第4回:映画館に行きませんか。第5回:いま大丈夫でしょうか。第6回:このように書きます。第7回: 小テストとその解説第8回:釜山に行きました。第9回:お年はおいくつになられますか。第10回:一緒に行きましょう。第11回:友達に会います。第12回:昨日日本から来ました。第13回:こちらへお座りください。第14回a:試験   b:授業全体のふりかえりと試験の正答解説3.履修上の注意期末テストを受けないと単位は取れません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容つぎのことを徹底してください。予習: 授業で進む予定の本文箇所を前もって読んで、

発音の仕方をチェックしておくこと。復習:毎回授業で学んだ新しい単語を丸暗記すること。

5.教科書 毎回、テキスト用のプリントを配布

『「ハン検」公式ガイド 新装版合格ドウミ―初級編(5級・4級)』(ハングル能力検定協会)

6.参考書 辞書:『身につく韓日・日韓時辞典』(尹亭仁編、三省堂)授業内容に合わせて必要な資料を配布します。

7.成績評価の方法 小テスト(30%)・期末テスト(30%)・授業への参加態度(40%)をもって総合的に評価します。

8.その他 韓国の社会と文化を理解するために、「韓流」関連の映像を適宜用います。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN171J 科目ナンバー:(CO)LAN171J

04-5外国語105-114_商学2_2020.indd 108 2020/03/15 15:25:31

Page 109: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 109 ―― 108 ―

韓国語

初級韓国語プラスワン 高  成鳳

1単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標この授業は、初級韓国語Iを履修し、引き続き同IIを履修する1年生を対象とします。K-POPをはじめとした歌を題材に、発音のポイントと韓国語の表現について学びます。発音方法に加え基本的な文法もカバーしながら、歌詞を読んで(歌い)聴きとることで、発音と定番表現を身につけ、楽しく韓国語の学習を持続させるのが、この授業の目的です。取り上げる楽曲ついては、受講生の希望に沿いながら選定を進めます。2.授業内容第1回: イントロダクション(授業の進め方、評価方

法など)、韓国語での自己紹介第2回: リスニング、歌詞の意味と文法の学習-理由と

原因第3回: リスニング、歌詞の意味と文法の学習-勧誘形

と意向を尋ねる第4回: リスニング、歌詞の意味と文法の学習-希望を

伝える第5回: リスニング、歌詞の意味と文法の学習-仮定と

逆接第6回: リスニング、歌詞の意味と文法の学習-副詞形

とその応用第7回: リスニング、歌詞の意味と文法の学習-可能と

不可能第8回: リスニング、歌詞の意味と文法の学習-意志と

未来第9回: リスニング、歌詞の意味と文法の学習-いろん

な推量第10回: リスニング、歌詞の意味と文法の学習-命令形

と否定形第11回: リスニング、歌詞の意味と文法の学習-下称終

止形について第12回: リスニング、歌詞の意味と文法の学習-伝聞と

間接引用第13回: リスニング、歌詞の意味と文法の学習-短縮形

と会話体第14回:a.試験 b.正答解説とまとめ

なお各回の学習項目は、授業の進行状況により順番が前後する場合があります。3.履修上の注意初級韓国語Ⅰを履修し、引き続き同Ⅱを履修することが、この授業を履修するにあたっての前提条件です。期末テストを受けないと単位は取れません。4.準備学習(予習・復習等)の内容予習・復習を含め継続的な学習が重要です。気になった単語は、進んで意味を調べることを習慣にしましょう。5.教科書教科書は使用せず、プリントを配布します。6.参考書特に指定しませんが、必要に応じて紹介する場合があります。7.成績評価の方法小テスト(20%)・期末テスト(40%)・授業への参加と貢献(40%)をもとに総合的に評価します。8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN171J

04-5外国語105-114_商学2_2020.indd 109 2020/03/15 15:25:32

Page 110: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 110 ― ― 111 ―

中級韓国語Ⅰ シラバス1、P.74別表Ⅲ−⑤参照

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 このクラスでは、初級に引き続き基本文型の例文を増やし、新しい単語を習得することによって語彙力を養成します。また教員から口頭による発音の直接伝授を繰り返し行います。こうした方法を通じて、韓国語の文法および語彙の知識を確かなものにし、正確な発音を身に付けることを目指します。

2.授業内容 指定のテキスト順に沿って、以下のように進められます。第1回a:イントロダクション(中級レベルの文法の範囲)   b:自己紹介(連体形と時制)第2回:出会い(用言の縮約形、-してから)第3回:外国語(ビウプ不規則用言、-くなる)第4回:学番(数字の読み方と発音、-から・ので)第5回:食べ物(-のようだ、-くて、-できない)第6回:学生生活( ‐ けれども、-できる・〃ない)第7回:小テストとその解説第8回:タクシー(-ねばならない、-かも知れない)第9回:遅刻(-みたいだ、-する途中で、-して)第10回:コーヒーショップ(-ならば、-するが)第11回:連体形と不規則用言のまとめ第12回:招待(-したところ、-すると、-だ)第13回:礼儀(-したらすぐ、-く・に、-してこそ)第14回a:試験   b:授業全体のふりかえりと試験の正答解説

3.履修上の注意期末テストを受けないと単位は取れません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容つぎのことを徹底してください。予習: 授業で進む予定の本文箇所を前もって読んで、

発音の仕方をチェックしておくこと。復習:毎回授業で学んだ新しい単語を丸暗記すること。テキスト付属のCDを毎日15分ずつ聞くこと。

5.教科書 『書いて覚える中級朝鮮語』(高島淑郎、白水社)

6.参考書 辞書:『デイリーコンサイス韓日・日韓辞典』(尹亭仁編、三省堂)授業内容に合わせて必要な資料を配布します。

7.成績評価の方法 小テスト(30%)・期末テスト(30%)・授業への参加態度(40%)をもって総合的に評価します。

8.その他 韓国の社会と文化を理解するために、「韓流」関連の映像を適宜用います。

和泉

中級韓国語Ⅱ シラバス1、P.74別表Ⅲ−⑤参照

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 春学期に続き秋学期を通しては、主に漢数詞と固有数詞・助詞などの品詞の使い方、用言の語尾の基本的変化(現在と過去、普通語と敬語、意志・推量・控え目と命令)について学びます。これらを用いた基本文型をマスターし、簡単な応用文が作れることが授業の目標となります。

2.授業内容 指定のテキスト順に沿って、以下のように進められます。第1回a: 秋学期授業理解のための春学期授業内容の総

復習   b:露天商(-く見える、-なんて、-いたす)第2回:植民地時代(-と思うよ、-として)第3回:仲直り(-ことで・で、-するならば)第4回:寝不足(-のかと、-しようってば)第5回:ぞんざいな言葉(-なのか・するのか)第6回:占い(-することは-する、-するって)第7回: 小テストとその解説第8回:俗語(-ね・な、-しに)第9回:思い出(-よ・ね・だったね、-して・で)第10回:ベトナム(-するってさ・しようってさ)第11回:準備(-でも、-するはずだから)第12回:軍隊(-するのか、-することにする)第13回:日記の書き方第14回a:試験   b:授業全体のふりかえりと試験の正答解説

3.履修上の注意期末テストを受けないと単位は取れません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容つぎのことを徹底してください。予習: 授業で進む予定の本文箇所を前もって読んで、

発音の仕方をチェックしておくこと。復習:毎回授業で学んだ新しい単語を丸暗記すること。テキスト付属のCDを毎日15分ずつ聞くこと。

5.教科書 『書いて覚える中級朝鮮語』(高島淑郎、白水社)

6.参考書辞書:『デイリーコンサイス韓日・日韓辞典』(尹亭仁編、三省堂)授業内容に合わせて必要な資料を配布します。

7.成績評価の方法 小テスト(30%)・期末テスト(30%)・授業への参加態度(40%)をもって総合的に評価します。

8.その他 韓国の社会と文化を理解するために、「韓流」関連の映像を適宜用います。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN271J 科目ナンバー:(CO)LAN271J

04-5外国語105-114_商学2_2020.indd 110 2020/03/15 15:25:32

Page 111: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 110 ― ― 111 ―

韓国語

中級韓国語Ⅲ シラバス1、P.74別表Ⅲ−⑤参照

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 韓国語の中級レベルに対する、外部の公的機関による客観的な評価基準に合わせて、授業内容を調整しながら進めていきます。中級レベルで学習すべき文法事項や語彙をもれなく学び、中級レベルに見合った総合的な韓国語の能力を身につけることを目標とします。

2.授業内容 指定のテキストに沿って、以下のように進められます。第1回a: イントロダクション(中級レベルの文法の範

囲)   b: 初歩的なハングルの読み方の総確認~挨拶言

葉第2回:趣味は料理です第3回:韓国に友達がいます第4回:夫は韓国人です第5回:韓国語を勉強しています第6回:日曜日は大丈夫です第7回:家でよく作ります第8回:日本の方ですか第9回:姉ではありません第10回:どこにお住まいですか第11回:映画はあまり見ません第12回:誕生日はいつですか?第13回:全部で1万2千ウォンです第14回a:試験   b:授業全体のふりかえりと試験の正答解説

3.履修上の注意 期末テストを受けないと単位は取れません。毎回単語テストを行います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容つぎのことを徹底してください。予習: 授業で進む予定の本文の所を前もって読んで、

発音の仕方をチェックしておくこと。復習:毎回授業で学んだ新しい単語を丸暗記すること。テキスト付属のCDを毎日15分ずつ聞くこと。

5.教科書 『ハングル検定公式テキスト ペウギ』(黒澤明子著ほか、ハングル検定能力協会) プリントを随時配布します。

6.参考書 『2019年版 ハングル能力検定試験過去問題集5級』(ハングル能力検定試験協会編、 白帝社) 『ハングル能力検定試験5級実戦問題集』(李昌圭・尹南淑、 朝日出版社)

7.成績評価の方法 小テスト(40%)・期末テスト(30%)・授業への参加態度(30%)をもって、総合的に評価します。

8.その他 韓国の社会と文化を理解するために、「韓流」関連の映像を適宜用います。

和泉

中級韓国語Ⅳ シラバス1、P.74別表Ⅲ−⑤参照

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 韓国語の中級レベルに対する、外部の公的機関による客観的な評価基準に合わせて、授業内容を調整しながら進めていきます。中級レベルで学習すべき文法事項や語彙をもれなく学び、中級レベルに見合った総合的な韓国語の能力を身につけることを目標とします。

2.授業内容 指定のテキストに沿って、以下のように進められます。第1回a: 秋学期授業理解のための春学期授業内容の総

復習   b:基本語彙12(命令形II・ぞんざいな表現)第2回:このお店はビビンパがおいしいです第3回:授業は何時から何時までですか第4回:コンビニの中にATMがあります第5回:その友達は韓国語が上手ですか?第6回:こちらの席、どうぞ第7回:何を注文しましょうか第8回:いい映画でした第9回:食事しましたか第10回:地下鉄に乗って行きます第11回:早く会いたいです第12回:お酒は飲めません第13回:どこか具合が悪いのですか第14回a:試験   b:授業全体のふりかえりと試験の正答解説

3.履修上の注意 期末テストを受けないと単位は取れません。 毎回単語テストを行います。 「ハングル能力検定試験」を受験すること。4.準備学習(予習・復習等)の内容つぎのことを徹底してください。予習: 授業で進む予定の本文の所を前もって読んで、

発音の仕方をチェックしておくこと。復習:毎回授業で学んだ新しい単語を丸暗記すること。テキスト付属のCDを毎日15分ずつ聞くこと。

5.教科書 『ハングル検定公式テキスト ペウギ』(黒澤明子著ほか、ハングル検定能力協会) プリントを随時配布します。

6.参考書 『2018年版ハングル能力検定試験過去問題集5級』(ハングル能力検定試験協会編、 白帝社) 『ハングル能力検定試験5級実戦問題集』(李昌圭・尹南淑、 朝日出版社)

7.成績評価の方法 小テスト(40%)・期末テスト(30%)・授業への参加態度(30%)をもって総合評価。

8.その他 韓国の社会と文化を理解するために、「韓流」関連の映像を適宜用います。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN271J 科目ナンバー:(CO)LAN271J

04-5外国語105-114_商学2_2020.indd 111 2020/03/15 15:25:32

Page 112: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 112 ― ― 113 ―

中級韓国語プラスワン 崔  先鎬

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 ITの普及により、日本と韓国の間でもメールやチャットでコミュニケーションを図ることが多くなりました。そのためには、PCでハングルを打てることが必須となります。この授業では、ヒアリング及び作文を通じて、PCでハングルの打ち方を習得することを目標とします。

2.授業内容第1回:ハングルキーボードの説明第2回:ハングルキーボードを覚える<1>    (基本字母の入力練習)第3回:ハングルキーボードを覚える<2>    (二重母音、終音などの入力練習)第4回:自己紹介を入力してみる第5回:短い文章を入力してみる<1>    (新聞コラム)第6回:短い文章を入力してみる<2>(詩)第7回:短い文章を入力してみる<3>    (歌の歌詞)第8回:<速くて正確な>入力にチャレンジ第9回:聞き取った文章を入力してみる<1>    (短い会話文)第10回:聞き取った文章を入力してみる<2>    (日記の文章)第11回:「速く入力」にチャレンジ<1>第12回:「速く入力」にチャレンジ<2>第13回:作文を入力(テーマは未定)第14回:a 試験    b 解説、全体のまとめ3.履修上の注意パソコンを活用し授業を行います。徹底した予習・復習が必要です。出席や発表など、積極的な参加を望みます。毎回辞書を持参して下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 ハングルの入力などの実際に練習した内容の復習が必要になります。 また、授業中に紹介した内容について、予め調べてくることが必要となります。また、毎回学習した単語を覚えてきて下さい。5.教科書必要な場合は、その都度プリントを配布いたします。

6.参考書 『朝鮮語辞典』『小学館日韓辞典』 『ポケットプログレッシブ韓日・日韓辞典』

(以上小学館)

7.成績評価の方法小テスト(30%)+期末テスト(40%)+授業への参加度(30%)をもって総合的に評価します。

8.その他

和泉

中級韓国語プラスワン 崔  先鎬

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 春の授業に引き続き、ハングル入力を練習する授業になります。秋学期は、ハングルの入力を練習しながら、初級で学んだ基礎的な文法などをさらにグレードアップする練習をします。また、実践で使えるように、より多くの単語を覚え、多様な表現を身につける練習していきます。そして、できるだけ速く入力ができるようにすることが目標です。2.授業内容ハングルの入力を練習しながら、毎回のテーマに取り組みます。第1回:発表 夏休みに印象的だったこと第2回:ドラマで韓国語を学ぶ①第3回:ドラマで韓国語を学ぶ②第4回:ドラマで韓国語を学ぶ③第5回:ニュースの表現を学ぶ①第6回:ニュースの表現を学ぶ②第7回:インタビューで学ぶ①第8回:インタビューで学ぶ②第9回:ドラマで韓国語を学ぶ①第10回:ドラマで韓国語を学ぶ②第11回:ドラマで韓国語を学ぶ③第12回:ドラマの続きをつくる①第13回:ドラマの続きをつくる②第14回:a 試験    b 解説、全体のまとめ

3.履修上の注意徹底した予習・復習が必要です。出席や発表など、積極的な参加を望みます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に紹介した内容について、予め調べてくることが必要となります。また、毎回学習した単語を覚えてきて下さい。

5.教科書必要な場合は、その都度プリントを配布いたします。

6.参考書 『朝鮮語辞典』『小学館日韓辞典』 『ポケットプログレッシブ韓日・日韓辞典』

(以上小学館)

7.成績評価の方法小テスト(30%)+期末テスト(40%)+授業への参加度(30%)をもって総合的に評価します。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN271J 科目ナンバー:(CO)LAN271J

04-5外国語105-114_商学2_2020.indd 112 2020/03/15 15:25:32

Page 113: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 112 ― ― 113 ―

韓国語

上級韓国語 高  成鳳

1単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 初級・中級に続く上級レベルの科目として、これまでに学んだ内容を復習しながら、新しい文型と表現を学んでいく。これまでの授業で身につけた韓国語の実力を、韓国語関連検定試験への対応を基準に客観的に把握してみる。その上で、韓国語関連検定試験の受験も視野に、より実践的な語学力を身につけるのが授業目標である。

2.授業内容第1回:a. イントロダクション     (授業の進め方、評価方法など)    b. 韓国語で自己紹介第2回:誰から聞きましたか ‐ㄷ変格、数詞の復習第3回:お会いできてうれしいです ‐ 尊敬・否定形第4回:お金が少ししかありません ‐ 助詞の結合第5回:ちょっと休みましょう ‐ 勧誘・縮約形第6回:軽くて楽なのがいいです ‐ 疑問推量・連体第7回:ここに来たことがあります ‐ 補助語幹第8回:引き続き通っているところです ‐ 鼻音化第9回:あまり辛くないのがいいです ‐ 連音化第10回:仕事ばかりしてないで ‐ 禁止、르変格第11回:お父さんはおいくつですか ‐ 連用形第12回:勉強はうまく行っていますか ‐ 意図第13回:旅行に行って絵を描きます ‐아서/어서第14回:a. 試験    b. 解説、全体のまとめ

3.履修上の注意毎回の授業のはじめに小テストを行います。事前に指示した範囲の単語を暗記してください。秋学期に行われる韓国語関連検定試験の受験に備えてください。授業には教科書と参考書を持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回の学習事項で覚えるべきものはしっかり暗記して授業に臨んでください。授業で扱う課のテキスト本文を予め読んでくること。

5.教科書『公式テキスト ペウギ ― 4級』ハングル能力検定試験協会、2018年

6.参考書『トウミ ― 初級編 4・5級』ハングル能力検定試験協会、2017年

7.成績評価の方法出席率25%、検定試験25%、期末試験25%、小テスト25%を基準に評価します。

8.その他

駿河台

上級韓国語 高  成鳳

1単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 初級・中級に続く上級レベルの科目として、これまでに学んだ内容を復習しながら、新しい文型と表現を学んでいく。これまでの授業で身につけた韓国語の実力を、韓国語関連検定試験への対応を基準に客観的に把握してみる。その上で、韓国語関連検定試験の受験も視野に、より実践的な語学力を身につけるのが授業目標である。

2.授業内容第1回:春学期の整理と復習第2回:ソヨ山に行ったらどうでしょう? ‐ 仮定第3回:運動靴でも大丈夫でしょうか ‐ 許可第4回:先に切符を買わなければなりません ‐ 義務第5回:44キロ離れたところにあります ‐(으)ㄴ/는第6回:釣りをしようと思っています ‐ ~가운데第7回:真由美さんに会いたがっています ‐ ~끝에第8回:そっちへ行ってはいけません ‐ ~이상第9回:ソウルとは違って ‐도 아닌데第10回:雨の降る中 - (으)ㄴ/는 가운데第11回:あれこれ考えた末に-(으)ㄴ/는 끝에第12回:手伝ってくださいませんか-(으)시겠어요?第13回:車を貸してくれませんか - 아/어 주면第14回:a. 試験    b. 解説、全体のまとめ

3.履修上の注意毎回の授業のはじめに小テストを行います。事前に指示した範囲の単語を暗記してください。秋学期に行われる韓国語関連検定試験の受験に備えてください。授業には教科書と参考書を持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回の学習事項で覚えるべきものはしっかり暗記して授業に臨んでください。授業で扱う課のテキスト本文を予め読んでくること。

5.教科書『公式テキスト ペウギ ― 4級』ハングル能力検定試験協会、2018年

6.参考書『トウミ ― 初級編 4・5級』ハングル能力検定試験協会、2017年

7.成績評価の方法出席率25%、検定試験25%、期末試験25%、小テスト25%を基準に評価します。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAN372J 科目ナンバー:(CO)LAN372J

04-5外国語105-114_商学2_2020.indd 113 2020/03/15 15:25:32

Page 114: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 114 ―

発展韓国語 桔川 純子

1単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標本授業は、ハングル検定3級レベルを習得することを目標とします。韓国語初級・中級で学んだ文法および文型をすべて活用し、 「読む、書く、聞く、話す」の実践力をスキルアップすることに重点をおいて授業を進めます。ハングル能力検定3級のテキストを使用し、ハングル検定対策を行いながら実践練習を積み重ねていきます。また、K-pop、ドラマや映画なども教材として使用し、ビジネスや留学など、さまざまな状況でも対応できるような力を身につけていくことを目指します。

詳細は、初回のときに説明します。

2.授業内容第1回:a  イントロダクション(授業の進め方とこれまでに 学

んだ授業内容の復習)    b 韓国語で自己紹介第2回: 1課 兄弟は兄一人だけである/ 2課 病院で働いてい

らっしゃるんですって第3回: 3課 韓国人ではないですって/ 4課 韓国に来て一か

月が過ぎた第4回: 5課 カフェに行ってきたんですって/ 6課 辛く作ら

ないようにしてください第5回: 7課 学校でなくしたようだ/ 8課 食堂にいていただ

けますか?第6回: 9課 当然のことをしただけです/ 10課 必ず新しい

夢を見つけるつもりだ第7回: 11課 連絡しないと言っていました/ 12課 私が予

約しておきます第8回: 13課 知り合いなのか聞いてみた/ 14課 もっとき

れいになったみたいです第9回: 15課 何人分くらい差し上げましょうか? / 16課 

その間A元気でしたか?第10回: 17課 手紙出したことないけど/ 18課 別れたよう

です第11回: 19課 教科書本文の聞き取り/ 20課 どのように勉

強するかと言うと第12回:21課 お母さんがなんとおっしゃいましたか?第13回:22課 化粧もしないほうだった第14回:a 期末テスト    b まとめ、解説

*毎回の授業内容は授業の進行状況に応じて変わることがあります。3.履修上の注意・欠席率が全体出席の30%以上を占める場合は期末試験を受けられないものとします。・3年次に上級韓国語を履修、4年次に発展韓国語を履修することが原則ですが、 他の履修科目の時間割との関係で、やむを得ず受講年を入れ替えたいとする場合は、それを可能とします(3年次で発展韓国語を、4年次で上級韓国語を受講することが可能)。4.準備学習(予習・復習等)の内容・毎回、単語のテストを行いますので、事前に勉強してきて下さい。・発表などもありますので、準備をしてくることが必要です。5.教科書

『公式テキスト ペウギ ― 3級』ハングル能力検定協会、2017年。『トウミ ― 中級編 準2・3級』ハングル能力検定協会、2018年。6.参考書

7.成績評価の方法小テスト(30%)、期末テスト(40%)、授業への参加態度(30%)をもって総合的に評価します。8.その他韓国の社会や文化を紹介する映像を適宜用います。* 毎回の授業内容は授業の進行状況に応じて変わることがあります。

駿河台

発展韓国語 桔川 純子

1単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標前期に引き続き、韓国語初級・中級で学んだ文法および文型をすべて活用し、 「読む、書く、聞く、話す」の実践力をスキルアップすることに重点をおいて授業を進めます。ハングル能力検定の対策を中心に行っていきますが並行してドラマや映画などを教材として用いながら、「韓国社会のいま」を知り、さまざまなステュエーションでの会話を聞くことを通じて、ビジネスや留学など、応用ができる力を身につけていくことを目標とします。

詳細は、初回イントロダクションのときに説明します。

2.授業内容第1回:a  イントロダクション(授業の進め方とこれまでに 学

んだ授業内容の復習)    b 韓国語で自己紹介    c 23課 少し短いようです第2回:24課 見たことのない服ですね第3回: 25課 夫に初めて会った場所/ 26課 また慶州に行

こうですって?第4回:27課 家事をさせられないですよ第5回:28課 韓国に来て一か月が過ぎ第6回:29課 まるであつらえたようにぴったりですね第7回:30課 本を読んだりドラマを見たりします第8回:31課 歳のわりにはとても大人っぽい第9回:32課 飛ぶように心が軽いです第10回:33課 一日中いえにばありいないこと第11回:34課 韓国で生活していれば第12回:35課 そんあはずないですよ第13回:36課 成し遂げるでしょう第14回:a 期末テスト    b まとめ、解説

*毎回の授業内容は授業の進行状況に応じて変わることがあります。

3.履修上の注意・欠席率が全体出席の30%以上を占める場合は期末試験を 受けられないものとします。・3年次に上級韓国語を履修、4年次に発展韓国語を履修することが原則ですが、 他の履修科目の時間割との関係で、やむを得ず受講年を入れ替えたいとする場合は、それを可能とします(3年次で発展韓国語を、4年次で上級韓国語を受講することが可能)。4.準備学習(予習・復習等)の内容・毎回、単語のテストを行いますので、事前に勉強してきて下さい。・発表などもありますので、準備をしてくることが必要です。5.教科書

『公式テキスト ペウギ ― 3級』ハングル能力検定協会、2017年。『トウミ ― 中級編 準2・3級』ハングル能力試験協会、2018年。6.参考書

7.成績評価の方法小テスト(30%)、期末テスト(40%)、授業への参加態度(30%)をもって総合的に評価します。8.その他韓国の社会や文化を紹介する映像を適宜用います。* 毎回の授業内容は授業の進行状況に応じて変わることがあります。

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAN372J 科目ナンバー:(CO)LAN372J

04-5外国語105-114_商学2_2020.indd 114 2020/03/15 15:25:32

Page 115: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

スペイン語

スペイン語

04-6外国語115-124_商学2_2020.indd 115 2020/03/15 15:28:35

Page 116: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 117 ―

04-6外国語115-124_商学2_2020.indd 116 2020/03/15 15:28:35

Page 117: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 117 ―

スペイン語

初級スペイン語Ⅰ シラバス1、P.75別表Ⅲ−⑥参照

1単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、1年間でスペイン語基礎文法の習得を目標とします。初級スペイン語Ⅲと合わせて、基本的な単語、構文、表現を、実践的な場面設定で総合的に学習していきます。 スペイン語の文法は英語よりも規則が細かく、動詞の活用など暗記項目が多いですが、発音は日本語に近く比較的簡単です。声に出して繰り返し文章を読み、音とリズムで練習を重ねることが、スペイン語習得の近道です。

2.授業内容第1回:イントロダクション(スペイン語とは)第2回:アルファベット、発音、アクセント第3回:名詞、冠詞第4回:形容詞、指示詞第5回:動詞SER/ESTAR/HAY第6回:動詞SER/ESTAR/HAY、否定文、疑問文第7回:現在形-規則動詞、疑問詞第8回:現在形-語根母音変化動詞第9回:現在形-不規則動詞第10回:目的格人称代名詞第11回:目的格人称代名詞、GUSTAR型動詞第12回:再帰動詞第13回:過去分詞と現在完了第14回 a:試験    b:春学期のまとめ

3.履修上の注意・授業回数の3分の1以上を欠席した場合、原則として定期試験の受験はできません。・毎授業、西和辞書を持参すること。・初習外国語は、自発的かつ継続的な学習で習得度に大きな差が出ます。積極的に授業に参加し、自習する習慣をつけましょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・あらかじめ教科書をよく読んで新しい項目を調べ、不明な点については質問を準備してくること。・授業で出された宿題や課題は必ずやってくること。

5.教科書 担当教員が指定します。

6.参考書 担当教員が適宜指示します。

7.成績評価の方法 担当教員が、定期試験、小テスト、授業参加度などを総合的に評価します。

8.その他

和泉

初級スペイン語Ⅱ シラバス1、P.75別表Ⅲ−⑥参照

1単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標 秋学期は、春学期の学習内容をふまえ、初級スペイン語Ⅳと連携しながら、さらに基礎文法力を高め、表現力を広げることを目標とします。実際に活用できる状況設定で文法項目を導入し、スペイン語圏の文化・社会・歴史への関心にもつなげていきます。 日本語や英語には無い動詞の時制など、新しい概念も多く出てきます。文法の違いを意識することも、異文化理解への一つのステップです。興味を持って取り組んでいきましょう。

2.授業内容第1回:不定語と否定語、点過去第2回:点過去第3回:線過去と点過去第4回:線過去と点過去、過去完了第5回:現在分詞の用法第6回:比較表現第7回:未来形第8回:関係詞第9回:関係詞(応用)第10回:過去未来形第11回:接続法現在(名詞節)第12回:接続法現在(形容詞節・副詞節など)第13回:命令形第14回 a:試験    b:秋学期のまとめ

3.履修上の注意・授業回数の3分の1以上を欠席した場合、原則として定期試験の受験はできません。・毎授業、西和辞書を持参すること。・初習外国語は、自発的かつ継続的な学習で習得度に大きな差が出ます。積極的に授業に参加し、自習する習慣をつけましょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・あらかじめ教科書をよく読んで新しい項目を調べ、不明な点については質問を準備してくること。・授業で出された宿題や課題は必ずやってくること。

5.教科書 担当教員が指定します。

6.参考書 担当教員が適宜指示します。

7.成績評価の方法 担当教員が、定期試験、小テスト、授業参加度などを総合的に評価します。

8.その他 授業進度に応じて、適宜、「スペイン語技能検定」について紹介します。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN141J 科目ナンバー:(CO)LAN141J

04-6外国語115-124_商学2_2020.indd 117 2020/03/15 15:28:35

Page 118: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 119 ―― 118 ―

初級スペイン語Ⅲ シラバス1、P.75別表Ⅲ−⑥参照

1単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、1年間でスペイン語基礎文法の習得を目標とします。初級スペイン語Ⅰと合わせて、基本的な単語、構文、表現を、実践的な場面設定で総合的に学習していきます。 スペイン語の文法は英語よりも規則が細かく、動詞の活用など暗記項目が多いですが、発音は日本語に近く比較的簡単です。声に出して繰り返し文章を読み、音とリズムで練習を重ねることが、スペイン語習得の近道です。

2.授業内容第1回:イントロダクション(スペイン語とは)第2回:アルファベット、発音、アクセント第3回:名詞、冠詞第4回:形容詞、指示詞第5回:動詞SER/ESTAR/HAY第6回:動詞SER/ESTAR/HAY、否定文、疑問文第7回:現在形-規則動詞、疑問詞第8回:現在形-語根母音変化動詞第9回:現在形-不規則動詞第10回:目的格人称代名詞第11回:目的格人称代名詞、GUSTAR型動詞第12回:再帰動詞第13回:過去分詞と現在完了第14回 a: 試験    b: 春学期のまとめ

3.履修上の注意・授業回数の3分の1以上を欠席した場合、原則として定期試験の受験はできません。・毎授業、西和辞書を持参すること。・初習外国語は、自発的かつ継続的な学習で習得度に大きな差が出ます。積極的に授業に参加し、自習する習慣をつけましょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・あらかじめ教科書をよく読んで新しい項目を調べ、不明な点については質問を準備してくること。・授業で出された宿題や課題は必ずやってくること。

5.教科書 担当教員が指定します。

6.参考書 担当教員が適宜指示します。

7.成績評価の方法 担当教員が、定期試験、小テスト、授業参加度などを総合的に評価します。

8.その他

和泉

初級スペイン語Ⅳ シラバス1、P.75別表Ⅲ−⑥参照

1単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標 秋学期は、春学期の学習内容をふまえ、初級スペイン語Ⅱと連携しながら、さらに基礎文法力を高め、表現力を広げることを目標とします。実際に活用できる状況設定で文法項目を導入し、スペイン語圏の文化・社会・歴史への関心にもつなげていきます。 日本語や英語には無い動詞の時制など、新しい概念も多く出てきます。文法の違いを意識することも、異文化理解への一つのステップです。興味を持って取り組んでいきましょう。

2.授業内容第1回:不定語と否定語、点過去第2回:点過去第3回:線過去と点過去第4回:線過去と点過去、過去完了第5回:現在分詞の用法第6回:比較表現第7回:未来形第8回:関係詞第9回:関係詞(応用)第10回:過去未来形第11回:接続法現在(名詞節)第12回:接続法現在(形容詞節、副詞節)第13回:命令形第14回 a: 試験    b: 秋学期のまとめ

3.履修上の注意・授業回数の3分の1以上を欠席した場合、原則として定期試験の受験はできません。・毎授業、西和辞書を持参すること。・初習外国語は、自発的かつ継続的な学習で習得度に大きな差が出ます。積極的に授業に参加し、自習する習慣をつけましょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・あらかじめ教科書をよく読んで新しい項目を調べ、不明な点については質問を準備してくること。・授業で出された宿題や課題は必ずやってくること。

5.教科書 担当教員が指定します。

6.参考書 担当教員が適宜指示します。

7.成績評価の方法 担当教員が、定期試験、小テスト、授業参加度などを総合的に評価します。

8.その他 授業進度に応じて、適宜、「スペイン語技能検定」について紹介します。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN141J 科目ナンバー:(CO)LAN141J

04-6外国語115-124_商学2_2020.indd 118 2020/03/15 15:28:35

Page 119: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 119 ―― 118 ―

スペイン語

初級スペイン語プラスワン 井関 睦美

1単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、スペイン語圏への留学を考える学生、勉強や研究、将来の仕事にスペイン語を活かしたいと考える学生が、必修科目の語学に加えて履修する科目です。 半期コースですが、集中的に実践スペイン語を学習します。授業内容は、シャドーイング、リスニング、スピーキングなどの練習やグループ・アクティビティが中心となります。 基礎的なコミュニケーション力を習得し、スペイン語圏の国々への興味・関心を高めることを到達目標とします。 非常に密度の濃い授業ですので、高い向上心を持ち、予習・復習・自習に努力を惜しまない学生を歓迎します。

2.授業内容第1回 イントロダクション、スペイン語学習の心構え第2回 挨拶、自己紹介第3回 待ち合わせ、友達の紹介第4回 人物の形容や説明第5回 写真や絵の説明第6回 地図や行き方の説明 (1)第7回 地図や行き方の説明 (2)第8回 時間や日付の表現第9回 勧誘と約束第10回 買い物第11回 レストラン第12回 旅行 (1)第13回 旅行 (2)第14回 総合アクティビティとまとめ

3.履修上の注意 この授業の履修生の募集および選考試験は、春学期中に実施されます。必修科目の初級スペイン語で春学期の学習内容をしっかり理解できていることが前提です。履修者が少数の場合は、開講を見合わせることがあります。履修者数の確認のためにも、必ずガイダンスに参加してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 次回の授業範囲についてよく調べ、質問等がある場合は事前に準備してくること。宿題や課題は時間の余裕を持って必ずやり、提出期限は厳守すること。

5.教科書 特定の教科書は使用しません。適宜プリントを配布します。

6.参考書 参考書は使用しません。

7.成績評価の方法 課題やテストなどを60%、グループワークや授業への貢献度を40%とし、総合的に評価します。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN141J

04-6外国語115-124_商学2_2020.indd 119 2020/03/15 15:28:35

Page 120: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 120 ― ― 121 ―

中級スペイン語Ⅰ シラバス1、P.75別表Ⅲ−⑥参照

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、既習文法を活用しながら、おもに「読む・書く」力を高めることを目標とします。春学期は、「初級スペイン語」で学んだ基礎文法を復習・応用しつつ、さらに発展した文法項目を学んでいきます。1年次で使用した教科書を常に持参して授業に臨んでください。 日本語や英語には無い動詞の時制など、新しい概念も多く出てきます。文法の違いを意識することも、異文化理解への一つのステップです。

2.授業内容第1回:1年次の学習内容の復習第2回:過去形復習第3回:過去形を使った講読・作文第4回:関係詞第5回:関係詞を使った講読・作文第6回:接続法現在第7回:接続法現在を使った講読・作文第8回:命令形第9回:命令形を使った講読・作文第10回:接続法過去第11回:接続法過去を使った講読・作文第12回:条件文第13回:条件文を使った講読・作文第14回 a:試験    b:春学期のまとめ

3.履修上の注意・授業回数の3分の1以上を欠席した場合、原則として定期試験の受験はできません。・毎回、西和・和西辞書と1年次の教科書は必携です。・初習外国語は、自発的かつ継続的な学習で習得度に大きな差が出ます。1年次と同様に、積極的な授業参加と自習の習慣を続けましょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・あらかじめ教科書をよく読んで新しい項目を調べ、不明な点については質問を準備してくること。・授業で出された宿題や課題は必ずやってくること。

5.教科書・担当教員が指定します。・1年次の教科書も引き続き持参してください。

6.参考書 担当教員が適宜指示します。

7.成績評価の方法 担当教員が、定期試験、小テスト、授業参加度などを総合的に評価します。

8.その他 授業進度に応じて、適宜、スペイン語技能検定対策の練習問題を導入します。

和泉

中級スペイン語Ⅱ シラバス1、P.75別表Ⅲ−⑥参照

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 これまでに学習した基礎文法を活用して、会話文や短い読み物の読解力を高めることを目標とします。スペイン語の文章に慣れ親しむことで、スペイン語圏の文化・社会・歴史にもアプローチしていきます。文法を適切に使って作文し、伝達力や表現力を高める練習もします。 またさらに発展したステップアップ文法項目を補足し、新聞記事やインターネットサイトなど、生の情報にも触れていきます。

2.授業内容第1回:春学期の学習内容の復習第2回:会話文の講読第3回:会話文の講読(応用編)第4回:会話文作成(グループワーク)第5回:ステップアップ文法第6回:テーマ別文章の講読第7回:テーマ別文章の講読(応用編)第8回:テーマ別文章作成(グループワーク)第9回:ステップアップ文法(応用編)第10回:生の情報に接する第11回:生の情報に接する(応用編)第12回:情報紙の作成(グループワーク)第13回:グループワークの発表第14回 a:試験    b:秋学期のまとめ

3.履修上の注意・授業回数の3分の1以上を欠席した場合、原則として定期試験の受験はできません。・毎回、西和・和西辞書と1年次の教科書は必携です。・初習外国語は、自発的かつ継続的な学習で習得度に大きな差が出ます。1年次と同様に、積極的な授業参加と自習の習慣を続けましょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・あらかじめ教科書をよく読んで新しい項目を調べ、不明な点については質問を準備してくること。・授業で出された宿題や課題は必ずやってくること。

5.教科書・担当教員が指定します。・1年次の教科書も引き続き持参してください。

6.参考書 担当教員が適宜指示します。

7.成績評価の方法 担当教員が、定期試験、小テスト、授業参加度などを総合的に評価します。

8.その他 授業進度に応じて、適宜、スペイン語技能検定対策の練習問題を導入します。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN241J 科目ナンバー:(CO)LAN241J

04-6外国語115-124_商学2_2020.indd 120 2020/03/15 15:28:35

Page 121: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 120 ― ― 121 ―

スペイン語

中級スペイン語Ⅲ シラバス1、P.75別表Ⅲ−⑥参照

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、1年次の「初級スペイン語」で養成したコミュニケーション・スキル(聞く・話す)を、さらに向上させることが目標です。実践的な場面設定で、より高度な語彙や表現を学びます。また、視聴覚教材やインターネットを活用し、スペイン語圏の国や地域への関心も高めていきます。 授業はペアワークやグループワークなどのアクティビティを中心に進めます。積極的に声を出し、ミスをおそれずに発話していくことが、スペイン語力を高める秘訣です。

2.授業内容第1回:1年次の復習第2回:挨拶と自己紹介第3回:人と物の描写第4回:人と物の描写(応用編)第5回:日常生活の描写第6回:日常生活の描写(応用編)第7回:時間の表現第8回:時間の表現(応用編)第9回:場所の説明第10回:場所の説明(応用編)第11回:依頼と命令第12回:依頼と命令(応用編)第13回:グループワーク第14回 a:試験    b:春学期のまとめ

3.履修上の注意・授業回数の3分の1以上を欠席した場合、原則として定期試験の受験はできません。・毎回、西和・和西辞書を持参してください。・初習外国語は、自発的かつ継続的な学習で習得度に大きな差が出ます。1年次と同様に、積極的な授業参加と自習の習慣を続けましょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・あらかじめ教科書をよく読んで新しい項目を調べ、不明な点については質問を準備してくること。・授業で出された宿題や課題は必ずやってくること。

5.教科書 担当教員が指定します。

6.参考書 担当教員が適宜指示します。

7.成績評価の方法 担当教員が、定期試験、小テスト、授業参加度などを総合的に評価します。

8.その他 1年次の文法の教科書も、授業の理解の助けになるので持参しましょう。

和泉

中級スペイン語Ⅳ シラバス1、P.75別表Ⅲ−⑥参照

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 春学期に引き続き、さまざまな状況で応用できるコミュニケーション・スキルをさらに発展させることが目標です。既習の基礎文法を適切に使用することで、十分に意志の疎通が可能であることを学びます。また、視聴覚教材やインターネットを活用し、スペイン語圏の国や地域への関心も高めていきます。 授業はペアワークやグループワークなどのアクティビティを中心に進めます。積極的に声を出し、ミスをおそれずに発話していくことが、スペイン語力を高める秘訣です。

2.授業内容第1回:春学期の復習第2回:質問の仕方第3回:質問の仕方(応用編)第4回:約束をする第5回:進行中の状況第6回:進行中の状況(応用編)第7回:過去について語る第8回:過去について語る(応用編)第9回:物の特徴を説明する第10回:物の特徴を説明する(応用編)第11回:過去の習慣第12回:過去の習慣(応用編)第13回:グループワーク第14回 a:試験    b:秋学期のまとめ

3.履修上の注意・授業回数の3分の1以上を欠席した場合、原則として定期試験の受験はできません。・毎回、西和・和西辞書を持参してください。・初習外国語は、自発的かつ継続的な学習で習得度に大きな差が出ます。1年次と同様に、積極的な授業参加と自習の習慣を続けましょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・あらかじめ教科書をよく読んで新しい項目を調べ、不明な点については質問を準備してくること。・授業で出された宿題や課題は必ずやってくること。

5.教科書 担当教員が指定します。

6.参考書 担当教員が適宜指示します。

7.成績評価の方法 担当教員が、定期試験、小テスト、授業参加度などを総合的に評価します。

8.その他 1年次の文法の教科書も、授業の理解の助けになるので持参しましょう。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN241J 科目ナンバー:(CO)LAN241J

04-6外国語115-124_商学2_2020.indd 121 2020/03/15 15:28:35

Page 122: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 122 ― ― 123 ―

中級スペイン語プラスワン 井関 睦美

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、スペイン語圏への留学を考える学生、勉強や研究、将来の仕事にスペイン語を活かしたいと考える学生が、必修科目の語学に加えて履修する科目です。 初級プラスワンと同様に、集中的に実践スペイン語を学習します。授業内容は、シャドーイング、リスニング、スピーキングなどの練習やグループ・アクティビティが中心になります。またスペイン語圏の歴史、文化、社会などを、視聴覚教材やインターネットを活用して紹介します。個人またはグループでテーマを選び、リサーチや発表をしてもらいます。 スペイン語によるコミュニケーション力をさらに高め、スペイン語圏に関連する事象への興味・関心を深めることを到達目標とします。 非常に密度の濃い授業ですので、高い向上心を持ち、予習・復習・自習に努力を惜しまない学生を歓迎します。

2.授業内容第1回 イントロダクション、スペイン語学習の心構え第2回 生活習慣第3回 食文化第4回 天候と気候第5回 環境問題第6回 スポーツ第7回 年中行事第8回 買い物 (1)第9回 買い物 (2)第10回 音楽 (1)第11回 音楽 (2)第12回 発表 (1)第13回 発表 (2)第14回 総合アクティビティとまとめ

3.履修上の注意 この授業の履修を希望する学生は、必ず初回授業に出席し、教員によるレベルチェックを受けてください。1年次の初級スペイン語の学習内容をしっかり理解できていることが前提です。履修者が少数の場合は、開講を見合わせることがあります。履修者数確認のためにも、必ず初回授業に出席してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 次回の授業範囲についてよく調べ、質問等がある場合は事前に準備してくること。宿題や課題は時間の余裕を持って必ずやり、提出期限は厳守すること。

5.教科書 特定の教科書は使用しません。適宜プリントを配布します。

6.参考書 参考書は使用しません。

7.成績評価の方法 課題やテストなどを60%、グループワークや授業への貢献度を40%とし、総合的に評価します。

8.その他

和泉

中級スペイン語プラスワン 井関 睦美

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、スペイン語圏への留学を考える学生、勉強や研究、将来の仕事にスペイン語を活かしたいと考える学生が、必修科目の語学に加えて履修する科目です。 春学期と同様に、集中的に実践スペイン語を学習します。授業内容は、シャドーイング、リスニング、スピーキングなどの練習やグループ・アクティビティが中心になります。またスペイン語圏の歴史、文化、社会などを、視聴覚教材やインターネットを活用して紹介します。個人またはグループでテーマを選び、リサーチや発表をしてもらいます。 スペイン語によるコミュニケーション力をさらに高め、スペイン語圏に関連する事象への興味・関心を深めることを到達目標とします。 非常に密度の濃い授業ですので、高い向上心を持ち、予習・復習・自習に努力を惜しまない学生を歓迎します。

2.授業内容第1回 イントロダクション、春学期の復習第2回 学校生活第3回 仕事と職場第4回 将来の夢第5回 旅行 (1)第6回 旅行 (2)第7回 世界遺産第8回 歴史上の人物第9回 歴史上の事件第10回 映画 (1)第11回 映画 (2)第12回 発表 (1)第13回 発表 (2)第14回 総合アクティビティとまとめ

3.履修上の注意 秋学期からこの授業の履修を希望する学生は、必ず初回授業に出席し、教員によるレベルチェックを受けてください。1年次の初級スペイン語および2年次春学期の中級スペイン語の学習内容をしっかり理解できていることが前提です。履修者が少数の場合は、開講を見合わせることがあります。履修者数確認のためにも、必ず初回授業に出席してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 次回の授業範囲についてよく調べ、質問等がある場合は事前に準備してくること。宿題や課題は時間の余裕を持って必ずやり、提出期限は厳守すること。

5.教科書 特定の教科書は使用しません。適宜プリントを配布します。

6.参考書 参考書は使用しません。

7.成績評価の方法 課題やテストなどを60%、グループワークや授業への貢献度を40%とし、総合的に評価します。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)LAN241J 科目ナンバー:(CO)LAN241J

04-6外国語115-124_商学2_2020.indd 122 2020/03/15 15:28:35

Page 123: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 122 ― ― 123 ―

スペイン語

上級スペイン語 ブルゴス,ホアン C.

1単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、1、2年次でスペイン語を学習した人、またはすでにスペイン語基礎文法の知識がある人を対象に、さらに実践的なスペイン語運用能力を高めることを目標とします。既習の文法項目を復習しながら、難易度の高い時制や表現を使いこなし、コミュニケーション・スキルを高める練習をしていきます。 また受講者の興味を考慮しながら、スペイン語圏に関連するさまざまなトピックも取りあげます。積極的に提案してください。2.授業内容第1回:イントロダクション、学生の自己紹介第2回:習慣について話す、期間について述べる第3回:動機と困難について話す、アドバイスをする第4回: 好みや違いについて述べる、家を描写する、

比較する第5回:偶然について述べる、物を置いて描写する第6回:人にものを説明する第7回:人間関係や、似ている人について述べる第8回: 招待、プレゼンテーション、あいさつ、別れ

について第9回: 第一回テスト/依頼する、許可をもらう、謝

罪をする第10回: 第一回テストの復習/休日の過ごし方につい

て話す、スケジュールについて述べる第11回:過去の経験について述べる、場所を描写する第12回:目標と計画について話す第13回:第二回テスト、最終発表の準備第14回:a:第二回テストの復習    b:最終発表3.履修上の注意 スペイン語初級・中級を既に履修していること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容[準備学習] 授業時に配付したプリント(配付した場合)の熟読。また、課題(出た場合)の完了。

[復習] 授業中に取ったメモを整理し、授業資料と共にファイリングする。5.教科書

『Nuevo español en marcha 2』、Castro V., Francisca他(著者)、SGEL (出版社)

6.参考書なし

7.成績評価の方法 平常点(発表、発言、参加、宿題、出席)50% 試 験(授業中にテストが二回あります)50% 詳細は初回の授業でさらに説明します。8.その他・授業進度に応じて、適宜、スペイン語技能検定やDELE(スペイン文部省認定 外国語としてのスペイン語検定試験)について紹介します。・辞書は必携です。・参考として、初級スペイン語で使用した教科書も持参すると良いでしょう。

駿河台

上級スペイン語 ブルゴス,ホアン C.

1単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、1、2年次でスペイン語を学習した人、またはすでにスペイン語基礎文法の知識がある人を対象に、さらに実践的なスペイン語運用能力を高めることを目標とします。既習の文法項目を復習しながら、難易度の高い時制や表現を使いこなし、コミュニケーション・スキルを高める練習をしていきます。 また受講者の興味を考慮しながら、スペイン語圏に関連するさまざまなトピックも取りあげます。積極的に提案してください。2.授業内容第1回:経験を評価する第2回:望みについて述べる第3回:アドバイスする、気分を伝える第4回: 痛み・不快感・症状を述べる、体の部分を説

明する第5回:習慣、伝統、過去の状況について話す第6回:過去と現在の行動について話す、議論する第7回:過去形で述べる第8回:第一回テスト/行動を指示する第9回:第一回テストの復習/助言する第10回:命令する、過去形と現在形で場面を描写する第11回:未来形で話す第12回:状況を説明する第13回:第二回テスト/最終発表の準備第14回:a:第二回テストの復習    b:最終発表

3.履修上の注意 スペイン語初級・中級を既に履修していること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容[準備学習] 授業時に配付したプリント(配付した場合)の熟読。また、課題(出た場合)の完了。

[復習] 授業中に取ったメモを整理し、授業資料と共にファイリングする。5.教科書

『Nuevo español en marcha 2』、Castro V., Francisca他(著者)、SGEL (出版社)

6.参考書なし

7.成績評価の方法 平常点(発表、発言、参加、宿題、出席)50% 試 験(授業中にテストが二回あります)50% 詳細は初回の授業でさらに説明します。8.その他・授業進度に応じて、適宜、スペイン語技能検定やDELE(スペイン文部省認定 外国語としてのスペイン語検定試験)について紹介します。・辞書は必携です。・参考として、初級スペイン語で使用した教科書も持参すると良いでしょう。

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAN342J 科目ナンバー:(CO)LAN342J

04-6外国語115-124_商学2_2020.indd 123 2020/03/15 15:28:35

Page 124: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

04-6外国語115-124_商学2_2020.indd 124 2020/03/15 15:28:35

Page 125: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

5.保健体育科目

  

05保健体育125-132_商学2_2020.indd 125 2020/03/15 15:31:07

Page 126: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 127 ―

05保健体育125-132_商学2_2020.indd 126 2020/03/15 15:31:07

Page 127: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 127 ―

体育・スポーツ実習A・B 1単位 春学期秋学期 和泉1年次

1.授業の概要・到達目標 体育・スポーツ実習では、学生諸君の心身の調和のとれた発育・発達をめざし、身体諸機能の発達および体力・健康の保持・増進を促すとともに、「スポーツ」を学生諸君の将来の生活の中に定着させることが出来るように、スポーツの基礎的技能の習得をはかります。また、スポーツの場面を利用し、いわゆるスポーツマンシップ、フェアプレーの精神、エチケットなどの、社会および集団における「行動の倫理」を学びます。

2.授業内容1.�クラスによって指定された曜日・時限に設置する3コースのなかから1コースを選択し、1年次に春学期の体育・

スポーツ実習A(半期、1単位)と秋学期の体育・スポーツ実習B(半期、1単位)の授業を受講します。2.スポーツ種目を中心として行いますが、健康・体力の保持・増進のためのコンディショニング的内容も含みます。3.授業の内容と進行予定については、第1回目授業開始時に担当教員が説明します。4.�運動を制限または禁止されている学生は、学年始めに手続をして、個人指導を中心とした特別クラスの授業を受

講することができます。(第1回目授業時に医師の診断書を提出してください)5.各曜日・時限の春・秋学期の種目および担当教員については、次ページに示します。

3.履修上の注意1.�スポーツは、時間と空間を「共有」しながら行うものです。お互いに、相手や仲間のことに思いやりをもって行

動するようにしてください。2.授業に遅刻しないこと。充分なウォーミングアップがなされないと、ケガにつながります。3.服装はスポーツや身体運動に適するものであること。高校の時、使用していたものでかまいません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1.4月の学習指導期間に実施される健康診断を必ず受診すること。2.体調を整えて授業に臨むこと。

5.教科書 なし

6.参考書 なし

7.成績評価の方法評価を受けるためには、開講授業時間数の2/3以上の出席が必須となります1.意欲的、且つ熱心な態度で授業に取り組んだか。(25%)2.どのように技能を高め、また、仲間と協力しゲームを進めるかについて考えたか。(25%)3.仲間と充分にゲームを楽しむ技能レベルに達したか。(25%)4.�ルール、エチケット、マナー及び安全にスポーツ・運動を楽しむための知識等を身に付けたか。(25%)を総合

的に評価します。

8.その他

担当者はシラバス1、P.76参照

科目ナンバー:(CO)HES143J

05保健体育125-132_商学2_2020.indd 127 2020/03/15 15:31:07

Page 128: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 128 ― ― 129 ―

選択スポーツ実習(アクアスポーツ) 渡邊 新一郎

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標授業の概要 災害やレジャーにおいて水難事故に遭わないように対処できることは自身の命や他者の命を守る事に通じる。 水難事故を防止するためには水という環境を理解し、その環境にあった行動をとらなければならない。そのために泳ぐことはもちろんのこと、様々なレジャーで使用される器具にも慣れ親しんでおく必要があります。 本授業では学生の運動能力に応じて上記に対する知識と技術を習得できるよう段階的に進めます。到達目標 水という運動環境を理解し、海、川、湖、プールにおいて安全を確保しつ自身の能力に応じて様々な水中運動が行える知識と技術を身につける。2.授業内容第1回:受講にあたっての諸注意。第2回:自身の水泳能力の把握と課題を見つける。第3回:�水の特性と足が着く場合と着かない場合の対

処方法。第4回:着衣状態での水中動作について。第5回:ライフジャケットの特性と使用方法。第6回:様々な浮き器具の特性と使用方法。第7回:水の流れに対する対処方法。第8回:サーフボードの特性と使用方法。第9回:スキンダイビングの用具と使用方法。第10回:スキンダイビングに必要な技術。第11回:スキューバダイビングの用具と使用方法。第12回:スキューバダイビングに必要な技術。第13回:�水泳競技の理解。アーティスティックスイミ

ング。第14回:水泳競技の理解。水球。※受講生の運動能力によっては授業内容を一部変更する事がある。3.履修上の注意受講にあたっては当該年度の健康診断を必ず受診して下さい。水泳経験者・未経験者にかかわらず学ぶ意欲を求める。各自で準備するものは以下の通りである:水着(サーフパンツやビキニのようなレジャー用水着は禁止)、スイミングキャップ(メッシュ地が望ましい)、ゴーグル、タオル※プールは水場のため、常に安全に留意し授業を行っている。そのため、指導者や仲間の話を聞かない、ふざける、ほかの学生に迷惑をかけるといった態度やふるまいをした場合、履修を取り消す場合もある。※視力が弱い受講生については、度付きのゴーグルや使い捨てのコンタクトレンズを着用することが望ましい。※これまでプールへの入水による肌の異常などを経験している学生は初回の授業で教員に申し出ること。4.準備学習(予習・復習等)の内容特に必要としない。5.教科書使用しない。6.参考書使用しない。7.成績評価の方法評価を受けるためには3分の2以上の出席が必要。平常点(70%)、技術習得点(15%)、授業への参加態度(15%)から総合的に評価する。見学者には授業時間内に課題を出す。8.その他 特になし。

和泉

選択スポーツ実習(バスケットボール) 佐伯 徹郎

1単位 春学期2年次

1.授業の概要・到達目標 バスケットボールに求められる個人の体力と技能、チームプレーおよびチームマネージメントのそれぞれの水準で向上するための方法を工夫し、実践する。これを通じて、今後、余暇活動や体力の維持向上のために生涯にわたってバスケットボールに親しみ続ける基盤をつくることを目標とする。

2.授業内容第1回:イントロダクション、体力とスポーツスキル第2回:基礎練習<1>個人技能、ミニゲーム第3回:基礎練習<2>個人技能、ミニゲーム第4回:基礎練習<3>チームプレー、ゲーム第5回:基礎練習<4>チームプレー、ゲーム第6回:基礎練習<5>チームプレー�、ゲーム第7回:基礎練習<6>ゲーム実践第8回:リーグ戦<1>第9回:リーグ戦<2>第10回:リーグ戦<3>第11回:リーグ戦<4>第12回:リーグ戦<5>第13回:リーグ戦<6>第14回:まとめ

3.履修上の注意・受講にあたっては当該年度の健康診断を必ず受診して下さい。・室内シューズ、運動に適した服装で参加して下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 日常の健康管理、自主トレーニング、観戦、情報収集など。

5.教科書 特に指定はありません。必要な資料は授業中に配布します。

6.参考書 特に指定はありません。

7.成績評価の方法 平常点60%、チーム運営に対する貢献度20%、授業への意欲20%を総合して評価する。

8.その他 上手、下手は関係ありませんが、自らの創意工夫と、仲間と協力することで、個人とチームの上達も目指して、楽しく積極的に取り組むことを期待します。

和泉

科目ナンバー:(CO)HES243J 科目ナンバー:(CO)HES243J

05保健体育125-132_商学2_2020.indd 128 2020/03/15 15:31:07

Page 129: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 128 ― ― 129 ―

選択スポーツ実習(サッカー) 佐伯 徹郎

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標 サッカーに求められる個人の体力と技能、チームプレーおよびチームマネージメントのそれぞれの水準で向上するための方法を工夫し、実践する。これを通じて、今後、余暇活動や体力の維持向上のために生涯にわたってサッカーに親しみ続ける基盤をつくることを目標とする。

2.授業内容第1回:イントロダクション、体力とスポーツスキル第2回:基礎練習―基本技術第3回:基礎練習―ボールコントロール<1>第4回:基礎練習―ボールコントロール<2>第5回:基礎練習―ミニゲーム第6回:基礎練習―ミニゲーム第7回:応用練習―ゲーム実践<1>第8回:応用練習―ゲーム実践<2>第9回:リーグ戦への実践練習第10回:リーグ戦<1>第11回:リーグ戦<2>第12回:リーグ戦<3>第13回:リーグ戦<4>第14回:まとめ

3.履修上の注意・受講にあたっては当該年度の健康診断を必ず受診して下さい。・運動に適した服装、シューズで参加して下さい。・雨天時は室内シューズを用意して下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 日常の健康管理、自主トレーニング、観戦、情報収集など。

5.教科書 特に指定はありません。必要な資料は授業中に配布します。

6.参考書 特に指定はありません。

7.成績評価の方法 平常点60%、チーム運営に対する貢献度20%、授業への意欲20%を総合して評価する。

8.その他 上手、下手は関係ありませんが、自らの創意工夫と、仲間と協力することで、個人とチームの上達も目指して、楽しく積極的に取り組むことを期待します。

和泉

選択スポーツ実習(オルタナティブスポーツ) 澤井 和彦

1単位 秋学期2年次

1.授業の概要・到達目標本実習では、まず、「ボッチャ」や「シッティングバレーボール」「ブラインドサッカー」「ゴールボール」「風船バレーボール」といった、健常者と障がい者が一緒にプレイできる「オルタナティブ・スポーツ」や「ユニバーサル・スポーツ」を体験します。そもうえで、「車いすをつかったスポーツ」や「目隠しをして行うスポーツ」など、多様な身体能力をもつ人々がともにプレイできるスポーツをつくる「スポーツハッカソン」を行います。こうして多様な人々を包摂するスポーツのデザインと意味について考え、単なる「スポーツの消費者」でなく、スポーツの新しい価値を産み出す「生産者」「開発者」としてのスポーツへのかかわり方について理解を深めてもらうことを目的としてます。2.授業内容1.�a:イントロダクション b:講義「プロダクトとして

のスポーツ」2.ボッチャ3.シッティングバレーボール4.ブラインドサッカー(1)5.ブラインドサッカー(2)6.ゴールボール7.風船バレーボール8.講義「スポーツ共創とは何か」9.�スポーツハッカソン(1)「車いすを使ったスポーツ

を考える」10.�スポーツハッカソン(2)「車いすを使ったスポー

ツを考える」11.�スポーツハッカソン(3)「目隠しをして行うスポー

ツを考える」12.�スポーツハッカソン(4)「目隠しをして行うスポー

ツを考える」13.�スポーツハッカソン(5)「できたスポーツをみん

なでやってみる」14.まとめ3.履修上の注意 スポーツを「する」ではなく「支える」に焦点を当てた実習です。実習では水分摂取や競技の安全性への配慮にご協力をお願いします。当該年度の健康診断は必ず受診してください。 また出欠管理やレポート提出に「Oh-o!�Meiji」を活用しますので、スマホは必ず充電してお持ちください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 Oh-o!�Meijiにアップする資料・レジュメには目を通しておいてください。 授業内で紹介した超人スポーツやゆるスポーツ、未来の運動会などのイベントに、機会があったらぜひ参加してみてください。5.教科書適宜オンラインで提供します。6.参考書適宜オンラインで提供します。7.成績評価の方法平常点60%、授業への意欲20%、授業内レポート20%(試験や授業外の課題はありません。またスポーツの上手下手はまったく関係なく、授業への取り組み、意欲を評価します)8.その他研究的な内容の授業ですので受講生の皆さんが積極的に参加していただくと大学ならではの楽しい授業になると思います。

和泉

科目ナンバー:(CO)HES243J 科目ナンバー:(CO)HES243J

05保健体育125-132_商学2_2020.indd 129 2020/03/15 15:31:07

Page 130: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 131 ―― 130 ―

選択集中スポーツ実習(ゴルフ) 1単位 春学期集中2~4年次

1.授業の概要・到達目標 折角授業でゴルフを習ったのだからゴルフ場でプレーをしてみたい。そんな学生のための集中授業です。ゴルフはターゲットスポーツです。小さなホールに向かってボールを正確に運んでいく技術が要求されます。ドライバーからパターまで多くのクラブを使用してショットをします。それらクラブでの飛距離と方向性の技術習得を目指します。紳士のスポーツと言われるゴルフの実施には、技術やルール以外に服装やマナー、ラウンドの方法など学ばなくてはならない事柄が沢山あります。ラウンドレッスンや夜のミーティングを利用して、出来るだけ多くの知識を提供したいと考えています。生涯スポーツとしてゴルフを考えている学生は是非受講してください。概要: 1.期間 2020年9月8日(火)~10(木) 2泊3日 2.場所 ダイナミックゴルフ茂原 3.対象 以下の条件を満たしている学生  (1) 第1・2セメスターでゴルフ授業を受講し単位を取得した者  (2) 第3セメスターでゴルフを受講する者  (3) すでにゴルフのラウンド経験がある者 4.定員 28名 5.受講料 1500円予定(保険料など) 6.参加費用 30000円程度(交通費、宿泊費、ゴルフ施設利用料)。

2.授業内容 3日間ともダイナミックゴルフ茂原の施設を使用して実習を行います。1日目:�9時集合・開講式の後10時より実習開始。午前中は練習打席にて各クラブでのショット練習。午後は各種ショッ

ト練習(コントロールショット、パッティング、バンカーショットなど)とショートコースを使ってラウンド方法の体験。

2日目:�まず各自が練習打席にてショットの練習。午前中にショートコース9ホールのラウンドレッスン。午後はパッティンブグリーンやアプローチ場を使っての各種ショット練習。ショートコース9ホールのラウンド。

3日目:�各自ショット練習。11時よりショートコース18ホールの正式ラウンド。ホールアウト後にスコアカード提出。4時半頃解散予定

3.履修上の注意1.�生涯スポーツ演習<ゴルフ>は、和泉の選択体育実技の学部間相互乗り入れ科目として実施します。商学部の他

に7学部(法、政経、文、経営、情コミ、国日、総合数理)の学生が履修可能です。応募多数の場合は抽選となります。

2.7月上旬にガイダンスを兼ねた事前授業を行いますので、履修学生は必ず出席して下さい。3.この授業は特別な理由がない限りキャンセルできません。4.�4月の学習指導時に実施される学内の健康診断を必ず受診しておいて下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前授業に配布された資料をよく読んでおくこと。

5.教科書 特にテキストは用いず、必要な資料等は事前授業時に配布します。

6.参考書 特に参考書は用いず、必要な資料等は事前授業時に配布します。

7.成績評価の方法 事前ガイダンスへの参加(10%)、実習への参加(60%)、技術の上達度(15%)団体行動状況(15%)から総合評価します。

8.その他

川口 啓太その他

科目ナンバー:(CO)HES243J

05保健体育125-132_商学2_2020.indd 130 2020/03/15 15:31:07

Page 131: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 131 ―― 130 ―

スポーツと健康 桑森 真介

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、スポーツと健康に関する基礎知識を身につけるとともに、これら両者の関係について理解を深めることをねらいとする。実際の講義の中では、生活習慣病の予防や改善に身体運動が有効であるかどうかについて焦点をあわせすすめていく予定である。

[到達目標]1.科学的な視点から身体運動を説明することができる。2.健康の概念や指標について説明することができる。3.�身体運動と健康の関係について、科学的データを

基に説明することができる。2.授業内容1週目:�スポーツ活動の基礎I…骨格筋の構造と機能、

筋収縮のためのエネルギー2週目:�スポーツ活動の基礎II…運動強度の表し方、

運動強度とエネルギー代謝3週目:�スポーツ活動の基礎III…体力の定義と構成、

身体運動と体力4週目:�健康の考え方…消極的な考え方からより積極

的な考え方への変化5週目:健康の指標…集団の場合と個人の場合6週目:成人病、生活習慣病、運動不足症7、8、9週目:�各種生活習慣病の発生メカニズムと

その危険因子10、11、12週目:�各種生活習慣病に及ぼす身体運動の

効果13週目:運動処方の実際14週目:�身体運動のメリットとデメリット、授業評価

アンケート3.履修上の注意 授業時に配布するプリントは、所々空白になっている箇所を設けてあるので、授業中にスクリーンに提示されるスライドを見て、空白部分に書き込み、資料として保管しておくこと。 また、授業では、ほぼ毎回ICT機器(クリッカー)を貸し出し、学生との双方向授業(クイズ形式)をめざす。4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業の前に、Oh-o!�Meiji上で開示される資料に予め目を通し、次の授業の大筋を捉えておくこと。5.教科書 特に指定しない。6.参考書 参考書は必ずしも購入する必要はない。 「保健体育学概論」、保健体育学研究会編、技術書院 「新版 運動処方-理論と実際-」、池上晴夫、朝倉書店7.成績評価の方法 成績は、期末試験の結果(100%)から判定する。 受講生が、到達目標1を達成できたかどうかを判定するために、授業のスポーツ活動の基礎Ⅰ~Ⅲで取りあげた内容の中から1問出題する(25%)。到達目標2についての達成度をみるために、授業中に健康について取りあげた内容から1問出題する(25%)。到達目標3に関しては、授業で取り上げた中から2問出題する(50%)。8.その他

和泉

スポーツとグローバリゼーション 澤井 和彦

2単位 秋学期1・2年次1.授業の概要・到達目標グローバリゼーションとは、人や資本・モノが旧来の国民国家や地域などの境界を越えて、各国の社会や、文化、産業、経済市場の変容や統合など、さまざまな影響を与える現象を指す。本講義では、こうしたグローバリゼーションととくにスポーツに関わるさまざまな事象を取り上げ、その構造を理論的に分析する。このとき、グローバリゼーションの問題だけではなく、グローバリゼーションの視点からみた日本におけるさまざまなスポーツの問題が浮かび上がってくる。

到達目標1.�制度経済学による制度論に基づいてグローバリゼーションによるスポーツへ

の影響、とくにインフォーマル・ルールの執行のメカニズムがどのような影響を受け、機能不全に陥るのか、またそれに対する対応について考える

・ドーピングはなぜなくならないのか・アイスホッケーにおける乱闘はなぜなくなりつつあるのか・なぜサッカー選手は審判に文句を言い、ラグビー選手は黙って従うのか

2.「グローバリゼーション」の定義と歴史を理解する

3.�スポーツのグローバリゼーションの歴史とプロセスについて、以下のポイントを押さえて理解する

・文化帝国主義か文化複合か・日本の「野球」とアメリカの「ベースボール」の違いはなぜ生じたのか・サッカーは英国人のものか、ブラジル人のものか

4.�グローバリゼーションは競技団体の経営にどのような影響を与えているのか・柔道の近代化からグローバリゼーションへ(なぜ柔道にカラー道着が導入されたのか?)・オリンピックコミュニティ vsエクストリームスポーツ

5.�グローバルな社会問題においてスポーツがどのように問題になっているのか、またどのように役立てることができるのかを考える

・ナイキと児童労働の問題から考える・スポーツと国際協力の実態を理解し、その課題について考える

2.授業内容1.�イントロダクションと制度経済学による制度論(フォーマル・ルールとイン

フォーマル・ルール、執行のメカニズムなど)2.�制度経済学によるスポーツ制度(スポーツ固有法、スポーツ制度における執

行のメカニズムの特徴)3.ドーピングとグローバリゼーション(1)ドーピングの歴史と課題4.ドーピングとグローバリゼーション(2)ドーピングはなぜいけないのか?5.�アイスホッケーの乱闘とグローバリゼーション(1)アイスホッケーにおけ

る制度化された暴力6.�アイスホッケーの乱闘とグローバリゼーション(2)アイスホッケーの乱闘

はなぜなくなりつつあるのか?7.�近代スポーツのグローバリゼーション(1)グローバリゼーションと近代ス

ポーツの伝播 なぜサッカー選手は審判に文句を言い、ラグビー選手は黙って従うのか

8.�近代スポーツのグローバリゼーション(2)ベースボールと野球の違いはなぜ生じたのか?

9.近代スポーツのグローバリゼーション(3)文化帝国主義か文化複合か10.�グローバリゼーションとオリンピック(1)なぜ柔道でカラー道着が導入さ

れたのか?11.�グローバリゼーションとオリンピック(2)IOCの帝国主義 オリンピック

コミュニティ vsスノーボーダーのコミュニティ12.�スポーツと国際協力(1)ナイキと児童労働 グローバルな社会問題として

のスポーツ13.スポーツと国際協力(2)スポーツによる社会課題の解決?14.試験

3.履修上の注意講義中の私語は他の方の講義を受ける権利を侵害する行為であり、厳しく対処しています。ひどい場合には退出していただく場合があります。水分摂取は重要ですので本講義ではペットボトルの持ち込みを認めています。必要に応じてこまめに水分摂取しましょう。ただし講義中の食事はご遠慮ください。本学には「公欠制度」はありません。よほどの事情あって出席日数が厳しい(半分程度)場合にはその理由をご連絡いただくことは認めますが、たとえば部活などで1,2回休む程度であれば逐一「出席届」を提出する必要はありません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容指定された教科書、オンラインで配布されたテキスト、資料にあらかじめ目を通しておいてください。体罰やハラスメント、不正などスポーツのさまざまな問題について日常的に情報収集し、本講義の理論を用いて分析してみてください。可能な限り実際にスポーツ観戦し、講義の内容を踏まええてスポーツを観察してみてください。

5.教科書随時オンラインで提供します。

6.参考書随時オンラインでご紹介します。

7.成績評価の方法授業レポート 20%到達度評価試験 80%

8.その他一部、研究上の進展があった場合、もしくはタイムリーな話題に内容を変更する場合があります。また、公用もしくは研究のためにやむをえず休講したばあいも講義内容を変更する場合があります。御了承のほどよろしくお願いいたします。

和泉

科目ナンバー:(CO)HES191J 科目ナンバー:(CO)HES121J

05保健体育125-132_商学2_2020.indd 131 2020/03/15 15:31:07

Page 132: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

05保健体育125-132_商学2_2020.indd 132 2020/03/15 15:31:07

Page 133: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

66.基本科目

  

06基本133-152_商学2_2020.indd 133 2020/03/15 15:45:25

Page 134: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 135 ―

06基本133-152_商学2_2020.indd 134 2020/03/15 15:45:25

Page 135: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 135 ―

ミクロ経済学 千田 亮吉

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 異なる経済体制における市場メカニズムの位置づけなどについて概説を行った後に、個々の消費者、生産者の行動や市場における価格の決定に焦点を当てて解説する。 初めて経済学を学ぶ履修者に、ミクロ経済学の基本的な考え方を理解してもらうことを目的とする。特に、市場メカニズムの効率性とその限界について論じる。

2.授業内容第1回:�経済学が扱う問題と市場メカ二ズムによる解

決第2回:制約条件付き最適化問題という考え方第3回:�消費者の満足度の表し方、消費者が直面する

制約条件第4回:�所得の変化、価格の変化に対する反応、需要

関数の導出第5回:�生産関数、固定生産要素、可変生産要素、費

用最小化第6回:費用関数、利潤最大化条件、供給関数の導出第7回:長期供給関数の導出第8回:消費者余剰、生産者余剰第9回:�一般均衡モデルにおける市場メカニズムの効

率性第10回:独占による社会的損失第11回:さまざまな不完全競争市場第12回:外部経済・外部不経済の存在第13回:公共財の性質、公共財の最適な供給第14回:情報の非対称性が引き起こす問題・まとめ

3.履修上の注意 数式を使用することがあるが、数学について特別な準備は必要ない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に、Oh-o!�Meiji�から配布資料をダウンロードして目を通しておくこと。また、復習として、授業中に与えられた演習問題等を解くこと。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書『ミクロ経済学の力』神取道宏 (日本評論社) 2014年

7.成績評価の方法 レポート(20%) 期末試験(80%)

8.その他

和泉

マクロ経済学 千田 亮吉

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 一国全体の経済のとらえ方を説明した後に、前半は主として短期的な景気循環の問題、後半は長期的な経済成長の問題を扱う。また、短期および長期における政策の役割を議論する。 初めて経済学を学ぶ履修者に、マクロ経済学の基本的な考え方を理解してもらうことを目的とする。特に、マクロ経済の観察方法、主要経済変数の短期的な変動と長期的な成長のメカニズムを理解し、簡単なマクロ経済モデルに基づいて政策の議論が行える知識を身につける。

2.授業内容第1回:マクロ経済の観察(1)第2回:マクロ経済の観察(2)第3回:金融市場と中央銀行の役割第4回:財政の機能と政府の役割第5回:国内総生産と利子率の決定(1)第6回:国内総生産と利子率の決定(2)第7回:総需要・総供給と物価の決定(1)第8回:総需要・総供給と物価の決定(2)第9回:開放経済と為替レートの決定第10回:長期の経済成長(1)第11回:長期の経済成長(2)第12回:少子高齢化とマクロ経済(1)第13回:少子高齢化とマクロ経済(2)第14回:マクロ経済学の課題

3.履修上の注意 数式を使用することがあるが、数学について特別な準備は必要ない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に、Oh-o!�Meiji�から配布資料をダウンロードして目を通しておくこと。また、復習として、授業中に与えられた演習問題等を解くこと。

5.教科書 特に指定しない。

6.参考書 斎藤誠・岩本康志・太田聡一・柴田章久『マクロ経済学』有斐閣、2010年

7.成績評価の方法 レポート(20%) 期末試験(80%)

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)ECN211J 科目ナンバー:(CO)ECN211J

06基本133-152_商学2_2020.indd 135 2020/03/15 15:45:25

Page 136: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 136 ― ― 137 ―

ミクロ経済学 楠本 眞司

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 2年生以上の履修者を対象に、マクロ経済学の基礎項目を振り返り、応用力を身に付ける。中谷巌著『入門マクロ経済学 第4版』日本評論者刊の内容を中心に、経済現象に対する論理的な思考力・問題定義力を育成する。また、各種の設問に対しグラフを用いて第3者に説明できるようになることを目標とする。 本講義では「マクロ経済学の応用」として、経済全体の生産量や雇用、物価などがどのように決定されるのか、政府による政策が景気や金利にどのような効果をもたらすのか、また国際社会の中で生きていく日本の経済問題などの諸項目について考えていきます。新聞やニュースでよく聞く言葉や経済問題、政府政策の影響など、現実の経済と対比した理解を目的とします。

2.授業内容第1回:講義全体の説明(イントロダクション)。第2回:生産物市場と国内総生産(GDP)。第3回:GDPの概念とその決定理論。第4回:財政政策と日本の財政の仕組み。第5回:雇用量の決定と労働市場。第6回:日本の労働市場の現状と問題。第7回:資本市場の仕組み。第8回:債券価格と利子率の関係。第9回:貨幣の需要とマネーサプライ。第10回:利子率の決定と変動要因。第11回:金融政策と金融システム。第12回:IS-LM分析。第13回:IS-LM分析を用いた日本経済の現状分析。第14回:�為替レート、IS-LM―BPモデルと変動相場制下の

経済政策の効果

3.履修上の注意 1年生でも履修は可能であるが、基本的には2年生以上の履修者が対象となる。受講生は、1年次に「経済学A」でミクロ経済学の基礎を習得しているという前提で講義・演習を進めていきます。法則そのもの・理論や計算式そのものの解説は行わず、それらの理論的背景や、応用論等の説明、及び若干発展的な演習問題が中心となります。4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に使用したパワーポイントスライドおよび演習問題をしっかり復習してください。5.教科書

テキストは使用しない。授業用パワーポイントスライド・演習問題が中心となります。

6.参考書 中谷巌著『入門マクロ経済学第4版』日本評論社刊 伊藤元重著『マクロ経済学』日本評論社刊 楠本眞司著『日本経済の三〇年』青山ライフ出版社刊

7.成績評価の方法 平常点20%及び期末試験(筆記)80%の得点で評価します。

8.その他

和泉

マクロ経済学 楠本 眞司

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 1年次に履修した「経済学A」の内容を振り返りつつ、ミクロ経済学の基礎的な考え方を改めて考察し、出題される設問に対して、“グラフを描いて、第3者に説明できる”ことを到達目標とする。西村和雄著『ミクロ経済学入門 第2版』岩波書店刊 の内容を中心に、ミクロ経済学の基本項目の応用、経済現象に対する論理的な分析力を育成する。 市場経済における個々人の合理的な経済行動を体系化した理論である「ミクロ経済学」の諸法則の背景にある思想とその理論の再考し、さらに個々人の合理的な経済行動がいかに社会の経済秩序を形成し、優れた経済秩序および経済効率がどのようにして達成されていくのか、その経済秩序を改めて考えよう。また、市場と価格・家計の理論・企業の理論・所得分配などの各理論について、自分の言葉でミクロ経済学の諸理論を表現してみよう。2.授業内容第1回:�イントロダクション。「市場と価格」<1>ミクロ

的経済循環第2回:「市場と価格」<2>市場機構(価格メカニズム)第3回:�「需要と供給の基礎理論」<1>部分均衡分析と一

般均衡分析。<2>需給均衡と均衡の安定性。第4回:�「需要と供給の基礎理論」<3>市場の諸形態。<4

>需給曲線の形状と価格弾力性。<5>余剰。第5回:「家計の理論」<1>効用関数。<2>消費所均衡。第6回:�「家計の理論」<3>消費財の需要曲線。<4>労働

の供給曲線と貯蓄の決定。第7回:�「企業行動の理論」<1>生産関数。<2>技術選択。

<3>短期の費用曲線と供給曲線。第8回:�「企業行動の理論」<4>長期の供給曲線と産業の

均衡。<5>生産要素の需要第9回:�「完全競争市場と経済効率」<1>パレート最適と

完全競争。<2>社会的厚生関数。第10回:�「所得分配」<1>階層的所得分配。<2>所得分布

の不平等度の測定。第11回:「所得分配」<3>機能的所得分配。第12回:私的財と公共財。第13回:春学期授業のまとめと演習…その1第14回:春学期授業のまとめと演習…その2

3.履修上の注意 1年生でも履修は可能であるが、基本的には2年生以上の履修者が対象となる。受講生は、1年次に「経済学A」でミクロ経済学の基礎を習得しているという前提で講義・演習を進めていきます。法則そのもの・理論や計算式そのものの解説は行わず、それらの理論的背景や、応用論等の説明、及び若干発展的な演習問題が中心となります。4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業の板書ノートと授業中に配布・解説したプリントの内容をしっかり復習してください。

5.教科書テキストは用いない。おもにパワーポイント授業スライ

ドとパワーポイント演習を使用します。6.参考書

 西村和雄著『ミクロ経済学入門 第2版』岩波書店刊。 伊藤元重著『ミクロ経済学 第2版』日本評論者刊

7.成績評価の方法 平常点20%及び期末試験(筆記)80%の得点で評価します。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)ECN211J 科目ナンバー:(CO)ECN211J

06基本133-152_商学2_2020.indd 136 2020/03/15 15:45:25

Page 137: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 136 ― ― 137 ―

理論経済学A 相沢 幸悦

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 2017年1月に、二大政党の一角共和党の党員でありながら、移民・難民の排斥、保護主義、アメリカ・ファーストなどの極右的主張を唱えるトランプ氏がアメリカ大統領に就任しました。 ヨーロッパでも、ユーロやEUからの離脱、移民・難民の排斥、自国中心主義を唱える極右勢力が急激に台頭してきています。 これは、成立以来200年以上経過している資本主義の構造が、大転換してきていることによるものであると考えられます。 本講義では、資本主義の現段階において、米トランプ政権を含めて極右勢力が、どのような主張をおこなって、台頭してきたのかということについてあきらかにします。

2.授業内容第1回:講義の概要-極右勢力台頭の背景第2回:資本主義の現段階をどうみるか第3回:近代市民社会と国家第4回:資本主義の政治的・経済的平等第5回:資本主義の成長の停止第6回:アダム・スミスの経済人第7回:ミルの定常状態第8回:アメリカは定常型社会か第9回:ヨーロッパは定常型社会か第10回:日本の一億中流社会第11回:経済構造改革の蹉跌第12回:なぜ日本で極右勢力が台頭しない第13回:定常型社会への移行の条件第14回:みずからすすんで定常型社会へ3.履修上の注意 現実の欧米の政治・経済の動き、現実の資本主義の問題点を理論的に解明することに主眼をおくので、よく新聞を読んでください。4.準備学習(予習・復習等)の内容 現実の政治・経済を取り上げますので、予習と復習はしっかりとおこなってください。5.教科書 相沢幸悦「定常型社会の経済学」ミネルヴァ書房、2020年6.参考書 適宜、紹介します。7.成績評価の方法 適宜おこなう小テスト(20%)と学期末試験(80%)などによって総合的に判断します。8.その他 これからの世界経済と日本経済をどうしたらいいかを真剣に考える学生の聴講を望みます。

和泉

理論経済学B 相沢 幸悦

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 アメリカでトランプ政権が誕生し、ヨーロッパで極右勢力が急激に台頭してきていますが、欧米では、宗教・民族・人種・肌の色などによる差別が激しさを増しています。これは、自由・平等・民主主義、人権の尊重と多様性の容認という近代市民社会の大原則を根本から否定するものです。 極右勢力の主張は、宗教・民族・人種・肌の色はどうであれ、企業収益の拡大に貢献する人が求められる資本主義のシステムの原則に反するものです。 冷戦終結を契機にグローバル化が進展することで貧富の格差が著しく拡大し、政治的平等のもとでは、資本家が国家を支配できなくなりつつあります。そのため、資本家と労働者の対立を、自国民と移民・難民との対決に転化させました。これは、資本主義の新たな延命策ということができるでしょう。 そこで、本講義では、ひとつは、自由・平等・民主主義、人権の尊重と多様性の容認という近代市民社会の大原則を明らかにした上で、アメリカとドイツの経済類型について考察します。 もうひとつは、欧米における昨今の極右勢力の台頭を詳細にみて、差し迫る資本主義経済の大崩壊という考え方について提示します。

2.授業内容第1回:現代の政治・経済をどう見るか第2回:近代市民社会と社会契約論第3回:アメリカ型資本主義の生成第4回:アメリカの市場原理主義第5回:ドイツ産業革命と重化学工業化第6回:ドイツの社会的市場経済原理第7回:アメリカのトランプ政権の誕生第8回:ヨーロッパでの極右勢力の台頭第9回:フランスの大統領選挙第10回:ドイツの総選挙第11回:資本による成長メカニズム第12回:経済メカニズムと成長の停止第13回:超低金利と低いインフレ率第14回:差し迫る大崩壊の可能性は3.履修上の注意 現状の政治・経済の動き、現実の資本主義の問題点を理論的に解明しますので、新聞をよく読んでください。4.準備学習(予習・復習等)の内容 教科書をよく読み、わからないことは授業中に質問してください。5.教科書 相沢幸悦「定常型社会の経済学」ミネルヴァ書房、2020年6.参考書 適宜、紹介します。7.成績評価の方法 適宜おこなう小テスト(20%)と学期末試験(80%)などによって総合的に判断します。8.その他 これからの世界経済と日本経済をどうしたらいいかを真剣に考える学生の聴講を望みます。

和泉

科目ナンバー:(CO)ECN211J 科目ナンバー:(CO)ECN211J

06基本133-152_商学2_2020.indd 137 2020/03/15 15:45:25

Page 138: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 138 ― ― 139 ―

欧米経済史 横井 勝彦

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では、次の4つのテーマ(研究=論争テーマ)を扱う。 1、西ヨーロッパ工業化の前提としての19世紀産業革命の実像、2、欧米における経済発展と文化・教育(特に大学)との関係、3、アメリカで誕生した大量生産システムの特徴と限界、4、西ヨーロッパ型経済発展モデルの特徴と限界。 近現代の西洋経済史の主要な研究テーマについて、以上4つの視点から概説的に紹介し、現代世界が抱える社会・経済・文化に関わる諸問題の本質を歴史的な側面から検討していく。その上で、欧米型の経済成長モデルや西洋中心史観の意義と限界について考える。

2.授業内容<1、産業革命再考>第1回:a.�イントロダクション(経済史研究の対象と方法)第2回:経済発展段階論とポスト経済成長論第3回:近代世界システム論における「中核」と「周辺」第4回:�イギリス例外構造論(産業革命不在論)と軍産複

合体<2、経済と文化・教育>第5回:�ジェントルマン資本主義論と20世紀国際秩序の形

成第6回:経済成長至上主義と反産業主義文化第7回:産業主義をめぐる日英比較第8回:�近代社会におけるエリート(ビデオ「パブリック・

スクール」)<3、大量生産の終焉>第9回:フォード自動車とアメリカ式生産方式第10回:脱大量生産と手工業的熟練(「柔軟な専業化�」)第11回:日本的モノづくり論<4、脱西洋中心史観>第12回:日英関係史(明治維新〜第二次大戦)第13回:日本の近代化とアジアの近代化第14回:比較経済史研究の可能性について(まとめ)※授業内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意教科書は使用しないので、授業には毎回出席して、講義ノートを作成することが不可欠である。毎回、講義終了後には質問を受け付ける。欧米経済史とアジア経済史を連続して履修することが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業ではパワーポイントを使用する。毎回の講義の概要と関連資料は、Oh-o!�Meijiシステムで前日までに掲載するので、必ず事前にプリントして参照し、そこで提示されている問題についての自分の考えをまとめておくこと。講義ノートはそれらを踏まえて作成する方法をすすめる。

5.教科書特に使用しない。

6.参考書横井勝彦編『日英経済史』(日本経済評論社)

7.成績評価の方法定期試験(70%)、授業への参加貢献度(30%)より総合的に評価する。

8.その他特にない。

和泉

アジア経済史 横井 勝彦

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では、次の3つのテーマ(現代世界経済の最新局面)を経済史の視点から扱う。 1、インド・中国のアフリカ進出 2、中国の経済成長の意義と課題 3、インドの脱植民地化と経済成長 21世紀の世界経済において、アジア諸国の影響力は急速に大きくなってきている。とりわけ、インド・中国の経済発展の果たす役割はきわめて大きい。この授業では、春学期の「欧米経済史」の内容を踏まえて、インドと中国の歴史に注目し、アジア型の経済成長モデルのあり方や可能性について検討する。

2.授業内容第1回:a.イントロダクション(経済史研究の対象と方法)<1、アフリカ:「侵略者」の交替>第2回:�18世紀の奴隷貿易(大西洋三角貿易)と今日の人

種問題第3回:�帝国主義諸列強によるアフリカ分割と今日の貧困

問題第4回:�インド・中国の経済膨張と今日のアフリカ資源開

発<2、中国:「世界の工場」の交替>第5回:中国半植民地化の歴史的起点としてのアヘン戦争第6回:�日本の工業化と中国の脱工業化における技術移転

の意味第7回:改革開放路線の下での急速な工業化と外国企業第8回:�中国における大学と産業の関係(IT産業と産官学

連携)第9回:中国の経済発展と諸課題(環境問題と格差問題)<3、インド:「エリート」の交替>第10回:�イギリス自由貿易政策とインド植民地鉄道の残し

たもの第11回:�インド民族資本(タタ財閥)による自立的工業化

への挑戦第12回:�インドにおける軍事都市のハイテク産業都市への

転換第13回:インド自動車産業の発展と新中間層の形成第14回:�新興アジア諸国における産官学連携の可能性につ

いて(まとめ)※授業内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意教科書は使用しないので、授業には毎回出席して、講義ノートを作成することが不可欠である。毎回、講義終了後には質問を受け付ける。欧米経済史との連続履修が望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業ではパワーポイントを使用する。毎回の授業の概要と関連資料は、Oh-o!�Meijiシステムで前日までに掲載するので、必ず事前にプリントして参照し、そこで提示されている問題について自分の考えをまとめておくこと。それらを踏まえて講義ノートを作成することをすすめる。

5.教科書特に使用しない。

6.参考書杉山伸也『グローバル経済史入門』(岩波新書)

7.成績評価の方法定期試験(70%)、授業への参加貢献度(30%)より総合的に評価する。

8.その他特にない。

和泉

科目ナンバー:(CO)ECN281J 科目ナンバー:(CO)ECN281J

06基本133-152_商学2_2020.indd 138 2020/03/15 15:45:25

Page 139: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 138 ― ― 139 ―

商業総論A 庄司 真人

2単位 春学期1・2年次1.授業の概要・到達目標≪授業の到達目標とテーマ≫ 本科目は、商学部の基本科目として位置づけられる。本科目では商業や流通、マーケティング現象への関心を持うことと、これらを説明するための基本的概念の習得を到達目標とする。特に、この講義はビジネス分野の初学者を対象にしていることから、周囲にある現象と経済分野の専門誌を読み理解できるための知識を持つことが求められる。≪授業の概要≫ この講義は、商業、流通およびマーケティングに関するマクロ的観点からの基礎知識をつかむことができるように専ら講義形式にて進められる。商業は売り手と買い手との間で発生する(有形な)商品および(無形な)サービスの交換を研究対象としている。商業総論Aでは、商業と流通に関わる全体的な観点から、商品、流通および商業政策等について取り上げるものである。 この講義では、専ら講義形式にて行われる。そのため、スライドによる講義が中心となるが、商業現象の理解を促すために、講義中の質疑やテキストを利用したレポート作成、さらには、ケースを利用したディスカッションによるアクティブラーニングを実施する。

2.授業内容第1回:商業総論の対象と狙い:現代商業とビジネスの関係第2回:�商業機関と制度的アプローチ:商業の登場人物(小売業、卸売

業、物流業、金融業、保険業など)第3回:商業の誕生と展開:流通史第4回:商品と交換:商品的アプローチ第5回:商業と商品第6回:商品と交換:機能的アプローチ第7回:商的流通第8回:物的流通第9回:情報流通第10回:商業とサービス業第11回:商業と流通第12回:流通政策第13回:商業の発展:国際商業第14回:まとめ

3.履修上の注意1 授業中は静かにすること2 授業中は講義に集中すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容<予習>・事前に与えられた資料(テキスト、配付資料)を読んでおくこと。課題に予習で調べるキーワードを記載しているので、テキストを参照してまとめること。<復習>・復習として提示する課題を問くこと。授業のまとめを作成し、課題に取り組むこと。

5.教科書井上崇通・村松潤一編『ベーシック流通論』同文舘出版、2015年。

6.参考書<商学・商業・流通関連>・林周二『現代の商学』有斐閣、1999年。・原田英生,�向山雅夫,�渡辺達朗『ベーシック流通と商業�:�現実から学ぶ理論と仕組み』(新版)有斐閣、2010年。・高嶋克義『現代商業学』(新版)有斐閣、2012年。・久保村隆祐〔編〕『商業通論』同文舘出版、2016年。・崔容熏、原頼利、東伸一『はじめての流通』有斐閣、2014年。<マーケティング関連>・徳永豊、D.マクラクラン、H.タムラ〔編〕『詳解マーケティング辞典』同文舘出版、1989年。・新津重幸・庄司真人〔編〕『マーケティング論』(改訂版)白桃書房、2017年。・井上崇通・村松潤一〔編〕『サービス・ドミナント・ロジック』同文舘出版、2010年。・ラッシュ・バーゴ〔著〕井上崇通〔監訳〕『サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用』同文舘出版、2016年。・原田保〔編〕『クリエイティブビジネス論』学文社、2017年。・庄司�真人〔監修〕『マーケティング2・3級�(ビジネス・キャリア®検定試験�過去問題集(解説付き)』2019年。

7.成績評価の方法試験 60%課題(授業の予習、復習) 40%

8.その他2019年度の授業改善アンケートで、課題の充実と授業内容、授業中の静粛さについて評価されたので、本年度も同様に授業を進める。

和泉

商業総論B 庄司 真人

2単位 秋学期1・2年次1.授業の概要・到達目標≪授業の到達目標とテーマ≫ 本科目は、マーケティングの基礎概念、特に商業活動の理解をするための基本的概念を理解していることを到達目標とする。この講義は、商学部の基礎科目であり、商学、商業を理解するための基本的な枠組みを提供するものである。さらにビジネス分野の初学者を対象にしていることから、周囲にある現象や経済分野の専門誌を読み理解できるための知識を持つことが求められる。≪授業の概要≫ この講義は、商業、流通およびマーケティングに関するミクロ的観点からの基礎知識に注目する。商業活動を行う企業として、小売業、卸売業および製造業の商業活動、マーケティング活動を理解するためのフレームワークや概念が説明される。また、サービス化の影響を踏まえた点についても説明するものである。商業総論Bでは、個別企業の観点が強調され、商業論およびマーケティング論、サービスマネジメントの観点から基礎科目としての知識の獲得を目指すことになる。この講義では、専ら講義形式にて行われる。そのため、スライドによる講義が中心となるが、商業現象や商業理論、マーケティング理論の理解を促すために、講義中の質疑やテキストを利用したレポート作成、さらには、ケースを利用したディスカッションによるアクティブラーニングを実施する。

2.授業内容第1回:商業総論Bの目的と商業機能・機関について第2回:小売機関(1):伝統的な小売業 百貨店、専門店第3回:小売機関(2):フランチャイズ、商業集積第4回:小売機関(3):インターネット小売と通信販売第5回:小売機関(4):小売機関の発展第6回:小売機関(5):プライベートブランド第7回:卸売機関(1):伝統的機関第8回:卸売機関(2):卸売業の分類第9回:製造業者と流通系列化第10回:商業機関の発展第11回:マーケティング入門(顧客志向)第12回:マーケティングプロセス第13回:マーケティングとサービス第14回:まとめ

3.履修上の注意1 授業中は静かにすること2 授業中は講義に集中すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容<予習>・事前に与えられた資料(テキスト、配付資料)を読んでおくこと。課題に予習で調べるキーワードを記載しているので、テキストを参照してまとめること。<復習>・復習として提示する課題を問くこと。授業のまとめを作成し、課題に取り組むこと。

5.教科書井上崇通・村松潤一編『ベーシック流通論』同文舘出版、2015年。

6.参考書<商学・商業・流通関連>・林周二『現代の商学』有斐閣、1999年。・原田英生,�向山雅夫,�渡辺達朗『ベーシック流通と商業�:�現実から学ぶ理論と仕組み』(新版)有斐閣、2010年。・高嶋克義『現代商業学』(新版)有斐閣、2012年。・久保村隆祐〔編〕『商業通論』同文舘出版、2016年。・崔容熏、原頼利、東伸一『はじめての流通』有斐閣、2014年。<マーケティング関連>・徳永豊、D.マクラクラン、H.タムラ〔編〕『詳解マーケティング辞典』同文舘出版、1989年。・新津重幸・庄司真人〔編〕『マーケティング論』(改訂版)白桃書房、2017年。・井上崇通・村松潤一〔編〕『サービス・ドミナント・ロジック』同文舘出版、2010年。・ラッシュ・バーゴ〔著〕井上崇通〔監訳〕『サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用』同文舘出版、2016年。・原田保〔編〕『クリエイティブビジネス論』学文社、2017年。・庄司�真人〔監修〕『マーケティング2・3級�(ビジネス・キャリア®検定試験�過去問題集(解説付き)』2019年。

7.成績評価の方法試験 60%課題(授業の予習、復習) 40%

8.その他2019年度の授業改善アンケートで、課題の充実と授業内容、授業中の静粛さについて評価されたので、本年度も同様に授業を進める。

和泉

科目ナンバー:(CO)CMM291J 科目ナンバー:(CO)CMM291J

06基本133-152_商学2_2020.indd 139 2020/03/15 15:45:25

Page 140: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 140 ― ― 141 ―

経営学総論A 風間 信隆

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標及びテーマ》 経営学は、利潤追求を基本的指導原理としながら、商品やサービスの生産・流通という経済活動を行う企業を研究対象として、その企業活動を戦略・管理・組織といった視角から多角的・立体的に理解しようとする学問である。この授業では、現代企業の行動を理解するうえでの基礎的検討を行います。

《授業の概要》 現代の企業経営では、単に営利性だけではなく社会性も同時に実現を求められております。すなわち、企業の社会的責任(CSR)の実践がその経済的責任と併せ追求されています。 経営学の歴史の中で生み出されてきた「ものづくり」の基本的考え方として、テイラーの科学的管理法やフォード・システムを学ぶとともに、その後、日本の自動車産業に生まれた「リーン生産システム」、さらに近年ではモジュール生産方式も世界的関心と議論を集めており、こうしたモノづくりの理論を学びます。さらには戦略、とくに事業ドメイン戦略とPPM、競争戦略論に検討を加え、こうした戦略に規定される組織やマネジメントに立ち入って考察を深めます。

2.授業内容第1回:�経営学への扉を開く:経営学とはいかなる学問か?第2回:企業と社会(1)第3回:�企業と社会(2)現代の営利原則と企業の社会的

責任(CSR)第4回:企業の不祥事の未然防止と企業倫理第5回:資本主義社会における企業の種類第6回:アメリカ的モノづくりとフォーデイズム第7回:リーン生産システム論と日本的モノづくり論第8回:�デジタル工業化社会とマス・カスタマイゼーショ

ン第9回:企業戦略と事業ドメイン戦略第10回:競争戦略と競争優位性第11回:イノベーションと新事業創造第12回:日本企業の国際競争力と組織・事業再編第13回:グローバリゼーションと企業経営の国際化第14回:春学期のまとめと討議

3.履修上の注意 講義は教科書の基本的考えに従いながら、Oh-o!�Meijiのシラバスにある資料を中心として行うことを考えております。授業の内容については教科書と授業資料を熟読し、事前に調べることが必要不可欠となります。授業時にはこれを持参することを要請します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業前に各自教科書の該当箇所とOh-o!�Meijiに掲載されている資料をよく読んで、分からない専門用語を辞典等で調べておくことが求められます。

5.教科書 風間信隆・松田健編著『実践に学ぶ経営学』(文眞堂刊)

6.参考書 必要に応じて授業時に適宜指示します。

7.成績評価の方法 定期試験期間中に行われる試験(持込み不可)(70%)とレポートによる判定(30%)により成績評価を行います。総合得点の60%以上を合格とします。

8.その他

和泉

経営学総論B 風間 信隆

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標及びテーマ》 現代の巨大企業は、株式会社として存在しています。この授業では株式会社の企業形態論的特徴を学ぶとともに、国際比較の視点からコーポレート・ガバナンス(企業統治)問題を学ぶことにより、現代企業の深い理解が可能となると考えています。とりわけ、株主一元的企業観に基づく株主価値志向型企業統治に代えて、多様な利害関係者の諸利害を顧慮する利害関係者志向型企業統治の有効性を論じます。

《授業の概要》 この授業では株式会社の企業形態論的特徴(①株式制度、②有限責任制、③会社機関)とコーポレート・ガバナンスを学びます。とくに日本とこれまで極めて類似してきたドイツ企業のコーポレート・ガバナンスの変化に力点を置いて考察します。また近年の日本企業の企業再編と組織再編を理解するために、企業合併と買収(M&A)、カンパニー制、持ち株会社についても検討を行います。

2.授業内容第1回:イントロダクション:企業と社会第2回:現代企業と企業形態第3回:企業形態の発展と株式会社第4回:会社法と株式会社第5回:株式会社の企業形態論的特質―株式制度―第6回:�株式会社の企業形態論的特質―専門経営者の登場

と経営者支配―第7回:株式会社の企業形態論的特質―会社機関第8回:企業統治の国際比較―日本―(1)第9回:企業統治の国際比較―日本―(2)第10回:企業統治の国際比較―米国―第11回:企業統治の国際比較―ドイツ―(1)第12回:企業統治の国際比較―ドイツ―(2)第13回:企業の合併・買収(M&A)と企業間提携第14回:秋学期のまとめと討議

3.履修上の注意 講義は、教科書をベースとして、Oh-o!�Meijiに掲載されている資料を使用しながら行います。教科書と授業資料に熟読して事前に調べておくことが必要不可欠となる。授業時にはこれを持参してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 各自教科書の該当箇所とOh-o!�Meijiに掲載されている資料を授業前によく読んで、分からない専門用語について辞典等で調べておくことが求められます。

5.教科書 風間信隆編著『よくわかるコーポレート・ガバナンス』ミネルヴァ書房刊。

6.参考書 ライナー・ツーゲヘア著『ライン型資本主義の将来-資本市場・共同決定・企業統治-』(文眞堂刊)

7.成績評価の方法 定期試験期間中に行われる試験(持込み不可)(70%)とレポートによる判定(30%)により成績評価を行います。総合得点の60%以上を合格とします。

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)MAN291J 科目ナンバー:(CO)MAN291J

06基本133-152_商学2_2020.indd 140 2020/03/15 15:45:25

Page 141: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 140 ― ― 141 ―

経営学総論A 水村 典弘

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標経営学総論Aは、商学部の学生を対象とした「経営学」の導入科目です。本講義では、経営の分野・領域で頻出する専門用語や考え方を網羅的に紹介しながら、ビジネス・企業・経営について広く学びます。経営学総論Aを受講することで、<1>経営の視点、<2>経営学の歴史と経営のマインド、<3>株式会社制度と現代の経営を理解するうえで必要な知識を身につけることができます。

2.授業内容第1回a:商学部で学ぶ「経営学」とは   b:経営学総論の学び方とは第2回:企業責任と経営者の役割責任第3回:ビジネスとプロフェッショナリズム第4回:現代の企業経営とプロ経営者第5回:経営学の視点(1)科学的管理法と人間関係論第6回:経営学の視点(2)組織とポートフォリオ経営第7回:経営学の視点(3)戦略のフレームワーク第8回:�経営学の視点(4)目標管理制度と人事評価

制度第9回:経営学の視点(5)経営指標と人事評価制度第10回:�株式会社と現代の経営(1)株式会社の成立

とIPO第11回:�株式会社と現代の経営(2)コーポレートファ

イナンス第12回:株式会社と現代の経営(3)製品市場戦略第13回:�株式会社と現代の経営(4)ステークホルダー

にとって良い経営とは?(KGI-KCF-KPI:Workshop)

第14回a:試験   b:講義全体のふりかえりと試験の正答解説

3.履修上の注意講義では、企業関連の事例(ケース)を交えて説明します。本講義を受講する方は、新聞・雑誌・ウェブ等で報じられるニュースや経済報道・企業報道に常にアンテナを張っておいてください。また、最近のインターンシップや就職活動の選考を視野に入れて、グループワークやプレゼンテーションなど、双方向的な講義(アクティブラーニング)も盛り込みます。講義での使用言語は日本語ですが、講義資料の一部には英語を含みます。なお、授業内容については、社会情勢の変化などに応じて、その一部を変更することがあります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習や復習で使用する資料は、Oh-o!�Meijiで配信します。講義補足資料(Readings)は随時Oh-o!�Meijiにアップするので、各自で読むようにしてください。5.教科書特に指定しません。6.参考書

7.成績評価の方法リアクションペーパー(40%)+期末試験の得点(60%)8.その他講義の内容等について質問がある場合には、講義の前後の時間帯に必ず質問するようにして下さい。

和泉

経営学総論B 水村 典弘

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標経営学総論Aで得た知識を基盤として、企業のグローバル化やそれに伴う経営課題について具体的かつ発展的に学びます。講義の後半では、SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・ガバナンス)の評価指標等について具体的な事例を踏まえて学びます。経営学総論Bを受講すれば、<1>企業活動のグローバル化に伴う課題とその解決策(ソリューション)、<2>経営の視点と企業人としてのレンズ(経済・法令・倫理)の輪郭が明らかになるはずです。

2.授業内容第1回a:商学部で学ぶ「経営学」とその発展的な学習   b:経営学総論Bの学び方第2回:企業とゲートキーパー第3回:事例研究:経営の実際と企業再生第4回:グローバル企業市民の理念と課題解決第5回:企業活動のグローバル化と社会課題第6回:開発課題と解決策の提示第7回:�SDGs�Case�Work(グローバル社会の開発課

題と事業スキーム)第8回:�SDGs�Case�Work(グローバル社会の開発課

題と事業スキーム)第9回:ベンチマーキング(Nestle�S.A.�CSV)第10回:企業評価のモノサシとしてのESG第11回:ESG投資と日本企業①第12回:ESG投資と日本企業②第13回:企業人としての意思決定モデル第14回a:試験   b:講義全体のふりかえりと試験の正答解説

3.履修上の注意講義の一部では、ケースメソッド(Case�Methods)と能動的学修(Active�Learning)を導入します。本講義を受講なさる方は、新聞・雑誌・ウェブ等で報じられるニュースや経済報道・企業報道に常にアンテナを張っておいてください。また、最近のインターンシップや就職活動の選考を視野に入れて、グループワークやプレゼンテーションなど、双方向的な講義(アクティブラーニング)も盛り込みます。講義での使用言語は日本語ですが、講義資料の一部には英語を含みます。なお、授業内容については、社会情勢の変化などに応じて、その一部を変更することがあります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習や復習で使用する資料は、Oh-o!�Meijiで配信します。講義補足資料(Readings)は随時Oh-o!�Meijiにアップするので、各自で読むようにしてください。5.教科書特に指定しません。6.参考書特に指定しません。7.成績評価の方法リアクションペーパー(40%)+期末試験の得点(60%)8.その他講義の内容等について質問がある場合には、講義の前後の時間帯に必ず質問するようにして下さい。

和泉

科目ナンバー:(CO)MAN291J 科目ナンバー:(CO)MAN291J

06基本133-152_商学2_2020.indd 141 2020/03/15 15:45:25

Page 142: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 142 ― ― 143 ―

簿記学A 神田 良介

2単位 春学期1年次1.授業の概要・到達目標 授業の到達目標は、“会計”が扱う「数字」をみる眼を養う事です。「??『簿記学』のシラバスに、なんで“会計”?」と思った方、いらっしゃいませんか?貴方は大変スジがよろしい!というのは、簿記(学)と会計(学)との関係は、論者ごとに説明が違うといってよい程、実は深遠な課題だからです。 この授業では、簿記を蓄音機のターンテーブル&音盤針に、会計を蓄音機の喇叭に、夫々なぞらえます。そのココロはこうです。つまり、音盤(人間の暮らしや営み→経済事象)をターンテーブルにのせて針をおとす(多彩な経済事象を、簿記の仕組で「熟語と数字」に変換する→会計処理をする)と、喇叭から音声になって流れ出す(会計のルールに従った決算書類になって、世の中に広められる)、という訳です。 すなわち「会計が扱う『数字』の背後に、人間の暮らしや営みが必ず存在していると気付く事」、之が到達目標です。 授業のテーマは、簿記を「問うて学ぶ」事です。「問うて学ぶ」ということは、つまり「学問」です。科目名が“簿記”や“簿記論”ではなくて、簿記「学」である所以は、実に「問うて学ぶ」ところにある筈です。 授業の概要は、教員による説明と、出席者に対する随時の質疑応答です。頻繁に“脱線”します。意味の有る“脱線”ですから、是非お付き合いを願います。

2.授業内容初 回 「簿記学」よりも大切と思われる話題(エピソード、ニュース等)2回目 簿記を学問する事の意味を考える①(東日本大震災と簿記学)3回目 簿記を学問する事の意味を考える②(�学問と資格試験“訓練”との違い)4回目 簿記の専門用語を学ぶ① �(身代、財産、資産、他人資本、自己資本、

総資本)5回目 貸借(たいしゃく)対照表を学ぶ(「借金も財産だ」)6回目 簿記の専門用語を学ぶ② �(利益と損失、収益と費用、入金と出金、収

入と支出)7回目 損益計算書を学ぶ(成果と努力)8回目 「勘定」を学ぶ(「借金」が記載される側を「貸方」と称する理由や如何)9回目 「簿記上の取引」を学ぶ(森羅万象、経済事象、ヒト・モノ・カネ)10回目 「仕訳(しわけ)」を学ぶ①(記録が無ければ仕訳は不能)11回目 「仕訳(しわけ)」を学ぶ②(□産・□債・□本・費□)12回目 試算表・精算表を学ぶ13回目 決算手続を学ぶ①(余白は会計証憑の敵!)14回目 a:定期試験 �(但、情況によっては“期間中試験”に変更する可能性も

有ります。)    b:前期(春学期)まとめの講話

3.履修上の注意 上記は、あくまでも予定です。「1.」の目標には、「人の顔が玉や札に見える。」様では到達し得ず、逆に、「帳簿から、人の想いを感じ取れる。」様になってはじめて到達しうるものと考えます。 そしてその為には、我々の御先祖が何を良しとし、「仕事のどんな“やり方”」を誇りとしたのか、更に御先祖の知恵は、こんにち、どの様に活かされているのかを、知る必要が有る筈です。 従って、上記の予定を意識しながらも、授業では、心ある書き手の筆になる日本関連の報道記事や著作を、惜しみ無く取り上げますから、この点は充分に留意ねがいます。 演算子が表示される10桁以上の卓上型電子計算機を持参下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習:良識ある一般新聞(紙媒体に限る。)の、社会面・文化面および政治面を、日々熟読されたい。 復習:授業中に配付したプリントを、総て繰返し再・熟読されたい。

5.教科書 現代会計教育研究会(編)『現代基本簿記〔改訂版〕』多賀出版(税別¥2,600)

6.参考書 沼田嘉穂(著)『精講近代簿記』中央経済社(昭和29年刊)

7.成績評価の方法 定期試験等ペーパーテストの成績を六割程度、受講態度を四割程度の比重で、評価します。 ノートを採らない方は、欠席と看做します。 簿記検定等の「級」の取得は、成績評価に反映させません。

8.その他※履修予定者は「初回授業」に必ず出席する事(正当な理由無く欠席した場合には、減点の可能性すら有)! この授業では、簿記検定対策風の内容は殆ど扱いませんから、呉々も誤解無く履修登録の要・否を決められたい。 にも拘らず(!)、高校時代に丸暗記にて「級」を取得させられたとおぼしき履修者からは、この授業を受けて初めて簿記には理論が有ると云う当然の事が、遅まき乍らやっと解った、との声が連年寄せられているのも亦、事実です。 この授業は簿記「学」のWhy�&�Whatに興味を持つ学生諸君には親和性が高く、反対に、単なるHow�toや「○(マル)の貰える答え」にしか興味の無い人には、親和性が低いと云えます。

和泉

簿記学B 神田 良介

2単位 秋学期1年次1.授業の概要・到達目標 授業の到達目標は、“会計”が扱う「数字」をみる眼を養う事です。「??『簿記学』のシラバスに、なんで“会計”?」と思った方、いらっしゃいませんか?貴方は大変スジがよろしい!というのは、簿記(学)と会計(学)との関係は、論者ごとに説明が違うといってよい程、実は深遠な課題だからです。 この授業では、簿記を蓄音機のターンテーブル&音盤針に、会計を蓄音機の喇叭に、夫々なぞらえます。そのココロはこうです。つまり、音盤(人間の暮らしや営み→経済事象)をターンテーブルにのせて針をおとす(多彩な経済事象を、簿記の仕組で「熟語と数字」に変換する→会計処理をする)と、喇叭から音声になって流れ出す(会計のルールに従った決算書類になって、世の中に広められる)、という訳です。 すなわち「会計が扱う『数字』の背後に、人間の暮らしや営みが必ず存在していると気付く事」、之が到達目標です。 授業のテーマは、簿記を「問うて学ぶ」事です。「問うて学ぶ」ということは、つまり「学問」です。科目名が“簿記”や“簿記論”ではなくて、簿記「学」である所以は、実に「問うて学ぶ」ところにある筈です。 授業の概要は、教員による説明と、出席者に対する随時の質疑応答です。頻繁に“脱線”します。意味の有る“脱線”ですから、是非お付き合いを願います。

2.授業内容初 回 「簿記学」よりも大切と思われる話題(エピソード、ニュース等)2回目 決算手続を学ぶ②(勘定の「振替」は“ラベル”の貼替に、さも似たり)3回目 この回までの復習を行う(「仕訳なし」からB / S・P / Lまで)4回目 通貨の現物の有高と「現金」勘定の残高との関係を学ぶ    � (“身に覚えのない金”が銭箱に! 貴方ならどうする?)5回目 現金勘定を詳しく学ぶ(GPS付の現金は存在するか?)6回目 商品売買の仕訳方法を詳しく学ぶ①    �(商う品物が変われば帳簿の様式は変わり、商う分量が変われば帳簿付

けの段取りにも工夫が生まれる、というお噺)7回目 商品売買の仕訳方法を詳しく学ぶ②    �(物量計算無ければ損益計算無し。これを商品有高帳で実感されたい)8回目 商品売買の仕訳方法を詳しく学ぶ③    � (「商品の仕入」と「費用の発生」との間の、物凄く遠い関係)9回目 固定資産の仕訳を学ぶ(「借方 土地費」という仕訳は何処が奇怪なのか)10回目 減価償却を学ぶ(資産の“寿命”を表現する工夫)11回目 貸倒損失を学ぶ(掛売が現金売より割高な訳とは?)12回目 貸倒引当金を学ぶ(転ばぬ先の“受け身”)13回目 手形取引の概要および有価証券の期末評価方法の概要14回目 a:定期試験 �(但、情況によっては“期間中試験”に変更する可能性も

有ります。)    b:後期(秋学期)まとめの講話

3.履修上の注意 上記は、あくまでも予定です。「1.」の目標には、「人の顔が玉や札に見える。」様では到達し得ず、逆に、「帳簿から、人の想いを感じ取れる。」様になってはじめて到達しうるものと考えます。 そしてその為には、我々の御先祖が何を良しとし、「仕事のどんな“やり方”」を誇りとしたのか、更に御先祖の知恵は、こんにち、どの様に活かされているのかを、知る必要が有る筈です。 従って、上記の予定を意識しながらも、授業では、心ある書き手の筆になる日本関連の報道記事や著作を、惜しみ無く取り上げますから、この点は充分に留意ねがいます。 演算子が表示される10桁以上の卓上型電子計算機を持参下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習:良識ある一般新聞(紙媒体に限る。)の、社会面・文化面および政治面を、日々熟読されたい。 復習:授業中に配付したプリントを、総て繰返し再・熟読されたい。

5.教科書 現代会計教育研究会(編)『現代基本簿記〔改訂版〕』多賀出版(税別¥2,600)

6.参考書 沼田嘉穂(著)『精講近代簿記』中央経済社(昭和29年刊)

7.成績評価の方法 定期試験等ペーパーテストの成績を六割程度、受講態度を四割程度の比重で、評価します。 ノートを採らない方は、欠席と看做します。 簿記検定等の「級」の取得は、成績評価に反映させません。

8.その他※必ず、簿記学「A」を、先に履修しておく事!

和泉

科目ナンバー:(CO)ACC211J 科目ナンバー:(CO)ACC211J

06基本133-152_商学2_2020.indd 142 2020/03/15 15:45:25

Page 143: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 142 ― ― 143 ―

簿記学A 権  大煥

2単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 簿記学は、会計学の基礎として、とくに企業という経済主体が行う経済活動を貨幣額に基づいて記録、計算し、報告する技法を学ぶ科目である。簿記学Aでは会計言語の機能を果たす簿記用語と数値に接近しつつ、その会計文書としての特徴について講義を行う。

《到達目標》 到達目標としては、会計言語の文法たる仕訳と取引形成の仕組みを理解し、6桁精算表を作成するまでの基礎的知識の修得を目標とする。

2.授業内容第1回:簿記学の学び方第2回:簿記の意義と仕組み第3回:仕訳と転記第4回:仕訳帳と元帳第5回:決算第6回:現金と預金第7回:繰越商品・仕入・売上第8回:売掛金と買掛金第9回:問題演習第10回:その他債権・債務第11回:受取手形と支払手形第12回:有価証券第13回:問題演習第14回:a:まとめ    b:試験3.履修上の注意1.�第1回目の授業に必ず出席し、履修上の注意事項に

ついて説明を受けること。2.シラバスの内容は適宜変更する場合がある。3.�毎回配布する講義資料をファイリングし持参するこ

と。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 簿記取引の計算設例に関しては、予習と復習を心掛けること。また、授業中に紹介する参考文献や新聞記事等に関しては、図書館およびインターネットで確認し、疑問に思う点について質問をすること。5.教科書鈴木義夫・千葉修身著『会計研究入門-“会計はお化けだ!”-』(森山書店、2015年)他に、講義資料を配布し教科書として使用する。6.参考書渡部裕亘・片山覚・北村敬子編編著『検定簿記講義/3級商業簿記』(中央経済社)、最新版。渡部裕亘・片山覚・北村敬子編編著『検定簿記ワークブック/3級商業簿記』(中央経済社)、最新版。7.成績評価の方法定期試験(70%)、平常点(30%)。平常点に関しては授業の際に行うトレーニングおよび質疑応答への参加度などを評価に反映する。8.その他授業では設例問題のトレーニングを行うため電卓を用意すること。

和泉

簿記学B 権  大煥

2単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 簿記学は、会計学の基礎として、とくに企業という経済主体が行う経済活動を貨幣額に基づいて記録、計算し、報告する技法を学ぶ科目である。簿記学Bでは、すでに仕訳と取引形成の仕組みを理解できた初学者を対象に、主として決算整理事項の会計処理を中心に講義を行う。

《到達目標》 到達目標としては、簿記と会計の境界たる決算処理を理解し、8桁精算表及び財務諸表を作成する基本的知識の修得を目標とする。2.授業内容第1回:簿記学の学び方第2回:固定資産第3回:貸倒損失と貸倒引当金第4回:資本金と引出金第5回:収益と費用第6回:問題演習第7回:伝票第8回:決算と決算手続き第9回:試算表の作成第10回:棚卸表の作成と決算整理事項第11回:精算表の作成第12回:財務諸表の作成第13回:問題演習第14回:a:まとめ    b:試験3.履修上の注意1.�第1回目の授業に必ず出席し、履修上の注意事項に

ついて説明を受けること。2.シラバスの内容は適宜変更する場合がある。3.簿記学Aを履修していることが望ましい。4.�毎回配布する講義資料をファイリングし持参するこ

と。4.準備学習(予習・復習等)の内容 簿記取引の計算設例に関しては、予習と復習を心掛けること。また、授業中に紹介する参考文献や新聞記事等に関しては、図書館およびインターネットで確認し、疑問に思う点について質問をすること。5.教科書鈴木義夫・千葉修身著『会計研究入門-“会計はお化けだ!”-』(森山書店、2015年)他に、講義資料を配布し教科書として使用する。6.参考書渡部裕亘・片山覚・北村敬子編編著『検定簿記講義/3級商業簿記』(中央経済社)、最新版。渡部裕亘・片山覚・北村敬子編編著『検定簿記ワークブック/3級商業簿記』(中央経済社)、最新版。7.成績評価の方法定期試験(70%)、平常点(30%)。平常点に関しては授業の際に行うトレーニングおよび質疑応答への参加度などを評価に反映する。8.その他授業では設例問題のトレーニングを行うため電卓を用意すること。

和泉

科目ナンバー:(CO)ACC211J 科目ナンバー:(CO)ACC211J

06基本133-152_商学2_2020.indd 143 2020/03/15 15:45:25

Page 144: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 144 ― ― 145 ―

簿記学A 湯澤 晃明

2単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、簿記の仕組みを学んだ上で、取引の記帳方法を学習する。到達目標は、日本商工会議所簿記検定3級レベルの内容理解であるが、簿記の技術的な側面だけでなく、その社会制度的な役割という側面にも焦点を当てる。主に、簿記の仕組みから導き出される「利益」によって、税金、配当、料金が決定されるという点について述べる。

2.授業内容第1回:簿記の仕組み第2回:簿記一巡の手続き第3回:商品売買1(その記帳方法)第4回:商品売買2(売掛金・買掛金・手付金)第5回:商品売買3(返品・値引き)第6回:商品売買4(手形取引)第7回:商品売買5(送料等)第8回:その他の取引1(借入金・貸付金)第9回:その他の取引2(給料)第10回:その他の取引3(固定資産)第11回:その他の取引4(有価証券)第12回:その他の取引5(個人企業の資本)第13回:試算表の作成第14回: a:期末試験、b:期末試験の解説※内容は適宜変更する場合がある。

3.履修上の注意電卓を持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業で配布したプリントは必ず復習として読み、理解度の向上に努めること。

5.教科書特になし。開講時にプリントを配布する。

6.参考書 鈴木義夫・千葉修身『会計研究入門―“会計はお化けだ”―』森山書店、2015年。

7.成績評価の方法期末試験(70%)、抜き打ちの小テスト(30%)

8.その他本講義では、多くの練習問題が出題される。

和泉

簿記学B 湯澤 晃明

2単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、貸借対照表や損益計算書を作成するまでの一連の処理手続きを中心に学習する。到達目標は、日本商工会議所簿記検定3級レベルの内容理解であるが、複式簿記の技術的な側面だけでなく、その学問的な側面にも焦点を当てる。即ち、複式簿記の仕組みが利用されることによって、「現実には存在しない事象」があたかも存在しているかのように創り出されているという点について述べる。

2.授業内容第1回:複式簿記の仕組み第2回:商品売買(三分法と分記法)第3回:その他の取引(訂正仕訳)第4回:決算整理1(現金過不足)第5回:決算整理2(消耗品)第6回:決算整理3(売上原価)第7回:決算整理4(貸倒引当金)第8回:決算整理5(減価償却)第9回:決算整理6(繰延べ)第10回:決算整理7(見越し)第11回:精算表(8桁)の作成第12回:帳簿の締め切り第13回:貸借対照表および損益計算書の作成・表示第14回: a:期末試験、b:期末試験の解説※内容は適宜変更する場合がある。

3.履修上の注意電卓を持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業で配布したプリントは必ず復習として読み、理解度の向上に努めること。

5.教科書特になし。開講時にプリントを配布する。

6.参考書 鈴木義夫・千葉修身『会計研究入門―“会計はお化けだ”―』森山書店、2015年。

7.成績評価の方法期末試験(70%)、抜き打ちの小テスト(30%)

8.その他本講義では、多くの練習問題が出題される。

和泉

科目ナンバー:(CO)ACC211J 科目ナンバー:(CO)ACC211J

06基本133-152_商学2_2020.indd 144 2020/03/15 15:45:25

Page 145: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 144 ― ― 145 ―

簿記学A 渡邉  智

2単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》この授業では、複式簿記の原理と具体的な記帳方法に関する説明を行なう。その後、履修者は数多くの練習問題を実際に解いてみなければならない。また、解説や個別の質問対応によって更に理解を深めてもらうことになる。

《授業の到達目標》企業は、貸借対照表・損益計算書をはじめとする財務諸表を社会に向けて開示している。これらを正確に解釈するためには、簿記に関する知識が必要不可欠となる。この授業は、基本的な簿記原理の理解と初歩的な記帳技術の習得を目標としている。

2.授業内容第1回:簿記入門第2回:簿記とは何か第3回:簿記の基礎<1>貸借対照表の原理第4回:簿記の基礎<2>損益計算書の原理第5回:取引と勘定記入第6回:仕訳と転記第7回:仕訳帳と総勘定元帳第8回:試算表第9回:決算<1>決算の意義、損益計算第10回:決算<2>財産計算第11回:決算<3>貸借対照表・損益計算書第12回:決算<4>決算総合問題演習第13回:商品(分記法と三分法)第14回aのみ:春学期における学習事項のまとめ※内容は必要に応じて変更する場合がある。

3.履修上の注意1.�履修登録を行なったクラスで受講すること。期末試験は定めら

れた日時・場所で受験すること。2.�欠席、遅刻および早退のないように努めること。正当な理由が

ある場合は書類提出などの方法により届出を行なうこと。3.�30分以上の遅刻・離席と、早退については、欠席扱いとなる場

合もあるので注意すること。4.�授業中、パソコン・スマホ・録音録画機器など電子機器等の使

用は厳禁とする。5.�私語、入退室の繰り返しなど授業の進行を妨げ他人に迷惑をか

ける様な行為、居眠り、内職および積極的な参加を放棄する様な行為などは厳禁とする。

6.�授業内容に関連する質問以外の用件で教員による対応を必要とする場合は、必ず学生証を提示の上、事前に予約を行なうこと。

7.�上記履修上の注意が守られない場合、単位が与えられないこともあるので注意すること。また、単位取得には授業への積極的な参加や貢献も必要となる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1.�単に履修・出席しているだけでは授業内容を理解できず、単位

の取得も困難となる場合がある。授業中の課題には真剣に取り組む、予習と復習を毎回行ない基本的事項を繰り返し確認するなど学力を維持すること。なお、1回の授業に対して、授業時間(100分)と同じまたはそれ以上の予習・復習時間をそれぞれ確保することが必要となる。

2.�簿記の授業は、毎回の授業が密接な関わりをもっているため、継続的な学習が重要となる。欠席などの理由により理解が不十分な点がある場合は、これらを放置せず、図書館を活用した自習や質問などにより早めに解決しておくこと。

3.�授業に関するお知らせや資料が用意されている場合があるため、出席前にoh-o!�meijiを参照しておくこと。

5.教科書『検定簿記講義 3級商業簿記』渡部裕亘・片山覚・北村敬子編著(中央経済社)2019年。

『検定簿記ワークブック3級 商業簿記』渡部裕亘・片山覚・北村敬子編著(中央経済社)2019年。電卓(できれば12桁)、赤ペンおよび定規を用意すること。

6.参考書『最新段階式 日商簿記検定問題集 3級 四訂版』(実教出版)2019年。

7.成績評価の方法期末試験の結果(60%)、授業中の課題に対する評価(小テストの結果・課題の進捗状況など)(40%)により成績評価を行なう。

8.その他1.�履修上の注意点について伝達するので履修希望者は初回の授業

に必ず参加すること。2.�授業中にも質問等への対応時間を十分取るので活用していただ

きたい。

和泉

簿記学B 渡邉  智

2単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》この授業では、複式簿記の原理と具体的な記帳方法に関する説明を行なう。その後、履修者は数多くの練習問題を実際に解いてみなければならない。また、解説や個別の質問対応によってさらに理解を深めてもらうことになる。

《授業の到達目標》企業は、貸借対照表・損益計算書をはじめとする財務諸表を社会に向けて開示している。これらを正確に解釈するためには、簿記に関する知識が必要不可欠となる。この授業は、春学期の学習事項を基礎として、少し進んだ簿記原理の理解と記帳技術の習得を目標とするものである。

2.授業内容第1回:現金・預金第2回:小口現金第3回:商品第4回:売掛金と買掛金第5回:その他の債権・債務第6回:手形第7回:有形固定資産第8回:貸倒れと貸倒引当金・資本第9回:収益と費用・税金第10回:伝票第11回:�決算整理<1>決算の意義、決算整理の意義および決算整

理の方法第12回:決算整理<2>精算表第13回:決算整理<3>貸借対照表・損益計算書、総合問題演習第14回aのみ:秋学期における学習事項のまとめ※内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意1.�履修登録を行なったクラスで受講すること。期末試験は定めら

れた日時・場所で受験すること。2.�欠席、遅刻および早退のないように努めること。正当な理由が

ある場合は書類提出などの方法により届出を行なうこと。3.�30分以上の遅刻・離席と、早退については、欠席扱いとなる場

合もあるので注意すること。4.�授業中、パソコン・スマホ・録音録画機器など電子機器等の使

用は厳禁とする。5.�私語、入退室の繰り返しなど授業の進行を妨げ他人に迷惑をか

ける様な行為、居眠り、内職および積極的な参加を放棄する様な行為などは厳禁とする。

6.�授業内容に関連する質問以外の用件で教員による対応を必要とする場合は、必ず学生証を提示の上、事前に予約を行なうこと。

7.�上記履修上の注意が守られない場合、単位が与えられないこともあるので注意すること。また、単位取得には授業への積極的な参加や貢献も必要となる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1.�単に履修・出席しているだけでは授業内容を理解できず、単位

の取得も困難となる場合がある。授業中の課題には真剣に取り組む、予習と復習を毎回行ない基本的事項を繰り返し確認するなど学力を維持すること。なお、1回の授業に対して、授業時間(100分)と同じまたはそれ以上の予習・復習時間をそれぞれ確保することが必要となる。

2.�簿記の授業は、毎回の授業が密接な関わりをもっているため、継続的な学習が重要となる。欠席などの理由により理解が不十分な点がある場合は、これらを放置せず、図書館を活用した自習や質問などにより早めに解決しておくこと。

3.�授業に関するお知らせや資料が用意されている場合があるため、出席前にoh-o!�meijiを参照しておくこと。

5.教科書『検定簿記講義 3級商業簿記』渡部裕亘・片山覚・北村敬子編著(中央経済社)2019年。

『検定簿記ワークブック3級 商業簿記』渡部裕亘・片山覚・北村敬子編著(中央経済社)2019年。電卓(できれば12桁)、赤ペンおよび定規を用意すること。

6.参考書『最新段階式 日商簿記検定問題集 3級 四訂版』(実教出版)2019年。

7.成績評価の方法期末試験の結果(60%)、授業中の課題に対する評価(小テストの結果・課題の進捗状況など)(40%)により成績評価を行なう。

8.その他1.�履修上の注意点について伝達するので履修希望者は初回の授業

に必ず参加すること。2.�授業中にも質問等への対応時間を十分取るので活用していただ

きたい。

和泉

科目ナンバー:(CO)ACC211J 科目ナンバー:(CO)ACC211J

06基本133-152_商学2_2020.indd 145 2020/03/15 15:45:25

Page 146: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 146 ― ― 147 ―

簿記学A(中級) 権  大煥

2単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 簿記学は、会計学の基礎として、とくに企業という経済主体が行う経済活動を貨幣額に基づいて記録、計算し、報告する技法を学ぶ授業科目である。簿記学Aでは初級簿記の学習を終えた者を対象とし、主として株式会社の簿記会計処理を授業内容として取り扱う。その際に、会計言語の機能を果たす簿記用語と数値に接近しつつ、その会計文書としての特徴について概説を行う。

《到達目標》 株式会社の会計処理を理解し、財務諸表の読解能力の修得を目標とする。

2.授業内容第1回:簿記学の学び方第2回:簿記一巡と財務諸表第3回:現金預金と売掛金、手形取引第4回:有価証券、その他の債権・債務第5回:商品売買第6回:固定資産、引当金第7回:収益と費用、税金第8回:株式会社の純資産第9回:リース会計第10回:外貨建取引第11回:税効果会計第12回:決算第13回:本支店会計・連結会計第14回:a:まとめ    b:試験

3.履修上の注意1.�第1回目の授業に必ず出席し、履修上の注意事項に

ついて説明を受けること。2.シラバスの内容は適宜変更する場合がある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 簿記取引の計算設例に関しては、予習と復習を心掛けること。また、授業中に紹介する参考文献や新聞記事等に関しては、図書館およびインターネットで確認し、疑問に思う点については質問をすること。5.教科書鈴木義夫・千葉修身著『会計研究入門―“会計はお化けだ”―』(森山書店)、2015年。他に、講義資料を配布し教科書として使用する。6.参考書渡部裕亘・片山覚・北村敬子編著『検定簿記講義/2級商業簿記』(中央経済社)、最新版。渡部裕亘・片山覚・北村敬子編著『検定簿記ワークブック/2級商業簿記』(中央経済社)、最新版。7.成績評価の方法定期試験(70%)、平常点(30%)。平常点に関しては授業の際に行うトレーニングおよび質疑応答への参加度などを評価に反映する。8.その他授業では設例問題のトレーニングを行うため電卓を用意すること。

和泉

簿記学B(中級) 権  大煥

2単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 簿記学は、会計学の基礎として、とくに企業という経済主体が行う経済活動を貨幣額に基づいて記録、計算し、報告する技法を学ぶ授業科目である。簿記学Bでは、初級簿記の学習を終えた者を対象とし、主として製造業の株式会社の工業簿記を授業内容として取り扱う。その際に、会計言語の機能を果たす簿記用語と数値に接近しつつ、その会計文書としての特徴について概説を行う。

《到達目標》 到達目標として、製造業の帳簿記帳システムの理解を目標とする。

2.授業内容第1回:簿記学の学び方第2回:工業簿記のしくみ第3回:材料費第4回:労務費第5回:経費第6回:製造間接費第7回:部門費計算第8回:個別原価計算第9回:総合原価計算第10回:標準原価計算第11回:CVP分析第12回:原価予測第13回:直接原価計算第14回:a:まとめ    b:試験

3.履修上の注意1.�第1回目の授業に必ず出席し、履修上の注意事項に

ついて説明を受けること。2.シラバスの内容は適宜変更する場合がある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 簿記取引の計算設例に関しては、予習と復習を心掛けること。また、授業中に紹介する参考文献や新聞記事等に関しては、図書館およびインターネットで確認し、疑問に思う点については質問をすること。5.教科書鈴木義夫・千葉修身著『会計研究入門―“会計はお化けだ”―』(森山書店)、2015年。他に、講義資料を配布し教科書として使用する。6.参考書岡本清・廣本敏郎編著『検定簿記講義/2級工業簿記』(中央経済社)、最新版。岡本清・廣本敏郎編著『検定簿記ワークグック/2級工業簿記』(中央経済社)、最新版。7.成績評価の方法定期試験(70%)、平常点(30%)。平常点に関しては授業の際に行うトレーニングおよび質疑応答への参加度などを評価に反映する。8.その他授業では設例問題のトレーニングを行うため電卓を用意すること。

和泉

科目ナンバー:(CO)ACC211J 科目ナンバー:(CO)ACC211J

06基本133-152_商学2_2020.indd 146 2020/03/15 15:45:25

Page 147: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 146 ― ― 147 ―

簿記学A(上級) 渡邉 雅雄

2単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標<講義の概要>簿記学(上級)では、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえた高度な会計処理とその基礎概念を学ぶ。特に、簿記学Aでは、資産、負債、純資産、収益、費用の会計処理を中心に学ぶ。また、学生の理解度が高まるようにするために、各クラスは、プレゼンテーションとディスカッションで構成され、学生が主体となって実施される。<学習の到達目標>1.�簿記学Aで学習した経済事象を適切に会計処理できる。2.�簿記学Aで学習した会計処理を財務会計の基礎概念と関連づけて理解している。3.�簿記を通じて、企業の経済活動を主体的に分析できる。

2.授業内容第1回aのみ:財務諸表第2回:有価証券の会計第3回:割引現在価値,リース会計(1)第4回:リース会計(2)第5回:研究開発費とソフトウェアの会計第6回:研究開発費等の会計第7回:社債の会計第8回:引当金の会計第9回:退職給付会計第10回:資産除去債務の会計第11回:純資産の部の表示と自己株式の会計第12回:新株予約権、新株予約権付社債の会計第13回:税効果会計(1)第14回:税効果会計(2)

3.履修上の注意日本商工会議所簿記検定試験2級レベルの商業簿記の学習を終えている必要がある。学生が主体となる授業のため、積極的な参加が求められる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容<準備学習の内容>次のクラスで学習する教科書の該当範囲を事前に読んでおく。プレゼンテーションの担当学生は、その準備を行う。<復習すべき内容>下記に指定する問題集を使って繰り返し問題演習することにより、学習内容を定着させる必要がある。

5.教科書『日商簿記1級課程�商業簿記・会計学�テキストⅠ、同問題集Ⅰ、同解答集Ⅰ』(3冊組、大原出版)

6.参考書なし

7.成績評価の方法定期試験70%、プレゼンテーション30%会計に関する資格試験合格に基づく成績評価は行わない。

8.その他講義では使用しないが、理解を深める上で下記の文献が参考になる。

『財務会計入門(第5版)』田中建二著(中央経済社、2018年)『財務会計・入門〔第12版補訂〕』桜井久勝・須田一幸著(有斐閣、2019年)

『企業会計入門�-�考えて学ぶ�補訂版』斎藤静樹著(有斐閣、2016年)

和泉

簿記学B(上級) 渡邉 雅雄

2単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標<講義の概要>簿記学(上級)では、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえた高度な会計処理とその基礎概念を学ぶ。特に、簿記学Bでは、連結会計・キャッシュ・フロー計算書を中心に学ぶ。また、学生の理解度が高まるようにするために、各クラスは、プレゼンテーションとディスカッションで構成され、学生が主体となって実施される。<学習の到達目標>1.�連結会計に関連する会計処理を適切に行うことができる。2.�キャッシュ・フロー計算書の仕組みを理解している。3.�簿記学Bで学習した会計処理を財務会計の基礎概念と関連づけて理解している。4.�簿記を通じて、企業の経済活動を主体的に分析できる。

2.授業内容第1回aのみ:株主資本等変動計算書第2回:株主資本等変動計算書第3回:連結会計:概要、資本連結第4回:�連結会計:段階取得、子会社株式の追加取得・一

部売却等第5回:�連結会計:連結会社相互間の債権債務、内部取引

高の相殺消去、未実現損益の消去第6回:連結会計:持分法第7回:連結会計:連結財務諸表における税効果会計第8回:連結会計:包括利益第9回:�キャッシュ・フロー計算書:概要、営業活動によ

るキャッシュ・フロー(直接法)第10回:�キャッシュ・フロー計算書:営業活動によるキャッ

シュ・フロー(間接法)第11回:�キャッシュ・フロー計算書:投資活動・財務活動

によるキャッシュ・フロー、連結キャッシュ・フロー計算書

第12回:企業結合会計:概要、合併の会計第13回:企業結合会計:株式交換・株式移転の会計第14回:企業結合会計:事業分離の会計

3.履修上の注意日本商工会議所簿記検定試験2級レベルの商業簿記の学習を終えている必要がある。学生が主体となる授業のため,積極的な参加が求められる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容<事前学習の内容>次のクラスで学習する教科書の該当範囲を事前に読んでおく。プレゼンテーションの担当学生は、その準備を行う。<復習すべき内容>下記に指定する問題集を使って繰り返し問題演習することにより、学習内容を定着させる必要がある。

5.教科書『日商簿記1級課程�商業簿記・会計学�テキストⅡ、同問題集Ⅱ、同解答集Ⅱ』(3冊組、大原出版)

6.参考書なし

7.成績評価の方法定期試験70%、プレゼンテーション30%会計に関する資格試験合格に基づく成績評価は行わない。

8.その他講義では使用しないが、理解を深める上で下記の文献が参考になる。

『財務会計入門(第5版)』田中建二著(中央経済社、2018年)『財務会計・入門〔第12版補訂〕』桜井久勝・須田一幸著(有斐閣、2019年)

『企業会計入門�-�考えて学ぶ�補訂版』斎藤静樹著(有斐閣、2016年)

和泉

科目ナンバー:(CO)ACC211J 科目ナンバー:(CO)ACC211J

06基本133-152_商学2_2020.indd 147 2020/03/15 15:45:25

Page 148: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 148 ― ― 149 ―

会計学総論A 梅原 秀継

2単位 春学期・秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標本講義は、これから会計学の学習を開始する者を対象として、特に財務会計論の入門レベルの知識修得を目指している。また本講義では、財務会計論の根幹となる会計基準を題材とするとともに、その理解に役立つように設例を用いた説明を行う。

2.授業内容第1回 �イントロダクション:会計学の体系・企業会計制度の意

義第2回 資産会計(1)第3回 資産会計(2)第4回 資産会計(3)第5回 資産会計(4)第6回 負債会計第7回 資本会計(1)第8回 資本会計(2)第9回 貸借対照表論第10回 損益計算論(1)第11回 損益計算論(2)第12回 財務諸表の体系(1)第13回 財務諸表の体系(2)第14回 財務会計の機能

3.履修上の注意会計学の理解には、初歩的な簿記(仕訳)の知識が不可欠である。授業でも簿記の仕組みは説明するが、あらゆる機会を利用して簿記の学習に努めること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容復習に際しては、授業で配布するレジュメの他、参考文献などを吟味すること。

5.教科書Oh-o!�Meiji上で、レジュメを配布する。

6.参考書テーマに応じて必要な参考文献は、適宜、指示する。

7.成績評価の方法授業への貢献度(30%)と定期試験(70%)により評価する。

8.その他本講義をきっかけとして、社会で生起している多くの会計問題に目を向け、より上級レベルの学習に進まれることを期待したい。

和泉

会計学総論B 前田  陽

2単位 春学期・秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標現代の企業人には、様々な会計数値に基づき判断することが求められる。具体的な場面を挙げれば、製品の価格設定、企業業績の評価、投資案の採算性評価などである。このような場面で合理的な判断を下せるよう利用されるのが、会計情報である。

本講義は、こうした企業人にとって不可欠な会計情報を経営に役立てる管理会計の視点から講義し、「この場面ではこの会計数値に着目すべき」など、管理会計情報の役割や利用法などの理解を深める。またSDGsの観点から必要とされる管理会計についても示す。

2.授業内容第1回:管理会計の概説(管理会計の役割と機能)第2回:財務諸表分析(会計数値の読み方)第3回:財務諸表分析(B/SとP/Lの意義とは)第4回:財務諸表分析(利益率の意味を分析する)第5回:財務諸表分析(効率的に資産を利用する)第6回:財務諸表分析(安全な投資先を探るには)第7回:財務諸表分析(資金繰りを維持するには)第8回:損益分岐分析(損益分岐点の意味とは)第9回:損益分岐分析(利益を稼ぐ方法とは)第10回:損益分岐分析(固定費を意識した経営)第11回:事業部の業績評価(資本コストとは)第12回:事業部の業績評価(責任者を評価する)第13回:設備投資の意思決定(投資の採算計算)第14回:SDGsと管理会計

3.履修上の注意・本講義では様々な技法を学習する。初学者が対象であり、簿記など他の会計知識は必要としない。・春学期と秋学期で講義内容の違いはほぼ無いため、履修は片方のみしかできない。・当然のことながら私語は固く禁じ、場合により、退室を命じることもある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義中に配布するレジュメの該当箇所を振り返り、不明な部分があれば質問すること。また次の回の内容についてレジュメや参考書に目を通しておくこと。

5.教科書教科書は使用しない。資料を講義で配布する。

6.参考書・岡本清、廣本敏郎、尾畑裕、挽文子(2008)『管理会計�第2版』�中央経済社。・櫻井通晴(2015)『管理会計�第6版』同文館出版。・本橋正美、林總、片岡洋人編(2016)『要説管理会計事典』清文社。

上記以外の参考書は講義中に適宜指定する。

7.成績評価の方法春学期は試験のみで評価する(試験100%)。

秋学期は講義への参加度と試験の点数で評価する(講義への参加度30%、試験70%)。なお、具体的な方法は第1回目の講義時に示す。

履修者数によっては、定期試験期間中から授業期間中(期間前)に変更して試験を行う場合がある。

8.その他・講義の配布資料はOh-o!�Meiji�Systemにアップロードする。欠席者はダウンロードすること。・電卓が必須であり、各自持参すること。・上記の授業内容は進捗状況により変更されうる。・2019年度授業改善アンケートで多くの事例を取り上げていることが評価され、本年度も同様に多くの事例を取り上げる予定である。

和泉

科目ナンバー:(CO)ACC241J 科目ナンバー:(CO)ACC241J

06基本133-152_商学2_2020.indd 148 2020/03/15 15:45:25

Page 149: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 148 ― ― 149 ―

統計学A 城田 慎一郎

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標経済、経営、マーケティングなど、様々な分野において、定量的なアプローチを行うデータサイエンスのニーズが増えている。統計学は、データを通じて現象の定量的な解釈や分析を行う上で欠かせない分野である。本講義では、統計学の基礎的な理論や運用を理解し、発展的な応用への基礎力を身に付けることを目的とする。

2.授業内容第1回:統計学とは第2回:データの特性値とグラフ(1)第3回:データの特性値とグラフ(2)第4回:データの特性値とグラフ(3)第5回:確率(1)第6回:確率(2)第7回:確率(3)第8回:確率変数と確率分布(1)第9回:確率変数と確率分布(2)第10回:これまでのまとめ�第11回:確率変数と確率分布(3)第12回:確率変数と確率分布(4)第13回:平均・分散・標準偏差第14回:a:全体のまとめ、b:期末試験

3.履修上の注意特になし。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 レジュメの内容や演習問題の理解を深めること。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書「社会科学のためのデータ分析入門(上、下)」岩波書店今井耕介著 2018年

「統計学入門(基礎統計学I)」東京大学教養学部統計学教室(東京大学出版会) 1991年

「初等統計学」P.G.ホーエル著 (培風館) 1981年

7.成績評価の方法期末試験�(60%)、授業中の課題�(40%)�により総合的に評価する。

8.その他 状況に応じて内容を変更する可能性がある。

和泉

統計学B 城田 慎一郎

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標経済、経営、マーケティングなど、様々な分野において、定量的なアプローチを行うデータサイエンスのニーズが増えている。統計学は、データを通じて現象の定量的な解釈や分析を行う上で欠かせない分野である。本講義では、統計学の基礎的な理論や運用を理解し、発展的な応用への基礎力を身に付けることを目的とする。

2.授業内容第1回:確率変数の標準化第2回:確率変数の和、独立第3回:母集団と標本第4回:中心極限定理とt分布第5回:推定(1)第6回:推定(2)第7回:仮説検定(1)第8回:仮説検定(2)第9回:仮説検定(3)第10回:これまでのまとめ第11回:相関第12回:回帰分析(1)第13回:回帰分析(2)第14回:a:全体のまとめ、b:期末試験

3.履修上の注意特になし。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 レジュメの内容や演習問題の理解を深めること。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書「社会科学のためのデータ分析入門(上、下)」岩波書店今井耕介著 2018年

「統計学入門(基礎統計学I)」東京大学教養学部統計学教室(東京大学出版会) 1991年

「初等統計学」P.G.ほーエル著 (培風館) 1981年

7.成績評価の方法期末試験�(60%)、授業中の課題�(40%)�により総合的に評価する。

8.その他 状況に応じて内容を変更する可能性がある。

和泉

科目ナンバー:(CO)STA211J 科目ナンバー:(CO)STA211J

06基本133-152_商学2_2020.indd 149 2020/03/15 15:45:25

Page 150: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 150 ― ― 151 ―

統計学A 権  善喜

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 多様な情報をいかにして有効に活用するかは、人間や組織の意思決定の際の一つの重要な課題となっています。その際、情報やデータを整理し、分析するための考え方や手法として統計学が必要となります。この授業では、さまざまな情報やデータを分析するために必要な統計的な考え方と分析手法について学んでいきます。 統計的分析に関する基礎知識、分析方法を理解し、分析結果について解釈できるようになることをめざします。

2.授業内容第1回:aのみ:イントロダクション(統計学とは何か)第2回:データと尺度第3回:度数分布第4回:ヒストグラム第5回:データの特性値(平均,分散,標準偏差)①第6回:データの特性値(平均,分散,標準偏差)②第7回:標準化,偏差値,変動係数第8回:データの特性値(中央値,最頻値)第9回:共分散と散布図第10回:相関①第11回:相関②第12回:回帰分析①第13回:回帰分析②第14回:まとめ

3.履修上の注意 授業中に電卓が必要なので、√(ルート)の計算ができるものを用意してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業中の課題について十分に復習してください。

5.教科書特に指定しません。教員が資料を用意します。

6.参考書『統計学』森棟公夫,照井伸彦、中川満,西埜晴久,黒住英司(有斐閣)2015年

『初めての統計学』鳥居泰彦(日本経済新聞社)1994年『統計学入門(基礎統計学Ⅰ)』東京大学教養学部統計学教室(東京大学出版会)1991年

7.成績評価の方法 期末試験(60%)と授業中の課題(30%)、授業への参加度(10%)を基本に、総合的に判断します。

8.その他状況によって内容を変更することがあります。

和泉

統計学B 権  善喜

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 多様な情報をいかにして有効に活用するかは、人間や組織の意思決定の際の一つの重要な課題となっています。その際、情報やデータを整理し、分析するための考え方や手法として統計学が必要となります。この授業では、さまざまな情報やデータを分析するために必要な統計的な考え方と分析手法について学んでいきます。 統計的分析に関する基礎知識、分析方法を理解し、分析結果について解釈できるようになることをめざします。

2.授業内容第1回:aのみ:イントロダクション第2回:確率の基本概念第3回:条件つき確率第4回:確率分布第5回:二項分布とポアソン分布第6回:正規分布①第7回:正規分布②第8回:母集団と標本第9回:仮説検定の考え方第10回:t検定①第11回:t検定②第12回:多変量解析①第13回:多変量解析②第14回:まとめ

3.履修上の注意 授業中に電卓が必要なので、√(ルート)の計算ができるものを用意してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業中の課題について十分に復習してください。

5.教科書特に指定しません。教員が資料を用意します。

6.参考書『統計学』森棟公夫,照井伸彦、中川満,西埜晴久,黒住英司(有斐閣)2015年

『初めての統計学』鳥居泰彦(日本経済新聞社)1994年『統計学入門(基礎統計学Ⅰ)』東京大学教養学部統計学教室(東京大学出版会)1991年

7.成績評価の方法 期末試験(60%)と授業中の課題(30%)、授業への参加度(10%)を基本に、総合的に判断します。

8.その他状況によって内容を変更することがあります。

和泉

科目ナンバー:(CO)STA211J 科目ナンバー:(CO)STA211J

06基本133-152_商学2_2020.indd 150 2020/03/15 15:45:25

Page 151: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 150 ― ― 151 ―

金融総論A 小原 英隆

2単位 春学期1・2年次1.授業の概要・到達目標

<<授業の概要>> この科目は、楽勝科目ではありませんが、きちんとやればそれに値する価値が得られる、皆さんの先輩にも好評の講義です。 広い意味での金融のしくみ、基礎について、無理に丸暗記するのではなく「理解」するよう、初歩から応用まで、丁寧にわかりやすく説明します。金融は、個人の人生でも会社での仕事でも不可欠な知識となってきています。金融の面白く楽しい世界を紹介してゆきたいと思います。この講義では、全ての人が将来の経済生活において不可欠な基礎知識を学びます。 大学に入ったばかりの1、2年生だからこそ、多くの人は、人生で知力は最高潮に達し、大学3、4年のように変に手抜きの方法など「摺(す)れていなくて」、学習意欲が高いので、それに答える授業にしたいと考えています。(鉄は熱いうちに打てのことわざ)。私の研究分野、学問的趣味や学問のための学問を皆さんに押し付けることはしません。金融分野の中で、学生皆さんの視点で、皆さんの将来のために、将来の実務につながる重要箇所に絞って説明します。 明治大学のアクティブ・ラーニング促進的な新鋭機器を活用し、例えば、クリッカーという機器によるリアルタイムのアンケート・クイズ結果を見ながら、授業を双方向で楽しく進めて行ったり、レスポンス・ペーパーをも時おり利用して、学生諸君の考え、質問点なども授業に早期に反映させてゆきたいと考えています。 また、以前、先輩たちに好評であった、毎回の授業の最初に、ネット画面を使い、リアルタイムの金融市場の動きを、授業の基礎と結びつけて、国際経済政治情勢がどう影響しているかも含めて、解説する予定です。ライブなので、授業ならではとなります。 金融は、難しいという印象があるようですが、極力わかりやすく説明するように努力します。<<授業の目標>> 広い意味での金融のしくみ、基礎について、(無理に丸暗記するのではなく)「理解」することが目標です。金融の仕組みの基礎と経済ニュースを背景、意味を含めて、裏まできちんと読めるようになることを目指します。フィンテックで銀行がなくなるとか、株価が暴落するとか、この秘法で億儲かるとかいうマスコミやネットの妄言にだまされない知力を身につけること。

2.授業内容

第1回:金融への扉第2回:金融と英米圏第3回:直接金融と間接金融(銀行と証券会社の違い)第4回:金融機関 金融のしくみの根本第5回:さまざまな金融資産(1)株式など第6回:株式市場と取引のしくみ第7回:さまざまな金融資産(2)債券第8回:さまざまな金融資産(3)投資信託第9回:複利と割引現在価値第10回:株価 配当割引モデル初歩+バブルとファンダメンタルズ第11回:日本と各国の平均株価 株価指数第12回:効率市場仮説とは第13回:アクティブ運用第14回:パッシブ運用とインデックス・ファンド ETF(上場投信)

3.履修上の注意

 高校での「政治・経済」や世界史や日本史や地理の履修を前提としません。1年次の必修の経済学、マクロ経済学などを前提としません。一部の経済学の科目のような抽象的な数式やグラフ問題はやらず、具体的・現実的な金融の仕組みをやります。ですから、一部の必修の経済学クラスよりも、ずっと易しいので、経済学に苦手意識を持っている人も、ぜひ安心して、履修していただきたいです。 なるべく1年生からチャレンジして欲しいと思います。経済学など一切の前提科目はなしで、初歩から極力わかりやすく説明します。授業をまじめに聞けば、一部の必修の経済学よりもずっと易しいですので。また、2年生でとると、終わった時には3年生の直前となってしまうので、なるべく1年生で履修してください。1年生は、午前の必修の時間から間が空きますが、図書館で有意義な自主学習をしたりして、ぜひ取ってください。 大学からの学習では、わけも分からず丸暗記よりも、なぜこうなるのか、という理解が大事です。毎回のプリントの要点を自分なりに考えながら、ノートに「書いて」まとめ直して、よく復習することが大事です。あと大学の講義では、高校までと違って、授業に出るだけでなく、興味深い項目については、関連した良い参考書を自主的に学習することも必要です。下記参考書の項参照。 大学からは、高校や予備校までの社会(板書=試験に出る重要=写してただ覚える)とは、むしろ逆で、板書は補足的なので、板書よりも、教員の言葉の書き取りの方が重要です。教員の言葉によって、用語と用語のつながり、論理をつかむことが大事です。大学以降の授業の場合、高校より内容が多いので、すべてを板書することはできないのでそうなります。口頭を書き取るのは社会人になっても必要です。私の場合、特にプリントは詳しいめに書いているので、板書を後追いで写すよりも、内容本意で口頭の話についてきてほしいと思います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容

 使用するオリジナル・講義プリントを、履修登録が終わりシステム的に可能になる5月以降、アップしますので(それ以前も仮登録で閲覧可能)、該当の回のプリントの予習、復習をしておいてください。プリントは市販の本より分かりやすく詳しいので、予習・復習で深く理解できるはずです。大学からの学習では上記のように丸暗記よりも、なぜこうなるのか、という理解が大事です。 授業で紹介した内容については、文献などで調べておくこと。

5.教科書

 オリジナル・プリントを使用します。どの教科書よりも詳しく、かみくだいた、わかりやすい内容です。

6.参考書

 以下の文献は、全部読めという意味ではありません。大学以降の勉強は、専門が細分化され、奥が深いので、諸君それぞれの関心と実務上の必要から、適宜、分野を選んで、見識を深めてください。大学以降、社会人になっても一生、生涯勉強です。自己啓発として、単位や試験には直接関係なくても、自分を拡げ、成長させるために、自発的に良書を選んで、自分なりの勉強が必要です。以下は、その援助です。 また大学以降は、受験の教科書のように、その内容が絶対に正しく、その最終結論を鵜呑みにして、ひたすら覚えればよいという一冊はありません。現実の社会は、1億人のアナログで、極めて複雑であり、いろいろな見方、諸説あり、自分で考えて、立場の違いを味わいわける複眼的思考が必要になってきます。最終結果を要領よく鵜呑みで暗記してもだめで、前提、途中の過程(プロセス)、論拠が妥当であるかを自分なりに考えて、判断することが必要です。単なる暗記の作業では、コンピューター、人工知能に仕事を奪われます。

『20歳からの金融入門』 美和�卓�(日本経済新聞出版社)。金融や銀行全体の初歩。この講義の春学期試験範囲前半の補習、復習にもなる。(第7章サブプライムローン問題だけは、3、4年でやるので、今は難しければ飛ばしてよい。)

『この1冊ですべてわかる�金融の基本』田渕�直也(日本実業出版社・新版)2019年。金融の全体的な参考書。著者は元日本長期信用銀行勤務。コラムがマイナス金利など非常に新しいのが良い。

『図解「PER って何?」という人のための投資指標の教科書』 小宮�一慶 (PHP研究所) この講義の春学期試験範囲後半のPERなど株価と現実の経済・経営指標の関係を合理的に、日経新聞の読み方の本でも知られる元東京銀行の人がわかりやすく説明した本。ヤマ勘投資はしないようにという趣旨である。

『ファイナンス理論全史』 田渕�直也 (ダイヤモンド社)春秋学期を通して副読本として最適。元日本長期信用銀行のデリバティブズ実務家が、ファイナンスの主要理論の発見と発展や主要学者のエピソードを書いたもの。 銀行員実務は、『貸出業務の王道』(きんざい)。 現代投資の基礎に存在するポートフォリオ理論に関しては、

『現代ポートフォリオ理論講義』� 根岸�康夫(きんざい)が、わかりやすく、詳しい。特に45pから56pの雨傘パラボラ形の効率フロンティアの導出は、2株式から3株式、次に多株式と丁寧に説明されていて秀逸。 株式投資に関心がある方は、『ウォール街のランダムウォーカー』マルキール(日本経済新聞出版社)。『敗者のゲーム』エリス著 (日本経済新聞出版社)。債券については、実務家が書いた『債券と国債のしくみがわかる本』�久保田 博幸�著、(技術評論社)。実務的な企業金融(コーポレート・ファイナンス)に関心がある人は、以下を参照するとよいでしょう。なるべく数式に頼らず、本質的な説明もしている本を選びました。普通の翻訳の教科書だと、株式市場での資金調達が前提なので、前半はファイナンス論と同じ延々と数式で株式市場の説明があるので、本は慎重に選んでください。

『入門�企業金融論:�基礎から学ぶ資金調達の仕組み』中島�真志�(東洋経済新報社)2015年。従来の、翻訳系の株式市場中心のファイナンスの教科書と違い、数式を使わず、また、銀行借り入れが主体の日本に合わせて、銀行借り入れの実務についても詳しく書かれている良書。

『コーポレート・ファイナンス実務の教科書』 松田�千恵子�(日本実業出版社) 最新刊。何よりも、とっつきやすさを重視した本。言葉のたとえがわかりやすい。

『ざっくりとしたファイナンス』 (光文社新書)。 薄くて安い本。日産自動車の財務実務家が企業金融を実践的に説明。『バリュエーションの教科書』2016年 森生�明、(東洋経済新報社)。企業評価、M&A、企業金融全般の名著最新刊。『いますぐ実践できるコーポレートファイナンスの教科書』 永野�良佑 (秀和システム)。各章の内容説明の後、ユニクロなど日本企業を実例として具体的に説明。起業を考えている人は、『最強の起業戦略―スタートアップで知っておくべき20の原則』(日経BP社)。その他多数。アナリストファンドマネジャーになりたい人は、『超一流アナリストの技法』野﨑�浩成、(日本実業出版社)、2016年。

『外資系運用会社が明かす投資信託の舞台裏』ドイチェ・アセット・マネジメント編著、(ダイヤモンド社)。『マネーの代理人たち』(ディスカヴァー新書)2018年、元TV女子アナが、アメリカのビジネススクールMBAへ留学後、ファンド・マネジャーをした実務体験記。

7.成績評価の方法

 期末定期試験(持ち込みなし)の結果100%で評価します。期中に出す自主任意レポートも加味します。(レポートはこの授業では必須ではなく、出さなくてもよい。あくまで自主的な学習をガイドして、促進する目的で行います。) この科目の試験では、経済学とは違って、計算問題や数式やグラフ問題を出すことはないので安心してください。定期試験は、誤文修正(修正箇所を自分で見つけて、手書き、正文の場合は丸だけをつける)という短答式問題が中心となります。短答式ではありますが、本質的な理解度を問う適切な良質な短答問題となります。自分で修正箇所を見つけて、それを記述するので、山勘では解けず、正確な知識・理解がないと正解できないようになっています。マークシート用紙の四択などの記号選択のような山勘、穴埋め問題への単純丸暗記勉強では解けないようになっています。つながり、なぜ、因果関係を理解していないと解けない問題が出ます。 試験勉強としては、短答式でも、日本語文章説明問題並みなので、直前にプリントを読むだけなのは得策ではありません。闇雲にマーカーを引いて、事項をばらばらに、わけもわからず丸暗記しようとするとかえって遠回り・非効率となります。試験勉強は、考えながらノートに手で書いてまとめなおす形で、なぜ?のつながりを「理解」しながら自然と覚えるのが「急がば回れ」の近道です。 授業を真面目に聞くか、試験前に十分な復習をすれば、試験はむしろ素直で、簡単ですので安心してください。(他の科目では、記号選択や穴埋めでは、差がつかないので、難しい問題も織り交ぜることになる)試験問題は、前年と全く同じ問題は出ませんが、奇をてらった問題や計算問題や数式は一切出さないので、安心してください。試験問題は、奇をてらわず、授業の基本を素直に出すので、採点も、極めて公平公正ですので、安心してください。

8.その他

2019年度授業改善アンケートにおいて、双方向のアクティブラーニングとしての、学生の参加意識を促す「クリッカー」による授業進行が好評だったので、さらに有効なクエスチョンを開発して、授業を改善するようにします。

1) この科目では全員、定期試験では設問と関係がないこと、具体的には学部、学年組番号、氏名以外の属性情報(クラブ名など)や、言い訳・「単位ください」などの嘆願などを書いたら、レポートや試験で出来ている部分を含めて、全部を0点、F 不可とする。それがいやなら最初から履修しないこと。私は、きちんと勉強すれば、ちゃんとと解ける問題を出しているので、まっとうな努力の後が見られれば好意的に採点しますので、がんばってください。2) 3・4年生に関して注意。3・4年生のみ自主レポートが全部必修となるので、注意されたい。試験会場も駿河台で、全く別の試験問題で行われる。試験形式も、オール論述式である。試験の採点基準も厳しい。3) 授業中は私語は当然禁止です。また、大学の規定で、白板や授業の撮影も一切禁止されています。4) ローカルルールで、授業中、学生がパソコンを使うのを禁止する。ひとつは教員が授業に集中できなくなるからである。パソコンでノートを取るという言い訳は、申し訳ないが認められない。アメリカの大学の研究結果でも日本の他大学でも、学生はパソコンで別のことをやっていることが判明しているからです。 私語やパソコンをやりたければ出席は取らないので教室の外で思い切りやってください。

和泉

金融総論B 小原 英隆

2単位 秋学期1・2年次1.授業の概要・到達目標

<<授業の概要>> デリバティブズ(金融派生商品)は株式などの金融商品から派生して生まれた金融商品ですが、現代の金融においては非常に普及して、我々に身近にも大きな影響を与えています。今や現代の銀行員(支店でも)金融関係者全員と個人投資家にも不可欠となっています。 この講義では、現代金融で不可欠のデリバティブズ(金融派生商品)について文系的に極力数式を使わずに、図やイメージを使ってわかりやすく説明し、意味、初歩の手ほどき、基礎的なところを理解することが目標です。文系ではその本質を日本中どこの大学の講義よりもわかりやすく説明していると思います。普通大学でデリバティブズの講義というと、延々と数式をやる先生が多いからです。デリバティブズ(金融派生商品)も、基礎的初歩をつかみさえすれば、非常に面白く楽しい世界です。 デリバティブズの金融的理解は、公認会計士や税理士、簿記上級などの理解にも、ただわけもわからず仕分けを暗記するのと、デリバティブズの金融財務実務における意味がわかって仕分けするのでは、理解や定着の度合いと効率性が格段に高まります。例えば、先物などは輸出企業やスターバックスやマクドナルドなどの輸入企業のドルレートの変動リスクの回避のために行われているもので、簡単であり、実際、現代では支店の銀行員でも、実務で使う知識です。<<授業の目標>> 文系的に実務に応用できる範囲で数式を使わず、デリバティブズ(金融派生商品)の意味と仕組みを理解すること。わけもわからず、数式を追ったり、公式を丸暗記しても意味はないのです。特に具体的には、ほとんどの専門書で軽視されているが重要なオプションの「売り」を意味と仕組みを理解し、人に説明できるようになること。

2.授業内容

第1回:デリバティブズ(金融派生商品)への誘い(いざない) -デリバティブズ(金融派生商品)は面白い!第2回:準備として「空売り」(からうり)を理解する第3回:先物(1)先物取引とは第4回:先物(2)現物市場への影響第5回:オプション(1)オプションとは何か、わかりやすいと好評な落語小話で理解する第6回:オプション(2)オプション価格の決まり方を簡単にわかりやすく第7回:オプション(3)仕組み債など我々の身近な現実の金融商品に組み込まれたデリバティブズ第8回:ゲストスピーカー講義 FP実務家か運用のプロのゲスト講師第9回:先物・オプション練習問題第10回:銀行にとって重要なスワップ取引第11回:FX�外国為替市場(1)市場制度第12回:FX(Foreign�Exchange)(2)FX取引のしくみ、レバレッジ取引の危険性第13回:FX�外国為替市場(3) 為替レートの決定要因など第14回:分散投資、ポートフォリオ理論初歩 3、4年生のファイナンスコースの諸講義への橋渡し。

3.履修上の注意

 春学期のAとセットで履修することが極力要望されます。春学期だけで終わらせないで欲しいです。また、春学期なしで秋学期だけ取るのも極力やめて頂きたい。この科目に限り、かなり基礎的な春学期講義Aを前提に秋学期Bをやらざるを得ないからです。また両方やって初めて就活の時、金融の基礎を習得したと言えます。 なるべく1年生からチャレンジして欲しいと思います。さほど難しいことはやりません。数式、計算は授業でも最小限にしかやらず、試験には絶対出さないので文系の人も安心してください。意味、仕組みが分かれば十分です。金融総論Aで書いたように、毎回のプリントをノートに「書いて」まとめ直せば、理解は簡単です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容

 使用するオリジナル・講義プリントをシステム的に可能になり次第アップしますので、該当の回のプリントの予習・復習をしておいてください。大学からの学習では、わけもわからず闇雲な丸暗記よりも、なぜこうなるのか、という論理の理解が大事です。 この授業では、公式とかを丸暗記する必要はないです。 授業で紹介した内容については、文献などで調べておくこと。 使用するオリジナル・講義プリントをシステム的に可能になり次第アップしますので、該当の回のプリントの予習・復習をしておいてください。大学からの学習では、わけもわからず闇雲な丸暗記よりも、なぜこうなるのか、という論理の理解が大事です。 この授業では、公式とかを丸暗記する必要はないです。 授業で紹介した内容については、文献などで調べておくこと。

5.教科書

 オリジナル・プリントを使用します。どの教科書よりも詳しく、かみくだいた、わかりやすい内容です。

6.参考書

 特にデリバティブズについては、真面目な方は、本を買ったり読む前に教員に御相談ください(授業後など)。本屋で売られているデリバティブズの本の大半は、欧米の数式だらけの本を翻訳したものに過ぎないからです。あなたのニーズに合った文系用の良い本をご紹介するように努めます。 以下の文献は、全部読めという意味ではありません。大学以降の勉強は、専門が細分化され、奥が深いので、諸君それぞれの関心と実務上の必要から、適宜、分野を選んで、見識を深めてください。企業金融やアナリストなど専門職に関する参考書に関しては、春学期金融総論Aの参考書を見てください。 『マネー革命(上・中・下)』(日本放送出版協会)。NHKがヘッジファンドなど、デリバティブズなど世界の運用現場に突撃取材。ちょっと古いですが、金融取引の根本は変わっていないし、その後、ここまで現場取材したものはありませんので貴重です。金融に詳しい取材班だと、企業秘密がばれると警戒されるが、ど素人の公営放送だったので、ここまで取材できたのだそうです。��日本が世界で初めて近代的な先物取引のシステムを作ったことに関しては

『大坂堂島米市場�江戸幕府vs市場経済』��高槻泰郎、(講談社現代新書)、2018年。『大坂堂島米会所物語』�島実蔵、(時事通信)、1994年。 授業全体を補う総合的副読本としては、オプションについての本、数式ばかりか、オプションの「買い」しか書いていないで、オプションの売りのリスクなしで、数式の話に移行する本がほとんどなのですが、この授業で一番大事な オプションの「売り」の意味、仕組みについて、はっきりとわかりやすく書いてある本は本当に少ないのですが、割とわかりやすく書いているデリバティブズ解説書。本 『デリバティブ入門講義』 根岸�康夫著 (きんざい)� 2018年。先物、オプション、金利スワップ、通貨スワップについて、たとえ比喩を多用して解説。 『実践デリバティブ:�Excelでデータ分析』藤崎�達哉�著、(オーム社)2019年。中級レベルまでカバー。内容をエクセルで確認できる。 現代投資の基礎に存在するポートフォリオ理論に関しては、

『現代ポートフォリオ理論講義』� 根岸�康夫(きんざい)が、わかりやすく、詳しい。特に45pから56pの雨傘パラボラ形の効率フロンティアの導出は、2株式から3株式、次に多株式と丁寧に説明されていて秀逸。 授業でやる 金利スワップ取引の より現実的な具体例については、

『テキスト金融論』 堀江�康煕�,�有岡�律子�著、(新世社) 2012年第4部�銀行業とリスク(銀行業の特性、銀行業のリスク�ほか)を参照してください。OIS という銀行実務で使われている短期スワップについての解説もあります。また、銀行が企業に対して行う通貨スワップの説明もある。 以上の文献は、全部読むという意味ではありません。大学以降の勉強は、専門が細分化され、奥が深いので、諸君それぞれの関心と実務上の必要から、適宜、分野を選んで、見識を深めてください。企業金融やアナリストなど専門職に関する参考書に関しては、春学期金融総論Aの参考書を見てください。

7.成績評価の方法

 期末試験(持ち込みなし)の結果で100%評価します。授業期間中に出す自主任意レポートも加味します。(レポートはこの授業では必須ではなく、出さなくてもよい。あくまで自主的な学習をガイドして、促進する目的で行います。)なお、期末試験に、数学・数式や公式の丸暗記をしないと解けないような問題は定期試験では絶対出題しないので安心して履修登録してください。 とりわけ、秋学期は特に、プリントを読むだけよりも、チラシの裏でもいいから、気軽に手を動かす、オプションの損益図や要点をメモとして気楽に、繰り返し手書きで書いてみて、ノートに内容をまとめることが、遠いようで近道です(急がば回れ)。 定期試験は、誤文修正(修正箇所を自分で見つけて、手書きで直す、正文の場合は丸だけをつける)という短答式問題が中心となります。短答式ではありますが、本質的な理解度を問う適切な良質な短答問題となります。自分で修正箇所を見つけて、それを記述するので、山勘では解けず、正確な知識・理解がないと正解できないようになっています。マークシート用紙の四択などの記号選択のような山勘、穴埋め問題への単純丸暗記勉強では解けないようになっています。理解していないと解けない問題が出ます。 試験勉強としては、短答式でも、日本語文章説明問題並みなので、直前にプリントを読むだけなのは得策ではありません。闇雲にマーカーを引いて、事項をばらばらに、わけもわからず丸暗記しようとすると、かえって遠回り・非効率となります。試験勉強は、考えながらノートに手で書いてまとめなおす形で「理解」しながら自然と覚えるのが「急がば回れ」の近道です。 授業を真面目に聞くか、試験前に十分な復習をすれば、試験はむしろ素直で、簡単ですので安心してください。(他の科目では、記号選択や穴埋めでは、差がつかないので、難しい問題も織り交ぜることになる)試験問題は、前年と全く同じ問題は出ませんが、奇をてらった問題や計算問題や数式は一切出さないので、安心してください。試験問題は、奇をてらわず、授業の基本を素直に出すので、採点も、極めて公平公正ですので、安心してください。

8.その他

2019年度授業改善アンケートの回答において、予習・復習用としてOh!Meijiシステム上の資料が役に立ったとの回答があったので、授業の補足・発展学習を含めて、さらに充実させる予定です。

注意事項。1) この科目では、全員、定期試験では、設問と関係がないこと、具体的には、学部、学年組番号、氏名以外の属性情報(クラブ名など)や、言い訳・嘆願などを書いたら、レポートや試験で出来ている部分を含めて、全部を0点、F�不可とする。私は、きちんと勉強すれば、ちゃんとと解ける問題を出しているので、少しでもまっとうな努力の跡が見受けられれば、好意的に加点するので、がんばってください。2) 3・4年生に関して注意。3・4年生のみ自主レポートが全部必修となるので、注意されたい。試験会場も駿河台で、全く別の試験問題で行われる。試験形式も、オール論述式である。試験の採点基準も厳しい。3) 授業中は私語は当然禁止です。また、大学の規定で、白板や授業の撮影も、一切禁止されています。 また、授業中、学生がパソコンを使うのを禁止する。ひとつは、教員が授業に集中できなくなるからである。パソコンでノートを取るという言い訳は、申し訳ないが、認められない。アメリカの大学の研究結果でも日本の他大学でも、学生はパソコンで別のことをやっていることが判明しているからです。 私語やパソコンをやりたければ、出席は取らないので、教室の外で、思い切りやってください。

和泉

科目ナンバー:(CO)ECN261J 科目ナンバー:(CO)ECN261J

06基本133-152_商学2_2020.indd 151 2020/03/15 15:45:26

Page 152: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 152 ―

貿易総論A 森元 晶文

2単位 春学期・秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標授業概要:ヒト・モノ・カネ・情報が世界中を行き来する今日の国際社会において、経済のグローバル化をけん引する仕組みの一つが貿易である。本講義では、貿易理論の基礎と国際貿易の制度的基盤ならびに戦後の展開過程について理解を深め、今日の国際貿易が抱える課題を考察していく。

到達目標:貿易総論Bと合わせ、商学部の学生として貿易に関する基本知識を習得することを目指し、将来世界で広く活躍するための土台部分を形成する。

2.授業内容第1回:貿易とは何か/講義の概要第2回:貿易の歴史第3回:国際貿易と分業第4回:比較優位と絶対優位第5回:比較生産費説第6回:自由貿易と保護貿易第7回:公正貿易の意義と課題第8回:戦後国際貿易の基盤(1)�GATTの機能と役割第9回:戦後国際貿易の基盤(2)IMFの機能と役割第10回:戦後国際貿易の基盤(3)UNCTADと途上国第11回:国際貿易の展開(1)貿易をめぐる対立第12回:国際貿易の展開(2)WTOの機能と役割第13回:国際貿易の展開(3)WTOの課題第14回:グローバリゼーション下の貿易の課題

3.履修上の注意・初回の授業において履修上の注意事項を説明するので、受講希望者は必ず出席すること。・貿易総論の「A・B」は履修の順序を意味するものではないので、「A・B」のどちらから履修しても構わない。・授業中の私語など、他の学生に迷惑がかかる行為は厳禁とする。・日頃から新聞やテレビなどの経済ニュースや国際ニュースを見聞きし、今日の貿易や世界経済に対する認識や問題意識を深めておくこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・事前に教科書を読み、当該箇所を確認すること。・教科書や配布資料を用いて復習を行うとともに、理解できなかった点は、教員あるいは学習支援室に質問すること。

5.教科書小林尚朗・篠原敏彦・所康弘編 『貿易入門-世界と日本が見えてくる』大月書店、2017年。

6.参考書・福田邦夫、小林尚朗編『グローバリゼーションと国際貿易』大月書店、2006年。・福田邦夫監修『世界経済の解剖学:亡益論入門』法律文化社、2014年。・その他、授業内で適宜紹介していく。

7.成績評価の方法平常点(20%)、講義課題(20%)、期末試験(60%)。平常点は授業への参加・貢献度、およびミニレポートの状況を総合的に判断する。

8.その他講義内容に関する質問やその他の相談などは、原則として、授業前後の時間帯に教室で対応する。

和泉

貿易総論B 所  康弘

2単位 春学期・秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標*授業概要:本科目では、基礎的な貿易ルール、直接投資と多国籍企業、国際収支、サービス貿易、ヒトの移動など、現在の世界が抱える貿易の課題や原理について、具体的な事例をもとに考察する。

*到達目標:貿易総論Aと合わせ、商学部の学生として貿易に関する基本知識を習得することを目指し、将来世界で広く活躍するための土台部分を形成する。

2.授業内容第1回 講義の概要第2回 貿易の課題<1>貿易戦争①第3回 貿易の課題<2>�貿易戦争②第4回 貿易の課題<3>�貿易と権力①第5回 貿易の課題<4>�貿易と権力②第6回 貿易の課題<5>�貿易と格差①第7回 貿易の課題<6>�貿易と格差②第8回 貿易の原理<1>�多国籍企業と貿易第9回 貿易の原理<2>�直接投資と貿易第10回 貿易の原理<3>�国際収支と貿易第11回 貿易の原理<4>�外国為替と貿易第12回 貿易の原理<5>�サービス貿易第13回 貿易の原理<6>�ヒトの移動と貿易第14回 貿易の原理<7>�まとめ�

3.履修上の注意・貿易総論の「A・B」は履修の順序を意味するものではない。そのため「A・B」のどちらを先に履修しても構わない。あるいは「総論A」の未履修者も本科目を履修できる。・授業中の私語など、他の学生に迷惑がかかる行為は厳禁とする。・初回の授業において履修上の注意事項を説明するので、受講希望者は必ず出席すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に教科書を読み、当該箇所を確認すること。

5.教科書小林尚朗・篠原敏彦・所康弘�編�『貿易入門』大月書店、2017年。

6.参考書所康弘�『北米地域統合と途上国経済』西田書店、2009年。所康弘�『米州の貿易・開発と地域統合』法律文化社、2017年。

7.成績評価の方法第1中間レポート(5月頃、20%)、第2中間レポート(6月頃、20%)、期末試験(7月、60%)。

8.その他中間レポートの課題と提出時期は講義中に指示する。

和泉

科目ナンバー:(CO)ACC251J 科目ナンバー:(CO)ACC251J

06基本133-152_商学2_2020.indd 152 2020/03/15 15:45:26

Page 153: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

7.応用展開科目

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 153 2020/03/04 19:00:36

Page 154: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 155 ―

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 154 2020/03/04 19:00:36

Page 155: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 155 ―

総合講座A(フューチャースキル講座) 2単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標(1)主体性に学ぶ、(2)社会に興味を持ち、社会を知る、(3)現状の力を認識し、社会で求められる力を理解し、これからの学びを構築する。この授業は、社会で活躍するために必要な力とは何かを知り、その力の取得のために何が必要かを自主的に考え、今後の学びを構築することを目的として行われます。そのために本講義は実際の企業の方々と商学部教員の協働によって行なわれます。 上記の目的を達成するために授業で扱う課題は、協力企業(2社を予定)のビジネス現場で取り組まれている実際の課題です。みなさんはそのような「リアルな企業」の課題と格闘することを通して、社会で求められている能力と、自分の現在の力とのギャップを理解できるはずです。 なお、この授業は、グループワークを基本としています。これは大学や企業において、さまざまな課題に取り組む基本的なスタイルです。グループワークを通して、コミュニケーション能力も培って下さい。

2.授業内容第1回 授業オリエンテーション(講座の目的)とマインドセット       (ビジネス、社会を意識した大学生としての学び方、身に付けたい考え方)第2回 企業テーマへの取り組み方       (課題とは何か、課題への取り組み方、グループワーク、次回の課題設定への事前準備)第3回 テーマA 1. 企業Aのゲストスピーカーからの課題設定第4回 テーマA 2. グループワーク(研究プレゼンテーションテーマの設定)第5回 テーマA 3. 企業Aのゲストスピーカーへのプレゼンテーション(研究成果の中間発表)第6回 テーマA 4. グループワーク(研究成果の最終プレゼンテーション発表の準備)第7回 テーマA 5. 企業Aのゲストスピーカーへの最終プレゼンテーションと講評第8回 前半(テーマ・企業A)の振り返り、後半(テーマ・企業B)に向けての準備第9回 テーマB 1. 企業Bのゲストスピーカーからの課題設定第10回 テーマB 2. グループワーク(研究プレゼンテーションテーマの設定)第11回 テーマB 3. 企業Bのゲストスピーカーへのプレゼンテーション(研究成果の中間発表)第12回 テーマB 4. グループワーク(研究成果の最終プレゼンテーション発表の準備)第13回 テーマB 5.企業Bのゲストスピーカーへの最終プレゼンテーションと講評第14回 本授業のまとめ(最終の振り返りを含め、今後の学びへの気付きを図る)

3.履修上の注意 本授業は、授業内だけでなく、授業外でも多くの時間を割いてグループワークを行うことに留意して下さい。そのため、問題意識を持って、積極的に授業に参加し、不明確な点は授業中にしっかり確認するように心がけてください。また、連続性のあるテーマをグループで扱うので、前回までの授業の理解が不可欠です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容この授業は、グループワークを円滑に進めるための十分な復習、また特に事前準備が不可欠です。

5.教科書 初回の授業時に、必要に応じて指示します。また、随時講義資料を配布します。

6.参考書 必要に応じて指示します。

7.成績評価の方法 この授業は、グループワークによる実践形式の授業であることから、日々の授業への取り組みを重視し、授業内でのディスカッション、プレゼンテーション、レポート等の成果物などをもとに、授業への総合的貢献度(100%)の観点から評価します。

8.その他この講義は商学部独自の総合講座です。定員は1クラス40名前後とします。複数のクラスを設定しますので定められた曜日・時限に受講して下さい。履修方法や各クラスの曜日・時限等、詳細については、新入生ガイダンス期間に行う「総合講座A(フューチャースキル講座)」の説明会で指示しますので、履修希望者は、必ずガイダンスに参加して下さい。また、テーマA、テーマBのそれぞれの最終プレゼンテーション(第7回、第13回)で、最優秀の評価を受けたチームは、「フューチャースキル講座」プレゼンテーション大会(秋開催予定)に選抜され、そのプレゼンテーション大会にて、プレゼンテーションをグループ全員で行うことになります。

久保 隆光・樋渡 雅幸鈴村美代子・齋藤美和子和泉

科目ナンバー:CMM191J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 155 2020/03/04 19:00:36

Page 156: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 156 ― ― 157 ―

総合講座B(ビジネスの現場) 2単位 秋学期1年次

1.授業の概要・到達目標 この講義では、「ビジネスモデルを試案する」という作業を通じて、現実のビジネスの難しさと面白さについて、自らの身体と現場感覚を持って学びます。具体的には、以下のような学びと気づきを養ってもらうことが目標となります。・「単なる思いつき」と「ビジネス」との違いを知る・問題発見力・課題解決力・チームワーク力・プレゼンテーション能力(伝える力)

2020年度は「株式会社スノーピーク」と「株式会社スープストックトーキョー」協力の下、両社が設定した事業戦略上の課題に沿って、受講生が自分の頭と手足を使い、分析・調査・ビジネスモデル構築を行う。講義の最後に、ビジネスモデルを両社に提案し評価を受ける。

2.授業内容第1回:オリエンテーション、協力企業との顔合わせ、チーム分け、課題発表第2回:協力企業に関する講義第3回:協力企業の店舗視察報告第4回:各チームの発表、ディスカッション第5回:各チームの発表、ディスカッション第6回:各チームの発表、ディスカッション第7回:各チームの発表、ディスカッション第8回:各チームの発表、ディスカッション第9回:各チームの発表、ディスカッション第10回:各チームの発表、ディスカッション第11回:各チームの発表、ディスカッション第12回:各チームの発表、ディスカッション第13回:各チームの発表、ディスカッション第14回:最終プレゼンテーション、協力企業からの講評

3.履修上の注意 講義の形式上、規定の講義時間以外での活動が必然的に多くなるため、想像以上に忙しくなります。「楽しそうだから」「面白そうだから」等の表層的な動機のみで履修することは控えてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容協力企業に関する各種報道資料などに可能な限り眼を通し、会社概要および事業内容について勉強しておくこと。教科書も各自必ず購入し事前に全て読んでおくこと。

5.教科書・山井太『スノーピーク「好きなことだけ!」を仕事にする経営』日経BP社、2014年。・山井太『スノーピーク「楽しいまま!」成長を続ける経営』日経BP社、2019年。・遠山正道『スープでいきます:商社マンがSoup Stock Tokyoを作る』新潮社、2006年。

6.参考書・井上達彦『ゼロからつくるビジネスモデル』東洋経済新報社、2019年。

7.成績評価の方法毎回の授業への取り組みを重視し、授業内でのディスカッション、プレゼンテーション、レポート等の成果物などをもとに、各自の総合的貢献度(100%)にもとづいて評価します。

8.その他この講義は商学部独自の総合講座です。定員は1クラス20名前後で2クラス設けます。応募者多数の場合には抽選としますが、「総合講座A(フューチャースキル講座)」を履修済みの学生を優先します。履修方法や各クラスの曜日・時限等、詳細については、5月(6月)に実施する「総合講座B(ビジネスの現場)」の説明会で指示しますので、履修希望者は、必ずガイダンスに参加してください。

富野 貴弘・齋藤美和子和泉

科目ナンバー:CMM191J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 156 2020/03/04 19:00:36

Page 157: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 156 ― ― 157 ―

総合講座(商学入門) 2単位 春学期1年次

1.授業の概要・到達目標 本総合講座は、初年次教育の一環として、商学部1年生がこれから学部4年間で学ぶ専門科目ならびに7つのコースの全体像を掴むことを目的とした授業である。第1回目には、商学とは何かについて、及びその学問的位置付け、商学部のコース制ならびに専門科目群の体系について説明する。 第2回目の授業からは、各コースの所属教員がコースの概要と学問分野について解説する。コースがさらに細かなサブコースや分野に分かれている場合、各コースの講義は複数回に渡り、各サブコース・分野の所属教員が交替で各専門分野の基本的な内容を解説する。 講義の目標は、商学研究の社会活動や企業経営における応用について、ならびに商学の社会的役割や学問的位置付けについて、その概要を理解することである。 1年生にとっては商学部の専門教育の概要を知り、商学専門演習(ゼミナール)とコースを選択するために絶好の機会となる授業である。すべての1年生がこの総合講座を履修することを強く薦める。

2.授業内容第1回:4月10日 「商学部の7コース制について」       畑農鋭矢第2回:4月17日 「フロンティアからみた経済学(ミクロ編)」 海老名剛第3回:4月24日 「フロンティアからみた経済学(マクロ編)」 千田亮吉第4回:5月 1日 「交通サブコース」             藤井秀登第5回:5月 8日 「流通・マーケティング サブコース」    菊池一夫第6回:5月15日 「金融入門」                萩原統宏第7回:5月22日 「貿易理論・政策サブコース」        小林尚朗第8回:5月29日 「国際経営・貿易取引サブコース」      篠原敏彦第9回:6月 5日 「インシュアランス サブコース」      浅井義裕第10回:6月12日 「アカウンティングコース(管理会計)」   前田 陽第11回:6月19日 「アカウンティングコース(財務会計)」   加藤達彦第12回:6月26日 「マネジメントコース(情報分野)」     山下洋史第13回:7月 3日 「クリエイティブ・ビジネスコース」     水野 誠第14回:7月10日 「マネジメントコース(経営分野)」     富野貴弘

3.履修上の注意 各回の担当教員が変わるので、授業には毎回出席して、商学部で学ぶ基本的なことがらについて、しっかりと理解すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に授業に関連する文献等で予習し、受講後はその内容を再度確認すること。

5.教科書 各回の講義で参考資料を配布する場合がある。

6.参考書明治大学商学部編『新版 これが商学部!』(同文舘出版)

7.成績評価の方法 授業への貢献度30%、定期試験70%で評価する。

8.その他 商学専門演習(ゼミナール)の選択や、3年次からのコース選択に際して、本講義の内容を参考にして欲しい。

畑農 鋭矢和泉

科目ナンバー:CMM191J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 157 2020/03/04 19:00:36

Page 158: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 159 ―― 158 ―

総合講座(商学研究入門)/ハイブリッド型 2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 本総合講座の秋学期のこの授業では、明治大学社会科学研究所の総合研究として2019年度から共同研究されている「SDGsに関する商学的研究」に参加する商学部駿河台・和泉の教員によって分担して開講される。SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略であり持続可能な開発目標のことである。2015年の国連総会で採択された17の目標から構成され、「8 働きがいも経済成長も」「9 産業と技術革新の基盤をつくろう」「12 つくる責任つかう責任」「17 パートナーシップで目標を達成しよう」といったものがあげられる。各回とも。駿河台もしくは和泉の商学部教員がSDGsについてそれぞれの研究分野の観点から、1・2年生にも理解しやすいように平易に解説するという授業である。ビジネスのみならず、気候変動や環境、エネルギーなどさまざまな問題がSDGsとして取り上げられるので、商学部のすべての1・2年生がこの総合講座を履修することを薦める。

2.授業内容第1回 9/25「SDGsから見た信頼される会社とは」コーディネーター山本昌弘第2回 10/2「SDGsと大学教育」出見世信之第3回 10/9「SDGsと企業経営」出見世信之第4回 10/16「日本の離島における居住のサステナビリティ」山下洋史第5回 10/23「日本の湖沼における環境評価問題」山下洋史第6回 10/30「SDGs実現のための業績評価」前田陽第7回 11/13「企業の成長・イノベーションと経営システム」前田陽第8回 11/20「SDGsと共創」鈴村美代子第9回 11/27「SDGsと地域づくり」中川秀一第10回 12/4「SDGsと従業員の健康経営」姚俊第11回 12/11「SDGsと食料問題」浅賀宏昭第12回 12/18「SDGsと環境問題」森永由紀第13回 1/8「ESG評価とSDGs」萩原統宏第14回 1/15「SDGsと中小企業」コーディネーター山本昌弘

3.履修上の注意各回で担当教員が異なるため、履修者は毎回の出席が求められる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容これが商学部シリーズ3『ビジネス研究の最前線』明治大学商学部編(2012年3月)(同文舘出版)第5章

5.教科書統一された教科書は使用しない。各回担当教員の指示に従うこと。

6.参考書これが商学部シリーズ3『ビジネス研究の最前線』明治大学商学部編(2012年3月)(同文舘出版)第5章

7.成績評価の方法定期試験70%、授業参加に基づく平常点30%なお、定期試験は最終回のBモジュールで期間前試験として実施する。

8.その他同じ時間帯の春学期に開講される商学入門とセットで履修することが望ましい。

山本 昌弘和泉

科目ナンバー:CMM191M

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 158 2020/03/04 19:00:36

Page 159: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 159 ―― 158 ―

Essentials Commerce A Jun Yao

2単位 春学期2〜4年次

1.授業の概要・到達目標This class will study basic business concepts and intermediate and communication skills in English.

2.授業内容1.Developing a Business Mindset2.Entrepreneurship3.Investing in the future4.What is the business model?5.Group presentation and discussion6.Business Ethics and Corporate Social Responsibility7.Managing across culture8.Presentation and discussion9.Human resource management10.Employee health and motivation11.Presentation and discussion12.Production Systems13.Financial Information and Accounting Concepts14.The Art and Science of Marketing

3.履修上の注意This class will be conducted in English. Students should have at least the motivation to understand and communicate in English with each other. The presentation will be made in English individually or by a group.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Participants are expected to spend a certain amount of time preparing for their presentations. The PowerPoint presentation is also recommended.5.教科書Courtland L. Bovee& John VThill, (2019), Business in Action, Global Edition (9e), Pearson Education Limited ISBN-13: 978-12923309696.参考書To be announced

7.成績評価の方法Homework and class quiz (20%). Presentation (60%), Active participation in discussion (20%).

8.その他Students are expected to reach at the CEF level from B1 to C1. https://learnenglishteens.britishcouncil.org/cef-levels

和泉

Essentials Commerce B Yuri Matsubara

2単位 秋学期2〜4年次

1.授業の概要・到達目標This class will learn the basic concept and principals of international taxation in English.

2.授業内容<第1回>Introduction:The international tax regime<第2回>Jurisdiction to tax definitions<第3回>The Source Rules<第4回>Inbound taxation: passive income<第5回>Inbound taxation: active income<第6回>Transfer Pricing<第7回>Guest lecture (1)<第8回>Outbound Taxation<第9回>The Tax TreatyNetwork<第10回>Capital versus Labor Mobility<第11回> The Single Tax Principle and the problem

of non-discrimination<第12回>Guest lecture (2)<第13回>Base Erosion and Profit Shifting<第14回> Conclusion: The future of the international

tax regime3.履修上の注意This course is aimed to understand the international taxation principle and policy which become important for multi national enterprises and financial institutions throughout the past decade. Meanwhile, cross border financial transactions are also important for people who work in foreign countries.

For lesson 4-14, at least one student shall make a presentation (15-20 min) with handout or slides on that topic. Then after other students shall start discussing on relevant topics. Finally. the main speaker will summarize the outcome and submit a brief paper on the conclusion. As an exercise, lesson 2 and 3 shall be conducted by foreign guest lecturers.

4.準備学習(予習・復習等)の内容All students shall be prepared for the reading material in advance. During the class they are expected to participate in discussion.5.教科書To be announced.

6.参考書To be announced.

7.成績評価の方法Class Discussion and participation (30%). Individual research paper writing (30%) and presentation (40%).

8.その他

和泉

科目ナンバー:(CO)MAN221E 科目ナンバー:(CO)MAN291E

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 159 2020/03/04 19:00:37

Page 160: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 161 ―― 160 ―

Applied Commerce A Tetsuya Usui

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標This course provides an in-depth and applied study of the international marketing practices and theories in the real business world. Students will learn how theories in business and commerce can be applied to solve the real business issues. Therefore, this course consists of not only lectures by an instructor but also individual presentation project, group discussions, fieldwork, and an international student visit as well.

2.授業内容1:Introduction to the Applied commerce A2: What’s marketing strategy and how to apply to

the real business issues3:Presentation project 1:Social and cultural issues4: Group discussion 1:McDonald’s goes global,

really? 5:How a business expands to the global market6: Presentation project 2:Standardization vs.

Adaptation7:Group discussion 2:Starbucks in Australia8: Fieldwork:What’s uniqueness of Japanese

marketplace9:Fieldwork continued10:Team presentation 111:Team presentation 212:International student visit 13: Guest lecture by an executive from Japanese

global company14:What we have learned so far

3.履修上の注意Students are expected to get involved all classroom activities and contribute to other participants. Students are expected to be fluent in English communication. In accordance with the policies of Meiji University, class attendance is required and classes will start promptly at the scheduled time.4.準備学習(予習・復習等)の内容Students need to review the handouts that provided in the last class.

5.教科書To be announced in the first class

6.参考書To be announced in the first class

7.成績評価の方法Your final grade will be based on your performance onClass participation and individual project 60%Group project 40%The evaluation may be subject to be changed. Please find it in the first class.8.その他

駿河台

Applied Commerce B Tetsuya Usui

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標This course provides an in-depth and applied study of the international business management practices and theories in the real business world. Students will learn how theories in international business management can be applied to solve the real management issues. Therefore, this course consists of not only lectures by an instructor but also individual presentation project, group discussions, fieldwork, and an international student visit as well.2.授業内容1:Introduction to the Applied commerce B2: What’s international business management and

how to apply to the real business issues3: Presentation project 1:Diversity in global

business4: Group discussion 1:Diversity management in

Japanese firms5: Global mindset and business leaders in the global

marketplace6: Presentation project 2:Global mindset and

leadership7:Group discussion 2:How to work at Japanese8: Fieldwork:What’s uniqueness of Japanese

workplace9:Fieldwork continued10:Team presentation 111:Team presentation 212:International student visit13: Guest lecture by an executive from Japanese

global company14:What we have learned so far3.履修上の注意Students are expected to get involved all classroom activities and contribute to other participants. Students are expected to be fluent in English communication. In accordance with the policies of Meiji University, class attendance is required and classes will start promptly at the scheduled time.4.準備学習(予習・復習等)の内容Students need to review the handouts that provided in the last class.

5.教科書To be announced in the first class

6.参考書To be announced in the first class

7.成績評価の方法Your final grade will be based on your performance onClass participation and individual project 60%Group project 40%The evaluation may be subject to be changed. Please find it in the first class.8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM311E 科目ナンバー:(CO)MAN361E

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 160 2020/03/04 19:00:37

Page 161: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 161 ―― 160 ―

ジョブ・インターンシップ 2単位 春学期集中3年次

1.授業の概要・到達目標 実際に企業で勤務を通じビジネス体験をするインターンシップを経験することは、学生にとって得難い経験になります。 しかし、どのようにインターンシップの場を迎えるかによって得られる経験は異なってきます。 ビジネス上のマナー・ルールは、これまでのみなさまが教育の場で実践してきたマナー・ルールとは異なります。このことに戸惑ってしまうと期待していた経験が出来ないという残念な結果となることもあります。 このような結果を防ぎ、夏季休暇を活用して、実際に経験いただくインターンシップ活動をより有益な経験とするため、本講義では事前にビジネスの現場で経験を積んだ担当教員からビジネスとしてのマナー・ルールを学ぶ機会を設けています。 もちろん、マナー・ルールは座学だけで学ぶことは難しいものです。 このため、多くのビジネス経験者や私との双方向のコミュニケーションから多くの気付きを得ていただき、様々なビジネスの疑似体験を事前に行ってもらうことを想定しています。 春学期にこのようなプロセスを経ていただくことにより、戸惑うことなく、インターンシップという実現場での貴重な時間を大切な気付きに使ってもらえるようにカリキュラムを構築しています。

2.授業内容第1回:インターンに取り組むにあたって<1>(社会と学生の違い、など)第2回:インターンに取り組むにあたって<2>(目的を持つことの重要性、など)第3回:ビジネスマナー講座<1>第4回:ビジネスマナー講座<2>第5回:経営者・起業家の考え方(ビジネスモデルの重要性)第6回:専門的な職業家(プロフェッショナル)の考え方(専門性の高い業務のあり方、進め方)第7回:より年齢の近い先輩たちからのアドバイス(大学での学びの連動性、実際に勤務上、大切にしていること)第8回:インターンを有益に行うために<1>(プロセスの重要性)第9回:インターンを有益に行うために<2>(リサーチと企画の構築)第10回:プレゼンテーションの重要性第11回:プレゼンテーションの構築(テーマに対してグループで実施)第12回:プレゼンテーションの実施と考察第13回:企業研究およびインターン先の確定第14回:最終報告会

3.履修上の注意 上記カリキュラムについては、多くの外部講師の協力を得て実践的な形で行います。 このため本講義については、能動的に講義に参加してもらうことが必須となります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 各週ごとに外部講師の協力を得る等、実践的な形式での講義を想定しています。 講義の成果を高めるためにも各週の内容をしっかり理解し、翌週を迎えることが重要となります。 しっかりした復習をお願いいたします。

5.教科書 基本的には資料を準備しますが、必要に応じて授業内で指示するようにします。

6.参考書 参考資料については適宜指示します。

7.成績評価の方法 実践形式の講義であることから、日々の講義への取り組みを重視します。 成果報告会はもちろんインターン先からの報告書も加味し、講義内のディスカッション等も含め総合的に評価を行います。 (成果発表関連:50%、講義への取り組み状況(ディスカッション等の参加等)の平常点:50%)

8.その他 ビジネス現場を経験した担当教員からビジネス現場と学生としての環境の違いを伝えさせていただきます。 学内で知れることはしっかりと体感してもらい、その後のインターンシップで本当の現場を体感してもらいたいと思います。 是非、積極的な姿勢で取り組んで欲しく思います。 また、本講義の受講については、カリキュラムの通り実践的な対応が主となるため、定員があります。 このため、2年次12月頃に説明会を行い、選考方法について連絡をいたします。 その選考過程に参加することが必須となりますので、留意してください。

名越 洋子樋渡 雅幸駿河台

科目ナンバー:(CO)INS315J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 161 2020/03/04 19:00:37

Page 162: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 162 ― ― 163 ―

貿易特殊講義 森元 晶文

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 現代の国際貿易は、企業を中心とする取引だけでなく消費者による直接的な取引や、また有形の商品だけでなくサービスや知的財産など無形の商品取引など、20世紀までの構造から大きな変化を遂げています。その背景には様々な要因が絡んでいますが、インターネットの爆発的な普及をはじめとする情報通信技術(ICT)の飛躍的な革新が大きな役割を果たしてきました。本講義では、ICTの革新によるサービスの「貿易可能化革命」を一つの柱として展開するとともに、21世紀の国際貿易が抱える新たな課題にも目を向け、受講者の知見を深めることを目的としています。2.授業内容第1回:aのみ:イントロダクション第2回:現代国際貿易の新局面第3回:サービス貿易の変容と深化第4回:WTO協定とGATS第5回:サービス貿易<1>海外旅行第6回:サービス貿易<2>国境取引第7回:サービス貿易<3>企業の海外展開第8回:サービス貿易<4>人の移動第9回: 知的財産と貿易第10回:デジタル貿易とは第11回:拡大する越境電子商取引(越境EC)第12回:貿易と環境問題第13回:貿易と持続可能な開発目標(SDGs)第14回:全体のまとめ

3.履修上の注意 各回の授業内容は単発的なものではなく、一つの大きな流れのもとに構成されています。講義の最初に前回講義の内容確認を行いますが、出来るだけ毎回出席することを心がけてください。欠席した場合には、Oh-o! Meiji systemを通じて配布プリントを入手し、講義内容を確認してください。 なお、私語など授業を阻害する行為は厳に慎むようにしてください。4.準備学習(予習・復習等)の内容 各界の講義で配布するプリントを読み返すこと。また、新聞などを通じて、次回の講義内容にかかわる情報を積極的に収集して講義に参加することにより、内容の理解が深まります。5.教科書 教科書は指定せず、毎回プリントを配布します。

6.参考書 小林尚朗・篠原敏彦・所康弘編(2017)『貿易入門 世界と日本が見えてくる』大月書店。 その他、講義の中で適宜紹介していきます。7.成績評価の方法 平常点(20%):リアクションペーパーの提出回数(Oh-o! Meiji systemを利用) 期末試験(80%):持ち込み不可8.その他 「2.授業内容」で記載した内容・順序は、受講生の理解度など、必要に応じて変更する可能性があります。

駿河台

経営特殊講義 鈴村 美代子

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標本講義は、主に社会心理学や社会学をベースとした組織行動論(OB)の主要な諸理論について理解を深めていきます。組織行動論とは、組織の文脈における人間や集団の行動を理解しようとする学問です。本講義では、組織における人間の行動と、組織の目標達成に向かって効果的に組織パフォーマンスを発揮できるよう人々を導いていく能力について理解することを目標とします。

2.授業内容第1回  経営管理論、経営組織論、組織行動論とはど

のような学問か第2回  経営理論の歴史(1)産業の発展と科学的管理

法第3回 経営理論の歴史(2)人間関係論第4回 初期のキャリア形成と組織社会化第5回 組織文化第6回 ケース:組織社会化と組織文化第7回 組織における意思決定第8回 集団のダイナミズムとダークサイド第9回 ケース:リーダーシップとモチベーション第10回 モチベーション理論第11回 リーダーシップ理論第12回 関係性のリーダーシップ第13回 コンフリクト・マネジメント第14回 a)まとめ  b)試験

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容指定した参考書等を利用して、講義内容と関連する箇所に目を通すことが望ましい。

5.教科書教科書は指定しません。

6.参考書上野恭裕・馬場大治(2016)『経営管理論【ベーシック+】』中央経済社稲葉祐之・井上達彦・鈴木竜太・山下勝(2010)『キャリアで語る経営組織 ‐ 個人の論理と組織の論理』有斐閣アルマその他に関しては講義中に適宜紹介します。

7.成績評価の方法期末試験(60%)、ショートレポート(20%)、リアクションペーパー(20%)試験の持ち込みは不可です。評価方法の詳細については第1回目の授業で説明します。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN361J 科目ナンバー:(CO)MAN321J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 162 2020/03/04 19:00:37

Page 163: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 162 ― ― 163 ―

会計特殊講義A 吉川 信將

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 商品・サービスの主要な生産・取引主体であり、多くの人々に雇用の場を提供するなど、現在の経済社会の中で会社が果たす役割はますます大きくなっています。本講義では、こうした会社の組織・運営を規律する会社法につき、最も活用されている形態である「株式会社」に関する規律を中心に解説します。 会社の区分とその特徴、出資者・経営者・会社債権者間の利害を調整して会社の健全な運営をはかるための仕組み、会社が状況の変化に柔軟に対応できるよう設けられた種々の制度など会社法の基本的事項を理解できるようになることが目標です。

2.授業内容第1回:会社法の構造・役割ほか第2回:株主有限責任制度、会社法の役割第3回:株式会社の機関設計第4回:株主総会(その1)第5回:株主総会(その2)第6回:取締役(会)、代表取締役第7回:指名委員会等設置会社、監査役等委員会設置会社第8回:役員等の責任第9回:株式(その1)第10回:株式(その2)第11回:資金調達第12回:計算第13回:組織再編、設立・解散第14回a:試験   b:まとめ

3.履修上の注意出欠は毎回確認し、出席不良者には期末試験の受験を認めませんので注意してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容正確に理解できなくても構いませんので、授業前にテキストを一読してください。なじみの薄い専門用語や法制度が多数出てくると思われます。受講後は、そうした語句の意義や制度の趣旨が理解できたか確認してください。また、よくわからなかった箇所はそのままにせずに遠慮なく質問するようにしてください。授業で講ずる事項の理解を深めるためには実例をサンプルにするとよいでしょう。新聞・雑誌・インターネット上に現れる企業の経済活動に関するニュースに目を通すようにしてください。

5.教科書教科書は特に指定しません。ただし、2019年会社法改正を反映したText類が開講時までに刊行されれば、それを授業時に紹介します。

6.参考書 授業の際に適宜指示します。

7.成績評価の方法 定期試験70%、授業への参加態度(確認テスト含む)30%の割合で評価します。

8.その他 2019年に会社法が改正されました。六法等はそれを反映したものを用意してください。

和泉

会計特殊講義B 小松 義明

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標 会計監査、特に財務諸表監査はその利用者に対し、公認会計士(または監査法人)がその情報内容の信頼性を高度に保証する社会的システムです。しかし、歴史上いく度もその信頼性が大きく揺らぐ事件・事象が発生し、これを改善する試みがなされてきました。現在、監査制度が社会に果たす役割が注目され、また大きな変革の時期にあります。この授業は、監査の基礎概念を学ぶと同時に、社会的な制度として存在する財務諸表監査のフレームワークについて学びます。 本授業を監査論履修の準備段階と位置付け、監査の開始から終了までの一連の過程を概説することを中心とします。その際、会計監査に関する理解を深めるため、これまで監査上問題とされた粉飾決算等の不正会計の事例も取り上げ理解を深めます。

2.授業内容<1>授業の進め方に関する説明(成績評価法等)<2>会計監査のフレームワーク(1)(財務諸表監査の必要性、二重責任の原則の意義)<3>会計監査のフレームワーク(2)(監査人の独立性)<4>会計監査の歴史(米国、英国、フランス、ドイツおよび国際化)<5>金融商品取引法に基づく会計監査制度(粉飾事件の頻発と会計監査の制度化)<6>会社法監査制度(コーポレートガバナンスと会社機構)<7>職業監査の規範(公認会計士法、監査基準、監査人の法的責任)<8>監査戦略の展開(1)(内部統制の目的と構成要素)<9>監査戦略の展開(2)(内部統制と会計監査─リスクアプローチ)<10>会計監査の実施(1)(監査実施のプロセス、内部統制の評価)<11>会計監査の実施(2)(実証手続、継続企業の前提に関する監査)<12>監査意見と監査報告書(1)(適正表示に関する意見)<13>監査意見と監査報告書(2)(除外事項と種々の意見)<14>現代会計の特質と監査制度の役割

3.履修上の注意 この講義は企業の会計および監査に関する現実的なテーマを扱うので、日頃から新聞・雑誌等により経済問題に関心を寄せておくことが必要です。さらに、簿記・会計の基礎的知識(「簿記学」程度の学習内容)を復習しておくことが前提となります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に教科書を読んで会計監査に関する問題意識をもって授業に臨むようにしましょう。教員は、教科書に従って授業を進めるので、終了時には問題点が解決できたか検証しましょう。復習として、もう一度教科書を読み直し、授業で扱った内容が把握できているか、特に会計監査の専門用語の意味が理解できるか確認しましょう。

5.教科書山浦久司『監査論テキスト』(中央経済社)の最新版

6.参考書山浦久司『会計監査論(第5版)』(中央経済社)加藤達彦『監査制度デザイン論』(森山書店)鈴木義夫・千葉修身『会計研究入門』(森山書店)盛田良久・百合野正博・朴大栄編著『まなびの入門監査論』(中央経済社)

7.成績評価の方法 授業中の課題の提出およびレポート提出で評価します。授業中の課題 30% 4回程度実施します。授業で扱ったテーマをよく理解しているかどうかを評価します。レポート 70% 授業の内容を理解したうえで、与えられたテーマを深く考察し、自己の表現で記述しているかどうかを評価します。

8.その他 会計を監査の観点で学んでみようと思う学生を歓迎します。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAW161J 科目ナンバー:(CO)ACC161J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 163 2020/03/04 19:00:37

Page 164: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 164 ― ― 165 ―

特別テーマ実践科目A(SDGs調理科学) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標(1)概要:この授業では、SDGs(持続可能な開発目標)である食料問題と環境問題の解決をめざす取り組みとして、肉を食べる量を減らすために貢献しうる「大豆を主要材料とした新しいメニュー」を開発します。

(2)到達目標:この授業における取り組みを通して、以下の①~③の理解を到達目標とします。①畜肉と大豆等の穀類の栄養生化学的、調理科学的な側面からみた特徴、②畜産から肉食までのフードシステムと六次産業化に通じる商品開発の基礎、③肉食と食料問題や環境問題との関連。

2.授業内容 畜産では大量の穀類が飼料として使われ、環境に負荷をかけて地球温暖化を促進させています。仮にタンパク質源、カロリー源として、畜肉の代わりに大豆を食べるならば、栄養学的にはより多くの人に食料を分け与えることが可能になります。さらにフードシステムの上流にある畜産による食肉生産量を減らすことができれば、地球温暖化の抑制につながります。この話を現実のものにするためには、大豆を美味しく食べるためのメニューのバリエーションはより多様であることが望ましいでしょう。大豆をより美味しく食べるための新しいメニューの開発は、SDGsに向けた課題の一つと位置付けられるのです。第1回 畜産と肉食の問題点を考える第2回 栄養学的に見た畜肉、代替肉第3回 科学的な官能評価の方法第4回 商品開発の実際第5回 調理実習(基本技術の習得)第6回 精進料理を参考にした調理実習第7回 ベジタリアン料理を参考にした調理実習第8回 新しいメニューの検討、レシピの作成第9回 新しいメニューの調理、レシピの修正第10回 修正レシピによる新しいメニューの調理と官能評価第11回 中間発表(1回目)、レシピの修正第12回 修正レシピによる新しいメニューの調理と官能評価第13回 中間発表(2回目)第14回 成果報告会における発表の練習

3.履修上の注意 実習の際は、白衣を着用して(白衣を持たない受講生は、初回の授業でサイズを添えて希望を出すことで、明大マートより入手可能なように手配する)、2班に分かれての取り組みとなります。また、準備、調理、片付け等に協力しない人がいると、授業が授業時間内に終わらない恐れがあります。片付けの終了は、班ごとに確認するので、班員全員で作業に取り組んでください。成果報告会の直前にも発表準備をしなくてはならないことがあります。食物アレルギーのある学生は必ず履修登録前に申し出て相談してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 インターネットを用いた既存のメニュー・レシピの検索、ならびにそれらを参考にして新たなメニュー・レシピの考案を求められることがあります。

5.教科書 用いない。授業時に必要な資料はプリントとして配付します。

6.参考書 『SDGs入門』(日経文庫、2015)など。他は初回の授業にて紹介します。

7.成績評価の方法 授業におけるテーマへの取り組み(40%)、成果報告会における口頭発表(50%)、ならびにレポート(10%)で評価します。

8.その他 科目担当者(浅賀)は食品衛生責任者資格を有しています。食品衛生に関することは特に細かく指導するので従ってください。

浅賀 宏昭和泉

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 164 2020/03/04 19:00:37

Page 165: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 164 ― ― 165 ―

特別テーマ実践科目A(地方商店街との相互コミュニケーションの促進A) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標明大前商店街のアンチエイジング=QRコードによる店舗情報の明大生への発信及び明大の状況や学生のニーズを明大前商店街に発信する双方向コミュニケーションを図り、明大に足を向けていただける周辺住民との関係の深化を達成する諸活動を展開する。

2.授業内容1 営業前総点検2 営業前総点検3 営業前総点検4 開店5 店舗経営6 店舗経営7 店舗経営8 店舗経営9 店舗経営10 情報誌の発行11 情報誌の発行12 店舗経営13 閉店たな卸し14 オペレーションリサーチ

3.履修上の注意実際の店舗経営を行う。実務であるから心して履修すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容桶谷功『インサイト』ダイヤモンド社などのマーケティングリサーチに関する書物を読んでおいてもらいたい。

5.教科書桶谷功『インサイト』ダイヤモンド社などを想定、開講時に指示する。

6.参考書なし

7.成績評価の方法実習への参加70%、率先力20%、理解力10%により評価する。

8.その他実践そのものの科目である。常に「動く」ことを意識せよ。

若林 幸男和泉

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 165 2020/03/04 19:00:37

Page 166: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 166 ― ― 167 ―

特別テーマ実践科目A(大災害時代の復興未来学) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標<<授業の概要>> 2018・2019年度開講した「東日本大震災を学ぶ」の後継授業です。東日本大震災から9年が経ち、未だ悲観的な情報に目が向きがちですが、被災地は未曽有の災害から確実に復興への道を歩んでいます。現在様々な大災害を経て、「復興学」という学問領域が立ち上がりつつあります。災害からの復興例はいくつも存在しますが、災害に対する議論が自然科学・社会科学を問わず広大な学問分野に及ぶことと、「何を以て復興」と呼ぶのか、「復興学」とは未だ定義が定まらない学問領域の一つです。この授業では、自然災害が起こる理由を科学的に考察し、「真の復興とは何か?」を考えます。<<到達目標>> 特別テーマ実践科目Aでは、災害が起こる科学的理由と社会的理由を対比して明らかにし、天災と人災の区別を理解することを第一の目標とします。次に、復興を出来る限り客観的に考察した上で、被災地への配慮を以ていかに表現するかを考えることが第二の目標です。

2.授業内容第1回:イントロダクション~授業ガイダンス・復興未来学とは?~第2回:大災害を理解する1~自然災害の科学的理解・自然災害はなぜ起こるのか?~第3回:大災害を理解する2~天災と人災・安全神話・原子力発電所事故~第4回:復興を考察する1~復興の現状を知ろう・今出来ることと時間がかかること~第5回:復興を考察する2~何を以て復興なのか?復興のゴールとは?~第6回:復興を考察する3~復興を妨げるもの・風評被害の実際~第7回:グループワーク(前半)~これまでの復習と成果報告会に向けた議論の構築~第8回:災害データベース活用実習1~各種データベース・ビックデータの理解~第9回:災害データベース活用実習2~データの抽出・解釈~第10回:災害データベース活用実習3~自由テーマ~第11回:グループワーク(後半)~実習結果を踏まえた発表テーマの補強~第12回:成果報告会に向けたプレゼンテーション演習~スライド作成~第13回:成果報告会に向けたプレゼンテーション演習~質問予想と解答作成~第14回:成果報告会に向けたプレゼンテーション演習~発表練習~※各授業は前半の講義(実習・演習の説明も含む)と後半のグループワークで構成します。受講生の理解度や興味の方向性によって時間配分を変更することがあります。

3.履修上の注意 秋学期特別テーマ実践科目B「大災害時代の復興未来学」を受講することを想定しています。授業では理系科目も扱いますが、触れたことのない学生も多数いると思いますので、「わからない」という素直な意思表示を歓迎します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習は必要ありませんが、授業中配布する資料には授業全体を通して必要とされる知識が含まれるため、適宜復習用に活用してください。メーリングリストを通じて授業に関連する記事を配信しますので、授業外での情報収集にも努めてください。また、1年生は基礎演習や文章表現の基礎教育科目にも積極的に取り組んでください。

5.教科書 授業開始時に、授業で使用するスライドを資料として配布します。

6.参考書 資料中に記載するとともに、必要に応じて紹介します。また、国内外の政府機関や学術機関等のホームページ等も必要に応じて紹介します。

7.成績評価の方法 授業への貢献度60%(成果報告会への参加20%、成果報告会発表練習への参加20%、普段の授業態度20%) レポート(複数回)40%の割合で成績評価を行います。授業への出席状況に比例して、発表練習・成果報告会の配点が変わりますので注意してください。実験・実習を欠席した場合、レポートを提出できない場合があります。

8.その他 成果報告会の日程に合わせて、課外授業として発表練習を行います。また、実習・演習の際には教室の変更もありますので、事前連絡に注意してください。また、首都圏で防災・科学技術に関連する展示会等が開催される場合には、他の授業の妨げにならない範囲で参加してもらうことがあります。

洞口 拓磨和泉

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 166 2020/03/04 19:00:37

Page 167: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 166 ― ― 167 ―

特別テーマ実践科目A(社会が求める科学技術イノベーション) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標<<授業の概要>> イノベーションとは、ある成熟した特定の分野の持つ手法を他分野の課題解決に適用し、その上で社会的意義のある新しい価値を創造することです。社会が求める様々な課題の克服に向け、科学技術イノベーションの創出は非常に重要です。この授業では、社会が求める課題を「医療」・「環境」・「農業」の三分野に代表し、これらの分野と科学技術の関りを科学史・経済史の両面から議論します。また、イノベーション促進の背景にあるビックデータと情報技術の発展を実感するため、AI・機械学習の初歩を実習を通して学び、社会が求める課題がどのように解決され得るのかを考察します。<<到達目標>> 特別テーマ実践科目Aでは、科学技術イノベーションを考察する前段階として科学史を、イノベーションの手段の一つとしてAI・機械学習の初歩について学びます。また、科学技術イノベーションの推進例として「環境」を取り上げ、今後の展開を議論します。

2.授業内容第1回:イントロダクション~授業ガイダンス・科学技術におけるイノベーションとは?~第2回:科学技術概論1~科学史と経済史~第3回:科学技術概論2~科学と技術・分野の専門化と総合化~第4回:科学技術概論3~フェルミ推定による自然科学分野の簡単な演習~第5回:科学と環境問題1~科学の発展と環境問題・科学による破壊と再生~第6回:科学と環境問題2~環境調和型科学技術とは?~第7回:グループワーク(前半)~これまでの復習と成果報告会に向けた議論の構築~第8回:AI・機械学習活用実習序論1~ AI・機械学習・ディープラーニングの違いについて~第9回:AI・機械学習活用実習序論2~簡単な活用例・環境問題への活用例など~第10回:AI・機械学習活用実習序論3~自由テーマ~第11回:グループワーク(後半)~実習結果を踏まえた発表テーマの補強~第12回:成果報告会に向けたプレゼンテーション演習~スライド作成~第13回:成果報告会に向けたプレゼンテーション演習~質問予想と解答作成~第14回:成果報告会に向けたプレゼンテーション演習~発表練習~※各授業は前半の講義(実習・演習の説明も含む)と後半のグループワークで構成します。受講生の理解度や興味の方向性によって時間配分を変更することがあります。

3.履修上の注意 秋学期特別テーマ実践科目B「社会が求める科学技術イノベーション」を受講することを想定しています。授業では理系科目も扱いますが、触れたことのない学生も多数いると思いますので、「わからない」という素直な意思表示を歓迎します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習は必要ありませんが、授業中配布する資料には授業全体を通して必要とされる知識が含まれるため、適宜復習用に活用してください。メーリングリストを通じて授業に関連する記事を配信しますので、授業外での情報収集にも努めてください。また、1年生は基礎演習や文章表現の基礎教育科目にも積極的に取り組んでください。

5.教科書 授業開始時に、授業で使用するスライドを資料として配布します。

6.参考書 資料中に記載するとともに、必要に応じて紹介します。また、国内外の政府機関や学術機関等のホームページ等も必要に応じて紹介します。

7.成績評価の方法 授業への貢献度60%(成果報告会への参加20%、成果報告会発表練習への参加20%、普段の授業態度20%) レポート(複数回)40%の割合で成績評価を行います。授業への出席状況に比例して、発表練習・成果報告会の配点が変わりますので注意してください。実験・実習を欠席した場合、レポートを提出できない場合があります。

8.その他 成果報告会の日程に合わせて、課外授業として発表練習を行います。また、実習・演習の際には教室の変更もありますので、事前連絡に注意してください。また、首都圏で環境・科学技術に関連する展示会等が開催される場合には、他の授業の妨げにならない範囲で参加してもらうことがあります。

洞口 拓磨和泉

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 167 2020/03/04 19:00:37

Page 168: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 168 ― ― 169 ―

特別テーマ実践科目A(ビジネス実践A) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 本授業では地域・地方をテーマにその土地で抱える社会課題にさまざまな角度から取り組んでいきます。 春学期は神奈川県三浦市をテーマ地域とし、三浦市の自治体・地元企業と連携してワークを進めていきます。地域の特性をつかみ、実際に現場へ足を運ぶなどのフィールドワークを通して地域への理解を深めてもらいます。実際に現地へ行くだけでなく、地元の方々との意見交換やグループワークを通して地域ビジネスを体感していきます。

※秋学期に設置してある特別テーマ実践B「ビジネス実践(発展編)」と通年履修することを推奨します。

2.授業内容第1回 授業内容の説明・グループワーク第2回 神奈川県三浦市/協力企業説明/課題提示第3回 レクチャー&ワーク第4回 過去事例研究発表第5回 フィールドワーク候補日①第6回 フィールドワーク①の発表第7回 フィールドワーク候補日②第8回 グループワーク②の発表第9回 中間発表第10回 グループワーク第11回 グループワーク第12回 グループワーク第13回 最終発表・優勝チームの決定第14回 全体振り返り

3.履修上の注意①  本講義はカリキュラムに連続性があります。このため秋学期科目である「ビジネス実践B」と併せての受講を想

定しています②  座学だけでなく、個人ワーク・グループワークを交えて取り組んでいきます。授業への積極的な姿勢、主体性が

求められます。毎回の授業でのインプット・アウトプットを通して地域への理解を深めてもらいたいと考えています。

4.準備学習(予習・復習等)の内容個人発表、グループ発表の際には事前に資料を作成し、当日までに準備してもらいます。

5.教科書特になし

6.参考書適宜必要なタイミングで参考書を指定します。

7.成績評価の方法・授業への参加度(30%)・グループワークへの貢献度(30%)・プレゼンテーション(30%)・リアクションシート(10%)

8.その他

齋藤 美和子和泉

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 168 2020/03/04 19:00:37

Page 169: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 168 ― ― 169 ―

特別テーマ実践科目A(ファッションビジネスA) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標ファッション/アパレル関係会社とのプロジェクトの実施 ファション業界の仕組み、デザイン、MD、PR、店頭などを考え、課題テーマに沿ってプレゼンテーション提案を行う

2.授業内容第1回 課題発表/方向性の策定第2回 市場分析第3回 市場分析第4回 企業訪問第5回 テーマ設定/課題の共有第6回 テーマ別市場分析第7回 分析結果中間報告準備第8回 中間報告第9回 商品選定から露出までの企画立案第10回 商品選定から露出までの企画立案第11回 フィールドワーク第12回 営業戦略立案第13回 PR /マーケティングプランの検討第14回 プレゼンテーション

3.履修上の注意秋学期特別テーマ実践科目B「ファッションビジネスB」、春学期特別テーマ研究科目A「ファッションビジネス」、秋学期特別テーマ研究科目B「ファッションビジネス」を併せて履修する事が望ましい。特別テーマ研究での授業内容がこの授業でのプレゼンテーション等に活かされる。グループでの行動、授業時以外でのチーム打ち合わせ等が多いので毎週、確実に出席し、チームでの共有と連帯が必要とされる

4.準備学習(予習・復習等)の内容あらゆるジャンルや分野の、ファッション専門誌や研究成果、経済状況などをチェックしておく事。授業外でのグループリサーチや課題の作成などが必要になる

5.教科書使用しない

6.参考書使用しない。プロジェクトの内容により、参考となるニュース、データ等の配布予定

7.成績評価の方法授業への参加意欲→60%プレゼンテーション→40%

8.その他なし

鈴木 順之和泉

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 169 2020/03/04 19:00:37

Page 170: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 170 ― ― 171 ―

特別テーマ実践科目B(フィールドワーク調査法 基本編) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標調査手法を講義しながら、資料収集による事前調査、現地での調査の企画、週末を利用した東京近辺の伝統工芸品産地などでの共同調査の実施といった一連のフィールドワークの手法を実践的に学びます。地域調査のためのフィールドワークの基本的な方法を学ぶことを目的とします。

2.授業内容第1講 フィールドワークの目的 ワークショップの手法(1)第2講 フィールドワークの設定 ワークショップの手法(2)第3講 フィールドワークの方法 ワークショップの手法(3)第4講 文献調査 文献資料の利用と分析 事前調査の手法(1)第5講 統計調査 統計資料の利用と分析 事前調査の手法(2)第6講 地図表現 古地図の活用 GISソフトMANDARAを使用した資料作成 事前調査の手法(3)第7講 アポイントメントと礼状 現地調査の手法(1)第8講 聞き取り調査の手法 現地調査の手法(2)第9講 アンケート調査の手法 現地調査の手法(3)第10講 現地共同調査の実施(1)第11講 調査結果の報告とまとめ(1)第12講 現地共同調査の実施(2)第13講 調査結果の報告とまとめ(2)第14講 研究調査活動の振り返りと課題の析出

3.履修上の注意週末に2回ほど現地調査実習を行います。予定を空け、日程調整に協力できるようにしておくこと。交通費等の多少の費用負担(1万円未満/回見込み)が必要です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容フィールドワークに関する文献を読んだり、新聞の地域欄の記事に目を配っておくとよいでしょう。また、講義時間外に受講学生たちのミーティングが必要です。

5.教科書特に定めません。

6.参考書竹川大介『野研!大学が野に出た フィールドワーク教育と大学堂』2017年9月20日、九州大学出版.梶田 真・仁平尊明・加藤政洋『地域調査ことはじめ-あるく・みる・かく-』ナカニシヤ出版.谷謙二『フリー GISソフトMANDARAパーフェクトマスター』2011年4月1日、古今書院.そのほか、必要に応じて配布。

7.成績評価の方法通常の講義の際の取り組みを中心に、報告書作成への貢献などを加味して評価します。現地調査に参加できない場合は、単位認定できないことがあります。平常点(講義への取り組み):10% 現地調査活動:30% 報告書作成:30% 報告会への参画:30%

8.その他

中川 秀一和泉

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 170 2020/03/04 19:00:37

Page 171: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 170 ― ― 171 ―

特別テーマ実践科目B(地方商店街との相互コミュニケーションの促進B) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標明大前商店街のアンチエイジング=QRコードによる店舗情報の明大生への発信及び明大の状況や学生のニーズを明大前商店街に発信する双方向コミュニケーションを図り、明大に足を向けていただける周辺住民との関係の深化を達成する諸活動を展開する。本講義では、Aでの実習を元に展開できる作業を継続しながらも、新規履修者のために市場調査のあらまし、インサイトへの接近方法を学習し、さらに明大前あるいは諸地域との相互連携を図る営業活動及びプロモーション活動を展開する予定である。とくに明大祭への地域住民の参加を促し、相互理解の発展を期する諸活動が後期の中心的テーマになる。

2.授業内容1 営業前総点検2 営業前総点検3 営業前総点検4 開店5 店舗経営6 店舗経営7 店舗経営8 店舗経営9 店舗経営10 情報誌の発行11 情報誌の発行12 店舗経営13 閉店たな卸し14 オペレーションリサーチ

3.履修上の注意実際の店舗経営を行う。実務であるから心して履修すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容桶谷功『インサイト』ダイヤモンド社などのマーケティングリサーチに関する書物を読んでおいてもらいたい。

5.教科書桶谷功『インサイト』ダイヤモンド社などを想定、開講時に指示する。

6.参考書なし

7.成績評価の方法実習への参加70%、率先力20%、理解力10%により評価する。

8.その他実践そのものの科目である。常に「動く」ことを意識せよ。

若林 幸男和泉

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 171 2020/03/04 19:00:37

Page 172: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 172 ― ― 173 ―

特別テーマ実践科目B(大災害時代の復興未来学) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標<<授業の概要>> 2018・2019年度開講した「東日本大震災を学ぶ」の後継授業です。東日本大震災から9年が経ち、未だ悲観的な情報に目が向きがちですが、被災地は未曽有の災害から確実に復興への道を歩んでいます。現在様々な大災害を経て、「復興学」という学問領域が立ち上がりつつあります。災害からの復興例はいくつも存在しますが、災害に対する議論が自然科学・社会科学を問わず広大な学問分野に及ぶことと、「何を以て復興」と呼ぶのか、「復興学」とは未だ定義が定まらない学問領域の一つです。この授業では、自然災害が起こる理由を科学的に考察し、「真の復興とは何か?」を考えます。<<到達目標>> 特別テーマ実践科目Bでは、復興を支える科学技術についてその原理と必要性について学ぶことを第一の目標とします。次に、大災害時代において復興を果たしたとしても、常に次の災害に備える必要性があることを、現状での対策を交えながら想像力を駆使して考え抜くことが第二の目標です。

2.授業内容第1回:イントロダクション~授業ガイダンス・春学期成果報告会を終えて~第2回:復興を支える科学技術1~復興がもたらす新しい科学技術~第3回:復興を支える科学技術2~実際の電力事情・新しいエネルギー源(再生可能エネルギー)~第4回:復興を支える科学技術3~新しいインフラ・通信・測量技術~第5回:大災害に対峙する1~科学で災害回避・気象・地震・火山予測等~第6回:大災害に対峙する2~大災害時代を迎えて・防災としての復興~第7回:グループワーク(前半)~これまでの復習と成果報告会に向けた議論の構築~第8回:データ通信・測定実習~インターネットの原理・IoT・簡単なプログラミング~第9回:データ通信・測定実習~各種センサー(熱・揺れ・電磁波・放射線等)とデータ測定~第10回:データ通信・測定実習~自由テーマ(Web作成・アプリ作成等)~第11回:グループワーク(後半)~これまでの復習と成果報告会に向けた議論の構築~第12回:成果報告会に向けたプレゼンテーション演習~スライド作成~第13回:成果報告会に向けたプレゼンテーション演習~質問予想と解答作成~第14回:成果報告会に向けたプレゼンテーション演習~発表練習~※各授業は前半の講義(実習・演習の説明も含む)と後半のグループワークで構成します。受講生の理解度や興味の方向性によって時間配分を変更することがあります。

3.履修上の注意 春学期特別テーマ実践科目A「大災害時代の復興未来学」を受講していることを想定しています。授業では理系科目も扱いますが、触れたことのない学生も多数いると思いますので、「わからない」という素直な意思表示を歓迎します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習は必要ありませんが、授業中配布する資料には授業全体を通して必要とされる知識が含まれるため、適宜復習用に活用してください。メーリングリストを通じて授業に関連する記事を配信しますので、授業外での情報収集にも努めてください。また、1年生は基礎演習や文章表現の基礎教育科目にも積極的に取り組んでください。

5.教科書 授業開始時に、授業で使用するスライドを資料として配布します。

6.参考書 資料中に記載するとともに、必要に応じて紹介します。また、国内外の政府機関や学術機関等のホームページ等も必要に応じて紹介します。

7.成績評価の方法 授業への貢献度60%(成果報告会への参加20%、成果報告会発表練習への参加20%、普段の授業態度20%) レポート(複数回)40%の割合で成績評価を行います。授業への出席状況に比例して、発表練習・成果報告会の配点が変わりますので注意してください。実験・実習を欠席した場合、レポートを提出できない場合があります。

8.その他 成果報告会の日程に合わせて、課外授業として発表練習を行います。また、実習・演習の際には教室の変更もありますので、事前連絡に注意してください。また、首都圏で防災・科学技術に関連する展示会等が開催される場合には、他の授業の妨げにならない範囲で参加してもらうことがあります。

洞口 拓磨和泉

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 172 2020/03/04 19:00:37

Page 173: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 172 ― ― 173 ―

特別テーマ実践科目B(社会が求める科学技術イノベーション) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標<<授業の概要>> イノベーションとは、ある成熟した特定の分野の持つ手法を他分野の課題解決に適用し、その上で社会的意義のある新しい価値を創造することです。社会が求める様々な課題の克服に向け、科学技術イノベーションの創出は非常に重要です。この授業では、社会が求める課題を「医療」・「環境」・「農業」の三分野に代表し、これらの分野と科学技術の関りを科学史・経済史の両面から議論します。また、イノベーション促進の背景にあるビックデータと情報技術の発展を実感するため、AI・機械学習の初歩を実習を通して学び、社会が求める課題がどのように解決され得るのかを考察します。<<到達目標>> 特別テーマ実践科目Bでは、社会的視点から科学技術の「役に立つ」・「役に立たない」の議論の本質を見極め、AI・機械学習のより実践的な実例について学びます。また、科学技術イノベーションの推進例として「医療」・「農業」を取り上げ、今後の展開を議論します。

2.授業内容第1回:イントロダクション~授業ガイダンス・春学期成果報告会を終えて~第2回:科学技術概論1~「役に立つ」・「役に立たない」とは?~第3回:科学技術概論2~理想と現実・演繹と経験の違い~第4回:科学技術と社会課題(全般)1~科学技術イノベーションの推進例~第5回:科学技術と社会課題(医療)2~医療の課題とその対策・新しい医療技術~第6回:科学技術と社会課題(農業)3~食糧問題に対峙する・農業の革新技術~第7回:グループワーク(前半)~これまでの復習と成果報告会に向けた議論の構築~第8回:AI・機械学習活用実習1~医療と機械学習・診断技術の向上~第9回:AI・機械学習活用実習2~農業と機械学習・気象データの活用~第10回:AI・機械学習活用実習3~自由テーマ~第11回:グループワーク(後半)~実習結果を踏まえた発表テーマの補強~第12回:成果報告会に向けたプレゼンテーション演習~スライド作成~第13回:成果報告会に向けたプレゼンテーション演習~質問予想と解答作成~第14回:成果報告会に向けたプレゼンテーション演習~発表練習~※各授業は前半の講義(実習・演習の説明も含む)と後半のグループワークで構成します。受講生の理解度や興味の方向性によって時間配分を変更することがあります。

3.履修上の注意 春学期特別テーマ実践科目A「社会が求める科学技術イノベーション」を受講することを想定しています。授業では理系科目も扱いますが、触れたことのない学生も多数いると思いますので、「わからない」という素直な意思表示を歓迎します。4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習は必要ありませんが、授業中配布する資料には授業全体を通して必要とされる知識が含まれるため、適宜復習用に活用してください。メーリングリストを通じて授業に関連する記事を配信しますので、授業外での情報収集にも努めてください。また、1年生は基礎演習や文章表現の基礎教育科目にも積極的に取り組んでください。

5.教科書 授業開始時に、授業で使用するスライドを資料として配布します。

6.参考書 資料中に記載するとともに、必要に応じて紹介します。また、国内外の政府機関や学術機関等のホームページ等も必要に応じて紹介します。

7.成績評価の方法 授業への貢献度60%(成果報告会への参加20%、成果報告会発表練習への参加20%、普段の授業態度20%) レポート(複数回)40%の割合で成績評価を行います。授業への出席状況に比例して、発表練習・成果報告会の配点が変わりますので注意してください。実験・実習を欠席した場合、レポートを提出できない場合があります。

8.その他 成果報告会の日程に合わせて、課外授業として発表練習を行います。また、実習・演習の際には教室の変更もありますので、事前連絡に注意してください。また、首都圏で環境・科学技術に関連する展示会等が開催される場合には、他の授業の妨げにならない範囲で参加してもらうことがあります。

洞口 拓磨和泉

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 173 2020/03/04 19:00:37

Page 174: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 174 ― ― 175 ―

特別テーマ実践科目B(企画構築チャレンジ) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標世の中には多くのデータがあふれています。それらのデータから有益な情報を取り出し、有益な情報を重ねることにより企画を構築することは多くの課題を解決するために必要な手法となると思います。そのための第一歩を早くチャレンジしておくことは今後の学生生活、社会生活に重要だと考えます。本講義ではそのチャレンジのため企業の方に協力をいただき、このような課題がある場合に学生のみんなならどのように解決するかを構築していこうと考えます。もちろんそのためのプロセスは説明を行いますが、みなさまの積極的なチャレンジを楽しみにしています。

2.授業内容企画構築アプローチの説明第1回(オリエンテーション): 半期の講義のスケジュールを確認し、Goalを想定したものの考え方等、掴んで欲しい

ポイントを伝えます。第2回(データの重要性):企画の根拠となるデータの扱いについてケーススタディで確認を行います。第3回(企画の構築プロセス):どのように構築していくのかについてケーススタディを用いて説明します。第4回(アイデアの積み重ね方): アイデアを出すということに絞り、発想における着眼点の置き方等、どのように発

想していくかを伝えます。テーマ確認第5回(チームづくり):チームとして行うためのファシリテーションについて説明を行い、チームづくりを行います。第6回(テーマのレクチャー):本年度のテーマについてレクチャーを受け、解決するべき課題の確認を行います。プロセスの実践第7回(企画構築の設計):テーマにおける課題を確認し、計画を策定します。第8回(マーケット把握<リサーチ>):必要となるデータの収集を行い、そのとりまとめを行います。第9回(ストーリーの構築):チームごとのディスカッションを行いどのように課題解決を実現するのかを検討します。第10回(マーケット把握<リサーチ>②):再度、必要となるデータの収集を行い、そのとりまとめを行います。第11回(ストーリーの構築②): 再度、チームごとのディスカッションを行いどのように課題解決を実現するのかを検

討します。第12回(資料構築):プレゼンテーションに向けて資料の構築を行います。第13回(プレゼンテーションの実施):構築してきた考えをプレゼンテーションします。第14回(成果報告会):最終的な成果提示の場として、外部専門家の方に協力をいただき成果報告会を実施します。

3.履修上の注意チームでの取り組みも多くあることから講義への出席に関しては必須となることを前提としての受講を望みます。 是非、このタイミングで自分の考えを他の人たちとディスカッションすることにより企画にするということを積極的に取り組んで欲しく思います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容テーマに対しての継続した取り組みとなりますので、前回の講義内容への十分な共有が必須です。また、授業内で不明なことは積極的に確認すると共に十分な復習・準備を望みます。

5.教科書使用する資料については、適宜配布予定です。

6.参考書特に指定しません。

7.成績評価の方法実践形式の授業であることから日々の授業への取り組みを重視し、成果報告会および授業内のディスカッション等での成果をもとに評価します(日々の取り組みへの貢献50%、企画の成果への貢献50%で評価を行います)。

8.その他みんなの柔らかい頭からの積極的な提案を楽しみにしています。

樋渡 雅幸和泉

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 174 2020/03/04 19:00:37

Page 175: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 174 ― ― 175 ―

特別テーマ実践科目B(ビジネス実践B) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 本授業では地域・地方をテーマにその土地で抱える社会課題に取り組んでいきます。 春学期に学んだ内容を基礎とし、秋学期は応用的な内容を展開していきます。地域が抱える課題の本質を捉え、分解・理解していくだけでなく、その地域の魅力を発見し広めていく方法など検討してもらいます。※春学期に設置してある特別テーマ実践A「ビジネス実践(基礎編)」と通年履修することを推奨します。

2.授業内容第1回 授業内容の説明・グループ分け第2回 協力企業の紹介・課題提示第3回 レクチャー&ワーク第4回 研究発表①第5回 フィールドワーク候補日①第6回 フィールドワーク①の発表第7回 フィールドワーク候補日②第8回 グループワーク②の発表第9回 中間発表第10回 グループワーク第11回 グループワーク第12回 グループワーク第13回 最終発表・優勝チームの決定第14回 全体の振り返り

3.履修上の注意①  本講義はカリキュラムに連続性があります。このため秋学期科目である「ビジネス実践B」と併せての受講を想

定しています②  座学だけでなく、個人ワーク・グループワークを交えて取り組んでいきます。授業への積極的な姿勢、主体性が

求められます。毎回の授業でのインプット・アウトプットを通して地域への理解を深めてもらいたいと考えています。

4.準備学習(予習・復習等)の内容個人発表、グループ発表の際には事前に資料を作成し、当日までに準備してもらいます。

5.教科書特になし

6.参考書適宜必要なタイミングで参考書を指定します。

7.成績評価の方法・授業への参加度(30%)・グループワークへの貢献度(30%)・プレゼンテーション(30%)・リアクションシート(10%)

8.その他

齋藤 美和子和泉

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 175 2020/03/04 19:00:37

Page 176: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 176 ― ― 177 ―

特別テーマ実践科目B(キャリアデザイン) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標「将来どのような人になりたいか」「その時どんな仕事をしていたいか」「大事にしたい価値観はなにか」ということについてこの授業では考えていきます。今現在、将来像が具体的に見えている人も、そうでない人も自分自身を掘り下げ、ライフキャリアについて学んでいくことを重視します。

また授業内ではグループワークと、プレゼンテーションを積極的に行っていきます。

2.授業内容第1回 キャリアデザインとはなにか第2回 はたらくとは何か:ビジネスキャリアとライフキャリア第3回 個人ワーク:過去と現在の自分を知る第4回 世の中にどんな働き方があるのか第5回 グローバル化とダイバーシティ第6回 グループワーク①第7回 グループワーク発表①第8回 キャリアアンカーついて第9回 ゲストスピーカーによるキャリア形成の一例第10回 グループワーク②第11回 グループワーク発表②第12回 ワークライフバランスとはなにか第13回 自分のキャリアをデザインする第14回 講義の総括、まとめ

3.履修上の注意キャリアについて座学だけでなく、個人ワーク・グループワークを交えて取り組んでいきます。授業への積極的な姿勢、主体性が求められます。毎回の授業でのインプット・アウトプットを通して自身のキャリア形成を進めていってもらいたいと考えています。

4.準備学習(予習・復習等)の内容個人発表、グループ発表の際には事前に資料を作成し、前日までに準備してもらいます。

5.教科書特になし

6.参考書適宜必要なタイミングで参考書を指定します。

7.成績評価の方法・授業への参加度(40%)・グループワークへの貢献度(40%)・リアクションシート(20%)

8.その他

齋藤 美和子和泉

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 176 2020/03/04 19:00:37

Page 177: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 176 ― ― 177 ―

特別テーマ実践科目B(ファッションビジネスB) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標ファッション/アパレル関係会社とのプロジェクトの実施 ファション業界の仕組み、デザイン、MD、PR、店頭などを考え、課題テーマに沿ってプレゼンテーション提案を行う

2.授業内容第1回 課題発表/方向性の策定第2回 市場分析第3回 市場分析第4回 企業訪問第5回 テーマ設定/課題の共有第6回 テーマ別市場分析第7回 分析結果中間報告準備第8回 中間報告第9回 商品選定から露出までの企画立案第10回 商品選定から露出までの企画立案第11回 フィールドワーク第12回 営業戦略立案第13回 PR /マーケティングプランの検討第14回 プレゼンテーション

3.履修上の注意春学期特別テーマ実践科目A「ファッションビジネスA」、春学期特別テーマ研究科目A「ファッションビジネス」、秋学期特別テーマ研究科目B「ファッションビジネスB」を併せて履修する事が望ましい。特別テーマ研究での授業内容がこの授業でのプレゼンテーション等に活かされる。グループでの行動、授業時以外でのチーム打ち合わせ等が多いので毎週、確実に出席し、チームでの共有と連帯が必要とされる

4.準備学習(予習・復習等)の内容あらゆるジャンルや分野の、ファッション専門誌や研究成果、経済状況などをチェックしておく事。授業外でのグループリサーチや課題の作成などが必要になる

5.教科書使用しない

6.参考書使用しない。プロジェクトの内容により、参考となるニュース、データ等の配布予定

7.成績評価の方法授業への参加意欲→60%プレゼンテーション→40%

8.その他なし

鈴木 順之和泉

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 177 2020/03/04 19:00:37

Page 178: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 178 ― ― 179 ―

特別テーマ実践科目C(地方の魅力をどう伝えるか) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標本講義では、日本の流行発信地原宿の事業者たちとのコラボレーションによる日本各地の伝統を取り入れた新たな地域特産品の情報発信イベントの企画、開催を通じて、実践の場に身を置いて考える機会を設けたい。フィールドワークによって得られた、地方の地域資源に関する知見を、大都市の生活者にどのように伝えるかを実践的に考える。適宜、ワークショップやイベント開催情報発信の機会などを企画する。

2.授業内容第1講 イベントまでのロードマップ作製(1):スケジュール第2講 イベントまでのロードマップ作製(2):役割分担第3講 事前研究:地域情報の整理① 出展者との交渉第4講 事前研究:地域情報の整理② 原宿の事業者との折衝第5講 事前研究:地域情報の整理③ 展示の確認

第6講  以降は、3つの実践活動グループに分かれ、原宿からの伝統工芸品の情報発信を目的とするイベントの企画・運営に向けた準備作業と実践に取り組みます。

第6講 SNSによる情報発信① 情報発信のためのスケジュール決定第7講 SNSによる情報発信② 会場設定とコンセプトの決定第8講 SNSによる情報発信③ 情報収集と情報の発信第9講 プレイベントの計画第10講 SNSによる情報発信の実施第11講 本イベントに向けた準備の進捗状況の報告第12講 プレイベントの報告第13講 SNSによる情報発信の報告第14講 研究調査活動の振り返りと課題析出

3.履修上の注意夏季休講期間に学外でイベントを開催します。予定を空け、日程調整に協力できるようにしておくこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容近年の地域に関する文献を読んだり、新聞記事などに目を配っておくとよいでしょう。また、講義時間外に受講学生たちのミーティングが必要です。

5.教科書特に定めません。

6.参考書必要に応じて伝統工芸品、webによる情報発信に関する資料を配布。

7.成績評価の方法準備学習の状況に応じて、実践事業への参加の可否を決めていきます。その上で、実践事業においては、積極的な参加姿勢と最終報告と質疑応答によって評価します。平常点:10% (講義) 実践活動への参加:30% 報告書作成:30% 報告会への参画:30%

8.その他

中川 秀一駿河台

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 178 2020/03/04 19:00:37

Page 179: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 178 ― ― 179 ―

特別テーマ実践科目C(データで読み解く「よい企業」) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 経済社会における有力なプレーヤーである「企業」。社会人になる前の大学生も、消費やアルバイトを通じて、または肉親の勤務先として少なからず関わりを持っていることでしょう。さらに就職活動を経て、その一員となれば、営 業・調達や与信・査定など、より深く企業とコミットすることになります。プライベートにおいても、モノやサービスの購入検討、資産運用等、より賢明な選択をするためには企業の見方を知っておくことが必要です。 そこで、企業情報に特化し、『週刊東洋経済』や『会社四季報』など経済誌を出版する東洋経済新報社の社員が講師となって、「企業の見方」を学習するための授業を展開します。当講座は上記媒体のほか、『業界地図』、『就職四季報』、『CSR企業総覧』など、企業研究に欠かせないツールの解説だけでなく、3回の異なるグループによるワークと成果発表、その他の授業においてもディスカッションを交え、アクティブ・ラーニングを実践していきます。データを利用して企業を客観的に判断できるようになることを目標とします。

2.授業内容 基本的に東洋経済新報社の方が担当する。各回の授業内容は以下の通りである。第1回 『業界地図』レクチャー第2回 『業界地図』グループワーク第3回 『業界地図』ワーク成果発表第4回 会社とは? 会社分類ワーク データベースガイダンス第5回 『CSR企業総覧・白書』SDGsレクチャー第6回 『CSR企業総覧・白書』グループワーク第7回 『CSR企業総覧・白書』ワーク成果発表第8回 『就職四季報』レクチャー &グループディスカッション第9回 検索、各種ツール、情報リテラシー、プレゼン講座第10回 ビジネスモデル レクチャー &グループディスカッション第11回 『会社四季報』レクチャー第12回 企業比較グループワーク第13回 企業比較ワーク成果発表第14回 全体総括

3.履修上の注意 データを利用して、企業を評価できるようにする。座学のみならず、「アクティブ・ラーニング」の手法を取り入れ、定期的にグループワークと発表を行う予定である。よって、履修者には毎回欠かさずに参加することはもちろん、積極的に参加することが期待される。

4.準備学習(予習・復習等)の内容○授業中に指示された資料を確認し、それぞれ判断できるように準備すること。○与えられたテーマに答えるため、グループごと授業外の時間を使って準備することが期待される。

5.教科書 東洋経済新報社 編(2019)『「会社四季報」業界地図 2020年版』東洋経済新報社.

6.参考書 東洋経済新報社 編『会社四季報』『業界地図』『CSR企業白書』東洋経済新報社.

7.成績評価の方法○授業内での小テスト(50%)、グループワークでの貢献(50%)により行う。○14回中8回以上の出席がない場合、不可とする。

8.その他○本授業は50名程度以内の履修者を想定している。そのため履修者を抽選で決定する可能性もある。○教科書を第1回授業時までに入手すること。○毎回の授業に、ノートPCまたはタブレット端末を持参することが望ましい。

前田  陽駿河台

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 179 2020/03/04 19:00:37

Page 180: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 180 ― ― 181 ―

特別テーマ実践科目C(コンサルティング実践(課題抽出フェーズ)) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 “コンサルタント”は外部の立場から客観的に企業を把握し、課題を抽出し、戦略を構築することを求められます。 このため“コンサルティング”という業務には、現状把握→課題抽出→戦略立案→実行と社会で成功を手に入れるために重要なアプローチが内包されています。 その業務プロセスを基に実践的なカリキュラムを構築しました。 本講義においては、実在の企業の協力で学生が取り組むべき実践的なテーマを提示していただき、そのテーマを学生たち自らが把握し、課題を抽出し、戦略を構築することになります。 基本的には、テーマに対してプロジェクトチームを構築し、コンサルティングプロセスで取り組んでもらうスタイルにて行います。 春学期の最終目標としては、成果報告会においてテーマ企業に対する課題抽出を行い、その結果をテーマ企業ならびに外部専門家委員、その他多くの協力者の方々の前でプレゼンテーションすることになります。 このコンサルティングアプローチを学生という多感なタイミングにいち“早く”実践教育によって体感してもらうことはこれからの大学での学びに対して新たな多くの気付きが得られるとにつながり、社会において活躍を遂げる人財の育成の一歩となると考えます。 その実現こそが、本「特別テーマ実践科目」の目的です。

2.授業内容第1回:コンサルティングアプローチの説明

(Goalを想定したものの考え方等、コンサルティングアプローチを講義形式にて説明します。)第2回:テーマ企業選定(各チームの関心等により取り組むべきマーケット・企業を選定します。)第3回:コンサルティングプロセスの説明

(コンサルティングにおける業務プロセスを説明し、そのプロセスを想定した春学期講義スケジュールを確認します。)第4回:マーケットリサーチ<1>(マーケットリサーチの講義)第5回:マーケットリサーチ<2>(マーケットリサーチケーススタディ)第6回:フレームの活用<1>(フレーム活用に関する講義)第7回:フレームの活用<2>(フレーム活用のケーススタディ)第8回:テーマ企業に対するコンサルティングプロセスの実践<1>

(テーマ企業へのマーケットリサーチ)第9回:テーマ企業に対するコンサルティングプロセスの実践<2>(リサーチ結果取りまとめ)第10回:テーマ企業に対するコンサルティングプロセスの実践<3>(リサーチ結果報告)第11回:テーマ企業に対するコンサルティングプロセスの実践<4>

(適用フレームの選定および課題抽出の実施)第12回:テーマ企業に対するコンサルティングプロセスの実践<5>

(プレゼンテーション資料目次案、ページ割の検討)第13回:テーマ企業に対するコンサルティングプロセスの実践<6>(報告資料の作成)第14回:プレゼンテーション(講義内リハーサル)

3.履修上の注意 本講義はカリキュラムに連続性があります。このため、秋学期科目である「コンサルティング実践(戦略立案フェーズ)」と合わせての受講を想定しています。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 チームでの取り組みも多くあることから、各回の講義への出席も必須となることを前提としての受講を望みます。 また、チームでのディスカッション等、講義時間外の取り組みが重要なポイントをなることへの理解をお願いいたします。

5.教科書 基本的には資料を準備します(必要に応じて指示する場合があります)。

6.参考書 参考資料については適宜指示します。

7.成績評価の方法 実践形式の講義であることから、日々の講義への取り組みを重視し、成果報告会および講義内のディスカッション等での成果をもとに評価します。

(成果報告会:50%、講義への参加状況(ディスカッション等)の平常点:50%)

8.その他 本講義の受講については、カリキュラムの通り実践的な対応が主となるため、定員の調整を行う場合もあります。このため、4月のガイダンスへの参加が必須となりますので、留意してください。

樋渡 雅幸駿河台

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 180 2020/03/04 19:00:37

Page 181: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 180 ― ― 181 ―

特別テーマ実践科目C(ビジネスサービス①) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では「ビジネスサービスを通して地域課題を解決する」というテーマのもと、実社会で必要となる力を鍛えることを目標とします。 2020年度は旅行情報サービス「Holiday」の実際のコンテンツ制作を体験し、調査から原稿作成、効果検証の方法を一貫して学びます。 コンテンツ制作はあくまで思考力や問題解決能力を養うための方法の1つです。経験の有無は問いません。≪グループワーク→調査結果をまとめてプレゼンテーション→フィードバック→内容の再検討≫というサイクルを回すことで、学びを深めていきます。  ※秋学期に設置してある特別テーマ実践「ビジネスサービス②」と通年履修することを推奨します。

2.授業内容第1回 授業内容の説明・グループ分け第2回 協力企業の紹介・課題提示第3回 レクチャー&ワーク第4回 過去事例研究発表①第5回 フィールドワーク候補日①第6回 フィールドワーク①の発表第7回 フィールドワーク候補日②第8回 グループワーク②の発表第9回 中間発表第10回 グループワーク第11回 グループワーク第12回 グループワーク第13回 最終発表・優勝チームの決定第14回 全体の振り返り

3.履修上の注意(ア) 本講義はカリキュラムに連続性があります。このため秋学期科目である「ビジネスサービス②」と合わせての受

講を想定しています。(イ) 座学だけでなく、個人ワーク・グループワークを交えて取り組んでいきます。授業への積極的な姿勢、主体性が

求められます。毎回の授業でのインプット・アウトプットを通してアンテナショップを通して見える地域への理解を深めていってもらいたいと考えています。

4.準備学習(予習・復習等)の内容個人発表、グループ発表の際には事前に資料を作成し、当日までに準備してもらいます。

5.教科書特になし

6.参考書適宜必要なタイミングで参考書を指定します。

7.成績評価の方法・授業への参加度(30%)・グループワークへの貢献度(30%)・プレゼンテーション(30%)・リアクションシート(10%)

8.その他

齋藤 美和子駿河台

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 181 2020/03/04 19:00:37

Page 182: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 182 ― ― 183 ―

特別テーマ実践科目C(広報活動によるブランディングと取材の基本) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標この授業は、ラグジュアリーブランドの広報担当およびファッション雑誌編集者としての担当教員の実務経験に基づき、報道機関と企業広報の両面から、マスコミの記事コンテンツの成立を知る。商学部の公式オウンドメディアである「商学部の現場」を実例にとり、実際の取材から、コンテンツ管理システム(Movable Type)を使った記事アップまでを実践。オンラインでの広報プロセスを学ぶ。また並行して、効果的な広報ブランディングを実践できる人材を育成する。

2.授業内容第1回  授業:ブランディングのための広報とは? 広報と宣伝、オウンドメディアの違い第2回  授業:報道機関への広報の手段 - プレスリリース、発表会、商品展示会、文化展第3回  授業:事例の研究 - プレスリリースから掲載記事の実例(新聞・雑誌等の紙媒体中心)第4回  現役の新聞記者または雑誌編集者による「取材・報道の基本」レクチャー第5回  課題の抽出 : 「商学部の現場」の評価 グループ発表(1)第6回  課題の抽出 : 「商学部の現場」の評価 グループ発表(2)第7回  課題の抽出 : ファッション関連企業広報部(またはモード誌編集部)の現場見学第8回  授業:編集企画の立て方第9回  授業:コンテンツ管理システムの使い方、HTMLによる記事作成の入門第10回  「商学部の現場」記事作成のための編集会議第11回  「商学部の現場」取材記事 グループ発表(1)第12回  「商学部の現場」取材記事 グループ発表(2)第13回  記事掲載までのプロセス確認 (オウンドメディアとマスコミ)第14回  春学期の課題進捗の確認

3.履修上の注意 秋学期と併せての受講を想定 授業以外に、取材・原稿作成をする時間が必要。

4.準備学習(予習・復習等)の内容新聞、雑誌、インターネット上のニュース記事、および企業・団体のオフィシャルサイトの構成を把握しておく。

5.教科書使用しない

6.参考書広報・ブランディングに関するレジュメを適宜配布コンテンツ管理システムの使い方に関する資料を適宜配布

7.成績評価の方法授業への参加意欲 40%レポート、プレゼンテーション 60%

8.その他取材テーマにはファッション関連の企画も多く取り上げる予定。実際の取材で使用した各種業務ツールを活用して、授業を行います。

東野 香代子駿河台

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 182 2020/03/04 19:00:37

Page 183: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 182 ― ― 183 ―

特別テーマ実践科目D(コンサルティング実践(戦略立案フェーズ)) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 “コンサルタント”は外部の立場から客観的に企業を把握し、課題を抽出し、戦略を構築することを求められます。 このため“コンサルティング”という業務には、現状把握→課題抽出→戦略立案→実行と社会で成功を手に入れるために重要なアプローチが内包されています。 その業務プロセスを基に実践的なカリキュラムを構築しました。 本講義においては、実在の企業の協力で学生が取り組むべき実践的なテーマを提示していただき、そのテーマを学生たち自らが把握し、課題を抽出し、戦略を構築することになります。 基本的には、テーマに対してプロジェクトチームを構築し、コンサルティングプロセスで取り組んでもらうスタイルにて行います。 春学期の最終目標としては、成果報告会においてテーマ企業に対する課題抽出を行い、その結果をテーマ企業ならびに外部専門家委員、その他多くの協力者の方々の前でプレゼンテーションすることになります。 このコンサルティングアプローチを学生という多感なタイミングにいち“早く”実践教育によって体感してもらうことはこれからの大学での学びに対して新たな多くの気付きが得られるとにつながり、社会において活躍を遂げる人財の育成の一歩となると考えます。 その実現こそが、本「特別テーマ実践科目」の目的です。

2.授業内容第1回:コンサルティングプロセスの説明(再確認)

(春学期におけるコンサルティングプロセスを確認し、そのプロセスを想定した秋学期講義スケジュールを確認します。)第2回:抽出された課題の確認第3回:課題に対する戦略立案の方向性構築第4回:戦略立案における過去事例研究<1>(過去事例講義)第5回:戦略立案における過去事例研究<2>(戦略立案におけるケーススタディ<1>)第6回:戦略立案における過去事例研究<3>(戦略立案におけるケーススタディ<2>)第7回:テーマ企業に対するコンサルティングプロセスの実践<1>(テーマ企業への課題確認<1>)第8回:テーマ企業に対するコンサルティングプロセスの実践<2>(テーマ企業への課題確認<2>)第9回:テーマ企業に対するコンサルティングプロセスの実践<3>(課題認識共有)第10回:テーマ企業に対するコンサルティングプロセスの実践<4>(追加リサーチ等、修正の実施)第11回:テーマ企業に対するコンサルティングプロセスの実践<5>(テーマ企業への戦略立案<1>)第12回:テーマ企業に対するコンサルティングプロセスの実践<6>(戦略立案Draft報告)第13回:最終プレゼンテーションに向けた確認講義第14回:プレゼンテーション(講義内リハーサル)

3.履修上の注意 本講義はカリキュラムに連続性があります。このため春学期科目である「コンサルティング実践(課題抽出フェーズ)」と合わせての受講を想定しています。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 チームでの取り組みも多くあることから、各回の講義への出席も必須となることを前提としての受講を望みます。 また、チームでのディスカッション等、講義時間外の取り組みが重要なポイントをなることへの理解をお願いいたします。

5.教科書 基本的には資料を準備します(必要に応じて指示する場合があります)。

6.参考書 参考資料については適宜指示します。

7.成績評価の方法 実践形式の講義であることから、日々の講義への取り組みを重視し、成果報告会および講義内のディスカッション等での成果をもとに評価します。

(成果報告会:50%、講義内でのディスカッション等平常点:50%)

8.その他 本講義の受講については、カリキュラムの通り実践的な対応が主となるため、定員の調整を行う場合もあります。このため、4月のガイダンスへの参加が必須となりますので、留意してください。

樋渡 雅幸駿河台

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 183 2020/03/04 19:00:37

Page 184: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 184 ― ― 185 ―

特別テーマ実践科目D(ビジネスサービス②) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では「ビジネスサービスを通して地域課題を解決する」というテーマのもと、実社会で必要となる力を鍛えることを目標とします。春学期の「ビジネスサービス①」で学習した内容を基礎とし、秋学期はその発展編を行います。 2020年度は旅行情報サービス「Holiday」の実際のコンテンツ制作を体験し、調査から原稿作成、効果検証の方法を一貫して学びます。 コンテンツ制作はあくまで思考力や問題解決能力を養うための方法の1つです。経験の有無は問いません。≪グループワーク→調査結果をまとめてプレゼンテーション→フィードバック→内容の再検討≫というサイクルを回すことで、学びを深めていきます。

  ※春学期に設置してある特別テーマ実践「ビジネスサービス①」と通年履修することを推奨します

2.授業内容第1回 半期振り返り(改善点の洗い出しと課題解決)第2回 秋学期ワーク説明第3回 課題提示第4回 秋学期グループ分け第5回 グループワーク第6回 グループ発表第7回 グループワーク第8回 グループ発表第9回 現地視察第10回 グループワーク第11回 最終発表第12回 グループ報告会第13回 半期振り返り第14回 年間総括

3.履修上の注意(ア) 本講義はカリキュラムに連続性があります。このため春学期科目である「ビジネスサービス①」と合わせての受

講を想定しています。(イ) 座学だけでなく、個人ワーク・グループワークを交えて取り組んでいきます。授業への積極的な姿勢、主体性が

求められます。毎回の授業でのインプット・アウトプットを通してアンテナショップを通して見える地域への理解を深めていってもらいたいと考えています。

4.準備学習(予習・復習等)の内容個人発表、グループ発表の際には事前に資料を作成し、当日までに準備してもらいます。

5.教科書特になし

6.参考書適宜必要なタイミングで参考書を指定します。

7.成績評価の方法・授業への参加度(30%)・グループワークへの貢献度(30%)・プレゼンテーション(30%)・リアクションシート(10%)

8.その他

齋藤 美和子駿河台

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 184 2020/03/04 19:00:37

Page 185: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 184 ― ― 185 ―

特別テーマ実践科目D(広報活動によるブランディングと取材の基本) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標この授業は、ラグジュアリーブランドの広報担当およびファッション雑誌編集者としての担当教員の実務経験に基づき、報道機関と企業広報の両面から、マスコミの記事コンテンツの成立を知る。商学部の公式オウンドメディアである「商学部の現場」を実例にとり、実際の取材から、コンテンツ管理システム(Movable Type)を使った記事アップまでを実践。オンラインでの広報プロセスを学ぶ。また並行して、効果的な広報ブランディングを実践できる人材を育成する。春学期に習得した内容を基本に取材企画立案、編集会議、取材、撮影、インタビュー、記事作成を実践する。

2.授業内容第1回 イントロダクション第2回 オリエンテーション: 誌面構成と取材の基本第3回 オリエンテーション: 海外ブランドからの実際の課題からの広報戦略立案第4回 「商学部の現場」記事作成のための編集会議・メディアの立場としての実践第5回 編集作業の実践(1)第6回 編集作業の実践(2)第7回 仏バッグブランド(Tila March予定)春学期立案の広報戦略の効果検証第8回 ソーシャルメディアプロモーション立案第9回 ブランドのプロモーション案 本国からのフィードバック検証第10回 ブランドのソーシャルメディア作成実践第11回 ソーシャルメディアと販売促進の費用対効果検証第12回 日本市場でのブランディング効果検証第13回 パリ本社からのフィードバック第14回 更新のサステナビリティ検証・まとめ

3.履修上の注意春学期との併せての受講を想定授業以外に、現場取材・原稿作成をする時間が必要。

4.準備学習(予習・復習等)の内容新聞、雑誌、インターネット上のニュース記事、および企業・団体のオフィシャルサイトの構成を把握しておく。取り上げるブランドについての最新情報を各自更新しておく。

5.教科書 使用しない

6.参考書広報・ブランディングに関するレジュメを適宜配布コンテンツ管理システムの使い方に関する資料を適宜配布

7.成績評価の方法授業への参加意欲 40%レポート、プレゼンテーション 60%

8.その他取材テーマにはファッション関連の企画も多く取り上げる予定。

東野 香代子駿河台

科目ナンバー:(CO)IND912J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 185 2020/03/04 19:00:37

Page 186: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 186 ― ― 187 ―

特別テーマ研究科目A(日本人の心理・行動とSDGs) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 日本人は、現在よりも未来を重視する行動をとることが多く、こうした日本人の特徴は短期的な利益よりも長期的な安定を優先する行動に表れている。本授業「日本人の心理・行動と日本企業のクォリティ A」(特別テーマ研究科目A)は、高い未来志向性やブランド志向性、さらには学歴重視・人間関係重視といった日本人の心理と行動の特徴について論じていくものである。この授業を通して、学生が日本人の心理特性と日本企業の行動特性に対する理解を深めるとともに、こうした日本人と日本企業の特性がSDGs(Sustainable Development Goals;国連による「持続可能な開発目標」)に対して与える影響を理解することが、特別テーマ研究科目Aの「到達目標」である。

2.授業内容「日本人の心理・行動とSDGs」 本講義では、日本人の心理と行動に注目し、未来志向的行動やランク・ヒエラルキーによるインセンティブ、さらには欧米志向性・ブランド志向性や「泣き寝入り」的行動といった日本人の特徴や、こうした特徴から生じる日本企業の特徴およびSDGsとの関係を学生にわかり易く解説する。

〈授業計画〉第1回 4月10日:イントロダクション、日本人の未来志向的行動とSDGs 山下 洋史第2回 4月17日:日本人の「就社」意識と未来志向的非適性配置 山下 洋史第3回 4月24日:日本の内部労働市場によるSDGsとランク・ヒエラルキーの多様性 山下 洋史第4回 5月1日:日本における消費者のブランド志向性 竹内 久美子第5回 5月8日:日本における欧米志向・ブランド志向の消費者行動 竹内 久美子第6回 5月15日:日本企業の広告戦略とSDGs 竹内 久美子第7回 5月22日:日本と米国の合意形成モデル 鄭 年皓第8回 5月29日:日本の組織におけるランク・ヒエラルキーによるインセンティブ 村山 賢哉第9回 6月5日:日本企業のマーケティング戦略 臼井 哲也第10回 6月12日:日本企業における従業員の動機づけ要因と衛生要因 上原 衛第11回 6月19日:日本の銀行におけるリスク管理 上原 衛第12回 6月26日:日本における小売企業の経営戦略とSDGs 深澤 琢也第13回 7月3日:日本のコンビニエンス・ストアの発展過程 深澤 琢也第14回 7月10日:モジュールa)本授業のまとめ、モジュールb)本授業の理解度確認 山下 洋史

*履修者の人数等により、授業内容が変わることがある。3.履修上の注意この授業を通して、日本人の心理や行動の特徴に興味を持ち、その基盤がどのような社会構造にあり、それがSDGsとどのような関係にあるかを考えるようにしてほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:次回の授業テーマについて、予め基本概念を理解しておく。復習:授業で説明した理論・枠組みやモデルの妥当性と問題点について、毎回、自身の見解を整理しておく。

5.教科書 山下編著、西・鄭・諸上著「日本人の心理・行動モデルと日本企業のクォリティ」白桃書房、2010年

6.参考書 山下洋史『人的資源管理と日本の組織』同文舘、2016 山下洋史、諸上茂登編著『企業のサステナビリティ戦略とビジネス・クォリティ』、同文舘、2017

7.成績評価の方法(1)授業に対する積極性:35%(2)期末試験または期末レポート:65%

8.その他

山下 洋史和泉

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 186 2020/03/04 19:00:37

Page 187: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 186 ― ― 187 ―

特別テーマ研究科目A(ラテンアメリカ地域概論-歴史的視座から現代を探求する:16世紀-19世紀) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標多くの民族・文化から成るラテンアメリカは、どのような歴史を経て今日に至るのか。歴史的視座をもって現代を探求することで、多様な世界に対応できる実践的知識の習得を目標とする。春学期はメキシコ・中米を中心に16世紀から19世紀までを同時代の日本や食文化など、身近な諸相を取り上げ理解を深める。学期終盤では各自の事例研究の発表とディスカッションを通じてさらに分析・考察を行う。

2.授業内容第1回:イントロダクション:現代ラテンアメリカ主要国概観第2回:ラテンアメリカ基礎知識:地域区分、言語分布図、時代区分、他第3回:新大陸の自然空間と食文化Ⅰ:メソアメリカ(トウモロコシ、カカオ他)第4回:新大陸の自然空間と食文化Ⅱ:アンデス(ジャガイモ他)第5回:大航海時代Ⅰ:新大陸の発見とスペイン第6回:大航海時代Ⅱ:日本とラテンアメリカの接点 ‐ 日本からスペインへの使節団と南蛮文化第7回:ラテンアメリカからの留学生との交流会第8回:植民地時代Ⅰ:スペインの植民地経営とキリスト教第9回:植民地時代Ⅱ:大西洋を渡った食文化第10回:植民地時代Ⅲ:メキシコから北アメリカへの移住 ‐ 米国・メキシコ国境地帯の歴史の始まり第11回:独立期:スペインからの独立第12回:事例研究発表とディスカッション第13回:事例研究発表とディスカッション第14回:a. 今学期のまとめ b. 今後の課題

3.履修上の注意受け身ではなく、積極的に意見を述べ授業に参加することを高く評価する。履修者に対してはスペイン語の知識の有無は問わない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各回のテーマに関する教科書の該当箇所を読み、新しい項目について可能な限り調べること。最新のニュースなどから世界情勢にも精通すること。

5.教科書『ラテンアメリカ500年 ‐ 歴史のトルソー』清水透著、岩波書店、2017年『物語ラテン・アメリカの歴史 ‐ 未来の大陸』増田義郎著、中央公論社、1998年

6.参考書『ラテンアメリカを知る事典』大貫良夫、落合一泰他監修、平凡社、2013年『ラテンアメリカ研究への招待』国本伊代、中川文雄編著、新評論、1997年外務省ホームページ 他

7.成績評価の方法毎回の授業後のリアクションペーパー(30%)、事例研究発表とレポート(50%)、平常点(20%)詳細は初回授業で説明する。

8.その他特になし

敦賀 公子和泉

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 187 2020/03/04 19:00:37

Page 188: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 188 ― ― 189 ―

特別テーマ研究科目A(ファッションビジネスA) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標ファションビジネスに関わる世界の企業の動向や、役割や機能を、ファッション分野の研究者や専門家から学ぶことにより、ファッションビジネスの実際に不可欠な、基本的かつ最新の知識を得る

2.授業内容第1回 ファッションビジネスの概要       商学部特任講師 鈴木 順之第2回 ファッションビジネスの業界構造     同上第3回 デザイン、デザイナーの仕事       同上(ゲストスピーカー:ファッションデザイナー)第4回 企業デザイナーの仕事          同上(ゲストスピーカー:アパレル企業デザイナー)第5回 ファッションにおけるブランド戦略の展開          商学部特任講師 鈴木 順之第6回 ファッション業界におけるブランド管理とリポジショニング  同上第7回 ファッションとデザインならびにファッションショーの演出  同上第8回 ファッションマーチャンダイジングと商品開発 同上(ゲストスピーカー:アパレル企業MD)第9回 ファッション情報の収集とファッション動向の分析 同上(ゲストスピーカー:PR代理店のディレクター)第10回 ファッションにおける広報とプロモーション        商学部特任講師 鈴木 順之第11回 店舗・売場の創造とビジュアルマーチャンダイジング    同上第12回 ファッションビジネスの実際(1)   同上(ゲストスピーカー:外資系アパレル企業経営幹部)第13回 ファッションビジネスの実際(2)            商学部特任講師 鈴木 順之第14回 ファッションビジネス研究の意義と重要性         同上

3.履修上の注意秋学期特別テーマ研究B「ファッションビジネス」も合わせての履修が望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容ファッション誌・ニュース・トレンド情報などをリサーチ。ファッション業界のみならず、B to Cの仕組み、出来事などを予習しておく。

5.教科書使用しない

6.参考書使用しない。各分野におけるニュース記事や関係資料を配布予定

7.成績評価の方法レポート30% /授業への参加意欲70%

8.その他

鈴木 順之和泉

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 188 2020/03/04 19:00:37

Page 189: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 188 ― ― 189 ―

特別テーマ研究科目A(海外ラグジュアリーブランドの広報活動) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標ファッションビジネス、特に海外ラグジュアリーブランドで重要な業務となるコミュニケーション(広報)活動をテーマに、広報・PRの基本的な知識を身につける。具体的な活動の実例を学び、戦略的な意味を解き明かす。

2.授業内容第1回 ファッションビジネスにおける広報の役割第2回 メディアについての知識(モード誌)第3回 メディアについての知識(マスコミ)第4回 メディアについての知識(デジタル)第5回 ブランドの広報担当者の業務(1)第6回 ブランドの広報担当者の業務(2)第7回 ブランドにおける広告と広報の関連第8回 ブランド広告の基礎知識(1)第9回 ブランド広告の基礎知識(2)第10回 広報資料(プレスリリース)の作り方第11回 広報資料(プレスリリース)の活用方法第12回 ブランドのイメージ戦略と広報第13回 履修者プレゼンテーション第14回 履修者プレゼンテーション

3.履修上の注意ファッションや海外ブランドに興味があること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で引用した海外ブランドについては、オフィシャルサイト閲覧および実店舗見学など、各自復習しておく。

5.教科書教科書は使用しない

6.参考書ブランド、メディアに関するレジュメを適宜配布

7.成績評価の方法授業への参加意欲 40%プレゼンテーションまたはレポート 60%

8.その他

東野 香代子和泉

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 189 2020/03/04 19:00:37

Page 190: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 190 ― ― 191 ―

特別テーマ研究科目B(日本企業のクォリティとSDGs) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 企業の社会的責任(CSR)、とりわけ経営の「質」が大きくクローズアップされているにもかかわらず、残念ながら多くの日本企業が不正品質問題や不祥事を引き起こしている。本授業「日本企業のクォリティとSDGs」(特別テーマ研究科目B)では、文部科学省オープンリサーチセンター「経営品質科学」研究の成果に基づき、日本企業における「経営品質」の問題を、日本人の心理と行動の特徴に焦点を当てながら論じていくことにする。この授業を通して、学生が日本企業の経営品質やSDGs(Sustainable Development Goals;国連による「持続可能な開発目標」)に対する理解を深めることが、特別テーマ研究科目Bの「到達目標」である。

2.授業内容【日本企業のクォリティとSDGs】 本講義では、日本人の心理と行動に注目し、未来志向的行動やランク・ヒエラルキーによるインセンティブ、さらには欧米志向性・ブランド志向性や「泣き寝入り」的行動といった日本人の特徴が日本企業の「経営品質」およびSDGsに与える影響を、学生にわかり易く解説する。

〈授業計画〉第1回 9/25 イントロダクション、日本企業における組織活性化とSDGs:山下第2回 10/2 トリプル・ボトム・ラインとは:上原第3回 10/9 日本企業のCSR評価とSDGs:上原第4回 10/16 日本企業における教育訓練管理とTOM / MOT(技術経営):山下第5回 10/23 今日における企業の社会的課題とCSRによるSDGsの実践:鈴木第6回 10/30 日本企業における顧客の体温と店舗のシステム温:権第7回 11/13 日本の小売企業における海外進出戦略:深澤第8回 11/20 経営品質のグローバル展開:臼井第9回 11/27 日本企業における労働時間管理:久保第10回 12/4 日本における過労死対策と働きがい:久保第11回 12/11 日本の店舗における顧客分類フレームワーク:権第12回 12/18 消費者に対するポジティブ感情とネガティブ感情の喚起:権第13回 1/8 日本における県名思考の弊害とSDGs:山下第14回 1/15 a:本授業のまとめ、b:本授業の理解度確認:山下

*履修者の人数等により、授業内容が変わることがある。

3.履修上の注意 この授業を通して、日本人の心理や行動の特徴に興味を持ち、その基盤がどのような社会構造にあり、それがSDGsとどのような関係にあるかを考えるようにしてほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:次回の授業テーマについて、予め基本概念を理解しておく。復習:授業で説明した理論・枠組みやモデルの妥当性と問題点について、毎回、自身の見解を整理しておく。

5.教科書 明治大学「経営品質科学研究所」編『経営品質科学―企業活動のクォリティを科学する―』中央経済社、2011年

6.参考書 山下編著、西・鄭・諸上著「日本人の心理・行動モデルと日本企業のクォリティ」、白桃書房、2010年 山下洋史、諸上茂登編著『企業のサステナビリティ戦略とビジネス・クォリティ』、同文舘、2017

7.成績評価の方法(1)授業に対する積極性:35%(2)期末試験または期末レポート:65%

8.その他

山下 洋史和泉

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 190 2020/03/04 19:00:37

Page 191: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 190 ― ― 191 ―

特別テーマ研究科目B(ラテンアメリカ地域概論-歴史的視座から現代を探求する:16世紀-19世紀) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標秋学期は独立期から現代までの歴史の中で、ラテンアメリカと北米及び日本との関係に重点をおき、移民や外交関係、経済交流などの身近な諸相を分析・考察する。同地域は環太平洋圏の一員として年々日本との繋がりが強くなっている。歴史的視座をもって現代を探求することで、多様な世界に対応できる実践的知識の習得を目標とする。

2.授業内容第1回:イントロダクション:現代ラテンアメリカと北米、日本との関係概観第2回:ラテンアメリカの近代国民国家形成とコーヒー産業第3回:ラテンアメリカの独立と北米の関係:米国膨張主義、南北戦争とテキサス第4回:明治時代とラテンアメリカ:日墨修好通商条約第5回:ラテンアメリカにおける日系社会第6回:日本の対ラテンアメリカ政府開発援助第7回:ラテンアメリカと日本の経済関係第8回:キューバ革命とその影響第9回:アメリカ大陸における野球とサッカーの歴史第10回:中米・メキシコから北米への移民第11回:北米におけるラティーノ社会第12回:事例研究発表とディスカッション第13回:事例研究発表とディスカッション第14回:a. 事例研究発表についての講評 b. 今学期のまとめ

3.履修上の注意受け身ではなく、積極的に意見を述べ、授業に参加することを高く評価する。履修者に対してはスペイン語の知識の有無は問わない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各回のテーマに関する教科書の該当箇所を読み、新しい項目について可能な限り調べること。最新のニュースなどから世界情勢にも精通すること。

5.教科書『ラテンアメリカ500年 ‐ 歴史のトルソー』清水透著、岩波書店、2017年『物語ラテン・アメリカの歴史 ‐ 未来の大陸』増田義郎著、中央公論社、1998年

6.参考書『ラテンアメリカを知る事典』大貫良夫、落合一泰他監修、平凡社、2013年『アメリカのヒスパニック=ラティーノ社会を知るための55章』大泉光一、牛島万編著、明石書店、2005年、外務省やJICAなどのホームページ 他

7.成績評価の方法毎回の授業後のリアクションペーパー(30%)、事例研究発表とレポート(50%)、平常点(20%)詳細は初回授業で説明する。

8.その他特になし

敦賀 公子和泉

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 191 2020/03/04 19:00:37

Page 192: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 192 ― ― 193 ―

特別テーマ研究科目B(ファッションビジネスB) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標ファションビジネスに関わる世界の企業の動向や、役割や機能を、ファッション分野の研究者や専門家から学ぶことにより、ファッションビジネスの実際に不可欠な、基本的かつ最新の知識を得る

2.授業内容第1回 ファッションビジネスマーケティング 1      商学部特任講師 鈴木 順之第2回 ファッションビジネスマーケティング 2      同 上第3回 ファッションビジネスマーケティング 3      同 上第4回 ライセンスビジネス                同上(ゲストスピーカー:アパレル企業企画担当)第5回 コレクションとPR                商学部特任講師 鈴木 順之第6回 PRとは                     同 上第7回 PRの仕事                    同 上第8回 ファッションマーチャンダイジングと商品開発    同上(ゲストスピーカー:アパレル企業MD)第9回 ファッション情報の収集とファッション動向の分析  同上(ゲストスピーカー:PR代理店のディレクター第10回 ファッションにおける広報とプロモーション     商学部特任講師 鈴木 順之第11回 店舗・売場の創造とビジュアルマーチャンダイジング 同 上第12回 ファッションビジネスの実際(1)      同上(ゲストスピーカー:外資系アパレル企業経営幹部)第13回 ファッションビジネスの実際(2)      商学部特任講師 鈴木 順之第14回 ファッションビジネス研究の意義と重要性   同 上

3.履修上の注意春学期特別テーマ研究科目A「ファッションビジネス」も合わせての履修が望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容ファッション誌・ニュース・トレンド情報などをリサーチ。ファッション業界のみならず、B to Cの仕組み、出来事などを予習しておく。

5.教科書使用しない

6.参考書使用しない。各分野におけるニュース記事や関係資料を配布予定

7.成績評価の方法レポート30% /授業への参加意欲70%

8.その他

鈴木 順之和泉

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 192 2020/03/04 19:00:37

Page 193: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 192 ― ― 193 ―

特別テーマ研究科目B(海外ラグジュアリーブランドの広報活動) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標ファッションビジネス、特に海外ラグジュアリーブランドで重要な業務となるコミュニケーション(広報)活動をテーマに、広報・PRの基本的な知識を身につける。具体的な活動の実例を学び、戦略的な意味を解き明かす。

2.授業内容第1回 ファッションビジネスにおける広報の役割 第2回 パリ、ミラノコレクションの広報的意義(1)第3回 パリ、ミラノコレクションの広報的意義(2)第4回 パリ、ミラノコレクションの広報的意義(3)第5回 ブランドのメディア戦略(1)ターゲットメディア第6回 ブランドのメディア戦略(2)マスコミュニケーション第7回 ブランドのメディア戦略(3)デジタル第8回 ブランドのイベント企画(1)展示会・発表会第9回 ブランドのイベント企画(2)ファッションショー第10回 ブランドのイベント企画(3)ファッションとアート第11回 映画・小説・テレビの“コンテンツ”としてのファッション第12回 広報活動の費用対効果第13回 履修者プレゼンテーションまたは「広報担当者の業務と収益性との連携」授業第14回 履修者プレゼンテーション

3.履修上の注意ファッションや海外ブランドに興味があること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で引用した海外ブランドについては、オフィシャルサイト閲覧および実店舗見学など、各自復習しておく。

5.教科書教科書は使用しない

6.参考書ブランド、メディアに関するレジュメを適宜配布

7.成績評価の方法授業への参加意欲 40%プレゼンテーションまたはレポート 60%

8.その他

東野 香代子和泉

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 193 2020/03/04 19:00:38

Page 194: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 194 ― ― 195 ―

特別テーマ研究科目C(コンタクトゾーンと物質文化) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では、人と人との接触によって生まれる場所(コンタクト・ゾーン)における物質文化に焦点を当てます。物質文化には、商品や製品以外にも、建造物、食文化、教育、イベント、ファッションなどが含まれます。 例えば東洋水産のカップラーメン「マルちゃん」は、アメリカに出稼ぎに行ったメキシコ人がお土産として持ち帰ることで、国民食と言われるほどメキシコの食文化に浸透しました。その背景には、メキシコとアメリカの歴史的・経済的関係、メキシコ国内の格差社会や伝統的食文化の特徴など、さまざまな要因が関係しています。この授業では、このような物質文化の変容を、歴史学、人類学、社会学、経済学、認知科学などを応用した学際的なアプローチで分析・考察していきます。 この授業では、社会的な事象を論理的に理解し説明する実践的な技能を修得することを目標とします。身近なテーマを発見し、積極的に調査・情報収集し、理論的に分析・考察する作業が中心となります。

2.授業内容第1回 物質文化を考える第2回 コンタクト・ゾーンとは第3回 異なる価値の接触(事例:オタク文化)第4回 異なる価値の接触(リサーチ・ディスカッション)第5回 特定の場所に集まる人々(事例:ミュージアム)第6回 特定の場所に集まる人々(リサーチ・ディスカッション)第7回 人間の移動による新しい文化的創造(事例:食文化)第8回 人間の移動による新しい文化的創造(リサーチ・ディスカッション)第9回 グローバル化による無国籍的なモノ(事例:公文式)第10回 グローバル化による無国籍的なモノ(リサーチ・ディスカッション)第11回 事例研究、発表とディスカッション (1)第12回 事例研究、発表とディスカッション (2)第13回 事例研究、発表とディスカッション (3)第14回 レポート指導と総括

3.履修上の注意 授業に関する説明を行いますので、必ず初回授業に出席してください。 事前に参考文献に目を通し、目的意識を持って履修登録してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎授業、資料講読、情報収集とリサーチ、発表報告などの課題を出します。

5.教科書 特定の教科書は使用しません。適宜プリントを配布します。

6.参考書『コンタクト・ゾーンの人文学』田中雅一・稲葉穣 編(晃洋書房 2011年)『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか?』安西洋之・中林鉄太郎(日経BP社 2011年)『オタクの心をつかめ 最強の購買欲をもつ顧客たち』寺尾幸絋(SB新書 2013年)

7.成績評価の方法 積極的な授業参加10%、発表40%、レポート50%とし、総合的に評価します。

8.その他

井関 睦美駿河台

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 194 2020/03/04 19:00:38

Page 195: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 194 ― ― 195 ―

特別テーマ研究科目C(ファッションビジネスの実際) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 本講座は、ファッションビジネス分野の研究者と、「一般財団法人ファッション産業人材育成機構(IFI)」との連携により実施する。毎回の授業では、この科目の担当教員、明大商学部の兼任講師に加えて、ファッションビジネスの第一線で活躍する企業経営者・経営幹部などのトップ・マネジメント、研究者、専門家などをゲスト講師として招聘して、それぞれの実務上の経験や専門研究テーマ研究テーマに基づく内容で、各回の講義を担当する。 「ファッション」「ファッション産業」とは何か、第4次産業革命を目前にした様々な外部環境変化の下での、ファッションビジネスの現状と今後の展望、ファッション分野における各企業の実際の経営・マーケティング戦略、ファッション業界で求められる人材像、グローバルな視点でのファッションの歴史や文化的側面、ファッションとデザイン、デザイナーの活躍などについて、毎回の講師陣から直接学び取ることができる。 また併せて、企業経営あるいは経営戦略の根幹について、経営幹部の方々を通じてさまざまな角度からまさに直接学び取る機会として、この講座を活用することもできよう。できる。すなわち就職活動を経ていずれ社会人となることを想定して、本講座からビジネスの本質の経営ならびにマーケティング戦略立案・展開のポイントを習得してもらいたい。

2.授業内容1.ファションビジネスの全体像、ならびに授業の内容、進め方の解説2.ザ・ノースフェースのブランド戦略(株式会社ゴールドウィンからゲスト招聘)3.無印良品のブランド戦略(株式会社良品計画からゲスト招聘)4.サザビーリーグの時代の創り方(株式会社サザビーリーグからゲスト招聘)5.ファッションにおけるレンタル(株式会社エアークロゼットからゲスト招聘)6.ファッション産業の動向とオンワード樫山のブランド戦略(株式会社オンワード樫山からゲスト招聘)7.ファション産業の概要(繊研新聞社からゲスト招聘)8.商社におけるファッションビジネス(株式会社三井物産アイ・ファッションからゲスト招聘)9.カシオG-SHOCKブランド戦略(カシオ計算機株式会社からゲスト招聘)10.バロックジャパンの事業戦略(バロックジャパン株式会社からゲスト招聘)11.ファション・ロー(著作権と知的財産権)12.ファッション業界のマーケティング戦略13.これから10年のファッション流通革新14.講座全体の総括、ファッションビジネスにおけるビジネスモデルの変遷

(企業からゲスト招聘する講師は、いずれも各社のトップマネジメントもしくは経営幹部を予定している)

3.履修上の注意 講師と受講学生との直接的なやり取りを重視した、双方的な形の授業展開を想定している。100分の授業時間のうち、前半の60分間を講師による講義の時間、後半の40分間を授業の担当教員のファシリテーションによる毎回の講師と受講学生とのディスカッションの時間とする。授業後半の時間では、積極的な発言に心掛けることが求められる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 実務家や企業経営者を授業にてゲストとして迎える場合は、その授業で取り上げる企業について、予め十分な下調べをした上で授業に臨むこと。

5.教科書 各回の講師が配布する講義資料を、教材として使用する。

6.参考書 明治大学商学部編『ザ・ファッションビジネス』(同文舘出版)

7.成績評価の方法 授業への取り組み意欲ならびに授業中のディスカッションへの参画の程度(40%)と、レポート課題(60%)から、総合的に評価する。

8.その他 学外から実務家をゲストとして招いて実施する講義については、IFI(一般財団法人ファッション産業人材育成機構)による寄付講座として実施する。ゲスト講師のスケジュールにより、やむを得ず講義の順番などを変更する場合がある。

小川 智由駿河台

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 195 2020/03/04 19:00:38

Page 196: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 196 ― ― 197 ―

特別テーマ研究科目C(翻訳を通じた異文化理解-実践的演習も含む) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標外国語の習得がどれほど進んでも、すべてをそれぞれの原文で読むことはほとんど不可能に近い。一方、翻訳は異なる文化間の衝突とすりあわせを前提とする作業である。翻訳にまつわる種々の問題や困難さや喜びを知ることで、受講生には異文化理解とは何かということを多角的に理解してもらえればと思う。種々の都合で「外国文学」が未開講の現在、この方面の教養は商学部生にとって必須ではないかと思われる。

2.授業内容1 (4/8)翻訳とは何か(高遠弘美)2 (4/15)翻訳家となるまで(古屋美登里)3 (4/22)翻訳が生まれるまで(古屋美登里)4 (4/29)翻訳の難しさについて-1(古屋美登里)5 (5/6)翻訳の難しさについて-2(古屋美登里)6 (5/13)翻訳して比べてみよう-1(古屋美登里)7 (5/20)英文解釈と翻訳は別物(古屋美登里)8 (5/27)フィクションとノンフィクションの間(古屋美登里)9 (6/3)いい翻訳と悪い翻訳(古屋美登里)10 (6/10)名訳とは何か(古屋美登里)11 (6/17)翻訳の楽しさと喜び(古屋美登里)12 (6/24)異文化理解の危うさと確かさ(古屋美登里)13 (7/1)国籍と言語の問題について考える(古屋美登里)14 (7/8)翻訳を通じた異文化理解とはどういうことなのか(古屋美登里)

3.履修上の注意時に応じて辞書を持参のこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容受講生には授業で紹介する翻訳作品にできる限り触れてほしい。「準備」より「復習・確認」作業がより大切になる。その際、自分の頭と心で感じ、考えることが肝要である。

5.教科書適宜プリントを配布するほか、スクリーンにテキストを映して解説することもある。

 6.参考書適宜紹介する。

7.成績評価の方法春学期末に課すレポート。

8.その他外国文学系の教養を身につけるための一環だと考えてほしいと思う。講師は第一線で活躍する翻訳家である。

髙遠 弘美駿河台

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 196 2020/03/04 19:00:38

Page 197: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 196 ― ― 197 ―

特別テーマ研究科目C(日本企業における経営品質・労働問題とSDGs) 2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫ 日本企業における「経営と労働」の問題を、経営品質科学の観点から捉え、現在の日本企業が直面している課題や、SDGs(Sustainable Development Goals;国連による「持続可能な開発目標」)の課題を学生にわかり易く解説する。

≪授業の到達目標≫本授業の特別テーマ研究科目C「日本企業における経営品質・労働問題とSDGs」は、2007年度~2011年度の文部科学省オープンリサーチセンター「クォリティ志向型人材育成と人材育成とスマート・ビジネス・コラボレーション -経営品質科学に関する研究-」の研究成果を基礎にして、日本企業における「経営と労働」の問題を、文理融合型アプローチにより論じていくものである。この授業を通して、学生が企業活動のクォリティとSDGsに対する問題意識を深めることが、当該特別テーマ研究科目Cの「到達目標」である。

2.授業内容「日本企業における経営品質・労働問題とSDGs」 現在の日本企業が直面している課題を、「経営品質科学」の観点から捉え、サステナブルな経営品質を実現するためのアプローチを学生にわかり易く解説する。

〈授業計画〉第1回 4月8日:イントロダクション、日本の組織の優位性とSDGs 山下 洋史第2回 4月15日:日本の小売企業の海外進出とSDGs 深澤 琢也第3回 4月22日:日本企業とワークライフバランス(育児支援等) 久保ゆりえ第4回 4月29日:日本企業における生産の同期化・多能工化とSDGs 山下 洋史第5回 5月6日:企業と家計 東海 詩帆第6回 5月13日:日本におけるワーキングプアと働きがい 久保ゆりえ第7回 5月20日:日本における消費社会の成立と展開 竹内 久美子第8回 5月27日:日本人の国民性と消費者行動 竹内 久美子第9回 6月3日:日本における企業不祥事の歴史と企業倫理 鈴木 貴大第10回 6月10日:組織における倫理的思考と倫理的行動 鈴木 貴大第11回 6月17日:日本の小売店における顧客の心理的体感温度 権 善喜第12回 6月24日:組織の「殻」とサプライチェーンの「殻」 権 善喜第13回 7月1日:組織における倫理教育の意義・課題とSDGs 鈴木 貴大第14回 7月8日:モジュールa)本授業のまとめ、モジュールb)本授業の理解度確認 山下 洋史

*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 この授業を通して、日本企業の経営品質・労働問題やSDGsに興味を持ち、社会に対して常にアンテナを張ることにより、予め問題意識を高めておくよくようにしてほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:次回の授業テーマについて、予め基本概念を理解しておく。復習:授業で説明した理論・枠組みやモデルの妥当性と問題点について、毎回、自身の見解を整理しておく。

5.教科書● 明治大学「経営品質科学研究所」編,『経営品質科学の研究-企業活動のクォリティを科学する-』,中央経済社,

2011年

6.参考書●山下編著,西・鄭・諸上著「日本人の心理・行動モデルと日本企業のクォリティ」,白桃書房,2010年

7.成績評価の方法(1)平常点:35%(授業に対する積極性)(2)定期試験または期末レポート:65%

8.その他

山下 洋史駿河台

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 197 2020/03/04 19:00:38

Page 198: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 198 ― ― 199 ―

特別テーマ研究科目D(顧客サービスとサプライチェーン全体最適論) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標テーマ:「顧客サービスとサプライチェーン全体最適論」 「物的流通論A・B」を補完する位置づけの授業とする。物的流通論の講義で取り上げる理論フレームワークや、E.H.フレーゼル、ジョージア工科大学元教授が提唱するRightChainⓇ モデルの体系をベースに、物流・ロジスティクス概念の構築体系を基礎に授業の各回でロジスティクスを構成する各要素について取り上げ、物流戦略展開やオペレーションのための各論を理解し、併せてその戦略事例の分析力を養い、最先端のロジスティクス戦略構築に必要な実力を習得する。 この科目の担当教員に加えて、実際にロジスティクス・コンサルタントとしてビジネスの分野で活躍する、3名の講師(中野雅司、松川公司、竹内睦)が毎回の授業を分担して講義を行う。

2.授業内容第1回:授業のオリエンテーション、授業のねらい、目標第2回:サプライチェーン戦略の全体像①第3回:サプライチェーン戦略の全体像②第4回:サプライチェーンKPI第5回:世界の顧客サービスに学ぶ第6回:ロジスティクスにおける顧客サービス第7回:在庫管理①第8回:在庫管理②第9回:在庫管理③と調達・購買第10回:輸配送とウェアハウジング①第11回:ウェアハウジング②第12回:3PLの選定とリレーションシップ第13回:授業理解度確認のためのQ&A第14回:全体のまとめ

3.履修上の注意 授業内容は、産業界における最先端レベルのロジスティクスであり、担当講師はいずれも、豊富なロジスティクス・コンサルティングの経験を有する。しかしながら決して難解な内容ではないので、毎回の授業では講義を聞くだけの受け身にならず、積極的な発言や授業への参画を心掛けること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 各回の授業内容について、参考書を手掛かりとして予習しておくことが望ましい。「物的流通論A・B」の受講者は、その授業での内容と関連付けた理解を心掛けること。各回の授業開始時には、前回授業内容の振り返りによる正確な理解を行う。

5.教科書 毎回の授業にて、パワーポイント資料を教材として配布する。

6.参考書・エドワード H.フレーゼル著、中野雅司訳、小川智由監訳『フレーゼル博士のサプライチェーン戦略』(ダイヤモンド社)・エドワード H.フレーゼル著、中野雅司訳、小川智由監訳『物流担当者のための世界水準のウェアハウジング理論とマテハンのすべて』(ダイヤモンド社)・エドワード H.フレーゼル著、中野雅司訳、『在庫削減はもうやめなさい!』(ダイヤモンド社)

7.成績評価の方法 毎回の授業内容の理解度(50%)、授業中の発言やリーダーシップ、教室でのディスカッションへの貢献度(50%)から総合的に評価する。

8.その他 講義形式のみならず、ワークショップ型の実習ならびにディスカッションなども取り入れての授業とする。企業活動や実社会でのロジスティクスやサプライチェーンマネジメントに関する、グローバルな視点からの理解を促進すること。

小川 智由駿河台

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 198 2020/03/04 19:00:38

Page 199: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 198 ― ― 199 ―

特別テーマ研究科目D(明治大学の文学者-倉橋由美子を中心として) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標明治大学は戦前からすぐれた文学者を輩出してきた。戦後に限っても、五味康祐、山田詠美、唐十郎と数えれば枚挙に暇がない。なかでも、死後十年余りを閲してますますその仕事の大きさと深さが明らかになってきた倉橋由美子についてこの授業では詳しく講じていきたい。古屋美登里先生は倉橋唯一の直弟子である。

2.授業内容授業内容(分担授業の場合は、各回の授業日と担当者名(フルネーム)を明記してください)1 (9/23)明治大学の生んだ文学者たち(高遠弘美)2 (9/30)なぜ、いま、倉橋由美子なのか(古屋美登里)3 (10/7)倉橋由美子とは誰か(古屋美登里)4 (10/14)倉橋由美子と同時代の作家たち(古屋美登里)5 (10/21)倉橋由美子と批評家(古屋美登里)6 (10/28)倉橋由美子と私(古屋美登里)7 (11/11)倉橋由美子の小説-1(古屋美登里)8 (11/18)倉橋由美子の小説-2(古屋美登里)9 (11/25)倉橋由美子の小説-3(古屋美登里)10 (12/2)倉橋由美子のエッセイ-1(古屋美登里)11 (12/9)倉橋由美子のエッセイ-2(古屋美登里)12 (12/16)倉橋由美子の翻訳、海外で翻訳された作品(古屋美登里)13 (1/13)倉橋由美子の普遍性について(古屋美登里)14 (1/20)明治大学と現代文学史(古屋美登里・高遠弘美)

3.履修上の注意知的好奇心を保ち続けること。一冊でも読もうという意欲を持つこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容この授業ではじめて倉橋由美子やその他の明治出身の作家を知ったとしてもそれは構わない。大事なのは授業のあと、私たちの話に触発されて作品を手に取ることである。準備よりも授業後が肝要。

5.教科書特になし。

6.参考書倉橋由美子の作品、古屋先生の文藝批評をはじめとして、授業中、適宜指示する。

7.成績評価の方法秋学期末に課すレポート。

8.その他文学系の、しかも明治に縁のある重要な文学者を知ることで、人文学的教養と母校愛を育んでほしい。

髙遠 弘美駿河台

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 199 2020/03/04 19:00:38

Page 200: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 200 ― ― 201 ―

特別テーマ研究科目D(経営品質科学における日本の経営技術(TOM)とSDGs) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫ 企業活動における経営品質・経営技術とSDGs(Sustainable Development Goals;国連による「持続可能な開発目標」)の問題を「従来の品質管理(QC)から経営品質科学へ」の流れの中で捉え、文理融合型アプローチによる多面的な視点からこの問題を学生にわかり易く解説する。≪授業の到達目標≫本授業の特別テーマ研究科目D「経営品質科学における日本の経営技術(TOM)とSDGs」は、2007年度~2011年度の文部科学省オープンリサーチセンター「クォリティ志向型人材育成と人材育成とスマート・ビジネス・コラボレーション -経営品質科学に関する研究-」の研究成果を基礎にして、企業活動における「経営品質・経営技術とSDGs」の問題を、文理融合型アプローチにより論じていくものである。この授業を通して、学生が企業活動のクォリティに対する問題意識と、文理融合型アプローチに対する理解を深めることが、当該特別テーマ研究科目Dの「到達目標」である。

2.授業内容【経営品質科学における日本の経営技術(TOM)とSDGs】 企業活動における「経営品質」の問題を「従来の品質管理(QC)からサステナブルな経営品質によるSDGsへ」の流れとして位置づけ、経営品質科学におけるTOMのアプローチにより、多面的な視点からこの問題を学生にわかり易く解説する。

〈授業計画〉第1回 9/23 イントロダクション、TOMによる経営品質科学(MQS)とSDGs:山下第2回 9/30 e-SCMにおける「二重の情報共有」とSDGs:金子第3回 10/7 日本企業とワークライフバランス(介護休業等):久保第4回 10/14 環境マーケティングにおける消費者行動とSDGs:竹内第5回 10/21 日本の店舗における体感温度のカタストロフィー・モデル:権第6回 10/28 日本の小売企業における海外進出戦略:深澤第7回 11/11 グローバル・ビジネスと組織間調整:臼井第8回 11/18 日本のライン優位組織におけるメンバーの活性化:権第9回 11/25 日本的経営における人的資源管理の特徴:久保第10回 12/2 日本における非正規雇用問題(同一価値労働同一賃金の検討):久保第11回 12/9 環境問題における資源循環の概念モデルとSDGs:山下第12回 12/16 日本の店舗における顧客分類フレームワーク:権第13回 1/13 日本企業における情報の非対称性とインターナル・マーケティング:東海第14回 1/20 a:本授業のまとめ、b:本授業の理解度確認:山下

*履修者の人数等により、授業内容が変わることがある。

3.履修上の注意日本企業の組織構造や品質管理・SDGsに興味を持ち、社会に対して常にアンテナを張ることにより、予め問題意識を高めておくよくようにしてほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:次回の授業テーマについて、予め基本概念を理解しておく。復習:授業で説明した理論・枠組みやモデルの妥当性と問題点について、毎回、自身の見解を整理しておく。

5.教科書● 明治大学「経営品質科学研究所」編,『経営品質科学の研究-企業活動のクォリティを科学する-』,中央経済社,

2011年

6.参考書●山下編著,西・鄭・諸上著「日本人の心理・行動モデルと日本企業のクォリティ」,白桃書房,2010年

7.成績評価の方法(1)平常点:35%(授業に対する積極性)(2)定期試験または期末レポート:65%

8.その他

山下 洋史駿河台

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 200 2020/03/04 19:00:38

Page 201: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 200 ― ― 201 ―

特別テーマ研究科目D(Fundamentals of Accounting) 2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標Accounting is the language of business, and the connections between accounting and finance have existed for hundreds of years. Whether your background is in marketing, manufacturing, distribution, research, and development, or the current technologies, you need an accounting and financial knowledge and skills if you are to understand your company’s decision-making, financial and overall business processes. This course aims to help the business students to gain a basic understanding of accounting and finance, however, focusing on accounting. It emphasizes the business issue instead of calculation and bookkeeping. It teaches what accountants do and why. It tells the students how to read a pro forma financial statement based on the knowledge of the accounting equation, the assumptions of the accounting process, and the ideas behind the capital investment. It also provides a great deal of information on how the finance department contributes to the profitability and performance of the company.

2.授業内容1 What is accounting2. Case study – the story of two restaurants 3. Understanding financial information (1) – the income statement 4. Understanding financial information (2) – the balance sheet5. Understanding financial information (3) – the statement of cash flows6. Case study- cash flow analysis of a start-up company7. Analysis of financial statements 8. Case study- apply Dupont formula to analyze financial statements9. Using ROA and contribution income statement to measure profit centers10. Overhead allocation 11. Decision making for improved profitability - analysis of business profitability12. Case study- analysis of new business opportunity13. Financial statement forecasting 14. Comprehensive case study15. Summary and the final test

3.履修上の注意Students do not have to have accounting knowledge. Those who have learned bookkeeping, but lack of understanding of how accounting information is used in business are also welcome.All students should pay attention to the following requirements:1. It is inappropriate to text or answer your smartphone or take pictures or videos without permission in class.

Please turn off your smartphone before class. 2.Attending class.3.Preparing diligently for each class.4.Turning in homework assignments when they are due.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Please complete the assigned reading and problems before class. These will help you gauge your understanding of the material.Your homework should be a typed one.For non-native English students, the review of accounting terms in English is critical.

5.教科書Edward Fields (2016) The Essentials of Finance and accounting for Nonfinancial Managers (3rd edition). Amacom.Books.

6.参考書None

7.成績評価の方法Your course grade will be determined as follows: Participation in class discussion 30% Home assignment 30%  Final test 40%

8.その他None

YAO JUN駿河台

科目ナンバー:(CO)IND911E

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 201 2020/03/04 19:00:38

Page 202: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 202 ― ― 203 ―

地域活性化システム論A 樋渡 雅幸

2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 経済のグローバル化による産業の空洞化、急速な高齢化、市町村合併等の地域再編、等により厳しい環境にある日本の地域社会を活性化することは、日本全体の活性化のためにも喫緊の課題となっており、政府も「地域創生」を掲げ取り組みを進めています。 その基本的な考え方、手法を総合的に学べるよう本講義では、社会・企業での必須な考え方である現状認識・共有化から戦略的な企画の構築を行うというアプローチで地域活性化システムの講義を行います。 講義を通じて社会で活性化を実現できる人財になって欲しいと考えます。

2.授業内容第1回:地域活性化システム論とは、講義計画について第2回: 地域活性化に関する概論<1>(考え方と目的の把

握)第3回: 地域活性化に関する概論<2>(地域活性化の成功

とは)第4回: 地域活性化に関する概論<3>(地域を取り巻く環

境<①歴史的な背景>第5回: 地域活性化に関する概論<4>(地域を取り巻く環

境<②グローバルとしての背景>第6回:地域経済の発展の過程<1>(産業事例)第7回:地域経済の発展の過程<2>(農業事例)第8回:地域経済の発展の過程<3>(観光事例)第9回:地域経済の発展の過程<4>(失敗から学ぶ)第10回:概論および事例を踏まえた地域活性化の最新動向第11回:地域活性化を取り巻くステークホルダー第12回: ステークホルダーから見た現状<1>(多様性の側

面)第13回: ステークホルダーから見た現状<2>(組織化への

課題)第14回:まとめおよび秋学期に向けて

3.履修上の注意 春学期については概論形式の講義が多くなります。 概論を掴み、事例を考えていくことで秋学期の講義に繋げたいと考えます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 参考となる内閣府をはじめとする関連資料等を自らリサーチ・確認しておく等、自主性に基づく積極的な準備を期待します。

5.教科書 基本的には資料を準備しますが、必要に応じて授業内で指示するようにします。

6.参考書 参考資料については適宜指示します。

7.成績評価の方法 春学期末に試験もしくはそれに代替するレポートを想定しています。 また、その結果に加えて、講義内での小テスト等の平常点を加味して総合的に評価します。 (学期末の試験もしくはレポート:60%、講義内の小テスト等の平常点:40%)

8.その他 みなさまとお会いできることを楽しみにしています。

和泉

地域活性化システム論B 樋渡 雅幸

2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 経済のグローバル化による産業の空洞化、急速な高齢化、市町村合併等の地域再編、等により厳しい環境にある日本の地域社会を活性化することは、日本全体の活性化のためにも喫緊の課題となっており、政府も「地域創生」を掲げ取り組みを進めています。 その基本的な考え方、手法を総合的に学べるよう本講義では、社会・企業での必須な考え方である現状認識・共有化から戦略的な企画の構築を行うというアプローチで地域活性化システムの講義を行います。 講義を通じて社会で活性化を実現できる人財になって欲しいと考えます。

2.授業内容第1回: 春学期振り返り(地域活性化システム論とは)、秋

学期講義計画について第2回:ビジネスアプローチの必要性について第3回: 現状想定される地域活性化の課題<1>(経済性の

側面)第4回: 現状想定される地域活性化の課題<2>(変化への

対応という側面)第5回: 現状想定される地域活性化の課題<3>(組織とい

う側面)第6回: ビジネスアプローチによる考察<1>(ビジネス戦

略上のアプローチ)第7回: ビジネスアプローチによる考察<2>(マーケティ

ングアプローチ)第8回: 歴史・観光資源の活用による地域活性化事例研究

<1>第9回: 歴史・観光資源の活用による地域活性化事例研究

<2>第10回: 農業・産業資源の活用による地域活性化事例研究

<1>第11回: 農業・産業資源の活用による地域活性化事例研究

<2>第12回: システム化に関する概論(ボトルネックの抽出、

プランニングの概要)第13回:今後の地域活性化の構築第14回:最終まとめおよび社会での実践に向けて

3.履修上の注意 春学期の講義内容を把握し、その内容を自ら展開するような積極的な参加を望みます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事例研究に関して自ら新しい事例を見つけ、その企画構築の考え方を整理する等、自主性を持った準備学習を望みます。

5.教科書 基本的には資料を準備しますが、必要に応じて授業内で指示するようにします。

6.参考書 参考資料については適宜指示します。

7.成績評価の方法 秋学期末に試験もしくはそれに代替するレポートを想定しています。 また、その結果に加えて、講義内での小テスト等、平常点等を加味して総合的に評価します。 (学期末の試験もしくはレポート:60%、講義内の小テスト等の平常点:40%)

8.その他 みなさまとお会いできることを楽しみにしています。

和泉

科目ナンバー:(CO)MAN291J 科目ナンバー:(CO)MAN291J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 202 2020/03/04 19:00:38

Page 203: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 202 ― ― 203 ―

地域活性化システム論A 中川 秀一

2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標<授業のテーマと概要>テーマ:地域経済論の観点から地域活性化を考える 日本で地域活性化が求められている今日の状況について、国土のさまざまな地域の状況を踏まえて考察します。各地域の経済問題がどのように生起してきたかを整理することによって理解を深めます。その上で、それぞれの問題状況を改善するための地域活性化の取り組みの重層的な構造を、地域条件を踏まえて把握する考え方を検討します。 日本全体での人口減少・高齢化や一次産業をめぐる状況の変化が、日本の各地域にさまざまな変動をもたらしています。しかし、新しい状況に挑戦し、苦難を乗り切ろうとする試みも各地で見られます。こうした日本の地域活性化の取り組みについて、さまざまなテーマを検討し、その展望や課題を考えてみたいと思います。

2.授業内容1:導入:地域から世界へ2:概念の整理:地域とは何か3:過疎研究の系譜1:限界集落論4:過疎研究の系譜2:過疎山村の問題とは何か5:過疎研究の系譜3:国土構造における農山村6:国土計画の系譜7:内発的発展論8:小さな開発論9:小豆島におけるオリーブ産業の再生10:食による地域活力の創出:B級グルメと地域づくり11: 農山村を共有する:都市農村ネットワークによる製塩

業の町の再生12: 風と森の結合:エネルギー自給率100%を目指す取り組

みと地域資源の高付加価値化13:ベビーラッシュに沸く北アルプス・天空の里14:美しい村はなぜ小さいのか:ネットワークで世界と結ぶ

3.履修上の注意 グローバル化し変動する世界の中で、日本国内も、私たちの身の回りの地域もグローバルな環境に置かれていることを感じ取り、理解することが大切だと思います。各種報道における国際欄と地域欄との両方を、自身の生きるこの時代の社会の姿として目を通すようにしてみましょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容テキストにしたがって講義を進めるので、テキストに目を通しておくようにしましょう。

5.教科書

6.参考書 高柳長直ほか編『グローバル化に対抗する農林水産業』農林統計、2010年 藤田佳久編『山村政策の展開と山村の変容』原書房、2011年 竹内淳彦・小田宏信編『日本経済地理読本 第9版』2014年 松原宏編『地域経済論入門』古今書院、2014年 M.ウッズ(高柳・中川監訳)『ルーラル:農村とは何か』農林統計出版、2018年

7.成績評価の方法 期末試験で評価する。ショート・レポート提出を求めることがある。レポートは、講義内容を踏まえた議論に基づいて真摯に作成すること。

8.その他 春学期開講科目「産業立地論」とあわせて受講することが望ましい。

駿河台

地域活性化システム論B 齋藤 美和子

2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では実際の地域・地方を題材に、実社会で起きている問題を理論ならびに実践の両面から掘り下げていきます。

 首都圏出身者が増えているなかで「地方」や「地域」という言葉にピンとこない人も多いと思います。しかしだからこそ、首都圏以外の地域がどのような課題を抱え、それを解決するために魅力的な施策を実行していることを学んでもらいたいと考えています。

 なかでも地方において活躍する人材や、新しい働き方、価値観の再構築など、「人」にスポットをあてて、時代に合った地域づくりの在り方を検討していきたいと思います。2.授業内容第1回: 授業の概要および「地域活性化システム論」

について、ならびに成績評価方法等の説明。第2回: 「地域活性化」の定義や枠組み、現状について。

地域とは何か。地域「活性」とはなにか。第3回:東京への一極集中の現状について第4回:どこからどこへ人は流れているのか第5回:事例研究(1)大都市の現状第6回:事例研究(2)地元への愛着の強い地域第7回:個人発表①第8回:個人発表②第9回: 事例研究(3)人口流出入の多い地域・少ない

地域第10回:事例研究(4)各地域の具体的な取り組み第11回: 事業会社を主体とした地域活性化の取り組み

について第12回:ワーク①/地域活性化の失敗事例と海外事例第13回: ワーク②第14回:授業全体のまとめと総括

3.履修上の注意 授業の前半については概論形式の講義が多くなります。前半で概論を掴み、後半で事例を考えていくことで受講生の具体的な理解と実践・応用力の養成に繋げたいと考えます。4.準備学習(予習・復習等)の内容関連資料等を自らリサーチ・確認しておく等、自主性に基づく積極的な準備を期待します。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書適時、授業にて資料を配布します。

7.成績評価の方法・授業への参加度(40%)・リアクションシート(30%)・レポート(30%)8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN291J 科目ナンバー:(CO)MAN291J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 203 2020/03/04 19:00:38

Page 204: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 204 ― ― 205 ―

特別テーマ海外研修科目A(EBA: English and Business in Auckland) 2単位 春学期

集中1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 The purpose of this class is to prepare students for summer school study at Massey University in Auckland, New Zealand. Students will learn about Auckland and New Zealand culture, important English phrases to help them in daily communication, and they will also review safety measures. By the end of the preparation classes they should be ready to make the most of the summer study in Auckland, which includes three weeks spent in homestays and three corporate visits to Fonterra New Zealand (dairy), Villa Maria (wine) and Icebreaker (clothing).

2.授業内容(1)事前講義について(出発前講義)  第1回:Learning about Auckland, New Zealand culture, and Massey University  第2回:Survival English: how to get along in society, school and the homestay  第3回:Safety precautions: health and trouble/problem management skills

(2)海外プログラムについて(研修先大学名・研修期間・授業内容・総授業時間数)・研修大学名:ニュージーランド・マッセイ大学・研修期間:2020年8月2日~8月22日・授業内容: 本プログラムは、さまざまなビジネス領域を教授する理論的内容の授業と、プレゼンテーションやビジ

ネス文書の書き方といった実践的な授業の両面から構成されている。・総授業時間数: 60時間(20hrs communication based classes (including discussion, group work, presentations) ; 26hrs

business lecture; 13hrs field work, 1hr orientation<午前の科目例>  「Vocabulary acquisition and business English」「English communication in a business setting」

「Introduction to comparative business」「English presentation skills」<午後のテーマ例>  「Business trends around the world」「Primary industries around the world」「History of New

Zealand agriculture and farming」「Fieldwork: Fonterra New Zealand Headquarters」「Branding: Looking at Villa Maria’s advertising」「Case study: How Icebreaker works as a corporation」「The History of Outdoor Clothing: An Overview of Popular Brands and Developments」

   全授業日(3週間)にわたって、毎日午前中にはビジネス関連講義があり、午後には講義の内容に基づいたディスカッションが行われる。2回学生によるプレゼンがある。

(3)成果報告書と成果報告会について(事後講義)  帰国後に成果報告書の作成と、成果発表プレゼン(英語)を実施する。

3.履修上の注意本プログラムの参加学生は、1年生から4年生が対象になっている。すべての参加者はホームステイに入る。

4.準備学習(予習・復習等)の内容ニュージーランドへ出発する前の予習としては、英語のビジネス用語を出来るだけ身に着けること。聴解力を磨く必要もあり、テレビやラジオの英語放送を沢山聞くことをすすめる。ニュージーランドにいる間、学んだ語彙を復習して、毎日の宿題をしてもらう。

5.教科書プリント教材

6.参考書なし

7.成績評価の方法プログラム終了後に、研修先の海外協定校マッセイ大学より発行される「研修プログラム修了証」と「成績表(証明書)」を参考として、単位を認定する。

8.その他

ジェームズ,アンドリュー S.和泉

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 204 2020/03/04 19:00:38

Page 205: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 204 ― ― 205 ―

特別テーマ海外研修科目B(フレンチファッション・プログラム) 2単位 秋学期

集中1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 フランス・パリにある、明治大学の協定校『モダール・インターナショナル学院』の企画による、ファッションビジネス講座を受講する。授業は英語で行われる。ファッションビジネスの中でも主にラグジュアリーに特化した講座である。ブランド・マネジメントに必要とされる、さまざまな部門の理論と実務について講義が行われ、講師はファッション企業でMD、VMD、商品企画、プレスなどの実務経験者が多数含まれる。教室でのレクチャーにとどまらず、理論が具現化されている店舗やファッション関連の文化展や見本市などを、講師の解説付きで見学することができる。受講後には、ファッションビジネス全般に関する専門性を現地での学びによって身に付けて欲しい。

2.授業内容1 事前講義について(出発前講義)   ① フランスの歴史とファッションならびにファッションビジネスの進展   ② ファッション分野のブランドならびにデザイナーに関する基礎   ③ ファッションビジネスと小売流通、商業施設2 海外プログラムについて(研修先大学名・研修期間・授業内容・総授業時間数)  研修先大学名:モダール・インターナショナル学院(フランス、パリ)  研修期間:2021年2月に、正味12日間(往復と現地滞在は計16日間)  授業内容:現地研修〈内訳:講義16時間、視察ツアー20時間、研究報告プレゼン2時間〉  ・講義内容: 研修概要、ラグジュアリーとアートの競演、ファッションウィーク①②、パリ香水産業、新人ファッ

ションデザイナー、ファッションプレス、ビジュアルマーチャンダイジング、  ・視察研修: 合計10回《パリ市概要、ファッション展示会(4回)、ファッションショー、ブティック、百貨店、

香水博物館》  ・参加学生のプレゼンテーション3 成果報告書と成果報告会について(事後講義)  ・帰国後に成果報告書の作成と、成果発表プレゼンを実施する。

3.履修上の注意現地での授業は、英語で行われるので留意すること。受講生の希望に応じて、現地での視察に必要とされる簡単なフランス語会話のレッスンも実施可能。できるだけ事前に、ファッションに関する展示会や、トレンド分析などに心掛けておくこと。なお明大での事前学習では、簡単な課題レポートの提出を課す予定である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容研修先での授業のための準備学習の内容については、明大での事前学習講座の際に具体的に指示する。

5.教科書研修先の学校にて、教材資料を配布する。

6.参考書・竹宮惠子『エルメスの道』(中公文庫コミック)・ その他、ベルサイユ宮殿、コルベール委員会、ルイ王朝、デザイナーやファッションビジネス、ファッションビジ

ネスと商業施設、ファッションとメディアなどに関する参考資料を、明大での事前学習の進行に合わせて指示する。

7.成績評価の方法明大での事前学習課題レポート、現地での学習成果(研修最終日に現地研修先で実施する最終プレゼンテーションの評価結果、モダール・インターナショナル学院で発行される「研修プログラム修了証」と「成績表(証明書)」を総合判定)、帰国後の成果報告の状況から、総合的に判定する。

8.その他

東野 香代子和泉

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 205 2020/03/04 19:00:38

Page 206: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 206 ― ― 207 ―

特別テーマ海外研修科目B(韓国の日系企業研修・フィールドワーク) 2単位 秋学期

集中1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 「グローバルな人材の育成」に全学をあげて取り組んでいる明治大学の中で、特に商学部が教育目標として掲げる「国際社会で活躍できるビジネスパーソンの育成」の一環として行われる授業である。その基本的な要件として求められる「高度な語学運用能力を有し、文化や言語、国籍や人種が異なる組織の中でも、他者を理解し、自立性と協調性を十分に発揮できること」に沿う形の人材を育成することが、本授業の到達目標である。

2.授業内容(1)事前講義について(出発前講義) ・11月下旬、事前学習①;プログラムの概要、到達目標等について(1回) ・12月初旬、事前学習②;商学部教員による韓国の日系企業および消費文化関連の講義(1回) ・12月中旬、事前学習③;スノーピーク社、その他による課題の提示を含むレクチャーの実施(1回)(2)海外プログラムについて(研修先大学名・研修期間・授業内容・総授業時間数) ・研修先:スノーピーク・コリア(Snow Peak Korea)、韓国ソガン大学 ・研修期間:3月8日~29日(3週間) ・研修および授業内容:  企業研修およびフィールドワーク(計66時間)   毎週土・日 10:00~17:00 企業研修(スノーピーク・コリアのソウル本社および地方の支店にて)   毎週月・水・金 14:00~17:00 フィールドワーク(スノーピークからの課題に取り組み)  語学研修(計60時間)   毎週月~金 9:00~13:00 語学研修(3)成果報告書と成果報告会について(事後講義) ・成果報告書:帰国後、研修成果をレポートにまとめて提出する。 ・成果報告会:帰国後、学部内の他の学生たちに対してオープンにした成果報告会を開く

3.履修上の注意・2月の韓国ソガン大学15名が10日間に亘って来日の際は、学生相互交流と共同研究のために共に行動する。・ 韓国の大学は3月1日から新学年が始まるので、明治大学商学部生が韓国入りした頃は活気溢れる時期であるとともに、

慌ただしい時期でもあることを事前に覚えておきたい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・韓国語の復習(これまでに授業で学んだハングル文字の読み・書きの復習)。・スノーピーク・コリアの会社の基本情報、キャンピングなど韓国社会のレジャー文化について調べておく。・アンケートやインタビューのとり方(実施方法)について調べておく。

5.教科書授業の初めにプリントを配布し、パワーポイントおよび視聴覚教材を併用する

6.参考書授業の初めにプリントを配布し、パワーポイントおよび視聴覚教材を併用する

7.成績評価の方法 具体的には、事前学習への取り組み30%、現地での授業および研修における積極性や参加度40%、帰国後の成果報告書と成果報告会における姿勢や参加度30%をもって、評価する。 韓国ソガン大学が発行する短期語学研修修了証を授与できた学生に限り、上記成績評価を行う

8.その他

李  英美和泉

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 206 2020/03/04 19:00:38

Page 207: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 206 ― ― 207 ―

特別テーマ海外研修科目B(WAW: The World of Australian Wine) 2単位 秋学期

集中1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 The purpose of this class is to prepare students for the spring wine study tour at Curtin University in Perth, Australia. Students will learn about Perth and Australian culture, along with acquiring the basic skills necessary to evaluate wine. They will also review safety measures to help them spend a comfortable and profitable time in Perth. By the end of the preparation classes they should be ready to make the most of the spring study in Perth, which includes three weeks spent in homestays, visits to 7 wineries and interviews with staff members and winemakers, and instruction from a top hotel sommelier in the handling, storage and service of wine.

2.授業内容(1)事前講義について(出発前講義)  第1回:Wine tasting basics  第2回:Wine aromas and the evaluation of wine  第3回:An introduction to the Australian wine industry; advice for daily life in Australia

(2)海外プログラムについて(研修先大学名・研修期間・授業内容・総授業時間数)・研修大学名:西オーストラリア、カーティン大学・研修期間:2021年2月7日~3月2日・授業内容: 本プログラムは、オーストラリアワインをビジネスの観点から取り扱っている。オーストラリアワイン歴

史から現在の西オーストラリアに位置しているワイナリーが抱えている課題まで学ぶ。ワイナリーをビジネスモデルとして理解する目的に向かって、ワイン作りの基礎、ワインテイスティング、ワイン用語、マーケティング方法、観光客誘致、ホテルに勤めのソムリエ仕事等を分析する。講義でワインテイスティングの基礎力とワインビジネス知識をつけてから、ワイナリー見学をし、マーケティング戦略を議論していく。

・総授業時間数: 67時 間(14 hrs communication based classes (including discussion, group work, presentations); 26 hrs wine and special subject lectures; 25 hrs field work, 2 hrs orientation

<午前の科目例>  「The Wines of Western Australia」「Australian wine history」「Australian attitudes to wine」「Wine and food pairing; the business challenge of restaurants and hotel bars」「Case study: the international success of Yellowtail」「Case study: the success of the luxury brand Penfolds」「The art of the sommelier: the importance of service and customer satisfaction」「Challenge for winemakers: climate change」

<午後のテーマ例>  「Talking about wine: learning specialized wine language」「The language of the land: the influence of geographic location on wine businesses」「Student presentations on the Wine Business of Perth」「Talking to the winemaker: wine marketing in labels, names and notes」「Company visit: Talijancich Wines」「Winery review: creating an Australian model for financial success」「Sustainability: the Rise of Organic and Biodynamic Wine」

   全授業日(3週間)にわたって、毎日午前中にはワインと関連している講義がある。午後には講義の内容に基づいたディスカッションが行われる。2回学生によるプレゼンがある。フィールドワークとして7つのワイナリー見学、チョコレート工場見学、ホテルのソムリエ見学を予定している。

(3)成果報告書と成果報告会について(事後講義)  帰国後に成果報告書の作成と、成果発表プレゼン(英語)を実施する。

3.履修上の注意本プログラムの参加学生は、1年生から4年生が対象になっている(4年生の参加は可能だが履修登録は不可)。ただし、プログラムに参加する時点で20歳以上であることが条件。すべての参加者はホームステイに入る。

4.準備学習(予習・復習等)の内容オーストラリアのへ出発する前の予習としては、ワイン用語と主なブドウ品種を出来るだけ覚えておく。

5.教科書プリント配布とWine Folly(Magnum Edition)英語版。(オーストラリアの授業時の教科書としても利用される。)

6.参考書なし

7.成績評価の方法プログラム終了後に、研修先のカーティン大学より発行される「研修プログラム修了証」と「成績表(証明書)」を参考として、単位を認定する。

8.その他

ジェームズ,アンドリュー S.和泉

科目ナンバー:(CO)IND911J

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 207 2020/03/04 19:00:38

Page 208: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

07応用展開153-208_商学2_2020.indd 208 2020/03/04 19:00:38

Page 209: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

8.その他

  

08その他209-214_商学2_2020.indd 209 2020/03/04 19:01:55

Page 210: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 211 ―

08その他209-214_商学2_2020.indd 210 2020/03/04 19:01:55

Page 211: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 211 ―

憲法A 江藤 英樹

2単位 春学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標そもそも憲法とは何でしょうか。なぜ必要なのでしょうか。そして、私たちの生活とどのように関わっているのでしょうか。私たちは普段の生活において憲法の存在を意識することはあまりありませんが、実は深く関わっています。憲法Aの授業では、日本における憲法の歴史を辿り、次に国会、内閣、裁判所といった国の仕組みなどを学習したいと思います。

2.授業内容第1回:aのみ:憲法とは何か第2回:憲法の歴史(1)第3回:憲法の歴史(2)第4回:象徴天皇制第5回:国会:国会の仕組み第6回:国会:国会の活動第7回:内閣:内閣の仕組み第8回:内閣:内閣の活動第9回:司法権:裁判所の仕組み第10回:司法権:司法権の独立第11回:憲法の保障:憲法の保障とは?第12回:憲法の保障:違憲審査制第13回:地方自治第14回:平和主義

3.履修上の注意授業の終わりに次回扱うテーマを指示するので、該当箇所を予習してから次回の授業に臨むようにしましょう。授業で必要な情報をOh-o! Meijiにて公開します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の受講に際し、予習をすること、さらに授業後はノートを参考に復習をしましょう。

5.教科書斎藤一久・堀口悟郎編『図録 日本国憲法』(弘文堂、2018年)

6.参考書芦部信喜(高橋和之補訂)『憲法 第7版』(岩波書店、2019年)

7.成績評価の方法定期試験で評価します。

8.その他さらに憲法に興味を持ったならば、憲法に関連する書籍を複数読むことをお薦めします。書籍選びの相談にも乗ります。気軽に相談して下さい。

和泉

憲法B 江藤 英樹

2単位 秋学期1・2年次

1.授業の概要・到達目標憲法Bの授業では、憲法Aで学んだことを前提にし、憲法が保障する人権について考えてみたいと思います。憲法は、様々な自由や権利を保障しています。しかし、それらを手にするまでの道のりは平坦ではありませんでした。また、憲法では保障することになっている権利や自由であっても、現実にはその保障が不十分であったりもします。色々な事例に触れながら、人権を保障することの意義やその難しさについても考えてみたいと思います。

2.授業内容第1回:aのみ:人権とは何か第2回:幸福追求権と自己決定第3回:平等第4回:思想・良心の自由第5回:信教の自由:信教の自由とは第6回:信教の自由(2):政教分離原則の仕組み第7回:信教の自由(3):信教の自由と政教分離原則第8回:表現の自由(1):表現の自由とは?第9回:表現の自由(2):表現の自由の保障第10回:学問の自由第11回:経済的自由:経済的自由の保障第12回:財産権第13回:社会権第14回:子どもの権利

3.履修上の注意授業の終わりに次回扱うテーマを指示するので、該当箇所を予習してから次回の授業に臨むようにしましょう。授業で必要な情報をOh-o! Meijiにて公開します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の受講に際し、予習をすること、さらに授業後はノートを参考に復習をしましょう。

5.教科書斎藤一久・堀口悟郎編『図録 日本国憲法』(弘文堂、2018年)

6.参考書芦部信喜(高橋和之補訂)『憲法 第7版』(岩波書店、2019年)

7.成績評価の方法定期試験で評価します。

8.その他さらに憲法に興味を持ったならば、憲法に関連する書籍を複数読むことを薦めます。図書館で探してみると良いでしょう。書籍選びの相談にも乗ります。気軽に相談して下さい。

和泉

科目ナンバー:(CO)LAW121J 科目ナンバー:(CO)LAW121J

08その他209-214_商学2_2020.indd 211 2020/03/04 19:01:55

Page 212: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 212 ― ― 213 ―

商法A 陳   亮

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】 本講義では、商法と呼ばれる法分野に関する講義を行う。 ここにいう商法とは、企業生活に特有の法律関係を規律する法であること(「実質的意義の商法」という。)、これには、「総則」、「商行為」、及び「海商」からなる商法という法律(「形式的意義の商法」という。)のほか、「会社法」、「保険法」、「手形法」、「小切手法」なども含まれると解するのが一般的である。本講義では、「実質的意義の商法」に関する概論的な説明を行う。

【到達目標】 本講義は、「実質的意義の商法」に関する基本的な知識と思考方法を習得することを到達目標とする。

2.授業内容第1回 (aのみ):本講義に関するFAQ第2回:商法総論第3回:商法総則(1):商人と商行為第4回:商法総則(2):商号・営業譲渡第5回:商法総則(3):開示制度・企業の補助者第6回:商行為法(1):商行為第7回:商行為法(2):商人間の売買第8回:商行為法(3):仲立営業・問屋営業第9回: 商行為法(4):物や人の移動・管理に関する

取引第10回:商行為法(5):保険取引第11回:会社法(1):会社法総論第12回:会社法(2):株式会社の設立第13回:会社法(3):株式第14回:春学期のまとめ

3.履修上の注意・受講の際には、必ず教科書及び六法を持参すること・授業中のマナーを守ること・この科目を履修する場合は、併せて「商法B」も履修することが望ましい

4.準備学習(予習・復習等)の内容・受講前に教科書及び条文に目を通しておくこと・授業で扱った内容を正確に理解し、説明できるようにしておくこと

5.教科書・高橋英治編『スタンダード商法Ⅴ・商法入門』(法律文化社、2018年(2,200円+税))・必要に応じて、レジュメや資料を配布する。

6.参考書・特に使用しない。

7.成績評価の方法・成績は原則として定期試験(100%)により評価するが、授業態度や授業での発言等も考慮する。

8.その他

駿河台

商法B 陳   亮

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】 本講義では、商法と呼ばれる法分野に関する講義を行う。 ここにいう商法とは、企業生活に特有の法律関係を規律する法であること(「実質的意義の商法」という。)、これには、「総則」、「商行為」、及び「海商」からなる商法という法律(「形式的意義の商法」という。)のほか、「会社法」、「保険法」、「手形法」、「小切手法」なども含まれると解するのが一般的である。本講義では、「実質的意義の商法」に関する概論的な説明を行う。

【到達目標】 本講義は、「実質的意義の商法」に関する基本的な知識と思考方法を習得することを到達目標とする。

2.授業内容第1回 (aのみ):本講義に関するFAQ第2回:会社法(4):機関第3回:会社法(5):資金調達第4回:会社法(6):計算等第5回:会社法(7):定款変更第6回:会社法(8):組織再編第7回:会社法(9):解散第8回:手形法(1):手形法概論第9回:手形法(2):手形行為第10回:手形法(3):手形の振出第11回:手形法(4):手形の譲渡第12回:手形法(5):手形の善意取得と人的抗弁第13回:手形法(6):手形の支払第14回:秋学期のまとめ

3.履修上の注意・この科目を履修するためには、「商法A」を履修済みであること・受講の際には、必ず教科書及び六法を持参すること・授業中のマナーを守ること

4.準備学習(予習・復習等)の内容・受講前に教科書及び条文に目を通しておくこと・授業で扱った内容を正確に理解し、説明できるようにしておくこと

5.教科書・高橋英治編『スタンダード商法Ⅴ・商法入門』(法律文化社、2018年(2,200円+税))・必要に応じて、レジュメや資料を配布する。

6.参考書・特に使用しない。

7.成績評価の方法・成績は原則として定期試験(100%)により評価するが、授業態度や授業での発言等も考慮する。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAW361J 科目ナンバー:(CO)LAW361J

08その他209-214_商学2_2020.indd 212 2020/03/04 19:01:55

Page 213: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 212 ― ― 213 ―

労働法A 原  俊之

2単位 春学期3・4年次1.授業の概要・到達目標

【授業の概要】労働法は、労働者に人たるに値する生活を保障することをその基本的な理念とし、1)個々の労働者と使用者(雇用主)との関係を規律する個別的労働法、2)労働組合と使用者との関係を規律する集団的労働法、3)求職者と企業を労働市場で上手くマッチングさせるための労働市場法という、3本の柱で成り立っています。本講義では、主として1)の個別的労働法を中心に(必要に応じて他の部分にも触れる)、法令や判例などの検討を通じて、わが国労働法制の基礎的な理論及びその動向を検討します。その際、労働法の意義や労働者・使用者の概念など基礎理論ほか、労働関係の開始(採用)から労働条件の変更に関連する問題を取り扱います。

【授業の到達目標】(1) 労働法の学習を通じて、契約法ほか現代社会における法システムの全体像を把握している。

(2) 労働関係の開始から労働条件の決定・変更に関する代表的な裁判例や労働相談事例を理解している。

(3)(2)を踏まえ、職場における法的紛争を解決するための道筋を構築することができる。

2.授業内容第1回:aのみ:イントロダクション

(労働法の存在意義と基本的構造)第2回:労働法における「労働者」・「使用者」の概念第3回:労働関係の成立(採用の自由)第4回:労働関係の成立(採用内定・試用期間)第5回: 労働条件の決定(労働契約の合意原則、法令・労働協約・就業

規則の関係)第6回:労働条件の変更1第7回:労働条件の変更2第8回:労働契約上の権利義務1:基本的権利義務第9回:労働契約上の権利義務2:付随義務第10回:労働関係の展開1:企業秩序と懲戒処分第11回:労働関係の展開2:配置転換・転勤第12回:労働関係の展開3:出向・転籍第13回:賃金1:賃金の定義、最低賃金制度第14回:賃金2:賃金の支払方法

*授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意労働法に対する理解を一層深めるため、本講義のほか、「労働法B」の受講をおすすめします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容【準備学習の内容】初回講義までに、「6.参考書」に掲載した図書のうち最低1冊でも通読しておくことが望ましいです。また、次回のテーマに関連する資料・文献(毎回の講義で指示します)を必ず熟読してください。

【復習すべき内容】講義で配布した判例や資料のプリントを各自熟読し、重要なポイントを整理し理解するよう務めてください。

5.教科書特に指定せず、受講生と相談のうえ決定する。また、必要に応じてプリントを配布する。

6.参考書濱口桂一郎『若者と労働』(中公新書ラクレ)(880円・税別)濱口桂一郎『働く女子の運命』(文春新書)(780円・税別)今野晴貴『日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか?』(星海社新書)(840円・税別)今野晴貴『ブラック企業2 「虐待型管理」の真相』(文春新書)(780円・税別)今野晴貴『ブラックバイト/学生が危ない』(岩波新書)(820円・税別)

7.成績評価の方法【成績評価の方法】定期試験80%、レポート20%(ただし出席回数の著しく低い者は評価の対象としない)

【成績評価の基準】(1)わが国の現行法制度における労働法の位置付けや契約法との関連性を理解しているか、(2) 労働関係の開始から労働条件の決定・変更に関する代表的な裁判例や労働相談事例を理解しているか、(3)(2)を踏まえて職場における法的紛争を解決するための道筋を構築することができるかを基準とします。

8.その他法理論の複雑さに戸惑うことも多いと思われるが,ある程度理解が進めばその面白さを実感できるはずです。学生諸氏の意欲的な参加を願っています。*講義科目において履修希望者が300名以上の場合は抽選を行う。

駿河台

労働法B 原  俊之

2単位 秋学期3・4年次1.授業の概要・到達目標

【授業の概要】労働法は、労働者に人たるに値する生活を保障することをその基本的な理念とし、1)個々の労働者と使用者(雇用主)との関係を規律する個別的労働法、2)労働組合と使用者との関係を規律する集団的労働法、3)求職者と企業を労働市場で上手くマッチングさせるための労働市場法という、3本の柱で成り立っています。本講義では、主として1)の個別的労働法を中心に(必要に応じて他の部分にも触れる)、法令や判例などの検討を通じて、わが国労働法制の基礎的な理論及びその動向を検討します。その際、労働関係の終了に関する問題(主に解雇規制)ほか、労働時間、労働災害、女性労働者や非正規労働者らの均等待遇など近年問題化しているトピックを広範囲にわたって取り扱います。

【授業の到達目標】(1) 労働法の学習を通じて、契約法ほか現代社会における法システムの全体像を把握している。

(2) 解雇規制、労働時間、労働災害、均等待遇に関する代表的な裁判例や労働相談事例を理解している。

(3)(2)を踏まえ、職場における法的紛争を解決するための道筋を構築することができる。

(4)非正規雇用に関する現行の法制度を正確に理解し、その問題点を指摘できる。

2.授業内容第1回:aのみ:イントロダクション

(労働法の存在意義と基本的構造)第2回:労働時間1:労働時間の定義と原則、時間外・休日労働第3回:労働時間2:フレキシブルな労働時間制第4回:休憩・休日・年次有給休暇第5回:安全衛生・労災補償第6回:労働関係の終了1:労働関係の様々な終了事由第7回:労働関係の終了2:解雇規制第8回:労働関係の終了3:解雇規制とその他の終了事由との関連性第9回:女性労働と均等待遇1第10回:女性労働と均等待遇2第11回:非典型雇用1:有期労働契約、パートタイム労働第12回:非典型雇用2:派遣労働第13回:労使紛争解決システム第14回:主要な裁判例の紹介と検討

*授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意本講義履修の前提として、「労働法A」を履修してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容【準備学習の内容】初回講義までに、「6.参考書」に掲載した図書のうち最低1冊でも通読しておくことが望ましいです。また、次回のテーマに関連する資料・文献(毎回の講義で指示します)を必ず熟読してください。

【復習すべき内容】講義で配布した判例や資料のプリントを各自熟読し、重要なポイントを整理し理解するよう務めてください。

5.教科書特に指定せず、受講生と相談のうえ決定する。また、必要に応じてプリントを配布する。

6.参考書濱口桂一郎『若者と労働』(中公新書ラクレ)(880円・税別)濱口桂一郎『働く女子の運命』(文春新書)(780円・税別)今野晴貴『日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか?』(星海社新書)(840円・税別)今野晴貴『ブラック企業2 「虐待型管理」の真相』(文春新書)(780円・税別)今野晴貴『ブラックバイト/学生が危ない』(岩波新書)(820円・税別)

7.成績評価の方法【成績評価の方法】定期試験80%、レポート20%(ただし出席回数の著しく低い者は評価の対象としない)

【成績評価の基準】(1)わが国の現行法制度における労働法の位置付けや契約法との関連性を理解しているか、(2) 解雇規制、労働時間、労働災害、均等待遇に関する代表的な裁判例や労働相談事例を理解しているか、(3)(2)を踏まえて職場における法的紛争を解決するための道筋を構築することができるか、(4)非正規雇用に関する現行の法制度を正確に理解し、その問題点を指摘できるかを基準とします。

8.その他法理論の複雑さに戸惑うことも多いと思われるが,ある程度理解が進めばその面白さを実感できるはずです。学生諸氏の意欲的な参加を願っています。*講義科目において履修希望者が300名以上の場合は抽選を行う。

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAW361J 科目ナンバー:(CO)LAW361J

08その他209-214_商学2_2020.indd 213 2020/03/04 19:01:55

Page 214: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 214 ―

民法A 亀田 浩一郎

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標民法は、人の生活において生じる法律関係(権利義務関係)について定める基本的な法律である。さらに民法は、経済生活における財産に関わる法律関係を定める「財産法」と、家族生活における夫婦・親子などの家族に関わる法律関係を定める「家族法」とに分かれる。本講義は、主に民法の「財産法」(民法Aでは特に民法総則)を対象とし、基礎知識(各制度の内容・理論、法律用語)を習得すること、およびそのことを通じて、法的な思考方法を学ぶことを目的とする。

2.授業内容第1回 民法とは何か第2回 民法総則概観第3回 物権法概観第4回 親族・相続法概観第5回 権利能力・意思能力第6回 制限行為能力者制度第7回 心裡留保・虚偽表示・錯誤・詐欺・強迫第8回 代理(1)第9回 代理(2)第10回 無効・取消し、条件・期限第11回 時効(1)第12回 時効(2)第13回 法人(1)第14回 法人(2)

3.履修上の注意 「六法」は必ず持参すること。 講義はただ受け身で聴くのではなく,自分で考えながら積極的な態度で臨んでもらいたい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業を受ける前に、あらかじめその回のテーマについて教科書等を読んで予習しておくこと。特に分からない点がどこか事前に知っておくことが重要である。

5.教科書池田真朗『スタートライン民法総論(第3版)』(日本評論社)。ただし、これ以外でも各自が気に入ったものがあればそれを使用してもよい。毎回レジュメを配布し、それに沿って授業を進める。

6.参考書 「六法」(最新の民法が載っていれば何でもよい)。それ以外は授業中に適宜指示する。

7.成績評価の方法定期試験のみによって評価する。

8.その他

駿河台

民法B 亀田 浩一郎

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標民法は、人の生活において生じる法律関係(権利義務関係)について定める基本的な法律である。さらに民法は、経済生活における財産に関わる法律関係を定める「財産法」と、家族生活における夫婦・親子などの家族に関わる法律関係を定める「家族法」とに分かれる。本講義は、主に民法の「財産法」(民法Bでは特に債権法)を対象とし、基礎知識(各制度の内容・理論、法律用語)を習得すること、およびそのことを通じて、法的な思考方法を学ぶことを目的とする。

2.授業内容第1回 契約総論序説・契約の成立第2回 契約の効力・解除第3回 契約各論序説・贈与第4回 売買(1)第5回 売買(2)第6回 消費貸借・使用貸借第7回 賃貸借(1)第8回 賃貸借(2)第9回 雇用・請負・委任・その他の典型契約第10回 不法行為(1)第11回 不法行為(2)第12回 債務不履行第13回 債権の消滅第14回 債権の担保

3.履修上の注意 「六法」は必ず持参すること。 講義はただ受け身で聴くのではなく,自分で考えながら積極的な態度で臨んでもらいたい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業を受ける前に、あらかじめその回のテーマについて教科書等を読んで予習しておくこと。特に分からない点がどこか事前に知っておくことが重要である。

5.教科書池田真朗『スタートライン債権法(第7版)』(日本評論社)。ただし、これ以外でも各自が気に入ったものがあればそれを使用してもよい。毎回レジュメを配布し、それに沿って授業を進める。

6.参考書 「六法」(最新の民法が載っていれば何でもよい)。それ以外は授業中に適宜指示する。

7.成績評価の方法定期試験のみによって評価する。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAW361J 科目ナンバー:(CO)LAW361J

08その他209-214_商学2_2020.indd 214 2020/03/04 19:01:55

Page 215: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

9.資格課程関係科目

 

09-資格過程215-226_商学2_2020デ納なし.indd 215 2020/03/15 15:55:05

Page 216: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 217 ―

09-資格過程215-226_商学2_2020デ納なし.indd 216 2020/03/15 15:55:05

Page 217: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 217 ―

日本史概論 藤井  崇

2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 当授業は日本中世史に関する講義科目である。具体的には、日本中世における代表的な合戦やその前後の政治史について解説を行う。なお、合戦そのものについての解説よりも、合戦前後の政治史の解説に重きを置くこととする。到達目標としては、日本中世における主要な合戦と合戦前後の政治史を理解することで、現在の世界で発生している紛争・政治問題に対し、確固たる意見を持つことができ、今後、我々が戦争の発生を防ぐための智慧として、その知識・教養を活用できるようにする。

2.授業内容第1回:イントロダクション―合戦とは何か第2回:前九年合戦・後三年合戦と政治史第3回:源平合戦と政治史第4回:文永の役・弘安の役と政治史第5回:南北朝期の合戦と政治史第6回:応仁・文明の乱と政治史第7回:戦国期東国の合戦と政治史第8回:戦国期畿内・近国の合戦と政治史第9回:戦国期西国の合戦と政治史第10回:織田信長の合戦と政治史第11回:豊臣秀吉の合戦と政治史第12回:文禄・慶長の役と政治史第13回:関ケ原の戦い・大坂の陣と政治史第14回:試験と解説*授業内容は授業の進捗具合や受講生の関心次第で変更することがある。

3.履修上の注意 日本中世史への興味と基礎的知識をもっていること。板書の量は少なくなる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 受講前は、あらかじめ、日本史の各通史シリーズのうちの中世部分を読んで概要を把握しておくこと。受講後は、理解できなかった専門用語などについて調べ、疑問点をまとめて講師に質問すること。

5.教科書 『戦争の日本史』(吉川弘文館)の中世部分を基本的に用いる。但し、毎時間講師がプリントを用意するので必ずしも購入の必要はない。

6.参考書 中公文庫『日本の歴史』講談社学術文庫『日本の歴史』など

7.成績評価の方法 定期試験による

8.その他

和泉

日本史概論 伊勢 弘志

2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標概要 現在の日本社会の前提になっている近現代の国際環境・社会環境を講義する。 私たちの社会が世界の潮流と密接であることを理解するために、歴史学と国際政治学の両分野の視角から、近代~現代とはどのような時代であったのかを学習する。 現在の日本社会における社会問題・教育問題や価値観を自ら分析できるように日本近現代史を学習する。

到達目標1.�近現代とはどのような時代であるのかを知り、そ

の理解の上に現在の日本社会や東アジア情勢の前提が理解できる。

2.�現在の教育問題・歴史認識問題などについて多面的な分析ができる。

3.�「道具としての知識」を実社会や教育の現場で活用するために、「考える力」を訓練する。その上で、�「なぜ勉強をするのか?」について自身の答えをもてる。

2.授業内容第1回:なぜ歴史を学ぶのか?第2回:近代を迎える日本とアジア第3回:日清戦争とアジア情勢第4回:グレイトゲームと日露戦争第5回:第一次世界大戦と国際連盟第6回:ワシントン体制 ‐ 戦争違法化の世界第7回:満州事変と連盟脱退第8回:日本はなぜ侵略国になったのか?第9回:敗戦と聖断 ‐ 日本社会の戦争観第10回:東京裁判は何を裁いたか?第11回:「戦後帝国主義」と「55年体制」第12回:「近代化論」とアメリカの世界戦略第13回:新自由主義の世界 ‐ 自己責任論第14回:日本の社会と教育3.履修上の注意知識(内容知)を獲得するだけでなく、知るための調べ方・自身の関心や疑問を自ら解決するための知識(方法知)を獲得し、さらに「考える力」を訓練できるよう留意すること。4.準備学習(予習・復習等)の内容なぜ勉強をするのか?必死に考えること。5.教科書授業時に紹介する。6.参考書伊勢弘志・飛矢崎雅也『はじめての日本現代史 ‐ 学校では“時間切れ”の現代史』(芙蓉書房出版、2017年)。山田朗『日本の戦争』Ⅰ~Ⅲ(新日本出版、2017~19年)。7.成績評価の方法レポート100%(およびプラスアルファとしてのリアクションペーパーによる平常点)8.その他 初回の授業時に成績評定や単位認定についての詳細を説明します。履修にあたっては必ずその内容を把握しておくこと。

和泉

科目ナンバー:(CC)HIS111J科目ナンバー:(CC)HIS111J

09-資格過程215-226_商学2_2020デ納なし.indd 217 2020/03/15 15:55:05

Page 218: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 218 ― ― 219 ―

東洋史概論 鈴木 直美

2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標《授業内容》 新石器時代から20世紀までの中国史の流れを概観し、東アジア・北アジア・内陸アジアなどとのかかわりから中国の政治・経済・社会の動向をとらえる。

《到達目標》1�.中学「社会」・高校「世界史」の授業を行うに十分

な知識と教養を習得する。2.中国社会のあり方を歴史的背景から理解する。3�.様々な歴史的事象について、多角的な視点から考

察できる。2.授業内容 授業はおおむね教科書に沿ってすすめるが、重要な項目や補足の必要な点についてはより詳しい解説を行う。なお、授業の進行状況によって内容を変更する場合がある。1.a.ガイダンス  b.「中国」とは何か2.新石器時代~初期王朝(二里頭文化・殷・西周)3.春秋・戦国~統一秦4.漢5.魏晋南北朝6.隋~唐7.五代~南宋8.元~明9.清の建国~乾隆帝の時代10.アヘン戦争~日清戦争11.日清戦争後~辛亥革命12.五四運動~国共合作13.抗日戦争~中華人民共和国成立14.a.試験�  b.解答とまとめ3.履修上の注意高校時代の世界史の内容を復習しておくこと。世界史を履修していない、もしくは現代史など学習していない範囲がある場合は下記書籍を読んでおくのが望ましい。

「世界の歴史」編集委員会『もういちど読む山川世界史』(山川出版社、2009年)渡辺信一郎監修『中国の歴史現在がわかる本』シリーズ(かもがわ出版)4.準備学習(予習・復習等)の内容1�.毎回、事前に教科書を読んで学習内容を把握して

おくこと。2�.授業終了後にOh-o!�Meijiシステムからスライドを

配布するので、教科書・授業時配布プリントと合わせて内容を復習すること。5.教科書1�.岸本美緒『中国社会の歴史的展開』(放送大学教育

振興会、2007年)。2.授業時にプリント配布。6.参考書愛宕元・冨谷至編『新版 中国の歴史』上・下(昭和堂、2009年)7.成績評価の方法 期末試験(100%)による。1�.期末試験は記述式で行う。単語の羅列や意味の不

明な文章は解答とみなさず、単位を認定しない。2.出席回数が7割未満の場合、単位を認定しない。8.その他1�.毎回出席をとる。Oh-o!�Meijiシステムの出席確認

機能を使用するので、スマートフォン・パソコンなどを持参のこと。ない場合は出席票(紙)の提出に替えるので遠慮なく申し出ること。

2�.著しい遅刻や私語がある場合にはその回の受講を認めないことがある。

和泉

日本史概論 長沼 秀明

2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 教職課程「教科に関する科目」(「共通講座」)として、日本史を教えるために必要な基礎的知識を実践的に学びます。

《授業の到達目標およびテーマ》 高等学校で「日本史A」の授業を担当することを想定し、ある学校の授業例を参考にしつつ、日本の歴史に関する基礎的な知識を学びます。中学「社会」の授業を担当する際にも大いに役立つ内容です。2.授業内容第1回 ガイダンス、「日本史A」の目標および内容第2回 動揺する江戸幕府―内憂外患への対応―第3回 開国第4回 明治維新第5回 自由民権運動、大日本帝国憲法(その1)第6回 自由民権運動、大日本帝国憲法(その2)第7回 条約改正、日清戦争(その1)第8回 条約改正、日清戦争(その2)第9回 日露戦争第10回 第一次世界大戦第11回 大正・昭和初期の経済と対外関係第12回 昭和恐慌から二・二六事件へ、戦争の時代第13回 �敗戦と占領・戦後改革、講和から高度経済成

長時代へ第14回 a.まとめ    b.試験*授業内容は必要に応じて変更することがあります。3.履修上の注意1)教職課程認定科目であることを十分に認識してください。2)いわゆる出席点はありません。3)授業時間は最大限に使います。4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎回、事前に指示した課題に真剣に取り組み、積極的に参加してください。

5.教科書 つぎの二冊が教科書です。必ず初回の授業までに購入し、二冊ともに毎回の授業に持参してください。 (1)文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 地理歴史編』(東洋館出版社、2019年)(本体価格760円) (2)『日本史A―現代からの歴史―』(高等学校地理歴史科用文部科学省検定済教科書 2―東書―日A308)(東京書籍、2017年)(本体価格610円)6.参考書 毎回の授業のなかで紹介します。

7.成績評価の方法 定期試験の得点および毎回の授業で提出してもらう「解答票」を総合的に判定し、厳正に行ないます。具体的な割合は、試験の得点55%、毎回の授業の成果45%を原則とします。8.その他 「Oh-o!�Meijiシステム」の積極的な活用をはかります。

駿河台

科目ナンバー:(CC)HIS111J 科目ナンバー:(CC)HIS121J

09-資格過程215-226_商学2_2020デ納なし.indd 218 2020/03/15 15:55:05

Page 219: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 218 ― ― 219 ―

東洋史概論 石野 智大

2単位 秋学期春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 本授業では、時間的・空間的な広がりをもつ中国の政治と社会について、周辺地域との関係も視野に入れながら概観する。また、それらを通して、受講者各自が中国史に関する基本的な知識を習得することを目的とする。 長きにわたる中国の歴史を理解する際には、その大きな流れを捉えることが重要な意味を持つ。そのため、教職課程科目である本授業においても、その部分に力点をおいて講義を進める。ただし、時間の関係で中国史の全時代を取り上げることはできず、本授業では中国文明の誕生から唐宋変革期までの歴史的推移を追う。また、授業の後半では中国史における時代区分の問題などについても考えてみたい。2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:中国文明の誕生第3回:初期王朝の形成第4回:春秋戦国時代の政治と文化第5回:秦漢統一帝国の成立と崩壊(その1)第6回:秦漢統一帝国の成立と崩壊(その2)第7回:魏晋南北朝時代の政治と諸民族の動向第8回:隋唐王朝の形成と変容(その1)第9回:隋唐王朝の形成と変容(その2)第10回:五代・北宋の展開第11回:南宋時代の政治と文化第12回:唐宋変革論と中国史の時代区分第13回:歴史的事実と解釈第14回a:期末試験   b:試験問題の解説 ※授業内容は必要に応じて変更することがあります。3.履修上の注意 高校で「世界史」(とくに前近代部分)を履修しなかった方も歓迎します。 授業においては歴史用語や年代の暗記よりも、中国史の大きな流れを理解するように心がけてください。4.準備学習(予習・復習等)の内容 履修前の事前学習としては、高校世界史教科書の中国史関連部分を一読しておいてください。 授業開始後は、下記の「参考書」を積極的に読まれることを希望します。5.教科書 特に指定しません。授業時に適宜プリントを配布します。6.参考書 『教養の中国史』津田資久・井ノ口哲也編、(ミネルヴァ書房、2018年) 『概説中国史』上・下、冨谷至・森田憲司編、(昭和堂、2016年) 『中国の歴史』岸本美緒、(ちくま学芸文庫、筑摩書房、2015年) より専門的な理解を深めるには、以下の概説書をお勧めします。 『世界歴史大系 中国史』1~5(山川出版社、1997年~2003年) 『中国の歴史』全12巻(講談社、2004年~2005年)7.成績評価の方法 中間レポート30%、期末試験(論述)50%、平常点�(リアクションペーパー、授業態度など)20%8.その他

和泉駿河台

科目ナンバー:(CC)HIS121J

西洋史概論 小野寺 利行

2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 ヨーロッパの歴史を中世・近世を中心に概観する。ヨーロッパの歴史を、国家の仕組みや政治に関与する人々の変化に焦点を当てて学んでいくことを目的とする。近代や現代では政治に国民のほぼ全員が参加しているが、過去の歴史を見ると常にそうであったわけではない。そこで、前近代のヨーロッパではどのような人々が政治に関わっていたのか、そして、どのようにして国民のほとんどが政治に関わるようになったのかをみていくことにする。それを通して、ヨーロッパという地域や現代にもつながる近代国家を歴史的な視点で考える手がかりをつかむことを目指したい。

2.授業内容 以下のように授業を進めていく予定だが、状況に応じて変更することもある。

第1回:イントロダクション第2回:古代(1) ギリシアとローマ第3回:古代(2) ローマ帝国第4回:中世の社会第5回:中世の国家第6回:中世のカトリック教会第7回:中世の農村と都市第8回:中世から近世へ第9回:絶対王政と社団国家第10回:身分制国家第11回:複合国家第12回:近代(1) イギリスとフランス第13回:近代(2) アメリカとドイツ第14回a:まとめ   b:テスト3.履修上の注意 高校世界史の教科書や参考書、後掲の参考書などに目を通して、ヨーロッパの歴史の大まかな流れをおさえておくことが望ましい。4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習では、参考文献に目を通して次回授業の内容を大まかにつかみ、自分なりの疑問点・課題をもって授業に臨むこと。復習では、授業で配付したプリントや参考文献を利用してノートのまとめ・整理・補足などを行ない、授業の要点や質問などのリアクションペーパーを作成すること。5.教科書 特定の教科書は使用せず、資料を配付する。6.参考書 授業中に随時紹介するが、さしあたり基本的な文献を挙げておく。

・『大学で学ぶ西洋史[古代・中世]』服部良久ほか(ミネルヴァ書房)・『大学で学ぶ西洋史[近現代]』小山哲ほか(ミネルヴァ書房)7.成績評価の方法・学期末試験(70%)・リアクションペーパー(30%)8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CC)HIS131J

09-資格過程215-226_商学2_2020デ納なし.indd 219 2020/03/15 15:55:05

Page 220: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 220 ― ― 221 ―

西洋史概論 小野寺 利行

2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 ヨーロッパの中世・近世の歴史を概観する。前近代ヨーロッパ史の流れや基本的な事項を、経済史の視点を通して学ぶことを目的とする。農業・手工業・商業がどのように展開していったのか、そしてそれによってヨーロッパ内外のさまざまな地域の結びつきがどのように変化していったのかをみていくことで、工業化や世界の一体化を実現する以前のヨーロッパの姿を理解したり、ヨーロッパ世界の歴史的な変化を考えたりするための手がかりつかむことを目指したい。

2.授業内容 以下のように授業を進めていく予定だが、状況に応じて変更することもある。

第1回:イントロダクション第2回:中世の社会第3回:中世前期の経済第4回:中世中期の農村と農業第5回:中世中期の都市と手工業第6回:中世中期の都市と商業第7回:中世後期の経済第8回:近世の農業第9回:近世の手工業第10回:近世の商業第11回:近世のヨーロッパ貿易第12回:近世の世界経済(1) ポルトガルとスペイン第13回:近世の世界経済(2) オランダとイギリス第14回a:まとめ   b:テスト3.履修上の注意 高校世界史の教科書や参考書、後掲の参考書などに目を通して、ヨーロッパの中世・近世の大まかな流れをおさえておくことが望ましい。4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習では、参考文献に目を通して次回授業の内容を大まかにつかみ、自分なりの疑問点・課題をもって授業に臨むこと。復習では、授業で配付したプリントや参考文献を利用してノートのまとめ・整理・補足などを行ない、授業の要点や質問などのリアクションペーパーを作成すること。5.教科書 特定の教科書は使用せず、資料を配付する。

6.参考書 授業中に随時紹介するが、さしあたり基本的な文献を挙げておく。

・『大学で学ぶ西洋史[古代・中世]』服部良久ほか(ミネルヴァ書房)・『大学で学ぶ西洋史[近現代]』小山哲ほか(ミネルヴァ書房)・『西洋経済史』奥西孝至ほか(有斐閣)7.成績評価の方法・学期末試験(70%)・リアクションペーパー(30%)8.その他

和泉

西洋史概論 渡辺  知

2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標およびテーマ》 ヨーロッパの近現代のあゆみを世界システム論の観点から見ていきます。ただ、過去の事実の確認にとどまらず、それがなぜ起きたのか、また、過去の出来事が現在の社会といかに関係するのか、あるいは、一地域の動向が世界のその他の地域の動向といかに密接に結びついているのかといった点に力点を置きつつ、歴史学における多様なものの捉え方をあわせて提示できればと希望します。

《授業の概要》 この授業では15世紀のポルトガル、スペインのヨーロッパ外への進出から19世紀の世界の一体化に至るまでの過程を概観し、ヨーロッパの近代の歩みが世界史的にどのような意味を持つのか、考えてみたいと思います。2.授業内容 以下の通り授業を進める予定ですが、進行具合によって若干の変更を加えることもあります。第1回 世界の一体化と世界システム論第2回 大航海時代以前のヨーロッパ 1第3回 大航海時代以前のヨーロッパ 2第4回 ポルトガルとアジア第5回 スペインとアメリカ 1第6回 スペインとアメリカ 2第7回 17世紀のヨーロッパ第8回 第一次イギリス帝国の形成第9回 イギリス商業革命第10回 西インド諸島と砂糖第11回 アフリカと大西洋奴隷貿易第12回 フランス革命と環大西洋革命 1第13回 フランス革命と環大西洋革命 2第14回a講義全体のふりかえり   b試験

3.履修上の注意 これまであまり「世界史」等になじみのなかった方の受講も歓迎します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 紹介した参考文献に目を通してください。

5.教科書 特に定めません。

6.参考書 参考文献として、以下の文献を紹介します。また、授業中も随時紹介していきます。 川北稔『世界システム論講義:ヨーロッパと近代世界』ちくま学芸文庫、2016年。7.成績評価の方法 授業の区切りに授業内容のまとめや感想を書いて頂き、これを平常点とします。学期末には試験を行い、成績はこれらの総合評価とします(学期末試験80%、平常点20%)。8.その他

和泉

科目ナンバー:(CC)HIS131J 科目ナンバー:(CC)HIS131J

09-資格過程215-226_商学2_2020デ納なし.indd 220 2020/03/15 15:55:05

Page 221: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 220 ― ― 221 ―

人文地理学概論 谷川 尚哉

2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 教職課程におかれている「人文地理学概論」であることをふまえて、人文地理学の基礎・基本を述べるとともに、地理教育論にも適宜ふれていきたい。 高等学校で「地理AまたはB」を選択しなかった人にとっては、中学校の「社会科地理的分野」以来の地理となろうが、地理あるいは人文地理学の楽しさ、面白さを理解してもらえればありがたい。 ただし、半期の講義であるため、文字どおり「概論」とならざるをえない面がある。毎回の講義は、あくまでも「窓を開ける」ことであり、その窓から何を見るかは受講生に委ねられている。

2.授業内容(1)�人文地理学とはどういう学問か。地理学の構成から考

える(a)。(2)�人文地理学とはどういう学問か。地理学の構成から考

える(b)。(3)�人文地理学とはどういう学問か。地理学の手法から考

える(c)。(4)�人文地理学とはどういう学問か。地理学の手法から考

える(d)。(5)�地理学とはどういう学問か。地理学史から考える(a)。

海の向こうに何がある? 山の向こうに何がある?(6)�地理学とはどういう学問か。地理学史から考える(b)。

大航海時代は地理的発見の時代(7)�地理学とはどういう学問か。地理学史から考える(c)。

コロンブス(8)�地理学とはどういう学問か。地理学史から考える(d)。

バスコ・ダ・ガマ(9)�地理学とはどういう学問か。地理学史から考える(e)。

マゼラン(10)�地理学とはどういう学問か。地理学史から考える(f)。

地理学の存在価値は、ありやなしや?(11)�景観の変貌から地域の再編成を考える(a)。高度1000

フィートから見た日本(12)�景観の変貌から地域の再編成を考える(b)。山が地図

から消えた? 地形図を読む(13)�景観の変貌から地域の再編成を考える(c)。島が島で

なくなった?(14)�景観の変貌から地域の再編成を考える(d)。瀬戸内海

の島の変貌

3.履修上の注意1.受講生は、教室内でのマナーを守る事。2.毎回、「感想」を書いてもらう。3.�第1回目から本論に入るので、そのつもりで受講する

ように。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1.復習が最重要である。2.毎回の講義で何を学んだのかを確実に理解すること。3.ノートの整理が肝要である。4.事前に配布した資料等は、必ず熟読して講義に臨むこと。

5.教科書 使用しない。映像資料やプリントを教科書代わりに使用する。

6.参考書 随時、紹介する。

7.成績評価の方法1.�原則として、出席は絶対条件。講義の3分の1を休ん

だ者には単位は与えられない。2.�学期末の試験で100%評価する。レポート提出で代替す

ることはできない。

8.その他

駿河台

自然地理学概論 若松 伸彦

2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 自然地理学はその地域の気候、地形、水文、植生等の自然環境を総合的に捉える学問分野である。地理というと、社会科の一科目であり、事象の暗記科目と思われがちである。しかし自然地理学は、実際には私たちの身のまわりにある自然環境がどのようなものかを理解し、その仕組みや因果関係を学ぶことが非常に大切である。本講義は、自然環境に関する基礎的な知識を身に着け、総合的に自然環境を捉える能力を身に着けることが目標である。このような能力を身に着けることで、自然災害や地球環境問題に対しての正しい対処が可能にもなる。

2.授業内容第1回a:自然地理学の見方・考え方(ガイダンス)   b:自然地理学の基本第2回:惑星としての地球第3回:大地形と火山第4回:岩石と日本列島のでき方第5回:世界と日本の大地形第6回:平野の地形第7回:山地の地形第8回:河川の地形第9回:海岸の地形第10回:地球のエネルギー収支と大気大循環第11回:世界の気候と植生第12回:日本の気候と植生第13回:様々な環境問題第14回a:講義のまとめ   b:試験

3.履修上の注意 積極的な授業の参加を望む。授業内容はいわゆる理系の地学の領域を含むが、文系学生でも理解できる内容である。4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前にwebシステムによってプリントを配布するので、必ず印刷をして持参すること。 プリントは図表及び板書を補助するためのプリントであり、復習や授業後の整理を行うことが望ましい。5.教科書 『新詳高等地図』(帝国書院)2019年 高校時代に地図帳を購入している者は代用しても良い。 他に教科書は定めないが、参考書があると授業の理解が進む。6.参考書 『自然地理学概論』高橋日出男・小泉武栄編著(朝倉書店)2008年 『上高地の自然誌』上高地自然史研究会編(東海大学出版会)2016年7.成績評価の方法 講義態度10%、期末試験90%で評価する。

8.その他

駿河台・和泉

科目ナンバー:(CC)GEO111J 科目ナンバー:(CC)GEO121J

秋学期 和泉

09-資格過程215-226_商学2_2020デ納なし.indd 221 2020/03/15 15:55:05

Page 222: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 222 ― ― 223 ―

地誌学概論 内藤 芳宏

2単位 秋学期春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 教職課程におかれている「地誌学概論」であることを考慮し、中学・高等学校の教員に求められる地誌学の基礎・基本から専門領域に加えて、既存の概念から応用する授業事例も触れていきたい。地理は知らない土地の知らない人たちや自然に対する好奇心から成り立っている。とくに地誌学は特定地域における自然と人文の諸事象とその関係を考察し、地域的な特徴を究明すること、すなわち地域を知ることが目的とされる。地誌学の楽しみを得ることで、将来のあなたの教え子たちに還元するための糸口になることを目指したい。2.授業内容第1回:オリエンテーション 地誌学を学ぶということ第2回:地誌学の基礎①学校教育の地誌とは第3回:地誌学の基礎②日本を扱う(都市近郊)第4回:地誌学の基礎③日本を扱う(農山村部)第5回:�地誌学の展開①専門性を活かした地誌 地形

図の活用(段彩図)第6回:�地誌学の展開②専門性を活かした地誌 地形

図の活用(谷と尾根)第7回:�地誌学の展開③専門性を活かした地誌 地形

図の活用(土地利用図)第8回:�地誌学の展開④専門性を活かした地誌 統計

地図の活用第9回:�地誌学の展開⑤専門性を活かした地誌 フィー

ルドワーク・校外学習第10回:地誌の授業実践①旅をつくる第11回:地誌の授業実践②ヒマラヤ山脈の暮らし第12回:地誌の授業実践③アルプス山脈の暮らし第13回:地誌の授業実践④小さな国の環境大国第14回:学期末試験3.履修上の注意 授業にきちんと出席し、学ぶ姿勢を示すこと。また毎回授業に関する「感想」の提出を求める。授業中のマナーは誠実であること。受講者は教員を目指すからには、揺るぎない自らに負けない真剣な姿勢を求めたい。4.準備学習(予習・復習等)の内容 復習を大切にすること。とくに地誌は地理的位置関係および付随する情報が講義で扱われる。今日の授業で何を学んだのか、確実に理解すること。そのためにはノートの整理が肝要である。5.教科書 教科書はとくに指定しない。映像資料やプリントを教科書代わりに使用する。ただし地理は地名や位置をその都度確認するためにも、高校時代に地理の授業で使用した地図帳を用意しておくこと(高校時代に地理の授業を受けていない者は同等のものを用意しておくこと)。また5回目の講義から国土地理院発行の地形図(国土地理院発行1/25000地形図「赤穂」を各自で購入)を用いた作業も行う。予め各自で購入しておくこと。6.参考書 地理・地誌に関わる入門書として以下を紹介する。 地理教育研究会編『知るほど面白くなる日本地理』日本実業出版社 水野一晴『人間の営みがわかる地理学入門』ベレ出版 富田啓介『はじめての地理学』ベレ出版7.成績評価の方法 毎回出席をとる。3分の1を休んだ者には単位は与えられない。成績評価は学期末試験60%、平常点(提出物および授業への貢献度)40%等を総合的に判断する。8.その他

和泉駿河台

科目ナンバー:(CC)GEO131J

法律学概論 原  俊之

2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 現行の法制度のうち、市民生活の基本法である民法を中心に、契約、不法行為、雇用関係法などの仕組みについて学ぶ中で、法の基礎理論や紛争解決制度に関する知識を習得する。指定テキストである『法の世界へ〔第7版〕』のうち、第1章~第3章および第7章の内容を軸に、必要に応じて他の章にも触れながら講義を進める。生活に密着した具体的な事例を検討し、法制度を身近に感じることによって、今後法学系科目を学ぶ際の各自のスタイルを身につけていただきたい。

2.授業内容第1回:aのみ:オリエンテーション

(授業の進め方、この授業で取り扱う内容・範囲について)第2回:法の定義・分類第3回:法の解釈・適用と紛争解決制度第4回:契約と意思表示(1)意思表示とは何か第5回:契約と意思表示(2)意思表示の無効・取消し第6回:契約と意思表示(3)関連判決を読む第7回:損害賠償のルール(1)不法行為の基礎第8回:損害賠償のルール(2)製造物責任と医療訴訟第9回:損害賠償のルール(3)関連判決を読む第10回:雇用関係のルール(1)なぜ労働法が必要か第11回:�雇用関係のルール(2)労働条件の法規制と

労働組合第12回:判例・文献を収集する第13回:判例を読む(1)認定事実の正確な理解第14回:判例を読む(2)「判例ルール」の抽出

3.履修上の注意 単にテキストを読んで講義を聴き流すだけでなく、講義で触れた判例や法令など、図書館やデータベースなどを駆使して自らの手で収集・検討するよう心がけること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予め指示したテキストの該当箇所ほか各種資料の精読、法令や用語の調査等を必ず行ったうえで講義に臨み、できればその日のうちに講義内容を再確認しておくこと。

5.教科書 池田真朗ほか『法の世界へ(第7版)』(有斐閣アルマ・2017年)

6.参考書 講義中適宜紹介する。またプリントを配布する。

7.成績評価の方法 期末試験90%、平常点(授業態度、レポート等を含む)10%を総合判断して評価する。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CC)LAW111J

09-資格過程215-226_商学2_2020デ納なし.indd 222 2020/03/15 15:55:05

Page 223: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 222 ― ― 223 ―

法律学概論 市川 直子

2単位 秋学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標及びテーマ》 日本で現在効力をもっている法律はかるく1,000を超えますが、それらは一定の秩序にしたがって体系化されています。 この授業では、日本のそうした法体系を検討するとともに、日本の国内法体系と国際法との関係についても理解することを目指します。

《授業の概要》 この授業では、各種法律の基本部分を説明しながら、それと国家の最高法である憲法との関係を確認していきます。ついで、国際関係を維持するための条約や国際慣習法に言及します。

2.授業内容第1回:法の目的/法の解釈・歴史第2回:憲法と財産法(1)第3回:憲法と財産法(2)第4回:憲法と家族法(1)第5回:憲法と家族法(2)第6回:憲法と労働法(1)第7回:憲法と労働法(2)第8回:憲法と刑事法(1)第9回:憲法と刑事法(2)第10回:憲法と行政法(1)第11回:憲法と行政法(2)第12回:憲法と国際法(1)第13回:憲法と国際法(2)第14回:まとめ/試験*講義内容・順序は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 各種法律を日本国憲法と関連づけて説明していきますので、この授業を受ける前に、「日本国憲法」を受講済みであることが望ましいです。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前にテキストの該当ページまたは配布プリントを読んでおいて下さい。

5.教科書 穐山守夫・市川直子『新現代社会と法』和広出版(2016年)2300円

6.参考書 六法全書 その他の参考文献一覧は、授業のときに配布します。

7.成績評価の方法 レポート(30%)および期末試験(70%)によります。

8.その他 明治大学の各種施設、特に博物館(刑事部門)、平和教育登戸研究所資料館を訪れてみて下さい。

駿河台

科目ナンバー:(CC)LAW111J

法律学概論 松井 千秋

2単位 春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 本講は、わが国の法の支配の根幹をなす近代憲法の意義及び個人の尊厳、基本的人権保障などの基本原理の意義を理解するとともに、こうしたことを前提としかつ継承しつつ制定されたわが国の憲法の基本的構造やその特色を理解することを目的とするものである。

2.授業内容[第1回] 法の意義[第2回] 法規範の構造[第3回] 法の分類[第4回] 法の解釈・解釈法[第5回] 法の適用[第6回] 裁判と法①民事裁判[第7回] 裁判と法②刑事裁判[第8回] 犯罪と法[第9回] 財産と法①総則[第10回] 財産と法②物権と債権[第11回] 家族(子ども)と法[第12回] 医療と法[第13回] 社会と法[第14回] 国際関係と法

3.履修上の注意 本講ではテーマ毎に講義レジュメを配布して、それにしたがって講義を進める。一定程度に進んだところで中心的テーマについてレポートにして提出してもらう。なお、レポートは原則として2回で、平常点評価の資料とする。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 原則としてあらかじめ教科書を購読して基礎知識を身につけ講義によってその理解を深めるのが理想であるが、専門知識を要する分野でもあり、受講後に講義レジュメと講義ノートの内容を教科書と対照する方法でもよい。

5.教科書 齊藤信宰編著「現代社会における法学入門(第3版)」(成文堂)

6.参考書 必要に応じて適宜紹介する。

7.成績評価の方法 小レポート及び各期末試験の成績により総合的に判定する。 おおむね30%、70%の割合で評価する。

8.その他 最高法規である憲法を深く理解するため、法の意義、目的、理念から現代における法的諸問題を取り扱う「法学B」を併せて選択することが望ましい。

和泉

科目ナンバー:(CC)LAW111J

09-資格過程215-226_商学2_2020デ納なし.indd 223 2020/03/15 15:55:05

Page 224: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 224 ― ― 225 ―

哲学概論 宇田川 尚人

2単位 秋学期春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 現代社会において哲学を学ぶことは、多様化する情報と価値の海を前にして、それらの真のリアリティーを問うこと、あるいは多重化する「時代」「世界」「自己」等のリアリティーに対する〈高次のアクセス権〉を手に入れることを意味する。テクノロジーのフラット化や世界のグローバリズム志向、それらに対置され孤立化する個人のアイデンティティクライシス、リアリティなき自分探しゲーム等。現代日本の抱える様々な社会現象を貫いて、哲学は常に「人間とは何か」という問いを発し続ける。 「私」「他者」「心」「現実」。多くの場合、日常生活を支えているこれら最も重要な概念は、その意味の妥当性・正当性・根拠等があえて問われることはない。だが、哲学という学問は、この通常「当たり前」と思っている事柄、「当然のこと」としてあまり深く考えずにすましている事柄に対して、徹底的に「なぜ」と問いかけ、それらの問いや自分自身についての理解を深めてゆく学問である。「常識」の中で手垢がつき鮮度が失われた「日常性」を越えて、「思考」を研ぎ澄まし「論理」を積み上げてゆくことで開かれてくる哲学の世界を示したい。

《到達目標》 最終目標は、1)受講者一人一人が、氾濫する情報と多様化する価値観の中で、(単なるトレンドに終わることのない)真の時代の要請や社会のニーズをみずから読み解く能力を獲得すること、および2)いかなる状況においても、自己と世界との関係を冷徹に分析する論理能力を習得することにある。ただし、半期という時間の制約があるので、実質的な目標は、講義で紹介される思想の論理構造の解明やその有効射程距離の検証を各自が追体験・追思考すること、またそうした思考訓練を通して、具体的な状況の中で「自己」と「社会」との関係を論理的に分析し考察する、いわば思索の〈コツ〉を身につけることとしたい。

2.授業内容1)哲学とは何か? 概論2)自我論とは?  1 �交換可能な私?(私なんていても、いなくて

も世界は変わらない?)3)   〃    2 本来的自己と非本来的自己4)   〃    3 時間性と「死」と「私の唯一性」5)他者論とは?  1 �「同」の暴力(みんなと同じ、みんなに合わ

せなくっちゃ! 息が出来ない!)6)  �〃�    �2 同型性に基づく他者理解とその限界7)  �〃�    �3 自-他の「非対称性」と真の他者への責任8)精神分析とは? 1 �欲望とは他者の欲望である?(私はみんなが

ほしいものがほしい!)9)   〃    2 �心の在処「バーチャルな私」と「シニフィア

ン」と「超越論的虚構」?10)   〃    3 �無意識の欲望と文化(まだ足りない、もっと、

もっと、もっと!)11)言語分析とは? 1 記号(コード)化する世界と排除される神秘12)   〃    2 論理の限界が世界の限界?13)   〃    3 言語ゲームと私14)まとめ       それでも「私」と「世界」は・・・

3.履修上の注意 毎回出席し、集中して聴いていないとついてゆけなくなる可能性があるので、その旨注意すること。 その他の注意点は初回に述べる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 配付資料はざっと読んだだけではわからないかもしれない。それでも必ず目を通し、 1)自分の理解が正しいか自信のない箇所や、 2)理解できていないと思われる箇所をあらかじめチェクしておくこと。 3)�配付資料には書かれていないが授業内で理解の為に「重要」と説

明された「概念」や「キーワード」は必ずメモを取り、 4)�それらの「論理関係」を手掛かりとして、もう一度配布資料を復

習の際に読み込むこと。

5.教科書 プリントを必要に応じて配布またはWeb(Oh-o!�Meiji)上にUPする。

6.参考書 竹田青嗣 著「ハイデガー入門」講談社選書メチエ 熊野純彦 著「レヴィナス入門」ちくま新書 斎藤環 著「生き延びるためのラカン」ちくま文庫 新宮一成 書「ラカンの精神分析」講談社現代新書 その他の参考文献は授業の中で紹介する。

7.成績評価の方法 毎回の質疑応答(40%)と学期末のレポート(60%)で成績を評価する。 また最低三分の二以上の出席をレポート提出の条件とする。��(但し、少人数の場合は、学生との話し合いによって平常点のみで成績を評価する可能性もある) 詳細は初回の授業で報告する。

8.その他 特になし。

和泉駿河台

政治学概論 松岡 信之

2単位 秋学期春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、政治学の基本的な概念や制度を学んでいく。政治学というと「リベラリズム」「デモクラシー」「正義」など難解な言葉が多いと思われるかもしれない。しかし、実際の政治状況と組み合わせて考えることで理解の幅が一気に広がる。政治学はすぐに役立つ学問ではないかもしれないが、私たちが所属しているいろんな団体は「政治」の理屈で動いていることが多い。また、日々のニュースも、その背後にある「政治」の理屈を知ると「楽しく」見ることができる。政治学を学ぶことで「空気」に流されることなく自分の意見をしっかり持つことができることを、到達目標とする。

2.授業内容第1回:政治と経済の関係(aモジュールのみ)第2回:立法府第3回:執政部第4回:官僚制第5回:政党第6回:自由主義第7回:福祉国家第8回:権力第9回:民主主義第10回:選挙第11回:政治参加と世論第12回:国際社会第13回:安全保障第14回:国民国家

※都合により順番を変更する場合がある。

3.履修上の注意・私語は厳禁である。・やむを得ない理由で欠席する場合についての取り扱いについては教員に確認すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・(予習)事前に配布する資料を読んでおくこと。・(復習)講義で紹介した参考文献などを用いて学習すること。

5.教科書・特に定めない。

6.参考書・特に定めず、講義中に紹介する。

7.成績評価の方法・定期試験50%、平常点50%・平常点はリアクションペーパー等の提出、理解度を総合的に勘案する。

8.その他

和泉駿河台・和泉

科目ナンバー:(CC)POL111J 科目ナンバー:(CC)PHL111J

09-資格過程215-226_商学2_2020デ納なし.indd 224 2020/03/15 15:55:05

Page 225: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 224 ― ― 225 ―

倫理学概論 宇田川 尚人

2単位 秋学期春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 この授業では、主に基礎倫理学の立場から、1)�まず「道徳」と「倫理」との違いを明らかにした上で「悪」と「ナ

ルシシズム」との関係を考察する。2)�そこから、人と人が社会の中で生きてゆく際の重要な基本概念(例

えば、共感可能性・他者の自由の尊重・責任等)が、「何故、 今、旧来の形ではもはや機能しなくなりつつあるのか?」という問題を提起し、

3)�「登校拒否」「引きこもり」等に見られる傷つきやすい現代の若者のナルシスト的側面と、「いじめ」「ストーカー」から「ナチスのホロコースト」「ユニラテラリズム」に至る「同型性に基づかない他者」への過激な「排除の論理」を分析し、それらに共通する「時代の病巣的特性」を明らかにする。

4)�その上で、(悪へと開かれていながらも)善を選び取る人間の良心とその尊厳とは何か? という問いと、他者への真の責任とは何か? という問いに、(カント、レヴィナス等の倫理思想を参照にしつつ)答えてゆこうと考えている。

《到達目標》 この授業で学習した倫理的視点に基づき、今日の社会で起こっている様々な問題のいずれに対しても、自分なりの見解を持てるようになること。また授業での思考訓練を通して、具体的な状況の中で「自己」と「社会」との関係を倫理的に分析し考察する能力を身につけること。

2.授業内容1)問題提起 ―〈道徳〉はあるが、〈倫理〉がない日本?2)道徳と倫理の差異3)倫理的〈対話〉の12原則4)�「やさしさ」vs真のやさしさ――あるいは社会に蔓延する「思いやり」

という名の「思考停止」システムについて5)�「いじめ」と排除の論理――あるいは自分は関係ない・中立だと思っ

ている「傍観者」に潜む「悪」について6)同型性に基づく他者理解とその限界7)悪の分析論8)「欠如としての悪」と「ベクトルとしての悪」9)根源悪と思考放棄10)良心の呼び声と「自由」11)人格形成論と人間の「自己実現」12)「欲求」と「欲望」の差異――教育と倫理13)「知識」と「情報」の差異――教育の役割14)情報化(バーチャル化)されえぬものとしての「私」

3.履修上の注意 毎回出席し、集中して聴いていないとついてゆけなくなる可能性があるので、その旨注意すること。 その他の注意点は初回に述べる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 配付資料はざっと読んだだけではわからないかもしれない。それでも必ず目を通し、1)自分の理解が正しいか自信のない箇所や、2)�理解できていないと思われる箇所をあらかじめチェクしておくこと。

また、3)�配付資料には書かれていないが授業内で理解の為に「重要」と説明

された「概念」や「キーワード」は必ずメモを取り、4)�それらの「論理関係」を手掛かりとして、もう一度配布資料を復習

の際に読み込むこと。

5.教科書 プリントを必要に応じて、配布またはWeb(Oh-o!�Meiji)上にUPする。

6.参考書 PHP新書 中島義道「対話のない社会」 勁草書房 中島義道「悪への自由―カント倫理学の深層文法」 勁草書房 佐藤義之「レヴィナスの倫理」 その他の参考文献は授業の中で紹介する。

7.成績評価の方法 毎回のリアクションペーパー(40%)と学期末のレポート(60%)で成績を評価する。 また最低三分の二以上の出席をレポート提出の条件とする。 (但し、駿河台校舎での授業は少人数を前提としているため、学生との話し合いによって平常点のみで評価する可能性が高い) 詳細は初回の授業で報告する。

8.その他 特になし

駿河台和泉

職業指導 阿部 英之助

2単位 秋学期春学期1〜4年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、現代社会における職業教育の意義と課題を学ぶとともに職業教育の現状について理解を深めます。具体的には、①青年期における進路選択問題、②高等学校における職業指導および職業教育の実際、③職業指導および職業選択の課題、以上の3点を通じて、青年期における職業教育を理解します。 この講義の到達目標は、①現代社会における職業の役割と労働構造の変化について把握する。②学校教育における職業教育の意義と歴史について理解する。③青年期における職業指導および職業選択について理解し、進路指導の方法を修得することです。具体的な事例を通じて現代社会および学校教育の現状を理解し、様々な視点から職業指導および職業教育の在り様を理解すると同時に、受講生のキャリア意識やキャリアガイダンスも併せながら授業を展開していきます。

2.授業内容第1回:a:イントロダクション(講義のねらい、職業指導の意義)    b:現代社会における職業�(1)�~現代社会の現状とその理解~第2回:現代社会における職業�(2)�~働くことの意義を考える~第3回:現代社会における職業�(3)�~労働構造問題と格差社会~第4回:現代社会における職業�(4)�~労働基準法と労働環境問題~第5回:青年期の進路と進路指導�(1)�~高校生の進路動向と進路保障~第6回:青年期の進路と進路指導�(2)�~高校生の就職状況と就職問題~第7回:高等学校における職業指導�(1)�~普通教育と専門教育~第8回:高等学校における職業指導�(2)�~専門高校の現状と取り組み~第9回:高等学校における職業指導�(3)�~専門高校の高度化と進学対応~第10回:高等学校における職業指導�(4)�~職業指導の実際とその対応~第11回:新たな職業指導の問題と課題~障がい者雇用の現状と実際~第12回:諸外国の職業指導の実態�(1)�~諸外国の職業教育の現状~第13回:諸外国の職業指導の実態�(2)�~ドイツ・イギリスの事例から~第14回:a:講義全体ふりかえりとまとめ    b:試験

3.履修上の注意この講義は、基本的には教員免許取得を目指している学生及び教職志望向きの資格科目である。それ以外でも、授業内容に興味・関心があれば、履修は妨げません。最初に新聞・雑誌や調査データなどの具体的な事例の紹介を通して、現代社会における職業世界の姿を知り、その背景にある理論的位置づけなどを学んでいきます。また、授業毎に簡単な「コメント」と「ワークシート」を通して、自分の見解・意見をまとめる作業を行い、授業内容の定着を図りたいと思います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に次の講義に使用する資料または内容によってはワークシートを配布しますので、事前に読み込んでおくか、関連事項のキーワード検索を行い、講義内容の理解を深めてください(必要時間としては30~1時間程度)。また、授業回数が半分を過ぎたら、中間まとめと中間チェックを行いますので、配布したプリント及びノートはしっかり復習しておいてください。

5.教科書 教科書は使用しませんが、教員が作成した配布資料を使用します。

6.参考書『新時代のキャリア教育と職業指導』佐藤史人編(法律文化社)2018年『職業教育・産業教育ハンドブック』日本産業教育学会編(大学教育出版)2013年

『日本と世界の職業教育』堀内達夫編(法律文化社)2013年『キャリア教育のウソ』児美川孝一郎(筑摩書房)2013年『夢があふれる社会に希望はあるのか』児美川孝一郎(ベストセラーズ)2016年

7.成績評価の方法 成績評価は、平常点(授業への参加度・貢献度、発言など)15%、授業小レポート課題15%、学期末試験70%の合計100%によって総合的に評価をします。また、皆さんの積極的な関わりを期待しますが、授業に直接関係のない私語は厳禁とします。場合によっては、退席と評価対象外として処理させていただきます。

8.その他

駿河台生田

科目ナンバー:(CC)PHL121J 科目ナンバー:(CC)CST111J

09-資格過程215-226_商学2_2020デ納なし.indd 225 2020/03/15 15:55:05

Page 226: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

09-資格過程215-226_商学2_2020デ納なし.indd 226 2020/03/15 15:55:05

Page 227: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

10

(1)

アプライド・エコノミクスコース

10.基幹科目

(1)アプライド・エコノミクスコース

※ 自コ−ス科目の扱いについては、入学年度によって異なります。必ず、【商学部シラバス1(履修の手引)】の「Ⅱ 授業科目及び担当者」で確認してください。

10-1基幹227-238_商学2_2020.indd 227 2020/03/15 15:58:05

Page 228: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 229 ―

10-1基幹227-238_商学2_2020.indd 228 2020/03/15 15:58:05

Page 229: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 229 ―

10

(1)

アプライド・エコノミクスコース

経済政策論A 江口 允崇

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本授業では、景気を刺激するための財政政策・金融政策のようなマクロ経済学的な経済政策について学びます。アベノミクスと銘打たれたデフレ脱却のための経済政策が実施されて久しいですが、こうした政策の理論的背景および実証的な評価について解説をしていきます。学習を通じて、履修者が経済理論の視点から現実の問題について自分なりに考えられるようになるとともに、社会に出ていくうえで必要な教養を身につけることを目的とします。

2.授業内容1.経済政策と因果関係2.GDPの変動と景気安定化3.45度線モデル(1)総需要の決定4.45度線モデル(2)政府支出乗数5.45度線モデル(3)租税乗数と均衡予算乗数6.IS-LMモデル(1)金融市場の均衡7.IS-LMモデル(2)金利とGDPの決定8.ゼロ金利下での経済政策9.非伝統的金融政策10.AD-ASモデル(1)労働市場の均衡11.AD-ASモデル(2)物価とGDPの決定12.デフレ論争13.政府債務(1)リカード=バローの中立命題14.政府債務(2)財政の持続可能性

3.履修上の注意四則演算と連立方程式を解けるレベルの数学的知識と、経済学A・B及びマクロ経済学、ミクロ経済学を理解していることを前提として講義を進める。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 マクロ経済学の理論に基づいた内容になるので、マクロ経済学の内容を復習しておくこと。また、授業のスライドをウェブ上にアップするので予習・復習に役立てること。

5.教科書 特に指定しない。

6.参考書 適宜指示する。

7.成績評価の方法 定期試験(100%)で評価する。

8.その他

駿河台

経済政策論B 江口 允崇

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本授業では、公共財の供給や個別の市場における規制や課税がもたらす厚生への影響といったミクロ経済学的な経済政策について学びます。また、近年日本においても世界的にも最も重要な経済問題と見なされている所得格差の問題についても取り上げます。学習を通じて、履修者が経済理論の視点から現実の問題について自分なりに考えられるようになるとともに、社会に出ていくうえで必要な教養を身につけることを目的とします。

2.授業内容1.ミクロ経済学の基礎(1)家計の効用最大化問題2.ミクロ経済学の基礎(2)労働・貯蓄の意思決定3.ミクロ経済学の基礎(3)企業の利潤最大化問題4.ミクロ経済学の基礎(4)市場の均衡5.課税の効果(1)従量税と従価税6.課税の効果(2)所得税と消費税7.市場の失敗(1)独占8.市場の失敗(2)外部性9.市場の失敗(3)公共財10.市場の失敗(4)情報の非対称性11.格差の問題(1)格差の指標12.格差の問題(2)生活保護と給付付き税額控除13.最低賃金(1)理論による検証14.最低賃金(2)実証分析による検証

3.履修上の注意経済政策論Aの要件に加えて、微分の計算ができることが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 ミクロ経済学の理論に基づいた内容になるので、ミクロ経済学の内容を復習しておくこと。また、授業のスライドをウェブ上にアップするので予習・復習に役立てること。

5.教科書 特に指定しない。

6.参考書 適宜指示する。

7.成績評価の方法 定期試験(100%)で評価する。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN341J 科目ナンバー:(CO)ECN341J

10-1基幹227-238_商学2_2020.indd 229 2020/03/15 15:58:05

Page 230: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 230 ― ― 231 ―

公共経済学 畑農 鋭矢

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標1回に1つのトピックについて学習する。はじめに直感的理解を助ける具体例を提示し、次に関連する経済理論を学び、最後に現実への応用を考える。大別して、効率性に関する市場の失敗、公平性と再分配政策、公共政策と政府の失敗、の3つがテーマとなる。市場経済における政府の役割について、経済学的に理解するための理論的基礎を身に付けることを到達目標とする。2.授業内容1 公共経済学とは2 公共部門の役割3 公共部門の仕組み4 経済分析の基本ツール5 パレート効率性6 厚生経済学の基本定理7 市場の失敗8 負の外部性9 正の外部性10 公共財11 社会厚生と再分配政策12 効率性と再分配政策13 景気安定化機能と公共投資・社会資本14 政府の失敗3.履修上の注意講義情報については下記URLも参照すること。http://hatano1113.wix.com/economics

4.準備学習(予習・復習等)の内容「経済学A・B」程度の知識が前提となる。ミクロ経済学とマクロ経済学の復習のための参考図書は以下のとおりである。<ミクロ経済学>安藤至大(2013)『ミクロ経済学の第一歩』有斐閣ストゥディア.ポール・クルーグマン/ロビン・ウェルス(2017)『クルーグマン ミクロ経済学 第2版』東洋経済新報社.神取道宏(2014)『ミクロ経済学の力』日本評論社.<マクロ経済学>福田慎一・照山博司(2016)『マクロ経済学・入門 第5版』有斐閣アルマ.平口良司・稲葉大(2015)『マクロ経済学』有斐閣.二神孝一(2009)『マクロ経済学入門 第2版』日本評論社.5.教科書畑農鋭矢・林正義・吉田浩(2015)『財政学をつかむ<新版>』有斐閣、第1章~第3章.6.参考書小塩隆士『公共経済学 (サピエンティア) 』東洋経済新報社(2016).佐藤主光(2018)『公共経済学15講』新世社.寺井公子・肥前洋一(2015) 『私たちと公共経済』有斐閣ストゥディア.林正義・小川光・別所俊一郎(2010)『公共経済学』有斐閣アルマ.7.成績評価の方法期末試験70%授業内課題30%8.その他

駿河台

財政学 畑農 鋭矢

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標1回に1つのトピックについて学習する。はじめにデータと制度の概観により現状を把握し、次に理論的背景を学び、最後に政策について検討する。主要なテーマは、「租税制度とその経済効果」、「社会保障制度」、「財政赤字と世代間の公平性」の3つである。現代において財政が直面する諸課題について、経済学的に考察するための理論と分析手法を理解することを到達目標とする。2.授業内容1 財政学とは2 租税の基礎理論3 消費に対する課税4 所得に対する課税5 ライフサイクルと課税6 法人に対する課税7 高齢化と社会保障8 公的年金9 医療保険10 介護保険11 子育て・教育と少子化12 財政収支の見方13 持続可能性と財政再建14 中立命題3.履修上の注意講義情報については下記URLも参照すること。http://hatano1113.wix.com/economics

4.準備学習(予習・復習等)の内容「経済学A・B」程度の知識が前提となる。ミクロ経済学とマクロ経済学の復習のための参考図書は以下のとおりである。<ミクロ経済学>安藤至大(2013)『ミクロ経済学の第一歩』有斐閣ストゥディア.ポール・クルーグマン/ロビン・ウェルス(2017)『クルーグマン ミクロ経済学 第2版』東洋経済新報社.神取道宏(2014)『ミクロ経済学の力』日本評論社.<マクロ経済学>福田慎一・照山博司(2016)『マクロ経済学・入門 第5版』有斐閣アルマ.平口良司・稲葉大(2015)『マクロ経済学』有斐閣.二神孝一(2009)『マクロ経済学入門 第2版』日本評論社.5.教科書畑農鋭矢・林正義・吉田浩(2015)『財政学をつかむ<新版>』有斐閣、第5章~第7章.6.参考書小塩隆士(2016)『コア・テキスト財政学 第2版』新世社.山重慎二(2016)『財政学 (【ベーシック+】)』中央経済社.土居丈朗(2017)『入門|財政学』日本評論社.井堀利宏(2013)『財政学(新経済学ライブラリ)』新世社.7.成績評価の方法期末試験70%授業内課題30%8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN351J 科目ナンバー:(CO)ECN351J

10-1基幹227-238_商学2_2020.indd 230 2020/03/15 15:58:06

Page 231: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 230 ― ― 231 ―

10

(1)

アプライド・エコノミクスコース

中小企業論A 奥山 雅之

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 中小企業論Aのテーマは「中小企業の問題性と発展性」である。 中小企業は、企業数の99%、就業者数の約70%を占め、地域経済を支えるとともに、「社会をこうしたい」という志を持った多くの中小企業が新しい製品やサービスを創るなど、「イノベーション」の担い手としても重要な役割を果たしている。地域の中をよくみると、独自の技術を持って特定の製品で大きな市場シェア(占有率)を持つ中小製造業や、行列のできる小さな店などを見つけることができる。中小企業は、1つのイメージでは語りつくせない、極めて多様性のある存在である。 中小企業は、大企業と比べて弱い部分もあるが、中小企業を決してネガティブのみには捉えずに、豊富な事例を交えながら、その強みや魅力、今後の発展性にも迫り、社会に出てからも役に立つ実践的知識と自分なりの「中小企業観」を獲得することを到達目標とする。受講すれば「中小企業」に対するイメージも一新されるはずである。2.授業内容第1回:イントロダクション 中小企業を学ぶ視点第2回:中小企業とは何か第3回:中小企業で働くこと第4回:起業すること第5回: 中小企業の問題性① 戦後期および高度成長

期の中小企業問題第6回: 中小企業の問題性② 1970年代以降の中小企

業問題第7回:中小企業の発展性① 量産型中小企業第8回:中小企業の発展性② 製品開発型中小企業第9回:中小企業の発展性③ 老舗第10回:中小商業と流通第11回:中小企業の競争戦略第12回:中小企業と金融第13回:中小企業と事業承継第14回:中小企業とネットワーク

3.履修上の注意 中小企業や産業に対する問題意識や提言力を身につけるため、日頃より新聞の経済・産業・中小企業関連記事に接することが望まれる。基本的には、毎回レジュメを配布し、それに沿って講義を行う。4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に、本シラバスの授業内容の欄に示した用語を辞典等で調べておくこと。復習として、配布するレジュメに示す「課題」を実施すること。5.教科書

『先進事例で学ぶ 地域経済論×中小企業論』長山宗弘編著(ミネルヴァ書房)6.参考書

『外需時代の日本産業と中小企業』加藤秀雄(新評論)

7.成績評価の方法講義内レポート(20%)、期末試験(80%)8.その他特になし

駿河台

中小企業論B 奥山 雅之

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 中小企業論Bのテーマは「中小企業のサービス化とグローバル化」である。 産業が取り扱う財には、「物財」「サービス財」「情報財」があるが、講義の前半では、それぞれの財の提供する産業の相互の比較、各財の特性が生み出す産業問題など、サービス経済化が進む現代に起きている産業問題と中小企業との関連を取り扱う。 また、市場のグローバル化とアジア経済の台頭、日本文化への世界的評価の高まりなどを背景として、中小企業がアジアを中心とした海外市場へと事業を展開する動きが活発となっている。講義の後半では、グローバル化によって生じる中小企業のビジネスチャンスと課題、今後の方向について検討していく。 現代の社会経済の大きな変化であるサービス化とグローバル化の中で、中小企業の存続・発展の道筋とその経営問題を理解し、経済学と経営学との学際的な知識と、時代認識の中での課題把握能力を獲得することを到達目標とする。2.授業内容第1回: イントロダクション サービス化とグローバ

ル化第2回:サービス財の特性とサービス事業第3回:製品事業とサービス事業の相互作用第4回:中小企業のサービス化の問題とその克服第5回:中小企業のサービス・イノベーション第6回:情報財の特性と情報事業第7回: コンテンツ産業、クリエイティブ産業と中小

企業第8回:グローバル化と中小企業第9回:中小企業の海外展開と撤退第10回:サービスのグローバル化と中小企業第11回:コンテンツのグローバル化と中小企業第12回: 地域特産物のグローバル化(グローカル・ビ

ジネス)第13回: グローバル・ニッチトップとボーン・グロー

バル第14回:中小企業とインバウンド3.履修上の注意 中小企業や産業に対する問題意識や提言力を身につけるため、日頃より新聞の経済・産業・中小企業関連記事に接することが望まれる。基本的には、毎回レジュメを配布し、それに沿って講義を行う。4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に、本シラバスの授業内容の欄に示した用語を辞典等で調べておくこと。復習として、配布するレジュメに示す「課題」を実施すること。5.教科書

『地域中小製造業のサービスイノベーション』奥山雅之(ミネルヴァ書房)6.参考書

『先進事例で学ぶ 地域経済論×中小企業論』長山宗弘編著(ミネルヴァ書房)7.成績評価の方法講義内レポート(20%)、期末試験(80%)8.その他特になし

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN311J 科目ナンバー:(CO)MAN311J

10-1基幹227-238_商学2_2020.indd 231 2020/03/15 15:58:06

Page 232: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 232 ― ― 233 ―

産業組織論A 海老名 剛

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、産業組織論に関する標準的な理論を学習する。産業組織論とは、ミクロ経済学を応用した学問であり、対象とする産業について、その参加者(企業、消費者、政府)の行動を分析・評価し、公共政策への理論的・実証的な基礎を与えることを目指す学問である。授業で扱うトピックスについては、下記の授業内容を参照されたい。到達目標は、(1) 海外および日本の産業構造、企業行動、産業政策に対して理論的に分析する手法を身につけること、および、(2) ニュース、新聞、雑誌などで報じられる記事に対してミクロ経済学の視点から分析し、自分の言葉で説明できるようになること、の2点である。2.授業内容第1回:産業組織論の基本概念 (1)(SCP分析)第2回: 産業組織論の基本概念 (2)(線形モデル、シェア、

ハーフィンダ指数)第3回:ミクロ経済学の復習(完全競争市場)第4回:独占市場第5回:固定費用と企業行動、価格差別(第1種)第6回:価格差別(第2種)第7回:価格差別(第3種)第8回: ゲーム理論の基礎 (1)(標準形ゲーム、ナッシュ

均衡)第9回: ゲーム理論の基礎 (2)(展開形ゲーム、サブゲー

ム完全均衡)第10回:クールノー競争 (1)(基本モデル)第11回: クールノー競争 (2)(応用モデル)、シュタッケル

ベルグ競争第12回:ベルトラン競争 (1)(基本モデル)第13回: ベルトラン競争 (2)(参入阻止戦略、エッジワー

スのベルトラン批判)、前半部分のまとめと演習第14回: a:試験 b:正答解説

3.履修上の注意 ミクロ経済学に関連する科目を履修していることが望ましい。また、数学(微分、ラグランジュ未定乗数法)を用いるため、これに関連した科目を履修していることが望ましい。履修していない場合、講義中に解説を行うものの、相応の自習が求められる。また、必要に応じて、PC(Excel, Maxima等)を使用する。4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業時に演習問題を課すので、それを次回までに解いてくること。予習については、講義中に指示する。5.教科書・『新しい産業組織論:理論・実証・政策(Y21)』小田切宏之(有斐閣)、ISBN: 464116275、3300円、2001年。6.参考書・『産業組織論 理論・戦略・政策を学ぶ』、小田切宏之(有斐閣)、2019年。・『産業組織とビジネスの経済学』、花薗誠(有斐閣ストゥディア)、2018年。・『競争政策論−独占禁止法事例とともに学ぶ産業組織論』、小田切宏之(日本評論社)、2008年。7.成績評価の方法 原則として、授業中の発言による貢献度30%、期末試験70%により、評価を行う。ただし、講義時に課す課題、発表等による授業への貢献度、および参加態度により、加点する可能性がある(減点はしない)。8.その他 講義は原則として、上記の講義計画に沿って進めるが、進捗状況や受講生の理解度に応じて、内容や進度を調整する。また、使用するハンドアウトを、Oh-o! Meijiに掲載する。 2019年度の授業改善アンケートにおいて、授業の静粛さが評価されたので、引き続き、静粛な授業環境を維持するよう努める。

駿河台

産業組織論B 海老名 剛

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、産業組織論に関する標準的な理論を学習する。産業組織論とは、ミクロ経済学を応用した学問であり、対象とする産業について、その参加者(企業、消費者、政府)の行動を分析・評価し、公共政策への理論的・実証的な基礎を与えることを目指す学問である。授業で扱うトピックスについては、下記の授業内容を参照されたい。到達目標は、(1) 海外および日本の産業構造、企業行動、産業政策に対して理論的に分析する手法を身につけること、および、(2) ニュース、新聞、雑誌などで報じられる記事に対してミクロ経済学の視点から分析し、自分の言葉で説明できるようになること、の2点である。2.授業内容第1回: コンテスタブル・マーケットと参入障壁 (1)(自

然独占)第2回: コンテスタブル・マーケットと参入障壁 (2)(ラ

ムゼイ最適、政策)第3回:製品差別化 (1)(ホテリングモデル)第4回:製品差別化 (2)(政策)第5回:研究開発R&Dと特許 (1) (シュンペーター仮説)第6回: 研究開発R&Dと特許 (2) (技術の占有可能性、特

許政策)第7回: カルテルと暗黙の協調 (1)(プライスリーダーシッ

プ、競争政策)第8回: カルテルと暗黙の協調 (2)(トリガー戦略、暗黙

の協調)第9回:合併 (1)(企業戦略)第10回: 合併 (2)(ウィリアムソンのトレードオフ、競争

政策)第11回:垂直的な取引 (1)(二重の限界化、垂直統合)第12回: 垂直的な取引 (2)(独占禁止法、ブランド内・間

競争)第13回:後半部分のまとめと演習第14回: a:試験 b:正答解説3.履修上の注意 ミクロ経済学に関連する科目を履修していることが望ましい。また、数学(微分、ラグランジュ未定乗数法)を用いるため、これに関連した科目を履修していることが望ましい。履修していない場合、講義中に解説を行うものの、相応の自習が求められる。 また、必要に応じて、PC(Excel, Maxima等)を使用する。4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業時に演習問題を課すので、それを次回までに解いてくること。予習については、講義中に指示する。5.教科書・『新しい産業組織論:理論・実証・政策(Y21)』小田切宏之(有斐閣)、ISBN: 464116275、3300円、2001年。6.参考書・『産業組織論 理論・戦略・政策を学ぶ』、小田切宏之(有斐閣)、2019年。・『産業組織とビジネスの経済学』、花薗誠(有斐閣ストゥディア)、2018年。・『競争政策論−独占禁止法事例とともに学ぶ産業組織論』、小田切宏之(日本評論社)、2008年。7.成績評価の方法 原則として、授業中の発言等による授業への貢献度30%、期末試験70%により、評価を行う。ただし、講義時に課す課題、発表等による授業への貢献度、および参加態度により、加点する可能性がある(減点はしない)。8.その他 講義は原則として、上記の講義計画に沿って進めるが、進捗状況や受講生の理解度に応じて、内容や進度を調整する。また、使用するハンドアウトを、Oh-o!Meijiに掲載する。 産業組織論Aと同じ教科書を使用し、産業組織論Aの続きを学習する。Aで学習した部分については、授業中に別途解説をし、独立して履修できるように努めるが、履修する際には、この点を注意してほしい。 2019年度の授業改善アンケートにおいて、授業の静粛さが評価されたので、引き続き、静粛な授業環境を維持するよう努める。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN321J 科目ナンバー:(CO)ECN321J

10-1基幹227-238_商学2_2020.indd 232 2020/03/15 15:58:06

Page 233: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 232 ― ― 233 ―

10

(1)

アプライド・エコノミクスコース

国際経済学A 高浜 光信

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標及びテーマ》 経済学の応用分野のひとつである国際経済学は、モノの国際移動を扱う国際貿易論と、カネの国際移動を扱う国際マクロ経済学に分けられます。一概には言えませんが、国際貿易論は経済原論のうちのミクロ経済学に、国際マクロ経済学はその名のとおりマクロ経済学に基づいています。

《授業の概要》 国際経済学Aでは国際貿易論を中心に講義します。

2.授業内容第1回:国際貿易論とは第2回:一般均衡の考え方第3回:2国2財の一般均衡モデル第4回:貿易の利益、貿易パターンの決定、窮乏化成長第5回:比較優位と絶対優位第6回:リカード・モデル第7回:多数財のリカード・モデル第8回:生産要素賦存量と貿易第9回: 要素価格均等化定理、リプチンスキー定理、

ストルパー=サミュエルソンの定理第10回:貿易政策の理論(部分均衡分析)第11回:貿易政策の理論(一般均衡分析と集団行為論)第12回:戦略的貿易政策の理論第13回:規模の経済性と国際貿易第14回:国際貿易論の新潮流

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 経済理論(特にミクロ経済学)に関してある程度の理解のあることが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業は継続的に出席すること。復習を怠らないこと。

5.教科書 特定の教科書は使用しない。

6.参考書 『国際経済学入門』、木村福成、日本評論社、2000年。 『国際経済学』(第3版)、若杉隆平、岩波書店、2009年。 『国際経済学:国際貿易編』、中西訓嗣、ミネルヴァ書房、2013年。 『クルーグマン国際経済学 理論と政策(原著第10版)上 貿易編』、P.R.クルーグマン&M.オブズフェルド、丸善出版、2017年。7.成績評価の方法 授業への参加度(20点)、レポート(20点)、期末試験(60点)の合計。

8.その他 オフィスアワーは金曜日時限に設定する予定である。

駿河台

国際経済学B 高浜 光信

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標及びテーマ》 経済学の応用分野のひとつである国際経済学は、モノの国際移動を扱う国際貿易論と、カネの国際移動を扱う国際マクロ経済学に分けられます。一概には言えませんが、国際貿易論は経済原論のうちのミクロ経済学に、国際マクロ経済学はその名のとおりマクロ経済学に基づいています。

《授業の概要》 国際経済学Bでは国際マクロ経済学を中心に講義します。2.授業内容第1回:国際マクロ経済学とは第2回:開放経済下における国民所得勘定第3回:経常収支に関する3つの考え方1第4回:経常収支に関する3つの考え方2、3第5回:為替相場に関する経済学的な概念第6回:長期理論(IS―バランス論)第7回: 長期理論(購買力平価説、バラッサ=サミュ

エルソンの定理)第8回:短期の開放マクロ経済モデル1第9回:短期の開放マクロ経済モデル2第10回: 超短期の為替相場の変動(アセット・アプロー

チ)第11回: 超短期の為替相場の変動(合理的予想、市場

の効率性)第12回:通貨危機の理論第13回:通貨統合の理論第14回:国際マクロ経済学の新展開

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。3.履修上の注意 経済理論(マクロ経済学)に関してある程度の理解のあることが望ましいが必須条件ではない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業は継続的に出席すること。復習を怠らないこと。

5.教科書 特定の教科書は使用しない。

6.参考書 『国際経済学:国際金融編』、岩本武和、ミネルヴァ書房、2013年。 『クルーグマン国際経済学 理論と政策(原著第10版)下 金融編』、P.R.クルーグマン&M.オブズフェルド、丸善出版、2017年。 『国際金融理論』、 藤田誠一・小川英治編、有斐閣、2008年。

7.成績評価の方法 授業への参加度(20点)、レポート(20点)、期末試験(60点)の合計。

8.その他 オフィスアワーは金曜日時限に設定する予定である。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN391J 科目ナンバー:(CO)ECN391J

10-1基幹227-238_商学2_2020.indd 233 2020/03/15 15:58:06

Page 234: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 234 ― ― 235 ―

日本経済論A 千田 亮吉

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、マクロ経済学の枠組みを用いて日本経済の現状を解説するとともに、日本経済が直面するさまざまな問題に対する解決策を考えていく。また、日本経済を実証的に分析するために必要なデータの収集、分析方法等についても解説する。日本経済について理解を深めるだけでなく、履修者が自ら分析を行い、問題を解決するための方策を提示できる能力を身に付けることを目標とする。

2.授業内容第1回:戦後日本経済の成長と停滞第2回:日本経済が直面する諸課題第3回:データを用いた分析のための基礎知識の解説第4回:家計の消費行動第5回:家計の労働供給行動第6回:企業の設備投資行動第7回:輸出入と為替レート第8回:労働市場と失業第9回:金融市場と金融政策の役割第10回:税制・社会保障制度の改革第11回:経済的格差の是正第12回:少子高齢化・人口減少への対応(1)第13回:少子高齢化・人口減少への対応(2)第14回:まとめ

3.履修上の注意 マクロ経済学の基本的知識を前提とする。また、統計分析の結果を多数示すが、その理解のために必要な知識は授業内で説明する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義内容に関連するマクロ経済学の内容について、参考書等を参照しながら、事前に確認すること。また、授業中に示された資料・データについては受講者自身でも取得して分析等を行ってみることが必要である。

5.教科書 使用しない。講義に当たっては毎回資料を配布する。

6.参考書内閣府 『経済財政白書』各年版二神孝一・堀敬一 『マクロ経済学』第2班、有斐閣、2017年

7.成績評価の方法 平常点 (20%) レポート(20%) 期末試験(60%)8.その他

駿河台

日本経済論B 千田 亮吉

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、明治維新以来の日本経済の発展の歴史を概観し、その過程で形成された日本経済の制度的な特徴と市場経済との関わり方を議論する。また、そのような歴史的視点を踏まえたうえで、現代の日本経済が直面するさまざまな問題に対する解決策を考えていく。なお、日本経済の歴史を実証的に分析するために必要なデータの収集、分析方法等についても解説する。日本経済の発展にについて理解を深めるだけでなく、履修者が自ら分析を行う能力を身に付けることも目標とする。

2.授業内容第1回:江戸時代から明治維新へ第2回:明治時代の近代化政策(1)第3回:明治時代の近代化政策(2)第4回:1910年代~1920年代:輸出ブームと金融恐慌第5回:1930年代~1940年代:戦争経済第6回:1950年代:戦後復興政策第7回:1960年代:高度成長期第8回:1970年代:高度成長の終焉と石油危機第9回:1980年代:対外経済摩擦とバブル経済第10回:1990年代:バブル崩壊と不良債権問題第11回:2000年代以降:規制緩和と小さな政府第12回:日本型雇用慣行の成立と働き方改革第13回:日本企業の取引慣行と日本市場の対外開放度第14回:今後100年の日本経済

3.履修上の注意 マクロ経済学、特に、経済成長モデルの知識を前提にする。なお、歴史的データや統計分析の結果を多数示すが、その理解のために必要な知識は授業内で説明する。4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義内容に関連する歴史的事項の内容について、参考書等を参照しながら、事前に確認すること。また、授業中に示された資料・データについては受講者自身でも取得して分析等を行ってみることが必要である。

5.教科書 使用しない。講義に当たっては毎回資料を配布する。

6.参考書大野健一 『途上国ニッポンの歩み:江戸から平成までに経済発展』、有斐閣、2005年吉川洋 『高度成長ー日本を変えた6000日』、中公文庫、2012年内閣府 『経済財政白書』各年版経済企画庁 『経済白書』各年版二神孝一・堀敬一 『マクロ経済学』第2班、有斐閣、2017年7.成績評価の方法 平常点 (20%) レポート(20%) 期末試験(60%)8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN321J 科目ナンバー:(CO)ECN381J

10-1基幹227-238_商学2_2020.indd 234 2020/03/15 15:58:06

Page 235: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 234 ― ― 235 ―

10

(1)

アプライド・エコノミクスコース

環境経済学A 赤石 秀之

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 環境経済学Aでは、地球温暖化、資源枯渇、そして廃棄物処理といった環境問題をミクロ経済学の視点から考察するための基本的な方法について解説する。どのような環境問題にも、ある人々の行動が自然環境を介して他の人々に悪影響を与えているという共通の視点が存在する。これは、経済学では外部性と呼ばれる経済現象として扱うことができる。そこで、本講義では、この外部性の特徴とその現実について明らかにすることを目的とする。 この授業を受けることにより、次のことが出来るようになる:1.外部性を発生させている人々の行動を説明すること2.外部性を発生させている市場における損失を説明すること3.外部性を解消するために必要な政策の特徴を説明すること2.授業内容第1回:環境と経済の関係とは?第2回:経済・市場の役割とは?第3回:価格の決定・変動原則とは?第4回:余剰の決定・変動原則とは?第5回:均衡・余剰分析の方法とは?第6回:厚生分析の方法とは?第7回:消費外部性の均衡分析第8回:消費外部性の余剰分析第9回:消費外部性の厚生分析第10回:生産外部性の均衡分析第11回:生産外部性の余剰分析第12回:生産外部性の厚生分析第13回:全体のまとめ第14回:a:試験,b:正答解説3.履修上の注意授業では、ミクロ経済学の基礎理論を用いるが、その内容については第2回から第6回までの授業で解説を行う。そのため、ミクロ経済学に関する事前の基礎知識は必要としない。4.準備学習(予習・復習等)の内容その回の授業で挙げられる環境問題の例について、事前にインターネットなどで調べておくこと。その回の授業で説明した理論について、ミニ課題を利用しながら演習しておくこと。5.教科書授業では、毎時間レジメを配布する。このレジメに沿って授業は進んでいくため、特定の教科書は使用しない。6.参考書授業では、ほぼ毎回のミニ課題を出し、次の週の授業時に提出してもらう。このミニ課題は、その日の授業で学んだことを踏まえて考えるための素材であり、また参考書となる。そのため、特定の参考書は使用しない。7.成績評価の方法授業で出すミニ課題で40%、授業最終日に行う試験で60%で評価を行う。8.その他なし

駿河台

環境経済学B 赤石 秀之

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 環境経済学Bでは、様々な環境問題を解決すべく実行される環境政策をミクロ経済学の視点から考察するための基本的な方法について解説する。環境政策は大きく、直接規制と間接規制とに分類できる。いずれも、環境問題に関連する人々の行動を誘導するために行われる政策であり、メリットとデメリットが存在する。そこで、本講義では、環境政策の特徴と役割について明らかにすることを目的とする。 この授業を受けることにより、次のことが出来るようになる:1.直接規制や間接規制の実行による人々の行動の変化を説明すること2.直接規制や間接規制がもたらす市場における利益(または損失)を説明すること3.直接規制と間接規制のメリットとデメリットについて比較すること

2.授業内容第1回:環境政策と経済との関係とは?第2回:直接規制の基礎理論とは?第3回:間接規制の基礎理論とは?第4回:環境基準の均衡分析第5回:環境基準の余剰分析第6回:環境基準の厚生分析第7回:環境課税の均衡分析第8回:環境課税の余剰分析第9回:環境課税の厚生分析第10回:環境補助金の均衡分析第11回:環境補助金の余剰分析第12回:環境補助金の厚生分析第13回:全体のまとめ第14回:a)試験 b)正答解説3.履修上の注意この授業で用いるミクロ経済分析の方法については、事前の知識は必要としない。ただし、環境経済学Aと同時に受けることで理解は一層深まる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容その回の授業で扱われる環境政策について、事前にインターネットなどで調べること。その回の授業で扱われた環境政策の基礎理論について、ミニ課題を利用しながら演習すること。5.教科書授業では毎回、レジメを配布するため、教科書は使用しない。6.参考書授業ではほぼ毎回、ミニ課題という形の宿題を提示する。これは、その日の授業で学んだことを踏まえて考察する問題であり、授業の参考書を兼ねれている。そのため、特定の参考書は使用しない。7.成績評価の方法ミニ課題で40%、授業最終日に実施する試験で60%の評価方法である。8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN391J 科目ナンバー:(CO)ECN391J

10-1基幹227-238_商学2_2020.indd 235 2020/03/15 15:58:06

Page 236: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 236 ― ― 237 ―

計量経済学A 水野 勝之

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標及びテーマ》 計量経済学には基礎理論と応用部門がある。計量経済学Aは、そのうちの計量経済学の基礎理論の説明となる。 経済の理論や商学の理論を勉強したら、それを現実の分析に応用したい。それには、統計学や計量経済学の知識が必要となる。この授業は経済関連のデータの実証方法を教授する。近年は計量経済学や統計学のソフトが十分整備されているので、それを使うにあたってそこではどのような計量経済学的な計算がなされているのかを理論的に学んでおく。2.授業内容第1回: 「計量経済学とは」「計量経済学にかかわる統

計学の復習1」第2回:計量経済学にかかわる統計学の復習1第3回:計量経済学にかかわる統計学の復習2第4回:計量経済学にかかわる統計学の復習3第5回:線形関係、単純回帰分析第6回:決定係数、単純回帰のt値第7回:重回帰分析(3変数の場合)第8回: 偏微分の復習、重回帰分析(偏微分を使った

場合)第9回:重回帰のt値、偏相関係数第10回:多重共線性、系列相関第11回:不均一分散第12回:ダミー変数、分布ラグ第13回:連立方程式モデル、予測とシミュレーション第14回:考査

3.履修上の注意 数学や統計学が苦手であっても構わない。授業では計算式を教えるので、一方的な授業にならないよう、授業中に演習問題を解きながら学ぶ機会を増やす。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各自自宅でも計算の問題を解くなどの努力を行うこと。

5.教科書水野勝之、土居拓務、安藤詩緒、井草剛「ドラマで学ぼう! 統計学~森の中の物語~ 」五弦舎6.参考書水野勝之「テキスト計量経済学」中央経済社

7.成績評価の方法授業中の演習50%、試験50%。

8.その他

駿河台

計量経済学B 水野 勝之

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標及びテーマ》 計量経済学には基礎理論と応用部門がある。計量経済学Bは、そのうちの計量経済学の応用部門の説明となる。近年は計量経済学や統計学のソフトが十分整備されているので、それを使って統計学や計量経済学の実証分析を行う。日本を含めた各国の消費関数、投資関数、輸出関数、輸入関数などを実際のデータを使って推計してみる。自分で求めた各国の値を比較することにより、経済の違いを考察できる目を養う。

2.授業内容第1回: 「計量経済学とは」「計量経済学にかかわる統

計学の復習1」−実際のデータによる計算第2回: 計量経済学にかかわる統計学の復習1−実際

のデータによる計算第3回: 計量経済学にかかわる統計学の復習2−実際

のデータによる計算第4回: 計量経済学にかかわる統計学の復習3−実際

のデータによる計算第5回: 線形関係、単純回帰分析−実際のデータによ

る計算第6回: 決定係数、単純回帰のt値−実際のデータに

よる計算第7回: 重回帰分析(3変数の場合)−実際のデータ

による計算第8回:行列の復習、重回帰分析(行列を使った場合)第9回: 重回帰のt値、偏相関係数−実際のデータに

よる計算第10回: 多重共線性、系列相関−実際のデータによる

計算第11回:不均一分散−実際のデータによる計算第12回: ダミー変数、分布ラグ−実際のデータによる

計算第13回: 連立方程式モデル、予測とシミュレーション

−実際のデータによる計算第14回:考査の解説3.履修上の注意 数学や統計学が苦手であっても構わない。授業では計算式を教えるので、一方的な授業にならないよう、授業中に演習問題を解きながら学ぶ機会を増やす。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各自自宅でも計算の問題を解くなどの努力を行うこと。

5.教科書水野勝之「テキスト計量経済学」中央経済社

6.参考書授業にて配布予定。

7.成績評価の方法授業中の演習50%、試験50%。

8.その他計算ソフトは、エクセル、STATAなどを用いる。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN331J 科目ナンバー:(CO)ECN331J

10-1基幹227-238_商学2_2020.indd 236 2020/03/15 15:58:06

Page 237: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 236 ― ― 237 ―

10

(1)

アプライド・エコノミクスコース

外国専門書講読(経済) 土居 拓務

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標本講義は英語専門書の精読を通して英語読解力の向上と経済学(需給分析)の理解を深めることを目的にする。講義の進め方は、輪読と和訳を基本としつつ、テーマごとに経済学的な問いに対する回答を求める。経済学の専門用語を理解し、正しく和訳できるようになるだけでなく、その内容を考察して意見を持てるようになることを到達目標にする。

2.授業内容第1回:ガイダンス(『coreecon』について)第2回:History, instability, and growth(1)第3回:History, instability, and growth(2)第4回:Buying and selling(1)第5回:Buying and selling(2)第6回:The market and the equilibrium price(1)第7回:The market and the equilibrium price(2)第8回:The market and the equilibrium price(3)第9回:Price-taking firms(1)第10回:Price-taking firms(2)第11回:Price-taking firms(3)第12回:Market supply and equilibrium(1)第13回:Market supply and equilibrium(2)第14回:a. 学習内容のまとめ    b. 試験

3.履修上の注意 1,2年時に学習したミクロ経済学の内容を基本に解説するため、よく復習した上での受講を勧める。なお、講義中も辞書・パソコン使用は可とする。分からない内容があれば、都度調べるなどして理解を重ねて欲しい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義の終わりに次回の学習範囲を言うので、事前に予習してきて欲しい。

5.教科書WEBで無償閲覧できる教科書『coreecon Economics for a changing world』(https://www.core-econ.org/)の第8章部分を使用する。

6.参考書 基本書として、金子邦彦『エレメンタル現代経済学』(晃洋書房)、水野勝之・土居拓務・宮下春樹『余剰分析の経済学』(中央経済社)を勧める。そのほか講義に必要な参考書については適宜指示する。

7.成績評価の方法期末試験50%、授業への貢献度(発表内容など)50%の結果から総合考量して評価する。

8.その他

駿河台

外国専門書講読(経済) 土居 拓務

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標本講義は英語専門書の精読を通して英語読解力の向上と経済学(需給分析)の理解を深めることを目的にする。講義の進め方は、輪読と和訳を基本としつつ、テーマごとに経済学的な問いに対する回答を求める。経済学の専門用語を理解し、正しく和訳できるようになるだけでなく、その内容を考察して意見を持てるようになることを到達目標にする。

2.授業内容第1回:Competitive equilibrium(1)第2回:Competitive equilibrium(2)第3回:Competitive equilibrium(3)第4回:Changes in supply and demand(1)第5回:Changes in supply and demand(2)第6回:Changes in supply and demand(3)第7回:Changes in supply and demand(4)第8回:The effects of taxes(1)第9回:The effects of taxes(2)第10回:The effects of taxes(3)第11回:The model of perfect competition(1)第12回:The model of perfect competition(2)第13回:The model of perfect competition(3)第14回:a. 学習内容のまとめ    b. 試験

3.履修上の注意 1,2年時に学習したミクロ経済学の内容を基本に解説するため、よく復習した上での受講を勧める。なお、講義中も辞書・パソコン使用は可とする。分からない内容があれば、都度調べるなどして理解を重ねて欲しい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義の終わりに次回の学習範囲を言うので、事前に予習してきて欲しい。

5.教科書WEBで無償閲覧できる教科書『coreecon Economics for a changing world』(https://www.core-econ.org/)の第8章部分を使用する。

6.参考書基本書として、金子邦彦『エレメンタル現代経済学』(晃洋書房)、水野勝之・土居拓務・宮下春樹『余剰分析の経済学』(中央経済社)を勧める。そのほか講義に必要な参考書については適宜指示する。

7.成績評価の方法期末試験50%、授業への貢献度(発表内容など)50%の結果から総合考量して評価する。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-1基幹227-238_商学2_2020.indd 237 2020/03/15 15:58:06

Page 238: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 238 ―

外国専門書講読(経済) ダフチャン・アンナ

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標 本授業の目的は、英語を媒体に経済学の知識を深めることである。授業では英語の専門書を読みながら経営経済学、観光経済学、実験経済学という、経済学の概念や分野について学習する。授業は教科書の輪読、分析、グループ・ディスカッションや実験またはゲームの形式で行う。これらにより経済学の知識を深めるほか、英語で経済学に関する議論をする力を身につける。

2.授業内容第1回:Introducing, Guidance第2回:Goods and services第3回:Public goods Dattt第4回:Tourism第5回:Tourism Economics 1第6回:Tourism Economics 2第7回:Managerial Economics 1第8回:Managerial Economics 2第9回:Managerial Economics 3第10回:Experimental Economics 1第11回:Experimental Economics 2第12回:Experimental Economics 3第13回:Experimental Economics 4第14回:Presentation

3.履修上の注意 よく復習した上での受講を勧める。なお、講義中も辞書・パソコン使用は可とする。分からない内容があれば、都度調べるなどして理解を重ねて欲しい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義の終わりに次回の学習範囲を言うので、事前に予習してくること。

5.教科書下記のWEBで無償閲覧できる教科書を使う。詳細は初回の授業で説明する。Macroeconomics, review Chapter 2.Principles of Managerial Economics, review Chapter 1&2.International Handbook on the Economics of Tourism, review Editors Introduction.

6.参考書N. Gregory Mankiew “Macroeconomics,” 9th Edition, Worth PublisherRobert Graham “Managerial Economics,” John Wiley & Sons, Inc. L. Dwyer & P. Forsyth (Eds.) “International Handbook on the Economics of Tourism,” Edward Elgarそのほか講義に必要な参考書については適宜指示する。

7.成績評価の方法議論への参加50%、レポート・プレゼンテーション50%で評価する。

8.その他

駿河台

外国専門書講読(経済) ダフチャン・アンナ

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標 本授業の目的は、英語を媒体に経済学の知識を深めることである。授業では英語の専門書を読みながら経営経済学、観光経済学、実験経済学という、経済学の概念や分野について学習する。授業は教科書の輪読、分析、グループ・ディスカッションや実験またはゲームの形式で行う。これらにより経済学の知識を深めるほか、英語で経済学に関する議論をする力を身につける。

2.授業内容第1回:Introducing, Guidance第2回:Open Economy 1第3回:Open Economy 2第4回:Managerial Economics 4第5回:Managerial Economics 5第6回:Managerial Economics 6第7回:Tourism Economics 3第8回:Tourism Economics 4第9回:Tourism Economics 5第10回:Experimental Economics 5第11回:Experimental Economics 6第12回:Experimental Economics 7第13回:Experimental Economics 8第14回:Presentation

3.履修上の注意 よく復習した上での受講を勧める。なお、講義中も辞書・パソコン使用は可とする。分からない内容があれば、都度調べるなどして理解を重ねて欲しい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義の終わりに次回の学習範囲を言うので、事前に予習してくること。

5.教科書下記のWEBで無償閲覧できる教科書を使う。詳細は初回の授業で説明する。Macroeconomics, review Chapter 2.Principles of Managerial Economics, review Chapter 1&2.International Handbook on the Economics of Tourism, review Editors Introduction.

6.参考書N. Gregory Mankiew “Macroeconomics,” 9th Edition, Worth PublisherRobert Graham “Managerial Economics,” John Wiley & Sons, Inc. L. Dwyer & P. Forsyth (Eds.) “International Handbook on the Economics of Tourism,” Edward Elgarそのほか講義に必要な参考書については適宜指示する。

7.成績評価の方法議論への参加50%、レポート・プレゼンテーション50%で評価する。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-1基幹227-238_商学2_2020.indd 238 2020/03/15 15:58:06

Page 239: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

10

(2)

マーケティングコース

(2)マーケティングコース

※ 自コ−ス科目の扱いについては、入学年度によって異なります。必ず、【商学部シラバス1(履修の手引)】の「Ⅱ 授業科目及び担当者」で確認してください。

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 239 2020/03/15 16:07:26

Page 240: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 241 ―

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 240 2020/03/15 16:07:26

Page 241: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 241 ―

10

(2)

マーケティングコース

商業経営論A 菊池 一夫

2単位 春学期3・4年次1.授業の概要・到達目標<授業の概要> 商業経営論Aは、流通における卸売業、小売業といった商業経営に関する現象を解明するために、基礎的なマーケティングの理論フレームワークを学習していく。授業を進めるにあたって、事例を挙げて理論に結びつけ、授業の理解度が増すように心がけていく。

<授業の到達目標およびテーマ> 商業経営論Aでは小売業・卸売業のマーケティングを学ぶ。近年、わが国の流通業界を取り巻く環境は大きく変化している。流通のグローバル化、情報通信技術の発展、流通規制の緩和による競争の激化である。卸売業者同士の合併や、新しい小売営業形態の開発、プライベートブランド商品の開発が活発に行われている。こうした状況を踏まえて、小売マーケティング、卸売マーケティングの科学的な理解の必要性が高まっている。到達目標としては以下の4つをあげる。<1>卸売業・小売業の存在意義・マーケティング機能について説明できる。<2>卸売業について類型化し、そのマーケティング上の特性について説明できる。<3>小売業について類型化し、そのマーケティング上の特性について説明できる。<4>小売営業形態の生成・発展についての諸理論について説明できる。2.授業内容1.商業経営論の対象と方法2.卸売業と小売業の存在意義とその動態3.卸売業者・小売業者とマーケティング・システム4.卸売業の機能と形態−卸売の機能と分類5.卸売業者の戦略的方向性6.小売業経営の戦略的方向性−小売営業形態の開発7.小売業の機能と形態(1)―単独店の営業形態の分類8.�小売業の機能と形態(2)―集中的結合形態の分類とその経営(計

画的ショッピングセンター、共同百貨店)9.�小売業の機能と形態(3)―集中的結合形態の分類とその経営(商

店街)10.�小売業の機能と形態(4)―分散的結合形態の分類とその運営

(チェーン・ストア、ボランタリー・チェーン、フランチャイズ・システム)

11.�小売業の機能と形態(5)−無店舗販売の分類とその経営(電子商取引、通信販売、カタログ販売、訪問販売、自動販売機)

12.小売業者の国際展開の動向13.アメリカ合衆国おける小売営業形態の発展の歴史―概説14.�小売営業形態の生成と発展に関する諸理論(小売の輪の理論、真空

地帯論など)

※講義内容は必要に応じて変更することもあります。3.履修上の注意 事前に配布するレジュメに、授業を受ける前に目を通すべき資料について提示する。受講者はそれを読んで授業に参加することとする。また復習すべき学習ポイントについて講義の終わりに指示をする。マーケティング管理論、市場調査論、商品学、広告論、物的流通論などの関連科目を履修することが望ましい。4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義で紹介した内容や次回行う内容については文献や新聞記事・ビジネス雑誌の記事(日経MJ・日経ビジネス・東洋経済など)等で調べておくこと。また講義終了後にはレジュメを読み返し、理解をよく深めるために各項目をインターネットなどを用いて自分で調べること。5.教科書 特に定めない。授業中に資料(レジュメ)を配布し、それに基づいて授業を進めていく。

6.参考書 特に定めない。授業中に発展的な内容を学習するための著書・論文を適宜、紹介する。

7.成績評価の方法 定期試験の得点(70%)と授業への貢献度(30%)で評価する。基本的に、<1>卸売業・小売業の存在意義・機能、<2>卸売業の類型化、<3>小売業の類型化、<4>小売営業形態の生成・発展についての諸理論について各々25%を目安に出題する(進度によっては変更することもある)。8.その他 質問がある人は授業終了後に聞きに来てください。また2019年度の授業評価で授業の静粛さが高く評価されています。そのため授業中の私語、スマートフォンなどの使用は認めません。

駿河台

商業経営論B 菊池 一夫

2単位 秋学期3・4年次1.授業の概要・到達目標<授業の概要> 商業経営論Bでは商業経営論Aを踏まえて、商業経営に求められる実践的なマーケティングのフレームワークを学習していく。授業を進めるにあたって、事例を挙げて理論に結びつけ、授業の理解度が増すように心がけていく。

<授業の到達目標およびテーマ> 商業経営論Bでは小売業・卸売業のマーケティング戦略の展開について学ぶ。近年、わが国の流通業界を取り巻く環境は大きく変化している。流通のグローバル化、情報通信技術の発展、スーパーマーケットの地域密着の必要性、法的規制の緩和による競争の激化である。百貨店同士の合併や、新しい小売営業形態の開発、調達のグローバル化が活発に行われている。こうした状況から商業経営における戦略的志向の高まりが見受けられる。本授業の到達目標としては以下の3つをあげる。<1>マーチャンダイジングの体系について説明できる。<2>商圏分析・立地戦略について説明できる。<3>小売プロモーションの意義・方法について説明できる。

2.授業内容1.商業経営におけるマーケティング戦略の重要性2.消費者の購買行動と商業経営3.マーチャンダイジング―商品の分類(有形財)4.マーチャンダイジング―商品の分類(無形財)5.マーチャンダイジング―市場戦略6.マーチャンダイジング―財務戦略7.マーチャンダイジング―価格設定8.マーチャンダイジング―仕入先の選定と管理9.商圏分析と立地戦略(1)商圏分析の手法・モデル10.商圏分析と立地戦略(2)立地選定11.小売プロモーション(1)広告・パブリシティ12.小売プロモーション(2)店舗と陳列13.小売プロモーション(3)人的販売14.情報システムと小売主導型物流システム

※講義内容は必要に応じて変更することもあります。

3.履修上の注意 事前に配布するレジュメに、授業を受ける前に目を通すべき資料について提示する。受講者はそれを読んで授業に参加することとする。また復習すべき学習ポイントについて講義の終わりに指示をする。マーケティング管理論・広告論・物的流通論・市場調査論などの関連科目を履修することが望ましい。4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義で紹介した内容や次回行う内容については文献や新聞記事・ビジネス雑誌の記事(日経MJ・日経ビジネス・東洋経済)等で調べておくこと。また講義終了後、レジュメを読み返し、不明な点は自分でインターネットなどを利用して各項目を調べること。5.教科書 特に定めない。授業中に資料(レジュメ)を配布し、それに基づいて授業を進めていく。

6.参考書 特に定めない。授業中に発展的な内容を学習するための著書・論文を適宜、紹介する。

7.成績評価の方法 定期試験の得点(70%)と授業への貢献度(30%)で評価する。<1>マーチャンダイジングの体系、<2>商圏分析・立地戦略、<3>小売プロモーションの意義・方法について、<1>は40%、<2>と<3>は30%を目安に出題する(進度によっては変更することもある)。

8.その他質問がある人は授業終了後に聞きに来てください。2019年度の授業評価では授業の静粛さが高い評価を受けましたので、 授業中の私語、スマートフォンの使用は認めません。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM311J 科目ナンバー:(CO)CMM311J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 241 2020/03/15 16:07:26

Page 242: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 242 ― ― 243 ―

マーケティング管理論A 小林  一

2単位 春学期3・4年次1.授業の概要・到達目標概要 春学期の管理論(A)の基本的テーマは「マーケティング管理論の基礎的枠組み:市場STP戦略的マーケティング、4Pの体系」である。まず、講義で対象とするマーケティングに関係する諸概念を説明し、次に管理論の出発点である市場STP(あるいは事業/市場の定義、Who,�What,�How)の3要素を説明する。続いて、市場と企業の間の相互作用過程(SWOT分析)として戦略的マーケティングを説明する。以上の後、Howの次元を具体化した個別機能要素である4Pの説明に移る。4Pとは製品(Product)、価格(Price)、流通チャネル(Place=Distribution)、プロモーション(Promotion=Communication)、を意味する英語の4つの頭文字を要約したものである。時間の制約のため春学期の講義で扱うのは、市場STPと戦略的マーケティングの問題と製品・価格の2つのPの機能要素の問題である。これらのテーマを理解できればマーケティング管理論の基礎的知識が得られることになるだろう。

到達目標 春学期ではスタンダードなマーケティング管理の基本的な考え方を理解してもらい、マーケティングに関わるビジネス事象を説明するための基本的な思考の枠組み(モノの見方)を履修者が習得できるようにする。2.授業内容第1回:導入 マーケティングの基礎概念(管理・戦略)�第2回:市場STP戦略(1):対象とする顧客層Whoの識別と選定第3回:市場STP戦略(2):顧客価値Whatの定義第4回:�市場STP戦略(3):事業範囲を定めた差異的Howな自社の

位置づけ第5回:�戦略的マーケティング論(1):市場戦略と4P戦略第6回:�戦略的マーケティング論(2):機会と脅威の分析第7回:�戦略的マーケティング論(3):強みと弱みの分析第8回:製品戦略(1):顧客価値の具体化のため便益から属性への変換第9回:製品戦略(2):新製品の開発過程の特徴第10回:製品戦略(3):ブランド概念の階層的広がり第11回:価格戦略(1):顧客価値の主観的評価基準としての価格�第12回:価格戦略(2):価格設定の上限(需要)と下限(コスト)�第13回:価格戦略(3):価格をめぐる競争的相互作用第14回:春学期の総括3.履修上の注意 マーケティング管理論の内容は現実の企業活動を分析対象とするものであるが、単に様々な企業の成功事例を表面的に説明するわけではない。ある企業のマーケティング活動の成否の背後にある原因と結果の関係をマーケティング管理論という分析枠組みを使って説明しようとしているのである。履修者は自分の周りの様々な具体的事例に関心を持って、その事例を理解する上でマーケティング管理論の分析枠組みがいかに役立つのかを考えてもらいたい。4.準備学習(予習・復習等)の内容各講義項目(市場STP、戦略的マーケティング、4P)ごとの内容を詳細に記載した資料を授業時に毎回配付していくので、その内容にしたがって参考書などに目を通して予習・復習をしておくこと。5.教科書 履修者の理解を深めるために毎回、要点を記したアウトライン資料を配布していく。講義は配付資料をもとに進めていくので、特定のテキストを教科書として使用しない。受講者は毎回の配付資料をベースに自分のノートを作成すること。6.参考書 特定のテキストを教科書として使用しないが、基礎的な参考文献として、和田・恩蔵・三浦著(2016)『マーケティング戦略(第4版)』(有斐閣アルマ)と池尾恭一(2016)『入門・マーケティング戦略』(有斐閣)の2冊だけをあげておく。この他でも、マーケティング管理論のテキストであれば、ほぼ講義内容についての説明が記載されている。またネット検索で各講義項目の要点を調べるのも有益であろう。7.成績評価の方法 春学期末に筆記試験を実施する。さらに、必要に応じて、小テストなどを授業時間中に行う。単位は筆記試験の結果を90%とし、残り10%を授業への取り組み(小テスト)を加味して認定する。8.その他 私語厳禁、講義内容に関する建設的な質問は講義への貢献として歓迎する。講義内容への貢献として、平常点という形で加点する。なお、月曜日の講義後にオフィスアワーを設定する。

駿河台

マーケティング管理論A 猿渡 敏公

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の到達目標及びテーマ≫ 寡占的製造企業が生産した有体財である「商品」の販売のために行う諸活動を総称してマーケティングと呼ぶ。ところが、現代社会では、有体財「商品」の販売のみならず、サービス、アイディア、主義・主張などのような「商品」の販売に類似する諸活動もある。そこで、このような無体財の「取引」をも、マーケティングの視点から把握できるようになることを目標とする。≪授業の概要≫ この授業では、マーケティングの全体像を理論的・歴史的に考えることによって、マーケティング的なものの見方、マーケティング諸活動の全体的枠組み及びマーケティングの基本的特徴などについて理解するように努める。�

2.授業内容<1>マーケティングの概念<2>マーケティング本質論(現代市場)<3>マーケティング本質論(販売問題)<4>マーケティング本質論(マーケティングの発生)<5>マーケティング理念論(発展段階説)<6>マーケティング理念論(内容・視点転換)<7>戦略的マーケティング論(基本性格)<8>戦略的マーケティング論(展開)<9>マーケティング管理体系論(システム論・管理論)<10>マーケティング管理体系論(発生・対象)<11>マーケティング管理体系論(管理体系)<12>マーケティング戦略論(戦略概念)<13>マーケティング戦略論(市場細分化論)<14>マーケティング戦略論(最適ミックス論)�3.履修上の注意 本講義を履修するに当たっては、前もって商業総論の科目を履修していた方が望ましい。またインダストリアル・マーケティング、国際マーケティング、広告などについて勉強しようと思う学生諸君にとっては、マーケティング管理論はそれらの科目の基礎科目として位置づけられるので履修しておいた方がよい。なお、講義では板書するので、必ずノートを持参すること。「読むこと十篇は、写すこと一遍に如かず」という格言もある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 マーケティング論は極めて実践的な科目なので、まずアルバイトをしている学生諸君は日々のバイトの仕事がマーケティング論のどこに該当するのかを考える事が重要です。次に、理論と日々の仕事とのギャップを理解するようにすること。その上で、理論の適否や理論の実践への適用などを考えることが大切です。バイトをしていない諸君は理論を心のひだに焼き付けておくことが大切です。いずれ役に立つ時が必ず来ます。予習や復習のためには教科書やノートの該当する箇所、他のマーケティング論の該当箇所を読んで考えれば充分です。

5.教科書 『マーケティング論の基礎』猿渡敏公(著)(中央経済社)

6.参考書 『マーケティング論』保田芳昭(編)(大月書店) 『新現代マーケティング入門』三上富三郎(編著)(実教出版)

7.成績評価の方法 期末テストのみで目標到達度を評価する。出席状況やレポート等は学生の主体的研究計画や日々の学生生活を妨害する恐れがあるので課さない。自主的研鑽を尊重・評価する。

8.その他 期末テストでは、鉛筆ではなく、必ず黒色・紺色のペンまたはボールペンを使用すること。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM311J 科目ナンバー:(CO)CMM311J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 242 2020/03/15 16:07:27

Page 243: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 242 ― ― 243 ―

10

(2)

マーケティングコース

マーケティング管理論B 猿渡 敏公

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の到達目標及びテーマ≫ 寡占的製造企業が生産した有体財である「商品」の販売のために行う諸活動を総称してマーケティングと呼ぶ。ところが、現代社会では、有体財「商品」の販売のみならず、サービス、アイディア、主義・主張などのような「商品」の販売に類似する諸活動もある。そこで、このような無体財の「取引」をも、マーケティングの視点から把握できるようになることを目標とする。≪授業の概要≫ この授業ではマーケティングの基本的特質が具体化されているその諸活動に焦点を合わせ、マーケティング諸活動を政策論的に考えることによって、いかにしたら効果的なマーケティング諸活動が展開できるかということを理解するように努める。

2.授業内容<1>製品政策(概論・新製品開発)<2>製品政策(製品周期戦略)<3>製品政策(製品差別化戦略)<4>製品政策(計画的陳腐化戦略)<5>価格政策(寡占価格行動次元)<6>価格政策(価格設定戦略)<7>価格政策(価格維持戦略・割引)<8>価格政策(価格維持戦略・リベート、再販)<9>マーケティング、チャネル政策(チャネル問題)<10>マーケティング、チャネル政策(設計戦略)<11>マーケティング、チャネル政策(管理戦略)<12>プロモーション政策(概論)<13>プロモーション政策(広告戦略)<14>プロモーション政策(人的販売・販促戦略)

3.履修上の注意 本講義を履修するに当たっては、前もって商業総論の科目を履修していた方が望ましい。またインダストリアル・マーケティング、国際マーケティング、広告などについて勉強しようと思う学生諸君にとっては、マーケティング管理論はそれらの科目の基礎科目として位置づけられるので履修しておいた方がよい。なお板書するのでノートを持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 春学期と同様に、バイトをしている学生諸君は日々の仕事がマーケティング論のどこに該当するのかに注意すること。その上で理論と実践とのギャップ、理論の適否、理論の応用可能性など考えることが重要です。バイトしていない諸君は理論を心のひだに焼き付けておくことが大切です。いつかきっと役に立つときが来ます。予習や復習は教科書の該当箇所やその他のマーケティング論の本の該当箇所を読んで考える事です。

5.教科書 『マーケティング論の基礎』猿渡敏公(著)(中央経済社)

6.参考書 『マーケティング論』保田芳昭(編)(大月書店) 『新現代マーケティング入門』三上富三郎(編著)(実教出版)

7.成績評価の方法 期末テストで目標到達度を評価する。出席状況やレポート等は学生の主体的研究計画や日々の学生生活を妨害する恐れがあるので課さない。自主的研鑽を尊重・評価する。

8.その他 期末テストでは、鉛筆ではなく、必ず黒色・紺色のペンまたはボールペンを使用すること。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM311J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 243 2020/03/15 16:07:27

Page 244: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 245 ―― 244 ―

市場調査論A 福田 康典

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 現代企業の多くは、自らの市場のことを知ろうとさまざまな努力を試みている。もし市場の現状や将来の動向が分かるのであれば、企業は市場に対する働きかけをより効率的・効果的に展開することができるだろう。しかし、市場は、誰かに観察されるのをじっと待っているような存在ではない。市場は移り気であり、また多様な表情を同時に持ちあわせている。そうした市場を知るためには、常に仮説を設定しそれを検証するという作業を繰り返しおこなう必要がある。 本講義では、こうした市場を知るという試行錯誤的なプロセスの中での市場調査の役割を理解し、市場情報の収集と分析にかかわる基礎知識を習得することを目的としている。2.授業内容第1回:市場調査とは~その目的と活動内容第2回:市場調査の基本的な考え方第3回:マーケティング意思決定と市場調査第4回:調査の種類第5回:データの種類第6回:市場調査とマーケティング情報システム第7回:データ収集の計画~概論第8回:データ収集方法のデザイン第9回:全数調査と標本調査第10回:サンプリング第11回:調査票(質問票)の作成第12回:測定と尺度第13回:収集データの要約(表とグラフ)第14回:収集データの要約(代表値とバラつき)

3.履修上の注意 各回の講義内容を理解するには、それ以前の講義内容を理解しておくことが必要になります。したがって、授業に出席することが困難な学生諸子には適さない講義となります。また、講義中に他の学生の迷惑となるような行為を行った場合には、授業妨害として厳しく対処しますので、常識ある行動のできる学生のみ履修してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 Oh-o!�Meijiシステムのクラスウェブで講義資料をダウンロードし、事前に読んでから授業に参加すること5.教科書 恩蔵直人・冨田健司編『1からのマーケティング分析』碩学舎、2011年。6.参考書 適宜紹介する。7.成績評価の方法 定期試験の得点:50%、レポート課題の得点:30%、授業への参加態度:20%8.その他

駿河台

市場調査論B 福田 康典

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 収集される膨大な量の市場関連データをそのままの形で解釈し意思決定へとつなげていくことは、人間の情報処理能力上不可能である。それらは、意思決定を支援するという目的のために、適切な手順を通じて処理されなければならない。 本講義では、こうした手続きの中で用いられる種々のデータ解析手法の概要と分析プロセスを理解することを目的としている。また、自分でデータ処理を実施できるようになるために、各種の分析手法を利用する際に必要になるアプリケーション・ソフトの操作方法についても説明していく。

2.授業内容第1回:マーケティング・データ分析の基礎第2回:仮説検定~推測統計とその基礎第3回:独立性検定(χ2乗検定)の概要と手順第4回:独立性検定(χ2乗検定)の結果解釈とまとめ第5回:�t検定を使ったグループ間での平均値差の検定

~概要と手順第6回:t検定の結果解釈とまとめ第7回:相関分析の概要と手順第8回:相関分析の結果解釈とまとめ第9回:相関分析から多変量解析への展開プロセス第10回:単回帰分析の概要と手順第11回:単回帰分析の結果解釈とまとめ第12回:重回帰分析の概要、手順、結果の解釈第13回:ダミー回帰分析の概要と手順第14回:ダミー回帰分析の結果解釈とまとめ3.履修上の注意 各回の講義内容を理解するには、それ以前の講義内容を理解しておくことが必要になります。したがって、授業に出席することが困難な学生諸子には適さない講義となります。また、講義中に他の学生の迷惑となるような行為を行った場合には、授業妨害として厳しく対処しますので、常識ある行動のできる学生のみ履修してください。なお、講義内容を理解するにはある程度の統計学に関する知識が必要になりますが、(1)関係する部分はその都度講義の中で説明していく、(2)数学の苦手な学生諸子が理解できるようになるべく簡単な表現を用いる(厳密さを損なうという犠牲を払いますが)、といったことを心がけます。4.準備学習(予習・復習等)の内容 Oh-o!�Meijiシステムのクラスウェブで講義資料をダウンロードし、事前に読んでから授業に参加すること5.教科書 恩蔵直人・冨田健司編『1からのマーケティング分析』碩学舎、2011年。6.参考書 適宜紹介する。7.成績評価の方法 定期試験の得点:50%、レポート課題の得点:30%、授業への参加態度:20%8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM311J 科目ナンバー:(CO)CMM311J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 244 2020/03/15 16:07:27

Page 245: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 245 ―― 244 ―

10

(2)

マーケティングコース

広告論 4単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 現代社会における広告の役割について、企業のマーケティング戦略的視点と社会経済的・文化的視点の双方から広範囲に捉えながら、市場や社会におけるさまざまな広告現象をいかに説明するかについての分析的方法論を理解することを、その到達目標とする。

2.授業内容1 授業の受け方と学習方法および広告論の授業内容と基本視点2 人間と社会とマーケティングI(相手の立場とマーケティング志向)3 人間と社会とマーケティングII(労働の意義と情報露出の重要性)4 マーケティングの基本認識I(マーケティングの定義とマーケティング・ミックス概念)5 マーケティングの基本認識II(マーケティング戦略概念の重要性)6 マーケティングの基本認識III(市場細分化概念と企業の広告実態)7 マーケティングの基本認識IV(製品ライフサイクル概念と企業の広告実態)8 プロモーション概念の基本的理解I(マーケティング・コミュニケーション概念の重要性9 プロモーション概念の基本的理解II(企業の情報創造の重要性)10 プロモーション概念の基本的理解III(市場におけるプロモーションの意味)11 プロモーション概念の基本的理解IV(プロモーション戦略とプレゼンテーションの重要性)12 マス・コミュニケーションのプロセスと広告のマクロ的関連性13 企業倫理と広告14 広告代理店の理論と実際15 製品概念の基本認識I(製品の効用とは何か)16 製品概念の基本認識II(製品の有用性概念の特質)17 製品コンセプト概念の重要性18 マーケティングにおける製品開発とは何か19 人間の欲望分析とプロモーション戦略I(人間の欲望とは何か)20 人間の欲望分析とプロモーション戦略II(欲望分析とプロモーションの本質)21 人間の欲望分析とプロモーション戦略III(欲望刺激型の広告の実際)22 人間の欲望分析とプロモーション戦略IV(欲望の本質と製品コンセプトの創造)23 人間の欲望分析とプロモーション戦略V(顧客の真の購買目的探索の重要性)24 競争地位の論理と価格戦略I(競争地位概念の重要性と広告戦略)25 競争地位の論理と価格戦略II(プロモーション戦略における価格要因の重要性)26 競争地位の論理と価格戦略III(マーケティングにおける価格と競争の論理)27 競争地位の論理と価格戦略IV(情報の不完全性とプロモーションの本質)28 競争地位の論理と価格戦略V(コスト要因と価格戦略の実際)

3.履修上の注意 本授業においては大学生としての礼儀正しい受講態度が求められるので、真摯な講義への対応を必要とする。

4.準備学習(予習・復習等)の内容この授業から何を学ぶのかについて、十分な目的をもって受講すること。また受講に際しては、毎回その内容にかかわる現実界の動きに関する情報を新聞、雑誌等において調べておくことが望ましい。

5.教科書上原征彦著『マーケティング戦略論』(有斐閣)1999年。上原・大友共著『価値づくりマーケティング』(丸善出版)2014年。碓水・大友共著『賢い企業は拡大主義より永続主義』(同文舘出版)2015年。

6.参考書 基本的な参考文献については授業において随時紹介していく。

7.成績評価の方法 講義の進行に即応しながら、提出を求めるレポート、および学期末試験(100%)によって評価する。ただし、全授業回数の3分の2以上の出席が認められない履修者は試験を受ける資格がないので注意すること。

8.その他

大友  純駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM331J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 245 2020/03/15 16:07:27

Page 246: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 247 ―― 246 ―

インダストリアルマーケティング論 4単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 産業財に関する組織間取引において生じるさまざまなマーケティング現象を分析するための基本的な考え方を学ぶ。特に産業財取引の根幹である売り手と買い手の間のコミュニケーションの重要性や産業財企業のマーケティング戦略、特に営業戦略の基本的な考え方を理解することを、その到達目標とする。

2.授業内容1 授業の受け方と学習方法およびインダストリアルマーケティング論の授業内容と基本視点2 マーケティング概念の発生と基本認識I(アメリカにおけるマーケティング概念の発生)3 マーケティング概念の発生と基本認識II(マーケティングの存立に関する基本認識)4 産業財と購買者行動の特質I(産業財の特質とマーケティングにおける財認識)5 産業財と購買者行動の特質II(産業財の購買プロセスに関する一般的特質)6 産業財マーケティングと消費財マーケティングI(取引現象に関する基本視点)7 産業財マーケティングと消費財マーケティングII(購買センター概念について)8 パーソナル・コミュニケーションと意味関係の創造I(ビジネス・コミュニケーションプロセスの考え方)9 パーソナル・コミュニケーションと意味関係の創造II(取引における意味関係の創造の重要性とその方法)10 市場の欲望と情報の所在I(製品やサービスの発想のポイント)11 市場の欲望と情報の所在II(財の効用と組織の欲望)12 市場の欲望と情報の所在III(マーケティングにおける真の顧客探索の重要性)13 産業財企業の経営・マーケティングの実際I(事例研究)14 産業財企業の経営・マーケティングの実際II(ビデオ学習)15 ゲスト講師予定16 産業財製造業者における技術の重要性I(産業財企業における技術開発の基本視点)17 産業財製造業者における技術の重要性II(技術の市場価値とは何か)18 情報の優位性と戦略提案の重要性I(交渉力規定要因の探索)19 情報の優位性と戦略提案の重要性II(情報優位概念の重要性)20 情報の優位性と戦略提案の重要性III(戦略提案の論理とその方法)21 真の顧客は誰か、真の売るべき価値とは何かI(産業財の売るべき価値とは何か)22 真の顧客は誰か、真の売るべき価値とは何かII(産業財における製品コンセプト概念の重要性)23 通信技術の発展とマーケティングの新展開I(プロモーション効果の規定因とは何か)24 通信技術の発展とマーケティングの新展開II(ビジネスにおけるインターネットの価値と問題点)25 情報化時代のビジネス視点と組織のあり方I(産業財マーケティングにおける流通問題とは何か)26 情報化時代のビジネス視点と組織のあり方II(規模の経済性の限界と代替理論の考え方)27 情報化時代のビジネス視点と組織のあり方III(情報化社会のあり方と組織形態)28 顧客満足創造とマーケティングI(クレーム問題の基本的考え方)

3.履修上の注意 本授業においては大学生としての礼儀正しい受講態度が求められるので、真摯な講義への対応を必要とする。

4.準備学習(予習・復習等)の内容この授業から何を学ぶのかについて、十分な目的をもって受講すること。また受講に際しては、毎回その内容にかかわる産業界の動向に関する情報を新聞や専門雑誌等で調べておくことが望ましい。

5.教科書上原征彦著『マーケティング戦略論』(有斐閣)1999年。上原・大友共著『価値づくりマーケティング』(丸善出版)2014年。碓水・大友共著『賢い企業は拡大主義より永続主義』(同文舘出版)2015年。

6.参考書 基本的な参考文献については授業において随時紹介していく。

7.成績評価の方法 講義の進行に即応しながら、提出を求めるレポート、および学期末試験(100%)によって評価する。ただし、全授業回数の3分の2以上の出席が認められない履修者は試験を受ける資格がないので注意すること。

8.その他

大友  純駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM311J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 246 2020/03/15 16:07:27

Page 247: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 247 ―― 246 ―

10

(2)

マーケティングコース

商品学A 髙橋 昭夫上原 義子

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本講義は、現代の商品現象の発生メカニズムを明らかにするために、企業の市場行動の観点から商品の開発と管理について考察をしていきます。本講義により、企業における商品企画あるいは商品戦略立案のための基礎知識を修得することができるでしょう。また、1人の消費者として、企業の商品戦略のねらいや仕組みを吟味できるようになり、賢明な商品選択力が身につきます。商品学Aでは、主に有形の商品を対象とします。

2.授業内容第1回:商品学入門(商品学とは、どのような学問か)第2回:商品概念とその拡張第3回:品位論と市場論的品質論第4回:品質乖離論と第3次品質論第5回:知覚品質論(1)第6回:知覚品質論(2)第7回:商品戦略論(PLCとPPM)第8回:市場の定義第9回:アイディアの創出と技術予測第10回:商品の知覚地図第11回:商品のポジショニング分析第12回:テスト・マーケット分析第13回:伝統的工芸品の商品特性と市場特性第14回:明大商品博物館の見学

3.履修上の注意 1・2年に「商業総論」を履修していること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 経済新聞や経済ニュースなどで、最近の新製品や新サービスの動向を調べておくこと。

5.教科書 高橋昭夫著『現代商品知覚論』同友館

6.参考書 水野良象著『商品学読本』東洋経済新報社 手塚公登ほか編著『現代経営学再入門』同友館

7.成績評価の方法 レポート(20%)、小テスト(30%)、期末テスト(50%)で評価します。

8.その他 期末試験では、鉛筆ではなく、必ず黒色のペンまたはボールペンを使用すること。 写真撮影を禁止します。

駿河台

商品学B 髙橋 昭夫上原 義子

2単位 春学期・秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本講義は、現代の商品現象の発生メカニズムを明らかにするために、企業の市場行動の観点から商品の開発と管理について考察をしていきます。本講義により、企業における商品企画あるいは商品戦略立案のための基礎知識を修得することができるでしょう。また、1人の消費者として、企業の商品戦略のねらいや仕組みを吟味できるようになり、賢明な商品選択力が身につきます。商品学Bでは、主に無形の商品を対象とします。

2.授業内容第1回:ブランドの概念と機能第2回:ブランド・エクイティ論第3回:顧客ベースのブランド・エクイティ論第4回:�ブランド・アイデンティティ論とブランド・リー

ダーシップ論第5回:サービスの概念と分類第6回:サービス・クオリティ論第7回:サービス・マネジメント論第8回:顧客満足の概念とその枠組み第9回:インターナル・マーケティング論(1)第10回:インターナル・マーケティング論(2)第11回:クオリティ・オブ・ライフ論(1)第12回:クオリティ・オブ・ライフ論(2)第13回:商品の安全性第14回:製造物責任

3.履修上の注意 1・2年に「商業総論」を履修していること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 経済新聞や経済ニュースで最近の新製品や新サービスの動向を調べておくこと。

5.教科書 高橋昭夫著『インターナル・マーケティングの理論と展開』同友館

6.参考書 ラブロック&ウィルツ『サービス・マーケティング』ピアソンエデュケーション ケビン・L・ケラー『戦略的ブランド・マネジメント【第3版】』東急エージェンシー

7.成績評価の方法 レポート(20%)、小テスト(30%)、期末テスト(50%)で評価します。

8.その他 期末試験では、鉛筆ではなく、必ず黒色のペンまたはボールペンを使用すること。 写真撮影を禁止します。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM311J 科目ナンバー:(CO)CMM311J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 247 2020/03/15 16:07:27

Page 248: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 248 ― ― 249 ―

流通史 4単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本講義は専門分野の学年に配当された歴史学習方法として有効なケース・メソッドを中心として展開される。HBS方式をアレンジし、歴史上、主に日本・アメリカ・ヨーロッパのメーカー及び流通業の個別企業が直面した各事例(case)を研究し、自分なりの答えを出す作業(ケース・メソッド)を行うことによって、学生一人々が予想される流通企業経営上の困難克服と論理思考能力、ひいては意見を押し通す説得力ある表現方法を身につけることを講義の目的とする。 史という言葉を使用しているものの本講義で展開する各テーマは現在及び今後のビジネスの動向、指針、方向を探ろうとする意図により、現代的な問題関心からの分析・演習がほとんどである点は注意したい。ケースの処理を通じて、今後の自らのビジネスに応用する姿勢を保って受身ではなく、積極的な参加を行えばさらに大きな学習成果を得ることが可能となる。ケースは大まかな経済・経営の動きを概説した後、個別の企業の直面したproblemsを設定し、これを解決するstarategy,tacticsを具体化させるものが多い。2.授業内容第1回 経済、流通、マーケティングの関連整理第2回 現代の流通事情第3回 世界の資本主義と日本資本主義の相違第4回 事業への参入:RJRナビスコのケース第5回 事業への参入:�GEのポートフォリオ戦略、ポートフォリオの実習第6回 事業への参入:陽和不動産事件と日本の企業社会(コーポレイトガバナンス)第7回 アメリカの産業革命と流通業への波及第8回 4Pの歴史と現状:プライシング:T型フォードのケース第9回 4Pの歴史と現状:プロダクツ:GMのケース第10回 4Pの歴史と現状:業界組織の政策:石油シンジケートの戦略:他の交通手段を消せ!第11回 4Pの歴史と現状:プロダクツ:ペプシ対コーラ、デモグラフィックで市場を奪え!第12回 4Pの歴史と現状:プロモーション:ペプシ対コーラ、サイコグラフィックで市場を奪え!第13回 4Pの歴史と現状:プロモーション:コミュニケーション業界、美しさへの羨望を維持せよ!第14回 小まとめ第15回 �日本のマーケティング、流通の歴史1920年代日本のマーケティング:松下電器、資生堂はいかに市場を獲得

していったか?第16回 戦時経済システムとメーカー保護、内部昇進重役とメインバンク、従業員制度の確立第17回 戦後経済システム<1>混乱からの脱出、メーカー保護政策の継続第18回 戦後経済システム<2>定価の維持=再販価格維持経済の特筆第19回 高度経済成長論:実際の成長メカニズムを明かにせよ!第20回 中内ダイエーの革新:ケース再販価格維持経済のトレンドを逆手にとって安売りをしかけろ!第21回 スーパー安売りメカニズムとその限界第22回 トヨタシステムの小売波及=セブンイレブン第1号店のケース第23回 在庫管理の革新手法:全世界に波及:ウォルマート等のケース第24回 ダイエーのV革:交差比率シミュレーションで売り場を刷新せよ!第25回 オイルショックと輸出拡大:ソフトウェアで危機を乗り越えろ!第26回 メーカーのマネジリアルマーケティング本格化:Xビールの戦略ケース第27回 バルブ経済:バブルの真相第28回 バブル以後の経済と新マーケティング:エコロジカルマーケティングとLCA、まとめ3.履修上の注意 講義は、ビデオソフトによってバーチャルリアリティを演出し、企業経営の決定的瞬間を当事者(経営者及び担当者)として追体験するソフトとも言えるため、その予習、復習、リポート作成に時間を割くこと。また、口頭で設定されるデータは、逐一ノートに記録し、なおかつ、不足のデータを調査、類推して諸問題に望むこと。適宜、課されるであろうレポートをメールによって提出した場合、そのリターンによって各自の基礎点が把握できる。その際のケースの処理は、オリジナリティを評価されることを忘れないこと。4.準備学習(予習・復習等)の内容石井寛治編『近代日本流通史』東京堂出版などを事前に読破するなど、日本経済史、経営史、流通史などの入門書を集めておくこと。5.教科書 特に定めないが、石井寛治『日本流通史』(有斐閣)、小原博『日本マーケティング史』(中央経済社)、安部悦生他『アメリカ経営史』(有斐閣)、若林他『近代日本流通政策史』(白桃書房)などのテキストはできる限り入手することをお勧めする。6.参考書 毎回の講義で指示する。年間を通して30冊程度は簡単な入門書の読書を念頭において欲しい。特に若林幸男『三井物産人事政策史』(ミネルヴァ書房、2007年)など第一線の研究書については年間を通じて一冊は読破することも大切である。7.成績評価の方法 受講前後のケース・メソッド(30%)、定期試験(70%)。

8.その他

若林 幸男駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM341J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 248 2020/03/15 16:07:27

Page 249: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 248 ― ― 249 ―

10

(2)

マーケティングコース

消費者行動論 4単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 今日の企業活動、特に消費者との接点において重要な役割を果たしているマーケティング活動は、消費者の十分な理解の上に成立していると言っても過言ではない。そこで、本講義では、今日までに蓄積された消費者行動研究の成果および関連諸科学(心理学、社会学、社会心理学など)の研究成果をふまえ、企業のマーケティング活動と消費者の関係を科学的に解明することを目的としている。もちろん、消費者としての私たち自身の姿を明らかにしていくという視点も忘れてはならない。

2.授業内容第1回:はじめに…消費者行動研究の重要性第2回:新しいマーケティングの視点と消費者行動研究第3回:事業の定義と消費者の位置づけ第4回:顧客価値創造のマーケティング第5回:企業消費者の価値共創…サービス・ドミナント・ロジック第6回:消費者行動の分析視点…消費者としての私たちを分析する目を養う第7回:製品・サービスと消費者行動(1)…消費者の求めている製品・サービスの価値とは第8回:製品・サービスと消費者行動(2)…人はなぜブランドを欲しがるのか第9回:価格と消費者行動…価格に対する消費者心理第10回:企業のコミュニケーション活動と消費者行動…企業のコミュニケーションが消費者に与える影響第11回:店舗と消費者…買い物環境と消費者心理 第12回:消費者の意思決定プロセス(1)…単純なモデルから複雑なモデルへ第13回:消費者の意思決定プロセス(2)…意思決定の諸段階第14回:消費者行動における理性と感情第15回:消費者行動の統合モデル第16回:消費者の心理的側面を解剖する第17回:消費者の動機付け…動機付けの意味と消費者行動第18回:消費者の認知と知覚…企業、店舗、商品、ブランド、広告などへの認知・知覚の意味第19回:消費者の学習・関与および記憶…購買・消費行動の経験の持つ意味第20回:消費者の態度…企業、店舗、商品、ブランド、広告などに対する態度の形成と変容第21回:社会の中の消費者…我々は身の回りの環境からどのような影響を受けているか第22回:集団の影響�…身の回りの集団の役割、準拠集団 第23回:家族と消費者…消費者行動に家族の与える影響第24回:文化と消費者…国や地域の文化の違いが及ぼす影響第25回:消費者のライフスタイル…ライフスタイルからの消費社会の解明第26回:コミュニケーションと消費者行動…マスコミ、口コミの影響第27回:インターネット社会と消費者行動第28回:まとめ

3.履修上の注意 指定された教科書の他、補助教材としてかなりの量のプリントを配布するので、しっかりと整理・保管し目を通しておくこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義開始の初回に、講義日程の詳しい資料を配付する。毎回の講義内容に該当する教科書の箇所を明記しておくので、事前にしっかりと目を通して予習をしておくこと。また、適宜、課題を与えるので指定された要領で期日までにまとめて提出する。

5.教科書 井上崇通著「消費者行動論」同文舘

6.参考書 参考資料、参考文献については、適宜、配付資料で指示する。

7.成績評価の方法 課題レポート、および期末試験の成績を基礎として、さらに平常の出席状況・受講態度を加味して総合的に判断する。評価基準は <1>期末試験(60%)、<2>課題レポート提出(10%)、<3>平常点および受講態度(30%)の3点である。

8.その他

井上 崇通駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM321J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 249 2020/03/15 16:07:27

Page 250: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 250 ― ― 251 ―

マーケティング企画A 髙橋昭夫・福田康典劉 亜氷・佐藤敏久

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 現在では、企業ばかりでなく非営利組織(たとえば地方公共団体)においても、顧客(住民)に対してさまざまな価値あるマーケティング企画を提案していくことが非常に重要となってきています。そして、この企画の提案を効果的に行うためには、アイディアを創出し、そのアイディアを精緻化し、それを的確に相手に伝達する能力を高める必要があります。そのためには、個人のオリジナリティーと同時にそれを企画書というカタチにするための道具を使いこなせることが不可欠です。そこで、本講義では、コンピューターによる実習を通して、企画力およびプレゼンテーション能力を身に付けていきたいと思います。

2.授業内容第1回 企業使命の理解第2回 ビジネス、製品、サービスの理解第3回 顧客の理解第4回 ビジネスの再定義第5回 産業に関する理解第6回 競争相手の理解第7回 内部戦略の策定<1>強み第8回 内部戦略の策定<2>弱み第9回 外部戦略の策定<1>脅威第10回 外部戦略の策定<2>機会第11回 戦略計画の実行第12回 プレゼン資料作成<1>テーマを決めて調べる第13回 �プレゼン資料作成<2>SWOT分析による企

画提案書作成第14回 企画書による報告

3.履修上の注意 履修のために事前の申し込みが必要です。教室の定員の関係で、希望人数が多い場合は、抽選となります。新年度ガイダンスでの履修方法の説明に従って申し込みをしてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業時間内で課題が完成しない場合は、別の時間に、自習室で課題を行い提出すること。

5.教科書 適宜プリントを配布する。

6.参考書 ケネスJ.クック著『中小企業のための戦略計画』同友館

7.成績評価の方法 提出された課題(100%)で評価します。なお、遅刻は2回で欠席1回とします。また、就職活動を理由とした欠席は認めません。

8.その他

駿河台

マーケティング企画B 髙橋昭夫・福田康典劉 亜氷・佐藤敏久

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 現在では、企業ばかりでなく非営利組織(たとえば地方公共団体)においても、顧客(住民)に対してさまざまな価値あるマーケティング企画を提案していくことが非常に重要となってきています。そして、この企画の提案を効果的に行うためには、アイディアを創出し、そのアイディアを精緻化し、それを的確に相手に伝達する能力を高める必要があります。そのためには、個人のオリジナリティーと同時にそれを企画書というカタチにするための道具を使いこなせることが不可欠です。そこで、本講義では、コンピューターによる実習を通して、企画力およびプレゼンテーション能力を身に付けていきたいと思います。

2.授業内容第1回 企画に関する基本的な理解第2回 データ入力と方法第3回 相関第4回 X二乗検定第5回 t検定第6回 分散分析第7回 回帰分析(単回帰)第8回 回帰分析(重回帰)第9回 因子分析第10回 主成分分析第11回 判別分析第12回 企画書作成(テーマ設定、枠組みなど)第13回 企画書作成(Web、図書館、実地調査など)第14回 企画書による報告

3.履修上の注意 履修のために事前の申し込みが必要です。教室の定員の関係で、希望人数が多い場合は、抽選となります。新年度ガイダンスでの履修方法の説明に従って申し込みをしてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業時間内で課題が完成しない場合は、別の時間に、自習室で課題を行い提出すること。

5.教科書小塩真司著『SPSSとAmosによる心理・調査データ解析 第2版』東京図書

6.参考書 適宜プリントを配布する。

7.成績評価の方法 提出された課題(100%)で評価します。なお、遅刻は2回で欠席1回とします。また、就職活動を理由とした欠席は認めません。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM311J 科目ナンバー:(CO)CMM311J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 250 2020/03/15 16:07:27

Page 251: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 250 ― ― 251 ―

10

(2)

マーケティングコース

交通論A 藤井 秀登

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標及びテーマ》 交通の基礎的概念について理解し、私たちが現実に利用している交通の本質と構造を立体的に認識できるようにすることが到達目標・テーマです。

《授業の概要》 私たちの日常生活に不可欠な行為である交通を、論理性と体系性に留意しながら説明していきます。すなわち、交通のあらゆる事実に共通する性質を一般性にまで昇華し、かつこの構造性に注目し、交通を法則性として認識します。その際、国内外の私的交通や交通事業における具体例を交えながら、平易に解説していきます。

2.授業内容第1回 交通論とは何か第2回 交通論研究の対象と課題第3回 交通論研究の系譜―明大商の交通論―第4回 ゴールデンウィークと交通業の課題第5回 商品としての交通サービス生産の成立過程第6回 商品としての交通サービス第7回 交通の本質と生産的機能(その1)第8回 交通の本質と生産的機能(その2)第9回 交通労働の特質と生産性第10回 交通資本の運動・蓄積・回転第11回 交通業における利潤第12回 交通市場の類型とその特徴第13回 運賃の形成と決定原則(その1)第14回 運賃の形成と決定原則(その2)※講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 交通論Bとあわせて履修することで、理論的な概念の認識が容易になります。 また、「参考書」に挙げた文献を学期中に読む必要があります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に教科書の該当箇所を読むこと。また、教科書を活用して復習すること。

5.教科書 藤井秀登『現代交通論の系譜と構造』(務経経理協会)。必要に応じてレジュメを配布します。

6.参考書 藤井秀登『交通論の祖型―関一研究―』(八朔社)。その他は授業中に紹介します。

7.成績評価の方法 定期試験の成績(60%)を基礎に、ミニッツペーパー(10%)とレポート(30%)の成績を勘案して、総合的に評価します。8.その他 講義中に、私的交通や交通業の最新動向を適宜、紹介していきます。

駿河台

交通論B 藤井 秀登

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標及びテーマ》 わが国における私的交通と交通業の史的展開、特に交通政策の変遷を、なぜに・いかにという観点からみていきます。つまり、交通政策における歴史的な諸局面や諸段階を形成する原因・展開を、現実的・具体的な事項から理解することが到達目標・テーマです。

《授業の概要》 わが国の交通政策史を、その背後にある制度、政策思想、及び経済理論と関連させながら説明していきます。その際、わが国の特徴を明確に認識するため、英国の交通政策と比較していきます。

2.授業内容第1回 交通政策における歴史と論理第2回 鉄道事業の創業と発展第3回 近代海運事業の形成と展開第4回 鉄道国有化の意義と諸効果第5回 海運事業の発達と都市交通の新展開第6回 交通調整と戦時体制第7回 戦後日本経済の復興と交通事業の再編成第8回 航空・海運事業の新体制と交通市場の変容第9回 国鉄問題と交通調整政策第10回 交通産業の規制緩和第11回 地球環境と交通政策第12回 英国における交通政策の変遷第13回 交通手段整備の事業主体と財源第14回 交通政策の総合性※講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 交通論Aを同時に履修することで、理論的なバックボーンに支えられた現実の交通・交通政策の理解が促進されます。 また、「参考書」に挙げた文献を学期中に読む必要があります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に教科書の該当箇所を読むこと。また、教科書を活用して復習すること。

5.教科書 藤井秀登『現代交通論の系譜と構造』(税務経理協会)。必要に応じてレジュメを配布します。

6.参考書 藤井秀登『交通論の祖型―関一研究―』(八朔社)。その他は授業中に紹介します。

7.成績評価の方法 定期試験の成績(60%)を基礎に、ミニッツペーパー(10%)とレポート(30%)の成績を勘案して、総合的に評価します。8.その他 講義中に、私的交通や交通業の最新動向を適宜、紹介していきます。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM361J 科目ナンバー:(CO)CMM361J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 251 2020/03/15 16:07:27

Page 252: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 252 ― ― 253 ―

物的流通論A 小川 智由

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 生産と消費を結びつける社会的な役割を果たすといわれる流通の中で、特に重要な位置を占める物流について、主に社会経済的な視点すなわち流通機能ならびに交通経済の観点から分析する。特に、物流が果たす、場所と時間の効用の創造についての理解を深めることとする。各種の輸送機関の分類や相対的位置づけについても検討する。 企業活動における情報化や国際化が進み、各企業の物流戦略や物流業務の展開に近年大きな変化がみられる。その結果、輸送や保管などの物流業務や、物流戦略などを支える、物流専門企業のサービス内容やそのあり方も大きく変化している。サード・パーティー・ロジスティクスと呼ばれる、先進的な物流専門企業の新たな動向について、主に環境問題への対応や、グローバル・マーケットなどの視点から検討する。2.授業内容<1>授業オリエンテーション<2>物的流通とは<3>物流に対する各種の学際的アプローチ<4>流通機能と物流およびマーケティング<5>物流の社会経済的機能ならびに交通経済<6>物流専門企業の意義と役割<7>輸送機関の分類と輸送業者の実態<8>モーダル・シフトへの取り組み<9>倉庫業の分類と定義<10>配送センターの機能と今日的課題<11>サード・パーティー・ロジスティクス(3PL)とは<12>�3PLの戦略事例分析ならびに、広告代理店との対

比による3PLのクライエント支援<13>�インターネット社会における宅配便ビジネスの新し

い展開<14>春学期授業のまとめとQ&A

3.履修上の注意 毎回の授業において、着実に講義内容を理解すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 和泉キャンパスでの「商業総論」をはじめ、3・4年の専門科目の中で、関連する授業との連関を理解して履修すること。

5.教科書 特に教科書は指定しない。プリント資料やビデオ教材を活用した授業の展開をはかる。6.参考書 授業の進行に応じて、適宜指示する。

7.成績評価の方法 授業レポート、ならびに春学期試験の結果を総合して成績を評価する。 (レポート25%、試験50%、授業への取組み25%)8.その他 本科目の内容を掘り下げ、かつビジネスの実践的な視点からの授業として、秋学期に、「特別テーマ研究科目:『顧客サービスとサプライチェーン全体最適論』」が開講されるので、物流・ロジスティクスに関心を持つ学生には、「物的流通論B」に加えて、その「特別テーマ研究科目」の受講を薦める。

駿河台

物的流通論B 小川 智由

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 秋学期に開講する本授業では、社会経済的視点からとらえた春学期とは異なり、物流、ロジスティクス、サプライ・チェーン・マネジメントなどの概念を明確に区別した上で、メーカーや流通業を中心に主として企業経営の視点から、物流の問題について分析し理解していく。 大量生産・大量販売を前提とした、従来型の投機(スペキュレイション)と対比される、マス・カスタマイゼーションや在庫削減、需給のマッチングをめざした、延期(ポストポーンメント)概念に基づく調達・生産・物流を統合したロジスティクス・システムの構築や、企業間の連携によるサプライ・チェーン・マネジメントの展開について、事例分析を交えて講義する。マーケティングに加えて、ロジスティクスが各企業の競争上の優位性の源泉として、いかに有効であるかについても究明していくこととする。2.授業内容<1>物流からロジスティクスへの変化<2>経営戦略とロジスティクス<3>マーケティング・チャネルとロジスティクス<4>ロジスティクスとサプライ・チェーン・マネジメント<5>�ロジスティクス・マネジメントの体系とロジスティ

クス・ミックス<6>投機と延期の概念ならびにデカップリング・ポイント<7>�ジャストインタイム(JIT)とクイックレスポン

ス(QR)、ECR<8>顧客サービスとロジスティクス・コスト<9>�顧客満足とロジスティクス目標、およびロジスティ

クスによる顧客支援<10>ロジスティクス拠点配置と輸送ネットワーク<11>ロジスティクス情報システム<12>グローバル・ロジスティクスの展開<13>�メーカーならびに流通業におけるロジスティクス戦

略と事例分析<14>ロジスティクスによる競争優位の確保と今後の方向性3.履修上の注意 授業への連続した出席を心掛けて、講義内容を体系的に理解するよう努めること。さらに、事実の理解のみならず、講義内容から常に、実際の企業経営におけるロジスティクスの役割ならびに、課題、問題点を探り、その解決に向けた自分の意見をまとめておくことが望ましい。単なる知識や概念の習得にとどめずに、自分なりの考えを明確に持つことが大切である。4.準備学習(予習・復習等)の内容 常に、実際のビジネス界におけるロジスティクスの動向や、各企業の物流戦略ならびにサプライチェーンマネジメント構築について、講義の内容に沿って具体的に理解するよう努めること。5.教科書 特に指定しない。

6.参考書 エドワード H.フレーゼル著、小川智由監訳、『物流担当者のための世界水準のウェアハウジング理論とマテハンのすべて』(ダイヤモンド社) エドワード H.フレーゼル著、小川智由監訳、『フレーゼル博士のサプライチェーン戦略』(ダイヤモンド社) その他、授業中に適宜指定する。7.成績評価の方法 授業レポート、ならびに秋学期試験の結果を総合して成績を評価する。 (レポート25%、試験50%、授業への取組み25%)8.その他 本科目の内容を掘り下げ、かつビジネスの実践的な視点からの授業として、秋学期に、「特別テーマ研究科目:『顧客サービスとサプライチェーン全体最適論』」が開講されるので、物流・ロジスティクスに関心を持つ学生には、「物的流通論B」に加えて、その「特別テーマ研究科目」の受講を薦める。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM371J 科目ナンバー:(CO)CMM371J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 252 2020/03/15 16:07:27

Page 253: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 252 ― ― 253 ―

10

(2)

マーケティングコース

国際交通論A 町田 一兵

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 生産・消費のグローバル化が進むなか、各輸送モードをベースとする交通インフラを利用した国際交通との関わりが益々身近なものとなっている。本授業は異なる学問の視点による国際交通の見方を始め、交通理論や交通政策の意味合い、異なる輸送モードの発展経緯と役割・特徴の解明など、国際交通の仕組みの見える化を授業の目標とする。

2.授業内容第1回:国際交通の扉を開く第2回:学問としての国際交通の見方第3回:交通サービスと交通市場の構造第4回:交通機関の社会及び国家に対する意義第5回:交通政策の意義及び公的規制の理論第6回:規制緩和(その理由と盲点)第7回:グローバリゼーションと国際交通インフラ第8回:国際航空の発展と空港第9回:国際航空の発展と旅客輸送第10回:国際航空の発展と貨物輸送第11回:ロー・コスト・キャリア(LCC)第12回:インテグレーター第13回:国際交通と環境問題第14回:郵便→交通ネットワーク構築の先駆者的存在

3.履修上の注意 ノートを必ず取ってください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業に使用されるスライドを予めダウンロードし、目を通してから授業に臨んでください。

5.教科書 特に使用しないが、関連する参考文献は、講義中に適時指示する。

6.参考書 特に使用しないが、関連する参考文献は、講義中に適時指示する。

7.成績評価の方法 授業への参加と貢献度(50%)及び定期試験結果(50%)で総合評価を行う。3分の2以上の出席が授業への参加と貢献度に対する評価の前提となる。

8.その他

駿河台

国際交通論B 町田 一兵

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 製造・流通の国際化及びヒトの国際的移動の増加に伴い、日本と海外各主要貿易地域の交通現状を始め、海上・陸上各輸送モードの特徴及び課題、交通産業に纏わる諸条件や環境への対応など、輸送モード別、地域別に今日の交通産業の維持及び発展に必要な諸条件の理解や可視化を授業の目標とする。

2.授業内容第1回:国際交通の扉を再度開く第2回:国際海運の発展と現状第3回:国際海運の発展と港湾その1第4回:国際海運の発展と港湾その2第5回:国際海運の発展と貨物輸送第6回:国際海運の発展と旅客輸送第7回:国際交通の発展と貨物自動車第8回:国際交通の発展と旅客自動車第9回:国際交通の発展と鉄道貨物輸送第10回:国際交通の発展と鉄道旅客輸送第11回:北米の交通産業の発展と市場構造第12回:EUの交通産業の発展と市場構造第13回:アジアの交通産業の発展と市場構造(中国)第14回:�アジアの交通産業の発展と市場構造(ASEAN・

インド)

3.履修上の注意 ノートを必ず取ってください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業用のスライドを事前にダウンロードし、一度目を通してから授業に臨んでください。

5.教科書 特に使用しないが、関連する参考文献は、講義中に適時指示する。

6.参考書 特に使用しないが、関連する参考文献は、講義中に適時指示する。

7.成績評価の方法 授業への参加と貢献度(50%)及び定期試験結果(50%)で総合評価を行う。3分の2以上の出席が授業への参加と貢献度に対する評価の前提となる。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM361J 科目ナンバー:(CO)CMM361J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 253 2020/03/15 16:07:27

Page 254: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 254 ― ― 255 ―

都市・地域交通論A 恩田  睦

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標<授業の概要>本講義では、戦後日本の都市における交通問題の社会的・経済的な背景についての理解をもとにして、公共交通機関の経営とさまざまな都市交通問題の解決を目指す交通政策のあり方を考えていきます。<到達目標>

(1)交通の発展と都市の変容の相互関係について理解できる(2)戦後、とくに1990年代までの都市・地域における交通問題について理解できることを目標とします。2.授業内容第1回:都市交通に関する基本的理解第2回:規制・規制緩和と交通産業第3回:交通の産業構造と市場構造第4回:運賃の理論と制度第5回:交通経営の転換と経営多角化第6回:国鉄改革とJR第7回:私鉄の動向と課題第8回:公営交通の動向と課題第9回:乗合バス事業と交通政策第10回:トラック輸送と交通政策第11回:物流システムとトラック事業の戦略第12回:航空輸送と航空政策第13回:航空事業の経営戦略第14回:外航海運の展開と新局面

3.履修上の注意日頃から都市交通、地域交通についての新聞・雑誌記事を読むなど、興味・関心をもつように努めることが望ましい。また、授業中は適宜ノートをとること。4.準備学習(予習・復習等)の内容授業内容を復習すること。また、参考書を読むことで基礎知識と周辺知識の習得に努めることが望ましい。

5.教科書特になし。毎回資料を配布します。6.参考書

『交通産業論』塩見英治編著、改訂版(白桃書房)1990年

7.成績評価の方法定期試験(60%)、レポート(20%)、授業への参加度(20%)をもとに総合的に評価します。なお、授業回数の3分の2以上の出席が成績評価の前提条件になります。8.その他<受講上の諸注意>・スマートフォンなどの通信機器を使用しないでください。・飲食(あめ・ガム等も含む)を禁止します。・私語を慎んでください。・許可なく、また正当な理由なく教室を出入りしないでください。

駿河台

都市・地域交通論B 恩田  睦

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標<授業の概要>本講義では、地域における交通の機能、役割、計画策定方法などを習得し、交通と「まちづくり」を合わせて地域交通・地域内における交流促進を目指す交通政策と地域社会の取り組みのあり方を考えていきます。<到達目標>

(1)地域における交通問題について理解できる(2)公共交通だけでなく自転車などを含めた交通政策・地域政策について理解できることを目標とします。2.授業内容第1回:地域交通に関する基本的理解第2回:交通政策基本法と国・自治体の交通政策第3回:戦後の道路政策とこれからの道路像第4回:条例制定と「まちづくり」第5回:バス交通の再構築第6回:住民参加のバス交通第7回:LRT導入と「まちづくり」第8回:�自転車ネットワークを構築したコンパクトシ

ティ第9回:住民参加の地方鉄道活性化第10回:地方鉄道の持続的経営第11回:不採算鉄道存続の社会的意義第12回:「観光まちづくり」と交通第13回:「歩くまち」の交通計画第14回:交通を考慮した「まちづくり」の課題と展望3.履修上の注意日頃から都市交通、地域交通について興味・関心をもつように努めることが望ましい。また、授業中は適宜ノートをとること。4.準備学習(予習・復習等)の内容授業内容を復習すること。また、各自で参考書を読みこむことで基礎知識と周辺知識の習得に努めることが望ましい。5.教科書特になし。毎回資料を配布します。6.参考書

『交通工学(第2版)』元田良孝・岩立忠夫・上田敏(森北出版)2006年

『脱クルマ社会の交通政策』西村弘著(ミネルヴァ書房)2011年

『地域交通政策づくり入門』土居靖範・可児紀夫(自治体研究社)2014年

『交通まちづくり―地方都市からの挑戦』原田昇編著(鹿島出版会)2015年7.成績評価の方法定期試験(60%)、レポート(20%)、授業への参加度(20%)をもとに総合的に評価します。なお、授業回数の3分の2以上の出席が成績評価の前提条件になります。8.その他<受講上の諸注意>・スマートフォンなどの通信機器を使用しないでください。・飲食(あめ・ガム等も含む)を禁止します。・私語を慎んでください。・許可なく、また正当な理由なく教室を出入りしないでください。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM361J 科目ナンバー:(CO)CMM361J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 254 2020/03/15 16:07:27

Page 255: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 254 ― ― 255 ―

10

(2)

マーケティングコース

公益事業論A 大塚 良治

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標近年、我々が都市生活を営む上で不可欠なサービスを提供している公益事業をめぐって、民営化や規制改革が次々と行われています。本授業では、公益事業に対する規制や民営化について、理論と実証の両面から理解を深め、公益事業のあり方について考えることができる基礎的知識を身につけることを目標とします。

2.授業内容〈1〉公益事業とは〈2〉公益事業の特質と範囲〈3〉公益事業をめぐる規制〈4〉公共料金の理論〈5〉電力・ガスの動向と現状〈6〉水道の動向と現状〈7〉電気通信の動向と現状〈8〉放送の動向と現状〈9〉郵便の動向と現状〈10〉高速道路の動向と現状〈11〉鉄道の動向と現状〈12〉航空の動向と現状〈13〉社会的企業と公益サービス〈14〉a:まとめ   b:期末試験

3.履修上の注意公益事業は電力、ガス、水道、郵便、運輸など幅広い分野にわたり、新聞・雑誌で日々報道されています。普段から公益事業に関するニュースに予め目を通しておくことが求められます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:授業前の1週間に報道された公益事業に関するニュースに目を通す。復習:授業で配布された資料に目を通す。

5.教科書プリントを配布します。

6.参考書 塩見栄治編『現代公益事業�ネットワーク産業の新展開』有斐閣、2011年。

7.成績評価の方法授業内レポート10%、定期試験90%

8.その他履修者数によっては期末試験を定期試験の期間中に実施する場合があります。

駿河台

公益事業論B 大塚 良治

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標本授業では、「公益事業論A」を土台に、公益事業をめぐる応用的トピックを理論と実証の両面から学習します。授業を通して、公益事業のあり方について基礎的知識を土台にして、より深く分析する能力を身につけることを目標とします。

2.授業内容〈1〉「公益事業論A」の復習〈2〉規制緩和と公益事業の民営化1〈3〉規制緩和と公益事業の民営化2〈4〉運輸業における採算性の追求と弊害1〈5〉運輸業における採算性の追求と弊害2〈6〉航空自由化と空港民営化〈7〉国鉄改革とJRグループの現状〈8〉バス事業の規制緩和と弊害〈9〉地方公営企業の民営化〈10〉公益事業におけるSDGs・ESG投資の影響〈11〉社会的インパクト投資1〈12〉社会的インパクト投資2〈13〉公立病院の民営化と医療の公益性〈14〉a:まとめ   b:期末試験

3.履修上の注意「公益事業論A」を履修しておくことが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:授業前の1週間に報道された公益事業に関するニュースに目を通す。復習:授業で配布された資料に目を通す。

5.教科書プリントを配布します。

6.参考書 関西学院大学産業研究所『航空競争と空港民営化:�アビエーション・ビジネスの最前線』関西学院大学産業研究所、2016年。 マーク・J・エプスタイン他『社会的インパクトとは何か�社会変革のための投資・評価・事業戦略ガイド』英治出版、2015年。

7.成績評価の方法授業内レポート10%、定期試験90%

8.その他履修者数によっては期末試験を定期試験の期間中に実施する場合があります。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 255 2020/03/15 16:07:27

Page 256: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 256 ― ― 257 ―

観光事業論A 藤井 秀登

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標及びテーマ》 現代における観光の基礎的概念を理解した上で、観光事業(観光産業・観光政策)がなぜ今日において重要視されているのかを認識することが到達目標・テーマです。

《授業の概要》 私たちの脱日常行為、すなわち観光を支える観光事業が国家・地域社会にもたらす正と負の影響を論理的に説明していきます。同時に観光行動の考察を通じて、人間とは何かを考えていく予定です。さらに、国内外の観光地に関する最新動向も解説していきます。

2.授業内容第1回 観光事業論とは何か第2回 現代観光の史的展開と研究の系譜第3回 観光の諸効果と観光事業の目的第4回 現代観光、レジャー、及びレクリエーション第5回 現代観光の定義と構成要素第6回 観光資源と観光対象第7回 観光施設の特徴第8回 観光事業の特徴第9回 観光事業と地域社会第10回 観光事業と地域経済効果第11回 観光需要と観光消費第12回 観光地の類型と発展第13回 デスティネーション事例研究―イギリス―第14回 デスティネーション事例研究―米国ハワイ州―※授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 観光事業論Bとあわせて履修することで、論理的な概念の認識が容易になります。また、授業中に紹介した文献を学期中に読む必要があります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に教科書の該当箇所を読むこと。また、教科書を活用して復習すること。

5.教科書 藤井秀登『現代の観光事業論』(税務経理協会)。 必要に応じて、レジュメを配布します。

6.参考書 藤井秀登『現代交通論の系譜と構造』(税務経理協会)。

7.成績評価の方法 定期試験の成績(60%)を基礎に、ミニッツペーパー(10%)とレポート(30%)、世界遺産検定(加点)の成績を勘案して、総合的に評価します。

8.その他 担当者の旅行会社における企画・営業・添乗経験を適宜交えながら、実践的な視点から説明していきます。

駿河台

観光事業論B 藤井 秀登

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標及びテーマ》 観光事業(観光産業・観光政策)の複合型構造を把握すること、観光産業のマネジメント手法を理解すること、及び観光政策の意図を時代背景に即して認識することが到達目標・テーマです。

《授業の概要》 観光需要の波動性、旅行商品価格の変動性、観光事業の立地依存性、及び観光事業の労働集約性といった観光事業が対峙する課題への対処法を考えていきます。その際、歴史的・構造的な視点から日本の観光事業をとりあげていきます。

2.授業内容第1回 観光事業の位相第2回 観光産業の種類と特徴第3回 旅行業(その1)第4回 旅行業(その2)第5回 旅行営業と添乗業務の役割第6回 観光情報と観光情報産業第7回 サービスとホスピタリティ第8回 ホテル業(その1)第9回 ホテル業(その2)第10回 テーマパーク業第11回 レベニュー・マネジメント第12回 フードサービス業第13回 観光政策と観光行政第14回 �多様なツーリズムの形態―サステイナブル・

ツーリズムとヘルス・ツーリズム―※授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 観光事業論Aを同時に履修することで、論理的な思考に支えられた観光産業・観光政策の理解が促進されます。また、授業中に紹介した文献を学期中に読む必要があります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に教科書の該当箇所を読むこと。また、教科書を活用して復習すること。

5.教科書 藤井秀登『現代の観光事業論』(税務経理協会)。 必要に応じて、レジュメを配布します。

6.参考書 藤井秀登『現代交通論の系譜と構造』(税務経理協会)。

7.成績評価の方法 定期試験の成績(60%)を基礎に、ミニッツレポート(10%)とレポート(30%)、世界遺産検定(加点)の成績を勘案して、総合的に評価します。

8.その他 授業中に、旅行業、ホテル業、観光交通業、及び観光政策の最新動向を適宜、紹介していきます。

駿河台

科目ナンバー:(CO)TRS311J 科目ナンバー:(CO)TRS311J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 256 2020/03/15 16:07:27

Page 257: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 256 ― ― 257 ―

10

(2)

マーケティングコース

外国専門書講読(マーケティング) 猿渡 敏公

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、基本的なマーケティングの外国文献を読解することによって、著者が考えているマーケティングを理解し、それを批判的に摂取することを通して、各人が自己のマーケティングのついての考え方を持つことが出来るようになることを目的とする。

2.授業内容第1回:外国専門書講読について第2回:マーケティング概念(1)第3回:マーケティング概念(2)第4回:マクロ・マーケティング概念(1)第5回:マクロ・マーケティング概念(2)第6回:経済体制とマーケティング第7回:マーケティング理念(1)第8回:マーケティング理念(2)第9回:顧客価値概念第10回:非営利組織のマーケティング第11回:社会的責任とマーケティング第12回:マーケティング倫理第13回:マーケティング批判第14回:a,�春学期試験,b,�春学期要点総括

3.履修上の注意 1、外国専門書講読は必修科目であるということを自覚して履修すること。 2、当日の発表に備え、必ず辞書(書籍)を持参すること。 3、マーケティング管理論の授業を履修することを勧める。4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習して来ることを前提と考えるが、理解できない箇所があったらチェックしてくること。その上で、授業終了後に質問に来ること。その場でその質問に対する復習のための指導を行うので、各自で研究すること。当日の授業の内容がすべて理解できたならば、復習よりも次回の予習に注力すること。5.教科書 William�D.�Perreault,� � Joseph�P.�Cannon� and�E.�Jerome�McCarthy,�『Basic� �Marketing�』 (18ed),��(MaGraw-Hill,�2011) (1章、2章、4章、7章を通年で読解することを予定している)

6.参考書 特に指定しないが、必要に応じてマーケティング文献を紹介する。

7.成績評価の方法 期末試験 70%、授業への貢献度(発表内容、発表回数、授業態度) 30%。

8.その他 レポート課題の提出や授業時間中の抜き打ちテストなどは一切しない。学生諸君の自主性を尊重する。

駿河台

外国専門書講読(マーケティング) 猿渡 敏公

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、基本的なマーケティングの外国文献を読解することによって、著者が考えているマーケティングを理解し、それを批判的に摂取することを通して、各人が自己のマーケティングのついての考え方を持つことが出来るようになることを目的とする。

2.授業内容第1回:マーケティング管理概念第2回:マーケティング戦略概念第3回:標的市場第4回:マーケティング・ミックス第5回:マーケティング計画第6回:顧客資産価値第7回:マーケティング戦略計画プロセス第8回:市場機会分析第9回:市場細分化(ターゲッティング)第10回:差別化(ポジショニング)第11回:インダストリアル・マーケティング(1)第12回:インダストリアル・マーケティング(2)第13回:インダストリアル・マーケティング(3)第14回:a,�秋学期試験,b,�秋学期要点総括

3.履修上の注意 1、外国専門書講読は必修科目であるということを自覚して履修すること。 2、当日の発表に備え、必ず辞書(書籍)を持参すること。 3、マーケティング管理論の授業を履修することを勧める。4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習して来ることを前提と考えるが、理解できない箇所があったらチェックしてくること。その上で、授業終了後に質問に来ること。その場でその質問に対する復習のための指導を行うので、各自で研究すること。当日の授業の内容がすべて理解できたならば、復習よりも次回の予習に注力すること。5.教科書 William�D.�Perreault,� � Joseph�P.�Cannon� and�E.�Jerome�McCarthy,� � �『Basic� �Marketing�』 (18ed),�(MaGraw-Hill,�2011) (1章、2章、4章、7章を通年で読解することを予定している)

6.参考書 特に指定しないが、必要に応じてマーケティング文献を紹介する。

7.成績評価の方法 期末試験 70%、授業への貢献度(発表内容、発表回数、授業態度) 30%。

8.その他 レポート課題の提出や授業時間中の抜き打ちテストなどは一切しない。学生諸君の自主性を尊重する。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 257 2020/03/15 16:07:27

Page 258: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 258 ― ― 259 ―

外国専門書講読(マーケティング) 大下 剛  

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標春学期の授業では、マーケティングの基礎的な概念や用語の意味を理解するのを目的とします。文献を和訳すると同時に、企業のマーケティング活動の実践と結びつけながら、マーケティングの基礎概念を理解するのが到達目標となります。

2.授業内容第1回:外国語専門書購読とは第2回:マーケティング計画(1)第3回:マーケティング計画(2)第4回:市場第5回:市場細分化 第6回:標的市場第7回:差別化第8回:ポジショニング(1)第9回:ポジショニング(2)第10回:マーケティング・ミックス:製品第11回:マーケティング・ミックス:価格第12回:マーケティング・ミックス:流通第13回:マーケティング・ミックス:プロモーション第14回:a.まとめ b.試験※進捗に応じて内容を変更する場合がある。

3.履修上の注意本講義では、履修者全員が英文の訳を行います。ただし、単に訳出を行うだけでなく、その意味を理解する姿勢が求められます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に履修者に担当箇所を指定するので、日本語訳を作成する。発表者以外も事前に指定された英語の文献を読んでおく。5.教科書資料を配布します。

6.参考書必要に応じて、講義の際に適時指示します。

7.成績評価の方法授業への貢献度(30%)・発表(40%)試験(30%)の結果から総合的に評価する。3分の2以上の出席が評価の前提となる。

8.その他英語の辞書を持参してください。

駿河台

外国専門書講読(マーケティング) 大下 剛  

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標秋学期の授業では、マーケティングの基礎的な概念に加え、様々なマーケティング理論について理解するのを目的とします。文献を和訳すると同時に、企業のマーケティング活動の実践と結びつけながら、マーケティングの様々な概念を理解するのが到達目標となります。

2.授業内容第1回:外国語専門書購読とは第2回:顧客第3回:顧客の分類第4回:顧客志向第5回:顧客満足第6回:ロイヤルティ第7回:顧客関係性管理(CRM)第8回:データベース・マーケティング(1)第9回:データベース・マーケティング(2)第10回:リレーションシップ・マーケティング第11回:経験マーケティング第12回:競合他社第13回:供給業者(サプライヤー)第14回:a.まとめ b.試験※進捗に応じて内容を変更する場合がある。

3.履修上の注意本講義では、履修者全員が英文の訳を行います。ただし、単に訳出を行うだけでなく、その意味を理解する姿勢が求められます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に履修者に担当箇所を指定するので、日本語訳を作成する。発表者以外も事前に指定された英語の文献を読んでおく。5.教科書資料を配布します。

6.参考書必要に応じて、講義の際に適時指示します。

7.成績評価の方法授業への貢献度(30%)・発表(40%)試験(30%)の結果から総合的に評価する。3分の2以上の出席が評価の前提となる。8.その他英語の辞書を持参してください。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 258 2020/03/15 16:07:27

Page 259: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 258 ― ― 259 ―

10

(2)

マーケティングコース

外国専門書講読(マーケティング) 斉藤 保昭

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標 マーケティングは、市場ならびに企業の対市場活動を対象として研究する学問であるが、そのアプローチは2つの側面、すなわちマクロとミクロがある。マクロの側面は、一般的に「流通論」という名称の下に研究され、ミクロの側面は「マーケティング・マネジメント論」などの名称の下に研究されてきた。 本講義は、ミクロの側面からのマーケティングに関する外国文献を読解することで、マーケティングの基本的な内容とその体系を把握できるようになることを到達目標とする。2.授業内容第1回:授業の進め方、マーケティングとは何か第2回:経営戦略とマーケティング戦略第3回:戦略的計画(ミッション、目的と目標)第4回:戦略的計画(BCGモデル)第5回:戦略的計画(製品・市場戦略)第6回:マーケティング計画(パートナリング)第7回:�マーケティング戦略(セグメンテーションと

ターゲティング)第8回:�マーケティング戦略(差別化とポジショニング)第9回:マーケティング・ミックス第10回:SWOT分析第11回:マーケティングの実施第12回:マーケティング組織第13回:�マーケティング・コントロール、マーケティ

ングROI第14回:a�:�期末試験    b�:�講義全体のふりかえりと正答解説

3.履修上の注意1 �全ての受講者が毎回必ず訳を担当してもらうとい

う前提で授業を行う。2 辞書を必ず持参のこと。4.準備学習(予習・復習等)の内容予習に関しては、次回の授業範囲について、目を通しておき、何か内容で不明な点があれば、授業中に質問のこと。また、復習に関しては、授業を振り返り、不明な点があれば、次回の授業で質問のこと。5.教科書 Armstrong�&�Kotler,� Principles� of�Marketing,�Pearson�Prentice�Hall,�2018.�第2章。 (文献については第1回目の講義で説明)

6.参考書 斉藤保昭 『現代マーケティングの論理』成文堂、2015年。7.成績評価の方法 期末試験 80%、レポート10%、授業への貢献度10%で評価する。8.その他 授業ではただ文献を翻訳するだけではなく、内容に関してかなり詳細に説明するので必ずノートをとること。

駿河台

外国専門書講読(マーケティング) 斉藤 保昭

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標 インダストリアル・マーケティングの研究は、重要性が高いにもかかわらず、その研究については、消費財マーケティングに比べて少ないのが現状であるが、近年、インダストリアル・マーケティングに対する関心が高まっている。 本講義は、インダストリアル・マーケティングに関する外国文献を読解することでインダストリアル・マーケティングの基礎を理解することを到達目標とする。

2.授業内容第1回:授業の進め方・文献について第2回:インダストリアル・マーケティングとは何か第3回:�第1章 イントロダクション(生産財市場とは)第4回:�第1章 イントロダクション(生産財市場の特

徴について)第5回:�第1章 イントロダクション(実務家のための

含意)第6回:�第2章 相互作用アプローチ(組織間関係とマー

ケティングについて)第7回:�第2章 相互作用アプローチ(新制度主義につ

いて)第8回:�第2章 相互作用アプローチ(相互作用モデル

の概観について)第9回:�第2章 相互作用アプローチ(相互作用プロセ

スについて)第10回:�第2章�相互作用アプローチ(相互作用におけ

る当事者について)第11回:�第2章�相互作用アプローチ(相互作用におけ

る環境について)第12回:�第2章��相互作用アプローチ(相互作用におけ

る雰囲気の概念について)第13回:�第2章 相互作用アプローチ(マネジメントの

ための含意)第14回:a�:�期末試験    b�:�試験全体のふりかえりと試験の正答解説3.履修上の注意1 �全ての受講者が毎回必ず訳を担当するという前提

で授業を行う。2 辞書を必ず持参のこと。4.準備学習(予習・復習等)の内容予習に関しては、次回の授業範囲について、目を通しておき、不明な点があれば授業中に質問すること。また、復習に関しては、授業の内容を振り返り、不明な点があれば次回の授業で質問すること。

5.教科書 Hakan�Hakansson�(ed.),� International�Marketing�and�Purchasing�of�Industrial�Goods,John�Wiley�&�Sons,�1982.�第1章、2章 (文献については第1回目の講義で説明)6.参考書 斉藤保昭 『現代マーケティングの論理』成文堂、2015年。7.成績評価の方法 期末試験�80%、レポート�10%、授業への貢献度10%で評価する。8.その他 授業ではただ文献を翻訳するだけではなく、内容に関してかなり詳細に説明するので必ずノートをとること。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 259 2020/03/15 16:07:27

Page 260: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 260 ― ― 261 ―

外国専門書講読(マーケティング) 佐藤 敏久

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 海外の専門的な文献をもとに、マーケティングを理解するために、担当者を決め和訳を発表してもらい、講義担当者が和訳,解説、などを数多く行っていきます。本講義は単に文献を和訳するというものではありません。文献に記述されていることを通して当該分野で議論されていることを理解し、関連科目への効果的な接続を射程に入れています。

《到達目標》 3、4年次のゼミ活動や卒業論文で、日本語のテキスト、書籍や文献だけでなく、海外の学術文献も参照できるようになることが目標です

2.授業内容第1回 a.�本講義のイントロダクション第2回 a.�戦略的マーケティング�和訳、解説第3回 a.�戦略的マーケティング②和訳、解説第4回 a.�戦略的マーケティング③和訳、解説第5回 a.�経営戦略 和訳、解説第6回 a.�経営戦略②和訳、解説第7回 a.�競争戦略 和訳、解説第8回 a.�競争戦略②和訳、解説第9回 a.�消費者行動 和訳、解説第10回 a.�消費者行動② 和訳、解説第11回 a.�ブランド 和訳、解説第12回 a.�ブランド② 和訳、解説第13回 a.�ブランド③和訳、解説第14回 a.�定期試験    b.�解説*詳細な内容については順次お話しします

3.履修上の注意 講義内容は連続しています。所々休んでしまうと理解、知識も断片化してしまうので注意してください。 マーケティング分野の科目を履修しておくと理解が深まるでしょう。 また、第1回の講義時に重要なイントロダクション(文献配布など)を行います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 担当する部分だけの学習では足りません。一回の講義で進む内容を予習復習することで理解が定着しますし、指定以外の文献への興味もわくでしょう。また,解説などの板書やスライドをノートに写すことをお勧めします

5.教科書M.J.Baker,and�M.Saren�(ed.),"Marketing�Theory"�(3rd),�2016,�SAGE

から選んで使用します

 その他、複数のテキストから選んだ学術論文も使用します。

6.参考書参考文献については、随時紹介します

7.成績評価の方法出席点というものはありません.単位認定のためには原則として2/3以上の出席が必要です和訳やプレゼン20%、定期テスト80%で評価しますこれらの配点などについては最初の講義時にお話しします。

また、訳分担されているにもかかわらず、(出席しているのに)、発表を行わない者の出席は、出席としてカウントしません。

8.その他 プリントは散逸しないようにファイリングした方がいいでしょう

駿河台

外国専門書講読(マーケティング) 佐藤 敏久

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 海外の専門的な文献をもとに、マーケティングを理解するために、担当者を決め和訳を発表してもらい、講義担当者が和訳,解説、などを数多く行っていきます。本講義は単に文献を和訳するというものではありません。文献に記述されていることを通して当該分野で議論されていることを理解し、関連科目への効果的な接続を射程に入れています。

《到達目標》 3、4年次のゼミ活動や卒業論文で、日本語のテキスト、書籍や文献だけでなく、海外の学術文献も参照できるようになることが目標です

2.授業内容第1回 a.�秋講義のイントロダクション第2回 �a.�マーケティング・コミュニケーション 和訳、解説第3回 a.マーケティングコミュニケーション 和訳、解説第4回 �a.�リレーションシップ・マーケティング 和訳、解説第5回 �a.�リレーションシップ・マーケティング② 和訳、解説第6回 �a.�リレーションシップ・マーケティング③ 和訳、解説第7回 a.�新製品開発とイノベーション 和訳、解説第8回 a.�新製品開発とイノベーション② 和訳、解説第9回 a.�価格  和訳。解説第10回 a.�価格② 和訳、解説第11回 a.�チャネル 和訳、解説第12回 a.�チャネル② 和訳、解説第13回 �a.�サービスマーケティング.あるいは別の文献 和訳、

解説第14回 a.�定期試験    b.�解説*詳細な内容については順次お話しします

3.履修上の注意講義内容は連続しています。所々休んでしまうと理解、知識も断片化してしまうので注意してください。 マーケティング分野の科目を履修しておくと理解が深まるでしょう。 また、第1回の講義時に重要なイントロダクション(文献配布など)を行います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 担当する部分だけの学習では足りません。一回の講義で進む内容を予習復習することで理解が定着しますし、指定以外の文献への興味もわくでしょう。また,解説などの板書やスライドをノートに写すことをお勧めします

5.教科書M.J.Baker,and�M.Saren�(ed.),"Marketing�Theory"�(3rd),�2016,�SAGE

から選んで使用します

その他、複数のテキストから選択した学術論文を使用します。

6.参考書 参考文献については随時紹介します

7.成績評価の方法出席点というものはありません。単位認定には2/3以上の出席が必要です。和訳やプレゼン20%、筆記試験80%で判断しますこれらの配点などについては初回の講義時にお話しします。

また、訳分担されているにもかかわらず、(出席しているのに)、発表をしない者の出席は、出席としてカウントしません。

8.その他 プリントは散逸しないようにファイリングした方がいいでしょう

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 260 2020/03/15 16:07:27

Page 261: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 260 ― ― 261 ―

10

(2)

マーケティングコース

外国専門書講読(マーケティング) 首藤 禎史

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標 本講義の目的は、マーケティングもしくはビジネスに関する外国文献を読むことを通じて、ビジネス等で用いる用語やマーケティングの知識ならびに戦略・戦術の理論的な基礎を理解し、実際のビジネスに生かせるようにするとともに、海外企業や支社とのコミュニケーションに用いるe-mail通信などに対応できるよう、外国の言語の構成やその意味内容を正しく理解し、そしてそれを第三者が読んでもわかるように日本語で構成しなおし、使用できるかぎりの語彙でそれを表現することができるようにすることです。 他国の言語を自分の国の言語に整然と置き換えるのは、言語の変換能力だけでなく、母国語の文章の構成・表現力を必要とします。大学受験を含め、マークシートなどの客観試験が増えている今日、現代の大学生は、頭に浮かんだ精神内容を文字にする機会がますます少なくなり、文章を書く力がとりわけ減退しています。これを機に現在の自分の実力を確認し、就職活動に備えて文章を書く練習をしてみてはいかがでしょう。2.授業内容第1回:授業の進め方・使用文献の指定と説明第2回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第3回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第4回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第5回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第6回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第7回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第8回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第9回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第10回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第11回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第12回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第13回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第14回 a:�まとめ、b:�試験3.履修上の注意 指定されたテキストについて、発表者だけでなく、出席者が全員予習してくることを前提とします。そのような意味から、発表者は当日ランダムに指定するかもしれません。解らない専門用語や理論的な内容、事例等があった場合、事前に下調べをしておくことを望みます。4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の進度を考慮して、当該箇所を全訳予習してくることを前提としています。授業概要にも記載したように、自分が考えているよりもうまく自分の精神内容を文章として表現することはできていないのが現実です。しっかり、自分の手で訳文を書いてくることを勧めます。5.教科書 指定の書籍または雑誌文献(現在、研究の趨勢・社会経済のトレンド等を考慮の上、適切な文献を探索中です。開講時に明示します)。6.参考書 徳永豊他編著『マーケティング英和辞典』同文舘出版、その他の英和辞典および専門辞典7.成績評価の方法 評価の方法:発表および授業への貢献度;20% ,�定期試験;80%� 基本的に出席回数は、全体の3/4以上を必要とします。8.その他

駿河台

外国専門書講読(マーケティング) 首藤 禎史

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標 本講義の目的は、マーケティングもしくはビジネスに関する外国文献を読むことを通じて、ビジネス等で用いる用語やマーケティングの知識ならびに戦略・戦術の理論的な基礎を理解し、実際のビジネスに生かせるようにするとともに、海外企業や支社とのコミュニケーションに用いるe-mail通信などに対応できるよう、外国の言語の構成やその意味内容を正しく理解し、そしてそれを第三者が読んでもわかるように日本語で構成しなおし、使用できるかぎりの語彙でそれを表現することができるようにすることです。 他国の言語を自分の国の言語に整然と置き換えるのは、言語の変換能力だけでなく、母国語の文章の構成・表現力を必要とします。大学受験を含め、マークシートなどの客観試験が増えている今日、現代の大学生は、頭に浮かんだ精神内容を文字にする機会がますます少なくなり、文章を書く力がとりわけ減退しています。これを機に現在の自分の実力を確認し、就職活動に備えて文章を書く練習をしてみてはいかがでしょう。2.授業内容第1回:授業の進め方・使用文献の指定と説明第2回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第3回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第4回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第5回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第6回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第7回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第8回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第9回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第10回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第11回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第12回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第13回:文献の輪読(学生による発表とその解説)第14回 a:�まとめ、b:�試験3.履修上の注意 指定されたテキストについて、発表者だけでなく、出席者が全員予習してくることを前提とします。そのような意味から、発表者は当日ランダムに指定するかもしれません。解らない専門用語や理論的な内容、事例等があった場合、事前に下調べをしておくことを望みます。4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の進度を考慮して、当該箇所を全訳予習してくることを前提としています。授業概要にも記載したように、自分が考えているよりもうまく自分の精神内容を文章として表現することはできていないのが現実です。しっかり、自分の手で訳文を書いてくることを勧めます。5.教科書 指定の書籍または雑誌文献(現在、研究の趨勢・社会経済のトレンド等を考慮の上、適切な文献を探索中です。開講時に明示します)。6.参考書 徳永豊他編著『マーケティング英和辞典』同文舘出版、その他の英和辞典および専門辞典7.成績評価の方法 評価の方法:発表および授業への貢献度:20% ,�期末試験:80% 基本的に出席回数は、全体の3/4以上を必要とします。8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 261 2020/03/15 16:07:27

Page 262: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 262 ― ― 263 ―

外国専門書講読(マーケティング) 庄司 真人

2単位 春学期3年次1.授業の概要・到達目標<授業の概要> この講義は、マーケティングコースにおける専門科目として、英語文献を通じてマーケティング論に関する専門知識の獲得を目標として展開される。ここでは、顧客志向、3C、STPといった基本的な項目の他、マクロ・ミクロのフレームワーク、非営利組織のマーケティングに関する用語と概念に関する理解を中心とする。本講義では、日本のテキストよりも詳細に記載されている米国の文献を利用することで、マーケティングの知識や概念の理解を深めていくことが中心となる。さらに、ケース教材を用いて、発展的な学習にも力を入れる。 <到達目標> マーケティングの基礎概念に関する用語についての説明およびマーケティングの基礎概念を用いたマーケティング現象の説明ができることが到達目標となる。

2.授業内容第1回:マーケティングの概要第2回:マーケティングの消費者に対する価値第3回:マーケティングの企業に対する価値第4回:マーケティングの社会に対する価値第5回:マーケティング戦略計画第6回:顧客志向第7回:マーケティング戦略:3C第8回:ケース読解:英文読解第9回:ケース読解:ケース分析第10回:ケース読解:ケース討議第11回:ケース読解:ケース討議結果発表第12回:市場細分化第13回:ターゲティングとポジショニング第14回:a:試験    b:講義全体の振り返りと試験の解説

3.履修上の注意1 指定された範囲を必ず予習・復習すること。2 積極的に発表すること。3 英和辞典を毎回持参するとともに資料保管をしっかりすること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:教科書のうち、指定された範囲を読解しておくこと。復習:講義を受け、用語間の関係をノートに整理すること。    該当箇所に関する図解されたレジュメを作成すること。    関連文献を読んでおくこと。

5.教科書 Perreault,�Cannon,�McCarthy,�Essentials� of�Marketing,� 16th� ed.,�McGraw-Hill,�2018を主に使用する。必要箇所をコピーして配布する。

6.参考書<マーケティング関連>・徳永豊、D.マクラクラン、H.タムラ〔編〕『マーケティング英和辞典』同文舘出版、1989年。・井上崇通〔著〕『マーケティング戦略と診断』(新版)同友館、2001年。・上原�征彦�・大友�純〔著〕『価値づくりマーケティング』丸善出版、2014年。・新津重幸・庄司真人〔編〕『マーケティング論』(改訂版)白桃書房、2017年。・Lusch,�Vargo〔著〕井上崇通〔監訳〕『サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用』同文舘出版、2016年。・Perreault�Jr.他〔 著 〕Basic�Marketing,�McGraw-Hill�Education;�19�edition,�2013.<英文関係>・寺内はじめ〔編著〕『ビジネスキャッツ』南雲堂、2010年。・米山達郎〔著〕『ネイティブ式英語リーディング入門』研究社、2003年。・加藤恭子〔著〕『直読英語の技術』阪急コミュニケーションズ、2005年。

7.成績評価の方法・平常点(発言・発表・和訳提出:20%)・課題実施・提出(ケース読解:40%)・試験(英文和訳:40%) 3分の2以上の出席がない場合は単位を認めない。

8.その他2019年度の授業改善アンケートでは、マーケティングの知識について分かりやすく説明されている点が評価されたので、本年度も継続的に取り組む。

駿河台

外国専門書講読(マーケティング) 庄司 真人

2単位 秋学期3年次1.授業の概要・到達目標<授業の概要> この講義は、マーケティングコースにおける専門科目として、英語文献を通じてマーケティング論に関する専門知識の獲得を目標として展開される。春学期に引き続き、英語文献を通じた知識の獲得と応用が中心となる。 秋学期で取り上げるのはマーケティング・ミックスの要素である、製品、価格設定、チャネル、プロモーションとなる。この枠組みは、McCarthy(1960)による類型化を元にしている。この枠組みには疑問が提示されることもあるが、基本的なマーケティングを考える視点として、マーケティングの学界および実務界において長らく用いられてきており、それぞれの領域での研究や実践の積み重ねも多く見られる。そこで、ここでは、McCarthyが著者の一人として参画しており、米国の学部生を対象としたテキストEssentials�of�Marketingを用いて、マーケティング・ミックスの内容について取り上げる。 米国のテキストは我が国のテキストとは異なり、高額である一方、内容が充実している。受講者は、自身が持っているマーケティング論の知識をもとにして、より詳細なマーケティング理論や概念を身につけることになる。さらに、ケース読解を行い、実践の視点を身につけることになる。<到達目標> 製品、価格、チャネル、プロモーションにおける諸概念の関係を明確に説明できること、およびマーケティングの発展領域についてその鳳凰製に関心を持つことが到達目標となる。

2.授業内容第1回:マーケティング戦略第2回:マーケティング・ミックス第3回:製品戦略第4回:製品ライフサイクル第5回:流通構造第6回:チャネル戦略第7回:プロモーション第8回:プロモーションとコミュニケーション第9回:ケース読解:英文読解第10回:ケース読解:ケース分析第11回:ケース読解:ケース討議第12回:ケース読解:ケース討議結果発表第13回:価格設定第14回:a 試験    b 講義全体の振り返りと試験の解説

3.履修上の注意予習・復習:指定された範囲を必ず予習・復習すること。授業中の発表:積極的に発表すること。英和辞典を毎回持参するとともに資料保管保存をしっかりすること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:教科書の指定された範囲を読解すること。復習:講義内容を踏まえ用語間の関係をノートに整理すること。    和訳に取り組むこと。    関連文献を読むこと。

5.教科書 Perreault,�Cannon,�McCarthy,�Essentials� of�Marketing,� 16th� ed.,�McGraw-Hill,�2018を主に使用する。必要箇所をコピーして配布する。

6.参考書<マーケティング関連>・徳永豊、D.マクラクラン、H.タムラ〔編〕『マーケティング英和辞典』同文舘出版、1989年。・井上崇通〔著〕『マーケティング戦略と診断』(新版)同友館、2001年。・上原�征彦�・大友�純〔著〕『価値づくりマーケティング』丸善出版、2014年。・新津重幸・庄司真人〔編〕『マーケティング論』(改訂版)白桃書房、2018年。・Lusch,�Vargo〔著〕井上崇通〔監訳〕『サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用』同文舘出版、2016年。・Perreault�Jr.他〔 著 〕Basic�Marketing,�McGraw-Hill�Education;�19�edition,�2013.<英文関係>・寺内はじめ〔編著〕『ビジネスキャッツ』南雲堂、2010年。・米山達郎〔著〕『ネイティブ式英語リーディング入門』研究社、2003年。・加藤恭子〔著〕『直読英語の技術』阪急コミュニケーションズ、2005年。

7.成績評価の方法・平常点(発言・発表・和訳提出:20%)・課題実施・提出(ケース読解:35%)・試験(英文和訳:45%) 3分の2以上の出席がない場合は単位を認めない。

8.その他2019年度の授業改善アンケートでは、マーケティングの知識について分かりやすく説明されている点が評価されたので、本年度も継続的に取り組む。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 262 2020/03/15 16:07:27

Page 263: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 262 ― ― 263 ―

10

(2)

マーケティングコース

外国専門書講読(マーケティング) 坪井 明彦

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では、マーケティングの基本的なコンセプトについての英語文献を講読する。受講生に文献の日本語訳を発表してもらい、内容を理解するとともに、重要な専門用語や基礎概念について、説明する。 本講義は、英単語力や英語で書かれた専門書の講読力を身につけるだけでなく、マーケティングに関する基礎知識を習得することや、専門用語を理解することも目的としている。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:マーケティングの基本(1)第3回:マーケティングの基本(2)第4回:マーケティング・ミックス(1)第5回:マーケティング・ミックス(2)第6回:マーケティング・ミックス(3)第7回:消費財のマーケティング(1)第8回:消費財のマーケティング(2)第9回:産業財のマーケティング(1)第10回:産業財のマーケティング(2)第11回:サービスのマーケティング(1)第12回:サービスのマーケティング(2)第13回:サービスのマーケティング(3)第14回:a:まとめ b:試験

3.履修上の注意毎回の予習が重要になる。日本語訳が正確でなくてもよいので、しっかり予習し、発表に備え、宿題が課された翌週の授業の最後に課題を提出すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に履修者に担当箇所を指定するので、日本語訳を作成してくること。授業の最後に提出してもらう。また、自身の担当個所以外も、事前に英文を読み、内容を把握しておくこと。

5.教科書�『THE�COMPLETE�MARKETER� -�60�ESSENTIAL�CONCEPTS�FOR�MARKETING�EXCELLENCE』�Malcom�McDonald�and�Mike�Meldrum�(Kogan�Page) (コピーを配布する)

6.参考書特に定めないが、日本語の基礎的なマーケティング文献の中の、当日の授業で取り上げる章の内容を事前に読んでおくことにより、内容の理解に役立つ。

7.成績評価の方法授業への参加度(出席、課題提出、発表)50%、期末試験50%で評価する。

8.その他30分以上の遅刻は欠席として扱う。2019年度の授業改善アンケートにおいて、授業の静粛さが評価されましたので、引き続き、静粛な授業環境を維持するようにします。

駿河台

外国専門書講読(マーケティング) 坪井 明彦

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では、マーケティングの基本的なコンセプトについての英語文献を講読する。受講生に文献の日本語訳を発表してもらい、内容を理解するとともに、重要な専門用語や基礎概念について、説明する。 本講義は、英単語力や英語で書かれた専門書の講読力を身につけるだけでなく、マーケティングに関する基礎知識を習得することや、専門用語を理解することも目的としている。

2.授業内容第1回:関係性マーケティング(1)第2回:関係性マーケティング(2)第3回:関係性マーケティング(3)第4回:消費者購買行動(1)第5回:消費者購買行動(2)第6回:組織購買行動(1)第7回:組織購買行動(2)第8回:市場細分化(1)第9回:市場細分化(2)第10回:競争分析(1)第11回:競争分析(2)第12回:製品ライフサイクル(1)第13回:製品ライフサイクル(2)第14回:a:まとめ b:試験

3.履修上の注意毎回の予習が重要になる。日本語訳が正確でなくてもよいので、しっかり予習し、発表に備え、宿題が課された翌週の授業の最後に課題を提出すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に履修者に担当箇所を指定するので、日本語訳を作成してくること。授業の最後に提出してもらう。また、自身の担当個所以外も、事前に英文を読み、内容を把握しておくこと。

5.教科書『THE�COMPLETE�MARKETER� -� 60�ESSENTIAL�CONCEPTS�FOR�MARKETING�EXCELLENCE』�Malcom�McDonald�and��Mike�Meldrum�(Kogan�Page) (コピーを配布する)

6.参考書特に定めないが、日本語の基礎的なマーケティング文献の中の、当日の授業で取り上げる章の内容を事前に読んでおくことにより、内容の理解に役立つ。

7.成績評価の方法授業への参加度(出席、課題提出、発表)50%、期末試験50%で評価する。

8.その他30分以上の遅刻は欠席として扱う。2019年度の授業改善アンケートにおいて、授業の静粛さが評価されましたので、引き続き、静粛な授業環境を維持するようにします。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 263 2020/03/15 16:07:27

Page 264: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 264 ― ― 265 ―

外国専門書講読(マーケティング) 仁平 京子

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標 春学期の授業では、マーケティング分野の「教科書」の読解を通じて、マーケティング分野の基礎的な「専門用語」や「理論」を身につけることを目的としています。 そして、履修者一人ひとりが、マーケティング分野に関する教科書について専門用語をおさえながら読解し、内容を理解することを授業目的としています。

2.授業内容第1回:教科書の読解の姿勢と方法第2回:インターネット上の消費者第3回:消費者行動とは何か?①第4回:消費者行動とは何か?②第5回:消費者行動研究のアプローチ第6回:消費者行動研究の重要性第7回:マーケティング戦略における消費者行動の役割第8回:消費者分析の3つの要素第9回:マーケティング戦略第10回:消費者分析のレベル第11回:市場細分化と製品ポジショニング第12回:消費者と製品の関係の分析第13回:�セグメンテーションと製品ポジショニングの

開発第14回:(a)試験、(b)試験の解説*各回の授業内容は、授業の進行状況に応じて、変更する可能性があります。3.履修上の注意・授業では、毎回、数名に担当箇所の和訳をプレゼンテーションしてもらうため、教科書の予習・復習が、不可欠となります。・授業中に毎回、出欠席を確認しているため、出席回数の自己管理に留意してください。・授業中の携帯電話の使用は、固く禁止しているため、各自、留意してください。4.準備学習(予習・復習等)の内容・予習(90分):①専門用語や単語、イディオム等を調べ、覚える。②英文を音読する。・復習(90分):①専門用語や単語、イディオム等を調べ、覚える。②英文を音読する。5.教科書・J.�Paul�Peter�and�Jerry�C.�Olson,�Consumer�Behavior�and�Marketing�Strategy,�9th�ed.,�McGraw-Hill/Irwin,�2009. なお、文献のコピーは、授業中に配布します。6.参考書・徳永豊、D.マクラクラン、H.タムラ編『マーケティング英和辞典』、同文舘、1989年。・宮澤永光・亀井昭宏監修『マーケティング辞典―改訂版―』、同文舘出版、2003年。・和田充夫・日本マーケティング協会編『マーケティング用語辞典(日経文庫)』、日本経済新聞社、2005年。7.成績評価の方法 本講義では、全授業回数の3分の2以上の出席率を基に、①春学期試験の成績(60%)、②和訳の発表(20%)、③小テスト(20%)などから総合的に評価します。8.その他 授業では、毎回、「英語の辞書」あるいは「電子辞書」を必ず持参してください。

駿河台

外国専門書講読(マーケティング) 仁平 京子

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標 秋学期の授業では、春学期の授業の応用編として、マーケティング分野の「学術論文」の読解を通じて、マーケティング分野の「専門用語」や「理論」、現代のマーケティング現象の分析に通用する「本質」を読み取ることを目的としています。 そして、履修者一人ひとりが、マーケティング分野の教科書や学術論文を自ら学習し、内容を理解することを授業目的としています。2.授業内容第1回:学術論文の読解の姿勢と方法第2回:文献の輪読(1):学生による発表とその解説第3回:文献の輪読(2):学生による発表とその解説第4回:文献の輪読(3):学生による発表とその解説第5回:文献の輪読(4):学生による発表とその解説第6回:文献の輪読(5):学生による発表とその解説第7回:文献の輪読(6):学生による発表とその解説第8回:文献の輪読(7):学生による発表とその解説第9回:文献の輪読(8):学生による発表とその解説第10回:文献の輪読(9):学生による発表とその解説第11回:文献の輪読(10):学生による発表とその解説第12回:文献の輪読(11):学生による発表とその解説第13回:文献の輪読(12):学生による発表とその解説第14回:(a)試験、(b)試験の解説*各回の授業内容は、授業の進行状況に応じて、変更する可能性があります。

3.履修上の注意・授業では、毎回、数名に担当箇所の和訳をプレゼンテーションしてもらうため、教科書の予習・復習が、不可欠となります。・授業中に毎回、出欠席を確認しているため、出席回数の自己管理に留意してください。・授業中の携帯電話の使用は、固く禁止しているため、各自、留意してください。4.準備学習(予習・復習等)の内容・予習(90分):①専門用語や単語、イディオム等を調べ、覚える。②英文を音読する。・復習(90分):①専門用語や単語、イディオム等を調べ、覚える。②英文を音読する。5.教科書 秋学期の授業で使用する学術論文は、第1回目の授業の際に指定します。 なお、文献のコピーは、第1回目の授業で配布します。

6.参考書・徳永豊、D.マクラクラン、H.タムラ編『マーケティング英和辞典』、同文舘、1989年。・宮澤永光・亀井昭宏監修『マーケティング辞典―改訂版―』、同文舘出版、2003年。・和田充夫・日本マーケティング協会編『マーケティング用語辞典(日経文庫)』、日本経済新聞社、2005年。7.成績評価の方法 本講義では、全授業回数の3分の2以上の出席率を基に、①秋学期試験の成績(60%)、②和訳の発表(20%)、③小テスト(20%)などから総合的に評価します。8.その他 授業では、毎回、「英語の辞書」あるいは「電子辞書」を必ず持参してください。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 264 2020/03/15 16:07:27

Page 265: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 264 ― ― 265 ―

10

(2)

マーケティングコース

外国専門書講読(マーケティング) 野木村 忠度

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標本講義では、マーケティングをテーマとした英語文献の読解を通じて、英文講読のスキルの向上及び、マーケティングの知識・理論について理解を深めることを内容とします。

(授業概要) ・�授業の進行は、数名が担当箇所を事前に翻訳してきた

ものを発表してもらいます。 ・�講義中においても適宜、英文を読解する機会を設けます。 ・講義終了後、日本語訳を毎回提出を求めます。 ・�英文で書かれている内容について教員が補足説明を行い、

またその発展的な内容について講義します。(到達目標)本講義では、マーケティングの英語文献を読解することで、マーケティンの基礎的な専門用語・理論について理解することを到達目標とします。

2.授業内容第1回 マーケティングの英語文献の読み方第2回 マーケティングの概念(ニーズ・欲求・製品)第3回 マーケティングの概念(交換・取引・市場)第4回 �マーケティング管理の理念(生産指向・販売志向)第5回 �マーケティング管理の理念(販売指向・マーケティ

ング志向・ソーシャル志向)第6回 マーケティング・システムの目標第7回 マーケティングの拡張第8回 マーケティング・プロセス第9回 �STP(市場細分化)第10回 STP(標的市場の選択・ポジショニング)第11回 �マーケティング・ミックスの基礎(製品政策・価

格政策)第12回 �マーケティング・ミックスの基礎(流通政策・プ

ロモーション政策)第13回 マーケティング統制システム第14回 a.試験 及び b 試験解説※各回の授業内容は、進行状況に応じて変更する可能性がある。

3.履修上の注意・本講義では、全員に英文の訳を課すともに、担当者に訳の発表を行ってもらいます。また、単に英文の訳をするだけでなく、マーケティングの内容についても理解を深めていくことに重きを置き講義を進めていきます。・自身の担当箇所以外も事前に読解しておくことで、担当箇所の理解が一層深まるので予習に力を入れるようにしてください。・講義の際には、辞書を必ず持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容受講者は、担当箇所以外の英文についても訳を行い、次回の講義範囲にについてきちんと内容を把握しておくこと。また、英文を読んだのち、自身で簡単なレジュメを作成することで理解がより深まるので各自で作成してください。ただ単に訳ことに注力するのではなく、内容を理解することにも重きをおいてください。準備学習の進め方については、第1回の講義の際に詳細に説明を行います。

5.教科書 資料を配布します。

6.参考書 講義の際に指示します。

7.成績評価の方法 通常の授業貢献度(態度・課題・発表・レポート)20%と期末試験80%によって総合的に評価します。

8.その他・毎回辞書の持参のこと。

駿河台

外国専門書講読(マーケティング) 野木村 忠度

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標本講義では、マーケティングをテーマとした英語文献の読解を通じて、英文講読のスキルの向上及び、マーケティングの知識・理論について理解を深めることを内容とします。

(授業概要) ・�授業の進行は、数名が担当箇所を事前に翻訳してきた

ものを発表してもらいます。 ・�講義中においても適宜、英文を読解する機会を設けます。 ・講義終了後、日本語訳を毎回提出を求めます。 ・�英文で書かれている内容について教員が補足説明を行い、

またその発展的な内容について講義します。(到達目標)本講義では、マーケティングの英語文献を読解することで、マーケティンの基礎的な専門用語・理論について理解することを到達目標とします。

2.授業内容第1回 消費者市場とは第2回 消費者行動に影響を与える要因:文化的要因第3回 消費者行動に影響を与える要因:社会的要因第4回 消費者行動に影響を与える要因:個人的要因第5回 心理的プロセス:動機・知覚第6回 心理的プロセス:学習・記憶第7回 購買決定プロセス:問題認識・情報探索第8回 �購買決定プロセス:代替品の評価・購買決定・購

買後の行動第9回 マーケティング・コミュニケーションとは第10回 コミュニケーション・プロセス・モデル第11回 標的視聴者の選定とコミュケーション目的の決定第12回 コミュニケーションの設計第13回 コミュニケーション・チャネルの選択第14回 a試験 及び b 試験解説※各回の授業内容は、進行状況に応じて変更する可能性がある。

3.履修上の注意・本講義では、全員に英文の訳を課すともに、担当者に訳の発表を行ってもらいます。また、単に英文の訳をするだけでなく、マーケティングの内容についても理解を深めていくことに重きを置き講義を進めていきます。・自身の担当箇所以外も事前に読解しておくことで、担当箇所の理解が一層深まるので予習に力を入れるようにしてください。・講義の際には、辞書を必ず持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容受講者は、担当箇所以外の英文についても訳を行い、次回の講義範囲にについてきちんと内容を把握しておくこと。また、英文を読んだのち、自身で簡単なレジュメを作成することで理解がより深まるので各自で作成してください。ただ単に訳ことに注力するのではなく、内容を理解することにも重きをおいてください。準備学習の進め方については、第1回の講義の際に詳細に説明を行います。

5.教科書 資料を配布します。

6.参考書 第1回の講義の際に指示します。

7.成績評価の方法 通常の授業貢献度(態度・課題・発表・レポート)20%と期末試験80%によって総合的に評価します。

8.その他・辞書の持参

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 265 2020/03/15 16:07:28

Page 266: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 266 ― ― 267 ―

外国専門書講読(マーケティング) 余  漢燮

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標 科学的思考力は知的地平を広げていくためには欠かせない。本授業は、ドグマにも走らず懐疑論にも陥らず、知識の成長を図り続ける科学的方法(大胆な推測と客観的反駁の永久的連鎖)に基づき、論文を読む・書く方法および客観的議論の方法を身につけることを目標とする。この目標を達成していくための材料として、英語の論文を用いるが、その理由は、異なる言語様式を所有する人々であっても、問題を解決していく際、原因を合理的に突き止め、それを手段に置き換えて実践し、失敗から学んでいくという一連の論理的プロセスは普遍的に適用できるということの確認にある。以上の基本認識に立ち、順次、受講生とのコミュニケーションを取りながら、徐々にレベルアップを図っていく。

2.授業内容第1回:論文を読む・書く方法および客観的議論の方法第2回:�Marketing:philosophy�or� function?(1)序論・交換と

経済成長第3回:�Marketing:philosophy�or� function?(2)マーケティン

グの再発見・マーケティングマネジメント学派・ヨーロッパの観点

第4回:�Marketing:philosophy�or� function?(3)マーケティングは何か・結論

第5回:Marketing:philosophy�or�function?(議論)批判的検討第6回:�Marketing�theory(1)マーケティングにおける理論の

必要性第7回:�Marketing�theory(2)マーケティングに科学的理論は

可能か第8回:Marketing�theory(3)何が問題か第9回:Marketing�theory(4)今後の方向第10回:Marketing�theory(議論)批判的検討第11回:�Historical�research�in�marketing?(1)序論・事実の記録・

基盤の確立第12回:�Historical�research�in�marketing?(2)頭角を現す学科・

結論第13回:Historical�research�in�marketing?(3)批判的検討第14回�a:試験   �b:講義全体のふりかえりと試験の正答解説*授業の内容は、受講生とのコミュニケーションによって、合理的根拠が認められる場合のみ、変更可能。

3.履修上の注意<1>向上心や知的誠実さおよび半学半教の精神をもって能動的に授業や議論に参加すること。<2>毎回、授業の冒頭に前回の内容に関する簡略な復習から講読を進めていくが、参加者は徹底した予習および復習をして挑むこと。<3>失敗から学ぼうとする姿勢

4.準備学習(予習・復習等)の内容 すべての研究は問題と共に始まる。この認識に立てば、すべての研究はある問題が生じた原因をなるべく合理的に突き止め、その原因を手段に置き換えるという工学的変換によって、当の問題の解決を図ることを意識したわれわれの意図的な営みである。したがって、事前に配布した論文の該当箇所を予習する際、矛盾の客観性に訴える形で問題をみつけると共に、より良い解決案を工夫してみてほしい。もちろん、すべての講義内容に対しても批判的に向き合ってほしい。

5.教科書事前に教材となる論文のコピーを配布する。

6.参考書小島三郎編著『現代経営学事典』税務経理協会、1978年。森博訳『K.R.ポパーの客観的知識:進化論的アプローチ』木鐸社、1974年など、適宜紹介。

7.成績評価の方法試験:40%、授業への貢献度:40%、課題:20%*詳細な内容は開講時に説明する。

8.その他<1>電子辞書もさることながら毎回必ず英和辞典を持参すること。<2>ノートをとること。

駿河台

外国専門書講読(マーケティング) 余  漢燮

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標 科学的思考力は知的地平を広げていくためには欠かせない。本授業は、ドグマにも走らず懐疑論にも陥らず、知識の成長を図り続ける科学的方法(大胆な推測と客観的反駁の永久的連鎖)に基づき、論文を読む・書く方法および客観的議論の方法を身につけることを目標とする。この目標を達成していくための材料として、英語の論文を用いるが、その理由は、異なる言語様式を所有する人々であっても、問題を解決していく際、原因を合理的に突き止め、それを手段に置き換えて実践し、失敗から学んでいくという一連の論理的プロセスは普遍的に適用できるということの確認にある。以上の基本認識に立ち、順次、受講生とのコミュニケーションを取りながら、徐々にレベルアップを図っていく。

2.授業内容第1回:�Marketing,Scientific�Progress&Method(1)序論・論理

経験主義・反証主義第2回:�Marketing,Scientific�Progress&Method(2)科学革命・

研究伝統第3回:�Marketing,Scientific�Progress&Method(3)認識論的ア

ナーキー・科学の認知社会学第4回:�Marketing,Scientific�Progress&Method(4)マーケティ

ング科学の発展への含意・結論第5回:�Marketing,Scientific�Progress&Method(議論)批判的

検討第6回:Is�Science�Marketing?(1)序論・科学史第7回:Is�Science�Marketing?(2)科学社会学・社会心理学第8回:Is�Science�Marketing?(3)相対主義的構成主義・結論第9回:Is�Science�Marketing?(議論)批判的検討第10回:�Truth�in�Marketing�Theory&Research(1)序論・科学

的実在論第11回:�Truth�in�Marketing�Theory&Research(2)真理・客観

性第12回:�Truth�in�Marketing�Theory&Research(3)科学哲学・

結論第13回:�Truth� in�Marketing�Theory&Research(議論)批判的

検討第14回�a:試験   �b:講義全体のふりかえりと試験の正答解説*授業の内容は、受講生とのコミュニケーションによって、合理的根拠が認められる場合のみ、変更可能。

3.履修上の注意<1>向上心や知的誠実さおよび半学半教の精神をもって能動的に授業や議論に参加すること。<2>毎回、授業の冒頭に前回の内容に関する簡略な復習から講読を進めていくが、参加者は徹底した予習および復習をして挑むこと。<3>失敗から学ぼうとする姿勢

4.準備学習(予習・復習等)の内容 すべての研究は問題と共に始まる。この認識に立てば、すべての研究はある問題が生じた原因をなるべく合理的に突き止め、その原因を手段に置き換えるという工学的変換によって、当の問題の解決を図ることを意識したわれわれの意図的な営みである。したがって、事前に配布した論文の該当箇所を予習する際、矛盾の客観性に訴える形で問題をみつけると共に、より良い解決案を工夫してみてほしい。もちろん、すべての講義内容に対しても批判的に向き合ってほしい。

5.教科書事前に教材となる論文のコピーを配布する。

6.参考書小島三郎編著『現代経営学事典』税務経理協会、1978年。森博訳『K.R.ポパーの客観的知識:進化論的アプローチ』木鐸社、1974年など、適宜紹介。

7.成績評価の方法試験:40%、授業への貢献度:40%、課題:20%*詳細な内容は開講時に説明する。

8.その他<1>電子辞書もさることながら毎回必ず英和辞典を持参すること。<2>ノートをとること。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 266 2020/03/15 16:07:28

Page 267: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 266 ― ― 267 ―

10

(2)

マーケティングコース

外国専門書講読(交通) 藤井 秀登

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の到達目標及びテーマ≫ 私的交通・交通事業者に対する一般的な理解を深めること、及び専門的な交通論研究への導入過程となることが目標・テーマです。≪授業の概要≫ 交通政策と交通事業を取り扱った文献を教材とします。授業では以下の2点に着目していきます。すなわち、第1に交通論の基礎的な概念を英語でいかに表現するのかを学ぶこと、第2に交通事業及び交通政策に対する新古典派経済学の適用法を理解することです。

2.授業内容第1回 教材全体の概説第2回 交通と経済理論第3回 交通、ロジスティクスと技術第4回 交通需要第5回 交易と輸送費第6回 変動比率と規模に関する法則第7回 費用の経済と発生要因第8回 輸送手段別の供給構造第9回 交通における市場と競争第10回 外部性、公益事業と限界費用運賃形成原理第11回 交通における空間と時間料金第12回 交通サービス商品の価格第13回 交通、投資と一般化費用第14回 a:全体のまとめ b:試験※授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 指定された箇所の予習を十分に行なって授業に出席すること。その際に構文の正確な把握と内容の理解に努めることが重要です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 教科書の該当箇所を事前に予習すること。また、復習で理解を深めること。

5.教科書 Prentice,� B.� E.� and� D.� Prokop,� Concepts� of�Transportation�Economics,,�World�Scientific,��2015. なお、教材は開講時に配布します。

6.参考書 Bamford,�C.G.,�Transport�Economics�(4th� edn.),��Heinemann,�2006.

7.成績評価の方法 決められた出席率を満たしていることを前提に、受講態度(20%)、輪読箇所の準備状況(30%)、及び定期試験の成績(50%)を加味して総合的に評価します。

8.その他

駿河台

外国専門書講読(交通) 藤井 秀登

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の到達目標及びテーマ≫ 私的交通・交通事業者に対する一般的な理解を深めること、及び専門的な交通論研究への導入過程となることが目標・テーマです。≪授業の概要≫ 交通政策史を取り扱った文献を教材とします。授業では以下の2点に留意していきます。すなわち、第1に過去の交通政策と現代の交通政策との関係性を学ぶこと、第2に交通政策における新古典派経済学の有効性と限界性を把握することです。

2.授業内容第1回 教材全体の概説第2回 交通政策と経路依存性第3回 組織における記録の活用第4回 排除の構造と抵抗第5回 社会的公正と環境的公正の均衡第6回 地方部における移動第7回 消費者運動と交通の公正性第8回 英国における高速鉄道第9回 飲酒運転の管理第10回 �都市交通のモーダルシフトとマーケティング・

ブランディング第11回 輸送分担率の増大と社会的要因第12回 気候変動と航空輸送第13回 地域社会の構造と交通政策第14回 a:全体のまとめ b:試験※授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 指定された箇所の予習を十分に行なって授業に出席すること、その際に構文の正確な把握と内容の理解に努めることが重要です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 教科書の該当箇所を事前に予習すること。また、復習で理解を深めること。

5.教科書 Divall,�C.,� J.�Hine�and�C.�Pooley�(eds.),�Transport�Policy:�Learning�Lessons�from�History,�Ashgate,�2016. なお、教材は開講時に配布します。

6.参考書 Stevens,�H.,�Transport�Policy�in�the�European�Union,�Palgrave�Macmillan,�2004.

7.成績評価の方法 決められた出席率を満たしていることを前提に、受講態度(20%)、輪読箇所の準備状況(30%)、及び定期試験の成績(50%)を加味して総合的に評価します。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 267 2020/03/15 16:07:28

Page 268: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 268 ― ― 269 ―

外国専門書講読(交通) 町田 一兵

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標 我が国の国際交通輸送モードに海運と航空輸送が最重要である。授業では最も貨物輸送量の多い海上貨物を中心に、海上フォワーディング業務の現状及び流れ、輸送モードとしての特徴及び関連する専門用語の理解を授業の目標とする。

2.授業内容第1回:About�Seafreight�Forwarding第2回:The�Role�of�Freight�Forwarder第3回:Seafreight�and�3PL第4回:Transport�Geography第5回:Freight�Conferences(Tariff)第6回:Freight�Conferences(Ports)第7回:Ships第8回:Containers第9回:Handling�Equipment第10回:Cargo�Packing第11回:Cargo�Damage第12回:Bills�of�Lading第13回:Other�Documentation第14回:a.�Conclusion b.�定期試験

3.履修上の注意 事前にグループ分けを行い、各グループは必ず事前に各自与えられた部分を翻訳し、各自発表できるように用意する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に与えられたグループ作業を必ず発表日まで完成すること。 前回の授業内容の復習を求める。また、正確かつ自然な訳文を作成することに心を掛けるようにしておくこと。授業内容をノートに書きこむことも重要である。

5.教科書 コピーを配布する。

6.参考書 特に使用しないが、関連する参考文献は、講義中に適時指示する。

7.成績評価の方法 授業への貢献度(20%)、報告内容(50%)及び定期試験結果(30%)で総合評価を行う。3分の2以上の出席が評価の前提となる。定期試験は第14回授業の後半に実施する。

8.その他

駿河台

外国専門書講読(交通) 町田 一兵

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標 我が国の国際交通輸送モードに海運と航空輸送が最重要である。授業では高価な貨物輸送に最もよく使う航空貨物を中心に、航空フォワーディング業務の現状及び流れ、輸送モードとしての特徴及び関連する専門用語の理解を授業の目標とする。

2.授業内容第1回:About�Airfreight�Forwarding第2回:E-Commerce�and�its�Operations第3回:Automated�Data�Collection第4回:Marketing�Management(Environment)第5回:Marketing�Management(Alliance)第6回:Logistics第7回:Profiles�of�Great�Carrier第8回:Government�Agencies第9回:Legal�Issues第10回:Space,Time�and�Right第11回:Ground�Handling�Agents第12回:FTZs,Forwarders,Storage第13回:Aircraft�and�Loading第14回:a.�Conclusion b.�定期試験

3.履修上の注意 事前にグループ分けを行い、各グループは必ず事前に各自与えられた部分を翻訳し、各自発表できるように用意する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に与えられたグループ作業を必ず発表日まで完成すること。 前回の授業内容の復習を求める。また、正確かつ自然な訳文を作成することに心を掛けるようにしておくこと。ノートの記録も重要である。

5.教科書コピーを配布する。

6.参考書 特に使用しないが、関連する参考文献は、講義中に適時指示する。

7.成績評価の方法 授業への貢献度(20%)、報告内容(50%)及び定期試験結果(30%)で総合評価を行う。3分の2以上の出席が評価の前提となる。定期試験は第14回授業の後半に実施する。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 268 2020/03/15 16:07:28

Page 269: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 268 ― ― 269 ―

10

(2)

マーケティングコース

外国専門書講読(交通) 恩田  睦

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標<授業の概要>本講義では、明治期の日本鉄道史に関する英語文献の読解を通じて英文読解力の向上と、鉄道が経済、社会、技術の発展に多大な影響を与えたことを理解します。毎回の講義では、事前に割り当てた数名の受講者に和訳を発表してもらい、必要に応じて担当教員が補足的・発展的な解説を行います。<到達目標>本講義では、戦前期の日本鉄道史に関する英語文献を講読することで鉄道史・交通史およびそれに関する日本の経済、政治、社会の基礎的な知識を習得することを目標とします。

2.授業内容第1回:教材全体の解説第2回:鉄道建設計画第3回:鉄道建設の社会的背景第4回:東京横浜間鉄道の建設第5回:東京横浜間鉄道の開業第6回:新線の建設①第7回:新線の発展②第8回:お雇い外国人の意義第9回:お雇い外国人の問題点第10回:東海道本線の開業第11回:第一次鉄道熱第12回:1892年鉄道敷設法第13回:鉄道史の重要人物紹介第14回:a:春学期の学習内容のまとめ    b:試験

3.履修上の注意・和訳する際には英単語の意味を辞書などで調べたうえで正しく、自然な日本語にするよう努めてください。日本史や日本経済史に関する専門的知識は求めませんが、鉄道が日本の経済、社会、文化などの発展を下支えしたことに関心をもってください。・本講義では毎回「予習シート」を配布し、講義終了後に回収します。・着席位置は教員が指定します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容指定箇所の予習を十分に行ったうえで授業に出席してください。授業後には訳文と授業内での解説を含めて復習してください。自分の担当箇所以外も必ず予習・復習すること。

5.教科書使用しない。コピーを配布する。

6.参考書『鉄道史人物事典』鉄道史学会編(日本経済評論社)2013年『近代日本の鉄道構想』老川慶喜(日本経済評論社)2008年『日本の鉄道―成立と展開』野田正穂ほか編著(日本経済評論社)1986年

7.成績評価の方法授業への参加度(30%)、発表(40%)、期末試験(30%)の結果から総合的に評価します。なお、授業回数の3分の2以上の出席が成績評価の前提条件になります。

8.その他進捗状況に応じて授業内容を適宜変更することがあります。

駿河台

外国専門書講読(交通) 恩田  睦

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標<授業の概要>本講義では、主に明治後期の日本鉄道史に関する英語文献の読解を通じて、英文読解力の向上と鉄道の発展が経済、社会、文化などに多大な影響を与えたことを理解します。毎回の講義では、数名の受講者に和訳を発表してもらい、必要に応じて担当教員が補足的・発展的な解説を行います。<到達目標>本講義では、主に明治後期の日本鉄道史に関する英語文献を講読することで鉄道史・交通史およびそれに関する諸産業の基礎的な知識を習得することを目標とします。

2.授業内容第1回:第二次鉄道熱第2回:鉄道と養蚕業第3回:鉄道による産業活性化第4回:電車の出現第5回:鉄道と軌道第6回:鉄道国有化政策第7回:日露戦争と鉄道第8回:帝国鉄道の設立第9回:鉄道国有化の効果第10回:地域鉄道の普及第11回:軽便鉄道の技術第12回:軽便鉄道の車両第13回:重要人物の紹介第14回:a:秋学期の学習内容のまとめ    b:試験

3.履修上の注意・和訳する際には英単語の意味を辞書などで調べたうえで正しく、自然な日本語にするよう努めてください。この授業では日本史や日本経済史に関する専門的知識は求めませんが、鉄道が日本の経済、社会、文化などの発展を下支えしたことに関心をもってください。・本講義では毎回「予習シート」を配布し、講義終了後に回収します。・着席位置は教員が指定します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容指定箇所の予習を十分に行ったうえで授業に出席してください。授業後には訳文と授業内での解説を含めて復習してください。自分の担当箇所以外も必ず予習・復習すること。

5.教科書使用しない。コピーを配布する。

6.参考書『鉄道史人物事典』鉄道史学会編(日本経済評論社)2013年『日本の鉄道―成立と展開』野田正穂ほか編著(日本経済評論社)1986年

7.成績評価の方法授業への参加度(30%)、発表(40%)、期末試験(30%)の結果から総合的に評価します。なお、授業回数の3分の2以上の出席が成績評価の前提条件になります。

8.その他講義の進捗状況によって授業内容を適宜変更することがあります。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 269 2020/03/15 16:07:28

Page 270: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

10-2基幹239-270_商学2_2020.indd 270 2020/03/15 16:07:28

Page 271: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

10

(3)

ファイナンス・インシュアランスコース

(3)ファイナンス&インシュアランスコース

※ 自コ−ス科目の扱いについては、入学年度によって異なります。必ず、【商学部シラバス1(履修の手引)】の「Ⅱ 授業科目及び担当者」で確認してください。

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 271 2020/03/15 16:18:26

Page 272: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 273 ―

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 272 2020/03/15 16:18:26

Page 273: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 273 ―

10

(3)

ファイナンス・インシュアランスコース

金融論A 小原 英隆

2単位 春学期3・4年次1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫ 皆さんが将来、家を買うときの重要な知識として、住宅ローンの金利のタイプは、変動金利ローンと固定金利ローンとどちらにするか、将来の金利動向はどうなるかの目利きが必要になります。金利とは、マクロの金融政策や金融システムによって決まってくるものです。本講義ではこの問題を抽象的な数式モデルではなく、現実の制度に基づいて、体系的にわかり易く説明します。 金融業界に行かなくとも個人に将来必要となる銀行システム、国全体の金融の基礎知識に関して、体系的かつ、わかりやすい解説を行います。 教員が懇切丁寧に解説し、学生がまじめにやれば「金融」は難しくありません。むしろ面白いです。経済の、就活頻出の時事問題の理解も深まるので、皆さんの先輩にも好評の講義です。 和泉の金融総論よりむしろ易しいので、是非履修していただきたいです。≪到達目標≫ 広い意味での金融の基礎について理解できるようになること。 金融の仕組みの基礎と経済ニュースを背景、意味を含めて、裏まできちんと読めるようになることを目指します。2.授業内容第1回:金融論への扉第2回:中央銀行の金融・経済における役割第3回:短期金融市場(1)(コール市場・CPなど)第4回:短期金融市場(2)(教科書にない実務界の新動向)第5回:日銀による金融(1):廃止された公定歩合と準備率操作第6回:日銀による金融(2):短期金融市場における「オペ」 公開市場操作第7回:量的緩和QEとは第8回:名目金利と実質金利:フィッシャー効果第9回:日本金融デフレ論争第10回:貨幣量 マネー・ストック詳論第11回:日銀による金融(3):まとめと補足 第12回:イールドカーブ(利回り曲線)の実践的習得(1):準備第13回:逆イールドカーブが出現した日本のバブル期の経済・金融状況第14回:イールドカーブの実践的読み取り(2):日本での本物のイールドカーブの解読実践3.履修上の注意 1年次の必修の経済学、マクロ経済学、ミクロ経済学などを前提としません。一部の経済学の科目のような抽象的な数式やグラフ問題はやらず、具体的・現実的な金融の仕組みをやります。ですから一部の必修の経済学クラスよりも、ずっと易しいし、わかりやすく説明するので、経済学に苦手意識を持っている人もマクロ経済学などを履修していなくても、ぜひ履修していただきたいです。 また、和泉1・2年生時代の時間割(金融総論と重複科目が多い、一部のクラスで必修科目と重なっている)などの現状をかんがみて、和泉の金融総論A、Bで履修された金融総論の基礎をふまえないで、できるだけ初歩から、わかりやすくやります。金融総論とは内容が別系統の銀行中心の内容をやります。 なので他のコースの人も金融が初めての学生も是非履修してください。4.準備学習(予習・復習等)の内容 準備学習として、春学期の講義は多少体系的にステップアップして進む(前の回を前提として進む)ので、もし休んだ場合は、Oh-o!Meijiなどで、前回の内容を復習しておいてください。 使用するオリジナル・講義プリントを履修登録が終わりシステム的に可能になる5月以降、Oh!Meijiシステムにアップしますので、(それ以前も仮登録で閲覧可能とします)該当の回のプリントを予習、復習をしておいてください。プリントは分かりやすく詳しいので、予習復習で理解できるはずです。大学からの学習では、わけも分からず丸暗記よりも、なぜこうなるのか、という論理の理解が大事です。 授業で紹介した内容については、文献などで調べておくこと。5.教科書 毎回、独自の、教科書よりもわかりやすいプリントを配布します。特定の教科書は指定しません。6.参考書 以下の文献は、全部読むという意味ではありません。大学以降の勉強は奥が深いので、諸君それぞれの関心と実務上の必要から、適宜、分野を選んで、見識を深めてください。 また大学以降は、受験の教科書のように、その内容が絶対に正しく、その最終結論を鵜呑みにして、ひたすら覚えればよいという一冊はありません。現実の社会は、1億人のアナログで、極めて複雑であり、いろいろな見方、諸説あり、自分で考えて、立場の違いを味わいわける複眼的思考が必要になってきます。最終結果を要領よく鵜呑みで暗記してもだめで、前提、途中の過程(プロセス)、論拠が妥当であるかを自分なりに考えて、判断することが必要です。単なる暗記の作業では、コンピューター、人工知能に仕事を奪われます。全般。黒田晁生 著 『入門 金融(第5版)』 (東洋経済新報社)、2011年。マクロ経済学の本格的な良書。『マクロ経済学 新版』齊藤誠他著(有斐閣)2016年新版。分厚い本だが、経済学は、断片断片をわけもわからず丸暗記してもだめで、まず全体像を一周することが第一。断片的パターン暗記では、一流の経済学者の出題陣が作る公務員試験、公認会計士の経済学などの問題は解けない。むしろ分厚い本で、きちっと全体を理解した方が早い。この本はまた、辞書事典代わりとして使える。この講義との関連では、本書は、マスコミで断片的に煽られているだけのリフレ派について、基礎理論との関係をはっきり解説している唯一の教科書である(12章 安定化政策)。

『金融政策<第2版>』小林照義、中央経済社、2020年。『増補版 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?―――日本人が知らない本当の世界経済の授業』松村 嘉浩, ダイヤモンド社。進撃の巨人やセカイノオワリを織り交ぜながらストーリー仕立てで、日本経済の本質を説いていく。著者は、外資系金融の実務家。しかし、少子化など過度に悲観することもないと述べている。

『イールドカーブ分析』 森平 爽一郎 翻訳、(東洋経済新報社)、2010年。上級の本だが、債券トレーダーが理論と実務両方をふまえた解説をしている。論争系。

『金融緩和の罠』 (集英社新書)、『デフレの正体』(角川新書)『徹底分析 アベノミクス』齊藤誠他著、『激論 マイナス金利政策』日本経済研究センター編、(日本経済新聞出版社)、2016年。『金利と経済』翁 邦雄、(ダイヤモンド社)、2016年。福田慎一著『金融論』(有斐閣) 第13章~15章 教科書的な基礎を短く知りたいとき。インフレ・デフレと金融政策の所。

『20歳からの金融入門』 美和 卓 日本経済新聞出版社。銀行論全体の初歩。記述が非常にわかりやすいのでよいです。(過去の先輩の感想では、第7章サブプライムローン問題はこの本の中で突如かなり応用的で難しいので、ちょうど金融論の秋学期でやるので、今は難しければ飛ばしてよい。)銀行員実務は、『貸出業務の王道』(きんざい)。金融は、いろいろな科目が結びついています。実務的な企業金融(コーポレート・ファイナンス)に関心がある人は、以下を参照するとよいでしょう。

『入門 企業金融論: 基礎から学ぶ資金調達の仕組み』 中島 真志 (東洋経済新報社)2015年。従来の、翻訳系の株式市場中心のファイナンスの教科書と違い、数式を使わず、また、銀行借り入れが主体の日本に合わせて、銀行借り入れの実務についても詳しく書かれている良書。

『コーポレート・ファイナンス実務の教科書』 松田 千恵子 (日本実業出版社) 最新刊。何よりも、とっつきやすさを重視した本。言葉のたとえがわかりやすい。

『ざっくりとしたファイナンス』 (光文社新書)。 薄くて安い本。日産自動車の財務実務家が企業金融を実践的に説明。

『バリュエーションの教科書』2016年 森生 明、(東洋経済新報社)。企業金融全般の名著最新刊。『いますぐ実践できるコーポレートファイナンスの教科書』永野 良佑、(秀和システム)。各章の内容説明の後、ユニクロなど日本企業を実例として具体的に説明。起業を考えている人は、 『最強の起業戦略―スタートアップで知っておくべき20の原則』(日経BP社)など。アナリスト/ファンドマネジャー、株式投資に関心がある方は、『ウォール街のランダムウォーカー』マルキール著(日本経済新聞出版社)。『敗者のゲーム』エリス著(日本経済新聞出版社)。

『超一流アナリストの技法』野﨑 浩成、『外資系運用会社が明かす投資信託の舞台裏』ドイチェ・アセット・マネジメント編著、(ダイヤモンド社)。7.成績評価の方法 期末定期試験(本・ノート類持ち込み不可)の結果によって100%評価します。金融論の定期試験は、誤文修正(修正箇所を自分で見つけて、手書き訂正、正文の場合は丸だけをつける)という短答式問題となります。短答式ではありますが、本質的な理解度を問う適切な良質な短答問題となります。自分で修正箇所を見つけて、それを記述式で訂正するので、山勘では解けず、正確な知識・理解がないと正解できないようになっています。マークシート用紙の四択などの記号選択のような山勘、穴埋め問題への単純丸暗記勉強では解けないようになっています。理解していないと解けない問題が出ます。 しかし、奇をてらった問題は出ないので、真面目な人には試験はむしろ簡単です。試験勉強のやり方は、内容を理解するように考えながらノートに手で書いてまとめなおす形で理解することを心がけることです。急がば回れでノートに書く方が結局早いです。 なお、もし履修者数が想定より少ない場合、学部の諸般の事情によって、定期試験期間中から授業期間中に変更して試験を行う場合があります。その場合、履修者数が確定した時点で、早急に繰り返し皆さんにアナウンスします。8.その他 2019年授業改善アンケートで、もっと図解が多くなるとさらにわかりやすくなるという回答を反映して、配布プリントの図解を増やし改善します。図解とは言っても、○○学の抽象的な理論図ではなく、現実の金融機関の関係などを示した図ですので、心配しないでください。また、2019年度授業改善アンケートの回答において、予習・復習用としてOh!Meijiシステム上の資料が役に立ったとの回答があったので、授業の補足・発展学習を含めて、さらに充実させる予定です。

注意事項。1) 試験で設問と関係がないこと、具体的には学部、学年、組番号、氏名以外の属性情報や、言い訳・嘆願などを書いたら、全てが0点となり、即不可Fとする。きちんと勉強すれば、それに比例して点が付くような、ちゃんと解ける問題を出しているのだからです。2) 私語は当然禁止である。また、大学の規定で黒板や授業の撮影も一切禁止されています。3) 授業中、学生がパソコンを使うのを禁止する。ひとつは、教員が授業に集中できなくなるからである。パソコンでノートを取るという言い訳は申し訳ないが認められない。アメリカの大学の研究結果でも日本の他大学でも、学生はパソコンで別のことをやっていることが判明しているからです。私語やパソコンをやりたければ、出席は取らないので教室の外で思い切りやってください。

駿河台

金融論B 小原 英隆

2単位 秋学期3・4年次1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫ 金融関連を仕事とする、それ以外も全ての人に、将来必要となる、金融界での「土地勘」をつけるようなトピックスについて解説を行います。文系では、総合商社やメーカーは定員が少ないので、求人数として金融業界への就職が多く、マーケティングコースでも、銀行・保険会社などに就職する場合が多くあります。そうなった時、あわてないように基礎を身につけておきましょう。春学期と異なり、なるべく各回独立したトピックス方式です。≪到達目標≫ 金融の応用的なトピックス、時事問題について十分な理解ができるよう、基礎的なバックグラウンドを身につけること。2.授業内容第1回:金融の社会的役割とは第2回: リーマンショックの根本原因の金融的解明(1):証券化の悪用・乱用(証券化自体が

悪なわけではない)第3回: リーマンショックの根本原因の金融的解明(2):信用デリバティブズ CDSなどを実

際の金融の中で理解する第4回:日本の金融システム(1)歴史第5回:日本の金融システム(2)現状第6回:アメリカの金融システム(1)歴史第7回:アメリカの金融システム(2)現代の合併再編第8回:アメリカの中央銀行FRB 連銀システム第9回:ヨーロッパの金融システム第10回:ヨーロッパ中央銀行 ECB第11回:時事問題 ヨーロッパ統合の意味/イギリスのEU脱退の意味第12回:金商法 銀行実務との関連第12回:銀行貸出における情報の非対称性:逆選択とモラル・ハザード第13回:家計の金融論:住宅ローン第14回:a: 家計の金融論2: 住宅購入のファイナンシャルプランニング    b: 試験3.履修上の注意 1年次の必修の経済学やマクロ経済学などを前提としません。一部の経済学の科目のような抽象的な数式やグラフ問題はやらず、具体的・現実的な金融の仕組みをやります。ですから、一部の必修の経済学クラスよりもずっと易しいし、わかりやすく説明するので、経済学に苦手意識を持っている人もマクロ経済学などを履修していなくても、ぜひ履修していただきたいです。 高校時代の「政治・経済」なども前提としません。 また、和泉1・2年生時代の時間割(金融総論と重複科目が多い、一部のクラスで必修科目と重なっている)などの現状をかんがみて、和泉の金融総論A・Bで履修された金融総論の基礎をふまえないで、できるだけ初歩からわかりやすくやります。金融総論とは、内容が別系統の銀行中心の内容をやります。 なので他のコースの人も金融が初めての学生も是非履修してください。4.準備学習(予習・復習等)の内容 使用するオリジナル・講義プリントを、システム的に可能になり次第、Oh!Meijiシステムにアップしますので、該当の回のプリントの予習、復習をしておいてください。春学期よりは多少ユニット式というかトピックス方式で各回の独立性はあります。 大学からの学習では、丸暗記よりも、なぜこうなるのか、という論理の理解が大事です。 授業で紹介した内容については、文献などで調べておくこと。5.教科書 毎回、独自の、教科書よりもわかりやすいプリントを配布します。特定の教科書は指定しません。6.参考書全般に、『グローバル金融攻防三十年』 太田康夫著、(日本経済新聞出版社)、2010年です。

『巨大銀行のカルテ リーマンショック後の欧米金融機関にみる銀行の未来』若奈 さとみ(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、2019年。上記本のアップデート版とも言うべきもの。リテールバンキングにかじを切ったJPモルガンの隆盛、投資銀行にしがみついたドイツ銀行苦境など世界の主要金融機関の今を描く。

日本の銀行再編、いかに3大メガバンク、5大金融グループが形成されたかについて詳しく知りたければ、

『ドキュメント 銀行 金融再編の20年史─1995-2015』 前田 裕之(ディスカヴァー・トゥエンティワン)2015年。

『金融失策 20年の真実』  太田 康夫 著(日本経済新聞出版社)2018年。 (上記1と同じ著者。日経新聞の金融畑の編集委員の最新著)の最終章に授業でやった 地銀 リテールバンキングを基盤、バンクワンをベースとしたJPモルガンチェースは、支店数を500増やすことを決めたことも載っている。また、アメリカの銀行全体の預金量、そして、預金を基にした商工向け融資残高を大幅に増やしている。つまり、アメリカは、間接金融重視に転じている。7.成績評価の方法 期末定期試験(本・ノート類持ち込み不可)の結果によって100%評価します。秋学期も金融論の定期試験は、誤文修正(修正箇所を自分で見つけて、手書き、正文の場合は丸だけをつける)という短答式問題となります。 短答式ではありますが、本質的な理解度を問う適切な良質な短答問題となります。自分で修正箇所を見つけて、それを記述式で訂正して書くので、山勘では解けず、正確な知識・理解がないと正解できないようになっています。マークシート用紙の四択などの記号選択のような山勘、穴埋め問題への単純丸暗記勉強では解けないようになっています。理解していないと解けない問題が出ます。 しかし、奇をてらった問題は出ないので、真面目な人には試験はむしろ簡単です。試験勉強のやり方は、内容を理解するように考えながらノートに手で書いてまとめなおす形で理解することを心がけることです。急がば回れで、ノートに書く方が結局早いです。試験勉強はプリントにマーカーを引いて付け焼刃で覚えようとするのではなく、ノートに手で書いてまとめなおす形で理解することを心がけること。 なお、秋学期は、履修者数が想定以上に多い場合など諸般の事情によって、授業期間中から定期試験期間中に変更して試験を行う場合があります。その場合、履修者数が確定した時点で早急に繰り返し皆さんにアナウンスします。8.その他 2019年授業改善アンケートで、もっと図解が多くなるとさらにわかりやすくなるという回答を反映して、配布プリントの図解を増やし改善します。図解とは言っても、○○学の抽象的な理論図ではなく、現実の金融機関の関係などを示した図ですので、心配しないでください。また、2019年度授業改善アンケートの回答において、予習・復習用としてOh!Meijiシステム上の資料が役に立ったとの回答があったので、授業の補足・発展学習を含めて、さらに充実させる予定です。

注意事項。1) 試験で設問と関係がないこと、具体的には学部、学年、組番号、氏名以外の属性情報や、言い訳・嘆願などを書いたら、全てが0点となり、即不可Fとする。きちんと勉強すれば、それに比例して点が付くような、ちゃんと解ける問題を出しているのだからです。2) 私語は当然禁止である。また、大学の規定で黒板や授業の撮影も一切禁止されています。3) 授業中、学生がパソコンを使うのを禁止する。ひとつは、教員が授業に集中できなくなるからである。パソコンでノートを取るという言い訳は申し訳ないが認められない。アメリカの大学の研究結果でも日本の他大学でも、学生はパソコンで別のことをやっていることが判明しているからです。私語やパソコンをやりたければ、出席は取らないので教室の外で思い切りやってください。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN361J 科目ナンバー:(CO)ECN361J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 273 2020/03/15 16:18:26

Page 274: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 274 ― ― 275 ―

金融論A 内藤 敦之

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 金融及び貨幣は、経済において重要な役割を果たしており、実際の生活においても様々な形で影響を及ぼしているが、必ずしも、そういった点は認識されていない。この講義では金融及び貨幣に関する現象がどのようなものであるかという点から出発して、金融・貨幣に関する基本的な理論および知識を軸に学習していく。特徴としては第一に、マクロ経済的な視点、すなわち、貨幣の循環を軸に経済を捉えていく。第二に、政策についても重視する。第三に、可能な限り実際の経済現象との関わりを重視し、分析を行う。到達目標は、第一に、金融に関する様々な現象に興味・関心を持つこと、第二に、金融に関する知識、理論を理解した上で、金融に関する現象を説明できることである。

2.授業内容(1)イントロダクション:貨幣および金融とは何か(2)所得1:国民経済計算、GDP、国民所得(3)所得2:資金循環統計、マクロ的な循環(4) 国民所得の決定理論1:有効需要の原理、消費と

投資(5) 国民所得の決定理論2:45度線分析、乗数分析、

経済政策(6)貨幣とは何か:貨幣の機能、貨幣需要(7)貨幣供給1:貨幣の定義、貨幣乗数(8)IS/LMモデル1:IS曲線、LM曲線、同時均衡(9)IS/LMモデル2:政策の効果、流動性の罠(10)貨幣供給2:預金通貨、貨幣的循環(11)中央銀行と金融政策:中央銀行の機能、金融調節(12)金融市場1:決済システム(13)金融市場2:金融機関の種類と役割(14)金融市場3:利子率の決定、期間構造

3.履修上の注意 経済学の基本的な知識を前提として講義を行う。講義形式でプレゼンテーションソフト使用、レジュメも配布予定。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習は必要ないが、配布したレジュメをなるべく再読した上で講義を受講すること。復習は内容上、必須である。5.教科書 特になし6.参考書

『入門金融』第5版、黒田晁生著、東洋経済新報社、『現代金融論』新版、川並洋一・上川孝夫編、有斐閣、『金融論』大野早苗他著、有斐閣7.成績評価の方法 定期試験では主に記述・論述形式の出題を予定。講義内容の理解度を重視するが、一部、応用的な能力を問う問題も出題予定。 定期試験(90%程度)、授業への貢献度(10%以内)8.その他講義サイト(http://anaito.web.fc2.com/)からは、レジュメをダウンロード可能にする予定。

駿河台

金融論B 内藤 敦之

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 金融及び貨幣は、経済において重要な役割を果たしており、実際の生活においても様々な形で影響を及ぼしているが、必ずしも、そういった点は認識されていない。この講義では前期に引き続き、金融及び貨幣に関する現象がどのようなものであるかという点から出発して、金融・貨幣に関する基本的な理論および知識を軸に学習していく。内容としては前期において触れられなかったミクロ的な視点、政策に関する詳細、金融危機といった歴史的論点等を取り挙げる。特徴としては第一に、マクロ経済的な視点、すなわち、貨幣の循環を軸に経済を捉えていく。第二に、政策についても重視する。第三に、可能な限り実際の経済現象との関わりを重視し、分析を行う。第四に、基本的には一国内の議論であるが、一国内に影響する国際金融の論点として、国際通貨システムに関しても触れる。到達目標は、第一に、金融に関する様々な現象に興味・関心を持つこと、第二に、金融に関する知識、理論を理解した上で、金融に関する現象を説明できることである。2.授業内容

(1)イントロダクション:貨幣および金融とは何か(2)企業の資金調達1:リスク、収益率(3)企業の資金調達2:投資の決定、資本構成(4)家計と信用:貯蓄の決定、資産選択(5)総需要・総供給分析:AD/ASモデル、政策の効果(6) インフレーションとデフレーション1:フィリッ

プス曲線、スタグフレーション(7) インフレーションとデフレーション2:インフレー

ションとデフレーションの社会的費用(8)財政と金融:公債、公債管理政策(9)金融政策1:公開市場操作、利子率政策(10)金融政策2:非伝統的金融政策(11)金融危機1:金融危機のメカニズム(12)金融危機2:戦後の金融危機と政策(13) 国際通貨制度:金本位制、固定相場制、変動相場

制(14) 金融危機と世界経済:通貨危機、リーマン・ショッ

ク、ソブリン問題3.履修上の注意 経済学の基本的な知識を前提として講義を行う。前期の金融論Aの続きになっているので、履修していることを前提として講義を行うが、ある程度独立した内容にはなっている。講義形式でプレゼンテーションソフト使用、レジュメも配布予定。4.準備学習(予習・復習等)の内容予習は必要ないが、配布したレジュメをなるべく再読した上で講義を受講すること。復習は内容上、必須である。5.教科書 特になし6.参考書

『入門金融』第5版、黒田晁生著、東洋経済新報社、『現代金融論』新版、川並洋一・上川孝夫編、有斐閣、『金融論』大野早苗他著、有斐閣7.成績評価の方法 定期試験では主に記述・論述形式の出題を予定。講義内容の理解度を重視するが、一部、応用的な能力を問う問題も出題予定。 定期試験(90%程度)、授業への貢献度(10%以内)8.その他講義サイト(http://anaito.web.fc2.com/)からは、レジュメをダウンロード可能にする予定。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN361J 科目ナンバー:(CO)ECN361J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 274 2020/03/15 16:18:26

Page 275: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 274 ― ― 275 ―

10

(3)

ファイナンス・インシュアランスコース

コーポレート・ファイナンスA 朝岡 大輔

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 企業を成長に導き、持続させるために必要不可欠な財務経営やその背景にある金融市場に関して解説します。企業の戦略と財務のつながりや、理論と金融市場における実際の企業行動の理解を意識しながら講義を行います。 コーポレートガバナンス改革の中で、企業価値や資本コストの理解がますます重要になっています。本講義では、企業の価値を創造し、維持し、さらに成長させるコーポレートファイナンスの思考方法と実践力を身に付けることを到達目標とします。

2.授業内容第1回:コーポレートファイナンスの視座第2回:プロジェクト評価第3回:債券の評価第4回:株式の評価第5回:資本市場 (1) リスクとリターン第6回:資本市場 (2) 資本市場とCAPM第7回:行動ファイナンス第8回:オプションの評価第9回:バリュエーション (1) DCF法第10回:バリュエーション (2) コンパラブル法第11回:バリュエーション (3) EVA、APV法第12回:フィナンシャルモデリング (1) 基礎第13回:フィナンシャルモデリング (2) 応用第14回:春学期の総括

3.履修上の注意 日々ニュースに出る国内外の企業の活動や戦略について、財務的なインパクトを考えながら目を通してください。4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義ノートを毎回よく復習してください。参考書の該当箇所を読んで理解を広げてください。

5.教科書 特に定めません。毎回講義資料を配布します。

6.参考書 『コーポレート・ファイナンス 第10版 上・下』 リチャード・A・ブリーリー、スチュワート・C・マイヤーズ、フランクリン・アレン著、藤井眞理子・國枝繁樹監訳 (日経BP社) 2014年 Principles of Corporate Finance, 13th ed., Richard A. Brealey, Stewart C. Myers, and Franklin Allen (McGraw-Hill) 2019年

7.成績評価の方法・期末試験により評価し、ボーダーの場合に参加度・貢献度を加味します。・履修者数によっては、定期試験期間中から授業期間中に変更して試験を行う場合があります。

8.その他

駿河台

コーポレート・ファイナンスB 朝岡 大輔

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 企業を成長に導き、持続させるために必要不可欠な財務経営やその背景にある金融市場に関して解説します。企業の戦略と財務のつながりや、理論と金融市場における実際の企業行動の理解を意識しながら講義を行います。 コーポレートガバナンス改革の中で、企業価値や資本コストの理解がますます重要になっています。本講義では、企業の価値を創造し、維持し、さらに成長させるコーポレートファイナンスの思考方法と実践力を身に付けることを到達目標とします。

2.授業内容第1回:金融市場と情報の非対称性第2回:資本構成の決定 (1) 基礎第3回:資本構成の決定 (2) 応用第4回:利益還元政策第5回:資金調達・IPO第6回:債権者と株主の対立第7回:M&A (1) 戦略と事業ポートフォリオ第8回:M&A (2) 企業再編第9回:M&A (3) 統合と財務モデリング第10回:コーポレートガバナンス (1) 支配権市場第11回:コーポレートガバナンス (2) 組織構造第12回:コーポレートガバナンス (3) 組織と報酬第13回:コーポレートファイナンスの未来第14回:秋学期の総括

3.履修上の注意 日々ニュースに出る国内外の企業の活動や戦略について、財務的なインパクトを考えながら目を通してください。4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義ノートを毎回よく復習してください。参考書の該当箇所を読んで理解を広げてください。

5.教科書 特に定めません。毎回講義資料を配布します。

6.参考書 『コーポレート・ファイナンス 第10版 上・下』 リチャード・A・ブリーリー、スチュワート・C・マイヤーズ、フランクリン・アレン著、藤井眞理子・國枝繁樹監訳 (日経BP社) 2014年 Principles of Corporate Finance, 13th ed., Richard A. Brealey, Stewart C. Myers, and Franklin Allen (McGraw-Hill) 2019年

7.成績評価の方法・期末試験により評価し、ボーダーの場合に参加度・貢献度を加味します。・履修者数によっては、定期試験期間中から授業期間中に変更して試験を行う場合があります。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN371J 科目ナンバー:(CO)ECN371J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 275 2020/03/15 16:18:26

Page 276: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 276 ― ― 277 ―

金融機関論A 伊藤 隆康

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 金融機関や金融制度、金融市場などについて学んでいく。新聞記事やTVの経済ニュースなどを用いて、金融業界で起きていることを理解してもらう機会を設ける。理論の理解を促進するために、講義時間中に計算問題を解いてもらうことがある。また、金融の新たな潮流を紹介するようにする。金融機関や企業の財務部門などに勤める際に、役に立つ基礎知識の修得を目標とする。

2.授業内容第1回:講義の説明、授業の進め方、評価について第2回:金融ビジネスの形態第3回:貨幣の歴史と機能、資金循環勘定第4回:金融制度(1)戦後日本の金融制度と金融構造第5回: 金融制度(2)公的金融制度、日本版金融ビッ

グバン第6回:金融制度(3)銀行の機能第7回:金融制度(4)証券会社の機能第8回: 金融制度(5)その他金融機関、金融の流動化

と証券化第9回:金融市場(1)短期金融市場第10回:金融市場(2)長期金融市場第11回:金融商品の評価(1)単利と複利第12回:金融商品の評価(2)現在価値と将来価値第13回:金融商品の評価(3)債券と金利の期間構造第14回:金融商品の評価(4)株式 春学期の総括*授業内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 入門レベルのマクロ経済学、簿記、会計学等の知識が必要な場合がある。その際には復習しながら講義をすすめる。授業を理解するには予習・復習が必要不可欠である。授業中の私語とキーボード音がうるさいパソコンの使用は厳禁である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容指定された教科書と事前にOh-o! Meijiで配布される資料を、授業までに熟読すること。日経新聞を読むことに加えて、テレビ東京などで放送されている経済ニュースをみると、金融・経済の流れがフォローしやすくなる。5.教科書 晝間文彦「基礎コース 金融論」(講義開始時の最新版)新世社に、概ね沿ってすすめる。また、講義資料を毎回、Oh-o! Meijiで配信するので、印刷して持参すること。

6.参考書 必要に応じて別途紹介する。

7.成績評価の方法 期末に実施する試験(100%)で評価する。

8.その他

駿河台

金融機関論B 伊藤 隆康

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 金融派生商品や中央銀行、金融システムなどについて学んでいく。新聞記事やTVの経済ニュースなどを用いて、金融業界で起きていることを理解してもらう機会を設ける。理論の理解を促進するために、講義時間中に計算問題を解いてもらうことがある。また、金融の新たな潮流を紹介するようにする。金融機関や企業の財務部門などに勤める際に、役に立つ基礎知識の修得を目標とする。

2.授業内容第1回:春学期の復習第2回:デリバティブと金融機関(1)先物第3回:デリバティブと金融機関(2)オプション第4回:デリバティブと金融機関(3)金利スワップ第5回:デリバティブと金融機関(4)演習第6回:中央銀行(1)中央銀行の機能、日銀第7回:中央銀行(2)世界の中央銀行第8回:中央銀行(3)貨幣と信用創造第9回:中央銀行(4)信用乗数に関連した演習第10回:中央銀行(5)金融調節と資金需給第11回:中央銀行(6)金融政策運営第12回:金融システム(1)決済システム第13回: 金融システム(2)プルーデンス政策、BIS規

制第14回:金融の新たな潮流 秋学期の総括*授業内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 春学期で学習したことを前提にしている。また、入門レベルのマクロ経済学、簿記、会計学の知識が必要になる場合がある。その際には復習しながら講義をすすめる。講義を理解するには、予習・復習が必要不可欠である。授業中の私語とキーボード音がうるさいパソコンの使用は厳禁である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容指定された教科書と事前にOh-o! Meijiで配布される資料を、授業までに熟読すること。日経新聞を読むことに加えて、テレビ東京などで放送されている経済ニュースをみると、金融・経済の流れがフォローしやすくなる。5.教科書 晝間文彦「基礎コース 金融論」(講義開始時の最新版)新世社に、概ね沿ってすすめる。また、毎回Oh-o! Meijiにて講義資料を配布するので、印刷して持参すること。6.参考書 必要に応じて別途紹介する。

7.成績評価の方法 期末に実施する試験(100%)で評価する。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN361J 科目ナンバー:(CO)ECN361J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 276 2020/03/15 16:18:26

Page 277: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 276 ― ― 277 ―

10

(3)

ファイナンス・インシュアランスコース

国際金融論A 打込 茂子

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 国際金融、特に外国為替の基礎概念と基礎理論を中心に講義する。

2.授業内容第1回: イントロダクション(国際金融論の対象、課題)第2回:外国為替市場第3回:外国為替取引の手法第4回:外国為替相場第5回:金利裁定と直先スプレッド(その1)第6回:金利裁定と直先スプレッド(その2)第7回:外国為替の需給と為替取引のタイプ第8回:為替取引のタイプと為替リスク第9回:外国為替市場介入第10回:為替相場決定の諸理論(購買力平価)第11回:為替相場決定の諸理論(フロー・アプローチ)第12回: 為替相場決定の諸理論(伸縮価格マネタリー・

モデル)第13回: 為替相場決定の諸理論(オーバーシューティ

ング・モデル)第14回: 為替相場決定の諸理論(ポートフォリオ・バ

ランス・モデル)*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 講義内容を理解するためには継続して出席することが必要である。 基礎的な金融の知識が必要な場合があるので、金融総論を履修済みか、他のファイナンス・コースの科目、特に金融論、金融機関論と併行して受講することが望ましい。4.準備学習(予習・復習等)の内容 日本経済新聞、テレビやインターネットの経済ニュースなどで、金融・経済分野で実際に起きている動きをフォロー・考察すること。 授業内容を振り返り整理を重ねていくこと。

5.教科書 教科書は使用しない。随時プリントを配布する。

6.参考書『外国為替の知識<第4版>』 国際通貨研究所編 (日経文庫) 2018年

『入門 国際金融[第4版]』 高木信二著 (日本評論社)2011年

『コア・テキスト 国際金融論 第2版』 藤井英次著 (新世社)2014年7.成績評価の方法 定期試験(持ち込み不可)の結果を基本(90%)として、これに授業への参加度(10%)も加味して成績評価を行う。8.その他

駿河台

国際金融論B 打込 茂子

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 国際金融について、まず、国際収支の基礎知識と理論、国際金融市場の実際などを説明する。次に国際通貨制度の歴史・現状・課題、さらに欧州通貨統合や円の国際化など現代国際金融の諸問題についても解説する。

2.授業内容第1回:国際収支の概念と仕組み第2回:国際収支の動向、国際貸借表第3回: 経常収支の変動メカニズム(弾力性アプロー

チその1)第4回: 経常収支の変動メカニズム(弾力性アプロー

チその2)第5回: 経常収支の変動メカニズム(アブソープション・

アプローチ、貯蓄・投資バランス・アプローチ、国際収支の発展段階説)

第6回:国際金融市場(概要・役割)第7回:国際金融市場(ユーロ市場)第8回:国際金融市場(オフショア市場)第9回:国際通貨制度(概要・役割、金本位制)第10回:国際通貨制度(ブレトンウッズ体制)第11回:国際通貨制度(変動相場制の実際)第12回:国際通貨制度の改革第13回:欧州通貨統合第14回:国際通貨としてのドル、ユーロ、円*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 講義内容を理解するためには継続して出席することが必要である。 基礎的な金融の知識が必要な場合があるので、金融総論を履修済みか、他のファイナンス・コースの科目、特に金融論、金融機関論と併行して受講することが望ましい。4.準備学習(予習・復習等)の内容 日本経済新聞、テレビやインターネットの経済ニュースなどで、金融・経済分野で実際に起きている動きをフォロー・考察すること。 授業内容を振り返り整理を重ねていくこと。

5.教科書 教科書は使用しない。随時プリントを配布する。

6.参考書『外国為替の知識<第4版>』 国際通貨研究所編 (日経文庫) 2018年

『入門 国際金融[第4版]』 高木信二著 (日本評論社)2011年

『コア・テキスト 国際金融論 第2版』 藤井英次著 (新世社)2014年7.成績評価の方法 定期試験(持ち込み不可)の結果を基本(90%)として、これに授業への参加度(10%)も加味して成績評価を行う。8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN361J 科目ナンバー:(CO)ECN361J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 277 2020/03/15 16:18:26

Page 278: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 278 ― ― 279 ―

金融取引論A 萩原 統宏

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標授業概要 最近の金融資産運用に関する基礎理論・実態について学習する。将来、多様かつ高度な金融商品について、実務家として、あるいは個人投資家として、よく理解したうえで投資できるようになるための出発点とする。到達目標 証券アナリスト1次試験「証券分析」レベルの知識を網羅する。

2.授業内容<1>投資の基礎<2>ポートフォリオとは:基礎知識<3> リスク・リターンとは:ポートフォリオ理論の

基礎知識<4>株式価格の基礎知識<5>債券価格の基礎知識<6>株式ポートフォリオ理論:基礎<7>最新の証券評価に関するトピックス+試験<8>債券ポートフォリオ理論:基礎<9>債券ポートフォリオ理論:ケース<10>基礎的な運用技術:リスクマネジメント<11> 基礎的な運用技術:ポートフォリオのパフォー

マンス評価<12>基礎的な運用技術:アセットアロケーション<13>基礎的な運用技術:国際証券投資<14>a 最新の運用に関するトピックス   b 試験3.履修上の注意 理解を容易にするため、できるだけ、日本経済新聞やインターネットを通じて、金融市場・実務で起きている事柄について、知識を集めておくよう心がけること。4.準備学習(予習・復習等)の内容配付資料は事前配布することによって予習を促す。また、毎回講義後に簡単な問題演習、さらには中間試験を行うことによって、復習を促す。5.教科書 金融機関の若手行員向け研修で実際に用いられている資料などに基づいて、作成された配布資料を中心に行われる。6.参考書 証券アナリスト資格1次試験で出題される証券分析、コーポレートファイナンス理論に関する文献、証券アナリストジャーナル(図書館蔵書)、「道具としてのファイナンス」(石野雄一著 日本実業出版社)7.成績評価の方法 定期試験またはレポートの点数50% 講義への参加態度50%

8.その他理論の暗記を防ぐために、試験に於いては持込制限を行わない予定であり、期末試験は期間前に行う可能性がある。

駿河台

金融取引論B 萩原 統宏

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標授業概要 最近のデリバティブ(金融派生商品)および金融サービスに関する基礎理論・実態について学習する。 将来、多様かつ高度な金融商品について、実務家として、あるいは個人投資家として、よく理解したうえで投資できるようになるための出発点とする。レベルについては、実際に行われた、金融機関の若手行員向け研修内容を参考にしています。到達目標 証券アナリスト1次試験(証券分析)レベルの知識を網羅する。2.授業内容<1>デリバティブとは<2>先物・オプション市場の仕組み<3>デリバティブの価格決定理論の基礎<4>オプション価格の決まり方:無裁定価格理論<5>オプション価格の性質<6>先物価格の導出<7>裁定取引+試験<8>先物・オプション取引の利用法:基礎知識<9>先物・オプション取引の利用法:最小分散ヘッジ<10> 先物・オプション取引の利用法:ダイナミック

ヘッジ<11>先物・オプション取引の利用法:仕組み債など<12> 先物・オプション取引の利用法:外貨建て資産

投資<13>金利デリバティブとその利用法:金利リスクヘッジ<14>a 行動ファイナンスなど   b 試験3.履修上の注意 理解を容易にするため、できるだけ、日本経済新聞やインターネットを通じて、金融市場・実務で起きている事柄について、知識を集めておくよう心がけること。4.準備学習(予習・復習等)の内容配付資料は事前配布することによって予習を促す。また、毎回講義後に簡単な問題演習、さらには中間試験を行うことによって、復習を促す。5.教科書 金融機関の若手行員向け研修で実際に用いられている資料などに基づいて、作成された配布資料を中心に行われます。6.参考書証券アナリスト資格1,2次試験で出題される証券分析、コーポレートファイナンス理論に関する文献、証券アナリストジャーナル(図書館蔵書)、「道具としてのファイナンス」(石野雄一著 日本実業出版社)7.成績評価の方法定期試験またはレポートの点数50%講義への参加態度50%

8.その他理論の暗記を防ぐために、試験に於いては持込制限を行わない予定であり、期末試験は期間前に行う可能性がある。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN361J 科目ナンバー:(CO)ECN361J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 278 2020/03/15 16:18:26

Page 279: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 278 ― ― 279 ―

10

(3)

ファイナンス・インシュアランスコース

証券市場論A 北岡 孝義

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標[授業の概要] 現在の複雑化する証券市場の仕組み・制度を学習します。

[到達目標] 証券市場は、金融技術の進歩やグローバル化によって、ますます複雑かつ肥大化してきています。このような現在の証券市場の変化を理解するとともに、証券市場の変化が我々の経済生活にいかなる影響をもたらすのかを考える力を養います。

2.授業内容第1回 証券市場の役割第2回 出資証券、権利証券としての株式第3回 株式の発行市場第4回 株式の流通市場第5回 投資信託の仕組み第6回 債券の価格と利子率第7回 公社債の種類第8回 公社債の発行市場第9回 公社債の流通市場第10回 資産の証券化の仕組み第11回 デリバティブ第12回 金融商品取引法第13回 世界の証券市場第14回 証券市場の課題

3.履修上の注意 本講義は、主として現在の日本の証券市場の制度・仕組みを学ぶ入門レベルの講義です。将来、銀行や証券会社に就職を希望する学生諸君の受講を希望します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:事前に教科書の該当箇所を読んでおくこと。復習:講義資料を点検しておくこと。

5.教科書教科書は指定しません。その代わりに、毎回、講義資料をOh-o! Meijiにアップロードします。

6.参考書日本証券経済研究所編『図説 日本の証券市場 2018年版』、公益財団法人日本証券経済研究所、2018年3月。大村敬一・俊野雅司『証券論』有斐閣、2014年5月。

7.成績評価の方法 課題レポート(20%)、期末試験(80%)

8.その他 金融グローバル化の時代において、証券市場の動向は世界経済に大きな影響を及ぼしています。強い問題意識を持って、現代の証券市場を理解し、評価する力を養ってください。

駿河台

証券市場論B 北岡 孝義

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標[授業の概要] リスクと期待リターンの分析をベースとする債券や株式投資に関する諸理論を学習します。

[授業の到達目標及びテーマ] 証券投資分析の理論は、近年、大きな発展を遂げ、実際の資産運用の現場においても広く使われています。このような証券投資分析の理論を理解し、そうした理論が金融・証券市場にいかなる影響をもたらしているのかを分析する力を養います。

2.授業内容第1回 証券投資分析の意義第2回 不確実性と確率分布 第3回 リスクとリターン 第4回 ポートフォリオのリスクとリターン第5回 最適ポートフォリオ第6回 分離定理第7回 CAPM第8回 資本コストとWACC第9回 EVA(主要企業の適用例)第10回 債券価格と利回り第11回 デュレーションとコンベキシティ第12回 イミュニゼーション戦略第13回 金利の期間構造第14回 信用リスクの測定

3.履修上の注意 初歩的な確率・統計の知識を使いますが、事前の準備は一切必要ありません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:事前に教科書の該当箇所を読んでおくこと。復習:講義資料を点検しておくこと。

5.教科書教科書は指定しません。その代わりに、毎回、講義資料をOh-o! Meijiにアップロードします。

6.参考書 大村敬一『ファイナンスの基礎』 金融財政事情研究会、2012年1月。 大村敬一・俊野雅司『証券論』有斐閣、2014年5月。 小林孝雄・芹田敏夫『新・証券投資論Ⅰ理論編』日本経済新聞出版社。

7.成績評価の方法 課題レポート(20%)、期末試験(80%)

8.その他 FPや証券アナリストを受験される方は、この授業を受講されることをお薦めします。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN371J 科目ナンバー:(CO)ECN371J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 279 2020/03/15 16:18:26

Page 280: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 280 ― ― 281 ―

機関投資家論A 三和 裕美子

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標及びテーマ》 機関投資家の資産運用規模の拡大とともに、それらの証券市場や企業に対する影響力はますます大きくなっている。本授業では、機関投資家が投資活動を行う金融・証券市場の仕組み、そして発行体である企業との関係、株式価格の形成を学ぶ。まずは、金融の仕組みと金融市場のしくみを理解する。次に発行体である株式会社制度について学び、株式市場の価格形成について講義する。ここでは証券ポートフォリオ理論の基礎的な計算ができることを目標する。さらに機関投資家とコーポレート・ガバナンスの関係について理解することを目標とする。

2.授業内容第1回:機関投資家論Aで学ぶこと第2回: 金融の仕組みと歴史(「お金」について考える)第3回:金融の仕組みと歴史(金融市場のしくみ)第4回:株式会社制度第5回:発行市場―株式と債券の発行―第6回:流通市場―証券流通の経済的意味―第7回:証券取引所と証券会社第8回: 株式の所有構造―機関化現象とコーポレート・

ガバナンス第9回:現代のコーポレート・ガバナンス問題第10回:株式価格の形成第11回:投資理論の発展第12回:株価の見方第13回:機関投資家と証券化第14回:a::講義全体の振り返り    b:試験*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 新聞などの経済および金融・証券関係のニュースに目を通し、授業に臨むことが重要である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に配布するレジュメの該当箇所を振り返り、不明な部分があれば授業で質問すること。また次の内容について参考書などに目を通しておくこと。

5.教科書 特に定めない。

6.参考書授業中に指示する。

7.成績評価の方法 授業への参加態度 15% ミニレポート 30% 期末試験 55%

8.その他特になし。

駿河台

機関投資家論B 三和 裕美子

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 企業活動や機関投資家の資産運用がグローバルに展開される中で、それらの役割と責任が問われている。本授業では、企業に対して資金提供、アドバイスをおこなう金融仲介機関や機関投資家の役割と社会的責任を多面的に検討する。 本授業では、まず年金制度や運用について学ぶ。そして、機関投資家の資産運用の基本を理解した上で、各機関投資家が果たしうる経済的・社会的役割と責任を考える。機関投資家の運用理論としてポートフォリオ理論を習得し、最小分散ポートフォリオを導くことができるようにする。また後半においては、受講生が機関投資家の社会的責任投資の意義を考察し、関連する仮想ポートフォリオを作成し、発表できることを到達目標とする。2.授業内容第1回:機関投資家は合理的か?第2回:人生設計と年金第3回:年金の制度と運用第4回:資産運用のリターンとリスク第5回:CAPMと効率的フロンティア第6回:リスク分散:時間分散と長期投資第7回:各資産クラス特性第8回:機関投資家の株主アクティビズム第9回:オールタナティブ投資第10回:投資信託第11回: 機関投資家ESG投資(環境・社会・ガバナンス)

とコミュニティ・インベストメント第12回:ESGに関するポートフォリオ作成第13回:ポートフォリオのレポート発表(第一回)第14回:a:ポートフォリオのレポート発表(第二回)    b:発表の講評*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 日常的に社会的・経済的問題に関心を持ち、自主的に考える姿勢をもつことが重要である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に配布するレジュメの該当箇所を振り返り、不明な部分があれば授業で質問すること。また次の回の内容について参考書などに目を通しておくこと。

5.教科書 特に定めない。

6.参考書 授業時に適宜指示する。

7.成績評価の方法 授業への貢献度 15% ミニレポート 30% 口頭発表と最終レポート 55%

8.その他特になし。

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN311J 科目ナンバー:(CO)MAN311J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 280 2020/03/15 16:18:26

Page 281: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 280 ― ― 281 ―

10

(3)

ファイナンス・インシュアランスコース

保険学A 中林 真理子

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標》 リスク(危険)に対する経済的保障を提供する一手法である保険制度と、保険経営についての基礎的知識を習得し、保険市場をめぐる環境変化にも対応可能な能力を身につけます。

《授業の概要》 最初にリスクの定義を明確にし、リスク処理手法としての保険制度について概説します。2.授業内容第1回:序論 現代社会と保険制度第2回:リスクと保険(1)リスク類概念第3回:リスクと保険(2)損失発生メカニズム第4回: 保険の構造と特質(1)保険制度運営上の要件、

保険経営上の原則(その1)第5回: 保険の構造と特質(2)保険経営上の原則(そ

の2)、保険類似制度第6回:保険の分類、保険の機能第7回 a:中間試験    b:授業全体の振り返りと試験の解説第8回: 保険の経営(1)保険事業への規制、保険制度

改革第9回:保険の経営(2)保険商品の特徴、保険の販売第10回:保険の経営(3)アンダーライティング第11回:保険の経営(4)クレイム管理第12回:保険の経営(5)資産運用第13回:保険の経営(6)再保険第14回:全体のまとめ※状況により授業内容は変更することがあります。

3.履修上の注意 保険に関する予備知識を有しないことを前提に講義を進めていきますので、授業後は参考文献等を用いてしっかり復習してください。4.準備学習(予習・復習等)の内容授業前日までに当時使用する資料をOh-o!Meijiにアップします。プリントアウトして疑問点などを書き込んだ上で授業に持参してください復習としては、参考書の当該箇所を読むとともに、インターネット等で授業で紹介した内容について調べてみましょう。5.教科書使用しません。

6.参考書 主要参考文献:森宮康『ビジュアル 保険の基本』日経文庫、2003年。柳瀬典由・石坂元一・山﨑尚志『リスクマネジメント』(ベーシックプラス・シリーズ)、中央経済社、2018年。そのほかの参考文献については初回にリストを配付し適宜アップデートしていきます。7.成績評価の方法 中間試験 30%、期末試験60%、授業への貢献度10%。履修者数によっては、定期試験期間中から授業期間中に変更して試験を行う場合があります。8.その他 保険市場をめぐる環境変化を知る上で、新聞等に常に目を通す習慣をつけることが大切です。

駿河台

保険学B 中林 真理子

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の到達目標》 実際に保険契約を締結する際に必要なさまざまな知識を整理し、ファイナンシャルプランニング能力を高めます。

《授業の概要》 保険料計算のための保険数理や法律に関する知識を習得し、さらに個別の保険商品や、リスク処理方法の最近の進展状況についても概観します。2.授業内容第1回: 保険の技術的基礎(1)生命保険料の構造(1)

定期保険料の計算第2回: 保険の技術的基礎(2)生命保険料の構造(2)

保険契約準備金第3回:保険の技術的基礎(3)損害保険料の構造第4回: 保険の法律的側面(1)保険契約の構成要素の

確認第5回: 保険の法律的側面(2)保険契約の構成要素と

利害調整第6回 a:中間試験    b:授業全体の振り返りと試験の解説第7回:保険各論(1)生命保険第8回:保険各論(2)損害保険第9回:保険各論(3)リスク処理手法の高度化第10回:保険各論(4)第三分野の保険第11回:保険各論(5)社会保険第12回:保険各論(6)隣接分野第13回:ゲスト講師によるレクチャー第14回:保険各論(7)国際化、全体のまとめ※状況により授業内容は変更することがあります。3.履修上の注意 保険に関する基礎的知識を有していない場合は、春学期に保険学Aを履修してから受講するか、参考文献を用いて基本事項の理解を深めてください。4.準備学習(予習・復習等)の内容授業前日までに当時使用する資料をOh-o!Meijiにアップします。プリントアウトして疑問点などを書き込んだ上で授業に持参してください復習としては、参考書の当該箇所を読むとともに、インターネット等で授業で紹介した内容について調べてみましょう。5.教科書 使用しません。

6.参考書 主要参考文献:森宮康『ビジュアル 保険の基本』日経文庫、2003年。柳瀬典由・石坂元一・山﨑尚志『リスクマネジメント』(ベーシックプラス・シリーズ)、中央経済社、2018年。そのほかの参考文献については初回にリストを配付し適宜アップデートしていきます。7.成績評価の方法 中間試験 30%、期末試験60%、授業への貢献度10%。履修者数によっては、定期試験期間中から授業期間中に変更して試験を行う場合があります。8.その他 幅広い内容を扱いますので、授業の復習と参考文献等によるフォローアップが重要となります。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM381J 科目ナンバー:(CO)CMM381J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 281 2020/03/15 16:18:26

Page 282: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 283 ―― 282 ―

損害保険論A 藤井 陽一朗

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標・授業の概要損害保険論Aでは、リスクの記述と損害保険の現状、内容と制度の理解を通して、リスクマネジメントの仕組みを学習していきます。・到達目標損害保険の知識習得を通じて、私たちの身の回りにあるさまざまなリスクと、それにいかに対処していくかを合理的かつ実践的に活用できることを到達目標とします。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:損害保険の基礎第3回:家計の損害保険契約第4回:企業の損害保険契約第5回:損害保険の市場第6回:損害保険会社の経営第7回:中間テスト第8回:リスクの記述第9回:期待効用理論(1)第10回:期待効用理論(2)第11回:最適化原理第12回:リスク下での最適化行動第13回:損害保険市場第14回:家計と企業のリスクマネジメント

3.履修上の注意 損害保険の仕組みを理解するうえで、身の回りにあるさまざまなリスクをイメージしながら受講することが重要となります。イメージを構築するために、参考書だけでなく、日常的に日本経済新聞をはじめとする活字媒体にも目を通しておくことを強く推奨します。また、講義中に簡単な数学を使う場合があります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義に用いるスライドはウエブ上にアップロードされます。スライドとあわせて参考書などを使って入念な復習をすることが必要となります。

5.教科書使用しません。

6.参考書・中出 哲 (監修)、中林 真理子(監修)、平澤 敦 (監修)、公益財団法人 損害保険事業総合研究所(編)(2018)基礎からわかる損害保険、有斐閣・レヴィット、グールズビー、サイヴァーソン (2018) レヴィット ミクロ経済学、東洋経済・バウマン、クライン(2011)この世で一番おもしろいミクロ経済学、ダイヤモンド社7.成績評価の方法中間テスト(50%)、期末テスト(50%)で評価します。

8.その他

駿河台

損害保険論B 藤井 陽一朗

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標・授業の概要損害保険論Bでは、自動車保険をはじめとする各種損害保険商品の特徴と、市場での情報の価値について議論していきます。・到達目標各種損害保険の知識を習得しながら、私たちの身の回りにあるさまざまなリスクの存在と、損害保険商品をいかに組み合わせてリスクに備えるかを合理的に考えられるようになることを到達目標とします。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:自動車保険第3回:火災保険第4回:医療保険第5回:リスクの多様化と損害保険第6回:再保険制度第7回:中間テスト第8回:損害保険会社と最適化行動第9回:加入者の最適化行動第10回:市場均衡第11回:情報の測定第12回:非対称情報第13回:逆選択と情報の価値第14回:モラルハザードと情報の価値

3.履修上の注意 市場における情報の役割を抽象的な議論だけでなく実例を踏まえて理解することが重要となります。理解を深めるためにも、参考書だけでなく日常的に日本経済新聞をはじめとする活字媒体に目を通しておくことを強く推奨します。また、講義中に簡単な数学を使う場合があります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義に用いるスライドはウエブ上にアップロードされます。スライドとあわせて参考書などを使って入念な復習をすることが必要となります。

5.教科書使用しません。

6.参考書・中出 哲 (監修)、中林 真理子 (監修)、平澤 敦 (監修), 公益財団法人 損害保険事業総合研究所(編)(2018)基礎からわかる損害保険、有斐閣 ・神取道宏 (2014) ミクロ経済学の力、日本評論社

7.成績評価の方法中間テスト(50%)、期末テスト(50%)で評価します。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM381J 科目ナンバー:(CO)CMM381J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 282 2020/03/15 16:18:26

Page 283: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 283 ―― 282 ―

10

(3)

ファイナンス・インシュアランスコース

生命保険論 浅井 義裕

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標保険について学習したことがない人を主な対象にして、個人のリスクマネジメントの中心の手法である生命保険を、経済学や金融論の観点から学習します。想定しているよりも大幅に早く死亡すること、大幅に長生きしてしまうこと、いずれも生命に関するリスクであることを学習します。また、大学生の皆さんが想像しないような用途(税金対策など)で、企業(特に中小企業)で、生命保険が使われる場面があることも学びます。生命保険が、私たちの生活にとって身近で不可欠なものであることを実感し、日本経済新聞やビジネス雑誌などの記事(保険関係)を読みこなしていくことができる力を養うことを目標としています。2.授業内容第1回:数値から見る生命保険第2回:収支相等の原則第3回:期待効用仮説第4回:リスクプレミアム第5回:世界の生命保険市場第6回:生命保険のしくみ第7回:日本の生命保険業第8回:生命保険商品第9回:生命保険会社の組織第10回:生命保険業の資産運用第11回:生命保険会社に関わる法制度第12回:生命保険業の課題第13回:保険をどこで購入するか?第14回:中小企業における生命保険

3.履修上の注意「日本経済新聞」の金融・保険の記事を読む習慣があることなど現実の経済の動きに関心があることが望ましい。4.準備学習(予習・復習等)の内容予習としては、教科書のポイントをまとめてある、パワーポイントに目を通しておくとよいでしょう。復習としては、教科書を読むこと、授業内容に関連した新聞記事や雑誌の記事を読んでみることが効果的でしょう。5.教科書出口治明 (2009) 『生命保険入門』 岩波新書。

6.参考書岩瀬大輔 (2009)『生命保険のカラクリ』文春新書。望月琢彦、古賀輝行、岩本堯、鈴木治、小島修矢、佐藤泰夫、森川勝彦、トムソンネット(2014)『図説 生命保険ビジネス』 きんざい。

7.成績評価の方法期末試験(論述問題と選択問題)で評価します。

8.その他2019年度春学期は、1割強の受講者が単位を取得できませんでした(59点以下:F評価)ので、受講する際には注意をしてください。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM381J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 283 2020/03/15 16:18:26

Page 284: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 284 ― ― 285 ―

社会保障論A 畔上 秀人

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】本学部では「総合的市場科学」を学ぶ。「総合的」という言葉から、商学部においても一見ビジネスとは遠い位置にある社会保障を学ぶのか、と考える人がいるかもしれない。しかし、日本を含む先進国でビジネスを行う企業や個人は、当該国の社会保障制度から無視できない影響を受けている。すなわち、社会保障制度は保険の仕組みを用いているため、企業も個人事業主も、強制的に保険料を徴収されるのである。そこで本科目では、日本の社会保障制度を中心に、現在どのような仕組みがあるのか、ということを解説する。

【到達目標】現在日本にはどのような社会保障の仕組みがあり、企業やそこで働く労働者、そして退職した人々を含む一般の国民がどのような形でその仕組みと関わっているのかを理解する。

2.授業内容第1回a:イントロダクション(社会保障とは)   b:国が社会保障制度を備える意義第2回:社会保険としての医療保険①(公的医療保険の全体像)第3回:社会保険としての医療保険②(保険者ごとの仕組み)第4回:社会保険としての介護保険第5回:社会保険としての年金保険第6回:社会保険としての労災保険第7回:社会保険としての雇用保険第8回:社会保険と税の仕組み第9回:社会保険と私的保険の関係(医療、介護)第10回:社会保険とライフプランニング第11回:公的扶助(生活保護)第12回:児童福祉(子育て支援制度)第13回:日本の社会保障制度の課題と対策第14回a:試験   b:講義全体のふりかえりと試験の正答解説

3.履修上の注意問題演習は知識の定着に役立つ。社会保障と関連した資格試験はいくつかあるが、本学部の学問分野を考慮してファイナンシャルプランニング技能検定試験3~2級レベルの問題を教材とする。ただし、問題演習は知識の定着の手段であり目的ではないことに注意されたい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容未知の専門用語の意味を調べることを毎回の予習とする。授業中に重要と指摘された事項は授業後に振り返り、出題された問題は自力で解けるまで復習する。

5.教科書指定しない。現在適した専門書がないため、資料を配布し、適宜参考書を用いて授業を行う。

6.参考書<本科目の全体を理解するための参考書>

[1]『はじめての社会保障』椋野美智子・田中耕太郎(2019)有斐閣[2]『社会保障入門』橘木俊詔(2019)ミネルヴァ書房<専門的内容についての参考書>

[3]『社会保障法』加藤智章・菊池馨実・倉田聡・前田雅子(2019)有斐閣<期末試験のための参考書>

[4]『’19-’20年版 みんなが欲しかった!FPの問題集 2級・AFP』 滝澤ななみ(2019)TAC出版

7.成績評価の方法原則として毎回行う小テストを40%、期末試験を60%の比率で評価する。

8.その他・兼任講師のため出校日が限られている。質問は当該授業回のうちにすることを勧める。・履修者数によっては期末試験を定期試験の期間中に実施する場合がある。

駿河台

社会保障論B 畔上 秀人

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】社会保障論Aは日本の社会保障制度の現状の具体的解説が主な内容であるのに対して、本科目は社会保障制度そのものの意義と是非を考察する。一見この制度は整備されていて当然と感じられるが、より保障に厚みのある国もあればそうでない国もある。また、日本の制度も毎年変更が施されており、その時々の世論と諸変数の将来推計の下で、議論されているのである。この制度から給付を受ける者と同時に負担をする者がいて、立場によって社会保障に対する意見は異なる。本科目では様々な見解を紹介し、受講者が自分自身の考えを持つことを促す。

【到達目標】社会保障制度の歴史、制度に伴う受益と負担に対して様々な考え方があることを理解する。そして、現在から将来にかけて発生する問題を踏まえて、受講者が自分自身の視点から制度に対する意見を述べることができるようになる。

2.授業内容第1回a:イントロダクション(社会保障とは)   b: 困っている人を助けるという考え方について(共助と自

己責任論)第2回:社会保障制度の確立(欧米諸国)第3回:日本の社会保障の歴史第4回:私的保険と皆保険(理論的考察) 第5回:公的医療保険制度の変遷第6回:公的医療保険制度の財政的課題第7回:公的介護保険はどうしてできたのか?第8回:公的年金保険制度の変遷第9回:公的年金保険制度の現状と課題第10回:労働と雇用にかかわる公的保険制度第11回:公的扶助の意義と問題第12回:社会保障制度と少子高齢化第13回:これからの社会保障制度が包摂するべき課題はあるか?第14回a:試験   b:講義全体のふりかえりと試験の正答解説

3.履修上の注意社会保障論Aとは異なり、本科目では知識の習得よりも論理的考察を重視する。適時授業中に受講者の意見を聞くことがあるので、その際には積極的に発言してもらいたい。自発的な発言が無いときには、指名して意見を聞くこともあり得るので、支障がある場合は事前に申し出てもらいたい。当然それによって評価が下がることはない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 第1回目以降は、次回の授業範囲となる文献等が明らかなので、当該箇所を熟読することが予習である。毎回の授業終了後、ポイントとなるテーマに対して自分の意見を述べられるように考察することが復習である。

5.教科書指定しない。現在適した専門書がないため、資料を配布し、適宜参考書を用いて授業を行う。

6.参考書<本科目の全体を理解するための参考書>

[1]『社会保障入門』橘木俊詔(2019)ミネルヴァ書房[2]『はじめての社会保障』椋野美智子・田中耕太郎(2019)有斐閣<専門的内容についての参考書>

[3]『改訂版 社会保障の財政学』小西砂千夫(2019)日本経済評論社[4]『社会保障法』加藤智章・菊池馨実・倉田聡・前田雅子(2019)有斐閣<資料集としての参考書>

[5]『社会保障入門2019』社会保障入門編集委員会(2019)中央法規

7.成績評価の方法授業中のディスカッションと1回のレポートを合わせて40%、期末試験を60%の比率で評価する。

8.その他・兼任講師のため出校日が限られている。質問は当該授業回のうちにすることを勧める。・履修者数によっては期末試験を定期試験の期間中に実施する場合がある。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM381J 科目ナンバー:(CO)CMM381J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 284 2020/03/15 16:18:27

Page 285: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 284 ― ― 285 ―

10

(3)

ファイナンス・インシュアランスコース

保険リスクマネジメント論A 浅井 義裕

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標保険リスクマネジメント論Aでは、主に保険について初めて学習する人を対象にして、「家計がなぜ保険を購入するのか?」について学習したのちに、具体的な保険商品の内容や保険市場など、基礎的な事柄を学習します。学習して身につけた保険リスクマネジメントに関する知識を、生活の中で活用できるようになることを目標とします。また、仕事に必要となるであろう、保険や金融に関する新聞記事などを読みこなしていく力を養うことも目標としています。

2.授業内容第1回:リスクとは何か?第2回:家計はなぜ保険を買うのか? 第3回:大数の法則第4回:収支相等の原則第5回: プーリング第6回: リスクプレミアム第7回:生命保険第8回:火災保険第9回:地震保険第9回:自動車保険第10回:第三分野第11回:社会保険第12回:年金第13回:新しい保険市場の動き第14回:保険会社の課題

3.履修上の注意「日本経済新聞」の金融・保険の記事を読む習慣があることなど、現実の経済の動きに関心があることが望ましい。なお、若干の計算問題が必要なので、中学程度の数学の復習をしてあることが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義に臨むにあたって、予習として、アップロードされたパワーポイントに目を通しておくとよいでしょう。また、授業の復習は、該当する部分の教科書を読み、授業内で扱った計算問題を自分で解いてみることが効果的です。また、講義に関連する項目について、日本経済新聞やビジネス雑誌の記事を読んでみることで、知識の定着を図るとよいでしょう。

5.教科書家森信善 (2020) 『はじめて学ぶ保険のしくみ』 第3版 中央経済社。

6.参考書柳瀬典由、石坂元一、山崎尚志 (2018) 『リスクマネジメント』 中央経済社。鈴木治、岩本堯、トムソンネット(2010)『図説 損害保険ビジネス』 補訂版 金融財政事情研究会。望月琢彦、古賀輝行、岩本堯、鈴木治、小島修矢、佐藤泰夫、森川勝彦、トムソンネット(2014)『図説 生命保険ビジネス』 きんざい。

7.成績評価の方法定期試験(選択式問題)で評価します。

8.その他教科書に沿って講義を進めていきます。2019年度春学期は、2割程度の受講者が単位を取得できませんでした(59点以下:F評価)ので、受講する際には注意をしてください。

駿河台

保険リスクマネジメント論B 浅井 義裕

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標保険リスクマネジメント論Bでは、保険商品や市場について、すでに基礎的な知識を持つ人を対象にして、保険会社の運用、保険制度について学習します。また、デリバティブなど、保険以外のリスクマネジメントの手段についても学習します。さらに、保険リスクマネジメント論Bでは、主に、「企業がなぜ保険を購入するのか?」について学習します。企業で、従業員・経営者として働く場合などに必要になるであろう、保険の考え方を身につけることを目標とします。

2.授業内容第1回:保険会社の資産運用第2回:現在の保険制度第3回:保険契約者の保護第4回:新しい保険とデリバティブ第5回: オプションとその応用第6回:企業はなぜ保険を買うのか?第7回:数値から見る家計と企業の保険需要第8回: ロスファイナンス第9回: ロスコントロール第10回:上場企業における保険需要第11回:税金、金利、企業規模と保険需要第12回:保険以外のリスクマネジメントと費用の比較第13回:中小企業における保険需要第14回:銀行との関係と保険需要

3.履修上の注意保険リスクマネジメント論Aを履修済みであることを前提に講義が行われます。また、ミクロ経済学、そして、金融論・コーポレートファイナンス・証券市場論・保険学・損害保険論などの知識が必要となるので、これらの科目を履修済み、もしくは履修中であるとよいでしょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義に臨むにあたって、パワーポイントに目を通しておくとよいでしょう。また、復習は、授業内で扱った計算問題を自分で解いてみると効果的です。

5.教科書家森信善 (2020) 『はじめて学ぶ保険のしくみ』 第3版 中央経済社。

6.参考書柳瀬典由、石坂元一、山崎尚志 (2018) 『リスクマネジメント』 中央経済社。スコット・E. ハリントン,グレッグ・R. ニーハウス (2005) 『保険とリスクマネジメント』東洋経済新報社。

7.成績評価の方法定期試験(80%)と中間レポート(20%)で評価する。

8.その他2019年度秋学期は、2割強の受講者が単位を取得できませんでした(59点以下:F評価)ので、受講する際には注意をしてください。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM381J 科目ナンバー:(CO)CMM381J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 285 2020/03/15 16:18:27

Page 286: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 286 ― ― 287 ―

外国専門書講読(金融) 萩原 統宏

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標 金融市場、金融理論に関する英語の文献を精読することによって・金融市場、金融理論に関する文章に「慣れる」こと・金融・証券分野における基本英単語の取得・初歩的な金融理論の理解を目指す。

2.授業内容 金融理論、金融実務に関する文献を、和訳しながら丁寧に読んでゆく。速く、正確に和訳できるようになることを目指す。金融、証券の分野における専門用語、および、理論的な知識については解説が加えられる。効率よく理解を深めるために、定期試験の他に適宜、和訳問題、読解問題、計算問題による演習を行う。第1回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 金融市場の基礎)第2回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 金融市場の基礎)第3回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 金融市場の基礎)第4回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 金融市場の基礎)第5回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 金融市場の基礎)第6回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 金融市場の基礎)第7回 a:問題演習 b:解説+前半の講義の振り返り第8回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 債券評価)第9回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 債券評価)第10回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 債券評価)第11回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 債券評価)第12回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 債券評価)第13回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 債券評価)第14回 a:試験 b:全体のまとめと試験の解説

3.履修上の注意 毎回の講義におけるテキストの学習範囲について、あらかじめ提示しておく。予習してきたかどうか確認のため、毎回、講義の最初に小テストを行う。また、テストを期末試験以外にも追加して行う。30分以上遅刻した場合、その回の講義については受講を認めない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎回の講義の最初に金融用語に関する小テストを行うことによって、予習を促す。

5.教科書 テキストを講義において提示する。

6.参考書金融証券用語の英和辞典を各自で準備するか、あるいは、インターネット上にある同様の機能を持ったサイトを活用する事を薦める。

7.成績評価の方法 小テストの得点(50点満点×得点率)と中間・期末試験の得点(合計50点満点、未受験は0点扱い)の合計(100点満点)によって評価する。

8.その他

駿河台

外国専門書講読(金融) 萩原 統宏

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標 金融市場、金融理論に関する英語の文献を精読することによって・金融市場、金融理論に関する文章に「慣れる」こと・金融・証券分野における基本英単語の取得・初歩的な金融理論の理解を目指します。

2.授業内容 金融理論、金融実務に関する文献を、和訳しながら丁寧に読んでゆく。速く、正確に和訳できるようになることを目指す。金融、証券の分野における専門用語、および、理論的な知識については解説が加えられる。効率よく理解を深めるために、定期試験の他に適宜、和訳問題、読解問題、計算問題による演習を行う。第1回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 株式評価)第2回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 株式評価)第3回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 株式評価)第4回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 株式評価)第5回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 株式評価)第6回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 株式評価)第7回 a: 英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 

初歩的理論の解説(内容 株式評価)    b:問題演習第8回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 ポートフォリオ理論)第9回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 ポートフォリオ理論)第10回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 ポートフォリオ理論)第11回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 ポートフォリオ理論)第12回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 ポートフォリオ理論)第13回  英文テキストに基づいて、専門用語の和訳・解説 初歩

的理論の解説(内容 ポートフォリオ理論)第14回 a:試験    b:全体のまとめと試験の解説

3.履修上の注意 毎回の講義におけるテキストの学習範囲について、あらかじめ提示する。予習してきたかどうか、毎回、講義の最初に小テストを行う予定である。30分以上遅刻した場合、その回の講義については受講を認めない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎回の講義において小テストを行うことによって、予習を促す。

5.教科書 テキストを講義において提示する。

6.参考書金融証券用語の英和辞典を各自で準備するか、あるいは、インターネット上にある同様の機能を持ったサイトを活用する事を薦める。

7.成績評価の方法 小テストの得点(50点満点×得点率)と中間・期末試験の得点(合計50点満点、未受験は0点扱い)の合計(100点満点)によって評価する。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 286 2020/03/15 16:18:27

Page 287: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 286 ― ― 287 ―

10

(3)

ファイナンス・インシュアランスコース

外国専門書講読(金融) 呉  東錫

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標 本講義は以下の諸点を到達目標としている。①  金融とコーポレートファイナンスに関する英語の

文献を精読した上でその内容を要約できるようになること。

② 初歩的な金融理論を理解すること。③ 金融関連の英語表現に慣れること。

2.授業内容第1回:財務諸表とキャッシュフロー第2回:財務諸表分析第3回:財務計画の策定と成長第4回:純現在価値①第5回:純現在価値②第6回:債券と株式の評価方法①第7回:債券と株式の評価方法②第8回:キャッシュフローの回収期間第9回:内部収益率第10回:キャピタル・バジェッティング①第11回:キャピタル・バジェッティング②第12回:リアル・オプション①第13回:リアル・オプション②第14回:a:全体のまとめ b:試験クラスの履修者の理解度、進行状況によって、授業内容を変更することがある。

3.履修上の注意① 配布物を事前に予習すること。②  30分以上遅刻した場合、その回の講義については

減点対象にする。③  担当箇所については単純和訳のみではなく、要約

も行うこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容配布資料については次回の授業までに必ず読み、不明なところは授業で質問すること。

5.教科書Stephen A. Ross, R. W. Westerfield and J. Jaffe, “Corporate finance 9th Edition”, McGraw Hill

6.参考書金融用語関連の辞典を購入することが望ましいが、インターネット上の検索機能を用いても良い。

7.成績評価の方法授業への取り組み姿勢(30%)期末試験(70%)

8.その他

駿河台

外国専門書講読(金融) 呉  東錫

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標 本講義は以下の諸点を到達目標としている。①  金融とコーポレートファイナンスに関する英語の

文献を精読した上でその内容を要約できるようになること。

② 初歩的な金融理論を理解すること。③ 金融関連の英語表現に慣れること。

2.授業内容第1回:資本市場理論:概要①第2回:資本市場理論:概要②第3回:資産価格モデル(CAPM)①第4回:資産価格モデル(CAPM)②第5回:裁定価格理論(APT)①第6回:裁定価格理論(APT)②第7回:リスクと資本コスト①第8回:リスクと資本コスト②第9回:資金調達の意思決定①第10回:資金調達の意思決定②第11回:最適資本構成①第12回:最適資本構成②第13回:新株予約券と転換社債第14回:a:全体のまとめ b:試験クラスの履修者の理解度、進行状況によって、授業内容を変更することがある。

3.履修上の注意① 配布物を事前に予習すること。②  30分以上遅刻した場合、その回の講義については

減点対象にする。③  担当箇所については単純和訳のみではなく、要約

も行うこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容配布資料については次回の授業までに必ず読み、不明なところは授業で質問すること。

5.教科書Stephen A. Ross, R. W. Westerfield and J. Jaffe, “Corporate finance 9th Edition”, McGraw Hill

6.参考書金融用語関連の辞典を購入することが望ましいが、インターネット上の検索機能を用いても良い。

7.成績評価の方法授業への取り組み姿勢(30%)期末試験(70%)

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 287 2020/03/15 16:18:27

Page 288: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 288 ― ― 289 ―

外国専門書講読(金融) 周  思思

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標本講義は以下のことを目標とする。* ファイナンス分野の英語専門書を精読した上、要約

できるようになること*ファイナンスに関連する基礎知識を習得すること*金融関連英語表現を理解できるようになること

2.授業内容第1回:a)イントロダクション、テキスト紹介    b)コーポレートファイナンスの考え方第2回:Interpreting Financial Statements第3回:Evaluating Financial performance第4回:Financial Forecasting第5回:Managing Growth①第6回:Managing Growth② テストと解説第7回:Financial Instruments and Markets第8回:Financial Decision①第9回:Financial Decision② テストと解説第10回:Discounted Cash Flow第11回:Risk Analysis in Investment Decisions第12回: Risk Analysis in Investment Decisions テスト

と解説第13回: Bu s i n e s s V a l u a t i o n a n d C o r p o r a t e

Restructuring第14回:a)全体のまとめ    b)テスト

3.履修上の注意*配布物を毎回事前に予習すること*発表の担当箇所を単純に和訳ではなく、要約すること*積極的に発言すること

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業中に配付する資料の該当箇所を事前に読み、不明な部分があれば授業で質問すること。

5.教科書Robert C. Higgins, Analysis fo Financial Management 10th Edition, McGraw-Hill Education, 2012

6.参考書授業中に紹介する

7.成績評価の方法平常点40%授業中の発言20%期中、期末テスト40%

8.その他

駿河台

外国専門書講読(金融) 周  思思

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標本講義は以下のことを目標とする。* コーポレート・ファイナンス分野の英語専門書を精

読した上、要約できるようになること* コーポレート・ファイナンスに関連する基礎知識を

習得すること*金融関連英語表現を理解できるようになること

2.授業内容第1回: イントロダクション、ファイナンスについて

の紹介等第1~6回 テキストのpart one第7回:Test(英語)と解説第8~13回:テキストのpart two第14回:a)全体の振り返り    b)テスト

3.履修上の注意*配布物を毎回事前に予習すること*内容を単純に和訳ではなく、要約すること*積極的に発言すること

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業中に配付する資料の該当箇所を事前に読み、不明な部分があれば授業で質問すること。

5.教科書Rorbet J. Shiller, Finace and the Good society, Princeton University, 2013.

6.参考書授業中に紹介する

7.成績評価の方法平常点40%授業中の発言20%期中、期末テスト40%

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 288 2020/03/15 16:18:27

Page 289: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 288 ― ― 289 ―

10

(3)

ファイナンス・インシュアランスコース

外国専門書講読(保険) 藤井 陽一朗

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標・授業の概要 英語で記述されたリスク関連の文章に触れることを通じて、ファイナンス&インシュアランスについての知見を得るための基礎知識を概観します。さらに、個人のリスク認知についての基礎的な考え方と知識を深めていきます。

・到達目標 ファイナンス&インシュアランス分野で分析のコアとなるリスクに関連するレポートや学術論文を読解できるようになることを目標とします。

2.授業内容第1回:外国専門書講読の扉を開く第2回:Risk Decisions (1)第3回:Risk Decisions (2)第4回:Defining Risk (1)第5回:Defining Risk (2)第6回:Analysing Risk (1)第7回:Analysing Risk (2)第8回:中間試験とその解説第9回:Making Risk Decisions (1)第10回:Making Risk Decisions (2)第11回:Risk Perception (1)第12回:Risk Perception (2)第13回:Risk Communication第14回:期末試験とその解説

3.履修上の注意 リスクをとらえる上での基礎概念の習得を目標としています。普段から日経新聞等でファイナンス&インシュアランスに関連するトピックに目を配っておくことが重要になります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 輪読形式の講義なので、毎回の出席と十分な予習が必要となります。

5.教科書Fischhoff, B and Kadvany, J. (2011) Risk: A veryshort introduction. Oxford University Press.

6.参考書なし。

7.成績評価の方法授業への出席と貢献(40%)、中間試験(30%)、期末試験(30%)

8.その他

駿河台

外国専門書講読(保険) 藤井 陽一朗

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標・授業の概要 英語で記述されたリスク関連の文章に触れることを通じて、ファイナンス&インシュアランスについての知見を得るための基礎知識を概観します。また、分析には統計学の考え方が必要となることから、統計学についての基礎的な考え方と知識を深めていきます。

・到達目標 ファイナンス&インシュアランス分野で分析のコアとなる統計学に関連する文章を読解できるようになることを目標とします。

2.授業内容第1回:外国専門書講読の扉を開く第2回:Surrouded by Statistics (1)第3回:Surrouded by Statistics (2)第4回:Simple Descriptions (1)第5回:Simple Descriptions (2)第6回:Collecting Good Data (1)第7回:Collecting Good Data (2)第8回:中間試験とその解説第9回:Probability (1)第10回:Probability (2)第11回:Estimation (1)第12回:Estimation (2)第13回:Statistical Models第14回:期末試験とその解説

3.履修上の注意 リスクをとらえる上での基礎概念の習得を目標としています。普段から日経新聞等でファイナンス&インシュアランスに関連するトピックに目を配っておくことが重要になります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 輪読形式の講義なので、毎回の出席と十分な予習が必要となります。

5.教科書Hand, D. J. (2008) Statistics: A veryshort introduction. Oxford University Press.

6.参考書なし。

7.成績評価の方法授業への出席と貢献(40%)、中間試験(30%)、期末試験(30%)

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 289 2020/03/15 16:18:27

Page 290: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

10-3基幹271-290_商学2_2020.indd 290 2020/03/15 16:18:27

Page 291: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

10

(4)

グローバル・ビジネスコース

(4)グローバル・ビジネスコース

※ 自コ−ス科目の扱いについては、入学年度によって異なります。必ず、【商学部シラバス1(履修の手引)】の「Ⅱ 授業科目及び担当者」で確認してください。

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 291 2020/03/15 16:45:45

Page 292: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 293 ―

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 292 2020/03/15 16:45:45

Page 293: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 293 ―

10

(4)

グローバル・ビジネスコース

貿易論A 所  康弘

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 国際関係の基礎となる貿易取引の飛躍的な拡大は、資本主義社会の発展に重要な役割を果たしてきた。国際貿易は財・サービスの輸出入を通じて諸国間の経済関係を緊密にし、そのつど新しい国際関係を形成してきた。本講義では、「資本主義的な」国際貿易はなぜ必要なのか、その原因は何かを理解するために貿易の歴史や基礎的な理論を概説する。 到達目標は、(1)国際貿易の歴史と資本主義発展の関連を理解すること。(2)国際貿易のさまざまな現象の理解に必要となる基本的な概念・理論を知ること。もって、現代世界の構図を把握すること。

2.授業内容第1回:aのみ:�イントロダクション(貿易論の対象領

域)�〈教科書11章〉第2回:�貿易の歴史1(大航海時代と三角貿易)�〈教科

書1章〉第3回:�貿易の歴史2(世界市場と商業革命)�〈教科書

1章〉第4回:�貿易の歴史3(産業革命と国際分業)�〈教科書

1章〉第5回:�貿易の歴史4(イギリス自由貿易体制)�〈教科

書1・12章〉第6回:�貿易の歴史5(植民地と一次産品経済)�〈教科

書1・8章〉第7回:中間試験とその解説第8回:�貿易の理論1(アダム・スミス)�〈教科書2・3章〉第9回:�貿易の理論2(リカードと比較優位)�〈教科書2・

3章〉第10回:�貿易の理論3(リカードと自由貿易)�〈教科書2・

3章〉第11回:貿易の理論4(J.�S.�ミル)�〈教科書2・3章〉第12回:�貿易の理論5(リストと保護貿易)�〈教科書2・

3章〉第13回:�貿易の理論6(ハミルトンと保護貿易)�〈教科

書2・3章〉第14回:�貿易の理論7(戦後の理論)・まとめ�〈教科書2・

3・9章〉

3.履修上の注意 履修にあたっては、必ず教科書を準備する必要があります。 開講中、教科書を使用して中間レポートの作成、答案の作成などを求めます。 毎回、10分程度の小テストを実施します。4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に教科書の該当箇所(各章)を熟読しておく必要があります。5.教科書 所康弘ほか(編)『貿易入門−世界と日本が見えてくる』大月書店、2017年。6.参考書 特に定めません。

7.成績評価の方法 定期試験60%、中間試験20%、毎回実施する小テスト20%、で評価します。8.その他 本講義は受け身の授業スタイルではありません。ゆえに講義中に各自の意見を発言(あるいはリアクションペーパーに記入)してもらいます。

駿河台

貿易論B 所  康弘

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 国際関係の基礎となる貿易取引の飛躍的な拡大は、資本主義社会の発展に重要な役割を果たしてきた。国際貿易は財・サービスの輸出入を通じて諸国間の経済関係を緊密にし、そのつど新しい国際関係を形成してきた。本講義では、「グローバル資本主義」下の国際貿易の新たな局面(リージョナリゼーションの進展、国際貿易秩序の構造変化、南北問題の変容など)とその課題を、理論実証的に考察する。 到達目標は、(1)先進国(アメリカ)や新興国の諸地域の貿易・投資状況とその特徴を理解すること。(2)各地域の地域貿易統合(NAFTAやTPP)の内容とその特徴を知ること。もって、現代世界のダイナミックな動態を把握すること。2.授業内容第1回:aのみ:�イントロダクション(貿易論の新たな

学問的課題)�〈教科書序章2節・4章〉第2回:�先進国の貿易と投資(戦後~80年代)�〈教科書

序章2節〉第3回:先進国の貿易と投資(90年代)�〈教科書1章〉第4回:�先進国の貿易と投資(90年代~2000年代)�〈教

科書1章〉第5回:�先進国の貿易と投資(NAFTAの誕生)�〈教科

書1章〉第6回:�先進国の貿易と投資(NAFTAの結果)�〈教科

書1・2章〉第7回:�先進国の貿易と投資(NAFTA下の人の移動)�

〈教科書1・2章〉第8回:中間試験とその解説第9回:�貧困国の貿易と投資(貿易と開発リスク)�〈教

科書3・5章〉第10回:�貧困国の貿易と投資(貿易と資源収奪)�〈教科

書5章〉第11回:�地域貿易統合の展開(TPPの内容)�〈教科書終

章〉第12回:�地域貿易統合の展開(TPPと日本)�〈教科書終

章〉第13回:�地域貿易統合の展開(TPPとアメリカ)�〈教科

書終章〉第14回:�地域貿易統合の展開(米州貿易秩序の展開)・

まとめ�〈教科書4章〉3.履修上の注意 履修にあたっては、必ず貿易論Bの教科書(貿易論Aとは違うテキストです)を準備する必要があります。 開講中、教科書を使用して中間レポートの作成、答案の作成を求めます。 毎回、10分程度の小テストを必ず実施します。4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に教科書の該当箇所(各章)を熟読しておく必要があります。5.教科書 所康弘『米州の貿易・開発と地域統合』法律文化社、2017年。6.参考書 所康弘『北米地域統合と途上国経済』西田書店、2009年。7.成績評価の方法 定期試験60%、中間レポート試験20%、毎回実施する小テスト20%、で評価する。8.その他 本講義は受け身の授業スタイルではありません。ゆえに講義中に各自の意見を発言(あるいはリアクションペーパーに記入)してもらいます。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM351J 科目ナンバー:(CO)CMM351J

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 293 2020/03/15 16:45:45

Page 294: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 294 ― ― 295 ―

国際マーケティング論A 臼井 哲也

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の到達目標及びテーマ≫本講義では,経済と市場のグローバリゼーションと競争構造の変化について考察し,日本企業(多国籍企業)の国際マーケティング課題とその解決策について論じる。受講生には,日系多国籍企業が直面する国際マーケティングの理論的・実務的課題を深く理解することを期待する(到達目標)。≪授業の概要≫本講義では,日本の大手企業を主対象とする国際マーケティング戦略について解説する。まず,国際ビジネスと国際マーケティングの主体である多国籍企業の生成プロセスについて考察する。そのうえで多国籍企業が直面する戦略的課題について検討し,アクティブ・ラーニング等を通して,その解決策にについて受講者自らが考える機会を提供する。これらを通じて日系多国籍企業による国際マーケティングの理論的・実務的課題を深く理解することを目指す。

2.授業内容第1回:国際マーケティングの定義と対象第2回:多国籍企業の成立と国際マーケティング第3回:優位性概念とFDI第4回:OLIパラダイムと国境を越えるマーケティング第5回:内部化理論と国境を越えるマーケティング第6回:ポーターのファイブ・フォース分析第7回:ケース・スタディ(アクティブ・ラーニング)第8回:バーニーの資源ベース・ヴュー第9回:ティースのダイナミック・ケイパビリティ論第10回:�グローバル戦略経営と国際マーケティングの進化第11回:国際マーケティングの計画(戦略)第12回:国際マーケティング・ケイパビリティ(実行)第13回:ケース・スタディ(アクティブ・ラーニング)第14回:まとめ*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意教科書を事前に読んだ上で授業に持参すること。国際マーケティング論Bを続けて履修することを推奨する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業を通して興味を持った分野やトピックスについては,教科書の各章末に記載してある参考文献や指定する論文等を読んで理解をより深めること。

5.教科書諸上茂登編著『国際マーケティング・ケイパビリティ:戦略計画から実行能力へ』同文舘出版,2019年

6.参考書諸上茂登共編著『国際ビジネスの新機軸ーセミ・グローバリゼーションの現実の下でー』同文舘出版,2015年

7.成績評価の方法期末試験(70%)と平常点(30%)により総合的に評価する。

8.その他

駿河台

国際マーケティング論B 臼井 哲也

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の到達目標及びテーマ≫本講義では国際マーケティングの体系と各論について解説する。受講者が,国際マーケティング活動の役割(機能)・内容と事業成果との関係について深く理解し,実践のための基礎を修得することを目標とする。≪授業の概要≫まず,海外市場参入から開始し,現地市場で顧客へ価値を提供するマーケティング戦略の立案,そして現地市場で長期的に成長するための競争優位の構築方法について理解を深める。これら解説に加えて,アクティブ・ラーニングを通して,受講生自らが国際マーケティング問題を考える機会を提供する。これらを通じて,国際マーケティング実践のための基礎を修得することを目指す。

2.授業内容第1回:国際マーケティング戦略の体系第2回:海外市場参入戦略1(ターゲット市場の選定)第3回:�海外市場参入戦略2(国際マーケティング・リサー

チ)第4回:海外市場参入戦略3(エントリーモード)第5回:ケース・スタディ(アクティブ・ラーニング)第6回:標準化ー適応化戦略1(概要)第7回:標準化ー適応化戦略2(製品戦略と価格戦略)第8回:�標準化ー適応化戦略3(流通戦略とプロモーショ

ン戦略)第9回:�国際マーケティング・ケイパビリティ1(ケイパ

ビリティとは)第10回:�国際マーケティング・ケイパビリティ2(本社と

子会社関係)第11回:�国際マーケティング・ケイパビリティ3(グロー

バル調整)第12回:ケース・スタディ(アクティブ・ラーニング)第13回:ビジネスモデルと国際マーケティング第14回:まとめ*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意教科書を事前に読んだ上で授業に持参すること。国際マーケティング論Aを履修することを推奨する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業を通して興味を持った分野やトピックスについては,教科書の各章末に記載してある参考文献や指定する論文等を読んで理解をより深めること。

5.教科書諸上茂登編著『国際マーケティング・ケイパビリティ:戦略計画から実行能力へ』同文舘出版,2019年

6.参考書諸上茂登共編著『国際ビジネスの新機軸ーセミ・グローバリゼーションの現実の下でー』同文舘出版,2015年

7.成績評価の方法期末試験(70%)と平常点(30%)により総合的に評価する。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM311J 科目ナンバー:(CO)CMM311J

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 294 2020/03/15 16:45:45

Page 295: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 294 ― ― 295 ―

10

(4)

グローバル・ビジネスコース

国際マーケティング論A 崔  在濬

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 市場と経済の諸環境変化に焦点を当て、国際市場の構造的変化に影響を与えている機関やルールなどを考察する。また、企業としてコントロール不可能な一般的国際環境について、諸問題点を浮き彫りにし、理解を深める。到達目標 本講義を通じて製造業の持続可能な国際競争力の獲得方法や国際マーケティングの活動が理論的に説明できるようになる。

2.授業内容第1回:何故、国際マーケティング?とその概念第2回:�国際マーケティングの実態と進化モデル(SCP)第3回:�主な産業構造の変化(影響力ある機関WTO・

IMF等)第4回:�主な産業構造の変化(主要証券取引所の再編

と為替)第5回:�リージョナリゼーション(地域協定RCEPと

TPP等)

第6回:�日本製造企業の国際競争力とビジネス・アーキテクチャ

第7回:ポーターの「5つの力」と戦略ポジショニング第8回:�資源ベース論とダイナミック・ケイパビリティ

論第9回:�持続可能な競争優位と一時的競争優位の獲得・

維持第10回:�市場起点のマーケティングによる市場創出・

価値創造

第11回:国際市場調査とインテリジェンス第12回:国際マーケティングの参入戦略�第13回:国際マーケティングの再配置と転換第14回:まとめと予想問題提示

*講義内容は必要に応じて変更する場合もある。

3.履修上の注意 ノート一式と教科書持参。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎回、受業中に興味が沸いた部分や用語について参考文献を調べて、自筆で書き溜めておくこと。成績評価時(レポード提出)、加点扱いにする。5.教科書 諸上茂登(2013)『国際マーケティング講義』、同文館。

6.参考書 諸上茂登(2012)『国際マーケティング論の系譜と新展開』、同文館。7.成績評価の方法 試験(50%)、授業参加状況(30%)、レポート(20%)を総合的に評価する。8.その他

駿河台

国際マーケティング論B 崔  在濬

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本講義は、企業の統制可能なマーケティング・プログラムを巧みに組み合わせる事例を中心に学習する、国際マーケティング論の各論である。つまり、国際マーケティング4Ps(≒マーケティング・ミックス)の基本的な役割について考察する。到達目標 本講義を通じて各企業の持つコントロール可能な4Psを巧みに組み合わせることによって国際競争環境の激化に立ち向かう実践的方法が説明できるようになる。

2.授業内容第1回:�激変する国際ビジネス環境のグルーピング

(VUCA)第2回:国際マーケティング活動の構成要素第3回:典型的国際市場細分化の基準第4回:多様なニーズの細分化(STP)第5回:国際製品戦略と過剰品質問題

第6回:国際製品のブランディングとイノベーション第7回:国際価格戦略とコスト削減問題第8回:�国際プロモーション(プール戦略としての広告)第9回:�国際プロモーション(プッシュ戦略としての

人的販売)第10回:国際的イベント及び体験マーケティング

第11回:�販売促進とPR(Public�Relations)第12回:国際ロジスティックス戦略第13回:国際サプライチェーン・マネジメント第14回:まとめと予想問題提示

*講義内容は必要に応じて変更する場合もある。

3.履修上の注意 ノート一式と教科書持参。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎回、受業中に興味が沸いた部分や用語について参考文献を調べて、自筆で書き溜めておくこと。成績評価時(レポード提出)、加点扱いにする。5.教科書 諸上茂登(2013)『国際マーケティング講義』、同文館。

6.参考書 諸上茂登(2012)『国際マーケティング論の系譜と新展開』、同文館。7.成績評価の方法 試験(50%)、授業参加状況(30%)、レポート(20%)を総合的に評価する。8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM311J 科目ナンバー:(CO)CMM311J

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 295 2020/03/15 16:45:45

Page 296: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 296 ― ― 297 ―

貿易商務論A 篠原 敏彦

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標貿易取引や国際ビジネスに関する一般的な知識を学ぶと同時にその実践的な活用方法に焦点をあてる。海外企業や海外市場を相手にビジネスを展開する際には、国内取引ではみられない数多くの諸規則や商慣習が前提となっている。1つの契約を成立させ完了さるために一体どれほどの考慮すべき事項が必要であろうか。ここでは国際取引について、取引成立前の準備からその契約成立までの各段階ごとに詳しく検討し、一連の取引の流れをみることで、国際取引の専門的知識を習得することを目標とする。2.授業内容第1回:貿易取引全体の流れ第2回:貿易取引の環境と諸制度第3回:貿易取引を行う企業とその類型第4回:貿易取引の多様な形態第5回:取引企業の選択と信用調査第6回:�貿易取引交渉プロセス�I(製品、品質、数量

条件など)第7回:�貿易取引交渉プロセス�II(価格、納期、決済

条件、トレード・タームスなど)第8回:貿易取引交渉プロセスの例示と交渉技術第9回:�貿易取引契約の締結とその検討�I(契約関係、

製品、価格など)第10回:�貿易取引契約の締結とその検討�II(運送、保険、

決済など)第11回:�貿易取引と関連法及び規制�I�(外国為替及び外

国貿易法)第12回:�貿易取引と関連法及び規制�II(その他の関連法)第13回:貿易取引における国際売買契約の特徴第14回:トピック:国際取引の電子化の動向について3.履修上の注意1.講義は輸出取引を中心に進めるが、適宜輸入取引にも言及する。2.実際の貿易取引では極めて専門的な用語が頻繁に用いられるために、用語の正確な理解をしないまま新しい取引段階に入った場合、取引自体の仕組みや全体像が不鮮明になるので各講義の要点を常時整理しておくこと。3.理解度をみるために、小テストを適宜実施する場合もあるので、知識習熟度を確認しながら望んでもらいたい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容取引実務の内容は、商慣習、取引契約概念、国際取引規則(ルール)、英文契約書など広範囲を網羅しているために、履修者は毎回の講義内容を充分に理解して次の講義に臨むこと。5.教科書特に指定せず、毎回の講義内容の理解を深めるために必要な資料を配布する。6.参考書特に指定しない。7.成績評価の方法授業への貢献度を10%、レポート20%、期末試験を70%で評価する。8.その他

駿河台

貿易商務論B 篠原 敏彦

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標貿易取引や国際ビジネスに関する一般的な知識を学ぶと同時にその実践的な活用方法に焦点をあてる。貿易商務論(A)に引き続き貿易取引の契約成立から契約の終了までを、売買両当事者が実施すべき実務内容を段階ごとに詳しくみることで、国際取引の専門的知識を習得することを目標とする。

2.授業内容第1回:貿易取引契約締結後の当事者間の義務関係第2回:�輸入者の義務I(手形、T/T決済の仕組みと例示)第3回:輸入者の義務II(信用状決済の仕組みと例示)第4回:�運送契約Ⅰ(海上運送、航空運送、国際複合

運送)第5回:運送契約Ⅱ(運送証券と運送人の責任)第6回:�保険契約(海上保険の種類と保険条件、PL保

険など)第7回:銀行との契約(信用状、先物為替の予約)第8回:�通関(貨物の受渡、輸出入の申告と通関の流れ)第9回:船積・発送第10回:�為替手形作成と手形買取(信用状に基づく手

形の振出と買取)第11回:輸入取引における留意事項第12回:輸入取引決済と輸入金融第13回:クレーム問題の対応とその処理第14回:全体のまとめ

3.履修上の注意講義では、以下の点に留意してもらいたい。

1.講義は輸出取引を中心に進めるが、適宜輸入取引にも言及する。2.実際の貿易取引では極めて専門的な用語が頻繁に用いられるために、用語の正確な理解をしないまま新しい取引段階に入った場合、取引自体の仕組みや全体像が不鮮明になるので各講義の要点を常時整理しておくこと。3.理解度をみるために、小テストを適宜実施する場合もあるので、知識習熟度を確認しながら望んでもらいたい。4.準備学習(予習・復習等)の内容取引実務の内容は、商慣習、取引契約概念、国際取引規則(ルール)、英文契約書など広範囲を網羅しているために、履修者は毎回の講義内容を充分に理解して次の講義に臨むこと。5.教科書特に指定せず、毎回の講義内容の理解を深めるために必要なハンドアウトを配布する。6.参考書特に指定しない。7.成績評価の方法授業への貢献度を10%、レポート20%、期末試験を70%で評価する。8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM351J 科目ナンバー:(CO)CMM351J

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 296 2020/03/15 16:45:45

Page 297: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 296 ― ― 297 ―

10

(4)

グローバル・ビジネスコース

貿易政策論A 小林 尚朗

2単位 春学期3・4年次1.授業の概要・到達目標

[授業の概要]元来、貿易政策は各国の経済・社会、あるいは世界経済全体に多大な影響を及ぼすものであったが、今日ではグローバリゼーションの進展によって政策範囲が著しく拡大しており、その重要性および複雑性が一段と高まっている。自由化が進展する一方で、米国トランプ政権における保護主義化・一方主義化への動きなど、今日の世界経済は新たな局面も迎えている。本講義では、貿易政策の意義や手段、および歴史、そして多角的ルールなどを踏まえたうえで、今日の現実世界における貿易政策の効果、限界、問題点などを考察する。

[到達目標]本講義の目的は、(1)貿易政策の意義や手段、および歴史、そして多角的ルールなどを理解すること、(2)今日の現実世界における貿易政策の効果、限界、問題点などを考える能力を身につけること、そして(3)これらを通じて世界と日本の現状と課題を見極め、世界で活躍する素養を養うことである。

2.授業内容第1回:貿易政策の主体と目的―講義の概要―第2回:世界貿易の現状第3回:貿易政策の具体的手段<1> 関税政策について第4回:貿易政策の具体的手段<2> 輸出入政策の諸手段第5回:貿易政策の歴史<1> 重商主義とスミスの自由貿易論第6回:貿易政策の歴史<2> リカードウと比較生産費説第7回:貿易政策の歴史<3> 保護貿易の理論第8回:�貿易政策の歴史<4> 2つの世界大戦とIMF・GATT体制の

誕生第9回:多角的貿易システム<1> GATTの時代第10回:多角的貿易システム<2> UNCTADと第三世界第11回:�多角的貿易システム<3> GATTウルグアイ・ラウンドと

WTOの成立第12回:多角的貿易システム<4> WTO体制の特徴第13回:多角的貿易システム<5> 揺らぐWTO体制第14回:講義のまとめ −多角的貿易システムの危機

3.履修上の注意積極的な受講態度を要求する。基本的に、1・2年次に貿易総論A・Bを履修済みであることを前提に講義を進めていく。未履修者の履修を妨げるものではないが、未履修者は貿易に関する基本的な内容を十分に予習する必要がある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容専門科目であるため、1・2年次の貿易総論A・Bなどの内容を前提に進めていくため、それらの知識に欠ける履修者は関連する文献などをしっかりと精読しておくこと。また、日頃から新聞などの国際ニュースに関心を持って情報収集してもらいたい。講義で理解できなかった点は放置せず、自分で調べるなり、質問をすること。

5.教科書講義資料を配付する予定(原則として再配付はしない。必要があれば、Oh-o!�MeijiからDLすること)。

6.参考書小林尚朗・篠原敏彦・所康弘『貿易入門』大月書店。福田邦夫・小林尚朗・吉田敦・森元晶文『世界経済の解剖学』法律文化社。新岡智・板木雅彦・増田正人『国際経済政策論』有斐閣ブックス。経済産業省『通商白書』各年版(経済産業省のウェブサイトからDL可能)。経済産業経済政策局『不公正貿易報告書』各年版(経済産業省のウェブサイトからDL可能)。ジェトロ『ジェトロ世界貿易投資報告』各年版(ジェトロのウェブサイトからDL可能)。その他、講義のなかで取り上げる主題などに応じて、Oh-o!�Meijiシステム上、および口頭、プリントなどで随時紹介していく。

7.成績評価の方法講義時の積極的な発言や小テスト(意見提出やビデオの感想などを含む)を30%、期末テストを70%、以上によって評価する。なお、履修人数によっては期末テストを期末レポートに振り替える場合がある。

8.その他履修者の人数にもよりますが、講義中に発言を求めます。履修者は受け身にならないように、自分で考えるということを忘れないこと。

駿河台

貿易政策論B 小林 尚朗

2単位 春学期3・4年次1.授業の概要・到達目標

[授業の概要]元来、貿易政策は各国の経済・社会、あるいは世界経済全体に多大な影響を及ぼすものであったが、今日ではグローバリゼーションの進展によって政策範囲が著しく拡大しており、その重要性および複雑性が一段と高まっている。自由化が進展する一方で、米国トランプ政権における保護主義化・一方主義化への動きなど、今日の世界経済は新たな局面も迎えている。本講義では、いわゆる今日の「貿易戦争」を理解するために、多角的貿易ルールを踏まえたうえで、とりわけ1980年代以降の世界経済と貿易政策の変遷を概観し、「貿易戦争」の特徴や問題点、そして解決方法などを考察する。

[到達目標]本講義の目的は、(1)貿易政策の意義や手段、および歴史、そして多角的ルールなどを理解すること、(2)今日の現実世界における貿易政策の効果、限界、問題点などを考える能力を身につけること、そして(3)これらを通じて世界と日本の現状と課題を見極め、世界で活躍する素養を養うことである。

2.授業内容第1回:世界経済の現状と問題点<1>:講義の概要第2回:世界経済の現状と問題点<2>:世界経済史概略第3回:ケインズ主義から新自由主義へ:1970年代の世界第4回:日米貿易摩擦と多角的貿易システムの危機:1980年代の世界第5回:ワシントン・コンセンサスとグローバル化の進展第6回:東アジアの奇跡と「市場対政府」論争�第7回:WTOの誕生と貿易政策<1>:国際ルール拡充の功罪第8回:WTOの誕生と貿易政策<2>:知的財産権をめぐる問題第9回:WTOの誕生と貿易政策<2>:公正と効率性の問題第10回:地域経済統合ブームと地域貿易協定の意義第11回:東アジアの通貨危機と域内協力の強化第12回:東アジア共同体論をめぐる議論第13回:「米中貿易戦争」をどのように捉えるか第14回:世界と日本の課題を考える−まとめ−

3.履修上の注意積極的な受講態度を要求する。基本的に、1・2年次に貿易総論A・Bを履修済みであることを前提に講義を進めていく。未履修者の履修を妨げるものではないが、未履修者は貿易に関する基本的な内容を十分に予習する必要がある。なお、2020年度は経過措置として「貿易政策論A」と並行して開講されるので、基礎的なところで重なる内容もある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容専門科目であるため、1・2年次の貿易総論A・Bなどの内容を前提に進めていくため、それらの知識に欠ける履修者は関連する文献などをしっかりと精読しておくこと。また、日頃から新聞などの国際ニュースに関心を持って情報収集してもらいたい。講義で理解できなかった点は放置せず、自分で調べるなり、質問をすること。

5.教科書講義資料を配付する予定(原則として再配付はしない。必要があれば、Oh-o!�MeijiからDLすること)。

6.参考書小林尚朗・篠原敏彦・所康弘『貿易入門』大月書店。平川均・石川幸一・山本博史・矢野修一・小原篤次・小林尚朗 『新・アジア経済論』 文眞堂。平川均・小林尚朗・森元晶文編 『東アジア地域協力の共同設計』 西田書店。新岡智・板木雅彦・増田正人『国際経済政策論』有斐閣ブックス。その他、講義のなかで取り上げる主題などに応じて、Oh-o!�Meijiシステム上、および口頭、プリントなどで随時紹介していく。

7.成績評価の方法講義時の積極的な発言や小テスト(意見提出やビデオの感想などを含む)を50%、期末レポート課題を50%、以上によって評価する。ただし、履修者数によって、期末レポートを期末テストに振り替える場合がある。

8.その他履修者の人数にもよりますが、講義中に発言を求めます。履修者は受け身にならないように、自分で考えるということを忘れないこと。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM351J 科目ナンバー:(CO)CMM351J

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 297 2020/03/15 16:45:45

Page 298: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 298 ― ― 299 ―

ビジネス英語A 山本 雄一郎

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》・企業のビジネス現場で使用される基本的なレベルの英語について読み方・書き方に重点を置いて学習する。・ビジネス英会話、英字新聞、ビジネス専門時事用語の他、ビジネス交渉・英文契約で使われる英語を取り扱う。・授業は講義形式であるが、実践的な理解を深めるため、実際に英語を聞き、読み、書くための演習の時間を設ける。

《到達目標》・企業において仕事で英語が使えるための基本的知識や使用例を理解・習得することを到達目標とする。

2.授業内容第1回:a�のみ:ビジネス英語のイントロダクション第2回:ビジネス英会話 (1)第3回:    〃   (2)第4回:英字新聞記事 (1)第5回:   〃   (2)第6回:ビジネス専門時事用語 (1)第7回:    〃      (2)第8回:ビジネス交渉 (1)第9回:   〃   (2)第10回:   〃   (3)第11回:   〃   (4)第12回:英文契約 (1)第13回:  〃  (2)第14回:  〃  (3)

授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意・基礎的な英語力のある方が望ましい。・授業における説明を日本語で行ない、授業内容を理解できるようにする。・積極的に取り組む学生を歓迎する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容必要に応じて、事前に、授業中に配布する教材を読み、概要を理解しておくこと。

5.教科書プリント・資料等を配布するため、教科書不要。

6.参考書プリント・資料等を配布するため、参考書不要。

7.成績評価の方法 平常点(小テスト、課題提出、授業への参加度等)30%、期末試験70%

8.その他特になし。

駿河台

ビジネス英語B 山本 雄一郎

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》・企業のビジネス現場で使用される基本的なレベルの英語について読み方・書き方に重点を置いて学習する。・ビジネス英会話、英字新聞、ビジネスレター・メールの他、貿易取引で使われる英語を取り扱う。・授業は講義形式であるが、実践的な理解を深めるため、実際に英語を聞き、読み、書くための演習の時間を設ける。

《到達目標》

・企業において仕事で英語が使えるための基本的知識や使用例を理解・習得することを到達目標とする。

2.授業内容第1回:a�のみ:ビジネス英語のイントロダクション第2回:ビジネス英会話 (1)第3回:   〃    (2)第4回:英字新聞記事 (1)第5回:   〃   (2)第6回:ビジネスレター・メール (1)第7回:   〃        (2)第8回:   〃        (3)第9回:貿易取引 (1)-概要第10回:  〃  (2)-取引先候補の選定・�信用照会第11回:  〃  (3)-取引の勧誘・取引の引合い第12回:  〃  (4)-信用状�第13回:  〃  (5)-�一般取引条件と契約第14回:  〃  (6)-�船積み・�クレーム処理等

授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意・基礎的な英語力のある方が望ましい。・授業における説明を日本語で行ない、授業内容を理解できるようにする。・積極的に取り組む学生を歓迎する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容必要に応じて事前に、授業中に配布する教材を読み、概要を理解しておくこと。

5.教科書プリント・資料等を配布するため、教科書不要。

6.参考書プリント・資料等を配布するため、参考書不要。

7.成績評価の方法 平常点(小テスト、課題提出、授業への参加度等)30%、期末試験70%

8.その他特になし。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 298 2020/03/15 16:45:45

Page 299: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 298 ― ― 299 ―

10

(4)

グローバル・ビジネスコース

バーバル・ビジネス英語A 塩澤 恵理

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 今や英語でのコミュニケーションは不可欠である。実際にビジネス取引を行う場合、通常の会話だけでは役に立たない。つまりビジネス及び貿易の取引に必要な特別な言い回しや、特殊な熟語が用いられることが多い。本講義では、これらに加え経済用語を生きた会話に織り交ぜながら、商習慣を習得させるのが目的であ る。 講 義 は 基 本 的 に 英 語 で 行 う た め、TOEIC、TOEFLの点数アップにもつながるきっかけとなる。

2.授業内容第1回:Orientation/Meeting�People第2回:Meeting�People第3回:Telephoning第4回:Telephoning第5回:Organizations第6回:Organizations第7回:Exchanging�Information第8回:Exchanging�Information第9回:Reporting第10回:Reporting第11回:Socializing第12回:Socializing第13回:Meetings第14回:Meetings/Review

3.履修上の注意 間違いを恐れずに、進んで英語を話すというチャレンジ精神が必要である。予習、復習の準備は言うまでもない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎日自主的に最低15分英語に触れることで、リスニングに慣れる。 出された課題を予習、復習して宿題など授業の初めに提出する。

5.教科書 Business�Objectives(International�Edition).�Vicki�Hollett.�Oxford�University�Press.

6.参考書 「新貿易取引」石田貞夫、中村那詮著(有斐閣)、塩澤恵理著『ビジネス・コミュニケーションと最適化分析―新しい理論体系を求めて―』明治大学社会科学研究所叢書 頸草書房、プログレッシブ ビジネス英語辞典 小学館

7.成績評価の方法 全体の60%を定期試験とする。40%を宿題提出及び授業参加の積極性として計算する。

8.その他 授業参加の積極性を特に重視する。

駿河台

バーバル・ビジネス英語B 塩澤 恵理

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 今や英語でのコミュニケーションは不可欠である。実際にビジネス取引を行う場合、通常の会話だけでは役に立たない。つまりビジネス及び貿易の取引に必要な特別な言い回しや、特殊な熟語が用いられることが多い。本講義では、これらに加え経済用語を生きた会話に織り交ぜながら、商習慣を習得させるのが目的であ る。 講 義 は 基 本 的 に 英 語 で 行 う た め、TOEIC、TOEFLの点数アップにもつながるきっかけとなる。

2.授業内容第1回:Orientation/Making�Arrangements第2回:Making�Arrangements/Describing�Trends第3回:Describing�Trends/�Progress�Updates第4回:Progress�Updates第5回:Planning第6回:Planning第7回:Comparing�Information第8回:Comparing�Information第9回:Business�Travel第10回:Business�Travel第11回:Company�Visits第12回:Company�Visits第13回:Tackling�Problems第14回:Tackling�Problems/Review

3.履修上の注意 間違いを恐れずに、進んで英語を話すというチャレンジ精神が必要である。予習、復習の準備は言うまでもない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎日自主的に最低15分英語に触れることで、リスニングに慣れる。 出された課題を予習、復習して宿題など授業の初めに提出する。

5.教科書 Business�Objectives(International�Edition).�Vicki�Hollett.�Oxford�University�Press.

6.参考書 「新貿易取引」石田貞夫、中村那詮著(有斐閣)、塩澤恵理著『ビジネス・コミュニケーションと最適化分析−新しい理論体系を求めて−』明治大学社会科学研究所叢書 頸草書房、プログレッシブ ビジネス英語辞典 小学館

7.成績評価の方法 全体の60%を定期試験とする。残りの40%を宿題提出及び授業参加の積極性として計算する。

8.その他 授業参加の積極性を特に重視する。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 299 2020/03/15 16:45:45

Page 300: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 300 ― ― 301 ―

国際ビジネス交渉論A 中谷 安男

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 国際ビジネス交渉論を実際の日本を代表する企業の英文のケーススタディを通して学ぶ。興味深い事例のディスカッションを通して、グローバルマーケティング、戦略論などの観点からステークホルダーといかに交渉を行えばよいのか考察を行う。 海外のMBAのような形態で参加者が日本語で積極的に発言やディスカッションを行う。

2.授業内容第1回:Intel Inside第2回: Initiating World’s Biggest Joint Marketing

Project第3回:Coca-Cola Japan第4回:Creating Value and Making a Difference第5回:Chanel & Christian Dior 第6回:Enhancing Luxury Brand Identity第7回:Sapporo Breweries第8回: Changing a Big Company with Management

of Technology第9回:MUJI第10回:Reviving a Leading Brand第11回:Intel Japan第12回:Negotiating with Headquarters第13回:JR Kyushu Jet Ferry第14回:Making a Challenging Business Profitable

3.履修上の注意授業で積極的に発言やディスカッションを日本語で行うため毎回の出席が前提となる。各自事前に企業研究を行う

4.準備学習(予習・復習等)の内容・テキストを予習しディスカッションの準備をする・授業後、該当する企業に関して自分の考えをまとめる

5.教科書Global Leadership: Case Studies of Business Leaders in Japan 金星堂  Nakatani, Y. & Smithers, R.関連企業の論文

6.参考書『ケース・メソッド入門 』 石田英夫 他 慶應義塾大学出版

7.成績評価の方法1.授業への貢献(発言や発表)30%2.ミニグループレポート20%3.最終レポート 50%

8.その他履修者数によっては最終レポートに代えて,期末試験を実施する場合もあります。

駿河台

国際ビジネス交渉論B 中谷 安男

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 国際ビジネス交渉論を実際の日本を代表する企業の英文のケーススタディを通して学ぶ。興味深い事例のディスカッションを通して、グローバルマーケティング、戦略論などの観点からステークホルダーといかに交渉を行えばよいのか考察を行う。 海外のMBAのような形態で参加者が日本語で積極的に発言やディスカッションを行う。

2.授業内容第1回:Shiseido Corporate Citizen in China1第2回:Shiseido Corporate Citizen in China2第3回:Toshiba Vietnam第4回: Developing New Business in Emerging

Markets第5回:Intel Japan Marketing第6回:De-centralizing Marketing Strategies第7回:Hakata Torimon第8回: Competing with Big Companies by

Establishing a Regional Brand第9回:Global MUJI第10回: Sustaining Brand Identity and Global

Business Strategies第11回:Global Brand Shiseido第12回:Enhancing Global Brand Communication第13回:Konica Minolta 第14回:Building Global Business Models

3.履修上の注意授業で積極的に発言やディスカッションを日本語で行うため毎回の出席が前提となる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・テキストを予習しディスカッションの準備をする・授業後、該当する企業に関して自分の考えをまとめる

5.教科書Global Leadership: Case Studies of Business Leaders in Japan 金星堂  Nakatani, Y. & Smithers, R.関連企業の論文

6.参考書『ケース・メソッド入門 』 石田英夫 他 慶應義塾大学出版

7.成績評価の方法1.授業への貢献(発言や発表)30%2.ミニグループレポート20%3.最終レポート 50%

8.その他履修者数によっては最終レポートに代えて,期末試験を実施する場合もあります。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 300 2020/03/18 0:26:03

Page 301: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 300 ― ― 301 ―

10

(4)

グローバル・ビジネスコース

北米地域市場論 朝比奈 剛

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 概要:アメリカを中心とした北米地域は、世界最大規模の地域市場である。アメリカは、世界最大の経済規模を誇るだけではなく、その経済力、技術力、文化的、政治的な影響力、日本との関係の大きさなど圧倒的な存在である。歴史的に概観していくことで、こうした今日のアメリカ経済の特徴・実態・課題、そして、その背景を明らかにしていく。 到達目標:北米市場・アメリカ経済の歴史的な変遷、特長・実態・課題を理解し、考察できるようになること。

2.授業内容第1回:�イントロダクション(北米市場・アメリカを

考える)第2回:北米地域の歴史第3回:アメリカの歴史第4回:アメリカ経済の発展(20世紀初頭まで)第5回:�アメリカの覇権の確立(第1次世界大戦から第

二次世界大戦後まで)第6回:黄金の60年代第7回:混迷の70年代第8回:転換期の80年代第9回:90年代の景気拡大第10回:2000年代のサブプライムローンと世界同時不況第11回:オバマ、トランプ、そして?第12回:北米市場・アメリカの特徴と課題第13回:北米市場・アメリカと世界・日本第14回a:全体のまとめ   b:学期末試験3.履修上の注意 授業への積極的な参加が大切です。適宜、小レポートや中間レポートの作成があります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業で配布される資料などをあらかじめ読んでおくこと、また、ニュースなどを通じて、アメリカ経済などの動向を把握しておくこと。

5.教科書 特定の教科書は利用しません。必要な資料は授業で配布します。また、下記の他にも適宜、参考文献を紹介します。

6.参考書中本・宮崎(編)『現代アメリカ経済分析』(日本評論社、2013年)

『米国経済白書』(2013年までは毎日新聞社、2014年以降は蒼天社出版)

7.成績評価の方法 小レポートなど授業への参加の程度(20%)、中間レポート(20%)、学期末試験(60%)で評価します。

8.その他履修者数によっては期末試験を定期試験の期間中に実施する場合があります。

駿河台

欧州地域市場論 相沢 幸悦

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 ヨーロッパは、戦後、分割国家西ドイツを軍事的に抑え込むという観点から地域統合に踏み込みました。ドイツは、戦争責任を取るという観点からも経済面に特化しました。ここに独仏を基軸とするヨーロッパ統合が開始されました。 ヨーロッパの統合は、EEC、関税同盟、欧州通貨制度、域内市場統合と進展してきました。そして、実現は不可能といわれたヨーロッパ通貨統合、すなわちユーロ導入が1999年に実現しました。 そうした中でイギリスが国民投票でEUからの離脱を決定しました。極右政党の台頭も深刻化しています。 本講義では、統合ヨーロッパの市場の状況とヨーロッパにおけるドイツの生き方について明らかにし、極右勢力の台頭が、地域市場にどのような影響を及ぼすのかについて考察します。

2.授業内容第1回:ヨーロッパをどうみるか第2回:第二次大戦後のヨーロッパの統合第3回:ユーロの導入第4回:住宅・国債バブルと欧州債務危機第5回:ドイツのEU支配の確立第6回:イギリスのEU離脱第7回:欧州近代市民社会の大原則第8回:社会契約説とは第9回:ヨーロッパでの極右の台頭第10回:フランスの大統領選挙第11回:ドイツの総選挙第12回:イタリアの極右連立政権第13回:極右台頭をどう見るか第14回:ヨーロッパの地域市場の将来

3.履修上の注意 現実のヨーロッパ・ドイツ経済と極右台頭について取り上げますので、新聞をよく読んでください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 参考書や授業中に配布する資料などをよく読み、わからない点は授業中に質問してください。

5.教科書 とくに使用しません。

6.参考書 相沢幸悦「もうひとつの神の見えざる手」時潮社、2019年

7.成績評価の方法 適宜おこなう小テスト(30%)と期末試験(70%)を総合して判断します。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN381J 科目ナンバー:(CO)ECN381J

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 301 2020/03/15 16:45:45

Page 302: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 302 ― ― 303 ―

中南米地域市場論 桑原 小百合

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標中南米の独自で多様な社会と経済の問題を学ぶ。中南米はコントラストの際立つ地域である。不平等で排他的な発展の結果、社会・経済の根深い格差と不安定性を特徴とする。しかし、豊富な資源と広い市場を持ち、日本と補完しあって相互に社会・経済発展に貢献できるパートナーでもある。本授業では、中南米になじみの薄い学生も楽しく学べるよう地図や図表を多用した教科書を使って、歴史、地理、資源、経済開発、文化、政治、国際関係など様々な面から理解を深める。到達目標は、中南米諸国が直面する社会・経済問題とその歴史的背景を理解すること。

2.授業内容第1回:イントロダクション(中南米とは)第2回:歴史の遺産(植民地時代、独立)第3回:�歴史の遺産(国家成立、世界経済への参入、

革命)第4回:土地、資源、ひと(入植、天然資源開発)第5回:�土地、資源、ひと(土地所有、地域経済、都

市化)第6回:開発(経済構造、不均衡、危機)第7回:�開発(貧困、インフォーマル経済、持続可能

な開発)第8回:社会運動、文化(先住民、暴力、宗教、芸術)第9回:政治体制(ポピュリズム、権威主義)第10回:政治体制(民主主義、左派政権、政情不安)第11回:中南米と世界(地域統合、合法・違法取引)第12回:中南米と世界(米国、中国、欧州との関係)第13回:�中南米と世界(日本との関係、ブラジル、キュー

バ)第14回a.:まとめ�   b.:試験

3.履修上の注意開発経済学、国際経済学に関する授業を履修していることが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に教科書の該当箇所(各章)を熟読しておく。ネット、TV番組、雑誌の特集等を通じて、中南米の歴史、文化、社会などに積極的に触れるよう、心がける。

5.教科書『地図で見るラテンアメリカハンドブック』オリヴィエ・ダベーヌ、フレデリック・ルオー�著 太田佐絵子�訳(原書房)2017年

6.参考書『ラテン・アメリカ社会科学ハンドブック』ラテン・アメリカ政経学会編(新評論)2014年

7.成績評価の方法授業への貢献度 20%小テスト 20%期末試験 60%

8.その他履修者数によっては期末試験を定期試験の期間中に実施する場合があります。

駿河台

アジア・太平洋地域市場論 朱  永浩

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 授業の概要:米国、中国、日本という世界第1~3位までの経済大国を抱えるアジア・太平洋地域市場は、世界経済の中心である一方で、大きな転換期を迎えている。この授業では、とりわけ近年の中国経済の勃興に注目し、アジア・太平洋地域市場におけるその影響について、短期的および長期的視野から考察していく。

 到達目標:中国経済の勃興がアジア・太平洋地域市場にとってどのような意味合いを持つのか考察し、現状と将来を理解することで、今後グローバルに活躍するための素地を養う。

2.授業内容第1回 �イントロダクション:アジア・太平洋地域市

場を見る眼第2回 アジア経済の変貌と新たな課題第3回 アジアの生産ネットワークと地域経済統合第4回 アジアの地域統合の進展と展望第5回 オフショアリングとアジア経済のサービス化第6回 老いるアジアと国際労働力移動第7回 アジアのイスラム消費市場第8回 中国の市場経済の特徴とその課題第9回 中国の対外経済政策と「一帯一路」戦略第10回 アジアのエネルギーを巡る諸問題第11回 政治経済面で中国に接近する韓国第12回 ASEANと東アジアの経済統合第13回 アジアの国際交通インフラの開発と物流第14回 アジア地域のキャッシュレス化

3.履修上の注意 日本や中国を含めたアジア経済に関心のある履修者を歓迎する。初学者であって問題ないが、授業への出席はもちろんのこと、準備学習を怠らないこと。 日頃から、テレビのニュースや新聞などで、アジア・太平洋地域の事柄などにアンテナを張っておくこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 教科書の予習・復習を怠らないこと。 参考文献などにも積極的に取り組むこと。

5.教科書 平川均・石川幸一・山本博史・矢野修一・小原篤次・小林尚朗編『新・アジア経済論−中国とアジア・コンセンサスの模索』文眞堂、2016年。

6.参考書 朱永浩『中国東北経済の展開−北東アジアの新時代』日本評論社、2013年。 朱永浩編『アジア共同体構想と地域協力の展開』文眞堂、2018年。

7.成績評価の方法 出席状況と講義への主体的参加(30%) レポート(70%)

8.その他 アジア・太平洋地域市場の未来をともに描きましょう。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN381J 科目ナンバー:(CO)ECN381J

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 302 2020/03/15 16:45:45

Page 303: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 302 ― ― 303 ―

10

(4)

グローバル・ビジネスコース

世界経済論A 佐々木 優

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 膨大な規模のヒト・モノ・カネが国境を越えて行き来するようになった結果、多くの人びとがより豊かな生活を過ごすようになった。もっとも、ヒト・モノ・カネのグローバルな移動の拡大は、様々な問題を世界全体に広げる要因ともなっている。本講義は、「世界経済に見られる問題の全体像」をキーワードに、世界経済の現状について理解を深めるとともに、経済のグローバル化が生み出した課題について考察するものである。 また本講義では、(1)経済のグローバル化に関する基礎的な構造・考え方を把握すること、(2)今日の世界経済が抱える“全体的な課題”を理解した上で、その原因や背景について考察すること、の2点の達成を目指す。

2.授業内容第1回:イントロダクション/世界経済の構造第2回:資源のグローバル化第3回:世界経済とエネルギー需給第4回:グローバル化と紛争・環境問題第5回:世界経済と農産物の移動第6回:途上国開発と貧困問題第7回:リーマンショック後の世界経済とマネーの移動第8回:世界経済と自由貿易の功罪第9回:難民問題と世界経済第10回:ヒトのグローバルな移動とその課題第11回:グローバル経済の拡大と「経済成長」の課題第12回:グローバル化と先進国の格差社会第13回:世界経済における「国際的な祭典」の意義と課題第14回a:全体のまとめ/グローバリゼーションと世界経済   b:試験

3.履修上の注意 本講義では、講義内容に対する理解をより深めるため、映像資料や新聞記事などを用いて、考察する機会を設ける予定である。また、履修者数に応じて、学生同士によるグループディスカッションの時間を設けることも検討している。そのため、受講者には講義への積極的な参加や意見交換を行うことが求められる。 なお、初回授業にて詳細を説明するため、受講を検討している学生は必ず初回授業に出席すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 日頃から新聞やテレビなどで、経済や国際問題に関する情報を見聞きするように心がけ、世界経済への興味を抱くよう努めてほしい。

5.教科書 特定の教科書を指定せず、毎回の授業でプリントを配布する。ただし、授業内容に関連する参考書を提示するため、それらの内容を確認しておくこと。

6.参考書『貿易入門:世界と日本が見えてくる』、篠原敏彦、小林尚朗、所康弘編(大月書店)、2017年。

『食料の世界地図(第2版)』、エリック・ミルストーン、ティム・ラング(大賀圭治�監訳)(丸善)、2009年。

『一目でわかる!最新世界資源マップ』、資源問題研究会(ダイヤモンド社)、2011年。

『21世紀国際社会を考える:多層的な世界を読み解く38章』、渋谷淳一、本田量久編(旬報社)、2017年。※そのほか、適宜資料を紹介する。

7.成績評価の方法 平常点(40%)、学期末試験(60%)。平常点は授業への参加・貢献度、および授業内で実施するミニレポートの状況を総合的に判断する。なお、履修状況に応じて、期末試験を「グループ発表」に変更する可能性がある。そのため、グループでの活動や発表を苦手とする場合は、履修を十分に検討してほしい。変更の有無については、履修状況が判明次第、授業内で改めて説明する。 また、授業内容への理解を深めるため、期末試験とは別に課題レポートを実施する可能性がある。その場合は、授業内で改めて説明する。

8.その他 オフィスアワー(講義内容に関する質問やその他の相談など)は、原則として、授業前後の時間帯に教室で対応する。 なお、世界情勢の変化や履修者の希望に応じて授業内容を変更する可能性があることに留意してほしい。

駿河台

世界経済論B 佐々木 優

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 経済のグローバル化は、世界各国・地域が発展を成し遂げる契機となった。ただし、グローバル化は、必ずしも好影響とはならず、様々な弊害の生じている国・地域も見られる。そこで本講義では、「世界経済のなかで、各国・地域が抱える課題」をキーワードに、世界各国の社会経済の現状とグローバル化に伴う変化、および課題について検討する。 また本講義では、(1)グローバリゼーションが世界各国の政治・経済に及ぼした影響とその課題を理解すること、(2)各国・地域が直面する課題と国ごとの相違点を理解した上で、その要因や対応策を考察すること、の2点の達成を目指す。

2.授業内容第1回:今日の世界経済と各国・地域の関係第2回:グローバリゼーションとアメリカの存在第3回:グローバル経済と日米関係第4回:世界経済とEUの政治経済問題第5回:イギリスのEU離脱とグローバル経済への波及第6回:グローバル経済における中国の台頭と米中の貿易摩擦第7回:世界経済における中国の展望と課題(一帯一路構想ほか)第8回:グローバル経済とアジア地域の発展第9回:朝鮮半島の展望と世界経済第10回:グローバル化とASEAN諸国の課題第11回:世界経済における新興諸国の動向第12回:世界経済におけるアフリカの存在第13回:グローバル経済における途上国開発とその課題第14回a:全体のまとめ/グローバル経済の進展と日本経済の課題   b:試験

3.履修上の注意 本講義では、講義内容に対する理解をより深めるため、映像資料を度々使用するとともに、学生同士のディスカッションを行う予定である。また、履修者数に応じて、授業の後半部でグループ発表を取り入れる可能性があるため、受講者には講義への積極的な参加や意見交換を行うことが求められる。 なお、初回授業にて詳細を説明するため、受講を検討している学生は必ず初回授業に出席すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 日頃から新聞やテレビなどで、経済や国際問題に関する情報を見聞きするように心がけ、世界経済への興味を抱くよう努めてほしい。また、各回で扱う国・地域について、その政治・経済構造(基本情報)を事前に確認すること。

5.教科書 特定の教科書を指定せず、毎回の授業でプリントを配布する。ただし、授業内容に関連する参考書を提示するため、それらの内容を確認しておくこと。

6.参考書『貿易入門:世界と日本が見えてくる』、篠原敏彦、小林尚朗、所康弘編(大月書店)、2017年。

『一目でわかる!最新世界資源マップ』、資源問題研究会(ダイヤモンド社)、2011年。

『21世紀国際社会を考える:多層的な世界を読み解く38章』、渋谷淳一、本田量久編(旬報社)、2017年。

『世界経済の解剖学:亡益論入門』、福田邦夫監修(法律文化社)、2014年。※そのほか、適宜資料を紹介する。

7.成績評価の方法平常点(40%)、学期末試験(60%)。平常点は授業への参加・貢献度、および授業内で実施するミニレポートの状況を総合的に判断する。なお、履修状況に応じて、期末試験を「グループ発表」に変更する可能性がある。そのため、グループでの活動や発表を苦手とする場合は、履修を十分に検討してほしい。変更の有無については、履修状況が判明次第、授業内で改めて説明する。 また、授業内容への理解を深めるため、課題レポートを実施する可能性がある。その場合は、授業内で改めて説明する。

8.その他 オフィスアワー(講義内容に関する質問やその他の相談など)は、原則として、授業前後の時間帯に教室で対応する。 なお、世界情勢の変化や履修者の希望に応じて授業内容を変更する可能性があることに留意してほしい。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM351J 科目ナンバー:(CO)CMM351J

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 303 2020/03/15 16:45:45

Page 304: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 304 ― ― 305 ―

外国専門書講読(貿易) 山本 雄一郎

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 国際ビジネス全般の諸概念・理論について英語の文献を精読することにより、内容を理解する授業である。

《到達目標》 国際ビジネス全般について、英文を読みながら、内容を理解する科目である。具体的には、国際ビジネスに関する理解を深め、基本的用語および知識を身につけることを到達目標とする。

2.授業内容第1回:グローバル経済の特徴 (1)第2回:       〃   (2)第3回:グローバル化の定義 (1)第4回:       〃  (2)第5回:グローバル化の産業・企業例 (1)第6回:       〃      (2)第7回:グローバル市場における国際機関の役割 (1)第8回:       〃           (2)第9回:グローバル化拡大の要因・背景 (1)第10回:       〃       (2)第11回:       〃       (3)第12回:グローバル化の国の例 (1)第13回:       〃   (2)第14回: 海外直接投資の動向 (1)第15回:       〃   (2)

3.履修上の注意 全ての受講者が予習することを前提に英文和訳を発表する形式である。 英文和訳は重要であるが、同時に、全体的な内容を把握し、質問・意見等の積極的な発言が求められる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教材を予習することが求められる。

5.教科書 国際ビジネスに関する原書のコピー配布予定。

6.参考書 必要に応じて適宜指示。

7.成績評価の方法 出席、授業における英文和訳の発表や発言、春学期定期試験等を総合的に評価する。(詳細は授業初日に説明)。

8.その他

駿河台

外国専門書講読(貿易) 山本 雄一郎

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 国際ビジネス全般の諸概念・理論について英語の文献を精読することにより、内容を理解する授業である。

《到達目標》 国際ビジネス全般について、英文を読みながら、内容を理解する科目である。具体的には、国際ビジネスに関する理解を深め、基本的用語および知識を身につけることを到達目標とする。

2.授業内容第1回:多国籍企業の特徴 (1)第2回:       〃 (2)第3回:多国籍企業の実例 (1)第4回:       〃 (2)第5回:グローバル経済を巡る議論 (1)第6回:       〃     (2)第7回:       〃     (3)第8回:       〃     (4)第9回:       〃     (5)第10回:       〃     (6)第11回:       〃     (7)第12回:グローバル化の国の例 (1)第13回:       〃   (2)第14回: グローバル市場における国際経営 (1)第15回:       〃         (2)

3.履修上の注意 全ての受講者が予習することを前提に英文和訳を発表する形式である。 英文和訳は重要であるが、同時に、全体的な内容を把握し、質問・意見等の積極的な発言が求められる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教材を予習することが求められる。

5.教科書 国際ビジネスの原本コピー配布予定。

6.参考書 必要に応じて適宜指示。

7.成績評価の方法 出席、授業における英文和訳の発表や発言、秋学期定期試験等を総合的に評価する。(詳細は授業初日に説明)。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 304 2020/03/15 16:45:45

Page 305: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 304 ― ― 305 ―

10

(4)

グローバル・ビジネスコース

外国専門書講読(貿易) 佐々木 優

2単位 春学期3年次1.授業の概要・到達目標 グローバル経済の進展に伴い、大量のヒト・モノ・カネが国境を越えて行き来し、また貿易や投資、ビジネスなどに様々な変化が生じている。そこで本講義では、外国専門文献(英語文献)の輪読を通じて、グローバル経済の現状と課題について議論・考察する。特に春学期では、「経済のグローバル化にともなう貿易・投資の変化」に焦点を当てて、授業を進める。 また本講義では、(1)外国専門書を活用し、今日のグローバル経済の現状(特に貿易・開発・投資の役割)について理解を深めること、(2)授業内で示した諸問題について、自身の意見・主張を明確すること、の2点の達成を目指す。

2.授業内容第1回:イントロダクション ‐ 講義の概要第2回:経済のグローバル化と今日の世界(1)EU経済の課題第3回:経済のグローバル化と今日の世界(2)Brexitの動向第4回:経済のグローバル化と今日の世界(3)中国経済と日本第5回:�経済のグローバル化と今日の世界(4)トランプ政権と日本・

中国の経済第6回:�経済のグローバル化と今日の世界(5)自由貿易とアメリカの

動向第7回:小括Ⅰ第8回:グローバル経済とは第9回:グローバル経済と貿易第10回:グローバル経済と投資第11回:グローバリゼーションの潮流第12回:グローバリゼーションと世界経済の変化第13回:小括Ⅱ第14回a:期末試験   b:講義のまとめと試験の解説

3.履修上の注意 本講義では、受講生による外国文献講読を中心に、その内容に関するディスカッションを行う予定である。そのため、「単に英語文献を訳するだけ」ではなく、授業で扱うトピックについて主体的に考察・議論する講義であることに留意してほしい。 なお、早い時間帯での授業となるが、公平性を鑑み、原則として「遅刻」の扱いを設けず、遅刻者は一律で「欠席扱い」とする。そのため、毎回の授業において、開始時刻に間に合うよう十分に注意してほしい。必修の授業と言えど、欠席回数が規定を超えた場合は厳しい評価となることに留意すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前の準備として、テキストを和訳した上で、不明な語彙などを確認すること。事後学習では、テキストおよび授業内で取り上げたトピックについて、内容を把握しておくこと。また、新聞やメディアの情報に注目し、今日の世界経済で起こっている事象に関心を抱くよう心掛けてほしい。

5.教科書World�Investment�Report�2013,�UNCTAD,�2013.World�Trade�Report�2008,�WTO,�2008.Newsweekなど英雑誌の記事(国際情勢に応じて選定)※ただし、授業で使用する英語文献については、当該部分のコピーを配布する予定である。

6.参考書『貿易入門:世界と日本が見えてくる』、篠原敏彦、小林尚朗、所康弘編(大月書店)、2017年。※その他適宜紹介する。

7.成績評価の方法 平常点(40%)、授業内ミニレポート(20%)、期末試験(40%)。尚、平常点では、講義への参加・貢献度および輪読に伴う課題などを総合的に評価する。

8.その他 オフィスアワー(講義内容に関する質問やその他の相談など)は、原則として、授業前後の時間帯に教室で対応する。

駿河台

外国専門書講読(貿易) 佐々木 優

2単位 秋学期3年次1.授業の概要・到達目標 貿易や投資、ビジネスを取り巻くグローバルな環境の変化は、今日の社会経済に様々な好影響を及ぼしているが、他方で多大な不利益を被る人々も現れている。そこで本講義では、春学期の内容を踏まえつつ、グローバル経済の現状と課題について議論・考察する。特に秋学期では、「貿易・投資の拡大と開発途上国の関係」に焦点を当てて、授業を進める予定である。 また本講義では、(1)外国専門書を活用し、貿易・投資および多国籍企業の活動について、その意義と課題を理解すること、(2)授業内で示したトピックについて、自身の意見・主張を明確かつ具体的に提示できるようになること、の2点の達成を目指す。

2.授業内容第1回:イントロダクション/春学期の内容の確認第2回:GVCs(グローバル・バリュー・チェーン)とは第3回:経済のグローバル化とGVCs第4回:GVCsの特徴第5回:GVCsと商品貿易の拡大第6回:GVCsの課題-バングラデシュの事例-第7回:小括Ⅰ第8回:貿易拡大と開発途上国(1)農業セクターの成長第9回:�貿易拡大と開発途上国(2)農業開発とフードセキュリティ第10回:貿易拡大と開発途上国(3)資源貿易と投資第11回:グローバリゼーションと経済危機第12回:グローバル経済と国際機関第13回:小括Ⅱ第14回a:期末試験   b:講義のまとめと試験の解説

3.履修上の注意 本講義では、受講生による外国文献講読を中心に、その内容に関する考察やディスカッションを行う予定である。そのため、「単に英語文献を訳するだけ」ではなく、授業内で扱うトピックについて主体的に考察・議論する講義であることに留意してほしい。 なお、早い時間帯での授業となるが、公平性を鑑み、原則として「遅刻」の扱いを設けず、遅刻者は一律で「欠席扱い」とする。そのため、毎回の授業において、開始時刻に間に合うよう十分に注意してほしい。必修の授業と言えど、欠席回数が規定を超えた場合は厳しい評価となることに留意すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前の準備として、テキストを和訳した上で、不明な語彙などを確認すること。事後学習では、テキストおよび授業内で取り上げたトピックについて、内容を把握しておくこと。また、新聞やメディアの情報に注目し、今日の世界経済で起こっている事象に関心を抱くよう心掛けてほしい。

5.教科書World�Trade�Report�2014,�WTO,�2014.※ただし、授業で使用する英語文献については、当該部分のコピーを配布する予定である。

6.参考書『貿易入門:世界と日本が見えてくる』、篠原敏彦、小林尚朗、所康弘編(大月書店)、2017年。

『最底辺の10億人:最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?』、ポール・コリア―(中谷和男�訳)(日経BP社)、2008年。The�end�of�poverty:�how�we�can�make�it�happen�in�our�lifetime,�Jeffrey�D.�Sachs,�2005,�Harmondsworth,�PENGUIN�BOOKS�Ltd.

7.成績評価の方法 平常点(40%)、授業内ミニレポート(20%)、期末試験(もしくはプレゼンテーション)(40%)。尚、平常点では、講義への参加・貢献度および輪読に伴う課題などを総合的に評価する。

8.その他 グローバル経済が抱える諸問題に関する理解・考察を深めてもらうため、学期の後半に「個別に設定したテーマに関するプレゼン発表」を実施することを検討している。 オフィスアワー(講義内容に関する質問やその他の相談など)は、原則として、授業前後の時間帯に教室で対応する。 尚、受講生の希望や関心事に応じて、上記以外の教科書・テキストを用いることも検討している。そのため、選定したテキストに伴って講義内容に変更が生じる場合もある。その点は留意してほしい。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 305 2020/03/15 16:45:45

Page 306: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 306 ―

外国専門書講読(貿易) 山中 達也

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標春学期は「多国籍企業」と「雇用」をテーマに学んでいく。各講義では、主にスマートフォンなど電子機器の国際分業、AI(人工知能)の発展に伴う雇用の変化、米中貿易摩擦、企業の社会的責任やフェアトレードを扱う。授業を通じて、現代の国際分業と貿易に関する様々な課題を把握し、これを英語で理解・表現することを目標とする。毎回、該当ページの和訳を事前に準備し、教員が指定した箇所を発表する形式をとる。さらに各自がテーマを設定し、簡潔な発表と全体討論を行うことで多角的な考察力と発言力を養う。

2.授業内容第1回:イントロダクション:�世界経済の潮流第2回:Internationalization�trends�of�top�MNEs(1)第3回:Internationalization�trends�of�top�MNEs(2)第4回:AI�and�jobs(1)第5回:AI�and�jobs�(2)第6回:AI�and�jobs�(3)第7回:US-China�trade�dispute(1)�第8回:US-China�trade�dispute(2)�第9回:US-China�trade�dispute(3)�第10回:CSR�in�MNEs第11回:Is�Fair�trade�helping�workers?(1)第12回:Is�Fair�trade�helping�workers?(2)第13回:Is�Fair�trade�helping�workers?(3)第14回:春学期のまとめ

3.履修上の注意毎回、積極的にコメントや質問をすること。授業の進捗状況により各週の内容に若干の変更あり。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次回講義までに該当箇所を和訳するだけでなく、参考文献などでポイントを確認し、不明点を書き出すこと。また、授業内容を復習し、自分の意見をまとめておくこと。

5.教科書使用しない。翻訳課題はプリントを配布。テーマに関連したニュースなども教材として活用する。

6.参考書Dani�Rodrik,�Straight Talk on Trade,�Princeton�University�Press,�2017Haley�Sweetland�Edwards,�Shadow Courts: The Tribunals that Rule Global Trade,�Columbia�Global�Reports,�2016UNCTAD,�World Investment Report�2019,�United�Nations�Publication,�2019猪俣哲史『グローバル・バリューチェーン�新・南北問題へのまなざし』日本経済新聞出版社、2019年ジョン・ジェラルド・ラギー『正しいビジネス――世界が取り組む「多国籍企業と人権」の課題』岩波書店、2014年長坂寿久編『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開――SDGs時代に向けて』明石書店、2018年リチャード・ボールドウィン『世界経済�大いなる収斂』日本経済新聞出版社、2018年

7.成績評価の方法授業内の和訳(40%)、小テスト(30%)、授業内のプレゼンテーション及び発言(30%)

8.その他

駿河台

外国専門書講読(貿易) 山中 達也

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標秋学期は「新興国」の経済をテーマに学んでいく。はじめに、春学期の内容を踏まえ、昨今のグローバル・バリューチェーンの特徴についてアジア、アフリカ、ラテンアメリカを中心に確認する。その後、具体的な事例として各地のニュースなどを取り上げる。後半は、主に産油国における「資源の呪い」について理解を深める。授業を通じて、現代の内戦や紛争の経済的背景を把握し、これを英語で理解・表現することを目標とする。毎回、該当ページの和訳を事前に準備し、教員が指定した箇所を発表する形式をとる。また全体討論を行うことで多角的な考察力と発言力を養う。

2.授業内容第1回:新興国とは何か?第2回:Rising�investments�in�ASEAN’s�digital�economy第3回:�From�domestic�to�regional�to�global:�Factory�

Africa�and�Factory�Latin�America?第4回:�Intraregional�integration�is�unequal�and�poor�in�

Africa�and�Latin�America(1)第5回:�Intraregional�integration�is�unequal�and�poor�in�

Africa�and�Latin�America(2)第6回:The�performance�and�impact�of�SEZs(1)第7回:The�performance�and�impact�of�SEZs(2)第8回:The�Paradoxical�Wealth�of�Nations(1)第9回:The�Paradoxical�Wealth�of�Nations(2)第10回:�Diversification�Attempts�in�the�Middle�East�and�

North�Africa(1)第11回:�Diversification�Attempts�in�the�Middle�East�and�

North�Africa(2)第12回:石油と暴力の関係性(1)第13回:石油と暴力の関係性(2)第14回:秋学期のまとめ

3.履修上の注意毎回、積極的にコメントや質問をすること。授業の進捗状況により各週の内容に若干の変更あり。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次回講義までに該当箇所を和訳するだけでなく、参考文献などでポイントを確認し不明点を書き出すこと。また、授業内容を復習し、自分の意見をまとめておくこと。

5.教科書使用しない。翻訳課題はプリントを配布。

6.参考書David�Dollar,� Jose�Guilherme�Reis,� and�Zhi�Wang(ed.),�Global Value Chains Development Report,�The�World�Bank,�2017Reda�Chelf,�Fuad�Hasanov,�Min�Zhu(ed.),�Breaking the Oil Spell,�IMF,�2016Ruchir�Sharma,�The Rise and Fall of Nations,�Penguin�Books,�2016UNCTAD,�World Investment Report�2017,�United�Nations�Publication,�2017UNCTAD,�World Investment Report�2019,�United�Nations�Publication,�2019マイケル・L・ロス『石油の呪い』吉田書店、2017年リチャード・ローズ『エネルギー400年史:�薪から石炭、石油、原子力、再生可能エネルギーまで』草思社、2019年

7.成績評価の方法授業内の和訳と発言(60%)、小テスト(40%)

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-4基幹291-306_商学2_2020.indd 306 2020/03/15 16:45:45

Page 307: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

10

(5)

マネジメントコース

(5)マネジメントコース

※ 自コ−ス科目の扱いについては、入学年度によって異なります。必ず、【商学部シラバス1(履修の手引)】の「Ⅱ 授業科目及び担当者」で確認してください。

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 307 2020/03/15 16:49:47

Page 308: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 309 ―

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 308 2020/03/15 16:49:47

Page 309: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 309 ―

10

(5)

マネジメントコース

経営戦略論A 西  剛広

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、市場・社会が変化する中で企業が存続していくために、効果的な経営戦略のあり方を理論的に論じていきます。受講生には経営戦略の概念、基本理論を学んだ上で、市場環境と経営戦略の関係を把握してもらいたいと思います。経営戦略の基本理論を学習し、市場との関係でどのような経営戦略が適切となるかを理解できるようになることが本講義の「到達目標」となります。

2.授業内容第1回 イントロダクション第2回 戦略策定プロセス第3回 全社戦略と戦略計画(1)第4回 全社戦略と戦略計画(2)第5回 �成長戦略とプロダクト・ポートフォリオ・マ

ネジメント第6回 業界の構造分析第7回 移動障壁と戦略グループ第8回 競争地位に応じた戦略第9回 資源ベース理論第10回 ダイナミック・ケイパビリティ第11回 イノベーションのジレンマ第12回 新事業創造の戦略第13回 行動科学と経営戦略論第14回 経営戦略論Aのまとめ

*講義の進捗により内容を一部変更する場合があります。3.履修上の注意 経営戦略論Bと同時に履修することが望ましいです。 本講義では、出席を取る際に、簡単な課題を出すことが多いので、講義に積極的なスタンスで参加する姿勢をもつことが大切です。そのためにも、日頃から企業活動に関する出来事に関心を示すと同時に、講義中の資料や下記に掲げる参考書から経営戦略に関する様々な理論を摂取するよう努めてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習に関して、講義に関連する資料や論文を読むよう適宜、指示します。また、復習として、配布したPPTの確認をし、講義内容の理解に努めてください。5.教科書講義中にPPT資料を配布します。

6.参考書沼上�幹(2009)『経営戦略の思考法:時間展開・相互作用・ダイナミクス』日本経済新聞出版社網倉久永・新宅純二郎(2011)『経営戦略入門』日本経済新聞社7.成績評価の方法

(1)平常点:30点(講義中の課題)(2)定期試験:70点8.その他特にありません。

駿河台

経営戦略論B 西  剛広

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 経営戦略論Aで講義した内容をもとに、日本企業が直面する課題を踏まえて、(1)「企業の活動領域」、(2)「コーポレート・ガバナンス」(3)「新興国における企業戦略」のテーマから企業のとるべき戦略について説明をしていきます。とりわけ(3)「新興国における企業戦略」では、成長著しいインド市場に注目し、インドにおける日系企業やインド現地企業の戦略に焦点をあてます。このような点から日本企業の競争優位性を高めていく上で、有効となる経営戦略のあり方を理解することが本講義の到達目標です。2.授業内容第1回 イントロダクション第2回 事業システムと企業活動境界(1)第3回 事業システムと企業活動境界(2)第4回 国際標準化(1):デファクト・スタンダード第5回 国際標準化(2):コンセンサス標準第6回 経営戦略と組織構造(1)第7回 経営戦略と組織構造(2)第8回 経営戦略とコーポレート・ガバナンス(1)第9回 経営戦略とコーポレート・ガバナンス(2)第10回 経営戦略とコーポレート・ガバナンス(3)第11回 インドのコーポレート・ガバナンス第12回 インド企業の戦略第13回 日印合弁企業のガバナンスと戦略第14回 経営戦略論Bのまとめ

*講義の進捗により内容を一部変更する場合があります。

3.履修上の注意 経営戦略Aの内容をベースとして講義するので、経営戦略論Aと同時に履修することが望ましいです。 本講義では、出席を取る際に、簡単な課題を出すことが多いので、講義に積極的なスタンスで参加する姿勢をもつことが大切です。そのためにも、日頃から企業活動に関する出来事に関心を示すと同時に、講義中の資料や下記に掲げる参考書から経営戦略に関する様々な理論を摂取するように努めてください。4.準備学習(予習・復習等)の内容予習に関して、講義に関連する資料や論文を読むよう適宜、指示します。また、復習として、配布したPPTの確認をし、講義内容の理解に努めてください。5.教科書講義中にPPT資料を配布します。

6.参考書小川紘一(2009)『国際標準化と事業戦略』白桃書房宮島英昭(2017)『企業統治と成長戦略』東洋経済新報社

7.成績評価の方法(1)平常点:30点(講義中の課題)(2)定期試験:70点8.その他特にありません。

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN321J 科目ナンバー:(CO)MAN321J

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 309 2020/03/15 16:49:47

Page 310: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 310 ― ― 311 ―

生産管理論A 富野 貴弘

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 日本のものづくり企業の生産現場において日ごろどのような活動が行われているのか、そうした活動が競争力とどのような関係にあるのかということについて具体的なイメージを描けるようになることを目標とし、体系的に解説していきます。いわば「ものづくり」と「経営学」の融合を目指した講義です。

《授業の到達目標》 ものづくりを行っている製造企業の活動について経営学をベースに理論的・実証的に理解できるようになることを目標としています。

2.授業内容第1回 ものづくりと経営学第2回 ものづくり企業の競争力(その1)第3回 ものづくり企業の競争力(その2)第4回 テイラーの科学的管理法第5回 フォードシステムの成立第6回 生産性のジレンマとGMの台頭第7回 品質管理(その1)第8回 品質管理(その2)第9回 コスト管理(その1)第10回 コスト管理(その2)第11回 納期管理(その1)第12回 納期管理(その2)第13回 ケーススタディ第14回 総括

3.履修上の注意受講者の皆さんとの対話を重視し、共に講義を創りあげていきます。積極的な発言、質問などによる講義への能動的参加を期待します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容ものづくり企業に関する報道に常に目を向けるようにしてください。

5.教科書『生産管理の基本』富野貴弘著(日本実業出版社)2017年

6.参考書『生産マネジメント入門(1)』藤本隆宏著(日本経済新聞社)2001年

7.成績評価の方法レポート提出(30%)、定期試験(70%)

8.その他生産管理論Bと併せて履修することが望ましい。

駿河台

生産管理論B 富野 貴弘

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 日本のものづくり企業の生産現場において日ごろどのような活動が行われているのか、そうした活動が競争力とどのような関係にあるのかということについて具体的なイメージを描けるようになることを目標とし解説していきます。本講義では特に、製品開発やイノベーションといった、ものづくりの活動の中でも創造的な側面に焦点を当てて学びます。

《授業の到達目標》 ものづくりを行っている企業の活動について経営学をベースに理論的・実証的に理解できるようになることを目標としています。

2.授業内容第1回 ものづくり企業の競争力第2回 製品開発管理の基礎第3回 製品開発と商品力第4回 製品開発と製造能力第5回 VTR視聴と解説第6回 製品開発の組織設計第7回 製品開発とコスト第8回 製品開発とリードタイム第9回 製品アーキテクチャの概念第10回 イノベーション(その1)第11回 イノベーション(その2)第12回 VTR視聴と解説第13回 日本のものづくりの行方第14回 総括

3.履修上の注意受講生の皆さんとの対話を重視し、共に講義を創りあげていきます。積極的な発言、質問などによる講義への能動的参加を期待します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容ものづくり企業の報道に常に目を向けるようにしてください。

5.教科書『生産管理の基本』富野貴弘著(日本実業出版社)2017年

6.参考書『生産マネジメント入門(2)』藤本隆宏著(日本経済新聞社)2001年

『MOT技術経営入門』延岡健太郎著(日本経済新聞社)2002年

7.成績評価の方法レポート(30%)、定期試験(70%)

8.その他生産管理論Aと併せて履修することが望ましい。

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN321J 科目ナンバー:(CO)MAN321J

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 310 2020/03/15 16:49:47

Page 311: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 310 ― ― 311 ―

10

(5)

マネジメントコース

情報管理論A 山下 洋史

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の到達目標及びテーマ≫ 情報が、組織における重要な経営資源であることを認識するとともに、その有効活用のためのアプローチと方法論についての理解を深める。≪授業の概要≫ 情報管理の問題を、主として企業や公共機関といった「組織」の視点から捉え、経営資源としての情報の位置づけ、有用な情報の収集・加工・活用方法等について学習していく。

2.授業内容第1回:�イントロダクション(本授業の進め方)、情報

とは何か、知識とは何か?第2回:�「情報の非対称性」における情報の内容的価値

と占有的価値第3回:情報社会におけるコンピュータの役割第4回:�集権的情報管理・分権的情報管理と日本の組

織特性第5回:�組織における情報共有の重要性と局所最適化

の防止第6回:情報ネットワークとLAN第7回:インターネットとSNS第8回:�グローバル情報ネットワークとマルチドメス

ティック情報ネットワーク第9回:人事情報システムと職務分析第10回:人事情報と人事考課第11回:�人事情報管理1(自己評定と同僚間相互評定に

おける情報の信頼性)第12回:�人事情報管理2(評定要素の選定とレイティン

グ・モデル)第13回:�人事情報管理3(評定データのスケーリングと

評定者の評定傾向)第14回:モジュールa)本授業のまとめ*講義内容は必要に応じて変更することがある。3.履修上の注意 授業中に簡単な課題を実施することが多いので、これに対してスムーズに答えることができるよう、常に積極的なスタンスで授業に「参画」し、予習・復習することが大切である。4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:�次回の授業テーマについて、予め基本概念を理

解しておく。復習:�授業で説明した理論・枠組みやモデルをしっか

りと理解するよう復習しておく。5.教科書●�山下・金子・村山編著:経営情報のネットワーキン

グ戦略と情報管理,同文館,2014年6.参考書●�山下�洋史:情報・知識共有を基礎としたマネジメン

ト・モデル、東京経済情報出版、2005●�山下�洋史、村田�潔�編著、スマート・シンクロナイゼー

ション、同文舘、20067.成績評価の方法●平常点:40%(授業中の課題)●定期試験:60%8.その他 情報管理論AとBはそれぞれ独立した科目であるため単独履修も可能であるが、同時に履修することが好ましい。

駿河台

情報管理論B 山下 洋史

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の到達目標及びテーマ≫ 人間が何らかの情報を獲得したとき、それが「どれだけの情報量であるか?」を把握するために、情報理論の基礎を学び、情報という重要な経営資源に対する理解を深める。≪授業の概要≫ 情報管理の問題を主として工学的側面から捉え、コンピュータの特性や発展過程、また我々が情報を知ることによって期待される「情報量」や、コミュニケーション・ネットワークにおける情報伝達確率等について学習していく。

2.授業内容第1回:�イントロダクション(本授業の進め方)、情報

引力モデル第2回:コンピュータの発展過程①第3回:コンピュータの発展過程②第4回:ハードウェアの構成要素第5回:2進法と16進法第6回:論理演算①(論理積・論理和・否定)第7回:論理演算②(論理演算の組み合せ)第8回:情報理論①(情報量とその単位;bit)第9回:情報理論②(平均情報量とエントロピー)第10回:情報理論③(通信路行列と条件つき確率)第11回:�情報理論④(条件つきエントロピー・あいま

い度と相互情報量)第12回:�コミュニケーション・ネットワーク①(通信

路モデルと定常分布ベクトル)第13回:�コミュニケーション・ネットワーク②(ネッ

トワークのエントロピーと自己ループによる情報の停滞)

第14回:モジュールa)本授業のまとめ*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 授業中に簡単な課題を実施することが多いので、これに対してスムーズに答えることができるよう、常に積極的なスタンスで授業に「参画」し、予習・復習することが大切である。4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:�次回の授業テーマについて、予め基本概念を理

解しておく。復習:�授業で説明した理論・枠組みやモデルをしっか

りと理解するよう復習しておく。5.教科書●�山下・金子・村山編著:経営情報のネットワーキン

グ戦略と情報管理,同文館,2014年6.参考書●�山下�洋史:情報・知識共有を基礎としたマネジメン

ト・モデル,東京経済情報出版,2005●�山下�洋史、村田�潔�編著、スマート・シンクロナイゼー

ション,同文舘,20067.成績評価の方法●平常点:40%(授業中の課題)●定期試験:60%8.その他 情報管理論AとBはそれぞれ独立した科目であるため単独履修も可能であるが、同時に履修することが好ましい。

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN351J 科目ナンバー:(CO)MAN351J

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 311 2020/03/15 16:49:47

Page 312: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 312 ― ― 313 ―

経営情報システム論A 村田  潔

2単位 春学期3・4年次1.授業の概要・到達目標

《授業の概要》 本講義では、経営情報学の中核的テーマである、コンピュータを中心とする情報通信技術(ICT:Information�and�Communication�Technology)を用いて構築される経営情報システム(MIS:Management�Information�Systems)を活用した企業の「情報経営」の現状とあるべき姿について考察する。 激しい変化を続け、不確実性の高いビジネス環境の中で活動する現代の企業にとって、効率的で有効な情報処理とコミュニケーションの仕組み、すなわちMISを適切に開発し、運用・管理することは、企業経営上の重要な課題である。ビッグデータやIoT(Internet�of�Things:モノのインターネット)、ロボット、人工知能などに見られるように、現代のICTは目覚しい発展を続けており、多様で柔軟な企業ビジネスのあり方を実現するMISの構築を可能にしている。しかしその一方で、MISにとってICTは不可欠の要素であるものの、ICTばかりに目を奪われ、組織づくりや人づくりをおろそかにすればMISは機能せず、情報投資は無駄なものとなってしまう。 こうした理解に基づき、本講義ではMISを企業の戦略と組織、理念や文化、さらにはガバナンスと関連づけながら論じていく。本講義において受講生は、経営学、システム論、情報科学、情報工学など、学際的研究分野としての経営情報学に関連する項目の基礎を学び、その上で現代的な企業の情報経営について学習することとなる。

《授業の到達目標》 本講義を受講することで学生は、まずMISならびに経営情報学を理解するための基礎理論として、経営組織論、経営戦略論、システム理論ならびに情報科学、情報工学における関連知識を身につけることが期待される。そしてこれらの知識の習得に基づき、MISの開発・管理・運用、ICTを活用した現代的なビジネスモデルの構築・運用と組織変革、ネットビジネス/モバイルビジネス、ロボットや人工知能などの先端的ICTが拓く近未来の企業経営のあり方などに関する知識を得ることができ、さらに企業における人間、組織、環境、技術の相互作用としての情報現象の本質について理解することが目指される。

2.授業内容第1回:「情報社会と企業経営」 本講義への導入として、現代情報社会における企業経営が主として情報通信技術との関連においてどのような課題を有しているのかについて解説する。第2回:「経営情報システム論の基礎理論−経営戦略論」 経営情報システムを理解するための基礎として、経営戦略論の関連する項目について解説する。第3回:「経営情報システム論の基礎理論―経営組織論とシステム論」 経営情報システムを理解するための基礎として、経営組織論とシステム論の関連する項目について解説する。第4回:「経営情報システムの変遷と役割期待」 企業経営の中で、これまで経営情報システムがどのような役割期待を担ってきたのかについて、1950年代から現在までの流れを解説する。第5回:「情報通信技術の発展−情報通信技術の特質」 情報通信技術とはどのような特質を持つ技術なのかについて解説し、続けてその企業における利用と発展の方向性に関して確認した上で、データベースとネットワーク技術について解説を行う。第6回:「情報通信技術の発展−先端的情報通信技術」 ビッグデータ、IoT、人工知能、ロボットなどの先端的情報通信技術の動向と、それが企業経営にもたらす影響ならびに可能性について解説する。第7回:「経営情報システムの設計と開発」 経営情報システムの設計と開発の手法について解説し、それが企業経営にとってどのような課題を有しているのかについて議論する。第8回:「経営情報システムの管理」 経営情報システムの管理上の課題とその解決策について、企業の組織とガバナンスとの関連性を明確にしながら解説する。第9回:「ビジネスプロセス革新」 ICTを用いたビジネスモデルの構築について、実例をあげながら、その本質と課題について解説する。第10回:「ネットビジネス/モバイルビジネス」 ネットビジネスあるいはモバイルビジネスという企業の事業活動のあり方について、ネット起業の事例も含めて解説する。第11回:「情報通信技術と組織変革」 情報通信技術を用いた企業の現代的組織変革について解説する。第12回:「情報通信技術と組織コミュニケーション」 情報通信技術を用いた、企業内、企業間、企業 ‐ 顧客間コミュニケーションと情報共有のあり方について解説する。第13回:「ユビキタスコンピューティングとSociety�5.0」 国によって主導される情報通信技術政策と企業経営の関連性について解説する。第14回:「経営情報システム論の今後の課題」 経営情報学・経営情報システム論における学術的・実務的課題について解説する。

3.履修上の注意 2年次までに経営学総論ならびに商業総論を履修済みであることが望ましい。また、情報管理論と経営戦略論を並行的に履修または履修済みであると、講義への理解が進むと考えられる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義を理解するために教科書の関連する部分についてリーディングアサインメントが課されるので、予習を怠らないこと。また、毎回の講義資料は事前にOh-o!�Meijiシステムにアップロードされるので、受講前にダウンロードして目を通しておくこと。 復習課題としてレポートの提出を適宜求めるので、Oh-o!�Meijiシステムを使って期日までに必ず提出すること。

5.教科書 『経営情報論(新版補訂)』遠山曉・村田潔・岸眞理子著(有斐閣)

6.参考書『Management� Information�Systems:�Managing� the�Digital�Firm』Laudon,�K.�C.� and�Laudon,�J.�P.�(Pearson)

7.成績評価の方法期末試験60%、レポート20%、授業への貢献度20%

8.その他特になし。

駿河台

経営情報システム論B 村田  潔

2単位 秋学期3・4年次1.授業の概要・到達目標

《授業の概要》 今日の情報社会・ネットワーク社会において、さまざまな組織(企業、政府機関、自治体、医療機関、教育機関など)がそれぞれの組織目的に合わせて情報システムを構築・運用している。組織活動の情報システムへの依存度が高まるにつれて、情報システムの品質は、組織が提供するサービスの品質を定める要因となってきており、その結果、直接・間接に社会の広い範囲にわたる人々の生活の質(QOL:Quality�of�Life)への強い影響力を持つに至っている。この点で情報システムの構築と利用に関わる人や組織には社会的責任が問われることになる。また、質の高いパーソナライズドサービスを提供するために多くの情報システムで個人情報が取り扱われている。そして個人情報データベースを最新のものに維持するためにリアルタイムの「監視と管理」のためのシステムが稼働しており、このことはプライバシーや個人の自由と自律の侵害に大きく関わっている。こうしたことから、情報通信技術の開発と利用に関わる倫理問題・社会問題に積極的に取り組み、情報システムの「社会的品質」を確保することが現代情報社会における課題となっている。本講義では、ケースメソッドやグループディスカッションを通じ、社会的品質の高い情報システムをどのように実現するのかについて、学生と議論しながら理解を深めていく。

《授業の到達目標》 本講義を受講することで学生は、現代の情報通信技術ならびに情報通信技術を利用した情報システムの開発と利用に関わる倫理問題・社会問題の特質への理解を深め、情報システムを開発・運用する人と組織がどのような形でそうした倫理問題・社会問題に対処し、その社会的責任を全うしなければならないのかについて具体的な提案をできる能力を身につけることが期待される。

2.授業内容第1回:「情報通信技術と社会」 本講義への導入として、情報通信技術と倫理問題・社会問題との関連について概説する。第2回:「監視と管理」 さまざまな組織における、現代的な情報通信技術の活用の方向性が「監視と管理」、より正確に言えば情報通信技術を利用した情報システムによる常時監視とリアルタイム管理にあることを解説する。第3回:「サーチエコノミー」 サイバースペースにおいて検索エンジンの機能を通じて「見つけてもらうこと」が営利組織の業績向上にとって重要性を増している一方で、検索という行為そのものが監視の対象となり、ビッグデータを構成する重要な要素となっていることを解説する。第4回:「監視カメラ」 防犯や治安に役立つと考えられている監視カメラが、今日どのような機能を持ち、どのような目的で使用されているのかについて解説する。第5回a:「参加型監視環境」 多くの組織や個人に対して何らかの形で「監視」への参加を促している今日の参加型監視環境が持つ、社会的・経済的意味について解説する。   b:「現代的監視とは何か―グループディスカッション」 情報通信技術が浸透する現在の社会・経済環境における監視の特徴についてグループディスカッションを行う。第6回:「現代的監視―グループディスカッション報告」 前回講義時間中に行われたグループディスカッションの内容について、各グループの代表者がプレゼンテーションを行い、またそれに対する質疑応答を行う。第7回:「ソシアルメディア」 ソシアルメディアのビジネスモデルと、ソシアルメディアの普及がもたらしている社会的課題について解説する。第8回:「デジタルアイデンティティ」 インターネットに公開される個人に関する情報に基づいて他人がその個人をどのように認識(アイデンティファイ)するのかが、個人に与える影響について解説する。第9回a:「デジタルアイデンティティをどのように保全するか―ケースメソッド」 前回の講義で開設したデジタルアイデンティティの保全についてケースメソッドに基づいて理解を向上させる。   b:「デジタルアイデンティティをどのように保全するか―グループディスカッション」 現代情報社会において、特に若者のデジタルアイデンティティを保全するために、どのような方策をとることが有効なのかについてグループディスカッションを行う。第10回:「デジタルアイデンティティの保全―グループディスカッション報告」 前回講義時間中に行われたグループディスカッションの内容について、各グループの代表者がプレゼンテーションを行い、またそれに対する質疑応答を行う。第11回:「個人番号制度」 マイナンバーのような個人番号制度が導入される背景・目的と、その社会的・経済的効用ならびにリスクについて、国際比較を行いながら解説する。第12回:「国による監視」 国の機関が行う情報通信技術を使った監視の社会的効用とリスクについて、実例を取り上げながら解説する。第13回:「プライバシー」 プライバシーの概念を解説し、プライバシー保護がなぜ重要なのかについて議論する。第14回:「情報通信技術に関わる社会的責任」 情報通信技術の開発と利用に伴う社会的責任について解説し、個人や組織がその責任を全うするためにはどのようなことをしなければならないのかについて議論する。

3.履修上の注意 2年次までに哲学と倫理学、心理学に関する講義を履修済みであることが望ましい。また、経営哲学を並行的に履修または履修済みであると、理解が促進されると考えられる。さらに、スマートフォンやパーソナルコンピュータでソシアルメディアを利用した経験があると講義内容に関する理解が進み、積極的にディスカッションへの参加できるものと思われる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義を理解するためにリーディングアサインメントが課されるので、予習を怠らないこと。また、毎回の講義資料とケースメソッドのための事例は事前にOh-o!�Meijiシステムにアップロードされるので、受講前にダウンロードして目を通しておくこと。 復習課題として5回のレポートの提出を求めるので、Oh-o!�Meijiシステムを使って期日までに必ず提出すること。

5.教科書 使用しない。

6.参考書『情報倫理―インターネット時代の人と組織』村田潔編著(有斐閣)『Ethics�and�Communication:�Global�Perspectives』Collste,�G.�ed.�(Rowman�&�Littlefield)

7.成績評価の方法 レポート50%、グループディスカッションへの貢献20%、プレゼンテーションおよび質疑応答への貢献20%、ケースメソッドへの貢献10%

8.その他特になし。

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN351J 科目ナンバー:(CO)MAN351J

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 312 2020/03/15 16:49:47

Page 313: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 312 ― ― 313 ―

10

(5)

マネジメントコース

経営労務論A 柳沢 敏勝

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 経営労務論Aは2つの柱から成り立っている。第1の柱の課題は、私たちの暮らす社会では、雇われて働くという姿、すなわち雇用労働が一般的な姿となっているが、なぜ雇われて働くことが一般的であるのか、またそのもとでなぜ管理が必要になってくるのかを主に労働経済学の理論を用いながら解き明かすことである。第2の柱は管理に関わる理論の展開について歴史的に概観することである。ヒューマン・リソース・マネジメントに関わる理論の発展・展開、換言すれば、19世紀末から20世紀末までの100年に及ぶHRMの実際の歴史を管理理論の発展・展開を通して逆に捉えることを課題としている。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:働くということ(�―�仕事・労働�―�)について第3回:資本主義経済の仕組み第4回:労働力商品の特質第5回:労働市場と非自発的失業第6回:経済成長と福祉国家第7回:社会政策第8回:労働政策第9回:ヒトの管理(労務管理・人的資源管理)の必要第10回:�科学的管理法(SCIENTIFIC�MANAGEMENT:�

TAYLOR�SYSTEM)第11回:�人事管理論(PERSONNEL�

ADMINISTRATION)第12回:人間関係論(HUMAN�RELATIONS)第13回:行動科学(BEHAVIORAL�SCIENCE)第14回:�人的資源管理論�(HUMAN�RESOURCE�

MANAGEMANT)

3.履修上の注意 教科書を指定するが、これとは別に、講義の都度、講義レジュメおよび資料を配付する。配付した講義レジュメに沿っての学習を求める。また、適宜、出席状況の確認をする。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義レジュメを講義の都度配布するので、レジュメを参照しつつ、講義内容の復習にあたってもらいたい。

5.教科書 上林憲雄他『経験から学ぶ人的資源管理』有斐閣ブックス。 八代充史『人的資源管理論』中央経済社。 佐藤博樹他『新しい人事労務管理』有斐閣アルマ。

6.参考書 講義の都度、講義レジュメおよび資料を配布するとともに、参考文献を紹介する。

7.成績評価の方法 定期試験を実施し、その成績により判定する。

8.その他 とくになし

駿河台

経営労務論B 柳沢 敏勝

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 1980年代以降の日本経済の急速な国際化に伴って、産業構造の再編(リストラ)や企業組織の再編が急務となっていた。この問題に対して、ヒューマン・リソース・マネジメント(HRM)のありようがどのように組み替えられたのか、組み替えられなかったのかが検証される必要がある。経営労務論Bの目的は、種々のデータを見ながら、この検証をすることである。つまり、本講義の課題はHRMの諸要素について、何が変わり何が変わらなかったのかを検討していくことである。この目的を達するために、国際経済の枠組みの変化と経営環境の変化について検討を重ねるとともに、それらに対応したHRMの変化について論ずることを課題としている。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:ヒューマン・リソース・マネジメント再論第3回:�日本経済の国際化と経営環境の変化その1(フ

レームワークの動揺)第4回:�日本経済の国際化と経営環境の変化その2(高

度経済成長)第5回:�日本経済の国際化と経営環境の変化その3(先

進国病の回避)第6回:�日本経済の国際化と経営環境の変化その4(日

本経済の国際化)第7回:日本的経営の特徴その1(雇用・報酬管理)第8回:日本的経営の特徴その2(企業別労働組合)第9回:HRMの変化その1(日本の人口の高齢化)第10回:HRMの変化その2(労働政策の変容)第11回:HRMの変化その3(労働時間と過労死)第12回:HRMの変化その4(能力主義管理)第13回:�HRMの変化その5(ホワイトカラーの合理化)第14回:�HRMの変化その6(HRMの行方)および講

義のまとめ

3.履修上の注意 教科書を指定するが、これとは別に、講義の都度、講義レジュメおよび資料を配付する。配付した講義レジュメに沿っての学習を求める。また、適宜、出席状況の確認をする。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義レジュメを講義の都度配布するので、レジュメを参照しつつ、講義内容の復習にあたってもらいたい。

5.教科書 上林憲雄他『経験から学ぶ人的資源管理』有斐閣ブックス。 八代充史『人的資源管理論』中央経済社。 佐藤博樹他『新しい人事労務管理』有斐閣アルマ。 橋本寿朗他『現代日本経済』有斐閣アルマ。

6.参考書 講義の都度、講義レジュメおよび資料を配布するとともに、参考文献を紹介する。

7.成績評価の方法 定期試験を実施し、その成績により判定する。

8.その他 とくになし。

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN331J 科目ナンバー:(CO)MAN331J

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 313 2020/03/15 16:49:47

Page 314: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 314 ― ― 315 ―

労使関係論A 久保 隆光

2単位 春学期3・4年次1.授業の概要・到達目標 「働く」ということについて考える講義です。みなさんは、アルバイトやインターンシップ、そして就職活動を経験し、企業で働き始めることでしょう。この「働く」ということについて、労働者と使用者の両者の立場から考察するのが労使関係論です。この講義を通して、「働くこと」、「労働」の諸問題について議論することで、みなさん自らの働き方を考えるきっかけとなるような講義を心がけるつもりです。 労使関係論Aでは、雇用労働の問題点、労使各自の利益団体の役割、労使交渉、労使関係の今日的課題などの視点から、労使関係の枠組みと全体像について講義します。具体的には、最初に、雇われて働くことの意味とその問題を解説することを出発点とし、つぎにその問題の解消と是正を図るために労働組合が組織化されたことを明らかにします。その上で、その労働組合の役割、そして使用者・経営者団体の役割、労使交渉について検討します。最後に労使関係を取り巻く環境変化を概観しながら、労使関係に関わる課題、労働の諸問題について考察します。

<到達目標>1.�労働力商品の特質から雇用労働の問題および労働組合の結成の背景

を説明できるようになる。2.�労使各自の利益団体の役割、労使関係の構造、労使交渉を説明でき

るようになる。3.日本の労働組合および労働市場の特徴について説明できるようになる。4.日本の労働市場における今日的課題について言及できるようになる。

2.授業内容第1回:労使関係とは何か?第2回:労働市場第3回:疎外された労働第4回:労働者の連帯、労働組合の結成第5回:労使関係の構造第6回:日本における労使関係第7回:労使協議、団体交渉第8回:集団的労使関係と個別労働関係紛争第9回:労使関係とコーポレートガバナンス第10回:内部労働市場第11回:賃金と労使関係第12回:働き方の多様化と労使関係第13回:労使関係を取り巻く今日的課題第14回:全体総括

3.履修上の注意・本講義の理解をより一層深めるために、経営学総論を履修していること、また経営労務論も併せて履修または履修済みであることが望まれます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・予習として、教科書に掲載されている該当箇所を読み、講義概要、専門用語について調べ内容を把握しておくこと。復習として、授業の全体像を確認しながら、まとめを行うこと。

5.教科書・上林憲雄編著『人的資源管理(ベーシック+)』中央経済社、2015年。・神代和欣『産業と労使の関係』財団法人放送大学教育振興会、1999年。・久本憲夫『日本の社会政策』ナカニシヤ出版、2013年。・平野光俊・江夏幾多郎『人事管理』有斐閣、2018年。

6.参考書・小川慎一・山田信行・金野美奈子・山下充著『「働くこと」を社会学する産業・労働社会学』有斐閣、2015年。・白井泰四郎『労使関係論』日本労働研究機構、1993年。・栗田健『労働組合』日本労働研究機構、1996年。・そのほか、講義内で適宜指示します。

7.成績評価の方法・期末試験(70%)、レポート・リアクションペーパー等(30%)によって評価します。

8.その他・授業改善アンケートでは、企業の事例、取り組みを紹介、取り挙げている点、また、授業の進度、丁寧さについて評価されています。これからも、こうした取り組みを継続していく予定です。・「働く」ということについてみなさんとともに考え、議論していきたいと考えています。みなさんの積極的な講義参加を楽しみにしています。

駿河台

労使関係論B 久保 隆光

2単位 秋学期3・4年次1.授業の概要・到達目標 今、日本企業ではどのような「働き方」あるいは「働かせ方」が起きているのでしょうか?そして、労働者はどのような「働き方」を、また企業はどのような「働かせ方」を検討すべきなのでしょうか?そのために、今、「働く」ことについて労働者と使用者との間で何が議論されているのかを考察するのが労使関係論です。この講義を通して、みなさん自らの働き方を考えるきっかけとなるような講義を心がけるつもりです。 労使関係論Bでは、最初に、過去に機能していた日本的経営の特徴とその合理性を析出し、つぎに、その限界を論じます。さらに、バブル崩壊後に生じた雇用環境の変化を解説するとともに、産業構造の変化に伴う働き方の変化を議論しながら、日本における企業と労働市場の変化について概観します。またこうした労働市場の変化に伴って生じてきた新たな労働問題(労働のフレキシビリティ、均等待遇、ワーク・ライフ・バランスなど)、新しい「働き方」・「働かせ方」など、労働、雇用の諸問題について検討します。

<到達目標>1.日本の労働市場と労使関係、人事管理の特徴を説明できるようになる。1.日本的経営の変容とその背景を説明できるようになる。2.�日本における雇用環境の変化とそれに伴い生じている諸問題につい

て説明できるようになる。3.�今後の自分の働き方を考えるきっかけをつかむことができるように

なる。

2.授業内容第1回:日本的経営とは?第2回:労働市場(内部労働市場と外部労働市場)第3回:日本的経営の特徴第4回:日本的経営の合理性第5回:日本的経営の変化第6回:日本の労働市場におけるパラダイムシフト第7回:経営環境の変化伴う企業の環境適用第8回:知識社会における働き方第9回:労働のフレキシビリティ第10回:均等待遇、同一労働・同一賃金第11回:ワーク・ライフ・バランス第12回:能力開発とエンプロイヤビリティー第13回:少子高齢化のインパクトと高齢者雇用問題第14回:全体総括

3.履修上の注意・本講義の理解をより一層深めるために、経営学総論を履修していること、また経営労務論も併せて履修または履修済みであることが望まれます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・予習として、教科書に掲載されている該当箇所を読み、講義概要、専門用語について調べ内容を把握しておくこと。復習として、授業の全体像を確認しながら、まとめを行うこと。

5.教科書・上林憲雄編著『人的資源管理(ベーシック+)』中央経済社、2015年。・神代和欣『産業と労使の関係』財団法人放送大学教育振興会、1999年。・原田順子・平野光俊『新訂人的資源管理』一般財団法人放送大学教育振興会、2018年。・久本憲夫『日本の社会政策』ナカニシヤ出版、2013年。・平野光俊・江夏幾多郎『人事管理』有斐閣、2018年。

6.参考書・小川慎一・山田信行・金野美奈子・山下充著『「働くこと」を社会学する 産業・労働社会学』有斐閣、2015年。・仁田道夫『変化のなかの雇用システム』東京大学出版会、2003年。・そのほか授業内で適宜指示します。

7.成績評価の方法・期末試験(70%)、レポート・リアクションペーパー(30%)によって評価します。

8.その他・授業改善アンケートでは、企業の事例、取り組みを紹介、取り挙げている点、また、授業の進度、丁寧さについて評価されています。これからも、こうした取り組みを継続していく予定です。・「働く」ということについてみなさんとともに考え、議論していきたいと考えています。みなさんの積極的な講義参加を楽しみにしています。

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN331J 科目ナンバー:(CO)MAN331J

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 314 2020/03/15 16:49:47

Page 315: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 314 ― ― 315 ―

10

(5)

マネジメントコース

産業心理学A 東海 詩帆

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 近年、経済のサービス化に伴い、従業員と顧客の接点が多くなっている。このような環境において、企業の収益性を上げる鍵は、顧客に良い製品・サービスを提供することだけに留まらず従業員のサービスの質をいかにして高めるかにあるといえる。本講義では、顧客満足を上げるためには、まず従業員の職務満足を上げることが必要不可欠であるという観点のもと、価値観が多様化する現代における従業員のより深い理解を通していかに働きがいのある環境を創出したらよいかについて考える力を養うことを目的とする。そこで、まず現代の労働市場の特質や問題点を企業と労働者の観点から客観的に読み解くために、現在の日本の市場や産業の理解、ビジネスのトレンドなどを把握した上で、従業員のワークモチベーションを上げる要因について考察する。特に、個人が集団や組織においてどのような環境や状況によって自分の価値を実感し働く喜びを感じることが出来て、モチベーションが上がるのかについて社会心理学、産業・組織心理学の観点から考察する。

2.授業内容第1回 a:イントロダクション(産業・組織心理学領域の理解)    b:イントロダクション(産業・組織心理学領域の理解)第2回 日本市場の理解第3回 産業の理解(サービスの理解)第4回 経済活動の理解第5回 市場経済の成り立ち第6回 社会理論からみた日本組織の特徴第7回 企業と個人間の取引コスト第8回 企業と個人間の信頼関係第9回 ワーク・モチベーション1(古典的管理論)第10回 ワーク・モチベーション2(新古典的組織論、近代組織論)第11回 従業員の自己開示・自己呈示第12回 従業員の自尊感情・社会的比較第13回 従業員のパーソナリティ第14回 a:試験    b:講義のふりかえり

3.履修上の注意 講義形式を中心とする。授業のはじめに、5問の確認テストを実施する。授業において学生同士でディスカッションをしてもらうこともある。積極的な参加を求める。授業では,必要に応じてプリントを配布する。2回小テストを実施する。授業内容は,学生の理解度に応じて変更することがある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業後、配布資料をもとに必ず復習をしておくこと。

5.教科書

6.参考書 「産業・組織心理学エッセンシャルズ」外島裕・田中堅一朗編(ナカニシヤ出版)

7.成績評価の方法 定期試験30% 小テスト30% 平常点40%

8.その他

駿河台

産業心理学B 東海 詩帆

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、「産業心理学A」における基礎知識を基に、人事評価制度、職場の人間関係と意思決定、リーダーシップスタイルを理解することで、職場内での適切なコミュニケーション方法についての考察を行う。そうした知識を応用しながら、従業員の能力を最大限に発揮できるスキルを身に付けることを目標としたい。こうした職場内コミュニケーションのあり方と共に、顧客満足を高める有効なコミュニケーションについても考察する。

2.授業内容第1回 a:イントロダクション(産業心理学Aの復習)    b:イントロダクション(産業心理学Aの復習)第2回 人事評価制度第3回 �印象形成1(中心特性、初頭効果、印象形成

過程におけるバイアス)第4回 印象形成2(マレービアンの好意の総計)第5回 �職場におけるコミュニケーション1(集団の

理解)第6回 �職場におけるコミュニケーション2(異文化

コミュニケーション)第7回 �職場におけるコミュニケーション3(集団に

おける社会的影響)第8回 �職場におけるコミュニケーション4(集団で

の課題遂行)第9回 リーダーシップ1(リーダーシップ・スタイル)第10回 �リーダーシップ2(リーダーシップと上司の

パワー)第11回 �顧客とのコミュニケーション1(顧客の購買

意思決定)第12回 �顧客とのコミュニケーション2(説得と態度

変容)第13回 �顧客とのコミュニケーション3(新製品の普

及過程、広告効果)第14回 a:試験    b:講義のふりかえり

3.履修上の注意 講義形式を中心とする。授業のはじめに、5問の確認テストを実施する。授業において学生同士でディスカッションをしてもらうこともある。積極的な参加を求める。授業では,必要に応じてプリントを配布する。2回小テストを実施する。授業内容は,学生の理解度に応じて変更することがある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業後、配布資料をもとに必ず復習をしておくこと。

5.教科書

6.参考書 「産業・組織心理学エッセンシャルズ」外島裕・田中堅一朗編(ナカニシヤ出版)

7.成績評価の方法 定期試験30% 小テスト30% 平常点40%

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)PSY311J 科目ナンバー:(CO)PSY311J

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 315 2020/03/15 16:49:47

Page 316: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 316 ― ― 317 ―

経営哲学 出見世 信之

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では、経営者(企業家)の哲学、経営諸理論の哲学、企業の変質と企業の社会性について取り上げ、それぞれ検討を行います。到達目標は、経営者や企業家個人の哲学、企業という組織体の倫理に関する理解を通して、経営に関する意思決定を行う際に、経済的側面に偏ることのない、バランスのとれた決定を行えるような知識を身に付けることです。現代企業に求められている社会性や倫理性の問題について理解し、企業は利潤を追求するためには、何をしてもよいという存在ではないことを様々な企業の事例を通じて確認します。

2.授業内容第1回:経営哲学とは何か第2回:カーネギー等の企業家の哲学第3回:フォード等の企業家の哲学第4回:渋沢栄一等の企業家の哲学第5回:小林一三等の企業家の哲学第6回:豊田喜一郎等の企業家の哲学第7回:松下幸之助等の企業家の哲学第8回:テイラー等の経営理論の哲学第9回:ドラッカーの経営論等の哲学第10回:株式会社の発展とその変質第11回:企業理念と企業の社会貢献第12回:企業の社会的責任の潮流第13回:CSRの意義第14回:企業活動の社会性*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 経営哲学(経営哲学A)と経営倫理(経営哲学B)はそれぞれ独立した科目ですが、学習効果の観点から、同時に履修することが望まれます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 現実の企業経営について関心を持ち、web上の情報のみならず新聞や雑誌などを利用して、普段から現実の経営について学ぶことが本講義の準備学習となります。

5.教科書 教科書は指定しませんが、授業中に教材用のプリントを毎回配布します。

6.参考書鈴木秀一他著『経営のルネサンス』(文眞堂)フリーマン著『利害関係者志向の経営』(白桃書房)経営哲学学会編『経営哲学の授業』(PHP出版)日本経済新聞社編『日本の経営者』(日本経済新聞社)

7.成績評価の方法 授業への貢献(30%)、レポート課題(20%)、定期試験期間中に行うテスト(50%)により総合的に成績評価を行う。 なお、履修者数によっては、授業中にテストを行う形に変更する場合がある。

8.その他 授業の進め方の詳細や受講にあたって注意については、最初の授業で説明します。授業評価アンケートの結果を踏まえ、履修学生の積極的な参加を継続できるようにします。また、SDGsとも関連します。

駿河台

経営倫理 水村 典弘

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標商学部開講科目「経営倫理」は、「まっとうな利益(Honest�Profit)とは」「どのようにして増収増益を図るべきなのか」「異なる正答に対してどうアプローチすべきなのか」「倫理的ジレンマに直面した際に何を重視すべきなのか」という問いに対して、ビジネス倫理(Business�Ethics)・経営倫理(Management�Ethics)の観点からアプローチします。講義では、<1>ビジネスと倫理、<2>応用倫理学としての「功利主義」「義務論」「正義論」「徳倫理」、<3>ビジネスにおける倫理的課題、<4>職場における倫理課題について、グループワーク形式を取り込みながら考えます。「経営倫理」を受講すれば、コンプライアンス・プログラムの制度設計の方法論と、企業人(business�person)の資質として求められる倫理観を身につけることができます。

2.授業内容第1回a:商学部で学ぶ「経営倫理」とは   b:講義の進め方について第2回:�日本企業におけるコンプライアンス(倫理・法令

等順守)プログラムの運用実態第3回:�企業人の意思決定モデルとトリプルレンズフレー

ムワーク第4回:倫理的ジレンマ(進退両難)のケース第5回:悪魔の計算?フォードピントケース第6回:�社会的費用と新たなビジネスモデル(費用便益分

析が許されるとき:事例①)第7回:�社会的費用と新たなビジネスモデル(費用便益分

析が許されるとき:事例②)第8回:ビジネスにおける倫理課題(概論)第9回:ビジネスにおける倫理課題(事例分析①)第10回:ビジネスにおける倫理課題(事例分析②)第11回:�職場における倫理課題(根本原因分析+課題解決

の手法①)第12回:�職場における倫理課題(根本原因分析+課題解決

の手法②)第13回:行動倫理学の視点と「良い仕事」第14回a:試験   b:講義全体のふりかえりと試験の正答解説

3.履修上の注意毎回の講義では、事例を基にした討議(ケースメソッド・ケースワーク)と能動的学修(アクティブラーニング)を導入します。新聞・テレビ・雑誌で報じられる経済報道や企業報道に皆さんが関心を持てば、講義の内容も身近に理解できるはずです。また、講義内容の一部に英語資料を含みます。※授業内容については、社会情勢の変化などに応じて、その一部を変更することもあります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習や復習に必要な情報は、Oh-o!�Meijiで配信します。特に講義補足資料(Readings)は随時Oh-o!�Meijiにアップしますので、各自で読むようにしてください。

5.教科書特に指定しません

6.参考書

7.成績評価の方法授業中に行う小テスト(50%)と期末試験の得点(50%)により総合的に成績評価を行う。

8.その他特になし

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN391J 科目ナンバー:(CO)MAN391J

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 316 2020/03/15 16:49:47

Page 317: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 316 ― ― 317 ―

10

(5)

マネジメントコース

日本経営史A 円城寺 敬浩

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫ 「日本経営史A」では、日本企業がどのようなプロセスを経て成長・発展してきたのか、またどのような特徴をもつに至ったのかを歴史的視点(経営史)から読み解いていきたい。本講義では、江戸時代を起点に、近代経営の形成と発展を、社会環境、企業家、そして国家・政府の役割などの側面を踏まえて、商家や主要産業および企業や企業家等の事例を通じてみていく。時代は江戸時代から終戦(第2次世界大戦)までとなるであろう。≪到達目標≫ 企業経営に関する基礎的な知識を修得しながら、企業成長の仕組み、企業成長や経営発展が社会にもたらす正と負の側面、企業成長や経営発展における企業家の役割や意義について理解することを目標とする。

2.授業内容第1回:aのみ:イントロダクション第2回:経営史とは何か第3回:商家経営の形成と発展①:�三井家の事例第4回:商家経営の形成と発展②:住友家の事例第5回:商家経営の意義と限界第6回:近代経営の形成と発展①:企業家の役割第7回:企業家にクローズアップⅠ第8回:近代経営の形成と発展③:国家の役割第9回:近代経営の形成と発展④:三井財閥第10回:近代経営の形成と発展⑤:三菱財閥第11回:近代経営の形成と発展⑥:住友財閥第12回:近代経営の形成と発展⑦:新興財閥第13回:企業家にクローズアップⅡ第14回:総括

3.履修上の注意 私語等、他の受講生に迷惑をかけないように注意すること。 本講義の受講ルールは第1回イントロダクションで提示する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 指定した参考書等を利用して、講義内容と関連する箇所に目を通すことが望ましい。

5.教科書特に指定しない

6.参考書『日本経営史[新版]』宮本又郎他編(有斐閣)2007年

7.成績評価の方法定期試験(70%)+講義への参加度等(30%)で総合的に評価する。

8.その他特になし

駿河台

日本経営史B 円城寺 敬浩

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫ 「日本経営史B」では、日本企業(基本、大企業前提)がどのようなプロセスを経て成長・発展してきたのか、またどのような特徴をもつに至ったのかを歴史的視点(経営史)から読み解いていきたい。本講義では、主として戦後(第2次世界大戦)の日本企業の発展プロセスやグローバル競争下での課題を、社会環境、企業家、そして国家・政府の役割などの側面を踏まえて、企業や企業家そして主要産業等の事例を通じてみていく。時代は戦後から現代までとなるであろう。≪到達目標≫ 企業経営に関する基礎的な知識を修得しながら、企業成長の仕組み、企業成長や経営発展が社会にもたらす正と負の側面、企業成長や経営発展における企業家の役割や意義について理解することを目標とする。

2.授業内容第1回:aのみ:イントロダクション第2回:財閥の解体と意義第3回:財閥解体後の日本企業①:総論第4回:財閥解体後の日本企業②:企業集団第5回:財閥解体後の日本企業③:企業系列第6回:高度経済成長期と日本企業①:正の側面第7回:高度経済成長期と日本企業②:負の側面第8回:日本型経営の変容①:総論第9回:日本型経営の変容②:人的資源管理第10回:日本型経営の変容③:組織間関係第11回:グローバル競争下の日本企業①:総論第12回:グローバル競争下の日本企業②:CSR第13回:グローバル競争下の日本企業③:ガバナンス第14回:総括

3.履修上の注意 私語等、他の受講生に迷惑をかけないように注意すること。 本講義の受講ルールは第1回イントロダクションで提示する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 指定した参考書等を利用して、講義内容と関連する箇所に目を通すことが望ましい。

5.教科書特に指定しない

6.参考書『日本経営史[新版]』宮本又郎他編(有斐閣)2007年

7.成績評価の方法定期試験(70%)+講義への参加度等(30%)で総合的に評価する。

8.その他特になし

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN381J 科目ナンバー:(CO)MAN381J

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 317 2020/03/15 16:49:47

Page 318: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 318 ― ― 319 ―

国際経営論A 内堀 敬則

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 国内市場の成熟化や、新興市場の急速な拡大などの経営環境の変化により、企業の規模や業種を問わず、国境を越えた事業活動、すなわち国際経営の重要性はこれまでになく高まっている。 国際経営とはどのような特徴があり、どのように変化してきたのか。本講義は、さまざまな具体的事例を取り上げながら、こうした国際経営の基本的な枠組みの理解を深めることを目的としている。

2.授業内容第1回:�aのみ イントロダクション−国際経営とは何

か−第2回:ビッグビジネスと国際経営第3回:国際経営を取り巻く経営環境第4回:海外展開の参入方式第5回:多国籍企業の誕生第6回:国際経営戦略の特徴第7回:国際市場参入戦略−参入方式の選択第8回:国際市場参入戦略−参入戦略のプロセス第9回:国際市場参入戦略−現地生産・販売活動第10回:国際経営からグローバル経営へ第11回:ビジネス・アーキテクチャーと水平分業第12回:�サプライチェーンマネジメント(SCM)のグ

ローバル化第13回:グローバルSCMと多国籍企業の活動動向第14回:全体のまとめ*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 毎回の講義を体系化したプレゼンテーションとして提示し、さまざまなメディアを活用することによってインタラクティブな授業を展開する。毎回の講義終了後のミニレポートの内容や学生からの質問を翌週に反映させるので、積極的に意見を記入すること。 なお、プリント類は授業当日のみ配布する。バックナンバーは保存していないので、注意すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業の前にテキストの該当箇所に目を通しておくこと。 授業終了後は授業中に配布したレジュメを振り返ること。5.教科書 『新・国際経営』竹田志郎編著(文真堂)2011年

6.参考書 特になし。

7.成績評価の方法 レポートの提出状況(レポートを課すので、必ず期限内に提出すること)、授業における発言、定期試験を総合して評価する。なお、講義中自ら進んで発言した者は加点の対象とする。 配分は期末試験85%、レポート10%、発言による授業への貢献度5%。

8.その他

駿河台

国際経営論B 内堀 敬則

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 企業は国際経営を展開するにあたり、どのような戦略を選択・実行しているのであろうか。 本講義は、「国際経営論A」で提示した基本的な枠組みを踏まえたうえで、経営管理、研究開発(R&D)や企業合併・買収(M&A)、提携などの具体的な戦略について考察する。さらに、こうした戦略の今後の行方に大きな影響を与える諸問題について検討することにより、国際経営をめぐる課題や最新動向を把握できるようになることを目的としている。

2.授業内容第1回:�aのみ イントロダクション ―国際経営とは

何か 「戦略」を中心に―第2回:国際経営管理−その特徴第3回:国際経営管理−多国籍企業における分化と統合第4回:�国際経営管理−グローバリゼーションとロー

カリゼーション第5回:国際経営管理−海外子会社のコントロール方法第6回:R&D戦略−国際競争戦略と技術戦略第7回:R&D戦略−研究開発の国際展開第8回:M&A戦略−世界と日本のトレンド第9回:M&A戦略−他の市場参入形態との比較第10回:M&A戦略−そのプロセスと意思決定法則第11回:提携戦略−国際経営からの観点第12回:提携戦略−理論的考察第13回:�今後の展望−地域統合、CSR、BOP、地球環

境問題と国際経営第14回:全体のまとめ*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 毎回の講義を体系化したプレゼンテーションとして提示し、さまざまなメディアを活用することによってインタラクティブな授業を展開する。毎回の講義終了後のミニレポートの内容や学生からの質問を翌週に反映させるので、積極的に意見を記入すること。 なお、プリント類は授業当日のみ配布する。バックナンバーは保存していないので、注意すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業の前にテキストの該当箇所に目を通しておくこと。 授業終了後は授業中に配布したレジュメを振り返ること。5.教科書 『新・国際経営』竹田志郎編著(文真堂)2011年

6.参考書 特になし。

7.成績評価の方法 レポートの提出状況(レポートを課すので、必ず期限内に提出すること)、授業における発言、定期試験を総合して評価する。なお、講義中自ら進んで発言した者は加点の対象とする。 配分は期末試験85%、レポート10%、発言による授業への貢献度5%。

8.その他 「国際経営論A」を受講していることが望ましい

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN361J 科目ナンバー:(CO)MAN361J

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 318 2020/03/15 16:49:47

Page 319: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 318 ― ― 319 ―

10

(5)

マネジメントコース

外国専門書講読(経営) 西  剛広

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫ デジタルエコノミーにおける経営戦略について外国語文献を通して考察します。講義は、あらかじめ講義で使用するテキストの指定範囲について、数人の学生に分担して訳してもらい、和訳したものを講義で発表する形をとります。また、英文記事を用いながら、ディスカッションも行っていきます。≪授業の到達目標≫ Uberやairbnd,�amazonのようなITプラットフォームビジネスが隆盛しビジネスエコノミーが既存のビジネスモデルの変化を求めている。 本講義ではビジネス・エコノミーのビジネスや戦略への影響について把握することが目標となる。とくに、グローバリゼーションの進展やIT・ネットワーク化の潮流の中で、欧米企業のトップ・マネジメント構造やリーダーシップがどのように変革していくべきか考察していきます。あわせて、外国語文献の精読能力を高めることもねらいとしています。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:ビジネスの領域(1)第3回:ビジネスの領域(2)第4回:ロシア人形マネジメント・モデルとは?(1)第5回:ビジネスモデル(1)第6回:ビジネスモデル(2)第7回:�プラットフォームビジネスとエコ・システム(1)第8回:�プラットフォームビジネスとエコ・システム(2)第9回:R&Dとイノベーション(1)第10回:R&Dとイノベーション(2)第11回:オペレーション戦略第12回:オムニ・チャンネル戦略(1)第13回:オムニ・チャンネル戦略(2)第14回:a.�試験    b.�講義全体のふりかえりと試験の正答解説

3.履修上の注意指定されたテキスト範囲についてあらかじめ読んでおくことが不可欠です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次回行う教科書内容を必ず読んでおくこと。板書の内容、講義資料から復習を行うことが望ましいです。

5.教科書 Sunil�Gupta� "Driving�Digital�Strategy,�A�Guide� to�Reimagining�Your�Business,�HARVARD�BUSINESS�REVIEW�PRESS,�2018*講義中にコピーを配布します。6.参考書 講義中に適宜指示します。

7.成績評価の方法(1)平常点:40点(講義中の課題)(2)試験:60点

8.その他 講義の進捗により、上記の予定を変更することがあります。

駿河台

外国専門書講読(経営) 西  剛広

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫ 春学期の外国専門書講読と同様に、講義は、あらかじめ講義で使用するテキストの指定範囲について、数人の学生に分担して訳してもらい、和訳したものを講義で発表する形をとっていきます。≪授業の到達目標≫ 本講義では、経営戦略の理論的な概要について外国文献を用いることにより理解していくことが目標です。市場環境の動きに応じた経営戦略について、理論的な観点から検討してください。また、英語での経営に関する用語や言い回しもあわせて把握に努めてください。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:全社戦略(1)第3回:全社戦略(2)第4回:全社戦略(3)第5回:競争戦略(1)第6回:競争戦略(2)第7回:競争戦略(3)第8回:市場環境と経営戦略(1)第9回:市場環境と経営戦略(2)第10回:経営戦略と組織(1)第11回:経営戦略と組織(2)第12回:ケース分析(1)第13回:ケース分析(2)第14回:a.�試験    b.�講義全体のふりかえりと試験の正答解説

3.履修上の注意 指定されたテキスト範囲についてあらかじめ読んでおくことが不可欠です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 次週の教科書内容を読んでおくこと。板書の内容、講義資料から復習を行うことが望ましいです。

5.教科書Henry,� A.E.(2011),� "Understanding� Strategic�Management�second�edition",�Oxford.*講義中にコピーを配布します。

6.参考書 講義中に適宜指示します。

7.成績評価の方法(1)平常点:40点(講義中の課題)(2)定期試験:60点

8.その他 講義の進捗により、上記の予定変更することがあります。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 319 2020/03/15 16:49:47

Page 320: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 320 ― ― 321 ―

外国専門書講読(経営) 鈴村 美代子

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標本講義は、経営組織論や組織行動論の基礎的な概念について外国語文献を用いることにより理解することを目的としています。本講義では、私たちの日常と深い関わりを持っている組織における個人や集団レベルの行動に基づく概念を理解することを通じて、実際の組織の現場で起きている諸問題について考える力を養成します。

2.授業内容第1回 経営組織論、組織行動論とは第2回 パーソナリティの定義第3回 パーソナリティの基本的枠組み第4回 パーソナリティの5要素第5回 ダークトライアド第6回 異なる文化における価値観第7回 経営文化の国際比較第8回 リーダーシップの特性理論第9回 リーダーシップの行動理論第10回 �リーダーシップのコンティンジェンシー理論

(1)第11回 �リーダーシップのコンティンジェンシー理論

(2)第12回 カリスマ・リーダーシップ第13回 サーバント・リーダーシップ第14回 a)まとめ、b)春学期試験

3.履修上の注意講義で使用するテキストの指定範囲について、あらかじめ数人の学生に分担して訳してもらい、和訳したものを講義で発表する形を取ります。そのため、担当者は発表する日に休まないように気をつけて下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容指定されたテキストの範囲について、あらかじめ読んでおいて下さい。

5.教科書Robbins,�S.�P.�and�Judge,�T.�A.(2014)Essentials�of�Organization� Behavior(13th� edition),� Pearson�Education,�Inc.�なお、教科書は上記文献のコピーを初回授業で配布し使用する予定です。

6.参考書講義中に適宜紹介します。

7.成績評価の方法平常点40点(出席、発表回数)、定期試験60点(持込不可)

8.その他講義の進捗により、上記の予定を変更することがあります。

駿河台

外国専門書講読(経営) 鈴村 美代子

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標本講義は、経営組織論や組織行動論の基礎的な概念について外国語文献を用いることにより理解することを目的としています。本講義では、私たちの日常と深い関わりを持っている組織における集団・組織レベルの行動に基づく概念を理解することを通じて、実際の組織の現場で起きている諸問題について考える力を養成します。

2.授業内容第1回 経営組織論、組織行動論とは第2回 集団の定義第3回 集団の基本的概念:役割第4回 集団の基本的概念:規範第5回 集団の基本的概念:地位第6回 集団の基本的概念:規模第7回 集団の基本的概念:凝集性、多様性第8回 集団の意思決定の特徴第9回 グループダイナミクスと集団極性化第10回 組織文化の定義第11回 組織文化の機能第12回 安定した組織文化の生成第13回 従業員が文化を学ぶ方法第14回 a)まとめ、b)秋学期試験

3.履修上の注意講義で使用するテキストの指定範囲について、あらかじめ数人の学生に分担して訳してもらい、和訳したものを講義で発表する形を取ります。そのため、担当者は発表する日に休まないように気をつけて下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容指定されたテキストの範囲について、あらかじめ読んでおいて下さい。

5.教科書Robbins,�S.�P.�and�Judge,�T.�A.(2014)Essentials�of�Organization� Behavior(13th� edition),� Pearson�Education,�Inc.�なお、教科書は上記文献のコピーを初回授業時に配布し使用する予定です。

6.参考書講義中に適宜紹介します。

7.成績評価の方法平常点40点(出席、発表回数)、定期試験60点(持込不可)

8.その他講義の進捗により、上記の予定を変更することがあります。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 320 2020/03/15 16:49:47

Page 321: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 320 ― ― 321 ―

10

(5)

マネジメントコース

外国専門書講読(経営) 久保 ゆりえ

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標 英語文献を用いて、社会的企業(Social�Enterprise)について学ぶ授業です。社会的企業とは、利潤追求ではなく社会的目的の達成をビジネスの主目的とする企業のことです。このような企業がなぜ・どのように生まれるのかを考えていきます。 マネジメントに関する英語文献に親しみ、かつ、教科書から参考文献や学術誌へと学びを深めていくプロセスを体験することを目標とします。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:What�is�Social�Enterprise?�(1)第3回:What�is�Social�Enterprise?�(2)第4回:*Work�Integration�Social�Enterprise�(1)第5回:*Work�Integration�Social�Enterprise�(2)第6回:Starting�a�Social�Enterprise�(1)第7回:Starting�a�Social�Enterprise�(2)第8回:Management�and�the�Theory;�Structure第9回:Management�and�the�Theory;�Models第10回:Management�and�the�Theory;�Leadership第11回:Social�Entrepreneurs�(1)第12回:Social�Entrepreneurs�(2)第13回:*What�is�Social�Leadership?第14回:a.�全体総括    b.�定期試験

3.履修上の注意 教科書を基本文献としながら、関連する学術誌の論文等を扱う講義回(上記*)も設ける予定です。テキストの配布方法等、授業の進め方については初回講義でお話しします。 第2~13回の講義では、事前に指定されたテキストの範囲について受講生数名が和訳し発表する形式をとります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 テキストの指定された範囲を事前に読み、和訳をしておくことが望ましいです。

5.教科書Martin,�F.�and�Thompson,�M.,�2010,�Social�Enterprise:�Developing�Sustainable�Businesses,�Plgrave�macmillan.

6.参考書 適宜提示します。

7.成績評価の方法 平常点40%、定期試験 60%

8.その他 受講生の関心や講義の進捗により、上記予定を変更することがあります。

駿河台

外国専門書講読(経営) 久保 ゆりえ

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標 英語文献を用いて、社会的企業(Social�Enterprise)について学ぶ授業です。どのようにして社会的企業の持続可能なマネジメントを実現していくのかを考えていきます。 マネジメントに関する英語文献に親しみ、かつ、教科書から参考文献や学術誌へと学びを深めていくプロセスを体験することを目標とします。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:Building�an�Enterprise�(1)第3回:Building�an�Enterprise�(2)第4回:Growing�Pains�(1)第5回:Growing�Pains�(2)第6回:Marketing�for�Social�Enterprise�(1)第7回:Marketing�for�Social�Enterprise�(2)第8回:The�Changing�Roles�of�Social�Enterprise�(1)第9回:The�Changing�Roles�of�Social�Enterprise�(2)第10回:Enterprising�Social�Organizations�(1)第11回:Enterprising�Social�Organizations�(2)第12回:*Community�Development�(1)第13回:*Community�Development�(2)第14回:a.�全体総括    b.�定期試験

3.履修上の注意 教科書を基本文献としながら、関連する学術誌の論文等を扱う講義回(上記*)も設ける予定です。テキストの配布方法等、授業の進め方については初回講義でお話しします。 第2~13回の講義では、事前に指定されたテキストの範囲について受講生数名が和訳し発表する形式をとります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 テキストの指定された範囲を事前に読み、和訳をしておくことが望ましいです。

5.教科書Martin,�F.�and�Thompson,�M.,�2010,�Social�Enterprise:�Developing�Sustainable�Businesses,�Plgrave�macmillan.

6.参考書 適宜提示します。

7.成績評価の方法 平常点40%、定期試験 60%

8.その他 受講生の関心や講義の進捗により、上記予定を変更することがあります。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 321 2020/03/15 16:49:47

Page 322: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

10-5基幹307-322_商学2_2020.indd 322 2020/03/15 16:49:47

Page 323: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

10

(6)

アカウンティングコース

(6)アカウンティングコース

※ 自コ−ス科目の扱いについては、入学年度によって異なります。必ず、【商学部シラバス1(履修の手引)】の「Ⅱ 授業科目及び担当者」で確認してください。

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 323 2020/03/15 16:56:21

Page 324: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 325 ―

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 324 2020/03/15 16:56:21

Page 325: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 325 ―

10

(6)

アカウンティングコース

財務会計論A 姚   俊

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、会計と企業経営、会計と投資意思決定の関連性を念頭に置き、財務会計の見方・考え方や基本的知識を平易に説明する。また、実際の企業の財務情報を活用して、企業分析の手法を教える。さらに、最近の国際会計の展開も講義の中で取り上げ、財務会計の国際的動向にも紹介する。財務会計Aは総論を中心に講義する。 財務会計Aを受講することによって、学生が財務会計の基礎知識を把握し、また財務諸表を読んで、自ら財務分析を行うことができることを目標とする。2.授業内容第1回 会計の本質とは第2回 会計の基礎前提と会計制度の実体第3回 �会計制度の論理と体制(1)−ビデオと議論:

アンロン事件第4回 �会計制度の論理と体制(2)−倫理とガバナ

ンス制度第5回 �損益計算書と企業の競争力(1)−損益計算

書から読むユニクロの国際的競争力第6回 �損益計算書と企業の競争力(2)−損益計算

書の要素とその会計第7回 �損益計算書と企業の競争力(3)−企業のビ

ジネスモデル第8回 包括利益の概念と投資意思決定有用性第9回 �貸借対照表と企業の財務状態(1)−ソフト

バンクの攻めた経営第10回 �貸借対諸表と企業の財務状態(2)−負債と

純資産第11回 資産と負債の評価とケーススターティ第12回 ビデオと解説−2つのレストランの物語第13回 キャッシュフロー計算書の読み方第14回 (a)総括  (b)テスト

 進み具合などによって、授業の内容と順番を適宜変更する可能性がある。3.履修上の注意 授業中の私語、携帯電話の使用および他の学生の勉強に邪魔する行為を禁止したい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎回の授業で配布したPPT(30~40枚程度)を中心に復習することが重要である(1時間)。また、30分~1時間半程度の練習問題もやってください。5.教科書 特になし。

6.参考書 『新・現代会計入門 第3版』伊藤邦雄(中央経済社)2018年 その他大学のウェブや授業中に指示した参考資料7.成績評価の方法 テスト、練習問題と授業の参加状況によって総合的に評価する。テスト70%、平常点30%8.その他

駿河台

財務会計論B 姚   俊

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、会計と企業経営、会計と投資意思決定の関連性を念頭に置き、財務会計の見方・考え方や基本的知識を平易に説明し、財務会計の意義と役割を理解するようにしたい。財務諸表Bは各論と財務諸表の活用による価値評価を中心に講義する。 受講生が日本と国際会計基準の主たる差異、IFRSの導入の日本企業に対する影響、またグローバル企業の外貨換算会計、企業分析における会計基準の差異に対する対応などを理解できることを目標とする。

2.授業内容第1回 財務諸表と企業価値評価第2回 企業リスクと財務会計第3回 有形固定資産の認識と測定第4回 無形資産の会計第5回 資産の減損と減損会計第6回 M&Aの失敗とのれんの減損第7回 在庫管理と棚卸資産の評価第8回 公正価値と金融商品第9回 金融商品の認識、測定と消滅第10回 デリバティブ取引とヘッジ会計第11回 企業活動のグローバル化と外貨換算会計第12回 会計の多様化と会計基準の国際化第13回 外国企業の企業分析における会計問題第14回 (a)総括  (b)テスト

 進み具合などによって、授業の内容と順番を適宜変更する可能性がある。

3.履修上の注意授業中の私語、携帯電話の使用および他の学生の勉強に邪魔する行為を禁止したい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎回配布したPPT(30枚~40枚)を中心に復習してください(1時間~1時間半)。 毎回の練習問題をやってください(1時間程度)5.教科書 特になし。

6.参考書 山田辰己『IFRSの本質�第I、II�巻:�的確な実務判断を可能にする』(2017)税務経理協会,� 伊藤邦雄『新・現代会計入門』(2018)中央経済社7.成績評価の方法 テストと練習問題によって総合的に評価する。テスト70%、平常点30%(練習問題)8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)ACC331J 科目ナンバー:(CO)ACC331J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 325 2020/03/15 16:56:21

Page 326: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 326 ― ― 327 ―

原価計算論A 千葉 修身

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 原価計算は、個別企業の経営管理・計算用具の一つの手法というよりはむしろ、会計という社会制度の一環をなしていると見ることが重要である。本講義では、主として、「工業簿記」的側面を中心として、その社会的・制度的な性質と在り方を平易かつ段階的に解説した上で、原価計算を理解するための基礎知識の習得を目標とする。

2.授業内容第1回:原価計算制度の論理第2回:原価計算研究方法論<1>(「会計文書」)第3回:原価計算研究方法論<2>(「創出」論)第4回:原価会計の基礎<1>(原価概念)第5回:原価会計の基礎<2>(原価会計と工業簿記)第6回:費目別原価会計<1>(材料費会計)第7回:費目別原価会計<2>(労務費会計)第8回:費目別原価会計<3>(経費会計)第9回:部門別原価会計<1>(「基礎」論)第10回:部門別原価会計<2>(「配賦」論)第11回:部門別原価会計<3>(設例演習)第12回:製品別原価会計<1>(「個別原価会計」)第13回:製品別原価会計<2>(間接費「配賦」論)第14回:講義内容の総括(総合設例演習)

3.履修上の注意 板書に伴う時間的なロスを可能限り少なくして講義内容の密度を濃くするために、毎回の講義において使用する資料をその回に限り配布する。 この資料は必ずファイリングし、毎回の講義に持参しなければならない。また、テキストおよび参考文献以外の必読文献を指示する。必要に応じて参照したうえで講義に出席するというプロセスを積み重ねること。なお、受講に際しては商業簿記および工業簿記の知識の有無は問わない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に紹介した新聞記事や文献等の重要な指摘事項については、必ず図書館等で確認の上、次回まで質問事項を考えてくること。

5.教科書・鈴木義夫・千葉修身著『会計研究入門−“会計はお化けだ!”−』(森山書店、2015年)・他に、ファイリングした上記の講義資料それ自体が各自の教科書となる。

6.参考書 最新動向を受講者各自で把握することを期待している。そのため、特に指定しない。自由に参考文献を選択されたい。当該文献に関して質問がある場合は,講義の終わりまたはオフィスアワーを有効活用されたい。

7.成績評価の方法 ①期末の定期試験に拠る他、②受講生の講義理解度を確認し、随時その進度の修正を図るために最低5回の「確認小テスト」を抜き打ちで実施する。その結果は、授業参加度の評価基礎であると同時に、期末試験の成績評価にあたって考慮されるものである点には十分に留意しておく必要がある。その割合は、①が60%、②が40%である。

8.その他 講義では、多くの設例を用いて計算問題を課す。講義出席時には、必ず電卓を準備・持参すること。

駿河台

原価計算論B 千葉 修身

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 原価計算は、個別企業の経営管理・計算用具の一つの手法というよりはむしろ、会計という社会制度の一環をなしていると見ることが重要である。本講義では、制度としての「原価計算の論理」が会計制度上、どのような機能・役割を担っているのかを探求し、その「言語性」の観点を解説することを通じて、原価計算の「制度性」の認識を得ることを目標とする。

2.授業内容第1回:原価計算「制度化」論の基底第2回:製品別原価会計<1>(「配賦基準」論)第3回:製品別原価会計<2>(「恣意性」論)第4回:製品別原価会計<3>(「差異」分析)第5回:製品別原価会計<4>(作業屑と仕損)第6回:製品別原価会計<5>(「総合原価会計」)第7回:製品別原価会計<6>(単純・工程別)第8回:製品別原価会計<7>(組別・等級別)第9回:標準原価会計<1>(標準原価の概念性)第10回:標準原価会計<2>(「差異」分析)第11回:直接原価計算<1>(「基礎」論)第12回:直接原価計算<2>(「損益分岐点」分析)第13回:原価思考の展開(活動基準原価計算)第14回:講義内容の総括(総合設例演習)

3.履修上の注意 板書に伴う時間的なロスを可能限り少なくして講義内容の密度を濃くするために、毎回の講義において使用する資料をその回に限り配布する。 この資料は必ずファイリングし、毎回の講義に持参しなければならない。また、テキストおよび参考文献以外の必読文献を指示する。必要に応じて参照したうえで講義に出席するというプロセスを積み重ねること。なお、受講には「原価計算論A」の知識レベルを習得していることが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に紹介した新聞記事や文献等の重要な指摘事項については、必ず図書館等で確認の上、次回まで質問事項を考えてくること。

5.教科書・鈴木義夫・千葉修身著『会計研究入門−“会計はお化けだ!”−』(森山書店、2015年)・他に、ファイリングした上記の講義資料それ自体が各自の教科書となる。

6.参考書 最新動向を受講者各自で把握することを期待している。そのため、特に指定しない。自由に参考文献を選択されたい。当該文献に関して質問がある場合は,講義の終わりまたはオフィスアワーを有効活用されたい。

7.成績評価の方法 ①期末の定期試験に拠る他、②受講生の講義理解度を確認し、随時その進度の修正を図るために最低5回の「確認小テスト」を抜き打ちで実施する。その結果は、授業参加度の評価基礎であると同時に、期末試験の成績評価にあたって考慮されるものである点には十分に留意しておく必要がある。その割合は、①が60%、②が40%である。

8.その他 講義では、多くの設例を用いて計算問題を課す。講義出席時には、必ず電卓を準備・持参すること。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ACC321J 科目ナンバー:(CO)ACC321J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 326 2020/03/15 16:56:21

Page 327: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 326 ― ― 327 ―

10

(6)

アカウンティングコース

意思決定会計論A 前田  陽

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標管理会計にはマネジャーの意思決定に資するという役割が期待される。例えば、いくらで製品を販売すれば、どのくらいの利益になるかといった場面で役立つ会計情報の提供が期待される。本講義では、企業のマネジャーが日常業務の中で行なう意思決定で利用する管理会計情報、ならびに利益をひねり出すために用いられるコストマネジメントの技法を学習し、その理解を深める。

2.授業内容第1回:管理会計の体系第2回:意思決定に用いられる原価の諸概念第3回:損益分岐分析(損益分岐点と販売価格)第4回:損益分岐分析(利益を生み出す原価低減)第5回:差額原価・収益分析第6回:業務的意思決定(内製/外注)第7回:業務的意思決定(臨時的注文の可否)第8回:業務的意思決定(半製品/製品)第9回:業務的意思決定(セールスミックス)第10回:製品の価格決定(伝統的原価計算)第11回:製品の価格決定(活動基準原価計算)第12回:戦略的コストマネジメント(ABM)第13回:戦略的コストマネジメント(品質原価)第14回:戦略的コストマネジメント(原価企画)

3.履修上の注意・本講義では、様々な計算技法を学習する。だが、時間的制約から、各自の復習に期待するところが大きい。この点を十分に理解することを望む。・当然のことながら私語は固く禁じ、場合により、退室を命じることもある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義中に配布するレジュメの該当箇所を振り返り、不明な部分があれば質問すること。また次の回の内容についてレジュメや参考書に目を通しておくこと。

5.教科書教科書は使用しない。資料を講義で配布する。

6.参考書・岡本清、廣本敏郎、尾畑裕、挽文子(2008)『管理会計�第2版』�中央経済社。・廣本敏郎、挽文子編(2015)『日本の管理会計研究』中央経済社。・櫻井通晴(2015)『管理会計�第6版』同文館出版。

上記以外の参考書は講義中に適宜指定する。

7.成績評価の方法講義への参加度と試験の点数で評価する(講義への参加度25%、試験75%)。なお、具体的な方法は第1回目の講義時に示す。

8.その他・講義の配布資料はOh-o!�Meiji�Systemにアップロードする。欠席者はダウンロードすること。・電卓が必要になるため、持参すること。・上記の授業内容は進捗状況により変更されうる。・2019年度授業改善アンケートで多くの事例を取り上げていることが評価され、本年度も同様に多くの事例を取り上げる予定である。

駿河台

意思決定会計論B 前田  陽

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標管理会計にはマネジャーの設備投資に対する意思決定に資するという役割が期待される。例えば、工場に新設備を導入すべきか否かなどの意思決定の場面で役立つ会計情報の提供が期待される。本講義では、マネジャーの戦略的な意思決定で用いられる手法を取り上げ、その理解を深める。

2.授業内容第1回:管理会計の体系第2回:業務的意思決定と戦略的意思決定第3回:戦略的意思決定のプロセス(戦略企画)第4回:戦略的意思決定のプロセス(SWOT分析)第5回:戦略的意思決定のプロセス(資本予算)第6回:会計数値とキャッシュ・フロー第7回:時間価値の概念第8回:資本コストの概念第9回:設備投資の意思決定(回収期間法)第10回:設備投資の意思決定(内部利益率法)第11回:設備投資の意思決定(正味現在価値法)第12回:設備投資の意思決定(NPV法の応用)第13回:事業価値評価(事業価値と株主価値)第14回:事業価値評価(DCF法による評価)

3.履修上の注意・「意思決定会計論A」の未履修者は、事前に下記の参考書等で自習しておくこと。・本講義では、限られた時間で様々な計算技法を学習するため、各自の復習を大いに期待する。・当然のことながら私語は固く禁じ、場合により、退室を命じることもある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義中に配布するレジュメの該当箇所を振り返り、不明な部分があれば質問すること。また次の回の内容についてレジュメや参考書に目を通しておくこと。

5.教科書教科書は使用しない。資料を講義で配布する。

6.参考書・岡本清、廣本敏郎、尾畑裕、挽文子(2008)『管理会計�第2版』�中央経済社。・廣本敏郎、挽文子編(2015)『日本の管理会計研究』中央経済社。・櫻井通晴(2015)『管理会計�第6版』同文館出版。

上記以外の参考書は講義中に適宜指定する。

7.成績評価の方法講義への参加度と試験の点数で評価する(講義への参加度25%、試験75%)。なお、具体的な方法は第1回目の講義時に示す。

8.その他・講義の配布資料はOh-o!�Meiji�Systemにアップロードする。欠席者はダウンロードすること。・電卓が必要になるため、持参すること。・上記の授業内容は進捗状況により変更されうる。・2019年度授業改善アンケートで多くの事例を取り上げていることが評価され、本年度も同様に多くの事例を取り上げる予定である。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ACC341J 科目ナンバー:(CO)ACC341J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 327 2020/03/15 16:56:21

Page 328: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 328 ― ― 329 ―

業績管理会計論A 小田 康治

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 管理会計は業績管理会計と意思決定会計に大きく体系化されているが、本講義では、まず第1に現代における管理会計の意義について十分理解してもらい、その上で、いわゆる伝統的な業績管理会計の諸概念および手法について講義を行う。本講義では、伝統的な管理会計・業績管理会計の意義・手法を着実に修得してもらう。2.授業内容第1回:aモジュールのみ:管理会計の意義第2回:業績管理会計の意義第3回:�管理会計の生成と発展(伝統的管理会計の意義)第4回:管理会計の生成と発展(戦略管理会計の意義)第5回:管理会計に資する原価の諸概念第6回:利益計画・利益管理の意義第7回:予算管理の意義およびその種類と体系第8回:予算統制と予算実績差異分析第9回:�CVP分析の意義第10回:CVP分析の実際(計算手法)第11回:伝統的原価管理の意義第12回:伝統的原価管理の諸技法(計算方法)第13回:事業部制の業績管理会計第14回:業績管理会計の今後の課題3.履修上の注意 常に前後の講義の「つながり」を意識しながら、講義へ参加すること。また、遅刻は原則認めないので注意すること。毎回の講義で使用する資料等を、事前にクラスウェブにアップしておくので、各自必ずプリントアウトし、講義の際に持参すること。毎回の講義において、いわゆる「リアクションペーパー(B6版の出席票)」を配付し、それが基本的に平常点の基礎になるので、講義への積極的な参加・より多くのコメントを期待している。4.準備学習(予習・復習等)の内容 次回の講義に関する資料、および関連する書籍・文献を基に予習すること。講義後は、クラスウェブにアップされた資料等を基によく復習しておくこと。5.教科書 教科書は使用しない。6.参考書 業績管理会計に関する書籍・文献を講義中に紹介するとともに、各自、図書館を積極的に利用して常にチェックすること。講義後は、クラスウェブにアップされた資料等を基によく復習すること。7.成績評価の方法 定期試験の成績60%、レポート20%、平常点20%(bモジュールの終盤をリアクションペーパーの記述の時間とするので、感想・質問・提言等を書いてもらいたく思う次第である)。8.その他本講義はその内容の性質上、教員と学生とが双方向的に取り組むことがやや難しいものであるが、毎回提出してもらう感想・質問・提言等(リアクションペーパー)を次回の講義のaモジュールの時間・クラスウェブを用いて、できる限りアクティブ・ラーニングにつなげたいと考える。

駿河台

業績管理会計論B 小田 康治

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 昨今の企業環境の変化により、伝統的な管理会計も重要であるが、新たな業績管理会計の諸概念および手法が実務においても取り入れられている。そこで本講義では、主として戦略管理会計および戦略的コスト・マネジメントの諸概念および手法について講義を行い、それらの修得を目指す。

2.授業内容第1回:aモジュールのみ:経営戦略と管理会計第2回:企業環境の変化と現代の管理会計第3回:戦略管理会計の意義とさまざまな手法第4回:ABCの意義と基礎概念および計算技法第5回:ABCからABMへの展開第6回:原価企画の生成とその概念第7回:原価企画の実務的な手続第8回:ライフサイクル・コスティングの意義第9回:企業環境の変化と業績評価方法の革新第10回:BSCの意義と基本構造第11回:企業価値とBSC・EVAの関係第12回:アメーバ経営の構造とその本質第13回:アメーバ経営の実例第14回:戦略管理会計の今後の展望と課題3.履修上の注意 常に前後の講義の「つながり」を意識しながら、講義へ参加すること。また、遅刻は原則認めないので注意すること。毎回の講義で使用する資料等を、事前にクラスウェブにアップしておくので、各自必ずプリントアウトし、講義の際に持参すること。毎回の講義において、いわゆる「リアクションペーパー(B6版の出席票)」を配付するので、それが基本的に平常点の基礎になるので、講義への積極的な参加・より多くのコメントを期待している。4.準備学習(予習・復習等)の内容 次回の講義に関する資料、および関連する書籍・文献を基に予習すること。講義後は、クラスウェブにアップされた資料等を基によく復習しておくこと。5.教科書 教科書は使用しない。6.参考書 業績管理会計に関する書籍・文献を講義中に紹介するとともに、各自、図書館を積極的に利用して常にチェックすること。講義後は、クラスウェブにアップされた資料等を基によく復習すること。7.成績評価の方法 定期試験の成績60%、レポート20%、平常点20%(bモジュールの終盤をリアクションペーパーの記述の時間とするので、感想・質問・提言等を書いてもらいたく思う次第である)。8.その他本講義はその内容の性質上、教員と学生とが双方向的に取り組むことがやや難しいものであるが、毎回提出してもらう感想・質問・提言等を次回の講義のaモジュールの時間やクラスウェブを活用して、できる限りアクティブ・ラーニングにつなげたいと考える。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ACC341J 科目ナンバー:(CO)ACC341J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 328 2020/03/15 16:56:21

Page 329: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 328 ― ― 329 ―

10

(6)

アカウンティングコース

監査論A 加藤 達彦

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 会計監査制度が経済と社会に果たす役割について、基礎的理解を得ることを目標とする。会計監査の目的は、経営者の粉飾決算を防止し、資本市場の欠陥を補てんすることにある。会計監査と会計監査人の位置づけやガバナンス機能などについて、実例をあげて分析するとともに、最新のゲーム理論や行動経済学および脳科学の知見を応用して解説する。

2.授業内容第1回:aのみ:監査論を学ぶ意義第2回:�監査論で取り扱う監査の分類および日本と世

界の監査マーケットの現状第3回:監査役や監査委員会と会計監査人第4回:社外取締役と会計監査人第5回:企業の生成要因と会計監査の発生の関係第6回:�モニタリング(監視)仮説と保険仮説による

会計監査の生成要因の解明第7回:情報仮説による会計監査の生成要因の解明第8回:�アカロフのレモン市場とゲーム理論による会

計監査の機能の解明第9回:株式の持ち合いの解消と会計監査の再認識

(繰り返しゲームによる分析)第10回:監査基準の役割と会計監査人の独立性第11回:監査法人の競争と会計監査人の独立性第12回:�非監査業務の供与と会計監査人の独立性およ

び監査業務の新しい概念としての保証業務第13回:�行動経済学や脳科学の知見と会計監査人の倫

理感第14回:全体のまとめ

3.履修上の注意 講義の内容について、講義の終わりに必ず簡単なレポートを課し、講義終了時に提出を求める。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義では事前学習より事後学習をより重視する。前回の講義でとりあげたテーマに関する配布物や教科書の部分を参考にして、十分な準備をして次の講義に臨むことが求められる。事後学習を行わないと、次回の授業の内容がほとんど分からなくなる可能性があるので十分な注意が必要である。5.教科書 加藤達彦著『監査制度デザイン論』森山書店2005年

6.参考書 特になし

7.成績評価の方法 レポートの点と期末試験の点数を合計して評価する。原則としてレポートと期末試験の割合はともに50%である。履修者数によっては、定期試験期間中から授業期間中に変更して試験を行う場合がある。

8.その他

駿河台

監査論B 加藤 達彦

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 会計監査の実施および報告について、監査手続と監査報告書の考察を通じて学習する。授業の最後では、内部統制についても触れる。授業では、具体的な事例をビデオなども含めて豊富に提示し、他人事ではなく自らの関心事として、会計監査の問題を考える能力を養成する。そのために、会計やファイナンスの基礎的知識の復習も実施する。

2.授業内容第1回:aのみ:会計の基礎知識の確認第2回:�監査計画と要点の設定(シャンパン・ハウス

の例から)第3回:監査リスクと監査のリスク・アプローチ第4回:ビジネス・リスク・アプローチの考え方第5回:監査報告書の記載要件とその実例第6回:無限定適正意見・限定付適正意見とその実例

(東芝の例など)第7回:�監査意見表明の基礎1(会計基準単純準拠性説

とそごう・カネボウ・オリンパスの粉飾決算)第8回:�監査意見表明の基礎2(適正表示独立意見説と

りそな銀行の救済・三菱東京UFJ銀行の誕生)第9回:監査意見の不表明とその実例第10回:�旧監査基準(2002年度まで)におけるゴーイグ・

コンサーン監査の実態第11回:�新監査基準(2003年度以後)におけるゴーイ

ング・コンサーン監査の実態第12回:内部統制の基本的概念と実例分析第13回:�内部統制報告書・内部統制監査の報告書とそ

の実例および四半期レビュー報告書とその実例第14回:KAMと長文監査報告書および全体のまとめ

3.履修上の注意 授業の終わりに必ず簡単なレポートを課し、授業終了時に提出を求める。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回の講義に初めて登場する会計やファイナンスに関する基礎的な用語は、講義中に詳しく解説するので、必ずしも事前準備の必要はない。しかし講義の内容については必ず、配布した資料を参考にしてよく理解をして、次の講義に備える必要がある。

5.教科書 特に指定しない。

6.参考書 加藤達彦著『監査制度デザイン論』森山書店2005年

7.成績評価の方法 レポートの点と期末試験の点数を合計して評価する。原則としてレポートと期末試験の割合はそれぞれ50%である。履修者数によっては、定期試験期間中から授業期間中に変更して試験を行う場合がある。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)ACC361J 科目ナンバー:(CO)ACC361J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 329 2020/03/15 16:56:21

Page 330: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 330 ― ― 331 ―

経営分析論A 野中 郁江

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標<授業の目標> 経営分析書を作成できるようにする。<授業の概要> 貸借対照表、損益計算書の見方を学び、分析を行い、まとめあげ、提言を行うまでの一連の手順を学ぶ。

2.授業内容第1回 経営分析と会計学第2回 貸借対照表のしくみと見方第3回 貸借対照表実例分析第4回 貸借対照表分析演習第5回 損益計算書のしくみと見方第6回 損益計算書実例分析第7回 損益計算書分析演習第8回 経営分析文書の書き方第9回 比率分析 資本利益率について第10回 比率分析 回転率について第11回 比率分析 流動性について第12回 実例による比率分析第13回 比率分析演習第14回 春学期授業のまとめ

3.履修上の注意 毎回、書き込むことのできるプリントを使用している。プリントの枚数が多いので、整理、保管に注意すること。授業中に作業を行うので、電卓を持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容新聞、経済雑誌など、企業に関するニュースに注意しておくこと。

5.教科書 野中郁江編『市民が学ぶ決算書』、唯学書房。

6.参考書 大橋英五『経営分析』、大月書店。 山口孝他『企業分析』、白桃書房。 野中郁江『現代会計制度の構図』、大月書店。

7.成績評価の方法 授業中に提出してもらうレポートおよび試験によって、評価をおこなう。評価割合は、演習・レポート50%、試験50%。

8.その他 経営分析は企業全体を評価する作業であり、多方面から企業の見方ができるように、社会や企業についての情報収集などの努力が必要である。

駿河台

経営分析論B 野中 郁江

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標<授業の目標> 事例と理論的検討によって、広く経営分析の「勘どころ」、情報収集のしかたを習得する。<授業の概要> 多くの事例分析を通じて、基本的な経営分析手法の用い方と有効性を習得する。合わせて会計の考え方について検討する題材を提供する。

2.授業内容第1回 経営分析の基本と秋学期授業の範囲第2回 キャッシュフロー計算書のしくみ第3回 キャッシュフロー計算書の分析事例第4回 キャッシュフロー計算書の比率分析第5回 分析資料の研究―有価証券報告書第6回 分析資料の研究―会社四季報第7回 経営分析演習第8回 企業評価―DCF法とはなにか第9回 企業評価と投資家比率第10回 資本蓄積―内部留保とはなにか第11回 内部留保と社会問題第12回 粉飾決算と経営分析第13回 企業の存続可能性と経営分析第14回 経営分析と雇用問題

3.履修上の注意 毎回、書き込むことのできるプリントを使用している。プリントの枚数が多いので、整理、保管に注意すること。授業中に作業を行うので、電卓を持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容社会と企業に関する情報に関心をもって、収集しておくこと。

5.教科書 野中郁江編『市民が学ぶ決算書』、唯学書房。

6.参考書 大橋英五『経営分析』、大月書店。 山口孝他『企業分析』、白桃書房。 野中郁江『現代会計制度の構図』、大月書店。

7.成績評価の方法 授業中に提出してもらうレポートおよび試験によって、評価をおこなう。評価割合は、およそ演習レポート50%、試験50%。

8.その他 経営分析は企業全体を評価する作業であり、多方面から企業の見方ができるように、社会や企業についての情報収集などの努力が必要である。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ACC351J 科目ナンバー:(CO)ACC351J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 330 2020/03/15 16:56:21

Page 331: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 330 ― ― 331 ―

10

(6)

アカウンティングコース

税務会計論A 神田 良介

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 授業の到達目標は、税金に対して思考停止に陥らない態度を身に付けて貰う事、之です。一見簡単そうですが、実は一朝一夕には身に付きません。何故か?それは、税金は納税者にとって愉快な存在たり得ないからだと、私は考えています。悩ましい事に、少なくとも今日の日本では税金は、四六時中「モヤシモン」の胞子達の様に、貴方にくっついて来ます。 ここは一つ、発想の転換です。つまり、否応無くくっついて来る存在ならば、思い切って向き合ってしまった方が、余程ストレスは減る筈! と言う訳で、税金と言うものの氏素性を、一つずつ炙り出す事にしましょう。肝要なのは、学んでは考え、考えてはまた学ぶという姿勢です。急いては、なりません。 従ってこの授業のテーマは、税金の氏素性を、必要に応じて会計上の概念を用い、時には計算規定や課税所得計算の段取りを教材にし、等身大で理解して行く事、之になります。 授業の概要は、下記の授業内容(の予定)の通りです。なお幻燈機は使用しませんから、配布物は或る程度の分量になります。勤勉なノートテイクと配布物の綴り込みとを、願います。

2.授業内容初 回 シラバス解題2回目 税金の役立ちを考える①(連帯責任? 連帯無責任?)3回目 税金の役立ちを考える②(穴凹にショベル)4回目 税金の役立ちを考える③(“産廃銀座”今昔)5回目 �税金の役立ちを考える④(財布の厚さと税金との関係を

考える。更に、税率の“使い方”を考える。)6回目 税金を目利きする①(“「良い」税金”“「悪い」税金”)7回目 税金を目利きする②(「不確定概念」の悩ましさ)8回目 税金を目利きする③(地方税ならではの使命とは?)9回目 税金を目利きする④(「何に課税するか?」は超難問!)10回目 税金を目利きする⑤(「捕捉率」と言う名の壁)11回目 所得課税を考える①(個人所得税を教材とする理由)12回目 所得課税を考える②(「所得」と「所得金額」との違い)13回目 �所得課税を考える③(税負担に耐える力=担税力を考え

る。更に、金融所得軽課に見る“勤労観の頽廃”を考える。)

14回目 a:前期(春学期)まとめの講話    b:�定期試験(但、情況によっては“期間中試験”に変

更する可能性も有ります。)

3.履修上の注意 上記は、あくまでも予定です。 税金に就いての考えを深める為には、日本の置かれている現実を正しく知る必要が有ります。加えて去る平成廿七年は、大東亜戦争終結七十年の節目でもあった事です。 従って、上記の予定を意識しながらも、心ある書き手の筆になる日本関連の報道記事や著作を、ふんだんに取り上げますから、この点は充分に留意ねがいます。結果的に配布物は一定の量に達しますが、配布物は是非読み込んで下さい。  教科書は毎回使うとは限りませんが、必ず持参願います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習:良識ある一般新聞(特に紙媒体)の、社会面・文化面および政治面を、日々熟読されたい。 復習:配付物の総ての内容を、繰返し熟読されたい。

5.教科書 (社)全国経理教育協会(編) 『令和2年版 入門税法』(清文社)

6.参考書 菊池裕子・小野塚久枝(共著) 『租税論』(税務経理協会)

7.成績評価の方法 定期試験の成績を六割程度、受講態度を四割程度、それぞれ勘案して評価します。 資格試験等の科目合格等は、成績評価には反映させません。

8.その他 人文系ならびに、会計コース以外のコースの方も歓迎です。この授業のモットーは、“知るを楽しむ”です。「?」は果敢にご質問願います。

駿河台

税務会計論B 神田 良介

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 授業の到達目標は、税金に対して思考停止に陥らない態度を身に付けて貰う事、之です。一見簡単そうですが、実は一朝一夕には身に付きません。何故か?それは、税金は納税者にとって愉快な存在たり得ないからだと、私は考えています。悩ましい事に、少なくとも今日の日本では税金は、四六時中「モヤシモン」の胞子達の様に、貴方にくっついて来ます。 ここは一つ、発想の転換です。つまり、否応無くくっついて来る存在ならば、思い切って向き合ってしまった方が、余程ストレスは減る筈! と言う訳で、税金と言うものの氏素性を、一つずつ炙り出す事にしましょう。肝要なのは、学んでは考え、考えてはまた学ぶという姿勢です。急いては、なりません。 従ってこの授業のテーマは、税金の氏素性を、必要に応じて会計上の概念を用い、時には計算規定や課税所得計算の段取りを教材にし、等身大で理解して行く事、之になります。 授業の概要は、下記の授業内容(の予定)の通りです。なお幻燈機は使用しませんから、配布物は或る程度の分量になります。勤勉なノートテイクと配布物の綴り込みとを、願います。

2.授業内容初 回 シラバス解題2回目 所得課税を考える④(「課税単位」と累進税率との関係)3回目 �所得税の計算構造を考える①(所得税計算の大まかな流

れ)4回目 所得税の計算構造を考える②(「収入金額と帰属所得」)5回目 �所得税の計算構造を考える③(“仕入れ・繰越商品/繰

越商品・仕入”の重みを考える。更に、財務会計と税務会計との“溝”を考える。)

6回目 所得税の計算構造を考える④(青色申告制度の教訓)7回目 �課税所得計算の段取を学ぶ①(勤め人と個人企業との相

違)8回目 課税所得計算の段取を学ぶ②(“税痴”は勤め人の罪か?)9回目 課税所得計算の段取を学ぶ③(確定申告書Aの概要)10回目 課税所得計算の段取を学ぶ④(確定申告書Aに慣れる)11回目 課税所得計算の段取を学ぶ⑤(確定申告書Aを自署する)12回目 法人の課税所得計算を考える①(「税務調整」の政策性)13回目 法人の課税所得計算を考える②(税効果と言う名の麻酔)14回目 a:後期(秋学期)まとめの講話    b:�定期試験(但、情況によっては“期間中試験”に変

更する可能性も有ります。)

3.履修上の注意 上記は、あくまでも予定です。 税金に就いての考えを深める為には、日本の置かれている現実を正しく知る必要が有ります。加えて去る平成廿七年は、大東亜戦争終結七十年の節目でもあった事です。 従って、上記の予定を意識しながらも、心ある書き手の筆になる日本関連の報道記事や著作を、ふんだんに取り上げますから、この点は充分に留意ねがいます。結果的に配布物は一定の量に達しますが、配布物は是非読み込んで下さい。 教科書は毎回使うとは限りませんが、必ず持参願います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習:良識ある一般新聞(特に紙媒体)の、社会面・文化面および政治面を、日々熟読されたい。 復習:配付物の総ての内容を、繰返し熟読されたい。

5.教科書 (社)全国経理教育協会(編) 『令和2年版 入門税法』(清文社)

6.参考書 菊池裕子・小野塚久枝(共著) 『租税論』(税務経理協会)

7.成績評価の方法 定期試験の成績を六割程度、受講態度を四割程度、それぞれ勘案して評価します。 資格試験等の科目合格等は、成績評価には反映させません。

8.その他 税務会計論Aを受講後に、こちらを受講願います。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ACC381J 科目ナンバー:(CO)ACC381J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 331 2020/03/15 16:56:21

Page 332: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 332 ― ― 333 ―

国際会計論A 山本 昌弘

2単位 春学期3・4年次1.授業の概要・到達目標 国際会計(International�Accounting)とは、国境を超えて活動する世界のグローバル企業(MNE)のための会計(Accounting�for�Multinational�Enterprises)であり、そこに投資する国際資本市場のための会計(Accounting�for�Global�Capital�Markets)である。授業では、21世紀現在、グローバル企業の活動にとって不可欠な財務会計制度がどのように展開しているのかについて、その実情を講義するとともに、そうした企業がさらなるグローバル事業展開を行うにあたってどのように財務意思決定すべきかについても講義し、理解を深めてもらう。それゆえ、狭義の国際財務会計のみならず国際管理会計とりわけ国際ファイナンスについても取り上げる(特に秋学期)。 まず春学期では、国際財務会計として、日本の企業会計基準との比較を前提に、2009年から任意適用されている国際会計基準(International�Financial�Reporting�Standards)、2002年に解禁された米国財務会計基準(Statements�of�Financial�Accounting�Standards)、及び米国で作成される国際監査基準(International�Standards�on�Auditing)など、グローバル企業の財務報告にとって重要な会計問題を取り上げる。国際会計論Aの内容は基本的には、制度会計が取り扱ってきた領域である。 現在、世界各国の会計基準は国際会計基準(IFRS)への国際統合(convergence)が進展しており、その意味でまず何よりも国際会計基準の内容をよく理解する必要がある。授業では、国際会計基準を策定する国際会計基準審議会(IASB)の歴史的発展過程から始まり、同じく重要な会計国際機関である国際会計士連盟(International�Federation�of�Accountants)やグローバル資本市場のゲートキーパーとして極めて重要な役割を果たしている世界の4大監査法人(DTT,�E&Y,�KPMG,�PwC)などの動向についても取り上げる。現在国際会計が目指している方向は、世界中で自由に活動できる会計プロフェッションを養成することであり、そのためには、会計基準の世界標準化のみならず、監査基準や会計士資格の世界標準化も不可欠だからである。 さらに、日本のみならずカナダなど多くの国々で、米国会計基準が受容されている。日本企業では国際会計基準、米国会計基準ともにその採用社数が数十社に上っている。それゆえ国際会計基準と比較しつつ米国会計基準の内容を理解することも重要である。両基準はすでに2002年にノーウォーク合意として会計基準や概念フレームワーク(conceptual�framework)の統合に合意し、具体的に共通化作業を進めている。加えて、企業結合、金融商品、減損、キャッシュフロー計算書など、具体的な基準内容について、3基準比較を行い、依然として残る差異を理解する。 日本基準を含めてこれら3基準は、実際に日本企業に採用されているものであるが、さらに国際財務会計論の各論として日本の会計制度に歴史的に影響を及ぼしてきた国々の会計制度についても概観する。ドイツと英国の会計基準である。ドイツは、日本経済発展のモデルとなってきた国であり、法律、会計、税務、学術研究などさまざまな分野で影響を及ぼしてきた。また英国は国際会計基準審議会のある国であり、英国会計基準との類似性、整合性は極めて高いものとなっている。特に英国には5年間の留学経験(学生としてまた講師として)があるので、そうしたリアルな英国感を伝えたい。なお国際会計論では、必要に応じて英語による講義も実施する。 これらの会計基準の比較を通じて、春学期の授業では今日の主要な会計基準及び会計制度がどのようなもので、どこに向かおうとしているのかについて理解を深めさせる。国際会計論を履修することによって、グローバル企業における財務のスペシャリスト(公認会計士やU、SCPAを含む)として活躍できるような基礎力を養成することが本講義の目標である。 なお担当教員の研究方法論は制度会計学というよりは、実証会計学であるので、授業では、個々の会計基準に触れるだけではなく、出来る限り、財務データベースやアニュアルレポートなどのデータ解析を行いつつ資本市場やファイナンスの視点から進めていきたい。その意味では、企業評価論や会計情報論との整合性が高い内容となる。

2.授業内容第1回:国際財務会計論の概要 初回の講義では、春学期に取り上げる各回のテーマについて概観する。主要な会計基準(日本、米国、国際会計基準,�etc.)を縦軸に、歴史的経緯を横軸にして会計制度の発展過程について会計基準を利用する投資家の視点、すなわち資本市場から鳥瞰する。そこで、すでに資本市場そのものが国際統合されていることをまず理解する。第2回:財務会計の概念フレームワーク 会計基準の場当たり的な設定は基準間の整合性を低下させる。米国では、財務会計基準書(Statements�of�Financial�Accounting�Standards)とは別に、共通する概念や用語などを厳密定義するための財務会計概念書(Statements�of�Financial�Accounting�Concepts)を設定する。会計の目的、測定方法、質的特性、公正価値など重要な概念については、すでに米国と国際会計基準の間で共通化されている。これを概念フレームワーク(conceptual� framework)というが、日本は概念フレームワークついて独自路線に拘っており、会計基準国際統合について今後の動向についても取り上げる。第3回:国際会計基準によって変質する日本の会計制度 国際会計基準は、日本の会計基準のみならずそれに準拠した企業や経営者の行動そのものも変化させる。情報誘導(information�inductance)の観点から会計基準国際統合が進む日本において21世紀の企業行動がどのように変化しているのかについて利益管理(earnings�management)や創造的会計(creative�accounting)など実証分析を踏まえて検討する。第4回:連結の会計 ここからは、会計基準の具体的内容について国際会計基準、米国会計基準、日本の企業会計基準の相互比較を行いながら、考察していく。この回では、企業結合の会計処理、連結財務諸表の作成、持分法の適用など、連結会計に不可欠なテーマを取り上げる。なお、グローバル企業は世界中に子会社を展開しており、それらすべてが連結対象となることから、連結会計は国際会計論にとって不可欠な会計制度である。第5回:時価の会計 国際会計基準の特徴は連結会計、時価会計、キャッシュ・フロー会計である。それらは英米型会計制度の特徴でもあり、すべては投資家指向、資本市場指向に由来するものである。時価会計のトピックとしては、棚卸資産の低価法処理、固定資産の減損会計、金融商品の時価評価などを取り上げる。加えて、実証会計学として、時価会計による利益管理の拡大などについても定量的に考察する。第6回:キャッシュ・フローの会計 利益の操作可能性が高いのに対し、キャッシュ・フローはより客観的に企業活動の実態を示すと言われている。国際会計基準によって世界で第3の財務表として定着してキャッシュ・フロー計算書を取り上げる、加えてキャッシュ・フロー計算書における営業キャッシュ・フローと損益計算書における利益の関連性について、実証的に分析する。第7回:米国会計制度発達史 ここからは、米国における会計制度の発展過程を取り上げる。最初は1930年代に初めて会計基準が制度化されるに至る契機について触れ(それまで基準は存在しなかった)、その後世界最高水準の会計制度を作り上げていった組織や人物を描写する。会計手続委員会(Committee�on�Accounting�Procedures)、会計原則審議会(Accounting�Principles�Board)や、George�O.�May,�William�A.�Paton,�Analias�C.�Littleton,�さらには、米国会計学会(AAA)における基礎的会計理論書(A�Statement�on�Basic�Accounting�Theory)などである。第8回:米国における会計革命 国際会計基準と同じ1973年に設立された財務会計基準審議会(Financial�Accounting�Standards�Board)を中心に、伝統的なミクロ指向の取得原価会計からより資本市場や投資家を意識したマクロ指向の時価会計への展開を「会計革命(accounting�revolution)」として考察する。さらに、それと呼応する会計学研究の変化(解釈学的な制度会計学からデータを重視した科学的な実証会計学への発展)についても、Ross�L.�WattsやJerold�L.�Zimmermanなどの学説(実証会計理論、Positive�Accounting�Theory)についても取り上げ、今日の経済学・ファイナンス指向の現代会計学について理解を深める。第9回:英米の会計士制度 先進国の会計制度(さらには経済制度も)は、英米型と大陸型に二分される。前者は国際会計基準(IFRS)や米国会計基準(SFAS)に代表されるが、そこでは公認会計士に代表される会計プロフェッションが重要な役割を果たしている。米国の公認会計士(certified�public�accountants)や英国の勅許会計士(chartered�accountants)さらには監査基準に加え、彼らの行動を規定する米国の法律―企業改革法や金規制改革法など―を取り上げつつ、ゲートキーパーとしての会計プロフェッションの役割について理解を深める。第10回:国際会計基準審議会 1973年に英国で設立された国際会計基準委員会(International�Accounting�Standards�Committee)の設立経緯から始まり、会計プロフェッション組織である米国の国際会計士連盟(International�Federation�of�Accountants)や資本市場をガバナンスする証券監督者国際機構(International�Organization�of�Securities�Commissions)との関係、さらには、2001年における国際会計基準審議会(International�Accounting�Standards�Board)への改組など、歴史的発展過程について取り上げる。第11回:国際会計士連盟による国際監査基準の設定 もう1つの会計国際機関である国際会計士連盟(IFAC)について、そこで設定される国際監査基準(International�Standards�on�Auditing)、国際公会計基準(International�Public�Sector�Accounting�Standards)、国際会計教育基準(International�Education�Standards)などに触れつつ、資本市場のゲートキーパーとして不可欠な公認会計士や勅許会計士の仕事内容や、世界の4大監査法人(DTT,�E&Y,�KPMG,�PwC)についても取り上げる。第12回:会計基準の国際統合 20002年のノーウォーク合意以降、IASBとFASBの共同作業は続いている。概念フレームワークの共通化に始まり、個別会計基準の統合に至るまで、21世紀における展開を中心に会計基準の国際統合プロセスについて詳述する。第13回:英国とカナダの会計制度 国際会計基準審議会(IASB)が拠点を置く英国の会計制度及び会計士制度について取り上げる。19世紀産業革命期の会社法から始まり、1940年代の会計原則勧告書(Recommendations�on�Accounting�Principles)、戦後の会計実務基準書(Statements�of�Standard�Accounting�Practice)や財務報告基準(Financial�Reporting�Standards)について歴史的に概観する。英国は現在、自国の会計基準を捨て、完全に国際会計基準委一本化しようとしている。さらに、カナダの会計制度についても取り上げ、英国と米国の両方の影響を受けつつ同国が国際会計基準に移行していくプロセスを考察する。第14回:ドイツの会計制度 明治以降日本に大きな影響を及ぼしてきたドイツの会計制度を歴史的に取り上げる。日本とドイツは大陸型会計制度に属し、第二次世界大戦後は高い経済成長を謳歌したが、現在英米型の国際会計基準への統合に苦労している。1990年代の資本調達促進法、企業領域統制・透明化法、資本会社指令法や、21世紀の企業会計基準近代化法を取り上げ、法律指向の同国がどのように会計基準国際統合に対応してきたかを理解する。

3.履修上の注意 春学期は、国際財務会計論を取り扱う。授業各回の内容は、教科書の節に合わせて設定しているので、参考にされたい。会計制度としては会計情報論との、実証会計学としては企業評価論との関係性が深いので、両講義を合わせて履修することを薦める。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に教科書の該当箇所を読んでおくこと。復習として配布資料と教科書の突合せを行うこと。

5.教科書 山本昌弘『国際会計・財務論IFRSの展開と国際経営財務の実践―』、文真堂、2020年。

6.参考書 『国際財務報告基準書』 山本昌弘『会計制度の経済学』日本評論社、2006年。 山本昌弘『会計とは何か―進化する経営と企業統治―』講談社、2008年。 その他、山本昌弘執筆の『エコノミスト』『経済セミナー』『旬刊経理情報』等掲載論文や連載ブログ(授業で紹介)。

7.成績評価の方法 期末定期試験の成績(70%、ただし持ち込み可)。100分授業に際し延びた10分を使用して授業の最後に小テスト等を行う(30%)。

8.その他 授業改善アンケートの評価を活かし、授業はすべてパワー・ポイントで行い、資料は事前にOh-o!�Meijiにアップロードする。さらにインターネットで世界の企業のHPから財務諸表をダウンロードするなど、リバティタワーの情報環境を活かして出来る限り実践的な講義を行いたい。必要に応じて英語による講義を実施する。

駿河台

国際会計論B 山本 昌弘

2単位 秋学期3・4年次1.授業の概要・到達目標 国際会計(International�Accounting)とは、国境を超えて活動する世界のグローバル企業(MNE)のための会計(Accounting�for�Multinational�Enterprises)であり、そこに投資する国際資本市場のための会計(Accounting�for�Global�Capital�Markets)である。授業では、21世紀現在、グローバル企業の活動にとって不可欠な財務会計制度がどのように展開しているのかについて、その実情を講義するとともに、そうした企業がさらなるグローバル事業展開を行うにあたってどのように財務意思決定すべきかについても講義し、理解を深めてもらう。それゆえ、狭義の国際財務会計のみならず国際管理会計とりわけ国際ファイナンスについても取り上げる(特に秋学期)。 秋学期では、グローバル企業に特有の会計・財務問題を取り上げる。国際会計論Bは、国際管理会計(International�Management�Accounting)ないしは国際ファイナンス(International�Business�Finance)に属する領域を取り扱うことになる。国際会計論というと国際財務会計論を講義して事足れりとする大学が少なくないが、本講義では国際的に活躍する会計・財務のプロフェッションが修得しておくべきテーマについて幅広くピックアップしていく。その意味で、企業評価論との関連性が高い講義となる。 講義の概要は、企業評価、為替リスク管理、タックス・プランニング、国際資本予算である。企業評価については、日本の上場企業の外国人持株比率が25%を超えている現在、国際的な資本市場における投資家の動向が無視出来なくなっている。彼らは国際会計基準への国際統合を前提に、世界中の上場企業に対し等距離で企業評価を行っている。それゆえ彼ら国際的機関投資家の評価技法についてよく理解することが重要となる。 さらに、グローバル企業に固有の財務問題として為替リスクの管理が重要になる。企業は、本国の通貨で決算を行い、配当する。それゆえグローバル企業がたとえ本業で利益を上げたとしても、為替変動に的確に対応できなければ貴重な利益を失ってしまう。講義では、外貨換算会計に始まり、国際的な資金調達方法や短期的な資金管理技法(ネッティングやグローバル・キャッシュ・マネジメントなど)について解説する。 グローバル企業の利益管理として重要なトピックに国際税務が存在する。企業価値が株主への価値として規定される以上、税の管理は企業価値最大化にとって不可欠である。日本では国税中心のため、国内において税による立地選択の幅は大きくないが、世界を見渡せば、さまざまな優遇税制に基づく裁量機会が存在する。またタックス・ヘイブン対策税制、過少資本税制、移転価格税制、外国税額控除などそれに対する課税制度も先進国では整備されている。そうした中、企業価値を最大化するためには、どのような財務意思決定を行うべきかについてタックス・プランニングの観点から講義する。$1の節税は、$1の当期純利益と同じ価値がある。 為替リスク管理、タックス・プランニングと並んで国際ファイナンスの重要なテーマに海外進出のための財務意思決定すなわち国際資本予算が上げられる。そこでは海外直接投資(foreign�direct� investment)と国際的M&A(merger�and�acquisition)が選択肢となる。両者の共通点・相違点に留意しながら、最適な意思決定について考察する。 さらにグローバル化した企業を管理するためには、国際的な管理会計システムの整備が不可欠となる。狭義の国際管理会計であるが、これについても最後に取り上げる。なお、必要に応じて英語による講義を実施する。 国際会計論Bは、国際的な制度会計の理解を前提として行われるため、国際会計論Aの履修が欠かせない。

2.授業内容第1回:国際ファイナンスの概要 初回の講義では、秋学期に取り上げる各回のテーマについて概観する。今年度は、よりファイナンス―とりわけ国際ファイナンス(International�Business�Finance)―の観点からキャッシュ・フロー情報の活用に焦点を当てる。国際会計基準(International�Financial�Reporting�Standards)によって制度化されたキャッシュ・フロー計算書により企業評価(valuation)や管理会計とりわけ業績評価会計(accounting�for�performance�evaluation)においてもキャッシュ・フローが利用可能になったからである。第2回:伝統的な評価指標 企業評価における伝統的な財務指標について取り上げる。ROE(return�on�equity),�ROI(return�on� investment),�PER(price�earnings�ratio),�PBR(price�book�value�ratio)などそのほとんどは、利益を使用した指標である。それは、世界の機関投資家が依然として利益指標を重視しているからである。ただし、春学期の講義でも触れるように、利益は容易に管理される(earnings�management)。操作可能性が高いとされる利益指標についてその実態を分析しつつ、利用方法とその限界について講義する。第3回:キャッシュ・フローによる一元的評価指標 利益は意見、キャッシュ・フローは事実といわれるように、今日キャッシュ・フロー情報による企業評価が発展している。講義では、資本市場や投資家の観点から、キャッシュ・フローによる一元的な企業評価指標を取り上げる。FCF(free�cash�flows),�CFROI(cash�flow�return�on�investment),�EVA(economic�value�added),�MVA(market�value�added)である。本当にこれらの指標は客観的なのであろうか。実証的なデータを基に考察を進める。第4回:多元的な評価指標 近年世界的に注目されている企業評価方法である多元的評価について取り上げる。それらに共通するのは、財務のみならず非財務の指標を積極的に活用することである。1つは管理会計技法であるBSC(balanced�scorecard)を活用した企業評価である。もう1つはCSR(corporate�social�responsibility)に基づく評価である。特に担当教員がアドバイザーを務める東洋経済新報社による『CSR企業総覧』及びそのデータベースを活用した「信頼される会社」の評価方法とそのランキングについて実証的に考察する。CSRについても国際会計基準同様に、統合報告書(integrated�reporting)として世界標準化が進められている。第5回:世界の外貨換算会計制度 ここからは、為替リスク管理に関わる諸問題を取り上げる。まずは伝統的な国際財務会計論における重要なテーマでもあった外貨換算会計を取り扱う。対象は外貨建連結対象会社財務諸表の換算と外貨建債権・債務の換算である。流動・非流動法、貨幣・非貨幣法、テンポラル法、決算日レート法など、歴史的な会計技法の発展について考察し、類似の構造を有する時価会計との関連性を検討する。第6回:グローバル企業の資金調達 市場における資金調達問題は、国際ファイナンスの重要なテーマである。円建短期資金、外貨建短期資金、円建長期資金、外貨建長期資金のそれぞれについて、国内・国外、直接金融・間接金融等の組み合わせによってどのように最適な資金調達を行うべきかについて講義する。第7回:為替リスク管理 為替リスクには、取引リスク、経済リスク、会計リスクが存在する。このうち会計リスクは外貨換算会計によって処理され、長期の経済リスクは与件となるため、グローバル企業にとっては、契約から決済までの間に為替レートが変動することによってキャッシュ・フローが変動する取引リスクの管理が重要となる。そこで、ネッティングやプーリング、グローバル・キャッシュ・マネジメントなど改正外国為替及び外国貿易法によって可能になった為替リスク管理技法について講義する。日本企業が特に苦労している領域である。第8回:タックス・ヘイブン対策税制と過少資本税制 ここから3回は、企業の国際税務すなわちタックス・プランニングを取り扱う。まず国際税務についての主要概念(アームスレングス、恒久的施設、模範租税条約、二重課税等)について解説し、すでに先進国において整備されている課税制度いわゆるBEPS(Base�Erosion�and�Profit�Shifting)について考察する。非課税国や経過税国に恣意的に租税回避することを避けさせるためのタックス・ヘイブン対策税制と利子非課税による負債金融偏重を避けさせる過少資本税制である。特に後者はファイナンスの主要問題である最適資本構成(MMの定理)に関連するテーマである。第9回:移転価格税制と国際振替価格 グローバル企業にとって国際的な振替価格(transfer�price)をどのように設定するかは極めて重要な問題である。そもそもグローバル企業とは世界的な市場取引を組織の内部取引に取り込む存在であり、それゆえに市場価格が成立しない。しかも国によって税率が異なると、国際的な振替価格を操作することによって税引後の利益が変わってくる。そのような恣意的な価格操作をさせないための国際課税制度が移転価格税制である。米国の内国歳入法を中心に移転価格税制の展開について考察する。第10回:外国税額控除及び外国所得免除制度と租税条約 国際的な二重課税の禁止は世界の模範租税条約に規定されている。その具体的な方法が源泉地国(進出先)での課税額を居住地国(本国)で控除する外国税額控除とそもそも居住地国での所得合算を行わない外国所得免除が存在する。両者の異同を考察し、それまでの国際課税諸制度も踏まえて、グローバル企業が企業価値を最大化するためにはどのようなタックス・プランニングを実施すべきかについて講義する。第11回:海外進出の財務意思決定 海外進出の財務意思決定については、グリーンフィールドから現地法人を設立する海外直接投資とすでに存在する現地法人を買収する国際的M&Aが存在する。講義では、それぞれのメリット、デメリットを考察し、核となる財務計算についてフォーカスする。そこではファイナンスや企業評価論、さらには国際会計論の公正価値計算における割引現在価値が使用される。純現在価値(net�present�value)法や内部収益率(internal�rate�of�return)法などの割引キャッシュ・フロー法による意思決定方法に加えて、為替や税金など国際ファイナンスに固有の問題を取り上げる。第12回:海外進出の意思決定プロセス 海外進出の財務意思決定は、企業の存続にとって極めて重要であるため、戦略的投資決定(strategic� investment�decisions)の典型例とされる。そこでは、具織的な財務計算すなわち計算合理性と組織内の権力構造すなわち政治性が高度に併存することになる。そうした二重性について、組織の意思決定プロセスの観点から海外投資がどのようになされているかを記述する。中長期経営計画やグローバル戦略を基にプロジェクトを発案(identification)し、予算や財務計算によってプロジェクトを具体化(development)し、トップによってプロジェクトが選択(selection)される。実現されたプロジェクトは事後に統制(control)される。事後統制では、投資事後監査(post-completion�audits)が重要な技法となる。そうした一連の組織プロセスについて詳述する。第13回:グローバル戦略と意思決定 多数の海外進出を実行したグローバル企業は、それらを一体として管理運営していくために、国際管理会計システムの構築・整備が不可欠となる。ここでは、国際意思決定会計として、グローバルな事業戦略、グローバルな組織戦略、グローバルな情報戦略にそれぞれ対応した管理会計システムのあり方について考察する。第14回:グループ企業の業績評価 管理会計が意思決定会計と業績評価会計から成立するように、国際管理会計にも国際意思決定会計と国際業績評価会計が存在する。この回では、国際業績評価会計としてグローバル企業の業績評価問題について取り上げる。そこでは、これまでのすべての回のまとめを兼ねつつ、企業評価、為替リスク管理、タックス・プランニング、国際資本予算を包括した業績評価のあり方について検討する。

3.履修上の注意 秋学期は、国際ファイナンス(及び国際管理会計論)を取り扱う。授業各回の内容は、教科書の節に合わせて設定しているが、最終章から順に遡っていくので注意されたい。国際会計論Bは、企業評価や国際ファイナンスのアプローチを多用するため、企業評価論を同時に履修することが好ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に教科書の該当箇所を読んでおくこと。復習として配布資料と教科書の突合せを行うこと。

5.教科書 山本昌弘『国際会計・財務論―IFRSの展開と国際経営財務の実践管理会計―』文真堂、2020年。

6.参考書 山本昌弘『多元的評価と国際会計の理論』文眞堂、2002年。 山本昌弘『実証会計学で考える企業価値と株価』東洋経済新報社、2009年。 山本昌弘『株とは何か』講談社、2011年。 山本昌弘『本当のホワイト企業の見つけ方』東洋経済新報社、2014年。

7.成績評価の方法 期末定期試験の成績(70%、ただし持ち込み不可)。100分授業に際し延びた10分を使用して授業の最後に小テスト等を行う(30%)。

8.その他 授業改善アンケートの評価を活かし、授業はすべてパワー・ポイントで行い、資料は事前にOh-o!�Meijiにアップロードする。さらにインターネットで世界の企業のHPから財務諸表をダウンロードするなど、リバティタワーの情報環境を活かして出来る限り実践的な講義を行いたい。必要に応じて英語による講義を実施する。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ACC371J 科目ナンバー:(CO)ACC371J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 332 2020/03/15 16:56:21

Page 333: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 332 ― ― 333 ―

10

(6)

アカウンティングコース

会計情報論A 名越 洋子

2単位 春学期3・4年次1.授業の概要・到達目標<授業の到達目標及びテーマ> 会計あるいは金融を専攻する学生を主な対象として、会計を情報とみる立場から、情報開示の現状と決算を支えている基本的な考え方を講義する。 公認会計士試験(財務会計)・税理士試験(簿記論と財務諸表論)・証券アナリスト試験(財務分析)・日商簿記1級に役立つほか、経理・財務・投資銀行部門の仕事に従事したい学生の履修を歓迎する。<授業の概要> 春学期は、「ファイナンス」をキーワードとする。新株予約権と資金調達、転換社債の発行と転換、取得条項の付いた転換社債の発行・取得・消却、新株予約権の無償供与(ライツ・オファリング)、ストック・オプション、種類株式の発行、自己株式の取得・処分・消却について、具体例をとりあげ講義する。 最新動向と具体的な企業の例も解説しながら進めていきたい。ビジネスに関心のある意欲的な学生に受講してもらいたい。 現実に引き寄せて理解するように心がけてもらいたい。

2.授業内容第1回目:�会計情報の開示義務のある企業とは?ー金融商品取引法、有

価証券報告書、投資家向け広報(日本基準・米国基準・IFRS)

第2回目:新株予約権の発行と多様な形態第3回目:社債の発行の事例と会計(額面より高い発行価額の場合)第4回目:�転換社債型新株予約権付社債の発行の会計(一括法と区分法)第5回目:�転換社債型新株予約権付社債の転換の会計(利益計算と払込

資本の増加)第6回目:取得条項付転換社債の取得・消却の会計第7回目:取得条項付転換社債の実例第8回目:ストック・オプションの会計第9回目:�ストック・オプション会計基準の変化とそれに対応する新型

ストック・オプション第10回目:種類株式の発行の会計と多様性第11回目:�種類株式の発行・取得・消却の例(金融危機下のメガバンク

とバーゼル合意)第12回目:�種類株式の発行例(業績好調の企業:伊藤園、トヨタ自動車)第13回目:自己株式の取得の事例と会計第14回目:自己株式の処分・消却の会計*講義のテーマは変更の可能性がある。また、時間の関係で、上記から選択の上集中して学習することも考えられる。

3.履修上の注意 会計の他、アナリスト業務や投資業務に関心のある者の受講を歓迎する。参考書に挙げたような標準的な財務会計のテキストで、講義テーマの関連部分を読んでおいてほしい。 講義時に配布するレジュメをしっかり読み、講義に出席してほしい。資料はOh-o!�Meijiでダウンロードできるようにもする。新聞記事や財務情報のコピーも配布する。 定期試験前には、試験勉強のための論点表を配布するので、それを参考に配布レジュメを読み込み、論述式を含む問題に解答できるようにしてほしい。なお、試験の際の持込みは認めない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前にOh-o!�Meijiに配布レジュメがアップロードされた場合には、できれば入手して目を通してほしい。しかし、重要なのは、復習の方なので、Oh-o!�Meijiで配布資料を確認する習慣をつけてほしい。また、教室内配布の財務情報も活用してほしい。 定期試験前に配布する論点表を参考に配布レジュメを読み込むと、効果的に勉強できると思われる。

5.教科書 特に定めないが、講義時に配布するレジュメを教科書の代わりに用いる。Oh-o!�Meijiでもダウンロードできるようにする。

6.参考書*永野則雄『ケースでまなぶ財務会計』(白桃書房)*伊藤邦雄『新・現代会計入門』(日本経済新聞社)*名越洋子『負債と資本の会計学ー新株予約権・複合金融商品・ストック・オプションの検討』(中央経済社)

7.成績評価の方法 原則として、期末試験での評価を100%とし、期末試験の受験が前提である(持込み不可)。毎回の授業時には、出欠を兼ねて質問カードを配布する。期末時には、希望者のみのレポートの提出を求めるが、成績評価において少々考慮する程度とする。

8.その他・とりあげるテーマについては、適宜アンケートを行い変更する可能性がある・ビジネスニュースに関心のある者の履修を歓迎する・会計についてある程度の知識がある者の履修が望ましい。初学者は独学である程度財務諸表や仕訳について理解してほしい。

駿河台

会計情報論B 名越 洋子

2単位 秋学期3・4年次1.授業の概要・到達目標<授業の到達目標及びテーマ> 会計あるいは金融を専攻する学生を主な対象として、会計を情報とみる立場から、情報開示の現状と決算を支えている基本的な考え方を講義する。 公認会計士試験(財務会計)・税理士試験(簿記論と財務諸表論)・証券アナリスト試験(財務分析)・日商簿記1級に役立つほか、経理・財務・投資銀行部門の仕事に従事したい学生の履修を歓迎する。<授業の概要> 秋学期は、「連結会計とM&A」をキーワードとする。連結会計編では、決算で重要な連結の仕組みを解説する。特に、2015年4月1日以降開始の事業年度より、日本の連結会計基準が大きく変わった。改正により、IFRS基準に近づいたが、用語の変更も含めて、改正点をとりあげながら、基準の基礎となった考え方を説明する。いくつかのケースを扱う。また、日本の上場会社の多くが持株会社制度をとっているので、制度の説明とともに、経営統合で用いられる会計方法も実務に即して学習する。その他、時事問題をとりあげる。

2.授業内容第1回目:�会計情報の開示義務のある企業とは?(金融商品取引法、有

価証券報告書、日本基準とIFRS基準)第2回目:連結会計(連結に含める範囲:親会社と子会社)第3回目:連結会計(子会社を連結するときの処理:全面時価評価法)第4回目:連結会計(子会社投資と子会社の純資産の相殺消去)第5回目:連結会計(子会社株式の段階取得)第6回目:連結会計(支配獲得後の子会社株式の追加取得)第7回目:連結会計(のれんの性質と会計:子会社化した時)第8回目:連結会計(子会社株式を追加取得した時ののれんの計算)第9回目:�連結会計(のれんの性質:部分のれん、全部のれん、日本基

準、米国基準、IFRS基準)第10回目:�連結会計(負ののれん発生益、支配獲得後の子会社株式を一

部売却した時)第11回目:連結会計(特別目的会社と投資事業組合の連結)第12回目:�連結会計(特別目的会社と投資事業組合の連結の事例:証券

会社、商社、IT、IFRSにおける連結の考え方)第13回目:持株会社制度への移行(ホールディングス)と経営統合第14回目:�持株会社制度への移行(ホールディングス)と会社分割(共

通支配下の取引)*講義のテーマは変更の可能性がある。また、時間の関係で、上記から選択の上集中して学習することも考えられる。

3.履修上の注意 会計の他、アナリスト業務や投資業務に関心のある者の受講を歓迎する。参考書に挙げたような標準的な財務会計のテキストで、講義テーマの関連部分を読んでおいてほしい。 講義時に配布するレジュメをしっかり読んで講義に出席してほしい。資料はOh-o!�Meijiでダウンロードできるようにもする。新聞記事や財務情報のコピーも配布する。 定期試験前には、試験勉強のための論点表を配布するので、それを参考に配布レジュメを読み込み、論述式を含む問題に解答できるようにしてほしい。なお、試験の際の持込みは認めない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前にOh-o!�Meijiに配布レジュメがアップロードされた場合には、できれば入手して目を通してほしい。しかし、重要なのは、復習の方なので、Oh-o!�Meijiで配布資料を確認する習慣をつけてほしい。また、教室内配布の財務情報も活用してほしい。定期試験前に配布する論点表を参考に配布レジュメを読み込むと、効果的に勉強できると思われる。

5.教科書 特に定めないが、講義時に配布するレジュメを教科書の代わりに用いる。Oh-o!�Meijiでもダウンロードできるようにする。

6.参考書*永野則雄『ケースでまなぶ財務会計』(白桃書房)*伊藤邦雄『新・現代会計入門』(日本経済新聞社)

7.成績評価の方法 原則として、期末試験での評価を100%とし、期末試験の受験が前提である(持込み不可)。毎回の授業時には、出欠を兼ねて質問カードを配布する。期末時には、希望者のみのレポートの提出を求めるが、成績評価において少々考慮する程度とする。

8.その他・とりあげるテーマについては、適宜アンケートを行い変更する可能性がある・ビジネスニュースに関心のある者の履修を歓迎する・会計についてある程度の知識がある者の履修が望ましい。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ACC331J 科目ナンバー:(CO)ACC331J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 333 2020/03/15 16:56:21

Page 334: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 334 ― ― 335 ―

企業法A 秋坂 朝則

2単位 春学期3・4年次1.授業の概要・到達目標

(授業の概要) 企業法では、会社の仕組みに関するルールを定める会社法について説明する。 会社は、共同で営利活動を行うための組織であり、その活動を通して多くの利害関係者と関わりを持っている。各利害関係者の利害は異なることから、それらの調整が必要となり、会社法はそのための基本的なルールを定めている。このルールを理解し、会社の仕組みを理解することが、企業法A及び企業法Bの目的である。 「企業法A」では、株式会社の機関、すなわち、株式会社の運営及びコーポレート・ガバナンスに関する法規制を中心に講義する。株式会社の機関には、株主により構成される株主総会のほか、株式会社の執行機関である取締役が不可欠である。さらに、株式会社は、定款の定めにより、取締役会、監査役、監査役会、監査等委員会、指名委員会等、会計参与、又は会計監査人を置くことができる。この授業では、これらの機関の権限について説明するとともに、これらの機関を構成する役員等の責任についても検討する。

(授業の到達目標) この授業では、会社法の内容のうち、株式会社の機関を理解することを到達目標とする。

2.授業内容第1回:会社の意義

(1)会社の意義 (2)法人格否認の法理 (3)会社の権利能力第2回:会社の種類と株式会社の特徴

(1)持分会社と株式会社の違い (2)株式会社の特徴 (3)大会社と公開会社第3回:株式会社の機関設計

(1)会社の機関 (2)株式会社の役員等の職務 (3)株式会社の機関設計第4回:株主総会の権限とその運営

(1)株主総会の権限 (2)株主総会の招集 (3)株主総会の運営第5回:株主総会の決議とその瑕疵

(1)株主総会の決議 (2)株主総会の瑕疵第6回:役員等の資格とその選解任

(1)役員等の資格 (2)役員等の選任・解任 (3)社外取締役と社外監査役第7回:株式会社の業務の決定

(1)非取締役会設置会社の業務の決定 (2)取締役会設置会社の業務執行の決定�(3)指名委員会等設置会社の業務執行の決定第8回:株式会社の業務の執行

(1)代表取締役 (2)権限濫用 (3)取締役会等の決議を欠く行為 (4)表見代表取締役第9回:取締役・執行役の義務

(1)善管注意義務と忠実義務 (2)監視義務 (3)内部統制システムの構築義務�(4)競業避止義務等第10回:監査役と監査役会

(1)監査役の権限 (2)会計限定監査役 (3)監査役会第11回:委員会設置会社と取締役の報酬等

(1)監査等委員会設置会社 (2)指名委員会等設置会社 (3)取締役・執行役の報酬等の決定第12回:取締役等の会社に対する責任

(1)取締役の責任の概要 (2)任務懈怠責任 (3)責任の免除第13回:役員等の責任の追及方法と役員等の第三者責任

(1)責任追及等の訴え (2)役員等の第三者責任 (3)不実の情報開示による責任第14回:a:全体の振返り

3.履修上の注意授業に出席する際には、六法(コンパクトなものでよい)を必ず持参すること。�4.準備学習(予習・復習等)の内容授業のレジュメをOh-o!�Meijiにアップするので、必ず読んでから授業に参加すること。その際、参照条文は逐一読む努力をすること。授業内容の理解度を確認するため、小テスト(4回程度)をOh-o!�Meijiにおいて実施する。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書教科書は指定していないが、下記の参考書の中から適当なものを選んで、教科書として利用することを勧める。

『最新基本会社法』三枝一雄=南保勝美=柿崎環=根本伸一 (中央経済社:2015年)�

『会社法(第2版)』田中亘 (東京大学出版会:2018年)『株式会社法(第7版)』江頭憲治郎 (有斐閣:2017年)『リーガルマインド会社法(第14版)』弥永真生 (有斐閣:2015年)『会社法(第21版)』神田秀樹 (弘文堂:2019年)『ポイントレクチャー会社法(第2版)』近藤光男=柴田和史=野田博 (有斐閣:2015年)

『ひとりで学ぶ会社法』久保大作=森まどか=榊素寛=松中学 (有斐閣:2018年)『会社法判例の読み方』飯田秀総=白井正和=松中学 (有斐閣:2017年)

7.成績評価の方法授業への参加状況10%、小テスト20%、期末試験70%で評価する。履修者数の状況によっては、期末試験を定期試験期間中から最終授業日に変更して行う場合がある。

8.その他 出席はOh-o!�Meijiの出席機能を利用する予定である。 現代社会における経済活動の多くは会社によって営まれている。このため、大学を卒業すると多くの学生は会社に就職するだろうし、また、将来起業を考えている学生も、会社を興し事業を営むことになるだろう。そして、公認会計士試験の試験科目である「企業法」では、多くの問題が会社法の分野から出題されている。このように、商学部の学生にとって、会社の仕組みを法律の側面から理解することも重要となる。

駿河台

企業法B 秋坂 朝則

2単位 秋学期3・4年次1.授業の概要・到達目標

(授業の概要) 企業法では、会社の仕組みに関するルールを定める会社法を中心に説明する。 会社は、共同で営利活動を行うための組織であり、その活動を通して多くの利害関係者と関わりを持っている。各利害関係者の利害は異なることから、それらの調整が必要となり、会社法はそのための基本的なルールを提供している。このルールを理解し、会社の仕組みを理解することがこの授業の目的である。 企業法Bでは、会社法の内容のうち、株式会社の計算、株式、新株予約権、株式会社の設立、組織再編行為について学習する。 株式会社の計算では、株式会社の情報開示の在り方及び会社の財産の確保の仕組みとしての配当規制について学習する。 また、株式会社にとって、募集株式の発行等を行うことには、資金調達という側面ばかりではなく、株式会社の支配関係に変化を生じさせるという側面もある。このため、募集株式の発行等が行われるときに、どのような側面に注目し利害調整を図るかが問題となるので、その基礎となる考え方から、法規制の内容を整理し検討する。 さらに、会社法の重要な問題点である組織再編行為の内容についても学習する。組織再編行為に関する会社法の規定は、大変よく整理されていることから、そのことが初学者にとっては、反対にわかりにくいものとなっている場合があるので、規定の趣旨からその内容について説明する。なお、株式会社の設立手続に関する内容も取り扱う。

(授業の到達目標) この授業では、株式会社の資金調達、株式会社の計算及び組織再編行為における利害調整の原理を理解することを到達目標としている。

2.授業内容第1回:株式会社の情報開示

(1)株式会社における情報開示の概要 (2)会計監査人 (3)会計参与第2回:会社の計算と分配規制

(1)資本金と準備金 (2)剰余金 (3)剰余金の配当 (4)違法配当第3回:株式の意義とその内容

(1)株式の意義 (2)株主平等の原則 (3)株式の内容 (4)種類株式第4回:株式の譲渡

(1)株式の譲渡方法 (2)株式の譲渡制限 第5回:株式名簿・株券・振替制度

(1)株主名簿 (2)株券 (3)株券失効制度 (4)振替制度第6回:自己株式の取得・親会社株式の取得の規制

(1)自己株式の取得 (2)子会社による親会社株式の取得禁止第7回:株式の大きさの調整

(1)株式の消却 (2)株式の併合 (3)株式の分割 (4)株式の無償割当て (5)単元株式 (6)特別支配株主の株式等売渡請求第8回:募集株式の発行等

(1)募集事項の決定 (2)募集と割当て (3)出資の履行 第9回:募集株式の発行の瑕疵と新株予約権

(1)募集株式の発行の瑕疵 (2)新株予約権の意義 (3)募集新株予約権の発行 (4)新株予約権の行使第10回:合併

(1)組織再編総論 (2)吸収合併 (3)新設合併第11回:合併の瑕疵と株式交換・株式移転・株式交付 

(1)合併の瑕疵 (2)株式交換 (3)株式移転 (4)株式交付第12回:事業の分離

(1)新設分割 (2)吸収分割 (3)事業譲渡等第13回:株式会社の設立

(1)定款 (2)発起設立と募集設立 (3)設立関与者の民事責任 (5)設立の瑕疵第14回:a全体の振り返り

3.履修上の注意授業に出席する際には、六法(コンパクトなものでよい)を必ず持参すること。�4.準備学習(予習・復習等)の内容授業のレジュメをOh-o!�Meijiにアップするので、必ず読んでから授業に参加すること。その際、参照条文は逐一読む努力をすること。授業内容の理解度を確認するため、小テスト(4回程度)をOh-o!�Meijiで実施する。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書教科書は指定していないが、下記の参考書の中から適当なものを選んで、教科書として利用することを勧める。

『最新基本会社法』三枝一雄=南保勝美=柿崎環=根本伸一 (中央経済社:2015年)�

『会社法(第2版)』田中亘 (東京大学出版会:2018年)『株式会社法(第7版)』江頭憲治郎 (有斐閣:2017年)『リーガルマインド会社法(第14版)』弥永真生 (有斐閣:2015年)『会社法(第21版)』神田秀樹 (弘文堂:2019年)『ポイントレクチャー会社法(第2版)』近藤光男=柴田和史=野田博 (有斐閣:2015年)

『ひとりで学ぶ会社法』久保大作=森まどか=榊素寛=松中学 (有斐閣:2018年)『会社法判例の読み方』飯田秀総=白井正和=松中学 (有斐閣:2017年)

7.成績評価の方法授業への参加状況10%、小テスト20%、期末試験70%で評価する。履修者数によっては、期末試験を定期試験期間中から最終授業日に変更して行う場合がある。

8.その他 出席はOh-o!�Meijiの出席機能を利用する予定である。 現代社会における経済活動の多くは会社によって営まれている。このため、大学を卒業すると多くの学生は会社に就職するだろうし、また、将来起業を考えている学生も、会社を興し事業を営むことになるだろう。そして、公認会計士試験の試験科目である「企業法」では、多くの問題が会社法の分野から出題されている。このように、商学部の学生にとって、会社の仕組みを法律の側面から理解することも重要となる。

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAW361J 科目ナンバー:(CO)LAW361J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 334 2020/03/15 16:56:21

Page 335: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 334 ― ― 335 ―

10

(6)

アカウンティングコース

租税法A 松原 有里

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標本授業(租税法A)では、憲法以外は法律科目にそれ程なじみのない商学部の学生諸君(3.4年次)を念頭に、財政学や近代経済学・会計学といった隣接科目の知識でも理解しやすい租税法総論(課税原則etc.)を皮切りに、所得税全般および納税制度、相続・贈与制度の基礎を学ぶ。特に所得税については、関連判例を学ぶことで、本授業の最後には、申告書に記入する所得(もしくは費用)の内容をきちんと理解できるようになることを目標とする。よって、本講義は税理士・公認会計士および国税専門官試験等の国家試験合格に必ずしも直結するものではない(講義時間に限りがあるため、答練などの試験対策は、経理研究所もしくは外部の専門学校で腕を磨いてほしい)が、上記国家試験受験生にも配慮して、最新の税制改正や租税法研究者および実務家の間で旬の話題になっている論点のフォローも随時行う予定である。最後に、税は、学生時代には余りなじみのない話かもしれないが、社会人になった後、必須の知識になるので、受講者には、将来よき市民・一納税者として行動してもらうことを期待している。

2.授業内容第1回:イントロダクション・税とは何か?第2回:課税原則平等とは何か?第3回:租税法律主義とは?+条文の読み方第4回:節税・脱税のはざま+判例の読み方第5回:�所得税の納税義務とは?納税義務者・課税単位・

課税標準・税率第6回:所得概念と所得類型+税制史第7回:必要経費とは?(中間テスト)第8回:利子所得と配当所得第9回:譲渡所得(長期・短期)と不動産所得第10回:事業所得と給与所得第11回:退職所得と一時所得第12回:雑所得と山林所得第13回:�国際課税の基礎(所得税)および相続・贈与税の

基礎第14回:a.租税手続法(申告制度)の基礎 b.期末試験3.履修上の注意履修者の数にもよるが、講義時間中、適宜、教壇から質問・クイズを出す予定である。ただ、よって、座っているだけではなく、積極的に参加することが望ましい。後述の授業への参加態度も成績評定に加味するとは、その意味である。また、他の受講生に配慮して、講義中の私語は慎むこと。質問は、原則として授業の後にまとめて受け付ける。4.準備学習(予習・復習等)の内容予習は特に必要としないが、復習をしっかりやること。判例と条文の理解を深めるためには必須である。あわせて、税財政に関する時事ニュースにも敏感になってほしい。就活にも役立つはずである。5.教科書岡村他『租税法(最新版)』有斐閣

6.参考書平成31年公認会計士試験用法令基準等(租税法)』(大蔵財務協会)7.成績評価の方法試験の成績(90%)、授業への参加態度(10%)

8.その他

駿河台

租税法B 松原 有里

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標本授業(租税法B)は、租税法Aの履修者を念頭に、法人税(課税理論および実際の法人税法の条文)、消費税、租税処罰法および租税救済法、国際租税法(応用編)について体系的に学ぶことを目標としている。併せて、実務家によるゲスト講義を計画しており、理論と実践の交錯を通じて、受講生の将来の職業選択の一助となることを期待している。なお、本授業は、財務会計や企業法、国際会計等の隣接科目と並行して履修することが好ましい。

2.授業内容第1回:法人税の基礎(所得税との相違点)・法人の種類第2回:ゲスト講義第3回:所得税との二重課税の排除・統合の問題第4回:�キャッシュフロー法人税とは?(各国の法人税改革)第5回:事業体課税第6回:益金と損金(その1)無償取引と低額譲渡第7回:益金と損金(その2)公正処理基準と権利確定主義第8回:益金と損金(その3)交際費と寄附金課税第9回:益金と損金(その4)役員給与と貸倒れ第10回:グループ法人税制・国際的租税回避への対応第11回:消費税(その1)付加価値税と売上税の違い第12回:消費税(その2)仕入税額控除とリバースチャージ第13回:租税処罰法・租税救済法第14回:a.国際租税法(応用編) b.期末試験

3.履修上の注意私語厳禁。質問は、原則として授業の後にまとめて受けることとする。なお、履修者の人数によっては、双方向授業を行うことも予定している。知的好奇心を磨いてほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業内容が高度になるので、事前に教科書の該当ページを読んでくること。また、復習が大事なのは租税法A(春学期)と同様である。

5.教科書岡村他『租税法(最新版)』(有斐閣)あとは適宜、授業中に指定する。6.参考書平成31年公認会計士試験用法令基準等(租税法)』(大蔵財務協会)7.成績評価の方法試験の成績90%、講義への参加態度10%とする。なお、レポート等の任意提出は成績評価の対象外である。8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAW321J 科目ナンバー:(CO)LAW321J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 335 2020/03/15 16:56:22

Page 336: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 336 ― ― 337 ―

企業評価論A 奈良 沙織

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》会計・ファイナンスを専攻する学生を主な対象に、企業評価の基本的な考え方および手法を学ぶとともに実際の企業の評価を通し企業の調査・分析・評価を行う手法を身につける。春学期は、はじめに企業価値評価の出発点である財務諸表の読み方および分析手法について学ぶ。次に、基礎的な企業価値評価手法(バリュエーション)について学習する。そのうえで、財務諸表に大きな影響を持つ経営戦略と会計戦略について講義を行う。

《到達目標》単なる手法の理解に止まらず、ケーススタディで実際の企業を評価することにより、将来、仕事に活かせる知識・スキルを習得することを目標とする。

2.授業内容第1回:イントロダクション−なぜ企業価値評価か?第2回:企業価値評価のフレームワーク第3回:財務諸表から読む企業活動(1)貸借対照表第4回:財務諸表から読む企業活動(2)損益計算書第5回:�財務諸表から読む企業活動(3)キャッシュフロー

計算書第6回:ファンダメンタル分析(1)収益性と成長性の分析第7回:ファンダメンタル分析(2)安全性と効率性の分析第8回:�企業価値とバリュエーション(1)マーケットア

プローチ第9回:�企業価値とバリュエーション(2)インカムアプ�

ローチ第10回:経営戦略分析(1)自社ビジネスの分析第11回:経営戦略分析(2)業界・業務構造の分析第12回:�会計戦略分析(1)経営者はどのような会計政策

を行っているか?第13回:�会計戦略分析(2)経営者はなぜ会計数値をお化

粧するのか?第14回:a:全体のまとめ b:試験

*講義の内容および進捗は履修者の興味および理解の状況により変更の可能性がある。

3.履修上の注意グループワークやケーススタディを行うため、積極的な授業への参加が望まれる。基礎的な会計の知識があることが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義で使用するスライドをOh-o!�Meijiにアップロードする。事前に目を通してくること。

5.教科書『企業評価論入門』 奈良沙織 (中央経済社)

6.参考書必要に応じて紹介する

7.成績評価の方法期末試験(70%)、授業中のグループワーク・発言等(30%)

8.その他アナリストやファンドマネージャー等の投資業務、M&A等の投資銀行業務、一般事業会社の財務・経営企画・IR・経営幹部を目指す学生の履修を歓迎する。

駿河台

企業評価論B 奈良 沙織

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》会計・ファイナンスを専攻する学生を主な対象に、企業評価の基本的な考え方および手法を学ぶとともに実際の企業の評価を通し企業の調査・分析・評価を行う手法を身につける。秋学期は、将来性の分析や資本コストの推定など企業価値評価の各論について講義を行う。また企業価値評価を行う主体には、株式投資家、一般事業会社、投資銀行などが挙げられる。講義では、それぞれの立場からの企業評価の実践として「株式分析」「EVAバリュエーション」「企業買収」などについても紹介する。

《到達目標》単なる手法の理解に止まらず、ケーススタディで実際の企業を評価することにより、将来、仕事に活かせる知識・スキルを習得することを目標とする。

2.授業内容第1回:イントロダクション−企業評価論Aの復習第2回:将来性分析−企業の業績を予想してみよう第3回:�企業のディスクロージャーと株式市場(1)業績

予想の開示第4回:�企業のディスクロージャーと株式市場(2)ディ

スクロージャー第5回:�企業のディスクロージャーと株式市場(3)アナ

リストの役割第6回:株式分析(1)ファンドの運用と株式投資第7回:株式分析(2)株式市場の効率性と投資家の心理第8回:�資本コストとリスク評価(1)企業が達成すべき�

ハードルレートとは?第9回:資本コストとリスク評価(2)負債の導入と評価第10回:�資本コストとリスク評価(3)EVAバリュエー�

ション第11回:企業買収(1)企業買収における企業評価第12回:企業買収(2)買収防衛策と企業価値第13回:無形資産の評価第14回:a:全体のまとめ b:試験

*講義の内容および進捗は履修者の興味および理解の状況により変更の可能性がある。

3.履修上の注意グループワークやケーススタディを行うため、積極的な授業への参加が望まれる。企業評価論Aを履修している、もしくは基礎的な会計の知識があることが望ましい。企業評価論Aを未履修のものは、『企業評価論入門』 奈良沙織 (中央経済社)を事前に読んでから講義に出席すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義で使用するスライドをOh-o!�Meijiにアップロードする。事前に目を通してくること。

5.教科書『企業評価論入門』 奈良沙織 (中央経済社)

6.参考書必要に応じて紹介する

7.成績評価の方法期末試験(70%)、授業中のグループワーク・発言等(30%)

8.その他アナリストやファンドマネージャー等の投資業務、M&A等の投資銀行業務、一般事業会社の財務・経営企画・IR・経営幹部を目指す学生の履修を歓迎する。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ACC351J 科目ナンバー:(CO)ACC351J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 336 2020/03/15 16:56:22

Page 337: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 336 ― ― 337 ―

10

(6)

アカウンティングコース

外国専門書講読(会計) 松原 有里

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標本授業は、会計学や税制といったビジネスに直結する専門知識を英文テキスト、雑誌、新聞記事などで学び、これまで、日本語で学習してきた専門知識と有機的に結びつけることを目指している。受講者は、毎回与えられた資料を輪読して、限られた時間内に正確に和訳することを目標とする。あわせて、受講生からの要望があれば、国際会計検定(BATIC)対策も適宜行う予定である。最終的には、いずれ、社会に出たあと、ビジネスパーソンとして英語から逃げない(英語でのコミュニケーションを怖がらない)ことを到達目標とする。

2.授業内容第1回 �イントロダクション 授業の進め方および参

考書の説明と分担第2回 �Conceptual� Framework� and� Financial�

Statements第3回 Reporting�Business�Transactions第4回 Accrual�Accounting第5回 Presentation�of�Financial�Statements第6回 Internals�Control,�Cash,�and�Receivables第7回 Inventory�and�Merchandizing�Operations第8回 PPE�and�Intangibles�第9回 Investments�and�International�Operations第10回 Liablities�第11回 Shareholders'�Equity第12回 The�Statement�of�Cash�Flows�第13回 Financial�Statements�Analysis第14回 a.BATIC b.期末テスト

3.履修上の注意無断欠席しないこと。授業中は、集中すること。英語の辞書は必ず持参すること(初回に説明する)。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習として、与えられた課題は、きちんとこなしてくること。また、わからなかった単語等は、必ず復習をして理解すること。

5.教科書特になし。毎回閲覧資料を配布する予定である。

6.参考書W.T.�Harrison�Jr.�(2014)�Financial�Accounting�(9th�edition),�Pearson�Press.

7.成績評価の方法テストと授業への参加態度によって総合的に評価する。授業中の発言(30%)、小テスト(20%)および期末試験(50%)。

8.その他

駿河台

外国専門書講読(会計) 松原 有里

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標本授業では、春学期に身に着けた速読のスキルをもとに、(国際)租税に関する英語のテキストの輪読を行う。また、受講生の希望に応じて、輪読のほか、EconomistやWSJをはじめとする英文の最新記事を読み込むことで、世界の中で日本のビジネス活動全般がどのように報道されているのか知ることができる。それを、社会に出た後に活用してほしい。また、春学期と同様に、受講生の希望に応じてBATICの対策も行う。

2.授業内容第1回 �春学期の試験の解説および秋学期の授業の進

め方の説明と分担第2回 Jurisdiction�to�tax�and�definitions第3回 The�Source�Rules第4回 Inbound�Taxation第5回 PE Taxation第6回 Transfer�Pricing第7回 Outbound�Taxation第8回 Tax�Treaty�Network第9回 Capital�versus�Labor�Mobility第10回 BATIC対策(第1回)第11回 BATIC対策(第2回)第12回 BATIC対策(第3回)第13回 �Action� Plan� on� Base� Erosion� and� Profit�

Shifting第14回 a.総復習 b.期末試験

3.履修上の注意無断欠席は厳禁。また、授業には英文の辞書(電子辞書可)を必ず持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容当てられた個所は、きちんと予習してくること。また、復習は特に必要ないが、授業中は集中すること。語学力のUPには、継続性と集中力が必須である。

5.教科書特になし。毎回閲覧資料を配布する予定である。

6.参考書授業中に適宜支持する。

7.成績評価の方法テストと授業への参加態度によって総合的に評価する。クラスでの発表(30%)、授業中の小テスト(20%)、期末テスト(50%)を予定している。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 337 2020/03/15 16:56:22

Page 338: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 338 ― ― 339 ―

外国専門書講読(会計) 湯澤 晃明

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、主として英語圏の会計テキストを取り扱い、その講読を通じて、国際的な会計知識を獲得することを目的とする。これを講読する際には、辞書を活用しながら読み進めることにする。また、出来る限り正確な内容理解ができるように解説資料を配布する。

2.授業内容第1回:会計の専門的意味第2回:国際会計基準(1)成り立ち第3回:国際会計基準(2)現状第4回:財務諸表の作成者と利用者第5回:資産項目(1)棚卸資産第6回:資産項目(2)金融資産第7回:資産項目(3)固定資産第8回:負債項目(1)法的債務第9回:負債項目(2)引当金第10回:純資産項目(1)純資産の部の構造第11回:純資産項目(2)資本と利益第12回:キャッシュフロー計算書第13回:株主資本等変動計算書第14回: a:期末試験、b:期末試験の解説※内容は適宜変更する場合がある。

3.履修上の注意辞書を持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前学習理解度向上のため、授業中に指示した記事・雑誌などを読んでくること。

事後学習授業で配布したプリントは必ず復習として読み、理解度を確認すること。

5.教科書特になし。開講時にプリントを配布する。

6.参考書鈴木義夫・千葉修身『会計研究入門―“会計はお化けだ”―』森山書店、2015年。

7.成績評価の方法期末試験(70%)、出席・授業への貢献度(30%)期末試験は、講義で配布したプリントの内容で構成されている。

8.その他必要に応じて英語で講義する。

駿河台

外国専門書講読(会計) 湯澤 晃明

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では、主として英語圏の会計テキストを取り扱い、その講読を通じて、国際的な会計知識を獲得することを目的とする。これを講読する際には、辞書を活用しながら読み進めることにする。また、出来る限り正確な内容理解ができるように解説資料を配布する。

2.授業内容第1回:決算書分析(1)比率分析第2回:決算書分析(2)内容分析第3回:�歴史から学ぶこと(1)会計の説明責任と意

思決定有用性第4回:歴史から学ぶこと(2)形式よりも実質優先第5回:現代の会計問題(1)IFRSへの収れん第6回:現代の会計問題(2)監視体制の強化第7回:現代の会計問題(3)租税回避問題第8回:現代の会計問題(4)仮想通貨の登場第9回:現代の会計問題(5)金融危機後の金融商品第10回:現代の会計問題(6)のれんの計上と償却第11回:現代の会計問題(7)粉飾決算第12回:現代の会計問題(8)将来事象の現在化第13回:現代の会計問題(9)誰のための会計か第14回: a:期末試験、b:期末試験の解説※内容は適宜変更する場合がある。

3.履修上の注意辞書を持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前学習理解度向上のため、授業中に指示した記事・雑誌などを読んでくること。

事後学習授業で配布したプリントは必ず復習として読み、理解度を確認すること。

5.教科書特になし。開講時にプリントを配布する。

6.参考書鈴木義夫・千葉修身『会計研究入門―“会計はお化けだ”―』森山書店、2015年。

7.成績評価の方法期末試験(70%)、出席・授業への貢献度(30%)期末試験は、講義で配布したプリントの内容で構成されている。

8.その他必要に応じて英語で講義する。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 338 2020/03/15 16:56:22

Page 339: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 338 ― ― 339 ―

10

(6)

アカウンティングコース

外国専門書講読(会計) 吉沢 壮二朗

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では、英文会計の基礎、英語で書かれた会計学の文献を翻訳する力を身につけることを目標に、主に文献の和訳を行います。会計の基礎、財務会計、管理会計、会計の歴史、国際会計基準、監査制度の各テーマについて扱います。

2.授業内容第1回:外国専門書講読の扉を開く第2回:財務会計と管理会計第3回:会計への法的規制第4回:商業と複式簿記第5回:資本主義の発展と会計第6回:国際会計基準の展開第7回:取引の記録第8回:貸借対照表第9回:損益計算書第10回:利益とキャッシュ・フロー第11回:資産の評価第12回:減価償却と減損第13回:負債の評価、包括利益第14回a:期末試験、b:正答解説と全体のまとめ

3.履修上の注意 辞書を持参してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 各自、文献を事前に翻訳し、ノートに和訳をつくっておいて下さい。各授業の報告担当者(複数名)は、和訳したものをプリントで用意してもらいます。

5.教科書特に指定せず、印刷したものを配布します。

6.参考書必要に応じて配布します。

7.成績評価の方法授業態度(20%)、授業での報告(20%)、期末試験(60%)

8.その他

駿河台

外国専門書講読(会計) 吉沢 壮二朗

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では、英文会計の基礎、英語で書かれた会計学の文献を翻訳する力を身につけることを目標に、主に文献の和訳を行います。会計の基礎、財務会計、管理会計、会計の歴史、国際会計基準、監査制度の各テーマについて扱います。

2.授業内容第1回:財務諸表の構成要素第2回:比率分析第3回:財務諸表の国際比較第4回:IFRSとUS�GAAP第5回:アメリカの監査制度第6回:監査人の責任第7回:監査の手続第8回:コストの分類第9回:固定費と変動費第10回:損益分岐点分析第11回:予算管理第12回:予算の編成第13回:標準原価計算第14回a:期末試験、�b:正答解説と全体のまとめ

3.履修上の注意 辞書を持参してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 各自、文献を事前に翻訳し、ノートに和訳をつくっておいて下さい。各授業の報告担当者(複数名)は、和訳したものをプリントで用意してもらいます。

5.教科書特に指定せず、印刷したものを配布します。

6.参考書必要に応じて配布します。

7.成績評価の方法授業態度(20%)、授業での報告(20%)、期末試験(60%)

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 339 2020/03/15 16:56:22

Page 340: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 340 ―

外国専門書講読(会計) 渡邉  智

2単位 春学期3年次1.授業の概要・到達目標

《授業の概要》この授業では、課題として与えられた外国語文献を実際に講読し、その内容を十分に理解するとともに、質問への対応や報告の担当などによって、授業の中で日頃の学習の成果を定期的に報告することが求められる。さらに、文献の内容、重要な概念および専門用語などに関する解説を行なうが、受講者においても和訳、内容および専門用語を整理しておくなど、毎回十分に準備を整え、積極的な姿勢で授業に参加することが求められることになる。

《授業の到達目標》この授業は、会計学とそれに関連する領域の外国語文献を講読し、苦手意識を克服すると同時に親しみを感じてもらいながら、できるだけ正確に日本語への翻訳を行なってゆくこととしたいが、単なる英文和訳のみに終わることなく、毎回のテーマに関連する事項について検討を重ねることによって、可能な限り外国語文献を活用し解釈する能力の向上を図るとともに、会計学に関する知識や理解を一層深めることを到達目標とする。2.授業内容第1回 会計学とは何か第2回 はじめに 財務諸表の活用第3回 �財務諸表の構造 貸借対照表、損益計算書およびキャッシュフ

ロー計算書第4回 �財務諸表の体系<1>貸借対照表、損益計算書およびキャッ

シュフロー計算書第5回 貸借対照表の概要<1>はじめに第6回 貸借対照表の概要<2>資産と負債第7回 貸借対照表の概要<3>配列方法第8回 貸借対照表の概要<4>二つのアプローチ第9回 貸借対照表の構造<1>はじめに第10回 貸借対照表の構造<2>流動資産とは第11回 貸借対照表の構造<3>固定資産とは第12回 貸借対照表の構造<4>負債とは第13回 貸借対照表の構造<5>純資産(資本)とは第14回 a:期末試験    b:正答解説と全体のまとめ

※内容は必要に応じて変更する場合がある。3.履修上の注意1.�履修登録を行なったクラスで受講すること。期末試験は定められた

日時・場所で受験すること。2.�欠席、遅刻および早退のないように努めること。正当な理由がある

場合は書類提出などの方法により届出を行なうこと。3.�30分以上の遅刻・離席と、早退については、欠席扱いとなる場合も

あるので注意すること。4.�授業中、パソコン・スマホ・録音録画機器など授業とは関係のない

電子機器等の使用は厳禁とする。5.�私語、入退室の繰り返しなど、授業の進行を妨げ他人に迷惑をかけ

る様な行為は厳禁とする。6.�居眠り、内職および積極的な参加を放棄する様な行為などは厳禁と

する。成績評価は試験に加え授業への貢献も対象とする。したがって、単位取得には授業への積極的な参加や貢献も必要となる。また、上記履修上の注意が守られない場合、単位が与えられないこともあるので注意すること。4.準備学習(予習・復習等)の内容1.�全ての履修者は、質問への対応や報告の担当など、授業の中で日頃

の学習成果を定期的に報告することが求められる。和訳、内容および専門用語を整理しておくなど、各自予習と復習を毎回行ない、学習時間を十分に確保して学力を維持すること。なお、1回の授業に対して、授業時間(100分)と同じまたはそれ以上の予習・復習時間をそれぞれ確保することが必要となる。

2.�授業に関するお知らせや資料が用意されている場合があるため、出席前にOh-o!�meijiを参照しておくこと。

3.�欠席などの理由により理解が不十分な点がある場合は、これらを放置せず、図書館を活用した自習や質問などにより早めに解決しておくこと。

5.教科書特に定めない。6.参考書辞典(英和辞典、英英辞典および英和会計用語辞典)などを用意し、活用することが望ましい。7.成績評価の方法期末試験の結果(60%)、報告(レジュメ)の内容(20%)、授業中の課題に対する評価(小テストの結果・課題の進捗状況など)(10%)および平常点(毎回の授業に関するまとめ)(10%)により成績評価を行なう。単位取得には上記項目の全てが不可欠となるが、これ以外にも一定回数以上の出席など大学の定める条件を満たすことが必要となる。したがって、欠席(遅刻・早退)過多や成績不振の場合、徐々に総得点は減少し、一定の限度を超えると単位取得が困難となる点に注意すること。8.その他履修上の注意点について伝達するので履修希望者は初回の授業に必ず参加すること。

駿河台

外国専門書講読(会計) 渡邉  智

2単位 秋学期3年次1.授業の概要・到達目標

《授業の概要》この授業では、課題として与えられた外国語文献を実際に講読し、その内容を十分に理解するとともに、質問への対応や報告の担当などによって、授業の中で日頃の学習の成果を定期的に報告することが求められる。さらに、文献の内容、重要な概念および専門用語などに関する解説を行なうが、受講者においても和訳、内容および専門用語を整理しておくなど、毎回十分に準備を整え、積極的な姿勢で授業に参加することが求められることになる。

《授業の到達目標》この授業は、会計学とそれに関連する領域の外国語文献を講読し、苦手意識を克服すると同時に親しみを感じてもらいながら、できるだけ正確に日本語への翻訳を行なってゆくこととしたいが、単なる英文和訳のみに終わることなく、毎回のテーマに関連する事項について検討を重ねることによって、可能な限り外国語文献を活用し解釈する能力の向上を図るとともに、会計学に関する知識や理解を一層深めることを到達目標とする。2.授業内容第1回 損益計算書とは何か第2回 損益計算書の構造<1>収益�第3回 損益計算書の構造<2>費用�第4回 損益計算書と貸借対照表の役割�第5回 収益と費用<1>概論第6回 収益と費用<2>利益とキャッシュ・フローの相違第7回 収益と費用<3>費用・収益の計上時期の調整第8回 収益と費用<4>用語第9回 収益と費用<5>利益の概念第10回 収益と費用<6>利益の測定第11回 �貸借対照表と損益計算書の分析<1>データの整理・米国企業

の貸借対照表・損益計算書データの集計第12回 貸借対照表と損益計算書の分析<2>連結決算の場合第13回 �貸借対照表と損益計算書の分析<3>4つのセクターと4つの

地域におけるデータの集計第14回 a:期末試験    b:正答解説と全体のまとめ�※内容は必要に応じて変更する場合がある。3.履修上の注意1.�履修登録を行なったクラスで受講すること。期末試験は定められた

日時・場所で受験すること。2.�欠席、遅刻および早退のないように努めること。正当な理由がある

場合は書類提出などの方法により届出を行なうこと。3.�30分以上の遅刻・離席と、早退については、欠席扱いとなる場合も

あるので注意すること。4.�授業中、パソコン・スマホ・録音録画機器など授業とは関係のない

電子機器等の使用は厳禁とする。5.�私語、入退室の繰り返しなど、授業の進行を妨げ他人に迷惑をかけ

る様な行為は厳禁とする。6.�居眠り、内職および積極的な参加を放棄する様な行為などは厳禁と

する。成績評価は試験に加え授業への貢献も対象とする。したがって、単位取得には授業への積極的な参加や貢献も必要となる。また、上記履修上の注意が守られない場合、単位が与えられないこともあるので注意すること。4.準備学習(予習・復習等)の内容1.�全ての履修者は、質問への対応や報告の担当など、授業の中で日頃

の学習成果を定期的に報告することが求められる。和訳、内容および専門用語を整理しておくなど、各自予習と復習を毎回行ない、学習時間を十分に確保して学力を維持すること。なお、1回の授業に対して、授業時間(100分)と同じまたはそれ以上の予習・復習時間をそれぞれ確保することが必要となる。

2.�授業に関するお知らせや資料が用意されている場合があるため、出席前にOh-o!�meijiを参照しておくこと。

3.�欠席などの理由により理解が不十分な点がある場合は、これらを放置せず、図書館を活用した自習や質問などにより早めに解決しておくこと。

5.教科書特に定めない。6.参考書辞典(英和辞典、英英辞典および英和会計用語辞典)などを用意し、活用することが望ましい。7.成績評価の方法期末試験の結果(60%)、報告(レジュメ)の内容(20%)、授業中の課題に対する評価(小テストの結果・課題の進捗状況など)(10%)および平常点(毎回の授業に関するまとめ)(10%)により成績評価を行なう。単位取得には上記項目の全てが不可欠となるが、これ以外にも一定回数以上の出席など大学の定める条件を満たすことが必要となる。したがって、欠席(遅刻・早退)過多や成績不振の場合、徐々に総得点は減少し、一定の限度を超えると単位取得が困難となる点に注意すること。8.その他履修上の注意点について伝達するので履修希望者は初回の授業に必ず参加すること。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-6基幹323-340_商学2_2020.indd 340 2020/03/15 16:56:22

Page 341: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

10

(7)

クリエイティブ・ビジネスコース

(7)クリエイティブ・ビジネスコース

※ 自コ−ス科目の扱いについては、入学年度によって異なります。必ず、【商学部シラバス1(履修の手引)】の「Ⅱ 授業科目及び担当者」で確認してください。

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 341 2020/03/15 17:13:14

Page 342: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 343 ―

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 342 2020/03/15 17:13:14

Page 343: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 343 ―

10

(7)

クリエイティブ・ビジネスコース

異文化間コミュニケーション論(英語) Hisashi Ozawa

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 This course provides the theoretical basis of intercultural communication and the fundamental knowledge of the actual phenomena and issues related to intercultural communication. You are expected to reconsider concepts such as “identity,” “culture” and “communication” that you may have assumed to be natural or confirmed. The course also examines a brief history of intercultural communication and discusses the “features” of one’s own culture and other cultures in order to think about significant but difficult questions regarding how to achieve mutual understanding in a diversified society. Films are positively used as auxiliary teaching materials in addition to the textbook. The primary objective of this course is to acquire a basic understanding of intercultural communication theory and its related contemporary problems.

2.授業内容1.a) Introduction--What is Intercultural Communication?  b) Intercultural Communication and Modern Society2.Culture as Context for Communication (1)3.Culture as Context for Communication (2)4.Culture as Context for Communication (3)5.Culture as Context for Communication (4)6.Communication Variables (1)7.Communication Variables (2)8.Communication Variables (3)9.Communication Variables (4)10.Cultural Values (1)11.Cultural Values (2)12.Cultural Values (3)13.Cultural Values (4)14.a) Final Examination  b) Comments on the Examination

The above schedule may be altered depending on your understanding and response.

3.履修上の注意 To take this course for credit, you are required to attend at least two thirds of the lectures. This rule admits no exceptions. Anyone who arrives 30 minutes or more late to class will be considered absent. The course is taught in English. If you are not confident of your English ability, you should register for the second semester course (Japanese). Although Japanese proficiency is not required for this course, elementary Japanese is desirable because the course often compares Japanese and other languages. Since you are not allowed to use a mobile phone during class, you are advised to have a dictionary handy. Those who have already taken the second semester course cannot take this course for credit.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Please come prepared for the class with your textbook, reference books or other materials provided.

5.教科書The textbook will be handed out during class.

6.参考書Fred E. Jandt, An Introduction to Intercultural Communication: Identities in a Global Community, Sage, 2017.桜木俊之著、『映画で異文化体験 異文化コミュニケーション講座』、近代映画社、2013年石井敏他著、『はじめて学ぶ異文化コミュニケーション』、有斐閣、2013年Ingrid Piller, Intercultural Communication: A Critical Introduction, Edinburgh UP, 2011.

7.成績評価の方法Participation in class activities: 30%Mid-term essay: 30%Final examination: 40%

8.その他

駿河台

異文化間コミュニケーション論(日本語) 小澤  央

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 本講座では、異文化間コミュニケーションの理論的基礎を学び、関連する事象・問題について理解を深めることを目指している。アイデンティティ、文化、コミュニケーションといった、普段何気なく使っている概念を問い直す。異文化間コミュニケーションの歴史についても学び、自文化や異文化の「特性」を改めて考えることで、多様化する現代社会において相互理解を深めることがいかに可能となるか議論する。理解と想像を促進するため、映画などの映像資料を積極的に用いる。 異文化間コミュニケーションをめぐる重要で基礎的な理論、諸問題について正確に理解することが、到達目標である。

2.授業内容第1回:a) イントロダクション:異文化間コミュニケー

ションとは    b)異文化間コミュニケーションの意義と現代社会第2回:異文化コミュニケーションの基礎概念①第3回:異文化コミュニケーションの基礎概念②第4回:自己とアイデンティティ①第5回:自己とアイデンティティ②第6回:異文化コミュニケーションの障壁第7回:深層文化の探求①第8回:深層文化の探求②第9回:言語コミュニケーション第10回:非言語コミュニケーション第11回:カルチャーショックと適応のプロセス①第12回:カルチャーショックと適応のプロセス②第13回:これまでの講義の総括第14回:a)試験    b)講義全体の総括

学生の理解・反応に合わせて順番・内容を一部変更することもある。

3.履修上の注意基本的に全授業に出席することが望ましい。単位認定には、3分の2以上の出席が必要である(30分以上の遅刻は欠席と見なす)。ディスカッションやプレゼンには自発的・積極的に参加することが求められる。携帯電話は使用できないので、必要があれば電子辞書などを持参すること。質問はいつでも歓迎する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業テーマについて、教科書や参考書、あるいは指定した資料などを用いて予め調べておくこと。

5.教科書必要な資料は授業で配布する。

6.参考書石井敏他著、『はじめて学ぶ異文化コミュニケーション』、有斐閣、2013年桜木俊之著、『映画で異文化体験 異文化コミュニケーション講座』、近代映画社、2013年イングリッド・ピラー著、高橋君江他訳、『異文化コミュニケーションを問いなおす』、創元社、2011年

7.成績評価の方法授業内の活動への積極的参加:30%中間レポート(期限厳守):30%期末試験:40%

8.その他特になし

駿河台

科目ナンバー:(CO)COM331E 科目ナンバー:(CO)COM331J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 343 2020/03/15 17:13:14

Page 344: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 345 ―― 344 ―

バイオテクノロジーと バイオビジネス 浅賀 宏昭

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 応用を意識して「バイオ」の講義を展開していきます。基盤技術であるバイオテクノロジーの概説をベースに、それらの産業化への展開について触れます。テクノロジーの理解だけでは、ビジネスの創造や展開は難しいので、関連する知的財産権(特許権など)の問題、法令、生命倫理および環境問題になどについても扱うことになります。 日経産業新聞や日刊工業新聞の最新のバイオ関連記事が理解できるレベルを一応の到達目標とします。2.授業内容第1回: バイオテクノロジーの広がりとバイオビジネス第2回: ゲノム解析の意義とバイオインフォマティッ

クス第3回:生物多様性条約とバイオビジネス第4回:医薬品等の開発についてⅠ第5回:医薬品等の開発についてⅡ第6回:ゲノム創薬とバイオ医薬品第7回: 遺伝子検査とパーソナライズド医療第8回:遺伝子組換え作物第9回:遺伝子組換え作物とゲノム編集作物第10回: 保健機能食品(栄養機能食品、特定保健用食

品と機能性表示食品)第11回:バイオマスエネルギー第12回:人工臓器とティッシュエンジニアリング第13回:iPS細胞を用いた再生医療技術第14回:まとめ3.履修上の注意 社会における応用への展開が速い分野なので、講義の順番や内容などを変えることがあります。1、2年次で「生命科学」未履修の学生にはやや難しく感じるかもしれません。また、4年生の単位取得実績が乏しい(50%未満)ので、よく考えてから履修登録してください。基礎知識に不安がある人は、参考書1を読んでおくと良いと思います。例年、4年生は欠席が多めの傾向ですが、リアクションペーパーの未提出(欠席は未提出になります)が多いと、定期試験受験前に不合格が決まってしまいますので、注意してください。4.準備学習(予習・復習等)の内容 普段は復習が重要になります。配布物やノートを見直しておくと良いと思われます。参考書1を読むことは予習になるでしょう。5.教科書 使用しません。毎回、プリントを配布します。6.参考書1. 『高校生からのバイオ科学の最前線』(日本評論社、

2014)2.『バイオ知財入門』(三和書籍、2010)3.『生物遺伝資源のゆくえ』(三和書籍、2009)4. 『生物多様性の保護か、生命の収奪か』(明石書店、

2005)5.『医薬品の開発と生産』(じほう、2010) これらのほかは、授業中に適宜紹介していきます。7.成績評価の方法 毎回に課すリアクションペーパーの記入内容(50%)、および定期試験(50%)によります。8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CBI391J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 344 2020/03/15 17:13:14

Page 345: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 345 ―― 344 ―

10

(7)

クリエイティブ・ビジネスコース

企業と倫理A 出見世 信之

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は、経営学の観点から「企業と倫理」について受講生の皆さんとともに考えていきます。経営学や経済学等の社会科学の知識と倫理学や哲学等の人文科学の知識を組み合わせながら、講義を展開します。 この授業の到達目標は、経験科学と規範倫理学のそれぞれの知識を用いて「経営管理上の価値」について考え、理解できるようになることです。経営学や政策科学等の社会科学の知識と倫理学や哲学等の人文科学の知識を組み合わせて、「企業と倫理」について考えていきます。2.授業内容第1回:なぜ、企業と倫理か第2回: 企業と倫理(1):経験科学と規範倫理学につ

いて第3回:企業と倫理(2):「企業倫理」の源流と現在第4回:企業と倫理(3):企業人のエートスと経営学第5回:経営学と経営管理上の価値(1):道徳的判断第6回:経営学と経営管理上の価値(2):誠実第7回:経営学と経営管理上の価値(3):尊厳第8回:経営学と経営管理上の価値(4):公正第9回:経営学と経営管理上の価値(5):公平第10回:経営学と経営管理上の価値(6):共生第11回:経営管理上の価値とリーダーシップ(1)第12回:経営管理上の価値とリーダーシップ(2)第13回:経営管理上の価値とリーダーシップ(3)第14回:経営管理上の価値とリーダーシップ(4)*講義内容は必要に応じて変更することがあります。3.履修上の注意 企業と倫理Aと企業と倫理Bはそれぞれ独立した科目ですが、学習効果の観点から、同時に履修することが望まれます。4.準備学習(予習・復習等)の内容 本授業の内容については、実際の企業の事例が学ぶことができます。そのため、普段から、web上の情報のみならず新聞や雑誌などを通じて、企業経営に関する事柄を学ぶことを本講義の準備学習とします5.教科書 教科書は指定しませんが、授業中に教材としてのプリントを毎回配布します。6.参考書水村典弘著『ビジネスと倫理』(文眞堂)梅津光弘著『ビジネスの倫理学』(丸善)企業倫理研究グループ編著『日本の企業倫理』(白桃書房)7.成績評価の方法 授業への貢献(30%)、レポート課題(20%)、定期試験期間中に行うテスト(50%)により総合的に成績評価を行う。 なお、履修者数によっては、授業中にテストを行う形に変更する場合がある。8.その他 授業の進め方の詳細や受講にあたって注意については、最初の授業で説明します。授業評価アンケートの結果を踏まえ、履修学生の積極的な参加を継続できるようにします。また、SDGsとも関連します。

駿河台

企業と倫理B 金子 裕介

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 「企業と倫理」という科目は「ビジネス倫理」とも呼ばれ、応用倫理(applied ethics)という大きな括りの一分野なのですが、その根底には、カント主義と功利主義という2つの思考の潮流があります。 本講義では、とにかく、この2つの立場、カント主義と功利主義の考え方をみにつけてもらいたいとおもいます。

2.授業内容第1回:倫理的思考を整理する第2回:カント主義の考え方①第3回:カント主義の考え方②第4回:カント主義の考え方③第5回:カント主義の考え方④第6回:ベンサムの功利主義①第7回:ベンサムの功利主義②第8回:ベンサムの功利主義③第9回:ベンサムの功利主義④第10回:ミルの功利主義第11回:ヒュームの功利主義①第12回:ヒュームの功利主義②第13回:ヒュームの功利主義③第14回:ヒュームの功利主義④

3.履修上の注意 予備知識は、全く必要ありません。 ただ、それを補うためにも、自分の書いたもので僭越なのですが、教科書(下記「教科書」参照)のご用意をお願いしたいと思います。一種の「レジュメの塊」と受け取って下さって結構です。かならず、ご持参ください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 教科書を読んでください。とにかくそれに尽きます。

5.教科書 金子裕介、『実践の論理―「心の論理」第三版』、晃洋書房、2020年、5月頃刊行予定。 刊行の予定など、詳しくは春の時点でお伝えします。 生協の三省堂さまに過不足なく用意してもらえるよう毎年お願いしていますので、生協さまでご用意して頂くのが一番手っ取り早いです。

(9月ごろに履修者にOh-o.meiji経由で入荷の連絡をします。) 内容は、アマゾンなどで「なかみ検索」できるようにお願いしておきました。

6.参考書 教科書の巻末の「参考文献」にのっている本が参考文献に成ります。 イマヌエル・カント、ジェルミ・ベンサム、ジョン・スチュアート・ミル、デイヴィド・ヒュームといった人が話の中心に成ります。 マイナーなところでは、ノーマンボウイのカント論や、ロールズの社会契約論的な現代カント解釈も扱います。 ただ、予め知っていたり、該当文献を読んでおく必要はありません。イチから説明します。

7.成績評価の方法 出席に、講義中(前後)の質問を加味した平常点を中心に評価します。ただ、それだと講義を聞いたり教科書を読む意義が軽んじられてしまうので、最後に、確認テストを行います。これはあくまで確認テストですので、これで平常点が十分なひとを落とすつもりはありません。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN391J 科目ナンバー:(CO)MAN391J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 345 2020/03/15 17:13:14

Page 346: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 346 ― ― 347 ―

企業と環境問題 森永 由紀

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 明治時代から高度成長期までの深刻な産業公害、国内の公害対策の浸透の一方ですすむ公害輸出、1980年代以降顕在化した都市・生活型環境問題、80年代末以降急速に高まった地球環境問題への認識、というように、わが国の環境問題の発生、あるいは認識のされ方は、時代とともに変遷してきた。企業はそれらの発生とどう関わり、どのような対策をとってきたかを概観する。 明治以降の日本の企業と環境問題の関係を概観しながら、環境問題の解決に果たす企業の役割について理解するのが目標である。

2.授業内容第1回 Part 1 企業と公害 なぜ今公害を学ぶのか?第2回 足尾鉱毒 公害の原点、今も残る爪痕 第3回 イタイイタイ病 和解への道のり第4回 水俣病 発生と深刻化第5回 水俣病 技術者の責任第6回 水俣病とアスベスト 第7回 四日市ぜんそくとアジアの大気汚染第8回 国内での公害対策とアジアへの公害輸出第9回  Part 2 環境対策への企業の自主取組み 公害

から環境問題へ第10回 環境マネジメントシステムISO14001第11回 化学物質規制への企業の対応第12回 地球温暖化への取り組み第13回 生物多様性保全第14回 環境報告書/CSR報告書

3.履修上の注意 授業内容はあくまでも予定であり、進捗状況などによって変更になることがある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 日々新聞の環境関連の記事には目を通しておくこと。

5.教科書 なし。

6.参考書 橋本道夫『水俣病の悲劇を繰り返さないために: 水俣病の経験から学ぶもの』中央法規出版 ほか

7.成績評価の方法 レポート(30%)と期末試験(70%) レポートの提出期限は6月23日。締切厳守。レポートの内容については授業中に説明する。

8.その他 本講義では、SDGsの目標6, 7, 12, 13, 14, 15などに関連した問題を取り上げます。

駿河台

メディアとリテラシー 滝口 直樹

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標情報化が進む現代の社会において、エンジニアに限らず企業活動においてITリテラシーは必要不可欠となっています。特に商業を学びビジネスに活かすうえで、Webサイトや動画といった「メディア」とそのインフラである「インターネット」に関するリテラシーは重要です。ビジネスにおいては、これまでのユーザーとしてメディアを享受する立場から、情報発信者としての能力が特に求められるようになっているため、発信者側としてのリテラシーを個々人に求められます。この授業では、非エンジニア向けの情報処理資格であるITパスポート試験の知識を織り交ぜながら、様々な「メディア」の特性を理解し、各自が自分なりのメディアを持ち、そして使うことにより、情報発信やメディアとの接し方を学びます。また、授業の中で、商業活動におけるITの活用事例やニュースに触れつつ、その裏側にある仕組みや自身がそれらを活用・運用していくにあたって必要な知識についてもITパスポート試験水準の知識を習得していきます。なお、講義ではグループを組んで、情報発信ツールとしてブログシステムを活用しWebサイト制作や画像や動画の作成を実習形式で学び、情報を収集し整理し加工し発表する能力も養います。

2.授業内容第1回: 授業概要、自己紹介、明大ITサービスの確認、ソフトウェ

ア環境の確認第2回:メディアの特性と比較(新聞・TV・インターネット)第3回:マルチメディア(ファイルの種類と特性)第4回:画像制作(写真編集、バナー・ボタン制作)第5回:インターネットのしくみと情報発信者の留意点第6回:Webサイト制作の基本・準備(テーマ発表、初期設定)第7回:Webサイト制作1(HTML・CSS、テンプレート修正)第8回:Webサイト制作2(Webライティング、記事作成)第9回:Webサイト制作3(画像修正)第10回:課題中間発表第11回:動画制作の基本・準備(動画制作の流れ、企画)第12回:動画制作(動画収録・編集)第13回: 動画公開(動画公開、Webサイトへの動画組み込み)、

発表前最終調整第14回:課題最終発表・まとめ*講義内容は受講者とのディスカッションにより変更することがあります。

3.履修上の注意メディアゼミ室、メール、インターネットを利用するので、次のことを済ませておいてください。

(1)基盤サービス利用アカウント(学内メール)の取得(2)MIND利用講習会の受講

4.準備学習(予習・復習等)の内容Webサイト制作・動画制作の企画をする上で必要な情報収集や参考になるサイトの閲覧などを課します。また、時事問題や最新の技術事情を把握するためのニュースサイト等の日常的な活用についても指示し、講義内で意見等を求めていきます。

5.教科書特に定めない。

6.参考書『ゼロからはじめるITパスポートの教科書』滝口直樹 著、(とりい書房)

7.成績評価の方法授業への貢献度と課題提出、発表内容を総合的に判断します。おおむね、授業への貢献度40%、実習(ソフトウェア操作)30%、課題の総合評価30%とします。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN391J 科目ナンバー:(CO)IND311J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 346 2020/03/15 17:13:14

Page 347: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 346 ― ― 347 ―

10

(7)

クリエイティブ・ビジネスコース

中国政治経済論 石井 知章

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 社会主義市場経済という中国独自の政治経済システムを、国家と社会という観点から分析していきます。その際に、それらの結節点となっている労働問題(とくに労働組合)に重点をおき、中国における政治と経済との関係性を、構造的、かつ重層的に理解することを目標とします。このコンテクストでとくに重要なのは、経済の自由化が、政治的自由化(=民主化)をどこまでもたらすのか、あるいはもたらさないのか、という点です。この授業では、その両者の関係をじっくりと探っていきます。

2.授業内容第1回:導入―現代中国社会をいかにとらえるか第2回: 中国社会主義市場経済体制下の労働者集団と

民主化のゆくえ第3回:中国の政治社会・労働事情第4回:中国の社会保障制度改革第5回:中国における労使関係の展開(1)第6回:中国における労使関係の展開(2)第7回:中国改革開放期の労働組合改革第8回:天安門事件前後の政治過程と労働組合の役割第9回:政治協商体制下における労働組合第10回:ポスト天安門事件期における労働運動第11回:中国労働組合法の施行過程と現状の課題第12回:企業破産法と労働組合第13回:労働問題をめぐる和諧社会の現状と課題第14回:中国の雇用情勢とセーフティネット

3.履修上の注意 教科書を中心にして授業を進めますが、アドホックな時事問題なども、ビデオや新聞の切り抜きなどで紹介しつつ、議論します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容前回までの授業内容を踏まえつつ、毎回の授業に積極的に参加できるように、前もって十分、準備をしておいてください。

5.教科書 石井知章『現代中国政治と労働社会』御茶の水書房、2010年。

6.参考書新聞記事など、必要に応じて配布します。

7.成績評価の方法 試験(80%)、授業への貢献度(20%)で判断します。

8.その他 とくにありません。

駿河台

東南アジア政治経済論 鳥居  高

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標(1)授業の概要 現在東南アジア諸国は大きな変貌を遂げるとともに、多様な様相を示している。例えば「世界の工場」から「高度消費社会」に向かいつつある国、インドなどともに「新興国」と呼ばれる国などがある。 本講義では、アジア・太平洋戦争終了後、独立を達成したこれらの国々が、今日に至るまでにどのように経済発展過程をたどってきたのか、その特徴を理解することを目的とする。独立後の「1国単位」の経済開発政策から地域経済統合(AEC)への模索を続ける今日までを扱う。焦点を当てるのは、政府の役割の他、社会の固有性がどのようにそれぞれの国の経済開発に影響を及ぼしているかである。具体的なテーマとしては、(1)開発の初期条件としての独立過程 (2)輸入代替工業化政策 (3)輸出志向工業化政策 (4)地域統合などである。

(2)到達目標 東南アジア諸国を 「開発途上国」 という視点のみならず、その歴史、社会構造などの固有性と経済発展の関係を理解することが目標である。例えば、イスラーム社会と経済開発政策がどのように結びつくのか、また多民族社会という社会構造と経済開発政策の特徴について理解する。

2.授業内容第1回:東南アジア経済の現況第2回:植民地支配の意味と国民経済の確立第3回:東南アジアの経済発展概観(1)輸入代替工業化第4回:東南アジアの経済発展概観(2)自動車産業の事例第5回:東南アジアの経済発展の概観(3)輸出志向工業化第6回:小規模国家と経済発展:シンガポール(1)第7回:強い政府と経済発展:シンガポール(2)第8回:多民族国家と経済発展:マレーシア(1)第9回: アファーマティブアクションからの脱却を目指して:マ

レーシア(2)第10回:農業と工業の融合:タイ(1)第11回:フレシキブルな政策と政府:タイ(2)第12回:フルセット型の経済システムを目指して:インドネシア第13回:ASEANの設立と発展第14回:AECなど地域統合への動きと中国の台頭

3.履修上の注意 講義はレジュメ・資料を配布し、かつ教科書を用いながら進める。また、経済開発を扱うことからそれぞれのテーマは現在進行中でもあることから、適宜関連のドキュメンタリー番組などを紹介するので、各自で鑑賞することを奨める。

4.準備学習(予習・復習等)の内容(1)予習 事前に参考文献リストを提示するので自分の課題を設定しておくこと。

(2)復習 事前学習、授業を通じて、疑問点がないかを整理すること。また紹介されたドキュメンタリー番組などを鑑賞し、理解を深めること。

5.教科書教科書は得意指定しない。関連図書をレジュメなどで提示するので、必要に応じて精読すること。

6.参考書山影進・末廣昭『アジア政治経済論』(NTT出版)片山裕・大西裕『アジアの政治経済・入門(新版)』(有斐閣)

7.成績評価の方法1. 定期試験(80%):記述及び論述による定期試験(持ち込み

は一切不可)。2.『授業コメント』(20%):

8.その他 大学内で実施されるアジア関係の行事(講演会、映画など)への参加を奨励し、単位認定に反映する。

駿河台

科目ナンバー:(CO)POL391J 科目ナンバー:(CO)POL391J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 347 2020/03/15 17:13:14

Page 348: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 348 ― ― 349 ―

スポーツビジネス論 澤井 和彦

2単位 春学期3・4年次1.授業の概要・到達目標■授業の概要 スポーツビジネスは、「スポーツ」という特殊な商品を扱うビジネスである。本講義では、その特徴的な構造や仕組みについて、経済学や社会学、スポーツ科学の理論を用いて解説する。スポーツビジネスにはスポーツそのものを提供する「スポーツ中核産業」と、スポーツに関連する商品・サービスを扱う「スポーツ関連産業」があるが、本講義の焦点はスポーツビジネスの中心であるスポーツ中核産業、すなわち競技団体、学校スポーツ、企業スポーツ、プロスポーツの興行団などに当てられる。また、スポーツビジネスの中心的な人材であるアスリートのキャリアと、今年東京で開催されるオリンピック・パラリンピックのビジネスの特徴と課題についても解説する。スポーツビジネスの構造を理解し、その問題について批判的に考察し議論する基礎を身につけることを目的とする。

■到達目標1.スポーツ産業の定義と構造について理解する(スポーツ中核産業とスポーツ関連産業、参加型スポーツと観戦型スポーツ)2.スポーツプロダクトの特徴とそれぞれの商品価値について理解する(近代スポーツとニュースポーツ、障がい者スポーツ、エクストリームスポーツ、マインドスポーツ、eスポーツなど)3.競技団体の経営について「トリプルミッションモデル」を用いて理解する4.プロスポーツビジネスのプロダクトと経営について理解する5.スタジアム・アリーナビジネスと地域づくり、都市計画の関係について理解する6.企業スポーツの制度設計と経済合理性について理解する7.学校スポーツの制度設計について理解する8.アスリートのキャリアトランジションについて、人的資本理論を用いて理解する9.オリンピック・パラリンピックのビジネスの可能性と課題について、経済学的な観点から理解する

2.授業内容1.イントロダクション・スポーツビジネスの定義と特徴 スポーツ中核産業とスポーツ関連産業、参加型スポーツと観戦型スポーツ、スポーツ中核産業の制度設計2.プロダクトとしてのとしてのスポーツ史(1) 近代競技スポーツとニュースポーツ3.プロダクトとしてのスポーツ史(2) 障がい者スポーツ、エクストリームスポーツ、マインドスポーツ、eスポーツ、スポーツ共創(ユーザーイノベーションとインクルーシブデザイン)4.スポーツ中核産業の経営(1)競技団体はなぜ稼がなければならないのか?5.スポーツ中核産業の経営(2)観戦型スポーツのプロダクトの特徴とリーグビジネス6.スポーツ中核産業の経営(3)プロ野球球団はなぜ儲けようとしてこなかったのか?7.スポーツ中核産業の経営(4)Jリーグはなぜ地域密着を掲げているのか?8.スポーツ中核産業の経営(5)eスポーツのビジネス構造9.スタジアム・アリーナ・ビジネスとスマートベニュー10. スポーツ中核産業の経営(6)学校スポーツ・大学スポーツ UNIVASがNCAAにはなれないのは

なぜか?11.スポーツ中核産業の経営(7)企業スポーツ ラグビーがプロ化しないのはなぜか?12.トップアスリートのキャリア なぜアスリートのキャリアが問題になるのか?13.オリンピックのビジネス オリンピックはオワコンか?14.試験

3.履修上の注意講義中の私語は他の方の講義を受ける権利を侵害する行為であり、厳しく対処しています。ひどい場合には退出していただく場合があります。水分摂取は重要ですので本講義ではペットボトルの持ち込みを認めています。必要に応じてこまめに水分摂取しましょう。講義中の食事はご遠慮ください。本学には「公欠制度」はありません。よほどの事情あって出席日数が厳しい(半分程度)場合にはその理由をご連絡いただくことは認めますが、たとえば部活などで1,2回休む程度であれば逐一「出席届」を提出する必要はありません。追試などは予定しておりません。「本授業の単位がないと卒業できない」といったご事情には配慮いたしませんのであらかじめご了承ください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容指定された教科書、オンラインで配布されたテキスト、資料にあらかじめ目を通しておいてください。スポーツビジネスについて日常的な情報収集を心がけてください。可能な限り実際にスポーツ観戦し、講義の内容を踏まええてビジネスとしてスポーツを観察してください。

5.教科書1. 「スポーツマネジメント 改訂版 (スポーツビジネス叢書)」原田宗彦・小笠原悦子編著、大修館書店、

2015(「第7章 スポーツリーグのマネジメント」澤井和彦)2. 「スポーツのちから:地域をかえるソーシャルイノベーションの実践」松橋崇史・金子郁容・村林裕、

慶應義塾大学出版会、20163. 「SpoBizガイドブック〈’08 ‐ ’09〉」江戸川大学スポーツビジネス研究所、プレジデント社、20084.「中央競技団体現況調査2014」笹川スポーツ財団、20145. 「スポーツを核とした街づくりを担う『スマートベニュー』」政策投資銀行スマートベニュー研究会、

20136. 「バスケットボール・トップリーグの企業クラブとプロクラブにおける観戦型スポーツビジネスの

制度設計に関する比較研究」澤井和彦、スポーツ産業学研究、20147. 「日本型企業スポーツの制度と制度移行の課題に関する研究」澤井和彦、スポーツ産業学研究、

20118.「bjリーグの貴重な挑戦」澤井和彦、指導者ジャーナル、20109.「アスリートとキャリア」澤井和彦、指導者ジャーナル、2011※4~7はインターネットで無料で読めます。タイトルでGoogle検索してください。8~9についてはOh-o! Meijiにて配布します。

6.参考書「新制度派経済学による組織入門―市場・組織・組織間関係へのアプローチ 第4版」アーノルド・ピコー他、白桃書房、2007

「サッカーで燃える国 野球で儲ける国―スポーツ文化の経済史」ステファン・シマンスキー&アンドリュー・ジンバリスト、ダイヤモンド社、2006

「メジャーリーグなぜ「儲かる」 」岡田功、集英社、2010「Jリーグのマネジメント」広瀬一郎、東洋経済新報社、2004「プロスポーツ経営の実務―収入増大の理論と実践」大坪正則、創文企画、2011「プロスポーツクラブのマネジメント―戦略の策定から実行まで 第2版」武藤泰明、東洋経済新報社、2013

「スポーツの資金と財務」武藤泰明、大修館書店、2014「スポーツファイナンス (スポーツビジネス叢書)」武藤泰明、大修館書店、2008「スポーツファシリティマネジメント (スポーツビジネス叢書)」原田宗彦・間野義之、大修館書店、2011

「「東洋の魔女」論」新雅史、イースト・プレス、2013「オリンピック・レガシー : 2020年東京をこう変える!」間野義之、ポプラ社、2013「奇跡の3年 2019・2020・2021 ゴールデン・スポーツイヤーズが地方を変える」間野義之・三菱総合研究所、徳間書店、2015 「アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争」バーバラ・スミット、ランダムハウス講談社、2006

7.成績評価の方法授業レポート 20%到達度評価試験 80%

8.その他一部、研究上の進展があった場合、もしくはタイムリーな話題に内容を変更する場合があります。また、公用もしくは研究のためにやむをえず休講したばあいも講義内容を変更する場合があります。御了承のほどよろしくお願いいたします。

駿河台

レジャービジネス論 中村  仁

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 みなさんは余暇に何をしていますか。遊びに行く、買い物をする、マンガを読むなど、これらの活動は全て密接にビジネスに結びついています。この講義では、このようなレジャーを提供する企業活動を経営の視点から考えてゆくことで、みなさんが「サービスを提供する側」の視点を持つことを目的とします。レジャーは、スマートフォンでのゲームのような極めて短時間のものから世界一周旅行に至るまで、幅広く存在します。これらを概観し、メディアを通して検討します。

2.授業内容第1回:レジャービジネスの概要第2回:レジャービジネスとメディア第3回:映画観光第4回:観光地と場所イメージ第5回:バックパッカーとレジャー第6回:歴史と観光第7回:モバイルメディアとレジャービジネス第8回:イベントとレジャー第9回:写真と観光第10回:アニメツーリズム第11回:ご当地キャラとB級グルメ第12回:避暑地とレジャー第13回:まとめと質疑応答第14回:レポート指導・提出

3.履修上の注意 私語は厳禁ですが、質問・コメントは歓迎します。また講義中に携帯電話・PC等の使用は認めません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習・復習として事前・事後に参考書等の関連する章に目を通しておくこと。

5.教科書遠藤英樹・寺岡伸悟・堀野正人(編)「観光メディア論」ナカニシヤ出版

6.参考書中村仁「クリエイティブ産業論―ファッション・コンテンツ産業の日本型モデル」慈学社出版アラン・コルバン「レジャーの誕生」藤原書店その他、講義中に指示します。

7.成績評価の方法授業への参加態度ならびに試験・レポートを併せて評価し、最終評価とします。授業への参加態度 30% (講義中における提出物を含む)試験もしくはレポート 70%

8.その他 内容により産業界で活躍するゲスト講師を招聘する場合がありますが、その際講師の都合により授業内容・順番を変更することがあります。

駿河台

科目ナンバー:(CO)ACC391J 科目ナンバー:(CO)TRS331J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 348 2020/03/15 17:13:14

Page 349: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 348 ― ― 349 ―

10

(7)

クリエイティブ・ビジネスコース

産業立地論 中川 秀一

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標<授業のテーマと概要> 経済地理学の立場から産業立地を論じます。ときには時事的な問題を織り交ぜながらできるだけ現代的なテーマに沿って、講義したいと考えています。<授業の到達目標> 変動著しい現代世界のさまざまな事象を、産業立地の観点から分析的に捉える姿勢を養うことを目標とします。2.授業内容1:立地論の基礎概念と系譜 2:農業立地論の基礎と応用 3:工業立地論の基礎と応用 4:中心地理論の基礎と応用 5:オフィス立地と都市システム論 6:集積の理論 7:空間経済学 8:現代工業の立地調整と進化経済地理学 9:グローバリゼーションと多国籍企業の立地 10:商業立地の刷新と中心市街地の衰退問題 11:創造性と文化産業の立地−アニメ産業を例に−12:少子高齢化社会と福祉サービスの立地 13:環境問題と立地論 14:現代立地論の課題

*進行状況などにより講義内容を変更することがあります。

3.履修上の注意 地域経済の問題や産業集積と競争優位など、産業立地に関連する話題が注目を集めています。さまざまな報道を産業立地の観点から理解することができないか、関心を払ってみるとよいと思います。 講義についての連絡をOh-o!Meijiを通じて行いますので注意してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容テキストにしたがって講義を進めますので、テキストに目を通してから講義に臨みましょう。

5.教科書松原宏編『現代の立地論』古今書院

6.参考書松原宏編『産業立地と地域経済』放送大学教育振興会鈴木洋太郎『国際産業立地論への招待』新評論そのほか適宜、講義の際に提示します。

7.成績評価の方法 論述形式の定期試験に基づいて成績評価をします。また、講義内容の理解度を把握するためにショート・レポートを課すことがあり、成績評価に加味します。

8.その他 秋学期同時間帯の地域活性化システム論A(中川担当)をあわせて受講することが望ましい。

駿河台

ベンチャービジネス論 久米 信行

2単位 春学期3・4年次1.授業の概要・到達目標

《授業の到達目標及びテーマ》 当授業のモットーは「選ばれる自分になる。生涯の師やパートナーに出会う。認められる」。志を持って新規事業に取り組む元気なゲスト講師(起業家・社内起業家・社会起業家)に毎回お会いして、知恵と勇気をいただく特別な講義です。講義後のレポートとSNS発信を通じて、ゲスト講師と親しくつながる前向きな受講生も少なくありません。社会人基礎力を高めたい人はもちろん、就職活動の選択肢として、中堅企業、ベンチャー企業、NPO法人なども考えている人に最適です。 担当講師は、創業期ベンチャー イマジニアでゲームデザイナーと飛び込み営業、日興證券でファイナンシャルプランニングのAIシステム開発と導入研修、老舗国産Tシャツメーカー久米繊維工業で三代目経営者として中小企業経営と第二創業(日経インターネットアワード、東商勇気ある経営大賞受賞)、日本財団CANPANセンター 理事・社会貢献支援財団 評議員としてNPO法人創設と支援、社)墨田区観光協会 理事、多摩大学経営情報学部 客員教授として観光地域づくりとICT活用、新日本フィルハーモニー交響楽団 評議員・NBS日本舞台芸術振興会 評議員として文化・芸術振興...など幅広い実務と起業体験を有する現役経営者です。2020年に開学するiU 情報経営イノベーション専門職大学では教授として起業家育成に取り組みます。 ゲスト講師のベンチャー経営者・後継者、社会起業家、コンサルタント、メディア関係者等による、生の声と質疑応答を通じて、現実的で実践的なベンチャービジネス論を展開します。希望者は、講義後に、講師と軽食(実費)をしながら直接交流をすることもできます。(昨年の豪華ゲスト講師陣は、講義ブログをご参照ください) さらに、講師が明大生のために著したベストセラー「すぐやる技術」はじめ「やり抜く技術」「認められる技術」「ビジネスメール道」「33のエール」「ピンで生きなさい」「すぐやる人の出会う技術」「すぐやる人だけがチャンスを手に入れる」等の著書も活用、就活にも役立つ起業家としての心構えや、ネット活用力・コミュニケーション力向上を目指します。現在、日経産業新聞SmartTimesで連載もしていますのご高覧ください。

《授業の概要》 毎週の講師やゲスト講師の講演や質疑応答から学びます。試験はありません。毎週学んだことを、講義の最後にミニレポートに書いて提出、ゲスト講師にも進呈します。最終講義では、各自が人生を通じて達成したい夢について発表しレポート提出します。

【講義ブログ】http://blog.canpan.info/meiji_venture/【プロフィール】https://www.tama.ac.jp/guide/teacher/kume.html【Facebook】https://www.facebook.com/nobukume【instagram】https://www.instagram.com/nobukume/【日経産業新聞】https://www.nikkei.com/article/DGXKZO23310260Z01C17A1XY0000/

2.授業内容第1回:ガイダンス1~講師のビジネス体験第2回:ガイダンス2~講師の社会起業体験第3回:すぐやる技術×やり抜く技術×認められる技術第4回:すぐやる人の出会う技術第5~13回:講師とゲスト講師による起業や経営の実体験と質疑応答第14回:最終レポートを提出して、各自が生涯の夢について発表*期間中数回ゲスト講師を招いて特別講座を行う予定

3.履修上の注意 ベンチャービジネス論は、出席を重視し、毎回提出する 1)講義の最後5分で書くレポート+講義ブログ・SNSへのコメントを評価します。その内容はゲスト講師にもご高覧いただきます。講義ブログやSNSでの投稿はゲスト講師への礼儀とご縁づくりのために実名を推奨しますが、やむを得ない事情がある場合はペンネームでもかまいません。 出席必須の最終講義では、テスト代わりのレポート提出と、全員に1分間スピーチをしてもらいます。最後まで受講し課題をクリアした学生は別人に変わります。3年で受講し4年も参加すればさらに成長が期待できます。 また、当授業では、受講者各自がFacebookや講義ブログを活用しますので、講義は、パソコンやタブレットの持込と、講義中のオンライン発信は自由です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習>ゲスト講師を事前に発表しますので、講義の時までにインターネットを活用して、講師のことをよく調べ質問も考えておいてください。復習>講義の後、自分のSNSやブログに、授業中に書いた5分間レポートの内容を転記して、講義ブログともリンクしてください。さらに、ゲスト講師とSNSでつながって、お礼メッセージを送ってつながってください。

5.教科書「マンガでわかる 考えすぎて動けない人のための すぐやる!技術」 日本実業出版社 https://amzn.to/2Reu9hN

「すぐやる人だけがチャンスを手に入れる」ぱる出版 http://amzn.to/2h8O5MS

「考えすぎて動けない人のための すぐやる技術」日本実業出版社 http://amzn.to/g9jobl

6.参考書「ピンで生きなさい」ポプラ新書 http://amzn.to/1NPu2gp

「面倒くさがりで続かない人のための やり抜く技術」日本実業出版社 http://amzn.to/gGETRk

「がんばっているのに報われない人のための 認められる技術」日本実業出版社 http://amzn.to/ewz4Cs

「言いわけばかりで動けない君に贈る33のエール」 http://amzn.to/1PoFF28

「すぐやる人の出会う技術」かんき出版 http://amzn.to/1NPtPtB

7.成績評価の方法1)毎週の講義を聴いて5分間ミニレポート(30%)2)1)の内容を講義ブログとFacebookにUP(30%)3)期首の教科書読書レポート(10%)4)期末のレポート(15%)4)最終講義での1分間スピーチ(15%)  *テストはなし

8.その他 元気な大人=ベンチャー経営者や社会起業家の生き方や知恵に触れることで、受講生たちの眼の色が変わります。就活の不安から解き放たれて、未来が輝いて見えるようになります。そして、生涯の師匠と呼びたい大人とめぐりあって、ネットやリアルで交流できるようになります。例えば、これまで、受講生のプロジェクトが毎日新聞に掲載されたり、日経キャリアチャレンジプログラムに挑戦した受講生がリーダーのチームが優秀賞を受賞したこともあります。http://www.nikkei-nbs.com/sp/ccp2015/

駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN391J 科目ナンバー:(CO)MAN391J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 349 2020/03/15 17:13:14

Page 350: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 351 ―― 350 ―

経済予測入門 4単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 経済を分析したり予測したりする際に統計学や計量経済学を利用しデータに基づいて分析することで、説得力のある分析を行うことができる。この授業では統計や計量経済学に関する基礎知識に関する講義とデータを使った演習を行うことによって理論とその活用方法を学ぶ。演習ではデータの収集から加工、エクセルや統計ソフトへのデータ取り込み及び分析、分析結果を評価する一連のプロセスを身に着け、経済的な実証分析を行う力を養う。

2.授業内容第1回:経済分析と経済予測第2回:経済分析のツール(エクセル、統計ソフト)と基本的な操作演習第3回:情報の収集第4回:エクセルを使った情報分析第5回:統計学の基礎−平均、分散、標準偏差第6回:統計学の基礎演習(平均、分散、標準偏差)第7回:統計学の基礎−仮説検定第8回:統計学の基礎演習(仮説検定)第9回:統計ソフト(Eviews等)を使った統計学の基礎演習①第10回:統計ソフト(Eviews等)を使った統計学の基礎演習②第11回:回帰分析第12回:単回帰分析演習第13回:重回帰分析第14回:重回帰分析演習第15回:時系列データ、クロスセクションデータ、パネルデータ第16回:時系列データ分析第17回:クロスセクションデータ分析第18回:パネルデータ分析第19回:動学モデルと静学モデル第20回:経済モデル分析第21回:経済予測第22回:経済予測分析第23回:データの特性について第24回:データの特性に応じた応用分析第25回:質的選択モデル第26回:質的選択モデル分析第27回:現代の経済問題第28回:まとめ

3.履修上の注意統計学を履修しているか、履修済みであることが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の前に講義予定の範囲について参考書を確認しておくことが望ましい。授業後は授業で学習した分析手法を用いてインターネットなどを使って収集したデータにどのように活用できるか、ゼミや他の授業における研究や卒業論文にどのように活かせるかを考えること。

5.教科書Oh-Meijiでレジュメを配布する

6.参考書『実証分析のための計量経済学』, 山本 勲(新世社)『例題で学ぶ初歩からの計量経済学』, 白砂 堤津耶(日本評論社)『EViewsによる経済予測とシミュレーション入門』, 飯塚 信夫, 加藤 久和(日本評論社)

7.成績評価の方法授業内演習:50%期末レポート:50%

8.その他

蟹澤 啓輔駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN331J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 350 2020/03/15 17:13:14

Page 351: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 351 ―― 350 ―

10

(7)

クリエイティブ・ビジネスコース

流通システム論A 原  頼利

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 流通の仕組みおよび流通政策について学びます。流通を担う機関がどのような役割を果たし、流通機関の間でどのように役割分担(流通機能の分担)が決定されるのかについて考えます。流通における組織間関係に焦点をあてた講義を行います。流通政策については、独禁法、まちづくり政策を中心に取り扱います。

2.授業内容第1回:流通と商業とは第2回:流通を担う機関 とその役割第3回:流通を取り巻く環境第4回:商業の発展史第5回:流通チャネル構造第6回:流通における垂直的分化・統合第7回:流通機能の分担とオペレーション費用第8回:流通機能の分担と取引費用第9回:困難な協調的関係第10回:流通チャネルの組織化とパワー関係第11回:流通における戦略提携第12回:ICTの発展と流通第13回:流通と公共政策第14回:a: 講義全体のまとめ    b: 試験

3.履修上の注意商業総論を履修していることが望まれる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容準備学習としてテキストを読んでおいてください。日々、新聞や雑誌に掲載される流通関連記事に目を通すようにしてください。

5.教科書渡辺達朗・原頼利・遠藤明子・田村晃二 著 『流通論をつかむ』有斐閣

6.参考書崔容熏・原頼利・東伸一 著『はじめての流通』有斐閣渡辺達朗・久保知一・原頼利 編『流通チャネル論』有斐閣

7.成績評価の方法期末試験の結果80%と授業態度20%から成績を判断します。

8.その他

駿河台

流通システム論B 原  頼利

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 流通を担う小売業者、卸売業者、製造業者の戦略に焦点をあてた講義を行います。現代において、それぞれの組織がおかれている状況を理解し、そしてそのおかれた状況において適切な戦略とは何かについて考えます。いくつかの事例を用いながら講義を行う予定です。

2.授業内容第1回:流通を担う機関の戦略とは第2回:小売業者の戦略(店舗管理と物流)第3回:小売業者の戦略(商品企画とブランド)第4回:小売業態の開発第5回:商業集積と中小小売商第6回:流通再編と卸売業者の存在意義第7回:卸売業者の戦略(物流)第8回:卸売業者の戦略(リテールサポート)第9回:需要の不確実性とSCM第10回:製造業者によるSCMの取り組み第11回:製造業者のチャネル管理第12回:製造業者の営業戦略(組織)第13回:製造業者の営業戦略(組織間関係)第14回:a: 講義全体のまとめ    b: 試験

3.履修上の注意商業総論を履修していることが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容準備学習としてテキストを読んでおいてください。日々、新聞や雑誌に掲載される流通関連記事に目を通すようにしてください。

5.教科書崔容熏・原頼利・東伸一 著『はじめての流通』有斐閣

6.参考書渡辺達朗・原頼利・遠藤明子・田村晃二 著 『流通論をつかむ』有斐閣

7.成績評価の方法期末試験の結果80%と授業態度20%から成績を判断します。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM341J 科目ナンバー:(CO)CMM341J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 351 2020/03/15 17:13:14

Page 352: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 353 ―― 352 ―

ベンチャー・ファイナンス 4単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 この講義は、将来、ベンチャーキャピタリスト・アナリスト、起業家、銀行や証券会社でベンチャーファイナンスに関わたい者,および中小企業経営に関心のある人のための授業です。そのためのベンチャーファイナンスの基礎的な知識と実際に企業家をお招きして、双方向の対話を重視した実践的な教育を行うことを考えています。28年間のファンドマネジャー・アナリストとしての経験もふまえて、実務の現場のダイナミックさにふれる場を提供していきたいと思います。授業は講師による授業、企業家や国内外の投資の専門家を招いた双方向な授業を柱に行われます。授業の後半には学生によるグループプレゼンテーションもあります。 夕方から夜にかけての講義になりますが、人生でもっとも受けてよかった講義の一つになるように講師も全力を尽くします。

2.授業内容1 はじめに2 ベンチャー企業とは3 ベンチャー企業の成長マネジメント4 ベンチャー企業の経営者の特別講義(1)5 資金調達とリスクの回避(前半)6 資金調達とリスクの回避(後半)7 ベンチャー企業の経営者の特別講義(2)8 ベンチャーキャピタルと支援インフラ9 ベンチャーキャピタリストの特別講義(1)10 ベンチャーに関わる法律問題11 ベンチャー企業の調査・取材の仕方12 ベンチャー企業A社のケーススタディー13 ベンチャー企業A社の社長とのQ&A14 ベンチャー企業A社の成長戦略に関する討議15 まとめ16 ベンチャー企業B社のケーススタディー(生徒による)17 ベンチャー企業B社の社長による講義18 ベンチャー企業B社の成長戦略に関する討議19 伸びる会社・ダメな会社の見分け方20 ベンチャー企業C社のケーススタディー(生徒による)21 ベンチャー企業C社の社長による講義22 ベンチャー企業C社の成長戦略に関する講義23 資本主義に関わる外部講師の講義24 ベンチャー企業D社のケーススタディー(生徒による)25 ベンチャー企業D社の社長による講義26 ベンチャー企業D社の成長戦略に関する討議27 資本市場に関わる外部講師の講義28 ベンチャーファイナンス論全体のまとめ

3.履修上の注意 当講義はグループディスカッションやグループでのプレゼンテーションなどがあり、自発的な生徒の参加を求めます。出席を重視します。夜遅い時間で集中的に授業をしますが、やる気のある人にとっては生涯忘れられない授業のひとつになると思います。具体的に今、旬なベンチャーキャピタリスト、投資家、起業家が参加します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業に関しては、「投資家がお金より大切にしていること」を熟読後、ベンチャーファイナンスに関する実践的な講義を受けることで、授業に集中して受けることを要求されます。また授業の後期には、グループで会社訪問をし、企業を調査し、授業の場でのプレゼンテーションを行われるので、課外でのグループワークが求められる時があります。

5.教科書藤野英人:「 投資家がお金より大切にしていること」星海社藤野英人:「企業の歩き方」磯崎哲也:「起業のファイナンス」

6.参考書 入門ベンチャーファイナンス 会社設立・公開・売却の実践知識 水永政志 ダイヤモンド社

7.成績評価の方法 平常点50%、プレゼンテーション30%、試験20%

8.その他 参考:facebook「藤野英人」で検索 ツイッター :@fu4

藤野 英人駿河台

科目ナンバー:(CO)ECN371J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 352 2020/03/15 17:13:14

Page 353: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 353 ―― 352 ―

10

(7)

クリエイティブ・ビジネスコース

e-ビジネスA 上原  衛

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 ICT(Information & Communication Technology;情報通信技術)、とりわけインターネットの発達・普及は、顧客と企業とのインタラクティブな関係を可能にした。これにより、B to C(Business to Consumer)を中心としたeビジネスが注目されている。本授業では、eビジネスにおける、B to CとB to Bを中心に焦点を当て、その動向、ビジネスモデル、消費者行動とマーケティングの概念について検討する。

《授業の到達目標》 現代社会におけるeビジネスの役割について、生産・販売の観点から理解を深めることを目標とする。

2.授業内容第1回:eビジネスとは、進展するeビジネス第2回:eビジネスにおける取引形態第3回:B to Cのeビジネス動向第4回:B to Cのeビジネスモデル第5回:B to Cのeビジネス(事例研究)第6回:B to Cのeビジネスモデルと経営理論第7回:B to Bのeビジネスモデル第8回:B to Bのeビジネス(事例研究)第9回:スマート・テクノロジーを基盤としたSCM第10回: eマーケティングとカスタマーオリエンテッド

SCM第11回:インターネット上の消費者行動第12回:ネット広告とeマーケティング第13回:eビジネス/ eコマースと物流・金融第14回 aのみ: マルチ・チャネル販売、O to O、B to

B to C※講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 本講座で紹介するフレームワークやモデルの単なる理解ではなく、それに基づく豊かな発想と高度の論理力を展開することが求められる。レポートやリアクションペーパー、試験ではそれらの発想力と論理力の展開が求められることを念頭に置き、講義に臨むこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業範囲を、テキスト(『スマート・シンクロナイゼーション』 ・参考書(『eビジネスの教科書(第七版)』)・Oh-o! Meijiシステム上の授業資料に添付するパワーポイントを利用して予習し、講義に臨むこと。また、講義後は復習を行い理解を深めること。

5.教科書『スマート・シンクロナイゼーション』 山下洋史・村田潔編(同文舘出版)

6.参考書『eビジネスの教科書(第七版)』幡鎌博著(創成社)

7.成績評価の方法 授業への積極的参加態度、授業中の小テストやレポート、リアクションペーパー(50%)、および期末試験(持ち込み不可:50%)の総合評価。

8.その他

駿河台

e-ビジネスB 上原  衛

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 ICTとりわけインターネットの発展と普及によってeビジネスが注目されている。本授業では、eビジネスにおける、B to B にB to Cの機能を取り込んだB to B&Cへの変革に焦点を当てる。その上で、eビジネスにおける基礎技術、ICTとSCMとの有機的な結合、潜在的組織参加者やスマート・シンクロナイゼーションの概念について検討する。

《授業の到達目標》 eビジネスの基礎技術を理解した上で、B to B&Cとe-SCMへの展開、e-ビジネスにおけるKnowledge Chain Management(KCM)、リスク共有とリスク管理について理解を深めることを目標とする。

2.授業内容第1回:eビジネスとは、eビジネスの現状第2回:eビジネスに使われる基礎技術第3回: クラウドコンピューティングとは、クラウド

コンピューティングの効果第4回: eビジネスにおける取引形態(B to B、B to C

からB to B&Cへ)第5回: eビジネスとSCMの有機的結合(e-SCM)によ

るスマート・シンクロナイゼーション第6回:「潜在的組織参加者」の概念と顧客満足第7回:eビジネスとe-SCMにおける情報共有第8回:Knowledge Chain Management (KCM)第9回: KCMとe-KCMによるEnterprise Risk

Managementの構築第10回:eビジネスにおける個客接点第11回:eビジネスにおける情報セキュリティ第12回:eビジネスにおけるリスク共有第13回:eビジネスにおける第三のリスク第14回 aのみ:eビジネスとイノベーション※講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 本講座で紹介するフレームワークやモデルの単なる理解ではなく、それに基づく豊かな発想と高度の論理力を展開することが求められる。レポートやリアクションペーパー、試験ではそれらの発想力と論理力の展開が求められることを念頭に置き、講義に臨むこと。また、e-ビジネスA(春学期)を受講しておくことが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業範囲を、テキスト(『スマート・シンクロナイゼーション』)・参考書(『eビジネスの教科書(第七版)』)・Oh-o! Meijiシステム上の授業資料に添付するパワーポイントを利用して予習し、講義に臨むこと。また、講義後は復習を行い理解を深めること。

5.教科書『スマート・シンクロナイゼーション』山下洋史・村田潔編(同文舘出版)

6.参考書『eビジネスの教科書(第七版)』幡鎌博著(創成社)

7.成績評価の方法 授業への積極的参加態度、授業中の小テストやレポート、リアクションペーパー(50%)、および期末試験(持ち込み不可:50%)の総合評価

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 353 2020/03/15 17:13:14

Page 354: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 354 ― ― 355 ―

ビジネス法務A 片山 史英

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 ビジネスに携わる者として必要となる、特許、商標、不正競争防止法等の知的財産制度について取り扱う。 本授業では、知的財産をビジネスにおいて活用する前提として注意すべき点を理解するとともに、知的財産に関する制度概要を理解しながら、将来、会社等で知的財産担当となっても物怖じしないようその素地を涵養することを目的とする。2.授業内容第1回:知的財産法概論第2回:特許権、特許発明とは、様々な特許第3回:発明者・特許を受ける権利、職務発明第4回:特許で儲ける(ライセンス、出願戦略)第5回:共同発明、特許権侵害訴訟総論第6回: 特許権侵害その1(原告の攻撃(侵害警告、

侵害訴訟)、クレーム解釈)第7回: 特許権侵害その2(被告の防御(無効審判、

無効の抗弁、先使用の抗弁)、損害額の算定) 第8回: 特許権小括、理解度確認質疑・解説、商標権

とは第9回:様々な商標第10回:商標権侵害、税関による輸入差止、意匠権第11回:不正競争防止法第12回:国際間の知的財産権第13回:その他の知的財産権、まとめ第14回 a :試験    b :試験の解説3.履修上の注意授業では、関連する範囲で著作権法、民法、会社法にも言及する。参考書として挙げている『知的財産法入門』小泉直樹(岩波書店)を一読することで授業の理解がより深まる。授業内容の理解に資する質問を歓迎する。4.準備学習(予習・復習等)の内容授業中に配布するレジュメを振り返り、不明な部分があれば適宜質問すること。5.教科書毎回配布のレジュメ。6.参考書・『知的財産法入門』小泉直樹(岩波書店)。・ 『産業財産権標準テキスト 総合編(第4版)』(発明推

進協会)・『下町ロケット』池井戸潤(小学館)・『女子大生マイの特許ファイル』稲森謙太郎(楽工社)・ 他に専門的なものとして、『知的財産法』田村善之(有

斐閣)、『標準特許法』高林龍(有斐閣)、『特許法』中山信弘(有斐閣)、『実践知財ビジネス法務』弁護士知財ネット編(民事法研究会)

7.成績評価の方法 第8回実施の理解度確認質疑の結果(30%)と授業最終回実施の筆記試験(60%)によるものとし、授業への参加態度や貢献度(10%)も加味する。8.その他 Webサイト「特許情報プラットフォーム」(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage)において、特許公報及び商標公報の検索及び印刷を行うためのインターネット環境等があること。

駿河台

ビジネス法務B 中川 達也

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 メディア、IT、エンターテイメント、コンテンツ業界等における法律実務の理解に必要な基礎知識について概説を行った後に、それぞれの業界における固有の法律上の問題点について具体的に解説する。 基礎的な法律知識を習得するとともに、各業界で発生しうる契約処理、紛争等に適切に対応できる能力を身につけることを到達目標とする。

2.授業内容第1回: イントロダクション(メディア、IT、エンター

テイメント、コンテンツ業界等における法律実務について)

第2回:著作権法(1)第3回:著作権法(2)第4回:不正競争防止法第5回:プライバシー、個人情報保護第6回:肖像権・パブリシティ権第7回:名誉毀損第8回:テレビ局の法律実務第9回:出版社の法律実務第10回:ソフトウェア業界の法律実務第11回:ゲーム会社の法律実務第12回:芸能プロダクションの法律実務第13回:音楽業界の法律実務第14回:映画の法律実務

3.履修上の注意履修にあたり、法律の基礎知識があることは、必ずしも求めていない。各回とも講師作成のレジュメを配布し、それに基づいて授業を行う予定であり、第2回~第7回までの授業においては、必要な基礎知識について適宜触れる予定である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容第8回~第14回までは、各業界の基本的なビジネスモデル等を、各自において事前に予習してイメージしておくことが望ましい。

5.教科書使用しない。

6.参考書『著作権法入門【第2版】』島並良ほか(有斐閣)2016年

7.成績評価の方法原則として期末試験のみによる。ただし、出席状況を考慮することがある。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)LAW361J 科目ナンバー:(CO)LAW361J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 354 2020/03/15 17:13:14

Page 355: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 354 ― ― 355 ―

10

(7)

クリエイティブ・ビジネスコース

実践会計論A 山口 不二夫

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 実践会計論(A)では会計の基礎の学習と財務報告の実践的な学習を行う。初めに、会計の機能と役割を明確にしたうえで、現代の会計報告の目的である企業価値の概念を、経済学と会計学の側面から理解する。次に、簿記の仕組みと過程を務めて理論的に明らかにすることで、財務諸表を理解力と応用力を育成し、会計に創造性を持たせる。 そのうえで財務諸表から経営成績、財政状況、キャッシュフロー情報を俯瞰し、経営状況を実践的に理解できる能力を、幾つかのケーススタディにより身に付ける。さらに現代会計に何が求められ、何が不足しているかの課題を発見する。 ケースとしては、現代の代表的な企業の他、普段触れることの少ない財務諸表も扱いたい。日産とトヨタ、ANAとJAL、大学の財務諸表(明治vs早稲田)、病院、新聞社、東インド会社などを考えている。

2.授業内容第1回 授業計画 会計とは何か第2回 企業価値とは何か第3回 財務諸表の見方:日産とトヨタのケース第4回  経営分析の理論:日産とトヨタのケースを通

じて第5回 企業価値の算出方法 DCF法と企業価値概念第6回 会計利潤と経済学的利益の差第7回 複式簿記の再構成第8回  資産負債の評価基準、減損会計、のれんの評

価第9回  ケース:リース会計と粉飾 ANA vs JALの

ケース第10回 JALのケース:再生は本物か第11回 非営利組織の財務分析 学校法人第12回  イギリス東インド会社の帳簿と財務データの

分析第13回 興味あるトピックを取り上げる第14回 a:試験 b:まとめと試験の解説

3.履修上の注意企業会計や簿記の知識があると理解しやすいが、なくとも受講可能である

4.準備学習(予習・復習等)の内容復習:授業の論理の流れの確認と復習問題があるときは解くこと

5.教科書山口『企業分析』白桃書房; 現在改訂中です

6.参考書パレプ等『企業分析入門』東京大学出版会齋藤静樹『企業会計』東京大学出版会山口『企業分析』白桃書房以上講義の一部に役立つもので、全般にわたるものではない。使い方の説明は講義時におこなう

7.成績評価の方法試験60%、授業の参加態度40%

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)ACC331J

実践会計論B 富田 竜一

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 実践会計論Bでは会計情報を活用したさまざまな分析・判断・意思決定について学ぶ。まず、財務分析による企業の特徴の把握、将来予測(将来の必要資金の予測)の実践を扱う。次いで、貨幣の時間的価値概念を導入し、個別案件ベースの評価手法を解説する。さらに、会社ベースのさまざまな企業価値評価法を学ぶ。 履修者に、将来必要資金の予測、個別の投資案件ベースの評価・投資意思決定、会社ベースの価値評価に関する基礎知識を身に付けてもらい、さらにそれらが実務のどういった局面で活用されているのかを理解してもらうことを目標とする。

2.授業内容第1回: イントロダクション、会計情報を活用した戦略

的意思決定、財務分析について第2回: 財務分析指標の算出と解釈、「本田技研」と「日

産自動車」の比較分析第3回: 将来予測(必要資金の予測)のための回転期間

分析(効率性分析)、キャッシュコンバージョンサイクル、ケーススタディ

第4回: 貨幣の時間的価値、個別案件ベースの価値評価(事業価値・NPV)

第5回: 個別案件ベースの投資意思決定、ケーススタディ第6回: 会社ベースの価値概念(事業価値、企業価値、

株主価値)、評価アプローチ、会社ベースの価値評価①(純資産法)

第7回: 会社ベースの価値評価②(類似上場会社法)、ケーススタディ

第8回: 会社ベースの将来フリーキャッシュフローの予測

第9回:資本コストの基礎知識第10回: 会社ベースの価値評価③(DCF法)、ケーススタ

ディ第11回:その他の評価法第12回: 株式価値評価と意思決定、事例(合併など組織

再編の意思決定)第13回: 株式価値評価に関する利害対立者間での論争(事

例)第14回: a: まとめ, b: 試験

3.履修上の注意実践会計論Bの受講にあたっては、簿記会計の基礎知識、およびB/SとP/Lに基づく財務分析の基礎知識を必要とするため、これらに関する科目を履修していることが望まれる。各回の授業内容は、受講者の学習状況や講義の進行具合などに応じて若干変更する可能性がある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容復習:授業中に配布するレジュメを復習し、不明箇所があれば授業で質問すること。

5.教科書教科書は使用しない。毎回レジュメを配布する。

6.参考書参考書は使用しない。

7.成績評価の方法試験70%、授業の参加度30%。試験では、講義中に配布したレジュメや自身が作成した受講ノートを持ち込んで閲覧してもかまわない。通常の四則演算機能の電卓は持込可。通信機能を有する端末やPCならびに市販書籍は持込禁止とする。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)ACC331J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 355 2020/03/15 17:13:14

Page 356: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 356 ― ― 357 ―

クリエイティブ・マーケティング論A 水野  誠

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 クリエイティブな製品・サービスをクリエイティブな消費者に、クリエイティブな方法で提供することを「クリエイティブ・マーケティング」と呼ぶ。 本講義ではまず、最初にクリエイティブ・マーケティングが必要とされる背景について、産業、ライフスタイル、メディア環境などの諸側面を考える。次いで、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングといったマーケティングの基本戦略について、伝統的な考え方と最近台頭してきた新たな考え方を議論する。その後新製品・新サービスの開発におけるアイデア発想、デザインから普及の予測に至る問題について、最新の動向を踏まえて概観する。

2.授業内容第1回: クリエイティブ・マーケティングとは何か第2回: 消費者行動のトレンド第3回: マーケティング目標第4回: セグメンテーションとターゲティング(1)第5回: セグメンテーションとターゲティング(2)第6回: セグメンテーションとターゲティング(3)第7回: ポジショニングと差別化(1)第8回: ポジショニングと差別化(2)第9回: 新製品開発(1)第10回:新製品開発(2)第11回:新製品開発(3)第12回:新製品の普及(1)第13回:新製品の普及(2)第14回:総括

*講義の内容や順番は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意いかなる理由にせよ、成績不良者への救済は一切行わない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義に用いるスライド(*)は、講義の数日前にOh-o!Meijiにアップロードされるので、復習に活用できる。ただし、講義で資料にない情報に言及し、それが試験に出ることもある。*ただし著作権の問題や学習へのインセンティブを考え、一部省略されることもある。5.教科書水野誠『マーケティングは進化する』同文舘出版

6.参考書講義中に適宜紹介する。

7.成績評価の方法授業で提出されたコメント(20%)、最終テストの得点(80%)*ただし受講者が多数かつTAを手配できない場合、最終テストのみで評価することがある。

8.その他

駿河台

クリエイティブ・マーケティング論B 水野  誠

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標 クリエイティブな製品・サービスをクリエイティブな消費者に、クリエイティブな方法で提供することを「クリエイティブ・マーケティング」と呼ぶ。 本講義では「クリエイティブな方法(=マーケティング・ミックス)」とりわけコミュニケーションやチャネルに焦点を当てて講義する。 具体的には価格、広告、セールス・プロモーション、PR、チャネル等の意思決定に関する基礎を学んだ後、インターネットやソーシャルメディア、モバイルメディアといった最新の情報通信技術を駆使したマーケティングの動向をフォローし、そこで実際に用いられている先端的な分析手法の基礎について学ぶ。

2.授業内容第1回:価格設定第2回:価格設定第3回:マスメディア広告(1)第4回:マスメディア広告(2)第5回:インターネット広告第6回:クチコミ・マーケティング(1)第7回:クチコミ・マーケティング(2)第8回:ソーシャルメディア・マーケティング(1)第9回:ソーシャルメディア・マーケティング(2)第10回:統合的コミュニケーション第11回:チャネル管理第12回:セールス・プロモーション第13回:顧客マネジメント第14回:総括

*講義の内容や順番は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意いかなる理由にせよ、成績不良者への救済は一切行わない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義に用いるスライド(*)は、講義の数日前にOh-o!Meijiにアップロードされるので、復習に活用できる。ただし、講義で資料にない情報に言及し、それが試験に出ることもある。*ただし著作権の問題や学習へのインセンティブを考え、一部省略されることもある。5.教科書水野誠『マーケティングは進化する』同文舘出版

6.参考書講義中に適宜紹介する。

7.成績評価の方法授業で提出されたコメント(20%)、最終テストの得点(80%)*ただし受講者が多数かつTAを手配できない場合、最終テストのみで評価することがある。

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)ACC311J 科目ナンバー:(CO)ACC311J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 356 2020/03/15 17:13:14

Page 357: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 356 ― ― 357 ―

10

(7)

クリエイティブ・ビジネスコース

ファッション・ビジネス論A 東野 香代子

2単位 春学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標海外ラグジュアリーブランドのビジネス戦略をモデルに、ファッション・ビジネスの基本的な知識を身につけるための講義。ブランドビジネスでは重要な位置を占めるコミュニケーション部門に軸足をおきながら、ファッション企業の全体像を把握していく。

2.授業内容第1回 ラグジュアリーブランドとは第2回  ブランドの経営(ファミリー企業と投資グルー

プ)第3回  ラグジュアリーブランドの日本法人の仕事

(1)第4回  ラグジュアリーブランドの日本法人の仕事

(2)第5回  ラグジュアリーブランドの日本法人の仕事

(3)第6回 フランスブランドのイメージ戦略(1)第7回 フランスブランドのイメージ戦略(2)第8回 ブランド品 日本市場の特殊性第9回 ブランドのコミュニケーション(広告)第10回 ブランドのコミュニケーション(広報、PR)第11回 ブランドのコミュニケーション(店舗)第12回 老舗ブランドのリブランディング第13回 フランスのファッション・ビジネス教育第14回 総括 各論から導かれるファッション・ビジネスの展望

3.履修上の注意インタラクティブな講義にするため、積極的な発言を求めます。ファッションという個性が主体の研究対象のため、正解はひとつではなく、各自の考察が重要。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業に出てきたブランドについては概要と現状を各自調べて、把握しておいてください。

5.教科書使用しない。

6.参考書使用しない。

7.成績評価の方法レポート 60%授業への参加意欲 40%

8.その他

駿河台

ファッション・ビジネス論B 東野 香代子

2単位 秋学期3・4年次

1.授業の概要・到達目標あらゆる産業分野に応用できるブランディングの基本を、海外ラグジュアリーブランドのコミュニケーション戦略をテーマに解き明かし、将来的に日本発のブランドを構築する知識を身につけることを目的にする。企業内での施策の紹介と、その目的・意義について講義する。

2.授業内容第1回 概要(1)本国の考え方 ブランディング第2回 概要(2)ローカルマーケットでの展開第3回  ブランド日本法人のファッション・ビジネス

概要 カウンターパートのしくみ第4回  ブランドの広報・メディア戦略(1)仕事の

内容第5回  ブランドの広報・メディア戦略(2)日本で

の展開 歴史と現在第6回  ブランドの広報・メディア戦略(3)新聞・

雑誌・テレビ・ネット対応の違い第7回  ブランドの販売促進とマーチャンダイジング

との連携第8回 ブランドの展示会・発表会の企画(対象と企画)第9回  ブランド本国のファッションショーと日本で

の展開(パリ、ミラノとの違い)第10回 ブランドの出版・印刷物へのこだわり第11回 メセナ、文化芸術展への投資の意義第12回 ブランドコミュニケーションのデジタル対応第13回  ブランドの偽物、コピー、ヴィンテージ品の

影響と対策第14回 新ブランド導入のしくみ

3.履修上の注意インタラクティブな講義にするため、積極的な発言を求めます。ファッションという個性が主体の研究対象のため、正解はひとつではなく、各自の考察が重要。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業に出てきたブランドについては概要と現状を各自調べて、把握しておいてください。

5.教科書使用しない。

6.参考書使用しない。

7.成績評価の方法レポート 60%授業への参加意欲 40%

8.その他

駿河台

科目ナンバー:(CO)MAN391J 科目ナンバー:(CO)MAN391J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 357 2020/03/15 17:13:14

Page 358: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 358 ―

外国専門書講読(クリエイティブ・ビジネス) 村山 賢哉

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標【概要】現在の激しい競争環境において、イノベーションは組織が競争優位を獲得するための必須条件となりつつある。本講義では、イノベーションに関する英語文献の講読を通して、イノベーションの類型や、組織においてイノベーションが生まれるプロセスについての理解を深めていく。春学期は、英語文献を読み進めていくためのスキルを学ぶこと、組織やイノベーションに関する基本的な知識について理解することを目的とする。

【到達目標】組織でイノベーションが生み出されるプロセスを論理的に説明できるようになる。

2.授業内容第1回:外国専門書講読の扉を開く第2回:イノベーションとは第3回:イノベーションに関する諸理論第4回:クリエイティビティ第5回:イノベーションの動因(技術的側面)第6回:イノベーションの動因(市場の側面)第7回:イノベーションのジレンマ第8回:失敗の理論第9回:破壊的イノベーション第10回:イノベーションの失敗要因第11回:ケーススタディ第12回:イノベーションへの刺激第13回:イノベーションのマネジメント第14回:a:まとめ、b:試験

3.履修上の注意毎時間、事前に指定した文献を順番に和訳してもらい、当該箇所の内容についての発表してもらう。その後、発表内容について質疑応答・ディスカッションを行うので、発表者以外も事前に本文を読んでおくことが必要となる。また、授業には英和辞書を必ず持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎時間、履修者全員に和訳してもらうため、配布した英語文献について、日本語訳および内容についての予習が必要となる。

5.教科書書籍・学術論文・雑誌記事などを授業時間に配布し、適宜教材として使用する。

6.参考書必要に応じて、授業中に関連する書籍や文献を紹介する。

7.成績評価の方法授業内での発表やディスカッションへの態度(積極性)で50%、試験50%の割合で評価する。

8.その他講義内容は進捗および理解度に応じて予定を変更することがあるが、その場合は適宜に授業内にて提示する。

駿河台

外国専門書講読(クリエイティブ・ビジネス) 村山 賢哉

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標【概要】現在の激しい競争環境において、イノベーションは組織が競争優位を獲得するための必須条件となりつつある。本講義では、イノベーションに関する英語文献の講読を通して、イノベーションの類型や、組織においてイノベーションが生まれるプロセスについての理解を深めていく。秋学期は、日本型イノベーションの鍵となる、「組織における知識」について、英語文献から読み解いていくことを目的とする。

【到達目標】イノベーションに対する西洋的考え方と日本的考え方の違いについて理解し、説明できるようになる。2.授業内容第1回:組織における知識第2回:日本型イノベーション第3回:知識創造とは何か第4回:知識創造の特徴第5回:知識と情報第6回:知識変換モード第7回:知識スパイラル第8回:知識創造の実例(ケーススタディ1)第9回:知識創造の実例(ケーススタディ2)第10回:マネジメントプロセス第11回:経営モデル第12回:新しい組織構造第13回:知識創造のグローバル展開第14回:a:まとめ、b:試験

3.履修上の注意毎時間、事前に指定した文献について、順番に和訳および内容についての発表してもらう。その後、発表内容について質疑応答・ディスカッションを行うので、事前に本文を読んでおくことが必要となる。また、授業には英和辞書を必ず持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎時間、全員に発表していくため、配布した英語文献について、日本語訳および内容についての予習が必要となる。

5.教科書書籍・学術論文・雑誌記事などを授業時間に配布し、適宜教材として使用する。

6.参考書必要に応じて、授業中に関連する書籍や文献を紹介する。

7.成績評価の方法授業内での発表やディスカッションへの態度(積極性)で50%、試験50%の割合で評価する。

8.その他講義内容は進捗および理解度に応じて予定を変更することがあるが、その場合は適宜に授業内にて提示する。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

10-7基幹341-358_商学2_2020.indd 358 2020/03/15 17:13:15

Page 359: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

11

11.外国専門書講読(その他)

 

11基幹359-364_商学2_2020.indd 359 2020/03/04 19:11:43

Page 360: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 361 ―

11基幹359-364_商学2_2020.indd 360 2020/03/04 19:11:43

Page 361: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 361 ―

11

外国専門書講読(留学生) 余  漢燮

2単位 春学期3年次1.授業の概要・到達目標 科学的思考力は知的地平を広げていくためには欠かせない。本授業は、ドグマにも走らず懐疑論にも陥らず,知識の成長を図り続ける科学的方法(大胆な推測と客観的反駁の永久的連鎖)に基づき、論文を読む・書く方法および客観的議論の方法を身につけることを目標とする。この目標を達成していくための材料として、日本語の文献を用いるが、その理由は、異なる言語様式で表現されるとしても、問題を解決していく際、原因を合理的に突き止め、それを手段に置き換えて実践し、失敗から学んでいくという一連の論理的プロセスは普遍的に適用できるということの確認にある。以上の基本認識に立ち、順次、受講生とのコミュニケーションを取りながら、徐々にレベルアップを図っていく。

2.授業内容第1回:留学の意義、論文を読む・書く方法および客観的議論の方法第2回:思想(学説)史研究の意義(温故知新)第3回:伝統的思想史研究の第1類型(編年史的研究)第4回:伝統的思想史研究の第2類型(本質主義的研究)第5回:伝統的思想史研究の第3類型(約束主義的研究)第6回:伝統的思想史研究の第4類型(歴史相対的研究)第7回:�客観的知識の基礎づけを巡る議論の変遷Ⅰ(古典的経験論と合

理論)第8回:�客観的知識の基礎づけを巡る議論の変遷Ⅱ(新カント派とマッ

クス・ヴェーバー)第9回:�客観的知識の基礎づけを巡る議論の変遷Ⅲ(現代科学論の動向)第10回:�客観的知識の基礎づけを巡る議論の変遷Ⅳ(科学史からの挑戦)第11回:�知識の進化論的見方としての思想史研究Ⅰ(批判的合理主義と

知識理論)第12回:�知識の進化論的見方としての思想史研究Ⅱ(科学的説明の性質)第13回:�知識の進化論的見方としての思想史研究Ⅲ(批判的テストと理

論の客観性)第14回�a:試験   �b:講義全体のふりかえりと試験の正答解説

*授業の内容は、受講生とのコミュニケーションによって、合理的根拠が認められる場合のみ、変更可能。

3.履修上の注意<1>向上心や知的誠実さおよび半学半教の精神をもって能動的に授業や議論に参加すること。<2>毎回、授業の冒頭に前回の内容に関する簡略な復習から講読を進めていくが、参加者は徹底した予習および復習をして挑むこと。<3>失敗から学ぼうとする姿勢

4.準備学習(予習・復習等)の内容 すべての研究は問題と共に始まる。この認識に立てば、すべての研究はある問題が生じた原因をなるべく合理的に突き止め、その原因を手段に置き換えるという工学的変換によって、当の問題の解決を図ることを意識したわれわれの意図的な営みである。したがって、指定教科書の該当箇所を予習する際、矛盾の客観性に訴える形で問題をみつけると共に、より良い解決案を工夫してみてほしい。もちろん、すべての講義内容に対しても批判的に向き合ってほしい。

5.教科書堀田一善『マーケティング思想史の中の広告研究』日本経済新聞社、2003年。

6.参考書小島三郎編著『現代経営学事典』税務経理協会、1978年。ポパー哲学研究会訳『フレームワークの神話:科学と合理性の擁護』未来社、1998年など、適宜紹介。

7.成績評価の方法試験:40%、授業への貢献度:40%、課題:20%*詳細な内容は開講時に説明する。

8.その他<1>電子辞書もさることながら毎回必ず辞典を持参すること。<2>ノートをとること。

駿河台

外国専門書講読(留学生) 余  漢燮

2単位 秋学期3年次1.授業の概要・到達目標 科学的思考力は知的地平を広げていくためには欠かせない。本授業は、ドグマにも走らず懐疑論にも陥らず,知識の成長を図り続ける科学的方法(大胆な推測と客観的反駁の永久的連鎖)に基づき、論文を読む・書く方法および客観的議論の方法を身につけることを目標とする。この目標を達成していくための材料として、日本語の文献を用いるが、その理由は、異なる言語様式で表現されるとしても、問題を解決していく際、原因を合理的に突き止め、それを手段に置き換えて実践し、失敗から学んでいくという一連の論理的プロセスは普遍的に適用できるということの確認にある。以上の基本認識に立ち、順次、受講生とのコミュニケーションを取りながら、徐々にレベルアップを図っていく。

2.授業内容第1回:�科学方法論の意義および状況分析による歴史の客観的理解の方

法第2回:近代マーケティング成立の契機Ⅰ(製造企業の金融的自立)第3回:�近代マーケティング成立の契機Ⅱ(南北戦争後経済と産業構造・

競争行動の変貌)第4回:�近代マーケティング成立の契機Ⅲ(反トラスト政策と競争行動

の変貌)第5回:�マーケティング論生成期の知的背景Ⅰ(マーケティング研究生

成期の社会経済的問題状況)第6回:�マーケティング論生成期の知的背景Ⅱ(マーケティング研究生

成時の知的背景 ‐ ドイツ・オーストリア経済学との交流)第7回:�マーケティング論生成期の知的背景Ⅲ(マーケティング研究の

黎明)第8回:�体系的マーケティング研究の成立Ⅰ(歴史的個性記述研究の超

克)第9回:�体系的マーケティング研究の成立Ⅱ(機能的アプローチと

A.W.Shaw)第10回:�体系的マーケティング研究の成立Ⅲ(A.W.Shawのマーケティ

ング論-彼の問題関心と状況理解)第11回:�体系的マーケティング研究の成立Ⅳ(A.W.Shawのマーケティ

ング論の構造)第12回:中間商業者の機能分類とマーケティング研究の二極化第13回:前進的な問題移動による認識進歩の例証第14回�a:試験   �b:講義全体のふりかえりと試験の正答解説

*授業の内容は、受講生とのコミュニケーションによって、合理的根拠が認められる場合のみ、変更可能。

3.履修上の注意<1>向上心や知的誠実さおよび半学半教の精神をもって能動的に授業や議論に参加すること。<2>毎回、授業の冒頭に前回の内容に関する簡略な復習から講読を進めていくが、参加者は徹底した予習および復習をして挑むこと。<3>失敗から学ぼうとする姿勢

4.準備学習(予習・復習等)の内容 すべての研究は問題と共に始まる。この認識に立てば、すべての研究はある問題が生じた原因をなるべく合理的に突き止め、その原因を手段に置き換えるという工学的変換によって、当の問題の解決を図ることを意識したわれわれの意図的な営みである。したがって、指定教科書の該当箇所を予習する際、矛盾の客観性に訴える形で問題をみつけると共に、より良い解決案を工夫してみてほしい。もちろん、すべての講義内容に対しても批判的に向き合ってほしい。

5.教科書堀田一善『マーケティング思想史の中の広告研究』日本経済新聞社、2003年。

6.参考書小島三郎編著『現代経営学事典』税務経理協会、1978年。ポパー哲学研究会訳『フレームワークの神話:科学と合理性の擁護』未来社、1998年など、適宜紹介。

7.成績評価の方法試験:40%、授業への貢献度:40%、課題:20%*詳細な内容は開講時に説明する。

8.その他<1>電子辞書もさることながら毎回必ず辞典を持参すること。<2>ノートをとること。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

11基幹359-364_商学2_2020.indd 361 2020/03/04 19:11:43

Page 362: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 362 ― ― 363 ―

外国専門書講読(スポーツ特別入試) 余  漢燮

2単位 春学期3年次

1.授業の概要・到達目標 春学期の主な内容は、入門レベルの英文を精読しながら商学や経営学およびマーケティング関連の基礎知識を身に付けていく。単なる和訳にとどまらず、英文に関する抵抗感を無くすためにその基本原理を理解すること、さらに意思決定や自己管理という面において、上記の基礎知識と各自の分野との関連性を見出すことを目標とする。以上の基本認識に立ち、受講生とのコミュニケーションを取りながら徐々にレベルアップを図っていく。2.授業内容第1回:外国専門書講読の扉を開く第2回:Commerce,Management,Marketing第3回:Market,Transaction,Exchange第4回:Needs,Wants,Seeds,Deeds第5回:Supply,Demand,Distribution�Channel第6回:Products,Services第7回:Value,Utility,Satisfaction第8回:Production�Concept,Product�Concept第9回:Selling�Concept,Marketing�Concept第10回:Management�Cycle,Strategic�Planning第11回:SWOT�Analysis,PLC�Curve第12回:BCG�Model,GE�Model,P/M�Expansion�Grid第13回:STP,Marketing�Mix第14回a:試験   b:講義全体のふりかえりと試験の正答解説*授業の内容は、受講生とのコミュニケーションによって、合理的根拠が認められる場合のみ、変更可能。3.履修上の注意<1>向上心や誠実さおよび半学半教の精神をもって能動的に授業や議論に参加すること。<2>毎回、授業の冒頭に前回の内容に関する簡略な復習から講読を進めていくが、参加者は徹底した予習および復習をして挑むこと。<3>失敗から学ぼうとする姿勢。4.準備学習(予習・復習等)の内容<1>毎回、授業の末尾に次回の学習の範囲を指定する。<2>毎回、授業の冒頭に復習と予習の度合いを確認するので、その準備をして参加すること。5.教科書事前に教材となる資料のコピーを配布する。6.参考書小島三郎編著『現代経営学事典』税務経理協会、1978年など、適宜紹介。7.成績評価の方法試験:40%、授業への貢献度:40%、課題:20%*詳細な内容は開講時に説明する。8.その他<1>無知に基づく先入見を捨てて授業に参加していただきたい。学問(分野)を意味するdisciplineには鍛錬や克己の意味もある。各自の分野で、成長した時と失敗した時を思い出しながら、授業に参加していただきたい。<2>毎回必ず英和辞典や電子辞書を持参すること。<3>ノートをとること。<4>単純な単語ほど多義的で、複雑な単語ほど意味が明瞭であることに留意しながら単語帳を作ること。

駿河台

外国専門書講読(スポーツ特別入試) 余  漢燮

2単位 秋学期3年次

1.授業の概要・到達目標 秋学期の主な内容は、マーケティング関連の英論文を精読しながら問題解決の科学的方法を身に付けていく。異なる問題であっても、それを解決していく際、原因をなるべく合理的に突き止め、その原因を手段に置き換えて実践し、失敗から学んでいくという一連の科学的プロセスは普遍的に適用できることを理解し、問題解決のための科学的方法を身に付けることによって、各自の分野での成長に活用していただきたい。

2.授業内容第1回:Marketing:philosophy�or�function?(1)第2回:Marketing:philosophy�or�function?(2)第3回:Marketing:philosophy�or�function?(3)第4回:Marketing:philosophy�or�function?(4)第5回:Marketing:philosophy�or�function?(5)第6回:Marketing:philosophy�or�function?(6)第7回:Marketing,Scientific�Progress&Method(1)第8回:Marketing,Scientific�Progress&Method(2)第9回:Marketing,Scientific�Progress&Method(3)第10回:Marketing,Scientific�Progress&Method(4)第11回:Marketing,Scientific�Progress&Method(5)第12回:Marketing,Scientific�Progress&Method(6)第13回:Scientific�Process�&�Scientific�Method第14回:a:試験    b:講義全体のふりかえりと試験の正答解説*授業の内容は、受講生とのコミュニケーションによって、合理的根拠が認められる場合のみ、変更可能。3.履修上の注意<1>向上心や誠実さおよび半学半教の精神をもって能動的に授業や議論に参加すること。<2>毎回、授業の冒頭に前回の内容に関する簡略な復習から講読を進めていくが、参加者は徹底した予習および復習をして挑むこと。<3>失敗から学ぼうとする姿勢。4.準備学習(予習・復習等)の内容<1>毎回、授業の末尾に次回の学習の範囲を指定する。<2>毎回、授業の冒頭に復習と予習の度合いを確認するので、その準備をして参加すること。5.教科書事前に教材となる論文のコピーを配布する。6.参考書森博訳『K.R.ポパーの客観的知識:進化論的アプローチ』木鐸社、1974年など、適宜紹介。7.成績評価の方法試験:40%、授業への貢献度:40%、課題:20%*詳細な内容は開講時に説明する。8.その他すべての論文はある問題に対してより良い解決案になり得ることを論理的に展開するものである。したがって、論文を読む際、ある問題の解決案として論理的かつ経験的に矛盾がないかを熟考しながら読んでいただきたい。事前に配布した論文の該当箇所を予習・復習する際、矛盾の客観性に訴える形で問題をみつけると共に、より良い解決案を工夫してみてほしい。もちろん、すべての講義内容に対しても批判的に向き合っていただきたい。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

11基幹359-364_商学2_2020.indd 362 2020/03/04 19:11:43

Page 363: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 362 ― ― 363 ―

11

外国専門書講読(基礎英語履修者) 渡邉  智

2単位 春学期3年次1.授業の概要・到達目標授業の概要この授業は、商学(会計学)に関する比較的容易な英語の文献・資料等を取り上げ、これらを読み進めてゆくものであるが、アカウンティングコースのみならずそれ以外のコースに所属している履修者にとっても内容の理解が容易となる様に工夫しながら学習を進めてゆきたいと考えている。到達目標この授業では、英語で記された比較的容易な商学(会計)の文献・資料等を取り上げて学習を進めることによって基礎的な知識を深めるとともに、商学(会計)という専門分野に関するレポート、記事および文献等を理解し、これまでに修得した知識や能力を深化させることを到達目標としている。

2.授業内容第1回:外国専門書講読の扉を開く第2回:複式簿記の歴史第3回:複式簿記の原理第4回:会計学の原理第5回:貸借対照表と貸借平均第6回:貨幣価値第7回:企業実体第8回:継続企業第9回:資産の測定第10回:会計学の原理(復習)第11回:資産第12回:負債第13回:春学期の学習事項のまとめ第14回:a:期末試験b:正答解説と全体のまとめ※内容は必要に応じて変更する場合がある。3.履修上の注意1.履修登録を行なったクラスに出席すること。期末試験は定められた日時・場所で受けること。2.欠席、遅刻および早退のないように努めること。なお、病気・怪我等正当な理由で出席できなくなった場合は、次の授業において診断書等の文書を提出することにより正式な届出がなされたものとみなす。3.30分以上の遅刻・離席と、早退については、欠席扱いとなる場合もあるので注意すること。4.パソコン・スマホ・録音録画機器など、授業とは関係のない電子機器等の使用は厳禁とする。5.私語、入退室の繰り返しなど授業の進行を妨げ他人に迷惑をかける様な行為は厳禁とする。6.居眠り、内職および積極的な参加を放棄する様な行為などは厳禁とする。成績評価は、試験に加え、授業への貢献度も対象とする。したがって、単位取得には授業への積極的な参加や貢献も必要となる。また、上記履修上の注意が守られない場合、単位が与えられないこともあるので注意すること。4.準備学習(予習・復習等)の内容1.全ての履修者は、質問への対応や報告の担当など、授業の中で日頃の学習成果を定期的に報告することが求められる。和訳、内容および専門用語を整理しておくなど、各自予習と復習を毎回行ない、学習時間を十分に確保して学力を維持すること。なお、1回の授業に対して、授業時間(100分)と同じまたはそれ以上の予習・復習時間をそれぞれ確保することが必要となる。2.授業に関するお知らせや資料が用意されている場合があるため、出席前にOh-o!�meijiを確認しておくこと。3.欠席などの理由により理解が不十分な点がある場合は、これらを放置せず、図書館を活用した自習や質問等により早めに解決しておくこと。5.教科書特に定めない。6.参考書辞典(英和辞典、英英辞典および英和会計用語辞典等)を用意し、活用することが望ましい。7.成績評価の方法期末試験の結果(60%)、報告の内容(20%)、授業中の課題に対する評価(小テストの結果・課題の進捗状況など)(10%)および平常点(毎回の授業に関するまとめ)(10%)により成績評価を行なう。単位を取得するためには、上記項目の全てが不可欠となるが、これ以外にも授業には遅刻することなく一定回数以上出席することを前提とするなど、大学・学部の定める諸条件を全て満たすことが必要となる。したがって、欠席(遅刻・早退)過多や成績不振の場合、徐々に総得点は減少し、一定の限度を超えると単位取得が困難となる点に注意すること。期末試験は定期試験期間前に行うものとする。8.その他履修上の注意点について伝達するので履修希望者は初回の授業に必ず参加すること。

駿河台

外国専門書講読(基礎英語履修者) 渡邉  智

2単位 秋学期3年次1.授業の概要・到達目標授業の概要この授業は、商学(会計学)に関する比較的容易な英語の文献・資料等を取り上げ、これらを読み進めてゆくものであるが、アカウンティングコースのみならずそれ以外のコースに所属している履修者にとっても内容の理解が容易となる様に工夫しながら学習を進めてゆきたいと考えている。到達目標ここでは、春学期の学習事項を基礎として、修得した能力を十分に活用しながら少し進んだ知識や理解力を身に着けることができる様にしたいと考えている。春学期と同様に、英語で記された比較的容易な商学(会計)の文献・資料等を取り上げて学習を進めることによって基礎的な知識を深めるとともに、商学(会計)という専門分野に関するレポート、記事および文献等を理解し、知識や能力を一層深化させることを到達目標とする。2.授業内容第1回:会計学の諸問題第2回:持分第3回:純資産第4回:留保利益第5回:流動資産第6回:有形固定資産第7回:無形固定資産第8回:流動負債第9回:固定負債第10回:貸借対照表の変動第11回:損益計算書第12回:キャッシュフロー計算書第13回:秋学期の学習事項のまとめ第14回:a:期末試験b:正答解説と全体のまとめ※内容は必要に応じて変更する場合がある。3.履修上の注意1.履修登録を行なったクラスに出席すること。期末試験は定められた日時・場所で受けること。2.欠席、遅刻および早退のないように努めること。なお、病気・怪我等正当な理由で出席できなくなった場合は、次の授業において診断書等の文書を提出することにより正式な届出がなされたものとみなす。3.30分以上の遅刻・離席と、早退については、欠席扱いとなる場合もあるので注意すること。4.パソコン・スマホ・録音録画機器など、授業とは関係のない電子機器等の使用は厳禁とする。5.私語、入退室の繰り返しなど授業の進行を妨げ他人に迷惑をかける様な行為は厳禁とする。6.居眠り、内職および積極的な参加を放棄する様な行為などは厳禁とする。成績評価は、試験に加え授業への貢献度も対象とする。したがって、単位取得には授業への積極的な参加や貢献も必要となる。また、上記履修上の注意が守られない場合、単位が与えられないこともあるので注意すること。4.準備学習(予習・復習等)の内容1.全ての履修者は、質問への対応や報告の担当など、授業の中で日頃の学習成果を定期的に報告することが求められる。和訳、内容および専門用語を整理しておくなど、各自予習と復習を毎回行ない、学習時間を十分に確保して学力を維持すること。なお、1回の授業に対して、授業時間(100分)と同じまたはそれ以上の予習・復習時間をそれぞれ確保することが必要となる。2.授業に関するお知らせや資料が用意されている場合があるため、出席前にOh-o!�meijiを確認しておくこと。3.欠席などの理由により理解が不十分な点がある場合は、これらを放置せず、図書館を活用した自習や質問等により早めに解決しておくこと。5.教科書特に定めない。6.参考書辞典(英和辞典、英英辞典および英和会計用語辞典等)を用意し、活用することが望ましい。7.成績評価の方法期末試験の結果(60%)、報告の内容(20%)、授業中の課題に対する評価(小テストの結果・課題の進捗状況など)(10%)および平常点(毎回の授業に関するまとめ)(10%)により成績評価を行なう。単位を取得するためには、上記項目の全てが不可欠となるが、これ以外にも講義には遅刻することなく一定回数以上出席することを前提とするなど、大学・学部の定める諸条件を全て満たすことが必要となる。したがって、欠席(遅刻・早退)過多や成績不振の場合、徐々に総得点は減少し、一定の限度を超えると単位取得が困難となる点に注意すること。期末試験は定期試験期間前に行うものとする。8.その他履修上の注意点について伝達するので履修希望者は初回の授業に必ず参加すること。

駿河台

科目ナンバー:(CO)CMM391J 科目ナンバー:(CO)CMM391J

11基幹359-364_商学2_2020.indd 363 2020/03/04 19:11:44

Page 364: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

11基幹359-364_商学2_2020.indd 364 2020/03/04 19:11:44

Page 365: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 365 ―

12.科目名索引

〔あ〕

アジア経済史………………………………… 138アジア史A・B…………………………………22アジア・太平洋地域市場論………………… 302Applied Commerce A・B ……………… 160

〔い〕

e-ビジネスA・B ………………………… 353意思決定会計論A・B……………………… 327異文化間コミュニケーション論…………… 343インダストリアルマーケティング論……… 246

〔え〕

英語講読Ⅰ・Ⅱ…………………………………50Essentials of Commerce A・B …………… 159

〔お〕

欧州地域市場論……………………………… 301欧米経済史…………………………………… 138

〔か〕

会計学総論A・B…………………………… 148会計情報論A・B…………………………… 333会計特殊講義A・B………………………… 163外国専門書講読(会計) ………………337~340外国専門書講読(基礎英語履修者) ……… 363外国専門書講読(金融) ………………286~288外国専門書講読 (クリエイティブ・ビジネス)…………… 358外国専門書講読(経営) ………………319~321外国専門書講読(経済) ………………237・238外国専門書講読(交通) ………………267~269外国専門書講読(スポーツ特別入試) …… 362

外国専門書講読(貿易) ………………304~306外国専門書講読(保険) …………………… 289外国専門書講読(マーケティング) …257~266外国専門書講読(留学生) ………………… 361解析数学A・B…………………………………33化学A・B………………………………………35環境科学A・B…………………………………39環境経済学A・B…………………………… 235観光事業論A・B…………………………… 256監査論A・B………………………………… 329

〔き〕

機関投資家論A・B………………………… 280企業と環境問題……………………………… 346企業と倫理A・B…………………………… 345企業評価論A・B…………………………… 336企業法A・B………………………………… 334基礎英語Ⅰ・Ⅱ……………………………51・52基礎演習………………………………………… 7業績管理会計論A・B……………………… 328金融機関論A・B…………………………… 276金融総論A・B……………………………… 151金融取引論A・B…………………………… 278金融論A・B……………………………273・274

〔く〕

クリエイティブ・マーケティング論A・B … 356

〔け〕

経営学総論A・B………………………140・141経営情報システム論A・B………………… 312経営戦略論A・B…………………………… 309経営哲学……………………………………… 316経営倫理……………………………………… 316経営特殊講義………………………………… 162

12索引_365-368商学2_2020.indd 365 2020/03/15 17:18:46

Page 366: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 366 ― ― 367 ―

経営分析論A・B…………………………… 330経営労務論A・B…………………………… 313経済学A・B…………………………………… 8経済政策論A・B…………………………… 229経済予測入門………………………………… 350芸術(音楽)A・B……………………………18芸術(美術)A・B……………………………19計量経済学A・B…………………………… 236原価計算論A・B…………………………… 326言語学A・B……………………………………36憲法A・B…………………………………… 211

〔こ〕

公益事業論A・B…………………………… 255公共経済学…………………………………… 230広告論………………………………………… 245口語英語Ⅰ・Ⅱ…………………………………49交通論A・B………………………………… 251国際会計論A・B…………………………… 332国際金融論A・B…………………………… 277国際経営論A・B…………………………… 318国際経済学A・B…………………………… 233国際交通論A・B…………………………… 253国際ビジネス交渉論A・B………………… 300国際マーケティング論A・B…………294・295コーポレート・ファイナンスA・B……… 275

〔さ〕

財政学………………………………………… 230財務会計論A・B…………………………… 325産業心理学A・B…………………………… 315産業組織論A・B…………………………… 232産業立地論…………………………………… 349

〔し〕

市場調査論A・B…………………………… 244自然科学概論A・B……………………………30

自然地理学概論……………………………… 221実践会計論A・B…………………………… 355社会学A・B………………………………24・25社会思想史A・B………………………………26社会保障論A・B…………………………… 284商業経営論A・B…………………………… 241商業総論A・B……………………………… 139証券市場論A・B…………………………… 279消費者行動論………………………………… 249商品学A・B………………………………… 247商法A・B…………………………………… 212上級英語Ⅰ・Ⅱ……………………………53~60上級韓国語…………………………………… 113上級スペイン語……………………………… 123上級中国語………………………………102・103上級ドイツ語……………………………………77上級フランス語…………………………………93情報管理論A・B…………………………… 311初級韓国語Ⅰ・Ⅱ…………………………… 107初級韓国語Ⅲ・Ⅳ…………………………… 108初級韓国語プラスワン……………………… 109初級スペイン語Ⅰ・Ⅱ……………………… 117初級スペイン語Ⅲ・Ⅳ……………………… 118初級スペイン語プラスワン………………… 119初級中国語Ⅰ・Ⅲ………………………………97初級中国語Ⅱ・Ⅳ………………………………97初級中国語プラスワン…………………………98初級ドイツ語Ⅰ・Ⅱ……………………………65初級ドイツ語Ⅲ・Ⅳ……………………………66初級ドイツ語プラスワン………………………67初級フランス語Ⅰ・Ⅱ…………………………81初級フランス語Ⅲ・Ⅳ…………………………82初級フランス語プラスワン……………………83職業指導……………………………………… 225ジョブ・インターンシップ………………… 161心理学A・B……………………………………38人文地理学概論……………………………… 221人類学A・B……………………………………28

12索引_365-368商学2_2020.indd 366 2020/03/15 17:18:46

Page 367: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 366 ― ― 367 ―

〔す〕

スポーツとグローバリゼーション………… 131スポーツと健康……………………………… 131スポーツビジネス論………………………… 348

〔せ〕

生産管理論A・B…………………………… 310政治学A・B……………………………………27政治学概論…………………………………… 224税務会計論A・B…………………………… 331生命科学A・B…………………………………31生命保険論…………………………………… 283西洋史概論………………………………219・220西洋文化史A・B………………………………12世界経済論A・B…………………………… 303線型数学A・B…………………………………32選択スポーツ実習………………………128・129選択集中スポーツ実習……………………… 130

〔そ〕

総合講座A…………………………………… 155総合講座B…………………………………… 156総合講座(商学研究入門) ………………… 158総合講座(商学入門) ……………………… 157租税法A・B………………………………… 335損害保険論A・B…………………………… 282

〔た〕

体育・スポーツ実習A・B………………… 127

〔ち〕

地域活性化システム論A・B…………202・203地誌学概論…………………………………… 222中級韓国語Ⅰ・Ⅱ…………………………… 110中級韓国語Ⅲ・Ⅳ…………………………… 111

中級韓国語プラスワン……………………… 112中級スペイン語Ⅰ・Ⅱ……………………… 120中級スペイン語Ⅲ・Ⅳ……………………… 121中級スペイン語プラスワン………………… 122中級中国語Ⅰ・Ⅱ………………………………99中級中国語Ⅲ・Ⅳ…………………………… 100中級中国語プラスワン……………………… 101中級ドイツ語Ⅰ・Ⅱ……………………………68中級ドイツ語Ⅲ・Ⅳ………………………69~75中級ドイツ語プラスワン………………………76中級フランス語Ⅰ・Ⅱ…………………………84中級フランス語Ⅲ・Ⅳ……………………85~91中級フランス語プラスワン……………………92中国政治経済論……………………………… 347中小企業論A・B…………………………… 231中南米地域市場論…………………………… 302地理学A・B……………………………………23

〔て〕

哲学A・B………………………………………29哲学概論……………………………………… 224

〔と〕

統計学A・B……………………………149・150東南アジア政治経済論……………………… 347東洋史概論………………………………218・219特別テーマ海外研修科目A~B………204~207特別テーマ研究科目A~D……………186~201特別テーマ実践科目A~D……………164~185都市・地域交通論A・B…………………… 254

〔に〕

日本近代文学A・B………………………14・15日本経営史A・B…………………………… 317日本経済論A・B…………………………… 234日本古典文学A・B………………………16・17日本語表現論A・B……………………………13

12索引_365-368商学2_2020.indd 367 2020/03/15 17:18:46

Page 368: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 368 ―

日本史概論………………………………217・218日本事情E………………………………………43日本文化史A・B………………………………11

〔は〕

バーバル・ビジネス英語A・B…………… 299バイオテクノロジーとバイオビジネス…… 344発展英語……………………………………61・62発展韓国語…………………………………… 114発展中国語…………………………………… 104発展ドイツ語……………………………………78発展フランス語…………………………………94

〔ひ〕

ビジネス英語A・B………………………… 298ビジネス法務A・B………………………… 354

〔ふ〕

ファッション・ビジネス論A・B………… 357物的流通論A・B…………………………… 252物理学A・B……………………………………34文章表現………………………………………… 7

〔へ〕

ベンチャービジネス論……………………… 349ベンチャー・ファイナンス………………… 352

〔ほ〕

貿易商務論A・B…………………………… 296貿易政策論A・B…………………………… 297貿易特殊講義………………………………… 162貿易総論A・B……………………………… 152貿易論A・B………………………………… 293

法学A・B…………………………………20・21法律学概論………………………………222・223簿記学A・B……………………………142~147北米地域市場論……………………………… 301保険学A・B………………………………… 281保険リスクマネジメント論A・B………… 285

〔ま〕

マーケティング管理論A・B…………242・243マーケティング企画A・B………………… 250マクロ経済学……………………………135・136

〔み〕

ミクロ経済学……………………………135・136民法A・B…………………………………… 214

〔め〕

メディアとリテラシー……………………… 346

〔り〕

流通史………………………………………… 248流通システム論A・B……………………… 351理論経済学A・B…………………………… 137倫理学概論…………………………………… 225

〔れ〕

レジャービジネス論………………………… 348

〔ろ〕

労使関係論A・B…………………………… 314労働法A・B………………………………… 213論理学A・B……………………………………37

12索引_365-368商学2_2020.indd 368 2020/03/15 17:18:46

Page 369: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 369 ―

13.参考情報 英字科目名一覧

科目区分(群)等 科目名 科目名(英字) (Course Titles in English)

基礎教育科目基礎演習 Fundamental Research Skills文章表現 Composition and Expression経済学 Economics

総合教育科目

文化と芸術

日本文化史 Cultural History of Japan 西洋文化史 History of Western Civilization 日本語表現論 Theoretical Approaches to Japanese Communication日本近代文学 Modern Japanese Literature 日本古典文学 Classical Japanese Literature 宗教学 Religion 外国文学(西洋) Foreign Literature (Occidental) 外国文学(東洋) Foreign Literature (Oriental) 芸術(音楽) Art (Music) 芸術(美術) Art (Fine Arts)

地域と社会

法学 Law アジア史 Asian History 地理学 Geography 社会学 Sociology 社会思想史 History of Social Thought 日本思想史 History of Japanese Thought 政治学 Politics 人類学 Anthropology

人間と自然

哲学 Philosophy 自然科学概論 Outline of Natural Science 生命科学 Life Science 線型数学 Linear Mathematics 解析数学 Analytic Mathematics 物理学 Physics 化学 Chemistry 言語学 Linguistics 論理学 Logic 心理学 Psychology 環境科学 Environmental Science

外国人留学生のための科目 日本事情 Japanese Culture and Society 総合学際演習 総合学際演習 Comprehensive Interdisciplinary Seminar

外国語科目

既習外国語必修

口語英語 Oral English英語講読 Readings in English基礎英語 Basic English集中基礎英語 Intensive Basic English上級英語 Advanced English集中上級英語 Intensive Advance English

選択 集中上級英語(SOCEC) Intensive Advanced English (SOCEC)発展英語 Progressive English

初習外国語 必修

初級ドイツ語 Elementary German中級ドイツ語 Intermediate German特別ドイツ語 German for non-beginners初級フランス語 Elementary French中級フランス語 Intermediate French特別フランス語 French for non-beginners初級中国語 Elementary Chinese中級中国語 Intermediate Chinese初級韓国語 Elementary Korean中級韓国語 Intermediate Korean初級スペイン語 Elementary Spanish中級スペイン語 Intermediate Spanish初級ロシア語 Elementary Russian中級ロシア語 Intermediate Russian日本語(外国人留学生のみ選択可) Japanese (only non-native speakers may enroll)

13-1英字科目一覧_369-374_商学2_2020.indd 369 2020/03/15 17:20:19

Page 370: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 370 ― ― 371 ―

外国語科目

初習外国語 選択

初級ドイツ語プラスワン Elementary German Plus One初級フランス語プラスワン Elementary French Plus One初級中国語プラスワン Elementary Chinese Plus One初級韓国語プラスワン Elementary Korean Plus One初級スペイン語プラスワン Elementary Spanish Plus One中級ドイツ語プラスワン Intermediate German Plus One中級フランス語プラスワン Intermediate French Plus One中級中国語プラスワン Intermediate Chinese Plus One中級韓国語プラスワン Intermediate Korean Plus One中級スペイン語プラスワン Intermediate Spanish Plus One上級ドイツ語 Advanced German上級フランス語 Advanced French上級中国語 Advanced Chinese上級韓国語 Advanced Korean上級スペイン語 Advanced Spanish発展ドイツ語 Progressive German発展フランス語 Progressive French発展中国語 Progressive Chinese発展韓国語 Progressive Korean発展スペイン語 Progressive Spanish

保健体育科目

実習体育・スポーツ実習 Sports & Physical Education Practice選択スポーツ実習 Optional Sports Course選択集中スポーツ実習 Intensive Sports Course

講義 スポーツとグローバリゼーション Sport and Globalizationスポーツと健康 Health and Sport

基本科目

ミクロ経済学 Microeconomicsマクロ経済学 Macroeconomics理論経済学 Political Economy 欧米経済史 Western Economic History アジア経済史 Asian Economic History 商業総論 Principles of Marketing 経営学総論 Principles of Management 簿記学 Bookkeeping 会計学総論 Principles of Accounting 統計学 Statistics 金融総論 Principles of Finance 貿易総論 Principles of Trade

基幹科目

アプライド・エコノミクス

コース

経済政策論 Economic Policy公共経済学 Public Economics財政学 Public Finance 中小企業論 Small & Medium Enterprises 産業組織論 Industrial Organization 地域経済論 Regional Economics国際経済学 International Economics 日本経済論 Japanese Economy 環境経済学 Environmental Economics計量経済学 Econometrics 金融論 Monetary Theory 国際金融論 International Finance 貿易論 International Trade 世界経済論 International Political Economy日本経営史 Management History of Japan 労使関係論 Labor Relations 公益事業論 Public Utilities 経営情報システム論 Management Information Systems 企業と環境問題 Enterprises and the Environment中国政治経済論 Chinese Political Economic Theory東南アジア政治経済論 East Asia Political Economic Theory産業立地論 Industrial Siting Theory経済予測入門 Introduction to Economic Forecasting外国専門書講読 Readings in Specialist Literature in Foreign Languages

13-1英字科目一覧_369-374_商学2_2020.indd 370 2020/03/15 17:20:19

Page 371: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 370 ― ― 371 ―

基幹科目

マーケティングコース

商業経営論 Wholesale and Retail Management マーケティング管理論 Marketing Management 市場調査論 Marketing Research 広告論 Advertisingインダストリアルマーケティング論 Industrial Marketing商品学 Commodity Science 流通史 History of Marketing System消費者行動論 Consumer Behaviorマーケティング企画 Marketing Planning 交通論 Economics of Transportation 物的流通論 Physical Distribution 国際交通論 International Transportation 都市・地域交通論 Inter-city & Regional Transportation 公益事業論 Public Utilities 観光事業論 Tourism Industry 産業組織論 Industrial Organization 情報管理論 Information Management 国際マーケティング論 International Marketing 流通システム論 Marketing Channel and Public Policy クリエイティブ・マーケティング論 Creative Marketing Theory 外国専門書講読 Readings in Specialist Literature in Foreign Languages

ファイナンス&インシュアランス

コース

金融論 Monetary Theory コーポレート・ファイナンス Corporate Finance 金融機関論 Theory and Practice of Financial Institutions 国際金融論 International Finance 金融取引論 Financial Transactions 証券市場論 Securities Market 機関投資家論 Institutional Investors 保険学 Principles of Insurance 損害保険論 Non-Life Insurance 生命保険論 Life Insurance社会保障論 Social Security 保険リスクマネジメント論 Insurance and Risk Management会計情報論 Accounting Information ベンチャー・ファイナンス Venture Finance外国専門書講読 Readings in Specialist Literature in Foreign Languages

グローバル・ビジネスコース

貿易論 International Trade 国際マーケティング論 International Marketing 貿易商務論 International Trade Practices貿易政策論 International Trade Policy ビジネス英語 Business English バーバル・ビジネス英語 Verbal Business English 国際ビジネス交渉論 International Business Negotiation 北米地域市場論 The North American Market欧州地域市場論 The European Market中南米地域市場論 The Central / South American Marketアジア・太平洋地域市場論 The Asian and the Pacific Markets世界経済論 International Political Economy国際経済学 International Economics 国際金融論 International Finance 国際交通論 International Transportation 物的流通論 Physical Distribution 国際経営論 International Management 外国専門書講読 Readings in Specialist Literature in Foreign Languages

13-1英字科目一覧_369-374_商学2_2020.indd 371 2020/03/15 17:20:19

Page 372: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 372 ― ― 373 ―

基幹科目

マネジメントコース

経営戦略論 Corporate Strategy生産管理論 Production and Operations Management 情報管理論 Information Management 経営情報システム論 Management Information Systems 経営労務論 Labor Management 労使関係論 Labor Relations 産業心理学 Industrial Psychology 経営哲学 Philosophy of Management 経営倫理 Corporate Ethics日本経営史 Management History of Japan 国際経営論 International Management ベンチャービジネス論 Venture Business Theoryクリエイティブ・マーケティング論 Creative Marketing Theory 企業と倫理 Enterprises and Ethics 保険リスクマネジメント論 Insurance and Risk Managementファッション・ビジネス論 Fashion Business and Management企業評価論 Corporate Appraisal外国専門書講読 Readings in Specialist Literature in Foreign Languages

アカウンティングコース

財務会計論 Financial Accounting 原価計算論 Cost Accounting 意思決定会計論 Accounting for Decision Making 業績管理会計論 Management Accounting for Performance Measurement 監査論 Auditing 経営分析論 Business Analysis 税務会計論 Tax Accounting 国際会計論 International Accounting 会計情報論 Accounting Information 企業評価論 Corporate Appraisal企業法 Business Law 租税法 Tax Law コーポレート・ファイナンス Corporate Finance 金融取引論 Financial Transactions 実践会計論 Practical Management Accounting 外国専門書講読 Readings in Specialist Literature in Foreign Languages

クリエイティブ・ビジネスコース

異文化間コミュニケーション論 Intercultural Communication Theoryバイオテクノロジーとバイオビジネス Biotechnology and Bio-business企業と倫理 Enterprises and Ethics 企業と環境問題 Enterprises and the Environmentメディアとリテラシー Media and Literacy中国政治経済論 Chinese Political Economic Theory東南アジア政治経済論 East Asia Political Economic Theoryスポーツビジネス論 Sports Business Theoryレジャービジネス論 The Analysis of Leisure Business 産業立地論 Industrial Siting Theory経済予測入門 Introduction to Economic Forecasting流通システム論 Marketing Channel and Public Policy ベンチャー・ファイナンス Venture Financee-ビジネス e-Business ビジネス法務 Intellectual Property ベンチャービジネス論 Venture Business Theory実践会計論 Practical Management Accounting クリエイティブ・マーケティング論 Creative Marketing Theory ファッション・ビジネス論 Fashion Business and Management消費者行動論 Consumer Behaviorビジネス英語 Business English経営戦略論 Corporate Strategy企業評価論 Corporate Appraisal外国専門書講読 Readings in Specialist Literature in Foreign Languages

13-1英字科目一覧_369-374_商学2_2020.indd 372 2020/03/15 17:20:19

Page 373: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

― 372 ― ― 373 ―

商学専門演習 商学専門演習 Professional Seminar in Commercial Science

応用展開科目

総合講座 Integrated Lectures 総合講座(商学入門) Integrated Lectures(Introduction to Commercial Science)総合講座(商学研究入門) Integrated Lectures(Introduction to Studies in Commercial Science)文化と芸術特殊講義 Special Lectures in Culture and Art地域と社会特殊講義 Special Lectures in Regional Studies and Society人間と自然特殊講義 Special Lectures in Humanity and Nature外国文化・言語特殊講義 Special Lectures in Foreign Culture & Language スポーツ科学特殊講義 Special Lectures in Sports Science商業特殊講義 Special Lectures in Commerce交通特殊講義 Special Lectures in Transportation金融・証券特殊講義 Special Lectures in Finance & Securities保険特殊講義 Special Lectures in Insurance貿易特殊講義 Special Lectures in International Trade経営特殊講義 Special Lectures in Business Management会計特殊講義 Special Lectures in Accounting ジョブ・インターンシップ Job InternshipEssentials of Commerce Essentials of Commerce Applied Commerce Applied Commerce特別テーマ実践科目 Special Theme Practicum 特別テーマ研究科目 Special Theme Research特別テーマ海外研修科目 Special Theme, Study Abroad Program地域活性化システム論 Regional Development System Theory

その他

憲法 Constitution民法 Civil Law 商法 Commercial Law 労働法 Labor Law 外国文献講読 Readings in Economics in Foreign LanguagesICTエレメンタリー  ICT Elementary CourseICTベーシック   ICT Basic Course ICT統計解析    ICT Statistical AnalysisICTデータベース  ICT DatabaseICTメディア編集  ICT Media ProcessingICTアプリ開発   ICT Application DevelopmentICTコンテンツデザイン ICT Contents DesignICT総合実践    ICT Total Practice

国際教育プログラム科目

基幹科目(異文化理解) Core Courses in International Communications基幹科目(文化・歴史) Core Courses in Culture and History基幹科目(法律・政治) Core Courses in Law and Political Sciences基幹科目(経済) Core Courses in Economics

資格課程関係科目

日本史概論 Introduction to Japanese History東洋史概論 Introduction to Eastern History西洋史概論 Introduction to Western History人文地理学概論 Introduction to Human Geography法律学概論 Introduction to Law政治学概論 Introduction to Politics社会学概論 Introduction to Sociology経済学概論 Introduction to Economics地誌学概論 Introduction to Topography自然地理学概論 Introduction to Physical Geography哲学概論 Introduction to Philosophy倫理学概論 Introduction to Ethics職業指導 Vocational Guidance

13-1英字科目一覧_369-374_商学2_2020.indd 373 2020/03/15 17:20:19

Page 374: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

13-1英字科目一覧_369-374_商学2_2020.indd 374 2020/03/15 17:20:19

Page 375: 商学部シラバス 2 (講義概要)...―7― 基礎演習 シラバス1、P.69 1 別表Ⅰ参照 2単位 1年次 春学期・秋学期 1.授業の概要・到達目標 基礎演習は、大学で学ぶための基礎的な力を育むこ

2020年4月1日 印刷・発行

発行所 明 治 大 学 商 学 部駿河台キャンパス東京都千代田区神田駿河台1-1電  話   03-3296-4160~4161

和 泉 キ ャ ン パ ス東 京 都 杉 並 区 永 福 1 - 9 - 1電  話      03-5300-1142

印刷所 光写真印刷株式会社東 京 都 大 田 区 下 丸 子 2 -24-26電  話      03-3758-7788

 本書は再生紙を利用しております

13-2奥付_375-376_商学2_2020.indd 375 2020/03/04 19:14:16