engineering japan 09

43
ENGINEERING JAPAN 09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月 エンジニアリング 日本 最大手企業2社間の戦略的提携及びライ センス契約:オーエスジー株式会社の切 削工具にHAIMER GmbHのSafe-Lock™ システムを搭載 4 次世代キャッピングヘッドが 登場 12 世界初、20メガピクセル産 業用高解像度CMOSカメラ - LXシリーズDUAL GIGEイン ターフェース採用で通常の2 倍の撮影スピードも可能に 20 2DレーザースキャナR2000 DETECTION。ロングレンジ・ スキャナとしての高性能と、 センサとしての使いやすさを 実現 32

Upload: ipmediaonlinecom

Post on 22-Jul-2016

223 views

Category:

Documents


3 download

DESCRIPTION

ウェブサイトengineering-japanでは、情報誌をご用意しました。 ぜひ、ご自由にダウンロード、あるいはオンラインでご覧になってください。 よろしくお願い申し上げます。

TRANSCRIPT

ENGINEERING JAPAN

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

エンジニアリング 日本

最大手企業2社間の戦略的提携及びライセンス契約:オーエスジー株式会社の切削工具にHAIMER GmbHのSafe-Lock™システムを搭載

4

次世代キャッピングヘッドが登場

12

世界初、20メガピクセル産業用高解像度CMOSカメラ - LXシリーズDUAL GIGEインターフェース採用で通常の2倍の撮影スピードも可能に

20

2DレーザースキャナR2000 DETECTION。ロングレンジ・スキャナとしての高性能と、センサとしての使いやすさを実現

32

ENGINEERING JAPAN

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

HAIMER

4

MORGAN ADVANCED

MATERIALS

6

WIDIA

10

MAYR

12HAINBUCH

14HMS

16

EPLAN

18BAUMER

20FISCHER

CONNECTORS

22

PEPPERL +FUCHS

24

IMI

34

BALLUFF

25

IMI

36

SECO TOOLS

26

SECO TOOLS

38

HMS

28

www.pdf-engineering-japan.com

PEPPERL +FUCHS

30

PEPPERL +FUCHS

32

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

3

KENNAMETAL

41EPLAN

42

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

4

最大手企業2社間の戦略的提携及びライセンス契約: オーエスジー株式会社の切削工具にHAIMER GMBHのSAFE-LOCK™システムを搭載

れは一般的なミーリングチャックや、あるいはサイドロック式よりも優れています。

オーエスジー社はこれまで数ヶ月に亘って各種抜け防止システムのテストを行い、その中でSafe-Lock™システムだけがこのハイテク日本企業を説得することが出来ました。オーエスジー本社の技術担当常務であり同社北米最高責任者である大沢二朗氏の説明によれば、曰く「我々の切削テストでは、弊社エンドミルにSafe-Lock™を組み合わせたものが、難削材に対してもより高い切り屑排出性と送り速度を可能にしました。これによって、弊社ユーザーが片方では現在の切り屑排出量を大幅に増やしながらも、一方では加工工程の高い安全性を同時に実現することができます。Safe-Lock™は更には刃物の磨耗に対しても大変優れた効果を発揮します。」

オ ーエスジーグル ープ は、ソリッドタイプ 超硬 エンドミル の 日 本 の 大 手 企 業 で あり、同社の高品質な切削工具にHAIMER社の

Safe-Lock™システムを搭載して世界中に販売を開始しました。

このユニークなSafe-Lock™機構を搭載した切削工具とホルダーは、絶対抜けない機構を持ちながらも高精度な嵌め合い式の固定方法を組み合わせることを実現した画期的なシステムです。これにより過酷な条件下での金属切削加工においてラウンドタイプ切削工具が滑ったり、あるいはホルダーから抜け出すことを完全に防ぎます。左右対称の抜け防止と最高レベルの振れ精度と優れたバランス性を組み合わせることによりSafe-Lock™システムはビビリの無い加工を実現します。これにより更に高いレベルの切り屑排出量を可能とし、こ

2015年4月ラウンドタイプ切削工具の世界的な大手メーカーであるオーエスジー社と切削工具の保持技術の世界的な大手メーカーであるHAIMER社は、戦略的提携及びライセンス契約に調印しました。これにより、オーエスジーグループは今後同社のエンドミル工具にHAIMER社のSafe-Lock™システムを搭載し世界市場に向けて販売を開始します。

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

5

詳細

ざまなツールが提供できます。このたび世界的な切削工具メーカー最大手のひとつ、オーエスジー社と強固な提携に至ったことに大変な誇りと幸せを感じております。」

2007年に初めて発表して以来、Safe-Lock™システムの普及は大変な勢いで拡大しており、実に多くの国際的なユーザーたちを興奮させてきました。昨年だけでも、一昨年と比較して実に4倍の販売額となっています。この実績拡大は、抜け防止による生産性の向上が単に宇宙航空機分野に限らずあらゆるミーリング分野においてコストと時間削減への貢献に対し認められた結果であります。

www.haimer.biz

現在29カ国に52の子会社を持ち、従業員は5千人を超え、年間販売額10億ドル規模のこの国際的な同社にとっては、更にもうひとつ大事な要素がある、と大沢二朗氏は語っています。曰く、「他のシステムに比べてSafe-Lock™は圧倒的に優れていることに加えて、既に国際的に高い需要があり、さまざまなクランプ方法も併せ持つ唯一のシステムであることです。弊社は日本だけではなく北米も欧州ももれなくカバーしており、このため本ライセンス契約に署名し、Safe-Lock™を世界中の弊社のツールに取り入れることを決定しました。」

オーエスジー社は愛知県豊川市に本社を構え、ソリッドの超硬エンドミルの生産をはじめ、コーティング設備や最新式のCNC研削盤を持つ生産工場等を持っています。これらの生産能力によって、同社は自社ツールに対する最高の品質と入手性を可能にしています。加えて、世界中にある生産ネットワークにより、マーケットごとによって異なる要求にも迅速に対応し最高のサービスとサポートを可能にしています。

HAIMERグループの社長、アンドレアス・ハイマー氏の説明によれば、「我々はSafe-Lock™を荒加工と重切削加工の一種の規格として確立しており、世界中でさま

ANDREAS HAIMERオーエスジー社とのライセンス契約についてHAIMERグループの社長、アンドレアス・ハイマー氏は「我々は世界最大規模のツールメーカーの一つであるオーエスジー社と強い提携関係に到達できたことに大変な誇りと幸せを感じています」と語っております。

JIRO OSAWAオーエスジー本社の技術担当常務であり同社北米最高責任者である大沢二朗氏はHAIMER社Safe-Lock™システムに大きな信頼を寄せています。曰く「他のシステムに比べてSafe-Lock™は圧倒的に優れていることに加えて、既に国際的に高い需要があり、さまざまなクランプ方法も併せ持つ唯一のシステムであることです。」

Safe-Lock™写真は、ラウンドタイプ切削工具を摩擦と形状によるロックシステムを利用して抜け止めを一体化したHAIMER社のSafe-Lock™システムの断面です。安全な加工を実現しながらも切り屑排出性能を高めており、結果はこれまでのツールクランプシステムに比べ大きく改善します。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

6

半導体製造向けの革新的なセラミック材料技術

エンドイフェクタの効果を最適化する

セラミック材料は、単結晶シリコンインゴットから個々のウェーハを切り出すスライシングプロセスではめったに使われていません。しかし、この後のイオン打ち込みやデポジション、エッチングなどのウェーハプロセス工程では、使われるようになってきています。これらの工程では、ウェーハから個々のチップに切り出す前に、ウェーハに導電層や絶縁層を次々と形成しています。

このプロセスでは、接続点の寸法が30nmから10nmへとどんどん微細化が進むにつれ、正確さがますます求められています。

この問題は、生産性を上げるための大口径化プロセスへの要求によって、ますます悪化しています。現在最大のウェーハサイズは直径300mmですが、450mmウェーハへの動きは各プロセス工程で使われる材料や部材の要求も大きくなっています。

セ ラミック材料は世界の半導体製造分野で十分な実績があります。ここの分野では、独自の物理と性能は、製造業や請負業向けに実

用的な商用製品のメリットがあります。

グラファイトは、35年以上に渡りプロセスラインに使われてきました。これに対して、PBN(パイロリティック窒化ボロン:熱分解で作製する窒化ボロン)とSiC(シリコンカーバイド)はしっかり確立されています。それぞれ、25年以上、15年以上この分野で使われてきました。

純度と、熱衝撃や薬品耐性との両立は、このプロセスに対する独自要求にピタリと合っています。

これらの効果にも拘わらず、セラミックベースの材料にお ける、さらなく革 新 は、サイクル 時 間 や 不 良 率 の短縮への要求によって加速されており、もっと激しい競 争 の 分 野で は、設 備 投 資 から最 大 の 価 値を引き出しています。

モーガンアドバンストマテリアルズ社 エリック・ブラウン

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

7

詳細

ません。メディアを化学洗浄する場合に反応してエンドイフェクタを変形させ、プロセス中にさらに汚染されやすいという性質があるため、清浄度を保つことが難しいからです。アルミを使うとウェーハハンドリング作業の物理的な問題も現れてきます。アルミは慣性特性が高いために、高速で動かすとその動きを正確につかむことができなくなるためです。しかも、壊れやすく、特に正しく校正されなかったり、作業者が固い表面に対してエンドイフェクタを扱ったりすると、簡単に変形します。この変形があると、エンドイフェクタがウェーハをつかんでも正しい位置に置けなくなり、次の工程で大きな影響を与えます。さらにこのような変形は肉眼では見えませんので、問題が点在する前に多くのパーツをプロセス処理しなければなりません。さもなければ、不良が増え、コストが増加し、無駄が増え、注文の納期に間に合わなくなる恐れが出てきます。

>>>

たいていの生産設備では、個々のプロセスステーション間をウェーハはロボットで搬送されます。ウェーハは本質的に薄く、割れやすいため、物理的なハンドリングが欠かせませんが、高い清浄度への要求はウェーハに付着しやすいパーティクルが入らないようにしなければなりません。

このハンドリングのプロセスへのカギは、ロボットアームのエンドイフェクタです。これは、プロセスステーション間でウェーハをつかみ、そのカセットを搬送する役割があります。このエンドイフェクタは、粘着性に対する重量の最適比を持つ必要があり、さらにプロセス中にウェーハを汚染させるリスクを最小限にするために理想的には高純度でなければなりません。

エンドイフェクタ材料を特定する選択肢は二つあります;アルミニウムと酸化アルミニウム(アルミナ)セラミックです。

アルミニウムは安価を特長とする選択肢で広く使われてきました。特に、あまり活性度の強くない薬品が存在するような応用で使われています。しかし、化学薬品にさらされるような所では、アルミは良い選択肢ではあり

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

8

アルミニウムとアルミナセラミックとの間の選択肢が主 に配 慮 する点 になります。ウェーハを各ステーションに保存する「カセット」内の各ラック間のスペースを減らせるからです。すなわち、エンドイフェクタ自身をより小さくより薄くしながらもより大きな450mmウェーハを損傷なく持つことができることになります。アルミナはあらゆる点から、アルミニウムよりも優れた特性を提供します。

アルミナは、エンドイフェクタの実際の物理設計の際に少なくとも他にもメリットがあります。サイクル期間を減らし、プロセスをインテリジェント化しようとすると、エンドイフェクタのこの分野においては、光検出器に合わせるという要求が高まっています。光検出器は、カセット全体をスキャンしてロボットアームを自動的に正しい位置に動かし、ウェーハをピックアップしたり載せたりするのに使われます。一方で、メーカーも真空度を変えずに、より小さくより薄いエンドイフェクタを探しています。この特徴のどちらか、あるいは両方を採り入れることに必要な機械加工は、アルミニウムでは難しいが、アルミナだとより薄くてもより強さが増すので可能になります。

これと対照的に、高純度のアルミナは高い清浄度で焼結させてコンタミネーションを除去でき、スペックを決めるエンジニアやシステムデザイナーへのリスクを軽減します。優れた強度を持たせ、しかもとにかく物理的ではなく化学的にクリーンにすると、アルミナのエンドイフェクタは、より小さな質量でより強くなり、アルミニウム製品に関連する慣性の問題を軽減します。このため、ロボットをより高速に動かしても、より短いセトリング時間で正確な位置に置くことができます。一方、最新の製造プロセスを使えば、耐久性を強化したエンドイフェクタを生産し、表面仕上げを最適化し、ウェーハへのダメージのリスクを最小にします。

変形の問題も無視できます。アルミナのエンドイフェクタは 物 理 的 に壊 れるまで、変 形 することが なくなります。

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

9

詳細

グラファイトとSiC-純度と性能

グラファイトは半導体プロセスではいろいろな応用に使われています。イオン打ち込みの部材やMOCVD(有機金属化学的気相成長)のサセプタとしても使えます。

これらの応用で使われる材料が成功をおさめたカギは、純度(パーティクルの汚染を抑えウェーハ歩留まりを上げるため)と、コストをあまりかけずに達成したこと、です。グラファイトは、極めて高い温度でも寸法の変化が少なく、化学薬品耐性も強い。電気的・機械的特性も好ましい。最新のグラファイトの純度化プロセスは不純物を2~3ppmまで減らすことができました。モリブデンやタングステン、タンタルなどのような材料を半導体応用で代用する場合のコストと比べるとかなり安い。これらの金属材料を半導体レベルに達するほどに純度を上げるためにはかなりのコストで精製しなければなりません。しかもグラファイトと比べるとこれらの材料は、機械的にも難しく、コストもかかります。これらの材料は吸収特性が高く、高温が必要なので、どのような場合でも内部用の部品には適しています。

CVDのSiC(シリコンカーバイド)は半導体プロセスに使われる高純度(99.9995%以上)な材料です。半導体プロセス応用では、サービス寿命が長く、熱伝導率が高く、プラズマ耐性にも強いことが求められます。CVD SiCが特に向いている応用には、RTA(ラピッドサーマルプロセス)用のウェーハエッジのリングや、エッチングチャンバのシャワーヘッドとフォーカスリング、MOCVD装置のウェーハキャリアなどがあります。MOCVD用のCVD SiCウェーハキャリアはこの装置内の環境として高温でアンモニアの雰囲気の中での腐食耐性が特に強いです。材料の純度も従来のSiCでコーティングしたグラファイトキャリアと比べると大きなメリットがあります。従来材料だと、MOCVDチャンバ内で、アンモニアがコーティング層を侵食して下地のグラファイト層までいったん達したならチャンバを汚してしまいます。

シランガスを使う反応チャンバは特別に設計されたものですが、それを使った最新の製造技術では、モノリシック基板で優れた品質のCVD SiCできます。つまり、熱膨張係数のミスマッチと究極的に接着不良が起きる可能性を秘めた薄膜インタフェースの問題がないということです。CVD SiCは今や初めて、リング形状に形成できるようになりまして、最初の生産にこぎつけています。

www.morganmms.com

デポジションとエッチングのプロセスを最適化する

デポジションプロセスでは、チャンバの壁を化学的には不活性にしておき、物理的にも高温で安定にしなくてはなりません。ここでは、仕様を決める者が直面する選択肢には、チャンバのライナー用材料として、ジルコニアとアルミナ、があります。ジルコニアの方が有効ですが、高価であり、個々の要求に適用することは容易ではありません。純度99.5%以上のアルミナなら、優れた誘電特性を持ち、いろいろなカスタマの要求にも応じて形を作ることができます。カスタマの要求によっては、壁のスロットに凹部を設けるとか、特殊な形のチャンバにライナーを設ける、といったことがあります。

最近、使えるようになった機能として、CVDチャンバ内でパーティクルの発生を抑えるために波打った形のコーティングをします。これにより、MTBM(保守間の平均稼働期間)を短縮できます。ウェーハのスループットが上がるのにつれ、ウェーハからの膜がチャンバの側壁や内部のアルミナ部材にも堆積していきます。側壁表面が波打っていると、薄膜のパーティクルが剥がれ落ちてウェーハに付着するのを防いでくれます。この技術は、破裂させることで物理的なダメージを表面に起こし寿命を短くするビーズブラスティングのような技術よりも優れています。波状のコーティングは表面形状がなめらかになっているため、パーティクルが技術によるシャープな表面形状よりも優れています。

最 新 の イノ ベ ー ションとして、放 熱 板として 使 えるMMC(メタルマトリクスを含むコンポジット材)の開発があります。この材料は、熱膨張係数をアルミナ基板と揃えるように構成できます。静電チャックのような応用でのホットスポットを減らすことができます。これは、これまで窒化アルミしか限定的に使えなかった既存技術よりも大きく改善できる可能性があります。ダイアモンドのようなカーボンコーティングもまた、回収が必要になる前に数百万回ウェーハの稼働サイクルを繰り返してもチャック表面の摩耗耐性を上げることができます。

エッチングの反応炉でも、チャンバの側壁をコーティングすることでフッ素のようなエッチングガス耐性を高めることができます。この分野での既存技術は、プラズマに覆われているイットリアを使うことに注力していました。これだと、基板とは機械的にしかつながりません。しかし、最新のイノベーションでは、チャンバドームとリングをコーティングするイントリアが開発されました。これは、アルミナ基板と直接、共有結合できます。すなわち、プラズマでコーティングされたイントリアとは違い、このコーティング技術ははがれることがなく、未結合になることもありません。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

10

WIDIAが汎用高精密コレットチャックの新製品を発売

性能や最終的な部品の公差の向上を模索する工場のお客様には、このチャックの特長を受け入れていただけるはずです。

・ 汎用性の向上 -- 標準のERコレットを使用しながら精密コレットへのアップグレードが可能

・ チャック壁の厚みの増加と外側フォームの強化により剛性を向上し、振動を低減してスピンドルと工具の寿命を延長

・ 設計により密着する独自の精密コレット(6~20mmまたは0.24~0.79インチ)により、優れたクーラント供給とより長い工具寿命を実現

・ バランシングの向上と再現性が、より高い精度の実現に有効

高 精度の部品(航空宇宙、輸送、金型、ジェネラルエンジニアリングなど)の製造業者は、公差の厳しい部品を生産しながら「明日には

部品を用意しなければならない」という現実の間で常に闘っています。

WIDIAは、工場を勝利に近づける新しい重要な武器 - L/D比が3xDのときに振れ精度を0.003mm(0.0001インチ)に維持しながら、複数のアプリケーション(ミーリング、ドリル 加 工、リーマ 加 工 およびタッピング)に使用できる汎用高精密コレットチャック製品 - を発表します。

WIDIAの汎用高精密コレットチャックの新製品

ミーリング、ドリル加工、リーマ加工またはタッピングに対応する1つの高精密ツールホルダーで、ほぼ完璧な振れを維持しながら効率を向上

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

11

詳細

精度と信頼性が向上した高精密加工にアップグレードする機会をご確認ください。詳細は、www.widia.com/をご覧ください。

航空宇宙、金型およびその他の産業は、高いトルク、送り量および切削抵抗を必要とする高強度の難加工材に常に直面しています。このような極度に大きな力がかかる状況では、ツールホルダーからミーリングカッターが引き抜かれるリスクがかなり高まっています。少なくとも、焼ばめなど優れた同軸度が必要な精密クランプを行うツールホルダーには、このような状況が発生しています。このようなツールホルダーは、摩擦式締結を使用しますが、粗加工に対してはクランプ力が十分ではない場合があります。

こ れ に 対 応 し 、新 し い W I D I A 汎 用 精 密 コ レ ットは、Haimer社のSafe-Lock™引き抜き保護を使用しています。らせん状の溝がミーリングツールのシャンクに加工されており、この構造とチャック内の各ピンドライバーが、過酷な加工条件のもとで工具の回転とホルダーからの引き抜きを完全に防止します。Safe-Lockの溝がらせん状に加工されているため、工具の長さが調整可能で、工具を通常どおり再研磨し、プリセットすることができます。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

12

次世代キャッピングヘッドが登場

防錆仕様のROBA®キャッピングヘッド(ヒステリシス式クラッチ・キャッピングヘッド)は、飲料品を始め、医薬品や化粧品業界で長くその真価を実証してきました。このたび、マイヤーはこのキャッピングヘッドの新世代製品を開発し、従来からのメンテナンスが容易な設計に対し、その完成度をさらに高めました。新しいプラスチック/ステンレス鋼製の直動案内が極めて高い耐摩耗性を備え、製品の全寿命にわたる潤滑を実現しています。しがたって、運用・保守コストをまったく最小限にまで低減できます。1年に一度の簡単な目視検査で十分です。そのうえ、さらに優れているのは、他社のキャッピングヘッドと違い、検査にメーカーのサービス・スタッフを必要としません。検査は、工場の従業員の皆様ご自身で行えます。キャッピングヘッド上部は工具を使わず簡単かつ素早く分解可能です。そのため、システムの停止時間が大幅に減り、工場の稼働率と生産性は確実に高まります。

防 錆仕様のROBA®キャッピングヘッドは、一定で衝撃の無いトルクによって、最高の精密さと繰り返し精度でプラスチック製スクリュー

キャップをねじ込みます。マイヤー・パワートランスミッション(mayr® power transmission)が新開発したこの次世代キャッピングヘッドは、極めて高い耐摩耗性をもち、メンテナンスがほとんど不要です。そのため、ダウンタイムを最小化でき、工場の稼働率は最大化します。

こんな経験はありませんか。プラスチックボトルのキャップが固くて開けるのに四苦八苦するとか、結局、工具を使わないと開けられないといった問題です。こうした問題を防ぐには、ボトリング工場でキャップを取り付けるキャッピングヘッドが、決まったトルクで締め付け、精密かつ高い繰り返し精度で動作しなければなりません。

耐摩耗性の極めて高い新ROBA®キャッピングヘッドは、プラスチック/ステンレス鋼の直動案内を備え、運用・保守コストをまったく最小限にまで低減します。

ボトリング工場向けの新しいROBA®キャッピングヘッド— ほとんど摩耗が無く、メンテナンスフリ ーに使える

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

13

しかし、ROBA®キャッピングヘッドでは、トルク閾値を簡 単 か つ 連 続 的 に調 整でき、その 設 定 値 は目盛 から直接読み取ることができます。さらに、このキャッピングヘッドは密閉構造であるため、ゴミや摩耗作用をもつ介在物への耐性も備えています。加えて、お客様の仕様に応じて押圧も簡単に調整することが可能です。

www.mayr.com

非接触のヒステリシス式クラッチ技術

ROBA®キャッピングヘッドは、そのヒステリシス技術によって、非接触で摩耗の無いルク伝達を実現するだけでなく、低衝撃性と低振動性をも備え、工場の稼働寿命を確実に延ばします。また、このキャッピングヘッドは、±2%と高いトルクの繰り返し精度も特徴です。その一定かつ衝撃の無い締め込みトルクから、あらかじめネジ成形したプラスチック製スクリューキャップには最適な製品となっています。とりわけ、こうしたタスクには、スリップ動作時にトルクが断続する永久磁石カップリングよりも優れています。

断続的トルクは、スクリューキャップをいわば“打ち付ける”かたちになり、開栓を困難にしてしまうからです。

ヨーグルト飲料のボトリング工場で活躍するROBA®キャッピングヘッド。このキャッピングヘッドは、その一定で衝撃の無いスリップトルクによって、永久磁石式キャッピングヘッドよりもプラスチック製ボトルに適したものとなっています。

詳細

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

14

クランプ力ゲージTESTIT ― CNC制御装置を介してクランプ力を測定できる

シーメンスCNC制御装置(Sinumerik 840 D sl plus PCU50)へのインストールには、データ・メディアが利用できます。したがって、別途ノートPCを用意する必要は一切ありません。そして、これからは“クランプ力の計算値”を頼りに加工を行う必要もなくなります。

Testitなら、オペレーターの皆様は、クランプ力がいくらで、どこに働いており、クランプ装置の実際の稼働状況はどうかを常に知ることができるからです。こうしたクランプ力の把握は、安全規格DIN EN 1550で規定される“必須”の要件です。クランプ力ゲージTestitは、シーメンスCNC制御装置とともに、クランプ装置の稼働状況の設定値と実際値を比較します。もし下限を下回れば警告メッセージが出力されます。いかがでしょうか、“使える”と思いませんか。

ク ランプ力測定デバイスTestitを使えば、クランプ力を精密に測定でき、生産性も向上します。

シーメンス社のSinumerik CNC制御装置は、50年以上にもわたり、工作機械というパートナーから最大限の生産性を引き出してきました。このたび、そのSinumerik CNCに、もう一つのパートナーが登場しました。当社ハインブッフ(Hainbuch)のソフトウェアTestitです。

ハインブッフとシーメンス社が提携

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

15

確かな結果を実現 ― マンドレルに対しても

しかしながら、市場のグローバル化には最適な加工プロセスが必要です。手強い競合他社を相手にするメーカーの皆様は、もう“フィーリング”だけに頼った生産を行ってはいられないでしょう。そこで、必要なのが測定データです。Testitは、外径クランプに対し、回転中も十全に機能するだけでなく、内径を支えるマンドレルの把持力も精密に測定します。

主な利点

・ 内径および外径クランプのいずれでもクランプ力を測定可能

・ 回転中(最大回転数の範囲内)でも、非回転アプリケーションにも使用可能

・ シーメンスCNC制御装置へのダイレクトな入力

www.hainbuch.com/en/home.html

信用するのもいい。でも管理できれば最高

機械オペレーターやNCプログラマは、実習を通じて、ワークを破損しないよう、こうして作業するのだと教わってきました。たとえば、加工プロセスをプログラムするときは、ワーク損傷のリスクが最小限になるよう、安全対策を多く組み込んでおきなさい、と。しかし現実には、クランプ装置の把持力や、クランプシリンダそのもののクランプ力について利用できる測定データは、あいまいな参考値として得られるにすぎません。

さらに、機 械オペレ ーターなら、クランプ 装 置 の 把 持力が、その今の整備状況やチャック回転中の遠心力にともなうクランプ力の低下にどれほど左右されるかをご存じでしょう。そのため、そうした便宜的な計算値には極めて懐疑的で、高い安全率を見込んでおくことになります。一方、たわみ易い部材の加工も極めて重要な問題です。こうした部材では、通常、その把持力の許容範囲がごくわずかしかありません。もしワークを強くクランプしすぎると、その弱い部材は過度に変形していまいます。一方、与えるクランプ力が小さいと、回転加工のセットアップとしては不十分なものとなります。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

16

デバイスをつなぐ、ワイヤレスでつなぐ

提供が拡大したのは、次のソリューションです。

・ WLANによる産業用イーサネット接続(ポイント・ツー・ポイント)2.4/5 GHz

・ Bluetoothによる産業用イーサネット接続(ポイント・ツー・ポイント/ポイント・ツー・マルチポイント)

・ Bluetoothによるシリアル接続(ポイント・ツー・ポイント/ポイント・ツー・マルチポイント)

産業用イーサネットやシリアル接続をワイヤレスにすることで、システムインテグレータの皆様のネットワークの問題を解決します。

こ の 度 H M S インダストリアル ネットワークスは、9月にu-blox/connectBlue社からワイヤレスゲートウェイを獲得したことで、産業用デ

バイスのワイヤレス接続に向け、さらに広範なAnybus Wireless Bridge製品ラインナップをご提供できるようになりました。

Anybus Wireless Bridgeは、長年、イーサネットケーブルをBluetoothやWLAN接続へと置き換えるソリューションとしてご好評をいただいてきました。

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

17

産業用途に適した品質

「現在、市場には多くのワイヤレスソリューションがあります。ところが、産 業 用 途 に必 要 な 堅 牢で 高 い 信 頼性を実現できるものはわずかしかありません。その中にあってAnybus Wireless Bridgeは、産業用イーサネット向けとして、長くご好評をいただいてきました。しかし今、産業市場は以前にも増してワイヤレスソリューションを指向しているように見受けられます。そこで、当社はワイヤレス製品の拡充を図ります。Anybus Wireless Bridgeを、新たにAnybusゲートウェイソリューションを 支える第 3 の 主 力と位 置 づ け、A n y b u s X-gatewayTMおよびAnybus CommunicatorTMシリーズと相互に補完するものと考えています。」と、HMSの製品マネージャーNiklas Selanderは話しています。

www.hms-networks.com/home

Anybus Wireless Bridgeシリーズによって、産業用デバイスやネットワークをワイヤレス接続すれば、危険区域や不便な地域、あるいはケーブル配線に適さない移動体設備などへのネットワーク構築が必要なシステムインテグレーター様やオートメーション機器エンジニアの皆様にとって、より便利になります。

A n y b u s W i r e l e s s B r i d g e なら、実 績 あるソリュー ション とし て 、シ リ ア ル ネ ット ワ ー ク は も と より、PROFINET、EtherNet/ IP、BACnet/ IP、Modbus TCPといった標準的な産業用イーサネット規格をブリッジ接続でき、ロバストかつメンテナンスフリーなワイヤレス接続が実現します。

Anybus Wireless Br idgeは、アーキテクチャー上の必要に応じて、ポイント・ツー・ポイント接続ケーブルの代わりにも、複数のワイヤレスノードの接続にも使えます。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

18

HIGH VALUE SUPPORTで 24時間いつでも徹底サポート

提供します。グローバルに活躍される企業の皆様は、ぜひこのサポートを活用ください。同サポートでは、365日24時間受け付けの電話サポートにイープランの技術スタッフが対応し、2時間以上お待たせすることはありません。また、技術サポート・マネージャによる個別のお客様サポートも利用できます。イープランは、こうした世界的なサービスを提供することで、果敢な目標を追求しています。「当社は、Eplanを利用されるお客様を、世界中のどこでも、何時でも、可能な限り速やかにご支援します」と、プロフェッショナル・サービス担当の取締役Bernd Schewiorは話しています。この技術サポートは、WebベースのEplan Solution Centerとその統合知識データベースでも補完されています。この知識データベースでは、ユーザの皆様がキーワード検索によって解決策やドキュメントを見つけ、どんな潜在的な問題もご自身で素早く解決できます。

そ こで イープ ラン は 、新し い H i g h V a l u e S u p p o r t によって、こうした 企 業 の 皆 様 がその目標を達成するのをご支援します。こ

の拡大サポート・サービスには、全世界24時間の英語による電話サポート、2時間以内のご返答、リモート・ツールによる問題分析、技術サポート・マネージャによる個別のお客様対応などが含まれ、お客様には存分に活用いただけます。

2014年11月25日、ドイツ・モーンハイム/ニュルンベルクより ― 多くの企業では、グローバルに地域をまたいで営業するために、昼夜を問わず、その設計エンジニアリング部門にスタッフの皆様が詰めておいでではないでしょうか。運用信頼度とシステムの可用性は何よりも大切です。それだけにお客様サポートも高度なものでなければなりません。そこで、ソリューション・プロバイダのイープランは、新たな有料サービスHigh Value Supportによって、全世界に向けたフル・サポートをご

グローバルに活躍する企業では、24時間休むことなく営業する場合も多いのではないでしょうか。顧客のプロジェクト対応や新製品の開発と、スケジュールは厳しいに違いありません。

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

19

ベースなど、多くの有用性を備えています。Premium Supportで契約のお客様は、これに加え、ご対応までの時間が短く、より多くのソフトウェア・バージョンに対するサポートやITアプリケーションについての拡大サービスを受けられるなど、さらなる利点があります。そして、最も高水準なHigh Value Supportでは、企業向けサービスのすべてを広範に完備しています。

www.eplan.jp

技術サポート・マネージャは、個々のお客様との連絡を通じて、お客様のシステム環境やプロセスに精通しています。また、同マネージャは、寄せられるすべてのサポート・リクエストに目を通し、ユーザの皆様に必要な情報を提供する責務を負っています。こうしたマネージャは、技術的な顧客サポートと高度なシステム・メンテナンスに関する経験を長年にわたって積み、イープランの各分野の専門家とも緊密に協力しています。

必要に応じて、3つのサポート・レベルからお選びください

どの企業にも、それぞれに固有の業務体制があり、求める技術サポートも違います。そのため、イープランでは3つの異なるレベルのソフトウェア・サービスから選べるようにしました。Eplan Basic Supportは、標準サービスの一部としてこれまでも提供していたものですが、アップデートや、Eplan Solution CenterおよびEplan Data Portalへのアクセス、平日8:00から17:00までの多国語による電話サポートなど、必要となる技術サポートの中心サービスをまとめてご提供します。このうちEplan Solution Centerへのアクセスは、本年始めにこのパッケージに追加したサービスで、統合知識データ

「Eplanを利用されるお客様を、世界中のどこでも、可能な限り速やかにご支援します」と、プロフェッショナル・サービス担当の取締役Bernd Schewiorは話しています。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

20

新LXシリーズのCMOSカメラは、高いスループットを課された精密検査にも 十分お応えします。

世 界 初 、2 0メガピクセル 産 業 用 高 解 像 度CMOSカメラ - LXシリーズDUAL GIGEインターフェース採用で通常の2倍の撮影スピードも可能に

新LXシリーズによって、欧州を代表する産業用カメラサプライヤーBaumer(バウマー)は、高解像度CMOSISセンサとDual GigEインターフェイスを採用したカメラ製品のラインナップをいっそう拡大しました。 すでに、第1弾の製品モデルはご提供を始めています。これらのカメラは、高いスループットでの高精細・高品質画像撮影が要求される、品質基準の厳しいアプリケーションに理想的なソリューションです。 この新LXシリーズは、8、12、20メガピクセルの3種類の解像度と、Dual GigE インターフェイスがもつ240MB/sの転送帯域を備えたことで、そうした厳しいタスクに十分にお応えできるものとなっているからです。

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

21

また、240 MB/sの転送帯域は、Single GigEカメラに比べて2倍のフレームレートないしは半分の転送時間を実現します。したがって、アプリケーションの応答時間や検査時間を格段に高速化できます。

このLXシリーズでは、HDR(ハイ・ダイナミックレンジ)撮影やPower over Ethernet(PoE)、複数チャンネルIO、モジュール式レンズマウントの搭載による柔軟性の高さも大きな特徴です。

同カメラは、PCBや半導体などの要求の厳しい表面検査、あるいは2D/3D計測技術での活躍を運命づけられているといっても過言ではありません。

www.baumer.com

8 メガピクセルと12メガピクセルの製品モデルは、CMOSIS 社の画素サイズ5.5μmの実績あるグローバルシャッタCMOSを採用しています。こ

の新しいLX製品の技術なら、たとえばCCDベースの既存システムを簡単にアップグレードして、格段に優れた感度と高いフレームレートを実現できます。そのうえ、そのアップグレードには光学系を新しくするためのコストは必要ありません。

一 方、2 0メガ ピクセル の 製 品 モデ ル は、超 高 解 像 度であることに加えて、画素サイズ6.4 μm構造を採用し、8e-と極めて低いダークノイズと66dBの非常に高いダイナミックレンジを実現しています。この優れた画像品質から、より精密で信頼性の高い画像解析が可能になります。また、これらすべての製品モデルでは、その卓越した感度によって、高度に動的なプロセスにおいても、信頼性の高い撮影を確かなものとします。

D u a l G i g E 標 準 規 格 に準 拠したインターフェイスから、現在の市場において最小の20メガピクセルGigE Visionカメラとなっており、コスト効果に優れたシステム構築が可能です。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

22

フィッシャーコネクターズ、ピンソケット方式を FISCHER MINIMAXTMに追加拡充

革 新 的で 業 界 初 の 高 密 度で 小 型 の 製 品 は、電源と信号線のコンタクトにより多くの機能を詰め込むことができるた め 、デ バイスをさらに 小 型 にし、運 転コストTCO(total cost of ownership)を減らすことができます。このコネクタは、携帯機器やウェアラブル機器に適しており、ユーザーフレンドリ性と使い勝手が欠かせないような計測器やテスターに向いています。

Fischer MiniMaxTMシリーズのピンソケット方式が標準コネクタとして使えるようになるため、フレキシブル基板やケーブル、あるいはケーブル作業前の完成品として実装できるようになります。

製 品 ポ ートフォリオの 拡 張 により、F i s c h e r MiniMaxTMシリーズは、19ピンと24ピン構 成 の 製 品 が 入 手 可 能 に なりました 。特

に、スペースや重量に制限のある応用に適しています。

スイス セントプレ発、2014年11月10日-プッシュプル型円形コネクタとケーブルアセンブリの大手、フィッシャーコネクターズは、小型化のトレンドをリードし続けています。2012年にFischer MiniMaxシリーズの投入成功に続き、ピンソケット方式の小型高性能で堅牢なコネクタを製品に追加拡充しました。

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

23

フィッシャーコネクターズは、2014年11月11~14日ドイツ ミュンヘンで開催されたエレクトロニカにおいて、ホールB3の219ブースでFischer MiniMaxTMシリーズのピンソケット方式製品の発売前にお見せしました。

詳細は以下のwww.fischerconnectors.com/minimaxから

24ピン構成品は電源線4本と信号線20本のコンタクトを持つ一方、19ピン構成品は電源線4本と信号線15本を標準品として持っています。使用するケーブルによって、電源線ピンを増やすことができます。信号線コンタクトの中に2本のUSB電源コネクタ用のコンタクトを2本、オプションで用意しています。

Fischer MiniMaxTMシリーズは、3つのラッチングシステム;プッシュプル方式、スクリューロック方式、クイックリリース方式があります;

最も重要なスペックは次の通りです;・ この筐体の内部は7mm未満の小型断面

・ 接続/非接続とも、密閉されたIP68(2m/24Hr)をクリア

・ 壊れないカギ方式なので4Nmのトルクにも耐えられます

・ オーバーモールドアセンブリなので40kgの引っ張り力に耐えられます

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

24

電気部品と制御エレメントを一つのデバイスに搭載したカスタム製品 Ex dとEx eの両方を保護する

耐火性筐体 ゾーン1向け、すなわちEx e制御用と接続用のボックスを備えたガスグループIIB

完璧な組み合わせ

テムなどの電気部品をユーザーの仕様に合わせて作られています。耐火性の筐体を使っているので、危険のないデバイスでもそういった環境への脅威はありません。理想的なシナリオでは、Ex dの筐体は、初期に設置した後、開かれることはほとんどありません。IEC60079-14の元で特別なルールが筐体の開閉中を監視していなければならないからです。このEx e筐体の中には、別にEx認証された部品しかありません。このため、動作可能に設定した後システム内をアクセスすることはEx d筐体よりも簡単でしかも安全です。制御用・監視用エレメントと端子は、関連の条件に合致さえすればいつでもサービスや交換を行うことができます。Ex deを使えば、ユーザーは発火保護グレードのメリットをカスタム仕様の製品で受けられます。Ex deは、有害対策を施されていないデバイスの信頼性のある保護と、権限の範囲を組み合わせて持つ理想的な手段であり、素早く簡単な工程でデバイスを改良できます。

www.pepperl-fuchs.co.jp

カ スタム仕様のEx deソリューションがペッパール+ファックス社から発売されました。これはEx eとEx dの発火保護のメリットをす

べて備えた製品で理想的な設定が可能です。これらの製品は同社のソリューションエンジニアリングセンターにおいて世界中の顧客に向けカスタム仕様の要求に合わせて設計・製造されます。

Ex deソリューションは、Ex dとEx eのメリットを持つ、本質的に耐火性の筐体です。顧客のスペックに合わせて端子と制御エレメントを筐体内に設置します。特別なケーブルダクトを使っているため、二つの筐体をセキュアに接続できます。筐体間のフランジは、Ex e筐体を爆発から守り、沈殿による汚れや、デバイスに侵入する湿気から守ります。Ex d筐体内に設置された計測制御用の部品や電気工事技術は爆発の危険性がある場所向けに特別に設計されたものではありません。分離用の障壁や、ペッパール+ファックス社製のFieldConnexフィールドバスモジュールに加えて、新製品に入っているDCSとESDシス

Ex de SolutionsはEx eとEx dのいいとこどり

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

25

もなっています。加えて、アンプには人間工学に基づく表示器と操作系を採用しました。

この光電センサヘッドのサイズはわずか数ミリしかありませんが、工学的な特性値が際立つだけでなく、数多くのユニークなセールスポイントも持ちあわせています。たとえば、高度なモジュール式システムであるため、ユーザーの皆様は、コストパフォーマンスが高く理想的なソリューションを素早く見出していただけます。そして、小部品の位置検出アプリケーションにも、対象物の特定やカウントにも、あるいは発泡性液体の充填レベルの検出にも難なく対応できます。

ご提供の製品には、拡散型センサ、スルービーム型センサ、高真空センサ、フォーク型センサなどがあり、たとえば液体や泡の検出に使える高精度なホース型センサもあります。

www.balluff.com

バ ル ーフ の 小 型 光 電 セン サ M I C R O m o t eは、分離型の電子プロセッサ・ユニットを備え、L E D やフォトダイオード、フォトトラ

ンジスタを小 型 化したことで、ごく小さなスペースで高 い 光 学 性 能を発 揮します。また、その 生 産 に向 け、バルーフでは新たな特許技術の製造プロセスも特別に開発しました。これにより、マイクロ光学部品の高い光学的精度を実現しています。

MICROmote®センサは、取付けスペースが狭い場合や、ロボット・グリッパなど軽量性が必須の可動機械に理想的です。

金 属 製 ハ ウ ジ ン グ に 一 体 化 さ れ て 堅 牢 なMICROmote®センサは、動作域の外に配置できる分離型アンプによって稼働します。さらに、非常に柔軟な電気ケーブルが、センサヘッドとアンプ間で計測信号を確実に伝達します。こうした点から、MICROmote®センサは、ファイバ光学系を技術的に置き換えられる製品と

コンパクト、なのに高性能!

バルーフの光電センサMICROMOTE®

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

26

セコ・ツールズ、粗加工用と小径 4 枚刃エンドミルを JABRO®(ジャブロ) 製品ラインに追加

また、5 枚刃バージョンと比較して、4 枚刃の JHP951 は切削力が低いため、切り屑排出のための空間確保されます。そのため、すべての加工環境で最大 1.5 x D の深いポケット加工や溝加工の信頼性が増します。この工具は、直径 16mm と 20mm が用意されています。

Jabro-Mini JM905 と JM920 エンドミルに 4 枚刃バージョンを追加した機能拡張は、医療および歯科分野でフルート数が多く精度の高い小径工具需要が高まっているにの対応したものです。

こ れまで 3 枚刃と 5 枚刃のタイプのみを取り揃えていましたが、新しい 4 枚刃の JHP951 エンドミルでは、カーブしたねじれ形状、不

等間隔フルート、特別な刃溝設計が特徴です。したがって、鋼や鋳鉄などの一般的な被削材で、優れた粗加工機能を発揮するだけでなく、不安定な加工条件でも高い切り屑除去率を実現します。

セコ・ツールズは最近、同社の 16mmと20mm 径の Jabro-HPM JHP951 粗加工エンドミルと、Jabro-Mini JM905とJM920 小径エンドミルに 4 枚刃デザインを追加しました。新製品の追加により、セコ・ツールズのプレミアム超硬ソリッド工具の機能がさらに拡張されました。

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

27

Jabro Mini Assortment

小型で高い rpm の工作機械用に設計された、この 4 枚刃のJM905 と JM920 は、インプラント生産で使用されるコバルトクロムやチタンなどの硬い被削材も高い効果で加工します。この工具の強度と安定性は、医療や歯科治療のラボでの、常に変化する切り屑厚さにも対応できます。

JM905 と JM920 エンドミルは、これまで特殊な工具でしかできなかった 0.1~2.0mm 径に対応し、標準寸法を基準に最大 16 x D まで突出し部を延長できます。

新しい Jabro HPM および Jabro Mini の詳細については、お近くのセコ・ツールズ営業所までお問い合わせいただくか、www.secotools.com/JHP951 および www.secotools.com/jabromini をご覧ください。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

28

マシン制御と産業用ネットワークへの接続性が融合新しいIXXAT ECON 100

新しい拡張ボードで、マルチプロトコル・アプローチに加え、ローカルI/Oやデータ・セキュリティの強化も実現

Econ 100はオンボード・インターフェイス(イーサネット、CAN、USBインターフェイス、各2ポート)に加え、新しい拡張ボードによる拡張が可能です。この拡張カードは、アナログおよびデジタルI/Oを始め、Anybus CompactComモジュールやシリアル・インターフェイス、512Mバイト不揮発性RAM用のスロットを提供します。

CompactComモジュールは、一般的なすべてのフィールドバスや産業用イーサネット・ネットワークに利用できます。また、共通のAnybusプログラミング・インターフェイスを用いてEcon 100のアプリケーション・ソフ

E con 100は、ARMベースの組込みPCプラットフォームです。DINレール・マウント型で、Linux OSと独自のマルチプロトコル・サポートが組込まれて

います。そのため、様々な異なるフィールドバスや産業用イーサネット規格に対し、お客様の仕様に応じたゲートウェイ・ソリューションと制御ソリューションが、素早く、簡単に実現できます。納品後そのまま使える標準ラインナップから特殊なOEMソリューションまで、Econ 100は比類ないフレキシビリティと性能を提供します。

新しいIXXAT Econ 100が登場しました。HMSがリアルタイム産業用イーサネット向けに提供するスタンドアローンな組込みPCです。小物部品のハンドリング機器から、医療用の複雑なロボットベース・システムまで、多くのアプリケーションにお使いいただけます。このEcon 100は、IXXATがもつマシン制御の専門技術と、HMSのAnybusテクノロジーがもつフィールドバスや産業用イーサネットでの機能性を兼ね備えています。

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

29

Soft-PLCなら、プログラミングも簡単

C / C + + プ ログ ラミング の サ ポ ートに 加 え、H M S はCopalp社の協力のもと、直観的に操作できるプログラミング環境Soft-PLCを提供しています。このソフトウェア・パッケージはIEC 61131-3規格に準拠しており、制御アプリケーションのプログラミングや設定を簡単に行えます。さらにCANopenやEtherCAT、Powerlink、PROFINET、EtherNet/IPなど、あらゆる主要なプロトコルもサポートしています。

また、複雑なアプリケーションの迅速かつ効率的な実装をサポートするため、HMSは、Econ 100に向けて、分かりやすい十分な解説を用意したアプリケーション開発キット(ADK)を提供しています。このADKは広範なサポート・パッケージを含むとともに、必要なすべてのインターフェイス・ドライバやアプリケーション例、各プロトコルのソフトウェア・パッケージがSDカードにプリインストールされています。さらにLinux OSも組込まれています。

多彩な分野で利用できる設計

Econ 100は、高性能なCPUと最大1GBのRAM、堅牢な金属製筐体に加え、-40°C~+60℃と広い温度にも対応したファンレス設計によって、様々な重要アプリケーション分野の要求に確実にお応えします。

Econ 100は、標準バージョンはもとより、お客様の既存 のアプリケーションに 組 込 み 可 能 な ボ ード型 の 製品としてもご提供しています。このボード型の製品は、ごくわずかなスペースしか必要としません。またHMSは、ご要望に応じて、特殊なハードウェアや応用アプリケーションを搭載したOEMバージョンの開発にも対応可能です。

より詳しい情報につきましてはwww.ixxat.com/econ をご覧ください。Anybus CompactComを内蔵したIXXAT Econ 100。たとえばPROFINETへの接続性が実現できます。

トウェアから簡 単 に接 続 可 能で す。すで にE t h e r C ATやCANopenのマスター製品をご提供していますが、それとともにこのマルチプロトコル・アプローチによって、Econ 100は、お客様の仕様に応じた通信機能を含む制御ソリューションとして、理想的かつ将来性のあるプラットフォームとなっています。

さらに、この拡張カードは24チャンネルの入出力を提供します。そのため、たとえばセンサーやアクチュエーターを直接接続することが可能です。デジタル出力は最大電流2A、アナログチャンネルは12ビットの分解能をもつため、Econ 100は多彩なアプリケーションに理想的です。また、RS232/RS485インターフェイスによって、Econ 100は、リアルタイム産業用イーサネットやCANベースのネットワークと、実績のあるシリアル・アプリケーションを結ぶ完全なリンクにもなります。

そのうえ、拡張カードで不揮発性RAMを利用可能なことから、Econ 100はユーザーの皆様のデータ・セキュリティにも貢献します。この機能を使えば、停電時にも最後の作業状態をすべてのプロセス変数とともに記憶しておく必要がある自動ハンドリングなどのクリティカルなアプリケーションにも最適です。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

30

SmartBridgeアダプタをセンサの電源ケーブルに接続すれば、モバイル端末とのワイヤレスなBluetooth通信が確立されます。

スマートフォンやタブレットPCをセンサ技術に活用するとは

SmartBridgeアダプタは、センサの電源ケーブルに組み込みます。そのため、電力もそこから供給されます。そして、このコントローラによるIO-Link通信と同時に、モバイル端末とのワイヤレス接続も確立します。

一方、SmartBridgeアプリは直観的に操作でき、市販のスマートフォンやタブレットPC(AndroidおよびiOS)が産業用センサの便利な操作・表示デバイスになります。このモバイル端末は、産業用センサの試運転や運用中にも使用可能で、時間のかかるインストール作業や制御ソフトウェアを介在させる必要はありません。

S martBridgeでは、市販のモバイル端末がもつ利便性を、産業用センサの試運転やパラメータ表示から、診断、保守、運用にまで活用していま

す。時間のかかるどんな配線も、検証を要するインストール作業も必要ありません。

スマートフォンやタブレットPCが、産業用センサの便利な操作・表示ツールに

SENSOR TECHNOLOGY 4.0コンセプト: SMARTBRIDGEでセンサをインライン管理

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

31

この“ガラス張り”の機械では、SmartBridgeによって、センサの機能がどのように “見える化”できるかを、ユーザの皆様に向けて実演しています。

センサとインターネットの間を橋渡し

モバイル端末をWLANやGSM・UMTS・LTEなどの通信規格を介してインターネットに接続できるなら、可能性はさらに広がります。そのモバイル端末が、センサからインターネットへのブリッジとなり、インターネット上で提供されるすべてのサービスを利用できるようになるからです。

つまりSmartBridgeは、ドイツが取り組む技術戦略シナリオIndustry 4.0に必須な水平型通信の実現に向け、小さくとも確かな進展を体現しています。

www.pepperl-fuchs.co.jp

アダプタは、用途に応じて、一時的に電源ケーブルに挿入することも、あるいは恒久的な部品として常設しておくこともできます。また、センサへのIO-LinkインターフェイスやBluetoothモジュールに加えて、メモリーカードも内蔵しています。このメモリーカードには、長期にわたるセンサのデータを記録することが可能です。さらに、同アダプタは記録データを書き出すためのUSBインターフェイスも備えています。

SmartBridgeを使えば、最新のタブレットPCやスマートフォンがわかりやすい操作・表示デバイスになり、次のような多彩なアプリケーションをご提供します。

・ バラメータの調整や、基本設定の読み込みと書き出し(“デジタル表示式トルクドライバー”のように)

・ 測定値の表示に加え、デジタル・データ送信のセンサが実現(いわば“インテリジェント・マルチメータ”)

・ 測定・診断データを長期にわたって記録

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

32

R2000 Detect ionの速度と性能は、革命的なPRT測定原理から生まれました。このPRTは高強度な超短パルス光をもとに、送受信光の時間差を利用したまさにタイム・オブ・フライト(time-of-fl ight)型の測定技術です。そのためR2000 Detectionは、測定距離が長くても、環境光に対するひときわ優れた耐性と、比類ない精度を実現します。

す べ て の R 2 0 0 0 シ リ ー ズ 製 品 と 同 じ く、R 2 0 0 0 Detect ionの設計は、複雑な回転ミラーの代わりに、独自の回転測定ヘッドを採用しています。このアプローチによって、スキャン平面の揺らぎ防止や360°の視野など、いくつもの重要な機能の向上が備わりました。さらに、直径わずか数ミリと極めて微細かつ高精度なビーム光が、非常に細いワイヤを始めとする小さな対象物の検出も可能にしています。

R 2000 Detectionスキャナは、ペッパール・アンド・フックスの高度なパルスレンジ技術(Pulse Ranging Technology、PRT)を最大限に活か

したことで、要求の厳しいフィールド・モニタリングや支援システム用途に理想的なソリューションとなっています。空きスペースの検出やギャップ認識が、高速AS/RSアプリケーションにおける製品のオーバーハングや干渉を検出するのと同じように簡単に実現します。

そのほか、無人搬送車でも、作業者が運転するフォークリフトやけん引車でも、その衝突を防止する支援システムも適用分野の一つです。こうした用途に、パルスレンジ技術(PRT)を実装したR2000 Detectionは卓越した機能と性能を発揮します。

もっとも要求の厳しい状況でも、ユーザーフレンドリで直観的なフィールド・モニタリングが可能に

2DレーザースキャナR2000 DETECTION。ロングレンジ・スキャナとしての高性能と、センサとしての使いやすさを実現

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

33

稼働中のR2000 Detect ionを見ると、その実用性の高さがもっとよくご 理 解 い た だ けます。ぜ ひ、当 社 のR2000 animationのビデオをご覧ください。www.youtube.com/watch?v=YfdOahew5r8

www.pepperl-fuchs.co.jp

R2000 Detectionは、こうした機能と市場に出回る製品で最も高い0.071°の角度分解能とあいまって、性能で他の追随を許しません。また、その毎秒54,000点もの測定速度と最大30Hzの回転速度も、このデバイスの高性能さをはっきりと示しています。

取得した360°の測定データは、高性能なマイクロプロセッサが、その生データを評価し、ユーザー定義による最大4つ検出フィールドと比較します。さらに、この各検出エリアの評価結果である真偽値TRUE / FALSEを論理的に組み合わせて、4つのデジタル出力の一つに関連づけることができます。

また、当社のデバイス通信ソフトウェアPACTwareなどあらゆるFDT(Field Device Tool)アプリケーションに埋み込み可能なDevice Type Manager(DTM)を使えば設定も簡単です。結果の表示は、視覚的なフィードバックが即座になされる明快で直観的なグラフィック構成となっています。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

34

また、このブランド再編はIMIグループの戦略の重要な一端も担っています。IMIの各グループ・ビジネスをより緊密にまとめあげ、もっと広くリソースを共有して、お客様のために卓越したソリューション開発を可能にしようと考えています。

なかでもIMIクリティカル・エンジニアリングは、その主眼を、世界トップクラスの設備に向けた継続的で高レベルな投資に置いています。お客様のために、新たな工場やサポート拠点を立ち上げ、本当に地域に根差した機敏なサービスの提供を確かなものとします。

I M Iクリティカル・エンジニアリング には、発 電セクター のクリティカル・アプリケーションに 向 けて製 品を設計製造する知名度の高いブランド ― IMI CCIやIMI NH、IMI STIさらにはIMI Fluid Kineticsなど ― が数多く揃っています。50年以上にわたり世界中で200,000件を超える設 備 に採 用されてきたその 製 品ラインナ

こ れまでのIMIシビア・サービス(IMI Severe Service)によるビジネスを、今後、新ブランドI M Iクリティカル・エンジ ニアリング(I M I

Crit ical Engineering)のもと行ってまいります。このブランド名は、クリティカルな流体の制御ソリューションで世界をリードするサプライヤとしての当社のポジションを的確に表したものとなっています。当社のソリューションによって、発電セクターのお客様は、より効率的な業務を安全かつクリーンに、そして確実に行うことが可能になっているからです。

このたびのブランド再編でIMIクリティカル・エンジニアリングは、研究開発から設計生産まで、グローバルなリソースを広範に活用して、世界中の発電セクターの厳しい要求にお応えます。同セクターにおけるIMIクリティカル・エンジニアリングの世界的リーディング企業としてのポジションは、より強固なものとなるに違いありません。

グローバルな発電セクターにクリティカルな機器を供給する世界最大級のブランドの一つが、大きくブランドを再編しました。これにより、ブランド認知度の拡大と、お客様へのさらなるサービス強化を図ります。

新ブランド名は、グローバルな発電セクター重視の姿勢を映す

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

35

IMIクリティカル・エンジニアリングの事業部門を統括する業務執行取締役Roy Twiteは、次のように説明しています。「IMIクリティカル・エンジニアリングへとブランド再編したことで、お客様に向け、当社の幅広い製品ラインナップと経験のすべてを実証できるようになりました。私どもが目指すのは、当社の専門技術や比類ないエンジニアリング能力、グローバルなサービス体制を活かして、世界で最も厳しい技術課題に立ち向われている発電セクターのお客様のために、卓越したソリューションを生み出すことです」。

「当社の活動すべてには“Engineer ing Great(技術こそチカラ)”という精神が貫かれています。お客様との協働を通じて本質を見抜きソリューション開発へつなげるとことから、革新的技術を活用して優れた設計や性能、サービスを提供することまで、この精神が支えているのです」。

さらに詳しい情報につきましてはwww.imi-critical.comをご覧ください。

ップ には、D R A G ® や B T G、A B J 製 品 に加え、スル ザー(Sulzer)社から継承した技術もあります。さらに、当

社の専門エンジニアは、熱衝撃や高速位置制御、高いレンジアビリティ、繰り返し可能な締切性能、低ノイズ性などの技術課題において考え得るすべての仕様を満たし、なおかつメンテナンスも容易な設計を行う能力を持ちあわせています。IMIクリティカル・エンジニアリングは4,000名以上の従業員を擁し、生産工場を構える国は12ヶ国にもおよびます。また、サービスセンターは世界中に設けています。さらに、150名のフィールド・サービスの専門スタッフによって、24時間対応の確実なカスタマー・サポート体制も整えています。当社は、設備の新設はもとより建替えや改修でも、高度な技術ソリューションをお客様のご要求に応じてカスタマイズして設計・製造及び設置を行います。。そのうえ、プラントの全ライフサイクルにわたるサポート・サービスもご提供しています。

IMIクリティカル・エンジニアリングの製品は、たとえば極端な高温や高圧に加え、激しい摩耗作用や腐食作用をともなうサイクル運転など、もっとも過酷な運転環境にあっても、最高の性能と品質を実現すべく設計されています。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

36

IMIクリティカル・エンジニアリングから革新的なバタフライ・バルブが登場

このように膨 張タービンを切り離 すことで、膨 張タービンの保守点検中もFCCプロセスの運転を維持でき、根本的なダウンタイムの削減になります。Tri -X バタフライ・バルブで世界的に知られるIMI RemosaがIMI Ortonと協力して開発したこのバルブは、プラントの新設や改修のいずれにも、信頼性と費用対効果の極めて高いソリューションとなります。

また、このバルブは軽量でコンパクトな製品であるため、従来製品から生じる問題も克服できます。たとえば従来製品のなかには、そのサイズや重量から、既存のシステムに設置しようとすると、多額の費用と手間のかかるレイアウト修正が必要となり大きな困難を伴うこともあるのではないでしょうか。

I MI Remosaは、世界のあらゆる主要なプロセスライセンサーが推奨するバルブやアクチュエータ、制御ユニットを製造している唯一のメーカーです。

新しい三重偏心(Tri-X)バルブは、最高温度950℃の触媒が存在するような苛酷な環境で稼働するように特別に設計されています。精製所でのインフラコストを大幅に削減できる実証済みの技術的ソリューションとして、膨張タービン・ユニットを流動式接触分解(FCC)プロセスから切り離すことがその役割となります。

クリティカルな流体制御ソリューションの提供で世界をリードするIMIクリティカル・エンジニアリングは、石油・ガス分野向けの高機能製品シリーズを、革新的な三重偏心バタフライ・バルブの発売により拡大しました。このバルブは、膨張タービン・アプリケーション用にIMI Remosaが開発したものです。

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

37

「ガス処 理 設 備 に 特 有 な 要 求 に 応えられる十 分 な 堅牢性と汎用性から、この新バルブはリオデジャネイロの展示会において高い関心を集めました。当社は、他に類をみないその特性によって、すぐにも仕様策定者や設計者の皆様から愛される製品になるものと期待しています」。

より詳しい情報につきましてはwww.imi-critical.comをご覧ください。

このバルブをリオデジャネイロでの石油・ガス展示会「Rio Oil & Gas Expo & Conference 2014」で発表したところ、多大な称賛をもって迎えられました。同バルブが、電気エネルギーと信頼性のさらに高い製品に対するグローバルなニーズに応えられる設計となってい た からで す。極 東 や 中 東で は 分 解 処 理 設 備 へ の 投資が伸びており、またアメリカ諸国ではシェールガス処理が拡大していることから、バルブへの需要も好調が続いています。

IMIクリティカル・エンジニアリングのLuca Mambriniは次のように話しています。「このバルブの開発から明らかなのは、IMIクリティカル・エンジニアリングがいかに革新的でハイスペックなソリューションの導入で市場ニーズにお応えしているかということです。特に、このケースでは定期保守のためにプロセスを停止する必要がなくなるという、相当に重要な意義をも兼ね備えた製品となっています」。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

38

素材特性による加工結果への影響理論的には、被削材となる合金の組成割合に関する知識を活用し、予想される摩耗パターンと生産性に応じて、切削工具と切削条件を選択することができます。しかし、現実は理論どおりにいかないこともあります。ある被削材に適切と思われる切削工具と加工条件を適用したとしても、十分に満足できる結果が得られないことがよくあるのです。

その原因は、被削材組成のばらつきです。どの加工品でも、被削材を構成する原材料の比率により、公差が決まります。

個 別の性能要件を反映して、どの被削材でも 5 つの基本的な物理的特性を異なるレベルで示します。基本的な物理的特性とは、

摩損性、硬度、熱伝導、付着/延性/ひずみ硬化の性向です。個々の被削材には、以上の物理的特性が異なる比率で現れるため、これにより被削性がほぼ決まります。比較的軟質の低合金鋼は付着性向が強く、刃先に切り屑が集積し、拡散摩耗を引き起こすことがあります。一方、熱伝導が低い高靭性のニッケルベース合金では、切削温度が極端に高くなると、工具が変形し、破損することがあります。

生産性の高い加工は決して簡単にできることではありません。加工は、どの料理にも使える汎用の小麦粉を使ってパンを作るようなわけにはいかないからです。メーカーでは、どの加工にも使える汎用の被削材など存在しないことを熟知しています。加工品の用途に応じた性能特性を持つ被削材が必須条件になります。たとえば、自動車のアクスルには低合金鋼の剛性が求められます。一方、タービンエンジンの構成部品には、ニッケルベースの合金の耐熱性が必要です。

加工法の調整 – 被削性分析システムによる金属切削の微調整

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

39

Adhesion And Ductility

一方、素材の硬度に対応するよう開発された工具は高度/靭性の高い母材(選択する送り速度による)、小さいすくい角の切削刃先を持つ必要があり、低い送り速度と切り込み深さを適用します。典型的な工具摩耗には、塑性変形、チッピングおよび破損などがあります。

Hardness

ひずみ硬化の性向のある加工材には、靭性が高く、ノーズ R が小さい工具が求められます。また、刃先形状をうまく適合させ、低い切削速度と高い送り速度および切り込み深さを適用します。よくある工具破損モードに塑性変形、チッピングおよびノッチングがあります。

Strain Hardening Tendency

この現象を確認するため、セコ・ツールズは加工前の部品在庫を使って検証を繰り返し実施しました。加工前部品はいずれも名目上は同じ被削材で、加工前の 5 つの特性を測定しました。一部の特性は部品在庫で変わりませんでしたが、大きな違いが確認された特性もありました。

基本的な特性が被削材間で異なる場合、切削工具も常に同じ性能を発揮するとは限らず、生産性が落ちることがあります。こうしたばらつきを認識し、工具性能を改善する方法について指針を提供する手法を確立すべく、21 世紀はじめ、セコ・ツールズは鋼サプライヤとその他の金属加工関連企業によるプロジェクトに参加しました。そして、被削材の特性を測定し、そのデータを活用して、旋削、フライス加工、ドリル加工などの用途に依存しない被削性指数を予測するシステムの開発に取り組みました。

被削性分析システムプロジェクトで開発された被削性分析システムは、上述した 5 つの素材特性の定量的測定に基づくものです。硬度と熱伝導は標準の手法で測定されます。炭素含有または硬度分布の分析から、摩損性に関するデータを得ることができます。切り屑分断点の切り屑伸張を測定することにより、付着性向の定量的測定ができるほか、素材の引張強度と降伏強度を基準素材の降伏強度と関連付けた数式により、ひずみ硬化の測定が可能になります。

特性データポイントは 5 点結んだ図(ペンタグラム)に表示されます。低い値はペンタグラムの中心付近に表示され 、高い値はペンタグラムの端に表示されます。各データポイントを結んでできた領域が、素材特性の全体像を示します。5 つの特性データポイントを結ぶと、ペンタグラムグリッド内に五角形ができあがります。

ある特定の被削材の特性を図示するほかにも、このシステムは 5 つの基本的特性に基づ いて、被削材、形状および切削条件を提案するガイドラインを提供します。さらに、典型的な工具摩耗パターンに関する情報も提供します。

たとえば、素材の付着性向が強い場合、硬度を高めるコーティングを適用し、鋭い刃先のコーナアールと高いすくい角を持つ高靭性の工具母材が必要となります。さらに、切削条件では温度管理が重要になります(通常、ダクタイル刃先から熱を除去するのに十分な高速度)。工具摩耗パターンには、マイクロチッピング、刃先集積、フレーキングおよびノッチ摩耗などがあります。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

40

米国の ANSI やヨーロッパの ISO が作成した素材の構成や構造に基づく被削材の分類は、確かに有益です。しかし、同じ分類や個々の被削材在庫でも特性にばらつきがあるため、こうした分類は加工工程開発の開始点にすぎません。一例を挙げると、ステンレス鋼は 12%以上のクロムを含む鋼合金と定義されます。しかし、この比率以上のクロムを含有するステンレス鋼もあり、さらに生産時のばらつきが組成に影響します。同じステンレス鋼であっても、組成や構造が違えば、切削時に発揮する性能も変わるのです。

ペンタグラムシステムは被削材を単純に分類するものではないため、加工現場で工具性能の予測と実際から判断できる実用的なヒントやガイドラインとなります。このシステムは、被削材の優劣を評価するのではなく、特性の組み合わせによって、被削材と刃先の相互作用がどのように変わるかを図示します。カギとなるのは、被削材の特性に最適な工具特性を組み合わせることです。

Machinability Rating By Comparison

まとめ加工の目標は、部品を生産して、収益を得ることです。加工工程に大きく影響するのは、加工する素材の特性です。したがって、被削材の材質が、最終的なコストを直接的または間接的に左右します。被削材の特性をよりよく理解することで、加工工程における問題を減らし、生産性を高めることができるため、コスト効果と収益性の高い製造が実現します。

著者:セ コ ・ ツ ー ル ズ 全 社 技 術 教 育 マ ネ ー ジ ャ 、 Patrick de Vos

www.secotools.com

熱伝導の低い超合金などの素材には、圧縮強度が高く、すくい角が高く、強度の高い刃先を持つ工具が不可欠です。通常、低い切削速度と送り速度を適用し、塑性変形や摩耗により工具が破損します。

Thermal Conductivity

最後に、摩損性の高い被削材の加工には、当然ながら摩損耐性の高い母材と強い刃先を持つ工具を使用する必要があります。低い送り速度と切削速度、高い切り込み深さが適切です。摩耗メカニズムには、フランク、クレーター摩耗およびノッチングがあります。

Abrasiveness

ある特定の被削材にシステムを適用する場合には、相互に関係のある効果を高めるよう、素材の特性を組み合わせるようにします。

加工工程の調整当初の加工が想定する結果を達成できなかった場合、工具と切削パラメータを調整して、加工結果を修正できるため、以上の統合的なアプローチが有用です。たとえば、素材に高い付着性向が予測される場合、切り屑が長くなる傾向があります。しかし、切り屑が予測よりも長い、または短い場合、付着性向が当初の予測よりも高い、あるいは低いことが考えられます。ペンタグラムを参考にする、またはその他の特性による性能への影響を示す指標を知っておくと、加工現場で工具の特徴や切削条件を実際の被削材の特性に応じて調整するのに役立ちます。ちょうど、ケーキが思うように焼けなかったときにレシピの材料を調整するのと同じです。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

41

BMWと30年来の提携で認められたケナメタル

「B M W サプライヤ・アワードで、サプライヤ2 0 0 社 以上 の 中 から認 められ たことを光 栄 に思っています。」と、ケナメタル副社長兼ケナメタルツーリング事業部長 Gérald Goubauは述べます。「お客様が価値を見い出すようなイノベーションを提供するという、当社が日々懸命に努めているケナメタルのミッションを大いに思い起こさせるものとなりました。」

BMWグループは、イノベーションを一企業の経済的成功および将来的競争力の基礎として捉えています。自動車産業において、前途に待ち受ける課題を克服する唯一の方法は、高度な創造性と創意工夫です。そのため、BMWグループは、その最も革新的なサプライヤを、新規開発の実施成功において極めて重要な役割を担う主要なパートナーとして認めています。サプライヤ・イノベーション・アワードは、そういったサプライヤの業績に対して賛辞を呈することを目的としたものです。

www.kennametal.com

ケ ナメタル は 、このアワード にノミネ ートされ た 唯 一 のツーリング サプライヤであり、また、B M Wと3 0 年以上 に及 ぶ パートナー

シップを築いてきたことが認められました。BMWがこの名誉の理由として述べたものの中には、オーストリアのシュタイアーにあるBMW生産施設において、エンジンブロック製造の生産性向上に導いた革新的なツーリングがありました。ケナメタルは、BMWと協働してこのような生産性を高める改善に設計ソリューションチームを専念させています。

Kennametal Inc.(ニューヨーク証券取引所:KMT)は、BMWサプライヤ・イノベーション・アワードの生産性部門において認められたサプライヤ3社のうちの1社として選ばれたことを本日発表しました。

詳細

新製品

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

42

GX Works2の統合によって、プロジェクト品質とデータの一貫性が向上します。同時に、当社三菱電機とイープランに共通のお客様にとって、コストや開発期間の削減にもなるでしょう」と、三菱電機社FA部門ヨーロッパ・ビジネス・グループの社長ハルトムート・ピュッツ(Hartmut Pütz)氏は話しています。

この両者をご利用のお客様は、開発コストを50%以上も削減可能になります。具体的な活用シナリオの一例をご紹介しましょう。電気エンジニアは配線図を作成して、クリック一つで、たとえばそのI/Oアドレスとファンクション・テキストを、GX Works2制御プログラムの作成を担当するPLCプログラマに送ります。こうした自動データ交換によって、時間やコストのかかる担当者間のやり取りが発生するのを防ぎます。

これ はまた、プラントやシステムの 開 発・試 運 転 時 間の 大 幅 な 削 減 にもつ な がります。このプラットフォームを担うEplan Electr ic P8には、電気ハードウェア・プランニングや制御技術のデータのみならず、関連する包括的ドキュメンテーションまでもが集約されています。「GX Works2の統合によって、プロジェクト品質とデータの一貫性が向上します。

こ れは、 Eplan Electric P8とGX Works2の統合から生まれた最先端テクノロジーです。そして今も、三菱電機社とイープランは、e-F@

ctory Al l ianceパートナーとして、ユーザーの皆様がプロジェクト品質やデータの一貫性をさらに向上できるよう、いっそうの取り組みを重ねています。

三菱電機社の開発部門とイープランは、電気エンジニアリングとPLCプログラミングの最適な統合を実現するために緊密な協力を続けています。Eplanプラットフォームと、三菱電機社のPLCであるMELSECシリーズのプログラミング・ソフトウェアGX Works2が、新しいインターフェイスを通じてリンクされました。

電気エンジニアリングとPLCプログラミングのさらなる統合 電気エンジニアリングのデータをPLCプログラミングにダイレクトに受け渡すことができます。

三菱電機社とイープラン、戦略的パートナーに

新製品

詳細

09 | エンジニアリング 日本 | 2015年 03月

43

イ ープ ラン の 社 長 マクシミリアン・ブ ランド ル(M a x i m i l i a n B r a n d l)は、「世 界 中の私どもの

お客様は、Eplanと三菱電機社PLCを結ぶインターフェイス、さらにはEplan Data Portalがもつ部品データの高い可用性から、大きな利益を引き出すことができます」と話しています。

いったん電気エンジニアリングが完了すれば、Eplanに保存されたすべてのデータを、GX Works2へ直接インポートできます。これにより、迅速で簡単なシステム設定やプログラミングが可能になります。また、ライブラリに保存されたプロジェクトは、将来のアプリケーションにも応用できます。設計・試験・承認済みの機能やプログラム、システム構造が、わずか数分で新システムに組み込んで利用できるのです。そのため、将来の設計業務は格段に簡略化されます。こうして専門分野をまたぎ、さらにプロジェクト・フェーズや開発プロセスをも超えた革新的エンジニアリング・ソリューションは、エンジニアの皆様の強力な味方になるに違いありません。

www.eplan.jp

同時に、私どもに共通のお客様にとって、コストや開発期間の削減にもなるでしょう」と、三菱電機社FA部門ヨーロッパ・ビジネス・グループの社長ハルトムート・ピュッツ(Hartmut Pütz)氏は話しています。また、イープランの社長マクシミリアン・ブランドル(Maximilian Brandl)も次のように述べています。「当社にとって、三菱電機社のパートナー・ネットワークの一員であることは大変意義あるものだと考えています。世界中の私どものお客様は、Eplanと三菱電機社のPLCを結ぶインターフェイス、さらにはEplan Data Portalがもつ部品データの高い可用性から、大きな利益を引き出すことができるからです。そのうえ、三菱電機社との提携は、日本での当社のプレゼンスを高めることにもなるでしょう」。

その中核となるEplanプラットフォームは、構想設計から詳細設計にいたるまで、あらゆるデータを包括しています。こうした情報は、引き続き、PLCを中心としたオートメーション技術のプロジェクト・フェーズでも、その基盤として利用できます。さらに、三菱電機社によるマクロ

(ライブラリー)と製品CADデータを組み込むこともでき、部品の選定や設定、回路設計が加速します。