釜石市業務継続計画(bcp - kamaishi...釜 石 市 防 災 危 機 管 理 課 《概 要...

5
釜 石 市 防 災 危 機 管 理 課 《概 要 版》 釜石市業務継続計画(BCP)

Upload: others

Post on 18-Jan-2020

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 釜石市業務継続計画(BCP - Kamaishi...釜 石 市 防 災 危 機 管 理 課 《概 要 版》 釜石市業務継続計画(BCP) 第1章 業務継続計画の基本的な考え方

釜 石 市 防 災 危 機 管 理 課

《概 要 版》

釜石市業務継続計画(BCP)

Page 2: 釜石市業務継続計画(BCP - Kamaishi...釜 石 市 防 災 危 機 管 理 課 《概 要 版》 釜石市業務継続計画(BCP) 第1章 業務継続計画の基本的な考え方

第 1章 業務継続計画の基本的な考え方

東日本大震災の経験・教訓を踏まえ、今後の大規模災害・緊急時に備えるため、優先して業務と災害対策業を効果的に実施する上で必要な資源の準備や対応方針を定めた事業継続計画を策定する。

業務継続計画の対象となる非常時優先業務については、地域防災計画に定める緊急時における事務分掌及び庁内ヒアリング調査・庁内アンケート調査等を踏まえて抽出した。

業務継続計画は 3つの基本方針から成り、それらを踏まえた対応方針のもと、業務を執行することとする。

・庁舎間の連携の下で、非常時優先業務を効果的・効率的に実施する体制を確立する。

・利用できる資源に制約がある中で災害時優先業務を特定する。

・業務継続に必要な資源の確保・配分、そのための手続きの簡略化、指揮命令

系統の明確化等について必要な措置を講じる。

・市の業務が迅速に再開でき、民間企業の事業継続への影響も抑えることができる。

・最も大きな災害を想定することにより、他の自然災害への対応ができる。

・災害時の課題を事前に認識することで、市の防災力の向上を図ることができる。

100%

0%

業務実施レベル(稼働率)

業務継続計画の事前対策の実施により、業務の迅速な再開が可能になる

業務継続計画 未対応時の 業務実施カーブ

業務継続計画 対応時の 業務実施カーブ

目標と現状の「ギャップ」を埋め

るための計画が業務継続計画

目標の 業務開始時間

現状能力での 開始可能時間

災害発生

通常業務

通常業務のうち停止や休止ができない業務

地域防災計画で規定する

災害対応業務

各課より追加の指示があった業務

非常時

優先業務

業務継続計画

対象業務

DO (実施)

Check (評価)

Action (改善)

Plan (計画)

庁内アンケート・ヒアリング調査等

BCP策定

庁内設備の再点検・環境変化/庁内検討部会等の意見交換

他自治体との連携確認/民間企業・市民との災害協定の見直し

計画の見直し

計画全体のPDCAサイクル

BCPの教育・研修プログラムの改善・見直し

フォローアップ/効果検証

P

D

C

A

BCPの教育・研修プログラム

教育・訓練の

PDCAサイクル

防災訓練・行動確認シミュレーション

必要に 応じ改善

復興進捗との整合

計画策定の主旨・目的

業務継続計画の考え方

●災害発生時に以下を行うことを目的とした計画である。

▲事業継続計画の実践に伴う効果イメージ図

業務継続計画の対象

業務継続計画の見直し・改善プロセス

基本方針及び対応方針

・非常時優先業務以外の業務は、原則として停止・休止する。 ・優先度の低い業務を停止・休止し、資源に余力のある部署が発生した場合、その部署から資源が不足する部署への資源の融通を円滑に行えるようにする。 ・停止・休止した業務は非常時優先業務を考慮しつつ順次再開する。

●「釜石市事務分掌」及び「釜石市地域防災計画」、庁内アンケ

ート・ヒアリング結果より抽出された業務(非常時優先業務)

のうち、発災後 1週間以内に実施する業務とした。

対象業務体系図

対象業務選定フロー

PDCAサイクルに

基づく業務継続計画

見直し・改善プロセス

●平成 23 年に発生した東日本大震災では、道路・上下水道・情

報等、社会資本インフラが寸断し、行政機能が著しく低下したた

め、市民の生命、財産及び生活に大きな影響を与えた。

●本計画では、東日本大震災の経験を踏まえ、業務の機能停止・

低下を最小限に抑え、業務を効果的に実施する上で必要な資

源の準備や対応方針を定めた事業継続計画を策定する。

■業務継続計画とは

■業務継続計画導入の効果

■基本方針

①市民の生命・財産を守る

・災害が発生した場合に、市民の生命・身体及び財産を災害から保護し、安全を確保する。 ・市民の生活維持を図るため、非常時優先業務を最優先に取り組む。

③非常時優先業務以外は原則停止・休止し対応する

・非常時優先業務がない部・課は非常時優先業務を有する課へ支援・提供を行う。 ・職員の専門的な知識等を踏まえ同部内でのフォローアップ体制を基本とする。 ・非常時優先業務のため他部局から人員等を必要とする場合はこの限りではない。

①地域防災計画に示す活動体制を原則とした指示・命令系統とする

③非常時優先業務がない部・課についてはフォローアップ体制を構築する

②部内において初動体制を確保するために横断的に取り組む

・業務執行においては、地域防災計画「活動体制計画」を原則とする。 ・災害警戒本部及び災害対策本部による指示・命令に準拠した対応をとる。

・庁舎の分散及び各課の職員の参集状況を考慮し、発災直後に初動体制を確保し、迅速に非常時優先業務を遂行するため、部内における体制づくりや情報収集等の共通する取り掛かり対応については横断的に取り組む。

②庁舎分散を考慮し、各部・各課の拠点運営を最優先とした体制づくりを確立する

■対応方針

釜石市地域防災計画

通常業務 災害対応業務

非常時優先業務(業務継続計画対象業務)

優先すべき 業務

その他 業務

各種調査

庁内アンケート・ヒアリング

東日本大震災検証報告書

釜石市事務分掌

Page 3: 釜石市業務継続計画(BCP - Kamaishi...釜 石 市 防 災 危 機 管 理 課 《概 要 版》 釜石市業務継続計画(BCP) 第1章 業務継続計画の基本的な考え方

第2章 現状と問題点・課題

業務継続計画を策定する上で、今後想定される災害を自然災害・疫病災害においてそれぞれ設定し、それに基づいて、非勤務時における職員の参集状況算出及び非常時優先業務の抽出を行った。また、非常

時における人員における課題を把握するため、参集状況及び必要人員より需給状況を算出した。

職員の参集状況や非常時優先業務数、人員の需給状況を踏まえて、本計画を執行する上での課題を出し、今後の方針に繋げるものである。

0

4160

197

257

311

491 499

324 324

0

100

200

300

400

500

600

災害

発生

1時間

以内

3時間

以内

6時間

以内

12時間

以内

1日

以内

3日

以内

7日

以内

必要人員

参集状況

(人)

0

158

217

255

492 484

539 529

0

4

119

119 119 119

242 242

0

100

200

300

400

500

600

災害

発生

1時間

以内

3時間

以内

6時間

以内

12時間

以内

1日

以内

3日

以内

7日

以内

必要人員

参集状況

(人)

0

158

217

255

492 484

539 529

324 324

0

100

200

300

400

500

600

災害

発生

1時間

以内

3時間

以内

6時間

以内

12時間

以内

1日

以内

3日

以内

7日

以内

必要人員

参集状況

(人)

0

100 102 106

207 202188

173

0

196 200 200 200 200 200 200

0

50

100

150

200

250

災害

発生

1時間

以内

3時間

以内

6時間

以内

12時間

以内

1日

以内

3日

以内

7日

以内

必要人員

参集状況

(人)

0

100

102 106

207 202188

173

200 200

0

50

100

150

200

250

災害

発生

1時間

以内

3時間

以内

6時間

以内

12時間

以内

1日

以内

3日

以内

7日

以内

必要人員

参集状況

(人)

0

4160

197

257

311

491 499

0

4160

324 324 324 324 324

0

100

200

300

400

500

600

災害

発生

1時間

以内

3時間

以内

6時間

以内

12時間

以内

1日

以内

3日

以内

7日

以内

必要人員

参集状況

(人)9 100

38

24

0

47

34

00

10

20

30

40

50

60

初動段階 応急段階 復旧段階

災害対応業務

通常業務

(件)

5472

10

81

121

11

135

193

21

0

50

100

150

200

250

初動段階 応急段階 復旧段階

災害対応業務

通常業務

(件)

災害想定

職員の参集条件・参集結果

●本計画で想定する災害は、自然災害と疫病災害とし、自然災害について

は、「地震・津波発生時」及び「集中豪雨・土砂災害発生時」とし、疫病災

害については「感染症・パンデミック発生時」とした。

●被害規模については、過去に発生した災害規模や地域防災計画に示す、

研究結果等を基に設定した。

災害 項目 災害想定規模

地震・津波

想 定 地 震 三陸沖(マグニチュード 9.0)

津 波 浸 水 浸水面積:7㎢ 浸水範囲内人口:13,164人

津波到達時間:30分

集中豪雨

土砂災害

想 定 雨 量 最大時間雨量:50mm/h累積雨量:350mm

河川・渓谷等の状況 土石流・急傾斜地崩壊が発生

感染症

パンデミック

症 例 新型インフルエンザ

発 生 状 況 大流行性/パンデミック

ア.徒歩で移動、準備時間として 10分計上 イ.最寄りの指定施設へ参集した後、災害対策本部 (消防本部)へ移動

ウ.津波浸水域を通行不可に設定

ア.自動車で移動、準備時間として 10分計上 イ.災害対策本部(本庁舎)へ参集 ウ.警報等の状況により対応課毎に出発時間を変更

ア.自動車で移動、準備時間として 10分計上 イ.災害対策本部(本庁舎)へ参集 ウ.職員全体の 40%が感染し、欠勤することを想定

①地震・津波災害発生時

②集中豪雨・土砂災害発生時

③感染症・パンデミック発生時

■参集条件

■参集結果 ※各参集拠点への参集人数合計

●災害発生後の非常時において、非勤務時間帯(夜間・休日等)に職員が災害対策本部に参集できる人数を、震災時の条件を踏まえ、

時間毎に算出した。

自然災害 疫病災害

通 常 業 務 136 19

災 害 対 応 業 務 213 62

合 計 349 81

●事務分掌や地域防災計画、各種調査を踏まえて、災害

時に優先すべき非常時優先業務を抽出した。

≪疫病災害時≫

≪自然災害時≫

■段階別非常時優先業務数

■想定災害 ●自然災害 ①地震・津波災害発生

②集中豪雨・土砂災害発生 ●疫病災害 ③感染症・パンデミック発生

①地震・津波災害発生時 ②集中豪雨・土砂災害発生時 ③感染症・パンデミック発生時

1H 6H 12H 24H 参集

可能 1H 6H 12H 24H

参集

可能 1H 6H 12H 24H

参集

可能

4 119 119 119 242 41 304 304 304 304 178 181 181 181 181

※初動段階:3 時間以内 応急段階:3 日以内 復旧段階:1 週間以内

●各種調査を踏まえて、非常時優先業務を執行する上で必要な人員を算出し、

参集状況を踏まえ、人員の需給状況について整理した。

■地震・津波災害発生時(左:勤務時・右:非勤務時)

■集中豪雨・土砂災害発生時(左:勤務時・右:非勤務時)

必要人員及び需給状況 非常時優先業務数

■感染症・パンデミック発生時(左:勤務時・右:非勤務時)

Page 4: 釜石市業務継続計画(BCP - Kamaishi...釜 石 市 防 災 危 機 管 理 課 《概 要 版》 釜石市業務継続計画(BCP) 第1章 業務継続計画の基本的な考え方

第2章 現状と問題点・課題(まとめ)

■備品等の日常的な管理

■事前対策の実施

■グループ別の行動方針を明確化

■災害発生時におけるルールの明確化

■東日本大震災時における現状 課題解決に向けて検討すべきポイント

・ 通常時において必要最低限の環境整備を実施

・ 庁内における検討体制の構築による災害対策管理

・ 部署間における体制確保に向けた協議・調整

・ 防災関係機関との日常的な協議、役割分担、情報共有

・ 通信機器等の必要資源の適切な配置について協議・検討

・ 業務継続計画における運用体制の構築(PDCA サイクル)

現状・調査結果からみえる課題

課題①:ハード・ソフトの両面における環境整備が不十分

災害対策本部の立ち上げにおける場所や設備の確保において、

初動体制に課題があったため、ハード面の整備等による事前対策

及び組織体制、人材、情報共有等のソフト面の対策が必要。

■職員参集状況等の現状

●災害対策本部の機能開始が遅延

市本部長等の意思決定事項等を含め、必要な情報が組織全体で認

識されないこともあり、指示も現場には伝わらなかったため、組織的な活動

が困難な時期があった。

●業務等の調整・優先順位が未決定

業務に優先順位をつけ、限られた資源・ヒトを手当てしていくといった十

分な調整はできず、業務が一部班・課あるいは特定の職員に集中し、中

には大量処理が間に合わずに結果として遅延した手続きもあった。

●組織間連携が不十分

自衛隊や警察等、関連する業務あるいは場所で活動する組織間の活

動調整・連携も十分とは言えなかった。

●津波浸水等により通行規制区間が多数発生

地震や津波、集中豪雨による洪水等の二次災害の発生が想定される

本市では、道路や鉄道、その他ライフライン等への被害により通常時に比

べ、移動が困難な状況になる。

●発災直後の人員確保が困難

道路損壊や浸水、土砂災害等の被害により、通常の移動経路が寸断

されることで、通常より職員参集に時間がかかることが想定され、初動体

制においては限られた人員の中で対応が必要となる。

●非常時優先業務の各課の保有業務数に差

非常時優先業務の選定結果より、各課の保有業務数に差があり、非

常時優先業務を有さない課においても複数存在する。

■資源確保・調達の現状

●非常時優先業務の遂行上、通信手段の確保が必要

非常時優先業務における全業務の内、約 72%が通信手段の確保が

必要としており、非常時においては通信インフラへの被災により、固定電

話・携帯電話の使用が制限されることが想定される。

課題②:庁内体制及び業務・役割等が不明確

災害対策本部が機能していない場面がある等、災害対応に遅

れが発生する可能性があるため、指示・命令系統及び業務・役

割分担等の明確化による迅速な初動体制確保が必要。

課題③:日常における関係機関との協議・連携が不足

防災関係機関等と連携・情報共有等のあり方について協議を

進め、共同訓練の開催や協定締結、役割分担や業務の棲み分

け等の事前確認を行うことが必要。

課題④:安全性を確保した上で迅速な参集が必要

二次災害等により移動が困難となる場合があるため、職員自身

が二次災害に巻き込まれることが無いよう、災害規模・被災状況

を冷静に判断し、安全性を確保した上で迅速な参集が必要。

課題⑤:初動体制の構築に向けた職員の確保

発災直後の参集人員が限られる中で、円滑に初動体制を確保

するため、役割分担及び指示・命令系統を明確化し、体制構築

及び初動対応を行うことが必要。

課題⑥:部署間におけるフォローアップ体制の構築

各部・各課において非常時優先業務の実施内容を確認し、人

員支援の受け入れが可能な業務(専門知識・経験を必要としな

い)の選択及び配置・指示を行うことが必要。

課題⑦:必要資源の整理・適切な配置・分配

発災直後において、衛星電話や公用車、発電機等の確保や安

全圏への移動、資源を必要とする課への適正な配置を行うことが

必要。

●拠点ごとに食糧・飲料水等の備蓄状況が異なる

庁舎により食糧・飲料水や発電機等の備蓄状況が異なり、中には何も

保管されていない拠点も存在する。

課題⑧:備蓄状況を踏まえた拠点間の連携

職員や市民の生活環境を確保・維持する上で、生活物資・食

糧等の確保が必要であり、拠点間において連携し、備蓄・支援物

資の管理・分配が必要。

・ 津波や土砂災害等の二次被害に注意し、安全を確保し参集

・ 初動体制を構築し、非常時優先業務を円滑に実施

・ 発災後において段階的に災害対応を実施

・ 迅速な参集に向け災害種類・規模による行動方針を明確化

・ 内部統制を図るため応援要請時におけるルールを設定

・ 休日・夜間における緊急初動体制を構築

・ 初動体制の解除後は役割分担状況に基づき、指定の配置・所属

部署等へ戻り通常業務等を遂行

・ 非常時優先業務を有する部・課ごとの行動方針を設定

・ 段階的な実施による業務の確実な実施、効率化に向け、各業務

における優先度を設定

・ 防災備蓄及び生活支援物資等における管理体制の構築

・ 備品等の配置状況の確認及び適正な配置への見直し

・ 非常時における管理体制・移動手段・分配方法等の明確化

・ 日常的な保存状態の確認、ストック管理・点検

Page 5: 釜石市業務継続計画(BCP - Kamaishi...釜 石 市 防 災 危 機 管 理 課 《概 要 版》 釜石市業務継続計画(BCP) 第1章 業務継続計画の基本的な考え方

第 3章 業務継続に向けて

前章において、本市における災害発生時の職員参集状況・災害対応業務件数から見る現状の問題点・課題を整理した。災害発生時に限られた職員・リソースで行政経営の継続を行う上では、「地域防災計画」

に基づく、各部署・各職員が具体的に行動できる「原則・ルール」の設定及び徹底が求められる。ここでは、各段階(フェーズ)における全体の課題解決に向けた対応の流れを示す。

原則・ルール①:災害時における業務継続のため職員は安全を確保し避難を行う。 ◆「市役所」「最寄りの生活応援センター」への避難を原則化。

原則・ルール②:避難先における「緊急初動体制」を構築。災害対応業務を最優先対応。 ◆「市役所」「最寄りの生活応援センター」それぞれの現場における役割分担・連携体制の明確化。

原則・ルール③:緊急初動体制解除後、「災害業務」と「通常業務」の並行対応。 ◆「災害対策本部」「各部・各課における業務継続」を実施し、市民生活・行政経営の事業継続を第一優先とし対応。

地震・津波

【緊急初動体制の構築】

・ 市役所に参集した職員による「緊急初動特別班」を

設定。

・ 「地域防災計画」に位置づけられている災害発生時

対応を実践。(※危機管理課を中心に対応)

【緊急初動対応の実践:緊急対策本部へ移行準備】

・ 業務分担・役割に応じた対応。本部設置準備。

・ 通信手段・ライフライン・車両確保等、モノの確認。

フェーズ0

【生命優先】

パンデミック

市役所

各生活応援センター

フェーズ1

【緊急初動】

フェーズ2

【災害対応業務優先】

フェーズ3

【災害対応業務+通常業務並行】

【避難者への支援】

・ 生活応援センターに避難してくる市民への避難生活

支援を最優先。

【現地支援体制・市役所(災害対策本部)との連携】

・ 市職員の安否確認。

・ 必要・不足備品の確認、周辺の被害状況確認。

・ 災害対策本部等への連絡・報告体制を構築。

集中豪雨・土砂災害

災害対策本部

各部署・各課

生活応援センター

出勤抑制

1.職員安否の確認

・ 職員・職員家族の安否確認等

2.業務継続する上での実態把握

・ 情報収集・備品調達等の実態

3.実態把握・現状分析

・ 上記を踏まえた現状分析・対応方針検討

【緊急初動体制・災害対策本部の構築】

・ 市役所へ出勤可能な職員・待機を要請する職員の設定。

・ 感染症予防・抑制に向けた災害対策本部の設置。

【感染症対応担当部署による実務担当チームの構築】

・ 消毒担当・疫病調査担当・感染予防に関連する部

署・課で構成した、パンデミック対応チームを編成。

災害対策本部

実務担当

1.内部統制

・ 人員配置・備品調達・管理等

2.現場確認・情報収集

・ 情報の共有化・情報発信の継続等

3.市民対応

・ 他部署・避難所等、市民窓口の応援等

1.災害対応業務の継続

・ 復興・復旧関連業務の対応

2.通常業務対応の再開

・ 災害発生に伴う市民窓口業務の対応

1.応援センターの内部統制

・ 避難者受入管理・人員配置等

2.応援センター周辺の被害確認

・ 周辺の情報収集・被害実態把握

・ 職員安否・被害状況を災害対策本

部へ報告・連絡

1.応援センター対応の継続

・ 現地拠点として、情報収集を行い、

災害対策本部との連携継続

2.職員は担当部署へ配置

・ 市役所への出勤が可能となった段階

で担当部署の業務へ移行。

STEP① STEP② STEP③

STEP① STEP② STEP③

1.災害対応業務の継続

・ 現地拠点における復興・復旧関連業

務の対応

2.通常業務対応の再開

・ 市役所本部で行う、市民窓口業務の一

部フォロー対応

【災害対策本部の設置】

・ 災害実態の把握・現状分析

・ 本部員会議の開催・方針設定

・ 現地災害対策本部等へ指示・命令

【災害対策本部の運営】

・ 継続した災害実態の把握・情報発信

・ 現状を踏まえた対策・支援を実施

・ 関係機関への協力要請・調整

【災害対策本部の廃止】

・ 災害状況を見極め、必要性がなくなっ

た段階で解散検討

・ 本部員会議を開催し、最終判断

STEP① STEP② STEP③

STEP① STEP② STEP③

【新型インフルエンザ等対策本部の設置】

・ 感染実態の把握・職員感染状況

・ 会議の開催、関係機関への指示・命令等

【新型インフルエンザ等対策本部の運営】

・ 予防・感染経路の拡散防止策の

現状把握・効果検証

【新型インフルエンザ等対策本部の廃止】

・ 感染収束・撲滅確認後、解散検討

・ 本部員会議を開催し、最終判断

・ 必要性がなくなった段階で解散。

【感染症状・経路等実態把握】

・ 感染症の特定・感染実態を把握

・ 医師・医薬備品の確認・調達

・ 感染抑制のための戦略会議の開催

【感染抑制戦略の実行】 ・ 水際作戦の実施(消毒対応)

・ 手洗・うがい等予防措置の徹底

・ 医師・病院との連携による診察

感染収束・撲滅後、通常業務へ ・ 戦略・作戦実効の効果検証

・ 感染収束・撲滅確認後、通常業務

へ移行。チーム解散

STEP① STEP② STEP③

避難 優先

健康

第一

災害

発生

自然

災害

疫病

災害