震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について ·...

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震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について ~被災地における震災から現在までの状況と、 現地のニーズに合った、企業&NPO連携による復興支援について~ RCF災害支援チーム 代表 藤沢烈([email protected]) 2011年5月25日

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Page 1: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について

~被災地における震災から現在までの状況と、現地のニーズに合った、企業&NPO連携による復興支援について~

RCF災害支援チーム

代表 藤沢烈 ([email protected])

2011年5月25日

Page 2: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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目 次

• 講師紹介と本日の位置づけ 15:30~

• 被災地の現状 (Where) 15:35~

• 被災者の現状 (Who) 16:00~

休憩・質問 16:25~

• 復興段階における支援ニーズの変化 (When) 16:35~

• 現地の支援内容現状(NPO・行政・企業)と企業に望まれる中長期支援 (What/Whom) 16:50~

復旧復興表への記入と共有 17:00~

質問・まとめ 17:20~

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講師紹介 藤沢烈 (ふじさわれつ)

• RCF代表。

• 一橋大学卒業後、飲食店経営、外資系コンサルティング会社を経て独立。ベンチャー企業向けコンサルタントとして活動。創業前の若者に1億円投資するスキームを企画運営し、話題を呼ぶ。「雇われ経営参謀」として500人以上の経営・企業

相談を受けてきた。総務省ICT地域活性化懇談会構成員、NPO法人ETICフェロー、NPO法人ISLフェロー、BEAT(ベネッセ先端教育技術学講座)フェロー

• 2011年3月より内閣官房震災ボランティア連携室の非常勤室員に。拠点別のボラ

ンティア受入がスムーズに進むための施策支援。またNPO等による現地情報を分析し、政府・各省庁に伝達

• 「被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト」の分析担当も2011年4月より

開始。宮城県におけるほぼ全ての避難所(400箇所)におけるアセスメントデータを分析し、行政・現地NPO・メディア等に提供

• 現在は日本財団の支援により、RCF災害支援チームを立ち上げ、各種震災関連情報を分析。行政・企業・NPO・メディア等に提言を行っている。

• Twitter: @retz メールアドレス: [email protected]

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本日の位置づけ・ゴール

• 被災地の実情をデータとセットで理解頂くと共に、支援内容のブラッシュアップ・今後の検証事項・アクションを考える場として頂ければと思います

• “震災復旧復興検討表”を用いて、現時点の「方向性」を記入頂くとともに、今後検証・実行すべきことを考えられるようにしました

• 項目内容

– 対象者(Who) 支援対象者は誰か。(被災自治体? NPO? 被災者?(高齢者?障碍者?子ども?))

– 地域(Where) どの被災市町村を対象として支援するのか?

– 支援内容(What) いかなる価値を提供するのか? 物資?サービス?仕組み?

– 体制(Whom) いかなる体制で支援するのか? 自治体・NPOと連携するのか?

– 期間(When) いつからいつまで実施するのか?

– 予算(How Much) どの程度の予算で実施するのか?

• 「地域」→「対象者」→「期間」→「体制」→「支援内容」の順番で情報提供・議論を進めて参ります

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震災復旧復興支援表 1/2

支援内容What

地域Where

対象者Who

検証内容・ネクストステップ方向性・仮説

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震災復旧復興支援表 2/2

予算HowMuch

期間When

体制Whom

検証内容・ネクストステップ方向性・仮説

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目 次

• 講師紹介と本日の位置づけ 15:30~

• 被災地の現状 (Where) 15:35~

• 被災者の現状 (Who) 16:00~

休憩・質問 16:25~

• 復興段階における支援ニーズの変化 (When) 16:35~

• 現地の支援内容現状(NPO・行政・企業)と企業に望まれる中長期支援 (What) 16:45~

・ 支援体制のあり方 (How) 15:55~

復旧復興表への記入と共有 17:00~

質問・まとめ 17:20~

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市町村別の避難者・仮設住宅状況 ~1.岩手県

• 避難者が2/3以上を占める陸前高田市をはじめ、岩手県では人口に対する避難者割合が大きい。中長期的な支援が必要ではないか

市町村名

陸前高田市

大槌町

大船渡市

山田町

釜石市

宮古市

* 避難者数1000人以上。他には花巻573人、田野畑村466人、雫石町355人などがある資料:『統計で見る市区町村のすがた』、『平成22年国勢調査人口速報集計結果』、各市町村HP

59.4

39.6

40.7

18.6

15.3

23.3

3.3

4.4

6.3

3.2

6

15.3

3.0

3.4

2.1

3.0

2.0

4.0

1.9

2.4

2.1

1.9

1.6

2.2

避難状況 仮設住宅状況

避難者 人口 用地見通 必要戸数

65.7%65.7%65.7%65.7%

39.0%39.0%39.0%39.0%

17.2%17.2%17.2%17.2%

15.5%15.5%15.5%15.5%

11.2%11.2%11.2%11.2%

5.5%5.5%5.5%5.5%

%は避難者/人口

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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Devastation_after_tsunami_in_Rikuzentakata_2.jpg

陸前高田。東北地方太平洋沖地震に伴う津波に襲われ、壊滅した市街地

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市町村別の避難者・仮設住宅状況 ~2.宮城県(北部)

• 避難者割合が大きい南三陸町、女川町。割合は10%を切るが、避難者が多い石巻市・気仙沼市・東松島市に傾向が二分。また仮設住宅の用地見通しに遅れがみられる

市町村名

* ボランティア需要量は、避難者・必要戸数から指数化。供給量は人口・用地見通戸数から指数化資料:『統計で見る市区町村のすがた』、『平成22年国勢調査人口速報集計結果』、各市町村HP

0.5

3.0

2.2

2.0

3.3

0.4

2.9

1.6

1.0

0.6

0.8

10.0

仮設住宅状況

用地見通 必要戸数

南三陸町

東松島市

女川町

気仙沼市

石巻市

多賀城市 62.9

73.4

42.9

10

17.4

1

11.9

5.9

3.4

1.9

6.4

避難状況

避難者 人口

161

36.7%36.7%36.7%36.7%

19.1%19.1%19.1%19.1%

8.0%8.0%8.0%8.0%

8.1%8.1%8.1%8.1%

1.6%1.6%1.6%1.6%

%は避難者/人口

7.4%7.4%7.4%7.4%

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石巻

津波による損害により満ち潮で冠水してしまう宮城県石巻市の国道398号。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Flooded_with_high-tide.JPG

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市町村別の避難者・仮設住宅状況 ~3.宮城県(南部)

• 宮城県南部では、山元町が避難者割合が10%強。他の地域は人口も多く、自律的な復旧復興が期待される

市町村名

* ボランティア需要量は、避難者・必要戸数から指数化。供給量は人口・用地見通戸数から指数化資料:『統計で見る市区町村のすがた』、『平成22年国勢調査人口速報集計結果』、各市町村HP

ボランティアへのニーズ

0.5

0.3

1.5

0.8

2.5

1.3

0.0

0.6

2.4

1.0

1.0

0.8

仮設住宅状況

用地見通 必要戸数

山元町

名取市

仙台市

亘理町

岩沼市

塩釜市

・生活支援、仮設住宅への引越・泥の撤去

・家の片付け

・泥の撤去・被災者宅での清掃作業・物資の仕分け

・生活支援、仮設住宅への引越

・泥の撤去・自宅の片づけなど

・泥の撤去

56.4

44.1

34.8

73.1

16.7

0.5

0.5

1.4

1.2

2.3

1.7

避難状況

避難者 人口

1,045.9

10.5%10.5%10.5%10.5%

0.2%0.2%0.2%0.2%

1.7%1.7%1.7%1.7%

4.2%4.2%4.2%4.2%

1.0%1.0%1.0%1.0%

%は避難者/人口

1.1%1.1%1.1%1.1%

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県民避難者の避難状況

*1 避難者数は、福島県発表資料:福島県土木部HP、福島県災害対策本部HP

• 福島県では、震災と原発事故により83,432人が避難しており、うち避難所等に避難しており消息が確認できているのは県内避難者26,053人、県外避難者33,912人の計約6万人。(5/1現在)

• 今後、仮設住宅の建設に伴い、徐々に県内及び県外避難所から県内仮設住宅への移住が進むと考えられる。

1,859人栃木県

1,861人山形県

11,735人その他

2,730人群馬県

3,644人東京都

4,301人埼玉県

7,782人新潟県

避難者数避難者数避難者数避難者数都道府県名都道府県名都道府県名都道府県名

県外避難者 *1

県外避難

県内避難

主な避難者受入市町村

主な仮設住宅建設市町村(主に震災避難者対象)

主な仮設住宅建設市町村(主に原発事故避難者対象)

仮設住宅移住

原発事故による主な避難指示、勧告及び自主避難対象地域

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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:VOA_Herman_-_April_12_2011_Namie-04.jpg

福島第一原子力発電所事故の影響で人の姿が消えた浪江町の中心部。4月12日撮影。

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東日本大震災における水道の被害及び復旧状況

資料: 厚生労働省「平成23年(2011年)東日本大震災の被害状況及び対応について(第65報)(別紙3)」(平成23年5月9日11時00分現在)http://www.mhlw.go.jp/jishin/65-3-1.html

• 断水被害が生じている戸数はピーク時の160万戸超から、約7.2万戸まで減少した

• 但し、震災発生後3週間は復旧が順調に進んだものの、4月下旬以降は変化が限られており、7万戸近くは中長期に断水が続く可能性も考えられる

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岩手県ライフライン情報(5月10日時点)

注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。復旧済み市町村:盛岡市、岩手町、滝沢村、雫石町、葛巻町、矢巾町、紫波町、花巻市、遠野市、北上市、西和賀町、奥州市、金ヶ

崎町、平 泉町、藤沢町、久慈市、普代村、洋野町、二戸市、一戸町、一関市資料: 各市町村HP、各市町村水道事業団HP、東北電力HP、厚生労働省HP

田老、津軽石地域の一部はNTTが復旧していない

完全復旧津波壊滅地区9945宮古市

完全復旧津波壊滅区域90355田野畑村

完全復旧津波壊滅区域18300野田村

完全復旧津波壊滅区域640岩泉町

山田、船越地域の一部はNTTが復旧していない完全復旧津波壊滅地域503,010山田町

大槌、吉里吉里地域の一部ではNTTが復旧していない*4 花輪田、一ノ野渡、蕨打直、小鎚地区では水道一部復旧

完全復旧

大ヶ口、沢山、吉里吉里、金沢、桜木町、源水、迫又、安渡の一部以外の町内全域 *4

563,138大槌町

大船渡、吉浜、三陸、綾里、細浦地域の一部ではNTTが復旧していない*3 盛町、大船渡町、末崎町、赤崎町(※上水道一部復旧)綾里、越喜来、吉浜(※簡易水道一部復旧)

345戸は5月31日までに復旧見込

流出地域等、一部 *3213,300大船渡市

大町、上中島、鵜住居、平田、唐丹地域の一部ではNTTが復旧していない*2 五の橋以西、鈴子町、駒木町、大渡町・大町・只越町・大只越町・浜町・新浜町・港町・松原町等の一部他では水道一部復旧

完全復旧津波被災地区・周辺地区と市内全域 *2

334,307釜石市

高田、広田地域はNTTが復旧していない*1 簡易水道のみ、電気一部復旧の地域もある

306戸は5月31日までに復旧見込

市内全域 *1907,162陸前高田市

未復旧エリア未復旧エリア未復旧エリア未復旧エリア未復旧率未復旧率未復旧率未復旧率

((((%%%%))))

断水戸数断水戸数断水戸数断水戸数

((((戸戸戸戸))))

備考・注釈備考・注釈備考・注釈備考・注釈

電気電気電気電気

※※※※津波等で流出し津波等で流出し津波等で流出し津波等で流出し

た家屋を除くた家屋を除くた家屋を除くた家屋を除く

水水水水

市町村名市町村名市町村名市町村名

• 陸前高田市、田野畑村では以前として90%以上が断水状態。岩手県全体で22,557世帯が断水世帯

Page 17: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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宮城県ライフライン情報(5月10日時点)

注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。復旧済み市町村:村田町、角田市、松島町、白石市、涌谷町、丸森町、大河原町、大和町、大衡村、富谷町、川崎町、利府町、色麻町、蔵王

町、加美 町、美里町、登米市、栗原市、大郷町、大崎市、柴田町、七ヶ宿町、塩竃市資料: 各市町村HP、各市町村水道事業団HP、東北電力HP、厚生労働省HP

*3 一部復旧情報はあるが公式情報はない

2,071戸(※石巻市・東松島市も含む)は5月31日までに復旧見込だが、774戸は復旧見通し立たず

町内全域 *3672,049女川町

*4 約60%の世帯で通水可能だが、町内のほとんどで下水道が不通。約1年程度の時間を要する見込

浸水区以外(国道6号線西側)については概ね復旧※浸水区は復旧見通し立たず

町地区・中浜地区・花釜地区・牛橋地区の一部 *4

251,388山元町

*5 一部試験通水中完全復旧野地地区、浜吉田地区、鳥屋崎地区、箱根田地区の一部*5

8995亘理町

下水道は全壊し、完全復旧まで最低でも2年かかる見通し

完全復旧貞山堀東側区域と新浜地区4609岩沼市

完全復旧不明4250七ヶ浜町

46戸は5月10日までに復旧見込津波の被害により早期に復旧が困難な地域等

36,400仙台市

下水道処理場の被害は甚大で、未だ復旧には至っていない

完全復旧津波による被害が大きな地域1145多賀城市

*3 一部復旧情報はあるが公式情報はない

完全復旧閖上地区・下増田地区の一部*3

242,200名取市

*3 一部復旧情報はあるが公式情報はない

2,931戸(※気仙沼市も含む)は5月31日までに復旧見込

町内全域 *3995,016南三陸町

*2 気仙沼・本吉地域の一部では、全域通水または一部通水となったエリアもある

2,931戸(※南三陸町も含む)は5月31日までに復旧見込

気仙沼地域新月地区、唐桑地域を除く市内全域と津波浸水区域 *2

4110,689気仙沼市

*1 旧石巻市の中で、特に石巻市街地・渡波地区の一部では復旧見通し立たず

2,071戸(※女川町も含む)は5月31日までに復旧見込だが、774戸は復旧見通し立たず

旧石巻市、河北地区、雄勝地区、北上地区、牡鹿地区、矢本地区、鳴瀬地区の一部 *1

1713,166石巻市・東松島市

未復旧エリア未復旧エリア未復旧エリア未復旧エリア未復旧率未復旧率未復旧率未復旧率

((((%%%%))))

断水戸数断水戸数断水戸数断水戸数

((((戸戸戸戸))))

備考・注釈備考・注釈備考・注釈備考・注釈電気電気電気電気

※※※※津波等で流出した家屋を除く津波等で流出した家屋を除く津波等で流出した家屋を除く津波等で流出した家屋を除く

水水水水

市町村名市町村名市町村名市町村名

• 南三陸町では99%、女川町では67%が断水状態。宮城県全体で42,907世帯が断水状態

Page 18: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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目 次

• 講師紹介と本日の位置づけ 15:30~

• 被災地の現状 (Where) 15:35~

• 被災者の現状 (Who) 16:00~

休憩・質問 16:25~

• 復興段階における支援ニーズの変化 (When) 16:35~

• 現地の支援内容現状(NPO・行政・企業)と企業に望まれる中長期支援 (What/Whom) 16:50~

復旧復興表への記入と共有 17:00~

質問・まとめ 17:20~

Page 19: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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仮設住宅仮設住宅仮設住宅仮設住宅

避難所避難所避難所避難所

自宅避難自宅避難自宅避難自宅避難 遠隔避難遠隔避難遠隔避難遠隔避難

(再建)自宅等

復興住宅

移住

被災者の居場所に着目したボランティアニーズの予測(6月から9月頃まで)

みえにくいニーズを拾う活動

みえにくいニーズを拾う活動

コミュニティを再構築する活動

コミュニティを再構築する活動

被災地の情報をつなぐ活動

被災地の情報をつなぐ活動

復興まちづくり復興まちづくり いきがい・しごとづくりいきがい・しごとづくり

• 「自宅避難」「避難所」「仮設住宅」「遠隔避難」に四分割された被災者からのニーズを吸い上げ続けることが必要

Page 20: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

20つなつなつなつなプロデータ報道プロデータ報道プロデータ報道プロデータ報道 (NHK時事公論時事公論時事公論時事公論 4月月月月15日日日日(金金金金))

Page 21: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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食生活 ~副食回数改善されるも課題残る

• 継続して2回以上調査できた避難所において、副食が提供される食事は平均1日0.9食から1.4食に改善されている。但し、設備がない、自衛隊の活動縮小などで、副食回数が0~1回の避難所も67%

資料: つなプロアセスメント調査(4月4日~5月1日)注) 4/25-5/1調査先のうち、4/24以前の調査で訪問しており、食事の内容が継続して比較可能な30件を対象に集計。調査日前1日の食事内容から集計。おかずのうち、野菜、肉、魚などを調理したものを副食として集計。スープ、味噌汁、インスタント食品、レトルト食品のみでは副食としてカウントせず

副食の提供回数の推移

0回/日

1回/日

2回/日

4/4-4/24 調査平均0.9食/回

4/25-5/1 調査平均1.4食/回

・「避難者たちが自立を希望。自衛隊からの食事の配給は最低限の支援に移行し、それ以上の物資は自分たちで調達」

・「冷蔵庫がない。4月30日に閉鎖、5月1日に掃除をして解散予定」

・「3食分の栄養を2食で取れるよう栄養士が調整」

・「管理者が報告した食事内容は上記だが、避難者に聞くと食事が質素」

・「取引先や近隣から野菜などをわけてもらっている。野菜は余ってしまい、腐らせてしまうことも。卵や牛肉もある」

3回/日

定性コメント

13

5

7

14

19

10

1

食事内容

4/13 カレー→4/28 ご飯、味噌汁、サンドイッチ、おにぎり(0→0)

4/6 野菜、炊き出し(味噌汁)、ご飯→4/30 ご飯、汁物、おかず(2→1)

4/6 自衛隊による炊き出し→4/28 ご飯、味噌汁、漬物、温やさい(2→2)4/13 納豆、みそ汁→4/28チキンハンバーグ、かぼちゃの煮物、中華スープ(2→2)

4/14 3食とも、バランスよく→4/26ごはん、汁、おかず(自炊)(3→3)

0回/日

1回/日

3回/日

2回/日

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食生活 ~設備不備・地理的要因により食生活改善困難

* つなプロアセスメント期間において、食生活(副食提供回数)に改善傾向がある避難所と、変化が見られない避難所に区分し、それぞれの背景を検討した資料: つなプロアセスメント調査(4月4日~5月1日)

改善または不変の要因

• 食生活が変化できない理由は、設備不備・悪立地などの物理的要因が主。また最近は自衛隊による炊き出しが縮小する傾向も。改善できている理由は、被災者の自律的な取組みと、近隣コミュニティ・栄養士等の外部支援の存在

食生活変化なし*食生活変化なし*

ハードハード

ソフト(外部支援減)ソフト(外部支援減)

•「建造物法により炊き出しができない」•「冷蔵庫がない」

•「個人宅のため、救援物資があまりまわらず食事メニューの種類も少ない」

食生活改善あり*食生活改善あり*

自律的改善自律的改善

外部支援外部支援

•「近所の人などが野菜を使ったおかずを持ってきてくれる」

•「3食分の栄養を2食で取れるよう栄養士が調整」

コミュニティコミュニティ

栄養士栄養士

自衛隊自衛隊

設備不備設備不備

地理的要因地理的要因

•「県外からの職員によると避難所の住民の方たちは協力的で自分たちで復興しようとする雰囲気が感じられる」

•「自衛隊による炊き出し」

•「自衛隊からの食事の配給は最低限の支援に移行し、それ以上の物資は自分たちで調達している」

Page 23: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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高齢者

• 避難所あたりの高齢者(65歳以上)比率は44%と、前週の36%から微増。高齢化率の高い地域では、避難所の高齢化率も相対高

・避難所内の高齢者比率の平均は43.9% (n=81、宮城県内の高齢者数が判明した避難所のみ)

・規模が大きな避難所、高齢化率が高い市町村に所在する避難所では高齢者割合が増加

資料: つなプロアセスメント調査(4月11日~17日)注)避難者数ならびに高齢者数を把握できた避難所のみ集計。高齢化率が高い市町村では避難所の規模が相対的に大きく、女川町では避難者数800人うち480人が、気仙沼市では避難者数380人うち130人が高齢者といった避難所を確認

避難者数・所在地別 高齢者比率

351.3%山元町・女川町

1143.7%南三陸町

3646.4%気仙沼市

被害レベル3(高齢化率・高)

市町村別

334.3%亘理町・美里町

544.1%東松島市

2039.5%石巻市

被害レベル2(高齢化率・中)

名取市・利府町

345.7%被害レベル1

(高齢化率・低)

8143.9%合計

2147.2%101人以上

1746.9%51~100人

1644.6%31~50人

2739.0%30人以下避難者数別

n=平均高齢者比率

Page 24: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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子ども

• 18歳未満の避難所生活者は、宮城県のみで5千人弱と推定される。うち新生児は130人、幼児は650人と推計。学校始業の影響もあり、子ども関連の設備・サービスは微減の傾向

1,350

2,800

650

130

子ども避難者総数

避難者総数 45,078 100%

10.9%

0.3%

1.5%

6.2%

3.0%

障碍者人数避難所の子ども人数試算* (宮城県, 人)障碍者人数比率

4,930

* 避難者総数(4月17時点、宮城県発表)に対して、比率(n数各100程度)をかけ合わせることで、子ども分類別の対象人数を試算資料: つなプロアセスメント調査(4月11日~17日)

12歳~18歳

子ども(小学生)

幼児(1歳~未就学)

新生児(0歳児)

51%

10%12%

45%

9% 8%

遊ぶスペース

母子スペース

粉ミルク対応

子ども関連の設備・サービス充実度

4/11-4/17調査

4/4-4/10調査

Page 25: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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子ども ~心のケアとレクリエーションの必要性

子ども環境について。従来の身体ケアに加えて、心のケアや、レクリエーションの必要性が生じつつある

資料: つなプロアセスメント調査(4月18日~4月24日)

「生後3カ月の男の子。咳や鼻水、目やになどがある。夜に咳がひどく、夜泣きをする。保健師の訪問は一回きり。小児科医の訪問もない。病院まで行く手段がなく、困っている。専門医(小児科医)の定期的な往診、または病院まで定期的に行くことができる手段(ドライバーや車など)を必要としている」

障碍者人数課題 コメント

「生後3か月、3歳、6歳の子どもがいる。3か月の子どもの世話で手が離せないが、3歳、6歳の子どもは遊び盛り。一時保育、保育所、子どものレクリエーション等を希望する」

「お年寄りや子供のレクリエーションをするような団体が来てほしい」

子どもの医療

子どものレクリエーション

身体のケア

心のケア

「小中学生はバスの送迎があるため学校に通えているが、高校生2名に関してはどうなるかがわからないので少し不安とのこと(高校は5/9から開始)。子どもは余震が起きると恐怖感を表したり、『もう前の学校には戻りたくない』と言うなど、心のケアが必要だと感じる」

「地震の影響か、小学生2人(兄弟)の子供の落ち着きがなくなった。心のケア必要か」

Page 26: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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障碍者 ~避難所で対応進むも、自宅避難者に不安残る

• 障碍をもった方が避難所に入居しても、見守りなどの周囲の協力が即座にとられている。一方で、避難所を出た障碍者の現状把握は出来ていない

31

41

78

195

270

聴覚障碍

自閉症・発達障碍

視覚障碍

知的・精神障碍

肢体不自由

障碍者避難者総数

避難者総数 45,078 100%

1.4%

0.6%

0.4%

0.2%

0.1%

0.1%

障碍者人数(再掲)避難所の障碍者数試算 (宮城県, 人)障碍者人数比率

620

* 避難者総数(4月17時点、宮城県発表)に対して、比率(n数各100程度)をかけ合わせることで、障碍分類別の対象人数を試算資料: つなプロアセスメント調査(4月11日~17日、18日~24日)

コメント

■歌津中学校・南三陸町4月12日:発達障害または知的障害の2名が夜中に騒ぎ、周囲にストレスを与えている様子との報告。4月21日: 統合失調症の男性は、ボランティアセンターからの派遣スタッフにより見守りができており、現在、特別なニーズはなしとの報告。

■小野市民センター 東松島市4月14日:視覚障害の70歳前後の女性が入所とのこと。4月21日: 入所した弱視の70代女性は、周りの人の協力もあって特に日常生活に困難は感じていないとの報告。

■その他コメント「精神疾患を持つ家族が避難所を追い出された」(宮城県北部のある高校)

「自閉症の子どもを持つ家族は自宅へ帰った」(あるコミュニティセンター)

「統合失調症の男性がコミュニティから浮いてしまっている」(ある中学校)

Page 27: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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目 次

• 講師紹介と本日の位置づけ 15:30~

• 被災地の現状 (Where) 15:35~

• 被災者の現状 (Who) 16:00~

休憩・質問 16:25~

• 復興段階における支援ニーズの変化 (When) 16:35~

• 現地の支援内容現状(NPO・行政・企業)と企業に望まれる中長期支援 (What/Whom) 16:50~

復旧復興表への記入と共有 17:00~

質問・まとめ 17:20~

Page 28: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

28福島第一原子力発電所事故の影響で人の姿が消えた浪江町の中心部。4月12日撮影。

建設中の仮設住宅(気仙沼市)

Page 29: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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「バスが運行していないので移動が困難」「送迎バスのサービス要望(避難所の統廃合により、学校が遠方に」「発電機のガソリンがもう少しあれば、テレビを長時間見ることが可能」

「多くの人が言葉には出さないが心労がたまっているという。仮設へ移ってから病気になるのではないか」「介護疲れが心配」「メンタル専門医師の訪問の要望あり」「老人が1人エコノミー症候群で死亡」「昼間粉塵の中作業し、夜中に咳き込む人多数」

「高齢者向けに、油っこくないあっさりした、食べやすいもの(野菜とか)が欲しい」「野菜が不足している」

「単身高齢者が仮設住宅に移転すると、ひきこもりや孤独死等につながる危険性」「賃貸住宅への移転準備が大変(すべての家財道具を準備しなければいけない」「大規模な避難所へ移ることへの不安」

緊急段階を脱するも、避難生活長期化に未対応

• 食事・物資確保、集団感染症等に対応する緊急フェーズは脱しつつある

• 一方、仮設住宅移行・栄養ある食事・メンタルケア・移動手段など、長期避難に備えた対策が必要

資料: つなプロアセスメント調査(4月25日~4月30日)

調査者のコメント

居住地(Where)

食事

生活(How)

その他

医療

3月末時点課題 4月末時点課題

人数減少・避難所統合に伴う移動

仮設住宅への移行・大規模避難所への統合への不安

最低限の食事 野菜など、栄養ある食事

インフルエンザ・感染性胃腸炎への対応

メンタルケアエコノミー症候群ほこり対策

衣料 移動(自動車)・燃料(発電ガソリン)

⇒避難所マネジメント問題(人不足・管理面への不満、住民間の争いなど)は継続発生

Page 30: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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復旧復興段階における支援内容の変化復旧復興段階における支援内容の変化復旧復興段階における支援内容の変化復旧復興段階における支援内容の変化

• 仮設住宅以降が始まる5月以降は、地域自治体+地元ネットワーク(まちづくり協議会、復興センターなど)と連携し、被災者の生活再建を促進することが求められる

地元住民による復興まちづくりへ

支援対象を特定し、中長期に支援を展開

大量のニーズを大量の人数で対応

特徴

公営復興住宅応急仮設住宅避難所被災者の住まい

緊急支援期 生活再建期 復興支援期

期間 発災から3ヶ月 〜1年 〜3年

主なニーズ 炊き出し、物資泥かき、片付け

仮設住宅入居支援広域避難者支援生きがい・しごとづくり

コミュニティ活動支援まちづくり支援

主な担い手 外部の組織個人ボランティア

地元へ段階的に移行個人からNPOへ

地元中心

行政の役割 避難所運営社協によるVC運営

NPOネットワークとの連携 復興過程での協働

復旧復興段階における支援内容の変化

Page 31: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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• 年内で避難生活に目処をつけ、来年以降の新生活に希望を見いだせるための”200日プラン”を組み立てる。

• “200日プラン”では、「避難所」「仮設住宅」「在宅避難」それぞれでアセスメントを行い、基本的生活を確立させることが最優先。同

時に高齢者への生きがい仕事提供、労働力層への雇用確保を図ると共に、少数弱者へのケアを怠らない。

• 経済復興、市町村におけるネットワーク(自治体・被災者・NPONGO・企業)も並行して推進する必要がある。

経済・まち

暮らし

住まい

復興会議 (市町村単位 20)

まちづくり協議会 (コミュニティ 100)ネットワーク

コミュニティビジネス、新産業創造キャピタル創造

観光・旅行業者を対象の緊急セミナー、観光復興キャンペーン

仮設工場・仮設店舗・仮設市場、復興支援チーム+巡回指導

総合労働相談所、被災地の雇用確保

経済

緊急外国人特別相談窓口、被災文化財の保存・活用

シルバーハウジングへ生活援助員派遣、要援護者の生活支援少数者

いきいき仕事塾

消費生活特別相談

健康づくり・心のケア

公営住宅への一時入居

その他生活

支援実施

在宅避難者調査・支援スキーム検討在宅避難

仮設住宅入居者調査/安否調査

仮設住宅運営支援・ふれあいセンター

仮設住宅入居開始・転居

仮設住宅

避難所の廃止準備・廃止

避難所の生活改善(食料・トイレ・風呂) 、福祉避難所化

避難所個別面談調査

避難所

10月9月8月7月6月5月アクションカテゴリ

市町村における“200日プラン”のアクション例

震災復旧復興”200日プラン”を組み立てる

Page 32: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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• 避難所から仮設住宅への移動に伴い、各市町村や拠点別に避難者の情報を把握する必要がある

• 各県”連携アドバイザー”を通じて、市町村単位での仮設住宅支援動向を把握。各省庁/NPO/企業との連携に活用

• 連携アドバイザーは各市町村・社協・関係NPOの動向を把握

• 市町村はNPO/ボランティアと協働しつつ、各仮設住宅の状況をアセスメント

仮設住宅

1500世帯70人

仙台市

(般財)パーソナルサポートセンター

石巻市

気仙沼市

“絆”派遣員(雇用創出基金で被災者より雇用)

3.仮設住宅見守り事業2.拠点別の情報把握

宮城県連携アドバイザー

岩手県連携アドバイザー

福島県連携アドバイザー

震災ボランティア連携室

1.市町村別の情報把握

仮設住宅支援の全体像

各省庁・NPO・企業

仮設住宅アセスメントに向けた協働事業

Page 33: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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ハード(建設進捗)・ソフト(見守り等)両面の支援動向把握が市町村別に必要

• 必要戸数は、陸前高田市(4,000)、釜石市(3,356)、宮古市(3,000)、山田町(3,000)の順で多い

• 5月21日時点での進捗状況は、山田町(10%)、大槌町(15%)、陸前高田市(16%)の順で遅れが目立つ

• 58拠点のうち、50戸以上は31拠点(53%)。50戸未満の27拠点における共用施設動向の把握が必要

• 今後は、「引越し」「入居前交流事業」「物資提供「引越し」「入居前交流事業」「物資提供「引越し」「入居前交流事業」「物資提供「引越し」「入居前交流事業」「物資提供((((赤十字赤十字赤十字赤十字6666点セット以外点セット以外点セット以外点セット以外))))」「見守り」「サービス」「見守り」「サービス」「見守り」「サービス」「見守り」「サービス((((傾聴・雇用・傾聴・雇用・傾聴・雇用・傾聴・雇用・

情報情報情報情報))))」」」」といった支援が、市町村ごとにどの程度実施されているかの把握が必要

資料: 国土交通省HP、各県市町村HP

岩手県における仮設住宅の必要戸数と完成状況

市町村必要戸数

(戸)

完成(5月21日時点)

戸数(戸)

進捗率拠点数(か所)

内、50戸以上拠点数(か所)

陸前高田市 4,000 634 16% 9 5

釜石市 3,356 988 29% 10 7

宮古市 3,000 741 25% 12 4

山田町 3,000 294 10% 4 1

大船渡市 2,091 830 40% 10 9

大槌町 2,000 292 15% 5 2

野田村 200 128 64% 1 1

田野畑村 190 50 26% 1 1

岩泉町 143 123 86% 2 1

久慈市 15 10 67% 1 0

洋野町 5 5 100% 1 0

住田町 N/A 30 N/A 2 0

18,000 4,125 23% 58 31

+

•入居時期

•支援動向•引越し•入居前交流事業

•物資•見守り•傾聴•雇用支援•情報支援

Page 34: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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仮設住宅拠点別に、戸数・入居者/運営/設備状況などを把握していく

• 各市町村自治体とNPOの協働により、仮設住宅拠点別のハード・ソフト双方の状況把握が行われる

資料: UNCHRアセスメントシート、つなプロアセスメントシートほか

福島県浪江町民入居の仮設住宅状況(二本松市)+今後のアセスメントイメージ

受入 市町村 二本松市

地名 郭内 西町 中ノ目 三保内 赤井沢 油井 安達ヶ原

戸数 100戸 33戸 98戸 64戸 82戸 244戸 30戸

共用設備 あり? なし? あり? あり? あり? あり? なし?

人数

・入居人数(全体、男性、女性)・年齢別(新生児・幼児、小学生、12-17歳、18-64歳、65歳-)・障碍者(肢体不自由、聴覚障害、視覚障害、知的・精神障害、自閉症)・その他(妊婦、外国人、単身者、要介護者、アレルギー患者)

運営・市町村職員の巡回状況、仮設住宅の役割分担、運営への女性の関わり・支援団体(物資、見守り、医療、傾聴、仕事、その他)・支援内容、ボランティア人数(人/週)

ライフライン 水道、ガス、電気、燃料、電話

設備 インターネット、冷暖房、テレビ、トイレ、風呂、ごみ処理

食事状況 各自で自炊、配給、炊き出し

情報 伝達手段(ミーティング、掲示板、口頭)、提供情報内容

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仮設住宅見守り事業例 (仙台市+パーソナルサポートセンター)

• 仙台市では、(財法)パーソナルサポートセンターに事業委託し「安心見守り協働事業」を開始。最終的に70人程の”絆支援員”を被災者から緊急雇用対策を活用して雇用。最終的に1,500世帯全ての見守りを目指す

• 他市町村でも行政・NPO協働による同様の事業実施が必要

仮設暮らしサポート 仙台市「見守り事業」開始へ(2011年05月18日水曜日)

仙台市は6月、東日本大震災で被災し、仮設住宅で暮らす人を支援する「安心見守り協「安心見守り協「安心見守り協「安心見守り協

働事業」働事業」働事業」働事業」をスタートさせる。NPOで構成する市内の一般社団法人「パーソナルサポートセンター」に業務を委託。被災者を「絆支援員」として雇用し、入居者間のコミュニティー構築を手助けしてもらう。行政とNPOが初期段階から連携の枠組みをつくり、仮設住宅の入居者に関わる新しい試みだ。

市は、国の緊急雇用対策を活用して10人の絆支援員を採用国の緊急雇用対策を活用して10人の絆支援員を採用国の緊急雇用対策を活用して10人の絆支援員を採用国の緊急雇用対策を活用して10人の絆支援員を採用。社会福祉や被災者支援制度などについての研修を受けて太白区のあすと長町地区のプレハブ仮設住宅(233戸)を訪問し、要望を聞いたり、入居者同士の輪を広げたりする。段階的に人数を増やし、民間借り上げや公務員住宅といった仮設住宅にも活動範囲を広げる。市は本年度、人件費などに約1億6000万円人件費などに約1億6000万円人件費などに約1億6000万円人件費などに約1億6000万円を充てる。センターは、路上生活者の自立支援を行う「仙台夜まわりグループ」「ワンファミリー仙

台」、子どもの電話相談を行う「チャイルドラインみやぎ」など10団体で3月に結成した。それぞれが培ったノウハウを生かし、生活困窮者を福祉や医療などの社会的資源につ

なげ、地域での自立を目指す。震災後、今回の見守り事業を市に提案していた。絆支援員の活動開始に先立ち、センターはあすと長町地区で13~15日、地元市民団

体の協力を得て「ふれあいサロン」を開設。仮設住宅の入居者にコーヒーやお茶を振る舞ったり、会話の合間に困り事を尋ねたりした。阪神大震災や新潟県中越地震で設置された仮設住宅では、行政が当初の相談支援を担った。センターの立岡学理事は「被災者に寄り添う『伴走型』の活動を模索したい」と説明。市

市民協働推進課の武山広美課長は「仙台はNPOが多く活動し、実績もある。連携して被災者の生活再建を支援したい」と話した。

見守り協働事業の一環として、コーヒーを飲みながら困り事を聞いたふれあいサロン=15日、仙台市太白区あすと長町

資料: 河北新報(2011年5月18日)

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目 次

• 講師紹介と本日の位置づけ 15:30~

• 被災地の現状 (Where) 15:35~

• 被災者の現状 (Who) 16:00~

休憩・質問 16:25~

• 復興段階における支援ニーズの変化 (When) 16:35~

• 現地の支援内容現状(NPO・行政・企業)と企業に望まれる中長期支援 (What/Whom) 16:50~

復旧復興表への記入と共有 17:00~

質問・まとめ 17:20~

Page 37: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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進まないがれき撤去進まないがれき撤去進まないがれき撤去進まないがれき撤去(気仙沼港気仙沼港気仙沼港気仙沼港, 5月月月月24日日日日)

Page 38: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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支援体制の全体像

市町村社協・災害ボランティア

センター(VC)

市民ボランティア

被災地/被災者

ニーズ収集・対応

復旧支援(避難所運営、がれき撤去、その他ニーズ

対応)

仮設住宅設置、行方不明者の把握(県警)、産業・雇用ビジョンの策定

依頼

自衛隊

直接支援(炊き出し、義援金、物資供給、泥だし、アセスメント実施、少数弱者(子供・高齢者/要介護者・障碍者)支援、など)ボランティア

派遣

ニーズ収集

連携

NPO

ボランティア応募

ボランティア応募

物流・法制度の整備

依頼物資・情報

管轄

依頼物資・情報

• 各市町村が管轄するボランティアセンターを中心に、多様な主体が連携して被災地を支援。

• 企業が被災地を支援するには、義援金や被災者の直接支援が想定される。

助成金

企業

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東日本大震災における企業事例 1/2

• ユニクロ、ローソン、ヤマト運輸は、人員含めて本業関連のサービスを被災地で行い、直接的に緊急対応に貢献

• ソフトバンク、グーグル、楽天、アマゾン各社も、本業を活かした各種情報提供・サービスを実施

ほしい物リスト展開という貢献の仕方

HPにて義援金の募集、被災地産製品販売支援、被災地のニーズと供給のマッチングをめざしほしい物リスト作成

Amazon.co.jp

三木谷社長10億円、(*7)義援金3億円HPにて義援金の募集、被災地産製品販売支援、「楽天たすけ愛」立ち上げ(*7)、楽天イーグルスを通しての支援活動、

楽天

詳細情報ありの避難所マップ災害情報サイト立ち上げ(詳細情報ありの避難所マップ、ニュースなど)

Google

孫社長100億寄付+引退までの代表報酬全額寄付

義援金10億円

義援金プロジェクト(被災者に分配)、支援金プロジェクト(NPOやボランティアなどの活動資金)、災害用伝言版設置、携帯電話料金の無料化、交換・修理費用の一部免除、基地局復旧、、店舗に募金箱設置、不使用携帯回収しての被災地での携帯再利用、大規模基地設置に1兆円投資発表

ソフトバンク

2.本業支援(情報・サービス)

(*3)宅急便1個につき10円の寄付、総額130億円予定、期間1年間(23年4月~24年3月)、寄贈先:被災地の生活基盤と水産業・農業の再生支援

支援物資輸送協力隊立ち上げ(車両200台、人員500名を動員し、行政・自衛隊と協同での支援物資配布)、売上金の一部を寄付(*3)

ヤマト運輸

(*2)1000名に対し最長7年間支援支援物資の提供、奨学金支援制度(4億円超)(*2)、被災地での営業(移動販売者、仮店舗設営)、経済活性化への取り組み(被災地名産品のネット販売、復興エンタメ企画支援、)

ローソン

柳井社長10億寄付、(*1) 4/9,10 ドライカラーTシャツ購入ごとに100円赤十字に寄付

義援金3億円、従業員1億

義援金寄付、支援物資の寄贈(ヒートテック30万点をはじめとした衣類やタオルなど7億円相当。社員約50名が現地に赴きNPOと協業しての物資の配布)、店舗に募金箱設置、売上の一部を義捐金として寄付(*1)

ユニクロ

1.現地サービス(人)

More支援金額支援内容企業カテゴリー

資料:企業プレスリリース、ウェブサイト

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東日本大震災における企業事例 2/2

• コカコーラ、三菱商事等は、復興支援のための基金を設立し、公共施設・NPOに対して支援

• メーカー各社は支援物資を大量に供給

義援金1億円支援物資の提供(水、緑茶)、売上の一部寄付(5/1~8/31)

伊藤園

義援金5千万円支援物資の提供(水、緑茶)サッポロ

支援物資の提供(水、緑茶)アサヒ

義援金3億円支援物資(ミネラルウォーター100万本)、売上金の一部寄付(40億円)、東北地方新卒者の20名追加採用決定、CMにて応援ソング配信

サントリー

義援金4億、従業員1億、海外取引先より2億円

支援物資の提供(毛布、寝具類 計6億円)ニトリ

(*6)商品の一部を通常価格の半額で顧客に寄付購入してもらい、その製品を物資提供。期間3/17~4/13。どの支援物資もNGOへ送り、送り先まで確認している。子ども支援NGOと提携し子ども支援。

支援物資の提供(毛布、子ども用玩具、生活用品など)、支援プロジェクト(*6)、店頭募金箱設置、仮設住宅支援

IKEA Japan

義援金は各県の災害対策本部へ義援金36億円支援物資の提供5億円(ランドセル2.5億、その他2.5億(仮設住宅への生活用品))

イオン

4.物資提供(物)

(*5)義援金25億円、学生への奨学金25億円(500人対象、給付月10万円)、社宅・寮の被災者への提供10億円、その他40億円(NPONGO助成金、今後4年間で延べ800団体20億円)

義援金25億円ボランティア年間1200人で支援、復興支援(100億円)とし東日本復興支援基金設立(*5)

三菱商事

(*4)子供たちのために必要とされる公共施設の復興

義援金6億円超

支援物資の提供(水、緑茶)、災害対応自販機150台稼働、他国より飲料水の確保、国内工場にて増産、コカ・コーラ復興支援基金設立(*4)(支援総額25億円)

コカ・コーラ

3.支援基金(金)

More支援金額支援内容企業カテゴリー

資料:企業プレスリリース、ウェブサイト

Page 41: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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ボランティア活動の状況

実施準備企画

•受け入れ先の選定

�個人の場合

•ボランティアバス利用

•社協(VC)個人受入

•NPO個人受入

�団体の場合

•社協(VC)との連携

•交通手段の調達

�バス/新幹線

•活動に必要な物品の調達

�飲料水、食料品

�マスク、手袋(軍手等)

�タオル

�服装・着替え

�活動に合った靴(場合により長靴)、帽子、雨カッ

�常備薬・簡単な救急用品

�筆記用具、携帯電話

�身分証

•ボランティア保険への加入

•活動とのマッチング

�VC(NPO)による行き先の

選定

•活動ルールの把握

�地域特有の事情の把握

�避難場所の確認

•活動上の心構え

�「被災地」ではなく「故郷・わが町」

�「がれき」ではなく「ご自宅」

�「ごみ」ではなく「家財」

ボランティア活動実施までのフロー

• ボランティア活動の実施には受入先の選定が必要。個人の場合はボランティアバスが便利。

• 必要物資、活動上の心構えは事前に支援団体が提供する資料を参照。

参考資料:-東日本大震災支援全国ネットワーク「新規災害ボラ説明用スライド」http://www.jpn-civil.net/support/volunteer/post_3.html-全社協被災地支援・災害ボランティア情報・全国VC設置状況一覧 http://www.saigaivc.com/

Page 42: 震災復興における、現地が望む”絆を育む”支援について · 岩手県ライフライン情報(5 月10 日時点) 注釈: 影付は断水戸数3,000戸以上、未復旧率40%以上。

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数千万~数億円規模の復旧復興プロジェクトが求められている

• 今後は、下記のような復旧復興プログラムの断行が求められる

企業に望まれる長期型支援

• 仮設住宅における見守りサービス 予算10~20億円(50拠点×1,000万円×2年+本部費) (2011年5月~2013年夏)

• 遠隔避難者に対する情報提供および地元情報提供 予算4-5億円(10市町村×1千万×2年+システム+本部費) (2011年5月~2012年3月)

• 「避難所残留者の退去支援」 予算3-5億円(20拠点×1,000万+本部費) 2011年5月~12月まで

• 在宅避難者の把握および物資・サービス提供 予算3-5億円(20拠点×1千万+本部費) (2011年5月~2012年3月)

• 住民参加型の復興計画立案支援

– 米国ではハリケーン・カトリーナ被災地復興のために、4,000人がICTを用いて合意形成を行う、”America Speaks”を実施

– 地理的に離れ離れでも多くの住民が復興プロセスに関与

– 予算5-6億円(5拠点×5,000万+本部費)

– 2011年9月~2012年

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企業に望まれる長期型支援

• 支援形態

– 独自事業 (直接提供には向くが、プログラム提供には向かない)

– NPOへの委託 (数千万円以上のプログラム実施可能なNPOは限られる)

– 広告代理店への委託 (PRには向くがプログラム実施には向かない)

– 複数のNPOネットワーク+プロデューサーへの委託が考えられないか

• 英国では、社会事業専門コンサルティング会社が10億円程度を企業からファンドレイズし、数十のホームレス支援関連NPOを組織化し、ホームレス対策プログラムを実施

• 今後求められるアクション

– 今後2-3年以内で被災地に求められる支援の、需要と供給(行政/企業/NPO)状況を把握

– 求められる中~大規模プログラム(数千万~数億円規模)を検討

– プロデューサー人材・専門NPOを公募し、支援プログラム実施

※ NPO法人ETIC.では、内閣府地域社会雇用創出事業において、2年間で10億円のプログラム実施。125人の社会起業家輩出などを目指す

http://www.chiikisyakai-koyou.jp/group/etic/

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目 次

• 講師紹介と本日の位置づけ 15:30~

• 被災地の現状 (Where) 15:35~

• 被災者の現状 (Who) 16:00~

休憩・質問 16:25~

• 復興段階における支援ニーズの変化 (When) 16:35~

• 現地の支援内容現状(NPO・行政・企業)と企業に望まれる中長期支援 (What/Whom) 16:50~

復旧復興表への記入と共有 17:00~

質問・まとめ 17:20~