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2019.5 NO.118

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Page 1: スライド 13 3 師 団 だ よ り 第118号 2019年(令和元年) 5月 第 37 普 通 科 連 隊 ( 連 隊 長 伊 藤 1 佐 ) は 、 平 成 31 年 4 月 26 日 、

2019.5 NO.118

Page 2: スライド 13 3 師 団 だ よ り 第118号 2019年(令和元年) 5月 第 37 普 通 科 連 隊 ( 連 隊 長 伊 藤 1 佐 ) は 、 平 成 31 年 4 月 26 日 、

1 3 師 団 だ よ り 第118号 2019年(令和元年) 5月

第3師団(師団長

田中陸将)は、令和元年5

月12日(日)、千僧駐屯地(兵庫県)において、

第3師団創立58周年・千僧駐屯地創設68周年記念

行事を挙行した。

「飛躍~地域と共に58年~」をテーマとし、師

団地区内の14個部隊等から人員約800名、車両

等約130両及び航空機5機が参加し、来場頂い

た約1万5千名の国民の方々に日頃の訓練の一端

を披露した。

田中陸将は、式辞において「昨年の大阪北部地

震、7月豪雨の大規模災害に対応できたのは、部

隊がわが国の防衛という本来の使命を忘れること

なく、即応体勢を維持してきた成果であると考え

ている。我々は引き続き、今日に即動し、明日に

備える中部方面隊の基幹部隊の1つとして、私も

ここにいる隊員諸官とともに、自己の職責に自問

自答・自覚して、これを全うし、揺ぎ無い信念を

持って我々にしかできないこの使命を果たしてい

く所存である。師団は、常に国民・地域社会とと

もにある。」と述べた。引き続き、観閲行進、戦

闘訓練展示等において、一糸乱れぬ行進や、戦

車・迫撃砲の空包射撃を行い、来場された観客か

らは、「記念行事を初めて見学させて頂きましたが、

とても迫力があり、驚きました。」等の感想が聞かれ

た。

その他、駐屯地内各会場において、音楽演奏、

太鼓演舞、装備品展示、戦車試乗、レンジャー体

験、制服試着及び野外売店等の催しも行い、それ

らを通じて地域の方々と自衛隊・隊員がふれあう

絶好の機会となった。

国旗に対する敬礼

観閲官 田中陸将

観閲部隊指揮官 関口陸将補

巡 閲 第3師団司令部付隊(観閲部隊指揮官)

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2 3 師 団 だ よ り 第118号 2019年(令和元年) 5月

第7普通科連隊(観閲部隊) 第3飛行隊(観閲部隊) 第3後方支援連隊(観閲部隊)

第3施設大隊(観閲部隊) 第3通信大隊(観閲部隊) 第3特殊武器防護隊(観閲部隊)

第3偵察隊(オートバイドリル) 第36普通科連隊隊(戦闘訓練展示) 第3特科隊(戦闘訓練展示)

第3音楽隊(音楽演奏) 師団集成太鼓隊演武 第37普通科連隊(戦闘訓練展示)

第3戦車大隊(戦車試乗) 第3高射特科大隊(装備品展示) レンジャー体験

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3 3 師 団 だ よ り 第118号 2019年(令和元年) 5月

第37普通

科連隊(連

隊長

伊藤

1佐)は、

平成31年4

月26日、第

53期部隊集

合教育「レ

ンジャー」

を開始した。

本教育は、

陸上自衛隊

の中で最も

過酷な教育

の一つとされており、レンジャー隊員とし

て必要な資質並びに精神力の涵養を図ると

ともに、技能を修得させることを目的とし

て実施され、24名のレンジャー学生は、学

生長・村上3曹を核心に一致団結、体力・

気力の限界への挑戦を開始した。

レンジャー旗授与

第3特科隊(隊

堀川1佐)は、

平成31年4月25日

から令和元年5月

5日の間、東富士

演習場(静岡県)

において、平成31

年度第2次隊訓練

を実施した。

訓練においては、

実射訓練により、

その練度の向上を

図るとともに、隊

本部訓練を実施し

て、随行班等の連

携要領を向上させ

た。

師団は、師団司令部第

1部長

菊池2佐を訓練

担任官として、平成31年

4月22日から4月26日の

間、千僧駐屯地(兵庫

県)において、平成31年

度第1回部隊相談員集合

訓練を実施した。

本訓練は、各部隊の部

隊相談員に対してメンタ

ルヘルス教育を行い、ス

トレス対処、相談対応要

領等の識能の向上を図る

ことを目的として行われた。

訓練においては、メン

タルヘルス施策、傾聴技

法、相談対応、ストレス

対処技法等の教育・実習

が行われ、各教育を通じ

て相談員は練度を向上さ

せた。

参加隊員の一人は、

「普段からの声掛けや相

手の話に対する相づち・

うなずきの重要性を認識

するとともに、隊員の互

助を積極的に実施してい

きたい。」と述べた。

師団は、平成31年4月16日から25日の間、春季演習

場集中整備を実施した。

第7普通科連隊(連隊長

小野田1佐)、第3特科

隊(隊長 堀川1佐)及び第36普通科連隊(連隊長

伊藤1佐)がそれぞれの演習場整備担任部隊となり、

日頃の訓練で使用している各種訓練場や道路・側溝等

の補修整備、土嚢の積み上げ、草刈り等を行い訓練基

盤の維持・拡充を図った。

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4 3 師 団 だ よ り 第118号 2019年(令和元年) 5月

第3音楽隊

3等陸曹 柳原 将也

第3通信大隊第1中隊

1等陸士 武田一真

元第3特科隊本部管理中隊

藤本 健太 さん

今回は、第3音楽隊に所属する柳原

将也

(やなぎはら

しょうや)3曹へのインタビ

ューです。

柳原3曹は、平成26年3月に入隊し、同年

10月に第3音楽隊に配属となり、アルトサク

ソフォンを担当し、独奏曲など高度な技術で

観衆を魅了しています。補職では総務陸曹と

して隊務の運営に寄与しています。

第何期で入校したか教えてください。

第132期 平成30年1月入校です。

合格通知を受けた時の心境を教えてくだ

さい。

嬉しいという思いよりも、陸曹になると

いう責任を感じました。

入校間印象に残っている訓練を教えてく

ださい。

総合訓練です。同期で助け合い、教育の

集大成であったからです。

特に苦労したこと等あれば教えてください。

命令下達で流れを把握し、的確に伝える

ことです。

陸曹教育隊で学んだこと教えてください。

陸曹としての資質と状況判断能力です。

陸曹になっての心境の変化を教えてくだ

さい。

陸士ではできなかった仕事を担当するよ

うになり嬉しく感じるとともに、責任の重

さを感じています。

今後の部隊での目標を教えてください。

後輩隊員の育成に尽力します。

陸曹を目指す後輩隊員に一言

自分で限界を定めず突き進んで下さい。

今回は、第3通信大隊第1中隊に所属する

武田

一真(たけだ

かずま)1士へのイン

タビューです。

出身地、入隊年度を教えて下さい。

兵庫県伊丹市出身で、平成30年度に入

隊しました。

入隊の動機を教えて下さい。

人の役に立ちたいと思ったからです。

新隊員教育の区隊・班を教えて下さい。

第8高射特科群教育隊、第1区隊3班で

す。

新隊員教育での思い出を教えて下さい。

班組訓練で1夜2日を同期とともに過ご

し、あらゆる訓練を同期とやり遂げ、より

絆が深まったことが思い出です。

現職務のやりがいを教えて下さい。

通信科に配属されないと扱えない器材や

システムに関する知識を学べるところです。

現職務で苦労していることを教えて下さ

い。

ネットワークやシステムに関して覚える

ことがたくさんあることです。

尊敬(目指している)先輩を教えて下さ

い。

A 先輩や後輩、同期から頼られる自衛官を

目指しています。

Q 営内での生活はどうですか。

自分がやりたいことができ、先輩方とも

遊んだりして、とても充実した営内生活を

送っています。

今後の目標を教えて下さい。

一日でも早く陸曹候補生(入校予定者)

になれるように頑張ります。

最後に一言

入隊2年目になるので、1年目より実力

アップします。

今回は、第36普通科連隊第2中隊に所属す

る西

静麻(にし

しずま)3曹、麻綾(ま

あや)さんご夫婦へのインタビューです。

出会いを教えて下さい。

夫妻

友人の紹介です。

お互いの第1印象を教えて下さい。

とても素直で優しい印象

誠実で、爽やかな好青年の印象

お互いの好きなところを教えて下さい。

いつも、笑顔が絶えないところ

誰にでも優しく、前向きなところ

お二人の思い出を教えて下さい。

沖縄旅行で飲んだヤシの実が最高に

不味かったことです。

遠距離8年間思い出があり過ぎて、

プロポーズに大きな花束を持って現

れた時は感動して号泣でした。

プロポーズの言葉を教えて下さい。

幸せになろうね。

お願いしますと、お返事しました。

結婚式について教えて下さい。

夫妻

令和元年5月4日に行いました。

新婚生活の感想を教えて下さい。

営内者の時よりも、幸せを感じれる

ことが多くなりました。

一緒にご飯を食べたり、TVを観て

笑ったり、何気ない時間がとても幸せ

で楽しいです。

どんな家庭を築きたいですか。

常に笑顔溢れる、明るい家庭

笑顔いっぱい愛に溢れる幸せな家庭

お互いに一言

これからもよろしくお願いします。

2人で支え合って頑張りましょう。

今回は、第3特科隊本部管理中隊通信小隊

に所属していた、

藤本健太(ふじもと

んた)さん

へのインタビューです。現在は

「大栄運輸株式会社」で勤務しています。

入隊時期を教えて下さい。

平成24年3月入隊です。

自衛隊所属間の思い出を教えて下さい。

営内生活です。集団生活において、協調

性や人との繋がりの大切さを学びました。

自衛隊経験で役立っていることがあれば

教えてください。

体力面です。オペレーターとして、座っ

ての作業が多いですが、大型のクレーンの

組み立て及び解体の際には、自衛隊で培っ

た体力が役に立っています。

現在の職場について教えて下さい。

移動式クレーンのオペレーターとして、

お客様の二ーズに合わせて、揚重・運搬・

相番等の作業を行っています。

現職業のやりがいを教えて下さい。

初めは不安でしたが、オペレーターとし

て作業を行い、お客様から感謝の言葉を頂

いた時は、やりがいを感じます。

現役隊員に向け一言お願いします。

「姫路城クリーン作戦」では、現役隊員

の皆様とクレーンのオペレーターとして共

に汗を流させていただきました。訓練等多

忙と思いますが、お体には気をつけて頑張

って下さい。応援しております。

第36普通科連隊 3等陸曹 西 静麻

真綾 さん

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5 3 師 団 だ よ り 第118号 2019年(令和元年) 5月

職場の

知識

マメ

このコーナーでは

知っているようで

あまり知らない

近畿2府4県の

観光スポットを

紹介します。

兵庫県高砂市の宝殿山山腹にある生

石神社を紹介します。実はこの神社、

知る人ぞ知るパワースポットで、ご神

体は水の上に浮かんでいると言われる

重さ推定500トンの巨大な石造物な

のです。

石の宝殿と呼ばれる巨大な石造物を

神体としており、宮城県御釜神社の御

神釜、鹿児島県霧島神宮の天逆鉾とと

もに「日本三奇」の一つとされていま

す。

「日本三奇」とは、日本における

三つの「奇」つまり、とても珍しい

場所になります。

また、生石神社のご神徳・ご利益

は、厄除け、病気平癒、健康祈願な

どといわれています。

みなさんも、この珍しい巨大な石

造物のパワーが感じられる生石神社

に足を運んでみてはいかがでしょうか。

参加イベント 時 期 場 所 装備品展示(予定)

航空自衛隊経ヶ岬分屯基地開庁62周年記念行事

5月26日 八丁浜シーサイドパーク (京都府京丹後市)

96式装甲装輪車、軽装甲機動車、高機動車、偵察用オートバイ

航空自衛隊奈良基地祭 6月1日 航空自衛隊奈良基地 (奈良県奈良市)

NBC偵察車、軽装甲機動車、偵察用オートバイ

和歌山駐屯地創立記念行事 6月8日 和歌山駐屯地 (和歌山県日高郡)

94式水際地雷敷設装置、高機動車、軽装甲機動車

1 「日本三奇」巨大な石の建造物 別名「浮石」 高さ5.5m、横幅6.4m、縦幅4.7mの直方体

2 巨石の右側奥の角が50cmほど削れた部分 この部分に触れるとパワーが貰えるそうです。

3 生石神社の裏の岩山からの眺望 高砂市内、瀬戸内海が一望でき、晴れていれば 淡路島もみえるそうです。

○住 所 兵庫県高砂市阿弥陀町生石171 ○電 話 079-447-1006 ○アクセス JR「宝殿駅」から徒歩約25分 ○駐 車 場 神社の横に駐車場あり

2 3

突然ですが、「あなたの生き甲斐は」と問いか

けられたら、即答できますか。一呼吸おいてから、

家族、趣味、仕事等について、お答えになると思

います。広辞苑において、これを検索すると、

「生きるはりあい。生きていてよかったと思える

ようなこと」と記載されています。また、SNS

において、これを検索すると一寸気になる記事が

あったので、簡単に紹介したいと思います。

それは、「IKIGAI」と表現され、4つの

重なった輪が図式化され、それが重なった部分が

「Purpose(目的:つまり生きる目的)」

ということらしいです。その4つの輪は、「Lo

ve(大好きなこと)」、「Need(世界が必

要としていること)」、「Paid

for(稼

ぐこと)」、「Good

at(得意なこと)」

の要素で構成されています。いろいろな事を図式

化して思考を整理する方法があらゆることで用い

られてますが、これもまたその一つであり、よく

まとまっていると思います。この様に普段の生活

において、これを意識しながら生活する方は、

中々いないと思いますが、改めて「生き甲斐」に

ついて考えてみると色々なことがちらちらと思い

浮かんでくるのではないでしょうか。

さて、前述した広辞苑にある「生きるはりあい。

生きていてよかったと思えるようなこと」につい

て、皆様の人生において感じたことありますか。

恐らく何かしらあると思います。私の場合は、何

故か辛苦の思い出は鮮明に覚えていますが、幸楽

の思い出はおぼろげになってしまっています。

最後になりますが、生き甲斐を含め、継続的に

成さなければならないことは、「生きてこそ」で

す。この世に生を受けたことを常に感謝し、皆様

にとっても一度きりの人生、各々ハッピーな生活

(生存して活動すること)をしていきましょう。