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■ データ領域のリカバリ
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データ領域のリカバリ
概要
「データ領域のバックアップ」で作成した予備のデータをハードディスクに戻し、データ領域を復旧
(リカバリ)させます。 複数のデータ領域のバックアップデータを一度にリカバリしたい場合は、「データ領域の一括リカバ
リ」を実行してください。
ヒントと注意事項
1.コンピュータの故障、データの入力し直し、『PCA公益法人会計』を使用するコンピュータの変更
以外の場合は、実行しないでください。
2.バックアップデータには、バックアップ時点でのデータバージョンが保存されます。バックアッ
プデータをリカバリする際には、現在のプログラムが対象としているデータバージョンと一致す
るかチェックを行い、一致しない場合は以下のように処理を行います。 ◇バックアップのデータバージョンが古い場合 ・リカバリ対象のデータ領域と同じ法人を構成するデータの領域のいずれかが、現在のプログ
ラムが対象としている最新のデータバージョンに更新されていれば、リカバリを実行するこ
とができます。 リカバリされたデータ領域は、自動的に最新バージョンのデータに変換されます。
・リカバリ対象のデータ領域と同じ法人を構成するデータ領域のすべてが、古いデータバージ
ョンの場合、リカバリできません。リカバリをするには、事前にシステム管理者がデータ領
域を最新のデータバージョンに更新する必要があります。 ※データ領域を最新のデータバージョンに更新するには、システム管理者がそのデータ領域と
同じ法人を構成するいずれかのデータ領域にログオンする必要があります。データ領域に対
するバージョンは、「データ領域の選択」画面などで確認することができます。 ◇バックアップのデータバージョンが新しい場合(古いプログラムを使用して、新しいバックアッ
プデータをリカバリしようとした場合など) リカバリすることはできません。
3.≪データベースの照合順序について≫ データベースの照合順序によって、英字の大文字と小文字の取扱が異なります。 『PCA DXシリーズ SQL版』に同梱している「SQL Server」をそのままセットアップした場合な
どは、照合順序は、「辞書順」となります。 『PCA DX クラウド』(緊急時用プログラムを含む)のデータベース照合順序は「バイナリ順」で
英字の大文字と小文字は区別されます。 「バイナリ順」で英字の大文字小文字のみが異なるマスターが存在するバックアップデータは、
「辞書順」のデータ領域でリカバリすることはできません。 データベースの照合順序については、本書の「前準備」-「前準備処理の概要」の「データベー
スの照合順序について(コードの大文字小文字の取扱)」も併せてご覧ください。
■ データ領域のリカバリ
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4.≪領域ユーザーについて≫ 領域ユーザーの情報は基本的にはバックアップデータの内容で上書きされますが、以下の点にご
注意ください。 ◇バックアップデータに存在しない領域ユーザーについて ・リカバリを実行したユーザーは、領域ユーザーとして登録されます。「処理レベル」は「領域
責任者」に設定されます。 ・「ユーザーレベル」が「システム管理者」に設定されているシステムユーザーは、リカバリ先
の領域ユーザーとして登録されます。「処理レベル」は「領域責任者」に設定されます。 ・リカバリ先で領域ユーザーとして登録されていたユーザーは、領域ユーザーから解除されま
す。 ◇バックアップデータに存在する領域ユーザーについて ・システムユーザーとして登録されていないユーザーは、無効なユーザーの状態になります (領域ユーザーの一覧には表示されませんが、後からシステムユーザーとして復活可能な状態
です)。 ・「処理レベル」が「領域責任者」以外に設定されている領域ユーザーが、「ユーザーレベル」
が「システム管理者」のシステムユーザーとして登録されている場合、「処理レベル」が「領
域責任者」の領域ユーザーとして設定されます。
画面
メニューの「ファイル」-「データ領域のリカバリ」を選択すると、以下のような画面が表示されま
す。
■ データ領域のリカバリ
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操作手順
1.バックアップデータをリカバリするには
①処理を起動すると、リカバリ開始画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックします。
②リカバリ方法を以下から選択します。 ・バックアップ標準フォルダを選択してリカバリを実行する:「データ領域のバックアップ」でド
ライブごとの標準フォルダを選択して、バックアップデータを作成した場合に選択します。 ・バックアップフォルダを指定してリカバリを実行する:「データ領域のバックアップ」でフォル
ダを指定して、バックアップデータを作成した場合に選択します。
■ データ領域のリカバリ
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③手順②の選択により操作が異なります。 【「バックアップ標準フォルダを選択してリカバリを実行する」を選択した場合】 バックアップデータが存在するドライブを、ボタンをクリックして選択します。 指定したドライブに存在するバックアップデータが「フォルダの選択」欄に表示されますの
で、リカバリするデータを選択して、[次へ]ボタンをクリックします。バックアップデータ作
成時にパスワードを入力した場合は、パスワードを入力します。 バックアップデータの作成が成功したデータには、フォルダ名の左側にチェックが付き、失敗
しリカバリできないデータには、×が付いています。 表示件数は、「データ領域のバックアップ」のメニューバーの「設定」-「バックアップ設定」
で設定することができます。
【「バックアップフォルダを指定してリカバリを実行する」を選択した場合】 「バックアップフォルダ」欄にバックアップデータが保存されているフォルダを指定して、 [次へ]ボタンをクリックします。ボタンをクリックして、フォルダを参照することもできま
す。 バックアップデータ作成時にパスワードを入力した場合は、パスワードを入力します。
■ データ領域のリカバリ
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④リカバリ先のデータ領域を以下から選択します。
◇新しい領域:新規にデータ領域を作成して、リカバリします。 ◇既存の領域:既にあるデータ領域にリカバリします。 ・現在のデータ領域:現在使用中のデータ領域にリカバリします。現在のデータ領域は上書
きされますので、データは削除されます。 ・データ領域を指定:[データ領域の選択]ボタンをクリックして、リカバリするデータ領域
を選択します。選択したデータ領域は上書きされますので、データは削除されます。 リカバリするデータ領域を指定した文字列で検索することができます。操作方法は「デー
タ領域の選択」―「便利な機能」-「データ領域を検索するには」をご覧ください。 ◇法人の扱い:リカバリ後のデータ領域を既存のデータ領域のどの法人と同じデータとして認
識させるかを選択します。初期設定では「バックアップ時の法人」が選択されていますが、
あるデータ領域と関連するデータ領域としてリカバリするときは、その法人を選択します。
データ領域と法人としての認識については、「データ領域の作成」-「ご参考(データ領域と
法人について)」も併せてご覧ください。
⑤手順④の「法人の扱い」で指定した法人がバックアップを実行したときの法人と異なる場合は、
リカバリの実行を確認する画面が表示されます。実行する場合は、[はい]ボタンをクリックしま
す。法人を選択し直す場合は、[いいえ]ボタンをクリックします。
■ データ領域のリカバリ
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⑥リカバリの実行条件の確認画面が表示されますので、リカバリを実行する場合は、[実行]ボタン
をクリックします。
⑦リカバリ完了の画面が表示されますので、[閉じる]ボタンをクリックします。 リカバリ先のデータ領域へ移動する場合は、[リカバリ先のデータ領域へ移動する]にチェックマ
ークを付けて、[閉じる]ボタンをクリックします。
⑧バックアップデータ内に前年度領域が設定されている場合、リカバリ後に設定されている領域を
確認します。同一の法人であると確認できない場合は、前年度領域の情報は削除されます。 必要に応じて「前準備」-「法人基本情報の登録」で設定し直してください。
■ データ領域の一括リカバリ
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データ領域の一括リカバリ
概要
複数のデータ領域のバックアップデータを一度にリカバリ(復旧する)ことができます。 注意事項については、「データ領域のリカバリ」と同様です。
画面
メニューの「ファイル」-「データ領域の一括リカバリ」を選択すると、以下のような画面が表示さ
れます。
■ データ領域の一括リカバリ
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操作手順
1.一括リカバリを実行するには
①処理を起動すると一括リカバリの実行を確認する画面が表示されます。 一括リカバリを実行する場合は、[はい]ボタンをクリックし、一括リカバリを中止する場合は、
[いいえ]ボタンをクリックします。 ※メニューバーの「設定」-「起動時に警告する」にチェックが付いている場合に、確認の画面
が表示されます。「以後、このメッセージを表示しない」にチェックを付けると、以後、確認画
面は表示されなくなります。メニューバーの「設定」-「起動時に警告する」で設定を随時変
更することができます。
②「バックアップ元フォルダ」欄にバックアップデータが保存されているフォルダを指定します。 ボタンをクリックして、フォルダを参照することもできます。
③手順②で指定したフォルダに存在するバックアップデータが表示されますので、リカバリを実行
するデータ領域を選択します。 法人コード欄の左側をクリックして、チェックマークを付けます。 すべてのデータ領域を選択する場合は、[全選択]ボタンをクリックします。 すべてのデータ領域の選択を解除する場合は、[全解除]ボタンをクリックします。 複数のデータ領域のチェックの有無を一度に切り替えたい場合は、[Ctrl]、[Shift]キーを押しな
がらデータ領域を選択後、反転状態にした状態でチェックボックスをクリックしてください。 リカバリ先には、「新規領域」が初期設定されていますが、[リカバリ先変更]ボタンをクリック
することで、既存のデータ領域に上書きすることもできます。リカバリするデータ領域を指定し
た文字列で検索することができます。操作方法については、本書の「共通操作の説明」-「便利
な機能」-「データ領域を検索するには」をご覧ください。
■ データ領域の一括リカバリ
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④リカバリを実行する場合は、ツールバーの[実行]ボタンをクリックします。
⑤リカバリの開始を確認する画面が表示されます。リカバリを実行する場合は、[はい]ボタンをク
リックします。実行を中止する場合は、[いいえ]ボタンをクリックします。 ※メニューバーの「設定」-「実行確認」にチェックが付いている場合に、確認の画面が表示さ
れます。メニューバーの「設定」-「実行確認」で設定は随時変更することができます。
⑥バックアップデータ作成時にパスワードを入力した場合は、パスワードを入力して[決定]ボタ
ンをクリックします。複数のデータ領域に違うパスワードが設定されている場合、その都度入力
画面が表示されます。
■ データ領域の一括リカバリ
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⑦既存のデータ領域がリカバリ先に指定されている場合、リカバリを確認する画面が表示されま
す。 リカバリを実行する場合は、[はい]ボタンをクリックします。該当のデータ領域へのリカバリを
スキップする場合は、[いいえ]ボタンをクリックします。一括リカバリを中止する場合は、[キ
ャンセル]ボタンをクリックします。
※既存のデータ領域へのリカバリが複数件指定されている場合、「同じリカバリ確認を残りのXX件にも適用する」のチェックボックスが表示されます。残りのリカバリにも同じ設定を適用する
場合にチェックマークを付けます。
⑧リカバリ完了の画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
⑨バックアップデータ内に前年度領域が設定されている場合、リカバリ後に設定されている領域を
確認します。同一の法人であると確認できない場合は、前年度領域の情報は削除されます。 ログファイルを確認後、必要に応じて「前準備」-「法人基本情報の登録」で設定し直してくだ
さい。
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