すべての人を、エネルギーの主人公に。65歳定年制(60歳以降もいわゆる「再雇用・雇用延長」ではなく、従前の雇用条件で処遇)を採用する...

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一関市吉高太陽光発電所建設予定地 2018 - 2019 すべての人を、エネルギーの主人公に。 吉高ソーラーシェアリング 発電所(岩手県一関市)

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Page 1: すべての人を、エネルギーの主人公に。65歳定年制(60歳以降もいわゆる「再雇用・雇用延長」ではなく、従前の雇用条件で処遇)を採用する

一関市吉高太陽光発電所建設予定地

2018-2019

すべての人を、エネルギーの主人公に。

吉高ソーラーシェアリング

発電所(岩手県一関市)

Page 2: すべての人を、エネルギーの主人公に。65歳定年制(60歳以降もいわゆる「再雇用・雇用延長」ではなく、従前の雇用条件で処遇)を採用する

トップコミットメント

持続可能な社会の実現に向けて

現在、世界には重要課題が山積しています。パリ協定で再認識され

た環境問題はもちろんのこと、国連で採択された「SDGs」では持

続可能な開発目標として、世界を変えるための17の目標が示され

ました。

こうした中で、リニューアブル・ジャパンは、「持続可能なエネル

ギーを届け、生き生きと暮らせる未来を実現します」というビジョ

ンを掲げて、再生可能エネルギー事業に取り組んでいます。そして、

社会から必要とされる存在にならずして自社の発展もない、との認

識の下でCSR活動に取り組んでいます。

CSR活動の形は各様ですが、私たちは、環境(Environment)・

社会(Social)・企業統治(Governance)というESGの視点を重

視したCSRを推進しています。

環境に配慮した経営が、持続的な社会の発展に不可欠であることは論を待ちません。ましてや、私たち

は再生可能エネルギー事業に取り組んでいることから、環境面には細心の注意を払う企業活動を行って

います。

また、弊社は創業のきっかけが東日本大震災であるという経緯や、弊社が開発・運営する発電所は、地

域社会の理解の上に成り立っていることから、特に地域社会への貢献を重視した経営を行っています。

さらに、企業活動をとりまく全てのステークホルダーから高い信頼を得られるよう、経営の透明性を高

めた内部統制の仕組みを運営するとともに、従業員が安心して働くことができる環境整備にも取り組ん

でいます。

私たちはこうした活動を継続的に進めることで、広く社会からの信頼を得て、社会から必要とされ続け

る存在になってまいります。そして事業の発展を通じて、様々なステークホルダーの皆様に貢献してま

いります。

Vision私たちが実現したい社会

持続可能なエネルギーを届け、生き生きと暮らせる未来を実現します

MissionVision実現のために、私たちがやるべきこと

クオリティの高い再生可能エネルギー発電所をつくり、安全に運営します

金融のノウハウを活かし、再生可能エネルギーをひろげます

再生可能エネルギーで地域社会を元気にします

代表取締役社長 眞邉勝仁

リニューアブル・ジャパンの経営理念

01

ValueMission実行のために、私たちが大事にする価値

Resourceful(創意工夫) 臨機応変に考え行動します

Renovative(変革) 常により良く正しく変わり続けます

Responsible(責任) 社会の一員として責任を果たします

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リニューアブル・ジャパンのCSR

CSR活動の体系

弊社は、真のグローバル企業に進化するために、ESG(環境・社会・企業統治)3つの観点からCSR活

動を進め、安定した経営基盤の構築を図ってまいります。

経営理念

CSR達成像

Daily Activities経営理念を実現し、CSR達成像を実現するための

日々の活動

企業活動の原点であり、CSR活動においても、

最終的な目的となるもの

経営理念が実現されている状態を、ESGの視点で、

より具体的なゴールのイメージで示したもの

CSR体系

CSR活動の達成像

近年、持続可能な社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの活

用が望まれています。弊社の事業はこの流れに沿ったものであり、

事業の推進自体が環境に貢献するものだと考えています。

その上で、弊社は一企業市民として環境に留意します。また、弊

社は発電所が立地する地域に支えられており、地域の環境と調和

することは、弊社が事業を継続する上で重要なことであると認識

しています。

私たちは地域と共に持続可能な低炭素社会を実現することで発展

してまいります。

環境分野 Environment

02

環境基本方針

●低炭素社会への貢献

再生可能エネルギー事業を通じて、国際社会が目指す低炭素社会の実現に貢献します。

●長きにわたる事業を約束

発電事業にあたり、関連法令やガイドラインなどを遵守した上で、将来にわたり、地域

社会や環境に配慮した事業運営を行います。

●日々の活動を通じた環境貢献

社員が環境意識を高め、環境活動を実践します。

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リニューアブル・ジャパンのCSR

CSR活動の達成像

弊社創業のきっかけは東日本大震災の被災地復興であり、また発電所は地域の協力の上に成り立ってい

ることから、地域社会への貢献を重視しています。弊社は地域貢献として「草の根コミュニティへの参

加」「障がい者就業サポート」に取り組んでいます。

<草の根コミュニティへの参加>

日頃からお世話になっている地域に対する清掃活動、祭事、各種ボランティア活動などに参加すること

で、地域のコミュニティ活性化に貢献しています。

<障がい者就業サポート>

地域の障がい者の方々が生き生きと暮らすことができるように、発電所業務の委託を通じて、働く場の

提供を行っています。

社会分野 Social

企業統治分野 Governance

弊社は、適切な企業統治により、弊社が関係者から信頼され続ける存在であることを重視しており、

「経営の透明性確保」に取り組んでおります。また、社員が安心して働ける環境を構築し、あわせて多

彩なバックグラウンドを持つ人材を活かすという観点から、特に「シニア人材の活用」に取り組んでい

ます。

<経営の透明性確保>

社外取締役を3名(内、独立役員を1名)、および社外監査役を2名(両名とも独立役員)設置するなど、

企業統治の透明性や公平性を高める取り組みを行っています。今後もコーポレートガバナンスコードを

念頭においた内部統制・企業統治に取り組んでまいります。

<シニア人材の活用>

65歳定年制(60歳以降もいわゆる「再雇用・雇用延長」ではなく、従前の雇用条件で処遇)を採用する

など、社員が安心して働ける環境を整備しています。またシニア人材を活用する観点から、シニア層の

中途採用を積極的に行っています。

03

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リニューアブル・ジャパンのCSR

ESGトピック ~インフラ投資法人がGRESBレーティング取得~

04

アールジェイ・インベストメント(リニューアブル・ジャパンが100%出資)が、資産運用会社を務め

る「日本再生可能エネルギーインフラ投資法人」が、2017年に日本のインフラファンドとして初めて、

GRESBインフラストラクチャーに参加しました。

保有インフラ資産でのESG配慮に加え、同投資法人の理念・方針、意思決定におけるESGの組み込みが

評価された結果、ファンドの総合評価において、「再生可能エネルギー」ピアグループの参加10ファン

ド中、同投資法人は3位の評価となりました。

日本のインフラファンドとしてGRESBインフラストラクチャーに初参加

GRESB:Global Real Estate Sustainability Benchmark(グレスビー)

同投資法人が保有する岩手県一関市の金沢太陽光発電所が、GRESBインフラストラクチャーにおけるア

セット評価に参加し、GRESBレーティングにおいて3スターを取得しました。

これは、スポンサー兼オペレーターであるリニューアブル・ジャパンのESGに対する意識の高さや、地

域コミュニティとの交流活動、環境リスクや自然災害リスク管理に関する取組みが評価されたものだと

考えております。

同投資法人が保有する発電所が、アセット評価で3スターを取得

GRESBとは、不動産やインフラ資産の環境・社会・ガバナンス(ESG)への配慮を測る年次の評価制度

で、欧州の主要年金基金グループを中心に、2009年に創設されました。

ポートフォリオレベルでの評価を行う「ファンド評価」と、その保有資産を対象とする「アセット評

価」の結果から、各ファンドのESGパフォーマンスが総合評価されます。

ESG投資は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、ESGの考え方を投資判断に組み入れた国連

PRI(Principles for Responsible Investment 責任投資原則)に署名参加したことなどから、大きく注

目されています。

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SDGs(Sustainable Development Goals)は、気候変動やグローバル化で深刻化する問題に対応する

ため、2015年9月に国連総会において採択された持続可能な開発目標です。誰一人残さない(No one

will be left behind)を理念とし、17の持続可能な開発目標(ゴール)と169項目の具体目標(ター

ゲット)を掲げています。

SDGsは全ての企業に対し、創造性とイノベーションを活用して、持続的発展のための課題を解決する

よう明確に求めています。

リニューアブル・ジャパンは「CSRは経営である」という信念のもと、CSR活動の網羅性を高めるため、

17のSDGs目標を各活動に結びつけ、CSRレポートで報告いたします。

リニューアブル・ジャパンのCSR

CSR活動とSDGs

持続可能な開発のための2030アジェンダ

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リニューアブル・ジャパンでは、全国の拠点にお

いて、再生可能エネルギー教育(エネ育)を実施

しています。「エネ育」は、小学校3~4年生を

中心に先生も一緒に受けていただく授業です。

再生可能エネルギーの仕組みや大切さ、あるいは

未来の地球を担う自分たちに何ができるのかを学

びながら、自然環境への関心や問題意識を高めて

います。

さらに弊社では、座学だけでなく、メガソーラー発電所を使っての「体験型エネ育」も実施しています。

これは実際に発電所内に入り、太陽光パネルの1枚1枚の大きさを感じてもらったり、パネルをドロー

ンで管理する様子を目の前で確認するなど、太陽光発電を肌で感じることができる体験型教育となって

います。

CSR活動のご紹介

環境分野 Environment

環境教育として、再生可能エネルギー教育の出張授業

メガソーラー発電所で体験型学習会

弊社は、上記の「エネ育」に加えて、各拠点が

独自のテーマを持って環境学習会を実施してい

ます。

例えば三重県の伊勢事務所においては、2017年

12月に、台風21号による被害を受けた地区の子

どもたちに、「環境と災害」というテーマで学

習会を行いました。

環境学習会

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環境に配慮した除草剤を使わない除草

CSR活動のご紹介

環境分野 Environment

環境保全活動(めだかの学校)を支援

弊社が開発した発電所が集積する岩手県一関市において、地域の皆様とともに「めだかの学校」活動

の支援を行っています。

この活動は絶滅危惧種である「クロメダカ」の保護と、田んぼの整備を両立させるという環境保全型

農業のモデルであり、リニューアブル・ジャパン本社や岩手事務所から社員ボランティアを派遣して、

各種イベントや収穫物の買取などの支援を行っています。

太陽光発電所では定期的な除草が欠かせません。

しかし対象面積が広大なことや、作業の効率性を

考慮して、除草剤を用いるケースが散見されます。

こうした中で、弊社は環境に配慮した「薬剤を使

わない除草」を励行しています。手間と体力は必

要ですが、発電所内外の環境の調和に貢献してい

ます。

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リニューアブル・ジャパンは、太陽光発電所が完成した

際に、竣工式に地元の小学生を招待したり、地域の図書

館に児童書の寄贈を行っています。

また、弊社拠点である岩手県一関の勝部市長は、公約に

「児童書の充実」を掲げています。弊社としても、未来

を担う子どもたちのために、何か役に立てることがない

かと考え、書籍の寄贈を行っています。2018年8月には

5回目の寄贈を行なっており、地域の宝である子どもた

ちの健やかな成長を祈念して、今後もこの活動を継続し

てまいります。

CSR活動のご紹介

社会分野 Social

地域の学校活性化・地域の図書館への書籍寄贈

地域の環境意識向上サポート

発電所の開発や運営で協力いただいてい

る自治体への恩返しとして、垂水市役所

の屋上に設置する太陽光発電システムを

寄贈しました。また寄贈後も、システム

の定期的な清掃活動を行っています。

こうした活動を通じて、市民の皆様の環

境意識の向上に貢献しています。

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CSR活動のご紹介

社会分野 Social

地域が主催する活動に参加

リニューアブル・ジャパンは、積極的に地域の

コミュニティ活動に参加することで、活動を活

性化させる取り組みを行っています。

その一環として、地域の町内会が主催する清掃

活動などに参加しています。この他にも、地域

を活性化する取り組みとして、夏祭りなどの運

営手伝いや協賛などを行っています。

弊社の発電所は山間部に立地することもあり、関

係する森林組合が主催する活動に参加することで、

地域を活性化することに貢献しています。

左の写真は、森林組合主催の「森林作業体験会」

に弊社社員が参加した様子です。自然愛護少年団

の高学年児童らとともに、カラマツの苗木約500

本を植樹したり、木片を使ったゲーム「クプゲー

ム」を小学校で楽しみました。カラマツがうまく

根付いたら、地域の皆様とともに、紅葉狩りを存

分に楽しみたいと考えております。

09

寄付型私募債発行による地域貢献

リニューアブル・ジャパンは、地域貢献の一環

として、公共施設などへの寄贈を行っています。

写真は地方銀行が引受先となる寄付型私募債の

発行に伴う、社会福祉法人への寄付贈呈式の様

子です。寄付型私募債とは、弊社が銀行にお支

払いする私募債発行手数料の一部を、弊社と銀

行が協議した上で寄付する仕組みです。

弊社の強みである資金調達力を活かした地域貢

献であると考えています。

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CSR活動のご紹介

社会分野 Social

障がい者就業サポート

リニューアブル・ジャパンは、障がい者サポートにも

取り組んでいます。

写真は、弊社社員と障がい者の方が、冬季の発電所除

雪業務を行っている様子です。除雪業務は就労継続支

援A型事業所「一般社団法人やさいサラダ」の皆さん

にお願いしました。同法人は障がいのある方を雇用し、

農業を通して社会参画を目指しておられます。弊社も

この取組みに賛同し、業務を委託しました。

今後も障がい者就業と社会復帰を様々な形でサポート

することで、地域貢献を目指してまいります。

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国内外の学生等との交流を推進

香港大学訪日団の受入れ

リニューアブル・ジャパンは香港の大学訪日団を受

け入れ、中国・台湾・香港における電力事情と再エ

ネの課題について、ディスカッションを行いました。

今後も、次世代グローバル人材の育成支援を積極的

に行い、将来的には、弊社のグローバル人材の登用

へつなげていきたいと考えています。

社会人(金融機関)、学生のインターン受入れ

弊社は、お取引様や、学生のキャリア支援の一環とし

て、インターンシップを実施しています。お取引先様

では主要取引金融機関の1つであるみずほ銀行様が参

加されました。学生のインターン受入れでは、大学や

工業高等専門学校の皆さんが参加され、各地域の事務

所や本社において、実習や講義が行われました。弊社

は、今後もインターン受入れを積極的に行い、またこ

の機会を利用して、再生可能エネルギー事業を広く社

会に広めてまいります。

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CSR活動のご紹介

企業統治分野 Governance

社員が安心して働ける環境の構築

弊社は、社員が生き生きと働くことができる環境の構築に取り組んでいます。いわゆる「働き方」に関

しては、社員の直属の上司が勤怠を日々システム承認し、さらに人事部が月ごとに勤怠を承認し、必要

に応じて指導することで、過度な残業を防止する仕組みになっています。また、通常の有給休暇以外に

連続5日の夏季休暇を設けるなど、ワークライフバランスの実現に向けた取り組みを行っています。

この他にも、多彩なバックグラウンドを持つ人材を活かすという観点から、特に「シニア人材の活用」

に取り組んでおり、65歳定年制(60歳以降もいわゆる「再雇用・雇用延長」ではなく、従前の雇用条件

で処遇)を採用するだけでなく、シニア層の中途採用を積極的に行っています。

取締役・監査役の状況

弊社の取締役10名の内3名は社外取締役であり、さらにその内1名は独立役員です。また監査役3名の内

2名は社外監査役であり、両名とも独立役員となっています。

2017年度において、取締役会は定時および臨時を合わせて26回開催されましたが、社外取締役の出席

率は97%超となっています。また監査役会は14回開催されましたが、社外監査役の出席率は100%と

なっています。なお、取締役会には、監査役全員が出席し、取締役会の業務執行の状況を監視できる体

制となっておりますが、社外監査役の取締役会への出席率は98%超となっています。弊社では、このよ

うに社外の見識を経営に取り込むことにより、高いレベルでの企業統治を実現しています。

企業統治における基本的な考え方

弊社は、経営の効率化・健全性・透明性を高め、長期的に株主価値を向上させる企業経営がコーポレー

ト・ガバナンスの基本であり、経営上の重要課題であると認識しております。このため、弊社では、役

職員が遵守すべき事項を「行動規範」にて取りまとめ、対お客様、対社会及び職場における行動基準を

明確にして、社内で周知徹底を図っています。

また、弊社及び弊社グループは、第二種金融商品取引業者及び投資助言・代理業者として、法令遵守の

監視体制の構築・運用が重要であると考えています。具体的な監視機能としては、法務・コンプライア

ンス室及び内部監査室により、業務の監視をするとともに、監査役が独立性を保ち、十分な監査機能を

発揮すること等が重要であると考えています。

経営環境の変化に迅速・適正・合理的に対応できる意思決定体制及び業務執行の効率化を可能とする社

内体制を構築して、コーポレート・ガバナンスの充実に取り組むこと、並びにすべてのステークホル

ダーから信頼を得るため、経営情報の適時開示(タイムリーディスクロージャー)を通じて透明性のあ

る経営を行ってまいります。

企業統治に向けた取り組み

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CSR活動のご紹介

企業統治分野 Governance

内部統制システムに関する基本的な考え方及びその整備状況

弊社グループは、業務の適正性及び財務報告の信頼性を確保するための体制として、以下の基本方針を

定め、本方針に従い、弊社グループの内部統制システムを適切に構築・運用しています。

弊社グループの取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制

1.弊社グループは、役職員を対象とした「行動規範」を定め、コンプライアンス体制の基盤としてお

り、弊社グループの取締役はその率先垂範となり、職員に対して周知徹底を図る。

2.弊社は、監査役会設置会社として、取締役会の監督及び監査役会の監査という組織体制の下で、取

締役の職務執行の適法性を確保する。

3.弊社は、社長直属の組織として法務・コンプライアンス室を設置し、法令違反及びその他のコンプ

ライアンス違反行為が生じないよう、あるいは生じた場合に速やかに対応できるよう、弊社のコン

プライアンス体制の構築・運用を推進する。

4.弊社は、「コンプライアンス・マニュアル」を定め、役職員が遵守すべき法令及びコンプライアン

スの周知徹底を図り、コンプライアンス意識を向上させる。

5.弊社は、役職員の法令及び定款違反行為の未然予防並びに早期発見のために内部通報体制を整備及

び運用し、役職員の法令及び定款違反等の重要な問題については、懲罰委員会を開催し「就業規

則」に従い適正に処分を決定する。

6.弊社グループは、「反社会的勢力への対応に係る基本方針」を定め、社会の秩序や安全に脅威を与

える反社会的勢力に対して毅然とした態度をもって対応し、取引関係を含めて一切の関係を遮断す

る。

弊社の取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制

1.弊社グループは、「情報セキュリティ基本方針」「SNS管理規程」を定め、情報資産の適切な管理

体制の基盤としており、弊社グループの取締役は、職員に対して情報資産管理の重要性について理

解を得られるよう周知徹底を図る。

2.取締役の職務執行に係る情報については、「文書管理規程」に従い、文書または電磁的媒体(デー

タ)に記録し、定められた期間、取締役が閲覧可能な状態で適切に保存・管理する。

弊社グループの損失の危険の管理に関する規程その他の体制

1.弊社は、リスク・コンプライアンス委員会を設置し、企業活動全般に係る個々のリスクについて、

認識・分析・評価し、対応することを定めた「リスク管理規程」及びその他個別リスクに係る規程

等に従い、リスク管理体制を整備・構築する。

2.弊社は、「関係会社管理規程」を定め、弊社グループの企業活動上で認識しうるリスクを収集し、

分析・評価できるリスク管理体制を整備・構築する。

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CSR活動のご紹介

企業統治分野 Governance

弊社の取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制

1.弊社は、取締役会を原則として月1回実施し、必要に応じて臨時の取締役会を開催して、取締役の

間で職務執行の状況を監督するとともに意思の疎通を図り、迅速な意思決定と効率的な職務執行を

行う。

2.弊社は、取締役会の決定に基づく業務執行について、弊社の「組織規程」、「稟議規程」、「職務

権限規程」、「業務分掌規程」等に従い、役割、責任及び業務手続を明確にしており、必要に応じ

て見直しを図る。

3.弊社は、取締役会の下で常勤取締役、各本部長、法務・コンプライアンス室長、執行役員及び代表

取締役社長が必要と認めた者により社内取締役及び本部長等から構成される経営会議を原則として

月1回実施し、取締役会付議事項の事前検討及び業務執行上の重要な事項等の審議を行い、弊社取

締役会から委嘱を受けた権限の範囲内で職務執行を行う。

弊社グループの業務の適正を確保するための体制、及び弊社グループの取締役等の職務の執行に係る事

項の弊社への報告に関する体制

1.弊社グループは、「行動規範」等のポリシーを定め、弊社グループに適用させ、業務の適正を確保

する体制の基盤とした上で、弊社グループ各社が諸規程を制定及び改定する。

2.「関係会社管理規程」に従い、弊社グループの業績、財務及び経営上重要な事項について、弊社へ

定期的に報告する体制を整備して管理する。

3.弊社の内部監査室が、「内部監査規程」に従い、弊社グループの業務監査及び内部統制システムの

有効性を評価し、業務の適正を確保する。

監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、及び

当該使用人の取締役からの独立性並びに指示の実効性の確保に関する事項

1.監査役は、必要がある場合は取締役に通知した上で、社長室に監査業務を補助するよう命令するこ

とができる。この通知を受けた取締役は、特段の事情がない限りこれに従うものとする。

2.前号により、監査役から命令を受けた職員は、その命令の遂行に関して取締役の指揮命令を受けず、

また、実施結果の報告は監査役に対してのみ実施する。

弊社グループの取締役及び使用人が監査役に報告するための体制、その他の監査役への報告に関する体

制、及び報告した者が報告したことを理由に不利な扱いを受けないことを確保するための体制

1.監査役は取締役会、その他重要な会議に出席し、取締役及び使用人から説明を受けることができる

ものとする。

2.弊社グループの役職員は、監査役に対して、法令及び定款の遵守に関する事項、弊社グループに重

大な影響を及ぼす事項等について速やかに報告する。報告の方法については、会議・面談・電話

又は電子メール等により随時報告できる体制を整備する。

3.監査役へ報告した役職員が、当該報告をしたことを理由として、不利な取扱いを受けないことを確

保する体制を整備する。

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CSR活動のご紹介

企業統治分野 Governance

監査役の職務の執行について生じる費用の前払又は償還手続き、その他の当該職務の執行について生じ

る費用又は債務の処理に係る方針に関する事項

1.弊社は、監査役がその職務執行について生ずる費用の前払又は償還等の請求をした場合は、速やか

に当該費用又は債務を処理する。

2.監査役は、監査の実施にあたり必要と認められる場合、独自の外部専門家に相談することが可能で

あり、その費用は会社が負担する。

その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制

1.監査役は、代表取締役社長及び取締役との間で定期的な意見交換会を実施する。

2.監査役は、内部監査室及び会計監査人と情報共有を随時実施し、連携して監査が実効的に行われる

ことを確保する。

弊社グループの財務報告の信頼性を確保するための体制

1.弊社グループは財務報告の信頼性を確保するため、財務報告に係る内部統制を構築し、その体制の

整備及び運用状況を評価し、維持・改善に努める。

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リニューアブル・ジャパン株式会社 Renewable Japan Co.,Ltd.〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-2-8 虎ノ門琴平タワー

第二種金融商品取引業者、投資助言・代理業者 関東財務局長(金商)第2697号 特定建設業 東京都知事(特ー25)第140815号 宅地建物取引業者 東京都知事(1)第96870号加入協会:一般社団法人日本投資顧問業協会 太陽光発電協会 一般社団法人 二種金融商品取引業協会 公益社団法人全日本不動産協会 一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会 一般社団法人 バイオマス発電事業者協会 一般財団法人日本クリーン環境推進機構 07