必修ポイント 共通 問題 - ishiyaku.co.jp · 必修ポイント 基礎医学 付録...

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必修ポイント 基礎医学 付録 理学療法士 作業療法士 国家 試験 共通 問題 医歯薬出版 編 (2007年 10月制作) 2~ 4頁 「第42回 PTOT 国試問題」の概要 5~11頁 「出題傾向と対策の要点 14年間」 (第29回~第42回) 13~19頁 「第40回 PTOT 国家試験問題」 (共通問題 基礎医学) 21~27頁 「第41回 PTOT 国家試験問題」 (共通問題 基礎医学) 28~35頁 「第42回 PTOT 国家試験問題」 (共通問題 基礎医学) 36頁 「国家試験合格率」 (第 30回~第42回)

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必修ポイント

基礎医学

付録

理学療法士作業療法士

国家試験

共通問題

医歯薬出版 編

(2007年10月制作)

2~ 4頁 「第42回 PT・OT国試問題」の概要

5~11頁 「出題傾向と対策の要点 14年間」(第29回~第42回)

13~19頁 「第40回 PT・OT国家試験問題」(共通問題 基礎医学)

21~27頁 「第41回 PT・OT国家試験問題」(共通問題 基礎医学)

28~35頁 「第42回 PT・OT国家試験問題」(共通問題 基礎医学)

36頁 「国家試験合格率」(第30回~第42回)

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難易度が上がる

X(2)タイプ の出題数が大幅に増加

51問

45問

第42回 PT・OT国家試験は大幅に変更された「第42回理学療法士・作業療法士 国家試験」(以下「第42回PT・OT国試」と略す)は,平成19年3月

4日(日)に実施されましたが,今回は今までと比較して,その出題形式が大きく変更されました.それは

① X(2)タイプ」問題の出題数の大幅な増加と,② X(2)タイプ」問題の出題領域の拡大です.厚生労

働省は「第42回国家試験から出題形式を変更する予定である」と全国の養成校に通達していましたが,こ

れほどに変更「X(2)タイプ」問題が増加し領域拡大するとは,予測していませんでした.ここでいう問題

形式のタイプ例を,以下の表1に示します.

表1 問題形式のタイプ例

Aタイプ」問題 Kタイプ」問題 X(2)タイプ」問題

第42回 共通問題より 第42回 共通問題より 第42回 共通問題より

問題1 外胚葉から発

生するのはどれか.

1.骨

2.脊髄

3.筋

4.心臓

5.子宮

A.2

問題18 腎臓で正しいのはどれか.

ア.糸球体は髄質にある.

イ.近位尿細管は腎盂にある.

ウ.尿管は皮質と連結する.

エ.輸入糸動脈は糸球体と連結する.

オ.遠位債尿管はヘンレ係蹄と連結する.

1.ア,イ 2.ア,オ 3.イ,ウ

4.ウ,エ 5.エ,オ

A.5(エ,オ)

問題8 体表から容易に筋

収縮を触知できるのはどれ

か.2つ選べ.

1.梨状筋

2.外閉鎖筋

3.小殿筋

4.大腿筋膜張筋

5.長内転筋

A.4と5

X(2)タイプ」問題は,「2つとも正答で正解採点」となるため,このタイプの問題が増加するというこ

とは,言い換えれば受験生にとって ということになります.平成15年3月の「第38回 国

家試験」から「X(2)タイプ」問題が導入されてきましたが,その時点では「理学療法士・作業療法士とも

に実地問題に限って出題する」とされていました.過去の「X(2)タイプ」問題は「第38回,第39回」で

実地問題に2問のみ出題,「第40回,第41回」で実地問題に4問のみ出題されました.

ところが今回の「第42回」では,「 」 し,また出題領域もPT・OT専

門分野の実地問題(午前の部の問題1~41)のみならず,PT・OT専門分野の一般問題(午前の部の問題

41~100),共通分野(午後の部の問題1~100)にまで及び,「X(2)タイプ」の出題数は,PT合計 ╱

200問,OT合計 ╱ 200問でした.その問題配分を以下の表2に示します.

表2 第42回 PT・OT国試の問題配分

問題番号(配点) X(2)タイプ」 Aタイプ」 Kタイプ」 計

理学療法⎧⎨⎩

実地問題(問題 1~40) (3点)

一般問題(問題41~100)(1点)

13

16

⎫⎬⎭計29

26

44

⎫⎬⎭計70

1

0

⎫⎬⎭計1 100

作業療法⎧⎨⎩

実地問題(問題 1~40) (3点)

一般問題(問題41~100)(1点)

8

15

⎫⎬⎭計23

32

43

⎫⎬⎭計75

0

2

⎫⎬⎭計2 100

共通問題 一般問題(問題 1~100)(1点) 21 77 2 100

第 回 ・ 国試問題の概要

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医療観察法 シン

ナー乱用 作業評価 精神障害者地域生活移行支援アセスメント

治療関係における感情疎

通性 クリニカルパス ICFの用語

説明

次に出題内容についてですが,「理学療法専門分野の実地問題」では,① 理学療法学基礎分野から:「徒

手筋力テスト,関節可動域テスト,代償運動,義肢・装具,歩行分析,身体運動に関するテコの計算,運

動発達年齢,乳幼児姿勢反応,ADL動作など」,② 疾患別理学療法学分野から:「脳卒中片麻痺(CT像を

含む),パーキンソン病,脊髄損傷,大腿切断,関節リウマチ,呼吸不全,心疾患(心電図を含む),筋ジ

ストロフィー,脳性麻痺児など」が図表,写真入りで例年と大差なく出題されました.ただ実地問題中の

物理療法は1問のみでした.「理学療法専門分野の一般問題」では,「理学療法学全分野」にわたって広く

出題されました.特に目立って新しいと思われる出題内容はありませんでした.

「作業療法専門分野の実地問題」では,① 作業療法学基礎分野から:「徒手筋力テスト,関節可動域テス

ト,義手,家屋改修,基礎作業技術,集団作業療法など」,② 障害別作業療法学分野から:「脳卒中片麻痺,

高次脳機能障害,パーキンソン病,関節リウマチ,脊髄損傷,上肢末梢神経障害,筋萎縮性側索硬化症,

脳性麻痺児,統合失調症,躁うつ病,恐怖症,不安神経症,境界型人格障害,広汎性発達障害など」が図表,

写真入りで例年通り出題されました.作業療法専門分野の一般問題」では,作業療法学全分野」にわたっ

て広く出題されていました.ただし4問だけ一般問題領域に新出問題がありました.「 」「

」「 (BADS,POMS,TMTなど)」「 (SCT,

BPRS,REHABなど)」などです.それら以外はすべて例年までの内容と変わりありませんでした.

「PTOT共通分野(基礎医学・臨床医学)」について,「基礎医学」分野は48問,「臨床医学」分野は52

問出題されており,問題数の配分は例年と同様でした.その内容について,「基礎医学」分野は「解剖学・

生理学・基礎運動学」で例年通りの範囲で出題されており,「臨床医学」分野は「病理学・内科学・整形外

科学・臨床神経学・精神医学・臨床心理学・リハビリテーション医学・医学概論」の範囲から,これも例

年と変わらない内容で出題されていました.3問ほど新しい用語の問題があり,「

(カタルシス,ラポール,リエゾン,コンプレックス,モデリング)」「 」「

」でした.

第42回 PT・OT国家試験の合格率は低下した第42回PT・OT国試の合格者数・合格率を以下の表3に示します.

表3 第42回 PT・OT国試の合格者数・合格率

受験者数 合格者数 合格率

理学療法士(PT)国家試験 7,036 6,559 93.2%

作業療法士(OT)国家試験 5,131 4,400 85.8%

厚生労働省発表による合格基準を以下の表4に示します.理学療法士・作業療法士ともに,一般問題を

1問1点(160問で160点満点),実地問題1問3点(40問で120点満点)の両者の総得点(280点満点)

で,次の合格基準のすべてを満たした者を合格とします.

表4 PT・OT国試の合格基準

総 得 点 実地問題

理学療法士(PT)国家試験 167点以上 ╱ 279点 43点以上 ╱ 120点

作業療法士(OT)国家試験 168点以上 ╱ 280点 43点以上 ╱ 120点

PTの合格基準総得点が279点になっていますが,これはPT専門問題に採点除外問題があったからで,

またその他にも専門分野・共通分野ともに複数選択肢が正解となる問題があり,採点基準が厚生労働省の

ホームページで公開されています(表5).

3第42回PT・OT国試問題の概要

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表5 PT・OT国試の採点基準

問題分野 問題 問題種別 理由 採点 配点

2 実地問題 選択肢に複数の正解あり 複数選択肢正解 3点PT専門

⎧⎨⎩42 一般問題 問題表現が不明確 採点除外 総得点-1点

99 一般問題 問題表現があいまい 3通り解答正解 1点OT専門

⎧⎨⎩11 実地問題 問題図が不明瞭 複数選択肢正解 3点

共通 9 一般問題 選択肢に3つの正解あり 3選択肢正解 1点

過去の「理学療法士・作業療法士 国家試験合格率」については,表6-1,表6-2と巻末のグラフに示

します.

表6-1 理学療法士(PT)の合格率

実施回 合格者╱受験者(人) 合格率(%) 合格基準(点)

37回 3,354╱ 3,503 95.7 総合165以上╱ 275かつ実地40以上╱ 117

38回 3,629╱ 3,686 98.5 総合168以上╱ 280かつ実地43以上╱ 120

39回 4,199╱ 4,289 97.9 総合168以上╱ 279かつ実地43以上╱ 120

40回 4,843╱ 5,102 94.9 総合168以上╱ 279かつ実地43以上╱ 120

41回 6,002╱ 6,155 97.5 総合168以上╱ 280かつ実地43以上╱ 120

42回 6,559╱ 7,039 93.2 総合167以上╱ 279かつ実地43以上╱ 120

表6-2 作業療法士(OT)の合格率

実施回 合格者╱受験者(人) 合格率(%) 合格基準(点)

37回 2,587╱ 2,854 90.6 総合167以上╱ 278かつ実地41以上╱ 120

38回 2,937╱ 3,205 91.6 総合165以上╱ 275かつ実地40以上╱ 117

39回 3,313╱ 3,469 95.5 総合168以上╱ 279かつ実地43以上╱ 120

40回 3,443╱ 3,897 88.4 総合168以上╱ 279かつ実地43以上╱ 120

41回 4,185╱ 4,571 91.6 総合168以上╱ 280かつ実地43以上╱ 120

42回 4,400╱ 5,131 85.8 総合168以上╱ 280かつ実地43以上╱ 120

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解剖生理学Ⅰ(植物機能)(250)

共通問題 臨床医学 付録

1 出題傾向

・毎年,平均で約19問╱ 100問が出題される.そ

のうち1/4(約4~5問)は循環器に関する問

題で出題数が最も多い.

・次いで約3~4問が消化器系と吸収に関する問

題,排泄と泌尿器の問題が約2~3問,呼吸器

に関する問題が約2問,代謝と栄養に関する問

題が1~2問,内分泌器の問題が1~2問など

である.

・循環器では動脈(特に大動脈の分枝や脳血管系)

と心臓構造に関する問題が最も多く,毎年必ず

出題されている.消化器に関しては肝臓・胆嚢・

膵臓と嚥下に関する問題は必ず出題されてお

り,次いで消化酵素に関する問題が多い.

・ここ5年は胃に関する問題は出題されていな

い.

・排泄と泌尿器の問題では腎臓・膀胱と排尿機能

に関して1問ずつ必ず出題されている.

・呼吸器に関しては呼吸器全般(喉頭・気管・気

管支・肺)の構造と呼吸機能が各1問ずつ出題

されている.

・代謝と栄養では体温調節と代謝と栄養の3項目

中2問必ず出題されている.

・また内分泌器に関しては内分泌器官とホルモン

機能が各1問ずつ出題されている.

2 最近の出題傾向の変化

・心臓刺激伝達系,血圧調整,血液細胞,肺循環

に関する問題が減少している.

・また消化器に関しては構造に関する問題よりも

消化機能に関する問題が出題される傾向が強

い.

・泌尿器では腎臓や膀胱の支配神経と排泄機能に

関する問題が多くなっている.

・細胞の発生が数年サイクルで出題されている

が,昨年は出題された.また運動に関する生理

反応の問題がここ3年出題傾向にある.

3 第42回国家試験の出題傾向の変化

・例年とあまり変化なく,循環脈管系(5問)が

最も多く,次いで呼吸器系(4問),消化器系(3

問),内分泌系(3問),排泄(2問),代謝体温

(2問),発生(1問)と全範囲からまんべんな

く出題されている.

出題傾向と対策の要点

年間(第 回~第 回)の科目別出題率

病理学,整形外科学,臨床神経学,内科学,精神医学,臨床心理学,人間発達学・小児科学,一般医学・リハビリテ

ーション医学・医学概論・リハビリテーション概論に関する「出題傾向と対策の要点」は,姉妹編「理学療法士・作

業療法士 国家試験 必須ポイント 」(本体4,000円)の「 」に掲載しています.

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・出題数は共通問題の中で最も多い

(20問╱ 100問).

・難易度も例年と変わりなく,基本

的な知識についての質問であっ

た.

・本年の特徴である「X2(2つ選

べ)問題」は20問中3問で,内容

は「呼吸器解剖,骨成長ホルモン,

心拍出生理」であるが,難易度は

例年並みである.

4 対策の要点

・動脈の走行と分枝,心臓の構造,

肝胆膵の構造とその機能,腎臓の

構造と神経支配,排尿機能,呼吸

器の構造と呼吸機能の問題は絶対

制覇しよう

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過去14年間の出題頻度

ほぼ100%の出題率 ほぼ80%程度の出題率 ほぼ50%程度の出題率 低出題率の領域

出題項目 合計 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29

脈管(動脈・静脈) 24 2 2 1 2 1 2 2 1 1 4 2 2 1 1

心臓の構造と生理 12 1 2 2 1 1 1 2 1 1

体液・血液成分 7 1 1 1 1 1 1 1

バイタル 5 1 1 1 2

循環器系(59) 心臓刺激伝導系 4 1 1 1 1

血圧調整機構 4 1 1 1 1

肺循環 1 1

心電図 1 1

運動時の循環機能 1 1

嚥下・咀嚼・舌・口腔内機能 13 1 2 1 2 1 1 1 2 1 1

肝臓・胆嚢・膵臓とその生理 11 2 1 1 2 1 1 1 1 1

消化酵素 10 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1消化器系(54)

消化器系総合 8 1 1 2 1 1 2

大腸・小腸 6 1 1 1 1 1 1

胃 6 1 1 1 1 1 1

呼吸生理・呼吸運動 15 2 2 2 1 1 1 1 1 1 2 1

呼吸(35) 呼吸器系の構造 14 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 1

肺容量 6 1 1 1 2 1

腎臓 15 1 1 1 1 1 2 1 2 1 1 1 2

排尿生理・排便生理 11 1 1 1 1 1 1 1 2 1 1排泄(33)

膀胱 6 1 1 1 1 1 1

前立腺 1 1

内分泌器管とホルモン 15 2 1 2 1 1 1 1 1 1 1 1 2

内分泌系(27) ホルモンの作用 11 1 2 1 1 1 1 3 1

免疫機能 1 1

体温調節 10 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1

代謝と栄養(25) 代謝 9 1 1 1 1 1 1 1 1 1

栄養 6 1 1 1 1 1 1

細胞 7 2 1 2 1 1発生と組織(10)

発生 3 1 1 1

植物機能の総合問題 7 2 1 1 1 1 1

総 合 計 250 20 17 20 16 18 18 15 18 20 16 18 15 21 18

7出題傾向と対策の要点

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解剖生理学Ⅱ(動物機能)(177)過去14年間の出題頻度

ほぼ100%の出題率 ほぼ80%程度の出題率 ほぼ50%程度の出題率 低出題率の領域

出題項目 合計 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29

伝導路 10 2 1 3 1 1 1 1

脊髄 7 1 1 1 3 1

大脳 5 1 1 2 1

中枢神経系総合(発生を含む) 5 1 1 1 1 1

中枢神経系(45) 大脳基底核 5 1 1 1 1 1

大脳辺縁系・視床・視床下部 5 1 1 1 1 1

脳幹 5 1 1 1 2

小脳 2 2

脳波 1 1

視覚 11 1 1 2 1 2 1 1 2

感覚系総合 9 1 1 2 1 3 1

感覚器系(41) 聴覚・平衡覚 8 1 1 1 1 1 1 1 1

皮膚・表在感覚 7 2 2 1 1 1

受容器 6 1 1 1 1 1 1

骨格筋の特徴 9 1 1 1 1 3 1 1

筋収縮の生理 7 1 1 1 1 1 1 1

赤筋・白筋 6 1 1 1 1 1 1

筋(35) 筋紡錘・ゴルジ腱器官の構造 6 1 2 1 1 1

運動単位 3 1 1 1

神経筋接合部 2 1 1

筋原線維の構造 2 1 1

脳神経 12 2 1 1 1 1 2 1 1 1 1

自律神経 10 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1末梢神経系(36)

脊髄反射 8 1 2 1 1 1 1 1

脊髄神経の神経叢 6 2 1 1 1 1

神経の種類 7 2 3 1 1

神経伝達の生理 7 1 1 1 1 1 1 1神経生理(20)

神経の構造 4 1 1 1 1

神経生理のその他 2 1 1

総 合 計 177 14 13 12 13 12 12 18 12 12 12 12 12 11 12

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1 出題傾向

・平均12.5問╱ 100問出題,中枢神経に

関して最も多く3~4問は必ず出題さ

れるが,出題項目については年ごとに

ランダムに出題されており傾向がな

い.

・ただ出題数の多さから伝導路,脊髄,

脳幹の問題が多いようである.

・末梢神経に関しては年平均2問程度

で,12脳神経と自律神経が各1問ずつ

毎年出題されている.

・感覚系に関しては視覚と聴覚平衡覚に

ついて各1問ずつほぼ毎年出題されて

いる他は受容器問題と感覚器全般総合

問題が隔年交代で出題されている.

・筋に関しては骨格筋の特徴について毎

年1問は出題されているが,出題数は

年平均2問程度である.

2 最近の出題傾向の変化

・中枢神経に関しては前年に出題されて

いる項目については次年度には出題さ

れておらず,前年に出題されていない

項目から出題される傾向がある.

・末梢神経に関しては12脳神経と自律

神経の機能について必ず押さえるべき

である.

・感覚器も視覚,聴覚の2項目を押さえ

ることが絶対必須である.

・表在感覚は,近3年間で5問出題され

ており,きちんと把握しておくべきで

ある.

・筋に関しても,骨格筋の特徴が必ず出

題されるようなのでそれを抑えればよ

い.

・それ以外では筋に関する生理学は出題

項目は毎年バラバラで傾向はない.

3 第42回国家試験の出題傾向の変化

・大項目は,末梢神経系4問,中枢神経系3問,

筋系3問,神経生理機能2問,感覚器系2問で,

末梢神経に関する問題が最も多かった.

・14問中,昨年と同じ小項目の出題は4問ですべ

て末梢神経に関する問題であった.

・14問中,残りの8問は.5~6年前に出題され

た項目からの出題であった.

・「X2(2つ選べ)問題」は14問中2問で,内

容は「神経細胞,大脳機能」に関するものであ

った.

・「X2(2つ選べ)問題」の難易度は例年並みで

ある.

4 対策の要点

・解剖生理学Ⅱ(動物機能)に関しては出題項目

にはっきりとした傾向がないので,過去に出題

された内容は全て一通りまんべんなく学習する

方がよい.

9出題傾向と対策の要点

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運動学(243)

1 出題傾向

・年平均100問中17問出題されており,特に筋に

関する問題が毎年約7問は出題される.

・筋の作用が最も多く約5問,上肢の筋が最も多

く2~3問,次いで体幹筋の作用1~2問,下

肢筋の作用は1問で最も少ない.

・作用以外では起始停止に関する問題で1~2問

である.

・関節に関しては毎年3~4問出題され,下肢,

上肢はほぼ同数で各1~2問,特に下肢の関節

は2問は出題されると考えておく方が良い.

・末梢神経支配筋に関しては上肢の方が多く,毎

年必ず1問出題されている.

・下肢筋の神経支配に関しては2年に1問と考え

て良い.

・歩行は年1~2問で第36回の4問は特別と考

えて良いが,2問は出題されると思っておいた

方が良い.

・姿勢に関する問題もほぼ毎年1問は出題され

る.バイオメカニクスは運動力学とてこが重要

である.

2 最近の出題傾向の変化

・ここ10年は出題傾向に大きな変化はなく,毎年

各項目でまんべんなく出題されている.

3 第42回国家試験の出題傾向の変化

・昨年とほぼ同じ範囲(筋系7問,関節系3問,

過去14年間の出題頻度

ほぼ100%の出題率 ほぼ80%程度の出題率 ほぼ50%程度の出題率 低出題率の領域

出題項目 合計 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29

上肢筋の作用 30 2 2 3 2 3 1 2 2 3 5 1 4

筋の起始付着 20 1 1 1 1 1 1 1 2 1 5 2 3

頭部・体幹筋の作用 18 1 1 1 1 2 1 3 2 2 1 2 1

筋(90) 下肢筋の作用(二関節筋を含む) 14 2 2 2 2 2 1 1 1 1

筋の収縮様式・筋の触診 5 1 1 1 1 1

筋の種類 2 1 1

全身の筋の作用 1 1

関節総論(構造・種類・関節包・滑液) 17 3 1 1 2 2 1 1 1 1 2 1 1

下肢の関節 16 1 1 1 1 2 1 2 2 1 1 1 2関節(49)

上肢の関節 13 1 1 1 1 3 2 2 2

体幹の関節 3 1 1 1

歩行 24 1 2 2 2 1 1 4 2 1 2 1 1 1 3

上肢の神経支配 13 1 1 1 1 1 1 1 1 3 1 1神経支配

(20) 下肢・体幹の神経支配 7 1 1 1 1 1 1 1

運動力学・バイオメカニクス 19 1 1 1 3 1 3 1 1 1 2 2 2

骨(構造・種類) 17 2 1 2 4 1 1 1 1 3 1

立位・姿勢 14 1 1 1 1 1 2 1 1 1 2 1 1

靱帯 6 1 1 1 1 2

身体各部の運動と動作分析(筋の働き) 3 3

運動学習 1 1

総 合 計 243 15 17 14 19 18 18 15 17 16 18 19 21 17 19

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歩行・力学・姿勢・人体・運動学習

各1問)でまんべんなく出題された.

・出題数は例年よりやや少なかった

が,出題項目は「運動学習」以外は

すべて昨年と同じ項目からの出題で

あった.

・難易度も例年並みで,基本的知識を

しっかりと理解していれば解ける内

容であった.

・ただし運動機能学で学習すべき知識

の範囲は広いため,学習時間はかな

り必要と思われる.

・「X2(2つ選べ)問題」は7問,「関

節円板,二関節筋,筋収縮触知,運

動変数,上肢筋の作用2問,下肢筋

の作用」である.

・「X2(2つ選べ)問題」の問題内容

そのものの難易度は例年並みである

が,15問中7問が2つ正解が条件で

あるためその意味では難易度は上が

っている.

4 対策の要点

・運動機能学は出題傾向が一定してお

り,出題数の多い項目を徹底的に学

習することが得策である.

・理学療法士・作業療法士にこだわら

ず,筋の作用および筋の末梢神経支

配に関しては上肢を徹底的に,関節

の特徴に関しては上肢下肢を徹底的

に学習すること

11出題傾向と対策の要点

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第 回

第40回

共通

神経内分泌を行うのはどれか.1.下垂体前葉2.下垂体後葉3.甲状腺4.副腎皮質5.副腎髄質

共通

誤っている組合せはどれか.1.内胚葉――肺2.内胚葉――腸 管3.中胚葉――骨4.外胚葉――筋5.外胚葉――神 経

共通

正しいのはどれか.1.気管は食道の背側に位置する.2.気管支は第3胸椎の高さで分岐する.3.気管支は左右対称である.4.気管支の粘膜には繊毛がある.5.気管支は副交感神経の興奮で拡張する.

共通

正しいのはどれか.1.耳管は咽頭と内耳を連絡する.2.耳石は蝸牛にある.3.鼓膜は中耳と内耳を隔てる.4.半規管は頭部の回転運動を感受する.5.コルチ器は身体運動の加速度を感受する.

共通

脳神経と支配筋との組合せで誤っているのはどれか.1.動眼神経――上斜筋2.三叉神経――咬 筋3.顔面神経――広頸筋4.舌下神経――縦舌筋5.副神経―――僧帽筋

共通

末梢神経で誤っているのはどれか.1.神経内膜は個々の神経線維を包んでいる.2.髄鞘と髄鞘の切れ目をランヴィエ絞輪という.3.1個のシュワン細胞が複数の無髄の軸索を包

んでいる.4.シナプスの終末ボタンと樹状突起との間には

間𨻶がある.5.1本の軸索は1個のシナプスを形成する.

共通

中枢と部位との組合せで誤っているのはどれか.1.摂食中枢――――視床下部2.体温調節中枢――視床下部3.水分調節中枢――橋4.呼吸中枢――――延 髄5.血管運動中枢――延 髄

共通

肩甲骨に付着する筋と付着部との組合せで誤っているのはどれか.1.肩甲挙筋――上 角2.棘上筋―――肩甲棘3.大円筋―――下 角4.菱形筋―――内側縁5.小胸筋―――烏口突起

・ 国家試験問題(共通問題 基礎医学)

本書「基礎医学」には49問を掲載.残り51問は姉妹編「臨床医学」(本体4,000円)の「付録」に掲載

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共通

手の有頭骨と関節を構成しないのはどれか.1.舟状骨2.月状骨3.三角骨4.有鈎骨5.小菱形骨

共通

正しい組合せはどれか.1.顎関節―――球関節2.環軸関節――車軸関節3.肩鎖関節――靱帯結合4.仙腸関節――軟骨結合5.距腿関節――鞍関節

共通

長骨について誤っているのはどれか.1.長円柱状で両端は膨れている.2.骨質は緻密骨と海綿骨に分けられる.3.骨幹内部には髄腔がある.4.幼児期の骨髄は黄色骨髄である.5.骨端軟骨は硝子軟骨である.

共通

内頸動脈系の血管支配を受けないのはどれか.1.前頭葉外側2.前頭葉内側3.側頭葉外側4.頭頂葉内側5.後頭葉内側

共通

股関節について誤っているのはどれか.1.腸骨大腿靱帯によって内転が制限される.2.大腿骨頭靱帯の中を血管が通る.3.関節包は前方部分が厚い.4.骨頭と臼蓋は同心円に近い球関節である.5.関節唇が適合性を高めている.

共通

リンパ系について誤っているのはどれか.1.腸管由来のリンパ液を乳糜という.2.リンパ節は細網組織からなる.3.胸管は右側の静脈角に合流する.4.脾臓はリンパ系器官の一つである.5.リンパ管には弁機構が存在する.

共通

感覚支配で正しい組合せはどれか.1.母指背側――正中神経2.前腕尺側――筋皮神経3.上腕内側――橈骨神経4.足指背側――脛骨神経5.下腿内側――伏在神経

共通

皮膚について誤っているのはどれか.1.表皮には基底細胞層が含まれる.2.立毛筋は横紋筋である.3.真皮には感覚受容器が分布する.4.皮下組織は脂肪細胞で占められている.5.エクリン腺は全身の皮膚に分布する.

共通

誤っているのはどれか.1.肝右葉は左葉より厚く大きい.2.肝横隔面上縁は第5肋骨の高さにある.3.肝臓の栄養血管は門脈である.4.肝静脈は下大静脈に連なる.5.総胆管は大十二指腸乳頭に開く.

共通

視覚系について正しいのはどれか.1.虹彩はカメラのレンズの役割を果たす.2.瞳孔括約筋は動眼神経が支配している.3.視神経乳頭は中心視野に関与する.4.眼球運動には顔面神経が関与する.5.各大脳半球は同側視野からの情報を受ける.

共通

心臓の血管で誤っている組合せはどれか.1.右冠状動脈――回旋枝2.右冠状動脈――後間室枝3.左冠状動脈――前間室枝4.左冠状動脈――前 枝5.左冠状動脈――後 枝

共通

誤っているのはどれか.1.前脊髄小脳路は前索を通る.2.網様体脊髄路は脳幹と脊髄とを結ぶ.3.皮質脊髄路は大脳皮質と脊髄前角細胞とを結

ぶ.4.脊髄視床路は外側と腹側とに分かれる.5.内側毛帯は延髄下部で交差する.

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第40回

共通

心拍出量を決定する因子でないのはどれか.1.心拍数2.静脈還流量3.冠動脈圧4.心室弛緩の程度5.左室収縮終期容量

共通

複数のシナプスを介して出現する反射はどれか.1.下顎反射2.上腕二頭筋反射3.腹壁反射4.大腿四頭筋反射5.下腿三頭筋反射

共通

副交感神経の作用はどれか.1.唾液分泌増加2.瞳孔散大3.脈拍数増加4.消化管運動低下5.肛門括約筋収縮

共通

ゴルジ腱器官の求心性神経はどれか.1. a群線維2. b群線維3. 群線維4.C線維5.γ線維

共通

正しいのはどれか.1.PaO は約50Torrに維持されている.2.PaCO は約60Torrに維持されている.3.血液のpHは約7.0に維持されている.4.PaCO は過換気で減少する.5.代謝性アシドーシスでは換気が減少する.

共通

誤っている組合せはどれか.1.プチアリン――唾 液2.ペプシン―――胃 液3.トリプシン――胃 液4.アミラーゼ――膵 液5.マルターゼ――腸 液

共通

胆汁について正しいのはどれか.1.胆嚢で産生される.2.食物の摂取によって分泌が増加する.3.消化酵素が含まれる.4.脂肪の吸収を抑制する.5.胆汁酸塩の大部分は大腸で再吸収される.

共通

腎臓の尿細管で再吸収されないのはどれか.1.アミノ酸2.ナトリウム3.尿 酸4.リ ン5.ブドウ糖

共通

血糖値を上昇させるのはどれか.1.メラトニン2.カルシトニン3.インスリン4.オキシトシン5.ノルアドレナリン

共通

下垂体後葉から分泌されるのはどれか.1.グルカゴン2.成長ホルモン3.アドレナリン4.サイロキシン5.バゾプレッシン

共通

ビタミン欠乏症で誤っているのはどれか.1.ビタミンA―――夜盲症2.ビタミンB ――末梢神経障害3.ビタミンC―――壊血病4.ビタミンD―――くる病5.ビタミンK―――テタニー

共通

人の体温調節について誤っているのはどれか.1.皮膚血流量を増加させて,体温を上げる.2.運動による発汗は,熱放散のシステムである.3.体温が低いと筋肉を収縮させ,熱を発生させ

る.4.発熱するときは,ふるえの反応を起こす.5.深部体温は腋窩温より高い.

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共通

誤っているのはどれか.1.単位体表面積あたりの基礎代謝量は高齢者で

低い.2.サイロキシンは基礎代謝量を低下させる.3.発熱は基礎代謝量を上昇させる.4.睡眠中は基礎代謝量が低下する.5.栄養不良は基礎代謝量を低下させる.

共通

摂食・嚥下について誤っているのはどれか.1.先行期は認知機能の影響を受ける.2.口腔移送期には口唇で食物を取り込む.3.口腔準備期には咀嚼によって食塊を形成する.4.咽頭期は反射的な運動である.5.食道期は蠕動運動である.

共通

誤っているのはどれか.1.随意的排尿には大脳皮質が関与する.2.交感神経を刺激すると膀胱は収縮する.3.膀胱体部からの求心性神経は骨盤神経である.4.脊髄排尿中枢は第2~4仙髄節にある.5.外尿道括約筋は陰部神経の支配を受ける.

共通

正しいのはどれか.1.運動量は質量と加速度の積である.2.仕事は運動量と時間の積である.3.ニュートンは力の単位である.4.ワットは運動量の単位である.5.ジュールは仕事率の単位である.

共通

正しいのはどれか.1.筋紡錘の求心性神経には b群線維がある.2.筋紡錘と錘外筋線維は直列関係にある.3.錘内筋線維を支配する運動神経はAα群であ

る.4. 群線維より 群線維の方が伝導速度は速い.5.H波は a群線維の刺激によって得られる.

共通

肩甲骨上方回旋に働く筋の組合せで正しいのはどれか.1.僧帽筋―――前鋸筋2.菱形筋―――小胸筋3.肩甲挙筋――菱形筋4.肩甲挙筋――小胸筋5.広背筋―――菱形筋

共通

誤っているのはどれか.1.頸椎回旋は主として環軸関節で起こる.2.右斜角筋収縮は頭部の右側屈を起こす.3.右胸鎖乳突筋収縮は頭部の右回旋を起こす.4.胸郭下部では横径方向の運動が起こる.5.外肋間筋収縮は肋骨挙上を起こす.

共通

正しいのはどれか.1.距腿関節は背屈位で内外転が容易になる.2.外がえしは回内・外転・背屈の複合運動である.3.横足根関節は距舟関節と距骨下関節からなる.4.外側縦足弓は踵骨・舟状骨・第5中足骨からな

る.5.長腓骨筋は足関節の背屈筋として作用する.

共通

誤っているのはどれか.1.口輪筋―――口笛を吹く.2.舌 筋―――食塊を移送する.3.咬 筋―――歯をくいしばる.4.笑 筋―――風船を膨らませる.5.大頰骨筋――口角を引き上げる.

共通

手根管内を通らないのはどれか.ア.長掌筋腱イ.長母指屈筋腱ウ.浅指屈筋腱エ.深指屈筋腱オ.尺側手根屈筋腱1.ア,イ 2.ア,オ 3.イ,ウ4.ウ,エ 5.エ,オ

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第40回

共通

努力性呼気時に用いないのはどれか.1.横隔膜2.内肋間筋3.腹直筋4.外腹斜筋5.腹横筋

共通

歩行率で誤っているのはどれか.1.歩調ともいう.2.1分間の歩数で表示する.3.歩行速度は歩幅×歩行率で計算できる.4.一般に女性より男性で高い.5.壮年以降は加齢に従い低下する.

共通

骨盤の前傾で誤っているのはどれか.1.円背で減少する.2.肥満で増加する.3.腰椎の後弯で減少する.4.腸腰筋の短縮で増加する.5.長座位で増加する.

共通

誤っている組合せはどれか.1.踵接地直後の前脛骨筋――遠心性収縮2.踵接地直後の大腿四頭筋―求心性収縮3.踵離地時のヒラメ筋―――求心性収縮4.踵離地期後の腸腰筋―――求心性収縮5.減速期のハムストリングス ――遠心性収縮

共通

インスリンの作用でないのはどれか.1.肝臓でブドウ糖をグリコーゲンに変える.2.脂肪組織へのブドウ糖の取り込みを促進する.3.脂肪組織で中性脂肪の合成を促進する.4.筋組織へブドウ糖の取り込みを促進する.5.筋組織で蛋白質の分解を促進する.

共通

大脳皮質の機能と部位との組合せで誤っているのはどれか.1.言語表出――前頭葉2.空間認知――頭頂葉3.聴覚理解――側頭葉4.言語記憶――側頭葉5.体性感覚――後頭葉

共通

心電図について正しいのはどれか.1.較正波の高さは10mVを表す.2.記録紙は毎秒20mmの速さで流れる.3.P波は心房の興奮で生じる.4.QRS波は心室の再分極過程を表す.5.T波は通常下向きである.

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第 回

番号 解 答1 2 3 4 5 答

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番号 解 答1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

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1 2 3 4 5 答

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番号 解 答1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

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ア イ ウ エ オ 答

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1 2 3 4 5 答

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1 2 3 4 5 答

■ 国家試験チェックシート ( 年 月 日)( /49点)

このページはコピーしてご使用ください.

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第 回

第40回

番号 解 答

すべて正しい

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番号 解 答1 2 3 4 5 答

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番号 解 答1 2 3 4 5 答

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ア イ ウ エ オ 答

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■ 国家試験解答シート

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第 回

第41回

共通

筋が付着していないのはどれか.1.内側楔状骨2.舟状骨3.立方骨4.距 骨5.踵 骨

共通

正しいのはどれか.ア.骨の関節面は滑膜で覆われている.イ.骨芽細胞は骨吸収に関与している.ウ.骨は緻密骨と海綿骨とに分けられる.エ.長骨の骨幹には髄腔がある.オ.副甲状腺ホルモンは骨形成を促進する.1.ア,イ 2.ア,オ 3.イ,ウ4.ウ,エ 5.エ,オ

共通

靱帯で誤っているのはどれか.1.脊椎後縦靱帯は椎体後面を連結している.2.三角靱帯は脛骨と舟状骨,踵骨,距骨とを連結

している.3.膝前十字靱帯は下腿の内旋を制限している.4.肩鎖関節は肩鎖靱帯と烏口肩峰靱帯で制動さ

れている.5.烏口上腕靱帯は烏口突起と上腕骨大・小結節と

を連結している.

共通

付着部と筋との組合せで誤っているのはどれか.1.大結節――――――棘上筋2.小結節――――――大胸筋3.烏口突起―――――小胸筋4.上腕骨内側上顆――長掌筋5.大転子――――――小殿筋

共通

単一の神経で支配されているのはどれか.1.短母指屈筋2.深指屈筋3.上腕二頭筋4.大内転筋5.大腿二頭筋

共通

下肢の筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか.1.半腱様筋―――総腓骨神経2.薄 筋――――大腿神経3.縫工筋――――閉鎖神経4.足底筋――――脛骨神経5.母指外転筋――外側足底神経

共通

辺縁系に含まれているのはどれか.1.縁上回2.角 回3.中心前回4.下側頭回5.帯状回

共通

脳神経核で延髄にないのはどれか.1.迷走神経核2.顔面神経核3.舌下神経核4.副神経核5.舌咽神経核

・ 国家試験問題(共通問題 基礎医学)

本書「基礎医学」には48問を掲載.残り52問は姉妹編「臨床医学」(本体4,000円)の「付録」に掲載

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共通

脳神経の中で副交感神経線維を含まないのはどれか.1.動眼神経2.三叉神経3.顔面神経4.舌咽神経5.迷走神経

共通

舌の機能と神経支配との組合せで誤っているのはどれか.1.運 動―――――――舌下神経2.前2/3の体性感覚――三叉神経3.後1/3の体性感覚――舌咽神経4.前2/3の味覚――――顔面神経5.後1/3の味覚――――迷走神経

共通

脊髄の解剖で誤っている組合せはどれか.1.外側脊髄視床路――温痛覚2.外側皮質脊髄路――随意運動3.前脊髄視床路―――非識別性触覚4.後 索――――――深部覚5.前庭脊髄路――――二点識別覚

共通

腕神経叢で後神経束に由来する神経はどれか.1.肩甲上神経2.筋皮神経3.腋窩神経4.正中神経5.尺骨神経

共通

心臓で正しいのはどれか.1.右心室から肺静脈が出る.2.冠状動脈は大動脈から分岐する.3.大動脈弁は2尖である.4.僧帽弁は3尖である.5.卵円窩は心室中隔にある.

共通

門脈に関係する静脈で誤っているのはどれか.ア.上腸間膜静脈イ.左胃静脈ウ.脾静脈エ.腎静脈オ.総腸骨静脈1.ア,イ 2.ア,オ 3.イ,ウ4.ウ,エ 5.エ,オ

共通

触診部位で誤っているのはどれか.1.浅側頭動脈――外耳孔の前方2.上腕動脈―――上腕前面橈側部3.橈骨動脈―――前腕掌側外側遠位部4.大腿動脈―――大腿三角内5.後脛骨動脈――足関節内果後方

共通

正しいのはどれか.1.食道は気管の前面にある.2.横隔膜は右側が左側より高い.3.気管は心臓の前面に位置する.4.気管分岐部は約90°の角をなす.5.左肺は3葉,右肺は2葉に分かれる.

共通

胃で誤っているのはどれか.1.噴門には括約筋がある.2.胃底は横隔膜と接する.3.粘膜には胃粘膜ヒダがある.4.大網は前腹壁のすぐ後ろにある.5.最内層には斜走筋がある.

共通

成人で正しいのはどれか.1.腎の中央部はほぼ第1腰椎の高さに位置する.2.腎の長径は約20cmである.3.尿管の長さは約5cmである.4.膀胱頸は恥骨結合より高い位置にある.5.女性の尿道は約20cmである.

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第41回

共通

正常の摂食・嚥下の過程で誤っているのはどれか.1.食塊は舌によって硬口蓋に押し付けられる.2.舌が後ろに引き下がり食塊を咽頭に送り込む.3.軟口蓋が下降し咽頭鼻部が開く.4.喉頭が前上方に挙上する.5.輪状咽頭筋部を通り食塊が食道に移動する.

共通

成人の体表面で全体表面の約9%に相当するのはどれか.1.頭部前面2.体幹前面3.一側上肢前面4.一側下肢前面5.会陰部

共通

筋張力で誤っているのはどれか.1.活動張力と静止張力の和を全張力という.2.静止張力は筋長とともに増大する.3.発揮できる活動張力は筋断面積に比例する.4.求心性運動は遠心性運動より大きな張力を発

揮できる.5.求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が

小さい.

共通

伸張反射の反射弓を構成しないのはどれか.1.筋紡錘2.錘外筋線維3. a群線維4. b群線維5.α線維

共通

2シナプス(ダイシナプティック)反射はどれか.1.伸張反射2.ゴルジ腱器官反射3.屈曲反射4.瞬目反射5.腹壁反射

共通

運動単位に含まれないのはどれか.1.ベッツ細胞2.前角細胞3.軸 索4.神経終板5.筋線維

共通

交感神経が優位に働いたときの反応で誤っているのはどれか.1.瞳孔の散大2.心拍数の増加3.収縮期血圧の上昇4.皮膚動脈の収縮5.排尿筋の収縮

共通

皮膚感覚と受容器との組合せで正しいのはどれか.1.圧 覚――ルフィニ終末2.温 覚――パチニ小体3.触 覚――クラウゼ小体4.痛 覚――自由終末5.冷 覚――マイスネル小体

共通

視覚系で正しいのはどれか.1.右視野の物体は網膜の右半分に像を結ぶ.2.錐体細胞は周辺視野の受容器である.3.杆体細胞は暗順応に関与しない.4.視覚信号は外側膝状体でニューロンを乗り換

える.5.大脳一次視覚野は側頭葉にある.

共通

正しいのはどれか.1.耳管は外耳と上咽頭とをつなぐ.2.キヌタ骨は鼓膜に接する.3.蝸牛は内耳にある.4.音は半規管で感知される.5.第8脳神経核は中脳にある.

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共通

呼吸調節のメカニズムで正しいのはどれか.1.呼吸中枢は中脳にある.2.中枢性化学受容野は橋にある.3.中枢性化学受容野はO センサーとして働く.4.末梢性化学受容器は頸動脈にある.5.肺伸展受容器刺激は吸気促進に作用する.

共通

心拍の変動で正しいのはどれか.1.深い吸気時に減少する.2.血圧低下で減少する.3.静脈還流量増加で増加する.4.脳圧の上昇で増加する.5.怒りで減少する.

共通

誤っている組合せはどれか.ア.リパーゼ―――蛋白質イ.ペプシン―――脂 肪ウ.マルターゼ――麦芽糖エ.アミラーゼ――デンプンオ.ラクターゼ――乳 糖1.ア,イ 2.ア,オ 3.イ,ウ4.ウ,エ 5.エ,オ

共通

正しいのはどれか.1.排尿は内膀胱括約筋が収縮することで生じる.2.膀胱内圧が50cmH Oに達すると初発尿意が

生じる.3.膀胱の容量は800~1,000mℓである.4.排尿に関する交感神経はTh ~Th にある.5.排尿に関する副交感神経はS ~S にある.

共通

内分泌器官とホルモンとの組合せで誤っているのはどれか.1.視床下部―――サイロキシン2.下垂体前葉――成長ホルモン3.下垂体後葉――バゾプレッシン4.膵――――――インスリン5.精 巣――――テストステロン

共通

基礎代謝量(kcal/m ・時)で誤っているのはどれか.1.男性より女性が低い.2.小児期は高い.3.高齢期になると低下する.4.食物摂取によって低下する.5.睡眠中は低下する.

共通

体温で誤っているのはどれか.1.午後3~6時ころに最も高くなる.2.小児は成人より高い.3.直腸温は口腔温より高い.4.甲状腺ホルモンは体温を上昇させる.5.体温調節中枢は脳幹部にある.

共通

各組織とインスリンの作用との組合せで誤っているのはどれか.1.筋 肉―――膜電位の上昇2.筋 肉―――蛋白合成の促進3.脂肪組織――糖の取り込み抑制4.肝 臓―――グリコーゲン分解の抑制5.皮 膚―――傷の治癒促進

共通

誤っているのはどれか.1.速度を微分すると加速度になる.2.仕事は力と移動距離の積で表す.3.ニュートンは仕事の単位である.4.パワーは単位時間当たりの仕事である.5.ワットは仕事率の単位である.

共通

表情筋に含まれないのはどれか.1.眼輪筋2.大頰骨筋3.笑 筋4.側頭筋5.口輪筋

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第41回

共通

誤っているのはどれか.1.腕尺関節はらせん関節である.2.上橈尺関節は車軸関節である.3.腕尺関節は上橈尺関節と同一の関節包内にあ

る.4.約10°の生理的内反肘を運搬角という.5.肘頭は肘屈曲位でヒューター三角を構成する.

共通

基本肢位における股関節の外旋筋はどれか.1.大腿筋膜張筋2.半膜様筋3.大腿直筋4.梨状筋5.薄 筋

共通

膝関節で誤っているのはどれか.1.半月板は関節の適合性をよくしている.2.大腿骨軸と脛骨軸は軽度外反している.3.後十字靱帯は脛骨の後方移動を防ぐ.4.外側側副靱帯は屈曲位で緊張する.5.屈曲位から完全伸展すると脛骨の外旋が起こ

る.

共通

足の縦アーチの保持に関係しないのはどれか.1.長母指屈筋2.母指内転筋3.前脛骨筋4.長腓骨筋5.後脛骨筋

共通

頸椎で誤っているのはどれか.1.環椎と軸椎との間には椎間円板がある.2.環椎後頭関節は顆状関節である.3.回旋は正中環軸関節での運動が主体となる.4.頸椎は生理的に前弯している.5.頸部の椎間孔は伸展で狭小化する.

共通

筋と呼吸運動との組合せで正しいのはどれか.1.肋下筋―――安静吸気2.胸横筋―――安静吸気3.大胸筋―――安静呼気4.外肋間筋――努力吸気5.肋骨挙筋――努力呼気

共通

安静立位姿勢で正しいのはどれか.1.重心線は外果を通る.2.重心線は股関節中心の前方を通る.3.成人男性の重心は身長の約65%の高さにあ

る.4.重心動揺は前後に比べ左右で大きい.5.下腿ではヒラメ筋の活動が中心となる.

共通

正常平地歩行で正しいのはどれか.1.股関節は立脚中期に最も伸展する.2.膝関節は立脚中期に最も伸展する.3.膝関節は遊脚中期に最も屈曲する.4.足関節は踵接地時に最も底屈する.5.足関節は遊脚中期に最も背屈する.

共通

歩行の遊脚相に働く筋で誤っているのはどれか.1.腸腰筋2.ハムストリングス3.腓腹筋4.前脛骨筋5.脊柱起立筋

共通

誤っているのはどれか.1.動機づけには内的動機づけと外的動機づけと

がある.2.覚醒状態が高いほど巧緻動作のパフォーマン

スが向上する.3.学習には結果の知識が必要である.4.運動学習の最終段階では自動化が起こる.5.学習の転移とは以前の学習が後の学習に影響

をおよぼすことである.

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第 回

番号 解 答1 2 3 4 5 答

ア イ ウ エ オ 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

ア イ ウ エ オ 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

番号 解 答1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

ア イ ウ エ オ 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

番号 解 答1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

■ 国家試験チェックシート ( 年 月 日)( /48点)

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第 回

第41回

番号 解 答1 2 3 4 5 答

ア イ ウ エ オ 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

ア イ ウ エ オ 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

○ ○ ○ × ○

× × ○ ○ ×

○ ○ ○ × ○

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番号 解 答

,,

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

ア イ ウ エ オ 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

○ × × × ×

○ ○ × ○ ○

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○ ○ ○ × ○

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× × ○ ○ ○

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○ ○ ○ × ○

番号 解 答1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

○ ○ ○ ○ ×

○ ○ × ○ ○

○ ○ × ○ ○

○ ○ ○ × ○

○ ○ ○ × ○

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○ ○ ○ × ○

○ × ○ ○ ○

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× × × ○ ×

× × × × ○

× × ○ × ×

○ ○ × ○ ○

○ ○ × ○ ○

■ 国家試験解答シート

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第 回

共通

外胚葉から発生するのはどれか.1.骨2.脊髄3.筋4.心臓5.子宮

共通

正しい組合せはどれか.1.正中環軸関節―――――蝶番関節2.肩甲上腕関節―――――顆状関節3.橈骨手根関節―――――車軸関節4.母指手根中手関節―――鞍関節5.椎間関節―――――――らせん関節

共通

関節円板を持つのはどれか.2つ選べ.1.胸鎖関節2.肩甲上腕関節3.腕橈関節4.腕尺関節5.下橈尺関節

共通

正しいのはどれか.1.脊椎後縦靱帯は棘突起間を連結する.2.膝前十字靱帯は脛骨前顆間区に付着する.3.膝外側側副靱帯は大腿骨と脛骨とを連結する.4.烏口鎖骨靱帯は円錐靱帯と肩鎖靱帯からなる.5.三角靱帯は腓骨と距骨,踵骨,舟状骨とを連結

する.

共通

滑液(関節液)で誤っているのはどれか.1.黄褐色である.2.滑膜で産生される.3.弱アルカリ性である.4.ヒアルロン酸を多量に含む.5.関節軟骨の栄養をつかさどる.

共通

肩甲骨に付着する筋で誤っている組合せはどれか.1.小胸筋―――――烏口突起2.大円筋―――――下角3.前鋸筋―――――内側縁4.肩甲挙筋――――上角5.上腕三頭筋―――関節上結節

共通

二関節筋はどれか.2つ選べ.1.薄筋2.恥骨筋3.大内転筋4.大腿直筋5.膝窩筋

共通

体表から容易に筋収縮を触知できるのはどれか.2つ選べ.1.梨状筋2.外閉鎖筋3.小殿筋4.大腿筋膜張筋5.長内転筋

・ 国家試験問題(共通問題 基礎医学)

本書「基礎医学」には49問を掲載.残り51問は姉妹編「臨床医学」(本体4,000円)の「付録」に掲載

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第42回

共通

正しいのはどれか.2つ選べ.1.神経細胞の突起には樹状突起と軸索とがある.2.神経伝達物質は軸索輸送によって神経終末に

送られる.3.ランヴィエの絞輪は電気的絶縁部分である.4.有髄線維に比べて無髄線維は興奮伝導の速度

が速い.5.末梢神経の髄鞘は神経膠細胞が形成する.

共通

中枢神経系の系統発生と分化で正しいのはどれか.1.海馬は大脳皮質で最も新しい.2.小脳半球は虫部より新しい.3.線条体は間脳に属する.4.橋は中脳から分化した.5.延髄は脊髄から分化した.

共通

大脳基底核に含まれているのはどれか.1.視床2.黒質3.赤核4.尾状核5.オリーブ核

共通

正中神経はどれか.

1.① 2.② 3.③ 4.④ 5.⑤

共通

腰神経叢に含まれるのはどれか.1.大腿神経2.上殿神経3.下殿神経4.陰部神経5.坐骨神経

共通

右冠状動脈が支配する部位で正しいのはどれか.1.中隔前2/32.左室側壁3.左室下壁4.左房5.前乳頭筋

共通

上大静脈に直接入るのはどれか.1.椎骨静脈2.内胸静脈3.外頸静脈4.奇静脈5.内頸静脈

共通

正しいのはどれか.1.食道は第4頸椎の高さから始まる.2.胃の口側を幽門と呼ぶ.3.胃の上縁を大弯と呼ぶ.4.総胆管は十二指腸に開く.5.大腸には輪状ヒダが存在する.

共通

正しいのはどれか.2つ選べ.1.左肺は3葉,右肺は2葉に分かれる.2.気管支は心臓の前面に位置する.3.気管は食道の前面にある.4.右気管支の分岐角は左気管支の分岐角より大

きい.5.横隔膜は右側が左側より高い.

C 5

Th 1

C 6 C 7 C 8

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共通

腎臓で正しいのはどれか.ア.糸球体は髄質にある.イ.近位尿細管は腎盂にある.ウ.尿管は皮質と連結する.エ.輸入細動脈は糸球体と連結する.オ.遠位尿細管はヘンレ係蹄と連結する.1.ア,イ 2.ア,オ 3.イ,ウ4.ウ,エ 5.エ,オ

共通

骨成長を促進するのはどれか.2つ選べ.1.抗利尿ホルモン2.甲状腺ホルモン3.副腎髄質ホルモン4.副甲状腺ホルモン5.成長ホルモン

共通

痛覚の受容体はどれか.1.自由神経終末2.マイスネル小体3.ルフィニ小体4.パチニ小体5.メルケル盤

共通

骨格筋線維で正しいのはどれか.1.タイプⅠ線維は酸化還元酵素活性が低い.2.タイプⅠ線維は疲労しやすい.3.タイプⅡa線維は単収縮速度が遅い.4.タイプⅡb線維は解糖活性が高い.5.タイプⅡb線維はミオグロビンが多い.

共通

筋収縮時に筋小胞体から放出されるのはどれか.1.ナトリウムイオン2.カリウムイオン3.塩素イオン4.カルシウムイオン5.マグネシウムイオン

共通

筋紡錘で誤っているのはどれか.1.伸張反射の受容器である.2.Ⅰb群線維は核袋線維に終末をもつ.3.Ⅱ群線維は核鎖線維に終末をもつ.4.γ線維は感度を調整する.5.錘外線維と並列に配置している.

共通

神経伝達物質とそれが働く部位との組合せで誤っているのはどれか.1.アセチルコリン 神経筋接合部2.ガンマアミノ酪酸(GABA) 小脳歯状核3.セロトニン 視床下部4.ドーパミン 線条体5.ノルアドレナリン 交感神経節

共通

副交感神経優位時の臓器とその働きとの組合せで誤っているのはどれか.1.眼―――――――縮瞳2.心臓――――――心拍数減少3.肝臓――――――グリコーゲン分解4.膵臓――――――膵液分泌5.膀胱――――――排尿筋収縮

共通

感覚系と関係しないのはどれか.1.内側毛帯2.大脳脚3.蝸牛神経核4.内包後脚5.外側膝状体

共通

誤っているのはどれか.1.残気量 =全肺気量 -肺活量2.肺活量 =予備呼気量+最大吸気量3.予備吸気量 =最大吸気量-1回換気量4.予備呼気量 =全肺気量 -最大吸気量5.機能的残気量=予備呼気量+残気量

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第42回

共通

誤っているのはどれか.1.アシドーシスとは血液のpHが7.0未満の場

合をいう.2.PaCOが上昇すると換気が増大する.3.代謝性アシドーシスでは換気が増加する.4.換気低下で呼吸性アシドーシスを生じる.5.呼吸性アルカローシスではPaCOが低下す

る.

共通

心拍出量を増加させる原因として正しいのはどれか.2つ選べ.1.吸息2.頭蓋内圧亢進3.動脈血圧上昇4.アセチルコリン5.甲状腺ホルモン

共通

誤っているのはどれか.1.エリスロポエチンは赤血球の産生を促す.2.赤血球は細網内皮系の器管で捕捉される.3.白血球で最も多いのは好塩基球である.4.血小板は骨髄で作られる.5.血漿成分にはフィブリノーゲンが含まれる.

共通

誤っているのはどれか.1.食物が口腔内に入ると胃液分泌が起こる.2.食物の視覚刺激によって胃液分泌が起こる.3.ストレスによって胃液分泌が抑制される.4.セクレチンはガストリン分泌を促進する.5.胃液分泌の過程は3相に分かれている.

共通

排便で誤っているのはどれか.1.直腸壁が便で伸張されると便意を生じる.2.食事の摂取が結腸の蠕動運動を誘発する.3.排便反射では外肛門括約筋が収縮する.4.排便には横隔膜が関与する.5.排便中枢は仙髄にある.

共通

下垂体後葉から分泌されるホルモンはどれか.1.成長ホルモン2.エストロゲン3.オキシトシン4.甲状腺刺激ホルモン5.副腎皮質刺激ホルモン

共通

誤っているのはどれか.1.基礎代謝量は安静臥床で計測する.2.基礎代謝量は体温の上昇によって増加する.3.基礎代謝量は同性,同年齢ならば体表面積に比

例する.4.代謝等量(METs)は,作業時代謝量÷基礎代

謝量で表す.5.食後の消費エネルギー増加は,脂質摂取に比べ

蛋白質摂取で大きい.

共通

体温で誤っているのはどれか.1.午前に比べ午後が高い.2.呼気は熱放散に関与する.3.血管収縮で熱放散が増加する.4.交感神経活動は放熱を防止する.5.高齢者は小児より低い.

共通

免疫系に関与しないのはどれか.1.骨髄2.扁桃3.胸腺4.脾臓5.膵臓

共通

運動の変数で正しいのはどれか.2つ選べ.1.速度を積分すると加速度になる.2.仕事は力と移動距離の積で表す.3.ニュートンは仕事の単位である.4.ワットはモーメントの単位である.5.パワーは単位時間当たりの仕事である.

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共通

反射と求心性神経との組合せで誤っているのはどれか.1.下顎反射―――――――顔面神経2.上腕二頭筋反射――――筋皮神経3.上腕三頭筋反射――――橈骨神経4.膝蓋腱反射――――――大腿神経5.下腿三頭筋反射――――脛骨神経

共通

運動時の循環制御で誤っているのはどれか.1.心臓血管系は筋の代謝需要に対応できるよう

に働く.2.交感神経は神経性制御に関与する.3.皮膚と内臓では血管の収縮が起こる.4.激しい運動時の心拍出量は安静時の5倍に増

加する.5.局所の酸素分圧上昇は活動筋への血流を増加

させる.

共通

咀嚼筋はどれか.1.頬筋2.口輪筋3.上唇挙筋4.大頬骨筋5.内側翼突筋

共通

正しい組合せはどれか.2つ選べ.1.棘上筋――――――――肩関節外転2.三角筋中部――――――肩関節内転3.小円筋――――――――肩関節内旋4.肩甲下筋―――――――肩関節水平屈曲5.広背筋――――――――肩関節外旋

共通

肘関節屈曲に作用するのはどれか.2つ選べ.1.烏口腕筋2.腕橈骨筋3.尺側手根屈筋4.深指屈筋5.方形回内筋

共通

筋と作用との組合せで正しいのはどれか.2つ選べ.1.小殿筋――――――――股関節外旋2.大腿筋膜張筋―――――股関節屈曲3.恥骨筋――――――――股関節内転4.大腿直筋―――――――股関節伸展5.縫工筋――――――――股関節内旋

共通

体幹の運動で誤っている組合せはどれか.1.腹直筋―――――屈曲2.最長筋―――――伸展3.外腹斜筋――――回旋4.内腹斜筋――――回旋5.腰方形筋――――回旋

共通

呼吸運動で誤っている組合せはどれか.1.安静吸気―――――横隔膜2.安静呼気―――――外肋間筋3.努力吸気―――――胸鎖乳突筋4.努力吸気―――――僧帽筋5.努力呼気―――――外腹斜筋

共通

安静立位で正しいのはどれか.1.頭部の重心線は環椎後頭関節の前方を通る.2.人体の重心は第5腰椎後方にある.3.人体の重心線は膝蓋骨前面を通る.4.股関節の腸骨大腿靱帯は弛緩する.5.大腿直筋は持続的に活動する.

共通

正常歩行時の床反力で誤っているのはどれか.1.垂直分力は2峰性の波形を示す.2.垂直分力の最大値は体重を超える.3.左右分力は立脚中期には外向きに働く.4.前後分力は足底接地時には後ろ向きに働く.5.前後分力は踵離地時には前向きに働く.

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第42回

共通

運動学習で正しいのはどれか.ア.運動技能が向上すればエネルギー効率が良く

なる.イ.臨界期とは技能を獲得するための条件が整う

時期をいう.ウ.訓練時間を長く休みなく行う方法を全体法と

いう.エ.覚醒状態とパフォーマンス効率は正比例す

る.オ.身体の片側を用いての学習が反対側に転移す

ることを負の転移という.1.ア,イ 2.ア,オ 3.イ,ウ4.ウ,エ 5.エ,オ

共通

正しい組合せはどれか.2つ選べ.1.前頭葉―――――運動2.頭頂葉―――――聴覚3.側頭葉―――――視覚4.後頭葉―――――体性感覚5.大脳辺縁系―――情動

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第 回

番号 解 答1 2 3 4 5 答

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番号 解 答1 2 3 4 5 答

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1 2 3 4 5 答

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1 2 3 4 5 答

番号 解 答1 2 3 4 5 答

1 2 3 4 5 答

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1 2 3 4 5 答

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ア イ ウ エ オ 答

1 2 3 4 5 答

■ 国家試験チェックシート ( 年 月 日)( /49点)

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第 回

第42回

番号 解 答

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番号 解 答1 2 3 4 5 答

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番号 解 答1 2 3 4 5 答

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ア イ ウ エ オ 答

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■ 国家試験解答シート

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X(2)タイプ 問題の出題数は増加し, Kタイプ 問題は完全に廃止される

国家試験合格率(第30回~第42回)

第42回PT・OT国試は,PT・OTともに出題内容の難易度に関して,例年と大差はありません

でした.にもかかわらず今回の国家試験合格率は,昨年に比較してPTで4.3ポイント,OTで5.8

ポイント低下しました.これは明らかに「X(2)タイプ」問題の増加が原因と思われます.今後は

さらに「 」 「 」 と思います.