コンバインを長持ちさせる...コンバインをお使いになる時に、...

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コンバイン を長持ちさせる 17.05.10KES

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Page 1: コンバインを長持ちさせる...コンバインをお使いになる時に、 すぐに使える状態にしておきましょう! エンジンの始動は? チェーンやベルトは正常に

コンバインを長持ちさせる

17.05.10KES

Page 2: コンバインを長持ちさせる...コンバインをお使いになる時に、 すぐに使える状態にしておきましょう! エンジンの始動は? チェーンやベルトは正常に

コンバインをお使いになる時に、すぐに使える状態にしておきましょう!コンバインをお使いになる時に、

すぐに使える状態にしておきましょう!●エンジンの始動は? ●チェーンやベルトは正常に

 作動していますか?●回転物に安全カバーは ついていますか?

●前後進の走行は? ●各部の油もれは? ●各部に異音は?

●刈取部の昇降は? ●刈刃は摩耗や 破損していませんか?

●各部ボルト・ナットは、 しっかり締まっていますか?

 この「セルフメンテナンス」は、お客さまご自身で保守・点検を実施していただけるよう作業内容を一冊にまとめたものです。 クボタの機械を「安心」して「末長く」「安全」にお使いいただくために、ぜひ日頃のメンテナンスをお願いいたします。 なお、製品の正しい取扱方法など安全のために取扱説明書とあわせてお読みいただくようお願いいたします。

は じ め に

定期的に保守・点検を実施していただき、安心して農作業を行えるよう、本書をご活用ください。チェックして異常があれば早めに購入先にご相談ください。

点検作業を安全にするために事故防止のため、取扱説明書をお読みいただき、よく理解して正しい点検作業を行ってください。警 告

始 動 時

そ の 他

点 検・整 備 時

●エンジンの始動は、運転席に座り各変速レバーを中立にしてください。●機械周辺の人や物に十分注意し、駐車ブレーキペダルをロックしてから始動してください。●屋内で始動する時は、窓・扉を開け、外気が十分に入るようにしてください。

●火災の危険がありますので、シートカバーは機械が冷えてからしてください。●届出をしていない場合は公道走行ができないので、トラックに乗せて運搬してください。

●エンジンを止め、機械の各部が停止してから行ってください。●高温部には触れないように注意してください。●駐車および点検などで運転席を降りる時は、エンジンを止め、駐車ブレーキをかけ、キーを抜いてください。●刈取部を持上げて点検する時は、油圧昇降ロックをし、刈取部の落下を防止してください。●運転による確認は平坦な場所で行い、駐車ブレーキをかけ、各変速レバーを中立にして確認を行ってください。走行による点検・整備時は、周囲に十分注意して行ってください。

1

焼却は原則禁止です。●ほ場での稲わら等の焼却は焼却禁止の例外ですが、その他の廃棄物(廃ビニール、タイヤ等)をいっしょに焼却するのは生活環境の保全上著しい支障があり禁止されています。

日常点検、定期点検をお勧めします。●日頃の点検整備により機械の調子を整えることは、排気ガスを良い状態に保つことをはじめ、故障による部品交換発生、自然へのオイル漏れ等を防止し、環境保全にもつながります。

地域環境   への配慮

*廃油は廃油処理業者へ依頼し、処理してください。*廃油を溝や空地などに絶対に捨てないでください。

廃油処理について廃油や冷却水などの廃棄物をむやみに捨てると環境汚染になります。機械から廃油を抜く場合は、容器に受けてください。地面へのたれ流しや川、沼への廃棄は絶対にしないでください。廃油・燃料・冷却水・冷媒・溶剤・フィルタ・バッテリ・その他有害物を捨てるときは、購入先、又は産業廃棄物処理業者に依頼してください。

使用済廃棄物の処分について

(自然への投棄、放置はしないで下さい)

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エンジン部

エンジン部

3

潤滑作用

冷却作用

密封作用

洗浄作用

●エンジンオイルが不足・劣化し、エンジンの寿命を縮め焼付きの原因となります。

●オイルゲージを抜き取って、上限と下限の間にオイルがあるか確認してください。

最初の交換は50時間2回目以降は100時間ごとの交換が目安

汚れ

新品 100時間使用したもの

オイルゲージ

※エンジンオイルはエンジンの血液とも言えるものです。

点検方法点検方法

長い間、交換しないでいると…

1 エンジンオイルエンジンオイルのはたらきは?エンジンオイルのはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

オイルの交換は…ワンポイントアドバイス●オイルは「クボタ純オイル」をご使用くださ

い。15℃以下では[D10W30](オールシーズン用)、15℃以上ではD30又はD10W30がおすすめです。

エンジンオイルのろ過

●フィルタが詰まるとオイル圧力が低下し、エンジンの寿命を縮めます。

●エンジンオイルの交換時期を早める原因となります。

●アワメータの時間をみて200時間を越えている場合、カートリッジを交換しましょう。

※カートリッジは、必ずエンジンを止めてじゅうぶんに冷えてから抜き取ってください。

●最初の交換は50時間、2回目以降は200時間ごとの交換が目安。

汚れ

新品 200時間使用したもの

メインスイッチON

点検方法点検方法

長い間、交換しないでいると…

2 オイルフィルタ(カートリッジ)オイルフィルタのはたらきは?オイルフィルタのはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

オイルフィルタの交換は…●フィルタは「クボタ純正オイルフィルタカー

トリッジ」をご使用ください。※カートリッジを本体に取付けるときは、フィルタレンチを

使用せず手で確実に締めてください。※フィルタ交換後は約5分間低速運転し、オイルランプの

異常、油もれがないか確認し、もう一度オイル量をチェックしてください。

オイルフィルタカートリッジ

電装部30.バッテリ電解液点検 ・・・・・・P1831.電装(ワイヤハーネス・

ヒューズ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P19

※   内は点検時間   内は交換時間の目安を表します。

2

8.不凍液 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P69.燃料フィルタエレメント ・・・P7

10.燃料パイプ ・・・・・・・・・・・・・P711.エアクリーナエレメント ・・・・・P8

100

50

50

150

400

300

300

刈取部12.引起しチェーン(爪) ・・・・・・・・P813.各搬送チェーン ・・・・・・P914.刈刃(受刃) ・・・・・・・・P915.スライドヘッダ(刈取スライド装置) ・・・・P10

300

100 300

100 300

脱こく・排わら部16.わら切刃 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・P1017.こぎ胴・受アミ ・・・・・・・・・・P1118.こぎ胴・こぎ歯 ・・・・・・・・・・P1119.各脱こく部ベルト ・・・・・・・P1220.カッタ刃 ・・・・・・・・・・・・P1221.各搬送チェーン ・・・・・・・・・・・・・・・・P13

200

500

300

150

300

走行部23.駐車ブレーキロッド   ・・・・・P1424.ミッション駆動ベルト     ・・・P1425.クローラ    ・・・・・・・・・・・・・・P1526.ミッションオイル     ・・・P1527.転輪 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P1628.クローラガイド ・・・・・・・・・・P1629.注油・グリースの

塗布と補給 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P17

50

50 300

50 100

300

300

100 250

※このマニュアルは、ER323を基準として構成しています。型式・シリーズによって仕様が異なりますので、 取扱説明書をお読みいただき応用してください。

エンジン部

キャビン

1.エンジンオイル ・・・・・・・・・・・・・・・P32.オイルフィルタ(カートリッジ) ・・・・・・P33.DPF装置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P4

4.ファンベルトの調整 ・・・・・・・P45.ラジエータ(防じん網)の洗浄 ・・・P56.ラジエータホースの点検・交換 ・・・P57.冷却水の交換 ・・・・・・・・・・・・・・・・・P6

100

50

2年

150 300

250

100

200

冷 却 装 置

2年

~点検作業 の 進め方~~点検作業 の 進め方~

をおすすめします!をおすすめします!点 検こちらのこちらの

●DPFマフラ搭載機には 必ず専用オイル「DH-2」 をご使用ください。

上限下限

▼ER323の場合 ▼ER6120の場合

20022.食味センサ ・・・・・・・・・・・・・・・P13

グレンタンク部

32.エアコン装置 ・・・・・・・・・・・・・・P20

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エンジン部

エンジン部

エンジン部

4 5

エンジン部

DPF異常

液晶ディスプレイ再生状態ランプ

駐車再生スイッチ(ランプ)再生禁止スイッチ(ランプ)

●水もれ、き裂、被覆のはがれがないか確認してください。●ホースバンドのゆるみがないか確認してください。

冷却水の通路

点 検 方 法点 検 方 法

長い間、交換しないでいると…

6 ラジエータホースラジエータホースの役割は?ラジエータホースの役割は? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

ホースの交換は…●破損している場合は、新しいものと交換してください。●破損がなくても2年または300時間を目安に交換してください。●ホースバンドがゆるんでいる場合は締めなおしてください。

※ホースバンドは同時に交換することをおすすめします。

●駐車再生スイッチランプと再生状態ランプの状態を確認してください。

ラジエータへの防じん作用

●オーバーヒートの原因になります。

●防じん網ラジエータ部に、ほこりやわらくずが詰まっていないか確認してください。

防じん網

点 検 方 法点 検 方 法

3 DPF 装置DPF 装置の役割は?DPF 装置の役割は? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

DPF 装置のメンテナンスは…●駐車再生スイッチランプが点滅している場合、駐車再生を行ってください。●再生状態ランプも点滅し、液晶ディスプレイに「DPF異常」と表示されている場合、ただちに作業を中止し、購入先に連絡してください。

点 検 方 法点 検 方 法

長い間、清掃しないでいると…

5 ラジエータ(防じん網)

防じん網のはたらきは?防じん網のはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

防じん網の清掃は…●エアコンプレッサで吹き飛ばすかまたは水道水で清掃してください。

※清掃の際は、エアクリーナの吸入口には絶対に水をかけないでください。エンジン不調または破損の原因になります。

●排出ガスに含まれる有害なPMを取り除くフィルタを内蔵した装置で、大気汚染を抑制します。

●装置内がPMで詰まって排気が困難となり、エンジン故障の原因となります。

●出力の低下につながります。●冷却水もれを起こしオーバーヒートの原因となります。

ラジエータホース●ベルトの中央部を指で押さえ、たわみ量が5mm~10mm程度あるか確認してください。●き裂、はがれなどベルトの損傷を確認してください。●ベルトの底とプーリの接触がないか確認してください。●50時間または、100時間ごとに点検調整してください。●切損がなくても250時間を目安に交換してください。

発電作用冷却作用

ファンベルト

焼付き被覆のはがれき裂

点 検 方 法点 検 方 法

長い間、交換しないでいると…

4 ファンベルトファンベルトのはたらきは?ファンベルトのはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

ファンベルトの調整・交換は…●たわみの調整はテンションアーム又はオルタネータを動かして行なってください。●ベルトが損傷している場合は、購入先に連絡してください。(ファンベルトはクボタ純正Vベルトをご使用ください。)●逆転ファンタイプの調整についてはお問合せください。

●ベルトの伸び、ひび割れ、き裂、はがれ、焼付き、摩耗などが生じ、オーバーヒートの原因になります。

損傷

クリーン!

ピタッ!ピタッ!

が点滅している場合は駐車再生が必要です。

駐車再生スイッチ(ランプ)

長い間メンテナンスしないでいると…

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エンジン部

エンジン部

エンジン部

6 7

エンジン部

燃料の通路

点検方法点検方法

長い間、交換しないでいると…

10 燃料パイプ燃料パイプの役割は?燃料パイプの役割は? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

●不凍液の有効使用期間は2年です。

燃料のろ過

冷却水の凍結防止 錆の防止

●エンジンの始動性が 悪くなります。●エンジンの出力低下 につながります。●エンジン各部の破損 につながります。

点検方法点検方法

不凍液を使わないでいると…

8 冷却水(不凍液)不凍液のはたらきは?不凍液のはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

不凍液の補給は…●PTタイプは冬期のみ使用してください。●LLC(ロングライフクーラント)は35~50%の割合で年間通して使用できます。

点検方法点検方法

長い間、洗浄しないでいると…

9 燃料フィルタエレメント燃料フィルタエレメントの役割は?燃料フィルタエレメントの役割は? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

●冷却水が凍ってしまいエンジン各部の破損につながります。●不凍液の混合比を間違えると、冬期は凍結割れ、夏期にはオーバーヒートの原因となります。

●燃料もれなどのためエンジンが作動しなくなります。

燃料フィルタエレメントの洗浄●燃料フィルタコックを閉じ、カップ上部のリテーナリングをゆるめカップを取外し、内部を軽油で洗浄してください。●400時間ごとに新しいクボタ純正フィルタエレメントと交換してください。

※エレメントを交換した時は、エアが混入しないよう空気抜きを行ってください。

リザーブタンク

●き裂、ひび割れ、もれ、被覆のはがれ がないか確認してください。●ホースクリップを確認し異常があれば交換してください。

●使用時間が150時間または 6ヶ月ごとの早い方で点検してください。

ゆるみ

水・ゴミの沈殿燃料フィルタエレメント

※刈取時、温度が上昇してオーバーヒート気味になる場合、不凍液を排出して清水を補給してください。※冬期には必ず不凍液を補給してください。混入しないとエンジンの破損につながります。

汚れ

新品 400時間使用したもの

燃料パイプ

ホースクリップ

燃料コック燃料コック

燃料パイプ燃料パイプ

①燃料コックがついている場合は閉じる。②燃料フィルタエレメントを外す。③水やゴミが沈んでいないかを確認する。④100時間ごとにフィルタを掃除する。⑤(水検知)→フロートが浮いていたら水を抜く。

(点検の手順)

冷却作用

●リザーブタンク内の量が「FULL~LOW」の範囲にあるか確認してください。

点検方法点検方法

7 冷却水冷却水のはたらきは?冷却水のはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

冷却水の補給・交換は…●冷却水が「LOW」以下の場合「FULL」の位置まで冷却水を補給してください。●補給は水道水でも構いませんが、LLC(ロングライフクーラント)の使用をおすすめします。●冷却水の交換は2年が目安です。

※ラジエータキャップを外す場合は、エンジン停止後30分以上経過してから行なってください。

長い間、補給・交換しないでいると…

●オーバーヒートの原因になります。●エンジンの破損につながります。

リザーブタンク

FULL

LOW

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エンジン部/刈取部

8 9

刈 取 部

エンジン部

刈取部

刈取部

動力伝達作用搬送作用

稲、わらの引起し、搬送装置

●チェーンローラ軸受け部が摩耗又はゆるみがないか確認してください。

点検方法点検方法

長い間、交換しないでいると…

12 引起しチェーン(爪)引起し爪のはたらきは?引起し爪のはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

引起し爪の交換は… ●爪が摩耗、破損している場合は交換が  必要です。購入先に連絡してください。

点検方法点検方法

13 各搬送チェーンチェーンのはたらきは?チェーンのはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

チェーンのメンテナンスは…●チェーンがゆるんでいる場合は、取扱説明書に従って調整してください。

●チェーン及びチェーンローラ軸受け部が著しく摩耗している場合は交換が必要です。購入先に連絡してください。

●爪が摩耗、破損、または倒れが生じ、搬送不良となり、稲の詰まりの原因となります。

長い間メンテナンスしないでいると…

●チェーンがゆるむと搬送不良やローラの摩耗の原因になります。

●爪の摩耗や破損、倒れがないか確認してください。

引起し爪

チェーン

×

スルッ

空気のろ過

●エレメントの目詰まりや汚れ、変形がないか確認してください。●50時間ごとに清掃、300時間ごとに交換してください。

 ※使用条件により時間は異なります。

点検方法点検方法

11 エアクリーナエレメントエアクリーナのはたらきは?エアクリーナのはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

長い間、清掃・交換しないでいると…

●エンジン出力が低下してきます。●エンジン各部の破損につながります。

エアクリーナエレメント

エアクリーナの清掃・交換は…●エレメントのちりやほこりはエアで吹飛ばしてください。(エアの圧力は700kPa(7kgf/cm2)を越えないように注意してください。)

●クボタ純正部品と交換してください。

切断装置(刈取り)

点検方法点検方法

長い間、交換しないでいると…

14 刈 刃(受刃)刈刃のはたらきは?刈刃のはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

刈刃の交換は…●刈刃や受刃が著しく摩耗、破損している場合は交換が必要です。購入先に連絡してください。

●刈刃とナイフクリップのすき間が著しくあいている場合は調整してください。

●刃が摩耗して刈り跡が見苦しくなったり、刈取り搬送姿勢が悪くなって、刈取部の詰まりの原因になります。

●刃が摩耗、破損していないか確認してください。●刈刃と受刃のすき間が0~0.5mm、ナイフクリップと刈刃のすき間が0.1~0.3mmになっているか確認してください。

※目視による確認。

刈刃

×

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刈取部/脱こく・排わら部

10 11

脱こく・排わら部

刈取部

脱こく・排わら部

脱こく・排わら部

選別装置

わらの細断装置

●こぎ胴をオープンして、こぎ胴受アミの目詰まり、摩耗、破損がないか確認してください。

点 検 方 法点 検 方 法

長い間、交換しないでいると…

16 わら切刃わら切刃のはたらきは?わら切刃のはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

点 検 方 法点 検 方 法

17 こぎ胴・受アミ受アミのはたらきは?受アミのはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

●刃が摩耗し、脱こく不調の原因となります。

長い間メンテナンスしないでいると…

●アミの目詰まりや破損につながり、選別不良の原因になります。

わら切刃を取外し、破損や摩耗がないか確認する。

○ ×

わら切刃の交換は…●わら切刃は、約200時間ごとに交換して

ください。※使用条件・機種により異なります。

●わら切刃が著しく破損、摩耗している場合は交換が必要です。購入先に連絡してください。

(刃の交換は「クボタ純正わら切刃」をご使用ください。)

受アミのメンテナンスは…●目詰まりの場合は、洗浄して泥などをきれ

いに取除いてください。

●破損している場合は 交 換 が 必 要 です。購入先に連絡してください。

※装着時は、入れる方向と上 下 位 置を確 認してください。間違えると故障の原因になります。

こぎ胴受アミ

あぜぎわの回り刈り中割り

●刈取スライド部に泥等が詰まっている場合は、取り除いて下さい。

●刈取部をスライドスイッチで左  右に動かして、スライドする時間が正常時より遅いときや動きにくいときは、スライド装置各部に注油してください。

点 検 方 法点 検 方 法

15 スライドヘッダ(刈取スライド装置)

スライドヘッダのはたらきは?スライドヘッダのはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

長い間メンテナンスしないでいると…

●動きがにぶくなり動かなくなったりします。

●スイッチは、軽い操作力で作動します。無理な力を加えないでください。

刈取スライドのメンテナンスは…●刈取部がスライドしない場合はさまざまな

原因が考えられるので、購入先に連絡して下さい。

わら切刃

点 検 方 法点 検 方 法

長い間、交換しないでいると…

18 こぎ胴・こぎ歯こぎ歯のはたらきは?こぎ歯のはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

こぎ歯の交換は…●こぎ歯が著しく摩耗している場合は交換が

必要です。購入先に連絡してください。

●こき残し、枝梗付着粒など選別不良の原因になります。

こぎ歯

こく稈

受網

●こぎ歯の変形・摩耗がないか確認してください。

作物からこく粒を分離する

●こぎ胴をオープンしてこぎ歯(並歯・第1、2補強歯、板整梳歯)の変形がないか確認してください。刃先の線径が摩耗によって2.5mm以下になっているときは、交換してください。

い た   せ い     そ     し

5-6条

4条以下

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脱こく・排わら部

12 13

脱こく・排わら部/グレンタンク部

脱こく・排わら部

脱こく・排わら部

グレンタンク

排わらの切断装置

点検方法点検方法

長い間メンテナンスしないでいると…

20 カッタ刃カッタ刃のはたらきは?カッタ刃のはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

●カッタ刃が摩耗、破損し、カッタの詰まり、ベルトの破損が生じます。

●カッタ刃の破損、摩耗がないか確認してください。

●切断(カッタ)刃と供給刃がくっついたり離れて いる時は、すきま調整が必要です。

○ ×

カッタ刃のメンテナンスは…●カッタ刃の調整または、破損・摩耗している場合は、購入先に連絡してください。

搬送作用 動力伝達作用

●取扱説明書に従って、各ベルトのゆるみがないか確認してください。●ベルトの摩耗や破損、又はがれがないか確認してください。

点検方法点検方法

19 各脱こく部ベルトベルトのはたらきは?ベルトのはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

長い間メンテナンスしないでいると…

●各ベルトのゆるみ、焼付き、はがれ、き裂、伸び、ひび割れ、摩耗が生じます。

●動力伝達不良や脱こく機などの 詰まりの原因になります。

ベルトのメンテナンスは…●ベルトがゆるんでいる場合は、取扱説明書に従って調整してください。

●ベルトが著しく摩耗、破損、又は外れている場合はクボタ純正ベルトと交換が必要です。購入先に連絡してください。

カッタ刃

動力伝達作用搬送作用

●取扱説明書に従って、各チェーンのゆるみがないか確認してください。●チェーンローラ軸受け部が摩耗していないか確認してください。

点検方法点検方法

21 各搬送チェーンチェーンのはたらきは?チェーンのはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

チェーンのメンテナンスは…●チェーンがゆるんでいる場合は、取扱説明書に従って調整してください。

●チェーン及びチェーンローラ軸受け部が著しく摩耗している場合は交換が必要です。購入先に連絡してください。

長い間メンテナンスしないでいると…

●チェーンがゆるむと搬送不良やローラの摩耗の原因になります。

○ ×焼付き被覆のはがれき裂

○ ×排わら株元チェーン排わら株元チェーン

●食味センサからフィルタケースを取り外し、吸気フィルタの目詰まりや汚れ、変形がないか確認してください。

点検方法点検方法

22 食味センサの吸気フィルタこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

食味センサのメンテナンスは…

●食味センサの吸気フィルタは200時間ごとに清掃してください。 また、汚れがひどいときや変形しているときは交換してください。●フィルタケースからフィルタを取外し、内側から高圧空気を吹き付けてホコリ等を除去してください。

※食味センサは、精密機械となっております。食味センサ本体のメンテナンスについても正確な水分値・タンパク含有率を維持するためにも1年1回のメンテナンスを推奨します。

 詳細につきましては、ご購入先にご確認ください。

ベルト

フィルタ

食味センサの吸気フィルタの役割は?食味センサの吸気フィルタの役割は?

長い間メンテナンスしないでいると…

●フィルタの目詰まりを起こし、センサ故障の原因となります。

●新鮮な空気を取り込んで、食味センサの熱を冷却します。

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走 行 部

14 15

走 行 部

都会のマンション

走行部

走行部

点検方法点検方法 駐車ブレーキロッドのメンテナンスは…●ロックナットと調整ナットをゆるめます。●圧縮スプリングの長さが31~33mmになるように調整ナットで調整します。●ロックナットを締付けます。

刈取り及び走行(移動)のための装置

点検方法点検方法

25 クローラクローラのはたらきは?クローラのはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

●クローラがゆるんで切れたり外れたりする原因となり、走行不能につながります。

●クローラに摩耗やひび割れがないか確認してください。

●駐車ブレーキロッドの圧縮スプリングの長さを確認してください。 ●クローラのたわみが著しい場合は調整が必要です。

23 駐車ブレーキロッド駐車ブレーキロッドの役割は?駐車ブレーキロッドの役割は? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

クローラのメンテナンスは…●転輪部のごみやワラ、泥を水洗い等で清掃してください。●地面からクローラを浮かした状態でクローラ下側上面と後から2番目の転輪のすきまを15~20mmに調整してください。●クローラのたわみが著しい場合または摩耗やひび割れ、また駆動輪の著しい摩耗は交換の必要があるので、購入先に連絡してください。

クローラ

すきま15~20mm

点検方法点検方法

26 ミッションオイルミッションオイルの役割は?ミッションオイルの役割は? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

●ミッションオイルが不足・劣化し、ミッションの寿命を縮める原因となります。

●検油ボルトをはずし、検油口からオイルが出てくるまで給油口からオイルを給油します。

ミッションオイルの交換は…●初回50時間、以降100時間ごとに交換してください。●オイルは「クボタ純正スーパーUDT-2」をご使用ください。

ミッションオイルフィルタの交換は…●初回50時間、以降300時間ごとに交換してください。●オイルは「クボタ純正オイルフィルタカートリッジ」をご使用ください。

●コンバインが動かないようしっかりとブレーキを作動させます。

●勝手にコンバインが動き出し、事故の原因となります。

ピタッ!ピタッ!

ストップ?ストップ?

駐車ブレーキロッド

点検方法点検方法 ミッション駆動ベルトのメンテナンスは…●ロックナットと調整ナットをゆるめます。●圧縮スプリングの長さが147~153mmになるように調整ナットで調整します。●ロックナットを締付けます。

24 ミッション駆動ベルトミッション駆動ベルトの役割は?ミッション駆動ベルトの役割は? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

●エンジンの力をミッションへしっかり伝えます。●エンジンの力が伝えられず、コンバインが動かなくなります。

圧縮スプリング

長さ31~33mm

圧縮スプリング

焼付き被覆のはがれき裂

損傷●き裂、はがれなどベルトの損傷を 確認してください。

長さ147~153mm

ミッション駆動ベルト

給油栓(給油口)

検油ボルト(検油口)

圧縮スプリングの長さが範囲外のときは調整が必要です

圧縮スプリングの長さが範囲外のときは調整が必要です

冷却作用冷却作用 潤滑作用潤滑作用

洗浄作用洗浄作用

長い間メンテナンスしないでいると…

長い間メンテナンスしないでいると…

長い間メンテナンスしないでいると…

長い間メンテナンスしないでいると…

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走 行 部

16 17

走 行 部

走行部

走行部

回動部の円滑化錆止め

点検方法点検方法

長い間メンテナンスしないでいると…

29 注油・グリースの塗布と補給グリースの役割は?グリースの役割は? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

●各部の働きが悪くなります。

注 油

グリース補給

オイルの補給

◆フィードチェーン ◆排わら株元チェーン

●エンジンを始動したあと脱こく部を中速回転しながら、注油してください。注油しないと爪が早期摩耗します。

◆排わら穂先チェーン

給油プラグ給油プラグ

排わら穂先チェーン注油口

排わら株元チェーン

グリースニップルグリースニップル

フィードチェーンフィードチェーン

オイルタンクオイルタンク

●機体各部の掃除が終わったあとまたは、刈取作業を始める場合には、各部の注油やグリースの塗布を行って下さい。

●オイルの補給については確認後、不足の場合は補給が必要です。

排わら株元チェーン

排わら穂先チェーン注油口

給油プラグ給油プラグ

駆動ケース駆動ケース

開く開く

開閉カバー開閉カバー

駆動ケース駆動ケース

点検方法点検方法 転輪のメンテナンスは…●摩耗やガタが著しいときは交換が必要です。購入先に連絡してください。

●転輪のガタの有無や摩耗状態を確認してください。

27 転輪転輪の役割は?転輪の役割は? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

●クローラを支え、安定して走行できるようにしています。

●転輪の摩耗が進み、クローラ外れの原因となり、走行できなくなります。

点検方法点検方法 クローラガイドのメンテナンスは…●摩耗やガタが著しいときは交換が必要です。購入先に連絡してください。

●クローラガイドのガタの有無や摩耗状態を確認してください。芯金との隙間を確認してください。

28 クローラガイドクローラガイドの役割は?クローラガイドの役割は? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

●クローラが外れないようにはたらき、安定して走行できるようにしています。

●クローラガイドの摩耗が進み、クローラ外れの原因となり、走行できなくなります。

クローラガイド

長い間メンテナンスしないでいると…

長い間メンテナンスしないでいると…

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電 装 部

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電 装 部

電装部

電装部

●エンジンが始動するか確認してください。●ターミナルの腐食やゆるみ、汚れがないか確認してください。

蓄   電 自動化装置の電源照明の電源

点 検 方 法点 検 方 法

長い間メンテナンスしないでいると…

30 バッテリバッテリのはたらきは?バッテリのはたらきは? こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

バッテリのメンテナンス、交換は…●充電不足の場合はバッテリを機体から取外し、

充電してください。※バッテリを機体から取外すときは⊖(黒)コードを最初

に外し、次に⊕(赤)コードを外してください。 また、取付けの場合は逆の順番で行なってください。

●密閉型バッテリ(出荷時)は急速充電しないでください。

●ターミナルが腐食又は汚れている場合は、金ブラシ、サンドペーパで取除き、グリスを塗布したのち締付けてください。

●バッテリを充電してもすぐに放電してしまう場合は寿命なので交換が必要です。

(純正のものを使用してください。)

●自己放電したコンバインをブースターケーブルを使って始動させるときは、プラス⊕側とマイナス⊖側を間違わないように接続してください。

●長期間格納する場合はマイナス⊖側端子を外すかバッテリを機体から取外し、日光の当たらない場所に保管してください。

●バッテリ液は希硫酸ですので、身体や衣服に付着しないよう注意してください。

●バッテリの取扱いを誤ると爆発などの危険がともなうので、説明書に基づいて正しい取扱いをしてください。

●開放型バッテリの場合、バッテリ液が不足しているときは規定量を入れてください。

●エンジンの始動が困難になります。●自動化装置の不調の原因になります。

バッテリ

O2H2OH2

火気厳禁

換気良し!

ゆっくり充電

バッテリは車体から

 外して充電

キャップは外す

を先に外すを先に取付ける

を間違わないように!

各電装部品への送電

点 検 方 法点 検 方 法

長い間点検しないでいると…

31 電装部(ワイヤハーネス・ヒューズ)

ワイヤハーネスのはたらきは?ワイヤハーネスのはたらきは?

過電流の防止ヒューズのはたらきは?ヒューズのはたらきは?

こんな不都合がおこりますこんな不都合がおこりますこんな不都合がおこります

●ワイヤハーネスが損傷しているとショートや火災の原因になります。

●ヒューズが切れていると電装部品が働きません。また正しいヒューズを使わないと、過電流により電装部品の損傷につながります。

●ワイヤハーネスの被覆が破れていないか、確認してください。

●ヒューズボックスを開けて、ヒューズの接触不良や断線がないか確認してください。

ヒューズボックス

ワイヤハーネス

ワイヤハーネスのメンテナンスは…●ワイヤハーネスが断線している場合は購入

先に連絡してください。●被覆がはがれている場合はビニールテープ

で補修してください。

●断線や接触不良の場合は、規定容量のヒューズと交換してください。

ヒューズの交換は…

エンジンの 始 動 性 を確 認しましょう。●バッテリが放電していませんか●ヒューズが切れていませんか

●ブレーキペダルを確実に踏み込んでいますか

●燃料フィルタエレメントが黒くなっていませんか●燃料に水やゴミが混入していませんか

清掃燃料フィルタコックを閉じ、カップ上部のリテーナリングをゆるめてカップを取外し、エレメント及び内部を軽油で洗浄してください。

▲バッテリの放電

※補修はバッテリの⊖端子を必ず外して行なってください。

※その他の原因も考えられます。

保 守・点 検

セルスタータがまわらない。セルスタータは作動するが、エンジンは始動しない。

▲燃料に水の混入。

▲燃料の間違い。

▲ノズル圧力が適正ではない。 ▲

燃料にエア、ごみの混入

リテーナリング

フィルタエレメントが黒くなっていないか

ごみ

水カップ ▲

セフティスイッチの不良

▲スローブローヒューズ切れ。 ▲

セルモータの不良。(ピニオンが出ない。)

スローブローヒューズ

●ブレーキペダルをいっぱいまで踏込んで駐車ブレーキを掛ける。●主変速レバーを[N](中立)位置にする。●作業スイッチを[N](消灯)にする。●もみ排出クラッチレバーを[切]位置にする。

エンジン始動条件メインスイッチのキーを始動位置まで回したとき、エンジン始動条件を満たしていない場合、ピッ と 警告音が鳴ります。

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キャビン

キ ャ ビ ン

20 21

点検時の注意事項

点検方法点検方法

32 エアコン装置

1.サイトグラスの場所を確認します。 3.サイトグラスから冷媒の様子を 観察して判定します。

2.点検の準備をします。

4.ここも一緒に点検しましょう。

①エンジンをかける必要があるため、納屋等の換気の悪い屋内では点検しないでください。②点検は平坦で安全な場所で行ってください。③周りの安全を確認し、ホーンで周囲の人に合図をしてから、エンジンを始動してください。

◎フロン排出抑制法に基づく 農業機械用エアコン機器等 第一種特定製品 簡易点検記録表(サンプル)

●キャビン仕様に搭載のエアコン機器は、フロン排出抑制法により3ヶ月に1回以上の簡易点検が義務付けられています。 点検を行い、その記録を残してください。点検記録は、機械を廃棄するまで保存してください。 機械を譲渡する場合は、譲渡先に点検記録を渡してください。●冷媒の漏えいを発見した場合は購入先に依頼し、速やかに漏えい箇所の特定及び修理を実施してください。●エアコン機器を廃棄するまで、この点検表を保管してください。 ●気付き事項欄に、次回点検予定日や、異常があった場合の内容を記入します。

①キャビンのドア、窓を全開にします。②エンジンを始動し、エンジン回転数を1500rpmにします。

①エアコンの冷房機能が正常に作動すること。②異常音や異常振動がないことを確認してください。■エンジンを停止した状態で…③エアコン関連の機器、配管やホースに損傷や腐食がないこと。④油漏れや油にじみがないことを、危険なく目視可能な範囲で点検してください。⑤フィルタが目詰まりするとエアコンの効率が低下します。目詰まりしている場合は、フィルタを損傷させないように掃除してください。(要領は取扱説明書を確認してください)

③内外気切替を「内気循環」にします。

④温度調節を「最強冷」に、風量調節を「最強風」にし、エアコンスイッチを「入」にします。

冷媒量適正

冷媒量不足

冷媒なし

冷媒が漏れている可能性がありますので、ご購入先で点検・修理および充てんをしてもらってください。

冷媒が漏れていますので、ご購入先で点検・修理および充てんをしてもらってください。

気泡がほとんど含まれていない

流れの中に気泡が連続的に流れている

無色透明

冷媒の漏れはありません。

(SRはキャビン天井にサイトグラスの点検窓があります)

※外気温が低いときは、気泡が全く確認できない場合があります。※気泡が全く見えない場合でも、冷房機能が正常に作動していれば冷媒量は適正です。

1500rpm

温度調節「最強冷」 風量調節「最強風」

防じんカバーを開けます

レシーバ

防じんカバー

エアコンスイッチ「入」

防じんカバーの中にレシーバがあります

レシーバの上部にサイトグラスがあります

内外気切替「内気循環」

内気フィルタ

ほこりで目詰まりしていませんか?

外部フィルタ

ほこりで目詰まりしていませんか?