おの恋プレミアム商品券 - 兵庫県小野市行政サイト · 2016. 8. 29. ·...

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おの恋プレミアム商品券 事業実施報告書 平成283小野市・小野商工会議所

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  • おの恋プレミアム商品券

    事業実施報告書

    平成28年3月

    小野市・小野商工会議所

  • 1.事業の実施状況 P.1   ④商品券の利用期間と換金期間 P.6

    (1)事業概要 P.1   ⑤地域別利用状況 P.7

      ①事業名称 P.1 (5)全体の傾向 P.7

      ②事業主体 P.1

      ③事業内容 P.1 2.消費喚起について P.8

      ④発行総額 P.1 (1)消費者アンケート調査結果 P.8

      ⑤プレミアム率 P.1   ①調査概要 P.8

      ⑥予約・販売日 P.1   ②回答者の属性 P.8

      ⑦商品券有効期間 P.1   ③商品券が使用された店舗・業種 P.9

      ⑧商品券購入限度額 P.1   ④商品券が喚起した消費 P.10

      ⑨販売対象 P.1   ⑤世帯構成別使用状況 P.11

      ⑩取扱店 P.1   ⑥年代別使用状況 P.12

      ⑪換金実施主体 P.1   ⑦商品別商品券の使用状況 P.14

      ⑫換金手数料 P.1 (2)取扱店アンケート調査結果 P.17

    目   次

      ⑬商品券の仕様 P.1   ①調査概要 P.17

      ⑭偽造防止 P.1   ②売上状況 P.17

      ⑮商品券の流れ P.1   ③商品券の利用状況 P.18

    (2)取扱店の状況 P.2   ④販売促進活動 P.18

      ①対象事業者 P.2   ⑤次回の参加 P.19

      ②募集方法 P.2

      ③参加店舗数 P.2 3.成果と課題 P.19

      ④参加店舗数 規模別内訳 P.2 (1)事業について P.19

      ⑤参加店舗数 業種別内訳 P.2 (2)今後の課題 P.19

    (3)販売の状況 P.3

      ①販売告知 P.3

      ②購入予約 P.3

      ③販売期間 P.3

      ④販売総数 P.3

      ⑤販売場所 P.3

    (4)商品券の利用状況 P.4

      ①事業全体の利用状況 P.4

      ②店舗規模別利用状況 P.4

      ③業種別利用状況 P.5

  • プレミアム商品券事業実施報告書

    1. 事業の実施状況

    (1)事業概要

      ①事業名称 小野市「おの恋プレミアム商品券」事業

      ②事業主体 小野市・小野商工会議所

      ③事業内容

      ④発行総額 3億6,000万円(プレミアム部分6,000万円含む)

    3万冊発行 (1冊 1000円券12枚綴り)

      ⑤プレミアム率 20%

      ⑥予約・販売日 事前予約申込受付期間:平成27年6月1日(月)~6月20日(土)

    受付方法: はがき又はインターネット

    販売期間:平成27年7月10日(金)~7月13日(月)

    販売方法:予約申込者に「引換通知書」を送付。

     引換通知書に基づいて販売。

      ⑦商品券有効期間 平成27年8月1日(土)~平成28年1月31日(日)まで

    「おの恋プレミアム商品券」1冊あたり、1枚1000円券12枚綴り、計12,000円分を10,000円で小野市民に販売。市内の取扱店舗で利用可能。

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      ⑦商品券有効期間 平成27年8月1日(土)~平成28年1月31日(日)まで

    (6カ月間)

      ⑧商品券購入限度額 1世帯8冊まで

      ⑨販売対象

      ⑩取扱店 小野市内に店舗、事業所等を有する289店舗

      ⑪換金実施主体 小野商工会議所

      ⑫換金手数料 無料

      ⑬商品券の仕様 サイズ: 160mm×70mm

         ・ ミシン線込み(左端から10mm) 1冊12枚綴り

    表紙: 上質紙 110㎏ フルカラー印刷

         ・ナンバーリング 1~30,000

    商品券: 上質紙 90㎏   表面 フルカラー印刷

    裏面 単色印刷

         ・ナンバーリング 1~360,000

     *但し、指定金融機関以外への振込は、振込手数料を   取扱店で負担。

     *予約申込時は1世帯あたり10冊まで購入可としたが、応募が3万冊を超えた為、調整し1世帯8冊までとなった。

    小野市に住民票のある方(1世帯につき1件)

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  • プレミアム商品券事業実施報告書

      ⑭偽造防止 ・表紙にナンバーリング No00001~30000

    ・商品券にナンバーリング No000001~360000

    ・商品券表面に偽造加工防止箔線(金箔)

      ⑮商品券の流れ

    (2)取扱店の状況

    商品券販売

    代金支払

    商品・サービス提供

    取扱店申請

    換金申請

    口座振込

    消費者

    (小野市民) 取扱店

    小野市 小野商工会議所販売代金・補助金

    取扱業務委託使用済商品券

    承認

    販促品提供

    商品券で支払い

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    (2)取扱店の状況

    商品券取扱店舗の対象は、低迷する個人消費を喚起し、地域内の取扱店の売上拡大

    による商業活性化対策という趣旨に基づき、小野市内に店舗、事業所等を有する事業者

    とした。(小野市内の店舗等に限り商品券使用可)

    ① 対象事業者 827店舗

    ② 募集方法 ・対象店舗へ平成27年3月下旬よりDM送付

    ・対象店舗向け説明会実施(平成27年4月23日)

    ③ 参加店舗数 289店舗 (参加率34.9%)

    ④ (表①)

    店舗数 割合

    大型店 14 4.8%

    その他店舗 275 95.2%

    合計 289 100%

    参加店舗数 規模別内訳

    店舗種別

    *大型店は、売場面積が概ね1,000㎡以上の量販店で、総合スーパー・食品スーパー・ホームセンター・ドラッグストア等とした。

    ・小野市ホームページ及び小野商工会議所のホームページにて取扱店募集告知(平成27年3月下旬~)

    2/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

    ⑤ (表②)

    順位 件数 割合

    1 68 23.5%

    2 35 12.1%

    3 26 9.0%

    4 24 8.3%

    5 22 7.6%

    6 20 6.9%

    7 15 5.2%

    8 旅行・レジャー・宿泊施設 15 5.2%

    9 12 4.2%

    10 11 3.8%

    11 10 3.5%

    12 7 2.4%

    13 7 2.4%

    14 6 2.1%

    15 11 3.8%

    参加店舗数 業種別内訳

    業  種

    酒・飲料・各種食品販売

    電気・ガス・各種機械機器販売

    その他

    衣料品販売

    医療品・化粧品販売

    燃料販売・ガソリンスタンド

    食品/日用品 総合販売

    農協・農業園芸用品関連販売

    クリーニング・掃除サービス

    菓子・パン販売

    飲食店

    生活用品販売

    自動車・自転車 販売・修理

    理美容・エステ

    備考

    ホームセンター・家具・メガネ・書籍等

    精肉・米・酒等

    ドラッグストア等

    スーパー・コンビニ等

    旅行代理店・ホテル・ゴルフ・カラオケ等

    3/20

    15 11 3.8%

    289 100%

    (3)販売の状況

    ① 販売告知 告知期間:平成27年5月28日(木)~6月20日(土)

    告知方法 :全戸配布チラシ・小野市広報紙掲載・駅や公共施

    設、町内会掲示板、取扱店でのポスター掲示・小野

    市ホームページへの掲載・記者発表

    ② 購入予約 申込期間:平成27年6月1日(月)~6月20日(土)

    申込方法: はがき又はインターネット

    応募総数:5,084世帯(購入希望冊数:38,781冊)

    ③ 販売期間 平成27年7月10日(金)~7月13日(月)の4日間

    ④ 販売総数 1000円券×12枚綴りを1冊1万円で販売し、3万冊を完売。

    その他

    合  計

    購入者総数:5,070世帯  *総世帯数19,321世帯(平成27年6月1日現在)に対し    26.2%の購入率

    *予約申込者に「購入冊数」と「購入日時」を記入した引換通知書を事前送付。それに基づいて引換・販売がおこなわれたため、混乱なく粛々と実施。

    3/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

    ⑤ 販売場所 小野市伝統産業会館

    ≪販売会場の様子≫ (2015/7/10)

    (2015/7/11)

    4/20

    (4)商品券の利用状況

    ① 事業全体の利用状況

    ⅰ)換金枚数 (表③)

     商品券の発行総額3億6千万円のうち、取扱店で使用後、換金請求された商

    品券は3億5,923万7千円となり、換金率は99.79%と、非常に高い使用割合と

    なった。小野市内で半年の短期間で3億6千万円近い金額が使用されたことか

    ら消費喚起という目的には一定の成果があった。

    ⅱ)換金請求のあった店舗数

     取扱店289店舗のうち、商品券の取扱いがあった店舗は246店舗であった。

    取扱店全体の85.1%で、非常にたくさんの店舗で利用された。

    未換金枚数

    枚数

    360,000枚

    359,237枚

    763枚

    99.79%

    金額

    360,000,000円

    359,237,000円

    換金率

    763,000円

    商品券販売枚数 

    商品券換金枚数 

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  • プレミアム商品券事業実施報告書

    ② 店舗規模別利用状況

    (表④)

    店舗数 割合 取扱無件数

    14 64.19% 0件

    275 35.81% 43件

    289 100% 43件

     店舗数の少ない「大型店」にも関わらず全体の64.19%が利用したことは、現在の消費

    者の利便性を求める消費動向を表す結果となった。しかし、「その他の店舗」でも、275店

    舗中、取扱いの無かった店舗数は43件で、使用された割合は84.4%に上る。

     少額ではあっても商品券は中小規模の店舗において広く使用されたことがわかる。

     表⑤より分かるように、商品券の8割以上(84.53%)が食品・生活用品を中心とした最寄性の

    高い小売販売業で使用された(表⑤右の○マーク)。商品券が日常の消費の中で多く使われ

    たことが推測できる。

     一方、サービス業である旅行業、レジャー産業、理美容、外食産業等でも15%以上(○マ

    ーク以外)の使用が見られた。

    店舗種別

    大型店

    その他店舗

    合計

    換金枚数

    230,607枚

    128,630枚

    359,237枚

    金額

    128,630,000円

    230,607,000円

    359,237,000円

    業種別利用状況

    5/20

    ーク以外)の使用が見られた。

    (表⑤)

    件数 使用割合 取扱無件数

    11 45.58% 0 ○

    15 13.94% 0 ○

    35 10.65% 4 ○

    20 7.45% 6 ○

    68 5.26% 15

    26 4.04% 4

    15 3.00% 0

    22 2.03% 4 ○

    24 1.86% 2

    12 1.53% 3 ○

    10 1.19% 1 ○

    7 1.18% 1 ○

    11 1.00% 3

    6 0.98% 0 ○

    7 0.32% 0

    289 100% 43合計 359,237

    業 種 換金枚数

    クリーニング・掃除サービス

    4,285

    4,227

    3,591

    3,516

    1,157

    14,530

    10,763

    7,282

    6,681

    5,485

    163,748

    50,068

    38,256

    26,768

    18,880

    食品/日用品 総合販売

    医療品・化粧品販売

    生活用品販売

    酒・飲料・各種食品販売

    飲食店

    自動車・自転車 販売・修理

    旅行・レジャー・宿泊施設

    衣料品販売

    理美容・エステ

    燃料販売・ガソリンスタンド

    農協・農業園芸用品関連

    菓子・パン販売

    その他

    電気・ガス・各種機械機器販売

    5/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

    食品/日用品・総合販売45.58%

    医療品・化粧品販売

    13.94%

    生活用品販売

    10.65%

    酒・飲料・各種食品販売

    7.45%

    飲食店

    5.26%

    自動車・自転車

    販売・修理

    4.04%

    旅行・レジャー・宿泊施

    3.00%

    衣料品販売

    2.03%

    理美容・エステ

    1.86%

    燃料販売・ガソリンスタン

    1.53%

    農協・農業園芸用品関連

    1.19%

    菓子・パン販売

    1.18%その他

    1.00%

    電気・ガス・各種機械機

    器販売

    0.98%

    クリーニング・

    掃除サービス

    0.32%

    6/20

    (業種別商品券の使用割合) n=359,237枚

    ④ 商品券の利用期間と換金期間

    (換金枚数の推移)

    (枚) (枚)

    0

    50000

    100000

    150000

    200000

    250000

    300000

    350000

    0

    2000

    4000

    6000

    8000

    10000

    12000

    14000

    16000

    18000

    8/3 8/24 9/14 10/8 10/29 11/20 12/11 1/7 1/29 2/22

    換金枚数

    累計枚数

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  • プレミアム商品券事業実施報告書

    ⑤ 地域別利用状況

    (表⑥)

    地区名 換金枚数 割合

    王子町 227,897 63.44%

    黒川町 41,958 11.68%

    本町 27,610 7.69%

    上本町 10,699 2.98%

    浄谷町 8,328 2.32%

    その他 42,745 11.90%

    n=359,237枚

    (地域別利用割合)

    月で発行枚数の約6割、10月~12月の3か月で3割、合わせて9割を換金した。年末年始

    をまたいだのでその期間に利用することも想定していたが、実際は利用開始時期に集中

    する結果となった。

     換金期間は利用期間より1か月長く平成28年2月29日までとし、換金もれの無いよう配慮

    した。

     取扱店からは、利用期間はもう少し短い方が消費喚起効果が高く、換金の手間も省ける

    との声もあり、検討課題である。

     利用期間が平成27年8月1日から平成28年1月31日までと半年間あったが、最初の2カ

    王子町

    63.44%

    黒川町

    11.68%

    本町

    7.69%

    上本町

    2.98%

    浄谷町

    2.32%その他

    11.90%

    7/20

    現状がはっきりと表れる結果となった。

     全体の7.69%を占める「本町」は商店街を含むエリアであり、唯一、大型店以外の個人

    商店が1位となっている。

    (5)全体の傾向

     小野市にとって商品券事業は初めての試みであり、試行錯誤的な側面もあった。

    しかし、取扱店の募集では各店舗とも地域の事業に協力的で、参加店舗数も全体の34.9

    %と高く、商品券に対する消費喚起効果の期待の高さが推察される。一般消費者の商品

    券購入率も全世帯の4分の1を超える割合であり、関心の高さがわかる。

     利用については、換金実績ベースでみると、大型店舗での利用が6割を超える結果と

    なったが、これは現状の消費者の利便性を求める一般的な消費傾向である。

     大型店舗からは、通常周辺地域(他市町)の量販店との競合となるところが、小野市内

    限定の使用のため他地域の店舗に流れる傾向にあった消費が市内で行われ、商品券に

    よって前年実績を上回ったところもあった。

      また、中小規模の店舗でも、商品券の効果が見込み以上にあったところもある。

    その一方で、利用額も低く商品券の効果が見えない店舗も幾分あり、中小規模の店舗で

    は消費喚起の効果が実感できる店舗とそうでない店舗に二分した感がある。

     商品券による消費喚起と、小野市内の消費者の傾向については、次の消費者アンケー

    ト及び取扱店アンケートで詳述する。

    多い。これは、王子町内の上位5店舗が全て大型店舗であり、この地区に大型店が集中

    しているという理由である。

     同様に、「黒川町」の上位3店舗も大型店であり、大型店が地域の消費を引っ張っている

      取扱店舗の立地別に利用状況をみると(表⑥)、「王子町」が全体の63.44%と非常に

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  • プレミアム商品券事業実施報告書

    2. 消費喚起について

    (1)消費者アンケート調査結果

     ①調査概要 プレミアム商品券購入者5070人を対象に商品券の利用実態を調査。

    商品券販売時にアンケート調査票を同封し、郵送による回答を求めた。

    回収数1,358通、有効回答数977通(19.3%)

    調査期間: 販売開始後~平成27年12月10日

     ②回答者の属性

        ◆性別(表⑦)

    男性 245 25.1%

    女性 707 72.4%

    未記入 25 2.5%

    (人)

        ◆年齢(表⑧)

    20歳未満 3 0.3%

    20歳代 25 2.6%

    男性, 245 女性, 707 未記入, 25

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    3

    0 100 200 300 400

    20歳未満

    8/20

    20歳代 25 2.6%

    30歳代 144 14.7%

    40歳代 214 21.9%

    50歳代 214 21.9%

    60歳代以上 370 37.9%

    未記入 7 0.7%

    (人)

        ◆世帯構成(表⑨)

    単身 54 5.5%

    2人 265 27.1%

    3人 231 23.6%

    4人 246 25.2%

    5人 122 12.5%

    6人以上 59 6.1%

    (件)

    25

    144

    214

    214

    370

    7

    20

    20歳代

    30歳代

    40歳代

    50歳代

    60歳代以上

    未記入

    54

    265

    231

    246

    122

    59

    0 50 100 150 200 250 300

    単身

    2人

    3人

    4人

    5人

    6人以上

    8/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

        ◆購入冊数(表⑩)

    回答件数 合計金額 割合

    1冊 24 288 2.5%

    2冊 62 1,488 6.3%

    3冊 89 3,204 9.1%

    4冊 11 528 1.1%

    5冊 171 10,260 17.5%

    6冊 23 1,656 2.4%

    7冊 503 42,252 51.5%

    8冊 94 9,024 9.6%

    合計 977 68,700 100.0%

    (単位:千円) n=977

     ③商品券が使用された店舗・業種

    (表⑪)

    回答数 割合   「食品スーパー・総合スーパー」で

    食品スーパー・総合スーパー 864 88.4%  使用したと回答者の約9割が答えて

    コンビニ 75 7.7%  いる。一世帯あたり選択した業種が

    衣料品店 149 15.3%  約2.2であることから、「スーパー」と、

    使用店舗・業種

    1冊

    2.46%2冊

    6.35%

    3冊

    9.11%4冊

    1.13%

    5冊

    17.50%

    6冊

    2.35%

    7冊

    51.48%

    8冊

    9.62%

    9/20

    化粧・医薬 292 29.9%  ほか1~2業種で商品券を使用したと

    飲食店 284 29.1%  いう平均像が見える。

    娯楽・旅行・レジャー・宿泊施設等 59 6.0%  「化粧・医薬」、「飲食」が各三割程度

    理美容店 84 8.6%  あり、「その他」の項目には「精肉店」

    自動車・自転車等 78 8.0%  「メガネ屋」「整体」「家具屋」「電気

    燃料・ガソリンスタンド等 59 6.0%  店」「仏具」など様々な業種があがり、

    クリーニング 33 3.4%  商品券は幅広い業種で使用された

    その他 177 18.1%  ことがわかる。

    合計 2154 220.5%

    (単位:件 複数回答)

    (件)

    86475

    149292

    28459

    8478

    5933

    177

    0 200 400 600 800 1000

    食品スーパー・総合スーパー

    コンビニ

    衣料品店

    化粧・医薬

    飲食店

    娯楽・旅行・レジャー・宿泊施設等

    理美容店

    自動車・自転車等

    燃料・ガソリンスタンド等

    クリーニング

    その他

    9/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

     ④商品券が喚起した消費

        ◆目的別商品券の使用額と追加支出額(表⑫)

    世帯主/人数 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計

    男 13 530,000 6 100,000 13 630,000 3 10,000

    女 36 2,053,000 16 572,000 41 2,625,000 8 186,772

    2人 236 12,739,000 99 3,384,000 265 16,123,000 63 1,919,460

    3人 221 12,491,000 98 2,868,000 231 15,359,000 53 1,464,860

    4人 232 12,703,000 112 3,157,000 246 15,860,000 67 1,158,276

    5人 113 6,954,000 55 1,598,000 122 8,552,000 35 783,550

    6人以上 53 3,495,000 22 682,000 59 4,177,000 15 224,300

    合計 904 50,965,000 408 12,361,000 977 63,326,000 244 5,747,218

    (単位 回答数:件  金額:円)

    ・①普段の買い物で商品券を使用した金額の割合  (①÷③)

    *「②新たな消費」とは、商品券の入手がきっかけとなった商品・サービスの購入を指す。(これまで欲しかった商品/サービスの購入や、いつもより多少高価な商品/サービスの購入、いつもより多めに購入なども含む)

    現金の使用額

    ①普段の買い物 ②新たな消費③商品券での購入合計

    (①+②)④ ②と供に

    追加支出した現金等

    商品券の使用額回答数(個数)/金額(円)

    独身

    家族

    10/20

    ・①普段の買い物で商品券を使用した金額の割合  (①÷③) 80.5%

       商品券1冊(12,000円)あたり 9,660円

    ・②商品券を新たな消費に使用した金額の割合(②÷③) 19.5%

       商品券1冊(12,000円)あたり 2,340円

    ・④ ②に伴い追加支出した現金の割合(④÷②) 46.5%

       商品券1冊(12,000円)あたり 1,088円

    ・商品券1冊(12,000円)あたりの新規消費喚起額(②+④) 3,428円

     商品券の換金枚数のデータでも、8割以上(84.53%)が最寄性の高い食品・生活用品

    を中心とした小売販売業で商品券を使用していたが、表⑫から分かるように消費者アン

    ケートでも約9割(977件中904件)が普段の買い物で商品券を使用したと答えた。日常の

    消費活動の中でお得な商品券を現金等に代えて使用していた割合が高い。

     一方で、「商品券の入手がきっかけとなった商品・サービスの購入」(新たな消費)割合

    は、41.8%(977件中408件)であった。日常的な消費活動での使用とともに、約半数の世

    帯は商品券を商品券によって喚起された消費で使用していることが分かる。

     使用額でみると、「普段の買い物」は80.5%(63,326,000円に対し50,965,000円使用)

    あり、「新たな消費」は19.5%(同12,361,000円)と約2割で、商品券使用額全体の約2割

    は商品券が喚起した消費金額である。

     さらに、「新たな消費」にともなって「追加支出した現金」は、5,747,218円あり、「新たな消

    費」による商品券の使用額(12,361,000円)に対し、46.5%の割合で支出されている。

    10/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

     商品券を新規消費で使用すると現金支出を喚起しやすいことが推測される。

     商品券の「新たな消費」に使用された額(②)と、追加支出した現金等(④)を合わせた割合

    は約26.22%となり、本事業は約3割の新規消費を喚起したと言える。 本事業全体における

    新規消費喚起額は以下のように推計できる。

    換金実績 359,237,000 × 

     ⑤世帯構成別使用状況

    (世帯構成別 使用金額の合計)

    (円)

    530,000

    2,053,000

    12,739,000

    12,551,000

    100,000

    572,000

    3,384,000

    2,868,000

    10,000

    186,772

    1,919,460

    1,464,860

    0 2,000,000 4,000,000 6,000,000 8,000,000 10,000,000 12,000,000 14,000,000

    単身男性

    単身女性

    2人

    3人

    日常的な使用

    新規消費に使用

    新規消費の追加現金(78.2%)

    (79.0%)

    (81.4%)

    (84.1%)

    12,361,000(②) + 5,747,218(④)63,326,000(③) + 5,747,218(④)

    = 94,191,941円

    (26.22%)

    11/20

    (世帯構成別 新たな消費に関する平均使用額)

    (円)

     「世帯構成別 使用金額の合計」のグラフより、商品券の使用割合は各世帯とも日常的

    な使用割合が使用額合計の78~84%と8割前後みられる。

     一方で「新たな消費」に使用した1世帯あたりの商品券の平均使用額は12,652円。

    7,692

    13,95112,770 12,416 12,833 13,098

    11,55912,652

    769

    4,555

    7,2436,341

    4,7086,423

    3,802

    5,8838,462

    18,50720,013

    18,75717,542

    19,521

    15,361

    18,535

    0

    5,000

    10,000

    15,000

    20,000

    25,000

    単身男性 単身女性 2人 3人 4人 5人 6人以上 全体平均

    新規消費の平均額 追加支出額の平均 新規消費の平均額の合計

    12,703,000

    6,954,000

    3,465,000

    3,157,000

    1,598,000

    682,000

    1,158,276

    783,550

    224,300

    4人

    5人

    6人以上

    (80.1%)

    (81.3%)

    (83.6%)

    *( )内の数字は「日常的な使用」割合

    11/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

     追加支出した現金の平均は1世帯あたり5,883円。

     「新たな消費」での1世帯当たりの商品券+現金の平均合計額は18,535円(グラフ「世帯

    構成別 新たな消費に関する平均使用額」)である。

     小野市の平均世帯構成人数は2.56人(平成27年6月1日現在)であるから、回答者も

    「2人世帯」が27.1%と多く、次いで「4人世帯」25.2%、「3人世帯」23.6%と、この3世帯が

    全体の76%を占める。

     使用額を世帯構成別に比較すると、「2人世帯」は商品券の新規消費額は平均的だが、

    追加現金支出額は最も高く(7,243円)、新規消費の合計平均額は最も高い(20,013円)。

    商品券による消費喚起に最も貢献した世帯構成と言える。

     商品券を「新たな消費」に最も多く使用したのは「単身女性」(13,951円)であるが、現金

    支出額は平均よりかなり低く、回答件数も4.2%の為全体に対する影響は少ない。また「5

    人世帯」は商品券を新規消費に充てる額(13,098円)も現金支出(6,423円)もそれぞれ2

    番目に高く回答数も全体の12.5%である。しかし、小野市の平均世帯構成人数は2.56人

    であることからも、この層の購買力も全体としては影響が少ないと言える。

     世帯構成別の使用額は年代別の使用額と密接に関わるため、アンケート回答者の年代

    をその世帯を代表する消費者として年代別の使用状況を見ていく。

    12/20

     ⑥年代別使用状況

    ◆年代別世帯構成状況(表⑬) (件)

    単身 2人世帯 3人世帯 4人世帯 5人世帯 6人以上 回答者計

    20歳代 0 3 14 4 2 0 25

    30歳代 4 15 34 57 27 7 144

    40歳代 1 19 41 95 47 12 214

    50歳代 9 49 48 58 32 18 214

    60歳代以上 38 178 92 27 13 22 370

    *未記入者・20代未満の回答者を除く(計10件)

     回答者の年齢層は37.9%を「60歳代以上」が占める。上記表⑬より分かるように、60歳

    代の48.1%(370人中178人)が2人世帯であり子供が独立した世帯が多いと考えられる。

    回答者に2人世帯が多いのは年齢層が影響していると考えられる。

     50歳代は2人~4人世帯がほぼ同じ割合(22~27%)にあり、40歳代は4人世帯が多く

    44.4%を占める。ライフステージによって世帯構成が大きく変わるので、40歳代はまだ子

    どもの年齢が義務教育から大学生であり、子供と同居している世帯が多いと考えられる。

    50歳代は早くに子供が独立した世帯と、その過渡期にある世帯とで世帯構成が変わると

    読み取れる。

    12/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

    (年代別 使用金額の合計) (円)

     60歳代以上の回答者が370人と群を抜いて多いため、商品券の使用金額も現金の追加

    支出もともに最多である。また、次いで50歳代、40歳代と使用額が多いが、40歳代と50歳

    代では同人数であるが商品券の使用額も追加の現金支出も50歳代の方が多い。

     40歳代から60歳代以上の層で商品券全体の81.8%を使用し、「新たな消費」で使用さ

    れた商品券の83%、追加支出された現金の89.5%をこの層が占めている。

    178000

    1206000

    7488000

    10848000

    11256000

    19607000

    382000

    0

    272000

    1738000

    2853000

    3028000

    4386000

    84000

    0

    90000

    512090

    1250856

    1543440

    2350832

    0

    0 5000000 10000000 15000000 20000000 25000000

    20歳未満

    20代

    30代

    40代

    50代

    60代以上

    未記入

    日常的な使用

    新規消費に使用

    新規消費の追加現金

    13/20

    れた商品券の83%、追加支出された現金の89.5%をこの層が占めている。

     年代別平均使用額のグラフをみると、1世帯あたりでは50歳代が商品券使用額(14,150

    円)も追加現金支出額(7,212円)も全体平均よりかなり上回っており、他の年齢層より積

    極的に商品券を「新たな消費」に利用した事が分かる。60歳代以上は商品券の新規使用

    額は平均を下回るが、現金支出が多いのが特徴である。

     アンケートの結果より50歳代の2人世帯が「新たな消費」を最も喚起しやすいと推測

    できる。

    (年代別 平均使用額)

    (円)

    0

    10,88012,069

    13,33214,150

    11,854 12,00012,652

    0

    3,600 3,556

    5,8457,212

    6,354

    0

    5,883

    0

    14,48015,626

    19,177

    21,362

    18,208

    12,000

    18,535

    0

    5,000

    10,000

    15,000

    20,000

    25,000

    20歳未満 20代 30代 40代 50代 60代以上 未記入 全体平均

    新規消費の平均額

    追加支出額の平均

    新規消費の平均額の合計

    13/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

    ⑦商品別商品券の使用状況

    (表⑭)

     ◆商品券の入手がきっかけとなった商品・サービスの購入(商品別内訳・商品券使用)

    世帯主/人数

    回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計

    男 0 0 3 15,000 3 14,000 1 20,000

    女 2 15,000 1 9,000 3 58,000 0 0

    2人 17 357,000 12 143,000 24 362,000 1 27,000

    3人 13 124,000 7 100,000 14 215,000 3 106,000

    4人 18 241,000 12 83,000 16 203,000 7 113,000

    5人 5 52,000 2 35,000 11 95,000 5 119,000

    6人以上 3 46,000 2 27,000 4 52,000 1 46,000

    58 835,000 39 412,000 75 999,000 18 431,000

    回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計

    1 10,000 0 0 0 0 2 11,000 0 0

    1 60,000 0 0 0 0 0 0 1 5,000

    8 302,000 5 25,000 6 175,000 13 123,000 1 10,000

    4 149,000 4 143,000 7 194,000 8 94,000 2 8,000

    5 220,000 8 238,000 9 188,000 9 75,000 4 21,000

    6 324,000 2 9,000 2 34,000 7 46,000 2 12,000

    0 0 0 0 1 22,000 2 15,000 0 0

    家電製品 宝飾品、かばん、革製品

    時計、眼鏡 化粧品、医薬品 台所用品

    分類 生鮮食料品 加工食品、飲料等 衣類、寝具 家具・建具等

    独身

    家族

    合計

    14/20

    0 0 0 0 1 22,000 2 15,000 0 0

    25 1,065,000 19 415,000 25 613,000 41 364,000 10 56,000

    回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計

    0 0 1 10,000 0 0 0 0 0 0

    0 0 0 0 1 36,000 0 0 3 171,000

    7 250,000 1 12,000 4 50,000 1 48,000 16 661,000

    2 90,000 5 158,000 4 52,000 1 40,000 7 341,000

    8 321,000 5 232,000 6 54,000 2 19,000 12 411,000

    3 117,000 1 20,000 5 39,000 2 25,000 8 225,000

    5 164,000 1 84,000 0 0 0 0 1 24,000

    25 942,000 14 516,000 20 231,000 6 132,000 47 1,833,000

    回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計

    1 20,000 0 0 0 0 0 0 0 0

    4 55,000 0 0 0 0 4 155,000 1 8,000

    24 341,000 7 87,000 2 8,000 15 385,000 2 18,000

    38 623,000 9 180,000 1 12,000 15 239,000 0 0

    28 308,000 10 94,000 2 66,000 11 244,000 3 26,000

    16 218,000 6 74,000 1 68,000 4 74,000 1 12,000

    3 26,000 2 30,000 0 0 5 146,000 0 0

    114 1,591,000 34 465,000 6 154,000 54 1,243,000 7 64,000

    外食 美容、エステ等 教養、教育 その他( ) その他( )

    自動車、自転車本体 自動車関連部品 玩具・娯楽用品 住宅関連 娯楽・レジャー

    14/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

    ◆商品券の新規使用に伴う追加支出した現金等(商品別内訳・現金等)(表⑮)

    世帯主/人数

    回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計

    男 0 0 3 5,000 2 3,000 0 0

    女 1 2,000 0 0 3 26,000 0 0

    2人 14 221,000 7 178,000 11 82,500 0 0

    3人 9 103,000 5 15,900 9 54,500 1 40,000

    4人 13 129,500 6 26,200 10 72,800 5 91,000

    5人 3 36,000 2 6,000 4 18,000 4 85,000

    6人以上 1 10,000 0 0 3 11,000 1 24,000

    41 501,500 23 231,100 42 267,800 11 240,000

    回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計

    0 0 0 0 0 0 2 2,000 0 0

    1 20,000 0 0 0 0 0 0 0 0

    6 138,500 1 1,000 1 2,000 5 63,500 1 5,000

    2 120,000 2 648,300 6 32,900 4 21,000 0 0

    4 127,600 4 43,000 6 13,200 9 33,000 2 3,000

    5 301,000 1 900 1 1,000 6 14,000 2 2,000

    0 0 0 0 0 0 2 11,000 0 0

    18 707,100 8 693,200 14 49,100 28 144,500 5 10,000

    独身

    家族

    合計

    家電製品 宝飾品、かばん、革製品

    時計、眼鏡 化粧品、医薬品 台所用品

    自動車、自転車本体 自動車関連部品 玩具・娯楽用品 住宅関連 娯楽・レジャー

    分類 生鮮食料品 加工食品、飲料等 衣類、寝具 家具・建具等

    15/20

    回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計

    0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

    0 0 0 0 1 30,000 0 0 1 40,000

    5 185,700 0 0 3 16,000 1 57,000 14 772,960

    0 0 3 145,000 3 19,000 0 0 4 118,600

    5 82,460 2 9,000 3 59,000 2 12,000 8 357,000

    2 61,000 0 0 3 58,000 1 30,000 7 102,000

    5 80,500 1 16,000 0 0 0 0 1 32,000

    17 409,660 6 170,000 13 182,000 4 99,000 35 1,422,560

    回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計 回答数 金額合計

    0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

    2 3,000 0 0 0 0 3 61,380 1 4,392

    17 87,500 3 8,800 0 0 7 99,000 1 1,000

    26 100,860 2 1,600 2 8,000 9 36,200 0 0

    13 75,040 4 15,000 2 3,000 4 6,476 0 0

    11 53,850 5 12,000 0 0 3 2,600 1 200

    2 13,000 1 10,000 0 0 3 16,800 0 0

    71 333,250 15 47,400 4 11,000 29 222,456 3 5,592

    表⑭と表⑮より、どの商品が新たな消費を喚起しやすいか見ていくと、「娯楽・レジャー」

    が商品券+追加現金の合計金額が一番多く(3,255,560円)、新規消費に費やされた額

    全体の18%を占める。次いで、「外食」が10.6%、「家電製品」9.8%となっている。

    (グラフ:商品別新規支出の割合(商品券+追加現金)より)

    外食 美容、エステ等 教養、教育 その他( ) その他( )

    自動車、自転車本体 自動車関連部品 玩具・娯楽用品 住宅関連 娯楽・レジャー

    15/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

    (商品別 新規支出の割合(商品券+追加現金))

     小野市内には大型の家電量販店はなく、市外の店舗へ流れる消費傾向があったが、

    市内の店舗で9.8%の消費があったことは商品券が小野市内に消費を取り込んだことに

    n=18,108,218円

    生鮮食品

    7.4%

    加工食品・飲料等

    3.6%

    衣類・寝具

    7.0% 家具・建具等3.7%

    家電製品

    9.8%

    宝飾品・カバン・革製品

    6.1%

    時計・眼鏡

    3.7%化粧品・医薬

    2.8%台所用品

    0.4%自動車・自転車本体7.5%

    自動車関連部品

    3.8%

    玩具・娯楽用品

    2.3%

    住宅関連

    1.3%

    娯楽・レジャー

    18.0%

    外食

    10.6%

    美容・エステ等

    2.8%

    教養・教育

    0.9%

    その他

    8.1%

    その他

    0.4%

    16/20

    市内の店舗で9.8%の消費があったことは商品券が小野市内に消費を取り込んだことに

    一定の成果があった。また、「外食」は商品券をきっかけに家族で「外食」「食事会」など

    多くのコメントが寄せられた。「自動車・自転車本体」の購入・修理では、中学入学時にお

    ける自転車の購入が、商品券の使用時期に合わせて早まる傾向が見られた。「自動車関

    連部品」は全体の3.8%だが、「車検」「修理」「タイヤ交換」など、商品券をきっかけに「思

    い切って修理」できたなどのコメントも見られた。

     「新たな消費」に商品券を使用したときは、現金を合わせて支出しやすいことも次の「追

    加現金支出の割合」のグラフを見るとよく分かる。

     表⑫より、追加現金の割合は全体でも46.5%と高く、「新たな消費」に使用した商品券の

    額のほぼ半分にあたる現金を支出している。商品によっては、現金支出を誘発しやすいも

    のとそうでないものが顕著である。例えば、「宝飾品・カバン・革製品」では167%の現金を

    支出している。これは購入時に商品券の補助として現金を追加するというより、購入の一助

    に商品券を使用していることが分かる。また、新規消費においては「教養・教育」「美容・エス

    テ」「時計・メガネ」などは現金支出が10%以下でプレミア部分の範囲内で納める「お得な」

    使い方をしているが、「宝飾品・カバン・革製品」「玩具・娯楽用品」「娯楽・レジャー」「住宅関

    連」などは、70%を超える率で現金を支出している。つまり、実用性の高いサービス・商

    品においては現金支出が低く、嗜好性の高い商品・サービスに対してはプレミア部分を

    はるかに上回る現金を使う傾向が見られた。

    16/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

    (「新たな消費」に対する商品別追加現金支出の割合)

    60.1%56.1%

    26.8%55.7%

    66.4%167.0%

    8.0%39.7%

    17.9%43.5%

    32.9%78.8%

    75.0%77.6%

    20.9%10.2%

    7.1%17.9%

    8.7%46.5%

    0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 120.0% 140.0% 160.0% 180.0%

    生鮮食品

    加工食品・飲料等

    衣類・寝具

    家具・建具等

    家電製品

    宝飾品・カバン・革製品

    時計・眼鏡

    化粧品・医薬品

    台所用品

    自動車・自転車本体

    自動車関連部品

    玩具・娯楽用品

    住宅関連

    娯楽・レジャー

    外食

    美容・エステ等

    教養・教育

    その他

    その他

    全体

    17/20

    (2)取扱店アンケート調査結果

    ①調査概要  商品券取扱店289店舗を対象に利用実態及び地域経済に対する

    影響・効果を調査。取扱店申請時、及び商品券利用締切時に手渡

    し/郵送により配付。郵送により回答。

    回収数: 145通(50.2%)

    調査期間: 平成27年7月~平成28年3月1日

    ②売上状況

     商品券の利用期間中の売上は、「例年より多かった」と答えた店舗は20.7%にとどまり、

    「例年並み」が62.8%、更に「例年より (売上状況)

    少なかった」と答えた店舗も13.8%あった。

    商品券の利用期間中に売上が伸びた店舗

    は2割で、商品券がどの程度売上げに影響し

    うるか、商品券の利用状況と合わせて見ていく。

    n=145

    ①例年

    より多

    かった

    30

    20.7%

    ②例年

    並み

    91

    62.8%

    ③例年

    より少な

    かった

    20

    13.8%

    未回答

    4

    2.8%

    17/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

    ③商品券の利用状況 (商品券の利用状況)

     「当初の見込み以上に利用があった」は

    17.9%、「見込み程度の利用があった」は

    31%で、商品券の売上見込みに応えた

    のは合わせて48.9%であった。一方、「見

    込ほどは無かった」が45.5%とあり、商品券

    による消費喚起の実感はほぼ二分する形 n=145

    となった。

    (件)

    (売上状況と商品券の使用見込)

    12

    11

    2

    1

    13

    26

    5

    1

    4

    50

    11

    1

    1

    4

    2

    1

    0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

    例年以上

    例年並

    例年以下

    未回答

    見込み以上

    見込み程度

    見込み以下

    その他

    (28.6%)

    (10%)

    (12.1%)

    (25%)

    (43.3%)

    (54.9%)

    (16.7%)

    売上

    (55.0%)

    当初の見

    込み以上

    にあった

    17.9%

    見込み程

    度の利用

    があった

    31.0%

    見込みほ

    どは無かっ

    45.5%

    その他

    5.5%

    (40.0%)

    18/20

     (売上状況と商品券の使用見込み)のグラフより、売上が例年以上と回答した店舗では、

    商品券の利用が「見込み以上あった」40%、「見込み程度」43.3%と合わせて8割以上が

    見込みに応えて商品券の利用があった。商品券が売上に貢献したことが推察される。

     売上が「例年並」でも、約55%が「商品券の利用が見込みほどはなかった」と回答して

    いるのは、商品券事業に対して大きな期待(見込み)が寄せられていたと推測される。

     

    ④販売促進活動

     商品券の利用期間中、自店独自のサービスや販売促進などを行った店舗は全体の

    22.8%で、全体の4分の1に満たなかった。

     販促を行った店舗は30%が売上を伸ばしている。販促を行わなかった店舗で売上が伸

    びた店舗は19%に留まることから商品券と販売促進の相乗効果で消費喚起があったと推測

    される。

    【販促を行った 22.8%】 【販促を行わなかった 75.9%】

    n=33 n=110

    売上多

    30%

    売上少

    ない12%

    例年並

    58%

    売上多

    19%

    売上少

    ない

    14%

    例年並

    63%

    未回答

    4%

    18/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

    ④次回の参加

     今後、同程度の規模で商品券事業を

    実施することとなった場合、次回も取扱

    店として登録を希望すると回答した店舗

    は全体の69.0%。3分の2以上の店舗が

    次回参加を希望する理由で多くコメント

    されたのが「利用するお客様がいるか

    ら」であった。

    n=145

    3. 成果と課題

    (1)事業について

     小野市では初めてのプレミアム商品券事業であったが、商品券購入者が全世帯の4分の

    1以上、取扱店の参加も対象事業者の4割近くと、高い関心を呼び起こした事業となった。

    消費者に対しては、若干の購入冊数調整はあったものの、購入希望者全員に大きな混乱

    なく販売することができた。商品券の使用率も99.79%と非常に高く、半年の短期間に、

    約3億6千万円の消費を小野市内に取り込めたことも大きな成果となった。消費喚起効果

    希望する

    10069.0%

    希望しな

    42.8%

    わからな

    4027.6%

    未回答

    10.7%

    19/20

    約3億6千万円の消費を小野市内に取り込めたことも大きな成果となった。消費喚起効果

    でも一定の成果があり、商品券使用額に対し約3割にあたる約9500万円の新たな消費を

    生み出したとアンケート調査から推測できる。参加店舗の85.1%で取扱があり、商品券の

    使用及び換金時にもトラブルなく完了した。

     このような成功要因には、まずプレミアム率が20%と高いことが多いに消費者の関心を

    ひきつけた。また、販売時期を7月としたことが、夏休み前の消費喚起につながった。取扱

    店舗も、市内の大型店舗のほとんどが参加し、市内全域のさまざまな中小規模店舗の協

    力も得られたことが大きい。

    (2)今後の検討課題

     取扱店のアンケート調査によると、7割近くが次回も参加を希望すると回答があったが、

    商品券の消費喚起効果は二分する結果となった。大型店舗に偏りがちな消費動向を、

    どこまで中小店舗の活性化につなげられるかを様々な視点から検討する必要がある。

     また、商品券の販売対象を今回は小野市民のみとしたが、販売対象をさらに広げ、

    商圏の拡大に貢献できるかどうかも課題である。さらに、売上増、来店客増につながるよう

    商品券事業にともなった販倍促進方法を、販売時期・販売期間とあわせて、各店舗ととも

    に考えていく必要がある。

     次回商品券事業を実施する場合は、これらの成果と課題を踏まえ、商品券事業による消

    費喚起と地域経済の活性化に努めていく必要があると考える。

    19/20

  • プレミアム商品券事業実施報告書

                  おの恋プレミアム商品券 取扱店に関するアンケート調査

    問1. 『おの恋プレミアム商品券(以下、商品券)』の利用について、平成27年8月から平成28年

    1月の期間中、売上金額及び来店者はどうでしたか。

    ①例年より多かった (①0~5%未満 ②5%以上10%未満 ③10%以上)

    ②例年並み

    ③例年より少なかった(①0~5%未満 ②5%以上10%未満 ③10%以上)

    問2. 半年の利用期間中、売上全体に占める商品券の利用はどの程度ありましたか。

    ①当初の見込み以上にあった ②見込み程度の利用があった

    ③見込みほどは無かった ④その他(                 )

    問3. 商品券の取扱時に利用者とのトラブルはありましたか。

    ①あった  (①対象商品の種類  ②支払い方法  ③釣り銭のやりとり

     ④返品・返金について

     ⑤その他(                          ))

    ②無かった

    20/20

    問4. 利用期間中、自店独自のサービスや販売促進などを行われましたか。

    ①行った   (内容・・・                               )

    ②行わなかった

    問5.  もし、同程度の規模で商品券を発行するとしたら、次回も取扱店として登録を希望されますか。

    ①希望する (理由・・・ )

    ②希望しない (理由・・・ )

    ③わからない

    問6. 今回のプレミアム商品券の事業について、ご意見、ご要望事項などがありましたらご記入

    下さい。

           これでアンケート調査は終わりです。ご協力ありがとうございました。

    20/20

  • 商品券事業 実施報告書 表紙.pdf商品券事業 実施報告書(本文).pdf2Pアンケート報告書用.pdf3Pアンケート報告書用.pdf