拡散型ネット口コミと 消費者心理の関係web-cache.stream.ne.jp › › nikkeibpw ›...
TRANSCRIPT
愛知淑徳大学 大塚ゼミ
Team-b
拡散型ネット口コミと 消費者心理の関係
1
拡散型ネット口コミとは
2
言葉
口コミ
SNSでの口コミ
拡散型ネット口コミ
研究対象のSNS
3
文字数制限140文字まで
開かないと視覚的アプローチ できない!!
文字数制限なし!!
Myページ上で 視覚的にもアプローチ!!
広告の自由度が低い
情報発信者のプロフィール明確
マーケティングしやすい★
情報発信者のプロフィール曖昧
マーケティングしにくい
Facebookの利用のされ方
4
消費者の利用目的
情報の流れ
一方的
テレビ
相互に やりとり
情報の 流れ
情報の 流れ
つながりを保つための ツール
認知
情緒
Facebook内 Facebook外
調査対象:19企業のFacebookページより 2012/11/5閲覧
企業の宣伝の仕方
情緒に訴えかける!! Facebookから外へ
156
94
34
18
33
0
20
40
60
80
100
120
140
160
180
利用目的
コミュニ ケーション
企業 消費者
もっと見てほしい!! もっと知ってほしい!!
コミュニケーション したい!!
ギャップ
企業の問題点
5
SNS疲れ…!? ・“SNS疲れ”を患っている企業は、 利用目的が曖昧で社内体制が不十分なうえ、 成果も把握できていない。 (出典:日経ビジネス 2012/2/6p32)
・ある家電メーカーのマーケティング担当者 「SNSで製品情報を発信しようとすると、 広報部から横やりが入る。 『SNSで発信する情報を、あなたの一存で 決めていいのか』といった具合。 (出典:日経ビジネス 2012/2/6p29)
企業はSNSを 使いこなせていない!!
調査のプロセス
6
既存研究・既存理論 の読み込み
調査対象の策定
仮設を立てる
アンケート調査 よる実証
企業への提案
一番効果的な対象は?
7
学生
46%
社会人
34%
主婦
20%
1日1回以上閲覧する人
独自アンケート総数212人 名古屋駅付近 2012/7/20実施
有意確率:0.047
調整済み残差:2.8
学生に最も 効果的!!
企業の情報をより伝達してくれる人は?
9
企業の発信する情報
企業と友達申請 している人
ゲートキーパー になる!!
10
認知的関与
情緒的関与
高
高
低
低
企業に 友達申請
企業に 友達申請 していない
企業の情報をより伝達してくれる人は?
ゲートキーパー
Myページに広告が 自動的に表示される!!
「いいね!」される 確率が高い
Facebookでの消費者行動プロセス
12
②類同性
精緻化 する
YES YES 受け入れる 共感する
拡散する (いいね!)
①関与・ コミットメント
③性格因子 未来係数
いいね!のプロセス
仮説①
13
受け手の情報の発信者に対する関与が
高ければ高いほど、情報を精緻化しようとする可能性が高い。
①関与が高い人の情報を精緻化
14
親友
知り合い
コミットメントが 高い!!
情報をじっくり 閲覧する
Facebookでの消費者行動プロセス
15
②類同性
精緻化 する
YES YES 受け入れる 共感する
拡散する (いいね!)
①関与・ コミットメント
③性格因子 未来係数
いいね!のプロセス
仮説②
16
情報の発信者と受け手の類同性が
高ければ高いほど、
その情報に対して共感する可能性が
高くなる。
②類同他者に共感する
17
●社会的比較理論…他者と自己との間で比較を行うこと
・意見の比較
・類似性の比較…自分と似た他者との間で
「感性」や「関心」が似ていると感じること。
②類同他者に共感する
18
発信者との関係は? 優位性は?
違うところは?
社会的比較
k 感性や関心が 似ていない
感性や関心が 似ている
共感が 生まれない
共感が 生まれる!!
仮説②アンケート
19
YES
75%
NO
25%
友人の情報を精緻化して読む人は、
親しい友人に共感を覚える
有意確率:0.000
調整済み残差:5.8
独自アンケート総数136人 母数76人 愛知県内 2012/11/1実施
Facebookでの消費者行動プロセス
20
②類同性
精緻化 する
YES YES 受け入れる 共感する
拡散する (いいね!)
①関与・ コミットメント
③性格因子 未来係数
いいね!のプロセス
仮説③
21
友人との繋がりの中で自己を積極的に
表現したい欲求が「いいね!」を押す
動機となっている。
22
③自己表現への欲求が 「いいね!」をする動機である
購入 差異化
満足 自己表現の欲求
いいね!
自己表現のニーズ
=
23
③自己表現への欲求が 「いいね!」をする動機である
●パーソナリティ測定 Facebookを利用している、 136人にアンケート。 因子分析により分類。
24
自己顕示型 わが道型 内向性型
・他人の評価が気になり、 顕示的な消費を行う。 ・誰からも嫌われたくない
・我を通すことを好む ・世間体を気にする人
・他人と変わったことを しない ・自分の意見を積極的に 述べない
③自己表現への欲求が 「いいね!」をする動機である
強 中 弱 強 中 弱 強 中 弱
いいね!を積極的に 押そうという
動機と関連がある
自己顕示 最も当てはまる
自己顕示
(最強)
60%
自己顕示
(中)
22%
自己顕示
(弱)
18%
自己顕示(強)の人が
ほぼ毎日イイネを押す
有意確率:0.043
調整済み残差:2.3
仮設③アンケート
企業の具体的な問題点
25
認知
情緒
Facebook内 Facebook外
認知的関与
情緒的関与
高
高
低
低
企業に 友達申請
ゲートキーパー 企業に 友達申請 していない
企業のマーケティング 消費者の関与の分布
アプローチの方法が ズレている!!
企業に対する提案
26
認知的関与 情緒的関与
認知
Facebook内 Facebook外
情緒
今後の課題
27
②類同性
精緻化 する
YES YES 受け入れる 共感する
拡散する (いいね!)
①関与・ コミットメント
③性格因子 未来係数
いいね!のプロセス
NO
?
①拡散を起こす人の パーソナリティを測定
②情報発信者と長期的につながりを 保ちたいかによって判断される?
参考文献
28
○池田謙一・唐沢穣・工藤恵理子・村本由紀子著 『社会心理学』株式会社有斐閣 2010年 ○田中洋著 『消費者行動論体系』 株式会社中央経済社 2008年 ○澁谷覚著 『インターネット上における外部定期情報探 索モデル』新潟大学経済年報 2006年 ○高橋伸夫 『超企業 組織論』株式会社有斐閣 2000年 ○ジャン・ボードリヤール 『消費社会の神話と構造』 紀伊国屋 2009年
29
ご清聴 ありがとうございました