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ハウスクリーニング マニュアル 株式会社サンリミックス

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Page 1: ハウスクリーニング マニュアルsanrimix.com/image/agency-use/Housecleaning.pdf3 ―ハウスクリーニングの基本― 上部から必ず作業を始めます。 汚れを除去する際、素材を傷めないようにご注意ください。

ハウスクリーニング

マニュアル

株式会社サンリミックス

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ハウスクリーニングマニュアル

------------------------------------------------------------

洗浄

(ステンレス トイレ 洗面 洗濯パン 風呂場 流し台 サッシ・ベランダ

建具・スイッチ・照明 床 WAX

AC クリーニング CP クリーニング ウィルトン CP クリーニング

鏡・ガラス水垢除去 襖 白木処理)

ハウスクリーニング注意点

終チェック表

------------------------------------------------------------

クリーニング 終チェック表№1.2

見落とし危険箇所

------------------------------------------------------------

見落としの危険性のある箇所一覧

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―ハウスクリーニングの基本―

○ 上部から必ず作業を始めます。

○ 汚れを除去する際、素材を傷めないようにご注意ください。

(汚れを洗剤で分解するか、白パットもしくは、ブラシで作業します)

○ 養生シートを敷いてください。

○ 拭き取りブラシッングは、縦+横が基本セットになります。

○ マスク、手袋、保護メガネは必ず着用します。

○ ステンレス及び光物は光沢を出すよう磨いてください。

○ C3、C4、キシレンを使用したタオルは、他の薬品に併用しないでください。 (1薬品につき1タオル)

ハウスクリーニングマニュアル

薬品の配合率

10 ㍑を調合する場合

水 : 9㍑

薬品 : 1㍑ (C1:C2 = 4(400ml) : 6(600ml)

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(×)

ステンレス部の洗浄方法(蛇口、天板、シンク等)

使用洗剤:シンク仕上剤、サンポール、鏡面仕上剤、シンク仕上剤、キッチンクリン、グランス、スーパークリン、

青サビクリン

使用道具:白パット、ヘラ、2WAY ブラシ、スポンジ、タオル

―作業手順―

1.蛇口を洗う(水道蛇口、ガスコック)

①蛇口等はキッチンクリン、スーパークリンで洗い、隅々までブラシやヘラ等を使用し洗浄します。

②クレンザー、鏡面仕上剤、シンク仕上剤等をタオルにつけ、ステンレス部分を磨きます。

③蛇口等の根元、カルシウム、結晶等はサンポールとズックブラシもしくは、固めのブラシを使用して

洗い、まだ残っているようであれば、ステンレスを傷つけない程度にプラスチックのヘラ・ケレン等で

削ります。

④青錆はクレンザーもしくは、青サビクリンで磨き取ります。取れない汚れはサンポールを使用します。

※サンポールは、使い捨てのブラシもしくは歯ブラシにつけて磨き多量の水で洗い流します。

注:サンポールは(強い酸のため)ステンレスを傷めるので素早く作業します。

2.シンク

・基本動作は、常にシンクに対して横磨きで作業を行います。

・道具は白パットを常備します。

① 初にシンクの中を洗浄します。洗剤はクレンザーを使用します。

シンクの内側は、内側の壁に対して白パットを平行に動かし磨きます。(縦ではなく横方向)

注:湾曲作業は絶対行わない事(下記図参照)

②水で洗い流し、綺麗なタオルで拭き取ります。

3.天板を洗う

①天板を2WAY ブラシ、天板縁には白パットを使い、 初はキッチンクリンまたは、スーパ-クリンで洗い

ます。(扉の表面は使用しないでください。傷が付く原因となります)

理由:キッチンクリンなどで簡単に取れる汚れも、クレンザーの使用で傷を付ける恐れがあります。

悪の場合、クレンザーでできた傷を調整する為に、ステンレス全体に傷を付ける事態になります。

(〇)

角も同様にタテではなくヨコで磨きます。角は横壁を磨くときの2倍の力と回数

で作業してください。(スーパークリンもまぜて磨くと効果的です)

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②水で洗い流しタオルで拭き取りグランスを噴霧した後、もう一度タオルで綺麗に拭き取ります。

●状態の確認

A~Cの状態を見極める。(重要ポイント!)

理由: 終研磨処理によって不必要な傷をつけてしまう前に、現段階での状態を見極めた上で処理を

施すと、無駄が無い上に綺麗に仕上げることが出来ます。

Aの場合:スポンジにクレンザーを付け全体に磨き、水で流すかタオルで拭き取り、グランスで仕

上げ再度タオルで拭き上げます。

Bの場合:①“A”の作業をした後、鏡面仕上げ剤をタオルに付けて力を入れて磨き、乾いたタオルで

乾拭きします。

②取れない場合、鏡面仕上げ剤でもう一度磨いている手に体重を掛けて力強く磨きます。

③ムラがある場合は、グランスとタオルで拭き仕上げます。

Cの場合:機械を使用し、鏡面仕上剤を使って磨き、細かな傷に入っている黒いカスを取るために、

鏡面仕上剤用汚れ落しを使ってタオルで取ります。

4. シンク

シンク仕上剤をタオルにつけて、②の1の作業と同じようにして磨いていきます。

A、もう少しで綺麗になる

B、虹模様になっている

C、全体的に以前の入居者が付けたキズが明らかにあり

虹模様とキズが両方有りかなり汚い

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トイレの洗浄方法

使用洗剤:スーパークリン、C4、サンポール、グランス(10~15倍に希釈)

使用道具:ショートノズル、スポンジ、タオル

●ポイント

・巾木に埃を残さないように。

・便器の固定ボルトの部分は 後にチェックしてください。

●注意点

・便座カバー(プラスチック製)は、粗い目の茶パットで擦ると傷が付きます。また、シールを剥がす際、

キシレンを使用すると溶ける事があるのでご注意ください。

(クロス用スポットクリンを使用する場合、一度試してからご使用ください)

・ロータンクの蛇口などの金具類にサンポールをかける際は、長時間放置せずに(1、2 分後)洗い流してく

ださい。(汚れが取れない場合は何回か繰り返します)

・酸性と塩素系は絶対に混ぜないようにしてください。

(塩素ガスが発生し死亡事故につながる危険があります)

―作業手順―

1.前処理

C4処理

・床と便器の隙間

・便座と便器本体の接合部分

・便器と座イスのゴムパッキン

サンポール処理

・便器の内側(液を付け洗う)

注1:トイレの種類・色によって異なります。(白・アイボリー以外は特に注意)

注2:クロスに洗剤、薬品をかけないようにしてください。

2.洗浄

ショートノズルを使用すると作業が2倍速くなります。

トイレの照明器具、電球を拭く(必ず電源を切ってください) → 換気扇

→ 戸棚 → ロータンク → 便器の中 →便座カバーの止め具部分・固定ボルト

→ ペーパーホルダー・タオルハンガー掛け → 床 → コンセント・スイッチ

→ ドア

3.仕上げ

便器の固定ボルト

ロータンク

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洗面台の洗浄方法

使用洗剤:スーパークリン、C4、キッチンクリン、リミックス洗剤、クロススポットクリン、赤サビクリン、

サンポール、TW3(特別注文)

洗面台の種類

材質:プラスチック製・ホーロー・人造大理石等

●ポイント

・洗面台には髪の毛や埃を残さないようにしてください。

・排水栓は綺麗に置いてください。

・鏡は曇ったままにしないでください。

●注意点

・鏡には茶パット(研磨剤入)を使用しないでください。(古いものでも傷が付きます)

・洗面台側面の洗い忘れがないようにしてください。(作業忘れが特に多い箇所です)

・ミラーキャビネットの電源部分に洗剤が掛かるとショートする可能性がありますので注意してください。

・ミラーキャビネット棚の上・下・側面部分の作業は忘れやすいので注意してください。

・大理石には酸・C3は使用厳禁。(光沢がなくなります)

―作業手順―

1.前処理

①排水口のトラップ部分、歯ブラシ立てなどを外します。

②汚れが大方取れたら、バケツにC4を5倍~7倍に希釈し、

部材を浸けて置きます。

2.洗浄

洗面室の天井照明器具、電球を拭く(必ず電源を切ってください) → 換気扇 → ミラーキャビネット

→ 蛇口 → 洗面陶器 → 排水口 → 鏡

→ カラン部分のカビ・サビ取り

・ カビはC4を拭きつけ取ります。

・ サビは赤サビクリンもしくは、TW3で取ります。

(赤サビクリンは、長時間放置すると、プラスチック部分や陶器などに染み込む可能性がありますの

で、1~2分後には水で洗い流し、まだサビが残っている場合は、再度赤サビクリンをサビ部分に塗

布してください)

(紫色に変色した場合、C2もしくは、サンポール(薄めて)で綺麗に戻ります。

→ 戸棚・扉・サッシ → コンセント・スイッチ → 床

3.仕上げ

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洗濯パン(防水パン)の洗浄方法

使用洗剤:スーパークリン、C3、C4、リミックス洗剤、赤サビクリン、TW3(特別注文)

●注意点

・鏡・プラスチック部分の汚れには、キシレン・茶パットでは傷が付いたり、プラスチックが溶けたりする危険

があるので使用しないでください。C3・スーパークリンを使用してください。

(クロス用スポットクリンやドライヤーの温風も有効です)

―作業手順―

1.前処理

①排水口のトラップ部分を外します。(部材の外し過ぎに注意してください)

※過去に2度、水漏れ事故報告がありました。

②バケツにC4を5倍~7倍に希釈し、部材を浸けて置きます。

2.洗浄

水道蛇口(2WAYブラシにスーパークリンを付けて洗う)

・青サビがあるならサンポールを使用します。

→ スイッチ・コンセント

→ 本体

・赤パットまたは、洗車ブラシ等で磨きながら洗い流します。(綺麗な場合)

・壁の隙間の埃は、ブラシ等でかきだし、汚れはスーパークリン等で取ります。

3.仕上げ

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風呂場の洗浄方法

使用洗剤:スーパークリン、C3、C4、リミックス洗剤、サンポール、クレンザー

浴槽の種類

材質:ホーロー、人工大理石、FRP(アクリル樹脂系)、ステンレス

ステンレスは、ステンレスの洗浄方法をご参照ください。

床の種類:タイル、ペンキ

タイル:サンポール、C3を使用するときは、液を塗布後すぐに洗い流します。その作業を繰り返し

行います。

ペンキ:カビを取るためにC4を使用する場合、スプレーなどで液をつけると、その部分だけペンキの

色が取れます。必ずペンキの場合は、全体にC4を5倍以上に希釈して噴霧してください。

また、C3を使用すると、ペンキが剝がれてしまうので使用しないでください。

スーパークリンも使用できますが、原液を使用する場合には、塗装の色抜けが生じる可能性

が有るので注意して施工してください。

●ポイント

・湯垢を残さないよう注意してください。

・カビは取ります。

・壁・天井などに水滴跡・拭き跡を残さないよう注意してください。

・髪の毛・糸くずを残さないよう注意してください。

・換気扇の埃が後で浴室に落ちる恐れがあるので注意してください。

・すべての作業が終了後、 終確認をしてください。

・乾いた後に、天井のムラを確認してください。

●注意点

・一度洗浄した後、時間が経過し乾燥すると、残っている汚れ等が浮いてきて目立つので、 後に必ず点

検してください。

・換気扇は、ドアの開閉時、換気扇スイッチがON時に換気扇内の埃が落ちる可能性がありますので、

後の点検を忘れずに行ってください。

・C3、C4は、放置時間が長いと液だれが起きやすいので注意してください。液だれが起きた場合は、茶パ

ットにC3を染み込ませて全体を磨くか、シンク仕上剤を染み込ませたタオルで擦り取ります。

・天井作業の際は、洗剤等が目に入らないよう、保護具(マスク・メガネ)を着用もしくは、体を洗浄箇所から

離れて作業してください。

―作業手順―

1.前処理

①換気扇・排水口

バケツに、C4を5倍~7倍に希釈してその中に漬けて置きます。

②浴槽、風呂場の床面(湯垢)や側面の腰高さくらいまでC3を撒いておきます。

③コーキング部分、浴槽、側面の腰高さくらいまでC4も塗布または、スプレーします。

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2.洗浄

基本作業

C3:300cc + C1:100cc + 水:200cc を畜圧の中に入れて全体に巻きます。(塩素系の洗剤は使用不可)

扉を閉めて 10~15 分おいてから洗浄します。

しつこいカビにはC4を使用します。

壁面に湯垢、石鹸カス、脂肪カスが残る場合は、スクレイパーで擦ります。(傷つけないように)

浴室の照明器具を拭く(照明カバー内に水が入らないよう注意してください) → 換気扇 → 壁

→ 浴室の器具 → 浴槽 →床 → 排水口(溝)

→ シャワー・カラン・蛇口

(細かい箇所の汚れはクレンザーをタオルにつけて研磨し、乾いたタオルで拭き取ります。もしくは、ブラシ

を使い分けて汚れをかき出してください)

→浴室内の鏡

スクラビングバブル+スクレイパーを併用することで綺麗になります。

後の仕上げとして、ガラスクリーナーを使い古した茶パット(新しいものを使用すると傷がつきます)で磨き

ます。

→ 入口扉(サッシ)

・タオルにクレンザー(研磨剤入)を付けて擦ると、アルミサッシ等に付いている白い粒上の汚れを取ること

が出来ます。

・扉下部に白い結晶(カルシウム)がある場合、サンポールを使いブラッシングし、直ぐに水で洗い

流します。

3.仕上げ

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流し台の洗浄方法

使用洗剤:スーパークリン、C4、リミックス洗剤、キッチンクリン、クレンザー、コゲクリン

使用道具:スチーム

キッチンキャビネット

材質:合板(デコラ等)、木材、ホーロー、ステンレス

ステンレスは、ステンレスの洗浄方法をご参照ください。(汚れが軽い場合は、スーパークリンで

洗い、必ず仕上げにグランスで拭き上げる。

キッチンパネル

材質:強化プラスチックパネル(メラミン色素化粧板、アクリルウレタン樹脂塗装型等)、タイル、

ステンレス、クロス

ステンレスは、ステンレスの洗浄方法をご参照ください。

天板

材質:ステンレスタイプ1(普通)、ステンレスタイプ2(粗目)ステンレスタイプ3(エンボス調)、

人造大理石等

ステンレス1~3は、ステンレスの洗浄方法をご参照ください。

大理石には酸・C3は使用厳禁。(賃貸物件にはあまりない材質です)

レンジ

レンジフードボックス:縦型、横型、プロペラファン式用ボックス ドラムファン:ターボ型ファン、シロッコ型ファン、プロペラ型ファン フィルター:グリスフィルター(シリコーンコーティングタイプ、フッ素加工タイプ)、

グリスフィルター(アルミ材むき出しタイプ)、科学繊維フィルター コンロ:ビルトインコンロ、ガステーブル。

●ポイント

・上部から始めてください。

・流し台の上に薬品は置かないでください。

・レンジフードなどの電気類は、 初に動作チェックしてください。

・コーキングやタイル目地のカビは取ってください。

・髪の毛・糸くずを残さないよう注意してください。

・手で触れる部分(取ってやスイッチ等)は、べたつきが無いようにしてください。

・油汚れを落とす場合、スチームとショートノズルを併用すると、作業効率がアップします。

●注意点

・C3、キッチンクリン、スーパークリン洗剤をタイル面に塗布もしくは、噴霧する場合は、長時間放置すると、

タイル面の皮膜を傷め洗剤跡が残り除去できなくなりますのでご注意ください。

・流し台、吊り戸棚側面、流し台のレンジ台側面、下の収納扉の洗いながしがないようにご注意ください。

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・上にあるレンジフードの残り油や洗剤等が後で垂れる場合がある為、作業終了後必ずチェックしてくださ

い。(ステンレスの上などに落ちて染み込むと、そのシミを取り除くことが難しくなります)

・天井のムラを確認してください。

―作業手順―

1.前処理

①レンジフードカバーを外します。(外れない場合、スチームをネジ部分に吹きかけると外れ易くなります)

②ドラムファンを外します

③薬品漬け

・ドラムファン、フィルター

タオルケース等の大きな入れ物(注:床がCFの場合は下には養生を

敷く事、もしくはベランダに出して置く事)に、キッチンクリンと

キッチンクリン+エアコンクリンを、適量(20~50 倍)に希釈して、

ファンなど①で外したネジなどの部品を浸け置きし、ドラムファンは

約半日放置します。フィルターや浸け置きした物は、洗う前に

5~10 分浸け置きしてから洗います。(汚れにより異なる)

(缶バケツヒーターで温水<40℃~80℃>を使用すると、油汚れは溶けやすくなり速く落とせます)

注:アルミ・ブリキ等の素材は、洗剤・薬品に浸け過ぎると変色を起こすことがある為、こまめに確認してく

ださい。また、塗装されている部材は浸けないでください。特にアルミのフィルターは気をつけてください。

(加熱した洗浄液には漬けこまないでください)

備考:変色を防ぐ為に、エアコン洗浄液を5~7%加えると良いです。

変色した場合、熱いお湯をかけると色が均一になります。

・ガスコンロ(グリル)、ゴトク(五徳)、ガスコンロ、

ガスホース、受け皿、バーナー等の外せる部品に、コゲクリンを吹きかけしばらく置きます。

また、洗剤の乾燥を防ぐ為にビニールなどで密封すると、効果的に汚れを落とすことが出来ます。

注:吹き付ける際は、必ず周り、下に養生してください。

注:受け皿にペンキが塗っている場合は、コゲクリンは付けずに、

そのままキッチンクリンで茶パットか、ケレン・スクレイバー、ヘラ等で汚れやコゲを取り除きます。

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・排水口のゴミ受け(トラップ)

C4を 5 倍~7 倍に希釈した水(バケツ)に漬ける。

2.洗浄

①ドラム(ターボ型ファン、シロッコ型ファン)

・フード内部

キッチンクリンを噴霧しながらブラシで擦る。

・油受け(レンジフード)

・ドラム

・フードカバー

・ドラム(プロペラ型ファン)

②ガスコンロ(グリル)

③タイル面

目地

ブラシ等で擦り過ぎると目地が痩せる場合がありますのでご注意ください。

タイル

スーパークリン等の洗剤は、タイルに浸透しやすいので、狭い範囲で作業を分けて行い、手早く仕上げ

てください。(浸透すると除去が難しくなります)

④吊戸棚・照明器具

⑤扉・内部引出し

⑥コーキングの汚れ

⑦流し台・レンジ台

3.仕上げ

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サッシ・ベランダの洗浄方法

使用洗剤:スーパークリン、C3、C4、グランス

サッシの種類(色別)

白、銀、茶、黒

・白、銀には、先に水をかけスーパークリーン(原液)をサッシに直接かけ洗います。

・茶、黒には、先に水をかけスーパークリーン(原液)を洗車ブラシにかけ洗います。

●ポイント

・上部から始めてください。

・カビは取ってください。

・レール部分に埃を残さないでください。

・C3は、網戸の汚れがひどい場合にご使用ください。

・C4は、サッシのビードのカビに有効です。

・クレセンントの周りは特に注意して洗浄します。

・サッシ黒は細心の注意を払って洗浄します。

●注意点

1.下の階や隣のベランダに洗濯物がないかを確認します。

2.現場によっては非常ハッチが地面についている場合があり、その箇所から水漏れをおこしやすいので養

生などして作業してください。(洗濯物に水がかかる事故に繋がります)

3.畳部屋のサッシの場合、サッシ近くの畳を裏返して水がかからない場所において養生してください。

4.窓レール部分は、水を流しながらレール・角をブラシ掛けし、埃がレールに残らないようにしてください。

5. 後、乾いたタオルでレールを拭き、水・埃を取り除いてください。

6.洗剤を直接は網戸に付けないようにしてください。(その洗剤の濃度が濃い為、部分だけ色・汚れが抜け

すぎる事があります)

7.水で洗い流せない場所は、タオルで拭き上げてください。

8.サッシは、取り外すことが出来れば、取り外し洗浄のほうが綺麗に洗浄できます。その際、落としたり倒れ

たりしてガラスを割る危険がありますのでご注意ください。

9.業終了後必ず点検してください。(水の垂れ跡がある場合があります)

10.洗浄する場所(構造的にはパネルタイプ等)によっては、水が下階に漏れる可能性がありますので注意

して施工してください。

11.力任せに強く擦らない

(古い網戸なら破れる可能性がある)

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―作業手順―

1.洗浄

1.納戸

水を掛けて、スーパークリンをブラシに付けて洗浄します。

汚れがきつい場合は、C3を2倍に希釈して使用してください。

2.ガラス面・サッシ枠

ガーテンレール・ランナー・木枠(額縁)を一緒に洗浄します。

・ スーパークリーンは原液を使用します。

・ 状況によっては、片面だけでもサッシガラスを取り外して洗浄すると、作業が確実で早く仕上げること

が出来ます。

・ パッキンなどにカビが付いている場合、拭き処理をします。

3.ベランダ(手すり・床)

2.仕上げ

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建具・スイッチ・照明の洗浄方法

使用洗剤:スーパークリン、C3、C4、グランス、リミックス洗剤

●ポイント

・目の高さ部分は特に注意して仕上げてください。

・玄関周辺は、入居者の目につきやすい場所なので注意して仕上げてください。

・平面の拭きムラは無いようにしてください。

●注意点

・ワックスを塗布する前に備品を洗浄します。

・照明器具などは、割れやすいので慎重に作業を行ってください。

・コンセントなどの電気が通電している箇所には洗剤等大量に掛けないでください。

・火災報知器、スプリンクラーを注意して洗浄してください。

・モニター付インターフォンは、上部に放熱用穴があるので注意して作業してください。

―作業手順―

1.洗浄

エアコン(施工内容に含まれていなくてもカバーとフィルターは洗浄します)

→ 玄関ドア

・忘れやすい玄関ドアの枠と吊元は、埃が堆積しやすいので注意してください。

・洗剤を掛けたまま放置すると、液だれを起き易いので注意してください。もし液だれした場合は、

コンパウンド、クレンザー(研磨剤入)と、スポンジもしくは、タオルで擦り、その後乾いたタオルで

拭きあげます。

他の方法として、C4を3倍に希釈し、タオルに付けて班になった一面を塗布します。(垂れ・班が無く

なるまで繰り返す) 後に水で綺麗に洗い流し、乾いたタオルで拭きあげます。

→ 照明器具 → スイッチ・コンセント(コンセント等の場合は、漏電する可能性がありますので、直接

スプレーするよりも、各種ブラシにスプレーしてからブラッシングするほうが安全です)

→ 押入れ → 巾気 → 下駄箱 → その他箇所

2.仕上げ

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床洗浄・ワックス方法

使用洗剤:スーパークリン、剥離洗浄剤、ワックス

●ポイント

・ワックスはムラなく仕上げるには、二度塗りをお薦めします。

・埃などはワックス掛けの前に除去してください。ワックスモップに付いている埃も忘れないようにしてくださ

い。(ワックスモップは作業後手入れとして、水洗いし、乾燥しないようにビニール袋に入れて保管します)

●注意点

・敷居などに付いたワックスは除去してください。

・白木の巾木などは注意して施工してください。

・モップの持ち運びは、引きずったり、肩に担いだりしないでください。壁や物に当てないように床面に対して

垂直に持って運びます。

・クロス壁、天井、事務所などの蛍光灯にモップの棒を当てないように注意してください。

・ポリッシャーのコンセントの電源を入れる際、スイッチが“切”になっているか確認してください。

・付属部品の下部に洗浄液が染み込んだ場合、直ちに拭き取ってください。

・壁面に洗浄液がかかったら、素早く拭き取ってください。

―作業手順―

1.掃除

ゴミが多い場合

2.洗浄

①スーパークリンを5~10倍に希釈したものを使用します。(その他の方法として、リミックス洗剤そのま

ま使用する)

②青棒の先に床用茶パットを取り付けてパット掛けしてください。

③床に粘着物がある場合、スクレイバーで削り取ります。

剥離洗浄の場合

①剥離洗浄剤を4~5倍をムラなく塗布します。(水:洗浄 = 1:4、1:5)

②ポリッシャーまたは、床パットで床を洗浄します。

③吸水バキュームで汚水を吸い取ります。または、廃液を集め、塵取り等を用いて回収してください。

④1~2回水洗いし、洗剤を完全に取り除きます。(残るとWAXののりが悪くなります)

⑤床に粘着物がある場合には、スクレイバーで削り取ります。

⑥フローリングの場合は、窓を開けて洗浄してください。洗浄液が蒸発しないと、単板が剝がれたり、浮い

たりします。

3.拭き上げ&掃除

拭き上げして、もう一度部屋全体(角)を掃除機でホコリ、ゴミを取ります。(ガムテープを使用すると便利)

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4.WAX

・夏の時期や、風通りのきつい場所等は、WAXが早く乾燥してしまいます。(重ね塗りの原因になります)

・新品、白木の巾木は、セイワのワックスパッドでWAXを塗布してください。

・温度が4度以下になると、白華現象が起きる場合があります。

(2度塗りの時等)

5.仕上げ

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エアコンクリーニング方法

使用洗剤:エアコンクリン

使用道具:噴霧器1台、エアコン洗浄カバーオープンタイプ、脚立、養生シート、ガムテープ

マスカー、バケツ2個、ドライバー、ブラシ、メガネ、ゴム手袋、バスタオル、タオル

●注意点

・電気系統のトラブルを防ぐため、作業前に動作確認を必ず行ってください。

・ガス式のエアコンは、送風しかしないことがあります。ロボットエアコンは作業不可です。

―作業手順―

1.養生・動作確認

①床に養生シートを敷きます。バスタオルでも可。

②スイッチを入れ、本体が動作するか、ファンは回っているか確認してください。

③本体カバーを外してください。(送風用ファンは、洗浄出来る機種と出来ない機種があります)

※送風用ファンは、なるべく外さないでください。

※ビス等の部品は無くさないよう分けておきます。

④掃除機でアルミフィンの埃を吸い取ります。

⑤電気系統パネルをタオルで包み、養生テープでしっかり止めてください。

(壁を汚さないため、クーラー裏側上部・下部はタオルを詰めます。電源は抜きます)

2.洗浄

①エアコン洗浄カバーオープンタイプのゴムを、エアコンに沿ってかけ、シート下部中央から垂れ下がっている

汚水用の管の下に、バケツ(20㍑位の容量)を設置し、管を中に入れておきます。

注: 作業中、埃などが管の中に溜まり、汚水がスムーズ

に流れない場合があるので、手で少し管を動かすなど し

て処理してください。

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②専用洗剤エアコンクリン+スーパークリン(エアコンクリンの4分の一)を7~15倍に希釈、通常は10倍です

が、汚れに応じて濃度を変えてください。作った洗剤2~3㍑を冷却器全体に万遍なく噴霧し、汚れがひどい

箇所には、ノズルをストレートにして集中的に吹きつけます。

送風ファンには、ストレートにしてファンにかけ、水流の勢いでファンを回しながら吹きつけます。

③水で十分に濯ぎ洗いします。(10㍑での濯ぎが目安、洗浄液の量の2~3倍を目安に)

④本体の水滴は、ある程度拭き取り、シートを被せたまま空運転してください。水滴が飛び散らなくなったら、

シートを外してください。その後、内部が乾くまで送風(夏季は冷房・冬期は暖房でも可)を続けます。

(20~30分くらい)

⑤ベランダ外側に出ているドレンホースの口に、ドレンホースクリーナの先を差し入れ、片手でホースとクリー

ナーの接続部分を固定しておき、もう片手でクリーナーの後ろに付いている取手を引っ張り、中の汚れを真空

引きする。(一回真空引きすることに、ホースからクリーナーを外して、吸い出した汚れを取手で押し込み吹き

だします。この作業を2、3回繰り返します)

⑥エアコンカバー、フィルター等の備品を希釈したスーパークリーンで洗います。

注:基板には洗剤を掛けないようにしてください。(水は蒸発すればかけても大丈夫です)

3.拭き上げ

①マスカー・タオル等の養生を取り外し、タオルで本体全体を綺麗に拭き上げます。

②洗浄したエアコンカバー、フィルター等は、乾燥、拭き上げして本体に取り付けます。

4.仕上げ

後に動作確認を必ず行ってください。

※室外機の外側だけでも、洗浄しておくとお客様に喜ばれます。

※臭いを良くする為に、市販のエアコンクリーニング液を1~2秒吹きかけます。

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タイルカーペットクリーニング方法(ウイルトンカーペット・ウール混毛除く)

タイル・グリッパー敷きのカーペット、直づけカーペット

使用洗剤:C1、C2、C2スーパー、スーパークリン、C3、アタック

使用道具:デッキブラシ、タオル

●注意点

・カーペットの取り付け部分が甘くなっているまたは、グリッパーが古くなっている場合は、十分気を付けて

作業してください。

・作業は、液・水を適量に使用し、手早く行えばカーペットは縮むことはありませんので、焦らず作業してくだ

さい。

・リンサーやポリッシャーなどの道具類の使用後は、良く水ですすぎし、定期的に手入れしてください。

―作業手順―

1.前処理

①家具跡等の起毛処理する場合は、お湯やスチームで湿らし、 初にある程度起毛させる

(洗浄後には行わない)

②シミ取り

汚れた箇所に液をつけ、ズックブラシで擦り、その後タオルを乗せて上から強く押し当て取り除きます。

(タオルはしばらくそのままにしておきます)

コーヒー、ジュース等の場合

C2スーパー+水(4プッシュ = 50cc~100cc)+アタック(小さじ半分 = 50cc~100cc)をよく溶かします

ヒール跡・ガム・油汚れの場合

キシレンを歯ブラシ等に付けて、汚れた箇所をブラッシングし、タオルで拭き取ります。

その後、ヘアードライヤー等で乾かし、状態をみて取れてなければもう一度作業します。

③液調合(六畳 = 噴霧器 1.5 ㍑、ポリッシャー5 ㍑使用)

・噴霧器(10 ㍑)

入れる順番:水 → C1→C2 → 水 → C2スーパー

分量: 水 = 9.5 ㍑

C1 = 150cc

C2 = 400cc

C2 スーパー = 7 プッシュ

・ポリッシャー(10 ㍑) ※汚れがひどい時の配合(普段はお湯40℃)

入れる順番:スーパークリン → 水 → C2 → C2スーパー

分量: 水 = 8.5 ㍑

スーパークリン = 200cc

C2 = 300cc

C2 スーパー = 4 プッシュ

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・人の往来が頻繁で、特に汚れがひどい場所

入れる順番:スーパークリン → 水 → C2 → C3 → C2スーパー

分量: 水 = 8 ㍑

スーパークリン = 300cc

C2 = 400cc

C3 = 200cc

C2 スーパー = 7 プッシュ

噴霧器(上記液)で噴霧した後、特に汚れがひどい部分にだけ液をかけ、ポリッシャー(上記液)で洗います。

※C3は、必ず3倍以上に希釈して使用してください。C3は、タイルカーペットや、パンチカーペットなどの毛が

短く丈夫な材質には有効ですが、 初は薄めに希釈してから加減し調整してください。

2.洗浄

①噴霧

15~30cm の高さで液を撒き、奥から手前にかけて噴霧します。

注:建具、クロス、敷居のペンキに液が付いたら、すぐにタオルで拭き取ります。

②コーナー(角)ブラッシング

ズックブラシもしくは、デッキブラシ等の毛先が固いブラシを使い、ポリッシャーが

届かない所を擦ります。

③ポリッシャー

ポリッシャーにカーペット用のブラシを取り付けます。(取り付け方向は、回転と逆方向)

調合した液をポリッシャーのタンクに入れます。

注:ポリッシャーのスイッチが切りであるか確かめてから電源を入れます。

Ⅰ.奥から手前にかけて、液を出しながらポリッシャーのヘッド部分を半分ずつずらしながら、全体を

擦ります。

[上部から見た図] [側面から見た写真]

手前(入口)

Ⅱ.液を出さずにポリッシャーを回します。(泡立てて汚れを浮き立たせます)

④リンス処理(汚水吸引作業)

リンサーを組立、すすぎ洗い用の水をセットします。

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Ⅰ.折り返し地点で、水用レバーを放し、手前に引きながら水・汚れを完全に吸引します。

Ⅱ.“1”で通ったところに水を出さず、吸引のみで戻ります。

Ⅲ.“1”、“2”で処理した部分から、リンサーの吸い込み口を半分ずらして、同じ作業を繰り返します。

注:汚水を吸うときにリンサーの噴出し口の角度に気をつけます。

× ○ ×

注:吸い込み口のノズルを平行にします。

× ○ ×

手 前 に 少 し 吸

いながら引く

元の位置まで吸う

水を出さずに吸いながら戻る

レバーを放す

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3.ヤーンパット作業

①ポリッシャーにパッド台を取り付けます。

②カーペットの水気を取る作業の為、ヤーンパットが濡れてきたら、裏返しにして使い、両面を使った後は、

新しいヤーンパットに取り替えて下さい。(取替え・裏返しの目安は 4 ㎡前後)

③パット台は斜めにせず、カーペットに密着させ、こまめに乾拭き作業します。

○ ×

4.リンス処理

リンサーで吸った後に、養生紙でマスキングし、蒸発を防ぎ乾燥を遅らせます。

角はパットをあてるか、ボール紙でも良いです。

5.乾燥作業

換気を良くして(部屋の窓・サッシを開ける)、部屋全体の乾燥を早めます。

部屋にエアコンがある場合は、吹き出し口を下に向けて風を送ります。

乾燥時間: 夏 → 一日(朝からの作業)

冬 → 一日半(朝からの作業)

※送風機・扇風機の使用も可。

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ウイルトンカーペットクリーニング方法

使用洗剤:C2、C3、C2スーパー

ウイルトン

カーペットの下地基部の編み方を指し、白糸と茶色糸で交差して編んでいるものです。

または、豪華な丁寧な編み方をしているものです。

●注意点

・ウイルトンカーペットは、縮む可能性がある為、注意して下さい。

・普通のカーペット洗浄とは違い、リンサーの水は少なめにしてください。

・ウール等はアルカリの強い洗剤は使用しないでください。

・ガム等にキシレンを使用しても変色しない。

―作業手順―

1.前処理

①部屋全体のゴミを掃除機で吸い取ります。

②シミ取りが必要な場合、作業を行います。

③液調合(六畳 = 噴霧器 1 ㍑、ポリッシャー2 ㍑使用)

・噴霧器(10 ㍑)

入れる順番:水 → C2 → 水 → C2スーパー

分量: 水 = 9.85 ㍑ + アタック(スプーン半分(25cc))

C2 = 150cc

C2 スーパー = 7 プッシュ

・ポリッシャー(8 ㍑)

入れる順番:水 → C2

分量: 水 = 8 ㍑

C2 スーパー = 5 プッシュ

・特に綺麗にしたい場合

ノーリスのパワークリンマイルドを水で3倍に希釈し、C2スーパー 10Push、C2=300cc 調合

2.洗浄

①噴霧

40cm の高さから液を撒きます。(掛け過ぎに注意してください)

②コーナー(角)ブラッシングします。

③状況によって、ポリッシャーを回します。

A:ポリッシャーにカーペット用ブラシを付けて洗浄します。

B:ポリッシャーにパット台を付けてヤーンパッドを敷きます(作業ブラシを使わずモミ洗いを行います)

④リンス処理(汚水吸引作業)(水の出し過ぎに注意してください)

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3.ヤーンパッド作業

4.乾燥作業

5.リンス処理(1週間後)

ヤーンパッド作業も必要です。

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鏡・ガラスの水垢除去方法

使用洗剤:スクラビンバブル、固形石鹸

使用道具:スクレイパー(替刃)、ガラスクリーナー(ダイヤモンドパッド)

●注意点

・ダイヤモンドパッドは減りが早いのでご注意ください。

・替刃は切れないほうを洗浄用として使用します。(ガラスに傷が入る為)

―作業手順―

スクラビンバブルを掛け、2分後水を掛けます。水を掛ける前に、スクレイパーでうろこを取ります。

水を掛け、固形石鹸をガラスクリーナーに付けて鱗跡等を軽く擦ります。

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襖洗浄方法

使用洗剤:C2、C2スーパー

●注意点

・取り外しの際、襖を破かないでください。

―作業手順―

1.前処理

①襖を取り外します。取り外した襖は、横に寝かせられるような場所に養生を敷き、その上に襖を置きま

す。

※この時、襖が何枚もある場合は、襖と襖の間を歩けるくらい空けておくと、作業がしやすくなります。

②ノブ廻り等の手垢等は、消しゴムで取ります。

注:襖の和紙は擦りすぎて破れないようにしてください。

注:白くなり過ぎないようにしてください。

注;あまり擦り過ぎると、襖紙が光沢する場合がありますので、仕上がりを見ながら作業してください。

③液調合(1枚 = 2 ㍑使用)

・噴霧器(2 ㍑)

入れる順番:水 → C2 → C2 スーパー

水 : C2 = 8 : 1

水 = 1750ml

C2 = 250ml

C2 スーパー = 3Push

④シミの部分に、部分汚れ処理液を塗ります。

※この時にスポイド等があれば便利です。

2.洗浄

襖に液をかけます。

※バケツを用意し、その中に噴霧器のノズルを入れからスイッチを入れ、液をバケツの中で出し、そのまま

襖に液をかけていきます。

※襖の縁がアルミ製ではなく木枠の場合、1枚かけ終わったらすぐに枠にかかった液を拭き取ります。

注:液を木枠にかけたままにすると木のアクが襖に染み込むので注意してください。

3.乾燥

横にしたまま乾燥させます。

まだ汚れが取れない場合は、作業を繰り返します。

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白木処理(簡易処理)

使用洗剤:クロスクリーニング液、白木クリン、マスク

使用道具:刷毛(ナイロン性)、赤洗車ブラシ、バケツ、タオル、噴霧機(畜圧式でも可)

●注意点

・床に洗剤をこぼさないでください。

・養生を敷いてください。

・木に薬品を塗ったり、タオルで拭き上げたりする際には、力を入れず軽く拭いてください。

(毛羽立ち防止の為)

―作業手順―

1.前処理

・水を掛けながらある程度汚れを取ります。(中性洗剤、C2スーパー等で軽くブラッシングする)

タオルで拭き上げ、手垢等を取り除いてください。

2.クリーニング

①水を木にたっぷりかけてから、クロスクリーニング液(原液)を刷毛か、赤洗車ブラシに付けて、木部を力入れ

ずに軽く塗っていきます。

※木目方向に従って塗ってください。(特に薬品濃度が濃い場合)

②力をいれずに軽くタオルで拭きのばしていき、しばらく放置してください。

※力を入れると毛羽立ちますので注意してください。

③その上からさらにクロスクリーニング駅で②の作業をしてください。2回程繰り返します。

④サビがある場合は、TW3 で取れます。(よく拭き取ってください)

3.仕上げ

白木クリンを水5㍑の中に 50cc を入れたものをたっぷりかけて、少しおいてから絞ったタオルで拭いていきます。

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ハウスクリーニングの注意点

玄関

下駄箱や玄関周りなどでは水を大量に使わないでください。水漏れの恐れがあります。玄関入り口などは

管理点検者にとってよい印象を受ける場所なので特に綺麗にしてください。

トイレ

トイレの尿石などは、スルファミン酸などの顆粒状の薬品を投入するだけで十分取れますので、ケレンや鉄

などで削り取らないでください。ロータンクのつる首の下についている水垢などはサンポールで簡単に取れま

すので、水垢、サビなどは残さないでください。

洗面所

洗濯パンを洗う場合、壁と洗濯パンの間に防水のコークが打ち込まれていないところは、水がかかると水

漏れする恐れがありますので気をつけてください。洗濯パンの排水溝も、外れない場合は無理にはずさない

ようにしてください。

風呂

カビはなるべく落とすようにし、サビなどが取れない場合は、ガムテープなどで液が滞留するように池を作り、

TW1などのフッ化水素が入っているもので取り除いてください。(10倍希薄)浴槽の中の汚れに関しては、株

式会社ユーフォー薬品のバスクリーンと、石材洗浄液を代わる代わる塗ることにより取り除いてください。塗

る道具は不織布で十分です。作業の注意点は、石材洗浄を塗るときは、めがねをはめ、マスクを必ず装着し

てください。顔から離れて塗れる長い道具を使う場合は必要ありません。お風呂の中にあるステンレス製や、

他の金具は、サビたりメッキがはがれる可能性がありますのではずしてください。なお、排水溝のところは、

水がいつもためられるようにしてください。染み汚れが薄くなっている兆候が見られるならば、必ずきれいにな

りますからあきらめないで、何度も代わる代わる塗ってください。さらに、風呂の折れ戸などに白い粉のような

水垢はサンポールで取れます。

台所

はずせるものは全部はずして洗浄してください。(水のレバー等)

床がフローリングの場合、キッチンクリーナーやC3などがこぼれたり薬品を含んだタオルを放置したりする

と、傷める場合がありますので、すばやく拭き取り、放置しないでください。なお、ステンレスがまだ新しい場

合は、酸性の薬品などは放置しないでください。

フローリングの床にも、アルカリの洗剤を置きっぱなしにしないでください。洗剤の輪型が入り取れません。

タイル面などにグリーン(C3)などは噴霧してもいいですが、すぐに洗い流してください。ガラス面が溶けます。

サンポールなどは、ステンレス面などに掛けないでください。黒く変色し、直りません。

エアコン

エアコンの洗浄をする場合に、床がフローリングのときなどは、エアコンの洗浄液がかかったまま放置する

と、フローリングの丈夫な表面の部分がめくれてしまい、ワックスを掛けても直らない場合がありますので、洗

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浄中、洗浄後は、洗浄液をよく拭いて作業を終わらせてください。

サッシ

洗浄のときC3などはガラス面に使わないでください。ガラス面が溶けます。

網戸はいいですが、なるべくガラス面サッシははずさないでください。

理由:立てかけて突風が吹いたときに窓が倒れ、ガラスが割れる可能性があります。過去他の業者で3度聞

いております。

サッシを洗う場合、天気のいいときは特に下の階が布団を干していないか何度か注意を払ってください。

過去2回クレームあり。

ベランダ

避難口があるところは水漏れの恐れがあります。クレームあり。また、ベランダで台所のレンジフードの部

品を洗う場合、ベランダの壁などの塗装面をいためないようにしてください。壁に立てかけて洗剤を掛けるな

どは避けてください。

床ワックス

埃や髪の毛は、必ず除去してからWAXを塗って下さい。ガムテープで取れば楽です。

残っている上から塗ってクレームが出た場合、その洗浄しWAXを塗るのに3倍の時間がかかります。

WAX掛けして乾かないうちに歩かないようにしてください。足型が付いた場合は、乾いてから水をつけたパッ

トでその部分をこすり、その後乾いてからその部分だけWAX掛けしてください。

終了する時は、毎回必ずモップを洗浄し、モップについた髪の毛や埃等残さないようにしてください。洗ったあ

と絞ってすぐにビニール袋に入れます。

茶パットの作業

ステンレス天板、鏡、ペンキの所、風呂での使用

傷が付くので気をつけてする様にしてください。

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