ニュートン力学と回転運動 - kem3.com · 2016. 1. 7. ·...

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ニュートン力学と回転運動 首都大学東京・理工学研究科・物理学専攻 溝口 憲治 1)ニュートンの力学 3つの法則 2)回転運動 転がり落ちる速さを決めるもの 3)自転車 安定性と手放し運転 ˚ 2008/3/19 科学技術高校出張講義

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ニュートン力学と回転運動

首都大学東京・理工学研究科・物理学専攻

溝口 憲治

1)ニュートンの力学3つの法則

2)回転運動転がり落ちる速さを決めるもの

3)自転車安定性と手放し運転

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

˚

運動:ニュートンの三法則

第一法則:慣性の法則第二法則: F = ma

第三法則:作用・反作用

2008/3/19 科学技術高校出張講義

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルとしての力のつり合い˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトル方向と大きさを持つ量

ベクトルとしての力のつり合い˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトル方向と大きさを持つ量

v = (vx, vy, vz)

vx

vy

vz

x

y

z

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算内積と外積

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算内積

A・B = AB cosθ内積の定義

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算内積

vAxx

y

B

A

vBx

vBy

vAy

θ

A・B = AB cosθ内積の定義

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算内積

vAxx

y

B

A

vBx

vBy

vAy

θ

A・B = AB cosθ内積の定義

i

j単位ベクトル

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算内積

vAxx

y

B

A

vBx

vBy

vAy

θ

A・B = AB cosθ内積の定義

B cosθ

i

j単位ベクトル

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算内積

vAxx

y

B

A

vBx

vBy

vAy

θ

A・B = AB cosθ内積の定義

平行 //

θ=0º:cosθ=1

A・B = AB

i

j単位ベクトル

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算内積

vAxx

y

B

A

vBx

vBy

vAy

θ

A・B = AB cosθ内積の定義

平行 //

θ=0º:cosθ=1

A・B = AB

垂直 !

θ=90º:cosθ=0

A・B = 0i

j単位ベクトル

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算内積(数値)

A・B = AB cosθ内積の定義

A = (Ax, Ay, Az)

B = (Bx, By, Bz)

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算内積(数値)

A・B = AB cosθ内積の定義

A = (Ax, Ay, Az)

B = (Bx, By, Bz)

= (Ax i+Ay j+Az k)

= (Bx i+By j+Bz k)

x, y, z-方向の

単位ベクトル

長さが1

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算内積(数値)

A・B = AB cosθ内積の定義

A = (Ax, Ay, Az)

B = (Bx, By, Bz)

A•B = (Ax i+Ay j+Az k)•(Bx i+By j+Bz k)

= (Ax i+Ay j+Az k)

= (Bx i+By j+Bz k)

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算内積(数値)

A・B = AB cosθ内積の定義

A = (Ax, Ay, Az)

B = (Bx, By, Bz)

A•B = (Ax i+Ay j+Az k)•(Bx i+By j+Bz k)

= (Ax i+Ay j+Az k)

= (Bx i+By j+Bz k)

= (AxBx i•i+AyBy j•j+AzBz k•k)+

+(AxBy i•j+AxBz i•k+AyBx j•i+AyBz j•k+AzBx k•i+AzBy k•j)

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算内積(数値)

A・B = AB cosθ内積の定義

A = (Ax, Ay, Az)

B = (Bx, By, Bz)

A•B = (Ax i+Ay j+Az k)•(Bx i+By j+Bz k)

= (Ax i+Ay j+Az k)

= (Bx i+By j+Bz k)

" i•i=1, j•j=1, k•k=1, i•j=0 etc.

= (AxBx i•i+AyBy j•j+AzBz k•k)+

+(AxBy i•j+AxBz i•k+AyBx j•i+AyBz j•k+AzBx k•i+AzBy k•j)

= AxBx +AyBy +AzBz

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算外積(ベクトル)

|A!B| = AB sinθ外積の定義

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算外積(ベクトル)

|A!B| = AB sinθ外積の定義

vAxx

y

B

A

vBx

vBy

vAy

θ

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算外積(ベクトル)

|A!B| = AB sinθ外積の定義

vAxx

y

B

A

vBx

vBy

vAy

θ

B sinθ高さ

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算外積(ベクトル)

|A!B| = AB sinθ外積の定義

vAxx

y

B

A

vBx

vBy

vAy

θ

=底辺×高さ=面積

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ベクトルのかけ算外積(ベクトル)

|A!B| = AB sinθ外積の定義

vAxx

y

B

A

vBx

vBy

vAy

θ

=底辺×高さ=面積

ベクトルの方向はA!B ! A, ! B

例:i!j = k

ニュートンの運動法則のまとめ˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

1)慣性

2)F = ma

3)作用・反作用

ニュートンの運動法則のまとめ˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

1)慣性

2)F = ma

3)作用・反作用

1 kg

ニュートンの運動法則のまとめ˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

1)慣性

2)F = ma

3)作用・反作用

F

1 kgどっちが切れる?

ニュートンの運動法則のまとめ˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

1)慣性

2)F = ma

3)作用・反作用

ニュートンの運動法則のまとめ˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

1)慣性

2)F = ma

3)作用・反作用加速度 a は、外力 F に比例する。

ニュートンの運動法則のまとめ˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

1)慣性

2)F = ma

3)作用・反作用

重力の場合

F = mg

a = g加速度 a は、外力 F に比例する。

ニュートンの運動法則のまとめ˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

1)慣性

2)F = ma

3)作用・反作用

重力の場合

F = mg

a = g

地表の重力による加速度は質量にはよらない!!

⇩回転運動でも同じ!加速度 a は、外力 F に比例する。

ニュートンの運動法則のまとめ˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

1)慣性

2)F = ma

3)作用・反作用加速度 a は、外力 F に比例する。

ニュートンの運動法則のまとめ˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

1)慣性

2)F = ma

3)作用・反作用

もし、作用・反作用の法則が成り立っていなかったら...

↓地球はどこかに飛んでいく...加速度 a は、外力 F に比例する。

˚

運動の独立性(ベクトル加算性)

2008/3/19 科学技術高校出張講義

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

運動の独立性(ベクトル加算性)

x-方向、y-方向、z-方向の運動の独立性(ベクトル加算性)

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

運動の独立性(ベクトル加算性)

x-方向、y-方向、z-方向の運動の独立性(ベクトル加算性)

⇩並進運動と回転運動の独立性(加算性)

斜面を転がる運動˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

F = mg

斜面を転がる運動˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

F = mg

斜面を転がる運動˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

床からの抗力

床からのまさつ力

斜面を転がる運動˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

a 床からのまさつ力

まさつが無い

滑って行

斜面を転がる運動˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

a 床からのまさつ力

回転を生み出す2つの力トルク、力のモーメント

斜面を転がる運動˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

a 床からのまさつ力

回転を生み出す2つの力トルク、力のモーメント

力の支点が

ずれた

斜面を転がる運動˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

a

斜面を転がる運動˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

= 並進運動+回転運動

a

斜面を転がる運動˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

= 並進運動+回転運動

a

重心の 重心の周りの

ニュートン力学と保存則˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

運動量 P (= mv) 保存則

ニュートン力学と保存則˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

運動量 P (= mv) 保存則

「運動の激し

さ」

ニュートン力学と保存則˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

運動量 P (= mv) 保存則F = ma = m(dv/dt) (ニュートンの第二法則)

ニュートン力学と保存則˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

運動量 P (= mv) 保存則F = ma = m(dv/dt)

= d(mv)/dt = dP/dt

(ニュートンの第二法則)

ニュートン力学と保存則˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

運動量 P (= mv) 保存則F = ma = m(dv/dt)

= d(mv)/dt = dP/dt

(ニュートンの第二法則)

( F = 0 なら P = 一定)

慣性の法則

転がり落ちる時に大事なのは・・・

ニュートン力学と保存則˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

力学的エネルギー E 保存則

転がり落ちる時に大事なのは・・・

ニュートン力学と保存則˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

力学的エネルギー E 保存則

E = 位置エネルギー(mgh)+運動エネルギー(mv2/2) = 一定

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則E = 位置エネルギー(mgh)+運動エネルギー(mv2/2) = 一定

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則位置エネルギー(mgh)

高さ x

0

mg

高さ x

0

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則位置エネルギー(mgh)

高さ x

0

mg h

仕事 W

W =力・距離= F・x = Fx cosθ

高さ x

0

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則位置エネルギー(mgh)

高さ x

0

mg h

仕事 W

W =力・距離= F・x = Fx cosθ

= mg・h

= mgh (θ=0º, cosθ=1)

高さ x

0

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則位置エネルギー(mgh)

高さ x

0

仕事 W

W =力・距離= F・x = Fx cosθ

高さ x

0

mg

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則位置エネルギー(mgh)

高さ x

0

仕事 W

W =力・距離= F・x = Fx cosθ

高さ x

0

mg

L

何故ならば、g ! L (θ=90º, cosθ=0)

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則位置エネルギー(mgh)

高さ x

0

仕事 W

W =力・距離= F・x = Fx cosθ

高さ x

0

mg

L

= mg・L = 0 !!

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則E = 位置エネルギー(mgh)+運動エネルギー(mv2/2) = 一定

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則運動エネルギー(mv2/2)

高さ x

0

g

v

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則運動エネルギー(mv2/2)

高さ x

0

g

h

v

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則運動エネルギー(mv2/2)

速度 v

v = 加速度・時間= gt

高さ x

0

h

g

v

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則運動エネルギー(mv2/2)

速度 v

v = 加速度・時間= gt

高さ x

0

h

g

v

重力場がした仕事 W

W = " F・v dt

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則運動エネルギー(mv2/2)

速度 v

v = 加速度・時間= gt

高さ x

0

h

g

v

重力場がした仕事 W

W = " F・v dt

W = " F・(dx/dt) dt = " F・dx

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則運動エネルギー(mv2/2)

速度 v

v = 加速度・時間= gt

高さ x

0

h

g

v

重力場がした仕事 W

W = " F・v dt

= mg・g " t dt

= mg2t2/2 = mv2/2

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則運動エネルギー(mv2/2)

速度 v

v = 加速度・時間= gt

高さ x

0

h

g

v

重力場がした仕事 W

W = " F・v dt

= mg・g " t dt

= mg2t2/2 = mv2/2

= 運動エネルギー

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則運動エネルギー(mv2/2)

速度 v

v = 加速度・時間= gt重力場(位置エネルギー)がなした仕事 W は、

物質が得た運動エネルギーに等しい! 重力場がした仕事 W

W = " F・v dt

= mg・g " t dt

= mg2t2/2 = mv2/2

= 運動エネルギー

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

ニュートン力学とエネルギー保存則運動エネルギー(mv2/2)

速度 v

v = 加速度・時間= gt重力場(位置エネルギー)がなした仕事 W は、

物質が得た運動エネルギーに等しい! 重力場がした仕事 W

W = " F・v dt

= mg・g " t dt

= mg2t2/2 = mv2/2

= 運動エネルギー

力学的エネルギー保存則

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

斜面を転がる運動

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

= 並進運動+回転運動斜面を転がる運動

2つの錘が円周に付いている時

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

= 並進運動+回転運動斜面を転がる運動

2つの錘が円周に付いている時

支点

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

= 並進運動+回転運動斜面を転がる運動

2つの錘が円周に付いている時

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

= 並進運動+回転運動斜面を転がる運動

2つの錘が円周に付いている時

vG重心の速度

vR錘の重心周りの速度

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

= 並進運動+回転運動斜面を転がる運動

2つの錘が円周に付いている時

vG重心の速度

vR錘の重心周りの速度

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

回転運動と回転エネルギー

R

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

回転運動と回転エネルギー

2つの錘が何処に付いているか?に依存した速度 => エネルギーを持つ

R

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

回転運動と回転エネルギー

2つの錘が何処に付いているか?に依存した速度 => エネルギーを持つ

ER = mvG2/2

EG = mvG2/2 vG

R

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

回転運動と回転エネルギー

2つの錘が何処に付いているか?に依存した速度 => エネルギーを持つ

ER = mvG2/2

EG = mvG2/2

ER = mvG2/8

vG

R

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

回転運動と回転エネルギー

2つの錘が何処に付いているか?に依存した速度 => エネルギーを持つ

ER = mvG2/2

EG = mvG2/2

ER = mvG2/8

vG

ER/EG = 1 R

ER/EG = 1/4 R/2

EG + ER = mgh

R

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

回転運動と回転エネルギー

ER/EG = 1 R

ER/EG = 1/4 R/2

EG + ER = mgh

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

回転運動と回転エネルギー

ER/EG = 1 R

ER/EG = 1/4 R/2

EG + ER = mgh

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

回転運動と回転エネルギー

EG = mgh – ER = mgh – EG EG = mgh – ER = mgh – EG/4

ER/EG = 1 R

ER/EG = 1/4 R/2

EG + ER = mgh

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

回転運動と回転エネルギー

EG = mgh – ER = mgh – EG EG = mgh – ER = mgh – EG/4

ER/EG = 1 R

ER/EG = 1/4 R/2

EG + ER = mgh

" EG = mgh/2 = mvG2/2

vG = (gh)1/2, R に錘 m

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

回転運動と回転エネルギー

EG = mgh – ER = mgh – EG EG = mgh – ER = mgh – EG/4

ER/EG = 1 R

ER/EG = 1/4 R/2

EG + ER = mgh

" EG = mgh/2 = mvG2/2 " EG = 4mgh/5 = mvG

2/2

vG = (8gh/5)1/2, R/2 に錘 mvG = (gh)1/2, R に錘 m

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

転がし競争の予想!!

氷の詰まった缶

空の缶

液体の入った缶

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

転がし競争の予想!!

氷の詰まった缶

空の缶

液体の入った缶

円周の長さ分外側の氷の量が多い

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

転がし競争の予想!!

氷の詰まった缶

空の缶

液体の入った缶

円周の長さ分外側の氷の量が多い

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

転がし競争の予想!!

氷の詰まった缶

空の缶

液体の入った缶

水は摩擦なし

回転なし重心の並進運動のみ

円周の長さ分外側の氷の量が多い

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

転がし競争の予想!!

氷の詰まった缶

空の缶

液体の入った缶

水は摩擦なし

回転なし重心の並進運動のみ

円周の長さ分外側の氷の量が多い

vG

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

転がし競争の予想!!

氷の詰まった缶

空の缶

液体の入った缶

水は摩擦なし

回転なし重心の並進運動のみ

円周の長さ分外側の氷の量が多い

1vG

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

転がし競争の予想!!

氷の詰まった缶

空の缶

液体の入った缶

水は摩擦なし

回転なし重心の並進運動のみ

円周の長さ分外側の氷の量が多い

2 1vG

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

転がし競争の予想!!

氷の詰まった缶

空の缶

液体の入った缶

水は摩擦なし

回転なし重心の並進運動のみ

円周の長さ分外側の氷の量が多い

2 3 1vG

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

転がし競争の予想!!

円柱鋼鉄

円柱大鋼鉄

プラスチック 球

これらの回転体の転がり速度の順番は?

プラスチック 球殻

円柱プラスチック

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

転がし競争の予想!!

円柱鋼鉄

円柱大鋼鉄

プラスチック 球

これらの回転体の転がり速度の順番は?

プラスチック 球殻

円柱プラスチック

vG

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

転がし競争の予想!!

円柱鋼鉄

円柱大鋼鉄

プラスチック 球

これらの回転体の転がり速度の順番は?

プラスチック 球殻

円柱プラスチック

1

vG

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

転がし競争の予想!!

円柱鋼鉄

円柱大鋼鉄

プラスチック 球

これらの回転体の転がり速度の順番は?

プラスチック 球殻

円柱プラスチック

2 1

vG

2 2

˚2008/3/19 科学技術高校出張講義

転がし競争の予想!!

円柱鋼鉄

円柱大鋼鉄

プラスチック 球

これらの回転体の転がり速度の順番は?

プラスチック 球殻

円柱プラスチック

2 31

vG

2 2

回転運動の運動方程式˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

並進運動の運動方程式

回転運動の運動方程式

F = dP/dt

N = dL/dt剛体の運動を与える基本方程式

L = mr!v 角運動量N = r!F 力のモーメント

回転運動の運動方程式˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

並進運動の運動方程式

回転運動の運動方程式

F = dP/dt

N = dL/dt剛体の運動を与える基本方程式

L = mr!v 角運動量N = r!F 力のモーメント

回転運動の方程式と自転車の車輪˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

N = dL/dtL = mr!v 角運動量N = r!F 力のモーメント

回転運動の方程式と自転車の車輪˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

N = dL/dtL = mr!v 角運動量N = r!F 力のモーメント

r

r

回転運動の方程式と自転車の車輪˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

N = dL/dtL = mr!v 角運動量N = r!F 力のモーメント

r

r

v

v

L

回転運動の方程式と自転車の車輪˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

N = dL/dtL = mr!v 角運動量N = r!F 力のモーメント

F

F

r

r

NL

回転運動の方程式と自転車の車輪˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

N = dL/dtL = mr!v 角運動量N = r!F 力のモーメント

!"

#$%

回転運動のまとめ˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

N = dL/dt

L = mr!v 角運動量N = r!F 力のモーメント

回転運動のまとめ˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

N = dL/dt

L = mr!v 角運動量N = r!F 力のモーメント

1)転がり落ちる速さは、「回転運動をし難い」ほど遅くなる。

回転運動のまとめ˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

N = dL/dt

L = mr!v 角運動量N = r!F 力のモーメント

1)転がり落ちる速さは、「回転運動をし難い」ほど遅くなる。

2)回転半径 r が大きい部分は速度が速くなるため「回転し難い」

回転運動のまとめ˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

N = dL/dt

L = mr!v 角運動量N = r!F 力のモーメント

1)転がり落ちる速さは、「回転運動をし難い」ほど遅くなる。

2)回転半径 r が大きい部分は速度が速くなるため「回転し難い」

3)水は、缶との間に摩擦が無いため、「回転せず、並進運動のみ」な

ので速い。

回転運動のまとめ˚

2008/3/19 科学技術高校出張講義

N = dL/dt

L = mr!v 角運動量N = r!F 力のモーメント

1)転がり落ちる速さは、「回転運動をし難い」ほど遅くなる。

2)回転半径 r が大きい部分は速度が速くなるため「回転し難い」

3)水は、缶との間に摩擦が無いため、「回転せず、並進運動のみ」な

ので速い。4)回転軸の向きを変えようとすると、回転軸が直角方向に変わる。