デジタル・ガバメント推進方針を 受けた今後の検討の枠組み ·...

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デジタル・ガバメント推進方針を 受けた今後の検討の枠組み 平成29621電子行政分科会事務局 資料3 1

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Page 1: デジタル・ガバメント推進方針を 受けた今後の検討の枠組み · デジタルによる申請等データ提出の 優先(ファストレーン等) 行政機関での既提出情報の活用

デジタル・ガバメント推進方針を受けた今後の検討の枠組み

平成29年6月21日電子行政分科会事務局

資料3

1

Page 2: デジタル・ガバメント推進方針を 受けた今後の検討の枠組み · デジタルによる申請等データ提出の 優先(ファストレーン等) 行政機関での既提出情報の活用

デジタル・ガバメント実行計画及び各府省中長期計画について

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デジタル・ガバメント実行計画及び各府省中長期計画について

Ⅱ-1-(6) 情報システム改革・業務の見直し【基本法第15条第1項関係】①分野横断的な施策のうち重点的に講ずべき施策・ 国・地方を通じた行政全体のデジタル化

- 政府情報システム改革等、これまで蓄積したノウハウを活かしつつ、官民データの流通等に資する新たな取組を推進する必要。- このため、「デジタル・ガバメント推進方針」(平成29年5月30日IT本部・官民データ活用推進戦略会議決定)に基づき、平成29年内に政府横断的な実行計画を、平成30年上半期を目途に各府省庁における中長期の戦略的な計画を策定。- これによって、行政全体のデジタル化を強力に推進し、これまで以上に国民・事業者の利便性向上に重点を置いた行政サービスを実現。

第4章 デジタル・ガバメント推進方針【方針3-1】サービス改革に対応した推進体制の整備投資管理、コスト削減、オンライン推進等の電子行政推進に関する各種取組を統合し、各府省CIO及び副CIOのリーダーシップの下、中長期的な計画をもって戦略的に推進する。

第5章 実行計画の策定(前略)この方向性を実行していくためには、具体的な取組や実行の主体、取組期間、KPI等を明確にする必要がある。このため、個々の施策に関する実態を事実に基づいて把握しつつ、可能なものから順次その内容をとりまとめ、平成29 年内に本方針を具体化した実行計画を策定する。

【世界最先端IT国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画】

【デジタル・ガバメント推進方針】

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各種計画の関係性

○デジタル・ガバメント推進方針(平成29年5月30日) 電子行政推進に関する基本的な考え方

○デジタル・ガバメント実行計画(仮称)(平成29年内) デジタル・ガバメント推進方針に記載の内容について、実行主体・スケジュール・KPI等を明確化 共通的・府省横断的に取り組むべき施策、特に重点的に取り組むべき施策等を中心に記載

○各府省中長期計画(仮称)(平成30年上半期目途) 上記推進方針及び実行計画を踏まえ、各府省におけるデジタル・ガバメントの推進内容を具体化し、各府省ごとに策定 各府省CIO・副CIOのリーダーシップの下、これまで個別に取り組んできた政府情報システム改革ロードマップ、コスト削減計画、投資計

画を統合するとともに、推進方針・実行計画等に基づく新たな取組(サービスデザイン、APIの整備等)や、棚卸しを踏まえたオンライン化計画等含め、各府省における中長期の戦略的な計画として策定

デジタル・ガバメント実行計画

A省

計画

B省

計画

C省

計画

・・・・

電子行政推進に関する基本的な考え方

政府横断的な計画

各省個別の計画

平成29年5月 平成29年内 平成30年上半期目途

デジタル・ガバメント推進方針

【今後のスケジュール】

政府全体レベルでの具体的なアクション等の明確化

デジタル・ガバメント推進方針

デジタル・ガバメント実行計画

各府省中長期計画

棚卸しとの一体的推進(後掲)

PDCAサイクルの推進、継続的な拡充・充実

<IT戦略/官民データ活用推進基本計画>【重点分野】健康・医療・介護

観光金融農林水産

ものづくりインフラ・防災・減災等移動電子行政分野-手続オンライン化-システムに係る規格整備-BPRの推進 等

4行政手続等の棚卸し

各府省におけるデジタル・ガバメント推進の具体化

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デジタル・ガバメント実行計画(仮称)のイメージ

サービス

・サービス改革の重点分野の指定⇒国民や事業者のニーズが高く、早期の効果発現が見込まれる分野等を重点分野として設定し、先行的にサービスデザイン思考による業務改革(BPR)を実施・サービスデザインの考え方の提示-別途、サービスデザインガイド(仮称)試行版の公開(実践事例、取組の原則・方法論等)・分野横断的な課題への対応(仮)-住民票・戸籍、登記事項証明書の添付省略-法人インフォメーション等を用いたバックオフィス連携-本人確認・認証の考え方

プラットフォーム -API活用、オープンデータバイデザイン-民間クラウド、民間サービス活用-府省共通システムのグランドデザイン

ガバナンス

・ITガバナンス(政府全体、各府省)-政府CIOを中心とした体制の強化-各府省中長期計画の策定-地方におけるITガバナンス強化の支援策・ITマネジメント-投資管理手法の見直し-プロジェクトの成功に向けた仕組みづくり

【デジタル・ガバメント実行計画のイメージ】⇒各施策について、取組の主体・スケジュール・KPIを明確化

「デジタル・ガバメント推進方針」に基づく取組のうち、サービスデザイン、API活用・オープンデータバイデザイン等、共通的に取り組むべき施策の方向性や、府省横断の施策、特に重点的に取り組むべき施策等を中心に記載

各施策について、デジタル・ガバメント推進方針で示した方向性を深掘り・具体化するとともに、取組の主体・スケジュール・KPIを明確化

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ITガバナンス

プラットフォーム

ITを活かした情報提供 情報提供ビジョン Webサイト データベース オープンデータ ソーシャルメディア プッシュ・リコメンド機能

モバイル等の機器に対応した情報提供

手続全般のサービスデザイン 窓口サービス改善 民間へのサービス開放 国・自治体連携 マーケティングの活用技術 内部行政手続きの高度化、効率化 シングルサインオン 民間サービスの活用、民間サービスへ

の組み込み

オープンガバメントの更なる推進

デジタルによる申請等データ提出の優先(ファストレーン等)

行政機関での既提出情報の活用(ワンスオンリー)

多様な情報ソースを活用した政策実行(多様な情報ソースからの情報収集)

既存データのデジタル化推進

センサー、IoT情報を活用した行政サービスの高度化、効率化

官民を通じたデータ基盤の整備(文字、用語、コード)

マスターデータなどデータ活用ガイドブック、データリスト群

APIを通じた官民のデータ活用基盤の推進

市民参画によるITサービスの充実・強化(協働、協業) 国民参加、開発者参加

行政機関のIT基盤刷新 民間クラウド・サービスの認定制度 行政機関の共通システムを刷新(府省共通システム見直し)

行政機関の保有する情報の提供(データドリブン)

情報資産、コンポーネントの共通化と再利用(アーキテクチャ主導の情報システム開発)

ガバメントgithub GPKI等の認証基盤の積極的な活用

AI、ブロックチェーンなど高度な新技術を用いた行政サービスの高度化・効率化

EBPM,予防行政 エビデンスに基づく政策立案・評価(EBPM) モニタリングによる予防行政

価値を重視した投資管理の実現 投資の可視化 共通ルールや資産管理とセットでの推進

調達改革 アジャイル開発 ガバメントライセンス オープンソース

プロジェクト管理の強化

変化の速いIT分野での人材・組織の在り方

データサイエンス CIOチーム デジタル専門家チーム 人事ローテーション

持続可能なサービス環境の提供・維持

次世代インフラの実現に向けたセキュリティ対策の推進

災害に強い社会基盤を整備するための指針(BCP)

サービス

デジタル・ガバメント実行計画 策定に当たっての観点(一部)

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各府省中長期計画の策定とITガバナンスの強化

府省内ITガバナンス層

目標

評価

戦略方針

状況把握

計画

整備

運営

状況把握

ITマネジメント層

行政ニーズ

フィードバック

政府全体

支援

政府全体のITガバナンス

便益の実現

リスク適正化

資源適正化

価値の創出

情報化推進委員会

・体制強化・府省内のコミットメントを強化

府省CIO・府省副CIO・役割明確化・プロジェクトへの関与強化

PMO(P:Program ⇒ Portfolio)・ITガバナンスとマネジメントを連動して管理

PJMO・プロジェクトの範囲は事務事業を含むことをより意識・サービス設計から見直し・プロジェクト計画と効果を重視

政府情報システムの整備及び管理に関する標準ガイドライン、同実務手引書を再整理し、見直し

ブレイクダウンした計画内容と実績

を管理

プロジェクト計画書

具体的な推進目標、重点施策、スケジュール、

KPI等を記載

デジタル・ガバメント実行計画

サービス改革(オンライン化推進含む)

プラットフォーム改革

ガバナンス強化

ブレイクダウン

重点施策①

重点施策② ・・・

重点施策③

CIO補佐官

・助言⇒プロアクティブに行動

改革ロードマップコスト削減計画投資計画オンライン化計画

統合マネジメント

統合マネジメント

中長期計画

これまで個別に策定してきた政府情報システム改革ロードマップ、コスト削減計画、投資計画、オンライン化計画等を統合(ツールの集約)するとともに、デジタル・ガバメント推進方針に基づく重点施策を含め、各府省における中長期計画を策定

各府省内におけるITガバナンスのフローと連動し、政策目標たる価値の創出に寄与

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各府省における情報化推進に関する全体計画については、平成15年の電子政府構築計画の際に作成していたが(「○○省電子政府構築計画」)、平成18年以降は個別のテーマごと(オンライン、人材育成、投資管理等)に計画を立てるという方式に変更。

このため、一部の府省を除き、行政情報化推進の全体計画の策定がなされておらず、府省内の情報システム全体の見直しの計画と、個別のテーマごとの計画の整合をとりづらい状況。

このため、電子行政推進に関する各種計画について、デジタル・ガバメント推進方針に基づく各府省中長期計画への簡素統合を図り、各府省内のITガバナンスを機能させるツールとして活用することを目指す。

2003-05年 府省電子政府構築計画

2006-08年 オンライン利用促進のための行動計画

2011-14年 業務プロセス改革計画

2010-15年 ユーザビリティ向上計画

2007-15年 IT 人材育成・確保実行計画

2014年- 政府情報システム投資計画

2008-11年 オンライン利用拡大行動計画

2013-18年 政府情報システム改革ロードマップ

2014年- オンライン手続の利便性向上に向けた改善取組計画

2014-21年 コスト削減計画

2015-22年 テレワーク推進計画

2016年- 各府省庁セキュリティ・IT人材確保・育成計画

各府省中長期計画への各種計画の簡素統合

2004年- 業務・システム最適化計画

【各府省における電子行政推進に関する各種計画】

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技術的な課題に関する検討について

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デジタル・ガバメント技術検討会議(仮称)について

CIO連絡会議

副CIO連絡会議 デジタル・ガバメント技術検討会議

①ガイドタス

クフォース

②データタス

クフォース

③技術タスク

フォース

④人材タスク

フォース

CIO連絡会議

実務担当者W

G

CIO連絡会議幹事会

政府情報セキュ

リティ・IT人

材対策W

G

① 情報システムの整備及び

管理に関する標準的なルー

ルや方針、ノウハウや事例

の検討

② 標準的に利用すべきデー

タの取り扱いに関する検討

③ 標準的に利用すべき技術

の取り扱いに関する検討

④ プロジェクトの初動体制、

橋渡し人材等の育成に関す

る検討

連携

新規に設置

当面、テーマごとに4つのタスクフォース(TF)を設置。TFは政府CIO補佐官、民間有識者で構成し、略式なスタイルで内容検討

今後、デジタル・ガバメント推進方針等を実現していくため、特にプラットフォームやITマネジメントに関する論点等、技術的な課題を検討する必要

このため、CIO連絡会議の下に、政府CIO補佐官の代表者等から成る、データ標準や技術標準等、デジタル・ガバメントに関する分野の推進における技術的かつ横断的な内容について、調査又は審議し、その結論をCIO連絡会議に提案する会議体を設置

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地方公共団体における官民データ活用推進計画の策定について

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地方公共団体における官民データ活用推進計画の策定について

上記計画の策定に当たり、今後秋頃を目途に、計画に盛り込むべき施策等を記載した「地方版官民データ計画の雛型」を作成し、地方公共団体に示す予定

「デジタル・ガバメント推進方針」に基づく事項についても、上記雛型に盛り込むことにより、国・地方一体となった電子行政を推進

官民データ活用推進基本計画に即し、

都道府県官民データ活用推進計画を策定【義務】

都道府県

官民データ活用推進基本計画に即し、かつ、都道府県官民データ活用推進計画を勘案して

市町村官民データ活用推進計画を策定【努力義務】(9条3項)

市町村

【地方公共団体の施策に関する主な事項】

・ 行政手続に係るオンライン利用の原則化(10条1項)

・ 自らが保有する官民データの活用の推進(オープンデータの推進)(11条1項)

・ マイナンバーカードの普及及び活用に関する計画の策定等(13条)

・ 利用の機会等の格差の是正(14条)

・ 自らの情報システムに係る規格の整備及び互換性の確保、業務の見直し(15条1項)

地方公共団体

(官民データ活用推進基本法9条1項)

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行政手続等・行政保有データの棚卸し(全数調査)について

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「世界最先端IT国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画」の主要施策

11条

行政(地方)

10条

デジタルデバイド対策

オープンデータの促進、データの円滑な流通の促進

・ 地方の計画雛型の作成と計画策定支援・ 地域におけるデータ利活用の環境整備

15条1項

行政手続等のオンライン化原則

19条

情報システム改革・業務の見直し(BPR)

国と地方の施策の整合性

16条 研究開発14条

・ 行政手続等(官-民、地方-民、民-民)の棚卸し・ オンライン化原則に向けた一括整備法・ 行政手続等における住民票の写しや戸籍謄抄本、登記事項証明書等の

提出不要化等・ 医療保険業務(診療報酬における審査業務等)の効率化・高度化・ 社会保険・労働保険関係事務のIT化・ワンストップ化・ 子育て・介護・相続などのライフイベントに係るワンストップサービスの推進

・ 国等が保有する行政データの棚卸し・ 官民ラウンドテーブルの開催(民間ニーズに即したオープンデータ推進)・ オープンデータ・バイ・デザインの推進・ 訪日外国人観光客等に有益な飲食店や観光情報のオープンデータ化を推進

・ 交通事故及び犯罪に係る情報の公開の在り方の検討 等

・ 離島などの条件不利地域等における超高速ブロードバンド整備・確保の推進

・ 条件不利地域における携帯電話のエリア整備の推進・ Webアクセシビリティ確保のための環境整備 等

・ 国・地方を通じた行政全体のデジタル化(ペーパーレス化を含む。)・ クラウド・バイ・デフォルト原則の導入・ 政府情報システム改革・ サービスデザイン思考に基づく業務改革(BPR)の推進・ 「デジタル・ガバメント推進方針」に基づく政府横断的な実行計画の策定

(平成29年)、各府省の中長期の戦略的な計画の策定(平成30年上半期) 等

・ 次世代人工知能技術の研究開発の推進・ 「官民ITS構想・ロードマップ」に基づいた取組の推進・ 多言語音声翻訳技術の研究開発及び社会実証 等

・ データ活用の専門的知識や技術を有する人材の育成・ セキュリティ・IT人材の計画的な育成・ IoTネットワークを運用・管理する人材の育成・ プログラミング教育の普及推進・ シェアリングエコノミーサービスの普及・ テレワークの普及 等

※〔 〕内は、重点8分野における施策

分野横断的に連携できるプラットフォームの整備(データの標準化(語彙、コード、文字等)、API、認証機能等を含む)・ 分野横断的に連携できるプラットフォームの整備の検討

・ 農業データ連携基盤の構築・ 銀行システムのAPI(外部接続口)の公開の促進

・ 国・地方公共団体・事業者等における災害情報の共有の推進 等

行政(国) 民間

オープンデータ

13条

15条2項

マイナンバーカードの普及・活用

オープンデータ(協調分野)

・ いわゆる情報銀行やデータ取引市場等の実装に向けた制度整備・ 国際的なデータ流通環境の整備に向けた諸外国との協調の推進

(日米,日EU,G7,APEC等) 等

マイナンバー制度

・ 身分証等をはじめ、行政や民間サービスにおける利用の推進(「マイナンバーカード利活用推進ロードマップ」)

・ マイナンバーカードの多機能化の推進(マイキープラットフォームの活用等)・ 海外における公的個人認証機能の継続利用 等

データ利活用のルール整備12条

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行政手続等・行政保有データの棚卸しについて

○行政手続等の棚卸し 行政手続等のオンライン化原則を実現するため、本年6月下旬、各府省が所管する行政手続等について、実態を把握するための棚卸し(全数調査)を実施。

○行政保有データの棚卸し オープンデータの推進に向け、各府省が行政手続等を通じて保有するデータの実態を把握するため、本年6月下旬、データの棚卸しを実施。(上記「行政手続等の棚卸し」とあわせて各府省に照会)

各府省の協力のもと、 IT室が中心となり、手続等ごとに、オンライン化の阻害要因(書面・対面規定等)や添付書類の重複等を洗い出し、平成29年度末までに調査結果をとりまとめ。

上記を踏まえ、見直しの期限や目標値を定めた計画を策定。これに基づき、オンライン化原則に向けた業務の見直し(BPR)やシステム改革を推進。

上記と並行し、法改正が必要な手続等については、可能なものから平成30年通常国会に法律(第1弾)を提出。

棚卸し結果を踏まえ、各府省が保有する行政データをリスト化。これをもとにニーズを掘り起し、10月以降、官民のラウンドテーブルを開催し、オープンデータの取組を推進。

⇒取組に当たっては、IT総合戦略室及び各府省に棚卸しの実行体制を整備。「有言有実行」で着実に成果を挙げることを目指す。

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目的(検討の方向性)と調査項目

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目的(検討の方向性) 棚卸し(1次調査)項目 棚卸し(2次調査)項目

所管府省庁、手続名、根拠法令等 ―

オンライン手続の利便性向上- 手数料の減免- オンラインの優先処理- 本人確認の合理化・簡素化

オンライン実施状況(業務フロー全体) オンライン阻害要因

オンライン手続のインセンティブ- コスト- 処理期間- 本人確認手法

業務の見直し(BPR)- 手続件数の平準化によるBPR- 手続のまとまり(サービス)としての改善

総手続件数(年間)• オンライン手続件数• 非オンライン手続件数

月別の手続件数 業務フロー 手続同士の関連

民間サービスと連携したワンストップサービスの実現 情報システムの名称・ID API公開の有無

添付書類の削減(ワンスオンリーの実現) 添付書類の内容- 住民票、戸籍、登記事項証明書等(○×で記入)

添付書類での確認事項 申請様式そのもの

オープンデータ化の推進(官民ラウンドテーブルの開催)

データの管理状況 データの活用状況 データの公開状況 非公開の理由 等

【1次調査を踏まえ、必要に応じて以下の項目を更に調査】 調査業務で得られたデータ その他業務上データベースで管理しているデータ(台帳等)

※赤文字は、従前の全数調査では調査していない項目

行政手続等の棚卸し

行政保有データの棚卸し

業務や保有データの実態を事実に基づき徹底的に把握・分析。サービスのフロント部分のみならず、内部プロセスを含めた業務フロー全体の見直しに取り組む。

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行政手続等・行政保有データの棚卸しに係る業務フロー

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IT室が実働

行政手続等 行政保有データ

行政手続等の棚卸し(1次調査)約4万手続にのぼる法令手続きについて、申請・交付等の接点におけるオンライン状況等の実態を把握 手続等を通じて収集・

整理されたデータ

行政保有データの棚卸しオープンデータの推進に向け、データの管理・公開・活用状況等の実態を把握

7月~9月

行政手続等の棚卸し(2次調査)業務フローの確認など更なる深堀を実施

官民ラウンドテーブルの開催を通じ、順次、民間ニーズに即したオープンデータ化

10月~3月

4月~6月

IT室が助言

各府省庁による計画策定

法案(

第1弾)

提出(

常会)

⇒業務の見直し・システム改革、必要に応じた法案(第2弾)の提出

⇒法改正が必要な場合、順次法案を提出

国民・事業者のニーズが高い分野や、早期の効果発現が見込まれる分野等について、より詳細な調査を行うべき手続(重点手続候補)を特定

先行自治体へのヒアリング

※下線部分はIT室が主体的に取組

6月

重点手続(仮)

統計データ

業務の見直し・システム改革や個別法の改正等の見直し方針をとりまとめ、公表

6/16(金) CIO連絡会議6/26(月)CIO連絡会議 実務担当者WG

総務省行政管理局等、他部局が積極関与

一部、IT室・行政管理局等が各省の取組に積極関与

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棚卸しとデジタル・ガバメント推進方針の一体的推進

金丸 恭文 フューチャー代表取締役会長兼社長國領 二郎 慶應義塾大学 常任理事関 聡司 新経済連盟 事務局長根本 勝則 日本経済団体連合会 常務理事村上 文洋 三菱総合研究所 主席研究員吉田 晴乃 BTジャパン代表取締役社長

◎:座長

電子行政を一体的に推進するため、「行政手続等・行政保有データの棚卸し」はデジタル・ガバメント推進方針に基づくものとして取組を進める。

具体的には、 棚卸しを踏まえた見直しの方向性や、分野横断的な課題に対する対処方針を、デジタ

ル・ガバメント実行計画に盛り込むとともに、 これを踏まえて各府省が策定するオンライン化の実施計画は、デジタル・ガバメント推

進方針に基づく各府省中長期計画の一部として策定する。 併せて、棚卸し実行に当たっての検討を一体的に実施するため、これまで行政手続の棚卸しの

議論を行ってきた「規制制度改革ワーキングチーム」(※)について、今後、必要に応じ、電子行政分科会との合同開催等を検討する。

(※)IT総合戦略本部 新戦略推進専門調査会 データ活用基盤・課題解決分科会 規制制度改革ワーキングチーム

【参考:規制制度改革ワーキングチーム構成員】

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全体スケジュール(案)

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デジタル・ガバメント推進方針関連 全体スケジュール(案)

~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月世界最先端IT国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画(IT本部・官民データ会議)

デジタル・ガバメント実行計画各府省中長期計画(電子行政分科会、規制WT等)

行政手続等の棚卸し(全数調査)

技術的な課題への検討/共通ルールの改定(デジタル・ガバメント技術検討会議、各TF等)

関連部局の動き(随時連携)

実行計画

各府省中長期計画

実行計画改定?

★6/21

★7~8月

★8~9月

★10月

★12月

★11月

・検討の枠組み

・今後の進め方について

実行計画に向けた議論①

実行計画に向けた議論②

実行計画に向けた議論③

計画素案の提示

(重点分野の指定含む)

計画案の確定

(CIO連絡会議決定(仮))

★ ★ ★

各府省計画の策定開始

各府省計画の様式・策定要領等提示

全数調査(1次) 全数調査(追加)

各府省におけるオンライン化実施計画の策定

見直しの方向性・分野横断的な課題への対処方針を盛り込み

各府省中長期計画の一部として策定

技術的な課題についての検討

実施状況の報告

共通ルールの改定 共通ルールの改定 共通ルールの改定

技術的課題への対応方針を盛り込み

技術的課題への対応方針を盛り込み

連動した議論

改定

報告随時進捗状況等の報告 反映

規制改革推進会議 行政手続部会における議論(行政手続コスト削減)★基本計画の策定

★基本計画の改定

規制改革推進会議 投資等ワーキンググループにおける議論(税・社会保障関係事務のIT化・ワンストップ化)

各種BPRの推進(総務省行政管理局等)20