フィールドバスシステム機器(入力・出力対応) ハンドヘルド...

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文書 No.EX※※-OML0010 フィールドバスシステム機器(入力・出力対応) ハンドヘルドターミナル 機 種 名 称 EX600-HT1 型 式 / Series

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文書 No.EX※※-OML0010

フィールドバスシステム機器(入力・出力対応)

ハンドヘルドターミナル 機 種 名 称

EX600-HT1 型 式 / Series

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No.EX※※-OML0010

目次

安全上のご注意 2

型式表示 9

各部名称とはたらき 9

用語集 10

取付け、設置 11

設定、調整 13

基本操作 13

モード選択 14

I/O monitor( I/O モニタモード ) 16

Diagnosis Data( 診断データ確認モード ) 24

Sys. Configuration( システム動作設定モード ) 28

Parameter Setting( パラメータ設定モード ) 34

ユニットパラメータ設定 35

チャンネルパラメータ設定 41

Terminal Setting( ターミナル設定モード ) 45

トラブルシューティング 48

設定パラメータ 51

パラメータ定義 51

パラメータ設定値 56

ユニット種別 63

仕様 64

-1-

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No.EX※※-OML0010

安全上のご注意

ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や損害

を未然に防止するためのものです。

これらの事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、「注意」「警告」「危険」の三つ

に区分されています。 いずれも安全に関する重要な内容ですから、国際規格(ISO/IEC)、日本工業規

格(JIS)*1)およびその他の安全法規*2)に加えて、必ず守ってください。

*1) ISO 4414: Pneumatic fluid power -- General rules relating to systems.

ISO 4413: Hydraulic fluid power -- General rules relating to systems.

IEC 60204-1: Safety of machinery --Electrical equipment of machines. (Part1: General requirements)

ISO 10218-1992: Manipulating industrial robots -Safety.

JIS B 8370: 空気圧システム通則

JIS B 8361: 油圧システム通則

JIS B 9960-1: 機械類の安全性‐機械の電気装置(第 1部: 一般要求事項)

JIS B 8433-1993: 産業用マニピュレーティングロボット-安全性

など

*2) 労働安全衛生法

など

注意: 取扱いを誤った時に、人が傷害を負う危険が想定される時、および物的損害のみ

の発生が想定されるもの。

警告: 取扱いを誤った時に、人が死亡もしくは重傷を負う可能性が想定されるもの。

危険: 切迫した危険の状態で、回避しないと死亡もしくは重傷を負う可能性が想定さ

れるもの。

警 告

① 当社製品の適合性の決定は、システムの設計者または仕様を決定する人が判断してください。 ここに掲載されている製品は、使用される条件が多様なため、そのシステムへの適合性の決定は、システ

ムの設計者または仕様を決定する人が、必要に応じて分析やテストを行ってから決定してください。こ

のシステムの所期の性能、安全性の保証は、システムの適合性を決定した人の責任になります。常に 新

の製品カタログや資料により、仕様の全ての内容を検討し、機器の故障の可能性についての状況を考慮

してシステムを構成してください。

② 当社製品は、充分な知識と経験を持った人が取扱ってください。

ここに掲載されている製品は、取扱いを誤ると安全性が損なわれます。

機械・装置の組立てや操作、メンテナンスなどは充分な知識と経験を持った人が行ってください。

③ 安全を確認するまでは、機械・装置の取扱い、機器の取外しを絶対に行わないでください。 1、機械・装置の点検や整備は、被駆動物体の落下防止処置や暴走防止処置などがなされていることを確認

してから行ってください。

2、製品を取外す時は、上記の安全処置がとられていることの確認を行い、エネルギー源と該当する設備の

電源を遮断するなど、システムの安全を確保すると共に、使用機器の製品個別注意事項を参照、理解して

から行ってください。

3、機械・装置を再起動する場合は、予想外の動作・誤動作が発生しても対処できるようにしてください。

④ 次に示すような条件や環境で使用する場合は、安全対策への格別のご配慮をいただくと共に、あら

かじめ当社へご相談くださるようお願い致します。

1、明記されている仕様以外の条件や環境、屋外や直射日光が当たる場所での使用。

2、原子力、鉄道、航空、宇宙機器、船舶、車両、軍用、医療機器、飲料・食料に触れる機器、燃焼装置、娯楽機器、

緊急遮断回路、プレス用クラッチ・ブレーキ回路、安全機器などへの使用、およびカタログの標準仕様に

合わない用途の場合。

3、人や財産に大きな影響をおよぼすことが予想され、特に安全が要求される用途への使用。

4、インターロック回路に使用する場合は、故障に備えて機械式の保護機能を設けるなどの 2重インター

ロック方式にしてください。また、定期的に点検し正常に動作していることの確認を行ってください。

-2-

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注 意

① 当社の製品は、製造業向けとして提供しています。 ここに掲載されている当社の製品は、主に製造業を目的とした平和利用向けに提供しています。

製造業以外でのご使用を検討される場合には、当社にご相談いただき必要に応じて仕様書の取り交わ

し、契約などを行ってください。

ご不明な点などがありましたら、当社 寄りの営業拠点にお問い合わせ願います。

■保証および免責事項/適合用途の条件 製品をご使用いただく際、以下の「保証および免責事項」、「適合用途の条件」を適用させていただきます。

下記内容をご確認いただき、ご承諾のうえ当社製品をご使用ください。

『保証および免責事項』

① 当社製品についての保証期間は、使用開始から 1年以内、もしくは納入後 1.5 年以内です。*3)

また製品には、耐久回数、走行距離、交換部品などを定めているものがありますので、当社 寄りの

営業拠点にご確認ください。

② 保証期間中において当社の責による故障や損傷が明らかになった場合には、代替品または必要な

交換部品の提供を行わせていただきます。

なお、ここでの保証は、当社製品単体の保証を意味するもので、当社製品の故障により誘発される

損害は、保証の対象範囲から除外します。

③ その他製品個別の保証および免責事項も参照、理解の上、ご使用ください。

*3) 真空パッドは、使用開始から 1年以内の保証期間を適用できません。 真空パッドは消耗部品であり、製品保証期間は納入後1年です。 ただし、保証期間内であっても、真空パッドを使用したことによる磨耗、またはゴム材質の劣化が原因の場合には、製品保証の適用範囲外となります。

『適合用途の条件』

海外へ輸出される場合には、経済産業省が定める法令(外国為替および外国貿易法)、手続きを必ず守っ

てください。

-3-

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No.EX※※-OML0010

■図記号の説明

図記号 図記号の意味

禁止(してはいけないこと)を示します。

具体的な禁止内容は、図記号の中や近くに絵や文章で指示します。

指示する行為の強制(必ずすること)を示します。

具体的な指示内容は、図記号の中や近くに絵や文章で指示します。

■取扱い者について

① この取扱説明書は、空気圧機器を使用した機械・装置の組立・操作・保守点検するかたで、これ

らの機器に対して十分な知識と経験をお持ちのかたを対象にしています。

組立・操作・保守点検の実施は、このかたに限定させていただきます。

② 組立・操作・保守点検に当っては、この本書をよく読んで内容を理解した上で実施してください。

■安全上のご注意

警 告

分解禁止

■分解・改造(基板の組み替え含む)・修理は行わないこと

けが、故障の恐れがあります。

濡れ手禁止

■濡れた手で操作・設定をしないこと

感電の恐れがあります。

禁止

■仕様範囲を超えて使用しないこと 引火性もしくは人体に影響のあるガス・流体には使用しないでください。

仕様範囲を超えて使用すると、火災・誤動作・システム破損の原因となります。

仕様を確認の上、ご使用ください。

禁止

■可燃性ガス・爆発性ガスの雰囲気では使用しないこと

火災・爆発の恐れがあります。

このシステムは、防爆構造ではありません。

禁止

■表示部を押さないこと

けが、LCD 表示部破損の恐れがあります。

指示

■保守点検をするときは、

・供給電源を OFF にすること

・供給しているエアを止めて、配管中の圧縮空気を排気し、大気開放状態を確認してか

ら実施すること

けがの恐れがあります。

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警 告

指示

■強制入力・出力機能は信号状態を強制的に変更させる機能なので、操作時は、周

囲・設備の安全を確認の上行うこと

けが、設備破損の恐れがあります。

指示

■パラメータ設定を誤ると誤操作の要因になるので、設定の確認は必ず実施するこ

けが、設備破損の恐れがあります。

注 意

指示

■保守点検完了後に適正な機能検査を実施すること

正常に機器が動作しないなどの異常の場合は、運転を停止してください。

意図しない誤動作により、安全が確保できなくなる可能性があります。

指示

■Hold/Clear 機能選定モードを切り替える事により、緊急停止時の入出力信号の

動作が切り替わるので安全に十分気をつけて設定すること

けが、設備破損の恐れがあります。

指示

■パラメータを工場出荷状態に戻すと、機器の動作が変わる場合があります

安全に十分に気をつけて操作すること。

けが、設備破損の恐れがあります。

■取扱い上のお願い

○省配線システムの選定・取扱いに当って、下記内容を守ってください。

●選定に関して(以下の取扱いに関する取付け・配線・使用環境・調整・使用・保守点検の内容も守ってください。)

*製品仕様などに関して

・規定の電圧でご使用してください。

規定以外の電圧で使用すると、故障・誤動作の恐れがあります。

・足場になる個所には取付けないでください。

誤って乗ったり、足を掛けたりしたことにより過大な荷重が加わると、破損することがあります。

・保守スペースを確保してください。

保守点検に必要なスペースを確保してください。

・銘板を取り外さないでください。

保守点検時の誤りや取扱説明書の誤使用により、故障・誤動作の恐れがあります。

また、安全規格不適合の恐れがあります。

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●取扱いに関して

*取付け

・落としたり、打ち当てたり、過度の衝撃を加えないでください。

破損し、故障・誤動作の原因となります。

*配線(コネクタの抜き差し含む)

・ケーブルに繰返しの曲げや引っ張り、重い物を載せたり、力が加わったりしないようにしてください。

ケーブルに繰返し曲げ応力や引張力が加わるような配線は、断線の原因となります。

・誤配線をしないでください。

誤配線の内容によっては、省配線システムが破壊したり、誤動作したりする可能性があります。

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・動力線や高圧線と同一配線経路で使用はしないでください。 動力線・高圧線からの信号ラインのノイズ・サージの混入により誤動作の恐れがあります。

省配線システムや入出力機器の配線と動力線・高圧線は、別配線(別配管)にしてください。

・配線の絶縁性を確認してください。 絶縁不良(他の回路と混触、端子間の絶縁不良 など)があると、省配線システム、各入出力機器への過大な電圧の印

加または電流の流れ込みにより、省配線システムや各入出力機器が破壊する可能性があります。

・コネクタをハンドヘルドターミナルに装着するときは、カチッと音がするまで真直ぐに挿入してロック

してください。 省配線システムが破壊したり、誤動作したりする可能性があります。

*使用環境 ・保護構造により、使用環境を考慮してください。

保護構造が IP65/67 の場合、下記条件が実施されることで達成できます。

(1) ハンドヘルドターミナル用ケーブルで、ユニットと適正に配線処理する。

(2) 未使用のコネクタには、防水キャップを必ず取付ける。

なお、常時水の掛かる環境での使用は、カバーなどで対策してください。

・次のような場所で使用する場合は、遮蔽対策を十分に実施してください。 対策が不十分の場合は、誤動作・故障の原因となります。

対策効果の確認は、個々の機器・装置に組込んで実施してください。

(1)静電気などによるノイズが発生する場所

(2)電界強度が強い場所

(3)放射能により被爆する恐れのある場所

(4)電源線が近くを通る場所

・油分・薬品環境下では、使用しないでください。 クーラント液や洗浄液など、種々の油並びに薬品の環境下でのご使用については、短期間でもユニットが悪影響(故

障、誤動作など)を受ける場合があります。

・腐食性のあるガス、液体がかかる環境下には使用しないでください。 ユニットが破損し誤動作する可能性があります。

・サージ発生源がある場所では使用しないでください。 ユニット周辺に、大きなサージを発生させる装置機器(電磁式リフター・高周波誘導炉・溶接機・モータなど)があ

る場合、ユニット内部回路素子の劣化または破壊を招く恐れがありますので、発生源のサージ対策を考慮頂くと共

にラインの混触を避けてください。

・リレー・電磁弁・ランプなどサージ電圧を発生する負荷を直接駆動する場合の負荷には、サージ吸収素

子内蔵タイプの製品をご使用ください。 サージ電圧が発生する負荷を直接駆動すると、ユニット破損の恐れがあります。

・CE マーキングにおける雷サージに対する耐性は有していませんので、装置側で雷サージ対策を実施して

ください。

・製品内部に、粉塵、配線クズなどの異物が入らないようにしてください。 故障、誤動作の原因となります。

・ユニットは、振動、衝撃のない場所に取付けてください。 故障、誤動作の原因となります。

・温度サイクルが掛かる環境下では、使用しないでください。 通常の気温変化以外の温度サイクルが掛かるような場合は、ユニット内部に悪影響を及ぼす可能性があります。

・直射日光の当る場所では使用しないでください。 直射日光が当る場合は、日光を遮断してください。

故障、誤動作の原因となります。

・周囲温度範囲を守って使用してください。 誤動作の恐れがあります。

・周囲の熱源による、輻射熱を受ける場所での使用はしないでください。 動作不良の原因となります。

-7-

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*調整・使用

・各ボタンの操作は尖ったもので行わないでください。

部品破損および短絡により故障の原因となります。

*保守点検

・保守点検は、供給電源を OFF にし、供給エアを止め、配管中の圧縮空気を排気して大気開放状態を確認

してから行ってください。 システム構成機器の、意図しない誤動作の可能性があります。

・保守点検を定期的に実施してください。 機器・装置の誤動作により、意図しないシステム構成機器の誤動作の可能性があります。

・保守点検完了後に、適正な機能検査を実施してください。 正常に機器が動作しないなどの異常の場合は、運転を停止してください。

システム構成機器の、意図しない誤動作の可能性があります。

・ユニットの清掃は、ベンジンやシンナなどを使用しないでください。 表面に傷が付いたり、表示が消えたりする恐れがあります。

柔らかい布で拭き取ってください。

汚れがひどい時は、水で薄めた中性洗剤に浸した布をよく絞ってから汚れを拭き取り、乾いた布で再度拭き取って

ください。

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No.EX※※-OML0010

型式表示

EX600 – HT 1 – ハンドヘルドターミナル ハンドヘルドターミナル用ケーブル長

オプション

品名 型式

ハンドヘルドターミナル用ケーブル 1m EX600-AC010-1ハンドヘルドターミナル用ケーブル 3m EX600-AC030-1

各部名称とはたらき

1

3

2

No. 名称 意味

1 LCD 表示部 操作項目およびユニットの情報を表示します。

2 接続コネクタ ハンドヘルドターミナル用ケーブルを接続します。

3 ハンドヘルドターミナル用ケーブル SI ユニットとハンドヘルドターミナルを接続します。

4 エンターボタン ( ) 選択画面では選択された項目の画面に移行します。

設定画面ではその画面で、それまでに設定した内容を登録します。

5 カーソル方向ボタン ( )

※本取説では以下、「方向ボタン」と表記

LCD 表示部のカーソルを、上下左右に移動します。

選択画面ではカーソルを上下左右方向に動かして項目を選択します。

設定画面では設定値を増加/減少または ON/OFF します。

6 F2 ボタン ( ) 画面の表示または指示に従って機能します。

7 F1 ボタン ( ) 画面の表示または指示に従って機能します。

8 エスケープボタン ( )

選択画面では前の画面に戻ります。

設定画面ではその画面で、それまでに設定した内容を取消して、前の画

面に戻ります。

9 ERROR LED EX600 診断エラーが発生したときに赤色表示します。

(内容は、「トラブルシューティング」および「エラーコード」項を参照ください。)

10 POWER LED EX600 SI ユニットと接続し、制御/入力用電源が投入されたときに緑色点

灯します。

-9-

記号 意味 無記号 ケーブルなし

1 1m 3 3m

操作ボタン周辺部詳細

4

5

67

8

9

10

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No.EX※※-OML0010

・用語集

No. 用語 定義

I I/O ユニット デジタル入力ユニット、デジタル出力ユニット、ア

ナログ入力ユニットを総称する呼び方です。

L LCD Liquid Crystal Display の略。液晶を使用した画

面を表示するためのパネル。

O ON/OFF カウンタ 出力および入力が OFF から ON になった回数です。

S SI ユニット Serial Interface Unit の略。PLC と接続され、入出力データの通信を行うユニット。

え エラーログ エラーの履歴を発生した順番に時系列順に記憶し

ます。 大30個の記憶が可能です。

き 強制出力機能 PLC からの制御データに関わらず、強制的に出力信

号を制御します。

き 強制入力機能 入力機器からの入力信号に関わらず、強制的に入力

信号を ON状態または OFF 状態にします。

し 診断 EX600内部にエラーなどが発生していないかモニタ

する機能です。

た タグ ユニットを管理する為の電子ネームです。各ユニッ

トごとに 大 4桁の英数字が設定できます。

ち チャンネル番号

各ユニットの入出力点ごとに割り振られる番号で

す。チャンネルの配置は各ユニットの取扱説明書を

参照してください。

は パラメータコピー機能

設定したパラメータをユニット種別が同じのすべ

てのユニット、または同じユニット内のすべてのチ

ャンネルにコピーする機能です。

は パワーセーブ LCD のバックライトを消灯し、省電力状態となりま

す。

は ハンドヘルドターミナル

(H.T.)

SI ユニットの専用コネクタに接続し、内部パラメ

ータの調整、全ての入力・出力信号の状態モニタ、

強制入力・強制出力などを行うことができる。

ま マニホールド番号

選択したユニットが含まれている EX600 マニホー

ルドの番号です。現状は常に0ですが、将来の機能

拡張時に活用します。

ゆ ユニット番号 選択したユニットの番号です。エンドプレートの右

に接続されているユニットが番号0となります。

-10-

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No.EX※※-OML0010

取付け、設置

・配線方法(ハンドヘルドターミナル側のコネクタ接続)

ハンドヘルドターミナルの接続コネクタに、勘合する向きを合わせたケーブル側のコネクタを

カチッと音がするまで真直ぐに挿入してロックしてください。

・配線方法(SI ユニットとの配線)

M12 コネクタを SI ユニットのハンドヘルドターミナル

用接続コネクタ部分に接続します。

12 ページにコネクタの接続方法を説明します。

-11-

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No.EX※※-OML0010

・コネクタ接続方法

(1)ケーブル側コネクタ(プラグ)の金属リングの凸とマークを合わせます。

(2)本体受け側(ソケット)のマークを確認し、ケーブル側コネクタの凸とマークおよび本体のマークの

位置を合わせてコネクタを本体に垂直に強く挿入します。

位置が合わずに挿入した場合は、コネクタの接合ができない状態になりますので、注意してくださ

い。

(3)コネクタ回転締付け部を時計方向に回転させます。1/4回転でいったん止まりますが、さらに回転

させます。1/2回転すると黒線と対角線上にコネクタの凸がきて完了です。

緩みがないか確認をしてください。

回しすぎた場合は、コネクタを外す際に、外しにくい状態となります。

-12-

ケーブル側 マーク

本体側 マーク

コネクタ 回転締付け部

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No.EX※※-OML0010

設定、調整

1. 基本操作

○ 電源 ON

① SI ユニットとケーブル接続すると、ハンドヘルドターミナルの

電源が入ります。

② POWER LED が緑点灯し、LCD 表示部に起動画面を表示します。

③ 約 2秒後、モード選択画面を表示します。

○ 電源 OFF

モード選択画面の状態時に、SI ユニットと接続しているコネクタを

外します。

取扱い上のお願い

・EX600 SI ユニットの未使用コネクタには、必ず防水キャップを取付けてください。 この防水キャップを適正に使用することにより、保護構造 IP67 を達成することができます。

・モード選択画面以外でコネクタを外さないでください。 設備の誤動作および故障の原因になります。

○ パワーセーブ

・電源 ON 時に ボタンを 2秒以上押すまたは、パワーセーブ設定にて設定した時間にな

るとパワーセーブ状態に移行し、LCD 画面の表示が消えます。

・復帰するには、再度 ボタンを押します。

-13-

SI InterfaceVer.X.X.

Main Menu1.I/O monitor2.Diagnosis Data3.Sys. Configuration4.Parameter Setting5.Terminal Setting

2秒後

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No.EX※※-OML0010

2.モード選択

ハンドヘルドターミナルには、機能毎に 5 種類のモードがあります。

各モードは、更に詳細な階層のモードで構成され、各種データの設定

や確認をすることができます。

No. モード 概要

1 I/O モニタモード I/O ユニットの入出力状態やエラーログの表示、および強制入出力を行いま

す。

2 診断データ確認モード I/O ユニットの入出力状態やエラ-の詳細内容を表示します。

3 システム動作設定モード

下記のシステム動作を設定します。

① 各ユニットのタグ名を入力します。

② マニホールドの構成記憶情報を更新します。

③ Hold/Clear 機能を SI ユニット本体の SW 設定かハンドヘルドター

ミナルによる設定かを切替えます。

④ 各ユニットの ON/OFF カウンタ値をクリアします。

⑤ 各ユニットのパラメータを工場出荷時状態に戻します。

⑥ エラーログをすべてクリアします。

4 パラメータ設定モード 各種のパラメータを設定します。

5 ターミナル設定モード

下記のハンドヘルドターミナルの動作を設定します。

① LCD 表示画面のコントラストを設定します。

→ 9 段階

② LCD 表示画面の明るさを設定します。

→ 5 段階

③ ボタン操作時のクリック音の大きさを設定します。 → 5 段階

④ 無操作時にパワーセーブ状態になる時間を設定します。

→ 無し、1分、3分、7分、10 分

⑤ 上記設定を、すべて出荷時の設定に戻します。

⑥ パスワードを変更します。

-14-

Mode Selection Screen

Main Menu1.I/O monitor2.Diagnosis Data3.Sys. Configuration4.Parameter Setting5.Terminal Setting

モード選択画面

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No.EX※※-OML0010

○モード選択の流れ

①モード選択画面で、方向ボタンの、 , ボタンを押すごとにカーソルが上下して、次のモードを選

択します。

②モードを選択して ボタンを押すと、各モードのトップ画面に移行します。

③各モードのトップ画面からモード選択画面に戻るときは、 ボタンを押します。

-15-

16 ページ参照

24 ページ参照

28 ページ参照

34 ページ参照

45 ページ参照

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No.EX※※-OML0010

3. I/O monitor (I/O モニタモード)

○モードの階層

I/O モニタモードは、下図のような階層構造になっています。

モード 概要

①ユニット選択モード 下記の操作を行う I/O ユニットを選択します。

(17 ページ参照)

②ユニット情報表示モード ユニットのメモリマップ情報を表示します。

(18 ページ参照)

③データモニタ&チャンネル

選択モード

ユニットの入出力状態や、エラー情報を表示します。

(19 ページ参照)

④強制入出力モード ユニットの入出力信号を、ハンドヘルドターミナルにて強制的に操作します。

(20 ページ参照)

-16-

各モードで、 ボタンを押すと、

矢印と逆方向のモードに移行します。

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No.EX※※-OML0010

○ユニット選択

◆画面の説明

a) マニホールド番号/ユニット番号

選択したユニットのマニホールド番号

とユニット番号を表示します。マニホ

-ルド番号は将来拡張用の番号である

為、現状は常に 0 です。ユニット番号

はエンドプレートに一番近いユニット

を 0 とします。右画面の場合、選択し

た DX のユニット番号は 2となります。

b) ユニット略称 (65 ページ参照)

方向ボタン( , )で情報を見たい

ユニットを選択します。

c) ユニットの表示が 1画面におさまらな

いときは、◄または►を表示します。

, ボタンにて、次のユニット構

成を表示します。

※:選択したユニットにアクセスできないときは、ユニット選択画面に

移行せず、アラーム画面(右図)を表示します。

SI ユニットの“ST(M)”LED が緑点灯しているか、ハンドヘルドター

ミナル用ケーブルの接続にゆるみがないか確認してください。

ボタンを押すと、モード選択画面に戻ります。

-17-

WarningSystem access isnot completed.Please check theconnection

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No.EX※※-OML0010

○ユニット情報表示

◆画面の説明

a) ユニット表示品名 (63 ページ参照)

b) タグ名称

c) 型番

d) マニホールド接続番号

e) ユニット接続番号

(エンドプレート側より“0”から割り振り)

f) 選択ユニットの占有バイト数(入力/出力)

g) トータル入力バイト数

(デジタル入力+アナログ入力+診断情報)

h) トータル出力バイト数 (デジタル出力+アナログ出力)

i) トータルデジタル入力バイト数

j) トータルデジタル出力バイト数

k) トータルアナログ入力バイト数

l) トータルアナログ出力バイト数

m) 診断情報データバイト数

・EX600 の内部アドレス設定 EX600 ではエンドプレート側から順番にユニット番号が割り振られます。エンドプレートに一番近

いユニットがユニット番号0となります。 SIユニットを含め、 大10ユニットまで接続可能です。

10 ユニット接続した場合、SI ユニット番号は 9となります。

チャンネル番号は、ユニットのステータス表示番号と同一です。

マニホールド電磁弁出力は SI ユニットに一番近い電磁弁が出力 0となります。

-18-

エンド プレート

ユニット番号 0 1 … 5 … 8 9

DX(16DI) DX(8DI) DY(8DO) AX(2AI) SI(32SOL)

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No.EX※※-OML0010

○データモニタ&チャンネル選択

◆画面の説明

a) ユニット表示品名

b) タグ名称

c) マニホールド番号/ユニット番号

d) チャンネル番号

, , , ボタンで、チャンネルを選択します。

e) エラーコード (50 ページ参照)

f) チャンネルの状態表示

○:OFF(デジタル入力/出力)

●:ON(デジタル入力/出力)

×:エラー発生

±□□□mA:入力量(アナログ入力 電流入力のとき)

±□□□V:入力量(アナログ入力 電圧入力のとき)

g) エラーコードの詳細 (50 ページ参照)

h) カウンタ値(SI、DX、DY のみ有効)

現在の ON/OFF カウンタ値を表示します。

AX は常に 0 を表示します。

注)カウンタ値の内部メモリへの記憶は決められた周期でユニットごとに行っています。

電源 ON 時、前回記憶されたカウンタ値からカウントアップを開始します。

各ユニットのメモリへの記憶周期を以下に示します。

・ SI ユニット

バルブ出力 0番目から順番に 30 秒間隔で更新します。

バルブ出力占有点数が 32 点の場合、全出力の更新が完了するのに 960 秒かかります。

(32 点×30 秒)

・ デジタル入力ユニット、デジタル出力ユニット

ユニット内全ての点数を1時間間隔で一括更新します。

-19-

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No.EX※※-OML0010

○強制入出力

デジタルおよびアナログ入出力データを強制変更します。強制入力時は入力機器からの入力

信号に関わらず、強制入力データを読み込み、また、強制出力時は PLC からの出力データに

関わらず、強制出力データを設定します。

注 意

指示

■強制入力・出力機能は、信号状態を強制的に変更させる機能なので、操作時

は、周囲・設備の安全を確認の上行うこと

けが、設備破損の恐れがあります。

-20-

左上の「Enforce」が点滅します。 (強制入出力の準備ができたことを示します。)

強制入出力中のユニットは、反転表示されます。

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No.EX※※-OML0010

◆画面の説明

a) ユニット表示品名

b) タグ名称

c) マニホールド番号/ユニット番号

d) チャンネル番号

e) 入力値

f) 強制入出力状態(アナログユニットのみ)

◆デジタル入出力

① 選択したチャンネルに□表示。

② , , , ボタンでチャンネルを選択。

●/○:ON/OFF 状態を表示。

③ ボタンを押すたびに、下記 3つの状態に切り替ります。

(現在値) (強制ON) (強制OFF)

or

④ 「Set」または「Cancel」操作

Set:選択したデータを確定してユニットに送信

Cancel:強制入出力したデータを現在値に戻す

-21-

ボタンを押すと、ユニット

選択画面に戻ります。

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◆アナログ入出力

① , ボタンでチャンネル選択後、 ボタンを押す。( ボタンにて選択取消)

② 入力する桁にアンダーライン表示。

③ , ボタンで入力桁の移動。

④ , ボタンで数値および±の変更。

⑤ ボタンで数値確定。( ボタンにて設定取消)

⑥ 「Set」または「Cancel」操作。

Set:選択したデータを確定してユニットに送信。

Cancel:強制入出力したデータを現在値に戻す。

強制入力設定値は,アナログ入力レンジ で異なります。 下表の範囲内で設定してください。

アナログ入力レンジ 強制入力設定可能範囲

-10 ..10V -10.50 ~ +10.50V -5 ..5V -5.25 ~ +5.25V

-20 ..20mA -21 ~ +21mA 0 ..10V +0 ~ +10.5V 0 ..5V +0 ~ +5.25V 1 ..5V +0.75 ~ +5.25V 0 ..20mA +0 ~ +21mA 4 ..20mA +3 ~ +21mA

-22-

ボタンを押すと、ユニット

選択画面に戻ります。

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○パスワード入力

各モードで設定を変更するときは、確認のためにパスワードを入力する必要があります。 (出荷時は「0000」に設定してあります。)

パスワード入力が完了すると、パワーセーブ状態または電源 OFF するまで、パスワードの再入力操作は

行われません。

-23-

・パスワードの入力方法 ① 方向ボタン( , )で入力する桁を選択

② 方向ボタン( , )で文字を入力

ボタンを押すたびに、値が A,B・・・Z,0,1・・・9 と変化します。

ボタンを押すと反対方向に値が変化します。

※:パスワードが不一致のときは、入力画面に“Wrong Password”と表

示されます。

正しいパスワードを再入力してください。

※ パワーセーブ状態から復帰した後に設定を変更するときは、再度パスワード入力が

必要となります。

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4. Diagnosis Data (診断データ確認モード)

○モードの階層

診断データ確認モードは、下図のような階層構造になっています。

モード 概要

① ユニット選択モード 下記の操作を行う I/O ユニットを選択します。

② エラーログ表示モード

EX600 システムのエラ-ログ( 大 30 個)を時系列で表示します。

(エラーが 30 個をこえたときは、 新の 30 個を表示します。)

(25 ページ参照)

③ チャンネルステータス表示モード チャンネルの入出力状態や、エラー情報を表示します。

(26 ページ参照)

④ エラー内容詳細表示モード 診断エラー情報を、システムおよびユニットごとに詳細に表示します。

(27 ページ参照)

-24-

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○エラーログ表示

◆画面の説明

新しく発生したエラーを、上から順に表示します。

a) エラーログ番号

新のエラーがエラーログ番号 1に表示されます。 大 30 個のエラーが時系列で表示されます。

b) マニホールド番号/ユニット番号

エラーが発生したのがどのマニホールド/ユニットか表示します。

c) チャンネル番号

エラーが発生したのがどのチャンネルか表示します。電源エラーが発生した場合、-と表示されます。

d) ユニット表示品名

e) エラーコード

f) エラーコードの詳細

g) h:時間、m:分、s:秒

電源立上げ時からエラーが発生した時までの経過時間を表示します。

SI ユニットの電源を切ると、時間はリセットされます。

注 1)マニホールドの構成を変更した場合、エラーログをクリア(33 ページ参照)するようにお願いします。

注 2)エラーコードの 19~23(50 ページ参照)は、エラーログに表示されません。

-25-

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○ チャンネルステータス表示

◆画面の説明

a) ユニット表示品名

b) タグ名称

c) マニホールド番号/ユニット番号

d) チャンネル番号

, , , ボタンで、チャンネルを選択します。

e) エラーコード

f) チャンネルの状態表示

○:OFF(デジタル入力/出力)

●:ON(デジタル入力/出力)

×:エラー発生

±□□□mA:入力量(アナログ入力 電流入力のとき)

±□□□V:入力量(アナログ入力 電圧入力のとき)

g) エラーコードの詳細

h) カウンタ値(SI、DX、DY のみ有効)

現在の ON/OFF カウンタ値を表示します。

AI は常に 0を表示します。

-26-

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○ エラー内容詳細表示

◆画面の説明

a) マニホールド番号/ユニット番号

b) ユニット略称

方向ボタン( , )で情報を見たいユニットを選択します。

c) ユニットの表示が 1画面におさまらないときは、◄または►を表示します。

, ボタンにて、次のユニット構成を表示します。

d) エラーが複数有るときは、◄または►を表示します。 , ボタンにて次のエラーを表示します。

e) エラーコード

f) エラーコードの詳細

※:ユニット選択後、 ボタンを押すとチャンネルステータス表示画面(26 ページ)に移行します。

-27-

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5. Sys. Configuration (システム動作設定モード)

○モードの階層

システム動作設定モードは、下図のような階層構造になっています。

モード 概要

1.タグ名編集モード 各ユニットのタグ名を入力します。(29 ページ参照)

2.構成記憶更新モード マニホールドの構成記憶情報を更新します。(30 ページ参照)

3.Hold/Clear 機能選定モード Hold/Clear機能でSIユニット本体のSW設定かハンドヘルドターミナルによる

設定かを切替えます。(31 ページ参照)

4.カウンタ値クリアモード 各ユニットの ON/OFF カウンタ値をクリアします。(32 ページ参照)

5.パラメータ初期化モード 各ユニットのパラメータを工場出荷時状態に戻します。(33 ページ参照)

6.エラーログクリアモード エラーログをすべてクリアします。(33 ページ参照)

-28-

① , ボタンで項目を選択。

② ボタンにて各動作設定モードへ

移行。

システム動作設定画面で ボタンを押

すと、モード選択画面に移行します。

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5-1. Tag Input (タグ名編集モード)

「1.TAG Input 」を選択して

A B C D

Tag InputDX(16DI) M/U:0/2

A B C D

Tag InputDX(16DI) M/U:0/2

Set

ユニットを選択して

タグ決定後、

タグ名の編集終了

System Configuration1.Tag Input2.Re Register3.Hold/Clear4.Clr Counter Value5.Parameter Default

System Config. M/U:0/2 DY AX DX SI

※:各画面で ボタンを押すと一つ前の画面に戻ります。

-29-

② タグ名を編集します。

編集方法は、「パスワード入力」(23 ページ)を参照ください。

① , ボタンでタグ名を編集するユニットを選択します。

③ ボタンを押します。

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5-2. Re Register (構成記憶更新モード)

EX600 は構成記憶機能をもっており、メモリに記憶したマニホールド構成と現在のマニホール

ド構成を比較する事ができ、構成が異なった場合、診断エラーを発生します。メモリに記憶し

た、マニホールド構成を更新するためには、SI ユニットの DIP スイッチの変更と電源の再投入

が必要となりますが、“Re Register”機能を使用するとハンドヘルドターミナルから直接更新

することが可能です。PROFIBUS DP は PLC が構成記憶と同じ機能を持っているため、PROFIBUS DP

対応 SI ユニット(EX600-SPR#)はこの機能に対応していません。

-30-

注 1) ユニットを増設する場合は、EX600 SI ユニット上のハード

ウェア SW により、構成情報の再記憶が必要となります。

注 2) PROFIBUS DP 対応 SI ユニットは、構成記憶に対応しており

ません。

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5-3. Hold/Clear (ホールド/クリア機能選定モード)

① , ボタンで「Handheld」または「Switch」を選択します。

Handheld:ハンドヘルドターミナル設定に従って Hold/Clear を行います。

Switch:SI ユニット上のハードウェア SW 設定に従って Hold/Clear を行います。

② ボタンを押します。

モードを決定して、システム動作設定画面に戻ります。

注 意

指示

■Hold/Clear 機能選定モードを切り替える事により、緊急停止時の入出力信号の

動作が切り替わるので安全に十分気をつけて設定すること

けが、設備破損の恐れがあります。

-31-

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5-4. Clr Counter Value (カウンタ値クリアモード)

-32-

② 選択したユニットの各チャンネルのカウンタ値を表示しま

す。 , ボタンでチャンネルを選択します。

(すべてのチャンネルをクリアするときは、この操作は不要です。)

① , ボタンでカウンタ値をクリアするユニットを選択

します。

④ ボタンを押します。

選択したチャンネルまた

はすべてのチャンネルの

カウンタ値がクリアされ

ます。

③ 確認画面を表示します。

続行するときは ボタ

ンを押します。

or

or

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No.EX※※-OML0010

5-5. Parameter Default (パラメータ初期化モード)

ボタンを押します。

すべてのパラメータ設定を工場出荷時の設定に戻して、

システム動作設定画面に戻ります。

( ボタンを押すと、設定完了までの残りユニット数を表示します。)

注 意

指示

■ パラメータを工場出荷状態に戻すと、機器の動作が変わる場合があります。

安全に十分に気をつけて操作すること。

けが、設備破損の恐れがあります。

5-6. Clear Error Log (エラーログクリアモード)

ボタンを押します。

すべてのエラーログをクリアして、システム動作設定画面に戻ります。

-33-

ボタンを押すと、システム

動作設定画面に戻ります。

ボタンを押すと、システム

動作設定画面に戻ります。

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6. Parameter Setting (パラメータ設定モード)

○モードの階層

パラメータ設定モードは、下図のような階層構造になっています。

-34-

◆画面の説明

a)ユニットごとに設定するパラメータ

b)チャンネルごとに設定するパラメータ

ユニットパラメータ選択 (35 ページ参照)

チャンネルパラメータ選択 (41 ページ参照)

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No.EX※※-OML0010

モード 概要

①ユニット選択モード パラメータを変更するユニットを選択します。

②パラメータ選択モード

パラメータの属性がユニット単位に設定するパラメータ[Unt]か、チャンネル

単位に設定するパラメータ[Ch]かを表示します。ユニットパラメータを選択す

ると、属性がユニット単位になっている全パラメータを表示します。また、チ

ャンネルパラメータを選択するとチャンネルパラメータ選択モード画面を表

示します。

③パラメータ説明モード パラメータの詳細内容を説明します。

④チャンネル選択モード パラメータを変更するチャンネルを選択します。

⑤ユニット/チャンネル

パラメータ設定画面 選択されたパラメータを設定します。(35~44 ページ参照)

6-1. ユニットパラメータ設定

-35-

, ボタンでパラメータを

選択します。

(36~40 ページ参照)

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No.EX※※-OML0010

No. 名称(シンボル) ユニットパラメータ設定画面

1

アナログデータ

フォーマット

(D_Format)

2 レンジ下限エラー

(Undr_Rng)

-36-

, ボタンで選択

Set Copy

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.D_Format - Offset

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.D_Format - Offset

Offset binary

, ボタンで選択

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No.EX※※-OML0010

No. 名称(シンボル) ユニットパラメータ設定画面

3 レンジ上限エラー

(Over_Rng)

4

短絡検知

(SC_Mon)

Op:出力

Ss:入力

-37-

Set Copy

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Over_Rng

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Over_Rng

Set Copy

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.SC_MonOp

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.SC_MonOp

, ボタンで選択

, ボタンで選択

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No.EX※※-OML0010

No. 名称(シンボル) ユニットパラメータ設定画面

5 短絡後の復帰

(SC_RstOp)

6

電源監視

(制御/入力用)

(PWRC_Mon)

-38-

Set Copy

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.SC_RstOp

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.SC_RstOp

Set Copy

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.PWRC_Mon

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.PWRC_Mon

, ボタンで選択

, ボタンで選択

Page 40: フィールドバスシステム機器(入力・出力対応) ハンドヘルド ......文書No.EX※※-OML0010 フィールドバスシステム機器(入力・出力対応) ハンドヘルドターミナル

No.EX※※-OML0010

No. 名称(シンボル) ユニットパラメータ設定画面

7

電源監視

(出力用)

(PWRO_Mon)

8 突入電流フィルタ

(Inrush)

-39-

Set Copy

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.PWRO_Mon

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.PWRO_Mon

Set Copy

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Inrush

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Inrush

, ボタンで選択

, ボタンで選択

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No.EX※※-OML0010

No. 名称(シンボル) ユニットパラメータ設定画面

9

入力フィルタ

リング時間

(Filter_T)

10 入力保持時間

(SigExt_T)

-40-

Set Copy

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Filter_T - 1.0ms

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Filter_T - 1.0ms

0.1ms

1.0ms

10ms

20ms

Set Copy

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.SigExt_T - 15ms

Unit Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.SigExt_T - 15ms

1.0ms

15ms

100ms

200ms

, ボタンで選択

, ボタンで選択

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No.EX※※-OML0010

6-2. チャンネルパラメータ設定

No. 名称(シンボル) チャンネルパラメータ設定画面

1

アナログフィルタ

回数

(Filter)

-41-

Set Copy

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Filter - 4AVG

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Filter - 4AVG

None 2AVG 4AVG 8AVG

, ボタンで選択

, ボタンでパラメータを

選択します。

(41~44 ページ参照)

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No.EX※※-OML0010

No. 名称(シンボル) チャンネルパラメータ設定画面

2

アナログ入力レン

(Range)

3

ユーザー設定下限

エラー

(Lwr_Lmt)

-42-

Set Copy

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Range - -10...10V

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Range - -10...10V

-10...10V

Set Copy

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Lwr_Lmt

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Lwr_Lmt -10.00V

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Lwr_Lmt -10.00V

Val. -10.00 V

, ボタンで選択

, ボタンで選択

, ボタンで入力桁を移動。

, ボタンで数値および±の

変更

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No.EX※※-OML0010

No. 名称(シンボル) チャンネルパラメータ設定画面

4

ユーザー設定上限

エラー

(Upr_Lmt)

5 接点動作回数

(Counter)

-43-

Val. +10.00 V

Set Copy

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Upr_Lmt

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Upr_Lmt +10.00V

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Upr_Lmt +10.00V

Set Copy

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Counter

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Counter

Val.

65000k

65000k

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Counter 65000k

65000 k

, ボタンで選択

, ボタンで入力桁を移動。

, ボタンで数値および±の

変更

, ボタンで選択

, ボタンで入力桁を移動。

, ボタンで数値の変更

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No.EX※※-OML0010

No. 名称(シンボル) チャンネルパラメータ設定画面

6 断線検知

(OC_Mon)

7

通信異常時の

出力設定

(Fault_MD)

通信アイドル時

の出力設定

(Idle_MD)

注) EX600-SDN# ( DeviceNetTM対応 SI ユニット)は、使用する PLCによってはアイドル状態が無い場合があります。その際、本機能

はご使用になれません。また、EX600-SMJ# (CC-LINK 対応 SI ユニット)では、サポートしていません。

-44-

Set Copy

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Fault_MD

Ch Prmtr M/U:0/3Prmtr Active Val.Fault_MD

, ボタンで選択

, ボタンで選択

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No.EX※※-OML0010

7. Terminal Setting (ターミナル設定モード)

○ モードの階層 モード選択

Terminal Setting Contrast Bright Key Sound PowerSave Default

「5.TerminalSettings」を選択して

Main Menu1.I/O monitor2.Diagnosis Data3.Sys. Configuration4.Parameter Setting5.Terminal Setting

ターミナル設定

7M

Terminal Setting Password Change

7M

モード 概要 出荷時の設定

Contrast LCD 表示のコントラストを、9段階(0~8)で設定します。 4

Bright LCD 表示の明るさを、5段階(0~4)で設定します。 2

KeySound ボタン操作時のクリック音を、無音を含む 5 段階(0~4)で設定

します。 2

PowerSave ボタン操作をしないときにパワーセーブ状態に移行する時間

を、5 段階(なし、1分、3分、7 分、10 分)で設定します。 1 分

Default 上記設定を、すべて出荷時の設定に戻します。 -

Password Change パスワードを編集および変更します。 0000

-45-

① , ボタンで項目を選択

② , ボタンにて設定

③ ボタンにて設定有効

ボタンにて設定無効

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No.EX※※-OML0010

○Password Change (パスワード編集モード)

-46-

① 現在のパスワードを入力します。 ・パスワードの入力方法

方向ボタン( , )で入力する桁を選択 方向ボタン( , )で文字を入力 ∧ボタンを押すたびに、値が A,B・・・Z,0,1・・・9 と変化

します。 ∨ボタンを押すと反対方向に値が変化します。

※:パスワードが不一致のときは、入力画面に“Wrong Password”と表示されます。 正しいパスワードを再入力してください。

② 新しいパスワードを入力します。 入力方法は上記と同じです。

③ ボタンを押します。

これで新しいパスワードが設定され、システム動作設

定画面に戻ります。

※:各画面で ボタンを押すとひとつ前の画面に戻りま

す。

※:PASS / WORD または 1文字でも*をパスワード入力した

場合は、入力画面に“Password Invalid” と表示されます。禁止パスワードですので異なる

パスワードを再入力してください。

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No.EX※※-OML0010

もし、パスワードを忘れた場合、パスワード編集モードで“PASS”、“WORD”の順番で入力を行うと、新規

パスワードを設定することが可能となります。

①“PASS”と入力してボタンを押すと、画面の右下に“*”が表示されます。

②“WORD”と入力してボタンを押すと、“New Password”の入力が可能となります。

③ 新しいパスワードを入力します。(設定方法は、パスワード編集モードと同様です。)

-47-

ボタンを押します。

これで新しいパスワードが設定され、システム動作設

定画面に戻ります。

*

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No.EX※※-OML0010

トラブルシューティング

Yes

No

-48-

ハンドヘルド ターミナルが正常に

動作しない POWER LED が消灯 トラブル 1

トラブル 2 LCD 表示部が

点灯しない

'Warning System

access is not

completed'と表示

ユニットの表示が、

? となる

ERROR LED が

点灯

トラブル 3

トラブル 4

トラブル 5

ハンドヘルド

ターミナル 故障

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No.EX※※-OML0010

トラブル

No. トラブル現象 トラブル内容推定原因 原因の調査方法 対策

・SI ユニットの“PWR”LED

が緑点灯しているか確認

してください。 マニホールドの制御/入

力用電源電圧レベル低下 ・エンドプレートに規定の

電圧が印加されているか

確認してください。

該当するユニットの取

扱説明書を参照して、制

御/入力用電源に 24V±

10%の電圧を 供給して

ください。 1 POWER LED 消灯

ハンドヘルドターミナル

用ケーブルが接続不良

ハンドヘルドターミナル

用ケーブルが正常に配線

されているか確認してく

ださい。

同左

パワーセーブ状態

ESC ボタンを 押し、LCD 表

示部が点灯する か確認し

てください。

同左

2 LCD 表示部が点灯し

ない

LCD 故障 -

ご使用を中止いただき、

当社営業担当までご連

絡ください。

ハンドヘルドターミナル

用ケーブルが接続不良

ハンドヘルドターミナル

用ケーブルが正常に配線

されているか確認してく

ださい。

同左

3

“Warning System

access is not

completed”と表示 EX600 のユニット間が接

続不良

SIユニットの“ST(M)” LED

が緑点灯しているか確認

してください。

SI ユニットの

'ST(M)'LED が、赤/緑の

交互点滅をしている場

合、ユニット間通信エラ

ーが考えられるため、ユ

ニット間の接続部を確

認してください。

構成記憶エラーが発生 マニホールドの配列が正

常か確認してください。

SI ユニットの取扱説明

書を参照して、エラーに

対する対策を行ってく

ださい。

4

ユニット表示が

となる

EX600 のユニット間が接

続不良

SIユニットの“ST(M)” LED

が緑点灯しているか確認

してください。

SI ユニットの

'ST(M)'LED が、赤/緑の

交互点滅をしている場

合、ユニット間の通信エ

ラーが考えられるため、

ユニット間の接続部を

確認してください。

5 ERROR LED 点灯 EX600 の診断エラーが発

診断データ確認モードで

エラー内容を確認してく

ださい。

次項エラー表および該

当するユニットの取扱

説明書を参照して、診断

エラーに対する対策を

行ってください。

-49-

?

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No.EX※※-OML0010

エラーコード表 エラー

コード 内容 ユニット名 対策

SI ユニット 短絡が発生したバルブを交換して動作可否を確認してく

ださい。

デジタル入力

短絡が発生したチャンネル(n)、または次のチャンネル

(n+1)に短絡が発生しているため、配線の見直し、または

ケーブル、入力機器が正常か確認してください。

デジタル出力 短絡が発生したチャンネルの配線見直し、またはケーブ

ル、出力機器が正常か確認してください。

1 短絡が発生しました。

アナログ入力 短絡が発生したチャンネルの配線見直し、またはアナロ

グ入力機器が正常か確認してください。

2 アナログ入力信号がレンジの下限

を下回りました。 アナログ入力

アナログ出力がレンジの下限を超えていないか確認して

ください。

3 アナログ入力信号がレンジの上限

を上回りました。 アナログ入力

アナログ出力がレンジの上限を超えていないか確認して

ください。

SI ユニット 断線が発生したバルブを交換して動作可否を確認してく

ださい。

デジタル入力

(断線検出付ユニッ

トのみ)

断線が発生したチャンネルのコネクタの緩みや配線の断

線を確認してください。また、デジタル入力ユニットの

取扱説明書を参照し、断線検知可能な入力機器か確認し

てください。

6 断線を検出しました。

デジタル出力 断線が発生したチャンネルのコネクタの緩みや配線の断

線を確認してください。

7 アナログ入力信号がユーザー上限

設定値を上回りました。 アナログ入力

アナログ出力をユーザー設定値の上限値以下になるよう

に調整してください。

8 アナログ入力信号がユーザー下限

設定値を下回りました。 アナログ入力

アナログ出力をユーザー設定値の下限値以上になるよう

に調整してください。

SI ユニット

デジタル入力 9 ON/OFF カウンタが設定値を上回り

ました。

デジタル出力

カウンタをゼロリセット、または設定値を変更、または

診断を無効にしてください。

16 制御/入力用電源電圧レベルが異

常です。 SI ユニット 制御/入力用電源に DC24V±10%を供給してください。

17 出力用電源電圧レベルが異常で

す。 SI ユニット 出力用電源に DC24+10%/-5%を供給してください。

19 ユニット間の接続異常が発生しま

した(稼動時)。 システム

ユニット間の接続に緩みがない事を確認してください。

エラーが取り除けない場合はご使用を中止いただき、当

社営業担当までご連絡してください。

20 ユニット間の接続異常が発生しま

した(電源 ON 時)。 システム

ユニット間の接続に緩みがない事を確認してください。

エラーが取り除けない場合はご使用を中止いただき、当

社営業担当までご連絡してください。

21 構成記憶エラーが発生しました。 システム

SI ユニットのスイッチ設定またはハンドヘルドターミ

ナルのRe Register機能で構成記憶を更新してください。

または構成記憶機能を OFF してください。

22 システムエラーが発生しました。 SI ユニット SI ユニットが故障しました。ご使用を中止していただ

き、当社営業担当までご連絡してください。

デジタル入力

デジタル出力 23 内部素子が故障しました。

アナログ入力

ユニット内部の素子が故障しました。ご使用を中止して

いただき、当社営業担当までご連絡してください。

-50-

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No.EX※※-OML0010

設定パラメータ EX600 はシステムと各ユニット/チャンネルごとに設定可能なパラメータを持っています。 各種パラメータは PLC またはハンドヘルドターミナルにより変更可能です。 PLC とハンドヘルドターミナルには優先順位がない為、設定パラメータは 新の変更内容が反映さ

れます。

取扱い上のお願い

PLC とハンドヘルドターミナル(H.T.)の双方から変更可能なパラメータには下記注意事項がありま

す。

H.T.でパラメータを変更しても PLC 内のパラメータ設定内容は変更されておりません。

PROFIBUS DP の場合、H.T.でパラメータ変更後、PROFIBUS 通信を切断し再度接続を行うと、PLC に

設定されたパラメータの内容に再度変更されます。

また、DeviceNetTMの場合、H.T.でパラメータ変更後、コンフィグレータから PLC へパラメータのダ

ウンロードを行うと、コンフィグレータで設定されたパラメータの内容に再度変更されます。

その為、PLC と H.T.の双方から変更可能なパラメータは PLC 側で設定してください。

パラメータ定義 システムパラメータ No. パラメータ名 内容 1 Hold/Clear

優先順位設定 通信異常時又は通信アイドル時の出力をSIユニット内のディ

ップスイッチ設定に従うか、ハンドヘルドターミナルの設定

に従うかを切り替えます。ディップスイッチの場合、全出力

が Hold 又は Clear 設定となりますが、ハンドヘルドターミナ

ルの場合はチャンネルごとに Hold/Clear/強制 ON の個別設定

が可能となります。

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No.EX※※-OML0010

SI ユニットパラメータ No. パラメータ名 内容 1 電源電圧監視

(制御/入力用) 制御/入力用電源電圧が約 26V 以上または 21V 以下になった

時、エラーを発生します。 2 電源電圧監視

(出力用) 出力用電源電圧が約 26V 以上または 20V 以下になった時、エ

ラーを発生します。 3 短絡検知 バルブ出力 ON 時にバルブが短絡していると、過電流状態を

検出し、エラーを発生します。 4 短絡後の復帰 バルブ短絡解除後、短絡検知エラー情報を自動復帰(短絡解除

後、エラーも解除)させるか、マニュアル復帰(電源を再投入す

るまでエラーを継続)させるかを選択します。 5 断線検知 バルブ出力 OFF 時にバルブの断線を検知すると、エラーを発

生します。チャンネルごとに設定が可能です。 6 通信異常時の

出力設定 通信異常時にバルブ出力をチャンネルごとに Hold (保持)、Clear (OFF)、ForceON (ON)設定可能です。システムパラメ

ータの「Hold/Clear 優先順位」が Handheld に設定されてい

る場合に本機能は有効となります。 7 通信アイドル

時の出力設定 通信アイドル時にバルブ出力をチャンネルごとに Hold (保持)、Clear (OFF)、ForceON (ON)設定可能です。システムパ

ラメータの「Hold/Clear 優先順位」が Handheld に設定され

ている場合に本機能は有効となります。 8 接点動作回数 バルブ ON 回数をチャンネルごとに記憶します。また、チャ

ンネルごとに設定値があり、設定値に達するとエラーを発生

する事が可能です。ただし、回数の記憶は CH0 からバルブ出

力占有点数のチャンネル分まで 30 秒間隔(1 チャンネル/30秒)で行われるため、制御/入力用電源が OFF されると、チャ

ンネルごとの 後に記憶された回数が有効となります。

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No.EX※※-OML0010

デジタル入力ユニットパラメータ No. パラメータ名 内容 1 短絡検知 入力機器電源が短絡していると、過電流状態を検出し、エラ

ーを発生します。 2 断線検知

(入力断線検知

付ユニットの

み)

入力機器ケーブルの断線を検出した時にエラーを発生しま

す。チャンネルごとに設定が可能です。但し、下記注意事項

があります。

①ご使用される入力機器が 2線式の場合、OFF 時の漏れ電流

が 0.5mA 以下の入力機器(有接点センサ等)は誤検出しま

す。OFF 時の漏れ電流が 0.5mA 以上の入力機器を使用して

ください。

②ご使用される入力機器が 3 線式の場合、消費電流が 0.5mA

以下の入力機器は誤検出します。又、入力信号線の断線は検

出できません。 3 突入電流フィ

ルタ 静電容量が大きな入力機器をつなげると、電源投入時に過電

流を検出する場合がある為、100msec の間、過電流検出を無

視します。 4 入力フィルタ

リング時間 入力フィルタリング時間未満の信号変化を無視します。

5 入力保持時間 入力信号を設定時間の間保持します。 6 接点動作回数 入力の ON 回数をチャンネルごとに記憶します。また、チャ

ンネルごとに設定値があり、設定値に達するとエラーを発生

する事が可能です。但し、回数の記憶は、1 時間ごとに行わ

れる為、制御/入力用電源が OFF されると、 後に記憶され

た回数が有効となります。

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No.EX※※-OML0010

デジタル出力ユニットパラメータ No. パラメータ名 内容 1 短絡検知 出力 ON 時に負荷が短絡していると、過電流状態を検出し、

エラーを発生します。 ご使用される負荷によっては短絡と誤検知する可能性があり

ます(例:ランプ負荷)。誤検知する場合はパラメータ設定を

無効にしてください。 2 短絡後の復帰 負荷の短絡解除後、短絡検知エラー情報を自動復帰(短絡解除

後、エラーも解除)させるか、マニュアル復帰(電源を再投入

するまでエラーを継続)させるかを選択します。 3 断線検知 出力 OFF 時に負荷の断線を検知すると、エラーを発生しま

す。チャンネルごとに設定が可能です。 4 通信異常時の

出力設定 通信異常時に出力をチャンネルごとに Hold (保持)、Clear (OFF)、ForceON (ON)設定可能です。システムパラメータの

「Hold/Clear 優先順位」が Handheld に設定されている場合

に本機能は有効となります。 5 通信アイドル

時の出力設定 通信アイドル時に出力をチャンネルごとに Hold(保持)、Clear(OFF)、Force ON(ON)設定可能です。システムパラメー

タの「Hold/Clear 優先順位」が Handheld に設定されている

場合に本機能は有効となります。 6 接点動作回数 負荷の ON 回数をチャンネルごとに記憶します。また、チャ

ンネルごとに設定値があり、設定値に達するとエラーを発生

する事が可能です。但し、回数の記憶は、1 時間ごとに行わ

れる為、制御/入力用電源が OFF されると、 後に記憶され

た回数が有効となります。

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No.EX※※-OML0010

アナログ入力ユニットパラメータ No. パラメータ名 内容 1 短絡検知 入力機器電源が短絡していると、過電流状態を検出し、エラ

ーを発生します。 2 アナログ入力

レンジ アナログ入力レンジを選択できます。0~10V、1~5V、 0~5V、-10V~+10V、-5V~+5V、0~20mA、4~20mA、 -20mA~+20mAの8通りにレンジをチャンネルごとに設定可

能です。 3 アナログデー

タフォーマッ

PLC へ出力するアナログデータの形式を選択します。オフセ

ットバイナリ形式、符号付バイナリ形式、2 の補数形式の 3通りの形式があります。

4 アナログフィ

ルタ回数 アナログフィルタ回数を選択します。サンプリング周期は約

2 秒です。アナログフィルタなし、2 回平均( 新の 2 回のデ

ータの平均値)、4 回平均、8 回平均の 4 通りあります。 5 レンジ上限エ

ラー 入力信号がレンジの上限を超えると、エラーを発生します。

6 レンジ下限エ

ラー 入力信号がレンジの下限を超えると、エラーを発生します。

7 ユーザー設定

値上限エラー 入力信号が任意設定できる上限値を超えると、エラーを発生

します。チャンネルごとに設定できます。 8 ユーザー設定

値下限エラー 入力信号が任意設定できる下限値を超えると、エラーを発生

します。チャンネルごとに設定できます。

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No.EX※※-OML0010

パラメータの概要 システムパラメータ No. 名称

(シンボル) 設定値の シンボル

内容 設定 単位

工場 出荷 状態

Switch Hold/Clear 設定は SIユニットの SW 設定に

よる

○ 1 Hold/Clear 優先順位設定 (Hold/Clear )

Handheld Hold/Clear 設定は H.T.設定による

システム

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No.EX※※-OML0010

SI ユニットパラメータ(1) No. 名称

(シンボル) 設定値の シンボル

内容 設定 単位

工場 出荷 状態

Enable 制御/入力用電源監視有効 ○ 1 電源電圧監視

(制御/入力用) (PWRC_Mon) Disable 制御/入力用電源監視無効

ユニット

Enable 出力用電源監視有効 ○ 2 電源電圧監視

(出力用) (PWRO_Mon) Disable 出力用電源監視無効

ユニット

Enable バルブ短絡検知有効 ○ 3 短絡検知 (SC_MonOp)

Disable バルブ短絡検知無効

ユニット

Auto 短絡解除後、自動復帰す

る ○ 4 短絡後の復帰

(SC_RstOp) Manual 電源を再投入するまで復

帰しない

ユニット

Enable バルブの断線検知を有効

にする 5 断線検知

(OC_Mon) Disable バルブの断線検知を無効

にする

チャン ネル

Clear 通信異常時にバルブ出力

をクリアする ○

Hold 通信異常時にバルブ出力

を保持する

6

通信異常時の

出力設定 (Fault_MD )

ForceON 通信異常時にバルブ出力

を強制 ON する

チャン ネル

Clear アイドル時にバルブ出力

をクリアする ○

Hold アイドル時にバルブ出力

を保持する

7

通信アイドル

時の出力設定 (Idle_MD ) 注 1) ForceON アイドル時にバルブ出力

を強制 ON する

チャン ネル

注 1) EX600-SDN# ( DeviceNetTM対応 SI ユニット)は、使用する PLC によってはアイドル状態が無

い場合があります。その際、本機能はご使用になれません。また、EX600-SMJ# (CC-LINK 対

応 SI ユニット)では、サポートしていません。

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No.EX※※-OML0010

SI ユニットパラメータ(2) No. 名称

(シンボル) 設定値の シンボル

内容 設定 単位

工場 出荷 状態

Enable 動作回数が診断設定値を

オーバーした時にエラー

を発生する

Disable 上記の診断を行わない ○

8 接点動作回数 (Counter)

Val 1~65000

診断を検出する回数を設

定する。設定回数は設定値

×1000 になる

チャン ネル

65000

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No.EX※※-OML0010

デジタル入力ユニットパラメータ No. 名称

(シンボル) 設定値の シンボル

内容 設定 単位

工場 出荷 状態

Enable 入力機器電源短絡検知有

効 ○ 1 短絡検知

(SC_MonSs) Disable

入力機器電源短絡検知無

ユニッ

Enable 入力断線検知を有効にす

る 2 断線検知

(OC_Mon) 注 1) Disable 入力断線検知を無効にす

チャン ネル

Enable 突入電流フィルタを有効

にする(100msec 過電流を

無視する)

3 突入電流フィ

ルタ (Inrush)

Disable 突入電流フィルタを無効

にする

ユニッ

4 入力フィルタ

リング時間 (Filter_T)

0.1/1/10/20 ms

入力信号のフィルタリン

グ時間を設定する ユニッ

ト 1 ms

5 入力保持時間 (SigExt_T)

1/15/100/200 ms

入力信号を設定時間の間、

保持する ユニッ

ト 15 ms

Enable 動作回数が診断設定値を

オーバーした時にエラー

を発生する

Disable 上記の診断を行わない ○

6 接点動作回数 (Counter)

Val 1~65000

診断を検出する回数を設

定する。設定回数は設定値

×1000 になる

チャン ネル

65000

注1) 断線検知は断線検知付きデジタル入力ユニット(EX600-DXPC1、EX600-DXNC1) 専用の機能です。

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No.EX※※-OML0010

デジタル出力ユニットパラメータ No. 名称

(シンボル) 設定値の シンボル

内容 設定 単位

工場 出荷 状態

Enable 出力短絡検知有効 ○ 1 短絡検知 (SC_MonOp)

Disable 出力短絡検知無効

ユニッ

Auto 短絡解除後、自動復帰する ○ 2 短絡後の復帰 (SC_RstOp)

Manual 電源を再投入するまで復

帰しない

ユニッ

Enable 断線検知を有効にする 3 断線検知 (OC_Mon)

Disable 断線検知を無効にする

チャン ネル

Clear 通信異常時に出力をクリ

アする ○

Hold 通信異常時に出力を保持

する

4 通信異常時の

出力設定 (Fault_MD)

ForceON 通信異常時に出力を強制

ON する

チャン ネル

Clear 通信アイドル時に出力を

クリアする ○

Hold 通信アイドル時に出力を

保持する

5 通信アイドル

時の出力設定 (Idle_MD) 注 1) ForceON 通信アイドル時に出力を

強制 ON する

チャン ネル

Enable 動作回数が診断設定値を

オーバーした時にエラー

を発生する

Disable 上記の診断を行わない ○

6 接点動作回数 (Counter)

Val 1~65000

診断を検出する回数を設

定する。設定回数は設定値

×1000 になる

チャン ネル

65000

注 1) EX600-SDN# ( DeviceNetTM対応 SI ユニット)は、使用する PLC によってはアイドル状態が無

い場合があります。その際、本機能はご使用になれません。また、EX600-SMJ# (CC-LINK 対

応 SI ユニット)では、サポートしていません。

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No.EX※※-OML0010

アナログ入力ユニットパラメータ(1) No. 名称

(シンボル) 設定値の シンボル

内容 設定 単位

工場 出荷 状態

Enable 入力機器電源短絡検知有

効 ○ 1 短絡検知

(SC_MonSs) Disable

入力機器電源短絡検知無

ユ ニ ッ

2 アナログ入

力レンジ (Range)

-10..10V, -5..5V, -20..20mA, 0..10V, 0..5V, 1..5V, 0..20mA, 4..20mA

アナログ入力レンジを選

択する チャン ネル

-10V..10V

3 アナログデ

ータフォー

マット (D_Format)

Offset binary, Sign & Magnitude, 2S Complement

アナログのデータフォー

マットを選択する ユ ニ ッ

ト Offset binary

4 アナログフ

ィルタ回数 (Filter)

None, 2AVG, 4AVG, 8AVG

アナログフィルタ回数を

選択する チャン ネル

2AVG

Enable アナログ入力値がフルス

パンの 0.5%を上回った

時にエラーを発生する

○ 5 レンジ上限

エラー (Over_Rng)

Disable 上記診断を行わない

ユ ニ ッ

Enable アナログ入力値がフルス

パンの 0.5%を下回った

時にエラーを発生する

○ 6 レンジ下限

エラー (Undr_Rng)

Disable 上記診断を行わない

ユ ニ ッ

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No.EX※※-OML0010

アナログ入力ユニットパラメータ(2) No. 名称

(シンボル) 設定値 (シンボル)

内容 設定 単位

工場 出荷 状態

Enable アナログ入力値がユーザ

ー設定値を上回った時に

エラーを発生する

Disable 上記診断を行わない ○

7 ユーザー設

定値上限エ

ラー (Upr_Lmt) 注 1)

Val 注 1) の設定可能範囲によ

ります

チャン ネル

10V 注 2)

Enable アナログ入力値がユーザ

ー設定値を下回った時に

エラーを発生する

Disable 上記診断を行わない ○

8 ユーザー設

定値下限エ

ラー (Lwr_Lmt) 注 1)

Val 注 1) の設定可能範囲によ

ります

チャン ネル

0V 注 2)

注1) ユーザー設定値は、アナログ入力レンジにより下記表のユーザ-設定値可能範囲内で設定し

て下さい。 ユーザー設定値設定可能範囲 アナログ入力レンジ Lwr_Lmt Upr_Lmt

-10..10V -10.5 ~ +10.45V -10.45 ~ +10.5V -5V..5V -5.25 ~ +5.22V -5.22 ~ +5.25V -20..20mA -21 ~ +20.9mA -20.9 ~ +21mA 0..10V 0 ~ +10.45V 0.05 ~ +10.5V 0..5V 0 ~ +5.22V 0.02 ~ +5.25V 1..5V +0.75 ~ +5.22V +0.77 ~ +5.25V 0..20mA 0 ~ +20.9mA 0.1 ~ +21mA 4..20mA +3 ~ +20.9mA +3.1 ~ +21mA

注 2) 工場出荷状態は、アナログ入力レンジの工場出荷状態(-10V..10V)の値です。 アナログ入力レンジを変更した際は、必ず設定値を確認及び適正な値に変更して下さい。

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No.EX※※-OML0010

ユニット種別

各ユニットの略称とユニット表示品名を示します。

ユニット種別 略称 表示品名 型番

デジタル入力 DX DX(8DI) EX600-DX#B

デジタル入力 DX DX(8DI) EX600-DX#C

デジタル入力 DX DX(16DI) EX600-DX#D

デジタル出力 DY DY(8DO) EX600-DY#B

断線検出機能付デジタル入力 DX DX(8DI) EX600-DX#C1

アナログ入力 AX AX(2AI) EX600-AXA

DeviceNetTM対応 SI ユニット

(出力占有 8点)

SI SI(8SOL) EX600-SDN#

DeviceNetTM対応 SI ユニット

(出力占有 16 点)

SI SI(16SOL) EX600-SDN#

DeviceNetTM対応 SI ユニット

(出力占有 24 点)

SI SI(24SOL) EX600-SDN#

DeviceNetTM対応 SI ユニット

(出力占有 32 点)

SI SI(32SOL) EX600-SDN#

PROFIBUS DP 対応 SI ユニット

(出力占有 8点)

SI SI(8SOL) EX600-SPR#

PROFIBUS DP 対応 SI ユニット

(出力占有 16 点)

SI SI(16SOL) EX600-SPR#

PROFIBUS DP 対応 SI ユニット

(出力占有 24 点)

SI SI(24SOL) EX600-SPR#

PROFIBUS DP 対応 SI ユニット

(出力占有 32 点)

SI SI(32SOL) EX600-SPR#

CC-Link 対応 SI ユニット

(出力占有 8点)

SI SI(8SOL) EX600-SMJ#

CC-Link 対応 SI ユニット

(出力占有 16 点)

SI SI(16SOL) EX600-SMJ#

CC-Link 対応 SI ユニット

(出力占有 24 点)

SI SI(24SOL) EX600-SMJ#

CC-Link 対応 SI ユニット

(出力占有 32 点)

SI SI(32SOL) EX600-SMJ#

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No.EX※※-OML0010

仕様

・仕様表

型式 EX600-HT1-□

通信方式 RS232C

通信速度 9600bps

供給電源 SI ユニットのコネクタから供給 (DC24V)

消費電流 50mA 以下

表示部 バックライト付 LCD

解像度 128×64 ドット

接続コネクタ 14 ピンコネクタ

保護構造 IP20

使用温度範囲 -10~50℃

使用湿度範囲 35~85%RH(結露なきこと)

耐電圧 AC500V、1 分 外部端子一括と FE 間

絶縁抵抗 DC500V、10MΩ 以上 外部端子一括と FE 間

耐振動

10Hz~57Hz:定振幅 0.75mmp-p

57Hz~150Hz:定加速度 49m/s2

XYZ 各方向 2 時間(無通電)

耐環境

耐衝撃 300m/s2 XYZ 各方向 3回(無通電)

規格 CE マーキング、UL(CSA)

質量 160g

・外観寸法

76

170 (39.6) 20

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