~世界で勝てる日本発の グローバルビューティー …...直川紀夫...

42
直川 紀夫 株式会社 資生堂 執行役員常務 最高財務責任者 2018918~世界で勝てる日本発の グローバルビューティー カンパニーへ~

Upload: others

Post on 10-Aug-2020

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

直川 紀夫株式会社 資生堂執行役員常務 最高財務責任者

2018年9月18日

~世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニーへ~

会社概要

2

商号

連結売上高

約45,000名 (2017年12月31日現在)

株式会社 資生堂

1兆51億円 (2017年)

創業 1872年(明治5年)

グループ従業員数

資本⾦ 645億円グループ会社数 85社

(本社のぞく/非連結子会社及持分法非適用会社含む)

グローバルランキング(2017)

3

「Top 10 Cosmetics Companies」

出所:WWD Beauty Inc.’s Top 10 Beauty Companies of 2017 (April, 2018), excluding food and groceries. (¥ Billion)

1,000 2,000 3,000

Estee Lauder

P&G

Unilever

L'Oréal

COTY

LVMHShiseido

L Brands

CHANEL

BEIERSDORF

グローバル 6位アジア 1位

日本 1位

3

2017年 事業セグメント別売上高

4

日本42.9%

中国14.3%

米州14.0%

欧州13%

その他1.4%

1兆51億円

プロフェッショナル4.8%

トラベルリテール4.4%

アジアパシフィック5.4%

Our Mission (我々の使命)

美しい生活文化を創造する

5

Shiseido’s DNA

化粧品 食品・医薬品サロン向け商品

研究開発支援・社会貢献等 レストラン 店舗・サービス

事業内容等

6

7

2018年上期(1〜6月) 実績

売上高 5,326億円 実質761億円増収※

営業利益 711億円 前年対⽐2倍超 364億円増益

親会社株主に帰属する四半期純利益 477億円 前年対⽐2.5倍超年間ベースでの過去最高(2008年3月期実績 355億円)を上回る

※ 前年のZotos事業譲渡影響等を除く

8

2018年上期 ブランド別 売上高増減実績

SHISEIDO+143+23%

為替影響+43

(ー)

2017年上期

4,721

上:前年差(為替換算除く)億円下:前年⽐(為替換算除く) ※ 各ブランドの前年差および前年⽐は、期初想定の為替レートベースにて算出。

Zotos事業譲渡

影響等△199

4,522

クレ・ド・ポー ボーテ

+125+26%

NARS+61

+32%

イプサ+34

+34%

LauraMercier

+23+28%

エリクシール+117+48%

アネッサ+116+45%

Dolce&Gabbana

+43+23%

その他ブランドほか

+99(ー)

売上成⻑+761 主⼒8ブランド

計+662

5,326+17%

2018年上期

2018年 通期⾒通しを上⽅修正

9予想ROE為替レート

(億円、%)

2018年2017年 前年⽐ 外貨

前年⽐期初⾒通し

構成⽐ (3月) 増減額

売 上 高 10,900 100 10,051 +8.5 +9実質※+13 10,330 +570

営 業 利 益 1,100 10.1 804 +36.8 900 +200経 常 利 益 1,100 10.1 803 +36.9 900 +200特 別 損 益 △50 △0.5 △418 ー △60 +10親会社株主に帰 属 す る当 期 純 利 益

670 6.1 227 +194.5 540 +130

※前年の事業譲渡影響除く14.4%2018年通期 ドル=109.3円(△3%)、ユーロ=129.8円(+2%)、中国元=16.8円(+1%)

中⻑期戦略 「VISION 2020」

10

〜世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニーへ〜

成⻑モメンタムの継続

(為替影響除く)2017

+1%+4%

+5%

-0.4%

2013 2014 2015 2016

+16%

2018(⾒通し)

1兆円

+9%

CAGR2014-17

11

1兆900

億円

2018-2020年 「3カ年計画」5つの重点戦略

12

“ ”

1

2 デジタライゼーションの加速・新事業開発3

5

世界で勝つ、人材・組織の強化 「PEOPLE FIRST」グローバル経営体制のさらなる進化

4イノベーションによる新価値創造

ブランド事業のさらなる 「選択と集中」 「プレステージファースト」による成⻑モメンタムの維持・強化 CPC (コスメティクス・パーソナルケア)事業のアジアにおける成⻑加速

13

メイクアップ

プレステージファースト戦略

フレグランススキンケア

ブランド事業のさらなる「選択と集中」

スキンケアによる収益基盤を拡大しメイクアップ・フレグランスの成⻑を加速

パーソナルケア

コスメティクス

プロフェッショナル

プレステージ71%

11%

フレグランス

15%

10%

その他

2017-20

1%

ブランド事業別 3カ年売上増分構成⽐

CAGR 2017-20

+5%

+10%

+9%

+4%

+8%

2%

14

売上

2020

CAGR+12%

2018

2017-20

2017

15

CAGR+12%

2017-20

売上

202020182017

16

売上

2020

CAGR+21%

2018

2017-20

2017

売上

20202018

2017-20 CAGR+11%

201718

さらなる選択と集中によるポートフォリオ強化

Profitable Growth

ドライバーとして積極投資

持続的な利益成⻑を実現する

事業基盤構築コスメティクス

フレグランス

プロフェッショナル構造改革

役割・位置づけ 事業領域 M&A/戦略提携

アユーラ社譲渡ギリシャ・トルコ事業撤退

バーバリー社 ディストリビューション契約解除

撤退/売却

フロンティアサイエンス クロマトグラフィー事業譲渡

新イノベーション領域

・パーソナライゼーション・ホリスティック

Laura Mercier獲得

Dolce&Gabbanaライセンス契約締結

‐・最先端デジタルイノベーション

MATCHCo、Giaran・事業・組織⼒強化 JWALK・イノベーションによる新価値創造

OlivoLabs

Zotos社譲渡

RéVive譲渡プレステージ

プレステージ ‐

‐ キナリ社譲渡・Zaインド事業撤退

19

その他 ‐ 業務用化粧品事業の撤退

クロスボーダーマーケティングが機能

日本

トラベルリテール 中国

中国人観光客にフォーカス 中国人の海外旅⾏人数

1億3,000万人 2017年訪日中国人

959万人出典:日本政府観光局(JNTO)、 中国+香港 20

日本

アジアの成⻑を確実にする「Made in Japan」

21

コスメティクス・パーソナルケアブランド

21

日焼け止めにおける資生堂独自の革新的な技術

水に触れると紫外線をブロックする膜が

不均⼀になりがち

汗や水に触れると紫外線をブロックする膜が

均⼀になり、さらに強くなる!

アクアブースター技術なら・・・

2018⾒通し

201720162015

500億円ブランドへ2017年 売上高 500億円超 2014-17年

CAGR+14%

「エリクシール」の成⻑

23

500億円超

+40%に迫る成⻑

「純粋レチノール」 目尻だけでなく首のシワも顕著に改善

24

開始時 8週後

⾸のシワの著効例 (60代⼥性)

2018年8月4日 日本美容皮膚科学会総会・学術大会発表データ

デジタライゼ―ションの加速・新事業開発

FragranceDesigners

Brands

25

デジタライゼ―ションの加速・新事業開発

26

27

イノベーションによる新価値創造

研究開発関連投資(2020年)

売上高対研究開発費⽐率 3%

人員数 1,500人

27

最先端テクノロジーの獲得

Dr. Robert Langer *撮影者 (MIT/Olivo)

塗布中 塗布なし

人工皮膚 セカンドスキン技術

28

世界で勝つ、人材・組織の強化「PEOPLE FIRST」

29

ダイバーシティ・人材強化 グローバル全社員人材データベース構築(4.5万人)

リーダー層の強化• プロフェッショナル人材の採用• 社内人材の登用

⼥性リーダー育成プログラム モビリティ強化

人材育成プログラム 2016-2017年 累計4,800名超が参加 2018年 約4,300名が参加予定

シンガポールアジアラーニングセンター 10月

英語公用語化 10月

グローバル経営体制のさらなる強化

30

今後の重点戦略 -これからの成⻑をより確かなものにー

供給体制の整備 米州 収益改善 ベアミネラル再生 新事業モデル構築 欧州 収益改善 フレグランスブランド

ポートフォリオ強化

グローバル プレステージファースト 日本 成⻑性と収益性の維持・拡⼤ 中国 成⻑の加速と高利益率達成 トラベルリテール&

クロスボーダーマーケティング デジタル&Eコマース テクノロジーを融合する

イノベーション 人材と組織の開発 ESG経営

解決する課題今後も継続強化

31

供給体制の整備

既存工場への設備増強 外部委託先との協業 那須・大阪 新工場設⽴ 品質管理の再強化 製造現場社員の処遇向上 有期契約社員 1,200人を正社員化

3カ年累計投資額1,300億円

32

中⻑期的な企業価値向上をめざして

MKT優先順位①

優先順位②

有利⼦負債の圧縮

資本効率の向上

優先順位③

ROE(2020)

14%+

ROIC(2020)

12%+

CCC(2020)

100日以下

営業キャッシュ・フロー

創出

2017〜2020年 累計

3,500億円超

新工場・SCM関連 1,300億円 GIC 320億円カウンター 570億円 IT関連 270億円

など

業績の向上に伴う⻑期安定的かつ継続的な増配を実現

中⻑期成⻑に向けた重点領域への集中投資

3カ年累計 3,000億円超

33

2018-20 累計投資増

1,200億円

2017 2018 20202019

2,457億円内、戦略投資領域の費用

デジタル関連 250億円+ 店頭カウンター関連 150億円+ PR・イベント関連 150億円+

売上成⻑と収益性向上に向けて -さらなるマーケティング投資強化ー

SFIN

34

売上成⻑と収益性向上に向けて -さらなるコスト構造の変革ー

マーケティング投資増によるトップライン拡大

トップライン拡大生産性向上による

人件費・経費⽐率低下

プレステージブランドスキンケア拡大による

原価率改善

営業利益率10%+を継続し、トップライン拡大に向けて、マーケティングに再投資

10.0+

13.5-14.0

21.5-22.0

35

7.3% 13.4%

16.0%14.2%

24.9% 22.3%

4.9% 5.1%

23.9% 24.5%

23.0% 20.5%

2017年上期 2018年上期

2018年 上期 コスト構造実績

原価

マーケティング投資

(BC人件費含まない)

ブランド・研究開発費

人件費(BC人件費含む)

経費

営業利益

売上 1兆

900億円

1兆

2,000億円超

2020

前年⽐+9% +13%(実質ベース)

1,100億円

1,200億円超

営業利益

CAGR2017-20+8%

2020年 経営目標

基本計画1兆

2,800億円超

2020

1,300億円超

CAGR2017-20+10%

ストレッチ目標

*

2018

前年⽐

+37%

*前年の事業譲渡影響除く

*

*

CAGR2017-20+14%

利益率10%

利益率10%

CAGR2017-20+17%利益率

10.1%

36

3/5 中計発表時点(2018年は8/8発表値)

2020年に向けたROIC/バランスシートのイメージ

2017 2020

ROIC (%)

棚卸資産等の圧縮

適度な⼿元流動性の維持

D/Eレシオ 0.3有利⼦負債/EBITDA倍率 1.0倍

総資産 9,494 億円

10.4%

12%+

現⾦性資産・在庫

固定資産 自己資本

> WACC 4% > WACC 4%

有利⼦負債

37

株主還元⽅針の変更

直接的な利益還元と中⻑期的な株価上昇による「株式トータルリターンの実現」

*DOE(自己資本配当率)=年間配当総額÷自己資本

連結業績

フリーキャッシュ・フロー DOE*2.5%以上を目安とした

⻑期安定・継続増配

2018年度配当予定 年間40円へ増配

■ 1株あたり年間配当⾦(円)

20 20 20

27.5030

2015/3 2015/12 2016/12 2017/12 (期初)

40

2018/12(予定)

株主優待の拡充

株主のみなさまからのご意⾒・ご要望を踏まえ、2019年より優待制度を拡充

① 前年と当年の12月末時点で当社株式を

100株以上1,000株未満ご所有

② 上記の2つの時点でいずれも当社株式を1,000株以上ご所有

上記区分による 当社商品選択制

39

NEW!

40

2030年に向けたアスピレーション

売上高 2兆円、営業利益 3,000億円 プレステージ化粧品市場 世界3位以内 日本・アジア市場 1位

当資料の記載内容のうち、歴史的事実でないものは、資生堂の将来に関する⾒通しおよび計画に基づいた将来予測です。これらの将来予測には、リスクや不確定な要素などの要因が含まれており、実際の成果や業績などは、記載の⾒通しとは異なる可能性があります。

42