linked open dataで実現する作文活動リポジトリと分析

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Linked Open Dataで実現する 作文活動リポジトリと分析 山口琢(公立はこだて未来大学大学院 LODチャレンジ2014実行委員 北海道支部長)、 大場みち子(はこだて未来大学)、高橋慈子(ハーティネス)、 小林龍生(スコレックス)、高橋修(はこだて未来大学) v1 2014-11-20 http://www.slideshare.net/yamahige 1 2014-11-20、SWO研究会 Taku Yamaguchi, Future University Hakodate

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2014-11-20、第34回セマンティックウェブとオントロジー研究会 山口琢(公立はこだて未来大学、LODチャレンジ2014実行委員 北海道支部長),大場みち子(公立はこだて未来大学),高橋慈子(ハーティネス),小林龍生(スコレックス),高橋修(公立はこだて未来大学) 2014-11-20 11:33 v1 発表版 2014-11-20 04:30 v0.9 事前版

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Page 1: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

Linked Open Dataで実現する 作文活動リポジトリと分析

山口琢(公立はこだて未来大学大学院 LODチャレンジ2014実行委員 北海道支部長)、

大場みち子(はこだて未来大学)、高橋慈子(ハーティネス)、小林龍生(スコレックス)、高橋修(はこだて未来大学)

v1 2014-11-20

http://www.slideshare.net/yamahige 1 2014-11-20、SWO研究会 Taku Yamaguchi, Future University Hakodate

Page 2: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

アジェンダ

•  作文活動の分析

•  open dataとopen science

•  linked open data

•  ディスカッション

2014-11-20、SWO研究会 Taku Yamaguchi, Future University Hakodate 2

Page 3: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

作文活動の分析

2014-11-20、SWO研究会 Taku Yamaguchi, Future University Hakodate 3

Page 4: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

デモ

2014-11-20、SWO研究会 Taku Yamaguchi, Future University Hakodate 4

アプリ

分析

トピック・ライター  

Page 5: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

2014-11-20、SWO研究会 Taku Yamaguchi, Future University Hakodate 5

アプリ  [3]

測定  [1]

分析 業務・学習  [2]

測定  データ  

•  文書作成演習  •  自己紹介書  •  仕様書レビュー  •  …

研究の中心、起点  ↓  

測定データの設計

ワークシート      

[1] どのようなデータが [2] 業務や学習の役に立って [3] かつ、データ取得可能か? データ設計から入るデータ分析

Page 6: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

相互運用性:業務・学習の比較

2014-11-20、SWO研究会 Taku Yamaguchi, Future University Hakodate 6

アプリ

測定

分析 業務・学習

測定  データ

○○大学  •  文書作成演習  •  自己紹介書  …

○○製作所  •  マニュアル  •  仕様書  •  …

○○商会  •  契約書  •  …

ワークシート      

Page 7: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

相互運用性:アプリの比較

2014-11-20、SWO研究会 Taku Yamaguchi, Future University Hakodate 7

アプリ

測定

分析 業務・学習

測定  データ

•  文書作成演習  •  自己紹介書  •  仕様書レビュー  •  …

x                                            x                                          x                  x                                          x  

Page 8: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

OPEN DATAとOPEN SCIENCE

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Page 9: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

why open data?

多種多様な作文活動を集めたい、比較したい 2014-11-20、SWO研究会 Taku Yamaguchi, Future University Hakodate 9

測定  データ

○○大学  •  文書作成演習  •  自己紹介書  …

○○製作所  •  マニュアル  •  仕様書  •  …

○○商会  •  契約書  •  …

ワークシート      

x                                            x                                          x                  x                                          x  

Page 10: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

課題

•  匿名、機密文書、… – ひとに見せられない文章も分析対象に

– ラブレター、条約、社外秘、… ↑どれも重要度が高い、本気の文章

•  有益な分析 – 書いた文字を見ずに文章分析が成立するか?

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Page 11: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

アプローチ

•  編集操作の分析 – 作文(活動・行為)分析 vs.テキスト分析

•  マトリックス型編集モデルの導入

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Page 12: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

例: 共起関係の分析

•  編集操作の分析 – 編集操作の共起

– 共起のlocation: 時刻

•  マトリックス型編集モデルの導入 – 共起のlocationの追加: マトリックス

– 同じマトリックス、同じ行・列・セル 2014-11-20、SWO研究会 Taku Yamaguchi, Future University Hakodate 12

Page 13: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

メリット: 文字取得の要否

従来 – 文字列が、文字列中(location)で共起 ⇒ 分析するために文字列が必要

提案手法 – 既定の編集操作が、時刻で共起 – 既定の編集操作が、マトリックス・行・列・セルで共起

⇒ 文字列は不要 2014-11-20、SWO研究会 Taku Yamaguchi, Future University Hakodate 13

Page 14: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

分析的観点 •  時間的に近くで編集されている複数の部分同士は、書き手にとって互いに関係が深い、と考えられる。 [1]

↓ 指導的・管理的観点 •  互いに関係が深くあるべき複数の部分同士は、時間的に近くで編集すべし。 [2]

↓ アプリ・ワークシート •  それを促すようなワークシートやアプリが好ましい。 [3]

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Page 15: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

2014-11-20、SWO研究会 Taku Yamaguchi, Future University Hakodate 15

アプリ

測定

分析 業務・学習

時間的に近くで編集されている複数の部分同士は、書き手にとって互いに関係が深い  [1]

互いに関係が深くあるべき複数の部分同士は、時間的に近くで編集すべし  [2]

それを促すようなワークシートやアプリが好ましい  [3]

検証

スタート

Page 16: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

open science

データ設計駆動の研究

誰か何か見つけてください。

参加してください、 データもシェアしましょう。

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Page 17: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

LINKED OPEN DATA

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Page 18: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

個々の作文において、既定の編集操作が、個別のマトリックス・行・列・セルで共起

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Page 19: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

→ linked data 作文をまたがって、既定の編集操作が、同じマトリックス・行・列・セルで共起

2014-11-20、SWO研究会 Taku Yamaguchi, Future University Hakodate 19

Page 20: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

→ linked open data 作文をまたがって、既定の編集操作が、同じオープンなマトリックス・行・列・セルで共起

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Page 21: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

まとめ

•  デモ: 作文活動の分析

•  open dataとopen science – 操作の分析とマトリックス型モデル

– 共起のlocation: 時刻、マトリックス

•  linked open data – openなワークシートdataへのlink

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Page 22: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

今後

課題山積み

•  例: データの公開 – 具体的なデータ形式

– エンドポイント: 取得、登録

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Page 23: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

研究の広がり

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アプリ

測定

分析 業務・学習

測定  データ  

アプリの違い→傾向の違い?  •  デザイン(UI/UX)の違い  •  スマホ版、タブレット版  •  新しいアプリ  vs.  既存のアプリ&エクスポート  

分析  •  手法  •  グラフィック、  ビジュアル  

実装  •  リアルタイム化、ストリーミング  •  大規模化:10個→100万個の作文  

他のモデル  

知的活動  • システム開発、  防災情報発信、  地域歴史資産活用、  生涯学習、  ドキュメント・レビュー  作曲、読書、イラスト、…  

ワークシート      

ワークシートの違い  →傾向の違い?  

システム全体構成  •  セキュリティ、機密保護  •  疎結合、Linked  Open  Data  

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ディスカッション

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Page 25: Linked Open Dataで実現する作文活動リポジトリと分析

•  linked open dataは設計上の選択、帰結 –  linked open dataに採用たどり着く要件や 非機能要件

•  操作によるオントロジー – 作文操作、読書操作、編集・校正・レビュー、…

•  open化と編集操作 – どこまで没個性か?

•  パスワード入力キーストロークによる認証の研究

– 編集操作パターンはノウハウか? 2014-11-20、SWO研究会 Taku Yamaguchi, Future University Hakodate 25