microsoft windows 版および unix sas supplier relationship ......1 microsoft®...

26
1 Microsoft ® Windows ® 版および UNIX ® SAS ® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド SAS Supplier Relationship Management 2.3 (以降、SRM 2.3 とします)には、次の 5 つのサーバー コンポーネントが含まれます。 SRM Server SRM Spend Analysis 2.3 SRM Ranking 2.3 SRM MetaManager(評価版) Information Delivery Portal(任意) また、次の 2 つのクライアントコンポーネントが含まれます。 SRM Administrator SRM Reporting これらのサーバー/クライアントコンポーネントをインストールする前に、本書の対応する各章を参 照してください。また、クライアントコンポーネントをインストールする前にサーバーコンポーネ ントをインストールしてください。

Upload: others

Post on 20-Jan-2021

6 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

1

Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3

インストールガイド

SAS Supplier Relationship Management 2.3(以降、SRM 2.3 とします)には、次の 5 つのサーバー

コンポーネントが含まれます。

SRM Server SRM Spend Analysis 2.3 SRM Ranking 2.3 SRM MetaManager(評価版) Information Delivery Portal(任意)

また、次の 2 つのクライアントコンポーネントが含まれます。

SRM Administrator SRM Reporting

これらのサーバー/クライアントコンポーネントをインストールする前に、本書の対応する各章を参

照してください。また、クライアントコンポーネントをインストールする前にサーバーコンポーネ

ントをインストールしてください。

Page 2: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

2

SRM Server のインストール

SRM Server は、SRM 2.3 の根幹となるコンポーネントです。SRM 2.3 の他のコンポーネントを実

行するには、SRM Server が必須となります。SRM Server をインストールした後に、他のコンポー

ネントのインストールと設定作業を行ってください。 SRM Server は、SAS 8.2 をインストールすることで利用可能となります。 SAS 8.2 のインストールは、システム管理者権限が必要です。SRM Server は Windows プラットフ

ォームにも UNIX プラットフォームにもインストールすることができます。 SRM 2.3 でデータやレポートを PDF 形式でエクスポートする場合には、SAS 8.2 に対して次の修正

ファイル(HotFix)の適用が必要となります。

• 82BA54 • 82BB12 • 82BB61

HotFix は SAS 社 Web サイトの、次の URL より入手することができます。

http://ftp.sas.com/techsup/download/hotfix/hotfix.html

新の HotFix 情報については、テクニカルサポートにお問い合わせください。

Page 3: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

3

テンプレートデータのインストール

SRM 2.3 の各コンポーネントで利用されるデータの参照用として、SRM 2.3 の CD にある

「TemplateData」フォルダに各データが用意されています。 同フォルダを、SRM Server より参照可能なフォルダにコピーします。ここでは、「c:¥TemplateData」フォルダにコピーするものとします。 Windows 環境の場合、次の例のように Xcopy コマンドでコピーすることをお勧めします。

Xcopy d:¥TemplateData¥*.* c:¥TemplateData /e

もし、ドラッグ&ドロップやコピー&ペーストでコピーした場合、コピーされたフォルダやデータは

読み取り専用となります。アプリケーションから自動的に追加や更新されるデータもあるため、コ

ピー後に書き込み可能な属性に変更してください。 注意:CD からコピーされるフォルダには、ファイルが含まれないフォルダもあります。/e オプシ

ョン付きの Xcopy コマンドは空のフォルダも確実にコピーします。Xcopy コマンドの第 2 引

数に指定したフォルダが存在しない場合、指定したものがファイル名なのか、フォルダ名な

のかを問われます。その場合にはフォルダ名を表わす[D]を指定して Enter キーを押下しま

す。

「TemplateData」フォルダにある各テンプレートデータは、Windows 版 SAS 8.2 のデータ

形式で格納されています。これらのテンプレートデータを UNIX 版 SAS 8.2 の環境で使用す

る場合には、データ形式を変換する必要があります。一つの方法として、Windows 版 SAS 8.2で CPORT プロシジャを使用して各データを移送ファイルに変換し、その移送ファイルを

UNIX 版 SAS 8.2 で CIMPORT プロシジャを使用して復元する方法があります。

Page 4: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

4

SRM Spend Analysis 2.3 のインストール

SRM Spend Analysis 2.3 は、SRM 2.3 のインストール CD に含まれています。インストールを完了

するためには、正しく設定された Web サーバーとサーブレットエンジンにアクセスできる環境であ

ることが必要です。また、利用環境に応じて IOM オブジェクトスポーナと LDAP サーバーの設定も

必要となります。環境設定を適切に行うためには、次の事項に関する知識が必要です。

• SAS Integration Technologies(IOM オブジェクトスポーナ) • LDAP • クライアントアプリケーションサーバー(または、Web サーバーとサーブレットコンテナ) • SRM Spend Analysis 2.3 • 一般的な Web アプリケーション

詳細は『システム必要条件』を参照してください。 サーブレットコンテナを用意しておらず、また SRM Spend Analysis 2.3 をシステム管理された環境

下で稼動させたい場合は、Tomcat サーブレットコンテナのバージョン 3.2.x の導入をお勧めします。

Tomcat サーブレットコンテナは Apache Jakarta Project の Web ページ

http://jakarta.apache.org/site/binindex.html

から入手することができます。Tomcat は SRM 2.3 のシステム必要条件を満たしているフリーの

Java サーブレットコンテナです。『システム必要条件』には、他の利用可能なサーブレットコンテ

ナについても記載しています。また、SAS Integration Technologies(IOM オブジェクトスポーナ)

についての詳細情報は、SAS 社の Web サイト

http://www.sas.com/rnd/itech/doc/admin/sp_start/index.html

を参照してください。 サーブレットコンテナ、IOM オブジェクトスポーナの利用環境が整いましたら、以下のステップに

従って SRM Spend Analysis 2.3 のインストールを行います。 Step 1 インストールロケーションの作成 Step 2 環境設定 Step 3 起動 注意:以降のステップでは、Windows 環境でのインストールについて記されています。UNIX 環境

にインストールする場合は、「フォルダ」を「ディレクトリ」に読み替えてください。イン

ストール例の中には、UNIX 環境においては不適当なディレクトリ名などが含まれています。

その場合には、適切な名称に読み替えて、作業を進めてください。

Page 5: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

5

Step 1 インストールロケーションの作成

SRM 2.3 のインストール CD にある「SRM_Webapps¥SpendAnalysis」フォルダを、Web サーバー

/サーブレットエンジンより参照可能なフォルダ、あるいはエイリアスが設定されているフォルダに

コピーします(サーブレットエンジンの設定方法については「Step 2 環境設定」を参照してくださ

い)。ここでは、SRM_Webapps フォルダにコピーするものとします。 Windows 環境の場合、次の例のように Xcopy コマンドでコピーすることをお勧めします。

Xcopy d:¥SRM_Webapps¥SpendAnalysis¥*.* c:¥SRM_Webapps¥SpendAnalysis /e

もし、ドラッグ&ドロップやコピー&ペーストでフォルダをコピーした場合、コピーされたファイル

は読み取り専用となります。アプリケーションによって自動的に更新されるファイルもあるため、

コピー後に書き込み可能な属性に変更してください。 注意:CD からコピーされるフォルダには、ファイルが含まれないフォルダもあります。/e オプシ

ョン付きの Xcopy コマンドは空のフォルダも確実にコピーします。Xcopy コマンドの第 2 引

数に指定したフォルダが存在しない場合、指定したものがファイル名なのか、フォルダ名な

のかを問われます。その場合にはフォルダ名を表わす[D]を指定して Enter キーを押下しま

す。

SpendAnalysis フォルダの内容 SpendAnalysis フォルダには、SRM Spend Analysis 2.3 を Web アプリケーションとして実行する

ために必要な、以下の 6 つのフォルダがコピーされます。

• help • images • jsp • temp • includes • WEB-INF

注意:UNIX 環境の場合、コピーの終了後に「WEB-INF」ディレクトリが大文字であることを確認

してください。もし大文字でない場合は、大文字にディレクトリ名を変更してください。

Step 2 環境設定 ファイルをコピーした後、SRM Spend Analysis 2.3 の環境設定を行います。 まず、SpendAnalysis¥WEB-INF フォルダにある PV.properties ファイルに対して、以下の変更を行

います(以下に示されていない部分については、必要な場合のみ修正してください)。

Page 6: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

6

IOM Settings:

Libname.PV 少なくとも nway と呼ばれるデータを含む、要約データの保存場所を指定します。 [ 例 ] Libname.PV='c:/TemplateData/SRM Spend Analysis – TemplateData/

Data';

Libname.PVMeta 要約データのうち、参照可能なデータは何か、どのように表示するかなどを記述した、メ

タデータの保存場所を指定します。 [ 例 ] Libname.PVMeta='c:/TemplateData/SRM Spend Analysis – TemplateData/

Metadata';

Libname.Library メタデータで使用されるユーザー定義フォーマットの保存場所を指定します。 [ 例 ] Libname.Library='c:/TemplateData/SRM Spend Analysis –

TemplateData/Formats';

Libname.PVTrans SRM Spend Analysis 2.3 で使用される TRANS フォルダを指定します。TRANS フォルダ

は、SAS/SHARE サーバーによってデータの同時更新が可能なように設定します。

SERVER=オプションを使用し、SAS/SHARE サーバーを介した TRANS フォルダへのア

クセスを指定します。 [ 例 ] Libname.PVTrans='c:/TemplateData/SRM Spend Analysis –

TemplateData/Trans' server=SAS/SHAREサーバーホスト名.サービス名;

Libname.PVDetail 詳細データの保存場所を指定します。 [ 例 ] Libname.PVDetail='c:/TemplateData/SRM Spend Analysis –

TemplateData/Data/Details';

Libname.PVSecurity セキュリティデータの保存場所を指定します。 [ 例 ] Libname.PVSecurity='c:/TemplateData/SRM Spend Analysis –

TemplateData/Security';

Allow Settings: Allow Settings での設定値は、すべて 0 か 1 になります。0 を設定すると SRM Spend Analysis 2.3のインターフェースより機能アイコンが削除され、機能を実行することができなくなります。以下

に示されていない設定値については、修正を行わないようご注意ください。

Publish.Allow SRM Spend Analysis 2.3 コンテンツの発行の可否を設定します。

Rank.Allow SRM Ranking 2.3 へのデータのエクスポート可否を設定します。

Page 7: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

7

Optimize.Allow SRM Optimization へのデータのエクスポート可否を設定します(このバージョンでは動作

しません)。

Export.Allow SRM Spend Analysis 2.3 コンテンツのエクスポートの可否を設定します。

Graph.Allow SRM Spend Analysis 2.3 コンテンツのグラフ表示の可否を設定します。

Find.Allow ビューアで、検索機能の利用可否を設定します。

ReachThru.Allow リーチスルー機能(詳細データへのクエリー機能)の利用可否を設定します。

LDAP Settings:

URL LDAP サーバーの URL を指定します。 [ 例 ] LDAP.URL=ldap://machine:389

BaseContext ベースコンテキストを指定します。 [ 例 ] LDAP.BaseContext=o=SAS Institute,c=US

SearchContext サーチコンテキストを指定します。 [ 例 ] LDAP.SearchContext=cn=SAS,o=SAS Institute,c=US

BindName バインド名を指定します。 [ 例 ] LDAP.BindName=cn=Portal User,ou=People,o=SAS Institute,c=US

BindPW バインド時のパスワードを指定します。 [ 例 ] LDAP.BindPW=portal1

Factory コンテキスト生成時に使用する Java クラスを指定します。 [ 例 ] LDAP.Factory=com.sun.jndi.ldap.LdapCtxFactory

Misc Settings:

DocBase SRM Spend Analysis 2.3 が展開される Web サーバーのエイリアスを指定します。 [ 例 ] DocBase=/SA/

Page 8: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

8

Root.URL SRM Spend Analysis 2.3 が構築されている URL を指定します。 [ 例 ] Root.URL=http://mywebserver:8080/SA/

Startup.URL SRM Spend Analysis 2.3 を起動する際の URL を指定します。もし、SA というエイリアス

で参照される場所にインストールした場合は、URL のサフィックスは

/SA/jsp/SpendAnalysis となります。 [ 例 ] Startup.URL=http://mywebserver:8080/SA/jsp/ProcurementVision

Logoff.URL ログオフ時の URL を指定します。標準では、ログオフ時にウィンドウをクローズします。 [ 例 ] Logoff.URL=javascript:window.close()

Password.MinimumLength パスワードの 小長を指定します。デフォルト値として 6 が設定されています。 [ 例 ] Password.MinimumLength=6

Password.MaximumLength パスワードの 大長を指定します。デフォルト値として 20 が設定されています。 [ 例 ] Password.MaximumLength=20

Username.MinimumLength ユーザー名の 小長を指定します。デフォルト値として 3 が設定されています。 [ 例 ] Username.MinimumLength=3

Username.MaximumLength ユーザー名の 大長を指定します。デフォルト値として 20 が設定されています。 [ 例 ] Username.MaximumLength=20

SRM Spend Analysis 2.3 から SRM Ranking 2.3 を呼び出したい場合は、「Plug-in information」以

降の行について変更を行います(変更は SRM Ranking 2.3 のインストール内容に準じて行ってくだ

さい)。

SPR.PhysicalPath=c:¥¥SRM_Webapps¥¥Ranking¥¥ SPR.PVActionPlugin=http://mywebserver:8080/Ranking/jsp/Plugins/PVAction.jsp

変更が完了したら、PV.Properties ファイルを上書きして保存します。 次に SpendAnalysis¥WEB-INF フォルダにある serverpool.xml ファイルに対して、以下の変更を行

います。必要に応じて、1 つ以上の SRM Server(SAS サーバー)を定義することも可能です。 次のタグの設定内容を、お使いの環境に合わせて変更してください。

Page 9: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

9

<host> SRM Server のホスト名

<port> SRM Server によって使用されるポート番号

<userName> SRM Server で SAS セッションを起動する際のユーザーID

<password> 上記ユーザーID に対応するパスワード

<sasMaxPerWorkspacePool> サーバーで実行される 大 SAS セッション数

[ 変更例 ]

<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?> <server-pool> <minimum-available>0</minimum-available> <minimum-size>0</minimum-size> <sas-server> <host>SRMserver</host> <port>5310</port> <userName>NTdomain¥srmuser</userName> <password>srmuser1</password> <sasMaxPerWorkspacePool>30</sasMaxPerWorkspacePool> <debugLevel>0</debugLevel> <sasRecycleActivationLimit>2</sasRecycleActivationLimit> </sas-server> </server-pool>

変更が完了したら、serverpool.xml ファイルを上書きして保存します。 次に SpendAnalysis¥WEB-INF フォルダにある web.xml ファイルに対して、以下の変更を行います。 PVLogin セクションと PVStartup セクションの<parm-value>の設定値を、Step 1 でファイルをコピ

ーしたフォルダに従って変更します。 [ 変更例 ]

<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?> <!DOCTYPE web-app PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Web Application 2.2//EN" "http://java.sun.com/j2ee/dtds/web-app_2_2.dtd"> <web-app> <servlet> <servlet-name>PVLogin</servlet-name> <servlet-class>com.sas.srm.pv.servlets.PVDialogLogin </servlet-class>

Page 10: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

10

<init-param> <param-name>ConfigPath</param-name> <param-value>c:¥SRM_Webapps¥SpendAnalysis¥</param-value> </init-param> <load-on-startup>1</load-on-startup> </servlet> <servlet> <servlet-name>PVStartup</servlet-name> <servlet-class>com.sas.srm.pv.servlets.PVStartup</servlet-class> <init-param> <param-name>ConfigPath</param-name> <param-value> c:¥SRM_Webapps¥SpendAnalysis¥</param-value> </init-param> <load-on-startup>1</load-on-startup> </servlet>

・・・ 以下、省略 ・・・ 変更が完了したら、web.xml ファイルを上書きして保存します。

サーブレットエンジンの設定

後にサーブレットコンテナの設定を行います。 ここでは Tomcat を例に説明します。その他のサーブレットコンテナをお使いの場合は、それぞれ

のソフトウェアの環境設定を参照してください。 サーブレットに Web アプリケーションを追加します。Tomcat の場合、インストールフォルダ下の

conf フォルダにある server.xml ファイルの<!-- === Special webapps === -->以降に新しく追加しま

す。 [ 追加例 ]

<Context path="/SA" docBase="c:/SRM_Webapps/SpendAnalysis" debug="0" reloadable="false" trusted="false" >

</Context>

変更が完了したら、server.xml ファイルを上書きして保存します。Tomcat を起動していた場合は、

再起動が必要です。

Step 3 起動 1. SRM Server マシン上で、SAS/SHARE サーバーを起動します。

以下は、Windows 環境で SAS/SHARE サーバーを起動するためのバッチファイル

(startShare.bat)の例です。

Page 11: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

11

[ バッチファイル例(startShare.bat) ] "C:¥Program Files¥SAS Institute¥SAS¥V8¥nls¥ja¥sas.exe" -sysin "C:¥SRM_StartupScripts¥start_SRMShare.sas" -noterminal -nosplash -icon

次は上記のバッチファイルで使用されている SAS プログラム(start_SRMShare.sas)の例で

す。 [ SAS プログラム例(start_SRMShare.sas) ]

options comamid=tcp ; proc server server=srmshr1 authenticate=optional ; run ;

注意:SAS/SHARE についての詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

2. SRM Server マシン上で、IOM オブジェクトスポーナを起動します。 以下は、Windows 環境で IOM オブジェクトスポーナを起動するためのバッチファイル

(startSpawner.bat)の例です。 [ バッチファイル例(startSpawner.bat) ]

C: CD C:¥Program Files¥SAS Institute¥SAS¥V8¥inttech¥sasexe objspawn.exe -configFile "C:¥SRM_Webapps¥srmserv.cfg" -noSecurity

次は上記のバッチファイルで使用されている環境設定ファイル(srmserv.cfg)の例です。 [ 環境設定ファイル例(srmserv.cfg) ]

# ## Define a Simple Object Spawner Daemon to run on our ## localhost machine. # dn: sasSpawnercn=Simple objectClass: sasSpawner sasMachineDNSName: localhost sasSpawnercn: Simple sasOperatorPort: 5309 description: Example spawner executing on our localhost machine # ## SimpleServer only handles clear text connections # dn: sasServercn=SimpleServer objectClass: sasServer sasServercn: SimpleServer sasCommand: C:¥Program Files¥SAS Institute¥SAS¥V8¥nls¥ja¥sas sasMachineDNSName: localhost sasPort: 5310

Page 12: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

12

sasProtocol: bridge description: Example server that does not handle encrypted connections

注意:UNIX 環境の場合、上記の「sasCommand」にフルパスを含む SAS の起動コマンドを記

述してください。 UNIX 環境では、以下のコマンドを実行して IOM オブジェクトスポーナを起動します。

「!SASROOT」の部分を、SAS 8.2 を導入したディレクトリに置き換えてください。

$ !SASROOT/utilities/bin/objspawn –config /spendAnalysis/srmserv.cfg

3. SRM Spend Analysis 2.3 からチャネルへの発行が許可されている場合、適切なマシン上で

LDAP サーバーを起動します。以下は Windows 環境で LDAP サーバーを起動するバッチファイ

ルの例です。

net start slapd-mktsrm1

UNIX 環境でご利用の場合は、お使いの LDAP サーバーのドキュメントを参照してください。

4. Web サーバー/コンテナを起動します(もし起動中であれば、再起動します)。以下は Windows環境で Tomcat を起動するバッチファイル(startTomcat.bat)の例です。 [ Tomcat 起動バッチファイル例(startTomcat.bat) ]

SET TOMCAT_HOME=C:¥jakarta-tomcat-3.2.3 SET JAVA_HOME=C:¥jdk1.3.0_01 @echo off rem $Id: startup.bat,v 1.7.4.1 2000/09/04 21:18:05 larryi Exp $ rem Startup batch file for tomcat servner. rem This batch file written and tested under Windows NT rem Improvements to this file are welcome if not "%TOMCAT_HOME%" == "" goto start SET TOMCAT_HOME=. if exist "%TOMCAT_HOME%¥bin¥tomcat.bat" goto start SET TOMCAT_HOME=.. if exist "%TOMCAT_HOME%¥bin¥tomcat.bat" goto start SET TOMCAT_HOME= echo Unable to determine the value of TOMCAT_HOME. goto eof :start

Page 13: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

13

call "%TOMCAT_HOME%¥bin¥tomcat" start %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9 :eof

注意:TOMCAT_HOME と JAVA_HOME の値は、お使いの環境に準じて変更してください。

5. Web ブラウザで URL を指定して、SRM Spend Analysis を起動します。 [ 例 ]

http://mywebserver:8080/SA/jsp/ProcurementVision

注意:テンプレートデータを使用した場合、ログオン時のユーザー名とパスワードは共に

「Admin」となります。

Page 14: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

14

SRM Ranking 2.3 のインストール

Step 1 インストールロケーションの作成 SRM 2.3 のインストール CD にある「SRM_Webapps¥Ranking」フォルダを、SRM Spend Analysis 2.3 のインストール時(Step 1)に作成した SRM_Webapps フォルダにコピーします。 Windows 環境の場合、次の例のように Xcopy コマンドでコピーすることをお勧めします。

Xcopy d:¥SRM_Webapps¥Ranking¥*.* c:¥SRM_Webapps¥Ranking /e

もし、ドラッグ&ドロップやコピー&ペーストでフォルダをコピーした場合、コピーされたファイル

は読み取り専用となります。アプリケーションによって自動的に更新されるファイルもあるため、

コピー後に書き込み可能な属性に変更してください。 注意:CD からコピーされるフォルダには、ファイルが含まれないフォルダもあります。/e オプシ

ョン付きの Xcopy コマンドは空のフォルダも確実にコピーします。Xcopy コマンドの第 2 引

数に指定したフォルダが存在しない場合、指定したものがファイル名なのか、フォルダ名な

のかを問われます。その場合にはフォルダ名を表わす[D]を指定して Enter キーを押下しま

す。

Ranking フォルダの内容 Ranking フォルダには、SRM Ranking 2.3 を Web アプリケーションとして実行するために必要な、

以下の 6 つのフォルダがコピーされます。

• help • images • jsp • temp • includes • WEB-INF

注意:UNIX 環境の場合、コピーの終了後に「WEB-INF」ディレクトリが大文字であることを確認

してください。もし大文字でない場合は、大文字にディレクトリ名を変更してください。

Step 2 環境設定 ファイルをコピーした後、SRM Ranking 2.3 の環境設定を行います。 まず、Ranking¥Web-Inf フォルダにある SPR.properties ファイルに対して、以下の変更を行います

(以下に示されていない部分については、必要な場合にのみ、修正してください)。

Page 15: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

15

IOM Settings:

SAS.Command SAS の起動時オプションや SRM 2.3 の処理が実行される前に処理したい SAS ステートメ

ントを指定します。 [ 例 ] options nofmterr; libname.library 'c:/TemplateData/SRM Spend

Analysis – TemplateData/Formats';

Libname.sprtrans SRM Ranking 2.3 で使用される TRANS フォルダを指定します。TRANS フォルダは、

SAS/SHARE サーバーによってデータの同時更新が可能なように設定します。SERVER=オプションを使用し、SAS/SHARE サーバーを介した TRANS フォルダへのアクセスを指

定します。 [ 例 ] Libname.sprtrans='c:/TemplateData/SRM Ranking – TemplateData/

Trans' server=SAS/SHAREサーバーホスト名.サービス名;

Libname.goals SRM Ranking 2.3 で使用される GOALS フォルダを指定します。 [ 例 ] Libname.goals='c:/TemplateData/SRM Ranking – TemplateData/Goals';

Libname.results SRM Ranking 2.3 で使用される RESULTS フォルダを指定します。 [ 例 ] Libname.results='c:/TemplateData/SRM Ranking – TemplateData/Results';

Libname.packets SRM Ranking 2.3 で使用される DATAPACKETS フォルダを指定します。 [ 例 ] Libname.packets='c:/TemplateData/SRM Ranking – TemplateData/

Datapackets';

Libname.sprmacro SRM Ranking 2.3 で使用される MACROS フォルダを指定します。 [ 例 ] Libname.sprmacro='c:/TemplateData/SRM Ranking – TemplateData/

Macros' access=readonly;

Libname.sprsec セキュリティデータの保存場所を指定します。もし既に SRM Spend Analysis 2.3 を導入

している場合は、同じフォルダを指定することができます。 [ 例 ] Libname.sprsec='c:/TemplateData/SRM Spend Analysis – TemplateData/Security';

Libname.sprmeta メタデータの保存場所を指定します。 [ 例 ] Libname.sprmeta='c:/TemplateData/SRM Ranking – TemplateData/Metadata';

SASAutos.path MACROS フォルダを指定します(引用符で囲んだり、セミコロンで終了したりしないこ

とにご注意ください)。 [ 例 ] SASAutos.path=c:/TemplateData/SRM Ranking – TemplateData/Macros

Page 16: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

16

Import.DataPacketLocation INCOMING フォルダを指定します(引用符で囲んだり、セミコロンで終了したりしないこ

とにご注意ください。また、¥の代わりに¥¥を使用してください)。 [ 例 ] Import.DataPacketLocation= c:¥¥TemplateData¥¥SRM Ranking –

TemplateData¥¥Incoming¥¥

Misc Settings:

DocBase SRM Ranking 2.3 が展開される Web サーバーのエイリアスを指定します。 [ 例 ] DocBase=/Ranking/

Root.URL SRM Ranking 2.3 が構築されている URL を指定します。 [ 例 ] Root.URL=http://mywebserver:8080/Ranking/

Startup.URL SRM Ranking 2.3 を起動する際の URL を指定します。もし、SA というエイリアスで参照

される場所にインストールした場合は、URL のサフィックスは

/Ranking/jsp/SpendAnalysis となります。 [ 例 ] Startup.URL=http://mywebserver:8080/Ranking/jsp/ProcurementRanking

Logoff.URL ログオフ時の URL を指定します。標準では、ログオフ時にウィンドウをクローズします。 [ 例 ] Logoff.URL=javascript:window.close()

変更が完了したら、SPR.properties ファイルを上書きして保存します。 次にRanking¥WEB-INFフォルダにあるserverpool.xmlファイルに対して、以下の変更を行います。

必要に応じて、1 つ以上の SRM Server(SAS サーバー)を定義することも可能です。 次のタグの設定内容を、お使いの環境に合わせて変更してください。

<host> SRM Server のホスト名

<port> SRM Server によって使用されるポート番号

<userName> SRM Server で SAS セッションを起動する際のユーザーID

<password> 上記ユーザーID に対応するパスワード

<sasMaxPerWorkspacePool> サーバーで実行される 大 SAS セッション数

Page 17: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

17

[ 変更例 ]

<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?> <server-pool> <minimum-available>0</minimum-available> <minimum-size>0</minimum-size> <sas-server> <host>SRMserver</host> <port>5310</port> <userName>NTdomain¥srmuser</userName> <password>srmuser1</password> <sasMaxPerWorkspacePool>30</sasMaxPerWorkspacePool> <debugLevel>0</debugLevel> <sasRecycleActivationLimit>2</sasRecycleActivationLimit> </sas-server> </server-pool>

変更が完了したら、serverpool.xml ファイルを上書きして保存します。 次に Ranking¥WEB-INF フォルダにある web.xml ファイルに対して、以下の変更を行います。 SPRLogin セクションと SPRController セクションの<parm-value>の設定値を、Step 1 でファイル

をコピーしたフォルダに従って変更します。 [ 変更例 ]

<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?> <!DOCTYPE web-app PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Web Application 2.2//EN" "http://java.sun.com/j2ee/dtds/web-app_2_2.dtd"> <web-app> <servlet> <servlet-name>SPRLogin</servlet-name> <servlet-class>com.sas.srm.spr.servlets.SPRLogin</servlet-class> <init-param> <param-name>ConfigPath</param-name> <param-value>c:¥SRM_Webapps¥Ranking¥</param-value> </init-param> <load-on-startup>1</load-on-startup> </servlet> <servlet> <servlet-name>SPRController</servlet-name> <servlet-class>com.sas.srm.spr.servlets.SPRController </servlet-class> <init-param> <param-name>ConfigPath</param-name> <param-value>c:¥SRM_Webapps¥Ranking¥</param-value> </init-param>

Page 18: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

18

<load-on-startup>1</load-on-startup> </servlet>

・・・ 以下、省略 ・・・

変更が完了したら、web.xml ファイルを上書きして保存します。

Spend Analysis 2.3 の PV.Properties ファイルにある SRM Ranking 2.3 固有のプロパティの変更 SRM Ranking 2.3 を SRM Spend Analysis 2.3 から呼び出したい場合は、SpendAnalysis¥WEB-INFフォルダにある PV.Properties ファイルの「Plug-in information」以降の行について変更を行います

(変更はここまでの SRM Ranking 2.3 のインストール内容に準じて行ってください。また、SRM Spend Analysis ".3 のインストールで変更済みの場合は、この作業は不要です)。

SPR.PhysicalPath=c:¥¥SRM_Webapps¥¥Ranking¥¥ SPR.PVActionPlugin=http://mywebserver:8080/Ranking/jsp/Plugins/PVAction.jsp

変更が完了したら、PV.Properties ファイルを上書きして保存します。

サーブレットエンジンの設定

後にサーブレットコンテナの設定を行います。 ここでは Tomcat を例に説明します。その他のサーブレットコンテナをお使いの場合は、それぞれ

のソフトウェアの環境設定を参照してください。 サーブレットに Web アプリケーションを追加します。Tomcat の場合、インストールフォルダ下の

conf フォルダにある server.xml ファイルの<!-- === Special webapps === -->以降に新しく追加しま

す。 [ 追加例 ]

<Context path="/Ranking" docBase="c:/SRM_Webapps/Ranking" debug="0" reloadable="false" trusted="false" >

</Context>

変更が完了したら、server.xml ファイルを上書きして保存します。Tomcat を起動していた場合は、

再起動が必要です。

Step 3 起動 SRM Ranking 2.3 を起動するには、次の 2 つの方法があります。 1. SRM Spend Analysis 2.3 のビューアから、ツールバーの アイコンをクリックします。

Page 19: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

19

注意:このアイコンを表示させるには、PV.Properties ファイルの Rank.Allow の設定値を 1 に

します。

2. SRM Spend Analysis 2.3 と同様の手順で起動します。

• SAS/SHARE サーバーを起動します。 • IOM オブジェクトスポーナを起動します。 • Web サーバー/コンテナを起動します。 • Web ブラウザでは、次の URL を指定します。 [ 例 ]

http://mywebserver:8080/Ranking/jsp/ProcurementRanking

注意:テンプレートデータを使用した場合、ログオン時のユーザー名とパスワードは共に

「Admin」となります。

Page 20: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

20

SRM Spend Analysis MetaManager(評価版)のインストール

Step 1 インストールロケーションの作成 SRM 2.3 のインストール CD にある「SRM_Webapps¥MetaManager」フォルダを、SRM Spend Analysis 2.3 のインストール時(Step 1)に作成した SRM_Webapps フォルダにコピーします。 Windows 環境の場合、次の例のように Xcopy コマンドでコピーすることをお勧めします。

Xcopy d:¥SRM_Webapps¥MetaManager¥*.* c:¥SRM_Webapps¥MetaManager /e

もし、ドラッグ&ドロップやコピー&ペーストでフォルダをコピーした場合、コピーされたファイル

は読み取り専用となります。アプリケーションによって自動的に更新されるファイルもあるため、

コピー後に書き込み可能な属性に変更してください。 注意:CD からコピーされるフォルダには、ファイルが含まれないフォルダもあります。/e オプシ

ョン付きの Xcopy コマンドは空のフォルダも確実にコピーします。Xcopy コマンドの第 2 引

数に指定したフォルダが存在しない場合、指定したものがファイル名なのか、フォルダ名な

のかを問われます。その場合にはフォルダ名を表わす[D]を指定して Enter キーを押下しま

す。

MetaManager フォルダの内容 MetaManager フォルダには、SRM Spend Analysis MetaManager を Web アプリケーションとして

実行するために必要な、以下の 4 つのフォルダがコピーされます。

• help • images • jsp • WEB-INF

注意:UNIX 環境の場合、コピーの終了後に「WEB-INF」ディレクトリが大文字であることを確認

してください。もし大文字でない場合は、大文字にディレクトリ名を変更してください。

Step 2 環境設定 ファイルをコピーした後、SRM Spend Analysis MetaManager の環境設定を行います。 まず、MetaManager¥Web-Inf フォルダにある MM.properties ファイルに対して、以下の変更を行

います(以下に示されていない部分については、必要な場合にのみ、修正してください)。

IOM Settings:

Libname.PV 少なくとも nway と呼ばれるデータを含む、要約データの保存場所を指定します。 [ 例 ] Libname.PV='c:/TemplateData/SRM Spend Analysis – TemplateData/Data';

Page 21: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

21

Libname.PVMeta 要約データのうち、参照可能なデータは何か、どのように表示するかなどを記述した、メ

タデータの保存場所を指定します。 [ 例 ] Libname.PVMeta='c:/TemplateData/SRM Spend Analysis – TemplateData/Metadata';

Libname.Library メタデータで使用されるユーザー定義フォーマットの保存場所を指定します。 [ 例 ] Libname.Library='c:/TemplateData/SRM Spend Analysis – TemplateData/Formats';

Libname.PVTrans SRM Spend Analysis 2.3 で使用される TRANS フォルダを指定します。TRANS フォルダ

は、SAS/SHARE サーバーによってデータの同時更新が可能なように設定します。

SERVER=オプションを使用し、SAS/SHARE サーバーを介した TRANS フォルダへのア

クセスを指定します。 [ 例 ] Libname.PVTrans='c:/TemplateData/SRM Spend Analysis –

TemplateData/Trans' server=SAS/SHAREサーバーホスト名.サービス名;

Libname.PVDetail 詳細データの保存場所を指定します。 [ 例 ] Libname.PVDetail='c:/TemplateData/SRM Spend Analysis –

TemplateData/Data/Details';

Libname.PVSecurity セキュリティデータの保存場所を指定します。 [ 例 ] Libname.PVSecurity='c:/TemplateData/SRM Spend Analysis –

TemplateData/Security';

Misc Settings:

DocBase SRM Spend Analysis MetaManager が展開される Web サーバーのエイリアスを指定しま

す。 [ 例 ] DocBase=/MM/

Root.URL SRM Spend Analysis MetaManager が構築されている URL を指定します。 [ 例 ] Root.URL=http://mywebserver:8080/MM/

Startup.URL SRM Spend Analysis MetaManager を起動する際の URL を指定します。もし、MM とい

うエイリアスで参照される場所にインストールした場合は、URL のサフィックスは

/MM/jsp/MetaManager となります。 [ 例 ] Startup.URL=http://mywebserver:8080/MM/jsp/MetaManager

Logoff.URL ログオフ時の URL を指定します。標準では、ログオフ時にウィンドウをクローズします。 [ 例 ] Logoff.URL=javascript:window.close()

Page 22: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

22

PV.PhysicalPath SRM Spend Analysis 2.3 をインストールしたパスを指定します。 [ 例 ] PV.PhysicalPath=c: ¥¥SRM_Webapps¥¥SpendAnalysis¥¥

変更が完了したら、MM.properties ファイルを上書きして保存します。 次に MetaManager¥WEB-INF フォルダにある serverpool.xml ファイルに対して、以下の変更を行

いますすでに SRM Spend Analysis 2.3 や SRM Ranking 2.3 のインストールで SRM Server(SASサーバー)の設定が完了している場合は、同じ内容で設定してください。 次のタグの設定内容を、お使いの環境に合わせて変更してください。

<host> SRM Server のホスト名

<port> SRM Server によって使用されるポート番号

<userName> SRM Server で SAS セッションを起動する際のユーザーID

<password> 上記ユーザーID に対応するパスワード

<sasMaxPerWorkspacePool> サーバーで実行される 大 SAS セッション数

[ 変更例 ]

<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?> <server-pool> <minimum-available>0</minimum-available> <minimum-size>0</minimum-size> <sas-server> <host>SRMserver</host> <port>5310</port> <userName>NTdomain¥srmuser</userName> <password>srmuser1</password> <sasMaxPerWorkspacePool>30</sasMaxPerWorkspacePool> <debugLevel>0</debugLevel> <sasRecycleActivationLimit>2</sasRecycleActivationLimit> </sas-server> </server-pool>

変更が完了したら、serverpool.xml ファイルを上書きして保存します。 次に MetaManager¥WEB-INF フォルダにあるweb.xml ファイルに対して、以下の変更を行います。

Page 23: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

23

ManagerServlet セクションと ProcessServlet セクションの<parm-value>の設定値を、Step 1 でフ

ァイルをコピーしたフォルダに従って変更します。 [ 変更例 ]

<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?> <!DOCTYPE web-app PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Web Application 2.2//EN" "http://java.sun.com/j2ee/dtds/web-app_2_2.dtd"> <web-app> <servlet> <servlet-name>ManagerServlet</servlet-name> <servlet-class>com.sas.srm.mm.servlets.MMLogin</servlet-class> <init-param> <param-name>ConfigPath</param-name> <param-value>c:¥SRM_Webapps¥MetaManager¥</param-value> </init-param> <load-on-startup>1</load-on-startup> </servlet> <servlet> <servlet-name>ProcessServlet</servlet-name> <servlet-class>com.sas.srm.mm.servlets.ProcessServlet </servlet-class> <init-param> <param-name>ConfigPath</param-name> <param-value>c:¥SRM_Webapps¥MetaManager¥</param-value> </init-param> <load-on-startup>1</load-on-startup> </servlet>

・・・ 以下、省略 ・・・

変更が完了したら、web.xml ファイルを上書きして保存します。

サーブレットエンジンの設定

後にサーブレットコンテナの設定を行います。 ここでは Tomcat を例に説明します。その他のサーブレットコンテナをお使いの場合は、それぞれ

のソフトウェアの環境設定を参照してください。 サーブレットに Web アプリケーションを追加します。Tomcat の場合、インストールフォルダ下の

conf フォルダにある server.xml ファイルの<!-- === Special webapps === -->以降に新しく追加しま

す。 [ 追加例 ]

<Context path="/MM" docBase="c:/SRM_Webapps/MetaManager" debug="0" reloadable="false"

Page 24: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

24

trusted="false" > </Context>

変更が完了したら、server.xml ファイルを上書きして保存します。Tomcat を起動していた場合は、

再起動が必要です。

Step 3 起動 SRM Spend Analysis MetaManager の起動は、SRM Spend Analysis 2.3 と同様の手順で行います。

• SAS/SHARE サーバーを起動します。 • IOM オブジェクトスポーナを起動します。 • Web サーバー/コンテナを起動します。 • Web ブラウザでは、次の URL を指定します。 [ 例 ]

http://mywebserver:8080/MM/jsp/MetaManager

注意:テンプレートデータを使用した場合、ログオン時のユーザー名とパスワードは共に

「Admin」となります。

Page 25: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

25

Information Delivery Portal Web アプリケーションのインストール

SAS Information Delivery Portal Web アプリケーションは、カスタマイズ可能な SRM のポータル環

境構築機能を提供します。 SAS Information Delivery Portal のインストールは、SAS Information Delivery Portal Web Applicationインストール CD を用いて行います。インストールの手順等については、インストール CD に含ま

れるインストールガイド(HTML)を参照してください。

SRM Administrator のインストール

SRM Administrator は、SRM データウェアハウスの構築とメンテナンスに使用される、Windows ク

ライアント環境のみで利用可能なツールです。SRM Administrator は、SAS 8.2 をインストールする

ことで利用可能となります。

SRM Reporting のインストール

SAS Enterprise Guide によって提供される SRM Reporting では、SRM データウェアハウスのデー

タを利用して拡張されたレポートを作成することができます。SRM Reporting は、SAS Enterprise Guide をインストールすることで利用可能となります。 SAS Enterprise Guide のインストールは、同インストール CD を用いて行います。インストールを

行う前に、SAS Enterprise Guide のシステム必要条件を参照して動作させるマシン環境の確認を行

ってください。また、インストールの手順等については、同梱されるインストールガイドを参照し

てください。

Page 26: Microsoft Windows 版および UNIX SAS Supplier Relationship ......1 Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド

著作権情報

このドキュメントの正確な書籍情報は、以下のとおりです。 Installation Instructions:SAS Supplier Relationship Management Solution for Windows® and UNIX® Release 2.3 Copyright® 2003, SAS Institute Inc., Cary, NC, USA. 本書は、発行元であるSAS Institute, Inc.の事前の書面による承諾なく、この出版物の全部あるいは一部を、電

子データ、印刷、コピー、その他のいかなる形態または方法によって、複製、転送、または検索システムに保

存することは禁止されています。これらの説明書は著作権により保護されています。 著作権保護を受ける本書の使用の範囲は制限されています。許される使用の範囲とは、使用者のシステムに保

存して端末に表示すること、本書が提供された目的である、SAS プログラミングおよびライセンスプログラ

ムのインストール・サポートの責任者が使用するために、必要な部数だけコピーすること、および特定のイン

ストール要件を満たすように内容を修正することを指します。本書の全部あるいは一部を印刷する場合、また

はディスプレイ媒体に表示する場合は、SAS Instituteの著作権表示を明記する必要があります。上記の条件以

外で本書を複製または配布することは一切禁止されています。 アメリカ合衆国政府の制約された権限ついての通知 アメリカ合衆国政府による、本ソフトウェアおよび関連するドキュメントの使用、複製、公開は、

「FAR52.227-19 Commercial Computer Software-Restricted Rights」(1987年6月)に定められた制限の対象

となります。 SAS Institute Inc., SAS Campus Drive, Cary, North Carolina 27513. SAS®

およびSAS Instituteのプロダクト名またはサービス名は、米国およびその他の国におけるSAS Institute Inc.の登録商標または商標です。 ®は米国で登録されていることを示します。 その他、記載されている会社名および製品名は各社の登録商標または商標です。

Microsoft® Windows®版およびUNIX®版 SAS® Supplier Relationship Management 2.3 インストールガイド 2003年12月1日 第1版第1刷発行 発行元 SAS Institute Japan株式会社 〒104-0054 東京都中央区勝どき1-13-1 イヌイビル・カチドキ8F

本書の内容に関する技術的なお問い合わせは下記までお願い致します。

SASテクニカルサポート TEL:03(3533)3877 FAX:03(3533)3781