中国のmvno動向...mvnoと比べて、比較的安めの通信料金設定を実現した。...

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ITUジャーナル Vol. 46 No. 5(2016, 5) 44 1.はじめに 昨今、中国経済全般の減速に関する懸念が高まってき ている。通信市場においても、成長ペースが落ちてきてい る。新たな成長エンジンとして期待されるのは、ビッグデー タやモノのインターネット(IoT)といった新分野であるが、 移動体通信市場の活性化へのアプローチとして、MVNO サービス導入に向けてのルール整備が進められている。 中国におけるMVNOサービスの制度整備は2013年初め にスタートし、2015年末現在、39社によるMVNOサービ スの試験的提供 *1 が行われている。同時点での加入者数は 2,050万に達し、携帯電話ユーザ全体の1%を超えたところ である。MVNO導入の目的は、民間資本を活用し、国有 企業によって独占された市場の活性化をもたらすことにあ る。競争促進が政策のターゲットとされていないとは言え、 新規参入事業者からの挑戦を受け、既存通信事業者3社(中 国移動、中国電信、中国聯通)が不本意ながらも自らの料 金プランを見直したり、新しい競争状況への対応策を立て たりして、一連の変化が現れ始めている。 2016年には、MVNOの正式商用サービスの開始が見込 まれている。本稿は、MVNOサービスが導入された背景 状況や、これまでの経緯を整理し、中国におけるMVNO の最新動向を紹介する。 2.MVNOが必要とされる中国通信市場 通信分野を所掌する工業・情報化部が2013年に、国務 院(内閣相当)の指導のもと、MVNOサービスの導入に 向けて制度整備に着手した。その背景には、中国通信市 場におけるいくつかの変化があったからだと考えられる。 他国同様、中国の通信市場でも、特に移動体通信サービ スの成長が目覚ましい。中国の3Gサービスは2009年に正式 導入されたが、スマートフォンの普及の波に乗り、データ通 信サービスの利用が急速に増えた。その一方で、それまで 拡大し続けていた音声サービス収入が減少傾向に転じた。 図1 は2010年以降の固定通信を含む音声と非音声サービ ス収入の割合の推移を示している。音声と非音声の逆転は 一目瞭然である。また、モバイル・データ通信サービスによ る総売上高に占める比率が5年間で20ポイント以上も上昇し た(図1 の折れ線)。通信サービスの重心がよりモバイル通 信分野、ひいては、モバイル・データ通信分野に移りつつ あることが明らかで、また、この傾向は今後も続くと思われる。 *1 中国では、通信分野に限らず、新制度などの導入にあたって、一定の試行期間を設けるのが一般的である。この間において概ね 正式商用サービスと同等なサービスが提供されるが、場合によって、新たな政策発表に伴う取決め内容の見直しが行われること もある。 きゅう しゅん 一般財団法人マルチメディア振興センター 情報通信研究部 副主席研究員 中国のMVNO動向 海外だより~研究員報告~ 図1.総売上高における音声・非音声サービスの収入割合 及びモバイル・データ通信サービスの比率の推移 出所:工業・情報化部の発表により作成

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  • ITUジャーナル Vol. 46 No. 5(2016, 5)44

    1.はじめに 昨今、中国経済全般の減速に関する懸念が高まってきている。通信市場においても、成長ペースが落ちてきている。新たな成長エンジンとして期待されるのは、ビッグデータやモノのインターネット(IoT)といった新分野であるが、移動体通信市場の活性化へのアプローチとして、MVNOサービス導入に向けてのルール整備が進められている。 中国におけるMVNOサービスの制度整備は2013年初めにスタートし、2015年末現在、39社によるMVNOサービスの試験的提供*1が行われている。同時点での加入者数は2,050万に達し、携帯電話ユーザ全体の1%を超えたところである。MVNO導入の目的は、民間資本を活用し、国有企業によって独占された市場の活性化をもたらすことにある。競争促進が政策のターゲットとされていないとは言え、新規参入事業者からの挑戦を受け、既存通信事業者3社(中国移動、中国電信、中国聯通)が不本意ながらも自らの料金プランを見直したり、新しい競争状況への対応策を立てたりして、一連の変化が現れ始めている。 2016年には、MVNOの正式商用サービスの開始が見込まれている。本稿は、MVNOサービスが導入された背景

    状況や、これまでの経緯を整理し、中国におけるMVNOの最新動向を紹介する。

    2.MVNOが必要とされる中国通信市場 通信分野を所掌する工業・情報化部が2013年に、国務院(内閣相当)の指導のもと、MVNOサービスの導入に向けて制度整備に着手した。その背景には、中国通信市場におけるいくつかの変化があったからだと考えられる。 他国同様、中国の通信市場でも、特に移動体通信サービスの成長が目覚ましい。中国の3Gサービスは2009年に正式導入されたが、スマートフォンの普及の波に乗り、データ通信サービスの利用が急速に増えた。その一方で、それまで拡大し続けていた音声サービス収入が減少傾向に転じた。 図1は2010年以降の固定通信を含む音声と非音声サービス収入の割合の推移を示している。音声と非音声の逆転は一目瞭然である。また、モバイル・データ通信サービスによる総売上高に占める比率が5年間で20ポイント以上も上昇した(図1の折れ線)。通信サービスの重心がよりモバイル通信分野、ひいては、モバイル・データ通信分野に移りつつあることが明らかで、また、この傾向は今後も続くと思われる。

    *1 中国では、通信分野に限らず、新制度などの導入にあたって、一定の試行期間を設けるのが一般的である。この間において概ね正式商用サービスと同等なサービスが提供されるが、場合によって、新たな政策発表に伴う取決め内容の見直しが行われることもある。

    裘きゅう

     春しゅん

    暉き

    一般財団法人マルチメディア振興センター 情報通信研究部 副主席研究員

    中国のMVNO動向

    海外だより~研究員報告~

    ■図1.総売上高における音声・非音声サービスの収入割合   及びモバイル・データ通信サービスの比率の推移

    出所:工業・情報化部の発表により作成

  • ITUジャーナル Vol. 46 No. 5(2016, 5) 45

     一方、携帯電話の普及率は2015年末現在、全国平均で95.5%に達している。北京市や広東省など経済レベルの高い地域の同値は全国平均を大きく上回っており、更なる加入者増加の見込みは難しい。そのため、今後の市場成長はユーザ数の拡大に頼れる部分が少なくなる代わりに、よりきめ細かな消費者ニーズに対応したサービスによる新しい市場の開拓への期待が高まっている。このような背景もあり、工業・情報化部はMVNOの導入による通信市場の活性化に伴う更なる成長の実現につなげようとする思惑があると考えられる。

    3.MVNOサービス開始に向けての制度整備 表1に示すように、工業・情報化部は2013年1月以降、複数回にわたって、関連の政策を打ち出してきた。長年国有企業に支配されてきた分野への民営会社に限定した参入許可で、政府は経済社会においてプレゼンスが高まりつつある民間資本の活用により、そのイノベーションパワーを発揮させ、新たなサービスの創出につなげ、消費者の多様なパーソナルニーズへの対応を促そうとしている。

    ■表1.工業・情報化部が発表した制度整備に向けての政策一覧

    政 策 名 時 期 主な概要

    MVNO試行方案(=取決め)(パブリックコメント版)

    2013年1月 参入条件、業務内容等を明記

    MVNO試行方案(確定版)

    2013年5月 パブリックコメント版内容に資本構成要件、MVNO保障措置内容を追記

    MVNOによる通信サービス料金プランのHP上での開示に関する通知

    2014年5月 サービスの料金プランを自社のHPで掲載すると同時に工業・情報化部に届け出ることを明記

    MVNOの卸価格調整に関する指導意見

    2016年1月 MVNOへの卸価格が通信事業者3社の平均小売サービス料金に連動することを義務付け

     試行方案(確定版)(以下、方案)では、MVNOサービスについて、既存通信事業者3社からの卸売りを受け、自社ブランドによるサービスを提供することと定義した上で、参入条件や業務内容、サービスの保障措置に関する内容などが盛込まれている。また、2015年末までは試行期間とされる。 参入の資格について、方案では、民営会社に限るとされている。具体的には、資本全体に占める民間資本の割合

    が50%以上で筆頭株主が民間の出資する会社(外資あるいは台湾・香港・マカオ資本の会社は含まない。海外上場会社の場合は外資等の株式割合が10%以下で筆頭株主が中国の投資者である場合に限る)を指す。その他の参入条件として、業務エリア(省レベル、省をまたぐレベル、全国レベル)に応じ必要な専門技術者数を用意できること、長期的な提供能力を有すること、セキュリティ能力を有すること、などが明記されている。 工業・情報化部は2013年から約1年の間、計5回にわたって42社に対して試行免許を付与した。免許を取得した各社の業種は、蘇寧(Suning)や国美(Gome)といった携帯販売事業者、小米(Xiaomi)や聯想(Lenovo)といった携帯メーカー、京東(JD)や阿里巴巴(Alibaba)といった電子商取引事業者、平安保険(Pingan)や民生銀行(Minsheng)といった金融事業者など多岐にわたる。 また2015年9月に、工業・情報化部は同年末の試行期間の終了を見越して、各社に対してMVNOサービスの関係書類の提出を求め、試行期間の総括作業を開始した。情報セキュリティやサービス、業務進展状況といった側面からの評価が行われ、合格と判断された事業者だけが正式に商用免許を付与される見込みである。

    4.MVNOサービス事例 試行免許を得た企業の多くが準備期間を経て2015年以降、相次いでサービスを開始した。月間の新規加入者数も当初の100万未満から徐々に増え、200万を超えるようになり、2015年末時点での加入者総数は2000万を突破した。 中国情報通信研究院の発表データによれば、MVNOの上位10社の加入者総数が同市場全体の86%を占めている*2。また、これらの企業の共通点として、経営体力があり、比較的早い段階からサービスを開始したことが挙げられている。ここでは、ユーザの獲得を実現した代表的なビジネスモデルを紹介する。

    4.1 自社既存サービスとバンドルするモデル

     ユニークな料金設計で注目されているのは、MVNO大手の京東通信(JD Mobile)である。同社は電子商取引事業者の京東(JD)が運営しているMVNOサービスである。そのため、京東通信のMVNOサービスは、親会社のサービス内容とリンクさせる形でデザインされている。具体的に

    *2 http://www.cww.net.cn/news/html/2016/1/21/2016121102528326.htm

  • ITUジャーナル Vol. 46 No. 5(2016, 5)46

    は、MVNO加入者に同社の電子商取引サイトでの購入代金に応じてポイントを付与し、このポイントは通信料金の支払いに充てることができる。また、京東は電子商取引のほか、電子書籍やミュージックなどのコンテンツも提供しているため、京東通信の加入者であれば、これらコンテンツを無料あるいは割引料金で利用できる。更に京東通信は親会社のネットワークを利用し、MVNOサービスの加入、料金支払いなど一連の手続きをすべてオンラインでできるようにしている。その結果、コストの削減につながり、他のMVNOと比べて、比較的安めの通信料金設定を実現した。 京東通信のように、自社の既存サービスとバンドルしてMVNOユーザを増やそうとする事業者はほかにもある。例えばゲーム事業者の蝸牛(Snail)もそうである。同社は加入者の通信サービス利用状況に応じて、自社のゲームプレイで必要とされる権利やポイントとバンドルする形でサービスをデザインしている。既存ゲームユーザからの支持もあり、破格な低料金設定も功を奏して、現在同社はユーザ規模で最大のMVNOとなっている(2015年末現在)。

    4.2 特定ユーザ層をターゲットとするモデル

     ホワイトカラーや旅行客など特定ユーザ層をターゲットにしたビジネスモデルを確立しているMVNOもある。例えば、鵬博士(Dr. Peng Group)はその代表である。同社は固定インターネットの接続サービスを提供するISPである。2014年末にMVNOの試行免許を取得し、長城移動のブランド名でサービスを提供している。同社は韓国に子会社を設立し、韓国通信事業者大手のKTとのMVNO契約を結ぶことで、年間660万人に及ぶ中国から韓国への観光客向けのサービスを提供可能にしている。更に同社は今後、米国やヨーロッパに行く中国人観光客へのサービス提供も視野に入れており、MVNO事業を強化していくとしている。

    4.3 付加サービスを強化するモデル

     他社との差別化を図るために、通話やデータ通信以外の付加サービスの強化に力点を置いているMVNOもある。中麦通信のブランド名でサービスを提供している巴士在線

    (BUS-ONLINE)はその代表である。巴士在線は、主にバス乗車中に利用できるWi-Fiサービスの提供やその他モバイル・インターネット・サービスを提供している。MVNO事業

    の一環で、同社は広告付きの無料Wi-Fiサービスを提供し、利用者の獲得につなげようとしている。また、同社はいち早くLTEサービスを開始したMVNOとしても知られている。 巴士在線はバス車内向けのサービスを長年提供してきた経験から、12才から17才までの青少年の多くは、通学にバスを利用し、車中ではスマートフォンを介したモバイル・インターネット・サービスを利用する傾向が強いと把握している。同社は1億を超える青少年の利用者層をターゲットにした上で、同年齢層の好むコンテンツを充実させていく戦略を立てている。

    5.MVNOサービスの今後について サービスを開始した39社のうち、前出のような、更なる拡大に向け事業を確立しつつある一部の事業者もあるが、ほとんどのMVNO事業者は依然ユーザの獲得に難航している。2015年末現在の2000万を超えた総ユーザ数も、実は事前予測の5000万に遠く及ばない。収益についても、月間ARPU(Average Revenue Per User)の平均値は13元ほどで、当初想定されていた40元を大きく下回る。 中国では、SIMフリー端末が一般的であるため、MVNO各社は、自社専用の端末を用意することなく、SIMカードのみでのサービス提供ができる(図2)。このような仕組みは新規参入事業者にとって参入のハードルが低く有利だと思われる。ただし、MVNO のSIMには、「070」から始まる専用番号が割り振られており、番号ポータビティ制度はない*3。このような状況は加入者増の足かせであると指摘されている。 課題として特に問題視されているのは、通信事業者3社からの卸売価格の高止まりである。前述の方案による規定では、既存通信事業者各社に対して、MVNOに提供する

    *3 中国の番号ポータビリティ制度はエリア(天津市、海南省、湖南省など4省1市)限定での試験的サービスとなっており、今回のMVNOにも適用されていない。

    海外だより~研究員報告~

    ■図2.SIMカードの提供でサービス開始するMVNO(例)

    出所:巴士在線公式サイトより

    SIMカード 料金プラン例

    または

  • ITUジャーナル Vol. 46 No. 5(2016, 5) 47

    卸売価格が自社のユーザ向けに提供する最優遇料金を下回ることを求めているが、定期的な見直し、あるいは、卸売と小売サービス料金間の連動に関する規定はなかった。そのため、既存通信事業者はMVNOとの契約後、自社の小売サービス料金を引き下げたにもかかわらず、MVNOとの契約に反映することなく、卸売価格の高止まりが常態化されてきた。このような状況は言うまでもなく、低価格料金を主なセールス・ポイントとするMVNOにとって死活問題となる。状況を改善するために、工業・情報化部は2016年1月に新たなルールを打ち出し、是正を求めた(表1の「MVNOの卸価格調整に関する指導意見」)。このように、MVNOサービスの制度整備に向け、工業・情報化部も試行錯誤を試みながら取り組んでいる。 MVNOサービスが開始してからの期間も短く、また、ユーザ数の移動体市場全体に占める比率も高くないため、既存通信事業者に大きな影響を与えているとは言えない。それでも2015年には、既存通信事業者によるこれまでになかった、大幅なサービス料金プランの見直しが行われた。背景には、MVNOのサービス料金への対抗意識があったことは否定できない。MVNOによる料金設定で、各社に共通した特徴として2点を挙げることができる。一つは既存通信事業者より低めの料金設定、もう一つは多種多様の料金プランを用意していることである。定額制に加え、データ通信利用時の従量型の料金設定や、月間データ量をリセットしないなどのカスタマイズに対応した設定もある。このような状況を受け、中国移動は2015年末までに数回に分けてパケット通信料金を前年比35%引き下げるとともに通信速度の引上げに踏み切った。中国聯通と中国電信も追随して料金引下げを行った。 ほかにも2015年10月1日より、既存3社が一斉に新しい料金プランを導入した。既存通信事業者初の試みとしてユーザの当月余ったデータ通信量をリセットせず、翌月の利用分に繰越しを可能にする料金プランを導入した。また2015年9月以降、中国電信江蘇支社が複数ユーザ間でのランダムまたは均等にシェアリングできるプランも導入した。 総じて言えば、以前と比べて、既存通信事業者の料金設定には、これまでになかった多様性・柔軟性が現れるようになった。 これまでのMVNOサービスの成長は決して順風満帆とは言えないが、今後の発展においてはいくつかの有利な要素が考えられる。一つはLTEの普及に伴うMVNO加入者増への期待である。図3から見て取れるように、中国のLTEサービスは2014年以降、ユーザ純増数が急速に伸び

    ている。その代りに2Gユーザは既に3年前から、また3Gユーザも2015年中には減少している。つまり、2Gと3GからLTEへの移行が加速している。2015年末現在、LTEの予備軍とされる2Gと3Gのユーザ数合計は9億2000万を超えている。言い換えれば、MVNOの取組み次第、2G及び3GユーザのLTEへの乗り換えのタイミングをうまく捉えることができれば、ユーザを増やしていくチャンスにつながると考えられる。これに加えて、既存通信事業者が農村部におけるLTE網を積極的に整備する最中でもあり、サービスエリアの拡大につれ、MVNOにとっても2G利用中心の農村ユーザの獲得につなげやすい。 このほかに、他国同様に、中国においてもモノのインターネット(IoT)やビッグデータ、フィンテックといった新しい分野の成長が見込まれている。MVNOにとってこれらのビジネス・チャンスを有効に活用できれば、事業拡大につながる可能性が高いと考えられる。

    6.おわりに 中国通信市場拡大のペースが落ちているものの、依然拡大し続けることが確実視されている。そうした中、MVNOにとって、2G及び3GユーザのLTEへの移行の波に乗り、新興分野におけるサービス開拓ができれば、十分な発展の余地があると思われる。ただし、諸外国の先行事例からも知られているように、既存通信事業者と比べれば、MVNOは弱小で、不利な立場に立たされている。したがって、MVNO市場全体の発展が、関連制度の整備による公正・公平な競争環境の創出にかかっていると言っても過言ではない。 現時点ではMVNOの参入による既存市場への影響が少ないとの見方が強いが、2016年以降のサービスの本格展開で、長年国有資本に独占されてきた市場に風穴を空けることに期待したい。

    ■図3.方式別ユーザの純増数(万)推移

    出所:工業・情報化部発表データ