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- ホームグループ Reprinted in The NA Way Magazine, October 2017 19976199710「ホームグループ」というコミックは、1989年1月からNA Wayマガジンに登場するようになりました。 そして、1997年にワールドサービスの再編成が行われ、その影響が『NA Wayマガジン』にも及んだので す。いくつかの小委員会が独自に発行していたニューズレターが廃止されたことにより、『NA Wayマガジ ン』はサービスに関する情報とNAワールドサービスの最新情報を掲載する紙面構成になりました。それか ら20年となる今月号では、この大きな節目を記念して、1997年6月号(旧来の紙面構成による最後の号) と1997年10月号(新しい紙面構成による最初の号)に掲載された「ホームグループ」をご覧いただくこと にしました。 コミック「ホームグループ」は、1989年1月 号から8年半にわたって毎月NA Wayに連載され た(ところどころで休むこともあったがな)。 数にして、93回の登場になる。その間、みんな は、オレが回復のなかで陥りそうなあらゆる状 況を目の当たりにしてきたわけだ。その一部を 再現しよう。 苦痛をあじわう へりくだる けんか腰になる 思うようにいかない  仲間入りする 育成する ビョーキになる 激ヤセする  行き詰まる スピリチュアルな目覚め ひらめく 色恋にめざめる  さぁ、ここが 「我慢のしどころ」だ。 4ヶ月、じっと息を殺して 待つとしよう… 10月号で、 会おうぜ! コミック「ホームグループ」 は、ほぼ9年にわたってNA Way の「顔」だったのに、み んながNAのなかでオレたちを 見かけるってことはまずなか ったわけだ。だから、これを 機に、オレたちのことをよく 知ってもらえるように自己紹 介させてもらう。それじゃ、 NAミーティングのつもりでや ってみるか。 はじめまして、責任感の強 いアディクトのセリーナで す。わたしは自分の回復だ けじゃなく、ホームも、仕 事も、スポンシーも、ご近 所のことも、 「地球環境」 も、「世界 平和」も、 おろそか にはでき ないのに…、 このプロ グラムでは 「手放せ」っ て言われる んです!? やぁ、アディクトのジェイク だ。これまでの歩みっていわれ てもなぁ。覚えてるのは・・・ NAにつながって、ミーティング の終わりに平安の祈りを唱えて 、「うまくいく」と言ったとこ までだな。 僕はエディ。アディクトだ。NA にくれば生きる道があると思っ てたけど…みつかったのはそれ だけじゃない。ほら、新しい伴 侶もできた。 マギーだ。 そうなの。あたしも アディクトよ。 こんにちは。ロバートで す。NAで回復できるのがあ りがたくてたまらないので もう、サービスには目が ないんです。「90日間、 毎日ミーティングに通う」 のも、小委員会のミーティ ングに出る ことだと 思って ましたよ。 コンチハ! あたしは、デン ラ。アディクト?ってわけ。 でね、今回の特別セミナーっ てやつ?どうかなって思った の。「借金しまくっちゃう人 たち」向け?って、買い物が やめらんないあたしにいいじ ゃん?って 感じ。でも、 受講はカー ド払いじゃ ダメだって! こんにちは。アディクト のティミーです。NAじゃ新 入りの部類なんで、プログ ラムについて学んだといっ ても、ほとんどがスポンサ ーのスラッグの受け売りで す。おかげで、クリーンに とどまる のはもう 大変でし たよ。 アディクトのスラッグだ。 さぁ、みんな、オレが回復の 支えにしている愛すべき連中 と会ったな。オレが頭をかき むしりたくなるのが、わかる ってもんだろ?

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Page 1: NAW Oct17 Page2 SluggHomegroup jpnajapan.org/wp-content/uploads/2017/12/NAW_Oct17_Page2...ホームグループ Reprinted in The NA Way Magazine, October 2017 1997 年 6 月 1997 年

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ホームグループ

Reprinted in The NA Way Magazine, October 2017

1997年6月

1997年10月

 「ホームグループ」というコミックは、1989年1月からNA Wayマガジンに登場するようになりました。そして、1997年にワールドサービスの再編成が行われ、その影響が『NA Wayマガジン』にも及んだのです。いくつかの小委員会が独自に発行していたニューズレターが廃止されたことにより、『NA Wayマガジン』はサービスに関する情報とNAワールドサービスの最新情報を掲載する紙面構成になりました。それから20年となる今月号では、この大きな節目を記念して、1997年6月号(旧来の紙面構成による最後の号)と1997年10月号(新しい紙面構成による最初の号)に掲載された「ホームグループ」をご覧いただくことにしました。

 コミック「ホームグルー

プ」は、1989年1月

号から8年半にわたって毎

月NA Wayに連載され

た(ところどころで休むこ

ともあったがな)。

数にして、93回の登場に

なる。その間、みんな

は、オレが回復のなかで陥

りそうなあらゆる状

況を目の当たりにしてきた

わけだ。その一部を

再現しよう。

苦痛をあじわうへりくだる

けんか腰になる 思うようにいか

ない 

仲間入りする 育成するビョーキにな

る 激ヤセする 

行き詰まるスピリチュアル

な目覚め ひらめく色恋にめざめる

 

さぁ、ここが

「我慢のしどころ」だ

4ヶ月、じっと息を殺

して

待つとしよう…

10月号で、会おうぜ!

コミック「ホームグループ」は、ほぼ9年にわたってNA Way の「顔」だったのに、みんながNAのなかでオレたちを見かけるってことはまずなかったわけだ。だから、これを機に、オレたちのことをよく知ってもらえるように自己紹介させてもらう。それじゃ、NAミーティングのつもりでやってみるか。

はじめまして、責任感の強いアディクトのセリーナです。わたしは自分の回復だけじゃなく、ホームも、仕事も、スポンシーも、ご近所のことも、「地球環境」も、「世界平和」も、おろそかにはできないのに…、このプログラムでは「手放せ」っ て言われる   んです!?

 やぁ、アディクトのジェイクだ。これまでの歩みっていわれてもなぁ。覚えてるのは・・・NAにつながって、ミーティングの終わりに平安の祈りを唱えて、「うまくいく」と言ったとこまでだな。

僕はエディ。アディクトだ。NAにくれば生きる道があると思ってたけど…みつかったのはそれだけじゃない。ほら、新しい伴侶もできた。マギーだ。そうなの。あたしもアディクトよ。

 こんにちは。ロバートです。NAで回復できるのがありがたくてたまらないのでもう、サービスには目がないんです。「90日間、毎日ミーティングに通う」のも、小委員会のミーティングに出ることだと思ってましたよ。

 コンチハ! あたしは、デンラ。アディクト?ってわけ。でね、今回の特別セミナーってやつ?どうかなって思ったの。「借金しまくっちゃう人たち」向け?って、買い物がやめらんないあたしにいいじゃん?って感じ。でも、受講はカード払いじゃダメだって!

 こんにちは。アディクトのティミーです。NAじゃ新入りの部類なんで、プログラムについて学んだといっても、ほとんどがスポンサーのスラッグの受け売りです。おかげで、クリーンにとどまるのはもう大変でしたよ。

 アディクトのスラッグだ。さぁ、みんな、オレが回復の支えにしている愛すべき連中と会ったな。オレが頭をかきむしりたくなるのが、わかるってもんだろ?