odf とxhtml と縦書きと

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Page 1: ODF とXHTML と縦書きと

ODFとXHTMLと縦書きと

apolab_2009-01-15_18-05-48

目次

ODFとXHTMLと縦書きと

ジオシティーズのODF文書には外部サイトからアクセスできない----------

2

方針変更-------------------------------------------------------------------------------

5

XHTML文書とは何ぞや----------------------------------------------------------

9

縦書き----------------------------------------------------------------------------------

14

XHTML

1.1

--------------------------------------------------------------------------

19

PDFにしてdocuneでも公開してみる------------------------------------------

21

Page. 1

Page 2: ODF とXHTML と縦書きと

ジオシティーズのODF文書には外部サイトからアク

セスできない

この問題については既に「ジオシティーズでの誤算」

で指摘しているのですが、未だに改善される気配はあり

ません。アポラボで公開してきた多くのODF文書は、

仮にGoogleなどの検索結果で上位に表示されたとし

ても、そのタイトルのリンクをクリックして直接開いた

りダウンロードしたりといったことができないのです。

ただし、リンク先のURLをコピーしてウェブ・ブラウ

ザのアドレス・バーやオープンオフィスのファイルを開く

ダイアログに貼り付けて直接アクセスすれば開くことがで

きます。「Web

検索で見つけた文書を開く方法

」で解説し

ているクイック起動を使う方法も便利です。

Yahoo!の場合は例外で、もし検索結果に(ジオシ

ティーズにアップロードされた)ODF文書が表示され

ていれば、そのリンクをクリックして直接アクセスする

ことができます。これは、ジオシティーズがYahoo!

のサービスの一つなので、Yahoo!を外部サイトとみ

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Page 3: ODF とXHTML と縦書きと

なさないように設定されているためだと思われます。し

かし、残念なことに、Yahoo!はGoogleと違い、

ODF文書の検索には対応していないので、検索結果に

アポラボのODF文書が出てくることはめったにありま

せん。これではせっかくYahoo!からアクセスできて

も意味がありません。

こういった問題に対処するために、アポラボではHT

ML(厳密にはXHTML)形式のページも作成して、O

DF文書へのリンクと文書の概要・キーワードなどを掲

載していました。HTML形式ならばYahoo!でも検

索対象になるし、その他の外部サイトからのアクセスで

も、ここからODF文書を開くことができるようになり

ます。いわば、ODF文書へのゲートウェイ、もしく

は、エントリー・ページとでも呼びましょうか。

ところが、せっかくこのゲートウェイを作ってみて

も、その内容が検索エンジンの好みではなかったようで

(スパム系のサイトの書式に類似していたのかもしれま

せん)、ゲートウェイのページがGoogleやYaho

o!の検索結果に出てくることはほとんどありませんで

した。Yahoo!はともかく、Googleの検索結果の

上位に表示されるのはODF文書への

直リンクばかりで

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Page 4: ODF とXHTML と縦書きと

した。これでは誰も、アポラボの文書を閲覧することは

できません。

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Page 5: ODF とXHTML と縦書きと

方針変更

これまでアポラボではODF文書を閲覧してもらうこ

とを趣旨としてきたのですが、ジオシティーズを利用し

続ける限り、この方針には無理があります。そろそろ方

針を変えた方がいいかもしれません。

アポラボの全てのODF文書には必ずゲートウェイと

なるHTML文書があります。このゲートウェイは文書

の概要を説明する程度の簡単なものだったのですが、こ

れではGoogleなどの検索サービスの検索対象にはな

りにくく、存在している価値がほとんどありませんでし

た。このHTML文書さえ検索結果に表示されるように

なれば、ここを経由してODF文書の閲覧も可能になる

はずです。

では、どうすれば検索結果に表示されるようになるの

か? おそらく、問題なのはページの書式(体裁)で

す。わずかな概要の後に多数のキーワードだけを羅列し

たようなページは一見合理的に見えるものの、文書とい

うよりは単なるデータ

かたまり

の塊でしかなく、スパム・サイト

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Page 6: ODF とXHTML と縦書きと

と勘違いされても仕方ありません。やはり、検索結果の

上位にランクされるようなページにするには、文書とし

ての体裁がそれなりに整っていなければならないので

しょう。

そこで、これまで単なるゲートウェイでしかなかった

HTMLのページに、ODF文書の内容をそっくりその

まま掲載してしまうのはどうだろうかと考えました。こ

れなら間違いなく検索結果に表示されるようになるで

しょう。

HTMLしか検索できないYahoo!への対策として

は他に選択の余地はないのですが、はたしてGoogle

ではどうなるのでしょう? ODF文書とHTML文書

の内容がまったく同じだった場合、Googleではどち

らを上位にランク付けするのかが気になるところです。

もし、ほぼ同じランクを付けられてしまったら、検索結

果のページにはODFとHTMLの二つの同じタイトル

のリンクが表示されることになります。これを見た人は

どちらをクリックしたらいいのかわからなくなってしま

うかもしれません。うっかりODFへのリンクをクリッ

クしてしまい、表示されたエラーのページを見て、この

情報はあてにならないと思ってしまうかもしれません。

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Page 7: ODF とXHTML と縦書きと

実は、文書へのリンクに

rel="nofollow

"

というオプショ

ンを設定することでページランクを操作することも可能で

す。ただ、サイト内の自分の文書にこのオプションを設定

するのはあまり気が進みません。

それに、HTMLで文書の内容をすべて見ることがで

きるのなら、わざわざODFの文書を開いてまで見よう

と思う人はいなくなってしまうかもしれません。これで

は、何のためにODF文書を公開しているのかわからな

くなってしまいます。

とはいうものの、実際にはHTMLには「表現の限

界」というものがあります。いくら文書としての体裁を

整えてみても、しょせんHTML形式などというもの

は、情報伝達の手段として優れていることが最優先とさ

れる形式であって、「見た目(デザイン)」については

それほど重要視されていないのです。HTML文書の見

た目は閲覧環境によって変わるものというのが一般的な

認識だと思います。

それに対してODFの方は、本来がワープロなどで作

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Page 8: ODF とXHTML と縦書きと

成されるオフィス文書であって、何より見た目が重要視

されていたはずです。その体裁は、製作者が意図したも

のから一ミリたりともずれてはならないのです。

この「見た目」も含めた文書の形態として、ODFは

その存在価値を失うことはないと思います。

というわけで、これまでODF文書へのゲートウェイ

としてきたHTMLページは、その内容を拡張するも、

これまで通りゲートウェイとしての役割を維持してゆく

ことになります。

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Page 9: ODF とXHTML と縦書きと

XHTML文書とは何ぞや

実は、アポラボのHTML文書はサイト開設当初から

全てXHTML文書として作成してきました。ゲート

ウェイのページも全てXHTML形式になっています。

XHTMLが何かというのは私自身もよくわかってい

ないのですが、簡単に言えばHTMLの新しいバージョ

ンです。ソーステキストの記述内容はHTMLとほとん

ど変わりません。

これまではそれほど複雑なページを作っていなかった

ので、実験もかねて、ただなんとなくXHTML形式で

文書を作成していたのですが、これからはそういうわけ

にもいきません。正しい書き方をしなければ、いくら内

容が充実していても文書としての価値は高まりません。

検索サイトのランク付けにも影響するかもしれません。

どうせ作るのなら、きちんとしたものを作った方が良い

でしょう。

XHTMLの書き方にはいろいろと厳しい決まりごと

があって非常に面倒なのですが、その点は、とりあえず

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Page 10: ODF とXHTML と縦書きと

HTMLエディターに任せてしまいましょう。

今まで、アポラボのHTML文書はNvu

というHTM

Lエディターを使って作成していました。これでもほと

んど不自由はなかったのですが、今回の方針変更を機

に、Nvuの後継バージョンとされるKompoZer

とい

うソフトをインストールしてみました。いくつかのバグ

が修正されているとのことですが、実際に使ってみた感

じはNvuとほとんど変わりません。

このKompoZerはXHTML形式の文書も作成でき

ます。まずは、KompoZerである程度の編集を済ませ

ます。しかし、出来上がった文書のソーステキストには

いろいろと問題点もあるので、最終的にはテキストエ

ディターで修正する必要があります。

そのためのテキストエディター選びには少々悩まされ

ました。というのも、アポラボのXHTML文書の文字

コードはすべてUTF‐8にしてあるのですが、このUT

F‐8をまともに扱えるテキストエディターというのは、

意外と少ないのです。

私が普段から使用しているのは「サクラエディタ」と

いうテキストエディターです。このテキストエディター

は、一応UTF‐8の編集もできるのですが、扱える文字

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Page 11: ODF とXHTML と縦書きと

種はシフトJISのものに限られています。日本語を扱

う分にはほとんど不自由はしないのですが、たまに特殊

な記号を使いたいと思った時に問題となります。XHT

ML文書の中に特殊な記号が含まれていることに気づか

ずにサクラエディタで編集してしまうと、その記号の部

分だけ文字化けしてしまうことになります。

特殊な記号や日本語以外の言語の文字も扱うことので

きる完全にUTF‐8に対応しているテキストエディター

は意外に身近なところにあります。ウィンドウズに標準

で付属している「メモ帳(Notepad)」です。メモ

帳には高度な機能は一切ありませんが、KompoZerで

作ったXHTMLのソーステキストを修正する程度なら

何とか使えないこともありません。

ただ、一つだけ問題点がありました。メモ帳で編集し

たUTF‐8のテキストには「BOM」というものが付加

されてしまうのです。BOMというのは何だかよくわか

りませんが、とにかく、文書の先頭部分に付けられる特

殊な制御コードのようなものらしいのです。このBOM

が付いていてもほとんど問題はないのですが、古いウェ

ブ・ブラウザではBOMを表示してしまうこともあり、

不具合の元になっているようです。HTML文書の文字

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Page 12: ODF とXHTML と縦書きと

コードをUTF‐8にするならBOMなしのテキストにす

る必要があるというわけです。

ワープロソフトであるオープンオフィス・ライターを

テキストエディターとして使うことも考えました。ライ

ターもメモ帳同様、全ての文字を扱うことができます。

通常はライターでHTML文書を開くとHTMLエ

ディター・モード(ライター・ウェブ)に切り替わりま

す。ライター・ウェブで編集するとソーステキストが勝

手に書き換えられたりして問題があるのですが、XHT

ML文書を開くときに「符号化テキスト」として開けば

ソーステキストが勝手に書き換えられることもなく、テ

キストエディター同様に編集できます。しかし、ライ

ターもまた文書の保存字にBOMを付加してしまうよう

でした。

他にもオンラインでフリーソフトなどをあれこれと探

してみたのですが、一般的に「テキストエディター」と

して知られているものの中には、まともに使えそうなも

のはほとんどありませんでした。

そこで、少し発想を変えて、「HTMLエディター」

ならどうかと思って探してみました。HTMLエディ

ターといっても、KompoZerのような高度なものでは

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Page 13: ODF とXHTML と縦書きと

なく、テキストエディターに近いシンプルなものなら扱

いやすいだろうと思えたのです。

HTMLエディターの場合もUTF‐8をまともに扱え

るソフトはほとんどなかったのですが、ついに見つけま

した。その名も「UTF‐8

Writer

」です。その名

の通り、UTF‐8でHTML文書を作成することを目的

として作られたソフトです。機能も非常にシンプルなが

ら、HTML文書を作成する際に便利な機能は充実して

います。もちろん、特殊な記号や日本語以外の言語も扱

うことができます。BOMを勝手に付けたりもしませ

ん。まさに、目的にぴったりのソフトでした。

これで、XTHML文書を作成する環境は整いまし

た。後は、文書の体裁や構成を考えるだけです。

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Page 14: ODF とXHTML と縦書きと

縦書きと

りあえずアポラボで公開している文書の中から一つ

ピックアップして、ゲートウェイのXHTMLページを

書き換えてみることにしました。ピックアップしたのは

「パソコンは縦書きに適した筆記具です」という文書で

す。この文書は縦書きになっています。

アポラボではこのように縦書きの文書をいくつか公開

しています。XHTML化する際には横書きでも問題は

ないのですが、Internet

Explorer

に限っては

スタイルシートで縦書き表示にすることもできます。ど

うせなら、オリジナルのODF文書の見た目に近づけた

いと思います。

HTML文書の縦書きについては以前からブログや自

分のサイトで多用しているのですが、XHTML形式に

するとなぜか縦書きがうまくいきません。そもそも縦書

きのスタイルシート自体が

Internet

Explorer

の独自機能なので、標準に準拠した書式のXHTMLな

どではまともに機能しなくても仕方のないことなのです

が、実際にスタイルを適用してみると縦書きにならない

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Page 15: ODF とXHTML と縦書きと

わけではないのです。縦書きにはなるものの、レイアウ

トが崩れまくってどうにもならない。何かやり方が間

違っているのだと推測していろいろ調べてみた結果、よ

うやく解決方法を見つけました。標準準拠モードの場

合、html要素に高さを指定しなければいけなかった

のです。今まではhtml要素などレイアウトには一切

関係ないと思って無視していたので、なかなかこの問題

に気づかなかったのでした。

さて、Internet

Explorer では縦書きにした

場合に一つ大きな問題があります。それは、この縦書き

のページを印刷しようとすると、一ページにおさまる分

の文章しか印刷できないということです。パソコンの画

面上ではスクロールすることで残りの文章も閲覧できる

のですが、いくらなんでも紙の上では文章をスクロール

させることなどできません。

そこで、なにかよい方法はないかと考えていたとこ

ろ、スタイルシートには「メディア・タイプ」という概

念があることを思い出しました。これは、文書を表示

(出力)するメディアに応じてスタイルシートを自動的

に切り替えるというものです。通常はパソコンの画面に

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Page 16: ODF とXHTML と縦書きと

表示するためのスタイルシートを適用しているのです

が、印刷するときには印刷用のスタイルシートを適用す

ることもできるのです。この方法を使って、印刷すると

きは縦書き用のスタイルシートを無効にしてしまえば、

とりあえず文章を最後まで印刷することができるように

なります。

このメディア・タイプの概念に気づいたおかげで、印

刷時にはいろいろと面白いことができるようになりまし

た。ま

ず、通常は縦書きができないウェブ・ブラウザでも

印刷時にはフォントを縦書き用のものに指定することで

擬似的に縦書きの文章が出来上がります。画面上で縦書

き用のフォントを使うと文字が寝てしまって読みにくく

なるだけですが、印刷したものなら紙を横にすれば普通

に縦書きの文章を読めるようになります。これはすばら

しい発見でした。ただし、Firefoxだけはなぜか縦

書き用のフォントを認識することができず、どうやって

も横書きにしか印刷することができませんでした。Fir

efoxというブラウザは

かたく

頑なに縦書き表示を拒んでいる

ようです。こういうブラウザは日本人は使うべきではな

いですね。

捨ててください。

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Page 17: ODF とXHTML と縦書きと

Internet

Explorer

の場合も同様の方法で印

刷時に縦書きができるのですが、わざわざそのようなこ

とをしなくても、元々の縦書き表示の文書のまま、スタ

イルシートでオーバーフロー(表示あふれ)の設定をス

クロールしないように変更すれば全文を印刷することが

できるということがわかりました。画面上ではスクロー

ル。印刷時はスクロールしない。このようにメディア・

タイプで変更することで問題を解決することができまし

た。I

nternet

Explorer

の現在のバージョンは7

ですが、8のベータバージョンがリリースされているよ

うです。この

Internet

Explorer

なのです

が、どうも縦書きのスタイルシートに関して変更があっ

たようです。基本的には、今までの縦書き用のスタイル

シートは使えなくなると考えておいた方が間違いなさそ

うです。

Internet

Explorer

の場合、ブラウザが

標準準拠モードでレンダリングしているときには

今まで

の縦書き用のスタイルシートは使えなくなるらしいので

す。後方互換モードでレンダリングしているとき(HT

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Page 18: ODF とXHTML と縦書きと

ML4.0

Transitional

のみ)は今まで通り使える

ようです。つまり、XHTML文書の場合は横書きに

なってしまうのです。

この問題を回避する方法はいくつかあるようですが、

スタイルシートを書き換える場合には、今までの記述の

頭に「‐ms‐」と付けることで縦書きができるようにな

るのだとか。ともかく、縦書きの機能が完全になくなっ

てしまうわけではないということは確かなので安心しま

した。

このあたりはいずれ、Internet Explorer

の正式版が実際にリリースされてから検証してみたいと

思います。

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Page 19: ODF とXHTML と縦書きと

XHTML

1.1

XTHMLといっても、実はいくつかの種類がありま

す。まず、バージョンの違いでXHTML

1.0とXHTM

1.1があります。バージョンが新しい方が良いとは思う

のですが、ブラウザの対応状況に問題があったりして、

現状ではXHTML

1.0を採用しているサイトが多いよう

です。

さらにそのXHTML

1.0には三つの種類があります。

後方互換のTransitional、フレームを使うこと

ができるFrameset、厳密な仕様に従ったStrict

の三つです。XHTML

1.1の場合にはStrictのみし

かないようです。

XHTLMの作成はNvuに任せていたので、今までこ

のような種類に関してはあまり考えたことがありません

でしたが、NvuやKompoZerが作成するXHTMLは

バージョン1.0の方で、1.1には対応していないようでし

た。アポラボで公開しているXHTMLのページは、今

のところ全てXHTML

1.0になっています。

1.0と1.1とではソーステキストの記述内容はほとんど変

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Page 20: ODF とXHTML と縦書きと

わらないので、KompoZerで1.1のXHTMLを作成す

ることもできないわけではありません。

アポラボはそもそも実験を目的としたサイトなので、

できれば最新のXHTML

1.1を採用して、いろいろと検

証してみたいとは思います。

ためしに、先ほどの「パソコンは縦書きに適した筆記

具です」というページをXHTML

1.1に書き換えてみま

した。とりあえず、私のパソコンで見る限り、特に問題

はなさそうでした。縦書きのスタイルシートも今まで同

様に機能しています。ただ、縦書きの中で下線のスタイ

ル(縦書きなので右線)を設定していた部分が、反対側

の左線になってしまいました。仕方がないので、ここだ

けはスタイルを修正して右側に線が表示されるようにし

ておきました。

今後は他のページもXHTLM

1.1にしてしまってもい

いかもしれません。

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Page 21: ODF とXHTML と縦書きと

PDFにしてdocuneでも公開してみる

文書のオリジナルはODFということになりますが、

ODF文書を閲覧するにはオープンオフィスなどのソフ

トウェアが必要になります。XHTML文書なら閲覧環

境を問いませんが、縦書き表示ができなかったりするの

で見た目の点で問題があります。

そこで、最終的な手段として、オリジナルのODF文

書をPDF形式にエクスポートして公開するという方法

があります。PDFなら、どのような閲覧環境であって

も、ほぼ完璧にオリジナルの文書の見た目を再現できま

す。閲覧用のソフトウェアはオープンオフィスに比べれ

ば広く普及しているので、たいていのパソコンで問題な

く見ることができると思います。

ただ、PDFはODFなどに比べるとファイルサイズ

が大きくなりがちです。容量が50MBしかないジオシ

ティーズにアップロードするのは少し厳しいと言えま

す。そ

こで、このPDFはdocune

という文書共有サービ

スに投稿することにします。docuneなら容量の制限は

Page. 21

Page 22: ODF とXHTML と縦書きと

ありません。しかも、PDFをダウンロードできるだけ

ではなく、フラッシュ形式のプレビューが表示され、X

HTML文書の中に埋め込むことも可能になります。こ

れで、PDFを開かずとも文書の閲覧が可能になりま

す。O

DFとXHTML、そして、PDFという三段攻めで

文書の公開は完璧というわけです。

 初版公開日 二〇〇九年一月十七日

au

thor:

アポロ

-

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2009

アポラボ

アポロのタロット占い -

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