令和2年第1回西郷村議会定例会 №5 8番 真 船 正 晃 …...議事日程(3号)...

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  • -83-

    令和2年第1回西郷村議会定例会

    議事日程(3号)

    令和2年3月11日(水曜日)午前10時開議

    日程第 1 一般質問

    №4 11番 矢 吹 利 夫 君 (P85~P95)

    №5 8番 真 船 正 晃 君 (P96~P110)

    №6 7番 鈴 木 勝 久 君 (P111~P128)

  • -84-

    ・出席議員(16名)

    1番 鈴 木 昭 司 君 2番 大 竹 憂 子 君 3番 鈴 木 修 君

    4番 君 島 栄 一 君 5番 河 西 美 次 君 6番 松 田 隆 志 君

    7番 鈴 木 勝 久 君 8番 真 船 正 晃 君 9番 藤 田 節 夫 君

    10番 秋 山 和 男 君 11番 矢 吹 利 夫 君 12番 上 田 秀 人 君

    13番 後 藤 功 君 14番 大 石 雪 雄 君 15番 鈴 木 武 男 君

    16番 真 船 正 康 君

    ・欠席議員(なし)

    ・地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名

    村 長 髙 橋 廣 志 君 副 村 長 東 宮 清 章 君

    教 育 長 鈴 木 且 雪 君 参 事 兼 会計管理者兼 会 計 室 長

    黒 羽 千 春 君

    参 事 兼 総 務 課 長

    真 船 貞 君 企画政策課長 福 田 修 君

    財 政 課 長 田 中 茂 勝 君 税 務 課 長 伊 藤 秀 雄 君

    参 事 兼 住民生活課長

    鈴木真由美君 福 祉 課 長 相 川 哲 也 君

    健康推進課長 田部井吉行君 環境保全課長 木 村 三 義 君

    産業振興課長 長谷川洋之君 参 事 兼 建 設 課 長 鈴 木 茂 和 君

    上下水道課長 相 川 晃 君 参 事 兼 学校教育課長

    高 野 敏 正 君

    生涯学習課長 緑 川 浩 君 農 業 委 員 会 事 務 局 長

    和 知 正 道 君

    ・本会議に出席した事務局職員

    議会事務局長 兼 監 査 委 員 主 任 書 記

    藤 田 哲 夫 事務局次長兼 議 事 係 長 兼 監査委員書記

    佐 川 典 孝

    議 会 事 務 局 庶 務 係 長

    金 田 洋 子

  • -85-

    ◎開議の宣告

    ○議長(真船正康君) おはようございます。定足数に達しておりますので、直ちに本日

    の会議を開きます。

    (午前10時00分)

    ○議長(真船正康君) ここで、東日本大震災の発生から今年で10年目という大きな節

    目を迎えるに当たり、お時間をいただきまして、議長より一言申し上げたいと思いま

    す。

    平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震並びに東京電力福島第一原

    子力発電所の事故による放射性物質の拡散という未曽有の大災害から9年の月日がた

    ちました。とりわけ我が福島県は、大地震や大津波という自然がもたらす災害ばかり

    ではなく、放射能という目に見えない恐怖にさらされました。

    本村におきましても、ライフライン等の復旧と並行し、放射性物質といういまだか

    つてないえたいの知れないものと闘うこととなり、健康被害への対策や除染対策、あ

    るいは風評被害への対策に膨大な時間と労力、そして費用を要する結果となりました。

    我が西郷村議会でも、放射能対策特別委員会を設置し、総理官邸をはじめ国の関係各

    機関並びに福島県知事、県選出国会議員、さらに、東京電力本店に直接赴き、西郷村

    の子どもを守るため、地域社会を守るため、要望活動を行ってまいりました。

    多くの苦しみに襲われた9年間であり、全てをここで語り尽くすことはできません

    が、今こうして平穏を取り戻しつつありますことは、村民の皆様、関係機関の皆様の

    ご協力にほかなりません。心から感謝を申し上げます。

    ただし、今後これらのことは風化させずに将来に生かしていくことが私たちの使命

    と考えております。ここで改めて、この東日本大震災の犠牲となった多くの御霊に対

    し、深く哀悼の意を表し、1分間の黙禱をささげたいと思います。

    ご起立をお願いいたします。では、お願いいたします。

    (黙 禱)

    ○議長(真船正康君) お直りください。ご着席ください。

    では、本日の日程に入ります。

    ◎一般質問

    ○議長(真船正康君) 本日の日程は一般質問であります。

    質問は、通告順に行います。質問は、会議規則第63条の準用規定により一問一答

    方式で行います。また、質問時間は、答弁も含め1人につき約90分以内を原則とい

    たします。

    なお、質問及び答弁は、西郷村議会運営確認事項にのっとり、簡潔明瞭に努めるよ

    うお願いいたします。

    それでは、通告第4、11番矢吹利夫君の一般質問を許します。11番矢吹利夫君。

    ◇11番 矢吹利夫君

    1.新型コロナウイルス感染症について

    2.職員の超過勤務等について

  • -86-

    ○11番(矢吹利夫君) おはようございます。

    11番矢吹利夫です。通告順に従いまして一般質問をさせていただきます。

    新型コロナウイルス感染症について伺います。

    この質問には、昨日12番議員からも質問しておりますが、同じく質問する場合も

    ありますけれども、そこら辺は昨日の答弁のかみ合う点もありますが、私なりに質問

    いたします。

    全国でコロナウイルス感染症が拡大しております。3月10日現在での国内の新型

    コロナウイルス感染者数は1,277人で、死者数は19人であります。このような

    状況の中、村民は不安な生活をしていることと思います。発熱やせきの感染症状や新

    型コロナウイルスに対する不安など、どこに相談したらよいのか分からない状態だと

    思います。

    そこで、1点目として、相談窓口はどこになっているのか、まず最初に伺います。

    ○議長(真船正康君) 健康推進課長。

    ○健康推進課長(田部井吉行君) 11番矢吹利夫議員の一般質問にお答えいたします。

    新型コロナウイルス感染症の相談窓口はどこになっているかとの問いにお答えをい

    たします。

    新型コロナウイルス感染症は、2月1日に感染症法の指定感染症に指定をされてお

    ります。感染症法の所管事務は各都道府県というふうになっております。福島県では、

    1月29日に相談専用ダイヤル(コールセンター)を設置し、一般の県民の方からの

    相談を開始しております。また、2月10日には、県内9か所の保健所に帰国者・接

    触者相談センターを設置し、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方、

    また、強いだるさや息苦しさのある人の相談を開始しております。

    また、村の相談窓口につきましては、健康推進課のほうで対応をさせていただいて

    おります。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君の再質問を許します。

    ○11番(矢吹利夫君) 村の相談窓口は、健康推進課が対応しているとのことですが、

    質問の2点目として、住民からの問い合わせ状況についてはどのようになっているか

    伺います。

    ○議長(真船正康君) 健康推進課長。

    ○健康推進課長(田部井吉行君) お答えいたします。

    住民の皆様からの問い合わせ状況でございますけれども、健康推進課のほうで対応

    した相談件数は、3月9日現在でせきや発熱について2件、新型コロナウイルスに関

    する村の対応について2件、職場で感染者が発症した場合の対応について1件、また、

    感染による不安の訴え3件となっております。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) この対応なんですけれども、今いろいろと対応に戸惑っている

    中で、新型コロナウイルス感染症専用の村ホームページを立ち上げるべきではないか

    と思いますが、いかがですか。

  • -87-

    ○議長(真船正康君) 健康推進課長。

    ○健康推進課長(田部井吉行君) お答えいたします。

    村のホームページのほうには、対策本部が設置される前、日にちまでは詳しくはな

    いのですけれども、2月初旬に村のホームページのほうに新型コロナウイルス感染症

    の注意喚起の情報について掲載させていただいております。また、2月18日に対策

    本部を設置した以降については、対策本部の中身について掲載させていただいており

    ます。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) その中で、Q&Aのバナーをつくり、村民からの質問にも答え

    るべき、スマホの対応ができるようにすべきと思いますが、いかがですか。

    ○議長(真船正康君) 健康推進課長。

    ○健康推進課長(田部井吉行君) Q&Aにつきましては、特に村のほうで作成はしてお

    りませんけれども、厚生労働省のほうで今回の新型コロナウイルスのQ&Aは出して

    おりますので、そちらのほうをごらんいただければというような周知をさせていただ

    いております。

    また、村のホームページはスマホで閲覧できたと思いますので、スマホのほうから

    もそういった情報は取れるかなというふうに思っております。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) そういうことで、スマホの対応は村からもできるということで

    すね、課長。

    それでは、3点目として、新型コロナウイルス感染症対策本部を設置したと聞いて

    おりますが、対策本部の役割を伺います。

    ○議長(真船正康君) 健康推進課長。

    ○健康推進課長(田部井吉行君) 西郷村新型コロナウイルス感染症対策本部の役割につ

    いてとのおただしにお答えをいたします。

    対策本部は、感染症対策に必要な西郷村新型インフルエンザ等対策行動計画に準拠

    して設置しております。昨日、上田議員のご質問にもお答えしたとおり、適用する法

    律が感染症法のみの指定感染症に指定されたということだけで、対策本部等の市町村

    の行動にについての規定がないものですから、新型インフルエンザ対策特別措置法の

    規定に基づいて、村でつくっていました行動計画を参考に、それを準拠して今回対策

    本部を設置したというような経緯になっております。

    対策本部の設置目的でございますけれども、まず、村内において感染が拡大しない

    ための防止策と、万が一発生した場合の対策というふうになります。

    対策本部の所管事務としまして、まず、感染症にかかる予防、感染拡大防止対策に

    関すること、2番目として、感染症に関する情報の収集と村民への情報の提供に関す

    ること、3つ目としまして、その他感染症対策に必要な事項に関することというふう

    になっております。

    また、万が一村内で発生したり、感染が拡大した場合の対策として、現在のところ

  • -88-

    想定されるのは、村長からの緊急事態宣言や終息した場合の終息の発表、あと、村内

    の公共施設の閉鎖について、一部もう既に実施はされておりますけれども、職員の勤

    務体制の見直し、または予算措置の方法等についての決定というふうに考えられるか

    と思います。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 再質問します。

    それでは、対策本部の役割については理解いたしましたが、対策本部の開催回数を

    伺います。

    ○議長(真船正康君) 健康推進課長。

    ○健康推進課長(田部井吉行君) お答えいたします。

    対策本部につきましては、まず、2月18日に対策本部を設置いたしました。その

    ときに、早速対策本部会議を開催しております。また、安倍総理のほうから、学校の

    休校の要請が出た次の日、2月28日に、午前、午後2回開催しております。また、

    県内で発生という報道があった次の日の3月9日月曜日に開催しております。合計

    4回ほど開催しております。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 再度質問させていただきます。

    会議ではどのような協議がなされたのか伺います。

    ○議長(真船正康君) 健康推進課長。

    ○健康推進課長(田部井吉行君) 会議でどのような協議がなされたかとのご質問にお答

    えいたします。

    対策本部会議では、まず、国内の感染状況の情報収集と情報の共有、感染予防の注

    意喚起が協議されております。

    また、2月26日に国から小・中学校の休校の要請がありましたので、その件につ

    いての協議、あと、村の公共施設の利用制限に関する協議、また、3月に実施する事

    業、イベント等の開催の是非の検討、また、児童館、公共施設の消毒等の徹底等につ

    いて協議をいたしております。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 全国的に感染が拡大し、感染症予防注意喚起を呼びかけていま

    すが、昨日も備蓄で400そこそこしかないということで、マスクの購入が困難で不

    足している状況となっておりますが、村としての対策があるのか伺います。

    ○議長(真船正康君) 健康推進課長。

    ○健康推進課長(田部井吉行君) お答えいたします。

    マスクの備蓄については、昨日藤田議員の質問にお答えしたとおり、現在400枚

    しか備蓄がございません。かつ現在全国的に入手困難な状況になっております。

    また、国のほうで、マスク製造については国の施策として増産ということで一生懸

    命やっているみたいですけれども、まだ需要に追いついていないというのが現状かな

    というふうに理解しております。

  • -89-

    現状では、そういった状況でございますので、村としましては、これまでどおり村

    民の皆様には新型コロナウイルスを含む感染症の基本であります手洗い、また、マス

    クの着用を含むせきエチケットを徹底していただきたいということで、引き続きお願

    いをしていきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 課長から、手洗い、うがい、マスクの着用と言っても、マスク

    がない人も中にはいるのに、備蓄が400枚、何だか答弁がかみ合わないような感じ

    で、ない人はどういうことを考えているんですかということで、私聞いたんですけれ

    ども、ないのはしようがないからというわけで、マスクの徹底と、マスクがないから

    今聞いているんですけれども、対策もないということで。

    それでは、別のことで、課長いいです、教育長に伺います。村のある学校で、マス

    クを配布したと聞いておりますが、本当なのか伺います。

    ○議長(真船正康君) 教育長、鈴木且雪君。

    ○教育長(鈴木且雪君) お答えいたします。

    西郷第二中学校で、学校で在庫を持っていたマスクを配布したということは報告を

    受けております。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 西郷第二中学校で配布したと。それは学校の中の備品としての

    在庫なのか、村の中の個人的な保護者が配ったマスクなら分かるんですけれども、学

    校の中であれば、村の一つの備蓄の中に入らないのか、ちょっと伺います。

    ○議長(真船正康君) 教育長、鈴木且雪君。

    ○教育長(鈴木且雪君) お答えいたします。報告を受けている中身ですが、このマスク

    は、先ほど黙禱しましたが、2011年に起きた東日本大震災と原発事故の際に、地

    域の企業から各学校に寄附があったんです。私もその当時、小田倉の校長でありまし

    たが、学校ではそれを子どもたちに配ったんですが、西郷第二中学校では、そのマス

    クが在庫としてとってあったということでありまして、それを、今本当にマスクが手

    に入らない状況で、子どもたちもマスクをして登校しなさいというふうな要望をして

    も、マスクがない。それで、逆にマスクがないので、学校に行けない、行きたくない

    というような子どもも出てくる状況でありますし、さらに売っていたとしても、中学

    生などでは恥ずかしいような絵柄のついたようなマスクしか手に入らないので、それ

    では学校に行けないというような子供たちもいたという状況があって、であれば、学

    校にあるそういうマスクを配って、子どもたちがそれをつけて感染防止に役立つとい

    うことであれば、いいのではないかという判断で配ったというふうに報告を受けてお

    ります。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) よいのか悪いのか分からないですけれども、配布の件に対して

    は教育長、また、村サイドに相談はあったんですか。

    また、寄附した中の枚数は何枚だったのか、伺います。

  • -90-

    ○議長(真船正康君) 教育長、鈴木且雪君。

    ○教育長(鈴木且雪君) このマスクは、3Dというか、すごいがっちりしたマスクであ

    りまして、当時企業から配られたものですが、配布した枚数は1,000枚と聞いて

    おります。そのときにちょうど保護者会を行っていて、出席していた保護者の方に

    1世帯当たり5枚から10枚程度と聞いておりますが、任意に持っていってもらった

    というふうに聞いております。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 再質問しますけれども、5枚から10枚、そして、

    1,000枚あったということで、寄附されれば村の財産ではないですか。今備蓄が

    400枚しかないという状況で、1校だけやるというのは、教育長の判断ではないか

    も分からないですけれども、二中にもらっても、ほかの学校の状況を考えたら、ほか

    の学校まで考えていなかったのか、二中がよければ、小・中学校ありますけれども、

    今現在どこの店に行ってもマスクがないような状況であるにもかかわらず、1校だけ

    がそういう形で配布したという考えでありますので、それもその数字は5枚から

    10枚ということで、どういう判断をしたんだか分からないですけれども、再度伺い

    ます。

    ○議長(真船正康君) 教育長、鈴木且雪君。

    ○教育長(鈴木且雪君) それぞれ学校には保健室にマスクの備蓄といいますか、予備を

    持っていて、インフルエンザ等の流行の時点なども、マスクをしてこなかった子など

    にはその都度配付しております。学校が保管しているマスクに関して、学校の保護者

    や子どもたちに配布することについては、私はそれは学校長の判断でありますし、判

    断としては妥当なものだと考えております。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) いや、私もそれは反対しているわけではないんですけれども、

    よい判断ではないかな。では、ほかの学校に1,000枚全部配ったんですか。

    ○議長(真船正康君) 教育長、鈴木且雪君。

    ○教育長(鈴木且雪君) 現在の各学校のマスクの在庫状況については、教育委員会のほ

    うでも確認してありますが、西郷第二中学校に関しては、配布した立体マスクという

    のは、現在もまだ560枚ほど残っております。そのほかに使い捨てマスクもありま

    すが、大体各学校、児童・生徒数の状況から見て、今後学校再開等した際に、学校と

    して備えておくべき枚数としては、児童数の多い学校に関して、ちょっと足りないか

    なと思う学校もありますが、大体このくらいの準備は必要なのかと思っているところ

    でございます。

    各学校の枚数も申し上げたほうがよろしいですか。

    今現在の報告を受けている時点では、熊倉小学校は約500枚、これは大人用のS

    サイズなのでちょっと小さめ、子ども向けですかね。小田倉小が200枚しかない状

    況であります。米小学校が1,900枚程度、羽太は3,000枚ほどあるということ

    で、余裕があるかなと思っております。児童数からすると、ちょっと余裕、子供用が

  • -91-

    2,500枚ほどなので、子ども用にこれまで準備していたということだと思います。

    川谷小・中学校は大体960枚ほど、西郷第一中学校が450枚ほど、西郷第一中

    学校は立体マスクと使い捨てマスク含めて、第二中学校は今現在960枚ほど準備が

    あるということであります。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 今聞いたら、よその学校もあったということで、私も安心しま

    したけれども、その中でも村としては400枚で、消毒液が140本しかないという

    ことで、村長とも、教育長らもお話はしていますが、その中で、なくなったときは、

    横の連絡、融通というか、そういうことは確認しているんですか。

    多いところでは、羽太は3,000枚ですね。村のよりすごく在庫がある。そうい

    うのを踏まえて、今後いろいろと対策本部を立ち上げたんですから、私400枚しか

    ないから不安でしようがなかったんですけれども、そういうことで、子どもは宝だと

    常々教育長が言っているもんで、安心しました。

    はい、分かりました。

    ○議長(真船正康君) 教育長、鈴木且雪君。

    ○教育長(鈴木且雪君) 矢吹議員のほうからもご指摘がありましたとおり、学校同士の

    中で、枚数の違いもありますので、お互いに連絡をとって、校長会など開きながらお

    互いに流用といいますか、ないところに回したりということも当然出てくると思って

    おります。

    また、子ども用のマスクが多いんですが、今後このままマスクのない状況がずっと

    続くようでしたら、学校が持っているマスクに関しても、例えばそういう公共機関と

    か、村の中で大事なところに回すようなことも、対策会議の中でも、本部会議の中で

    も話題になっていくものと思っております。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 教育長、いいです。納得しましたので、次の質問に移ります。

    職員の超過勤務等についてお伺いいたします。

    このことにつきましては、私平成21年9月議会定例会において一般質問しており

    ます。そのときに、できるだけ超過勤務が生じないようにお願いしますと申し上げ、

    努力しますとのことだったんですけれども、それから10年たってみて、改善されて

    いるのかというと、余り改善されていないのではないかと思っております。今世間で

    は、コロナウイルスの影響により、企業が生産停止に追い込まれるなど、非常に厳し

    い状況になっています。そういった中で、公務員は超過勤務手当をもらっていいんで

    すかとか、また、超過勤務をやり過ぎることで、職員の健康は大丈夫なんですかとか、

    いろいろとあると思い、今回改めて取り上げさせていただきます。

    ではここで、まず最初の質問なんですけれども、各課の残業時間の実態について、

    ここ3年間の具体的な数字をお示しいただければと思います。

    ○議長(真船正康君) 総務課長。

    ○参事兼総務課長(真船 貞君) 矢吹議員の質問にお答えいたします。

  • -92-

    3年間の具体的な各課の超過勤務の状況ということでございますが、まず、平成

    29年でございますが、時間外勤務が多かった課としては、生涯学習課、福祉課、総

    務課、議会事務局、商工観光課ということになっております。1人当たりの月平均の

    時間数として、多い課ですと約31時間、少ない課で約2時間、全体の平均としては

    約12時間ということになっております。

    次に、平成30年度の時間外勤務の多かった主な課としまして、生涯学習課、福祉

    課、税務課、総務課、商工観光課ということになっておりまして、1人当たりの月平

    均の時間数で、多い課ですと約30時間、少ない課で3時間、全体の平均として

    12時間ということになっております。

    最後に、今年度についてでございますが、今年度の数字については1月勤務分まで

    の実績となりますけれども、時間外勤務の多かった課として、生涯学習課、総務課、

    環境保全課、住民生活課、福祉課といった課が挙げられます。1人当たりの月平均の

    時間数で、多い課ですと約39時間、少ない課ですと約6時間、全体の平均として約

    16時間ということとなっております。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 再質問します。

    課長の答弁で明らかに分かりましたが、生涯学習課、福祉課、総務課、この3年間

    で多い課として。多い課ですと39時間ということで、少ないので平均をとって

    16時間ということで、ここ3年間の具体的な数字をお聞きしましたが、率直な印象

    として、課によって残業時間に開きがあるように感じます。

    そこで再質問いたしますが、人の配置は適正に行われているのか、課によって偏り

    はないのかどうかについて伺います。

    ○議長(真船正康君) 総務課長。

    ○参事兼総務課長(真船 貞君) お答えいたします。

    人の配置につきましては、必要な部署に必要な人員ということで行っておりますが、

    事務量がその年によって、また、その時期によって各課繁閑の状況が変わるというこ

    ともございまして、想定どおりにいかない部分も正直ございます。

    また、旧来と比較しまして職員数も減っており、限られた人員の中で配置をしてお

    りますので、全ての部署に手厚い配置ができていないといったことも事実としてござ

    います。

    以上でございます。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) さらに質問しますが、適材適所の人事を行っているのかどうか

    についてお伺いします。

    ○議長(真船正康君) 総務課長。

    ○参事兼総務課長(真船 貞君) お答えいたします。

    人事につきましては、政策実現のための布陣として行っているところでございまし

    て、それぞれの職員がそれぞれのポストにおいて能力を発揮していただけるものと期

  • -93-

    待をしているところでございます。

    なお、公務員は幅広い分野にわたる知識や経験が必要とされるため、定期的に人事

    異動行っており、不慣れな部分に異動になることも正直ございますが、中長期的な目

    線で見ますと、このことによって公務員として求められる知識や経験を身につけるこ

    とができると考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 次の質問に移りますが、世間では働き方改革とか、いろいろと

    叫ばれているところですが、働き方改革とは何かについてお伺いします。

    ○議長(真船正康君) 総務課長。

    ○参事兼総務課長(真船 貞君) お答えいたします。

    働き方改革とはということの質問でございますが、働き方改革とは、長時間労働の

    是正、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態に関わらない公正な待遇の確保により、

    働く方々がそれぞれの事情に応じて多様な働き方を選択できる社会を実現しようとの

    取組のことをいい、昨年4月1日から働き方改革関連法が順次施行されているところ

    でございます。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 働き方改革について答弁いただきましたが、再質問いたします。

    働き方改革のテーマの一つが、長時間労働の是正だと述べられましたが、これにつ

    いて、役場としては何か取り組んでいることがありますか、伺います。

    ○議長(真船正康君) 総務課長。

    ○参事兼総務課長(真船 貞君) お答えいたします。

    長時間労働の是正につきましては、民間におきましては、長時間労働の是正のため

    の措置として、時間外労働の上限規制が罰則つきで導入されているところでございま

    す。これは公務員には適用除外となっておりますけれども、公務員も民間と同様に規

    制すべきという趣旨から、国家公務員においても罰則はないながらも同様の措置が行

    われております。

    このことから、地方公務員法第24条第4項における健康の原則により、昨年4月

    1日から本村におきましても、時間外勤務命令の上限時間を設定しております。

    具体的には、職員に対して時間外勤務を命ずる場合は、原則として1か月において

    は45時間、1年においては360時間を超えないこととする規定を設けているもの

    でございます。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 長時間労働の是正のため、残業時間に上限を設けたとのことで

    すけれども、実際に守れていますか、さらに伺います。

    ○議長(真船正康君) 総務課長。

    ○参事兼総務課長(真船 貞君) お答えいたします。

    時間外勤務の上限を設けたところでございますけれども、この上限を超える時間外

    勤務は、正直少なからず発生している状況でございまして、時期によって発生にばら

  • -94-

    つきはございますが、平均しますと、1か月に月45時間の上限を超える職員が約

    20名程度、割合としては15%程度、年間360時間の上限を超える職員も現時点

    においては10名程度、割合として8%程度存在している状況でございます。

    主な要因としましては、台風19号等により業務量が増加したことや、近年の職員

    数の減少などが挙げられるのではないかと思っています。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 課長の答弁の中で、1か月に月45時間、年間360時間です

    ね。それを平均をとりまして、残業時間、3,000円と45時間を掛けると月

    13万5,000円、年間360時間やると、3,000円で108万円ですね。幾つ

    かの要因があって守れていない等の答弁でしたが、では、さらに質問するんですけれ

    ども、超過勤務は各担当課において管理されていると思いますが、管理体制はどのよ

    うになっているのか伺います。

    ○議長(真船正康君) 総務課長。

    ○参事兼総務課長(真船 貞君) お答えいたします。

    時間外勤務を行おうとする者は、超過勤務命令簿に担当係長から課長までの決裁を

    受けた上で時間外勤務を行う形となっております。管理上、所属長は超過勤務命令を

    行う職員が時間外勤務の上限を超えないように、また、その職員の心身の健康等に十

    分注意をした上で必要最小限の超過勤務命令を行うこととなっております。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 超過勤務を行おうとする職員の健康に気をつけて必要最小限の

    命令を行うとの答弁でした。

    再質問いたしますが、上限を超えて残業を行っている者が少なからずいると、答弁

    いたしましたが、管理体制はうまく機能しているんでしょうか。

    ○議長(真船正康君) 総務課長。

    ○参事兼総務課長(真船 貞君) お答えいたします。

    結果的に上限を超えているということから、うまく管理し切れていない部分がある

    というのは確かにあると思っております。時間外勤務の事前命令、事後確認の徹底、

    部署ごとの時間外勤務の実績の庁内共有、また、繁忙な課、係への応援体制の構築等、

    管理体制を再度徹底し、時間外勤務の縮減につなげてまいりたいと考えております。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) これは以前に一般質問した際にも指摘したことなんですけれど

    も、世間一般的には、残業イコール頑張っているではないですよ。冒頭にもふれまし

    たけれども、コロナウイルスの影響や、それ以外にも働きたくて働けない人がいっぱ

    いいるご時世なんです。そんな中で公務員は超過勤務手当をもらっているというのは

    問題だと思うんです。

    そこで、今私が言ったことについて、残業イコール頑張っているだと思っているの

    か、また、超過勤務手当も結構な金額となると思うんですけれども、そういったこと

    についてどのように思うのか、お伺いします。

  • -95-

    村長に伺います。

    ○議長(真船正康君) 村長、髙橋廣志君。

    ○村長(髙橋廣志君) お答えいたします。

    総務課長がお答えしましたように、残業時間が多いということを再認識しておりま

    す。村としても働き方改革を進めておりまして、中でも長時間労働の是正を進めてい

    るところであります。残業イコール頑張っているかということですけれども、そうで

    はありません。仕事を効率、効果よく進めて、その結果として早く帰ることがベスト

    だと思っております。

    ただ一方で、時期とか状況、仕事によって、どうしてもやらざるを得ない残業もあ

    るかと思います。そういった中で、適正配置等を含めまして、また、職員が百五十数

    名ということで、職員の増加も視野に入れながら、時間外労働を減らす方向で努力し

    ていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君。

    ○11番(矢吹利夫君) 再質問させていただきます。

    私も全ての超過勤務をなくせとか、なくせるとかいうことを申し上げているわけで

    はありません。答弁された状況によりやむ得ない残業があることも理解しております。

    ただ、今の状況が改善すると言っていた10年前に質問したときの状況と余り変わっ

    ているように見えないため、いろいろと質問させていただきました。

    今回いろいろ努力していくとのことでしたので、村としてもうまくいくような対策

    をお願いして、私の一般質問を終わります。

    村長、何か一言。

    ○議長(真船正康君) 村長、髙橋廣志君。

    ○村長(髙橋廣志君) 議員の言われたことをしっかり肝に銘じてやっていきたいと思い

    ます。

    なお、調査によると、平成26年以降はだんだん減ってきておりまして、私も管理

    職会議のときには、このことをお話ししておりまして、改善の方向に進めていきたい

    と考えております。

    ○11番(矢吹利夫君) 終わります。

    ○議長(真船正康君) 11番矢吹利夫君の一般質問は終わりました。

    それでは、通告第5、8番真船正晃君の一般質問を許します。8番真船正晃君。

  • -96-

    ◇8番 真船正晃君

    1.医療体制の整備について

    2.行政座談会について

    ○8番(真船正晃君) 通告に従いまして、8番真船正晃、一般質問をさせていただきま

    す。

    まず、医療体制の整備についてお伺いいたします。

    昨年12月定例会におきまして、小児診療所開設に関します西郷村医療施設整備支

    援事業補助金と、当初防災食育センターを建設する予定で購入した村有地の用途変更、

    そして、当該土地を評価額の半額で30年間減額貸付するとの議案に対し、様々な意

    見が出されました。私も質疑をさせていただきましたが、議会としては最終的には村

    の医療体制の充実のためということで理解をし、可決されたわけであります。

    その議会が終了後、開院に向けての進捗状況と開院までのスケジュール及び介護の

    診療体制についてお伺いをいたしたいと思います。

    ○議長(真船正康君) 健康推進課長。

    ○健康推進課長(田部井吉行君) 8番真船正晃議員のご質問にお答えいたします。

    診療所の進捗状況でございますけれども、まず、底地の土地につきましては、農地

    転用の許可が3月3日に福島県より出されております。また、西郷村医療支援体制補

    助金の申請につきましては、3月9日付で実施計画の提出を村のほうで受けておりま

    す。今後その書類関係を精査いたしまして、3月中には補助金の内示ができるように

    事務を進めてまいります。

    診療所の開院につきましては、令和2年9月1日火曜日を予定しております。スタ

    ッフにつきましては、病院長が1名、看護師が3名、事務職員が3名の合計7名にな

    っております。診療時間につきましては、月曜から土曜日までの午前8時半から

    12時まで、月、火、木、金曜日は午後2時から3時、3時30分から6時までを予

    定しております。休診日につきましては、水曜日と土曜日の午後、あと日曜、祝日と

    なっております。

    以上です。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

    ○8番(真船正晃君) 要綱に従って補助金申請の書類が出てきたということであります

    んで、これから見える形で工事にも入ってくるのかなというふうに思います。今診療

    体制、診療日、あるいは診療時間等、それから、スタッフのことをお聞きいたしまし

    た。

    次に、村の医療体制整備のために、12月定例会以後、どのような対応をされてき

    たのかをお伺いしたいと思います。

    特に今の診療体制の中で、休みの部分がございます。12月定例会の議案の質疑の

    中で、今回12月で補助金として建物、器具整備に1,250万円、そのほかに村有

    地の減額貸付30年間分、約1,500万円ということで、合わせますと3,000万

    円近い支援をするということになるので、村の医療体制を充実させるためには、一番

  • -97-

    小さな子どもさんをおもちの親が心配されている、夜急に熱が出たとかいうようなと

    きの対応で、ぜひ平日、夜間の診療については対応していただくように要望してほし

    いということでお願いをした経過がございますんで、その部分について、向こうの先

    生方とどのようなお話し合いがなされ、どのような状況になっているのかをお伺いし

    たいと思います。

    ○議長(真船正康君) 村長、髙橋廣志君。

    ○村長(髙橋廣志君) 夜間のお話でありますけれども、お答えいたします。

    先生の医療目的の中に、不可欠な乳児健診や予防接種も実施する、また、子どもの

    健全育成に貢献する、より一層地域医療に貢献するというお話を伺っております。夜

    間につきましては、当初先生は福島から新幹線で通うということでありまして、いず

    れ西郷村に土地を求め移住したいという考えもあるもんですから、その際には夜間の

    対応もお願いしていきたいと考えております。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

    ○8番(真船正晃君) 福島から通ってということは、前回もお聞きしたと思いました。

    ただ、今回の答弁によりますと、院長先生も西郷村に住まいを移してもという考えと、

    前向きに考えてはいただいているようでありますんで、現在も平日の夜間診療につい

    ては厚生病院では対応しておりますけれども、多額な補助金なりを村として支出する

    わけですから、それは村民にお返ししなくてはならない。その1つとして、夜急に熱

    が出たときの対応とか、その辺はできるだけ対応していただかないと、村民の方も大

    きな補助金について理解をしていただくということも難しいのかなというふうに思い

    ます。したがいまして、前向きな方向にはいっているようでありますんで、引き続き

    新しい先生のほうには要望を続けていただいて、夜間の診療が実現できるようにぜひ

    お願いをしたいというふうに思います。

    続きまして、村内にある既存施設、今現在村内には2つのクリニックがございます

    が、クリニックに対しまして、12月定例会以降どのような対応をされてこられたの

    か、そして、対応されたとすれば、その反応はどうだったのかについてお伺いしたい

    と思います。

    ○議長(真船正康君) 村長、髙橋廣志君。

    ○村長(髙橋廣志君) お答えいたします。

    昨年12月にこの案件について議会の同意を得ました。その後、私と課長と担当と

    で1月14日と16日に既存の診療所に赴いて経過説明等をしました。また、事業の

    拡充をされる場合には、村の支援事業があるという旨の説明をさせていただきました。

    診療所の反応でありますけれども、様々な意見をいただきました。今後それを参考に

    していきたいと思っております。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

    ○8番(真船正晃君) 様々なご意見があったということですが、私心配していますこと

    は、この後の質問の中でも出させていただきますが、例えばスーパーとか商店街であ

    れば、競合店が出てくるということが一番脅威になるわけです。ということは、現在

  • -98-

    の診療科目が新しく出てくる診療所と競合するクリニックについては、それなりの厳

    しいご意見があったんではないかというふうに思うんですが、片方といいますか、そ

    ういう言い方はおかしいかもしれませんが、別なほうは特別競合しなければ、どうの

    こうのは余りないと思いますが、競合するところのクリニックでのご意見はどんなご

    意見があったか、要点だけで結構ですので、教えていただければと思います。

    ○議長(真船正康君) 村長、髙橋廣志君。

    ○村長(髙橋廣志君) 村内2か所で限定されるもんですから、なかなか答えにくいんで

    すけれども、医療の充実を図ることができる政策であるということで、評価された医

    療もありますし、ここまでくるのに十分検討されたのかとかの意見をいただきました。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

    ○8番(真船正晃君) ご答弁を聞いておりますと、先ほど言いましたように、診療科目

    が競合しないところと、するところについては当然意見が変わってくるということは

    先ほど述べたとおりでありますけれども、その中で、説明した日にちが1月14日、

    あるいは16日と、議会終わってから1か月後ということだったんで、なおのことど

    うなのかなと。要は1か月後の説明ということは、それに対して向こうのとり方はど

    うだったのかなというところを心配しているわけです。

    といいますのは、私、孫を通院のために2月13日に病院のほうに連れていきまし

    た。そこで院長のほうから、ちょっと前にも聞いていて、担当課長のほうにはこんな

    話もしていたよということで、1月に行くようにはしておいたんですが、他町村から

    開院の要望が前からあって、その要望について聞いている話、私の感じ方としては、

    何か話がかなりそちらのほうに傾いていると、要は別な町村のほうに移転というふう

    なとり方を私は感じました。そうしますと、それは村内の医療の充実ということの観

    点からすると、例えば移設というようなことになってしまうと、医療体制もそうです

    し、また、税収の面からも決してプラスではないというふうに私は危惧したもんです

    から、それを心配しているわけであります。

    先生がどんなことをおっしゃったか分かりませんが、定例会終わった後に、村民の

    方からの意見を聞いた中でも、なぜそこだけなんだというようなご意見も出てきてお

    ります。その部分については、ぜひこれからのためにもきちんと説明なりをしていた

    だいて、そして、医療の充実ということの目標であれば、そのような対応をしていた

    だきたいというふうに思うわけであります。

    今後のためにも、お伺いしておきたいのは、新しく9月に開院するということであ

    りますけれども、それに対して、新しく開院した診療所に対しての新たな補助とかと

    いうようなことはないとは思いますが、一応そこをお聞きしておきたいと思います。

    ◎休憩の宣告

    ○議長(真船正康君) 一般質問の途中でありますが、ここで午前11時20分まで休憩

    いたします。

    (午前11時02分)

    ◎再開の宣告

  • -99-

    ○議長(真船正康君) 再開いたします。

    (午前11時19分)

    ○議長(真船正康君) 休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。

    8番真船正晃君の一般質問に対する答弁を求めます。村長、髙橋廣志君。

    ○村長(髙橋廣志君) 新たな補助ということでありますけれども、今のところ新たな補

    助についてはありませんということで、お答え申し上げます。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

    ○8番(真船正晃君) ただいま村長のほうから新たな補助は考えていないということで

    すが、公平性もあると思います。一部だけのところということになると、村民も何だ

    ということになろうかと思いますんで、そちらは今後も公平性をもって対応していた

    だくようにお願いしたいと思います。

    次にお聞きしたいのは、広報にしごうで、2月号までは日曜の診療について、2月

    までやっていた診療所の名前と診療の内容が記載されていたのが、3月号には記載さ

    れていないんですが、その経過はどのようなことなのか、お聞きしたいと思います。

    ○議長(真船正康君) 健康推進課長。

    ○健康推進課長(田部井吉行君) 8番真船議員のご質問にお答えをいたします。

    以前から広報にしごうに、白河医師会のほうで実施しております休日当番医の情報

    を毎月、今月はどなたが休日当番で、日曜日診療していますよということで、お知ら

    せをしておりました。村の診療機関で休日、日曜日開業されている診療所が1施設ほ

    どございましたので、一緒に掲載をしていたんですけれども、そちらのクリニックの

    ほうから、私たちが診療しているのは、休日当番医として日曜日開業しているわけで

    はなくて、クリニックの経営方針として日曜日開業していると。広報の仕方が紛らわ

    しいと。どうしても休日当番医の下に何々クリニック、日曜日何時から何時までやっ

    ているみたいな掲載の仕方をうちのほうでしていたもんですから、それでは休日当番

    医の一つとしてうちが日曜日やっているみたいな感じに住民の皆様から思われる可能

    性があるので、そこを直してくれということで、とりあえず3月号についてはその記

    載をなくしたということです。

    4月以降については、そのクリニックのほうとどういう形で広報したほうがいいの

    かということで協議をしておりますので、今その協議中ということでございます。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

    ○8番(真船正晃君) 今の答弁で1点だけ確認なんですが、広報にしごうの現物を持っ

    ているんですが、今の説明ですと、休日診療所が日曜当番医の下にということなんで

    すが、実際は下じゃなくて上になっております。出し方の内容のことを言っているの

    か分かりませんが、なお確認をしていただきたいということが1点。

    それと、私が先ほども申し上げたと思うんですが、今回のことで一番心配している

    のは、日曜診療をしていることと、移転が一番心配されるような形になる、要は移転

    され、日曜診療も対応してもらえなくなるということが村民のためには決してプラス

    になることではないと思いますんで、そこを心配しているわけです。日曜診療につい

  • -100-

    ては、やっていないということではないというふうに思いますが、広報についてはな

    お検討していただくのと、併せて、心配される部分、要は日曜診療の中止、それから

    移転ということをこれから担当課長としてどのように考えていらっしゃるのか、そこ

    を、担当課長としての意見をお聞かせいただきたいと思います。

    ○議長(真船正康君) 健康推進課長。

    ○健康推進課長(田部井吉行君) お答えいたします。

    まず、広報にしごうの件でございますけれども、議員おただしのとおり、クリニッ

    クのほうからちょっと紛らわしいということで、今訂正、新たにもっと住民の方に分

    かりやすいような方法ができるようにということを協議中ということです。3月号に

    ついては、そういった件がまだ解決しなかったものですから、とりあえず掲載をやめ

    たということでございます。

    また、日曜診療等については、医師会のほうでご承知のとおり日曜、休日当番医と

    いうことでやっているんですけれども、そのほかにそちらのクリニックさんのほうで

    日曜診療をやっていただいているので、住民の健康、医療の確保という意味では大変

    助かっているというのが現状です。今後とも継続をお願いしていきたいなというふう

    に思っております。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

    ○8番(真船正晃君) 一番心配なのは、今対応してもらっていることが対応していただ

    けなくなるということがちょっと心配しているわけであります。それを継続してやっ

    ていっていただくという行動といいますか、対応をこれから考えて、その行動を起こ

    していただく必要があるのかというふうに思います。

    村長は当然村内の医療の充実を図りたいということで考えていらっしゃることが今

    回の診療所の開設ということになろうかと思いますが、新しく1つ診療所ができるた

    めに、既存のところで、何回も言いますが、ほかに行っちゃうとか、あるいは日曜診

    療がなくなっちゃうということでは、村民のためにも村のためにも医療の充実にはな

    らないというふうに思いますんで、どうしても事前説明とか、その辺がなかったとい

    うところが少し歯車が狂ってしまったのかなというような感想も私個人としては持っ

    ていますんで、ぜひ再度訪問するとかしながら、誠意を持ってぜひ現状の維持をして

    いただく行動、対応をする必要があるだろうと、また、すべきだというふうに思うん

    ですが、これについては村長のほうがよろしいかと思いますんで、村長のお考えをお

    聞きしたいと思います。

    ○議長(真船正康君) 村長、髙橋廣志君。

    ○村長(髙橋廣志君) 既存のクリニックについては、もう二十数年村のために一生懸命

    やっていただいたこと、本当に心から感謝申し上げている次第であります。また、日

    曜診療もやっていただいているということで、きたために、日曜診療、あるいはほか

    に移設、分院という話もありますけれども、その辺は医療充実ということで頑張って

    いただきたいなという思いであります。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

  • -101-

    ○8番(真船正晃君) ぜひ充実になるように、村長、再度考えていただいて、速やかな

    対応をされることをお願いしまして、次の質問に移らせていただきます。

    医療体制の整備、最後の質問であります。

    今後の高齢者支援施策について伺いたいと思います。これも昨年12月定例会で、

    補正予算で地域密着型小規模特別養護老人ホームの基本設計業務委託費ということで、

    800万円ほどの補正予算が提出され、可決され、今回、配付されました入札結果に

    よりますと、2月12日の入札で、設計業務委託が白河市の有限会社辺見設計さんが

    落札したということで報告が出ております。この設計業務の中身、どのような建設ス

    ケジュールで考えているのか、あるいは計画の中身を私も理解ができていないところ

    が多いんで、改めてお伺いをしたいと思いますんで、説明をお願いいたします。

    ○議長(真船正康君) 健康推進課長。

    ○健康推進課長(田部井吉行君) 基本設計の中身についてのご質問にお答えいたします。

    昨年12月令和元年度第4回定例会において、本事業、地域密着型の小規模特別養

    護老人ホームの基本設計の予算をご承認いただいております。これについては、議会

    報告とおり、本年2月に入札により発注契約をしております。その基本設計の中身に

    ついてでございますけれども、地質調査及び完成予想図、平面図、断面図等の基本設

    計図書、また、建物の構造、設備等の基本設計図書一式というふうになっております。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

    ○8番(真船正晃君) 契約の内容を説明いただいたわけでありますけれども、計画に従

    って今現在村で特老をどのような計画、いつごろまで、このような内容でという考え

    がおありかと思いますんで、その中身を概略で結構ですんで、そこをお聞かせいただ

    ければと思うんですが、よろしくお願いします。

    ○議長(真船正康君) 健康推進課長。

    ○健康推進課長(田部井吉行君) お答えいたします。

    本委託事業については、一応、令和2年9月30日までをもって工期としておりま

    す。その後の成果品が提出されますので、それを精査をしまして、建設に向けた運営

    方針とその後の日程を決定していきたいというふうに思っておりますので、いつごろ

    建築に取りかかるかとか、実施設計はいつやるかという具体的な日程についてはまだ

    決定しておりません。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

    ○8番(真船正晃君) まだ決定していないということですんで、これ以上お聞きしても

    あとのお答えは出ないのかなと思いますが、ただ、運営の仕方、これもこれからの検

    討なんでしょうけれども、運営の仕方として考えられるのは、村が直接やるのか、あ

    るいは民営、民間に委託をするのかというようなことかと思います。今回のことも反

    省点として、この計画を進めていく上ではぜひお願いしたいと思いますのは、運営方

    法、どのようになるかは別として、もし民営の委託をしていくというような考えがあ

    るんであれば、基本は公募でなくてはならないというふうに思います。

    といいますのは、今回のこともそうなんですが一部なぜあそこだけがという意見も

  • -102-

    やはり出てきてしまいます。きちんとした公平性を持って公募をして決定していくと

    いうことであれば、誰が見ても理解をしていただけるというふうに思いますんで、ぜ

    ひやるとすれば公募という方法をとっていただくということと、もう1点お願いして

    おきたいのは、9番同僚議員からも前にも特老関係とか、施設についての要望の中で、

    国民年金受給者でも安心して入所できるような体制をつくるべきじゃないかというよ

    うなご意見があったと思います。私もいろいろほかのところを聞きましても、国民年

    金の方ではとてもじゃないけれども、入所できるような施設というのは本当に限られ

    てしまうのかなと。月15万円、あるいは20万円かかるというようなことでは、相

    当の年金受給者でなければ入れないということになりますんで、ぜひその件もお願い

    したいというふうに思います。

    あと、もう1点お願いしたいのは、どうしても施設入所待機者、保育園とか、幼稚

    園の待機児童もいっぱいいるといいますか、なかなか解消するのは難しいんですが、

    本当に高齢者の施設も数少なくて、入りたくても入れないという声をよく耳にします

    んで、ぜひこれから計画するんであるとすれば、少しでも速やかに計画を進めていた

    だいて、公募という形で、そして年金受給者の方でも安心して入所できるような、村

    民が本当に安心して老後を送ることができるそういう取り組みをぜひお願いしておき

    たいと思います。

    なお、これにつきましても、課長じゃなくて村長のほうから答弁いただきたいと思

    います。

    ○議長(真船正康君) 村長、髙橋廣志君。

    ○村長(髙橋廣志君) お答えいたします。

    基本計画が始まっておりまして、でき次第運営方針を決めていくということであり

    ますので、公平にそれは進めていきたいと思います。また、低料金で入れるように、

    料金設定も検討していきたいと考えております。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

    ○8番(真船正晃君) 考えていくということですんで、ぜひよろしくお願いしたいと思

    いますが、施設関係、これから計画をつくって始まっていくということですから、計

    画の段階で時期を見て、決まってからポンということではなくて、議会のほうにも、

    よく村長は議会にもご相談申し上げてということをおっしゃっていますし、施政方針

    の中にもそのようにきちんと明記されています。したがいまして、歯車がよくかみ合

    うように、その辺は配慮していただきながら、きちんと説明すべきことは前もって説

    明をいただいたり、ご相談をいただくようにされることを心からお願いを申し上げた

    いと思います。

    それでは、次の2番目の質問であります行政座談会についてお伺いをしたいと思い

    ます。

    行政座談会は、昨年11月14日から先月20日まで、村内各行政区を7会場に分

    けて実施されました。行政座談会は区長さんをはじめ婦人会、老人クラブ、消防団に

    も案内がなされ、開催されましたが、その座談会の出席状況及び結果等を主催者とし

  • -103-

    てどのように捉えているのか、お聞かせいただきたいと思います。

    ○議長(真船正康君) 総務課長。

    ○参事兼総務課長(真船 貞君) 真船正晃議員のご質問にお答えいたします。

    まず、行政座談会につきましては、各行政区からの開催要望を受けまして開催して

    おりまして、例年ですと、2つか3つほどの行政区で開催しているということで、地

    域住民の皆様からご意見、ご要望を伺っているところでございます。本年度につきま

    しては、行政、いわゆる役場のほうから地域に働きかけを行い、村側の事業について

    の説明並びに区長や各団体の皆様からご意見、ご要望を伺う機会をつくることを目的

    としまして、計7回開催させていただきました。

    11月14日の米地区の行政区を対象とした行政座談会を皮切りに、1月に大平地

    区、羽太地区、川谷地区、2月に上野原地区、熊倉地区、最後に折口原地区の10行

    行政区を対象として、行政座談会を2月20日に文化センターで開催したところでご

    ざいます。

    出席者についてまとめて申し上げますと、全行政区長の75%に当たる38名の行

    政区長の皆様をはじめ、延べ138名の方々にご出席をいただいた形となっておりま

    す。

    なお、婦人会などの団体及び村議会議員の皆様へは、出席の要請ということではな

    くご案内として通知を差し上げたところでございます。

    以上が開催状況となります。

    なお、座談会を開催した中での主催者としての感想につきましては、村長より答弁

    を申し上げたいと思います。

    ○議長(真船正康君) 村長、髙橋廣志君。

    ○村長(髙橋廣志君) 本年度開催した7回の行政座談会は、西郷村行革プランに基づき、

    村民協働と機能的組織体制の推進を図るための施策の一つであります。これからのま

    ちづくりは、住民との意見交換等を実施することで住民とともに考え、その意見に対

    する討議を充実させ、住民のためにできることは何であるか、そのためにどのような

    政策を立て、その成果がどのようにあらわれたのかを評価し、改善していくことが重

    要と考えております。

    これまでの行政座談会の在り方への危惧や、行政外部評価委員の方々から提言を受

    けまして、受け身ではなく積極的に行政区に出向いて村民の声を聞こうということで

    動き出した次第であります。今年度の7回にわたる行政座談会を振り返り、議員から

    の出席状況をどう捉えているのかとのおただしでありますが、今回開催の案内は、行

    政区長、村議会、婦人会、老人会、消防団の皆様に通知をさせていただいたところで

    あります。

    出席につきましては、先ほど総務課長が答弁したとおりであります。お聞きのとお

    り、多数の方に出席いただいた地区もある一方で、そうでない、少ない人数もありま

    した。私としては、多くの方に参加していただき、多くのご意見をいただけることが

    理想でありますが、小さな意見も大きな意見も行政にとって貴重な大切なご意見であ

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    ります。行政座談会において頂戴した貴重なご意見及び要望につきましては、今後の

    村政を執行する上での課題と捉え、課題解決に向け、いろいろなご意見を参考にしな

    がら、職員とともに住民のための政策を実行していきたいと考えております。

    まず、今年度は初めの一歩として、村民の皆様から様々なご意見を伺うということ

    を目標に、今後も継続して協働のまちづくりを目指していきたいという思いから開催

    したものであります。ご理解のほどお願いしたいと思います。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

    ○8番(真船正晃君) ただいま答弁いただいたように、区長さんの出席が75%、

    38名、行政区長は50名中38名の方が出席ということで、延べ138名だったと

    いうことですが、もうちょっと出席率がいいのかなというふうに期待して出席をさせ

    ていただいたりもしたんですが、いろいろな個人のご都合もあろうからしようがない

    のかもしれませんが、そこはちょっと残念だったなというふうに私としては感じまし

    た。

    これら大勢の方が出た中で、活発な質疑、ご意見がありました。この質問等につい

    て、どのような質問があったのかというところをお聞きしたいんですが、ちなみに、

    トータルすると何件くらいの質疑、あるいは要望、ご意見だったのかも併せて、席上

    でどのようなご要望、そして意見が出されたのか、答弁いただきたいと思います。

    ○議長(真船正康君) 総務課長。

    ○参事兼総務課長(真船 貞君) お答えいたします。

    全7回の開催におきまして、132件の質疑をいただきました。主なものを申し上

    げますと、村から説明をさせていただきました自主防災組織に関するもののほか、台

    風19号に係るダムや河川管理などの災害対策、それから、村内で進められている大

    規模太陽光発電に関する質問が多くございました。

    また、婦人会や老人会からも、会員の増員や補助金の使途などについてのご要望を

    いただいたところでございます。

    出席者が多い会場では、特に質疑が活発に行われ、行政区長のご質問、ご要望等に

    十分な時間をとることができなかった会場もございました。これらにつきましては、

    今後の課題としまして、次年度から座談会の開催において改善を図りたいと考えてお

    ります。

    なお、座談会でのご意見、ご要望については、庁内で情報を共有しまして、担当課

    が対策を検討し、対応を進めたいと考えております。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

    ○8番(真船正晃君) 相当のご意見と、あるいはご要望が出されたということでの報告

    をいただきました。その中の主なご意見が報告されましたけれども、出された意見の

    中で、私のほうから2点ほど絞ってお伺いさせていただきたいと思います。

    まず、その1点目は、地元の区長さんから出されました赤坂ダムのことについてで

    あります。昨年10月12日でしたか、台風19号でかなりの被害があったわけであ

    ります。村内でも何件かの床下浸水というようなこともあったわけでありますけれど

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    も、このときに、区長さんからのお話ですと、2件の床下浸水があったことや、あと

    10センチちょっとでオーバーフローするところだったというようなことの報告がな

    されました。そのお話の中で、赤坂ダム災害対策要望書を村に提出されたというお話

    でありました。赤坂ダムにつきましては、私も昨年12月定例会で、村内にあります

    3つの防災ため池、その1つが赤坂ダムということになるわけですが、一般質問でた

    ださせていただきましたけれども、区長さんのほうから出された赤坂ダム災害対策に

    対する要望書の中身はどのような内容になっているのか、その内容についてお聞かせ

    いただきたいと思います。

    ○議長(真船正康君) 産業振興課長。

    ○産業振興課長(長谷川洋之君) 8番真船正晃議員のご質問にお答えをいたします。

    要望につきましては、議員おただしのとおりでございます。要望書には、大きく

    3点について記載がございました。

    1つ目は、赤坂ダムの管理方法について、関係区民に周知することとご要望をいた

    だいております。こちらにつきましては、赤坂ダムの保全管理方法等について、赤坂

    ダム近隣の関係住民の皆様に対して、今後行政区の回覧等によりお知らせをしてまい

    りたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

    2点目には、ダム満水オーバーフロー時の警報設備の設置、それから、3点目に、

    ダム崩壊センサーの設置を求める要望をいただいております。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

    ○8番(真船正晃君) 一番心配されるところが出されましたけれども、この要望が出さ

    れた、それに対しての対応はどのように村のほうで考えているのかをお聞かせくださ

    い。

    ○議長(真船正康君) 産業振興課長。

    ○産業振興課長(長谷川洋之君) お答えをいたします。

    先ほどのダム満水オーバーフロー時の警報設備の設置、それから、崩壊センサーの

    設置を求めますという要望に対しましては、豪雨、地震時のため池決壊と下流被害の

    危険度をリアルタイムで予測、表示、それらの被害を防止するための災害情報システ

    ム、ため池防災支援システムが令和2年度より導入されることとなっております。こ

    のシステムには、気象情報も取り込まれておりまして、15時間後のため池の水位予

    測が可能であり、豪雨が予想される場合には、ため池がオーバーフローする前に事前

    放流する等の対応が可能となるものでございます。

    対象となるため池は、先ほど議員が述べられたように農業用のため池で、とりわけ

    水量や下流域の人家等の状況により条件を満たす防災重点ため池でございます。村内

    では赤坂ダム、葭ノ目ため池、牧ノ入ため池の3か所が対象となりました。

    なお、赤坂ダムは名称はダムでございますけれども、河川からではなく水路から用

    水を引き込んでおりまして、ため池という位置づけとなっております。

    詳細につきましてはこれからとなりますけれども、今後このシステムと連動する監

    視カメラや水位計の設置が可能な補助事業等を要望するなど、対応することによりま

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    して、防災対策を進めまして、村民の安全・安心を図ってまいりたいと考えておりま

    すので、よろしくお願いしたいと思います。

    ○議長(真船正康君) 8番真船正晃君。

    ○8番(真船正晃君) ご説明いただきましたが、特にこの3つの防災ため池、私の地元

    にも葭ノ目の池があります。また、羽太に1か所ということで、赤坂ダムと比べれば、

    ちょっとダムからは距離はあるかもしれませんが、いずれにしても、皆人家があって

    危険は同じでありますんで、これら村内の防災ため池はいろいろ補助関係もあるよう

    でありますんで、ぜひ早急に対応していただきたいと思います。

    特に今年は雪が本当に少なくて、これから農作業のシーズンになるのに、本当に水

    不足大丈夫なのかと。西郷は上流ですから心配ないんですが、普通の年でも矢吹町の

    ほうに行きますと、田植えができないというような地区がある中で、今年はなおのこ

    と雪が少ないという状況であります。ということは、降るときに降っていないんで、

    その反動といいますか、年間の降水量というのはそんなに変わらないということでよ

    くお聞きしますから、必ずその部分の反動は、いずれかの時期に大雨になったりとか

    という心配がされます。したがいまして、使える補助金といいますか、あるものはど

    んどん使っていただきながら、村民の生命、そして財産を守るためにも早急に取り組

    んでいただき、安心して村民が暮らせるようにお願いしたいと思います。

    赤坂ダムの件につきましては、そのようなことでお願いして、次の質問に移らせて

    いただきますが、次は、答弁の中にもありましたが、老人クラブの補助金について伺

    いたいと思います。

    現在村内には6単会、216名の会員がいらっしゃるということであります。ちな

    みに、近隣町村では、平成29年度の数字では、中島村が590名、矢吹町が

    360名、泉崎村が315名という数になっているようであります。それから比べま

    すと、西郷村の216名というのは、高齢化率が低いとは言いながらも、会員数的に

    はほかと差があるなというふうに思いました。

    この6単会には、国、そして県、さらに村から、合わせまして年間5万

    7,600円の補助金が交付されております。その使途につきましては、平成28年

    以前は老人クラブについては西郷村老人クラブ補助金交付要綱というものが運用され

    ていまして、その定めによってそれぞれ老人クラブが補助金をいただきながら運用さ

    れてきたわけでありますが、平成28年に西郷村補助金等交付要綱というものが新た

    にできまして、そのときに老人クラブが、それ以前のときのような別枠ということで

    はなくて、ほかの補助団体、例えば○○推進協議会とか、あるいは連絡協議会、ある

    いは祭り実行委員会とか、そのほかの多くの補助団体がありますが、それらの団体と

    同じ立ち位置といいますか、同じ枠内で見られるようになったために、平成28年以

    前には会員相互の親睦に要した経費も対象となっていたものが、平成28年の見直し

    によりまして、使途が厳しくなり、単会の会長さん、非常に頭を痛めているというの

    が実情でございます。

    また、事務面におきましても、国・県に補助金をもらっていますから、当然各老人

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    クラブで報告書、あるいは申請書を提出するわけですが、28年の改正によりまして、

    県、あるいは国への報告書とは別に村の定められた様式で別にもう一つつくらなけれ

    ばならないというような形に現在なっております。このようなことで、資金使途のこ

    と、それから、事務的なこと、実際この事務につきましては、社会福祉協議会の担当

    者の方が相当協力、指導していただいて、それぞれ提出をしていただいているようで

    ありますんで、今のところは何とかできるんだけれども、これが、例えば単会でやる

    ようになったら、やれる人はまずいないだろうというようなご意見も伺います。

    これらのことを考えてみても、老人クラブへの補助金については、もう少し考えて

    もいいのではないかと。要望の中で使い勝手よくしてもらいたいという要望が単会の

    会長さんから出ておりましたので、このことについてお伺いをいたしたいと思います。

    ○議長(真船正康君) 健康推進課長。

    ○健康推進課長(田部井吉行君) 8番真船正晃議員のご質問についてお答えいたします。

    老人クラブ単会の代表の方から、使い勝手が悪いというようなご指摘をいただいて

    いるというのは我々も承知をさせていただいております。補助金等の交付につきまし

    ては、地方自治法第232条の2の規定により、公益上必要の高い場合に限るものと

    して、西郷村補助金等交付基準に基づいて交付をさせていただいております。

    補助金の使途につきましては、公平性、公益性及び透明性の観点から、やみくもに

    何にでも使ってよいというわけにはまいりませんが、老人クラブ各単会の実績報告書

    等を見せていただきますと、各単会それぞれ創意工夫のもと、事業を実施されており

    ますので、その使途についても各単会の代表の皆様と相談をしながら、法令等の範囲

    内で検討してまいりたいと思います。

    様式につきましては、補助金交付要綱の見直しも検討してまいります。なるべく村

    の補助金、県の補助金、対象事業については全く一緒でございますので、なるべく使

    い勝手がいい、単会の方が実績報告申請を出しやすいような様式に改めてまいりたい

    というふうに考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

    ◎休憩の宣告

    ○議長(真船正康君) 一般質問の途中でありますが、ここで午後1時まで休憩いたしま

    す。

    (午後0時00分)

    ◎再開の宣告

    ○議長(真船正康君) 再開いたします。

    (午後1時00分)

    ○議長(真船正康君) 休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。

    8番真船正晃�