平和に関する教育 「国際社会と世界平和」 ~戦争 紛争 を ...時...

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実践の目指しているもの 研究の内容 単元名 中学校社会科(公民的分野) 大項目「地球社会とわたしたち」 中項目ア「世界平和と人類の福祉の増大」 小単元①『国際社会と世界平和』 単元の目標 小単元① 『国際社会と世界平和』 ・地理的分野、歴史的分野との関連を図り、その学習の成果を生かす。 ・「世界平和の実現」については、領土(領海、領空を含む)、国家主権、主権の相互尊重、 国際連合の働きなど、基本的な事項を踏まえて、理解させるように留意する。 ・「国家間の相互の主権の尊重と協力」との関連で、国旗及び国歌の意義並びにそれらを相 互に尊重することが国際的な儀礼であることを理解させ、それらを尊重する態度を育てる ように配慮する。 ・国際社会における文化や宗教の多様性についても触れる。 中学校における実践 平和に関する教育 3年 社会科 公民的分野 「国際社会と世界平和」 ~戦争(紛争)をなくすために大切なことは~ 3学年の公民的分野の学習、大項目「地球社会とわたしたち」では、「国際社会における我が国 の役割を考えさせるとともに、人類の一員としてよりよい社会を築いていくために解決しなければ ならない様々な課題について探究させ、自分の考えをまとめさせること」を主なねらいとしている。 このねらいに基づき、この大項目には「ア 世界平和と人類の福祉の増大」、「イ よりよい社会を 目指して」の二つの中項目が設定されており、それぞれに「国家間相互の主権の尊重と協力、各国 民の相互理解と協力、国際連合をはじめとする国際機関の役割が大切であることを認識させ、国際 社会における我が国の役割を考えさせること」、「持続可能な社会を形成するという観点から課題 を設定し、探究させ、自分の考えをまとめさせること」を主なねらいとしている。 この学習指導要領における大項目・中項目のねらいと構成に基づき、現行教科書(札幌市)との 関わりを考えると、「中項目ア」が「教科書第5章『地球社会とわたしたち』」、「中項目イ」が 「教科書終章『よりよい社会をめざして』」となる。さらに、本実践においては、教科書の構成に 照らして「中項目ア」の中に小単元を二つ設定し、それぞれ教科書における「第5章1節『国際社 会と世界平和』」を「小単元①」、「第5章2節『国際問題とわたしたち』」を「小単元②」とし た。また、単元を通して扱われる「平和」の概念について、ノルウェーの平和学研究者であるヨハ =ガルドゥングによる平和概念、「消極的平和=直接的暴力(戦争)がない状態」、「積極的平和 =構造的暴力(貧困・飢餓、抑圧・差別、環境破壊など)がない状態」を参考に、小単元①では「戦 (紛争)をなくすため大切なことは何か」という課題を、小単元②では「差別、格差、貧困・飢餓、 環境破壊などの問題を解決するために取り組むべきことは何か」という課題を、それぞれの単元を 貫く課題として設定した。この課題について、それぞれの単元を通して、国や地域、国際社会(国 連)、そして国民(自分)の視点から探究することで、「中項目ア」のねらいが達成されると考え た。 以上のような大項目、中項目のねらいと内容構成を基に、内容の全般にわたって公民的分野の既 習事項を活用するとともに、地理的分野、歴史的分野との関連を図り、その学習の成果を生かすこ とによって、中学校社会科の学習のまとめとして、教科の目標である「公民的資質の基礎を養う」 ことの実現を目指して本実践を行った。

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Page 1: 平和に関する教育 「国際社会と世界平和」 ~戦争 紛争 を ...時 各時間の目標 子どもの主な活動と思考の流れ 1 平和とは何かを、平和の実現に

Ⅰ 実践の目指しているもの

Ⅱ 研究の内容

1 単元名

中学校社会科(公民的分野)

大項目「地球社会とわたしたち」 中項目ア「世界平和と人類の福祉の増大」

小単元①『国際社会と世界平和』

2 単元の目標

小単元① 『国際社会と世界平和』

・地理的分野、歴史的分野との関連を図り、その学習の成果を生かす。

・「世界平和の実現」については、領土(領海、領空を含む)、国家主権、主権の相互尊重、

国際連合の働きなど、基本的な事項を踏まえて、理解させるように留意する。

・「国家間の相互の主権の尊重と協力」との関連で、国旗及び国歌の意義並びにそれらを相

互に尊重することが国際的な儀礼であることを理解させ、それらを尊重する態度を育てる

ように配慮する。

・国際社会における文化や宗教の多様性についても触れる。

中学校における実践 平和に関する教育

3年 社会科 公民的分野

「国際社会と世界平和」 ~戦争(紛争)をなくすために大切なことは~

3学年の公民的分野の学習、大項目「地球社会とわたしたち」では、「国際社会における我が国

の役割を考えさせるとともに、人類の一員としてよりよい社会を築いていくために解決しなければ

ならない様々な課題について探究させ、自分の考えをまとめさせること」を主なねらいとしている。

このねらいに基づき、この大項目には「ア 世界平和と人類の福祉の増大」、「イ よりよい社会を

目指して」の二つの中項目が設定されており、それぞれに「国家間相互の主権の尊重と協力、各国

民の相互理解と協力、国際連合をはじめとする国際機関の役割が大切であることを認識させ、国際

社会における我が国の役割を考えさせること」、「持続可能な社会を形成するという観点から課題

を設定し、探究させ、自分の考えをまとめさせること」を主なねらいとしている。

この学習指導要領における大項目・中項目のねらいと構成に基づき、現行教科書(札幌市)との

関わりを考えると、「中項目ア」が「教科書第5章『地球社会とわたしたち』」、「中項目イ」が

「教科書終章『よりよい社会をめざして』」となる。さらに、本実践においては、教科書の構成に

照らして「中項目ア」の中に小単元を二つ設定し、それぞれ教科書における「第5章1節『国際社

会と世界平和』」を「小単元①」、「第5章2節『国際問題とわたしたち』」を「小単元②」とし

た。また、単元を通して扱われる「平和」の概念について、ノルウェーの平和学研究者であるヨハ

ン=ガルドゥングによる平和概念、「消極的平和=直接的暴力(戦争)がない状態」、「積極的平和

=構造的暴力(貧困・飢餓、抑圧・差別、環境破壊など)がない状態」を参考に、小単元①では「戦

争(紛争)をなくすため大切なことは何か」という課題を、小単元②では「差別、格差、貧困・飢餓、

環境破壊などの問題を解決するために取り組むべきことは何か」という課題を、それぞれの単元を

貫く課題として設定した。この課題について、それぞれの単元を通して、国や地域、国際社会(国

連)、そして国民(自分)の視点から探究することで、「中項目ア」のねらいが達成されると考え

た。

以上のような大項目、中項目のねらいと内容構成を基に、内容の全般にわたって公民的分野の既

習事項を活用するとともに、地理的分野、歴史的分野との関連を図り、その学習の成果を生かすこ

とによって、中学校社会科の学習のまとめとして、教科の目標である「公民的資質の基礎を養う」

ことの実現を目指して本実践を行った。

Page 2: 平和に関する教育 「国際社会と世界平和」 ~戦争 紛争 を ...時 各時間の目標 子どもの主な活動と思考の流れ 1 平和とは何かを、平和の実現に

時 各時間の目標 子どもの主な活動と思考の流れ

平和とは何かを、平和の実現に向けての様々な課題(戦争・紛争、貧困、差別など)を資料から読み取ることを通して考える。

今、世界は平和なのだろうか?

・資料から世界の戦争・紛争、貧困などの現状を読み取る。

・平和とはどのような状態なのかを考える。

平和の実現には多くの課題があり、世界には平和とは言えない国や地域が多数存在している。

単元を貫く課題:戦争(紛争)をなくすために大切なことは何だろう?

国家の概念を理解するとともに、領土に関わる問題やその他の対立について、その解決や克服が試みられていることを理解する

・戦争の多くは国家の対立から起こったことを確認する。

国家間の対立解消のために大切なことは何だろう?

・国家の概念、国際法の概念を理解する。

・国際法の遵守、主権の相互尊重の大切さを理解する。

国際法を守り、相互に主権を尊重して平和的手段(話し合い)で解決することが大切である。

国際連合の仕組みや、どのような目的をもって活動しているのかを理解し、平和主義に基づく我が国の安全と防衛及び国際貢献について考える。

なぜ日本は国際連合に加盟しているのだろう?

・国際連合憲章の意義、集団安全保障体制について理解する

・国際連合の仕組みや活動を理解し、日本国憲法の平和主義

を踏まえた日本の役割について考える。

国際連合の集団安全保障体制の下、日本の安全と防衛を保持し、平和主義に基づき、国連の活動を通して世界平和に貢献しようとしている。

地域主義の動きが活発化しており、地域内の協力や協調を強め、共通の課題を解消し地域の発展や平和を目指していることを理解する。

地域主義にはどのような目的があるのだろう?

・EUの目的や経済統合、政治統合について理解する。

・その他の地域組織や日本との関わりについて理解する。

地域内の協調や協力を強め、共通の課題を解消し地域の発展や平和を目指している。

現代の戦争(紛争)が国家の対立よりも民族対立や経済格差などを要因に起こっていることについて、文化や宗教の多様性も踏まえて考える。

なぜ、現在も戦争や紛争が起こっているのだろう?

・民族紛争、地域紛争、テロリズムの現状を理解する。

・戦争(紛争)の要因や背景について考える。

現在、様々な要因(文化・宗教・民族・格差など)が紛争やテロリズムを引き起こしている。

本 時

戦争をなくすために自分にできることは何かを考えることを通して、戦争を防止し平和を確立するための熱意と協力の態度を育てる。

・戦争を防ぐための国家、国連、地域の試みを確認する。

戦争をなくすために、自分にできることは何だろう?

・自分にできることを考え、グループや全体で交流する。

戦争をなくし平和を確立するためには、一人一人が何ができるかを考え、行動することが大切である。

平和へのメッセージを作成することを通して、戦争の惨禍 や、人間の生命の尊さ、平和の尊さを理解する。

平和へのメッセージを考えよう。

・戦争の体験談を視聴する。(平和バーチャル資料館の映像)

・これまでの学習を生かし、平和へのメッセージを作成する。

戦争をしてはいけないこと、人間の生命の尊さ、平和な

世界のすばらしさが改めてわかった。

3 題材の指導計画(7時間扱い 本時6/7)

Page 3: 平和に関する教育 「国際社会と世界平和」 ~戦争 紛争 を ...時 各時間の目標 子どもの主な活動と思考の流れ 1 平和とは何かを、平和の実現に

時間 主な学習内容と生徒の活動 教師の働きかけ 留意点など

10

・既習事項の

確認 ・既習事項の

確認 ・既習事項の

確認 ・平和バーチャ

ル資料館 ・セーブ・ザ・チルドレン

『most shocking

second a day』

「平和= A のない状態」、Aに当てはまる言葉は?

・Aに当てはまる言葉を発表し、平和 の一つの概念としての「戦争(紛争) のない状態」について確認する。 ・国際法や主権の相互尊重、集団安全 保障や地域内の協調・協力など。 ・世界には平和とは言えない国や地域 が多数存在することを確認する。 ・数十年前の日本も戦争をしていたこ とや、現在の自分との関わりを認識 する。 ・現在、未来の日本も例外でないこと を認識する。

・「戦争(紛争)をなくすために…」について本単元、本時で扱っていることを簡単に確認させる。

・戦争を防止するための、国家、国連、 地域組織などの試みを確認させる。 ・地域紛争、テロリズムの現状を視聴覚資料を用いて簡単に確認させる。

・平和バーチャル資料館「札幌の戦跡」 の写真を見て、過去の日本も例外では ないことを伝える。 ・映像資料を用いて、現在、未来の日本も例外でないことを認識させる。

戦争(紛争)をなくすために、自分にできることは何だろう。

40

・「国や政府」で

はなく「市民

」であること

を伝える。 ・ランキングに

正解はないこ

と、自分にで

きそうなこと

を考えるのが

重要なことを

伝える。

・個人意見をワークシートに記入後、 4人グループをつくり意見を交流。 ・グループ内で実行できそうな意見を 選び(複数可)板書用紙に記入し提案 する。

・「世界平和の実現を目指す市民グループの一員」の立場で考え提案する。

・用紙を黒板に掲示させる。同じような意見はまとめさせる。

(概ね「支援系」・「集会系」・「発信系」の三つに分類できると思われる。)

・発表後、各提案から自分に実行できそうな提案を個人で一つ選び、提案と理由をワークシートに記入させる。

・記入後、選んだ提案を上の分類ごとに挙手させ、ランキングする。数人を指名し、選んだ理由を発表させる。

・募金活動 ・物資、技術支援 ・デモ、集会 ・他国民との交流 ・戦争体験や惨禍を伝える

・CMやポスター作成 など

・様々な意見や方法があり、その中に は自分に実行・協力できそうなこと があることに気づく。 ・過去、現在の戦争の惨禍や平和へのメッセージを伝えることも一つの方法であることを理解する。

・歴史的分野での第二次世界大戦に関するビデオ(NHK「映像の世紀第5集」 )視聴の感想の抜粋を提示する。

・伝える相手は

様々でよい。

日本、世界、

未来の自分、

子孫、etc.

・一種の疑似体

験として、自

分事として捉

える。

・「平和の実現」

のためである

ことに目を向

けさせる。

(次の時間に)平和へのメッセージを考えよう。

ま と め

45

50

・歴史の授業で書いた、第二次世界大戦に関するビデオ視聴の自分の感想を読み返す。

・歴史的分野での第二次世界大戦に関するビデオ(NHK「映像の世紀第5集」 )視聴の個人の感想を配布。

戦争を体験していない私たちが伝えられることは何だろう。

・次時でのメッセージ作成に向けて、本時の感想や、伝えたい内容をワー

クシートに簡単にまとめる。

・導入の平和の概念を用いて、「戦争を知らない=平和の素晴らしさを知っている」ことを生徒から導き出す。

4 本時について

(1)本時の目標

戦争(紛争)をなくすために自分にできることは何かを考えることを通して、戦争を防止し平

和を確立するための熱意と協力の態度を育てる。(関心・意欲・態度)

(2)本時の展開(6/7)

(3)本時の評価

戦争(紛争)を防ぐために自分にできることは何かを考え、戦争を防止し平和を確立するた

めの態度が育ったかを生徒観察、ワークシートの記述から評価する。

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5 実践のポイント

<中項目の扱いについて>

・ 本稿の項目Ⅰでも述べたように、本実践では中項目「ア 世界平和と人類の福祉の増大」を二つの小

単元に分け、それぞれを教科書の構成を基に、小単元①では「戦争(紛争)をなくすために」、小単

元②では「差別(文化の多様性の危機)、(資源・エネルギー・経済的)格差、貧困・飢餓、地球環

境問題をなくすために」を、それぞれの単元を貫く課題として設定した。そのため、国際連合の取扱

いについては、小単元①では国際連合憲章と安全保障理事会の活動を中心に扱い、小単元②では経済

社会理事会やその他の機関、専門機関を、それぞれの内容に関連付けて扱うなどの工夫を行った。ま

た、既習事項である平和主義(主に日本国憲法前文の記述)についても小単元①、小単元②のそれぞ

れの内容に関連付けて活用できるよう留意した。

・ 中項目全体のまとめとして、小単元②の最後の1時間に、内閣府実施の「外交に関する世論調査」に

ついて取り上げ、各小単元の内容を踏まえて、日本国民、そして地球市民の立場から「世界平和と人

類の福祉の増大」について考え、表現する授業を行った。

<小単元①の実践について>

・ 本実践では、小単元①のまとめとして「平和へのメッセージ」を作成する授業を行った。メッセージ

には、「平和とは」「紛争の要因」「自分にできること」の小単元で学習した内容や、「戦争の体験

談」「歴史的分野における第二次世界大戦に関するビデオ視聴」の個人の感想はよく活用されていた

ものの、「国家主権の尊重」「国際連合の取組」「地域主義の動き」の小単元で学習した内容につい

ては、あまり活用されていなかった。今回、平和への自分の思いを表現できたことは、「戦争を防止

し平和を確立するための熱意と協力の態度を育てる」ことや、「戦争の惨禍や、人間の生命の尊さ、

平和の尊さを理解する」ことにつながったと考えられる。一方、活用できなかった学習内容について

は、今後生徒が、国際情勢と向き合っていく中で、発達段階に応じて理解度が高まっていくものと考

える。

・ 本実践を再構築するなら、小単元①のまとめの7時間目を「メッセージの作成」ではなく、単元の1

時間目に設定した「戦争(紛争)をなくすために大切なことは何だろう?」という「単元を貫く課題

の解決」の時間とすることが考えられる。つまり、単元を貫く課題に対して「地理的分野、歴史的分

野における学習の成果も踏まえ、(本単元1~6時間目での既習事項を基に)国際社会における文化

や宗教の多様性についても触れながら考え、表現する」ことを、本時の目標として設定し、単元を通

じた生徒の思考の過程を評価していくことも可能である。

<本時の実践について>

・ 本時の導入部では、現在、世界で起こっている紛争やテロリズム、また過去の大戦が、現在の日本で

暮らす私たちにとっても決して無関係ではないこと、つまり生徒が、それらの事象を自分事として捉

えられるような画像・映像を導入の資料として、取り入れた。実践にあたってはその時々の国際情勢、

生徒の暮らす地域や学校等の特性を考え、様々な資料の選択が可能であると考えるが、あくまでも中

学3年生という発達段階を考慮し、資料選択は慎重に行われるべきと考える。

・ 本時の展開の部分では、4人グループによる意見交流を取り入れたことにより、「戦争をなくすため

に、自分にできることは何だろう」という課題についての考えを広げたり、自分のもっていた意見を

さらに深めるなどの成果が見られた。特に個人の段階では具体的な意見をもてなかった生徒にとって

は効果的であった。このような言語活動を通した学び合いを重視することで、生徒同士が互いの意見

を認め合い、自分と同様に他の生徒も平和の実現に向けて熱意をもって考えている姿に触れることか

ら「戦争を防止し、世界平和を確立するための熱意と協力の態度を育てる」ことができたと考える。

・ 小単元のまとめを前述のような「単元を貫く課題の解決」とするのであれば、本時では個人の意見や

感想を掘り下げていく中で、「国家主権の尊重」「国際連合の取組」「地域主義の動き」の内容をより

追究していくことが考えられる。

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Ⅲ 実践のためのワークシート・資料例

世界の平和のために ~戦争(紛争)をなくすためには…~

組 番 氏名 あなたは、「世界平和を実現する市民グループ」の一員です。今度、グループのメンバーが集まって、「戦争(紛争)をなくすため」に行う活動について、それぞれが提案することになりました。あなたの提案と、その内容・理由を書きましょう。

提案:

内容・理由:

グループメンバーの提案

各グループの提案の中から、自分に実行・協力したい(できそうな)活動を一つ選ぼう。

理由

メッセージ作成に向けて、今日の授業の感想や、メッセージで伝えたい内容をまとめよう。

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