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D5000 用 RS485/RS422 シリアルインターフェイス オプションキット P/N 80500731 取扱説明書 OH-91

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Page 1: OH-91 D5000用 RS485/RS422 シリアルインターフェイス ...3. 後部ハウジングにある既存の RS232 コネクタの横にあるプラスチック のホールカバーを取り除きます。

D5000 用

RS485/RS422 シリアルインターフェイス オプションキット P/N 80500731 取扱説明書

OH-91

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RS485/RS422 オプションキット 1

1. はじめに この取扱説明書では、オーハウス 5000 指示計で使用する RS485/RS422 シリアルインターフェイスオプションキットの取り付け方法を説明します。 取り付けおよび操作の前に、この説明書を最後までお読みください。

注意:RS485/RS422 オプション PC ボードを取り付け、接続、あるいはメンテナンスする前に、安全上の警告をすべてお読みください。これらの警告に従わない場合、身体的危害や器物の損壊を招く恐れがあります。すべての説明書は、今後の使用に備えて保管しておいてください。

1.1 キットの内容 共通部品

T51P 部品(袋に「T-P」のマーク付き)

T51XW 部品(袋に「T-XW」のマーク付き)

・RS485/RS422 PC ボード

・取扱説明書

・ネジ(2) ・ロングケーブル ・ショートケーブル ・張力緩和ブッシング

・ネジ(2) ・ロングケーブル ・ショートケーブル ・ケーブルタイ

2. 取り付け 2.1 安全上の注意 この機器を安全かつ信頼性をもってご使用いただくために、この説明書に記載されたすべての安全上の注意を遵守してください。 • これらのオプションの取り付けは、必ず機器に精通した担当者が行ってください。

• 取り付けを開始する前に、機器の主電源を切断します。 • 指示計のバッテリー室にバッテリーがセットされている場合は、設置を開始する前にそれらを取り外してください。

• 指示計に充電式バッテリーオプションが取り付けられている場合は、 取り付けを開始する前に充電 PC ボードからバッテリーを切断してください。

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2 RS485/RS422 オプションキット

受信 -(RXD -) 受信 +(RXD +) 接地(GND) 伝送 -(TXD -) 伝送 +(TXD +)

終端抵抗ジャンパーの

位置

操作モード ジャンパー

の位置

2.2 RS485/RS422 配線ガイドライン • 張力緩和ブッシングには、2 本以上のケーブルを通すことはできま せん。

• RS485/RS422 PC ボードに接続されているケーブルは、他の接続には使用できません。

• ツイストペアシールドケーブルの使用をお勧めします。 • 張力緩和ブッシングで使用できるケーブルの直径は、2 ~ 6 mm(0.08 ~ 0.23 インチ)です。

• RS485/RS422 PC ボードの端子ブロックで使用できるワイヤサイズは、0.14 ~ 1.5 mm2(26 ~ 16 AWG)です。ワイヤの端から 6 mm(0.25 インチ)までシールドを剥きます。

図 2.1 ワイヤの準備

• 図 2.2 に従って、ワイヤを端子ブロック J2 に接続します。

図 2.2 RS485 の接続

J2

J4 J1

W1 W2

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RS485/RS422 オプションキット 3

• RS485/RS422 オプションは、全二重(4 線式)または半二重(2 線式)操作モードのどちらにも設定できます。ジャンパー W1 は、全二重 モードでは取り外す必要があり、半二重モードでは取り付ける必要があります。

図 2.3 全二重 図 2.4 半二重

• 接地接続が必要なシステムでは、コネクタ J2 がその役割を果たし ます。

• RS485/RS422 PC ボードのコネクタ W2 にジャンパーを取り付けると、120 オームの終端抵抗が実現します。W2 がショートの場合、終端抵抗は RXD+ と RXD- のラインの間に接地します。

• RS485 取り付けの詳細については、TIA(米国電気通信工業会)が発行している文書 TSB-89-A「Application Guidelines for TIA/EIA-485-A」を参照してください。

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4 RS485/RS422 オプションキット

2.3 T51P への 80500731 の取り付け

警告:ハウジング内での感電に注意してください。ハウジングは、機器に精通した担当者以外、開かないでください。ハウジングを開く前に、接続されているすべての電源を切断してください。装置にオプションのリレー制御ボードが備わっている場合、ハウジング内には AC 電源あるいは DC 電源接続が他にもまだある場合があります。

この手順を実行する場合は、図 2.5 を参照してください。 1. 後部ハウジングの角にある 4 本のネジを外します。 2. 前部ハウジングを前に引っ張ります。 3. 後部ハウジングにある既存の RS232 コネクタの横にあるプラスチックのホールカバーを取り除きます。

3. 露出した穴へ、張力緩和ブッシングを取り付けます。 4. 付属の 2 本のタッピングネジを使用して、RS485/RS422 PC ボードを後部ハウジングに取り付けます。

5. RS485/RS422 PC ボードのコネクタ J1 または J4 と、メイン PC ボードのコネクタ J8 にロングケーブルを接続します。 注:リレーオプションの PC ボードがすでに取り付けられている場合は、ロングケーブルを使用しないでください。そのかわり、RS485/RS422 PC ボードとリレー PC ボードをショートケーブルで接続してください。

6. 通信ケーブルを張力緩和ブッシングに通し、メイン PC ボードの左側にはわせます。

7. 通信ケーブルのワイヤを RS485/RS422 PC ボードの端子ブロックに取り付けます。

8. 後部ハウジング左側に沿って、ケーブルを溝にはめこみます。 9. 余分なケーブルを張力緩和ブッシングを通して引っ張り、ブッシング外側のナットを締めます。

10. ハウジングを閉じて、4 本のネジを再度取り付けます。

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RS485/RS422 オプションキット 5

RS485/RS422 PC ボード ネジ(2)

ロング ケーブル

9 ピン コネクタ

コネクタ J8

外部ケーブル

張力緩和ブッシング

RS232 コネクタ

図 2.5 T51P

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6 RS485/RS422 オプションキット

2.9 T51XWへの 80500731 の取り付け

警告:ハウジング内での感電に注意してください。ハウジングは、機器に精通した担当者以外、開かないでください。ハウジングを開く前に、接続されているすべての電源を切断してください。装置にオプションのリレー制御ボードが備わっている場合、ハウジング内には AC 電源あるいは DC 電源接続が他にもまだある場合があります。

この手順を実行する場合は、図 2.6 を参照してください。 1. 後部ハウジングの角にある 6 角ボルトを外します。 2. 前部ハウジングを前に引っ張ります。 3. 付属の 2 本のネジを使用して、RS485/RS422 PC ボードを後部ハウジングに取り付けます。

4. RS485/RS422 PC ボードのコネクタ J1 または J4 と、メイン PC ボードのコネクタ J8 にロングケーブルを接続します。 注:リレーオプションの PC ボードがすでに取り付けられている場合は、ロングケーブルを使用しないでください。そのかわり、RS485/RS422 PC ボードとリレー PC ボードをショートケーブルで接続してください。次に手順 6 へ進みます。

5. ケーブルタイを使用して、ケーブルタイ取り付け具にロングケーブルを固定します。

6. 利用できる張力緩和ブッシングの 1 つから、ホールプラグを取り除きます。

7. 通信ケーブルを、張力緩和ブッシングに通します。 8. 通信ケーブルのワイヤを RS485/RS422 PC ボードの端子ブロックに取り付けます。

9. 余分なケーブルを張力緩和ブッシングを通して引っ張り、ブッシング外側のナットを締めます。

10. ハウジングを閉じて、4 本の六角ボルトを再度取り付けます。

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RS485/RS422 オプションキット 7

RS485/RS422 PC ボード 9 ピンコネクタ ネジ(2)

ロング ケーブル

ケーブル タイ

ケーブル 取り付け具

コネクタ J8

後部

ハウジング 端子 ブロック 外部 デバイス からの ケーブル

張力緩和 ブッシング

前部

ハウジング

図 2.6 T51XW

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8 RS485/RS422 オプションキット

3. 操作 指示計に付属の取扱説明書を参照してください。COM2 および印刷 2 メニューセクションの説明通りに、RS485/RS422 通信パラメータおよび印刷パラメータを設定します。シリアル通信セクションの説明通りに、データを送受信します。 3.1 RS485 アドレスの使用 RS485/RS422 インターフェイスオプションを使用すると、最大 99 個の一意のアドレスを使用することができます。実際のネットワーク接続の数よりも多数のアドレスを使用すると、既存ネットワーク上でのはかりの交換を簡単に行うことができます。ネットワークでアドレスが重複する心配をせずに、はかりを交換することができます。複数のネットワークシステムで一意のはかりアドレスを使用し、個々のはかりを完全に識別することができます。 アドレスをオフに設定すれば、RS422 のポイントツーポイントシステムや、あるいはマルチドロップのみ受信するシステムとの互換性を持たせることができます。 3.2 RS485 インターフェイスへのコマンド送信 RS485 インターフェイスに送信するコマンドセットの先頭には「@」文字を付け、その 2 桁のアドレスは COM2 メニューで設定します。たとえば、アドレス 01 と設定されている RS485 インターフェイスに印刷コマンドを送信するには、「@01P」というシーケンスを送信します。 3.3 RS485 インターフェイスからのデータ受信 RS485 インターフェイスからのレスポンスは先頭に「@」文字と 2 桁のアドレスが付いています。たとえば、「@01P」への一般的なレスポンスは、「@01 10.005 kg」です。

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RS485/RS422 オプションキット 9

4. メンテナンス 4.1 サービス情報 サービスサポートにつきましては、弊社取扱代理店または弊社サービスまでお問い合わせ下さい。 5. 技術データ 5.1 仕様 品番 80500731基準 TIA/EIA-485-A 準拠入力ローディング シリアルバスに最大 32 までの送受信機アドレス 01 ~ 99フロー制御 ソフトウェア(Xon/Xoff)

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オーハウス コーポレーション お問い合わせはカスタマーサポートセンターへ TEL: 03-5815-5515 FAX: 03-5815-5525 〒110-0008 東京都台東区池之端2-9-7 池之端日殖ビル6F (メトラー・トレド(株)内) www.ohaus.com D5000_RS485/422_IM-JP_20100112