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304 PART 3 対応バージョン デザイン制作編 CS3 CS2 CS 305 Illustrator PART 3 立体的な缶にイラストをマッピングする 019 [効果]メニュ−の[3D →回転体]で作成した3 Dオブジェクトに、作成したイラストをマッピングし ます。マッピングするイラストはシンボルに登録し、 [アートをマップ]ダイアログで位置や大きさを調 整します。[回転体]で缶のオブジェクトを作成し、 ラベルとなるイラストをマッピングしてみましょう。 CREATIVE LEVEL ★★★★★ POINT マッピングするイラストは表示部分のみ作成する プレビューを使い、マップ位置を微調整する ライティング調整で質感を高める 関連項目ページ ▶ p.180 ▶ p.250 ▶ p.310 まず、マッピングするアートワークを各種ツール を使用し作成します 。アートワークを作成した らすべてを選択し、 [シンボル]パネルにドラッグします。 CS3の場合は、 [シンボルオプション]ダイアログが表 示されるので、シンボルの名前を入力し、 [種類]で[グラ フィック]を選択し [OK]をクリックして登録します 1 次に長方形や円を組み合わせ、缶の3Dオブ ジェクトの元となるオブジェクトを作成します オブジェクトを配置し終えたら、 [パスファインダ]パネルの [形状エリアに追加]ボタンをクリックし、続けて[拡張] ボタンをクリックして1つのオブジェクトに合成します HINT 拡張しなくても3 D 効果は適用できますが、処理が重 くなってしまいます。 2 このオブジェクトを選 択し、 [効果]メ ニューから[3D→回転体]を選びます。 [3D 回 転 体オプション]ダイアログが表 示さ れたら、 [プレビュー]をチェックして 、3Dの 角度を設定します。作例では[位置:オフアク シス法 -前面] に設定しています。設定が できたら[マッピング]ボタンをクリックします 3 [アートをマップ]ダイアログが表示されるので、 [表面]の三角形のボタン をクリックして、缶 の側面を選びます。中央の画面はマッピングする面を平 らにしたもので、薄いグレーの部分が実際に見えている 部分です 。また、アートボード上の3Dオブジェクトの 対応する面が赤いライン で表示されることでも面を確 認できます。 4 [シンボル]パネルから、先ほど登録したシンボル を選択します。シンボルをドラッグして薄いグレー の部分まで移動します 。アートボードのプレビューを見 ながら位置を微調整しましょう。[アートワークに陰影を 適用]にチェックを入れ [OK]をクリックします。 5 [3D 回 転 体オプション]ダイアログの[詳 細オプション]ボタンをクリックしてライティ ングを調整します (P. ★★参照)。すべての設 定を終えたら、 [OK]をクリックして完成です。 6 ここがポイント! [アートをマップ]ダイアログで[構造体を表示しない]にチェックを入れると、3 D の構造体は表示されずに、マッ ピングしたアートワークのみ表示されます。この場合、[アートをマップ]ダイアログの中央画面の濃いグレーの 部分でも、マッピング画像が配置されていれば表示されます。 マッピング画像のみ表示する 側面から見た缶の断面を2分の1 にしたもの。これを回転させて立体 を作成する 円や正方形で缶の溝や フチを作成 [構造体を表示しない]チェックを オン [構造体を表示しない]チェックを オフ

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304

目的別リファレンス[デザイン制作編]

コンビネーション・ワーク・テクニック

PART

3 対応バージョン

デザイン制作編CS3 CS2 CS

305

線と矩形でつくる

円と基本オブジェクトからつくる

文字を活用したデザイン

Illustrator

の機能を活用する

画像&アナログテクニック

PART

3

立体的な缶にイラストをマッピングする019

[効果]メニュ−の[3D→回転体]で作成した3Dオブジェクトに、作成したイラストをマッピングします。マッピングするイラストはシンボルに登録し、

[アートをマップ]ダイアログで位置や大きさを調整します。[回転体]で缶のオブジェクトを作成し、ラベルとなるイラストをマッピングしてみましょう。

CREATIVE LEVEL  ★★★★★POINT  

●マッピングするイラストは表示部分のみ作成する●プレビューを使い、マップ位置を微調整する●ライティング調整で質感を高める

関連項目ページ ▶ p.180 ▶ p.250 ▶ p.310

まず、マッピングするアートワークを各種ツールを使用し作成します❶。アートワークを作成した

らすべてを選択し、[シンボル]パネルにドラッグします。CS3の場合は、[シンボルオプション]ダイアログが表示されるので、シンボルの名前を入力し、[種類]で[グラフィック]を選択し❷、[OK]をクリックして登録します❸。

1 次に長方形や円を組み合わせ、缶の3Dオブジェクトの元となるオブジェクトを作成します❹。

オブジェクトを配置し終えたら、[パスファインダ]パネルの[形状エリアに追加]ボタンをクリックし、続けて[拡張]ボタンをクリックして1つのオブジェクトに合成します❺。

HINT  拡張しなくても3D効果は適用できますが、処理が重くなってしまいます。

2

このオブジェクトを選択し、[効果]メニューから[3D→回転体]を選びます。

[3D回転体オプション]ダイアログが表示されたら、[プレビュー]をチェックして❻、3Dの角度を設定します。作例では[位置:オフアクシス法 -前面]❼に設定しています。設定ができたら[マッピング]ボタンをクリックします❽。

3

[アートをマップ]ダイアログが表示されるので、[表面]の三角形のボタン❾をクリックして、缶

の側面を選びます。中央の画面はマッピングする面を平らにしたもので、薄いグレーの部分が実際に見えている部分です❿。また、アートボード上の3Dオブジェクトの対応する面が赤いライン⓫で表示されることでも面を確認できます。

4 [シンボル]パネルから、先ほど登録したシンボルを選択します。シンボルをドラッグして薄いグレー

の部分まで移動します⓬。アートボードのプレビューを見ながら位置を微調整しましょう。[アートワークに陰影を適用]にチェックを入れ⓭、[OK]をクリックします。

5

[3D回転体オプション]ダイアログの[詳細オプション]ボタンをクリックしてライティ

ングを調整します⓮(P.★★参照)。すべての設定を終えたら、[OK]をクリックして完成です。

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ここがポイント!

[アートをマップ]ダイアログで[構造体を表示しない]にチェックを入れると❶、3Dの構造体は表示されずに、マッピングしたアートワークのみ表示されます❷。この場合、[アートをマップ]ダイアログの中央画面の濃いグレーの部分でも、マッピング画像が配置されていれば表示されます。

マッピング画像のみ表示する

側面から見た缶の断面を2分の1にしたもの。これを回転させて立体を作成する

円や正方形で缶の溝やフチを作成

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[構造体を表示しない]チェックをオン

[構造体を表示しない]チェックをオフ❶

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