tama river 201711
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季節の移り変わり
「雑木林」
「大木の水場」
撮影された時間帯
「孟宗竹の水場」
© 2013 N.Naka
トレイルカメラに撮影された動物
2017年11月
© 2013 N.Naka
- 季節の移り変わり
11月は乾燥した晴れが多かった。上旬は湖が⽩く濁っていたが、中旬以降はグ
リーンに戻っていた。カメラ設置場所は標高が1000m〜1300mの
ため紅葉の⾒頃は上旬、湖畔は中旬から下旬だった。
⻩葉
白く濁った白丸湖奥多摩湖半
2017年11月
© 2013 N.Naka
- 「雑⽊林」
雑⽊林では11月初旬が紅葉の盛りだったが、カメラチェックに訪れたのは中旬以降で、落葉が進んでいた。ニホンザルが紅葉を楽しんでいたようだ。ヤマネはやはりトレイルカメラに映っていなかった。⽊の周りに掘り越し跡が多
くあった。
ニホンザル落葉した雑⽊林
積もった落ち葉
雑⽊林では落ち葉が多く溜まっていた。
2017年11月
© 2013 N.Naka
- 「大⽊の水場」(1)
写真でみると大きさの違いがよくわかり、親子のツキノワグマかなと思われる。別角度の動画では子供が若⼲大きく⾒えて兄弟かもと思った。
ホンドテンは全身⽩っぽく映っているので冬毛に変わってきたようだ。⽩⿊写真で分かりにくいが夏毛のホンドテンを⾒ていれば想像はできる。
2頭のホンドタヌキ。1頭の毛が一部抜けている。傷らしきものがないのでおそらく疥癬症。もう1頭に感染しなければ良いのだが。。。
ツキノワグマの親子
ホンドテン ホンドタヌキ
2017年11月
© 2013 N.Naka
- 「大⽊の水場」(2)
オスジカのヌタ打ち。水場にやってきて、しっかりと泥を身にまとって去って⾏った。毎年、発情期に多く⾒られる。泥に入る前は発情していた状態がヌタ打ち後ではおさまっていた。
水場にやって来たオスジカ
早速ヌタ打ちを始めた たくさん泥を付けて去って⾏った。
2017年11月
© 2013 N.Naka
- 「孟宗竹の水場」(1)
11月中旬、水場の水が増えていたが下旬には少なくなっていた。ニホンイノシシが最初に水をゴクゴクと飲み、ヌタ打ちにうっ
とりしていた。背中を擦れるように鼻で土手を作ったりもしていた。ニホンイノシシは泥浴びが良いらしく、水の少ない場所を選んでいるようだった。
水を飲むニホンイノシシ ヌタ打ちをするニホンイノシシ
2017年11月
© 2013 N.Naka
- 「孟宗竹の水場」(2)
角が折れたオスジカがやって来た。おそらく他のオスと角合わせをして折れたのだろう。ニホンザルの群れが何度もやってきて水を
飲んでいた。親子の水飲みは親が先で子供は後。子供同士の群れはまるで保育園のようだ。角が折れたニホンジカ
ニホンザルの親子 ニホンザルの群れ
2017年11月
© 2013 N.Naka
- 撮影された時間帯
1ヶ月間に撮影された動物の映像を時間別にカウントして表にした(次頁グラフ参照)。
「孟宗竹の水場」には水があったにも関わらず、鳥類が映っていなかった。
ニホンイノシシとサルは「雑⽊林」と「孟宗竹の水場」で、ニホンジカは全ての場所で多く撮影された。ツキノワグマの出没は少なくなった。「大⽊の水場」では夜間にネズミ、日中にニホンリスが多く現れた。
11月は日中の時間が約10時間前後と短くなった。カメラチェックも時間に終われるようになった。昼間活動するニホンザルも同じだろうか。
2017年11月
© 2013 N.Naka
- 撮影された時間帯(グラフ)
日の出は6:15頃日の入は16:37頃とした。(国⽴天⽂台の東京都のデータ参照)
トレイルカメラに撮影された動物の1映像を1としてカウントした。続けて30分以内の同じ動物の映像はまとめてで1としてカウントした。
「大⽊の水場」 「孟宗竹の水場」「雑⽊林」
日の出
日の入
時間:0 24 0 24 0 24 動物名
カケスヤマドリ鳥の仲間ニホンアナグマニホンイノシシニホンカモシカツキノワグマコウモリの仲間ニホンザルニホンジカホンドタヌキホンドテンネズミの仲間ニホンリス
2017年11月
© 2013 N.Naka
- トレイルカメラに撮影された動物【雑⽊林】◎○ニホンザル◎ニホンイノシシとニホンジカ◎ニホンジカ・ニホンアナグマ・カケス・ホンドタヌキ・ホンドテン
「多摩川水源に生きる」 http://tama-forest.seesaa.net/
◎は公開している動画(動画は映像の状況により公開/非公開としています。)○は本スライド内で写真を掲載
【大⽊の水場】◎○ツキノワグマ◎ニホンカモシカ◎ヤマドリ○ニホンジカ○ホンドタヌキ○ホンドテン・カケス・鳥の仲間・ニホンアナグマ・ニホンリス・コウモリの仲間・ネズミの仲間
【孟宗竹の水場】◎○ニホンイノシシ○ニホンザル○ニホンジカ・ツキノワグマ・コウモリの仲間・ホンドタヌキ