toho vision 20182010/2 2011/2 2012/2 2013/2 2014/2 2015/2 2016/2 2017/2 2018/2 最終年度目標...
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TOHO VISION 2018東宝グループ 中期経営戦略 初年度の振り返り
2016年4月
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TOHO VISION 2018 のポイント
▪ 3つの戦略方向性と5つの重点投資領域
▪ 経営数値目標経営の成果として 『営業利益』 を重視
巡航高度として「300億円超」の維持
2018年2月期の「350億円」を達成目標に
コンテンツ権利ビジネスContents
プラットフォームビジネスPlatform
不動産賃貸ビジネス
Real Estate
④ TOHOシネマズの戦略的出店と高機能・高付加価値化
① 自社企画作品の拡充および幅広いライツの確保
② ゴジラを中心としたキャラクタービジネスの展開
③ 海外市場開拓のビジネスモデルの確立
⑤ グループ不動産事業再編による基盤強化と新規取得
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初年度の経営成果
前期対比28.2%アップ。90億円の増加
初年度に、連結営業利益 を達成
過去最高益の前年度を上回り、2年連続で記録更新
初年度にして、早くも最終年度目標「350億円」超を達成
営業利益率17.7%、ROE9.3%、と着実に効率性も向上
年間を通して、邦画・洋画・アニメ・演劇、ヒット作に恵まれた
%
-2016年2月期-
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セグメント別の増益の内訳と主要因
317
30
22
14
912
0.8 0.2 0.02 -0.4
407
300
320
340
360
380
400
夏興行の盛況TOHOシネマズ新宿の成功
各製作公演の高稼働
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(億円)
自社企画作品をはじめとする邦洋配給作品
ヒット連打 アニメ製作事業の収益化等
新宿東宝ビル賃貸収益の拡大
「映画・演劇・不動産」それぞれにおいて充実した成果
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5つの重点投資領域の進捗状況《コンテンツ 権利 ビジネス》
• 映画営業部門の2016年2月期の幹事作品は計6本。夏休みの大作「進撃の巨人」2部作をはじめ、「ストロボ・エッジ」「バクマン。」「orange」等がスマッシュヒット。2017年2月期の幹事作品は、夏休み大作「シン・ゴジラ」を筆頭に、ほぼ倍増の11作品と自社企画・製作投資を大幅に拡充。(注)幹事作品数には共同幹事を含む。
• 映像事業部門では「弱虫ペダル」「ハイキュー!!」「血界戦線」を中心に、主幹事で製作のアニメ作品がパッケージ、ODS、ライセンス等により多面的に収益に貢献。2015年9月には、独自のECサイト“TOHO animation STORE”をオープン。
• 演劇部門では、帝国劇場「エリザベート」3ヶ月ロングラン公演が全席完売。仲間由紀恵主演でリニューアルしたシアタークリエ「放浪記」も大入り。2016年は、4月・5月「1789 -バスティーユの恋人たち-」、8月「王家の紋章」など、新作ミュージカルの成功に向けチャレンジ。
1. 自社企画作品の拡充および幅広いライツの確保
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• 2015年4月開業の新宿東宝ビルの「ゴジラヘッド」は歌舞伎町のランドマークとして話題に。本年は、「エヴァンゲリオン」の庵野秀明脚本・総監督による「シン・ゴジラ」(7月公開)の成功に向け注力。2018年にはハリウッド版「GODZILLA」続編が公開予定で、切れ目なく”ゴジラ”関連のキャラクタービジネスを推進。
• 2016年4月より、全国MBS/TBS系列でTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」が放送開始。“僕のヒーローアカデミア・カンファレンス”(通称:ヒロアカ・コン)を社内に発足、グループを挙げ人気キャラクターとして大きく育てるべく、プロジェクトを始動。
• 海外販売権を持つ自社幹事作品が増加。「寄生獣」「進撃の巨人」それぞれ2部作のほか、製作出資アニメの海外セールスが好調。
• 2015年10月、東和ピクチャーズ㈱を設立し、パラマウント・ピクチャーズ作品の国内配給権を取得。従来のユニバーサル・ピクチャーズ作品と併せ、ハリウッド2大メジャーの配給を受託。邦洋のグループ配給シェアの拡大とハリウッドとの関係構築を強化。
• 自社及び日本コンテンツの「企画」の海外へ売り込みを積極的に交渉中。
3. 海外市場開拓のビジネスモデルの確立
2. ゴジラを中心としたキャラクタービジネスの展開
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• 2015年には、「ららぽーと富士見」「アミュプラザおおいた」「新宿」の3サイトを開業。特に「新宿」は想定以上の成績を収め、収益に大きな貢献。
• アトラクション型の映画鑑賞システムMediaMation MX4D™を全国11サイトに既に導入。IMAX®を「新宿」「二条」の2サイトに導入し、今後、国内最多となる全国11サイトへの導入を予定。プレミアボックスシート®等の設置を含めた、高付加価値化・顧客満足度の向上に注力。
• 2016年には4月「柏」、初夏「仙台」の2サイト、2017年に「上野」、2018年に「日比谷」と、都市部に新規出店を予定。
• 「新宿東宝ビル」は各テナントも高稼働、中長期的な収益基盤が拡充。昨年11月には「札幌東宝公楽ビル」もオープン、順調に稼働。大型再開発は一段落。
• 「日比谷」「有楽町」地区のリニューアル、再開発に向け準備中。グループ内不動産事業再編による組織基盤の強化と効率化も着実に進行中。
• 新規物件の取得は長期保有を前提に研究中だが、価格高騰もあり慎重に検討。
《プラットフォーム ビジネス》
《不動産賃貸 ビジネス》
4. TOHOシネマズの戦略的出店と高機能・高付加価値化
5. グループ不動産事業再編による基盤強化と新規取得
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今後の成長シナリオ
(億円)
191
224
168
285284
317
407
330350
150
200
250
300
350
400
450
2010/2 2011/2 2012/2 2013/2 2014/2 2015/2 2016/2 2017/2 2018/2
最終年度目標350億円超
※当初目標変更なし
目指すあり方:
Vintage Year
中期経営目標
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1.中期経営戦略においては、今後の配当政策として、年間25円の配当をベースにしながら、業績が予想や目標をさらに上回って推移した場合には、業績連動分として追加の配当も積極的に検討していく方針としております。
2.前述の通り、2016年2月期の業績は目標をかなり上回って推移したため、上記方針に基づき、年間配当金を1株当たり25円から30円へと増額することにいたしました。
3.また、中期経営戦略においては、いわゆる総還元の考え方から、フリーキャッシュフローの動向を考慮しつつ、機動的かつ積極的な自己株式取得を行っていく方針としておりますが、本年は、1月に設定した「100万株・40億円」の取得枠について3月末で取得完了し、新たに「200万株・80億円」の取得枠の設定を決定しており、これまで以上に積極的な自己株式取得に努めております。
4.以上の通り、当社は、利益水準の向上や資金需要の見通しに基づき、適切な株主還元に努め、資本効率の高い経営を目指してまいります。
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資本政策について
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国内映画興行収入ランキング
2013(平成25)年 2014(平成26)年 2015(平成27)年
作品名 興収(億円) 配給会社 作品名興収
(億円) 配給会社 作品名興収
(億円) 配給会社
1 風立ちぬ 120.2 東宝 アナと雪の女王 254.8 WDS ジュラシック・ワールド 95.3 東宝東和
2 モンスターズ・ユニバーシティ 89.6 WDS 永遠の0 87.6 東宝 ベイマックス 91.8 WDS
3 ONE PIECE FILM Z 68.7 東映 STAND BY ME ドラえもん 83.8 東宝 映画 妖怪ウォッチ誕生の秘密だニャン! 78.0 東宝
4 レ・ミゼラブル 58.9 東宝東和 マレフィセント 65.4 WDS バケモノの子 58.5 東宝
5 テッド 42.3 東宝東和 るろうに剣心京都大火編 52.2 WB シンデレラ 57.3 WDS
6映画ドラえもんのび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)
39.8 東宝 テルマエ・ロマエⅡ 44.2 東宝 ミニオンズ 52.1 東宝東和
7 名探偵コナン絶海の探偵(プライベート・アイ) 36.3 東宝
るろうに剣心伝説の最期編 43.5 WB
ミッション:インポッシブルローグ・ネイション 51.4 PPJ
8 真夏の方程式 33.1 東宝 ルパン三世vs名探偵コナンTHE MOVIE 42.6 東宝 HERO 46.7 東宝
9 映画 謎解きはディナーのあとで 32.5 東宝名探偵コナン異次元の狙撃手(スナイパー) 41.1 東宝
名探偵コナン業火の向日葵(ひまわり) 44.8 東宝
10 そして父になる 32.0 GAGA映画ドラえもん新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~
35.8 東宝 インサイド・ヘッド 40.4 WDS
10出典:一般社団法人 日本映画製作者連盟資料
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2016年の注力TOPICS
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◎「シン・ゴジラ」 ◎「僕のヒーローアカデミア」
◎「TOHOシネマズ仙台」
7・29公開。12年の時を経て、日本版ゴジラが新しくなって帰ってくる!!
4・3全国OA開始。週刊少年ジャンプ連載中の人気漫画がついにアニメ化!!
2016年初夏、東北最大都市、仙台駅西口前にTOHOシネマズが堂々オープン!!
Ⓒ2016 TOHO CO.,LTD. Ⓒ堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会・MBS
◎演劇自社製作作品
「王家の紋章」「1789 –バスティーユの恋人たち-」
ファン注目の新作を続々公演!!
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