vol.8 2019.winter mother s newspaper newspaper...newspaper 発行:マザーズコーナー...

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Newspaper 発行:マザーズコーナー 宮崎市大塚台西 1-1-39 TEL:0985-62-4141 現在、勉強カフェアライアンス宮崎(有料自習室)を経営して5年 目である。ターニングポイントは「前職場から正社員にならないかという お話を頂いた」こと。同じくパート勤務している仕事仲間との間にわだか まりを生みたくはなかったので、正社員になることを断り退職を決意し た。 「42歳で立つ」という夢をノートに記していた私が起業を決意 するのに時間はかからなかった。ノートには「自習室が盛況」という新聞 記事が貼ってある。当時、資格取得のため、図書館やカフェを勉強場 所としていたが、なかなか自分のペースで勉強することができなかったの で気になった記事である。「宮崎でも誰かやってくれればいいのになぁ」と 思っていたが始める人は現れなかったので自分でやろうと思った。自習 室の情報をネットで検索していく中で「一緒にやりませんか?」のバナー が目に入りクリックしたのが勉強カフェとの出会い。担当の方に「起業が したい」という思いを伝えたところ、事業計画→物件探し→融資申請 →東京研修とあとにひけない状況。 前職は300人ほどが勤務する工場でリーダー・班長職として勤務 していたが常に上からと下からの板挟み状態。仕事と子育てとの両立 で毎日がバタバタと過ぎていく中人間関係にも疲れ果ててきた。「自分 のやりたい仕事はこれなのか?」と自問自答を繰り返す日々の中で「一 旦立ち止まり自分と向き合おう」と思い切って休職。そして流れに身を 任せるのではなく自分の足で流れを止めることを決断し退職。その後、 ゆっくりとした時間を過ごす中で「これまでの経験を活かしながら、働く人 を支える仕事・人の役に立つ仕事がしたい」と考えるようなり派遣会社 での就労を目指して求職活動を始めた。ハローワークプラで促される ままにマザーズコーナーへ。マザーズコーナーはパートや女性に特化した 仕事しか扱っていないのではと偏見を持っていたが違っていた。相談に 入る度毎に希望条件に耳を傾けて頂き、「人材トータルプランナー」と いう職種とそれを求めている今の転職先(派遣会社)へと導いてくれ た。その後、応募書類の添削、面接対策等の支援も行って頂き採用 となった。転職してからは理想とのギャップも多かったが、人の気持ちに 寄り添える、自ら行動できることを常に念頭におき仕事をしている。この 仕事に就いてから、人それぞれに違った環境があり、またモチベーショも 違うことを知った。一人一人の気持ちに共有しながら向き合うようにして いる。皆さんには「今の自分の可能性をあきらめないでほしい。」と伝え たい。自分を取り巻く環境や経験がないけれども気になる仕事がある 等々、考えていること、思っていることをハローワークに足を運んで伝えて みてほしい。きっと不安な気持ちが期待に変わり、話を聞くことで興味が わく仕事もみつかるかもしれない。転職や就職活動について真剣に取り 組めばハローワークの方も真剣に応えてくれる。諦めずに本気で取り組 む。自分を知り自己分析をする。漠然とした気持ちを紐解くことが大 事。自分一人でなくても大丈夫。ぜひハローワークや周囲の方にも相 談を。一人で抱え込まず話すことから始めてほしい。自分を変えられる のはこれからの自分次第。明るい未来のためにがんばってほしい。いま 笑顔で仕事ができている。時には腹が立つこともあるが転職してよかっ たと思えるのはハローワーク、家族、仲間達のお陰だと思う。これからも 感謝を忘れずにがんばっていきたい。 今思えば娘には不自由をさせたし、母には随分心配もかけたがここまで 続けることができた。皆さんには自分の考えや思いを文字にして書き出 す「夢ノート」を作ることをお勧めしたい。他人の意見に惑わされそうなと き、自分自身が迷っているときにこの夢ノートを見返すと、自分の感じて いること・やりたいことが詰まっているので振り返りになる。そして、考える 事は大切だが、ある程度考えたら思い切って踏み出すことも大切。踏 み出せば流れにのる。失敗は再考するためのいい材料である。 一人で抱え込まずに、自分の気持ちを周りに相談することも大切。最 近インスタで目にした心に響いた言葉を皆さんにシェア。シンガーソング ライター:レニー・クラビッツの言葉。『自分と異なる道を歩んできた人々 にこそ学ぶことがある。異なるストーリーや人生観を持つ人々の中に身 を置くようにしている。それでこそ、多くのことを学べるのだから。』 皆さんも夢ノートで自分の棚卸しをし、自分の道を歩んで欲しい。 Vol.8 2019.Winter mother’s newspaper 平成 31 2 14 幸せなキャリアの法則 女性たちのターニングポイント マザーズコーナー宮崎では、昨年12月21日、5名の講師の方々 をお招きし、「幸せなキャリアの法則 女性たちのターニングポイント~ 人生を変えたあの日の覚悟~」のセミナーを開催致しました。講師の 方々は、それぞれが自分自身に訪れたターニングポイントを経て様々 な働き方や生き方を実現してきたことを語ってくださいました。今回は、 このセミナーでお話し頂いた内容を広くお伝えしたく、mother’s newspaper に掲載することにしました。右記「受講者の声」にもあり ますが、お話しを聴いて元気や勇気をもらえた方々がたくさんいらっしゃ いました。 15

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Page 1: Vol.8 2019.Winter mother s newspaper Newspaper...Newspaper 発行:マザーズコーナー 宮崎市大塚台西1-1-39 TEL:0985-62-4141 現在、勉強カフェアライアンス宮崎(有料自習室)を経営して5年

Newspaper 発行:マザーズコーナー

宮崎市大塚台西 1-1-39

TEL:0985-62-4141

現在、勉強カフェアライアンス宮崎(有料自習室)を経営して5年

目である。ターニングポイントは「前職場から正社員にならないかという

お話を頂いた」こと。同じくパート勤務している仕事仲間との間にわだか

まりを生みたくはなかったので、正社員になることを断り退職を決意し

た。 「42歳で立つ」という夢をノートに記していた私が起業を決意

するのに時間はかからなかった。ノートには「自習室が盛況」という新聞

記事が貼ってある。当時、資格取得のため、図書館やカフェを勉強場

所としていたが、なかなか自分のペースで勉強することができなかったの

で気になった記事である。「宮崎でも誰かやってくれればいいのになぁ」と

思っていたが始める人は現れなかったので自分でやろうと思った。自習

室の情報をネットで検索していく中で「一緒にやりませんか?」のバナー

が目に入りクリックしたのが勉強カフェとの出会い。担当の方に「起業が

したい」という思いを伝えたところ、事業計画→物件探し→融資申請

→東京研修とあとにひけない状況。

前職は300人ほどが勤務する工場でリーダー・班長職として勤務

していたが常に上からと下からの板挟み状態。仕事と子育てとの両立

で毎日がバタバタと過ぎていく中人間関係にも疲れ果ててきた。「自分

のやりたい仕事はこれなのか?」と自問自答を繰り返す日々の中で「一

旦立ち止まり自分と向き合おう」と思い切って休職。そして流れに身を

任せるのではなく自分の足で流れを止めることを決断し退職。その後、

ゆっくりとした時間を過ごす中で「これまでの経験を活かしながら、働く人

を支える仕事・人の役に立つ仕事がしたい」と考えるようなり派遣会社

での就労を目指して求職活動を始めた。ハローワークプラザで促される

ままにマザーズコーナーへ。マザーズコーナーはパートや女性に特化した

仕事しか扱っていないのではと偏見を持っていたが違っていた。相談に

入る度毎に希望条件に耳を傾けて頂き、「人材トータルプランナー」と

いう職種とそれを求めている今の転職先(派遣会社)へと導いてくれ

た。その後、応募書類の添削、面接対策等の支援も行って頂き採用

となった。転職してからは理想とのギャップも多かったが、人の気持ちに

寄り添える、自ら行動できることを常に念頭におき仕事をしている。この

仕事に就いてから、人それぞれに違った環境があり、またモチベーショも

違うことを知った。一人一人の気持ちに共有しながら向き合うようにして

いる。皆さんには「今の自分の可能性をあきらめないでほしい。」と伝え

たい。自分を取り巻く環境や経験がないけれども気になる仕事がある

等々、考えていること、思っていることをハローワークに足を運んで伝えて

みてほしい。きっと不安な気持ちが期待に変わり、話を聞くことで興味が

わく仕事もみつかるかもしれない。転職や就職活動について真剣に取り

組めばハローワークの方も真剣に応えてくれる。諦めずに本気で取り組

む。自分を知り自己分析をする。漠然とした気持ちを紐解くことが大

事。自分一人でなくても大丈夫。ぜひハローワークや周囲の方にも相

談を。一人で抱え込まず話すことから始めてほしい。自分を変えられる

のはこれからの自分次第。明るい未来のためにがんばってほしい。いま

笑顔で仕事ができている。時には腹が立つこともあるが転職してよかっ

たと思えるのはハローワーク、家族、仲間達のお陰だと思う。これからも

感謝を忘れずにがんばっていきたい。

今思えば娘には不自由をさせたし、母には随分心配もかけたがここまで

続けることができた。皆さんには自分の考えや思いを文字にして書き出

す「夢ノート」を作ることをお勧めしたい。他人の意見に惑わされそうなと

き、自分自身が迷っているときにこの夢ノートを見返すと、自分の感じて

いること・やりたいことが詰まっているので振り返りになる。そして、考える

事は大切だが、ある程度考えたら思い切って踏み出すことも大切。踏

み出せば流れにのる。失敗は再考するためのいい材料である。

一人で抱え込まずに、自分の気持ちを周りに相談することも大切。最

近インスタで目にした心に響いた言葉を皆さんにシェア。シンガーソング

ライター:レニー・クラビッツの言葉。『自分と異なる道を歩んできた人々

にこそ学ぶことがある。異なるストーリーや人生観を持つ人々の中に身

を置くようにしている。それでこそ、多くのことを学べるのだから。』

皆さんも夢ノートで自分の棚卸しをし、自分の道を歩んで欲しい。

Vol.8 2019.Winter mother’s newspaper 平成 31年 2月 14日

幸せなキャリアの法則 女性たちのターニングポイント

マザーズコーナー宮崎では、昨年12月21日、5名の講師の方々

をお招きし、「幸せなキャリアの法則 女性たちのターニングポイント~

人生を変えたあの日の覚悟~」のセミナーを開催致しました。講師の

方々は、それぞれが自分自身に訪れたターニングポイントを経て様々

な働き方や生き方を実現してきたことを語ってくださいました。今回は、

このセミナーでお話し頂いた内容を広くお伝えしたく、mother’s

newspaper に掲載することにしました。右記「受講者の声」にもあり

ますが、お話しを聴いて元気や勇気をもらえた方々がたくさんいらっしゃ

いました。

年後も続けてほしい。自分の娘が成長

した時にぜひ聴いて欲しいセミナーだっ

た。

・心に響き一つ一つの言葉が胸にささった。

まずは自分の出来る事から頑張りたい。

・一歩を踏み出す勇気をもらった。諦めたく

ない。

・今迄受けたセミナーの中で一番心に残った

・子育てや仕事に対し、多くの不安があった

が自分らしく選択した人生を歩んでいきた

い。

・悩んでいるのは自分だけではないのだと前

向きになれた。

・背中を押してもらえた。出来ないと頭で決

めつけずに、考えすぎず、自分の気持ちを

確かめたいと思った。

・苦しい「時」が意味になる日は必ず訪れる。

自分を見つめつつ周囲に感謝しながら過ご

していきたい

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Page 2: Vol.8 2019.Winter mother s newspaper Newspaper...Newspaper 発行:マザーズコーナー 宮崎市大塚台西1-1-39 TEL:0985-62-4141 現在、勉強カフェアライアンス宮崎(有料自習室)を経営して5年

前職場は立ち上げ当初から13年間勤務した。営業職を経て結婚、出

産後はパートで事務職に従事。会社と自分は、長い間築き上げてきた信

頼関係でお互いに融通、無理も聞き入れてきたが新しいスタッフが増えてく

るにつれて自分が勤めていることで職場環境が悪くなるのではという雰囲気

になり始める。子育てでもイライラすることが多くなり家庭全体に負のオーラ

を感じ始めた為、退職。その後、雇用保険を受給しながらの求職活動。就

労条件は9時~16時・土日祝休み・子育てに理解がある所で雇用保

険には絶対加入。なかなか全ての条件を満たす事業所はなかった。そんな

中、昨年、マザーズコーナーの「私らしい働き方の選択」というセミナーを受

講。このセミナーが自分にとってまさにターニングポイントだった。講師の方々

の話を聞いて、今、自分が悩んでいる子どものこと、ストレス、その他様々な

ことがクリアされた気分になり、前向きな気持ちを持つことができた。そして、

自分がやりたい事をして生き生きとすることの大切さを感じることができた。

同時に今まで拘っていた就労条件を見直し、「自分がキラキラするために

は」ということを一番に考え、仕事を選ぶことにした。雇用保険加入の縛りも

なくした。

知的障碍者の社会福祉施設生活支援員として8年間勤務。結婚・

出産を経て復職後、マイホームを手に入れまさに順風満帆で退職する

予定だった。ところが夫がリストラを余儀なくされ失業。仕事は継続させ

てもらえたが、当直など不規則な勤務と娘もアレルギーを発症し心身共

に疲労が重なり退職。その後は、期限付き雇用でしか就職が決まらな

い状況での転職が続いた。そんな中、新しい事業を始めるとの事で声が

掛り、ようやく少し安定するかと思ったが、今度は夫が再就職した会社が

事業所閉鎖になり再びどん底へ。夫は早く再就職できたが、自分は職

場の人間関係にストレスを感じながらの仕事、家に帰れば家事に追わ

れ、子どものアレルギーの心配は尽きない。苦手なPTA役員活動

も行わなければならずイライラや不機嫌が募る毎日を過ごしていた。

ある日、8歳になった娘が今までに見たこともないとてもとても悲しい表

情で「お母さん笑って」と発した言葉にショックを受けた。「自分は何の

ために仕事をして生きているのか?子供のためにいい環境を作り、いい

母親で子育てを。家族が幸せになるために・・・」そう思っていたのに。

自分が変わらなければ家族は幸せにならないと思い始めた。自己啓発

の本を読もうと思ったがそんな時間はなくレンタルした自己啓発のビデオ

を見ながらの子育て。そこで有名なコーチングの先生を知った。この先生

が東京で開催するスクールに通いたくなったが費用が高すぎて通えない。

でも行きたい。そんな葛藤が続いていた中で、義母が亡くなった。東日本

大震災も起きた。そして、「1度きりの人生、やりたいことをやって死にた

い」という覚悟ができた。ここが自分の大きなターニングポイントだったと思

う。教育ローンが自学にも利用できる事を知り東京のスクールに通った。

そこで宝物ができた。スクールで繰り返し言われた2つの言葉。「自分自

身がハッピーでいられるように自分を満たすことからはじめるんだよ」「これ

まで起きたことは必ずすべてが資源になる。」そしてもう1つは同じ志をも

って集まった全国の仲間たち。コーチングの資格を取得した後は、学生の

支援がしたいと思いはじめ、ジョブサポートの仕事を4年間経験した。丁

度この頃、娘は中学生になっていたが、アレルギーを絶つための薬の副

作用がひどく、親子で苦しく辛い時期が重なった。娘は無事に治療を終

え、志望校に合格。高校進学を機に退職をして起業に踏み切った。自

分のキャリアをグラフにてみると波が激しいのが一目瞭然だが、皆さんもそ

れぞれに困難・悩み・不安・苦しみを持っていると思う。伝えたいのは、頑

張っている自分に「私って頑張っているなぁ。よくやっているなぁ」とOKを

出すこと。もしも、どん底にいた私と同じように八方塞がりになって同じよう

に悩んでいる人がいたら、「私、こんなに苦しんでいるんだから幸せになら

なきゃおかしいじゃない」という位の強い気持ちで乗り越えていってほしい。

そして選んだのが個人事業主となれるPOLAだった。80歳の人も働い

ていて行く行くは子どもに依存しない生活ができると思った。自分の好きな

時間が作れる、子どもの行事にも参加できる、介護もできる。転職してから

は、自由にいろいろなことができるようになった。活き活きと過ごせるようにな

った。自分が楽しくなければ、周りにも妬みや悪口を言う人しか寄ってこな

い。そして、家族・職場にまで影響が出てしまうと思うようになった。自分が

笑顔でいられることで周りの人にも笑顔が増えた。家庭では負のオーラが一

転、家族の笑顔が増えた。今まで悩んでいた子どもの事もスムーズに事が

進んでいくようになり、楽しい毎日を過ごすことができている。仕事も資格取

得によりスキルアップができた。完璧は無理だが、これはできないとは思わな

い。やらないうちからできないではなくやりたいことを探すことに力を注いでいき

たい。皆さんにも、一歩踏み出す勇気を持ってほしい。

vol.8 2019.Winter mother’s newspaper 平成 31年 2月 14日

半年後、施設のおばあちゃんから「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えて

もらったことで苦手意識が少しずつ変化し、そこからは、利用者の方と

接することも楽しくなり、信頼できる仲間にも恵まれ、仕事にも自信が

持てるようになった。しかし、ここにきて子どもの高校進学で転居せざる

を得なくなる。就労場所が遠くなったことで退職。周囲には随分反対さ

れ自分も迷い悩んだが、自分の譲れない条件は、いつかは親元を離れ

てしまう子どもと過ごす時間を大切にすること。迷いはなかった。その後、

職業訓練で福祉用具に興味を持った。そして今までの経験から人の役

に立ちたいという思いが今の仕事に繋がっている。皆さんも日常生活の

中で何かを始めるきっかけやチャンスに出会っていると思う。何かに興味

を持ったとき、何かを感じた時が新たな自分を発見できる第一歩と思っ

てほしい。そしてその思いを持ってマザーズコーナーへ足を運び相談をし

てほしい。あと1年で子育てがひと段落。自分の事だけ 100%考えら

れる時が来た時にはまた新しいことにチャレンジできるよう、日々経験を

積み重ねていきたい。

現在、介護用品や福祉用具レンタル利用者様へのモニタリングや介護

保険事務に従事。入社後福祉用具相談員の資格も取得。しかし6

年前は今の自分が福祉関係の仕事に就いているとは想像もつかなかっ

た。商業高校卒業後、事務職に従事。結婚を機に退職。その後は子

育てをしながら日々の生活に追われる毎日を過ごしてきた。再就職をし

ようと思ったが手に職もないしブランクもある。不安を抱えマザーズコーナ

ーを利用する事にした。ここが私の最初のターニングポイント。マザーズコ

ーナーから経理事務のパートを紹介してもらって就職。しかし2人の子

どものこれからの成長を考えると正社員で頑張りたいと思い始めた。その

為にはまず、自分自身のスキルアップが必要と考え、調剤事務・医療

事務の勉強に取り組んだもののなかなか就職が決まらない。気分が落

ち込んでいる中、マザーズコーナーより介護事務を紹介された。当時お

年寄りと接することが苦手だっただけにやっていけるかと不安を抱えつつ

も「事務だからできるかな」という気持ちもあった。しかし就職はしたもの

の苦手意識に加え、介護知識も求められた。挫折しそうな時、心の支

えはいつもマザーズコーナー。自分が無理だと思っても相談員の方が以

前よりできるようになっていることを見つけてくれ励ましてくれた。折れそう

な軸を立て直し、がんばろうという前向きな気持ちにさせてくれた。