weblogic serverの運用管理:応用編

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Copyright © 2012, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 1 WebLogic Server の運用管理: 応用編 日本オラクル株式会社 オラクルユニバーシティ 岡田 大輔 20121122

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ノードマネージャによるサーバの起動・停止やプロダクション再デプロイメントなど WebLogic Serverの運用にあたって知っておきたい応用的なトピックスを解説します。 日本オラクル オラクル ユニバーシティ 岡田 大輔

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Page 1: WebLogic Serverの運用管理:応用編

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WebLogic Server の運用管理: 応用編

日本オラクル株式会社 オラクルユニバーシティ 岡田 大輔 2012年11月22日

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以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます。

OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

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Agenda

マシンとノード・マネージャ

プロダクション再デプロイメント

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マシンとノード・マネージャ

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復習: 用語の確認

ドメイン … リソース管理単位 = 設定の単位

サーバ … WebLogic Serverインスタンス(=Javaプロセス)

マシン … H/W境界

管理サーバと管理対象サーバ

– 管理サーバ … ドメインの設定を管理する(= configにアクセス可能な) サーバ。ドメイン内に必ず1つ

– 管理対象サーバ … 管理サーバから設定情報を取得して起動するサーバ。通常は、アプリケーション、サービスのデプロイ先として使用。

ドメインはドメインコンフィグレーションウィザードで作成

サーバとマシンはドメイン内のリソースとして定義

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ドメイン

マシン

マシン

クラスタ

ドメインで管理されるリソース

管理対象サーバ

管理対象サーバ

管理対象サーバ

アプリケーション

JMSサーバ

セキュリティ

診断モジュール

管理サーバ

JMSサーバ

JMSサーバ

JDB

C データソース

JMSモジュール

ログ etc

ログ etc

ログ etc

ログ etc

トランザクション

NM

NM

config (設定ファイル)

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マシンとは

サーバが所属するハードウェア境界をあらわす

マシンが必要な場合

– ノード・マネージャによるサーバ制御を行う場合

– インメモリレプリケーションの境界線を設定する場合

– UNIX環境で特権起動後にUID/GIDを変更する場合

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マシンを定義していない場合

マシンを定義していないサーバは?

– 個々に独立した(匿名の)マシンに属していると認識される

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ドメインA ドメインB

ドメインA ドメインB

マシンA

マシンX

マシンY

マシン

マシン

マシン

マシンB

マシン

マシンD

マシンの構成例 マシンを定義する場合 = H/W境界と一致する

マシンを定義しない場合 = H/W境界と一致しない場合がある

物理サーバ

サーバ1 (管理サーバ)

サーバ2 (管理対象サーバ)

物理サーバX 物理サーバY

サーバ1 (管理サーバ)

サーバ2 (管理対象サーバ)

サーバ3 (管理対象サーバ)

サーバ4 (管理対象サーバ)

物理サーバ

サーバ1 (管理サーバ)

サーバ2 (管理対象サーバ)

物理サーバX 物理サーバY

サーバ1 (管理サーバ)

サーバ2 (管理対象サーバ)

サーバ3 (管理対象サーバ)

サーバ4 (管理対象サーバ)

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マシンの作成

マシンとサーバを関連付ける際は、該当のサーバを停止した状態で実行する必要がある

→ 管理サーバのみを起動した状態で作業すると操作ミスが少ない

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Unixマシンの設定

NOTE: Unixマシンとマシンの違い 特権起動アクション実行後に変更するユーザIDやグループIDを指定可能

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ノード・マネージャとは

サーバの起動・停止を行うことができるWebLogic Server付属のユーティリティ

– Javaベースとスクリプトベースのノードマネージャが提供される

– 管理サーバ/管理対象サーバ両方を制御可能

起動・停止・再起動

サーバの状態やログファイルを取得可能

– ノード・マネージャを使用して起動したサーバに障害が発生すると、サーバを自動的に再起動する

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ドメインB

ノード・マネージャは複数のサーバを管理可能

ノード・マネージャはH/Wにあるすべてのサーバを管理可能

– 複数ドメインのサーバも1つのノード・マネージャで管理可能

各マシンのノード・マネージャのリスニング・アドレス、リスニング・ポート設定で同じノード・マネージャを参照する

ドメインA

マシンX

マシンY

物理サーバX

サーバ1 (管理対象サーバ)

サーバ2 (管理対象サーバ)

サーバ3 (管理対象サーバ)

サーバ4 (管理対象サーバ)

Node

Manager

NM NM

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ノード・マネージャによるサーバの起動・停止

ssl | plain | ssh | rsh

停止 (ノード・マネー

ジャなし)

接続

起動 / 停止

ノード・マネージャの通信

マシンB

管理対象

サーバ

Node

Manager

ノード・マネージャの

ホスト名/ポート番号 管理

サーバ 起動 / 停止

起動 / 停止 (ノード・マネージャあり)

WLST

管理コンソール

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ノード・マネージャの起動

ノード・マネージャの起動スクリプト

– $WL_HOME/server/bin/startNodeManager.sh (.cmd)

必要に応じて環境変数を編集

– NODEMGR_HOME: ノード・マネージャホームディレクトリ

(デフォルトは$WL_HOME/commnon/nodemanager)

– LISTEN_ADDRESS: ノード・マネージャのリスンアドレス

– LISTEN_PORT: ノード・マネージャのリスンポート

– スクリプト版は $DOMAIN/bin/nodemanager/wlcontrol.sh

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NodeManager (localhost:5556)

ノード・マネージャが参照するファイル

マシン

管理対象サーバ (Server1)

Server1.log

Server1.out

$DOMAIN/servers/

<server>/logs

nodemanager

.log

ログファイル

ログ

ファイル

startup

.properties

boot

.properties

$DOMAIN/servers/<server>/

data/nodemanager

サーバ

構成ファイル

Server1.lck Server1.pid Server1.state

サーバステータス

ファイル

nmStart

nm_password

.properties

$DOMAIN/config/

nodemanager

ノード・マネージャ

構成ファイル nm_data

.properties

nodemanager

.properties

$NODEMGR_HOME

nodemanager

.domains

ノード・マネージャ

構成ファイル

nodemanager

.hosts

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ノード・マネージャの構成ファイル

nodemanager.properties ($NODEMGR_HOME)

– Javaベースのノード・マネージャの設定ファイル

nodemanager.domains ($NODEMGR_HOME)

– ノード・マネージャによって管理されるドメイン名とドメインディレクトリのマッピング

ドメイン構成ウィザードによって作成される

nm_password.properties ($DOMAIN/config/nodemanager)

– ノードマネージャへの接続に使用するユーザ名とパスワードファイル

nm_data.properties ($NODEMGR_HOME)

– 非対称暗号化キーファイル

NOTE: リモートマシン用のnodemanager.domainsとnm_password.propertiesはWLST nmEnroll コマンドで作成・更新可能

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ノード・マネージャの構成ファイル

boot.properties ($DOMAIN/servers/<server>/data/nodemanager)

– サーバ起動時に使用するユーザ資格ファイル

startup.properties ($DOMAIN/servers/<server>/data/nodemanager)

– ノード・マネージャによって管理されるドメイン名とドメインディレクトリのマッピング

ドメイン構成ウィザードによって作成される

NOTE: リモートマシン用のboot.propertiesとstartup.propertiesはWLST nmGenBootStartupProps

コマンドで作成可能

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ノード・マネージャによるサーバ起動時のログ

ノード・マネージャログ

– ノード・マネージャのログファイル(Javaベースのノード・マネージャ)

– $NM_HOME/nodemanager.log

サーバインスタンスのログ(outファイル)

– ノード・マネージャに起動されるサーバのStdoutとStderrを格納するログファイル

– $DOMAIN/servers/<サーバ名>/logs/<サーバ名>.out

サーバログ

– WebLogic Server上で動作するアプリケーションやサービス(サブシステム)の情報を記録するログ。各サーバが出力

– $DOMAIN/servers/<サーバ名>/logs/<サーバ名>.log

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サーバの起動設定 管理コンソールの設定

nodemanager.propertiesに次の設定を行う場合は[サーバの起動]は指定不要

StartScriptEnabled=true StartScriptName=<起動スクリプト名> ※ WLS12cからStartScriptEnabledのデフォルト値はtrue

StartScriptEnable=falseの場合は[サーバの起動]でサーバの起動設定を行う

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WLSTコマンド コマンド 説明 構文

nmConnect (オフライン)

ノード・マネージャに接続 nmConnect([username, password], [host], [port], [domainName], [domainDir] [nmType], [verbose]) mnType: ノード・マネージャタイプ (ssl|plain|ssh|rsh)

nmDisconnect (オフライン)

ノード・マネージャから切断 nmDisconnect()

nmKill (オンライン|オフライン)

ノード・マネージャで起動したサーバを強制停止

nmKill([serverName], [serverType]) serverType: WebLogicかCoherenceを指定

nmStart (オフライン)

NodeMangerを使用してサーバを起動

nmStart([serverName], [domainDir], [props], [writer], [serverType]) props: makePorpertiesObject(‘name=value’)で指定可能 (要 from

java.util import Properties)

nmEnroll (オンライン)

管理対象サーバにノード・マネージャのユーザ名・パスワードを配布

(nm_password.properties)

nmEnroll([domainDir], [nmHome]) domainDir: ドメインディレクトリ($DOMAIN) nmHome: ノード・マネージャホームディレクトリ(nodemanager.propertiesを配置したディレクトリ)

nmServerStatus (オンライン|オフライン)

ノード・マネージャで起動したサーバのステータスを取得

nmServerStatus([serverName], [serverType]) serverName: サーバ名 serverType: WebLogic|Coherence (デフォルトはWebLogic)

ノード・マネージャの制御

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参考: 本番モードでの nmConnect() の実行

•nmConnectではノード・マネージャの資格証明を指定する必要がある

•資格証明はドメイン設定で指定を行う →ドメイン作成時にはランダム値が設定されている

•リモートマシンへの資格証明の展開はnmEnrollを使用する →管理対象サーバを実行する各マシン上で実行する

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まとめ

ノード・マネージャはサーバの起動・停止・再起動を行う

– 効率的なサーバの制御を行うことができる有益なツール

– ノード・マネージャを使用するためにはマシンを設定する

リモートマシンでノード・マネージャを使用する場合は必要な構成ファイルをWLSTコマンド(nmEnroll)などで展開する

マシンとノード・マネージャ

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プロダクション再デプロイメント

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復習: デプロイメントとは?

アプリケーションをWebLogic ドメインに登録し対象指定されたサーバでアクティブにすること

デプロイメントフェーズは2段階ある

– インストール (準備完了状態)

アプリケーションをドメインに登録

アプリケーションのデプロイ対象指定(サーバ、クラスタ)

– アクティベーション (アクティブ状態)

デプロイ対象でアプリケーションを起動

– = クライアントからのアクセス可能な状態

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デプロイメントの方法 コンソールデプロイメントとコマンドラインデプロイメント

コンソールデプロイメント

– 管理コンソールを使用したデプロイメント(ウィザードベース)

– 常に2フェースデプロイメント (インストール→起動)

コマンドラインデプロイメント

– weblogic.DeployerまたはWLSTを使用したデプロイメント

– デプロイメントコマンドの指定により任意の操作を実行可能

自動デプロイメント (開発用)

– $DOMAIN/autodeploy配下に配置されたアプリケーションを自動的にデプロイ

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コマンドラインデプロイメント

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準備完了

アクティブ

② ③

⑥ ⑤

WLST weblogic.Deployer

① distributeApplication() -distribute

② startApplication() -start

③ stopApplication() -stop

④ undeploy() -undeploy

⑤ deploy() -deploy

⑥ undeploy() -undeploy

⑦ redeploy() -redeploy

コマンドラインデプロイメントはWLST、またはweblogic.Deployerで実行可能 * コマンドは管理サーバに対して実行 デプロイなし

管理モード起動時は管理ポートを有効化する必要がある

(主にプロダクション再デプロイメント用)

管理

③ ②

② ③

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コマンド 説明 構文

deploy (オンライン)

アプリケーションをデプロイ deploy(appName, path, [targets], [stageMode], [planPath], [options]) appName: デプロイメント名

undeploy (オンライン)

アプリケーションをアンデプロイ

undeploy(appName,[targets],[options])

redeploy (オンライン)

アプリケーションを再デプロイ

redeploy(appName, [planPath], [options])

startApplication (オンライン)

アプリケーションを起動 startApplication(appName, [options]) option: adminMode='true'を 指定すると管理モードで起動

stopApplication (オンライン)

アプリケーションを停止 stopApplication(appName, [options])

distributeApplication (オンライン)

アプリケーションを分散 distributeApplication(appPath, [planPath], [targets], [options]) ※ appNameは appPath のファイル名が使われる

listApplications (オンライン)

デプロイ済みアプリケーションの一覧

listApplications()

参考: コマンドラインデプロイメント(WLST)

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再デプロイメント

再デプロイメントを行うとアプリケーションのデプロイメント・ファイルを更新できる

– アプリケーションは直ちに更新される (インプレース再デプロイメント)

– 更新中はアプリケーション・サービスが中断される

インプレース再デプロイメントでは、サービス中断を回避するためにクラスタ構成+縮退運転など運用回避を検討する必要あり。

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プロダクション再デプロイメント

WebLogic Serverではアプリケーションをバージョニング可能

– 保持できるバージョンは2つまで

プロダクション再デプロイメントでは新しいバージョンと古いバージョンを並行してデプロイする

– 既存のクライアント・リクエストは古いバージョンへ

– 新しいクライアント・リクエストは新しいバージョンへ

バージョニングによる再デプロイメント

プロダクション再デプロイメントを使用するとサービスを中断しないアプリケーション更新をサーバ単体で実現可能

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プロダクション再デプロイメント

WebLogic Server

古い

アプリケーション

WebApp (v1)

新しい

アプリケーション

WebApp (v2)

既存の

ユーザ・リクエスト

新しい

ユーザ・リクエスト

新バージョンデプロイ後は

リタイア中に

デプロイ後は新バージョンが

アクティブに

アクセスするバージョンはWebLgoic Serverが管理

NOTE: すべてのセッションがタイムアウト or 指定したタイムアウト時間経過でアプリケーションはリタイアする

Page 32: WebLogic Serverの運用管理:応用編

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プロダクション再デプロイメントの要件

プロダクション再デプロイメントのサポート対象

– Webアプリケーション(war)

– HTTP経由またはグローバルJMS宛先からのインバウンド・メッセージ経由でアクセスするエンタープライズ・アプリケーション(ear)

– Webサービス

再デプロイメント時に変更できないもの

– デプロイメント対象

– Webアプリケーションのセキュリティ・モデル

– Webアプリケーションの永続ストア設定

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アプリケーションのバージョンの指定方法

プロダクション再デプロイメントを行うアプリケーションにはバージョン指定を行う

– MANIFEST.MF ファイルに Weblogic-Application-Version を指定

– weblogic.Deployer で –appversion オプションで指定

WLSTではdeployコマンドの versionIdentifier 属性で指定

バージョン識別子は文字列で指定 使用可能な文字: 英数字, 他の文字と組み合わせた 「.」,「_」,「-」

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リタイア済みのアプリケーション

リタイアされたアプリケーションは手動で削除する必要がある

– 削除しておかないと次のバージョンをデプロイできない

プロダクション再デプロイメントをロールバックするには?

リタイア済みのアプリケーションを再デプロイする

Page 35: WebLogic Serverの運用管理:応用編

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新しいバージョンの配布

WebLogic Server

古い

アプリケーション

WebApp (v1)

新しい

アプリケーション

WebApp (v2)

既存の

ユーザ・リクエスト

管理チャネル経由の

ユーザ・リクエスト

新バージョン起動までは

アクティブに 分散後に管理モードで起動

リスンポート 管理ポート

NOTE: 新バージョンのアプリケーションを管理モードで起動すると管理ポートにアクセスできるユーザだけがアクセス可能

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新しいバージョンの配布手順

1. 新バージョンを分散

2. 管理モードで起動

3. アプリケーションを起動

コマンドラインデプロイメント

$ java -Dweblogic.security.TrustKeyStore=DemoTrust -Dweblogic.security.SSL.ignoreHostnameVerification=true weblogic.Deployer -adminurl t3s://localhost:9002 -username weblogic -password weblogic1 -distribute -name webApp -targets cluster1 -source v1/WebApp.war

$ java -Dweblogic.security.TrustKeyStore=DemoTrust -Dweblogic.security.SSL.ignoreHostnameVerification=true weblogic.Deployer -adminurl t3s://localhost:9002 -username weblogic -password weblogic1 -start -name webApp -targets cluster1 -appVersion v1 -adminmode

$ java -Dweblogic.security.TrustKeyStore=DemoTrust -Dweblogic.security.SSL.ignoreHostnameVerification=true weblogic.Deployer -adminurl t3s://localhost:9002 -username weblogic -password weblogic1 -start -name webApp -targets cluster1 -appVersion v1

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参考: 管理ポートの有効化

各サーバで管理ポート変更する場合はローカル管理ポートのオーバーライドを指定する

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まとめ

プロダクション再デプロイメントを使用するとアプリケーション・サービスを停止せずに更新を行うことができる

– バージョン指定が必須 (バージョン識別子を適切に管理すること)

– 一度リタイアしたバージョンは明示的に削除する必要あり

– 対応しているアプリケーションの種類や制限事項を確認

アプリケーション・サービスの停止を許容できる場合はインプレース再デプロイメントとの併用を検討する

プロダクション再デプロイメント

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本日のまとめ

WebLogic Serverの運用管理を効率的に行うために

– サーバのリモート起動を行う場合はノード・マネージャを使用する

ノード・マネージャはサーバの起動・停止・再起動を管理する

ドメインにマシンを定義する

– プロダクション再デプロイメントによってアプリケーションの継続性を向上可能

管理ポートと組み合わせるとより細かい制御(管理モード)が可能に

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Oracle Universityからのお知らせ

WebLogic Serverの管理方法を体系的に学習したい方に最適な研修コースをご提供しています。

– Classroomトレーニングだけでなく、Live Virtual Classや『Oracle トレーニング・オンデマンド』など多様な受講形態から選択いただけます。

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コース内容

■Oracle Fusion Middleware の概要

■WebLogic Serverのアーキテクチャ

■Oracle WebLogic Serverのインストール

■管理コンソールおよび他の管理ツールの概要

■WebLogic Server ドメインのコンフィグレーション

■Oracle WebLogic Server の管理およびロギングの使用

■アプリケーションのデプロイ

■データソース、JDBCドライバ、接続プールの設定

■JMS アプリケーションのコンフィグレーション

■WebLogic Serverの基本セキュリティのコンフィグレーション

■Oracle HTTP Server のコンフィグレーション

■Oracle WebLogic クラスタのコンフィグレーション

■バックアップおよびリカバリの管理

■全体バックアップ、増分バックアップ

受講

前提条件

・Linux の基本コマンドおよびデスクトップのナビゲーション

・クライアント/サーバーの概念における TCP/IP ネットワークに関する基本的な知識

・Java EE の基礎知識(サーブレットや JSP など) ※推奨

対象者 ・Oracle WebLogic Server 11g/12c管理者

・Javaアプリケーション開発者

コース日程 5日間

日程の詳細は Oracle University Webサイト にてご確認ください。

受講料 定価¥363,825(税込) ※Oracle PartnerNetwork会員様は、パートナー割引価格で受講いただけます。

Oracle Application Gridの基盤を支える Oracle WebLogic Server 11gの管理コース! このコースでは、Web管理者がOracle WebLogic Server 11gのインストールおよび設定する方法について説明し

ます。Web管理者が管理コンソールやコマンドライン、およびスクリプトツール(WLST)などを使用して、

Java EEアプリケーションをOracle WebLogic Server 11gにデプロイする方法についても説明します。

その他に、Oracle WebLogic Server のWebインタフェースとしてOracle HTTP Serverを設定する方法を解説し、

またOracle WebLogic Serverクラスタを設定してアプリケーションのフェイルオーバーとロードバランシングを

サポートする方法を学習します。また、WebLogic Server管理者の管理タスクの概要について説明します。

Oracle WebLogic Server 11g: 管理

ミドルウェア

次回開催日程 ■ 12/10(月) – 12/14(金) トレーニングキャンパス大阪

■ 1/28(月) – 2/1(金) トレーニングキャンパス青山

※ WLS12cとの差分は参考資料を配布します

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WebLogic Server勉強会 参加者の皆さまの特典 http://education.oracle.co.jp/campaign_wlstudy/

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