経営戦略進捗状況説明 - 住友金属鉱山株式会社 2009 2010 2011 2012/1h 09 中計...
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SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 2
説明内容
2
Ⅱ. 当社の原点と事業の変遷
Ⅲ. 09中計概要
Ⅳ. 09中計戦略進捗状況
Ⅴ. 外部環境
Ⅰ. 業績推移・資産内容
Ⅵ. 資料編① 業績ハイライト・感度分析
Ⅶ. 資料編② コーポレート・ガバナンス・用語集
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 4
1) 経常利益の推移 2012業績予想
2009 2010 2011 2012予想 中計2012
連結経常利益 (億円) 878 1,237 1,088 820 1,100連結経常利益中の海外アセット相当分 (億円)
461 763 749 540 550
Cu価格 ($/T) 6,101 8,140 8,485 7,646 6,000Ni価格 ($/lb) 7.7 10.7 9.6 7.3 8.0 Au価格 ($/Toz) 1,023 1,294 1,646 1,666 1,000為替 (円/$) 92.9 85.7 79.1 78.7 90.0
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
2009 2010 2011 2012予想 中計2012
億円 連結経常利益連結経常利益
連結経常利益中の海外アセット
相当分
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 5
2) 経常利益分析 (2012年度11月予想vs09中計)
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
1,600
1,800
材料事業
▲120
Cu価格+190
Ni価格▲30
コストその他▲260
09中計
20122012年度
予想(11月)
820
億円
1100
Au価格+250
為替影響(加工収入)▲120
為替影響
(連結為替差
他)▲120
Goro▲70
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD.
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
70.0
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
2008 2009 2010 2011 2012/1H 09中計
総資産
有利子負債
自己資本
自己資本比率
D/Eレシオ
ROE
自己資本比率試算60%
D/Eレシオ試算0.4
ROE試算10%
6
3) 健全な財務体質の維持と活用
億円 (%)
自己資本比率50%以上を維持
連結配当性向20%以上を継続
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1) 資源事業 海外権益拡大へ
別子銅山(1691~1973)
菱刈鉱山(1985~) モレンシー鉱山(1986 資本参加)
セロ・ベルデ鉱山(2006~) ポゴ鉱山(2006~、2009から自社オペレーション)
シエラ・ゴルダプロジェクト(2014~生産開始予定)
8
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2) 製錬事業 世界トップレベルの技術力発揮へ
四阪島製錬所(1905~1976)近代大規模銅製錬の始まり
ニッケル工場(1939~)ニッケル製錬の始まり
東予工場(1971~)最先端の銅製錬工場
ニッケル工場1993年にMCLEプロセスへ転換
Coral Bay Nickel Corporation(2005~)世界で初めてHPAL技術を実用化
9
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3) 材料事業 環境・エネルギー分野へ
電子事業(1960~)
LED用サファイア結晶 電池材料(車載・民生向け)
リードフレーム(1966~)ゲルマニウム(事業開始当初の製品)
ニッケルペースト
環境・エネルギー分野へ
10
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD.
2013年度~
長期ビジョン
非鉄メジャー
5位以内
非鉄メジャークラス長期ビジョンを見据えた
新成長戦略
非鉄メジャークラス入り
世界的な
競争基盤を強化
世界的な
競争力を強化
2010~2012年度
09中計
2003~2009年度
03中計・06中計
Aiming to be a World‐Class Player
12
1) 経営戦略
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資源事業 材料事業製錬事業
2) SMM 3つの視点
SMMのコア・コンピタンス
ニッケル
年産15万トン
銅
権益分生産量
30万トン/年
金
権益分生産量
30トン/年
SMMのコアビジネス
SMMの長期ビジョン
技術力研究開発力
グローバル化健全な
財務体質
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 14
当社の強みを
活かした戦略
グローバル化技術力
研究開発力
健全な財務体質
3コア事業のビジネスモデル経営資源をコアビジネスへ集中・投資を積極化
資源 材料
<環境・エネルギー分野>
製錬
<Cu・Au・Ni> <Cu・Ni>
3) 事業戦略
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SierraGorda
Santiago
Antofagasta
16
1) Cu‐SierraGorda Project 資源
KGHM International 55%SMM 31.5%住友商事 13.5%日本側で銅精鉱50%の引取権
チリ・第Ⅱ州Antofagasta市から北東140km
標高 約1,700m
ロケーション
権益比率
操業開始
2014年を予定
可採鉱量
Cu Mo Au
含有金属量 5,000kt 300kt 80t
品位 0.4% 0.025% 0.06g/t
約13億トン
マインライフ20年
SMM引取権
銅量11万トン/年
開発費
初期投資
約29億ドル(銅量 11万トン/年)
追加投資 2014~
約8億ドル
(銅量 22万トン/年)
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD.
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017必要許認可取得
建設
110ktpd操業
190ktpd拡張起業
190ktpd操業
開発スケジュール
17
*2011年6月に環境許可取得 7月より建設工事開始
*2011年8月 SMMから人員を派遣(現在3名)
*建設作業進捗-居住施設・事務所・付帯施設(飲料水供給、汚水処理 等)の工事完了
重機修理工場・受電設備・選鉱場用地造成の工事進行中
2012年10月末の工事全体進捗率 22%
*2012年3月より Pre-stripping(剥土作業)を開始 → 2013年末完了の予定
開発資金(初期投資+運転資金:総額約31億ドル) 調達スキーム完了
・出資額-約8億ドル ・プロジェクトファイナンス-総額10億ドル ・親子ローン-約13億ドル
1) Cu‐SierraGorda Project 資源
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1) Cu‐既存鉱山増産 Morenci 資源
Morenci鉱山(北米) 拡張プロジェクト
スケジュール
FCX 85%SMM 12%住友商事 3%
権益比率
現状 2014
採掘量 635kt/日 816kt/日
選鉱能力 50kt/日 115kt/日
生産銅量 280kt/年 400kt/年
増強計画
* 2012年1QにFS完成
* 2012年中に初期の建設作業開始
* 2014年工事完成 4月フル稼働の予定
起業費 ~$1.6B
SMM +14kt
現状
*FS受領し、内容精査中
本年中に正式回答予定
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1) Cu- 既存鉱山増産 CerroVerde 資源
Cerro Verde鉱山(ペルー) 拡張プロジェクト
* 2012年末までに許認可
* 2013年工事開始
* 2015年末フル生産体制
30年間の操業を目指す
* 起業費 $4.4B
スケジュール
FCX 53.56%SMM 16.80%住友商事 4.20%その他 25.44%
権益比率
現状 2016
採掘量 320kt/日 850kt/日
選鉱能力 120kt/日 360kt/日
生産銅量 300kt/年 500kt/年
増強計画
SMM +34kt
現状
* ペルー政府との税率安定協定
2014年以降32%で確定
* FCXよりFinance案提示予定
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Northparkes鉱山 (豪州)拡張プロジェクト
1) Cu- 既存鉱山増産 Northparkes 資源
*STEP CHANGE PROJECT 2010年8月 Pre-FS段階への移行を発表
→既存3鉱体の下部及び新規1鉱体の開発
により、生産規模の拡大を計画
*2016年からのフル生産を目指す
GRP314E26Lift 3
E26Lift 2
E26
20
増強計画
経緯
スケジュール
現状 2016
選鉱能力 5.8Mt/年 30Mt/年を検討
生産銅量 38kt/年 150kt/年を検討
権益比率
Rio Tinto 80.0%SMM 13.3%住友商事 6.7%
SMM +15kt
現状
*Pre-FS 作成中
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 21
1) Cu- 権益拡大計画の推進 資源
権益ベース生産量
長期ビジョン・権益30万トンへの道筋が見えつつある
0
50
100
150
200
250
300
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
kt
その他既存鉱山
SierraGorda
NorthParkes
CerroVerde
Morenci
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 22
2010年 3月 建設工事開始
2011年 10月 襲撃事件の発生
12月 安全施策の実施に目途 工事の再開
2012年 2月 居住施設完成 4月 事務棟完成
セキュリティ体制の強化策推進 配管・配線など付属機器を設置中
2013年 建設工事完了 秋頃より商業生産開始予定
2010年 3月 建設工事開始
2011年 10月 襲撃事件の発生
12月 安全施策の実施に目途 工事の再開
2012年 2月 居住施設完成 4月 事務棟完成
セキュリティ体制の強化策推進 配管・配線など付属機器を設置中
2013年 建設工事完了 秋頃より商業生産開始予定
2011年12月より工事再開
足元の進捗は約80%スケジュール
2) Ni Taganito Project 製錬
CBNCの実績に基づく
2拠点目の世界 新鋭HPAL工場の建設
生産能力: Ni30Kt/年・Co2.6Kt/年 ◆投資額: 1.3BUS$
出資比率: SMM 62.5% NAC社 22.5% 三井物産 15%
操業予定期間: 30年間
生産能力: Ni30Kt/年・Co2.6Kt/年 ◆投資額: 1.3BUS$
出資比率: SMM 62.5% NAC社 22.5% 三井物産 15%
操業予定期間: 30年間
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2) Ni- 電気ニッケル 65kt起業推進 製錬
電気Ni生産能力増強◆能力: 41kt/年→65kt/年
◆投資額:140億円
◆スケジュール
2013年第一四半期完工予定
Taganito HPAL稼働に先行して立上げを完了
プロセス開発/改善
設備増強
Taganitoとの連動
Ni100kt/年体制に向け順調に進捗
進捗状況
*CM工程 増設工事中
*電解工程 増槽・配管工事中
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2) Ni‐Solomon Project 資源
24
ソロモンプロジェクト
チョイスル島:1鉱区 約200k㎡
サンタイサベル島:3鉱区 約150k㎡
既存鉱区
・Pre-FS・ EIS(環境影響評価)をソロモン環境省宛て提出し、承認済
探鉱権の有効期限満了に伴い、採掘権の申請準備中
進捗
対象
ニッケル酸化鉱石
イサベルプロジェクト
チョイスルプロジェクト
ホニアラ事務所
・採掘権の申請書を鉱業省に提出(チョイスル:8月提出済 イサベル:12月目途で提出予定)
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2011年 6月 当社から役員含む4名のスタッフ 派遣
→ 溶媒抽出設備の抜本解決へ支援
→ トラブル設備の改善を実施
11月~2012年3月上旬
全工程連続の操業試験実施
*HPAL→SX(溶媒抽出)→FBR(流動焙焼)
→ 終製品(酸化Ni)生産体制構築の目途
2) Ni - Goro Project 製錬
25
2012年 5月 硫酸工程に漏水トラブル発生
生産再開は2012/4Qからの予定
2012年 10月 設備補修・改良工事費用の負担(追加出資)を
現時点では行わないことで合意
SUMIC 出資比率が21→14.5%に低下
(2012年3Qより持分法適用会社から除外)
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(kt) 2011 2013 201x
電気Ni 41 65 65
FeNi 22 22 22
Ni化成品 7 13 13
その他 50
計 70 100 150
2) Ni- ニッケル 150ktへの増強 製錬
0
50
100
150
200
250
300
Norilsk Vale SMM 201X Jinchuan Xstrata SMM 2013 BHPBilliton
SMM2011 Eramet
Kt/年
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3) Au‐既存鉱山資源量の維持・拡大 資源
3.5
8.110.8
12.1 12.0
10.1
10.7
82.0
84.5 83.8
87.0 89.6
89.0
80
84
88
92
0
5
10
15
06 07 08 09 10 11 12予想
%
tonn
es Au
金量 実収率
27
ポゴ鉱山
2012年 生産量予定:10.7t
埋蔵量(2011.12月末) 155t
菱刈鉱山
2012年度 生産量予定: 7.5t埋蔵量(2011.12月末) 150t
「掘った分を見つける」方針を継続
引き続き埋蔵量をキープ
【下部鉱体の開発計画】
採掘中の鉱体下部に優良な鉱脈確認
*海抜-80MLに温泉水位低下設備設置
投資総額 約32億円
*2012年11月に工事開始
*2018年から採掘開始予定
→ 新たに金量約30tの獲得を期待
【East Deep 鉱床の開発】
*採掘中のリサ鉱床東北側East Deep
に新鉱床確認(金量40t)
*アクセス坑道の掘進→出鉱体制立上げ
*周辺の探鉱も積極的に継続
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アンカレッジ
3) Au‐Stone Boy Project 資源
28
フェアバンクス
モンテクリスト地域ポゴ
ストーンボーイ・プロジェクト
権益保有比率 対象鉱物
SMM95% 住友商事5%
現在の状況1991年から探査開始
(ポゴ鉱山はこのプロジェクトにより発見された)
モンテクリスト地域 ナオシ地区
2008年-2010年 ボーリング調査を実施
29孔中 27孔で金・銀・アンチモンの有望な
鉱化帯の存在を確認
2011年 12孔、2012年 43孔 の探鉱を実施
併せてナオシ鉱体の選鉱試験を実施中
正確な鉱量を把握するべく さらに調査を継続
Au Sb 等
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4) 資源獲得 3つの手法による推進 資源
ソロモン諸島
(Ni)
チリ
(Cu, Au)
ペルー
(Cu, Au)
カナダ・ユーコン準州
(Cu, Au)
米国・アラスカ州
(Au)
オーストラリア・ノースパークス
(Cu)
フィリピン
(Au)
ブラジル
(Cu, Au)
29
3. 既存鉱山の増産
2. 開発案件への参入
1.自社探鉱
マジョリティ獲得可能
操業開始までに相当な時間要する
比較的短期での稼動可能
マジョリティ獲得困難
他社との競合 支出増の危険性
パートナーの力を活用
大型増産案件は少ない
権益比率拡大は困難
チリ・シエラゴルダ
(Cu, Mo)
オーストラリア
(Cu, Au)
米国・モレンシー(Cu)
ペルー・セロベルデ(Cu)
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD.
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
30
Morenci
La CandelariaOjos Del Salado
Cerro Verde
North ParkesBatu Hijau
PT Vale
GoroFigesbal
Nickel Asia
評価額(百万ドル)
Hishikari
Pogo
注記
1.自社権益分を対象とする。
2.当社持分埋蔵量=埋蔵金属量×当社権益保有比率(%)
3.評価額=当社持分埋蔵量×基準金属価格
4.基準金属価格=2012年4月から2012年9月の平均価格
(銅:7,800/t ニッケル:$7.6/lb 金:$1,630/toz)
7.1Mt
1.8Mt
280t
Sierra Golda
総計95B$
Cu Ni Au
Cu
Ni
Au
権益分メタル別生産額
ポートフォリオ(2011年度)
(推定埋蔵量換算)
4) 資源獲得 権益保有鉱山の埋蔵量 資源
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電気銅 436kt/年
新自熔炉での高負荷安定操業
リサイクル原料増処理
更なるコスト削減への取り組み推進
31
*競争力強化のための諸施策
5) 東予工場 銅製錬操業計画 製錬
進化型精鉱バーナーの開発・改善推進
2012年度生産計画
作業環境の改善
足元の操業は順調計画生産量を達成見込
二次原料の増集荷・増処理対応
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6) 研究開発体制の構築 資源・製錬
32
*RHPC (資源・精錬開発センター)の設置
目的
非鉄メジャーに相応しい研究所として、資源・精錬分野で世界 先端
のプロセス・設備技術開発を実施し、製錬ビジネスを支えていく
コンセプト
*成長戦略を描ける湿式精錬プロセスに絞った開発を推進
*研究所・工場・工務部門の技術者を横断的に招集・専任化
*エンジニアリングデータも取得できる設備仕様・規模で実施
*プロジェクト遂行を通じ、実践的な教育の場として活用
スケジュール
2014年「資源・精錬開発センター」竣工 10名程度の体制で活動スタート予定
設置場所
ニッケル工場敷地内
*RHPC‐Resource/Hydrometallurgy Process Center
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7) 材料事業① 組織再編・統合 材料
33
成長分野への更なる集中
新製品開発スピードの加速
コアビジネスとして自立化を図る為の徹底した事業構造転換
経営資源の効率的な配分
2012年 7/1 “材料事業本部”の発足
半導体材料事業部
機能性材料事業部
エネルギー・触媒・建材事業部
従来
材料セグメント
(コア事業材料部門)
その他
統合
新たな材料
セグメント
(コア事業材料部門)
2012年 10/1“材料開発センター”の新設
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7) 材料事業② リードフレーム事業統合 材料
34
日立電線㈱とのアライアンスによるLF事業の成長戦略
2013年4月に統合予定
JV会社設立によりL/F世界シェアNo.1の地位を確固たるものに
パワー半導体分野への参入
伸銅メーカーとのパートナーシップ
SMM 日立電線
LF JV会社(SHマテリアル)
伸銅 JV会社(HS伸銅)
SMM 51% : 電線49% SMM 50% : 電線50%
会社分割 会社分割 会社分割株式取得
銅条販売
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 35
①TOYOTA車向け正極材料First Vendor維持
②既存サプライチェーンへの参入
7) 材料事業③ 電池材料の拡大 材料
基本戦略
硫酸ニッケル増強
現状能力 2014年2月
25,000t/年 45,000t/年
プリカーサー増強
現状能力 2014年3月
700t/月 1,500t/月
③資源~正極材料~リサイクルの新たなビジネスモデル確立
使用済みニッケル水素電池に含まれる全てのNi・Coを回収できるプロセスを開発 2013年1月稼動
投資額60億円
投資額20億円
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD.
◆大型結晶量産技術を確立
1インゴットからの6inΦ2本抜きによるコストダウン
0%
20%
40%
60%
80%
100%
0
50
100
150
200
250
2010 2015
比率億ドルLED市場の伸びと6inΦ基板の比率照明用LED需要拡大に伴い
大型基板の強い引き合い
7) 材料事業④ サファイア基板の立上げ 材料
36
100億$
200億$
10%
40%
大口電子で量産化起業完了
◆6inΦ基板増産起業
*設備投資額:12億円(既投資分含む)
*2012年 9月 大型育成炉工事完了
*2012年 10月より2本抜き量産品
出荷開始
80kg級
130kg級
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD.
SMM中国販社の設立
8) 中国販売統括 製錬・材料
37
住友金属鉱山管理(上海)有限公司業務開始 2012年7月
場所:上海地区
事業内容:材料製品・地金販売等の商社機能
SMMグループ中国関係会社の管理業務サポート
中国ビジネス知識の蓄積 SMMへの情報提供
トレーニー制による人材育成目標
◆新興市場での拡販・優良顧客の開拓
◆自ら情報収集・分析し中国市場での活動戦略を打ち出す
◆他の新興市場進出のモデルとなる
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD.
資源・製錬を中心としたプロジェクト→ 計画通りの立上げと戦力化
9) 中期経営計画 大型プロジェクトの推進・立上げ
38
プロジェクト 09中計 12中計 15中計
2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
資源 SierraGordaプロジェクト
第1ステージ
第2ステージ
CerroVerde拡張 ○
Morenci拡張 ○
NorthParkes拡張 ○
製錬 タガニート ○
ENi65kt ○
GoroProject ○
Cu権益分生産量概数(Cu-kt/年) 120 130 160 170 220 230 240
Ni生産能力(Ni-kt/年) 70 100 100 100 100 100 150?
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD.
◆長期的な視点による大型プロジェクトの仕込みと育成
◆新規大型プロジェクト案件候補から「種まき」案件を選定
◆案件毎の「植付け」から「刈取り」まで継続的に進捗確認
9) 中期経営計画 次期への確実な“種まき”
種まき案件の絞込み~見極め
植付けプロジェクト実施の機関決定
~完工
育成Ramp Up ~設計能力達成
刈取りフル生産
39
*シエラゴルダ第2ステージ Cu300ktへの足固め
*Ni150kt/年体制達成への具体的施策
*材料事業 自立化実現の具体策
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD.
1) GDP予測
-10.0
-5.0
0.0
5.0
10.0
15.0
20.0
2007 2008 2009 2010 2011 2012
Projection
2013
Projection
China
Emerging and Developing
Economies
World
United States
Advanced Economies
Japan
Euro area
(%)
(出展:IMF2012/10月版)
41
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 42
2) 為替レート推移
60
70
80
90
100
110
120
130
1
1.1
1.2
1.3
1.4
1.5
1.6
1.7
09/1 09/4 09/7 09/10 10/1 10/4 10/7 10/10 11/1 11/4 11/7 11/10 12/1 12/4 12/7 12/10
$/Euro $/¥ ($/¥)($/€)
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 43
3) Cu相場推移・需給バランス予測
2011 2012 2013
Production 19,651 19,950 21,140
Usage 19,865 20,376 20,682
Balance ▲214 ▲426 458
[ICSG予測2012/10] (kt)
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
1,600
1,800
2,000
0.00
2,000.00
4,000.00
6,000.00
8,000.00
10,000.00
12,000.00
KT$/TCurrent LME Cash & Stock Historical Chart
SHFE COMEX LME LME Cash
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 44
4) Ni相場推移・需給バランス予測
INSG予測2012/10(kt) 当社予測2012/10(kt)
2011 2012 2013 2011 2012 2013Production 1,597 1,687 1,780 1,604 1,673 1,756Usage 1,587 1,645 1,707 1,582 1,633 1,696Balance 10 42 73 22 40 60
$/lb 在庫(t)
0
50,000
100,000
150,000
200,000
250,000
300,000
0.00
5.00
10.00
15.00
20.00
25.00
30.0000
/1
00/7
01/1
01/7
02/1
02/7
03/1
03/7
04/1
04/7
05/1
05/7
06/1
06/7
07/1
07/7
08/1
08/7
09/1
09/7
10/1
10/7
11/1
11/7
12/1
12/7
LME Stocks
LME Prices
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 45
5) Au相場推移
($/Toz) London Au Prices
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
1,600
1,800
2,000
73/
173/
1174/
975/
776/
577/
378/
178/
1179/
980/
781/
582/
383/
183/
1184/
985/
786/
587/
388/
188/
1189/
990/
791/
592/
393/
193/
1194/
995/
796/
597/
398/
198/
1199/
900/
701/
502/
303/
103/
1104/
905/
706/
507/
308/
108/
1109/
910/
711/
512/
3
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 47
1) 連結業績推移
2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 予想
09中計12試算
売上高(億円) 9,668 11,324 7,938 7,258 8,641 8,479 7,640 7,800
営業利益(億円) 1,626 1,554 105 663 960 885 730 850
経常利益(億円) 2,053 2,179 326 878 1,237 1,088 820 1,100
内 持分法利益(億円) 467 740 315 261 348 232 150 300
当期純利益(億円) 1,261 1,378 220 540 840 652 580 700
ROA(%) 14.8 13.6 2.2 5.8 8.3 5.9 - 6
ROE(%) 29.0 25.4 4.0 9.9 13.8 10.1 - 101株あたり配当金(円) 27.0 30.0 13.0 20.0 32.0 28.0 28.0 N/A
銅($/T) 6,970 7,584 5,864 6,101 8,140 8,485 7,646 6,000
ニッケル($/lb) 14.0 15.5 7.5 7.7 10.7 9.6 7.3 8.0
金($/Toz) 629 766 867 1,023 1,294 1,646 1,666 1,000
亜鉛($/T) 3,579 2,986 1,560 1,934 2,187 2,101 1,854 2,000
為替(¥/$) 117.0 114.4 100.7 92.9 85.7 79.1 78.7 90.0
(単位:億円)
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 48
2) セグメント別営業利益
2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012予想
09中計2012
資源 337 383 179 309 430 527 510 290
製錬 1,181 1,174 107 417 569 480 260 470
材料 152 98 ▲87 45 78 10 30 150
その他 63 37 6 ▲1 10 14 20 20
調整 ▲107 ▲138 ▲100 ▲107 ▲127 ▲146 ▲90 ▲80
計 1,626 1,554 105 663 960 885 730 850
(単位:億円)
500
0
500
1,000
1,500
2,000
2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012予 09中計2012
その他
材料
製錬
資源
本社費等配賦額
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 49
3) セグメント別貢献利益
2010 2011 2012予想
貢献利益
資源 704 805 670
製錬 495 257 100
材料 54 ▲3 30
その他 23 34 20
調整額 ▲39 ▲5 0
経常利益 1,237 1,088 820
(単位:億円)
-2000
200400600800
1,0001,2001,400
2010 2011 2012予想
億円
調整額
その他
材料
製錬
資源
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD.
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012予 09中計2012
連結経常利益
(持分法利益)
50
4) 連結経常利益・持分法投資利益
2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012予想
09中計2012
連結経常利益 2,053 2,179 326 879 1,238 1,088 820 1,100
内持分法 467 740 315 261 348 232 150 300
(単位:億円)
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 51
-1,500
-1,000
-500
0
500
1,000
1,500
2,000
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
億円
営業CF
投資CF
フリーCF
5) キャッシュフロー
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 52
6) 感度分析
(注)
1) 営業利益/経常利益 に対する影響額
2) 円/$は金属加工収益相当の為替差のみ。海外関係会社の連結時の業績に対する為替差を含まず。
要素 変動幅 12年度予想
Cu ±100$/t 5/10Ni ±10¢/lb 8/9Au ±10$/TOZ 4/4
円/$ ±1円/$ 11/11
(億円/年)
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 54
住友の事業精神
第1条 わが住友の営業は信用を重んじ、確実を旨とし、もってその鞏固(きょうこ)隆盛を期すべし
第2条 わが住友の営業は時勢の変遷理財の得失を計り、弛張(しちょう)興廃することあるべしといえども、いやしくも浮利に趨り(はしり)軽進すべからず(昭和3年住友合資会社社則「営業の要旨」より抜粋)
1) 住友の事業精神
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 55
SMMグループ経営理念
1.住友の事業精神に基づき、健全な企業活動を行うこと
を通じて、社会への貢献とステーク ホルダーへの責任
を果たし、より信頼される企業をめざす
2.人間尊重を基本とし、その尊厳と価値を認め、明るく
活力ある企業をめざす
SMMグループ経営ビジョン
コンプライアンス、環境保全および安全確保を基本に、
グローバルなネットワークにより、非鉄金属、電子材料
などの高品質な材料を提供することによって、企業価値
の最大化をめざす
2) SMMグループの経営理念と経営ビジョン
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD. 56
3) CSR方針
1. 資源の有効利用およびリサイクルを推進するとともに、技術革新やエネルギー効率の継続的な改善などにより、地球温暖化対策に取り組みます
2. 国内外において地域に根ざした活動を積極的に推進し、地域社会との共存を図ります
3. 人権を尊重し、多様な人材が活躍する職場を整えます
4. 安全を最優先し、快適な職場環境の確保と労働災害ゼロを達成します
5. 多様なステークホルダーとのコミュニケーションを強化し、健全な関係を構築します
CSR方針
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD.
5) コーポレート・ ガバナンスの枠組み
株主総会
監査役会 会計監査人
執行役員
業務執行部門 監査部(本社部門)
CSR 委員会 内部統制委員会
コンプライアンス分科会
リスクマネジメント分科会
資源有効活用部会
環境保全部会
社会貢献部会
人権・人材開発部会
安全・衛生部会
コミュニケーション部会
意思決定・監督 監 査
業務執行社 長
経営会議 【議長:社長】
取締役会 【議長:社長】
事業活動
58
CSR
部会
社会的責任
企業価値向上委員会
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD.
6) 用語集
資源・製錬1)金属取引
(LME)
London Metal Exchange(ロンドン金属取引所)。銅、
ニッケル、アルミ、鉛、亜鉛など非鉄金属専門の取引所。LMEで決定された金属取引価格は、金属地金の販売価
格や原料購入価格の国際的指標として使われる。
(TC/RC)
TC:Treatment Charge (熔錬費)
RC:Refining Charge (精錬費)
金属原料(銅精鉱、ニッケル鉱など)の購入条件の一部
として使われる費用。たとえば銅精鉱の購入価格は「一
定時点のLME価格-その取引に用いられるTC/RC」(プラス諸条件)という条件が用いられる。
(London Fixing)
金はLMEに上場されておらず、価格は市場参加者の相
対取引で決定されている。このため毎日午前/午後の
2回、ロンドン貴金属市場協会のメンバーである金融機関が発表するLondon Fixing 価格が一日の基準となる
価格として取引の指標となっている。
(重量ポンド (lb))
ヤード・ポンド法の重量単位。銅・ニッケルの計量基準
や価格基準として使われるほか、TC/RCの算出基準として用いられる。1ポンドは453.59グラム、1トンは
2204.62ポンド。
(トロイオンス( troy ounce))
金・銀など貴金属の重量単位で、1トロイオンスは約
31.1グラム。なお「トロイ」はフランス中部・シャンパーニュ地方の都市で、中世ヨーロッパの中心的な市場で
あった。ここで金・銀と商品を交換する単位として使われ
たトロイオンスという単位が現在も金の取引単位として使われている。
2)金属製錬
(製錬)
鉱石その他の原料から有用金属を抽出することをいい、主に乾式製錬・湿式製錬に分けられる。当社では東予工場(愛媛県西条市)の上工程(溶錬工程)は乾式製錬、ニッケル工場(愛媛県新居浜市)は全面的に湿式製錬。なお、日本語では「精錬」という漢字もあるが、こちらはすでに高い品位の金属をさらに高めるというときに使われることが多い。「Smelting」を製錬、「Refining」を精製とすることもある。
(乾式製錬)
高温の炉で原料鉱を溶かし、溶けた状態で金属を分離する製錬方法。一度に大量の処理が可能である一方、定期的に耐熱設備の補修が必要となる。
(湿式製錬)
金属や不純物が薬液に溶け、化学反応を起こすことなどを利用した製錬方法。安定して継続処理が可能な製錬方法であるが、薬液のコストがかかる。
3)金属原料
(硫化鉱)
銅・ニッケルなどの金属と硫黄が結合した鉱石のこと。製錬する場合、硫黄が燃えることで溶解させることができるため、乾式製錬を行うことが多い。
(酸化鉱)
金属が酸化した鉱石のこと。硫化鉱と違って熱して溶解する場合はエネルギーコストがかかるため、乾式製錬には不向きとされ湿式製錬の原料とすることが多い。
(銅精鉱)
銅製錬に用いられる原料で、銅が30%程度含まれており、残りはほとんどが硫黄と鉄。おもに硫化鉱から生産される。
現在、海外鉱山で採掘される「鉱石(Ore)」の品位はおおよそ1%前後であり、鉱山で選鉱を行って品位を高めた「精鉱(Concentrate)」の状態にしている。国内の銅製錬所が輸入している主な原料はこの銅精鉱となる。
(ニッケル酸化鉱)
ニッケル製錬には品位の比較的高い硫化鉱が主に利用されていたが、鉱石としては酸化鉱のほうが硫化鉱と比べて多く分布しており、現在の埋蔵量は硫化鉱3:酸化鉱7といわれている。これまでは製錬する際のコストや技術の問題がありあまり利用されていなかったが、当社はHPAL技術により低品位の酸化鉱からのニッケル製錬に成功した。
(MS)
ニッケル・コバルト混合硫化物(Mixed Sulfideの略)。CBNCで生産する、ニッケル品位約55~60%の中間原料。当社電気ニッケルの原料となる。
(マット)
金属の硫化物のことを意味する。ニッケル工場では、PTVale社からニッケルマット(品位75~80%程度)を原料として購入して電気ニッケルを生産している。
(自山鉱比率)
自社の製錬原料のうち、出資鉱山に保有する権益により確保される原料の割合。一般的に、鉱山では出資比率に応じて原料鉱を引き取る権益を有する。ただし、セロ・ベルデ鉱山からの原料については、当社は2006年の稼働から当初10年間、出資比率(21%)より多くの買取権益(50%)を有している。
59
SUMITOMO METAL MINING CO., LTD.
6) 用語集
4)ニッケル生産プロセス
(CBNC)
当社子会社である、コーラルベイ・ニッケル・コーポレー
ション(フィリピン)の略。HPAL法でニッケル・コバルト
混合硫化物(MS)を製造し、当社ニッケル工場(愛媛県新居浜市)に輸出している。
(HPAL)
High Pressure Acid Leach(高圧硫酸浸出)の略。
これまで回収が難しいとされていた、酸化鉱からニッケ
ルを回収する技術。当社が世界に先駆け商業ベースでの実用化を行った。酸化鉱を高温高圧状態の硫酸と安
定的に反応させることにより、高品位のニッケル原料を
生産している。
(MCLE)
Matte Chlorine Leach Electro-winning (マット塩素
浸出電解採取)の略。当社ニッケル工場で採用されてい
る製造プロセス。マットおよびMSを高圧化で塩素に溶
かし、電解法にて高純度ニッケルを生産する。他の製法と比べてコスト競争力があるが、操業技術は難しく、類
似した技術で商業化している生産者は当社以外には2
社しかない。
5)金属の主な用途
(銅の主な用途)
電線、銅管などに加工される。電力ケーブルのほか、民
生分野では自動車や住宅関連の配線、エアコンなどに
使われている。
(電気ニッケルの主な用途)
品位は99.99%以上。特殊鋼や電子材料、めっきなど
に使われる。日本国内で電気ニッケルを生産しているのは当社ニッケル工場のみ。
(フェロニッケルの主な用途)
フェロニッケルはニッケル品位20%程度のニッケル・鉄の合金。ニッケル系ステンレス(ニッケル10%前後含
む)が主用途。当社グループでは日向製錬所(宮崎県日
向市)で生産している。
(金の主な用途)
世界的には投資・宝飾用の需要が多い。日本国内の産業用としてはやわらかく、伸びやすい特性をいかし、電
子製品向けとしても多く使用されている。
材料事業(2層めっき基板)
原料となるポリイミドフィルムの上に、銅をめっきした基板
材料。COFの材料として用いられる。
(COF)
Chip on film。液晶駆動用ICに用いられる実装材料で、液
晶パネルとICを接合する。
(L/F)
リードフレーム(Leadframe)。半導体チップとプリント配線板を結ぶ働きをする実装材料。ニッケルや銅を主成分とし
た合金が薄板状で用いられる。
(二次電池)
充電して再利用できる電池をいう。当社の電池材料は、車載用としてハイブリッド自動車、民生用としてノートパソコン
の電源となる、ニッケル水素電池やリチウムイオン二次電
池の正極材として使用されている。
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