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平成 22 年 6 月 福岡大学 FD推進委員会 平成 平成 平成 平成 21 年度 年度 年度 年度 教育改善活動報告 教育改善活動報告 教育改善活動報告 教育改善活動報告書

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  • 平成 22 年 6 月

    福岡大学

    FD推進委員会

    平成平成平成平成 22221111 年度年度年度年度 教育改善活動報告教育改善活動報告教育改善活動報告教育改善活動報告書書書書

  • 目 次

    Ⅰ 教育マネジメントサイクルとは(本学の定義) …………………………… 1

    Ⅱ 教育マネジメントサイクル導入の背景と目的 ……………………………… 1

    Ⅲ 平成21年度教育改善活動の総括 …………………………………………… 2

    Ⅳ FD推進委員会 FD活動を含む教育改善活動の報告 ……………………… 5

    Ⅴ 平成21年度教育改善活動報告

    人文学部 ………………………………………………………………… 20

    法学部 …………………………………………………………………… 22

    経済学部 ………………………………………………………………… 29

    商学部 …………………………………………………………………… 33

    理学部

    応用数学科 ………………………………………………………… 42

    物理科学科 ………………………………………………………… 44

    化学科 ……………………………………………………………… 53

    地球圏科学科 ……………………………………………………… 54

    工学部 …………………………………………………………………… 55

    機械工学科 ………………………………………………………… 59

    電気工学科 ………………………………………………………… 62

    電子情報工学科 …………………………………………………… 64

    化学システム工学科 ……………………………………………… 67

    社会デザイン工学科 ……………………………………………… 69

    建築学科 …………………………………………………………… 73

    医学部

    医学科 ……………………………………………………………… 78

    看護学科 …………………………………………………………… 84

    薬学部 …………………………………………………………………… 93

    スポーツ科学部 ………………………………………………………… 100

    共通教育センター ……………………………………………………… 106

    言語教育研究センター ………………………………………………… 122

    教務部 …………………………………………………………………… 126

    教職課程 ………………………………………………………………… 136

  • Ⅰ 教育マネジメントサイクルとは(本学の定義) Ⅱ 教育マネジメントサイクル導入の背景と目的

    1

    教育目標教育目標教育目標教育目標 カリキュラム 科目目標

    授業

    F D 課題解決策 分 析 (具体的課題抽出) 授業アンケート

    授業デザイン (シラバス等) 試験

    AAAACTIONCTIONCTIONCTION

    CCCCHECKHECKHECKHECK DDDDOOOO

    PPPPLANLANLANLAN

    Ⅰ 教育マネジメントサイクルとは(本学の定義)

    教育目標を明確に設定し、その実現に向けた行動プログラムを策定、実行、評価し、その評価結果に基づく改善を組織的・継続的に図り、教育効果を高めていくシステムである。(下図はイメージであり、各組織体によって異なる。)

    Ⅱ 教育マネジメントサイクル導入の背景と目的 大学全入時代の到来により大学間競争が一層激化する中で、特に教育面において、どのような学生を受け入れて、どのような教育を行い、どのような人材として社会に送り出すか(アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシー)、すなわち大学・学部・学科の個性・特色を生かし如何にして教育責任を果たしていくかが強く問われている。 教育責任を果たしていくためには、個々の教員の努力はもとより、学部・学科としての教育目標を明確に具体的に示し、その目標実現のためのカリキュラムの編成および授業科目の開設を行い、その趣旨に沿って授業内容・方法を改善・工夫し実践していくことが必要である。そのような組織的活動の一環としてFD活動が求められてきたが、得てして、授業アンケートの実施率やFD講演会の参加者数の多寡などに注目が集まりがちであった。 しかしながら、今日では、FD活動によりどの程度の改善効果があったかという本質こそが求められている。学校教育法の一部改正(平成16年度施行)により義務化された認証評価においても、組織としてのより具体的な到達目標の設定とそのもとで得られる「改善効果・結果」が重視されているのがその証左である。 このような背景から、本学は、より具体的できめ細やかな教育改善へとつなげるために、学部・学科等の自律的、効果的、継続的な活動である教育マネジメントサイクルの実践と充実を推進するものである。

  • Ⅲ 平成 21 年度 教育改善活動の総括

    2

    Ⅲ 平成21年度教育改善活動の総括 学内では、教育改善に関する継続的な活動が、組織内において検証され、PDCA サイクル が機能してきているといえる。以下では、教育改善に関する取り組みを3つの内容(①教育システムに関する改善の組織的な取り組み、②カリキュラムや課程教育の内容に関する改善の組織的な取り組み、③個別の授業や教員個人、学生個人に関する改善の取り組み)に分類して傾向を整理し、それぞれの取り組みにおける今後の改善の方向性について言及する。 ①①①①教育教育教育教育システムにシステムにシステムにシステムに関関関関するするするする改善改善改善改善のののの組織的組織的組織的組織的なななな取取取取りりりり組組組組みみみみ 全学的な取り組みの主体は FD 推進委員会および教務部である。 FD推進委員会では、教務部と連携して大学全体の三つのポリシーを策定し、これに基づき、各学部のポリシーの見直しを求めた。その他には、全学的に新任教育・事務職員ガイダンスを実施し、教育改善報告会と FD 講演会を開催した。また、FD に関する大学間連携事業に参画して学外とのネットワークづくり(Q-Links)も行っている。更に、日本語力テストを継続して実施し、学生の基礎学力の把握に努めた。授業アンケート結果の組織的な活用は、議論を始めたばかりである。 教務部には、教務委員会と FD 検討委員会、教務関連諸規程検討委員会が存在し、新しく 導入した成績評価に関する問い合わせ制度の周知や、GPA 活用の検討、各種規程の見直しを行った。 各学部の意識も高まっており、名称や形態は異なるが、各学部 FD に関する小員会を設置 して取り組んでいる。学科やコースの単位では、全構成員が参加する学科会議やコース会議がその主体である。これらの多くの組織が、外部評価や学生ヒアリング、授業アンケート分析を企画・実施した。 以上、部局単位では、外部評価や学生ヒアリング等の実態調査に基づき、教育システム 自体の点検を行っており、点検結果に基づく教育改善活動の取り組みは次に述べる「カリキュラムや課程教育の内容に関する改善の組織的な取り組み」として行っている。一方、全学的には、本報告書の作成および学内外への公開や日本語力テストが教育システムを点検する役割を果たしているが、点検結果に基づく教育改善活動は十分でない。この他にも、本学には、全国的に普及しつつある「ベストプロフェッサー制度」や FDの原点である「サバティカル」の活用といった FD を奨励する人事的な制度がなく、大学として FD に取り組む「意気込み」が各教員には十分に伝わっていないように思われる。更に、教職協働型の取り組みや組織がなく、大学としての組織力が十分に発揮できていないように思われ、改善が必要であろう。 ②②②②カリキュラムやカリキュラムやカリキュラムやカリキュラムや課程教育課程教育課程教育課程教育のののの内容内容内容内容にににに関関関関するするするする改善改善改善改善のののの組織的組織的組織的組織的なななな取取取取りりりり組組組組みみみみ 既に述べたように、大学全体の三つのポリシーの策定を受け、各学部でポリシーの見直しを行った。日本語力テストの結果に基づく教育改善活動は、附属高校への入学前教育の実施につながったものの、全体としては後で述べるように学生個人に対する対策を試行するに留まっており、全学的な教育体制やカリキュラム全体での対策は未だ議論していない。 専門分野においては、学部・学科の単位で、達成度テストを行って学生の学力を測定し、

  • Ⅲ 平成 21 年度 教育改善活動の総括

    3

    新入生アンケートにより学生の調査を行った。更に、多くの学部・学科が、入学前教育やリメディアル教育、導入教育を実施し、あるいは、その教材開発を行った。特に少人数制の教育を行ったことが特徴である。更に、卒業生との懇談や在学生向けの講演会を多くの組織が実施しており、既にキャリア教育の草の根的な活動を始めている。このことは、キャリア教育の義務化に向けて既に芽が育っていると考えてよい。 また、理学部物理科学科のカリキュラム検討委員会と期末試験評価委員会や、工学部の JABEE 認定コースを持つ学科の各種委員会のように、PDCA に係る目的を明確にした組織作りを進めることは教育改善活動を定着させるのに有効である。 共通教育センターでは、担当者会議による科目内容の検討や授業アンケートの組織的な分析、学生との懇談を実施した。言語教育研究センターでも、英語教育科目担当者により推奨テキストの選定を行い、また英語・第二外国語科目担当者により授業アンケートの分析を行った。 以上、全国の大学で見られる取り組みは、本学でも一通り行われていると考えてよいが、 組織間での温度差は依然と存在しており、更なる組織間交流と情報交換に基づき、有効な取り組みを全学的に普及させる必要がある。また、学生の実態を把握しながらカリキュラムや課程教育の内容の改善を行っているが、高大連携による問題解決も検討されるべきであろう。今までは、いずれも低学力の学生を対象としたものであったが、今後は、より先導的な人材育成を目指した内容改善も検討すべきであろう。 このような課題の解決に向け、カリキュラム担当教員(主に学部の教務委員や学科やコ ースの若手教員)の役割はますます重要になるが、カリキュラム担当教員の過負荷状態が長く続いており、業務の合理化や事務的な支援の強化、役割分担の明確化が必要であろう。 ③③③③個別個別個別個別のののの授業授業授業授業やややや教員個人教員個人教員個人教員個人、、、、学生個人学生個人学生個人学生個人にににに関関関関するするするする改善改善改善改善のののの取取取取りりりり組組組組みみみみ 個別の授業や教員個人に関するものとしては、授業アンケートや各種研修会への参加がある。授業アンケートの結果は、各教員に返却し、各教員の自主的な努力によって個別の授業の改善を行っている。教員が教育改善のために各種研修会に参加する場合は、FD 活動推進経費として所属組織から補助する。 これらは、教員が自主的に FD を実践する類のものであるが、各教員は所属学会等を通じて自分で研修会を探していると思われる。あるいは、具体的な改善策の情報をどのように収集してよいか分からないで困っている教員も潜在的には多いと思われるが、実態調査も相談窓口の組織化の検討も行っていない。自主的に FD を実践する教員を支援する組織づくりを検討するのであるならば、その前提として教員個人の FD 活動の実態調査も必要である。 学生個人に対しては、全学的に行った日本語力テストの結果に基づき、エクステンショ ンセンターの協力を得て、日本語力向上支援講座を実施した。講座開設の時期に課題が残り、改善方法を検討した。学部・学科単位では、少人数の担任制を導入したり、個別の修学指導を行った。 以上、計画的な学生の修学指導には充実がみられるが、即応的な修学指導に効果的な「学生個人カードシステム」は、環境は整備されたものの未だ利用されておらず、目の行きとどいた細やかな指導は極めて困難なままである。また、修学指導は学部・学科単位に任されているので、共通教育に関する学生の個人指導は十分とはいえない。今後は、「学生個人カードシステム」の利用、学部・学科と共通教育センター並びに言語教育研究センターと

  • Ⅲ 平成 21 年度 教育改善活動の総括

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    のネットワークづくりが必要であると思われる。また、キャリア教育の義務化に向けては、就職・進路支援センターやエクステンションセンターとの連携による総合的な学生支援・指導も必要になるであろう。 そのそのそのその他他他他のののの取取取取りりりり組組組組みみみみ 平成21年度も組織ごとに学外研修への参加が多く報告されている。しかし、その参加 目的と位置付け、参加者の人選について十分な検証を行うための情報が集約できなかったので、それぞれの取り組みを上記3つに分類することができなかった。カリキュラムの検討や教育システムそのものの改善には、豊富な経験と知識が必要であるから、学外の研修だけに頼らず組織的なリーダを育てる学内のキャリアパスを検討する必要があるかもしれない。 また、修学指導は授業の実践に並ぶ教育力向上の重要な要素であるが、入試情報から就 職までの情報が一元的に整理されておらず、全学レベルでも学生個人レベルでも分析や対策が進んでいないのが現状である。

  • Ⅳ FD 推進委員会 FD 活動を含む教育改善活動の報告

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    Ⅳ FD 推進委員会 FD 活動を含む教育改善活動の報告(平成 21 年度)

    ⅠⅠⅠⅠ....報告会報告会報告会報告会・・・・講演会等講演会等講演会等講演会等 (1)「第 3回教育改善活動報告会(旧教育マネジメントサイクル活動報告会)」の開催 日程:平成 21年 6月 6日(土) 9:30~12:30 場所:福岡大学 A棟 A201 教室 対象:教職員 主催:FD推進委員会、教務委員会 【実施概要および報告】 平成 21 年 6 月 6日(土)福岡大学 A棟 A201 教室において、FD推進委員会および教務委員会の共催による「第 3回教育改善活動報告会」を開催した。当報告会は、昨年まで「教育マネジメントサイクル活動報告会」と称していたが、各組織が取り組んでいる教育改善について幅広く報告するという趣旨に沿って、名称を変更して実施した。 平成 20 年 4月に大学設置基準の改正によりFDが義務化され、同年 12 月の中央教育審議会答申「学士課程教育の構築に向けて」においても、FDの重要性とその実質化が求められている。そのような中で本学ではPDCAサイクルにより組織的・継続的に教育効果を高めていく教育マネジメントサイクルを導入して 4年が経過した。すでに各組織で具体的な改善に繫がる取り組みが拡がりをみせている。 この報告会は、各組織の具体的な取り組みや成果を相互に共有し、さらなる教育改善に生かすことを目的として開催され今年で 3 回目となる。今回は、3 つの学部から教育改善の取り組みや成果の事例発表が行われ、あわせて全学的な教育支援体制のあり方についてディスカッションを行い、教職員 123 人が参加した。 初めに、衛藤学長から「大学の教育力強化は、非常に重要なことである。本学が取り組んでいる教育マネジメントサイクルも 4年目を迎え、各組織で具体的な改善に繋がる取り組みについてお互いの認識を深め、相互に啓発していただきたい。」との開会挨拶の後、第一部の事例報告が以下のとおり行われた。 事例報告では、学生の低学力化、学習目標や目的が希薄化した学生への対応や、新設学科としての取り組みを各組織の代表が報告を行った。 第 1 報告 理学部 物理科学科 赤星 信准教授 「物理学基礎ゼミナールの変遷」 第 2 報告 人文学部 教育・臨床心理学科 田村隆一教授 「ゆるやかなシステムとしての初年次教育」 第 3 報告 医学部 看護学科 高橋博美教授 「新設学科におけるFDの現状と課題」 第二部のパネルディスカッションでは、今野教務部長がコーディネーターとなり、第一部の 3人の報告者に馬本教学担当副学長ならびに山口住夫就職・進路支援センターキャリア教育調整委員(工学部機械工学科 学科主任)が加わり、「「「「教育力教育力教育力教育力のののの向上向上向上向上にむけたにむけたにむけたにむけた全学的支援体制全学的支援体制全学的支援体制全学的支援体制のののの構築構築構築構築」」」」をテーマに活発な意見交換が行われた。また、終了時間を過し白熱した議論が続き、参加者からは質問や意

  • Ⅳ FD 推進委員会 FD 活動を含む教育改善活動の報告

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    見が寄せられた。 最後に研究・情報担当の大和副学長から、報告者・パネラーに対し謝辞が述べられ、「本学の教育力向上に向けて取り組むべき課題はたくさんあり、全学的な支援体制も含めて検討していきたい。また、現在取り組んでいる課題については、各組織において早急に対応して欲しい。」との閉会挨拶で報告会を終了した。 ◆参加者数(人) ◆参加状況(所属別の内訳) 所属 参加者数 所属 参加者数 人文学部 8 医学部(医学科) 1 法学部 0 医学部(看護学科) 23 経済学部 0 薬学部 15 商学部 5 スポーツ科学部 3 理学部 6 事務職員他 53 工学部 9 総計 123 「第 3 回教育改善活動報告会」アンケート 集計結果(アンケート回答件数:84 人)

    【質問 1】あなたの職種について 回答 回答数 割合 1 教育職員 49 58.3% 2 事務職員 33 39.3% 3 その他 1 1.2% 無回答 1 1.2% 総計 84 100.0% 【質問 2】第一部「活動報告」は、今後の参考になる内容でしたか 回答 回答数 割合 1 とても参考になった 20 23.8% 2 参考になった 54 64.2% 3 どちらともいえない 4 4.8% 4 あまり参考にならなかった 2 2.4% 5 参考にならなかった 0 0% 無回答 4 4.8% 総計 84 100.0%

    報告会開催日 教育職員 事務職員 総 計 6 月 6日(土) 70 53 123

  • Ⅳ FD 推進委員会 FD 活動を含む教育改善活動の報告

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    【質問 3】第二部「パネルディスカッション」は満足のいく内容でしたか 回答 回答数 割合 1 とても満足である 14 16.7% 2 やや満足である 39 46.4% 3 どちらともいえない 14 16.7% 3 やや不満である 6 7.1% 4 とても不満である 1 1.2% 無回答 10 11.9% 総計 84 100.0% 【質問 4】本日の「第 3回教育改善活動報告会」の所要時間はいがかでしたか 回答 回答数 割合 1 適切 66 78.6% 2 足りない(1 日必要) 9 10.7% 3 短くてもよい 7 8.3% 無回答 2 2.4% 総計 84 100.0% 【質問 5】プログラム(第一部:活動報告、第二部:パネルディスカッション)の構成についてどう思われますか 回答 回答数 割合 1 今のままでよい 58 69.0% 2 変えた方がよい 11 13.1% 3 どちらともいえない 13 15.5% 無回答 2 2.4% 総計 84 100.0% <2.変えた方がよいと回答した主な理由・意見> � フロアーの参加がしやすい内容に。(他 同様意見 4件) � ディスカッションが多い方がよかったと思います。(他 同様意見 4件) � パネルディスカッションはテーマを絞って行う方がよいと思います。例:「なぜFDをやることに温度差があるのか」等。十分なディスカッションを行うには時間が足りません。 � 質疑応答の時間を長くする。(他 同様意見 1件) � 分科会を作るのはどうか。 � 活動報告のみでよい(1時間 30分~2時間以内)。 � 9学部全部のパネリストが登場するようにしては。 � 活動報告事例をもう一つくらい増やしてもよいと思う。 <プログラムに関する意見>

  • Ⅳ FD 推進委員会 FD 活動を含む教育改善活動の報告

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    � 教学担当副学長の教学方針や取り組みの説明、教務担当事務部長など事務の発表も求めたい。 � 具体的なFDの取り組みについて、大学としてのFDに関する周知について 【質問 6】開催時期について 回答 回答数 割合 1 今のままでよい(6 月中) 70 83.3% 2 時期を検討した方がよい 8 9.5% 無回答 6 7.2% 総計 84 100.0% <2.開催時期を検討した方がよいと回答した主な理由と希望する開催と時期> � 夏休み中とか、もっと多くの教職員が参加できる時期にしてはどうか。(他 同様意見 3件) � 父母懇談会や有信会の集まりと重ならない時期がよい。(他 同様意見 1件) � 年 2回春と秋と開催できるようになると、教育改革の意識が高まるのではないでしょうか。忙しくて大変だと思いますが。(他 同様意見 3件) � 学内行事との調査必要ですが、10月頃でも良いのではと思います。 � 3 月末または 3月中旬。(他 同様意見 1件) (2)新任教育・事務職員ガイダンス「FD研修」の開催 日程:平成 21年 4月 6日(月) 14:10~15:10 場所:福岡大学 A棟 A201 教室 講演:「知らないと困る ちょっと変わった学生への対応-頑張って努力しても、難しいことがある-」 講師:徳永 豊 人文学部教育・臨床心理学科教授 対象:教職員 主催:FD推進委員会、教務委員会 ◆参加者数(人) ◆参加状況(所属別の内訳) 所属 参加者数 所属 参加者数 人文学部 4 医学部(医学科) 8 法学部 1 医学部(看護学科) 10 経済学部 1 福岡大学筑紫病院 1 商学部 3 その他教育職員 9 理学部 4 その他職員 2

    研修日 教育職員 事務職員等 総 計 4 月 6日 65 32 97

  • Ⅳ FD 推進委員会 FD 活動を含む教育改善活動の報告

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    工学部 9 事務部 30 薬学部 10 スポーツ科学部 5 総計 97 「FD研修」アンケート 集計結果について(アンケート回答件数:60人)

    (1)講演会は今後に役立つ内容でしたか。 回答 回答数 割合 1 大変役に立つ 36 60.0% 2 役に立つ 24 40.0% 3 どちらともいえない 0 0.0% 4 あまり役に立たない 0 0.0% 無回答 0 0.0% 総計 60 100.0% <大変役に立つ・役に立つと回答した主な理由・意見> � 発達障害の子どもたちの特徴について学ぶことができ非常に有用であった。(他、同様意見 14件) � 自分も経験した(経験する可能性のある)内容であったため。(他、同様意見 11件) � 今日学んだことは新しいことばかりで LD、ADHDの方のことをもっと理解する必要があると思った。 � 例や数値が具体的に示され、身近な事だと認識できた。(他、同様意見 4件) � 私自身コミュニケーション能力に自信がないので色々と参考になった。 � 今までは授業の工夫しか考えておらず、学生の個別性、学生に合わせること、学生の性格など分析していなかったのでとても学ぶものが多かった。 (2)講演会はわかりやすかったですか。 回答 回答数 割合 1 大変わかりやすかった 36 60.0% 2 わかりやすかった 23 38.3% 3 どちらともいえない 1 1.7% 4 わかりにくかった 0 0.0% 無回答 0 0.0% 総計 60 100.0% <大変わかりやすかった・わかりやすかったと回答した主な理由・意見> � 実例や具体的なデータ等を挙げて説明されておりとてもわかりやすかった。(他、同様意見 14件) � 難しい言葉でなく、丁寧な言葉で私達に目線を下げて説明されていた。(他、同様意見 4件) � スライドも話の内容も端的にまとめられていて理解しやすかった。

  • Ⅳ FD 推進委員会 FD 活動を含む教育改善活動の報告

    10

    � LD,ADHD、アスペルガーの対応法の違いがわかりにくかった � わかりやすかったが、表の数値の示し方をもう少し工夫して頂くとより良いと思う。 � 大変わかりやすかったが、もう少し時間をかけて話を聞きたかった。 <どちらともいえない・わかりにくかったと回答した主な理由・意見> � 記述なし (3)講演会に出席いただいた理由を教えてください。 回答 回答数 割合 1 内容に興味があったから 9 15.0% 2 職務として 48 80.0% 3 同僚に誘われて 0 0.0% 4 その他 3 5.0% 無回答 0 0.0% 総計 60 100.0% <内容に興味があったからと回答した主な理由・意見> � 学生にとっても教員にとっても楽な方法(対応策)を知りたい。 � これから学内で学生のために働く上で必要だと思った。 <職務としてと回答した主な理由・意見> � 新任教育・事務職員ガイダンスプログラムに含まれていたため。 � 新任職員ガイダンスの一環として(他、同様意見1件) ① 次回のFD講演会に求める講義内容があればお聞かせください。 � 学生の場合だけでなく職員の場合についての対応も教えて頂きたい。(職場や業務などのストレスからくる精神的な疾患の対応等) � 色々な事例をもっと挙げてもらうと更にわかりやすかった。 � 学生の対応について(年上、社会人学生への対応) � (守秘義務が守られた上での)事例検討。実際にどのような対応に困ったかなどの共有。 ② その他ご意見・ご感想がありましたらお聞かせください。 � 職務としてはもちろんのこと、個人的にも大変参考になった。(他、同様意見3件) � 学生への対処法についてご説明があり勉強になりました。HD センターの紹介(相談曜日、カウンセラー数等)話していただければと思います。 � 特別に支援の必要な学生さん、学習や対人関係に困難な学生さんに病気としての認識をもてるようになりました。彼らと同じ立場に立ち、どう支援できるか考えていきたい。(他、同様意見1件) � 学生自身の自覚は有効だと考えるが、そういった教育がどう行われているか興味がある。 � 「優しく目を見て話す」ことを心がけることが大切。目は口ほどにモノを言います。

  • Ⅳ FD 推進委員会 FD 活動を含む教育改善活動の報告

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    � 発達障害を持った学生への支援は具体的な学生像、対応のイメージがわきにくい教職員が多いと思う。大規模大学においてどのように協働関係を築いていくかも重要なテーマだと思う。 � 症状毎の支援方法が具体的でよかった。グレーゾーンの学生への対応方法やなまけか病気かの見極めをもう少し聞きたかった。 � ちょっと変わった学生という題でお話されましたが、先生でも変った方がいると思う。これについてどう考えるか?実際現場ではどういう問題が起きているか? � 発達障がいのある学生に対し、理解しやすい講義を行うことは普通の学生に対してもわかりやすいものになると思う。 � 学生達がおかれている教育現場の状況や動向などがわかってよかった。発達障がいを持つ学生を支援できる体制を考えていくことが必要だと思った。どの窓口でも対応できるような研修もしてほしい。 � 6.3%という高いパーセンテージを初めて知った。支援が全体に対する公平性を阻害していないか? (3)第 8回FD講演会の開催 日程:平成 21年 9月 26 日(土) 13:00~14:50 場所:福岡大学 A棟 A201 教室 講演:なぜ「今」、学士課程教育なのか 講師:横山 晋一郎 日本経済新聞社 編集局社会部編集委員 対象:教職員 主催:FD推進委員会、教務委員会 ◆参加者数(人) ◆参加状況(所属別の内訳) 所属 参加者数 所属 参加者数 人文学部 4 薬学部 4 法学部 1 スポーツ科学部 1 経済学部 1 教員合計 28 商学部 5 副学長 3 理学部 2 職員(事務局長含む) 36 工学部 9 他校 14 医学部(看護学科) 1 総計 81

    実施日 教育職員 事務職員等 総 計 他 校 9 月 26 日 31 36 67 14

  • Ⅳ FD 推進委員会 FD 活動を含む教育改善活動の報告

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    「FD講演会」アンケート 集計結果について(アンケート回答件数:67 人) (1)講演会はわかりやすかったですか。(無記入あり) 回答 回答数 割合 1 大変わかりやすかった 42 63.6% 2 わかりやすかった 23 34.9% 3 どちらともいえない 1 1.5% 4 わかりにくかった 0 0.0% 総計 66 100.0% <大変わかりやすかった・わかりやすかったと回答した主な理由・意見> � 大学の今後についてよく説明されていた。 � 具体的な事例や調査内容が含まれており、データや数字、表を用いて分かりやすい内容であった。 � 現状を明確に、そして課題が何かをうまく説明していただいた。 (2)講演会に出席いただいた理由を教えてください。(無記入、複数回答あり) 回答 回答数 割合 1 内容に興味があったから 45 61.6% 2 職務として 23 31.5% 3 同僚に誘われて 2 2.7% 4 その他 3 4.1% 総計 73 100.0% <内容に興味があったからと回答した主な理由・意見> � 「学士課程教育」に興味があった。 � 大学職員として認識しておくべきテーマと考えたため。第三者からの視点で大学をとらえてあるのではと考えたため。 � 大学教員として知っておくべきテーマであると考えた。 � 教育の難しさを常々感じていたため。 � 教員の教育力向上を目指して色々な企画を試みているが、なかなかうまくいかないため。囲まれた教室の中の実体が見えない。 (3)講演会は今後に役立つ内容でしたか。 回答 回答数 割合 1 大変役に立つ 33 49.2% 2 役に立つ 32 47.7% 3 どちらともいえない 2 2.9% 4 あまり役に立たない 0 0.0% 総計 67 100.0%

  • Ⅳ FD 推進委員会 FD 活動を含む教育改善活動の報告

    13

    <大変役に立つ・役に立つと回答した主な理由・意見> � 理念の肉付けこそが課題であるとの指摘、まさに的を得たものと思った。 � 大学の在り方、経営面や教育面など多角的に大学を見ていくことを教えて頂いたのが役に立った。 � 今後、再整理していく上で大変参考になる話しであった。特に高等教育の現状と課題を整理し、その改善策を考えていく上で、大変参考になった。 � 大学の改革が進んでいることを強く感じた。また国際化、国際競争力を身につけることの大切さがわかった。 <どちらともいえない・わかりにくかったと回答した主な理由・意見> � 状況を認識させることはできたと思うが、具体的対応策に至っていない。 (4)開催日時はいかがでしたか?(無記入あり) 回答 回答数 割合 1 このままでよい 52 82.5% 2 変更したほうがよい 11 17.4% 総計 63 100.0% (5)今後のFD講演会に求める講演内容をお聞かせください。 � 授業改善に実践的なワークショップなど。 � PBLなどの新しい教育法。企業や地域や巻き込んだ教育の実践例。 � 学部と教員の外部評価制度。 � 淘汰される大学にならないために、ある大学でどのような取り組みをされているかを聞きたい。 � 教養教育=リベラルアーツ 学生が自ら学びたいと思う力をつけるのに必要ではないか。これが専門教育を楽にする。 � 教育方法に関するもの。コミュニケーション力を高めるようなもの。 � 学士教育とキャリア教育 � 語学に関する学習制度改革。統一試験の導入など。 � 教職員の職能開発に関する講演も行ってほしい。 � 高大連携、高大接続テストについて。 (6)ご意見・ご感想をお聞かせください。 � 福岡大学の学生の学力をいかに向上させるか教職員はこれに取り組むことが大切。 � 「教育力が新たなブランド力」という言葉が印象的だった。目標にしたい。 � FDのワークショップを開催してはどうだろうか。統一テーマを設け、今後の具体的なアクションへとつながるよう意見交換を行い、グループ単位で発表することも一つの試みとして価値があるのではないだろうか。

  • Ⅳ FD 推進委員会 FD 活動を含む教育改善活動の報告

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    (4)第 9回FD講演会の開催 日程:平成 21年 11 月 7日(土) 13:30~15:00 場所:福岡大学 A棟 A201 教室 講演:中長期的な大学教育の在り方について-FD組織化の現状と課題をふまえて- 講師:今泉 柔剛 文部科学省 高等教育局大学振興課 大学改革推進室長 対象:教職員 主催:FD推進委員会、教務委員会 ◆参加者数(人) ◆参加状況(所属別の内訳) 所属 参加者数 所属 参加者数 人文学部 4 薬学部 5 法学部 1 スポーツ科学部 1 経済学部 2 教員合計 36 商学部 8 学長・副学長 2 理学部 4 職員 33 工学部 10 他校 18 医学部(看護学科) 1 総計 89 「FD講演会」アンケート 集計結果について(アンケート回答件数:63 人) (1)講演会はわかりやすかったですか。(無記入あり) 回答 回答数 割合 1 大変わかりやすかった 39 61.9% 2 わかりやすかった 20 31.7% 3 どちらともいえない 4 6.3% 4 わかりにくかった 0 0.0% 総計 63 100.0% <大変わかりやすかった・わかりやすかったと回答した主な理由・意見> � 文科省の教育に関するポイントが理解できた。(同様意見 1件) � 大学事務職員の重要性を認識(同様意見 2件)

    実施日 教育職員 事務職員 総 計 他 校 11 月 7日 38 33 71 18

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    (2)講演会に出席いただいた理由を教えてください。(複数回答あり) 回答 回答数 割合 1 内容に興味があったから 46 65.7% 2 職務として 21 30.0% 3 同僚に誘われて 1 1.4% 4 その他 2 2.8% 総計 70 100.0% <内容に興味があったからと回答した主な理由・意見> � 大学改革の第一線で仕事をしている人の講演であったから。 � FDを推進していくうえで様々な障害があり、本日の講演の中で何かヒントが見つかればと思い参加させていただいた。(同様意見 2件) � FD委員として教員向上、教育力向上に向けて。 (3)講演会は今後に役立つ内容でしたか。 回答 回答数 割合 1 大変役に立つ 35 55.5% 2 役に立つ 24 38.0% 3 どちらともいえない 3 3.1% 4 あまり役に立たない 2 3.1% 総計 63 100.0% <大変役に立つ・役に立つと回答した主な理由・意見> � 「EUの大学内部の質保証」について、教育の能力のない、向上もしない教員は教育から身を引くべきとのEUの基準は興味深い。これは単に研究に専念してもらうということではないと思う。研究の能力はあるが教育の能力はないというケースはむしろレアケースではないかと思われる。 � EUの高等教育の保証について特に印象に残った。世界基準と現状との差について改めで考えさせられた。 � FD研修会は行われていたが、個々のレベルでとどまっており、具体化するものが何であるのかが理解できた。 � 大学改革を進める上で、大学事務職員は教員と良いパートナーであるとあらためて認識させられた。(同様意見 3件) (4)開催日時はいかがでしたか?(無記入あり) 回答 回答数 割合 1 このままでよい 49 84.4% 2 変更したほうがよい 9 15.5% 総計 58 100.0%

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    (5)今後のFD講演会に求める講演内容をお聞かせください。 � 教育方法について具体的にどのようなやり方でやればうまくいくのか、その方法に関わるFDを進めていかなければFDにならないのではないか。 � 教養(共通)教育としての外国語教育に期待すること。また、授業実践をデモンストレーションしてその後参加者を含めて意見交換するような場。 � 単位制の実質化について。 (6)ご意見・ご感想をお聞かせください。 � SDの重要性が理解できた。職員の能力が上がれば教員の教育・研究が向上すると思う。職員も例えば修士卒程度の人材を多数採用すべきであると思う。教員間の交流の重要性は自身の考えでもあったので共感できた。是非実践していきたい。 � FDに関する教員間の意見交換の場がまだまだ少ないと感じた。 � 大学を取り巻く国際情勢の情報が得られたことがよかった。 � 大学の将来のため、事務職員の研修はよく考えたものを行っていく必要がある。意識改革を持たせた取り組みを行ってもらいたい。 � 事務職員に求められるビジョン、姿について考える良い機会になった。今後も事務職員に目を向けたSDに関する研修が必要であると感じた。 ⅡⅡⅡⅡ....FDFDFDFD 推進委員会開催状況推進委員会開催状況推進委員会開催状況推進委員会開催状況 � 構成員:議長(馬本副学長)、各学部長、教務部長、共通教育センター長 言語教育研究センター長、入学センター長、就職・進路支援センター長 エクステンションセンター長、坂本人文学部教授、高木人文学部教授 鶴田工学部教授、小原教務部事務部長

    � 第 37 回 FD 推進委員会 平成 21 年 4 月 24 日 【議題】 ・「教育改善活動報告書」(仮称)の作成について ・「第 3 回教育改善活動報告会-教育マネジメンサイクル-」(仮称)の 実施について 【報告事項】 ・平成 20 年度共通教育センター授業アンケート結果報告 ・2009 年度新任教育・事務職員ガイダンス実施状況について ・日本語力テスト実施について ・日本語力に関する小委員会からの報告

    � 第 38 回 FD 推進委員会 平成 21 年 5 月 14 日 【議題】 ・「3 つのポリシー」(案)について ・「教育改善活動報告書」(仮称)作成について 【報告事項】 ・日本語力に関する小委員会からの報告について ・第 3 回教育改善活動報告会の開催について

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    ・教育マネジメントと FD の違いについて � 第 39 回 FD 推進委員会 平成 21 年 6 月 11 日 【議題】 ・「3 つのポリシー」(案)について 【報告事項】 ・第 3 回教育改善活動報告会の開催について

    � 第 40 回 FD 推進委員会 平成 21 年 8 月 5 日 【議題】 ・各学部の「三つのポリシー」(案)について ・「教育改善活動報告書」(仮称)について ・「教育マネジメントサイクル活動に関わる報告および計画」(案) について ・「教育マネジメントサイクル活動経費」(案)について 【報告事項】 ・九州地域大学教育改善 FD・SD ネットワーク事業への加入について ・日本語力に関する小委員会からの報告 ・成績評価に関する問合せ制度について ・平成 21 年度「FD講演会」の開催について

    � 第 41 回 FD 推進委員会 平成 21 年 9 月 24 日 【議題】 ・「教育改善活動報告書」(案)について ・GPA の活用について 【報告事項】 ・日本語力に関する小委員会からの報告 ・第 8 回「FD講演会」の開催について

    � 第 42 回 FD 推進委員会 平成 21 年 11 月 5 日 【報告事項】 ・日本語力に関する小委員会からの報告 ・第 9 回「FD講演会」の開催について ・第 3 回「教育改善活動報告会」記録について ・「FD 活動推進経費」採択選考作業部会について ・九州地域大学教育改善 FD・SD ネットワークについて � 第 43 回 FD 推進委員会 平成 22 年 1 月 25 日 【議題】 ・授業(評価)アンケートについて ・2010 年度 新任教育職員研修会について(案) ・ご意見投稿サービスシステムの停止について(案) 【報告事項】 ・FD 推進委員会の概要(経緯) ・日本語力に関する小委員会からの報告 ・Q-Linksキックオフシンポジウムの開催について ・平成 21 年度「物理科学科 FD講演会」のおしらせ ・キャリア教育講演会のお知らせ

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    � 第 44 回 FD 推進委員会 平成 22 年 3 月 1 日 【議題】 ・平成 22 年度日本語力テストについて(案) 【報告事項】 ・2010 年度 新任教育職員研修会について ・FD 推進委員会規程一部改正案について ・第 3 回教育改善活動報告会の映像記録について ⅢⅢⅢⅢ....全学的全学的全学的全学的なななな教育改善活動教育改善活動教育改善活動教育改善活動 全学的な教育改善活動として、FD推進委員会では以下の活動を行った。 (1)大学の三つのポリシーの策定と学部のポリシーの見直し FD推進委員会では、各学部の『入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)』、『教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)』、そして『学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)』のいわゆる三つのポリシーがそれぞれの教育目標と整合が取れた内容のものとなるよう、見直しを要請していた。その議論の過程で、学部の三つのポリシーの前提となる大学の三つのポリシーが必要であるとの結論に達し、FD推進委員会で審議した結果、大学の三つのポリシーを決定し、ホームページ上等で公表した。また、各学部では大学の三つのポリシーを踏まえて、改めて学部の三つのポリシーを見直し、平成 22 年度教育改善活動計画書(P77 参照)で公表している。(FD推進委員会 平成 21 年 6 月 11 日・8 月 5 日) (2)新任教育・事務職員ガイダンス 平成 20 年 4 月の大学設置基準改正により、授業の内容及び方法の改善を図るための組織的な研修及び研究が義務付けられた。本学では組織的な教員の研修制度は確立されておらず、その整備が急がれていた。その端緒として、平成 21 年 4 月に新任教育職員に対するガイダンスを実施した。また、教員と職員が協働してFDを進める必要があるため、併せて新任事務職員も参加した。このガイダンスは、着任した福岡大学について理解を深めることにより、本学の教職員としての自覚と教育力向上の意識を醸成する契機とすることを目的とした。同時に学部の垣根を越えた横断的な人的ネットワーク形成の一助となる企画を提供した。(平成 21 年 4 月 6 日 プログラムの詳細については、P131 を参照) (3)第 3 回教育改善活動報告会(旧 教育マネジメントサイクル活動報告会) 第 2 回まで「教育マネジメントサイクル活動報告会」と称していたが、各組織が取り組んでいる教育改善について幅広く報告するために今回から名称を変更して実施した。PDCAサイクルにより組織的・継続的に教育効果を高めていく教育マネジメントサイクルを導入して 4 年が経過して、具体的な改善に繋がる取り組みが広がりを見せてきた。今回は 3件の教育改善の取り組みや成果の事例発表が行われた。併せて全学的な教育支援体制のあり方について活発なディスカッションが行われ、全学的な支援体制構築の必要性も確認された。(平成 21 年 6 月 6 日 報告内容の詳細およびアンケート結果等はP5 参照)

    http://www.fukuoka-u.ac.jp/unv_gide/fkus/fd_activity.html

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    (4)授業(評価)アンケートの活用 授業(評価)アンケートは、これまでも学部やセンター等で実施されてきたが、組織的な活用という点では不十分な面も見られ、大学基準協会からも認証評価結果の中で改善を求められている。そこで、活用に向けた議論をFD推進委員会で行うこととし、手始めとして、各部門が行っているアンケートの詳細な情報を集めることにした。 今後は、集めたデータをもとに、分析や分析結果の公開等を含め、FD推進委員会で議論し、組織的な活用を図っていく。(FD推進委員会 平成 22 年 1 月 25 日) (5) 全学的 FD 活動報告書の作成 これまでの「教育マネジメントサイクル活動報告書」を本学の FD 活動全体を含めた「教育改善活動報告書」へと発展させることにした。これまでのように、いくつかの重点活動項目を掲出するだけでなく、各学部等における日常的取組みや研修活動実績等をまとめたものを作成し公表した。また、これにあわせて「教育マネジメントサイクル活動計画」も「教育改善活動計画」に変更している。(FD 推進委員会 平成 21 年 9 月 24 日) (6)大学連携によるFD 平成 21 年 10 月、「九州地域大学教育改善FD・SDネットワーク事業 略称:Q‐Links」に運営校として加盟した。Q‐Links は主に九州地域の高等教育機関における学習・教育改善のためのFD・SD活動の連携を構築することを目的としており、本学の他、九州大学、西南学院大学、中村学園大学、福岡歯科大学、福岡女子大学が運営校として参画している。 また、平成 22 年 2 月 20 日に「学生の成長を促す組織的な大学教育への進化を目指して-FD・SDの新たな展開-」と題して、Q‐Linksキックオフ・シンポジウムが開催された。 (FD推進委員会 平成 21 年 8 月 5 日) ⅣⅣⅣⅣ FDFDFDFD をををを含含含含むむむむ教育改善教育改善教育改善教育改善にににに関関関関するするするする学外研修会等学外研修会等学外研修会等学外研修会等へのへのへのへの参加状況参加状況参加状況参加状況((((平成平成平成平成 22221111 年度年度年度年度)))) 学部 件数 学部 件数 人文学部 21 工学部 6 法学部 3 医学部 27 経済学部 6 薬学部 13 商学部 5 スポーツ科学部 8

    理学部 14 総 計 103 ※総務課所管の平成 21 年度出張申請状況より、目的の内容等から FD を含む教育改善に関する学外研修会等と思われる出張を事務局にてカウント。 そのうち、各組織から提出された「学外研修等への参加状況」の報告に該当する出張は47件であった。

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    Ⅴ 平成 21 年度教育改善活動報告

    組織名組織名組織名組織名(((( 人人人人 文文文文 学学学学 部部部部 ))))

    「「「「教育改善活動教育改善活動教育改善活動教育改善活動のののの概要概要概要概要とととと成果成果成果成果報告報告報告報告およびおよびおよびおよび点検点検点検点検・・・・評価評価評価評価((((平成平成平成平成 22221111 年度年度年度年度)」)」)」)」 組織名 人文学部 構成員 人文学部全教員 活動概要 1.年2回の修学指導の実施 従来は毎年1回、6月にのみ実施していた在学生に対する修学指導の改善・充実を図るべく、本年度は前期4月と後期9月の年2回実施した。4月の第1回目は統一した日時に学部全体で実施したが、9月の第2回目では、各学科の裁量に委ね、最も効率よく、かつ実効性の上がる方式での実施となった。 2.授業アンケートの実施 本年度も従来通りのアンケートを実施した。計画では、アンケート内容の改善、また結果の分析を行なう予定であったが、それらの進捗状況が悪く、結果、従来と同内容でのアンケート実施となった。 活動全般の 成果および 点検・評価

    修学指導の年2回実施は、特に後期9月の増設により、前期試験結果を踏まえた1年生への指導が可能となったことで、当初の狙い通り、低年次学生に対する早期の指導に一定の成果が見られたと評価できる。来年度以降も継続して実施し、効果の程を確認したい。 授業アンケートに関しては、本年度も有効な改善活動は進捗せず、次年度への継続的課題となった。アンケート結果の公表問題も含め、次年度においては、その抜本的改善が必要であろう。

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    「「「「学外研修等学外研修等学外研修等学外研修等へのへのへのへの参加状況参加状況参加状況参加状況報告報告報告報告((((平成平成平成平成 21212121 年度年度年度年度)」)」)」)」 主催団体 社団法人 私立大学情報教育協会 名 称 平成 21 年度 FD(ファカルティ・デベロップメント)のための情報技術講習会 開催日 平成 22 年 3 月 9 日(火)~11 日(木) 開催会場 大阪経済大学(大阪市東淀川区) 参加者 東アジア地域言語学科 甲斐勝二教授 プログラム 内 容 教材に動画やアニメーションを取り入れ、概念理解の形成を促進できるように「動的な教材作成」の技術修得を目指す目的。 第1日:アニメーション活用事例を参考に、動的な教材作成技術の基本修得。 第2日:動的素材を多用した実用的な教材の作成技術の修得。 第3日:授業で実際に使用する教材の改良と完成。

    成果等 動画作成ソフト「フラッシュ」の基礎的使用方法を修得できた。今後は、本学部の教員の中で、本問題に興味・関心を有する者と相互に情報を共有しつつ、動画を使った教材作成に生かしたい。

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    組織名組織名組織名組織名(((( 法法法法 学学学学 部部部部 ))))

    「「「「教育改善活動教育改善活動教育改善活動教育改善活動のののの概要概要概要概要とととと成果報告成果報告成果報告成果報告およびおよびおよびおよび点検点検点検点検・・・・評価評価評価評価((((平成平成平成平成 21212121 年度年度年度年度)」)」)」)」 組織名 FD委員会 構成員 責任者:廣澤孝之(学生部委員) 委 員:北坂尚洋、畑中久彌、林 弘子、堀江亜以子、前越俊之 活動概要 平成21年6月16日 1.平成21年度FD委員会活動計画について 2.平成20年度授業評価アンケート総括の件 3.平成21年度授業評価アンケート総括の件 平成21年9月15日 1.教員アンケートについて 2.日本語能力テストの件 平成21年11月17日 1.授業評価アンケートの件 2.学生ヒアリング結果の集約 3.今期の総括と来期への引き継ぎ事項について 活動全般の 成果および 点検・評価

    来年度は、授業評価アンケート、学生ヒアリング等により、法学部教育における問題点を具体的に明らかにし、それに対する改善策を検討した。 法学部における教育の問題点についてはかなりの程度把握し、法学部教員間においてそれを共有することができた。問題と指摘された項目の改善策については、今後の課題である。

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    「「「「教育改善教育改善教育改善教育改善のたのたのたのためのめのめのめの活動内容報告活動内容報告活動内容報告活動内容報告((((平成平成平成平成 22221111年度年度年度年度)」)」)」)」 名 称 スタディガイド作成 開催日 平成 20年 11 月6日~平成 21 年3月 30日(21 年度用の作業は前倒しで実施したため) 開催場所 学内 参加者 屋宮憲夫・砂田太士・北坂尚洋・玉蟲由樹・蓑輪靖博 プログラム 内 容

    平成 20 年 11 月 6 日 編集会議(第1回)(編集・校正の方向・内容検討) 平成 20 年 11 月中旬以降、各章・節執筆担当者の修正原稿作成依頼と新任教員への新規原稿作成依頼 平成 21 年 1 月 23 日 編集会議(第 2 回) 同 1 月 28 日 出版社との編集作業会合(第 1 回) 同 2 月 10 日 編集会議(第 3 回) 同 2 月 27 日 出版社との編集作業会合(第 2 回) 同 3 月 11 日 編集会議(第 4 回) 同 3 月 13 日 出版社との編集作業会合(第 3 回) 同 3 月 17 日 校正作業終了 同 3 月 30 日 納品 同 4 月 2 日 新入生に配布 成果および 点検・評価 記述内容が最新に更新され、ゼミ使用のため加筆修正された。判例等が差替・修正され、本文指示表記が明示された。「ゼミの議論」等が改訂され、担当者ガイドが添付された。内容の充実と教材利用に際しての利便性が向上した。

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    「「「「教育改善教育改善教育改善教育改善のためののためののためののための活動内容報告活動内容報告活動内容報告活動内容報告((((平成平成平成平成 22221111年度年度年度年度)」)」)」)」 名 称 授業アンケート実施 開催日 1回目 平成21年 6月22日(月)~ 6月26日(金) 2回目 平成21年12月 7日(月)~12月11日(金) 開催場所 学内各教室 参加者 法学部教員 プログラム 内 容 法学部では従来から全学共通のものではなく学部独自の授業評価アンケートを実施している。今年度も、授業方法の改善・学生の修学状況把握という観点から質問項目の精査を行った。その上で前期・後期に各1回、授業時間内に授業評価アンケートを実施した。また、法学部教員から、授業評価アンケートを参考にした授業の問題点・授業の手法についての分析等についての報告書を提出してもらった。

    成果および 点検・評価 法学部において授業評価アンケートは、教員間において学部教育における問題点を明らかにし、組織的な改善をするための資料として用いている。この点は、授業方法の組織的改善というからは評価に値する。今後、これを推し進め、その内容を充実させる必要がある。

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    「「「「教育改善教育改善教育改善教育改善のためののためののためののための活動内容報告活動内容報告活動内容報告活動内容報告((((平成平成平成平成 22221111年度年度年度年度)」)」)」)」 名 称 学生ヒアリング実施 開催日 平成21年10月9日(金)~平成21年11月12日(木) 開催場所 学内ゼミ室他 参加者 小野寺一浩、片岡 直、林 弘子、前越俊之、蓑輪靖博、森永淑子 学生 130人 プログラム 内 容 本学部の授業に関する学生の生の意見を聴取することを目的として、学生ヒアリングを実施した。今回は、抽出調査ではなく、修学意欲の高いと思われる、演習参加者を対象とした。質問項目は、主に学生の講義に対する希望(講義手法・説明方法・配布資料等の使用方法、講義スタイル等)と学生の修学態度(講義・試験準備の方法や期間等)についてである。また、今回は講義を理解するため学生自身がどのような取り組みをしているかも調査項目とした。 ヒアリング内容を集約し FD 委員会において検討した結果、学生が教員との意思疎通のある講義を希望していること、試験準備の方法に問題があることが明らかになった。 これらの点を踏まえ、FD 委員会から、参加講義型の実施・思考力を涵養するような授業実施と試験問題の作成につき提言が行われた。

    成果および 点検・評価 学生ヒアリング結果を教授会に報告し、法学部教育の問題点を具体的に明らかとし、具体的な改善策を提言している。このことは学部教育の組織的改善という点で多いに評価できる。今後は、法学部教授会への提言事項について、それらがどの程度達成されているかの検証が必要となる。

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    「「「「教育改善教育改善教育改善教育改善のためののためののためののための活動内容報告活動内容報告活動内容報告活動内容報告((((平成平成平成平成 22221111年度年度年度年度)」)」)」)」 名 称 シンポジウムの開催 開催日 平成21年6月5日(金) 開催場所 福岡市役所15階講堂 参加者 責任者:浅野直人 350人(法学部教員、学生、市役所関係者、一般) プログラム 内 容 開会挨拶 吉田福岡市長 衛藤卓也福岡大学長 基調講演「低炭素革命に向けて」 環境省 環境事務次官 西尾哲茂 氏 パネルディスカッション コーディネーター 浅野直人 法学部教授 パネリスト 西村正幸 九州電力(株)執行役員環境部長 石村一枝 (株)石村萬盛堂取締役 松藤康司 福岡大学工学部教授 吉澤 温 福岡市環境局長 福岡大学創立75周年、福岡大学法学部50周年、福岡市市制施行120周年を記念して、福岡市と共催で、環境事務次官を迎え「低炭素革命に向けて~世界最高水準の環境技術と社会システムの構築を目指す」と題する基調講演を踏まえ、民間企業、福岡大学等の取り組みを公開ディスカッションすることで、環境教育や環境法学の最新情報を教員が吸収認識するとともに今後の教育や研究の実践に役立てることを目的としている。

    成果および 点検・評価 環境事務次官を迎えて、近時の環境政策に関する現状を伺う機会は数少ない貴重なことで、本学教員にとっても有用な機会であった。また、具体的な環境保全に向けた取り組みを理解するまたとない機会であった。これは、教員にとって教育研究の実践に有益な示唆を与えた。 さらに、多方面から、多数の参加があったことは、福岡市から環境を発信してきた経験を再確認すると共に、今後の発信に必要な多様な情報を入手することができた。 新聞報道でも評価されていたが、福岡地域社会にとつて、有意義な会であった。

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    「「「「教育改善教育改善教育改善教育改善のためののためののためののための活動内容報告活動内容報告活動内容報告活動内容報告((((平成平成平成平成 22221111年度年度年度年度)」)」)」)」 名 称 シンポジウムの開催 開催日 平成21年6月6日(土)、20日(土) 開催場所 福岡大学1号館122番教室 参加者 責任者:井上禎男 6月6日(土)100人(法学部教員、学生、一般) 20日(土)160人(法学部教員、学生、一般) プログラム 内 容 開会挨拶 畠田法学部長 コメンテーターによる講演 コメンテーターと参加者による質疑応答 コーディネーター 井上禎男 法学部准教授 コメンテーター 6月6日(土) 行政部門:中村正人(総務省)、伊勢久忠(厚生労働省)、丸山 匠(福岡県警察)、 井上文博(福岡市)、井上保廣(太宰府市長) 6月20日(土) 司法部門:田中龍一(弁護士)、庄島昭俊(副検事)、立石久寿男(検察事務官)、福吉文雄(簡裁判事)、藤川純未子(家裁調査官)、小田公則(裁判所書記官)、佐藤 實(前法務局長)、平木 豊(福岡市職員) 法学部創立50周年の節目にあたり、法の世界で活躍する本学卒業が実社会で果たしている社会使命・役割を現役学生に身近に感じてもらい、もつて、福岡大学で法を学ぶことへの自覚と自己の目標を明確にすることが目的。特に、法曹・その他の法律解釈、適用ないしは運用を職務とする実務家を目指す現役学生に対して自己啓発・意欲向上の機会を設け、それを促すことに目的がある。 成果および 点検・評価 コメンテーターの経験を基に、会の趣旨に則した講演をいただいた。また、講演の要約とデータ等の提示を行い、行政実務を目指す現役学生に鼓舞を促した。 質疑応答では、積極的な質問が相次ぎ、盛況を呈した。 当日の様子は、VTRに録画され、後日、法学部ホームページに掲載され、取り組みの意義ないし成果の一端として周知された。

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    「「「「学外研修等学外研修等学外研修等学外研修等へのへのへのへの参加状況報告参加状況報告参加状況報告参加状況報告((((平成平成平成平成 21212121 年度年度年度年度)」)」)」)」

    主催団体 (社)日本私立大学連盟 名 称 平成 21 年度 FD 推進会議(新任専任教員向け)への参加 開催日 8月10・11日 開催会場 浜松市 グランドホテル浜松 参加者 芳賀真一講師 プログラム 内 容 1.基調講演 「FDと大学教員の職能開発」安岡高志氏(立命館大学教授) 2.グループ討議 「おもしろい授業」と「つまらない授業」について話し合った。それぞれの学生時代の経験と、教員となってからの経験をもとに、討議した。 4.模擬授業 参加者による模擬授業(1人約15分)を行い、授業スキル改善のための手がかりを検討した。 5.全体振り返り、総括

    成果等 研修で得た教訓を実践に移すことにより、授業がより充実したものとなった。 身近な具体例を出す等の工夫によって、学生の興味をひき、またイメージとして分かりやすく授業を行うような意識付けがされるようになった。

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    組織名組織名組織名組織名(((( 経済学部経済学部経済学部経済学部 ))))

    「「「「教育改善活動教育改善活動教育改善活動教育改善活動のののの概要概要概要概要とととと成果成果成果成果報告報告報告報告およびおよびおよびおよび点検点検点検点検・・・・評価評価評価評価((((平成平成平成平成 22221111 年度年度年度年度)」)」)」)」 組織名 経済学部 構成員 講義担当者 活動概要

    1)学部・学科・コースの教育目標確認-各学科・コースの現状を報告しあうことを通じて、学部全体の目標を確認する。 2)カリキュラムデザインの明確化-各科目について目的、具体的到達目標、評価基準を明確にし、コース会議および学科会議での検討を通じて教員が相互に共有できるシステムを確立する。 3)FD活動促進体制の確立-経済学部の学科組織やカリキュラムの特質を考えたとき、どのような FDの仕組みが最も効果的かを検討。このための情報収集のために FD 講演会の開催や FD 講演会の参加を活用する。 4)授業評価アンケートの活用-授業評価アンケートをより多くの教員が自主的に実施し、相互の閲覧と FDへの利用ができるようにする。 5)少人数教育・初年度教育の充実-ゼミ等の少人数授業への収容を一層促進するとともに、それを補う修学指導の量質両面での充実を図る。 活動全般の 成果および 点検・評価 将来構想委員会にて、学部・学科・コース等について検討を重ねた。 現状からの明確な方針変更は生じなかったが、設置科目・開講方法等については、平成22 年度へ継続とした。

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    「「「「教育改善教育改善教育改善教育改善のためののためののためののための活動内容活動内容活動内容活動内容報告報告報告報告((((平成平成平成平成 22221111年度年度年度年度)」)」)」)」 名 称 経済学部授業評価アンケート 開催日 開催場所 参加者 経済学部教員 内 容

    専任教員を中心に、20年度と同じ内容でアンケート調査を行った。

    成果および 点検・評価

    21 年度は実施の周知が徹底しなかったためアンケート数は減少した。 22 年度は非常勤講師を含め多くの科目で実施したい。

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    「「「「学外研修等学外研修等学外研修等学外研修等へのへのへのへの参加状況参加状況参加状況参加状況報告報告報告報告((((平成平成平成平成 21212121 年度年度年度年度)」)」)」)」 主催団体 (社)日本私立大学連盟 名 称 平成 21 年度 FD 推進会議(専任教職員向け) 学士課程教育の構築と FD 開催日 平成 21 年 6 月 20日 開催会場 上智大学 四谷キャンパス 参加者 准教授 有 岡 律 子 プログラム 内 容

    ・基調講演 ・グループ討議 ・総括 基調講演テーマ 「学士課程教育の構築と FD」 グループ討議 職能開発としての FD の目的、領域、課題、組織的推進体制、具体的活動内容について、参加者相互の意見交換 成果等

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    「「「「学外研修等学外研修等学外研修等学外研修等へのへのへのへの参加状況参加状況参加状況参加状況報告報告報告報告((((平成平成平成平成 21212121 年度年度年度年度)」)」)」)」 主催団体 (社)日本私立大学連盟 名 称 平成 21 年度 FD 推進会議(新任教職員向け) 大学教員の職能開発と FD 開催日 平成 21 年 8 月 10日~11日 開催会場 グランドホテル浜松 参加者 講師 佐 藤 伸 、 講師 中 村 由 依 プログラム 内 容

    ・基調講演 ・問題提起 ・オリエンテーション・グループ討議 基調講演テーマ 「大学教員の職能開発と FD」 問題提起 「授業デザインの重要性」 オリエンテーション・グループ討議 FD についての基本的理解を深め、FD に関する問題意識をお互いに明確にし、各自が直面している課題の解決に向けて意見交換 成果等

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    組織名組織名組織名組織名(((( 商学部商学部商学部商学部 ))))

    「「「「教育改善活動教育改善活動教育改善活動教育改善活動のののの概要概要概要概要とととと成果成果成果成果報告報告報告報告およびおよびおよびおよび点検点検点検点検・・・・評価評価評価評価((((平成平成平成平成 22221111 年度年度年度年度)」)」)」)」 組織名 商学部 FD 小委員会 構成員 学部長 川上義明 教務委員 永星浩一(H21.12~),教務委員 木幡伸二(~H21.11) 商学科主任 村上剛人(H21.12~),就職・進路支援C委員 笹川洋平(~H21.11) 経営学科主任 福山博文(H21.12~),キャリア調整委員 池田健一(~H21.11) 貿易学科主任 山本和人(H21.12~),研究推進部委員 井上伊知郎(~H21.11) 図書委員 木幡伸二(H21.12~),総合情報処理C委員 杉本宏幸(~H21.11) 活動概要 平成 21 年 5月 平成 21 年度商学部修学指導及びアンケート調査実施 平成 21 年 9 月 「平成 21 年度 教育改革 IT 戦略大会」(アルカディア市ヶ谷)に 1名参加。 平成 21 年 12 月 商学部授業アンケート(後期分)実施。 平成 21 年 12 月 商学部 FD委員会にて商学部及び商学部第二部「スタディガイド」作成開始。編集会議は 12 月に 2 度、2 月に 1 度開催。 平成 21 年 12 月 商学部 FD 委員会にて AO 入学者と校長会推薦入学者に対する入学前指導に関する情報交換。2 月の FD 小委員会にても実施。 平成 22 年 3 月 「第 15回 FDフォーラム」(同志社大学)に 4 名参加。 平成 22 年 3 月 平成 21 年度授業アンケート結果報告、教授会において平成 20年度修学指導アンケート調査分析結果報告書についての報告 平成 22 年 3 月 商学部及び商学部第二部「スタディガイド」完成。

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    活動全般の 成果および 点検・評価

    1.授業方法の改善 ・専門ゼミナールについては、教員数の増加に伴い H22 年度よりゼミの定員を 18名から 15 名に減らし、よりきめ細かい指導ができる環境整備に努めた。他方、授業時間外のゼミ活動への参加意識の低下、無断欠席者の増加、ネット情報への過度の依存など学生の学習に対する姿勢やゼミ参加意識の変化などの悩みを持つ担当者も依然として多く、ガイダンスにおけるインストラクションに加え導入教育における学生の主体的な学習態度の醸成など教育上の工夫が望まれる。 2.FD活動 ・学内で行われている各種 FD 講演会などに一定数の教員が参加した。他学部に比較して多くの参加者があった。今後さらに多くのメンバーが参加するように情宣を徹底したい。 ・学外で行われている各種 FD 講習会・フォーラムなどの参加については、H21 年度については低調であった。障がい学生支援など学部として取り組むべき課題も多く、今後学外で行われる研修への参加呼びかけや、逆に外部の専門家を招いての講演会などへの参加を活発にしていきたい。 3.その他 ・商学部スタディガイドの充実:4 年間を通じて利用でき、基礎ゼミなどの導入教育でも活用できるように、レポートの書き方などの項目を新たに設け、ゼミナールや学科毎の履修モデル等の記述も改善した。 ・学科ごとに行われている AO 入学予定者、校長会推薦入学予定者に対する入学前指導をファイリングし、今後の資料とするため、学科主任間の情報交換を行った。新たな方針として、来年度からは早めに課題の作成を行うことを申し合わせた。

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    「「「「教育改善教育改善教育改善教育改善のためののためののためののための活動内容活動内容活動内容活動内容報告報告報告報告((((平成平成平成平成 22221111年度年度年度年度)」)」)」)」 名 称 平成 21 年度 商学部修学指導及びアンケートの実施 開催日 平成 21 年 5 月から 6 月 開催場所 福岡大学 1011教室、商学部教員研究室、A101教室及び商学部事務室 参加者 商学部教員全員 プログラム 内 容 1.2 年次生の修学指導 ・日時、場所: 5月 20日(水)16時 20分より、1011 教室、教員研究室ほか ・指導対象者: 前年度の修得単位数 27 単位以下(112名) 2.3 年次生以上の修学指導 ・日時、場所: 5月 27日(水)16時 20分より、AB02 教室ほか ・指導対象者: 07 台(前年度までの修得単位数 39 単位以下、49 名)、06 台(同上 41単位以下、79名)、05 台以前(同上 70単位以下、30名) ・6月中の追加指導:07 台(19単位以下、12名)、06 台(41単位以下、22名)を商学部事務室において個人面談。9 月 30日から 10月 7日まで希望者へ個人面談を行った。 3.1 年次生の修学指導 ・日時、場所: 9 月 30日(水)16時 20分より、A202 教室ほか ・指導対象者: 前期成績 10単位以下 54 名 4.商学部第二部の修学指導 ・日時、場所: 5月 18日から 27日、商学部事務室 ・指導対象者: 2 年次 15 単位以下、3 年次 30単位以下、4年次 45 単位以下、5年次以上 74 単位以下の学生に個別指導、1 年次は出席不良者に全体指導、2 年次には 16単位以上 20単位以下の学生全体にフォローアップ指導 5.商学部第二部 1 年次の修学指導 ・日時・場所: 10月 6日から 10月 26日 商学部事務室 ・指導対象者: 前期修得単位数 8 単位以下(個別指導)、9~10単位(集団指導)

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    成果および 点検・評価 1年次生の指導方法の改善として実施時期を後期に移した。このことにより、前期修得単位に基づくより正確な選択ができ、指導を必要とされる学生に適切な指導が可能であった点は改善点としてあげられる。 昨年度につづき、指導マニュアルおよびアンケート質問項目の工夫、学生部ならびにHD センターの協力を得てメンタル面で問題を抱える学生のケアを行った。これらの工夫も改善の一つであるが、問題点としては、この 2 年間、カウンセラーに繋ぐ学生数が極めて少数であることが挙げられる。実際にそのようなメンタル面での問題を抱える学生がほとんどいないのか、繋ぐことができていないのかについては、アンケート等の精度を向上させ、きちんと分析し判断してく必要がある。メンタル面の問題については、指導を行う教員側に、その問題を感受しカウンセラーに繋いでいく力量が必要である。そのためには、全教員が学内外で開催されている FD 講演会等にさらに積極的に参加し、学生の抱える問題を適切に関係部署(たとえばメンタル面は HD センター、健康面は健管センター)に繋いでいく力を身につけることが、修学指導のみならず日々の学生対応にとっても肝要である。

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    「「「「教育改善教育改善教育改善教育改善のためののためののためののための活動内容活動内容活動内容活動内容報告報告報告報告((((平成平成平成平成 22221111年度年度年度年度)」)」)」)」 名 称 「平成 21 年度 商学部授業アンケート」の実施 開催日 平成 21 年 11 月 30日~12 月 19日 開催場所 福岡大学各教室 参加者 商学部教員全員 プログラム 内 容 商学部では、2005年度後期より 2008年度後期まで合計 6回商学部独自の「授業アンケート」を実施した。2007年度及び 2008年度は前期、後期とも実施した。実施科目は、商学部の専任教員及び非常勤教員が担当する専門教育科目である。但し、ゼミナール、外書講読は実施していない。2009 年度は後期のみの実施であった。実施状況は次の通り。 ・実施科目: 151 科目で開設科目の 90.7% ・回答状況: 21,079 人で履修登録者数の 43.3% ・質問項目: 授業選択の理由、欠席回数、私語等、授業理解、授業の啓発効果、授業満足度、教室設備の 7項目(教員独自項目設定可能) アンケートの結果: 授業別に集計したものを担当者に配布。 商学部全体の集計結果については、「商学部 FD 小委員会」にて報告・検討される予定である。

    成果および 点検・評価 同じアンケート項目で継続された結果、データが集積され、分析の精度も向上したことは良い点としてあげられる。しかし、アンケートの実施(配付・回収・提出)ならびに結果の送付が教員個人に対して行われ、その活用も各教員に任されている点は問題である。また、自由記述欄のごく一部とはいえ心ない文言が、教員の学生に対する感情に影を落としかねない問題をはらんでいることも事実である。 今後改善すべき点は以下の通りである。 1.質問票の質問項目の改善 2.分析・公開の範囲や方法 3.アンケートの実施方法の改善

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    「「「「教育改善教育改善教育改善教育改善のためののためののためののための活動内容活動内容活動内容活動内容報告報告報告報告((((平成平成平成平成 22221111年度年度年度年度)」)」)」)」 名 称 「商学部 FD 小委員会」の開催 開催日 平成 21 年 12 月 10日、平成 21 年 12 月 22日、平成 22 年 2 月 17日 開催場所 福岡大学各教室 参加者 学部長 川上 義明 第二部主事 中川 誠士 教務委員 永星 浩一 商学科主任 村上 剛人 経営学科主任 福山 博文 貿易学科主任 山本 和人 図書委員 木幡 伸二 プログラム 内 容 平成 21 年 12 月 10日 (1)商学部および第二部スタディガイドの 2009 年版の反省および引き継ぎならびに 2010年版の編集方針 (2)入学前指導の検討開始の了承 平成 21 年 12 月 22 日 (1)2010年度商学部および第二部スタディガイドの学科紹介および共通部分。論文の書き方についての記述を追加することを決定 (2)入学前指導について村上商学科主任より商学科の取り組み紹介 平成 22 年 2 月 17日 (1)2010年度商学部および第二部スタディガイドの校正及び内容確認 (2)授業概要の作成依頼 (3)入学前指導に関する情報交換、追跡調査に基づく今後の入学前指導の取り組みについての議論

    成果および 点検・評価 スタディガイドについては FD 小委員会において記述内容の見直しなど改善を行った。さらにこの見直しは継続して行う事が確認された。入学前指導については、今後指定校で入学する学生が増えるため、重要かつ困難な問題である。今回、各学科主任による情報交換と今後に向けたノウハウの蓄積が確認され、今年度における取組は可能な範囲でファイリングすることになった。 この他、今後改善すべき点として議論に上がった事も含め以下のポイントについて今後 FD 小委員会で検討することとなった。 1.AO入試のあり方の再検討 2.入学前指導と学生の成績追跡調査 3.特待生選抜などの平均点調整

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    「「「「教育改善教育改善教育改善教育改善のためののためののためののための活動内容活動内容活動内容活動内容報告報告報告報告((((平成平成平成平成 22221111年度年度年度年度)」)」)」)」 名 称 学内の FD 講演会・報告会への参加 開催日 平成 21 年 4月 6日、平成 21 年 6月 6日、平成 21 年 9 月 27日、平成 21 年 11 月 7日 開催場所 福岡大学各教室 参加者 平成 2