事例発表 小山
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PFP関西ワークショップ#23発表資料TRANSCRIPT
KPTによる振り返り
事例発表
発表者:小山 学
発表日:2010年9月3日(金)
自己紹介
�小山 学�組み込み系ソフトウェア開発技術者(入社3年目)
�通信系モジュールのファームウェア開発
�入社してから、ずっと同じ製品に関わり続けている(そろそろ他の製品に関わりたいのですが…)
�最近の主業務
� ソフトウェアの評価・デバッグ
� コード・ドキュメントのメンテナンス
�ハードウェア担当者のサポート
KPT実施前
KPT実施前
� コミュニケーション不足
�周りが何をやってるのかさっぱりわからない
�知らない間に仕様が変更されていたりする
�いきなり急ぎの仕事が舞い込んだりする(スケジュールが伝えられていない…)
他のメンバから蔑ろにされているような気がする…
ρ(´・ω・`、 ) < イジイジ
KPT実施前
�既存コードのメンテナンス�メンテナンス性が低い…
� コードが複雑で可読性が悪い
�モジュール結合度が高い
�安易に変更するとすぐデグレを起こす
�きっちりテストされているとは言い難い
�仕様書のメンテナンスにも手が回らない�どうしても後回しになってしまう…
そろそろ、設計をやらせてもらいたいんですが…
KPT実施前
� システムテストの仕組みが整っていない�ソフトウェアの品質がボロボロ…川OTL不具合解析に追われる毎日…
�テストエンジニアではないのですが…ソフトウェアテストってネガティブなイメージが…
テストを任されても、知識・経験がないので何から始めれば良いのか分からないのですが…
KPT実施前
�新人の教育係を任されました
�フォローに時間を取られるようになりました。
�何を教えたら良いのか分かりません。
�どう作業指示したらいいのか分かりません。
・゜・(つД`)・゜・ < モウドウシタライイカワカリマセン
KPT実施前
�今後のキャリア形成が不安…
�雑用が多い
�残業時間が多い
�いつまでたっても設計をやらせてもらえない
�モチベーション低下…
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| (´A`) < マジヤッテランネー
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄ ̄ ̄
KPT実施前
�問題点
�コミュニケーション不足
�既存ソフトウェアのメンテナンス性の低さ
�システムテストの仕組みが整っていない
�新人の教育について
�今後のキャリアに関する不安
これだけあると、何が問題なのかも分からなくなる…
KPT実施後
KPT実施後
� コミュニケーション不足
�こまめにレビューを実施するようにした� その場で、スケジュールについてなど、それに付随する情報を引き出せた。
�情報を仕入れたら、必要と思われる人に報告するようにした� 相手も積極的に情報をくれるようになった。
� 自然と情報が集まってくるようになった。
�チームでKPTを実施することを提案してみた� 問題解決に関する情報収集を行う場ができた。
KPT実施後
�既存ソフトウェアのメンテナンス
�仕様変更前にリファクタリングを実施
� リファクタリングの勉強をした。
�デグレを引き起こさずに仕様変更を行えた。
�ソフトウェア見える化計画進行中� Doxygen+Graphvizによるドキュメント自動生成。
� リバースモデリングにも挑戦したいな…
( ´∀`) < リファクタリングッテオイシイノ??
KPT実施後
� システムテストの仕組み
�ソフトウェアテストの勉強中
� ソフトウェアテスト技術の奥深さを理解できた
�テスト設計について学ぶことにより、仕様書の重要性が理解できた
�部署内テスト標準についての仕組み作りを検討
KPT実施後
�新人教育について
�ペアプログラミングをやってみた
�安全なコーディングについて教育できた。
(ソフトウェア品質向上に貢献?)
�抱えている雑用を振ってみた
�自分自身の負担が少しだけ軽減した。
�新人と他のメンバーとの仕事上のつながりができた。
KPT実施前
�キャリア形成について
�キャリア目標ができた
�ソフトウェアテスト技術の習得
�リファクタリング技術の習得ソフトウェア設計に対する理解を深める
�ソフトウェアの開発・テスト業務に関する仕組み作り
まとめ
� 業務に関する様々な問題を認識することができた。
� 複数の問題点を結びつけて考えることができるようになった。
� 他のメンバに対する働きかけができるようになった。
� 問題に対する解決策を提案できるようになった。
� 業務に対する目標ができた。
(゚Д゚)ウマー