7 グローバル化と民主 政治
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7 グローバル化と民主 政治. ① 冷戦の終わりと グローバル化 冷戦 という長い平和 勢力均衡と核抑止 イデオロギー対立は大国に一定の利他主義を強いた 経済援助 文化教育交流. 冷戦の受益者としての日本. 平和国家日本の虚実 焼け太りの経済成長 =朝鮮戦争、ベトナム戦争の特需 憲法9条の理想と現実 火事は常に向こう岸にあった. 冷戦の終わりとグローバル化. 社会主義の終わり=理念の消滅 市場経済の世界化 利益追求が唯一の価値尺度 競争の激化と労働力の値崩れ. ② グローバル化 は何を変えたか. - PowerPoint PPT PresentationTRANSCRIPT
企業献金という表現?• 「企業の政治献金を表現の自由として最大限保障?」─米最高裁判所政治資金(広告)規制法違憲判決• 2010年1月 21日、アメリカ最高裁で、企業・団体等が政治広告に資金を支出することを制限した政治資金規制法についての違憲判決が出た。
政治献金正当化の議論• 多数意見は違憲の根拠として、企業・団体等は政治的表現の自由について個人(自然人)と同じ権利を持つ、だから資金を出すのも個人と同じ保障が及ぶ、 よって表現の自由に対する許されない規制である、という点を上げている。
企業献金への疑問• 反対意見の核心は、 政治市場に企業・団体の資金が溢れることを許容することは民主政治を崩壊させる、 企業・団体の言論を個人(自然人)の言論と同視する多数意見は誤りである等の点にある。
• 今回の判決を受けてオバマ大統領は 「石油会社・ウォールストリートの銀行・保険会社の大勝利。支出制限がなければ、彼らは多額の金を支出して、 一般のアメリカ人の声をかき消そうとするだろう」 と述べている。
ⅱ 政治主導の失敗• 主語はあっても目的語がない →決意だけでは特攻隊と同じ• 民主党における理念の不在 バラマキ批判になぜ反論できないのか
• 誰と戦う政治主導か=敵は内にあり 民主党にもいる族議員
「高齢者は健康なのに病院に行く」「低所得層を救済すると働かなくなる」「政府・公務員はムダ遣いする」・・・他者を信頼
できない国民の「租税抵抗」
0% 20% 40% 60% 80% 100%
日本アメリカ
スウェーデンフランス
ドイツイギリス
ノルウェーフィンランドデンマーク
オーストラリアカナダ
オランダニュージーランド
スイスオーストリア
いつでも信用してよい
大抵信用してよい
大抵用心した方が良い
いつでも用心した方がよい
他人と接する時、相手を信頼できるか、用心した方がよいか?
47
ISSP Citizenship 2004 より作成。
「最低の租税負担」だが、中間層の「痛税感」は北欧よりも大きい
0% 20% 40% 60% 80% 100%
オーストラリアカナダ
デンマークフィンランド
フランス西ドイツ
アイルランド日本韓国
オランダニュージーランド
ノルウェースウェーデン
スイスイギリスアメリカ
あまりに高すぎる 高すぎる 妥当だ 低すぎる あまりに低すぎる
中間層の租税負担に関する調査
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ISSP Role of Government 2006 より作成。
所得階層別の社会保険負担18.2
13.21312.112 11.7
11 11.510.910.610.610.510.39.9 10.3
7.2
15.8
12.611.4
10.210 9.89.8 9.3 9.48.8 9.1 9 8.5 8 8.5
5.9
0
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
50万
円未
満
100
150
~20
0 25
0
~30
0 35
0
~40
0 45
0
~50
0 55
0
~60
0 65
0
~70
0 75
0
~
800万
円以
上
%
2007年 2001年
負担率-受益率=純負担率・・・スウェーデン<日本中間層の利益が少ない
52
純公的負担率=(租税・社会保障負担の対 GDP 比+フローの赤字の対 GDP 比)-医療・教育・社会的保護の対 GDP 比Revenue Statistics 1965-2007, OECD Stat, Source OECD 等により作成。
11.1
5.5
15.6
10.6 10.2 10.3 10.6
0
2
4
6
8
10
12
14
16
18
フラ
ンス
ドイ
ツ
イタ
リア
日本
スウ
ェー
デン
アメ
リカ
イギ
リス
9.309242278 4.463723129 14.9001125 9.890118278 9.385903061 9.445306236 18.30430058
フランス ドイツ イタリア 日本 スウェーデン アメリカ イギリス
(%)純公的負担率
個人・自律
市場原理再分配原理
権威・秩序
新自由主義
政治的一極化と政治的対立軸
自民党
民主党
反国家ポピュリズム
権威主義的右翼 新保守主義
共生・リベラル
(福祉ショービニズム)
グローバル化の風圧
宮本太郎氏作成
再生論議の進め方• 中期的な時間軸の必要性 世論にひそむ「安定志向」• 世代交代と組織再建と政策刷新の三位一体
• 諸外国の「政権交代可能な政治」の実態 十年単位の政権交代 野党の時こそ党改革のチャンス