サポートまとめ 焼きそば工場
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○○焼きそば製麺所 様
2015年1月12日
”数値”によるものづくり体制の早期実現に向けて
ー現場実践教育により女性社員のパワーUPを図るー--
専任コンサルタント 門眞 博行
クレイン テクノ コンサルティングCrane techno Consulting.ク コンサルティングクレイン テクノ コンサルティング
Crane techno Consulting.
『支援コンサルティング まとめ』
1.支援コンサルティング まとめ
弊社にとって初めての食品工場でありましたがその後、工場を訪問する毎に工程管理、設備管理はなんら他の電子部品工場と変わらず、色々とお役にできる提案ができたのではないかと感じます。
サポート結果は訪問毎の報告書に纏めているように色々な提案があり、一部は実施され、効果もでている提案もあると○○部長様から伺いました。具体的には
・ローラー錆の異物混入防止対策→立ち上げ時の製麺ロットの廃棄低減。・作業開始前の前段取りによる稼働時間の大幅な短縮→約1H短縮
又、スタッフへの教育に関しても予定どうり下記の内容の教育を実施しました。
1)3S教育(整理、整頓、清掃
2)安全教育
3)計測教育
4)設備管理・基礎教育
5)品質管理・基礎教育
*引き続き、支援コンサルティングまとめの詳細については次のページに記載しました。 1
2014年 2015年
訪問予定日 09/10 09/24 10/08 10/22 11/05 11/19 12/10 12/24
工場診断 ☆3S教育
(整理、整頓、清掃)
☆安全教育 ☆計測教育 ☆設備管理基礎教育
☆品質管理教育
実績実施済 実施済 実施済 実施済 実施済 未実施 実施済
総まとめ報告会人材育成
教育
2. 活動マスタースケジュール(案)と支援実績結果
メイン指導項目
推進組織の設定
目的・目標共有化
詳細PLAN設定
労働生産性のモノサシ設定
テーマ進捗表作成
1.3S活動
2.安全管理活動
4.設備管理
3.品質管理
3.計測管理
自主的な活動へ
*旭屋様、多忙の為
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1.設備トラブル発生時の対応を電話で田河部長が対応
1.検査が試食(官能検査)で実施。
2.初期立ち上げ時の異物混入による不良が慢性化している。
1.現在、検討中
1.各設備の最適条件が数値化されてない。
2.作業手順書 設備操作手順書現在、作成中
3.設備の安全対策及び安全教育が急務
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3. 課題と結果
生産管理製造
品質管理 生産技術
課題
結果
1.工場レイアウト:目についた問題点の指摘、改善提案は実施したが今後はDataによる改善対策が必要。
2.労働安全対策:設備の安全対策の見直し&教育を実施済み、今後は継続的な安全巡回と日々の啓蒙が必要。
3.計測管理:基本的測定器管理についての提案は実施したが今後は測定器の校正、定位置管理、測定方法のマニュアル化等の文書化が必要。
4.設備管理:
清掃方法をメインに改善点をピックアップしたが今後は設備点検指導書等による標準化が必要。
5.人材教育:標準化&各種マニュアル安全、測定器、設備管理、品質管理についての教育を一部のスタッフに教育したが今後は全員を対象にした教育が必要。
改善効果あり
No 問題点 原因 対策 効果
1 朝、開始時の製麺ロット
は異物が混入の為、廃棄
複合機のローラーが錆が錆びる為。
作業終了後にローラーに食品用保護油を塗布して錆を防止。
◎効果あり!!
2 高温部の温度測定が困難(ヒーター温度等)
熱電対型温度計を使用している為。
非接触式 赤外線温度計の導入
◎購入済み
3 麺厚さの測定がバラツク
測定圧で麺厚さが変形する為。
麺厚さ専用デイプスゲージの導入
*検討中
4.1 主な課題と改善
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No 問題点 原因 対策 効果
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清掃時間の短縮
清掃時間のNo1は麺玉カゴの洗浄
約30分以上
RYOBIの高圧洗浄機のアクセサリーTOOLの高圧フロアーの活用。
◎現在、メーカーに相談、導入検討中。
5 ローラー隙間測定の精度向上
スキマゲージを組み合わせて隙間を確認している為。
テーパーゲージにての購入
検討中
6 麺 落下口と下のラッパー受け口のセンターが一致していない。よって、麺がストレートに落ちていかない。
包装機の位置が常に一定であるようにテープをはり、定位置管理を実施
*検討中
4.2 主な課題と改善
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No 問題点 対策 効果
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ディリーベースでの生産台数と出荷台数を管理がうまくできない。
『日別生産台数&出荷台数 管理表』の新規作成
◎現在、検討中。
8 作業の標準指導書がない。
作業標準書の作成と運用。*作業標準書作成方法の指導及びサンプル見本の転送。
◎現在、検討中。
9 設備を点検する為の設備点検指導書がない。
設備点検指導書の作成と運用。*設備点検指導書の作成方法の指導及びサンプル見本の転送。
◎現在、検討中。
4.3 主な課題と改善
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5.あとがき
貴社の生産台数も増加し徐々に軌道に乗りつつあると思われます。
しかし、12月の時点では作業標準書、設備点検指導書等は未作成であり数値によるものづくりを実現する第一ステップとして早期に作成、運用しすることをお勧めします。弊社も可能な限り、ご支援、ご協力していきたいと思います。
また、お金、人、機械等の即時、対策ができない改善案もあったと思いますが、現場の方と相談し、御社で現在、できる最良の方法で改善を進めていただければサポーターとしては嬉しい限りです。では今後とも宜しくお願いします。
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