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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。 -1- 予算審査特別委員会総務分科会記録 令和2年3月3日(火) (第1回定例会) 午前9時58分 開議 (午後0時59分~午後1時59分) 午後3時5分 散会 第1委員会室 出席委員 植 草 岡 田 小 坂 さとみ 櫻 井 松 井 佳代子 村 尾 伊佐夫 川 村 博 段 木 和 彦 米 持 克 彦 野 本 信 正 欠席委員 担当書記 木 下 哲 央 伊 藤 沙 織 説明員 総合政策局 総合政策局長 川口 真友美 国家戦略特区担当 局長 稲生 勝義 総合政策部長 藤代 真史 オリンピック・パ ラリンピック推進 部長 安藤 文隆 政策企画課長 堺 逸樹 統計室長 塩谷 正樹 政策調整課長 佐々野 晋一 都市アイデンティ ティ推進課長 市倉 秀子 幕張新都心課長 野澤 俊一 調査担当課長 志村 佳貞 国家戦略特区推進 課長 濤岡 徳康 東京事務所長 鎗田 睦 オリンピック・パ ラリンピック調整 課長 貞石 渡 オリンピック・パ ラリンピック振興 課長 平田 美智子 会計室 会計管理者 小早川 雄司 会計室長 斎川 貴子 選挙管理委員会事務局 選挙管理委員会事 務局長 石野 隆史 選挙管理員会事務 局次長 清水 公嘉 人事委員会事務局 人事委員会事務局 香取 徹哉 人事委員会事務局 次長補佐 渋谷 哲一 監査委員事務局 監査委員事務局長 久我 千晶 行政監査課長 田中 学 財務監査課長 神田 稔 議会事務局 議会事務局長 鎌田 栄 議会事務局次長 湊 信幸 総務課長 石井 美代子 議事課長 松本 伸一 調査課長 風戸 一彦 審査案件 令和2年度予算 総合政策局所管、会計室所管、選挙管理委員会所管、人事委員会所管、監査 委員所管、議会所管

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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予算審査特別委員会総務分科会記録

日 令和2年3月3日(火) (第1回定例会)

時 休 憩

午前9時58分 開議 (午後0時59分~午後1時59分) 午後3時5分 散会

場 所 第1委員会室

出席委員

植 草 毅 岡 田 慎 小 坂 さとみ 櫻 井 崇

松 井 佳代子 村 尾 伊佐夫 川 村 博 章 段 木 和 彦

米 持 克 彦 野 本 信 正

欠席委員 な し

担当書記 木 下 哲 央 伊 藤 沙 織

説 明 員

総合政策局

総合政策局長 川口 真友美 国家戦略特区担当

局長

稲生 勝義

総合政策部長 藤代 真史 オリンピック・パ

ラリンピック推進

部長

安藤 文隆

政策企画課長 堺 逸樹 統計室長 塩谷 正樹

政策調整課長 佐々野 晋一 都市アイデンティ

ティ推進課長

市倉 秀子

幕張新都心課長 野澤 俊一 調査担当課長 志村 佳貞

国家戦略特区推進

課長

濤岡 徳康 東京事務所長 鎗田 睦

オリンピック・パ

ラリンピック調整

課長

貞石 渡 オリンピック・パ

ラリンピック振興

課長

平田 美智子

会計室

会計管理者 小早川 雄司 会計室長 斎川 貴子

選挙管理委員会事務局

選挙管理委員会事

務局長

石野 隆史 選挙管理員会事務

局次長

清水 公嘉

人事委員会事務局

人事委員会事務局

香取 徹哉 人事委員会事務局

次長補佐

渋谷 哲一

監査委員事務局

監査委員事務局長 久我 千晶 行政監査課長 田中 学

財務監査課長 神田 稔

議会事務局

議会事務局長 鎌田 栄 議会事務局次長 湊 信幸

総務課長 石井 美代子 議事課長 松本 伸一

調査課長 風戸 一彦

審査案件

令和2年度予算

総合政策局所管、会計室所管、選挙管理委員会所管、人事委員会所管、監査

委員所管、議会所管

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協議案件 指摘要望事項の協議

そ の 他

主 査 植 草 毅

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午前9時58分開議

○主査(植草 毅君) おはようございます。

ただいまから予算審査特別委員会総務分科会を開きます。

本日の審査日程につきましては、お手元に配付のとおり、まず総合政策局及び行政委員会等

の所管の審査を行った後、指摘要望事項の協議をお願いいたします。

総合政策局所管審査

○主査(植草 毅君) それでは、総合政策局所管についてを説明をお願いします。

なお、説明に当たっては、初めに昨年の予算・決算審査特別委員会における指摘要望事項に

対する措置状況について御報告いただき、続いて令和2年度当初予算議案について説明をお願

いいたします。

また、時間の都合上、指摘要望事項の読み上げは省略して結構ですので、よろしくお願いい

たします。総合政策局長。

○総合政策局長 おはようございます。総合政策局でございます。どうぞよろしくお願いいた

します。

座って説明をさせていただきます。

○主査(植草 毅君) はい。

○総合政策局長 初めに、昨年の予算審査特別委員会及び決算審査特別委員会における指摘要

望事項に対する措置状況について御報告を申し上げます。

なお、金額につきましては、100万円未満を切り捨て、100万円単位で御説明をさせていただ

きます。

報告書の2ページをお開きください。

まず、予算審査特別委員会における指摘要望事項のうち、ナンバー2、次期基本計画につい

てでございますが、初めに、資料に1か所、訂正がございます。2、市民参加の取組について、

(2)ワールドカフェ「千葉市未来100人会議」となっておりますが、正しくは「千葉市100人

未来会議」でございます。大変申し訳ございませんけれども、御訂正いただきますようよろし

くお願いいたします。

1、策定の視点にお戻りいただきまして、将来の本格的な人口減少期に向けた準備段階の計

画として、生産年齢人口の減少やIoT、AI等の先端テクノロジーの進展など、様々な社会

情勢の変化を的確に捉え、より長期的な将来を展望しながら、限られた資源を最大限有効に活

用し、本市ならではのまちづくりの方向性を定めるとともに、誰もが共有できる未来への指針

とすべく、大学、企業、団体など多様な主体との一層の連携により取り組んでまいります。

2、市民参加の取組につきましては、記載しておりますとおり、市民シンクタンクまちづく

り未来研究所、ワールドカフェ千葉市100人未来会議の開催などにより、市民の皆様の意見を

幅広く伺いながら策定を進めてまいります。

なお、次期基本計画策定に係る経費といたしましては、1,900万円を計上しております。

18ページをお開きください。

次に、決算審査特別委員会の指摘事項のうちナンバー2、オリンピック・パラリンピックに

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ついてでございますが、1、競技会場都市として大会を成功に導く取組については、オリンピ

ック・パラリンピックに向けて、市行動計画における四つの方向性による全庁的な取組を行う

こととしており、東京2020聖火リレーについては6,500万円、会場周辺の装飾やパブリックビ

ューイングの実施などに9,600万円を計上しております。

2、四つの地域資源などのPRについては、オリパラを契機として、本市の四つの地域資源

などを活用したプロモーション活動を推進することとしており、東京2020ライブサイトにおけ

る千葉氏のPRやハスのプランター展示などの各種事業を実施してまいります。

具体的な取組及び予算の状況については、記載のとおりでございます。

19ページをお開きください。

3、観光客等の来訪者に対応する環境整備については、オリパラを機に国内外から来訪する

観光客や関係者などが、本市の魅力により多く触れ、感じていただくための環境を整備するこ

ととしており、外国人向け観光案内施設の設置やイベントホームステイの実施などをしてまい

ります。

具体的な取組及び予算の状況については、記載のとおりでございます。

20ページをお開きください。

次のナンバー3、パラスポーツの推進について。こちらは、環境経済分科会において指摘要

望事項とされたものでございますが、主な措置状況が総合政策局の所管事業であるため、当局

所管の(1)から(6)を総務分科会で御報告させていただきます。

措置状況といたしましては、パラスポーツの普及・振興を図るとともに、障害者のスポーツ

活動への参加促進や継続的な活動を支援するため、障害者が地域のスポーツ活動に参加するた

めのつなぎ役として、コーディネーターが障害の種類、程度に応じたスポーツの紹介やサーク

ル活動へのマッチングを行うパラスポーツコンシェルジュの開設や、障害者アスリートの学校

訪問などの事業を引き続き実施するほか、新たにボッチャの市民大会を実施することとしてお

ります。

具体的な取組及び予算の状況については、記載のとおりでございます。

今後も、市民局などの関係部局と連携し、東京2020大会成功に向けた機運の醸成に努め、大

会はもとより、パラスポーツの普及促進や、大会後のレガシーを残す取組を図ってまいります。

指摘要望事項については以上でございます。

続きまして、令和2年度当初予算案の概要について御説明をいたします。

予算審査特別委員会分科会説明資料の9ページでございます。総合政策局令和2年度当初予

算案の概要、こちらをお開きください。

初めに、総合政策局の基本的な考え方についてでございます。

まず、総合政策部でございますが、令和3年1月に迎える市制100周年に向けた取組を進め

るとともに、将来を見据えた中長期的な行政運営の基本方針となる次期基本計画の策定に向け、

市民参加の取組を実施してまいります。また、将来にわたり持続可能な都市経営を目指し、未

来のまちづくりを進めるための新たな取組に着手するとともに、幕張新都心のさらなる活性化

に向けた取組、国家戦略特区関連事業を引き続き推進してまいります。

次に、オリンピック・パラリンピック推進部でございますが、令和2年7月に開催する東京

2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取組を強化するとともに、大会のレガシ

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ーを未来に引き継ぐ取組を進めてまいります。

次に、予算額の概要でございます。

令和2年度の一般会計歳出は11億4,200万円で、対前年度比45.4%の減となっております。

これは、昨年度は公共用地取得事業特別会計に繰り出した市債の償還元金15億8,400万円が含

まれていたものであり、これを除いた歳出は、下段のとおり、対前年度比125.6%の増となっ

ております。これは、ボランティア体制の構築や機運の醸成に向けたイベント、PRの実施な

どの東京2020大会開催に向けた取組や、市制100周年に向けた取組について拡充を図ったこと

による増や、令和2年度に国勢調査を実施することによる増が主な理由でございます。

また、歳入の主なものでございますけれども、国勢調査事務費収入、こちらが4億9,200万

円、地方創生推進交付金収入が1,900万円、事務処理特例事務費収入が1,100万円でございます。

次に、公共用地取得事業特別会計でございますが、1,100万円は市債の償還利子でございま

す。

次に、重点事務事業について御説明をいたします。

初めに、総合政策部でございます。

(1)次期基本計画策定1,900万円ですが、本市の中長期的な行政運営の指針となる次期基

本計画策定に向け、市民参加の取組を実施するとともに、計画の素案を作成するものでござい

ます。

10ページをお開きください。

(2)スマートシティの推進700万円でございますが、AI、IoTなどの先端技術を活用

した持続可能な都市経営の実現に向けて、千葉市の目指す方向性や具体的取組を検討するもの

でございます。

(3)令和2年国勢調査4億9,200万円ですが、我が国に居住する全ての人を対象とする、

最も基本的、かつ重要な統計調査を行うものでございます。

(4)地域ポイント制度3,200万円ですが、市民公益活動や健康維持・増進活動などの促進

のために実施しているちばシティポイントの実証実験について、さらなる普及に取り組むもの

でございます。

(5)市制100周年に向けた取組8,000万円でございますが、2021年の市制100周年に向けて

PRを行い、機運を醸成するとともに、都市としての成長の歩みや未来へ残していくべき価値

を知るための機会を創出するほか、本市に関わる全ての人々が主体となって市制100周年に関

わることができるような仕組みづくりを行うものでございます。

(6)都市アイデンティティの確立800万円ですが、都市アイデンティティの確立に向けて、

今後の施策展開を検討するための意識調査を行うとともに、地域資源を活用した効果的なPR

などを実施するものでございます。

(7)幕張新都心将来ビジョン策定1,300万円ですが、幕張新都心の将来を見据えたまちづ

くりを進めるため、町の将来像や取組の方向性を示す将来ビジョンの策定に向けた検討を行う

ものでございます。

(8)幕張新都心イルミネーションの開催支援1,000万円ですが、幕張新都心の冬季、夜間

のにぎわい創出のため、地域経済団体などの地元主体による幕張新都心イルミネーションの開

催を支援するものでございます。

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11ページをお開きください。

(9)国家戦略特区の推進2,300万円ですが、国家戦略特区の制度を活用した規制改革によ

る取組を推進するとともに、未来技術の社会実装を見据え、民間事業者によるドローン宅配や

自動運転モビリティなどの実証実験を支援するものでございます。

(10)シェアリングエコノミーの推進1,500万円ですが、東京2020大会に向けて、来街者に

対する市民などによるおもてなしの一つの形態として、シェアリングエコノミーを活用したホ

ームシェアやガイドサービスを提供するとともに、市民が保有する資産、スキルなどを生かし

た多様な分野のシェアリングエコノミーの活用を検討するものでございます。

続きまして、オリンピック・パラリンピック推進部でございます。

(1)東京2020聖火リレー6,500万円ですが、市内で実施される聖火リレーの支援などを行

うものでございます。

(2)パラスポーツの推進2,800万円ですが、パラスポーツの体験会や市民大会の開催など、

競技や障害者の理解を深める取組を行うものでございます。

(3)障害者のスポーツ活動推進3,200万円ですが、身近な地域でより多くの障害者がスポ

ーツ活動に参加できる環境整備を行うものでございます。

(4)ボランティア体制の構築1億1,800万円ですが、都市ボランティアの育成、及び東京

2020大会期間中の運営を行うとともに、大会のレガシーとしてのボランティア文化醸成のため、

市民のボランティア活動を支援する体制を強化するものでございます。

(5)機運の醸成に向けたイベント、PRの実施9,600万円ですが、JR海浜幕張駅から幕

張メッセまでの観客動線ルートの装飾や、パブリックビューイングなどを実施するものでござ

います。

説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

○主査(植草 毅君) ありがとうございました。

これから御質疑等をお願いしたいと思いますが、予算審査であることを十分踏まえてお願い

いたします。

所管におかれましては、簡潔明瞭な答弁をお願いいたします。

それでは、御質疑等ありましたらお願いいたします。小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) では、一問一答でお願いいたします。

まず最初に、地域ポイント制度についてお伺いいたします。

この制度は、前年度から引き続き取り組まれる事業ですが、今回、予算に3,200万円取られ

ております。この3,200万円というのは具体的にどのようなことに使われるのか教えてくださ

い。

○主査(植草 毅君) 政策調整課長。

○政策調整課長 政策調整課でございます。

まず、こちら3,200万円の内訳でございます。まず、ポイント原資と手数料、あと運営委託

費で構成されております。まずポイント原資として1,650万円、ポイント手数料として825万円、

運営費、あとシステム使用料等で約800万円という形になっております。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

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○委員(小坂さとみ君) ありがとうございます。

では、これは今、トライアルでやっておられると思うんですけれども、この費用はずっと、

やる限りはかかってくる費用になるなんでしょうか。

○主査(植草 毅君) はい、総合政策部長。

○総合政策部長 総合政策部でございます。着座にて失礼いたします。

ずっと使っていくのかというお話でございます。今、トライアルでやっているのは確かでご

ざいます。ただ、今、国のほうでも情報のプラットフォーム化、都市の情報のプラットフォー

ム化のお話がある中では、今やっている我々の事業を引き継いでいくものを何がしかの形で考

えなければいけないと思います。この費用が果たしてかかるかどうかというのは、国全体でス

キームをどうするかとか、そういう部分にも絡んでまいりますので、ちょっと何とも言いよう

がないというのが今現在の状況です。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) はい、分かりました。ポイント制度については非常によい制度だな

と思う一方で、結構お金もかかっているんだなというふうに思いましたので、確認させていた

だきました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

次に、幕張新都心将来ビジョン策定についてお伺いいたします。

まず最初に、このビジョン策定も引き続きの事業と思いますが、これまでどのようなことを

検討されてきたのか、またその進捗状況についてお伺いいたします。

○主査(植草 毅君) 幕張新都心課長。

○幕張新都心課長 幕張新都心課でございます。

幕張新都心につきましては、幕張メッセの開業から30年が経過しておりまして、幕張の町を

つくってまいりました千葉県から千葉市にまちづくりの主体が移行しておること、また今後、

拡大地区に新駅が設置されます。加えまして、首都圏初め国内外の競争環境が非常に厳しくな

っております。こういった状況受けまして、これからの時代にふさわしい幕張新都心のまちづ

くりをしていこうということで、将来ビジョン策定に着手したところでございます。

今年度、令和元年度につきましては、幕張新都心の現状と課題を整理するため、基礎調査の

ほうを実施しております。この基礎調査の中で、例えばMICEの国内外の開発動向の把握で

すとか、幕張に立地されている企業、それからお住まいの住民の皆様のほうにアンケート調査

を実施しておりまして、これまでのまちづくりの評価、それから幕張新都心の立ち位置の確認

作業を進めておるところでございます。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) はい、ありがとうございます。

では、新年度も含め、今後どのように進めていくのかもお尋ねいたします。

○主査(植草 毅君) はい、幕張新都心課長。

○幕張新都心課長 今申し上げました基礎調査の結果を踏まえまして、まちづくりに知見のあ

る有識者の方から助言をいただきながら、新年度、庁内外に設置します検討会議のほうで検討

を進めまして、来年度、将来ビジョンの素案まで作成する予定でございます。その後、令和3

年度につきましては、引き続き検討を進めまして、将来ビジョン策定まで行ってまいりたいと

いうふうに考えております。

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○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) はい、ありがとうございます。

実は私は関西出身でして、千葉に来ましたのは10年前、幕張新都心にオフィスが移転したと

いうことがきっかけでした。その10年前は、私の率直な感想は、ちょっと静かな幕張新都心か

なというふうに思いまして、まだ10年前でしたから、これからいろいろと活気づいてくるのか

なと思ってはいたんですが、それから、各ビルに関して、空きオフィスはあまり変わらず、そ

してベイタウンにおきましても、もともとあった商店なんかも撤退するという状況になってい

ます。また、ナイトタイムエコノミーに関してもなかなか活気が出ていないという。市民目線

からしますとそういうふうな状況になっておりますので、この調査については非常に期待をし

ておりますので、ぜひ進めていただきたいと思います。

次に、シェアリングエコノミーについてお伺いいたします。

シェアリングエコノミーは、もともとオリパラに向けた取組かと思いますが、この取組が終

わった後の予定はどのようなことを検討されておられますか。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区推進課長。

○国家戦略特区推進課長 はい、国家戦略特区推進課でございます。

東京2020大会後につきましては、事業において構築しました多様な宿泊、観光需要に対応可

能な環境を継続するため、大会時に活躍したホームシェアホストやガイドなどのサービス提供

者を中心に、将来的に事業を牽引する組織体の設立について取組を進めてまいります。まあ、

レガシーにするという形ですね。

また、それ以外の部分ですが、これまでワークショップ等を開催しまして、地域課題の解決

に資するような様々な分野でのシェアリングエコノミーの活用を検討してまいりましたが、さ

らに課題を絞り込んで、実際に活用できるような形で検討を進めて、地域共助の促進を図って

まいりたいというふうに考えております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) 現在登録件数が分かれば教えてください。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区推進課長。

○国家戦略特区推進課長 ホームシェアホストですけれども、現在のところ、今年度やったイ

ベントに関しましては24名です。ガイドに関しては15名登録いただいております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) ありがとうございます。ぜひ、せっかく集まっていただいた地域の

力をこの先も生かしていただきたいと思います。

じゃ、次の質問に移ります。

障害者スポーツの活動促進についてお伺いいたします。

こちら、新しくコンシェルジュが設けられましたが、このコンシェルジュにどのような相談

が来ているのか分かれば教えてください。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック調整課長。

○オリンピック・パラリンピック調整課長 オリンピック・パラリンピック調整課でございま

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す。

2月29日現在の数字を御報告させてもらいます。

障害者やその家族から179件の相談がありました。主な相談内容といたしましては、スポー

ツ活動に参加したいというものが134件、それから自分に合ったスポーツを知りたいといった

相談が26件、スポーツ施設の情報が知りたいというものが8件、それから体験会、イベント情

報を知りたいといったものが5件。これは、同一の方が複数回の相談があるというものが条件

になっております。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) ありがとうございます。

何か、相談によって、今までなかったことが実現したというようなことはありますでしょう

か。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック調整課長。

○オリンピック・パラリンピック調整課長 はい、オリンピック・パラリンピック調整課でご

ざいます。

障害者の方32人にサークルや体験会を紹介いたしました。その結果といたしまして、21人の

方が継続的に参加できるようになったということが実績でございます。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) ありがとうございます。

そしてまた、こちらの予算も3,200万円と結構な額だなと思っていますが、具体的にどのよ

うなことにお使いになる予定でしょうか。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック調整課長。

○オリンピック・パラリンピック調整課長 はい、オリンピック・パラリンピック調整課です。

3,200万円の内訳でございますが、コンシェルジュの人件費等の運営に係る経費、これが

2,700万円、それからパラスポーツの振興に関する補助金、これについて500万円が内訳となっ

ております。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) ありがとうございます。

そういったパラに必要な器具を購入するということは分かるんですが、同時に、パラスポー

ツ実現するために場所も必要だと思うんです。もちろん、ほかの局との連携になるかと思うん

ですが、場所の確保というのはどういうふうにお考えでしょうか。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック調整課長。

○オリンピック・パラリンピック調整課長 場所の確保につきましては、今、コンシェルジュ

においてサークル活動を行っている場所等、現状調査を行っております。そのほかにも、事業

団で管理している施設ですとか、そういったものもございますので、そういったところにマッ

チングしたりということでコンシェルジュの活動のほうを行っているところでございます。

以上でございます。

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○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) はい、ありがとうございます。

私、一般質問でも質問させていただいたことがありますが、今、公共スポーツ施設というの

は、特に週末、大変利用がしにくくなっていて、野球に関しては10倍というようなデータも出

ておりますが、当然、パラの方にとっても同じような状況かと思いますので、その点について

ちょっと確認をさせていただきました。ありがとうございます。

それと同時に、パラスポーツは促進するに当たっていろいろな課題があるかと思いますが、

どういった課題があるとお考えでしょうか。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック調整課長。

○オリンピック・パラリンピック調整課長 はい、オリンピック・パラリンピック調整課でご

ざいます。

今年度、コンシェルジュの活動状況につきましては、周知活動等、実施してまいりました。

また、障害者の活動実態というのも調査しております。そういった中で、例えば自分がやりた

いスポーツが千葉市において活動がないですとか、活動はしているんだけれども、例えば自分

が30代であった場合に、活動しているのが高齢者のみになっているですとか、そういった自分

に合った活動実態が今のところないという課題が見えてきました。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) ありがとうございます。自分に合った活動がなかなか見当たらない

ということですね。分かりました。

それと同時に、パラスポーツをもっと活発にしていくために、若手の発掘という点ではいか

がでしょうか。

○主査(植草 毅君) はい、オリンピック・パラリンピック調整課長。

○オリンピック・パラリンピック調整課長 はい、オリンピック・パラリンピック調整課でご

ざいます。

確かに若手というところでは、活動的には少ないというのが実情でございます。ただ、障害

者の年齢層というのが、割合的には高い方が多いというのも実態としてはございます。そうい

ったところでは、今年度、補助金等、制度を活用して、若い年齢層の活動の支援も考えており

ますので、そういった支援を通じて、ありとあらゆる競技、年代につなげていきたいというふ

うに思っております。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) はい、ありがとうございます。

秦由加子選手、トライアスロンのパラ選手でございますが、10年来の友人でございます。彼

女が始めた頃は、ちょっと暗いかなというイメージのあった選手だったんですが、パラスポー

ツを積極的にやるようになって非常に明るくなったということと、私たち健常者も非常に励ま

されております。そういった点で、ぜひパラのスポーツをどんどん促進していただきたいなと

思います。秦さんも課題としているのが、どうしてもお金がかかるという点です。プラスアル

ファの器具が必要ということがありますので、そういった支援についても引き続き御検討いた

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

-11-

だければと思います。

では、次の質問に移らせていただきます。

都市アイデンティティの確立についてお伺いいたします。

まず一つ目に、この意識調査を行うとございますが、その調査内容をお聞かせいただけます

でしょうか。

○主査(植草 毅君) 都市アイデンティティ推進課長。

○都市アイデンティティ推進課長 都市アイデンティティ推進課でございます。

意識調査の内容ですけれども、意識調査につきましては、現在取り組んでおります都市アイ

デンティティの戦略プランが2026年度までになっております。そういった中で中間を迎えてお

りますので、来年度は市民の方あるいは市外の方も含めましての意識調査を行いたいと思って

おります。

調査内容として現在考えているところでは、これまで取り組んでまいりました四つの地域資

源ごとの認知度、あるいは理解度、さらには、市民の皆様方がこれらを含めましてどのような

ものに愛着を感じられているのか、そういったことまで調査をしたいと思っております。

なお、分析の結果に基づきまして、必要に応じて令和3年度にはプランの進捗状況の把握を

評価し、見直しなどについて検討してまいりたいと考えているところでございます。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) ありがとうございます。

では、その地域資源の効果的なPRなど、具体的にどのようなものを考えておられるか、詳

細を教えていただければと思います。

○主査(植草 毅君) 都市アイデンティティ推進課長。

○都市アイデンティティ推進課長 都市アイデンティティ推進課でございます。

来年度予定している効果的なPRの部分ですけれども、現在、四つの地域資源につきまして

は、それぞれの所管課において、ある程度恒常的に取り組むような状況になってきております。

そういった中で、総合政策局、私どもの課としましては、四つの資源を総合的にPRしていく

ものについて取り組んでいきたいと考えているところでございまして、具体的には、JR千葉

駅、あるいは海浜幕張駅のデジタルサイレージを使いまして、四つの地域資源などを紹介する

映像を放映する、あるいは2026年の開府900年に向けた団体の育成支援などを行ってまいりた

いと考えております。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) はい、ありがとうございます。ぜひ都市アイデンティティの確立に

引き続きよろしくお願いいたします。

次に、ボランティアの体制の構築についてお伺いいたします。

まず、オリパラの競技大会での都市ボランティアの活動支援について、今現在どのように取

り組んでおられるか、お伺いいたします。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック振興課長。

○オリンピック・パラリンピック振興課長 オリンピック・パラリンピック振興課でございま

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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す。

まず、都市ボランティアの活動の支援についてでございますが、各自の経験や知識を十分に

発揮して、安全に活用できるよう、様々な活動支援に取り組んでまいります。

まず、大会までの活動支援としましては、3月末までに県内共通の研修を実施します。大会

概要等、基礎的な内容を学んでいただきます。また、4月からは配置別研修を実施し、配置場

所周辺の施設の情報を学んでいただくほか、リーダー候補の方へはリーダーシップ研修を実施

しまして、リーダーとしての心得や役割を学んでいただきます。

大会期間中の活動支援といたしましては、活動費一日当たり1,500円の支給、またユニフォ

ーム、活動用バックの支給等を行います。また、飲料水の配付、冷房の効く休憩所の設置や適

切な休憩時間の設定等、暑さへの十分な対策を行ってまいります。さらに、ボランティア保険

の加入、緊急時の連絡体制の確保、職員による活動の見守り等、安全面への十分な配慮を行っ

てまいる予定でございます。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) はい、ありがとうございます。

また、このような経験をオリパラが終わった後にどのように生かしていくのかも重ねてお伺

いいたします。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック振興課長。

○オリンピック・パラリンピック振興課長 オリンピック・パラリンピック振興課でございま

す。

世界的なスポーツイベントでありますオリンピック・パラリンピックで、多くの市民が都市

ボランティアとして活動する経験は、本市のボランティア文化の醸成に非常に有効であると考

えております。都市ボランティアには、ボランティア活動、研修の企画、各ボランティア情報

の提供、ボランティア活動の希望者とボランティア募集団体とのマッチングなどを行っており

ますチーム千葉ボランティアネットワークにおきまして、そちらのメンバーに登録していただ

きますよう勧奨しております。

また、都市ボランティアが大会終了後もチーム千葉ボランティアネットワークの中で自らの

貴重な経験を生かして活動を継続することで、大会のレガシーとしての本市ボランティア文化

の醸成につなげてまいりたいと考えております。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) はい、ありがとうございます。

ロンドンオリンピックの際に参加されたボランティアの方のお話を聞いて、生涯の友ができ

たということが私は一番心に残りました。こういった活動を通じて、地域同士のつながりがで

きるということはすばらしいことだと思いますので、オリパラが終わった後も、ぜひこの地域

の力を生かせるような取組につなげていっていただきたいと思います。

以上で私の質問を終わらせていただきます。

○主査(植草 毅君) はい、ほかに。松井委員。

○委員(松井佳代子君) それでは、一問一答でお願いいたします。

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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まず最初に、あらましの27ページの次期基本計画の策定についてお伺いいたします。

先ほど指摘要望事項のほうでも、総合政策局の2ページでしたか、措置状況のところで御説

明がありましたけれども、政策策定の視点ということで、将来を見据えて、新たな未来への指

針としていくというお話がございましたが、これまで、基本計画の策定の手法がどのようなも

のであったのか。今回、市民参加ということが言われておりますけれども、市民参加のプロセ

スがあったのかどうかをお聞きします。

○主査(植草 毅君) 政策企画課長。

○政策企画課長 政策企画課でございます。

計画策定の手法というところですけれども、大まかに申し上げまして、計画案の作成前に、

まず市民参加の取組を行いまして、その後、議案について審議会で審議、最終案につきまして

パブリックコメントという形でございます。また、現計画につきましては、議会の議決を頂戴

しているというところもございます。

前回の市民参加のプロセスでございますけれども、市民1万人アンケートを皮切りにいたし

まして、6区で行いましたタウンミーティング、あるいは市長と中高生の座談会、シンポジウ

ム、また市民ワークショップなどを実施してございます。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) そうすると、先回も市民参加してつくられたということでございま

すけれども、今回についても、昨年の8月に千葉市100人未来会議という会議を開催されてお

りますけれども、この会議の概要とあと評価についてはいかがだったでしょうかということと、

この会議の参加者の方が、来年度実施するまちづくり未来研究所市民シンクタンクの研究員へ

の応募につながったのかどうかについてお聞きします。

○主査(植草 毅君) 政策企画課長。

○政策企画課長 はい、政策企画課でございます。

まず、ワールドカフェの概要でございますけれども、8月4日の日曜日、千葉駅のペリエホ

ールのほうで行いました。テーマは、未来の千葉市をこんな町にしたいということでございま

して、公募の市民102人が参加をいただいております。

方法ですけれども、ワールドカフェでございますので、3ラウンド、計2回席替えをして、

千葉市の魅力あるいは未来どうしたいかということを話し合っていただきまして、最終的には

一人一人が、私たちが望む未来のちばライフというものをおつくりいただいたという内容でご

ざいます。

次に評価でございますけれども、非常に多くの市民にお話をいただきまして、日頃感じてい

らっしゃる千葉市の魅力あるいは将来の暮らしに望むキーワード、こういったものを多くいた

だけたのかと思っております。

また、2点目の御質問、市民シンクタンクの研究員の応募につながったかということとも絡

むんですけれども、今回参加していただいた市民の機運が高まったと感じておりまして、実際、

ワールドカフェの参加者のうち、市民シンクタンク発足時に5人の方が参加をいただいたとい

うことでございます。

以上でございます。

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) ありがとうございます。

そうしますと、研究員のほうに公募された方が5人ということなんでしょうか。どういう観

点で研究員を選んだのかということと、今年の1月にキックオフミーティングが市民シンクタ

ンクのほうされたということなんですけれども、公募の方と無作為抽出で選ばれた方の割合、

また男女比、年齢構成ということで、現在の市民シンクタンクの概要についてお聞かせくださ

い。

○主査(植草 毅君) 政策企画課長。

○政策企画課長 はい、政策企画課でございます。

先ほど申し上げた5人の方は、全て公募でございます。

公募の選定につきまして、公募で手挙げをしていただいた方は46人、全体でいらっしゃいま

す。選定は書類と面接で行いまして、選考の観点は、書類のほうは論理性ですとか、テーマそ

のものを理解していただいているかという点、また面接につきましては、本市の理解や愛着、

あるいは御自身の知識・経験、あるいは企画力、また提言後に自ら参画していただく意欲があ

るかどうかと。そういった点を審査させていただきました。

その46人の方々に無作為抽出の方々を加えまして、キックオフの段階では49人、全体で49人

を研究員として委嘱させていただきました。

その内訳でございますが、まず公募と無作為の割合。公募が23人、無作為が26人でございま

して、ほぼ半々という状況でございます。また、男女でございますが、男性が31人、女性が18

人ということで、女性の比率は37%ほどというところでございます。

また、年代ですけれども、10代から70代まで非常に幅広く御参加をいただいております。最

多が40代ということで、15人いらっしゃいます。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) そうしますと、概要が分かりましたので、今後のまちづくり未来研

究所の進行の手順とあとスケジュールについてはどのようになっていますでしょうか。

○主査(植草 毅君) 政策企画課長。

○政策企画課長 政策企画課でございます。

まず今年度3回、月一で行いまして、チームビルディング、あるいはグループのテーマ決め

等を想定しております。また、来年度10回、このうち9月に中間発表で、2月頃に最終的な提

言報告会をしたいというふうに考えてございます。

ただ、新型コロナウイルスの関係で、3月の全体会は延期をさせていただくということで既

に決定いたしましたので、その辺また改めて調整をしてまいりたいと考えております。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) あと、こちらのあらましのほうにもシンポジウムという記載がござ

いますけれども、概要はもう決まってらっしゃいますでしょうか。

○主査(植草 毅君) 政策企画課長。

○政策企画課長 詳細は別途詰めさせていただきたいと考えてございますが、基本計画に対す

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る市民の御関心を高めていただくために、計画素案を公表する前に開催したいということで、

来年2月頃を予定してございます。

大まかには、基調講演とパネルディスカッションを想定してございます。また、先ほどの市

民シンクタンクの提言報告会と同日開催というようなイメージで今考えているところでござい

ます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) あと、反映状況の3ページにもございましたけれども、昨年の12月

から今年の1月にかけて、団体等の提言募集というのを呼びかけておりましたけれども、こち

らからどのぐらい提言が集まったのかということと、こういう意見の概要と、また次期基本計

画への反映というのはどのように行われていくのでしょうか。

○主査(植草 毅君) 政策企画課長。

○政策企画課長 団体提言募集につきましては、こちらから395団体に御案内を差し上げまし

た。その結果、昨日時点で85団体から御回答いただいております。回答率としては21%ほどで

ございます。

意見の概要は整理中ということで後ほどでございますけれども、ワールドカフェでもやりま

した、どのようなキーワードが出てくるのかというところを計画のビジョン部分の参考とさせ

ていただくとともに、具体的な提言の内容につきましては各局と共有いたしまして、将来施策

の検討に生かしてまいりたいと考えております。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) それでは、市民参加による市民意見の聴取というところでは、様々

な取組がされるんですけれども、例えばSDGsとか、あと身近な自然災害に対する施策とか、

今後市として取り組む必要がある事項については、どういった形での反映を考えていらっしゃ

るでしょうか。

○主査(植草 毅君) 政策企画課長。

○政策企画課長 今御指摘ありましたように、気候変動リスクの増大というところを踏まえま

して、今おっしゃられましたSDGs、あるいは災害に強いまちづくりというところにつきま

しては、やはり我々としても計画への位置づけを検討しているところでございます。素案を来

年の2月に作成する予定でございますので、それに向けて検討してまいりたいと考えておりま

す。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) ありがとうございました。いろいろな取組をされるということで、

非常に評価しておりますので、ぜひ充実した内容の素案ができますようにお願いいたします。

それでは、引き続きまして、地域ポイント制度について一つお聞きします。

小坂委員も先ほど質問されておりましたけれども、スタート時の事業数と、それから現在の

事業数について、どのようになっていますでしょうか。

○主査(植草 毅君) 政策調整課長。

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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○政策調整課長 政策調整課でございます。

平成30年7月の制度スタート時の事業数は28事業。その後、段階的に増やしまして、1月末

現在では107事業という形になっております。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) それでは、ポイントカードの取得数というのはどのようになってい

るでしょうか。

○主査(植草 毅君) はい、政策調整課長。

○政策調整課長 シティポイントの参加にはカードが必要なんですけれども、基本的には参加

者数の推移ということでお答えさせていただきます。

まずシティポイントの参加者数なんですけれども、昨年度末時点で約1万3,800人、1月末

現在で約2万2,000人ということで、当初の目標2万人を超え、順調に推移しているというふ

うに考えております。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) こちらの取得人数、増えているんですけれども、居住の区とか年代

とか、あとこういった事業でポイントを得る人が多いといったところの傾向は何かありますで

しょうか。

○主査(植草 毅君) 政策調整課長。

○政策調整課長 まず参加者の居住区なんですけれども、美浜区と稲毛区が多く、全体の約4

割を占めているというような状況でございます。

年代的には、50代以上の方で約7割を占めております。参加者数が多い事業としましては、

学校のセーフティウォッチャーやシニアリーダー活動、あと科学館などでのボランティア活動

がちょっと多い状況になっております。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) ありがとうございます。

順調に伸びていて、地域の人たちにもこういったポイントがあるということがだんだん知れ

渡ってきているのかなという印象がありますけれども、これまでの実証実験の評価と、あと課

題として挙げられることをお聞かせください。

○主査(植草 毅君) 政策調整課長。

○政策調整課長 まず参加者人数と対象事業につきましては、当初の目標を上回っていて、あ

と、今年度から八千代市との連携を図るなど、制度としては順調に推移しているのかと考えて

おります。

令和元年度12月に実施したアンケートでは、ポイントがたまることで対象事業の活動への継

続、回数の増加、また新規に参加したいなど、前向きな回答が約60%ございました。また、他

の事業への参加については14%、やりがいの向上につながるというような回答は25%となって

おりまして、事業の周知、またインセンティブの一定の効果があったのではないかと考えてお

ります。

課題としましては、市民公益活動に比べまして健康維持増進活動が後発となったこともあり、

本年度から実施しておりますウォーキングポイントにつきましては、その参加促進が課題かな

と考えてます。

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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今後、よりインセンティブが高まるよう、今、3か月継続することでポイントが付与される

というようなことになってますが、こちらのほうも毎月ポイントが付与されるようなことに変

更し、また併せて、使いやすいアプリの改修など考えております。引き続き、市民公益活動、

健康維持増進活動など、参加者の増加、取組の活性化を図れるよう取り組んでまいります。

以上です。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 若干、追加的に補足をさせていただきます。

我々のこの事業、実証実験的にやらせていただきまして、理念的にはプラットフォーム的な

扱いにしていきたいというのがございました。ただ、今課長から申し上げましたように、イン

センティブとしてはそれなりに効果的なんだろうなというのは見えてまいったところですけれ

ども、プラットフォーム化するためには、もう少し間口を広げたりとか、いろんなところがあ

ろうかと思います。今年度何とかその部分のとば口ぐらいまではたどり着いて、その検証結果

を次年度以降、スマートシティの取組なども行っていきますので、そことも連動させながら考

えていきたいなというふうには思っております。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) 入り口としては非常にやりやすい形で入っていけたのかなと思いま

す。実際に取ってらっしゃる方を見ると、どちらかというと自分のためにやっているという方

が多いので、それがひいてはちょっと大きい形で入っていくというのは入り口としては非常に

よかったのかなというふうに評価しておりますので、今後、この事業もちょっと拡大して、そ

ういった形でさらに周知されるような形で進んでいかれることを望んでおります。

それでは次に、国家戦略特区の推進についてお聞きします。あらましの28ページのほうにな

ります。

国家戦略特区の推進ということで、これまで規制改革メニューの活用事業ということで、本

市のホームページのほうでもNPO法人の設立の迅速化とか、あとエリアマネジメント、粒子

線、特区民泊、それからちばドローン実証ワンストップセンター、家事支援外国人材、都市部

におけるオンライン服薬指導の実施とか、いろいろな事業が区域認定されているんですけれど

も、それぞれ活用状況についてお聞かせください。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区推進課長。

○国家戦略特区推進課長 はい、国家戦略特区推進課でございます。

これまでに、国家戦略特区活用メニューとしては七つ活用しております。

まず一つ目、NPO法人の設立手続ですけれども、計画認定から本年1月末までの間に設立

件数は全体で52件となっております。また、本年度における申請から認証までの期間は約25日

となっており、平成27年度実績の80日から大幅に短縮されております。

二つ目、エリアマネジメントでございます。本年1月までに78件の活用がありました。本年

度の主な活用イベントとしましては、幕張新都心イルミネーション、こちらのモニュメントの

設置等、あとは幕張新都心クリテリウムにおけるキッチンカーやステージ、バナー等の設置に

関するものがございます。

3点目、粒子線に関するものですけれども、国立研究開発法人量子科学研究開発機構におい

て、平成30年5月にインドから外国人医師1名を粒子線治療に係る研修の目的で受け入れてお

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ります。昨年11月で研修はしておりますが、本年度中に同じくインドから2人目の外国人医師

の受入れを予定していると聞いております。

4点目、特区民泊でございます。認定事業者及び施設は1件となっており、本年1月末まで

に65件、278人の方に利用していただいております。国籍別では、中国、アメリカ、フィリピ

ンなどの利用者が多くなっております。

5項目め、ドローンのワンストップセンターでございます。本年1月末までの利用団体数は

81団体で、17件の実証実験を支援しております。実証実験は、本市が設置しているドローンフ

ィールドのほか、学校の体育館、雨水ポンプ場など、市有施設も含めて様々な場所で実施され

ております。

6点目、家事支援外国人材ですが、現時点において基準適合確認の申請事業者が1者あるん

ですけれども、こちらに関しましては、サービス開始に向けまして、第三者管理協議会におい

て基準適合の有無を確認しているところでございます。

最後に7点目、オンライン服薬指導でございます。本年2月末時点で登録薬局は18件となっ

ており、実施事例は2例となっております。

計画の認定だけではなくて、活用が重要だと認識しておりますので、認定した事業の周知に

努めていきたいというふうに考えております。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) 今御説明ありましたけれども、順調に活用が始まっているというと

ころもありますので、引き続き、せっかく規制改革メニューということ、区域認定がされたこ

とですので、生かしていただければと思います。

同じ国家戦略特区の推進のところで、新年度についてはドローン宅配や自動運転モビリティ

について実証実験を支援するということなんですけれども、これまでの取組とあと課題と、ま

た新年度にはどこまで実証実験というものを行っていくのかについてお聞きします。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区推進課長。

○国家戦略特区推進課長 国家戦略特区推進課でございます。

まずドローン宅配につきましては、ドローン宅配構想の実現に向けて、これまで年1件程度

の頻度で実証実験を実施しており、本年度は、都市部初のレベル3の実証実験を行うなど、現

行法上で可能な範囲で取組を進めているところです。

課題としましては、都市部においては第三者上空飛行が認められておらず、通行止めなどに

より人を排除しなければ飛行が許可されないという点があります。このため、国において検討

されております地域限定型規制のサンドボックス制度の活用など、許可手続や関係団体との協

議を要する事務及び期間を極力簡素化して、実証実験を行いやすい環境の構築に努めていきた

いというふうに考えております。

次年度ですけれども、宅配構想全体としては、市川から幕張までの宅配の構想なんですけれ

ども、現時点で実証できていない花見川河川の上空、この辺りの実証実験をやりたいというふ

うに考えております。

自動運転モビリティに関しましては、平成30年度から実証を何回か繰り返しております。今

年度に関しましては、CEATEC2019期間に実証実験を開催しました。あとは、地元の交通

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事業者のほうに参画を求めまして、今後、実証実験を実施する予定でございます。

課題としましては、なかなか交通事業者、地元の方々の参画がまだなかなか進んでいかない

というところがありますので、地元の方たちと意見交換しながら、民間主導で実施する必要が

ありますので、この辺を進めていきたいというふうに考えております。

来年度は、実施に向けまして、地元企業の参画に基づいて、より実現に近い形での実証を進

めていきたいというふうに考えております。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) はい、分かりました。結構、法的な規制とかもあって、なかなかす

ぐに進めるのが難しい状況ではあるのかなというのを理解いたしましたが……

○主査(植草 毅君) 10分前です。

○委員(松井佳代子君) せっかく国家戦略特区ということで、千葉市で画期的な取組ができ

る環境でございますので、ちょっと思い切って、前に進めるような取組をぜひやっていただき

たいと思います。

それでは次に、シェアリングエコノミーの推進ということで28ページの下にございますが、

先ほど小坂委員の質問で、ホームシェアが24名、ガイドサービスが15名登録されているという

ことですが、オリパラに向けて、これは十分な数と言えるのかどうか、お聞かせください。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区推進課長。

○国家戦略特区推進課長 国家戦略特区推進課でございます。

まずホームシェアホストに関しましては、オリパラ期間中に1,000人泊というのを目標にし

ております。現状ではまだまだ不足しているという認識でございますので、こちらに関してい

ろんな方の参画を求めていければというふうに考えております。

ちなみに、ガイドに関しましても、100名を目標にしておりますので、こちらに関してもい

ろんな方の参画というのを求めていきたいというふうに考えております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) そうしますと、オリパラまであまり期間がないんですが、どのよう

にその開拓をしていくというか、宣伝をしていくんでしょうか。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区推進課長。

○国家戦略特区推進課長 はい、国家戦略特区推進課です。

いろんなオリパラのイベントありますので、そちらの機会を通じて。あとは、民間事業者と

タイアップしておりますので、そちらのチャンネルも使いまして、あらゆる機会を通じてプロ

モーションしていきたいというふうに考えております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) 分かりました。オリパラにまず向けてとにかくやらないといけない

状況なんですけれども、先ほど小坂委員の質問でもお話ありましたが、大会後のレガシーとい

うことも非常に重要かなと考えております。

例えばイベント民泊なんかは、災害時に、今回、民泊に手を挙げてくださった方が家に泊ま

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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ってくださいとか、本市の災害対策なんかにも資することができるんではないかと個人的には

思っておりますので、ぜひホームシェアの推進をしていただけるようにお願いします。

では最後に一つ、組織改正についてお聞きします。

総合政策局のほうで組織改正が行われ、4月から未来都市戦略部というのが新設されるとお

聞きしておりますけれども、この考え方についてお聞かせください。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 未来都市戦略部でございますけれども、Society5.0を初めとしまして、国、

地方、そして民間企業などで、それぞれがICTを中心とした新技術をいかにして自分たちの

活動の中に取り込んでいくかというところが今日本全体、国全体で大きなテーマになっておろ

うかと思います。そうした中で本市としても、これまで国家戦略特区の取組であるとか、ある

いはちばレポなどもそうですし、先ほど来御説明させていただいております地域ポイントもし

かりかと思います。そうした取組を継承・発展させながら、ICT技術をどういうふうに都市

の基盤として組み込んで、都市課題を解決していくのか。その中でどういうふうにまちづくり

を行っていくのか、これを検討進めながら、また事業として進めていくために、組織の充実を

図ろうとしたものでございます。(「地に足がついてるのか」と呼ぶ者あり)

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) はい、分かりました。

新設をされるということなんですけれども、オリパラに関わる課、オリンピック・パラリン

ピック推進部がございますけれども、こちらのほうはいつまで継続をされますか。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック推進部長。

○オリンピック・パラリンピック推進部長 はい、オリパラ推進部でございます。

オリパラは9月6日で終了してしまうわけでございますけれども、その後の業務といたしま

しては、大会記録の作成でしたり、行動計画の実績の作成ということ、またボランティア体制

の強化ということで、チーム千葉ボランティアネットワークの運営を行っていく。また、パラ

スポーツの推進の分野では、パラスポーツ交流会ですとか体験会、コンシェルジュの運営、さ

らには令和3年の2月にボッチャの市民大会を計画しておりますので、その準備、また2021年

6月でございますけれども、車椅子バスケットボールのアンダー23の世界選手権大会の誘致が

決定しておりまして、その大会の準備、こんな業務を行いまして、令和3年の4月から市民局

のほうに業務移管という形になろうかと思っております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) 分かりました。

それでは、今年度ございました幕張新都心課内のIRの担当は、新年度はどうなりますでし

ょうか。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 今回、国が示している申請期間での申請というのは見送りとさせていただき

ましたので、これは人事当局である総務局のほうで最終的にお考えいただくところであります

けれども、IR自体の可能性というのは、我々はまだまだ検討すべき価値が十分あると思って

おりますので、これを幕張新都心課内で検討していこうと思っておりますので、若干、規模感

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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としては小さくなりますけれども、できれば、少し幕張新都心課の体制を強化しながら取組を

進めていきたいというふうに考えております。

○主査(植草 毅君) 松井委員。3分前です。

○委員(松井佳代子君) そうしますと、幕張新都心課内に一応残してという形になりますで

しょうか。はい、分かりました。

組織改正、この課の名前、文言だけでは分かりづらかったんですけれども、できればいろい

ろなところの部署を統合して、実践的にやれるようにぜひ期待しておりますので、よろしくお

願いいたします。

私からは以上です。

○主査(植草 毅君) ほかに。村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) それでは、一問一答でお願いいたします。

まず、概要の9ページ、説明がもしかしたらあったかもしれませんけれども、予算額の概要

の中で、この表の見方、理解の仕方でございます。数字が2行にわたって、左側のほうから書

かれていて、上の1行目は、本年度20億9,000万円に対して11億4,200万円。2行目に米印があ

って、本年度、市債の償還元金を除いた額でいけば、5億600万円だと。したがって、増減で

いけば、新年度は本年度と比較して6億3,500万円増えてますよという見方でよろしいのかど

うか。6億3,500万円のうち、歳入の主なものの中に国勢調査事業費収入が4億9,200万円入っ

ています。それを引いてもまだまだ増えているわけでございますけれども、そういう見方でい

いのか。増えている内容について、主なものはどんなものがあるのか、最初にお示しをいただ

きたいと思います。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 表の見方ですけれども、今委員のおっしゃられたとおりでございまして、昨

年度、先行取得債の借換債に換えるという作業がございましたので、予算規模として大きくな

っております。ただ、これは事業活動に伴うものでございませんので、実際の事業活動としま

すと、下段の部分になります。そういたしますと、予算額としては今年度増になっていますと

いうのをこの中でお示しさせていただいているところでございます。

そうした中で一番大きいものは、来年度、国勢調査があるというところでございまして、こ

の部分で4億9,200万円、これがかなり増には利いているという状況になっております。それ

以外でも、やはり我々、既に事業を持った局として今動いている中で、かつこの事業がそれぞ

れ、オリンピック・パラリンピックしかりでございますけれども、佳境であったり、あるいは

これから伸びていく分野を我々担当しておりますので、全体的に事業が伸びている。そのよう

な状況というふうにお考えいただければよろしいのかなと思っております。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) その説明で理解をいたしました。特に新年度予算の中では、2021年、

市制100周年を迎える取組であるとか、本年、オリンピック・パラリンピックが実際に行われ

る中で、今までにない事業が掲載され、それに伴う予算が増えているというふうに理解してお

ります。

ただ、その中で、東京2020聖火リレー、市内で実施される聖火リレーの支援などを行うで、

市費として6,520万円と先ほど説明ありましたけれども、聖火リレーを運営するのに6,520万円

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かかるのはちょっと高いのかなというイメージがあるんですが、その内訳をもしお示しをいた

だけるんであれば示していただきたいと思います。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック調整課長。

○オリンピック・パラリンピック調整課長 オリンピック・パラリンピック調整課でございま

す。

6,520万円の内訳でございますけれども、オリンピック聖火リレーにかかるお金というのは

220万円、パラリンピック聖火リレーにかかるものが6,300万円でございます。

オリンピックの聖火リレーにつきましては、3月26日から福島県を出立するということで全

国を回るもの。パラリンピックにつきましては、オリンピックとやり方が違ってございます。

聖火リレーを行うのは競技開催都市だけでございます。というところでは1都3県、東京、静

岡、並びに千葉、神奈川というところでございます。千葉県においては千葉市内を走るという

ところで、千葉市のお金もかさんでくるというところで、金額的には多くなっているという部

分でございます。

中身的なもののお話させていただきますと、沿道における観客の整理誘導、それから道路管

理者や公園緑地事務所と連携して走行路の維持管理、美化、それから沿道装飾による盛り上げ

などを行うものでございます。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) 説明いただいたんですけれども、パラスポーツ関連で6,300万円か

かるということは、説明あった1都3県で、かかる費用を開催都市である千葉市も含めて割っ

た額で6,300万円という見方でよろしいのか、千葉市がやる単独の中でこれだけの費用がかか

るという理解の仕方でいいのか、どちらでしょうか。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック調整課長。

○オリンピック・パラリンピック調整課長 はい、オリンピック・パラリンピック調整課でご

ざいます。

失礼いたしました。これは千葉県にかかるパラリンピックの聖火リレー分だけでございます。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック推進部長。

○オリンピック・パラリンピック推進部長 補足でございますけれども、県も負担しておりま

して、県と市の負担の割合につきましては今協議しているところでございますが、県の予算以

内に抑える中で6,300万円というところでございます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) はい、理解をさせていただきます。

それから、予算とはちょっと離れて、先ほどほかの委員からも質問がされております地域ポ

イント制度。先ほどの説明で、八千代市と連携、共同実施をし始めたというイメージだと思う

んですけれども、本市においては平成30年7月から始まって、2年弱の中で参加者数等が相当

増えておりまして、非常に取組が充実されているのかなと思いますが、そういった中、八千代

市との共同実施というのはいつ頃始まって、今どういう形になっているのか、お示しをいただ

ければと思います。

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○主査(植草 毅君) 政策調整課長。

○政策調整課長 政策調整課でございます。

八千代市のポイントにつきましては、昨年の10月から行っております。まだ八千代市の中で

は、済みません。

○主査(植草 毅君) はい、総合政策部長。

○総合政策部長 八千代市のほうで10月からお始めをいただいております。八千代市も完全に

トライアルとして初年度が昨年でしたので、正直、我々ほど、今大きくなっているものではご

ざいません。ただ、八千代市は、始めた当初、商店街と連携とかも考えたいなどということを

言っていましたので、我々の健康増進広域活動系のものに加えて、違った種類で彼らは取り組

んでいただけるということは、実証実験の在り方としては非常にありがたいなと思っています。

加えて、イニシャルコストがシステム経費としてかかったりするものでございます。そうし

た中では、連携をし、あるいはこの間口を広げていくことで、全体のプラットフォームを運営

するコストを下げることができるのではないかということも考えておりますので、こうしたと

ころも今年度末には検証してまいりたい、そのように考えております。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) 今部長のほうから、地域のプラットフォーム化に向けて、八千代市

との連携の中で、イニシャルコストも効果が上がるんじゃないかという話でございます。それ

以外に、連携によって期待できるメリットというか効果というのは、八千代市も千葉市も同じ

ような考えの下に連携を図っていると思うんですけれども、どんなことが挙げられますでしょ

うか。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 例えば健康増進活動などでも、我々と同じような取組に対して八千代市がポ

イントを出してもらえるのであれば、相互の出し合いなどもできるんではないかと思います。

面で健康活動に取り組んでいただいて。これは長期的な見方になりますけれども、それによっ

て、面として住民の健康が維持増進できるのであれば、それは非常にありがたいことなのかな

と思っています。

あとは、実はもう既に行っておりますのが、我々のポイントで例えば動物公園の入場券に引

換えをしたりしております。八千代市では、これを京成バラ園の入場券に引換えをしたりして

います。これを相互でやるようなのも面白いなとは思っておるんですが、ここはちょっと、一

足飛びに全ての分野でとはまいりませんけれども、そうしたところで地域の資源をどういうふ

うにアピールするのか、あるいはもしかしたら商品、いわゆる購買活動にも影響させることが

できるかと考えておりますので、そうした部分につながっていくことをまだ期待している段階

でございます。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) 先ほど、今現在2万2,000人登録していただいている、参加者がお

られるということで、今後、本市として地域ポイント制度、ちばシティポイントの取組の先を

どのように。例えば数はもっと増えるべきと考えているのか、あるいは対象事業も107という

ことで、ここはもうそろそろマックスなのかなという思いあるんですけれども、その先にまだ

可能性というのはあるのか、考え方についてお示しをいただければと思います。

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○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 この先でございますけれども、ちばシティポイントに行政活動全てをインセ

ンティブ働かせる手段にしていきたいなというのは我々の思うところでございます。ただ、今

まで取り組んできた経緯が各局でございますので、全てが今統一されているわけではございま

せん。まだまだ可能性は感じているところです。

さらに将来的な部分として申し上げますと、このインセンティブを働かせるところではなく、

先ほど来申し上げておりますプラットフォーム化の中で、これによって市民と行政がつながる、

あるいは市民同士がつながるようなことも、あるいは経済活動と市民がつながるようなことも

視野に置いて取り組んでいるところでございます。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) まだ可能性があるということで確認をさせていただきました。

こうした中、市民の多くの方が、自分の健康維持のためにウォーキングなんかもやっておら

れる。ウォーキングやっている方の中で、シティポイント制度を利用している人もいらっしゃ

れば、まだそこまで利用されてないという方も潜在的にいらっしゃるかなと思いますので、ウ

ォーキングだけではなくて、いろんな対象事業が展開される中、登録されてない方に対して、

こういうのありますよと周知を含め、ぜひ活用していただきたいといった取組もぜひお願いし

たいと思います。

それから、オリンピック・パラリンピックの中でパラスポーツの質問もございました。パラ

スポーツの裾野を広げるためには、私ども従来から会派として、障害者スポーツ協会の設立を

目指してということでるるお願い、提案させていただいている中、その手前の段階として、具

体的には先ほど話ありましたとおり、パラスポーツコンシェルジュを設けていただいて、障害

を持っておられる皆さんが地域のスポーツ活動に参加するために、そのつなぎ役として、コン

シェルジュですからコーディネーターの役割として、いろいろマッチングを行っていただいて

いるという説明がございました。ただ、先ほどの説明の中では、コンシェルジュ設立してから

179件、相談があるものの、つながったものとして32という数字が示されて、割合としたら少

しどうなのかなという思いがございます。今回、私ども代表質疑におきましても、希望どおり

のサークルや団体とマッチングすることは非常に難しい状況であるといったお話がございまし

た。また、本市においては、パラスポーツを行う上での定期的な講座とか教室とか体験会など、

専門的にプログラムを行う件数そのものが少ないという点。それから、せっかく障害者スポー

ツ指導員の資格を取ったにもかかわらず、なかなか活躍する場が少ないといったことが課題と

なっておりますし、そういう声を聞いているわけであります。

パラスポーツコンシェルジュの新年度予算が2,700万円ということで、具体的には何人の方

がどういう活動を実際になさっているのかを確認させていただきたいと思います。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック調整課長。

○オリンピック・パラリンピック調整課長 はい、オリンピック・パラリンピック調整課でご

ざいます。

コンシェルジュの実施体制でございます。まず、コーディネーターは1名、それからコーデ

ィネーターに伴うサポートスタッフ、これは常勤1名、並びに非常勤2名、計3名、4名体制

で実施しております。

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以上でございます。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) いわゆるパラスポーツコンシェルジュという形で活動していただい

ているのもその4名と解釈してよろしいわけですね。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック調整課長。

○オリンピック・パラリンピック調整課長 はい、オリンピック・パラリンピック調整課でご

ざいます。

コンシェルジュにつきまして、私どものほうで委託として発注してございます。社会福祉事

業団のほうに委託して、社会福祉事業団の事業として実施しているところでございます。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) そういった経費として新年度予算2,700万円かかるということで、

これだけの予算をかけてパラスポーツの推進を行っていただくわけでございますけれども、な

かなかマッチングが難しいという状況もあります。所管としてその課題についてどのように考

えておられるのか、改めて伺いたいと思います。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック調整課長。

○オリンピック・パラリンピック調整課長 オリンピック・パラリンピック調整課でございま

す。

先ほどもちょっとお話しさせていただいた部分でございますが、障害者一人一人のニーズに

合ったスポーツ活動の機会が不足しているのが一番の大きな課題であると認識しております。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) 大きな原因としてそのようなことを示されたわけでございますけれ

ども、それ以外にも、小さな課題も含めて、まだ多くあるかなと思います。ぜひ会派として組

織化、協会組織の設置を今後とも前向きに検討していただくようにお願いをさせていただきた

いと思います。

続きまして、いよいよ2021年は市制100周年を迎える中、本年、そのプレ期間として、具体

的な取組が示され、新年度予算としても8,000万円の予算が計上されておりますけれども、こ

の8,000万円の主な内訳を少しお聞かせいただければと思います。

○主査(植草 毅君) 都市アイデンティティ推進課長。

○都市アイデンティティ推進課長 都市アイデンティティ推進課でございます。

来年度の100周年にかかる8,000万円の主な内訳でございますけれども、金額の大きなところ

では、市制100周年にかかる、これまで活躍された方々を分かりやすく伝えるということで、

記念漫画の制作を1万3,000部ほど予定しております。それにかかる部分が2,500万円。続きま

して、令和3年度になりますけれども、市民の皆様が参加していただく機会をつくるというこ

とで、(仮称)ちば★まち博というものを想定しております。それにかかる準備経費というこ

とで、協議会への負担金ということで1,100万円。その他は、100年間の歩みをデータによって

分析をし、皆様に分かりやすく伝えていくというものがございまして、それにかかる部分が

680万円。主なものとしては以上でございます。

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○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) ありがとうございます。

費用を当然かけなくちゃいけない、プレ期間におけるそういったものもあるかなと思うんで

すけれども、逆に、そんなに費用をかけなくても、プレ期間として、いよいよ来年、100周年

を迎えるんだという機運醸成といった取組も必要かなと思います。その辺の仕掛けの部分はど

のようなことを考えて、今どのような準備がなされているのか、お示しをいただければありが

たいです。

○主査(植草 毅君) 都市アイデンティティ推進課長。

○都市アイデンティティ推進課長 都市アイデンティティ推進課でございます。

おっしゃられるとおり、機運醸成につきましては、まだこれからの部分が多いと感じている

ところでございます。現在も既にプレ期間に入っているところでございますが、来年度につき

ましては、まず100周年ということを知っていただく中で、既存のPRは積極的に行っていき

たいと思っております。

特に大きなところでは、皆さんにお使いいただいているごみ袋約18万枚ほどに市制100周年

に関するロゴ、あるいはキャッチフレーズなどを印刷しまして皆様に知っていただく、あるい

は住民票、税証明、これらなどは特に予算をかけずに、既存の予算の範囲内で、デザインを変

えて対応していくというものを考えているところでございます。大きなものとしては大体そう

いったところがございます。

それ以外にも、既存のイベントあるいは公開講座などでは、のぼり旗あるいはパネルの掲出

をしていただく。それから、行政だけではなく市民の皆様にも御協力をいただくということで、

市民の皆様の参加ということで認証事業という制度を既に立ち上げているところでございます。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 10分前です。村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) ごみ袋あるいは住民票のデザイン等、そういった工夫はいろいろな

されております。市民にとって、100周年を迎えるんだという視覚に訴えるところでいけば、

いろいろ方法はあるかと思いますけれども、先ほどお示しをされたのぼり旗であるとかパネル

展示であるとか、有効な取組ではないかと思います。しっかり取組をお願いしたいと思うんで

すけれども、例えば市制100周年の100という数字にもしこだわるとしたら、いいかどうか分か

らないんですけれども、今、市内には百円ショップというのが、すぐ身近なところに結構ある

んです。その100と100をかけて何か仕掛けていただくとか、あるいは千葉市で生まれて来年

100歳を迎えると。中には元気な方もいらっしゃるはずなので、そういった方に対するインタ

ビュー。千葉市への思いであるとか、健康にこういうふうにやってますよとか、インタビュー

形式でメディアを使って露出していただくとか。あるいは、100年ずっと続けてやっている企

業あるかどうか分かりませんけれども、100というゴロにかけていろんな仕掛けもできるでし

ょうし、認証制度等含めまして、いろんなところから紹介していただくような取組もなされて

いらっしゃるかと思いますけれども、もっと積極的に、そういったことも含めていろいろ仕掛

けていただければと思います。

いずれにしても、今年オリンピック・パラリンピック、そして来年市制100周年ということ

で、大きな流れがあります。めったにない絶好のチャンス、機会でありますので、ぜひそうい

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ったものを捉えていただいて、目標である次の100年に向けて、千葉市がさらなる発展ができ

るような契機としていただくように取組をお願いしたいと思っております。

それでは続きまして、あまり時間がないようでございますけれども、あらましにはないんで

すけれども、千葉市を含め、いわゆる基礎自治体というのは、人口減少、少子高齢化という厳

しい環境が予測され、そういうふうに進んでいるわけです。そういった中でも、行政サービス

の維持であるとか、新しい様々な行政ニーズが生まれているのも事実であります。

そうした中、いわゆる広域連携ということで非常にクローズアップされているわけでござい

ますけれども、千葉市としても取組が始まったところでございます。これまでの進捗状況を踏

まえ、新年度、どのような取組がなされるのか、お示しをいただきたいと思います。

○主査(植草 毅君) 政策調整課長。

○政策調整課長 政策調整課でございます。

まず、地域連携につきましては、昨年度いろいろ、広域で調査いたしまして、それに従いま

して、今年度いろいろ検討している状況でございます。特に企業や企業立地などの経済分野に

つきまして調査研究を行っておりまして、来年度からは企業の紹介パンフレットの共同作業と、

あと企業間のマッチング支援事業等を経済部のほうで取り組むこととしています。また、公共

施設の相互利用につきましても、今勉強会を立ち上げているところでございまして、来年度、

令和2年度に相互利用についての現状把握、課題整理等をした上で、情報を共有しながら、一

部施設について共同利用できないか、実証実験をやっていきたいなというふうに考えておりま

す。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) 広域連携の在り方を含めて今お示しをいただいたわけでございます

けれども、特に市境における公共施設、今、現状把握されているという話がありました。特に

子育てであったり観光であったり、そういった分野においては連携しやすいこともあるかなと

思います。本市においては、いわゆる千葉市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略に

おいて、目指すべき本市の将来展望であるとか、交流、あるいは共に創るという共創、そうし

たことによる自立した圏域を目指すということで取り組んでいただいております。特に千葉市

は、圏域の中核的な存在でもございます。そういった役割を担う都市として、共創圏の進化に

向けて、しっかりと積極的に取り組んでいただくようにお願いさせていただきます。

それから、ちょっと細かいところでございますけれども、先ほど特区の取組が幾つかござい

ました。その中で特区民泊、今、1か所だけでということで、たしかスタートは若葉区と緑区

と地域を限定して取扱い始めたわけでございますけれども、そのスタート時点での数値の見込

みであるとか、そういったものは現状と比較してどのように評価されているのか、お示しをい

ただきたいと思います。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区担当局長。

○国家戦略特区担当局長 我々は、いわゆるクリーンツーリズムにおいて、特区民泊ですと2

泊3日以上という要件がありましたので、滞在していただくということで、緑区、若葉区にお

いて進めていたところなんですが、やはりなかなか件数は伸びていないというところが実感だ

と思います。この辺は、グリーンツーリズムのための宿泊でもあるけれども、そもそものグリ

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ーンツーリズムのコンテンツをどう考えるかというあたりとの相乗で考えなければいけないと

ころだろうというふうに思いますので、引き続き経済部のほうとも、観光部門のほうとも話は

進めていきたいと考えております。

○主査(植草 毅君) 3分前です。村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) 先ほど、延べ278人泊まっていただいて、65件というお示しがあっ

たんですけれども、今局長から話あったとおり、グリーンツーリズムを観光振興の一つの目的

としております。泊まっていただいた方々が、インドの方が多かったという話らしいんですけ

れども、グリーンエリアの観光につながっているのかどうかというのが大事なポイントだと思

うんです。その点の現状、泊まったときにどういう観光につながっていっているのか、本市の

本来としての目的に沿っているのかどうか、お示しいただきたいと思います。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区担当局長。

○国家戦略特区担当局長 申し訳ありませんが、具体的な動向については、正確には把握して

おりません。実際にまず泊まっていただく。その数を増やす中で、先ほど申しましたグリーン

ツーリズムのコンテンツとともにという例えばツアーを組む、朝起きた起きたときにこういう

ような体験できる、こういったものをさらに経済部のほうとも連携してやっていきたいと思い

ます。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) 目的としてそういうことを掲げてあるわけでありますので、内陸部

における緑、それから里、農業体験、そういったものも今後とも戦略的なプロモーションを展

開していただいて、本来の目的に沿うような取組を展開していただくことを求めまして、私か

らの質問を終わります。ありがとうございました。

○主査(植草 毅君) 櫻井委員。

○委員(櫻井 崇君) 私は1点だけ、幕張新都心将来ビジョン策定について伺いたいと思い

ます。

こちらには、町の将来像や取組の方向性を示す将来ビジョンの策定に向けた検討を行うため

のそういったものを策定するということなんですけれども、これは外部に委託して、そういっ

たものをまとめていただくことでしょうか。一問一答で。

○主査(植草 毅君) 幕張新都心課長。

○幕張新都心課長 幕張新都心課でございます。

今年度、基礎調査といたしまして、幕張新都心将来ビジョン検討調査業務委託を発注してお

ります。この事業者の選定につきましては、希望型の指名競争入札により選定いたしまして、

事業者といたしましては、社会システム株式会社が落札、委託契約のほうを結んでおります。

○主査(植草 毅君) 櫻井委員。

○委員(櫻井 崇君) 確認ですけれども、ここに出ている費用というのは、市単独で出すと

いうことですか。

○主査(植草 毅君) 幕張新都心課長。

○幕張新都心課長 調査の財源でございますけれども、全額市費となっております。

○主査(植草 毅君) 櫻井委員。

○委員(櫻井 崇君) イメージで話を進めてしまって恐縮なんですけれども、2012年に本市

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は三菱UFJリサーチ&コンサルティングとこういった外部委託をしまして、そのときは県が

500万円で、市が500万円で、魅力開発基礎調査をやりましたよね。あの結果が特にしっかりと

生かされているものとは、私は到底、今でも思えない。昔の話で恐縮なんですけれども。その

ときは県が入っていたので、こういう形で踏み込んだものがなかったのかなというふうに思う

んです。県と市の連携ということは例えばどうかというと、あまりうまくいってないという考

えがあります。

ここでお答えいただきたいんですけれども、県がJFAの夢フィールドをああいう形でやっ

ているんですけれども、あそこへ来る人の年間の見込みというのは把握されてますか。

○主査(植草 毅君) 幕張新都心課長。

○幕張新都心課長 JFAの夢フィールドでございますけれども、今のところ10万人というふ

うに見込んでおります。

○主査(植草 毅君) 櫻井委員。

○委員(櫻井 崇君) そうしますと、ほかの幕張メッセのイベントなんかに比べると、年間

10万人というのは非常に少ない数字であると。本市に対しての経済波及効果とかというものも

なかなか難しいのかなと。

本当に過去の話で恐縮なんですけれども、夢フィールドを造ると県が決定したときには、市

は前日まで知らされてなかったじゃないですか。いや、知らされてなかったんですよ。それ答

弁にすると言ったら、当時の局長にやめてくれと言われたことがあるので。リタイヤというか、

ほかのところに行かれちゃったから、もうこの話はここで言ってもいいと思うんですけれども。

それだけ県と市の間の壁というのがあると思うんです。

市がいろんなこと、例えば海辺の活性化とかでグランドデザインとか言っていても、結局、

県との壁を乗り越えることができなくて、それは今も続いている。今回のIRについても同じ

ようなことが言えるんじゃないかなと思っているんです。あまりここでこんなこと言ってもし

ようがないんですけれども、先のことを考えて言っていかなくちゃいけないと思うんですが、

たしか小坂委員の質問に対して、まちづくりの主体が県から市へ移ってきているというふうに

おっしゃいましたが、それはどのような根拠を持って言われているのか、そこを確認したいん

です。

○主査(植草 毅君) はい、幕張新都心課長。

○幕張新都心課長 幕張新都心課でございます。

幕張新都心のまちづくりにつきましては、千葉県が30年以上前に事業計画のほうをつくりま

して、いろんな公共施設を整備してまいりました。企業庁のほうが平成24年頃から終息の動き

が出てまいりまして、千葉市のほうで、例えば公園ですとか道路、下水道といった公共施設の

ほうを順次引き継ぎまして、県としてはもう、企業庁ということは終息して、今、企業局とい

う一つの組織に変わっていますけれども、そういった中で千葉市が公共性を引き継いでいると

いうことと、今後のまちづくり全般につきましては、千葉市が主体となって取り組んでいくと

いうこともございますので、今年度から将来ビジョンの策定に着手しておるところでございま

す。

○主査(植草 毅君) 櫻井委員。

○委員(櫻井 崇君) また同じ質問しちゃうんですけれども、JFA夢フィールドを県が決

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定したのは、企業庁が終結した後なので、企業庁が終結しようが何だろうが、位置関係ですと

か考え方というのは、県と市の隔たりというのは変わらないと思っているんです。今の御回答

で、県から市へ移ってきているといっても、具体的な部分が見えていないので。今回、サッカ

ーのあれが来るのは歓迎です。ただ、年間10万人。私が調べた数字だと7万人となっていたん

ですけれども、それ以上増えるようなものじゃないじゃないですか、あそこって。

もともと市長がウエストコースト視察行ったときに、海浜幕張から国際大通りのところに向

けてピアを造りたいという話があって、そのときに防砂林を切ることができないといって、結

局断念したものがあります。そこでピアは造れないということになってしまって、サッカーの

あれが来たわけなんで。

確かに公園なんかで幾つか県から、何ブロックか知らないけれどもありますけれども、やっ

ぱりなかなかそこの壁が難しいと。市の皆さんがもう本当に県に対してごり押ししてやってい

っていただくしかないと思うんです。そういった意味で今回のビジョン策定に関しては、市費

100%ということで、有識者とまた県の人、OBだとかそういった人が来ると思うんですけれ

ども、そういった人の意見はもうスルーしちゃって、そういう意気込みを持ってやっていただ

きたいという激励でございます。

最後に、今のところ市としては、幕張新都心に関しては、県のそういったものはあるにせよ、

市としてやれることはやっていくという感じ。粛々と現状のままやっていくのか、それとも飛

躍していくのか。幕張メッセの周りのバスとかあるじゃないですか、実証実験。ああいうの結

構行っているので、それはすごいいいと思うんです。だから、現状として粛々とやるのか、そ

れとも飛び越えるようなものを考えてらっしゃるのか、このビジョン策定の結果。その辺りだ

けお示しいただければと思います。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 幕張新都心ですけれども、先ほど来お話をいただいておりますように、県が

事業計画を立てながら、どういう機能にしていくかも考えながらつくっていった町になってい

ます。ただ、30年たったということで、かつ今新駅ができたり、あるいは若葉住宅地区という

非常に大きなインパクトがある中で、計画を即、完全に真っ白にしてもう一回絵を描けるかと

いうものではないです。それを継承しながら、MICE機能であるとか、今までかなり培って

きた部分ございます。これを生かしながら、どういうふうに展開させていくのか。例えば幕張

新都心の機能にしても、地区計画など定めながら、限定している部分を果たしてこのままでい

いのだろうかとか、あるいは土地利用計画にしても、この形で将来的にいいのかというのをこ

のビジョンの中で検討していきたいと思っています。そうした中には当然、実証実験の場とし

て幕張というのは非常に活用いただいておりますので、我々、社会実装させていくのであれば、

幕張の町に社会実装させるというのは一つの手段だと思っていますので、そうした部分で突き

抜けるという部分がどういうレベルなのかってちょっと難しいですけれども、我々として今取

り組んでいるところをしっかり幕張の中で実現し、幕張というものが我々の都市の中で、ある

いは日本の中で、しっかりポテンシャルを維持できるような町にしていきたいとは思っており

ます。

○主査(植草 毅君) 櫻井委員。

○委員(櫻井 崇君) 日本の中でというふうにおっしゃったので、そこは本当に考えてやっ

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ていっていただきたいと思います。

以上です。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 野本でございます。少し質問させていただきます。

まず、次期基本計画の策定についてお伺いいたします。

現基本計画の目指すまちづくりの視点は達成できたのかどうかということをまずお伺いしま

す。

○主査(植草 毅君) 政策企画課長。

○政策企画課長 政策企画課でございます。

現基本計画では、三つの実現すべき「まちの個性」というのを掲げてございまして、その計

画策定時当初から比べまして、それぞれ形になってきているのかなと考えてございます。

例えば「未来をつくる人材が育つまち」という個性では、妊娠・出産・子育ての切れ目ない

支援、あるいは教育の充実といった点、また「みんなの力で支え合うまち」といたしましては、

地域包括ケアの構築・強化、あるいは生涯活躍、ボランティアの活性化など、また「訪れてみ

たい・住んでみたいまち」という個性におきましては、海辺あるいは内陸部の活性化、千葉駅

周辺の整備による活性化といった部分でございます。

ただ、第3次実施計画も最終年次、あと1年を残しておりますし、これで達成、完了という

ことではなくて、今後のまちづくりにこれらを継承・発展させていくことが重要と考えてござ

います。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 次に、私ども地方自治体は、地方自治法に沿って運営しております。

地方自治法の本旨を見ますと、市民福祉の向上ということが大前提に書かれているわけですけ

れども、これが図れるのかどうかということが現計画も次期の計画も同じだと思うんですが、

いかがでしょうか。

○主査(植草 毅君) 政策企画課長。

○政策企画課長 現時点の状況ということにはなりますけれども、私ども、市民のまちづくり

に対する実感を、市民1万人を対象としたアンケートで聞いております。その中では、千葉市

での生活に満足している、あるいはこれからも千葉市に住み続けたいという御意向も伺ってお

りまして、それぞれ約7割の市民から肯定的な回答いただいてございます。こういったところ

から、ある程度、私どもの計画に基づくまちづくりを評価していただいたものと考えておりま

して、市民福祉の向上に寄与しているのではないかと考えてございます。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 私どもの計画行政というのは、基本構想に基づいて計画され、実施計

画もつくっていると思うんです。その基本構想の理念が貫かれているのかどうかということが

大事なことなので、そのことを期すとともに、基本構想は何年に策定されましたか。

○主査(植草 毅君) 政策企画課長。

○政策企画課長 まず、基本構想は、1999年、平成11年の12月15日に議会の議決を頂戴してご

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ざいます。理念が貫かれているかということでございますけれども、これは総合計画の体系と

いたしまして、基本構想の基本理念、基本目標に基づきまして基本目標、基本計画、また実施

計画を策定、推進しているところでございます。次期計画につきましても、現在の基本構想の

理念に基づきまして策定を進めているところでございます。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 次に、次期基本計画の目指すまちづくりの視点。現計画では、先ほど

三つの実現すべきまちづくりの個性ということが述べられましたけれども、時期はどのように

考えておられるでしょうか。

○主査(植草 毅君) 政策企画課長。

○政策企画課長 今現在、策定の初年度ということで市民参加等やっておりますので、これと

いうことを明確にお示しできる段階にはございませんけれども、まずこの基本計画の性格とい

たしましては、今、2020年が人口のピークと見込んでいる中で、将来の本格的な人口減少に向

けた準備段階の10年間ではないかと認識してございます。その中で特に生産年齢人口の減少で

すとか、あるいは一方で先端技術の進展といった変化がございますので、これらを捉えながら、

また今100周年というものを目前に控えまして、長期的な展望に基づきまして持続可能なまち

づくりを進めていくということが非常に重要であると考えてございます。

また、そういった人口減少局面の中で千葉市が生き残っていくためには、本市の魅力あるい

は特性というのをしっかりと計画の中に位置づけて、それを強化するような考え方を盛り込ん

でまいりたいと。現時点ではそのように考えてございます。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) どんな計画つくるにしても、基本は市民生活の実態であるとか、安

心・安全なまちのために何が必要か、こういうようなことをリアルに捉えてやらないと、頭の

中で考えて、デスクワークでどこかからいい言葉を持ってきて並べるようなのは絶対駄目なん

です。

計画行政が昭和40年代後半から始まりました。その当時は自治省と言いましたけれども、隣

にいる人もいたところなんですけれども、そこがいろんな基本方向を示して、マニュアルを示

すんです。そうすると、マニュアルどおりに、全国どこの都市行っても同じ言葉が出てきて、

どこの計画だか分からないというようなことがずっとありました。それは本当にヒラメ的な考

え方だなというふうに思うのであります。

そういう理念というか、構想というか、中央から言っているようなことを受け継いだとして

も、一番の問題は、我が千葉市にとってどんな計画が必要なのかというところが基本だと思う

んです。そうなると、市民の声、リアルな実態、これをどうやって把握するのか、それを生か

すのかということが大事なんですけれども、どういうふうにやろうと思ってますか。

○主査(植草 毅君) はい、総合政策部長。

○総合政策部長 市民の声をどのように生かすのかというお話が出ました。本日の質問の中に

も、市民参加どういうふうに、基本計画をつくるに当たってやっていくのかというお話をいた

だいておるところであります。これまでワールドカフェ千葉市100人未来会議を行ったり、あ

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るいは市民シンクタンク、団体等の意見などを頂戴いたしておりますけれども、こちらについ

ては、それぞれの皆様方が日々の中でお感じになっている部分を引き出す場、そして個々人で

はなくて団体としていただくような場として活用できているものと考えております。

加えまして、今、最終的な取りまとめを行っておりますが、政策評価の中間評価の中で市民

アンケートのやり方を若干変えさせていただきました。市民の皆様方が市の施策あるいは市の

環境動向含め、どの部分を評価しているのか、あるいはそこを課題として捉えているのか、こ

れを洗い出せるような方向に今、市民アンケートを変えさせていただいておりまして、その分

析を行っているところでございます。生の声とともにこうしたデータに基づくものなども含め

まして、今後も基本計画、これからフェーズが上がってまいりますが、その中でも市民参加等

も含めて意見をしっかりと反映させてまいりたい、そのように考えております。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 市民アンケート、何人ぐらい対象に取る予定ですか。

○主査(植草 毅君) 政策企画課長。

○政策企画課長 市民アンケートは、平成30年に実施してございます。1万人を対象に配付さ

せていただきました。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 私ども、過去にずっと経験してきましたけれども、千葉市が基本構想

つくるときとか基本計画つくるとき、かなり大規模に市民のいろんな声を聞いて、ホテル借り

切って会議やったり、いろんなことやりました。でも、最近は全然コンパクトになっちゃって、

1万人って言ったら、市民の何分の1ですか。世帯数で言ったって、50万ぐらいあるんでしょ

う、世帯が。その中の1万世帯ですよ。そういうちっちゃな規模でしか意見を取らない。

今、行政は、パブリックコメントで意見収集しました。パブコメに答えられる人というのは、

かなり能力ないと答えられないですよ。市民アンケートは、○×もあって、自分の意見も書け

る。非常に参加しやすいんです。ですから、そういうものをもっと大胆にやって意見を収集す

るということをすべきだと思います。

あわせて、基本構想の理念に基づいた計画ができなきゃいけないと思いますが、現計画が理

念に基づいて行われてきたのかどうか、その辺についてお伺いします。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 基本構想の理念につきましては、不易と流行という言葉の中では、いわゆる

不易に当たる部分がしっかりと、我々の計画は先人の方々が入れ込んでいただいているものと

考えています。これに基づいて我々これまで、現行基本計画、そして実施計画等も進めてきて

まいりましたので、これを目指して我々は頑張らせていただいているというふうに認識してお

ります。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) おっしゃいますけれども、基本構想の理念は、申し上げるまでもなく、

人間尊重、市民生活優先です。一人一人の人間が尊重されなきゃいけない。市民生活が優先だ

って言っているんです。ところが、新年度の予算見ても、一番目立つのは、学校にエアコン入

れてやったんだったら、電気代はお前たち払いなさいっていって、子ども医療費の2倍化をす

る。こういうたちの悪いことやってる。これが人間尊重ですか。市民生活優先ですか。そうい

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うものがずっと貫かれていって、片一方では、無駄な大型開発どんどんやってる。そういうよ

うなことであなた方が幾らうまい言葉、失礼、訂正します。いい言葉を並べ立てたとしても、

人間尊重、市民生活優先の計画になっていない。そこをちゃんと反省してつくるべきだと思い

ますけれども、局長いかがですか。

○主査(植草 毅君) 総合政策局長。

○総合政策局長 基本構想にうたっております人間尊重、市民生活優先の原則というのは、い

つの時代でも変わらないものであるというふうに考えております。

また同時に、人口減少局面におきまして重要となることについては、持続可能なまちづくり

ということも非常に重要な事項でございますので、そうした面を総合的に考え合わせて、次期

の基本計画を策定してまいりたいと思います。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 持続可能とエアコンの電気代を子供たちから取るのは全然違うと思う

んです。ですから、そういうことは今後ないようにしてもらいたいと思います。

それから次に、ちょっと飛ばしまして、県市間協議についてお伺いします。

県市間協議というのは総合政策局が窓口となっておりますので、千葉市水道の実態と解決の

展望についてお伺いします。

○主査(植草 毅君) 政策調整課長。

○政策調整課長 はい、政策調整課でございます。

千葉市水道事業につきましては、令和2年度の当初予算では、財源の不足を一般会計から繰

入れしております。約14億2,500万円ほどなんですけれども。そういうような形で、かなり厳

しい状況になっていると考えております。

本市としましては、水道事業の抜本的な経営改善には、市営水道と県営水道の統合が最善の

手法ではないかと考えているところでございます。

昨年8月の知事と市町村長の意見交換会におきまして、早期の事業統合に向けた対話を進め

ていただきたいと知事のほうに要望したところでございます。本年1月に市長が委員として出

席しました千葉県水道事業運営審議会、並びにその後開催されました事務担当者間会議におき

まして、県のほうから、3月を目途に県市で構成する実務担当者会議を立ち上げ、その場で関

係市の意見を聞きながら協議を開始するという形の見解が示されております。市としましては、

県が令和4年度末に水道の広域化推進プランを策定するとしておりますので、本市としてもそ

の中に統合が明確に盛り込まれるよう、県と調整を行っていくこととしております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 水道広域化推進プランというものができて、千葉市の水道が県に合併

して、千葉市が余計な負担しなくて済むようになるというふうに思っていいんですか。いつ実

現するんですか。見通しは。

○主査(植草 毅君) 政策調整課長。

○政策調整課長 まずは県のほうにそういうような計画をつくっていただくというような形で

調整を今後進めていくということで、いつというようなことはまだ伺っておりません。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

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○委員(野本信正君) なぜ千葉市の水道が合併しなきゃいけない赤字状況なのか知ってます

か。

○主査(植草 毅君) 政策調整課長。

○政策調整課長 千葉市の水道事業につきましては、県営水道で整備されていないところを千

葉市が水道事業を拡張していくというような形になってます。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 水道局じゃないから詳しいこと知らなくてもいいんだと思うんですけ

れども、一番の原因は、今、土気地区や若葉区の一部の水道で、幾らで水を飲んでいただいて

いるかというと、供給単価はトン当たり19円なんです。ところが、給水原価、県から浄水され

た水を買うのは405円なんです。ですから、1トン水道供給するたびに186円赤字がずっと出る

と。これが今の実態なんです。だから、これを何とか早くしなきゃいけない。

昭和50年から始まったことですけれども、毎年毎年8億円以上の赤字を出して、一般会計か

ら補塡してきた。ところが、平成28年からはそれがぐっと上がって、14億何千万円だった。し

たがって、今日は240億円の赤字です。毎年毎年14億何千万円繰り出している。これ大変な問

題なんだから早く解決しようということで、今もお話あったように、広域化推進プランじゃい

つになるか分からない。

そこで問題は、千葉県は給水する水を、千葉市の95%の市民には、赤字にならないように供

給している。安く。ところが、千葉市水道には405円という2倍近い値段で売っていると。こ

の千葉県のやり方を改めさせる。この交渉をちゃんと県市間協議でしなければいけない。こう

いうふうに思いますけれども、これは課長じゃ無理なので、答えられる人が答えてください。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 今お話しいただきましたように、県から頂くお水の価格、そして我々が売っ

ている価格にギャップがあるというのは、我々も承知をしておるところでございます。この辺

りについてはこれまで議会でも何度もお話をいただいておるところでございまして、何とかこ

の形を解決できないかということで、水道局を中心に、これまで県とも協議を重ねさせていた

だいているところでございます。

とは言いながら、将来的にはシミュレーション行うという広域化推進プラン、この中で我々

にとって一番いいものをつくってまいりたいと思っておりますので、そこの計画策定に協力し

ながら、我々のほうにうまく誘導してまいりたいと思っております。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 次に、県市間協議の中で不公平な扱いを受けている県単独事業補助金、

直近の総額と10年前の総額についてお示しいただきたい。

○主査(植草 毅君) 政策調整課長。

○政策調整課長 10年前の金額につきましては、14億4,000万円と把握しております。令和2

年度の予算におきましては23億1,900万円程度というような形になっております。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 10年間で10億円も増えちゃっているんです。

毎年増加している理由は何か、お答えいただきたい。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

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○総合政策部長 県のほうには、新しい補助金をつくる際には、しっかりと我々を含めていた

だきたいというのをしばらく前から強く申入れさせていただいているところでございまして、

この辺りについては最近はかなり改善されてきているところでございます。そうした中では、

今年度の新規物については対象となるような見込みになっております。ただ、それまで蓄積さ

れてきた分と、件数の増については、一般費と補助率に差があるようなものについても含んだ

りしておりまして、そうした中で、例えば金額の増について一番最近では、保育士配置改善事

業、あるいは保育士処遇改善事業、この事業費がかなり大きいものでしたので、その部分で増

額となっているような状況がございます。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 御答弁のように、確かに保育士処遇改善事業とか緊急輸送道路沿道建

築物の耐震事業等については、例えば他都市が2分の1に対して千葉市は4分の1という差は

あるけれども、認めるようになってきますよね。ということは、県も不公平な扱いだというこ

とを認めて、改善しなきゃいけないというふうに思っていると私は感じております。

しかし、10年間でどんどんこの不公平な扱いが増えていってしまっているんですから、これ

を縮めるために、こんなことで満足しないで、がんがんと交渉しなきゃいかんのだろうという

ふうに思うんです。

そこで、不公平な扱いというネーミングはどこがつけたか御存じですか。

○主査(植草 毅君) 10分前です。総合政策部長。

○総合政策部長 私どものほうの財政局のほうで資料を作るときにつけさせていただいた名称

でございます。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 局長は最近おいでになったので、あまりリアルな質問しちゃ失礼かと

思っていますけれども、不公平な扱いを受けている千葉県単独事業補助金という名前は、千葉

市の財政局がつけたんです。千葉市自体がこれが不公平だと言っているんです。政令指定都市

になったときに、単独事業補助金は1円も出さないよと当時の市長が決めちゃったんです。市

長になって。それは不公平だと言って財政当局が反発して、この間、何とか交渉してきて。

子ども医療費については2分の1だけれども、4分の1だけ出そうということになったりし

た経過が過去にございます。だけれども、私はこの議会の本会議で何度も熊谷市長に、これは

是正しなさいって要求したんです。最初のうちは何かやりそうな答弁していた。最近は全くや

らない。やる気がないんです。県のほうへ何で言えないのか分からない。ここに市長がいない

のに言ってもしようがないけれども、局長、あなたは千葉市民を代表して、こういう不公平な

扱いを改善するために、大いに頑張らなきゃいけないんじゃないのかと。どんどん増えちゃっ

ているんです。10年前に比べて件数も増えて、金額も13億円から23億円の差が出ちゃっている。

これが千葉市に入っていれば、どれだけ千葉市の財政が助かっているか。このことについて大

いに局長、心意気持って頑張っていただきたいと思います。いかがですか。

○主査(植草 毅君) 総合政策局長。

○総合政策局長 補助金の新設に関しては、補助交付対象とするようにかねてより強く申入れ

をしてきておりますし、今年度につきましても、重度心身障害者の医療費助成事業について、

制度拡充分について、本市より保健福祉局を通じまして、総合政策局のほうからも県市町村課

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のほうに強く申入れをいたしまして、交付対象とされるということになっております。また、

来年度の新設の補助金に関しては、本市も全て対象になっております。

そうした一つ一つの積み重ねが重要だと思っておりますので、来年度以降もそういった申入

れというものをきちんとしていきたいというふうに考えております。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 一つ一つの積み重ねが大切だということについて異論はありませんけ

れども、私は熊谷市長が市長になってから10年以上、それやっているんです。積み上げても、

ちっとも前進しない。最近、僅かちょっと新しいものだけ取り入れるようになっただけなんで

す。

じゃ、千葉市はどうしているかというと、県の言うとおりに港湾整備の県事業負担金である

とか、今は利用が高まっているから払ってないけれども、幕張メッセの主要の補助、こういう

もの何十億円も出している。もっとひどいのは、千葉市のモノレールが県市共同で進められて

きたのに、堂本知事のときにさっと手を引いちゃった。それで千葉市だけに押しつける。そう

いうようなことを県は平気でやっているんです。県は一方的にやって、市はそれに対してしっ

かりと要求していかない。県に対して何で物が言えないんだと、そういう千葉市でいいのかと、

そんな市長でいいのかということになるんです。また本会議場で私やりますけれども、これは

そういう問題なので、千葉県にだけ好き勝手なことやらせておいて、千葉市がしっかり物言わ

ない、これじゃ駄目です。単独事業補助金も、それから水道の問題も、千葉市民の利益を守る

という立場で、断固として交渉してもらいたい。このことを強く要望して、次へ移ります。

(「もう終わり」と呼ぶ者あり)

○主査(植草 毅君) まだ5分あります。野本委員。

○委員(野本信正君) 次は、オリパラについてです。

機運盛り上げに市民にどんな役割を期待しているのか。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック推進部長。

○オリンピック・パラリンピック推進部長 市民の皆さんには、オリンピック・パラリンピッ

ク、まずは強く関心を持っていただきたいということでございます。そして、大会が千葉市で

行われるという貴重な機会を心から楽しんでいただきたいと思っております。

その上で、大会の競技の観戦はもちろんですけれども、大会を機に本市に訪れる世界中の

人々との触れ合いでしたり、日本文化の発信、地域の美化やおもてなし活動、そういったこと

について、市民の自主的な活動を支援する本市の補助金がございますので、そういったものを

活用した上で行っていただきたいと。また、様々な形で大会を盛り上げていただきたいと思っ

ております。

また、聖火リレーが本市で実施されます。特にパラリンピックの聖火リレーは、千葉市だけ

でございます。このリレーの実施に当たりましては、沿道の整理等につきまして、ぜひ市民の

御協力をいただきまして、今後、地域のスポーツ団体等にも声かけをして、御協力をいただけ

ればなというふうに思っております。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 部長のお話は分かるんですけれども、私ども地域へ行きますと、オリ

ンピックだ、パラリンピックだ、千葉市で競技があるんだ、すごく楽しみだねとか行ってみた

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いな、そんな声はちっとも聞かないんです。

私も地域のスポーツ振興会の会長やらせていただいているんですけれども、あなた方のほう

から、オリンピック・パラリンピックにこんな協力してくれとか、盛り上げてくれとか、そう

いう要請が私のところには来てないような気がするんです。町内自治会とかそういうところの

会合にも、開催都市で、今年あるんですよというようなことがずっと流れるとか、そういうこ

とがあんまりないし。

だから、やっているあなた方のところと一部では盛り上がっているけれども、市民の多くに

はそういうことが知らされてなくて、競技開催都市としての盛り上がりというのがもっと。さ

っき仕掛けるとか話ありました。そういうのはよくないですけれども、自然に盛り上がってい

くようにやっているところがどんどん働きかけていく必要があるんではないのかなというふう

に思うんです。

そして、特にオリパラは酷暑、そして今、感染症の大問題、こういう健康対策などで新たな

課題があると思うが、どうですか。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック推進部長。3分前です。

○オリンピック・パラリンピック推進部長 酷暑対策でございますけれども、観戦者につきま

しては、都市ボランティアによる給水の補給の注意喚起、こういったことですとか、千葉県が

クールスポットというものを用意いたしまして、休憩や給水できる場所を提供する予定として

おります。

また、活動する都市ボランティアの皆様につきましては、飲料水の提供や休憩所の設置を行

う予定としております。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) いろいろ準備で予算も組まれておりますけれども、全部、市単独事業

費ですか。組織委員会から何か来ているとか国から来ているという費用はあるんですか。計画

した予算の範囲内で準備ができるんですか。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック推進部長。

○オリンピック・パラリンピック推進部長 国からというような補助金的なものはございませ

んが、実は宝くじ財源が、一部でございますが充当されるということでございます。その総額

につきましては、まだ確定はしておりませんけれども、4億8,300万円ほどの手当がされると。

これは一般財源で手当されることになっております。

それとあとは、予算大丈夫かというお話ですけれども、今現在、135の計画事業、行動計画

で掲げておりますけれども、131事業につきましては実施済みということで、残りが4事業で

ございます。その辺につきましては当初予算で予算化させていただいているところでございま

して、限られた財源の中で効率よく執行していきたいというふうに思っております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 1分前です。まとめてください。

○委員(野本信正君) 市民の機運の盛り上がりもそうですけれども、私ども市民代表である

議会に対しても、具体的にこういうことに協力してもらえないかと、こういう盛り上げやりた

いんだけれどもとか、そういう相談がほとんど来てないような気がするんです。私だけが知っ

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てないのか分かりませんけれども。ぜひ議会という市民代表の組織に対しても率直な意見を言

って、協力できるところはして。

生涯、日本には来ないでしょう。これで終わりでしょう。そういうものにきちっと対応でき

るようにしていくべきではないのかなと思います。これは部長でいいんですか、局長に聞いた

ほうがいいんですか。もう1年ぐらいたっていれば局長にどんどん聞いちゃうんだけれども、

来たばっかりだから、大分、私、遠慮しているんです。はい、どうぞ。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック推進部長。

○オリンピック・パラリンピック推進部長 我々だけではオリパラの成功難しいわけでござい

まして、もちろん議会のお力添えをいただきまして、オリパラ議連というようなものを設立さ

れておりまして、御協力もいただいております。執行部と議会、車の両輪として一緒に盛り上

げていけるように、我々も留意していきたいと思っております。

以上です。

○主査(植草 毅君) はい、野本委員。

○委員(野本信正君) 終わります。

○主査(植草 毅君) お昼ですけれども、あと何人いらっしゃいますか。では、米持委員。

(「やっちゃうの」と呼ぶ者あり)ええ、やります。

○委員(米持克彦君) じゃ、一問一答でお願いいたします。

幕張新都心の将来ビジョン策定なんですけれども、いわゆる主導権が県から市へ移ったと言

われておりますけれども、先ほども質問ありましたけれども、いわゆる公共施設だけが千葉市

に移ったと。道路とか。そういうことで認識してよろしいんですか。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 はい、公共施設については、基本的に我々が管理者となるべきものについて

は、引き継いでいるところでございます。

○主査(植草 毅君) 米持委員。

○委員(米持克彦君) あと道路。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 道路についても同様でございます。

○主査(植草 毅君) 米持委員。

○委員(米持克彦君) はい、分かりました。

そうしますと、公共施設とか道路とか、そういうものについては、維持管理に非常に費用が

かかるということで、モノレールを県から譲ってもらったら、いわゆる鳥がらを。あなた方は

政令指定都市なんだから、いかにもこの部分を譲るようなこと言われていますけれども、モノ

レールなんかもそうですけれども、おだてられて、結果的には鳥がらを受け取っているだけで、

後大変なことになると。

それからもう一つは、幕張新都心もしかりなんですけれども、公共施設だとか道路だけを譲

ってもらっても、結局、維持管理ができるだけで、鳥がらを放り投げて、それをもらっている

ような感じがするんです。どういうことで幕張新都心のある程度まちづくりの主導権を握って

いるというふうに認識をしておられるんでしょうか。

○主査(植草 毅君) はい、総合政策部長。

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○総合政策部長 千葉県のほうで、企業庁が中心になって町をつくっております。これは新産

業参画構想などを踏まえながら進められてきたわけですけれども、企業庁として土地分譲を含

めて、もう撤退するというお話がある中で、我々が千葉市の域内にありますので、その中を

我々の千葉市のまちづくりにどう生かしていくかという部分でその真価が問われてくる段階に

なっているんだと思っています。

そうした中で、今回、ビジョンの策定などを通しまして、我々のまちづくりをしていきたい。

確かに県がまだ底地部分、土地等持っておりますが、その辺りについても、我々としてこうい

う考え方でまちづくりを進めていきたいんだよというものを示しながら、県の協力も得ながら、

今まで築いていただいた町を発展・継承してまいろうとしているところでございます。

○主査(植草 毅君) 米持委員。

○委員(米持克彦君) 側から見ていますと、あまりメリットもなくなってきたと。後は経費

がかかるだけだと。そうすると、少しここでおだてて、鳥がらを与えようかというような形で、

結局は最後の、一番金がかかる部分だけを千葉市に押しつけられてきて、それを受け取って実

質的な実績も上がらないのに、幕張新都心将来ビジョン策定というものを策定しているような

雰囲気がちょっと見えるんです。私は、そういう話があったときに、当然、維持管理費用とい

うのは非常に大変な負担になってくるわけですから、土地を何らかの意味で、何の理由つけて

もいいですから、確保していくべきではないかというふうに思っております。

今回、IRが失敗したのは、他人の土地を当てにしているから失敗しているわけです。最後

は、結局は、森田知事がやっているのか誰がやっているのか知りませんけれども、県は成田市

周辺をちゃんと策定していたわけです。千葉市の案は、他人の土地の上にそういうことを言う

から、結局うまくいかなかったんじゃないかなというふうに思っております。私は、公共施設

内、道路のあれを受け取るときに、何らかの意味にかこつけて用地を確保していかなければ、

先へ進まないんじゃないかと思っております。

それともう一つは、幕張新都心の将来ビジョンの策定ということで、どの辺を幕張新都心と

して認識しておられるのか。それちょっとお尋ねします。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 幕張新都心のもともとの計画があるエリアの中で、基本的には我々の市域内

を考えています。したがいまして、花見川から浜田川の先、メッセの駐車場を境界にしまして、

この辺りを考えておりますが、ただ、我々の土地利用を考えていく上では、連担する習志野市

とは、将来的にはいろいろお話をしなければいけないなというふうに思っております。

○主査(植草 毅君) 米持委員。

○委員(米持克彦君) 14号線より海寄り、埋立地を認識しているんじゃないんですか。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 14号よりも若干、もう14号の道際は、実際には様々な土地利用が進んでおり

ますので、今、文教地区と呼ばれるような大学あるいは高校の位置する辺り、あの辺りまでが

対象となってくるかなというふうに思っています。

○主査(植草 毅君) 米持委員。

○委員(米持克彦君) そうしますと、例えば運転免許センターなんかありますね。あれをど

こかへ移動するとかっていううわさがあるけれども、そういう話は。そしてあそこを再開発と

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いう話がちょっとあるけれども、そういうことについてはどの辺まで情報を持っておられるん

ですか。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 運転免許センターの辺りについても、今後、土地利用計画が変わってくる段

階でいろんなことが出てくるのかなとは思っておりますが、確たる情報として我々はそこまで

承知しておりません。

○主査(植草 毅君) 米持委員。

○委員(米持克彦君) 新駅ができてきますよね。それも1年前倒しになると。オリンピック

に間に合わない。それでまた前倒しになると。そうすると、あの辺の将来ビジョンというのは、

何でまた1年前倒し。オリンピックに間に合えばいいけれども、間に合わないとなると、何で

そういうようなことになってきているんでしょうか。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 新駅の前倒しのお話でございます。これはJRのほうでいろいろと設計等を

行う中で、そうしたスケジュールが出ているということは承知しておりますけれども、県のほ

うで県議会で答弁されたようですけれども、そこまでの情報を確たるものとして我々はいただ

いているものではございません。

○主査(植草 毅君) 米持委員。

○委員(米持克彦君) 何かいかにも今、幕張新都心が千葉市の主導権を持っていろんな計画

を策定できるようなことを言っていて、その話になっていくと、我々は情報持ってない、分か

りませんというのは、非常に片手落ちなところがあるんじゃないかなというふうに思っており

ます。

そうすると、結果的には維持管理とか鳥がらを与えられて、肝腎な情報を県に取られている

というような印象を受けるんですけれども、どうですか。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 幕張新都心、御承知のように、もうまちづくりがかなりたってきていると。

その中では変えていかなければいけない部分も必ずあるんだろうと思っています。その変えて

いくきっかけを我々はこのビジョンの中で求めているような状況でございます。そうした中で、

まず基礎調査ということで我々、いわゆるベースとなる情報、データ的なものと、あとは今い

らっしゃる方々、あるいは外から見てこれはどうなのかというところをしっかりとまずは把握

するという段階に今おります。お話しのように、幕張、ステークホルダーがかなり多様にいら

っしゃいますので、そういう方々としっかりお話をさせていただかなければいけないと思って

いますので、今いただいた部分含めて、しっかりとビジョン策定の中で取り組んでまいります。

○主査(植草 毅君) 米持委員。

○委員(米持克彦君) さらに、JR東日本が羽田とディズニーランドを結ぶ鉄道を計画して

いると。それが新木場に入ってきて、そして京葉線に乗り込んでくると。そういう計画ありま

すよね。イオンはそれを早く察知して、新駅を1年前倒しにしているのか。そういうようなこ

とをちょっと感じているんです。肝腎な情報を持ってないと、なかなか幕張新都心の将来ビジ

ョンを策定できないんじゃないかと思っております。ただ鳥がら与えられて、政令指定都市だ

とおだてられて、そんなような状態じゃなくて、実質的な将来ビジョンが策定できるような根

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拠を持っていただきたいと思っております。

だから、私に言わせれば、用地をある程度確保すればいいわけです。あの辺の。維持管理を

全部こっちへ任せられるわけですから、それと引換えにあの辺の所有権をある程度確保してお

くと。そうすると、将来のまちづくりにそれが非常に役立ってくるんではないかというふうに

思っております。

そして恐らく、これは私の想像でけれども、高洲の市民プール跡地が坪140万円で落とされ

ているんです。しかも住友不動産が落としてきている。あのシビアな、どけちな住友不動産が、

あの土地を坪140万円で落としているんです。そしてその後、2番手との間は10億円近くの差

がある。ということは、恐らくいち早くあの辺の情報を全部キャッチしながら、あの辺を狙っ

ているんじゃないか。それに負けずに千葉市もあの辺の用地を全部確保しておくというような

ことを計画しておいてもいいんではないかなと思っておりますので。いわゆる将来ビジョンを

策定するなら、実質的な権限がそこに及ぶようにしてやっていただければというふうに思って

おります。

実際には、千葉県と千葉市を比較した場合、人材は全く勝るとも劣らない五分の、非常に質

の高い人材を確保しているわけです。議員は分かりません。議員は、私はやっぱり市議会のほ

うが、県議会より勝るとも劣らないというあれを持っていると思いますけれども、いずれにい

たしましても、実質的なそういう権限を持ってないと、先ほどみたいな野本委員の非常にたち

のいい質問が出てくるわけですから。どうしても維持管理費が非常に町にはかかりますから、

それと見合うだけの、何とか駆け引きのときにそういうのを取っておく必要があるんではない

かというふうに思っておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思っております。

それと、パラリンピックをやるのは非常にいいことだと思いますけれども、パラリンピック

をまちづくりというものにつなげていかなければいけないんじゃないかなと。要するに、弱者

に優しいまちづくりが千葉市の中で生かされるという、そこに生かしていけば非常にいい。パ

ラリンピック終わったら、もうそれで終わりだと。ほかの競技をやらない限り、もうそれで終

わりになってしまうような行事では困ると思いますので。絶好のチャンスですから、それを理

由にして、弱者に優しい町なんだということをアピールするようなまちづくりもやっていって

もらいたいと思いますが、御意見ちょっとお尋ねします。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック推進部長。

○オリンピック・パラリンピック推進部長 確かに委員おっしゃるように、パラリンピックの

開催は、千葉市が共生社会を実現していくために、非常に大きなインパクトがあるというふう

に思っております。現在、いろいろな体験会であったり、車椅子アスリートの学校訪問であっ

たり、いろいろ教育現場でも頑張ってやっていただいております。こういったものは一過性で

はなく、パラリンピック終わった後もレガシーとして、事業として継続していく。これをやっ

ていくことによって市民に共生意識というのは根づいていくんだろうというふうに思っており

ますので、そういったスタンスでこれからもやっていきたいと思っております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 米持委員。

○委員(米持克彦君) それと、国家戦略の中でドローン。私は別に、どろんと消えないよう

に気をつけたほうがいいよとか、そういう皮肉を言っているんじゃなくて、生かしてもらいた

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いんです。いつまでも宅配便の手先みたいなことをやっているんじゃなくて、ドローンという

ものの本当の活用を一つ考えていただきたいと思っております。

私はよく分かりませんけれども、町に飛ぶということは、航空法のあれがぶつかってくるよ

うなところあるということなんですけれども、ドローンは小さければ大丈夫なんですか。セミ

のようなものが飛ぶというのはどうなんですか。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区担当局長。

○国家戦略特区担当局長 現在の航空法の中では、200グラム以下については対象外としてい

ますので、よくホビーであるようなものについては、航空法の対象外のものもございます。

○主査(植草 毅君) 米持委員。

○委員(米持克彦君) そうしましたら、今、非常にチップだとかああいうのを運ぶのがあり

ますから、それを外れるようなセミみたいな、200グラムみたいのがぶーんと飛んでいって物

を運ぶというのはそんな影響しないわけですから。いつまでも宅配便の手先みたいなことばっ

かりやっていて、全然進んでないという感じしますので、そういうようなことも独自に進めた

らどうですか。ドローンと言えないような、チョローンでもいいから。そういうのはどうです

か。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区担当局長。

○国家戦略特区担当局長 都市部の宅配がある面一番、レベル的には高いと思っています。お

話にありました200グラム以下、実際にこういうもので下水管、狭いところの撮影であったり、

あるいは橋梁の点検であったり、こういうところは一つには我々も公共からの発注、官公需に

つながるようなものはないかということで既に事業のほうは行って、オーケーなものについて

は、翌年度、所管からも発注にしています。

そういった意味では、様々な分野で使い勝手はありますので、今現在実用化されているもの、

されつつあるもの、もうちょっとかかるもの、それぞれに対してアプローチをしているという

ところが現状だと認識しています。

○主査(植草 毅君) 10分前です。米持委員。

○委員(米持克彦君) そういうのはドローンと言うんですか。チョローンと言うんですか。

どっち。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区担当局長。

○国家戦略特区担当局長 法律上は、無人航空、何だっけ。要は、無人で飛ばすものについて

俗にドローンと言っていますので、物によっては、無人という意味では、どちらかというとヘ

リコプターの小型のもの、ああいったものも場合によってはくくられる場合もありますし、そ

の意味では種類もたくさんあると思いますし、民生用途に対して軍事用というところでも広が

っているところだと思います。

○主査(植草 毅君) 米持委員。

○委員(米持克彦君) それと私は、次に移りますけれども、人口問題で、ひょっとすると増

える可能性あるのかなという淡い希望を持ってはいるんです。

私、美浜区に住んでますけれども、とにかくやたらにマンションができる。どんどんできる。

もう空き地とあればどんどんできてくるというような状況にあるわけです。そうしますと、ま

すます開発の可能性があるのかなというような感じ持ってまして、特にタワーマンションがど

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んどんできてくる。考えられない。それでまた売れるんです。非常に。松井委員なんか住んで

おられて、何階に住んでいるのか私はよく分かりませんけれども、30階以上は1億円以上だそ

うです。それがどんどん売れるわけ。そうなってきますと、やはり発展の可能性があるのかな

という感じがしてまして、ちょっと待って、下手すると緑区とか若葉区も人口が増える可能性

あるんじゃない。イノシシだけじゃなくて、増える可能性があるのかなという感じがしている

んですけれども、その辺は千葉市はどういうふうに感じているんでしょうか。

○主査(植草 毅君) 政策企画課長。

○政策企画課長 はい、政策企画課でございます。

確かに今おっしゃられましたとおりに、美浜区でのマンションを中心とした住宅開発が非常

に活発に行われているということがございます。また、直近ですと、緑区での高田地区、あち

らの戸建ての開発も順調かなと考えてございます。

全体、そういったことを含めまして、現状、2月1日現在で98万8人と、ちょうど98万人程

度ということで、若干、私どもの将来推計を数千人程度上回っているという現状でございます。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 米持委員。

○委員(米持克彦君) いずれにいたしましても、千葉市にとっては非常にいいことではない

かなと思っております。今まで一流会社の社員が住むのは、部長が神奈川県に住んで、課長が

埼玉県に住んで、係長が千葉県というふうに言われてきたんですけれども、これがみんな満杯

になってきて、ぐるっと回ってきて千葉県に来るのかなって感じがしないでもないもんですか

ら、そういう意味においては、各区の特性に合わせた地域づくりを考えていただきたいという

ふうに思っております。

各区の特性が出てきつつあります。千葉市も画一的な、金太郎あめみたいなところでなくて、

特徴が出てきていますので、各区の特性を生かしたまちづくりなり将来ビジョンをつくってい

ただきたいというふうに思っております。これは要望でございます。

これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) 2人のすばらしい先輩方からすばらしい質問が出た後ですので、少し

意地汚い質問させていただくかもしれませんけれども、一問一答でお願いをさせていただこう

と思います。

「もう幾つ寝るとお正月」という曲がありましたけれども、今年はやはりオリンピック・パ

ラリンピックの年であります。そういう意味では、もう幾つ寝るとオリンピックなのか、もう

幾つ寝るとパラリンピックなのか、今日から数えてあと何日なのかお答えをいただければと思

います。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック推進部長。

○オリンピック・パラリンピック推進部長 たしか、オリンピックは143日で、パラリンピッ

クが176日だったと思います。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) ありがとうございます。さすが部長で。今よく三大紙が1面に、あと

何日でオリンピック、あと何日でパラリンピックというのが出ておりますけれども、いよいよ

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そろそろ国民の期待というか我々の期待のオリンピックが来るというような形になってくる中

で、特にオリンピックまであと143日。新年度明けてくると、いよいよカウントダウンという

ところになってくると思うんですけれども、市内においてオリンピック・パラリンピックを迎

えるに当たってのカウントダウンイベントといったものを企画されているのかどうか、その辺

について教えていただければと思います。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック推進部長。

○オリンピック・パラリンピック推進部長 現在、市単独でのカウントダウンイベントという

ものは、企画していてはおりません。ただし、100日前イベントとして企画しているパラの100

日前ということで、イオンモール幕張新都心店のほうで実施する予定がございます。これは千

葉市も共催という形でございます。経済界と大学、千葉市、こういったところの連携で行うと

いうことの予定はございます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) はい、ありがとうございます。

今、コロナウイルスの件だとかもある中で、私が思うのは、試験の前、受験勉強の前になる

と、ぎりぎりになって徹夜で勉強したという経験もあるかと思います。最後の追い込みのとこ

ろというのは重要な気がしていて、ここは市のほうだけがやるわけではないとは思いますけれ

ども、オリンピック、4月明けて100日を切ってくる。いよいよとなってくる中で、多分、マ

スコミなんかも盛り上がっていくとは思うんですけれども、一つ盛り上げていくという中で、

この後の続いてくるレガシーというか、思い出なんかもできてくるのかななんていう気もしま

す。

そういった中で、開会式は千葉県では行われないわけですけれども、例えばみんなでパブリ

ックビューで見たりとかして、そういうような思い出づくりというところも一つのレガシーに

なってくるのではないのかなというように思います。オリンピックいよいよというところの中

でのオリンピック当日も含めて、次へ残る計画というのは何かあるのかどうか、その辺につい

てお聞かせいただければと思います。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック推進部長。

○オリンピック・パラリンピック推進部長 次に残る計画ということなのかどうかということ

ですが、大会期間中、千葉市としてはパブリックビューイングをやっていきたいなというふう

に思っております。オリンピックで2日間。場所のほうは、千葉の中央公園を今計画しており

ます。パラリンピックにつきましても2日間で、今、場所の選定中ということでございます。

そういったところにぜひ参加していただきたいと思いますし、期間中、ライブサイトというも

のを千葉県が海浜幕張公園のほうで実施いたしますので、そこら辺も参加していただきたい。

何より聖火リレーがございます。パラリンピックの聖火リレー、千葉市だけで5区間走りま

すので、ぜひそこに参加していただきたい。応援していただきたい。こういった参加したこと

が一つ、皆さんの心に刻まれて、レガシーになっていくというふうに思っております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) はい、ありがとうございます。

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確かにレガシーに残す、パラリンピックでの聖火リレーというところは残るのかなと思いま

すけれども、それこそ1964年、私は生まれた年で、ほとんどというか全く記憶がありませんけ

れども、よく議場で隣に座っている宇留間議員によると、この間、聖火リレーのときのトーチ

を持ってこられましたけれども、あのときは千葉市内を随分走られたと。今回は幕張の一部し

か走らないというようなところは伺っております。

そうした中で、1964年の東京オリンピックのときには、千葉市の中でも近代五種がたしか行

われたと思いますけれども、そのときのレガシーというのは果たして今残っているのかどうか。

前例というのがありますから、その辺についてはどうなっているのかをお聞かせいただければ

と思います。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック推進部長。

○オリンピック・パラリンピック推進部長 前回、1964年の東京オリンピック、千葉市で近代

五種が検見川の東大グラウンドのほうで開かれたということで記録が残っておりますし、当時

の映像もございます。しかしながら、現地にそれを顕彰するような、市民の皆さんの目に触れ

るようなものは設置されておりませんので、レガシーというものは深く市民の心に刻まれて今

残っているかというと、そうではないのかなというふうに思っております。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) 私もその中で一番心配するのは、今回は、幸か不幸か、千葉市の場合

にはオリンピック3種目、それからパラリンピック4種目ということで、東京都に次いで多い

種目を幕張メッセのほうで行うという形になりましたけれども、幕張メッセ自体はどちらかと

いうと、新都心課もいるからあれですけれども、要はメッセ会場であって、スポーツ施設では

ない。ただメッセの施設を活用してオリンピックをやるという形です。だから、果たしてここ

がうまくレガシーとして残っていくのか。そこのところが一番重要だと思うところなんです。

56年前に近代五種やったのが残らなかったというのをある意味では反面教師にして、この後残

していくべきではないのかというように思うんです。その辺何かしら今、レガシーづくりの中

で、幕張メッセを使った中でどう考えているのか、その辺についてお聞かせいただければと思

います。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック推進部長。

○オリンピック・パラリンピック推進部長 幕張メッセ会場に、千葉県のほうでミライトワと

ソメイティのモニュメントを設置いたしまして、それを残すということが決まっております。

それに銘板みたいなものをつけてというのがございます。

また、千葉市といたしましても、金メダルを取った日本人選手を顕彰できないかなというこ

とで、今、千葉県と交渉いたしまして、組織委員会のお許しも必要になってくるわけなんです

が、そういったメダリストを後世に讃えると言うんですか、記録を残すというようなものを制

作し、メッセ会場に後世に残るように飾っていくと。こんな計画を今しているところでござい

ます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) これは今の段階から構想していかないといけないと思うんです。多分

今言っていたのは、ロンドンオリンピックのときに、レスリングの会場だとかはエクセルロン

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ドンでやっていて、そのエクセルロンドン、私も何度も行ってますけれども、あそこには、確

かにメダルを取った方の手形だとかも全部あったりとかして、何を残すかというのはその以前

から考えていたというところもあったかと思います。だから、施設としてレガシーをどう残す

のかということは今、幕張メッセのほうとよく協議していただきたいなというようにお願いし

ておきます。

それとともに、先ほどパラはボッチャの大会をやるとかいうようなお話もあったかと思いま

すけれども、逆に言えば、オリンピックの中でレスリング、テコンドー、フェンシングを今回、

幕張のほうでやるんですけれども、これをレガシーとしてどう残すのか。そういう大会だとか、

それから市内にはレスリングをやっているオリンピックプレイヤーも若葉におりましたし、そ

れからテコンドー、フェンシングは千葉市に協会があると思いますけれども、その辺と連携し

てのレガシーづくりというのはどのように進めているのか。その辺について教えていただけれ

ばと思います。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック推進部長。

○オリンピック・パラリンピック推進部長 現在、オリンピック3競技につきまして、レガシ

ーづくりということで、各協会と千葉市の間で話しているということはございません。当然、

千葉市スポーツ協会、旧体育協会に所属している団体ございますので、競技普及に関して周知

啓発の御協力いただくような形でのお互いの連携ということにとどまっておりまして、今後、

この競技をどうレガシー化していくかにつきましては、各協会の意向を伺いながら検討してい

ければなというふうに思っております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) ここで初歩的なことを伺いますけれども、よく東京五輪という言い方

されるときありますけれども、五輪というのはオリンピックを指すのかパラリンピックを指す

のか、狭い意味の中ではどちらなのかをお答えいただければと思います。

○主査(植草 毅君) オリンピック・パラリンピック推進部長。

○オリンピック・パラリンピック推進部長 難しい質問でございまして、五輪のマークはオリ

ンピックシンボルでございます。パラリンピックの場合は3本のこういう、「し」というもの

を表したスリーアギトスというものがありまして、それぞれ違うものであると。

五輪ということで言いますと、オリンピックということになろうかと思っております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) 私はどちらが欠けてもいけないということを申し上げたいんです。確

かに今、市の施策の中では、パラリンピックについてというのは思った以上にうまくいってい

るような気がするんですけれども、オリンピックに関してのところがまだ進んでないように思

います。近代五種と同じような形になって、50年後とかに我々が、近代五種はあそこの検見川

グラウンドでやられたんだよというような答えを幕張メッセでするような形だけではなくて、

何かしらずっと代々続いていくような形。それこそ今、スポーツ協会の中には各種目団体なん

かもあるようですから、そういったところとも連携をしながら、千葉市でやっていた大会を記

念しての何かしらのアニバーサリー大会をずっとその協会にやっていってもらうとか、千葉市

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がやっているスポーツイベントの中にそういうものを加えて、スポレク祭なんかがありますか

ら、そういった中にレスリングやフェンシングなんかを入れてみるとか、そういうようなこと

を考えながら、オリンピックについてもレガシーをつくる。このことは重々やっていただきた

いなというように思います。これはもう要望だけにしておきます。

次に、特区というところでさっき松井委員のほうからも随分質問が出ておりましたけれども、

特区の中で特に地域から湧き上がってきた特区というのはどういうものがあるのか。その辺に

ついてもう一回教えていただければと思います。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区推進課長。

○国家戦略特区推進課長 はい、国家戦略特区推進課でございます。

地域からという意味では、内容としては、事業者から提案が上がってきたもの等々もありま

すけれども、基本的に事業者と会話をしながら、メニューの活用ができないかということで進

めております。

例えばワンストップセンターなんかもそうですし、特区の民泊に関しましても、需要を把握

した上で認定を受けたという形になっております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) そうすると、例えば場所によって、ここのエリアだけこういうことを

やってくれみたいな開発の案件。例えばうちの武石なんかがインターの辺りで特区みたいなの

を出したと聞いていますけれども、そういうように地域に限定して、地域のためのエリア活用

みたいなことで上げている特区という制度は、いまだに使われた形式というのはないのかどう

か。その辺について教えていただければと思います。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区推進課長。

○国家戦略特区推進課長 はい、国家戦略特区推進課でございます。

まず、エリアを限定しているものとしましては、特区民泊が若葉区、緑区。内陸部の振興と

いうことでやっておりますので、エリアを指定してございます。あとは、エリアを指定すると

いうパターンもあるんですが、事業者のほうを特定してやるというケースもありまして、これ

に関しましてはエリアマネジメント、道路占用の特例ですけれども、こちらが幕張メッセが対

象になっておりますので、エリアを限定してやっているという形になっております。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区担当局長。

○国家戦略特区担当局長 若干補足です。

特区の場合は、基本的には自治体単位というところはあると思います。特区でまずやってみ

て、弊害がない、支障がないものは全国展開へというような形だと思います。ただ、先ほどの

特区民泊等については、千葉市の中でこれをどう活用するかといったときに、現段階、グリー

ンツーリズムでということで、千葉市としてエリアを区切ったと。そういうことで、メニュー

としてその中のごく一部にのみというのは、たしかなかったと思います。特区ではございませ

ん。もともと都市計画法の中で、インター周辺開発でどういった用途の建物ができる、そうい

った中の運用かと思います。

なので、例えば一定決まったエリア内でこんな用途のものをというところ、これが都市計画

法の中の仕組みで動けるものなのか、あるいはそうでない。じゃ、そこに特区というものを重

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ねて、規制を取り払うのか。ただ、特区の場合、大きく言えば、経済拠点に国も千葉市もどう

つながるかと。そんな視点というのがどういう形で整理されるかということは必要になるんで

はないかと思います。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) ありがとうございます。今の御説明の、例えば緑区、若葉区の中で行

われている民泊だとかそういったような形の特区の視点の中で、成田市なんかがやっている医

療特区なんかを見ていると、地域としての戦略性というのがよく見えてきていて、地域とも議

論する中で、地域に何が必要かというような形の中で地域とも協議の上、そしてそこの市にお

いての基本計画だとか、長期にわたる計画に乗せながら進めているようなボトムアップの機能

があって、それから特区という形を生かしながらやっていくというような形で進めているよう

な気がして、千葉市がやられている今までの例とは違う、ある意味ではもうちょっと戦略的な

特区を成田市だとかほかのところはやっているように個人的には感じているところなんです。

こうした中で、千葉市が今計画しているやつなんかでも構わないんですけれども、例えば長

期的な視点に立っている中での特区の計画だとか、それからあとは、民間の商工会議所だとか

青年会議所だとか、そういうようなところなんかとも協議する中で、次の基本計画に盛り込む

ような特区の計画というのはあるのかないのか、その辺について教えていただければ。

○主査(植草 毅君) 国家戦略特区担当局長。

○国家戦略特区担当局長 いろいろな事業者、団体、様々意見交換するんですけれども、なか

なかこういったというところの提案に結びついてないというのがまず現状としてはあると思っ

ています。我々も、例えば先ほどの粒子線なんかは放医研というものがある。そういうような

資源を活用する中でどうかということですし、特区民泊もグリーンツーリズムというもの、あ

るいはエリアマネジメントも幕張メッセというところに人が集まるものがある。これを町の中

に。そんな発想でやっているというところが一つと、東京に近い都市部としてドローンであっ

たり遠隔服薬指導であったり、こういうものできないかということと考えていますので、そう

いった基軸ともう一つは、この先を考えた場合、基本計画もそうですけれども、新たな技術と

いうものを地域課題の解決にどう使うかということだと思いますので、大きく言うと、そうい

う基軸の中で、あと具体的なものというのを見つけ出していくことかと思っています。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) はい、ありがとうございます。特区という使い方の中では、戦略を持

ってやっていくというのが一番重要な形だと思いますし、それから、今度4月からできる未来

都市戦略じゃないですけれども、よりよい未来をつくっていくというところの中で、どう先駆

けとなるかというのが特区のスタートの構想だったような気がしています。

そういった中でドローンというのは、一つのそういう可能性があるのかなと思って見ている

ところはあったんですけれども、奇をてらうだけでなく、地についた計画というような形で。

ドローンは決して奇をてらうというだけではなくて、地についたような形には進みつつあるん

ですけれども、民泊のほうを見ていると、あそこのエリアで果たしてよかったのかな。例えば

成田、東京の動線で考えるとすると、東関道の沿線なんかで民泊という構想はなかったのかな

というようなところだけは、個人的にはもう少し検討という部分では必要だったのかなという

ような感じがします。今後の進め方の中では、ぜひとも基本計画や未来的な戦略の一つとなり

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得るような特区計画というところも考えていっていただきたいということだけは要望しておき

ます。

次に、そろそろ次期の基本計画というところがスタートする。これは2022年から10年間とい

う計画だと思いますけれども、この中の一番のトピックスとしては、先ほど米持委員が言いま

したけれども、人口のピークを迎える。予想の中では来年でしたっけ、今年でしたっけ、迎え

るというような、間違ったというか、若干予定が狂っていると思いますけれども、現在のとこ

ろ、総合政策局のほうとしては、人口のピークというのはいつだというように捉えられている

のか、またそのピーク時の数字というのは幾つなのか、その辺について教えていただければと

思います。

○主査(植草 毅君) 10分前です。政策企画課長。

○政策企画課長 はい、政策企画課でございます。

今私どもが持っている将来推計の中では97万9,000人、2020年、これがピークとしておりま

す。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 確かに2020年という形にしていますけれども、この2020という数字は、実際

には国調ベースで行っておりますので、5年ごとのタームになってまいります。ですので、間、

線でつなぐことはできますけれども、2020年前後でピークアウトしていくんだろうなというこ

とを今推計では持っているところです。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) 推計値と現在値だと、推計値のほうが低くなっちゃってますから、あ

る意味で予想を超えているという形でしょうけれども、その修正はされてないと理解すればい

いんでしょうか。

○主査(植草 毅君) 総合政策局長。

○総合政策局長 国調ベースでこの推計を行うということもあります。これは国の社人研も同

じでございますので、現時点ではそこは行ってはおりません。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) 私がこの中で一番申したいのは何かというと、2022年から新たな計画

が始まると言っている中で、この計画は間違いなく人口減少社会の中での計画になっていくと

いうように思っているんですけれども、この計画を立てる前にピークが来るのか、それともそ

の後に来るのか。

先ほどの米本委員じゃないですけれども、美浜区の中ではマンションがたくさん建っていく。

若葉区もマンションが建つ。それから、緑区の高田の辺りでも住宅地が増える。うちの花見川

でも幕張の辺りは住宅地が増えるという形の中で、昔で言うならば、人口が増えていくだけの

傾向が残っている。ところが、方や高齢社会になってきているから、80歳、90歳の方の人口ボ

リュームというのもありますから、そこのところの自然減というのも大きく起きてくるのかな

と。そのバランスをよく見極める中から何が必要かという計画をつくっていかなければいけな

いのかなというように思っているところであります。

それから、本市の特色の中で一番大きいのは、URの花見川団地のような賃貸住宅が多いと

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いう特色もある。それから、そういった住宅団地というのが今どんどん、例えばこてはし台な

んかは空き家が増えている。大宮台もしかり。それから、花見川団地だ何だというと、どうし

ても次の時代への切り換えというというか、そこの中の入れ替えというのをやっていかなけれ

ばいけない。この辺について市としてはどのように考えているのかについてお聞かせをいただ

ければ。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 その辺りにつきましては、いわゆる大規模団地というものが千葉市の人口を

かなりの部分で支えてきたのは正直なところでございまして、そこは経年に伴って年齢構成も

だんだん上がっていって、それとともに施設も古くなりますので、空き家、空き室が増えてい

るのは確かでございます。こうしたものに対応するためにどうしたらいいかという部分は既に

都市局などとも、立地適正化計画しかりですけれども、相談しながら。交通計画などの部分も

含めて、あるいはURなどがやっている地域医療福祉拠点などの考え方も含めながら、我々総

体的に対応させていただいているところでございます。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) それとともに、もともと住宅団地ができている傾向の中で、鉄道駅か

ら遠いというのは千葉市の住宅地の最大のデメリットだったはずなんです。この中で、京葉線

がもともとは貨物線だったのが旅客も運ぶようになったので、美浜区だけは交通網が改善され

たという形になっているかと思うんです。

そうした中で、これまでの旧住宅団地を生かすためには、公共交通をきちんとすれば、美浜

区と同じように発展のボリュームができる。そうじゃなかった場合には、どんどん人口減少を

起こしていくというのが今の一番の大きな形になっていると思うんだけれども、この辺につい

て次期基本計画の中では、交通網と住宅は都市局マターだということで投げちゃっているのか、

それとも戦略をつかさどる総合政策局のほうでも考えているのか、その辺についてお聞かせい

ただければと思います。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

○総合政策部長 今、都市局のほうで交通政策の見直しを行っております。これについては、

我々のほうも情報頂きながら取り組ませていただいているところでございます。そうした中で、

例えば本当の将来的なイメージとすれば、そこに自動運転のバスを走らせるとか、そういうと

ころも恐らく将来見据えたものにしていかなければいけない。駅間、駅と人口ボリュームのあ

るゾーンをどうつないでいくかというところは、我々の基本計画の中では、特に人口減少社会

となっている局面においては、考えていかなければいけないと思っていますので、しっかりと

基本計画の中で入れ込んでいきたいと思っております。

○主査(植草 毅君) 5分前です。川村委員。

○委員(川村博章君) 既存技術であるロープウェーのこともお忘れなくお考えいただければ

とだけ申しておきます。

最後に、未来都市戦略のほうですけれども、よく幕張が先ほどからお話に出ておりますけれ

ども、未来を考えていくのは、美浜区の幕張だけなのか、それとも他の幕張はどのようにお考

えなのか、それについてお聞かせいただければと思います。

○主査(植草 毅君) 総合政策部長。

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○総合政策部長 まず、未来都市戦略部のターゲットとしまして、幕張だけをターゲットとし

ているものではないというのを前提としてお話をさせていただきます。

ICTが一番分かりやすい事例になりますけれども、新技術をどういうふうに市全体の社会

課題を解決していくかを考える組織として未来都市戦略部をつくろうとしているものでござい

ます。そうした中で、今、幕張というターゲットを明確にいただきましたので、旧の幕張の市

街というものも、今後、幕張新都心がどう変わっていくか、あとは区画整理事業がどういう形

で進んでいくのか。先ほどお話しいただきました武石インターの周辺開発がどういうふうに進

んでいくかでかなり影響が出てくると思いますので、その辺りはしっかりと見極めながら取り

組んでまいりたいと思っています。

○主査(植草 毅君) 川村委員。

○委員(川村博章君) 時間の関係があるので、要望を言いながら質問させていただきます。

私は、幕張新都心というのは、もともとのつくり方の中で、米持委員が言うように、土地を

持ってない関係もあったというところで、非常にバランスの悪い町になっている気がするんで

す。例えば幕張新都心、住宅地区はあるといっても、入院できる病院がない。今度、若葉地区

のほうに市立病院が移ってきますけれども。そういったような形で、町をつくるときに入院患

者が出るという想定をしてなかったのかもしれない。

それから、幕張でよく聞く中では、高等教育をする機関というのが本当にあるんだろうか。

小学校なんかも、千葉市の中では千葉大附属以外、学校がないという形の中でよく聞くのは、

どうしてもいい学校がないから横浜に住むとか東京に移っちゃうみたいな話が出ている中で、

一つの町をつくっていこうという中で私立の小学校、中学校を造ってみるというような計画を

していったりとか、そういうような全体の都市機能の充実というのをかなわせていくのがこれ

からの町の中で必要なのかなというところも思っています。

それからあと、幕張新都心、先ほどMICEという話も出てきましたけれども、幕張という

のはどういう人を集める町なのかと考えたときに、住む町なのか、働く町なのか、それとも人

に来てもらう町なのか。この中で一番、幕張新都心で欠けているのは、遊ぶ場所がないんです。

いろんな意味で遊ぶ場所が。遊ぶ場所がなかったら観光客は来ないというのも一番の特色にな

っている。よく、幕張に泊まっても遊ぶ場所がないから、幕張に泊まらないで東京に泊まるん

だという人も多かったり、千葉にも他市から来るけれども泊まるのは東京にしちゃうよという

のは、1にも2にも千葉には遊ぶ場所がないという言い方も出ている。その辺よくよく考える

中で、都市は万遍なく機能を持つような形のまちづくりをしていかなければいけないんではな

いのかなということだけは思います。ここは強く言っておきます。

それから、先ほどの幕張はどこまでだという議論の中で、今日、米持委員がお隣にいて、後

でお叱りを受けるかもしれないけれども、区をつくるときに失敗したのかなというような感じ

がしています。というのは、神戸市というのがありますけれども、神戸はどちらかというと山

から海にかけて区をつくっていった形ですから、幕張は幕張で一つの統一、検見川は検見川で

統一みたいな形で、横の美浜区という形をつくっていったというのが特色だったんですけれど

も、そういった形の中で、町の持っている歴史というのを一つの生かし方でやっていった特色

が神戸だとかはあったのかなと。それに対して千葉市の場合には、美浜区という近未来都市を

つくってしまった中で、歴史をぶん切ったような形になってしまったような気がしています。

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町を発展させていく中では歴史というのも大切だと思うので、その辺をどう次の時代、次の計

画の中に生かしていくのか。それを考えていくのが次期の計画だと思いますので、その辺をど

うぞ盛り込んだ中で、広い意味で幕張を発展させるような形の計画をつくっていただければと

いうことだけ要望しておきます。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 以上でよろしいですね。

○委員(川村博章君) はい。

○主査(植草 毅君) ほかに御質疑等がなければ、以上で総合政策局所管の審査を終わりま

す。

総合政策局の方々は御退室願います。御苦労さまでした。

審査の都合により、暫時休憩いたします。再開は2時とさせていただきます。お疲れさまで

した。

午後0時59分休憩

午後1時59分開議

各行政委員会所管審査

○主査(植草 毅君) 休憩前に引き続き、分科会を開きます。

会計室、選挙管理委員会、人事委員会、監査委員及び議会所管につきましては、一括して審

査をいたします。

まず、会計室所管について、説明をお願いいたします。会計管理者。

○会計管理者 会計室、小早川でございます。よろしくお願いいたします。座って説明させて

いただきます。

それでは、会計室の予算案につきまして、当初予算案の概要の12ページをお願いいたします。

初めに、基本的な考え方でございますが、適正かつ効率的で安定した会計事務の遂行に努め

てまいります。

次に、予算額の概要ですが、令和2年度歳出予算額は2億7,753万1,000円でございます。前

年度に比べ5,308万円、23.6%の増となっておりまして、これは物品管理経費の増によるもの

でございます。歳入の主なものは、市収入証紙の売りさばき収入3,700万円でございます。

次に、3の重点事務事業ですが、会計管理事務として、市税等の収納データ処理の委託及び

各課が使用する共通物品を調達するものでございます。

会計室当初予算案の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

○主査(植草 毅君) 次に、選挙管理委員会所管について、説明をお願いいたします。選挙

管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 選挙管理委員会事務局長、石野でございます。どうぞよろしくお

願いいたします。座って説明させていただきます。

令和2年度当初予算案の概要13ページをお願いいたします。

初めに、1の基本的な考え方でございますが、任期満了による千葉県知事選挙の管理執行に

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万全を期すとともに、選挙を適正に執行されるよう政治意識の向上を図り、明るい選挙の推進

に努めてまいります。

次に、2の予算額の概要でございますが、令和2年度予算額は3億8,260万円で、前年度予

算より2億2,342万7,000円、36.9%の減額となっております。

減額となりました主な要因でございますが、前年度は統一地方選挙と参議院議員選挙の二つ

の選挙に係る経費を計上させていただきましたが、令和2年度に執行が見込まれている選挙は

千葉県知事選挙のみでありますことから減となったものです。

なお、収入の主なものでございますが、千葉県知事選挙費収入2億7,000万円です。

次に、3の重点事務事業でございますが、千葉県知事選挙2億7,000万円で、財源は全て県

支出金でございます。任期満了日は令和3年4月4日、選挙運動期間は17日間となることが見

込まれています。

説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

○主査(植草 毅君) 次に、人事委員会所管について、説明をお願いします。人事委員会事

務局長。

○人事委員会事務局長 人事委員会事務局の香取と申します。よろしくお願いいたします。座

って説明をさせていただきます。

同じく当初予算案の概要の14ページをお願いいたします。

初めに、1の基本的な考え方でございます。一つに、市政の担い手となる優秀な人材の確保

に努めること。二つに、市職員給与と民間企業従業員の給与との均衡を図るため、職員給与等

の報告及び改定についての勧告を行うこと。三つに、職員の身分上及び経済上の権利利益を公

平審査等により保護すること。これらの業務を通じまして、本市職員の適正な人事行政の執行

に努めるものでございます。

次に、2の予算額の概要ですが、予算額は1億2,357万8,000円で、平成31年度と比較いたし

まして430万3,000円、3.6%の増となっております。主な理由としましては、職員の人員構成

の変化によります一般職人件費の増でございます。

次に、3の重点事務事業ですが、1点目は職員採用試験で、予算額は1,194万5,000円でござ

います。上級試験等を実施するものでございます。

2点目は、職員給与等の報告及び勧告で、予算額は83万3,000円でございます。民間企業従

業員と職員の給与実態調査を行い、公民給与較差についての分析結果を報告し、必要に応じて

是正措置の勧告を行うものでございます。

3点目は、公平審査等で、予算額は12万2,000円でございます。勤務条件に関する措置要求、

不利益処分に関する審査請求に係る審査、苦情相談の処理を行うものでございます。

説明は以上でございます。

○主査(植草 毅君) 次に、監査委員所管について、説明をお願いします。監査委員事務局

長。

○監査委員事務局長 監査委員事務局、久我です。よろしくお願いいたします。座って説明さ

せていただきます。

当初予算案の概要の15ページをお願いいたします。

初めに、1の基本的な考え方でございますが、本市の行財政運営の健全性及び透明性を確保

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するため、実施方針及び年間計画に基づき、人員等の監査資源を重点的に配分することにより、

監査を効果的、効率的に執行いたしますとともに、監査の結果は、市民に分かりやすく情報提

供を行うよう努めてまいります。

次に、2の予算額の概要でございますが、令和2年度の予算額は2億1,231万3,000円で、前

年度と比較しますと719万円、3.5%の増となっており、その主な理由は、人件費及び委託料の

増によるものでございます。なお、歳入はございません。歳出の主なものは、監査委員と事務

局職員の人件費で2億659万9,000円で、予算の97.3%を占めております。

次に、3の重点事務事業でございますが、(1)の監査事務571万4,000円は、定期監査、決

算審査等に係る事務経費でございまして、具体的には公営企業決算審査事務の一部を監査法人

に委託する経費のほか、監査報告書の印刷などの事務経費や、全国都市監査委員会等各種協議

会への参加経費でございます。

説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

○主査(植草 毅君) 最後に、議会所管について、説明をお願いします。議会事務局長。

○議会事務局長 議会事務局の鎌田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。それで

は、失礼して、座って説明させていただきます。

当初予算案の概要の16ページをお願いいたします。

1の基本的な考え方ですが、二元代表制の一翼を担う議会として、さらなる機能強化に取り

組み、その役割が十分に発揮できるよう努めるとともに、議会広報の充実を図り、その活動を

広く分かりやすく情報提供し、市民の議会への理解と関心を高めるよう努めるものであります。

次に、2の予算額の概要ですが、議会費の総額は13億2,642万9,000円でありまして、前年度

と比較し574万4,000円、0.4%の増であります。

なお、議会費のうち、議員と議会事務局職員の人件費である給与費は10億9,058万3,000円で

あり、前年度と比較し1,345万6,000円、1.2%の増となっております。増額の主な理由は、職

員数の増と期末勤勉手当支給月数の引上げに伴う職員人件費等の増によるものであります。

次に、3の重点事務事業につきましては、議会中継経費としまして307万6,000円、議会IC

T化の推進経費としまして257万円を計上しております。また、千葉市議会だよりの発行経費

につきましては1,275万6,000円を計上しております。なお、配付方法を見直し、令和2年12月

号より議会だよりを市政だよりの中身に折り込み、全戸ポスティングを実施する予定となって

おります。

説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

○主査(植草 毅君) ありがとうございました。

これより質疑等に入りたいと存じますが、答弁に当たっては、所管より簡潔明瞭に御答弁願

います。

それでは、御質疑等ありましたら、お願いいたします。小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) よろしくお願いいたします。

まず、人事委員会につきまして、新年度予算の執行に向けて、本年度の実績についてお伺い

いたします。

まず一つ目に、基本的な考え方についてです。

基本的な考え方を挙げて事務事業を進められていると思いますが、事務事業を進められる中

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で、総務部の人事課、人材育成課、政策法務課等との連携をお伺いいたします。

○主査(植草 毅君) 人事委員会事務局長。

○人事委員会事務局長 総務局との連携ということなんですけれども、人事委員会のほうでは

職員採用試験を実施してございます。その職員採用試験の実施に当たりまして、採用する人数

ですとか、採用する職種、こういったものは総務局、人事課のほうで算出をしまして、それを

受けまして、人事委員会事務局のほうで採用試験を実施してございます。当然、採用試験の根

幹をなすものになっておりますので、そこは連絡を密に取っているところでございます。

あと、人材育成課の中で申し上げますと、直接人材確保ということではやり取りはないんで

すけれども、例えば1年に1回、我々、人事委員会勧告ということで、市長並びに議会のほう

に勧告をさせていただいているところなんですけれども、その中で働き方改革なんかに触れて

いく場面がございますので、職員の休業の状況ですとか、そういったものの確認などのやり取

りといったものはしてございます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) ありがとうございます。

次に、3の1について、特に障害者雇用につきましては法定雇用率が定められておりますが、

どのようなところを意識しておられるかお伺いいたします。

○主査(植草 毅君) 人事委員会事務局長。

○人事委員会事務局長 障害者採用につきましては、おっしゃるとおり法定雇用率が決まって

おりまして、31年度の市長部局で申し上げますと、法定雇用率が2.5%のところを2.58という

ことでクリアしている状況でございます。

あと、広い考え方としましては、今年の採用試験から選考の対象を広げてございます。そう

いったこともしておりますので、法定雇用率の遵守はもちろんのことなんですけれども、多様

な人材の中から優秀な職員を引き続き確保していきたいというふうに考えてございます。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) ありがとうございます。すばらしいと思います。

次に、3の2に移らせていただきます。

現在、任用職員など、働き方改革が進められておりますが、そうした中で、今年度の調査分

析結果と勧告内容等についてお伺いいたします。

○主査(植草 毅君) 人事委員会事務局長。

○人事委員会事務局長 令和元年度の人事委員会勧告で申し上げますと、民間給与との較差が

0.03%、かなり僅少な較差になったんですけれども、こういったものがありました。初任給並

びに若年層の給料月額を引き上げるということで勧告をしてございます。

また、期末勤勉手当、ボーナスにつきましては、0.05月分の引上げといったことで職員の給

与を引き上げてございます。

それと、その他報告する事項の中で、千葉市職員の働き方改革ということで、長時間労働の

是正ですとか、特に教員については学校における働き方改革プランに基づく取組を確実に実施

してほしいといったことですとか、仕事と家庭生活の両立支援、心の健康保持、風通しのよい

職場づくりに努められたいですとか、ハラスメントは防止すべきだといったようなことで勧告

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をさせていただいたところでございます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) ありがとうございます。給与引上げ、長時間労働の見直しなど、大

変評価させていただきます。

最後の質問になりますが、3番になります。公平審査等ですが、昨年度、メンタルが原因で

休職されている方が96名と聞いております。そして、現在のところ、既にもう95人の方が、今

年度、95人の方が休職されていると伺っております。

もう100人超えは近いのかなという状況ですが、そこで、本年度の審査と苦情処理の件数と

内容について、分かればお願いいたします。

○主査(植草 毅君) 人事委員会事務局長。

○人事委員会事務局長 本年度の職員からの苦情相談の件数につきましては5件ございます。

内容としましては、詳しいことはなかなか申し上げられないんですけれども、同僚職員です

とか上司からの嫌がらせ、そういったものが4件、1件がパワハラについてということで、必

要に応じて、相談の内容によりましては、うちのほうで必要な助言、指導、あっせんなどを行

っているところでございます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 小坂委員。

○委員(小坂さとみ君) ありがとうございます。

職員の皆さん、今回、コロナで大変な状況ですし、本当に御苦労されていると思います。ぜ

ひよりよい職場と、また人材育成を引き続きよろしくお願いいたします。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) それでは、一問一答でお願いいたします。

今、議会事務局のほうから、職員数の増により予算額が増えたということで、この職員につ

いてはどういう背景があって、いわゆるどういう職務というか、担当されるのか御説明いただ

ければと思います。

○主査(植草 毅君) 議会事務局総務課長。

○議会事務局総務課長 職員数を1名増員して見積もってございますが、来年度は千葉市議会

の議長が指定都市協議会の会長に就任をいたします。その関係で、議会事務局から1名職員を、

全国市議会議長会の中に指定都市の事務局があるわけなんですが、その事務を担う職員が必要

ということで、全議の事務局のほうに1名を派遣するという必要がございまして、1名増員し

たという次第でございます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) つまりは、市議会議長会の会長になる政令市はそういう事務局に毎

年というか、派遣している、今回は千葉市になったという、そういう解釈でよろしいんでしょ

うかね。

○主査(植草 毅君) 議会事務局総務課長。

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○議会事務局総務課長 失礼いたしました。言葉足らずでございました。

会長市になりますと、その会長市の議会事務局から1名派遣しましょうということで指定都

市協議会の中で申合せがなされております。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) 了解いたしました。

続きまして、これは人事委員会でいいのかな、都市の自治体の事例で、いわゆる就職氷河期

の方を対象に職員を採用するという、結構ニュースとか話題にもなっている中で、結構倍率も

すごい高い、恐らく優秀な人材が入っていらっしゃるのかなと、そういうものなんですけれど

も、本市としてのそういった就職氷河期の皆さんに対する就職のチャンスを設けるとか、そう

いった今後の取組について、考え方をお示しいただければと思います。

○主査(植草 毅君) 人事委員会事務局長。

○人事委員会事務局長 人事委員会事務局です。

委員おっしゃるとおりで、かなりの倍率になっているということと、かなりほかの自治体の

採用状況を見ますと、人数的にもかなり限定的なものがございます。そういったことがありま

すので、今現在、すぐに千葉市のほうでそこの世代に限定した採用試験を実施するということ

を検討しているかというと、まだそこまではいっていない状況でございます。

ただ、我々採用している試験区分の中で、行政職、我々の事務に携わる職員なんですけれど

も、この中で行政Bという職種がございまして、そこの年齢制限を現在22歳から28歳というこ

とで限定しているんですけれども、この年齢の28歳の上限を取っ払いまして、59歳まで受験可

能ということになりますので、ここで、直接その就職氷河期世代に試験を受けてほしいという

ことではないんですけれども、受けられる体制は一応取ってございます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) そういうチャンスがあるということで、了解いたしました。

新年度から会計年度職員制度が始まる、これは人事委員会で質問しちゃっていいんでしょう

かね。いわゆる募集採用状況が足りているのか、いないのか、現段階における会計年度職員の

状況はどうなのか、分かる範囲でお示しをいただければと思います。

○主査(植草 毅君) 人事委員会事務局長。

○人事委員会事務局長 委員の御質問なんですけれども、総務局のほうで取りまとめていまし

て、ただ、我々も、人事委員会事務局としても会計年度任用職員を募集しまして、雇用してい

くことになるんですけれども、かなりの数のお申込みが来ている状況でございます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) ホームページを見ますと、会計年度職員の募集がまだ締めていない

というか、まだ充足していない箇所、部署もあるやに見えますので、そのことによって仕事が

滞ってしまってはいけないと思いますので、また総務と連携を図っていただいて、対応をお願

いしたいと思います。

それから、選挙管理委員会について伺います。

昨年は市議会議員選挙と、夏は参議院選挙がありました。開票事務の中における不祥事じゃ

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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ないですけれども、エラーみたいなものがなかなか毎回あるような、そんな印象を受けるんで

すけれども、昨年度におけるそういった、どんなことがあって、それを踏まえて今後どのよう

になされようとされているのか、お示しをいただければと思います。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 昨年、統一地方選挙におきまして、開票作業におきましてちょっ

と不適切な事案がございました。

まずその当時なんですけれども、ベテランの職員に業務が集中してしまったという状況があ

りまして、要は1人の担当職員に任せっ切りになってしまったということが、やはりそれが一

番大きな原因だったかなというふうに認識しております。そうしますと、他の職員のチェック

機能が要は働かないという状況がありました。

そういったことを含めまして、対応策としまして、複数人による確認体制を徹底しますとか、

そもそも計数、票の数え方のミスが生じたのが発端でもありましたので、そういったところの

計数機の操作方法の徹底等を全区、実際にその選挙の事務を執行します6区全部の選挙管理委

員会事務局と共通認識を持つということで対応策を取りまして、参議院選挙につきましては、

おおむね順調に開票作業が進んだかなというふうに認識しております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) 開票事務作業については6か所でやっているわけで、スムーズにい

っているところもあれば、昨年そういった事案が出ているところもあるということは、ある意

味、そういった事務作業における平準化といいますか、その辺がまだ徹底されていない部分も

若干あったのかなという、そんな気がしますので、その点、しっかり対応を今後ともお願いし

たいと思います。

それから、千葉県知事選挙で2億7,000万円、これは県費ということで、理由は分かるわけ

ですけれども、質問としましては、いわゆる選挙に関わる経費の削減の可能性について質問を

させていただきたいと思うんですけれども、任期満了となれば、このとおり、4月4日に任期

満了となるし、その後には、千葉市の市長選も任期満了となればまた2か月後ぐらいにあると

は思います。任期満了のままいけばですね。

私が伺いたいのは、経費が削減できる可能性としたら、本番ポスターの掲示板の掲示あるい

は除却等について、いつもですと県知事選で一回セットして、また除却して、市長選でまたと

いうことで、この間、2か月あるいは長くても3か月というふうに思っているわけですけれど

も、この2億7,000万円のうち、その本番掲示用ポスターの板、ボードにかかる費用というの

は大体どのぐらいを見積もっていらっしゃるんですか。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 全体的な設置が、全体を委託しておるんですけれども、その額と

しましては2,700万円ほどでございます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) 1割がそういった経費で委託してかかっているよと。

なぜそんなこと質問するのかというと、たしか4年前は県知事選では立候補者数が4人で、

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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市長選が2人ということで、そんな大きな掲示板は要らなかったわけでございますよね。まず

その、例えば県知事選で使った掲示板、ポスターの機材というのは、撤去後、どこかで利活用

されているのか、どのような処分の仕方がなされているんでしょうか。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 このポスター掲示板につきましては、その設置に関して全体的に

委託をしておりますので、撤去まで含めて、その業者のほうで行っている状況でございます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) その掲示板の耐久性ということを考えれば、あのぐらいしっかりし

たものであれば、2か月、3か月というのは優に持つような気がしますし、掲示される時期と

したら、台風の時期でもないですし、よっぽどの強風というものが発生して、掲示板が飛んで

しまうとか、壊れるという、そういう心配も要らない中、委託事業の中で県知事選で使った掲

示板をそのまま市長選にも使うことによって、委託業者に対するいわゆる費用の削減の可能性

というのは、物理的には可能かどうかというのは判断できますか。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 その物自体が同じ委託業者に発注ができるかどうかという問題が

まずあるんですけれども、仮に同じ業者だったとしたときに、そこの経費が削減できるかとい

うのは、済みません、現実的にそこまでシミュレーションしたことがございません。そこにつ

いては、ちょっと研究の対象にはなるかなと考えます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 村尾委員。

○委員(村尾伊佐夫君) 県知事選は県費として充当されて、千葉市が行う市長選は千葉市の

費用という、県のほうから出るということではないと理解しておりますので、その点の使い分

け、立て分け等も若干課題はあるかなと思いますけれども、少しでも経費の削減ということも、

やはり税金を使うわけですから、可能性を検証していただいて、そういうことが物理的に可能

であれば、ぜひそういった取組も前向きに検討をしていただくことを求めまして、質問を終わ

ります。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) それでは、一問一答でお願いいたします。

まずは、会計室さんのほうからお願いします。

こちらのほうで、事業内容のほうで、収納データ処理について委託を行うとともに、各課が

使用する共通物品を調達するということなんですけれども、収納データの処理の委託料と、そ

れから共通物品調達料について内訳をお願いいたします。

○主査(植草 毅君) 会計管理者。

○会計管理者 内訳でございますが、収納データの処理委託料ですが、これは4,947万2,000円

でございます。あと、共通物品の調達は全部で1億9,660万1,000円です。そのほか、3,000万

ほど、決算書の印刷とか、その他経費が含まれて、2億7,700万というふうになっております。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) 昨年度と比べると増減率が23%ということで上がっているんですが、

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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これは年度によって経費が変わるものなんでしょうか。

○主査(植草 毅君) 会計管理者。

○会計管理者 今回、5,300万ほど増加しているんですが、これにつきまして、主なものは、

共通物品の中で印刷用のトナー等、こちらが、チェインズが更新をされまして、今年度、昨年

10月に更新されまして、その更新に伴いましてこれまでのトナーと費用が、仕様が変わったこ

とによってトナーの単価が増えております。その関係で予算的に増額になっております。

また、令和元年度の予算としましては、4月から9月までが旧チェインズ、10月から残りの

半年分が新しいチェインズの費用ということで、新しい費用の2分の1が今年度で、令和2年

度は、それが通年でなります関係で増加しております。

ですから、令和元年度、令和2年度というのは、そういった経費で増加がそれぞれ5,000万

ずつほど増えておりますけれども、それが落ち着きますと、例年同じような経費になりますの

で、それほどの増減はないかと考えております。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) 分かりました。そちらのほうのシステムの更新ということで、ちょ

っと変動があったということで理解いたしました。

続きまして、選挙管理委員会さんのほうにお伺いします。

新年度に新たな選挙管理委員会委員さんが選任をされますけれども、初年度に研修などのこ

とはあるのでしょうか。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 委員の研修につきましては、選挙管理委員会、会議の開催の際な

んですけれども、関係法令ですとか、選挙管理委員会の全体の制度などについて研修すること

としております。

それとあと、特に変わったからということではないんですけれども、指定都市20市の選挙管

理委員会の連合会という組織がありまして、その中で、事務方だけではなくて、その委員さん

を対象とした研修とかございますので、そちらのほうに出ていただいて研修いただくというこ

とは考えております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) そうしますと、特別何か経費がかかるということはありますでしょ

うか。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 研修に関しましては、特に改選に伴った経費の計上というのはご

ざいません。

以上です。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) 先ほど、統一地方選挙の際のちょっと事務のミスということもござ

いましたけれども、やはり新しい委員さんになりますので、その辺り、またいろいろ研修で、

そういった過去の事例なども説明をしていただいて、スムーズに新しい委員さんも仕事ができ

るような形にしていただけるようにお願いいたします。

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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それでは、次に、人事委員会さんのほうにいきます。

先ほど、村尾委員のほうからも質問ありましたけれども、就職氷河期の年代に絞って採用試

験をするということはちょっと考えてはいないけれども、新年度の採用試験の一部で、22歳か

ら28歳の年齢制限を59歳までにするということが区分の一つにあるということなんですけれど

も、この行政Aと行政Bという区分があって、その行政Bのほうだけをやりますということな

んですが、ちょっとその行政Bというのがよく分からなかったので、その考え方と概要をお知

らせください。

○主査(植草 毅君) 人事委員会事務局長。

○人事委員会事務局長 先ほど申し上げました行政事務、行政Bなんですけれども、趣旨とし

ましては、幅広く多様な人材を確保していきたいというのがございます。例えば、民間企業と

併願をしていて、公務員試験に特化した勉強をあまりしてきていない方ですとか、あと、現に

今お仕事を持っていて、公務員試験の勉強の確保がなかなか難しいといったような方で、そう

いった方たちも受験をしていただきたいということで、事務行政Bという試験区分を設けてお

ります。

具体的に申し上げますと、一次試験の筆記試験があるんですけれども、筆記試験の中の専門

試験、いわゆる法律ですとか、そういったものの試験については、これを実施してございませ

ん。それとあと、面接はもちろんするんですけれども、集団討論などをしていただいて、選抜

していく試験なんですけれども、ここの幅広く多様な人材を確保したいという試験区分の受験

者が昨今ちょっと伸び悩んでおりまして、できるだけ裾野を広げたいということで、今回28歳

から、上限を撤廃しまして59歳までといったことで年齢を広げたところでございます。結果と

して、氷河期世代なんかも受けられるようなことになったということでございます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) そうしますと、この行政Aと行政Bというのは、行政という同じく

くりなんですけれども、この募集の人数とかは何か違いがあるんでしょうか。

○主査(植草 毅君) 人事委員会事務局長。

○人事委員会事務局長 今年度で申し上げますと、行政Bというのはかなり限定しておりまし

て、採用予定としましては5名で募集をしているところでございます。

一方、行政Aにつきましては50名ということで、人数にも差をつけているところでございま

す。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) そうしますと、行政Bのほう、かなり狭き門なんですが、これまで

新卒ではない、社会人経験がある方とか、そういう方も入っていて、ちょっと年齢的には幅が

あるという理解でよろしいでしょうか。

○主査(植草 毅君) 人事委員会事務局長。

○人事委員会事務局長 おっしゃるとおりです。新卒の方もいらっしゃいますし、他の民間か

らいらっしゃる方もいらっしゃいますし、他自治体からいらっしゃる方もいらっしゃいます。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) 分かりました。就職氷河期の世代の方も受けられるということで、

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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ぜひこういう試験がありますよということを、今後ちょっとアピールをしていただいて、ぜひ

職員採用の際にそういう方たちにも受けていただけるような工夫をしていただければと思いま

す。

それから、次に、監査委員会の事務局さんのほうにいきます。

監査委員会の事務局さんのほうで報告書を一応作成されているということ、先ほど御報告が

ありましたが、現在、どこにその報告書が配付また公表されておりますでしょうか。

○主査(植草 毅君) 監査委員事務局長。

○監査委員事務局長 監査結果の報告書ですが、市長に報告するとともに、全議員に配付させ

ていただいております。

庁内につきましては、全局に配付するとともに、チェインズに掲載しております。

市民向けに市のホームページに掲載しますとともに、市政情報室等に配架をしております。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) 監査委員会の報告書、私も読ませていただきますと、なかなか面白

いというか、よい視点で監査を行われていると思うんですが、ちょっと市民の方々にはあまり

知られていないような気がします。

そうすると、ホームページにはありますということなんですけれども、さらに広く情報提供

することについて、お考えがあればお聞かせください。

○主査(植草 毅君) 監査委員事務局長。

○監査委員事務局長 市民への周知につきましては、他市状況等も参考に検討していきたいと

思います。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) ぜひ積極的に情報提供していただけるようにお願いいたします。

それでは、最後に、議会事務局さんのほうにお願いいたします。

議会のICT化ということで、今年度の後半から取組が始まっておりますけれども、これま

での取組から見えてきた課題と、あと新年度については、それはどのようにしていくかという

ことをお聞かせください。

○主査(植草 毅君) 議会事務局調査課長。

○議会事務局調査課長 今年度、システム導入につきましてはおおむね予定どおりできたかな

というふうには思っております。

11月から文書共有システムを導入いたしまして、今、試行的に実施しており、議員、事務局

とも検証、確認を行っているような状況でございます。その中で、やはりICTリテラシーに

も差があり、まだまだ十分に活用できていないというふうに思っております。

次年度も引き続き、議会運営活性化推進協議会にて検証、確認を行い、実施している会議に

ついてはさらに進めていく、進化させていく、それから執行部と調整を取りながら拡大してい

きたいというふうに思っております。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 松井委員。

○委員(松井佳代子君) まだ始まったばかりなのでなかなかすぐにということはいかないと

思うんですけれども、時間をかけて新年度、少しずつ、なるべく情報提供が増やせるような形

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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にしていっていただきたいと思います。

私のほうからは以上です。

○主査(植草 毅君) ほかに。岡田副主査。

○副主査(岡田 慎君) 一問一答でお願いいたします。

先ほど、選挙公営掲示板の話が出たので、ちょっとお伺いしたいんですけれども、この選挙

公営掲示板の目的と役割についてお聞かせください。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 ポスター掲示所でございますけれども、選挙の際に候補者の選挙

運動用のポスターを一斉に掲示場に貼ることによりまして、候補者間の公平性が保たれるとい

うことがございます。そういった中で、候補者の情報を選挙に行かれる選挙人へ知らせること

を目的として設置しているところでございます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 岡田副主査。

○副主査(岡田 慎君) この設置場所の基準と、あと設置権者、県の関係の選挙だと県の選

管とか、市の関連の選挙だと市の選管になるのかとか、その辺ちょっとお伺いしたいんですが。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 選挙の種別を問わず、いずれにつきましても、私ども政令市でい

いますと区の選挙管理委員会ということになります。

以上です。

○主査(植草 毅君) 岡田副主査。

○副主査(岡田 慎君) そうすると、選挙の公営掲示板の設置場所なんですけれども、今、

私が見て感じたところですけれども、物すごい小さい公園の北側と西側にあったり、あと全く

人が通らないようなところに立っていたり、あと車しか通れないようなところに立っていたり

して、車を止めないと見られないわけですけれども、後ろから車が来ますから止められません

よね。そういったところに立っているようなものも結構多くて、あまり役に立っていないので

はないかなと思うんですけれども、そういったところを変えていくような、抜本的にもう一回

見直したほうがいいんじゃないかと思うんですけれども、そういったお考えについてはどうで

しょうか。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 ポスター掲示場の設置に関してなんですけれども、まずその数が

投票区ごと、千葉市の場合ですと小中学校等投票所ありますが、その投票区ごとにそこの選挙

人と面積等で基準的な数字があるんですね。それは国のほうで基準を持っていて、それを準用

しておるんですけれども、その数をその投票区内に設置するということをしているんですけれ

ども、そうしますと、確かにおっしゃるように、なかなか投票区によっては設置場所に苦労し

ているところも現実的にはございます。そういったところで、御指摘のように、あまり効果的

ではないというふうに見られてしまうところはもしかしたらあるかもしれません。

ただ、そこにつきましても、一度設置場所を決めたら未来永劫そのままということではなく

て、選挙のたびに区の選挙管理委員会のほうでその地域の方の御意見等を伺いながら、できる

だけよい場所ということを検討して決めているところでございます。

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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以上でございます。

○主査(植草 毅君) 岡田副主査。

○副主査(岡田 慎君) そうしましたら、時代とともに人の流れとかもどんどん変わってい

きますので、適宜見直して、効率的な場所に設置するようにしていただきたいと思います。

続けて、ちょっと看板関係なんですけれども、政治家の事務所に、政治期間以外に設置でき

る看板、名前を表示する看板等は、政治活動用の立札、証票を貼るやつですけれども、150セ

ンチ掛ける40センチの大きさのものしか認められていないと思うんですけれども、政治家、国

会議員、県会議員、市会議員、そしてその候補予定者とかたくさんおりますけれども、そうい

った中の事務所で、それ以上の、選挙期間中以外に、それ以外の大きな名前の書いてある看板

みたいなのを貼ってあるというのは本市にあるんですかね、事務所は。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 今の御指摘は、法律で認められている看板以上のサイズのものが

あるかということかと思いますが、現時点で、市選管としてはそういったものを承知はしてお

りません。

○主査(植草 毅君) 岡田副主査。

○副主査(岡田 慎君) もしそういうものがあった場合というのは、選管としてはどうする

んですか。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 個別の対応ということになってしまいますけれども、まずその設

置者等に確認をして、注意喚起もしくは指導ということをさせていただいております。万が一

なんですけれども、それでもなかなか対応していただけない場合には、警察のほうにも情報提

供いたしまして、連携して対応するということをしております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 岡田副主査。

○副主査(岡田 慎君) ちなみに、外部からちょっと違反なんじゃないかみたいな通報とい

うのはあったりする、ここ二、三年ぐらいで何件かあったとかというのが分かれば。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 申し訳ありません。ちょっと件数については今、手元にございま

せんが、ないことはないです。年間何件かはございます。ただ、そちらについても私どものほ

うからお話をさせていただいて、適切に対応していただいているというところでございます。

以上です。

○主査(植草 毅君) 岡田副主査。

○副主査(岡田 慎君) 千葉市内にはそういったものがないと把握されているということで、

千葉市の市内の政治家というのはすごいルールを守って立派な人が多いのか、もしくは選管が

ざるなのか、よく分からないですけれども、こういったことがないように、選管として今後ど

ういた取組をなさっていくのか、ちょっとお聞かせ願いたいんですが。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 折に触れての注意喚起というのは必要だと考えておりますが、特

に今回といいますか、本年12月に政治活動用の立札、看板の類いの市の証票の更新時期がまい

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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ります。その際には、規格外の看板の設置について注意喚起を行うことを考えております。

あと、具体的な件については、個々に対応はさせていただきたいというふうに考えておりま

す。

以上です。

○主査(植草 毅君) 岡田副主査。

○副主査(岡田 慎君) じゃよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

○主査(植草 毅君) ほかに。野本委員。

○委員(野本信正君) 一問一答でお願いいたします。

会計室ですけれども、証紙については、非常に不合理だということがずっと言われてきたん

ですけれども、改善はどこまで進んだのか、お伺いいたします。

○主査(植草 毅君) 会計管理者。

○会計管理者 証紙の改善でございますが、これまで、市立学校の入学検査料等、市民サービ

スの向上に資する徴収の見直しにつきましては、平成28年度末をもって一段落をしたというよ

うな認識でございます。

その後、29年4月1日からは、宅地課の開発登録の写しの交付手数料とか、建築指導課の建

築台帳記載事項証明手数料、また両課の文書受理の手数料等を現金徴収とすることとしました。

また、30年4月1日から、都市計画課の各種証明手数料を現金徴収としたところでございま

す。

30年度の実績でございますけれども、これまで20課71種類の手数料の徴収を市証紙で取り扱

っておりまして、今年度、またあと令和2年度、こちらも同程度のものかと考えております。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 今後の改善の課題についてはいかがでしょうか。

○主査(植草 毅君) 会計管理者。

○会計管理者 改善の課題ということでございますが、証紙を廃止する場合には、まず所管課

でレジスター、耐火金庫等、それらの予算措置、また現金徴収のための窓口業務ですとか、出

納簿の管理、現金の保管等、金融機関への払込み業務等、事務量の増加等の課題がございます。

そういったこともございますが、さらなる証紙の廃止につきましては、所管課と今後、よく

協議をした上で、また近年、電子マネーの普及というのもございますので、そういった状況も

踏まえて検討を進めてまいりたいと考えております。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 分かりました。

じゃ次に、選挙管理委員会についてお伺いします。

先ほども質問がありましたけれども、さきの統一地方選挙の際に不適切な開票事務があった

わけですけれども、今まで経験した人やいろいろな人の意見を聞くと、初歩的、あんなことが

本当にあるのかというようなことの指摘もされていたように思われますけれども、原因は先ほ

ど述べられたとおりですか。もっと何かお話しすることはありますか。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 重ねてお答えさせていただきますけれども、昨年の不適切な開票

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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事務の原因についてですが、まず先ほど申し上げましたように1人の職員に責任等々が集中し

てしまったということ、ほかの職員が気づくことができなかったということ。それから、先ほ

ど申しましたように、集計作業の途中でちょっとミスがありまして、そういったものが、そも

そもがそれが発端になってしまったということですね。

あと、これはもっと大きいことかもしれませんけれども、当然その業務、選挙業務含めて市

の業務、その組織全体で作業手順等を共有すべきところを十分にできていなかった部分があっ

たというふうなことを認識しております。

以上です。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 再発防止としてどのようなことをしようとしているのか、お伺いしま

す。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 こちらにつきましても、先ほどもお答えいたしましたように、複

数人による確認体制をきちんと徹底するということと、あとそもそもの計数の間違いがないよ

うに計数機等の操作方法の徹底をするということ、それから、組織的というところになります

けれども、区の選管内部ですとか、あと当然一般の従事者の方々についても、きちんと適正な

事務の執行が非常に重要なことなんだということを改めて周知をさせていただきました。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 今後の問題として、やはり開票作業に堪能な職員の配置というものを

きちんと考えていかなきゃいけないと思いますが、いかがでしょうか。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 もちろん、投票も大切ですが、より開票になりますと専門的な業

務が出てくるところも御指摘のとおりでございますので、区の選挙管理委員会のほうでも、開

票の担当に当たっては、その区の選管自体にもともといた経験者ですとか、あと開票業務、選

管にはいませんけれども、開票業務を何度も経験しているような職員を、開票の中でも特に重

要な、主要なポストに配置するなどの対応は図っているところでございます。

繰り返しになりますけれども、やはり人1人に頼ってしまうのではなくて、組織全体で対応

するということが非常に大切なこと、今回身にしみて感じましたので、職員一人一人が業務内

容の理解を深めて、正確な事務執行ができるように努めてまいりたいと考えています。

以上です。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 投票率の向上についてですけれども、その後の改善策について、何か

ありますか。お伺いしたいと思います。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 これは私どもだけでは、全国的に投票率が低調だというのは非常

に問題かと認識はしておりますが、これだという改善策がなかなか見つからないところではご

ざいますけれども、投票率の要因として、選挙自体のその候補者の数ですとか、争点の分かり

やすさ、あと当日の天候ですとか、そういったもので左右はされるというふうには言われてお

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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りますけれども、ただ選管としてもそれに任せているだけにはいきませんので、どうしたらい

いかというところなんですけれども、具体的には、やはり子供のうちから政治、選挙に関心を

持ってもらうということが非常にやはり有効かなと。これはいろいろな調査でも少し、子供の

ときに親と一緒に選挙に行った経験がある方はやはり投票率が高いというようなデータも出て

おりますので、そういった主権者教育が非常に重要と考えておりますので、今、私どもやって

おりますけれども、模擬選挙ですとか出前授業、そういったものを地道に今後も継続していき

たいと考えています。

以上です。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 郵便投票の改善ということがいつも指摘されております。今、超高齢

社会、また介護度の高い人などで、行きたくとも行けない人がいる中で、やはり郵便投票など

がもっともっと広がっていけば投票率の向上につながると思うんですが、その辺いかがでしょ

うか。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 郵便投票の現状ですけれども、介護を要する方につきましては、

現在、要介護5、一番重いほうまでしか認められておりませんけれども、さきに国が設置した

研究会におきまして、要介護3まで下げるという答申が出ておりまして、現在、国会において

議論されているというふうに私ども聞いております。

私ども選挙管理委員会サイドとしましても、非常に重要なことと考えておりまして、指定都

市選挙管理委員会連合会におきましても、法改正要望として、現在、国に対して上げていると

ころでございますので、引き続き、機会を捉えて要望を続けていきたいというふうに考えてお

ります。

以上でございます。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) この概要書を見ますと、県知事選挙が年度内にあるということで準備

しているようでありますけれども、いいんですよね、13ページにありますよね。そこでやはり

いろいろ情報を収集するのも、選挙管理委員会としては準備のために必要なことだと思うんで

すけれども、今、何人、誰が出るようなことは言われていますか。

○主査(植草 毅君) 選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長 正式にそういった情報を受けている状況ではございません。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 次に、人事委員会事務局についてお伺いいたします。

先ほども出ましたけれども、やはり障害者の雇用の改善、重度障害者も試験を受けることが

できるようになったようですけれども、そういうものについてはどんな改善をしているんでし

ょうか。

○主査(植草 毅君) 人事委員会事務局長。

○人事委員会事務局長 人事委員会事務局です。

多様な人材の中から、優秀な職員を確保したいというふうに考えてございます。

今年度実施しました試験から、対象としまして、これまでは身体障害のみの方が受験対象だ

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暫 定 版 ※確定版の会議録ではありません。今後修正される可能性がありますので、御注意ください。

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ったんですけれども、精神障害者の方、知的障害者の方にも拡大をしたところでございます。

結果、9名の合格のうち、3名の方が精神障害の方の合格でございました。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 分かりました。

人事院ということで、先日、国会で起こったことについて非常に私もびっくりして、ちょう

どテレビを見たんですけれども、国の人事院局長のこの法律解釈答弁があって、何か謝ってい

ましたけれども、何が矛盾したのか承知していますか。

○主査(植草 毅君) 人事委員会事務局長。

○人事委員会事務局長 報道を確認しただけなんですけれども、検察官の定年延長に関しまし

て、人事院の給与局長が、法務省のほうと人事院が協議した結果と矛盾した答弁をして、それ

を1週間後に訂正をしたことだというふうに聞いてございます。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) そういうことだと思うんですけれども、発端は、法律できちんと決ま

っている検察官の定年を閣議決定で延長するようなことをして、人事院のほうは安倍総理に忖

度するつもりで発言したんでしょうね。ところが、それが間違いだと指摘されて、何で間違っ

たんだといったら、ただ間違えましたと、何か訳の分からないことを言っていましたけれども、

やはりこの忖度政治というのは、千葉ではそんなことはないですか。市長に忖度して、人事委

員会がそれに寄り添ってしまうとか、そういうことはないんですか。

○主査(植草 毅君) 人事委員会事務局長。

○人事委員会事務局長 法律の解釈などで相違が出ないように、それぞれの局でそれぞれの法

規担当に確認するとともに、連絡のほうは密にして、そういった解釈の相違がないように努め

ております。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 我々、法治国家で活動している者として、法律を平気で破るようなこ

とを総理を先頭にやるというのは、本当にこの国の民主主義が低下したなということをつくづ

く思います。そういうことがないように、お互いに気をつけたいと思います。

それから、監査委員事務局でございますけれども、監査の結果について、やはり効果がある

かどうか、その辺の検証はどうしているのか、お伺いします。

○主査(植草 毅君) 監査委員事務局長。

○監査委員事務局長 監査委員の指摘に対する措置につきましては、年に2回、確認をしてお

りまして、措置率はほぼ100%となっております。

指摘が生かされた全庁的な事例といたしましては、新しい庶務事務システムで入力誤りを防

止するためにエラーメッセージが表示されるようになったりですとか、土木工事の積算誤りを

防止するためにシステム改修が行われた事例、また補助金につきまして、補助事業の完了後に

申請される補助金の手続なんですが、交付決定と額の決定の二つの手続を同時に行うこととし

て、手続の明確化、効率化が図られたような事例がございまして、全庁的な事務改善も図られ

ているものと考えております。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 非常に心強い答弁をいただいたんですけれども、でも、これは監査も

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ずっとやっていますと、毎年同じようなことをしているとか、そういうことでマンネリとか、

惰性とか、そういうことに陥る心配はないのかという懸念があります。そういう点で、新しい

改革なども必要と思うんですが、いかがでしょうか。

○主査(植草 毅君) 監査委員事務局長。

○監査委員事務局長 これまで、確かに細かい規定違反等の指摘を、同じような指摘が繰り返

されるということは確かに傾向としてはございました。

監査としまして、こういった法令違反以外にも、有効性や効率性、経済性といった3Eの観

点からも監査を行うとともに、全庁で同じようなミスが繰り返されないように、所管に対して

事務ミスを指摘するだけではなくて、ミスの原因が何であるかを調べまして、既存の制度やシ

ステムのほうに問題があれば、制度所管のほうに改善を求めるというようなことをしておりま

す。

また、自治法の改正によりまして、来年度から内部統制制度の運用が開始されますので、よ

りリスクを考慮した重点的な監査を行いますとともに、内部統制の運用状況についても見てい

きまして、必要な事務改善を図っていきたいと思っております。

また、自治法の改正で勧告という制度もできましたので、このような仕組みを使って有効に

全庁の事務改善に努めて、図るようにしてまいりたいと思います。

○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 緊張してやっていただきたいと思うんですが、いろいろ文書を見ると、

おおむね間違いなしとか、このおおむねという言葉はすごく役所用語であるんですよね。どこ

に行ってもそんな言葉が出てきて、一体何なんだろうかと最初の頃は思って、私も最近慣れち

ゃったんで、ちょっとマンネリかなと反省しています。

監査というと、本来、江戸時代でいえば、目付、大目付とかいって、これは旗本の大名もび

くびくして、大変緊張した関係だったんですよね。ですから、久我さんが庁内を歩くとみんな

ぴりぴりして、ああ監査が来たと、こう思うようになってくれとは言いませんが、しかし、そ

れくらい監査というものは、やはり行政を行っている人たちにとって緊張的な存在であってほ

しいということを申し上げておきたいというふうに思います。

最後に、議会でございますけれども、議会は行政委員会として、特に公正性の議員がいて、

それの事務局ですから、まさに市長部局から独立して、毅然とした対応が必要だというふうに

私も認識しているわけでありますが、鎌田局長におかれましては、そういう立場で議会事務局

の仕事をしてきたのかどうか、その辺についてお伺いします。

○主査(植草 毅君) 議会事務局長。

○議会事務局長 事務局の職員は、二元代表制の一翼を担う市長から独立した機関である議会

において、議長の指揮監督の下で議員のサポートに専念しているということでありますけれど

も、確かに委員が御指摘のように、事務局自体も千葉市の組織の一部でありますし、私も職員、

市長部局から出向を命じられて来ている者ですので、そういった影響があるという御指摘もあ

るのかもしれませんけれども、自分自身の姿勢としましては、議員、議会を最優先に、議会の

視点に立って、議会がしっかりと機能を発揮して、効果的、効率的に議会の運営ができるよう

に、事務局職員も一丸となってその議会の活動をサポートすると、そういう仕事に専念してき

たつもりでありますので、その辺は御理解をいただきたいというふうに思います。

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○主査(植草 毅君) 野本委員。

○委員(野本信正君) 分かりました。

私も、鎌田事務局長が議会へおいでになったとき、その前の仕事を考えて、市長のそばに長

くおられて、市長の覚えめでたき人だというふうにうわさは聞いていたんですよ、本当かどう

かは知りませんけれどもね。そういう中で、この事務局長としてどういうふうにやっていくの

かなという関心は高く持っておりました。

しかし、今こうしてあと1か月という話、1か月もないんだよね、何日かになってみて、私

自身が最初は大分誤解していたなと。やはり議会事務局長として立派にその任を果たそうとし

ているということについて、いろいろと分かりました。

退職するに当たって、何かやはり議会とか、残しておきたい言葉があったら、一言どうぞ。

○主査(植草 毅君) 議会事務局長。

○議会事務局長 それぞれ置かれた立場をしっかりと認識をして、その物事の本質を捉えて、

そのために自分が何をすべきかということを踏まえて仕事をしていくことが必要ではないかな

と、自助努力を続けるべきだというふうに思います。

○主査(植草 毅君) 10分前です。野本委員。

○委員(野本信正君) よく分かりました。

私、たまにこういう質問をするんですよ。以前。まちづくりのことで都市局長と随分やり取

りして、モノレールにエレベーターつけようよとか、いろいろな話をしてきた人がいまして、

杉山義命さんに本会議で最後に一言、あなた話していきなさいと言ったら、すくっと立ち上が

りまして、ローマは一日にして成らず、まちづくりは永遠ですと、こういう名言を残して去っ

ていきましたね。すごい人だなと思って尊敬していたんですけれどもね。

ありがとうございました。

○主査(植草 毅君) ほかに。

御質疑等なければ、以上で各所管の審査を終わります。

説明員の皆様は御退室願います。御苦労さまでした。

[各行政委員会等退室]

指摘要望事項の協議

○主査(植草 毅君) それでは、総合政策局及び各行政委員会等所管について、指摘要望事

項の有無、またある場合は、その項目、内容について御意見をお願いします。

初めに、総合政策局、いかがでしょうか。(「オリパラだよね」「オリパラですね」「オリ

パラとかってやってしまうともう終わってしまいますか」と呼ぶ者あり)オリパラ、もう終わ

っちゃうもんね。(「別に終わっても何でも、正副に考えてもらえばいい」と呼ぶ者あり)そ

うなんですか。オリパラですか。(「もし終わるものを挙げるのがあまりよくないのであれば、

次期基本計画とか」「その辺を優秀な正副に考えてもらおうよ」と呼ぶ者あり)ありがとうご

ざいます。

じゃ、また正副一任でよろしいでしょうか。(「はい」「誰も一任じゃなくて、考えろって

言ってるの」と呼ぶ者あり)じゃ、正副にて参考までにつくらせていただきたいと思います。

全ての所管、指摘要望事項の案文を作成させていただき、9日月曜日の本会議散会後に開催

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される分科会におきまして、御検討をお願いいたします。

以上で、本日の日程は終了いたしました。

次会は、3月9日月曜日の本会議散会後に総務分科会を開きます。

本日は、これをもって散会といたします。御苦労さまでした。

午後3時5分散会