昭 和 四 年 :: 一 報彙鱒鮭) 一行...
TRANSCRIPT
號 四 第 卷 一 第
日 一 月 一十年四和昭
會 協 業事化孵鱒鮭道海北(内‘i果産水廳道海北)
昭和四年十一n二十
一一」一=印刷納本
昭和四年十一Jl-一u--
,-
.一一行
目
次
資
料
魚類飼料としての毛翅目 北海道農事試験場
師桑山覺 一
-標
識鮭の回
歸状
況-: : :
北
海適水産試験場根室支場 田中 林蔵 M-一一
(-1一)本年度西別孵化場に於け
る櫻
鱒畜養成績
:--…一)
雑
報
孵化
場
鮭鱒新魚捕獲状況-::--::-:;:…
::-…-…
(
一一)民営孵化
場の擴張--
--::
--::-:::・:::-… :
(一)
會
報-
本協會に對し地方費水補助一一一一一一一一一M-:…-:-::-:----- ;
(一一)豊平川鮭親魚捕獲試
驗の
委託を
受く
---
- ::::-
----・(一一)
本
會入會者
::-:-:---…
::-:-::::::・::
…- :::・(三
)會員消息
……
:--…-…
--:-:-
-:
-
---
:-…
-:::・(三) 報彙鱒鮭
鮭發生標本實費配布
一組金五国
送料不要
數育
'學術
、産業上の好資料た
る:
無發生標本を作製し前記實費
を以て配付す
、体裁優美に
して
室内装MM品としても好適す至急
中込あれ
雄確解化用器具ノ
'
御用命ハ
是非:=弊店へ
一、鮭'館
、価一、鯉、孵化盆及同枠
一、同解化相
,受卵器
一、ァスフ
アルト
(流動)塗料
一、一プレ
ビン、油
'各極染料
一、龜甲
紗(卵掬用)海總
一、醫源薬品
。工業藥品
,高名賣藥
一、山本藥院製劑一一一一一生材料
解化用器具製作發資元
父子堂
山本勝見藥舖工作部
札幌市北三條東六丁日
(電停前
)
「,,'-,一の
フ
ナ
電
話
二
五
二
-:番
番銀
替
小一理一一九-:八
資
料
魚類餌料としての毛翅目の昆虫
北海道農事試
整切
技師
桑
山
本論文一]、日本學術協會第五回大會、一秘一-氏學術締演f
特に應用
見-一經・上・,-り-見・一 :
る毛趣目のEー一一更』中魚類,部
料として水産養旅學
に開係一一一一、有するもの
、一,-一 :・一一一一沙餘しすものでぁって、水産試驗場大
野氏の御輪旋に--
'u・・・桑山氏の御承諾な得て此處に掲一一一 :一一,「るな得
・事か深謝する次第であるo(「識」毛理目一一 :-
-「とびげら
」の類-一一・含
むもの
(、英の幼-llt-- :一地・
通「か:
-
l;-むし」又-:-「ごみか一'・一一・」などと
稱し、水中に生活し分泌」液に,・-って葉片
、革一一一一一、砂粒等な殺り
種々の形般の権一一一一一一・一一一一造・-,,
、其の内にあって水草叉一一 :--
-水--a等・一一一̂一一一一
して生活するもの・であるo(編者
))
毛題目の昆・里の人生に對する經濟的關係は、淡水魚類の
天然的一科として重要であるo例〈'ばロイド氏、チリァード
氏等の之れに關して論じたものがある
。又魚類の天然例料
としての量目的價但に就き調査せる最も著名な
'
るものは'-
--
'
a,氏の行へるそれであるo則ち氏は
ーニユージーランド
に於て九月から三月に一旦り六〇尾の躍類に就き調査せるに
脉翅類系統の昆虫は四、八〇四尾,それ以外の目の昆虫六六
二尾、昆虫以外の動物二八尾、合計五、四九四尾で、、脉理類
と-一て取扱はれたるもの・、・・一内、毛翅目の昆・
里は四、二四一尾
と一一.-・.一過半数を占め、質に全戦の七七%に達して居ると云
ふ事を報じて居る
。然し
--氏が一-九〇〇年の夏
季北アメリカ合衆國
-u洲
fu沼に於ける河一聽
二五尾に就きて胃の内容調査を行つた場合には、最も多い
のは
「ユスリ力
」科(r一一一」:」一M一一類に近一線の種類'-
,、、形般蚊1一一:--一、7し
似て居る
、一一一?、確火等に無數集り來る
、体、綠色な一一一F---- :
f:--
E一色
の故はrユスー一 ::
,」r:;あるo
)のもので,毛翻一目のものとしては
幼・一一一一一〇尾、蛹四尾、輔一一果七七個を検出し,その比は
「ユス
リ一ヵ」一一六・二四に對し、毛翅目の幼虫並一期〇
。五六の割
合を示し、毛翅目は制一科として特に重要な位置を有
して一〇
報 集 報 離-號 四 第 卷 -, 第
なかつた
。
.
本邦に於ける此種の調査に就きては、未'一一・?文献″一一一一,一獵-
て居らぬが
:一一一には北----適水産試験場が大正十五年に行つ
た「一9一類一大然一例科調査
」を紹介する
。一般に湖沼河川に於け
る一前一類其の他の天然-E科はその種類一一一w一一M(-一一一一一一一一一一共一,.-
i-一一一節によ
り又一一一…一齢の:一一一一一一一一によ---著しき差異のあるものであるが、北
-ff適水産試驗場は此點に着目し、数種の淡水魚に
:一一一一一一一~一て觀
禁したc即ち
「ャマ一一」は常時河川に樓息し
性・一一一一一̂ l一a一で好ん
で動物性向料'特に多くの昆虫類を索め食する
。釧略國西
別川、日高國染退川にての調査では、昆一--
--類の發生多、一一一一、一蘭a
秋の候には飽食するもの多く、昆---類の活動少き冬季より
融雪期の開には一般に一一一一一一一一-量少ないが
この是----類の少な
い一一一一一一一一一・に於ては確の継魚を食害する機會が多い
。さ・)して
4E解となつた昆虫類の内にはその時期の加例に係・一,f・f--・
常に
毛翅国の'一一虫多鞍を占め、又或る場合軸集さへも報食して
〇るのを認めた
。河川に、拆上した後の一附一の成魚は岸一一m一一の一湖
誰よ-
1;
)落下する昆一一一li-類を抑食するに過きないし
然も索一一一一 :
量が少ないから
毛観一目の動虫の如きは
一の場合一確ど認
むることが出來ないっ次に洞爺湖並に支.
:-一
勿
湖の那館は主に
「」・,、 '
,チンコ
」成は「ダィァブトームス
」等浮游性11J
穀類を食と
し、昆虫類特に毛題目に屬するものは非常に少ない。
:
離の
稚feに就ては,釧路國西別川
、後志一團一一一一株川、石特國千歳
カハ、',-一一ケ
一7利
ナ
.-u一レトピ
ケラ科
時妹目
械地目計
表 実 量 言l2'l /、.=-l・1 四 = - 四
一v.一一一一一らく-ケナ力トビケラと認めらる
、
一,
-の
( :
期一・一…一一九七一一一一一一期七尾
一^・、悉く幼---
(兩三極・一一一一合む
一一一・一一・一数極の一付更な含ル齢期も一定して‘bな
い0・一一一一ゲラの
重
一00、0一
川のものを調査したが
、六月千競川にて抽渡したものに毛
翅目・一一一 :一認めた
。更に叙上有用一随
一類一一・使害する度ある雜魚と
としてS
「イヮナ
」に就き、例.
路国四別川、日高國染退川,
、並考一笏、-lMのものを調査した處に據れば,多数の一一一一一一・一一一類を一一一M一
食せる内
毛湖~
目を'
含一一6る・
、一を見た。
次に昭和三年三月二十日より四月十八日に一旦り北海適水
産試驗場は大正十五年と同機、--
lM路國西別川の上流で、補
渡せる
「ヤマ,ぺ
」並一ー
ィヮナ
」約一'六〇〇尾に就・
9c'天然制科
調査を行つたが、条は北
:-m進水産試驗場長森---a技師並同場
大野技手の好意により
夫等魚類の一一目中より得た昆---類に
一一一一一、一一一一一一.一一'
類調査を行ふことが出來た
。その結果を示すと次の
如くであるo
第一表
組
類
双地目
神地目
藤地目
ヶ ェ 毛一フ グ 地
科1 日1ビ
・7トビケ一フ
科ヒゲナカト
ビケ一フ科
個- ,a =体_ Ji - - 1交一六1l;:数
百;i1分
比00
備
考
主として一一一スリ・一・科の幼l-並1llf・e含む
グyゴロ・v科の :
期
一・一一
小銀類の幼・m一、一不完全、一 :-一る一一一一一 ' l一一一一定未了
標0
キリパ
J
,-・トビケ一7に屬する・-uの
、-
的一一一一
一 :一タツムリトビケラに一腦するもの六尾
其の他のもの一尾
總て-9集にして砂石
:
-一一一にて作れるもの
少数、
',-一前一物一一一一一一・r-' :
i,・成れる-l-のを合む
標識鮭の囘歸状况
水産試驗場根室支場
田
中林藏
能爾人工解化場に於て解化放流せる一一一一和一は、放流後幾年
にして、如何なる割合に同歸し,更に同瞬和、分布の:-一况如
何等は解化事業開係者の等しく知らんと一徽・するところなり
素より前者に於ては沿岸並に解化.
場附屬補渡場等に於て漁
一独せられたるものにつ?一一一一調査し得るも、後者にK-つては始
んど之れにつき知るに由なし'此等の大体の献况を知るた
め、北一一一道水産試驗場根室支場は根室外四部水産組合と装
M一一して、大正丸年六月根室國標津解化場に於て購確魚(放
前表に見るが如く
、是等~
關を類に攝食せらる-E地
虫類は
、
.
、-
r-..,
.)
六目に一旦る多一数の種類含み始・どその全・f力一一一一 :一一一一一-樓,
l一一一一・一一一0未
熟時代であつて、就中毛一M一目に屬するものは的四五%を一' il-
め他の目に比し最も個体数多く,春李に於ける是等一一一--a類に
對し量的に'心1i-値大なることを一認め得るのであるo
流期のもの)一万二千尾の標一一一一一放流をなしたり(標識方法は
鵬一要-左右を----別せず切斷す
)、而して標識放流魚は大正十
一
年度より一一一一一一Mを始め、十二年
、十三年、十四年度に一旦り同
歸せり尚大一----十五年度以降は調査を打切りたるを以て明か
なら・一一一一,,'同歸和-
、術獲-一況次の如し
。
抑獲状況
大正十一年度補渡数計二尾
三
大正十三年度術盤尾数計三十五尾
田3n
國
」大正十
三年九月
書一
不辞
同
同
九月中
同
號 四 第 卷 - 第
同 同
十
月三十
一日
十
月
六日
不
一一一一一
大正十
二年十
月十五日
同 同 同 同 同 同
十
一月
一n目-
十
月
一一
目
十
一月二日
十
一月十二日
十
月廿
七
日
十
月
四
日
大正十
二年
九月-l'一一:一日
同
同 同 同 同 同 同 同 同 同 同 同 同 同 同 同 同
囲 國羅 四自 別川 川
同
十
二
月
三
日
同十
二年十
一月廿五日
同 同 同 同 同 同 同 同 同 同 同 同 同 同正十
二年十
月廿
五日
十
一月七日
十
一月廿日
十
二月十
目
十
二月十
九日
十
二月廿七日
十
三年
一月七日
一月十
二日
一月十
六日
十
二年十
一月二日
十
二月十
九日
十
二月二十
七日
十
三年
一月十
日
一月廿八日
二
月
三
日
不
辞
不詳
i
一一
- - li9
三 - 四 - - - - - - - 二 一一 一 - - 二 - -一-一一内
:
解一,化場
字一,-1一一歌登村
同1---
所体長
二
尺三
寸
体重
六五(-
)・,-一
温根
角谷金之永漁・場
体長
二一'一,八
寸
体重
一、一一一00
匁
同 大 喜 大 体 長字 字 , 重 l能 i基i小イ 一=
,',二寸
二
五
()・一一一ラ・
キ
時'玉古
一一一 :
場
業所
一
捕
獲
時
日
一-娜雄
別一 尾
数一
描
要
石一一一一一川支流
、・
+二
--
一+二日
一一一一一
一体長一一尺三
一、,'-'n一分
千
歳
川大正
'
月
次
M1
縮M場西越採
根一一n一開一西別川
不
詳
不辞
一
大正十
二年
度抑渡数計七十
三尾
同
標一一一川
北見-lla細定町
沿岸
同同同同
細定川
同同常・1.一村一一m-一一
同 同千
島-lla國後島
泊
村
沿
一一一一:
同同同北見囲細走川
同 同 同同同同
國
営一一・一.川
同同
國別海村沿岸
同同同同
國標津村沿
一一一一一
同
同
同
國i一別:一一沿一一一一
同
同
同 同 同 同 同 同
十
月中
十
月十
八
十
月十
二
日 日
九
月
八
目
九月十
五日
九月十
五目
同
十
月二
十
三目
不
詳
同大
正十
三年
九月
七日
十
月二十
二日
十
一月廿三日
十
一月二十
一n日
十
一月
::
-:・一八
日
十
二
月::一・ ::
二
目
十
月
十
六
目月
十
月一-
]-日
十
同不
十
一月九日
詳
同大正十
二
年十
二
月二日
同
十
二
月四日
同
十
月五日
同
十
二
月
一日
不
詳
大正十
二年十
月十
二日
同
十
月十
四日
同
/
十
月十
九日
同
十月廿二日
同 同同 不
十
月
九
日
十
月:
i:
六日
詳
大正十
二年十
二
月八
日
同 同 同 同
十
二
月
七
日
十
二
月二
十
日
十
二月二十一一一目
十
一月
大
日
不
詳
同 同 同
一 五 二
ノ
ト口
加藤留五郎漁場
-
.yトマ
リ
上杉漁場
体長
一一尺一寸一一一分
体重
八
〇(-
)・一一一
体 体重長
8尺
0 -
匁j
同 同 同 同 同 同 同二細
・f-一~
解化
場補一一一一一一場
不- - -・ 二 詳
l全-大
一字
郎秩漁苅合父
別小西
字ハシ
コ
ィ
、港屋
漁舎
字
一yッノー--石黑漁
合 同 字チ
タ
ツ
ネ
マ
ツ
ブ
篠田;fl-合
大字同柳一一一一郎
同二大字平
增系国 村太字市 床郎丹
同 同 同 同
同
一
同同・
同同同科E一a村沿
一一一一-,一一-手縣有古一理
一
不
詳
大正十三年十月中
同 同 同 同 同
十月十日
十二月九日雄 同 同
大正十四年度挿盤尾数四十七尾
千島-l9..一一開後那
-n-
村同
同 同 同 同 同 同 同
同東沸
同 同 同 同 同 同 同 同 同
正十四年十月六日
十月五日
十月一ハ日
十月十六日
九月廿五日
十月十三日
十月廿四日
十月八国
十月十二日
十月三十日
体長
二尺二'一
」
体重八二(,)・一一一一
同
二尺二寸
同
八〇〇・一一一
同一一一一、一一F五分
同一、E一00象
司一一一、八;-
l
f八〇〇a
体長二一一八二'・一 :・
体長二一一、九寸
体重一、き(-・一一一一一
大字大流村
ニキシ口
無言:
和一場
大字検父刈別
成国,出一場
同シプチヤ1ll
小西-n場
同同同八重代古丹
描佛
永出照場
同
可一同同同同同同同根
一,国別海村治岸
同國伊茶仁川ロ
同國粒
別村:
-n-一一一一一一・
同
一一一一一一日川同同
一大翻團初山別
;l-沿岸
同同增毛町沿一一-
同
同 同 同 同 同 同 同 同 同
十
一月四日
十一月ヒ日
十
一月九日
十
一月十
一日
十一月十三日
十一月廿目
十一月廿六日
十
一月一一-日九月廿八日
不
詳
大正十四年十月十六目
同 同 同 同 同 同 同
十一月二十八日
十一n-:一三十日
十二月五一-
十一=:一f一日
十月二十一日
十月四目
十月十六日
同 同 同
大 - - - - - 二 - - 二 - = 三 二 二 一二一 =同 同 同 同 同 同 同
同大字西別村
柳国一一m一場
同
画
同n
y.一一一フ一-'
下出
漁場
茂集川見島元ifa場
大字別一刈'
村伊達水
産會社
大字岩尾村相馬漁
ら輔獲せる者よ-
l;-の報告に基きて記載したるに止まるを以
て'通知洩れ其の他の理由により實際の同歸布一の数は右に
比し著しく多數なりしは想像に難から'
さる所なり、以上の
理由により前掲の表によりて同歸の實相を結論す一oは早計
なり、
:
依て以下單に之れ・一一一 :
總揺するにのみ1-'
めたり
。
標識放流せるm- :-
,-一用0
)同師までの年数は三年二尾、f七
三尾、五年三五尾'六年四七尾にして、六年以後に於て同
一師せるもの・、一数又相一最にありたるも一一一一・..・、一如し。
国一一師の一場所は必すしも放流せられたる川にのみにあら・ず
補獲場所を国別に見れば'放流國たる根室國に六九尾、千
島國國後島に四七尾、北見國に二二尾を主とし'其の他割
上表記載の如く標識放流せるもの・・・一一数
一万二千尾に對し
同歸後抑獲せられたるもの一五七尾にして'放流教の僅に
一分二一Ef一に一構り震しく僅少なり、然れども上表術獲数は專
路國七尾'天一認國一〇尾、石-
ll-國一尾,」一一一手縣に一一一一e捕一獲
:一一 Jられたり
。然れども以上は河川及一一一m海を通じての數なる
を、以.
て此等が總て河川に拆上するものと假定せば多少其の
数字に變化を生ずべし、次に河川に一一a一上するもの-みにあ
りては、放流川たる標津川一三尾、西別川一二尾、羅日川
一〇尾、束、沸湖一五尾、其の他'石狩,釧路
、営幌、網走
常R川等に一尾乃至三尾挿獲せられた--l,此れによりて見
れば標津川に放流せられたる標識能一一一一一n一は標津川にのみ同
歸せず、之れに一返・o~一西別川、羅自川及國後一 :-一一東沸湖にもほ
r同数の同師をなし,又違き釧路國、北見國
、及石-ll-國等
に於け一・る右S河川に向つても画齢-したるを知る
。
本年度西別解化場に於一一り一る櫻總蓄養成績
・
西別解化場に於て昨年度施行した標館の一一一一一 :
l一一一一試驗成額に
開しては、本誌第一一一0一第二號に内海同m一一一一一一場長によつて、
其の概要を發表せられた所であるが、試驗の成績が豫期以
上に良好であつたので、同解化場に於ては、今後
、毎年'
繼續事業として之れな行う事となつた、而して本年度に於
ても一既に六月、以來此の事業を行つて居たのであつたが、過
般優良なる成績を、以て之れを終了したので、此の概要を此
處に機載して,再び一訳者諸一賢の御參考に供する事とした
。
蓄
養
池
装r養池の位置一構造は前年度に於けるそれとほほ同様であ
る
。即ち西別解化場附屬・ン
'-
,, ,フ, ー
ド'
採卵場に於て西別川を二
t:
離
雄ノ
別
('
)一・//
た
、成熟献態は八月十日より時・一一一-l-れを調査せるに大体に
於て左表の通り~
)であつて、採,卵は八月二十五日より---成熟せ
るもののみを撰びて行つた
。
望尼
「商
一00
-
一
//
.-
一備
考
%一一一一一一一一・一一
一一一一一一此の
日
」-り補獲採卵・一一一
一'
開始す
一一三一 1
一J一一一Eル一 i
一
號 四 第 卷 - 第
く全く理想的
基であると一一4ふ
べ、0-一であつたo
而して審
養角雌三
、一二〇尾
雄
一、八四三尾中親魚として使用した
も-)の・・、一數は雌二、丸三〇尾
一雄
,一六二九尾であつて其の採
卵数七百二十万粒
'採卵歡の多数であつた事西別解化場開
始、以來の事である
。
雑
報
孵化場鮭館親魚捕獲
採卵般況
;・L月中
晦規角:術獲採卵に從事せる道内解化場数は二
一、
:
術
一器一・an一数七五、七〇五尾、採卵数五
一、八二一、〇〇〇粒、
之れを前年度同期に比すれば補
:
一器一一一一一数に於て
丸'八四〇
尾採卵酸に於て三五、八八〇、〇C〇粒を各々一一一一一加し成績顔
る良好な-り
。尚本年度開始以來の總計は親.一一一一補一獲数
九二、八
〇三尾'採卵数六〇,三三九、一〇〇粒にして之れ又前年に
比し捕獲数
四
、丸三五尾,採卵敦三七、二;・L三'七五〇粒を
何れも增加せり
。
'
次に能にあ--
)ては丸月中親魚捕種採卵に從事せる解化場
数
一一術渡親角数
一'〇二七尾'採卵
望ハ七〇
、〇〇〇数に
ケ所竹一賢を以て遮一断し、(上流竹費と下流竹實との間隔的八
十八間
)此間を一一一一一一養池として親角一一一一一一'
養の用に供した、河幅約
十間であるから
、---の面積約八百八十'
坪である
。水一一一fは平
均二
一八、河底砂礫水流連であつた
。川を
遮断した竹實は上'下
流ともに解
理式に構~
道し,下流のものは此の
.a一口によりて、源
上し來る親魚を一一一一一養池に
導き入れ
、上流のものには補波装
一置を施し
、成熟親魚を補獲するの用に供
した
。
書
養
期
間
六月二十
一目
下流竹資S設置を完成し、上流に進散する
親魚を
一時
--all''し置き
、七月十四日に
至り上流の付賢設置
を完成して一班一養池内に一9 l一的一を收容し九月二十日に至り規魚
を全部・
川:
一一一一~する--l-で一一一一一一一一一一一一・一一・一一繼續した
、此の開六十
九日
であ
るo
'
蓄
養
の献
况
本年度西別川に於ける膊税魚の源上は比較的早くから始
まり、而も拆上期に降雨が多かつた爲め拆上良好であつて
八月上-l0一前養池内の尾数大約四千尾に達するの盛况であつ
た
、其の後多少の拆上がぁつたが八月二十日
頃に至つて始
んど終了するに-ll-った
。
本年
度の一一一 :
-一一養数は事業終了後計
:
行
一一一するところによると雌
三、一二〇尾
、,-',一一一一一、八四三尾合計四千九百六十
三尾であつ
九月十日以後は一一一一養池に未一一一一一一一一一一 :一一一んどなく;1L
月二十日
全
部の術渡採---Pを終了した
。
成
績
一一養成績は前年
度同様極めて良好で,-一a基池に收容後
二
十五'一ハ日一一一 :--
一一一・一一五十五、六目
にして成熟し、米熟角として採
卵の用に供せ,さるもの僅に二十
二尾であつた
。尚此
の笠5
養
中に於ては負傷
,表弱又は一一一一一一一究等をなせるものは
一尾もな
捕
對葵一ao-
一一一一0一
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して
、前年度に比し捕獲数に於て二四
一尾を減じたるも
、
採卵. :
数に於ては反つて
二一七、五〇〇粒を增加せり,即ち
次表の如し
。離親魚捕渡採卵表
前年
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年
度一前
年
度
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西
別
留
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計
考
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-因年八月整四年九月a'
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九月一日着手
同
八月中一一一一一一手
E
セ月中着手
同八月中地用
手一一一一九月一日着手
九月二十日着手
九月十五日着手
八月中着手
九月一目一説府手
'
八月中一一一一---手
同九月二十五日一一一一一手
八月・一・一一一一一手
九月二十七日一一一,一,手
八月中・一一一一一一-J
同
0 00 00 0
000一三
、一三
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一一一n0一通一四一000一
號 四 第 卷 - 第
民營解化場の擴張
〈一十一解一解化場設備な鮭三千一一 :::一一一一一一前一四百万粒に擴張す
十勝能鯖人左解化場は十一勝外四一一M一一艦一臓一養施水産組合の經
營に屬し'能一千万粒一館百万粒の設備を有し、明治三十二
年より解化事業を經績し來--
)たる所なるが、今同解化事業
効果の.
增加を固る目的を以て同國大正村震幸に-
llf二千万粒
鱒三百万粒の設備を有する第二解化場を設くる事に決安し
過般道廳の許可ありたるを以て、近く三万二千国の豫算を
以て建築に取りかかる由
。
△ウルモ'へッ
ー
?'
轉人工解化場擴張並改築
擇提部留別村谷茂平經管人工解化一場は近年同歸魚の激增に
伴ひ現五千万粒設備にては極め一し釈隘を感ずるのみなら・ず
在來の建築物養魚池等は一者しく腐朽せるを以て此の際設備
を八千
'
万粒に擴張し九万一国の豫算を以て解化室養魚池の改
修をなさんが爲め道一廳へ夫れ
く手續中の處九月二十日付
を以て摘張並に改築工事許可せられたり。
.
會
報
本協會に對,し地方費水産業補助
基に本協會よ-り北海道廳に對し左記事業の補動金下附出
願中の處今般金五百画下附指令ありたり
。
事
業
一、随發生標本作製配布
二、養館試驗
・
三'機關誌及有益なる印刷物の刊行
豐平川一
鮭親魚捕獲試驗の
委托を受-:
千競離館人--解化場に於ては、石特川に於ける一平期來遊
鮭增殖の目的を以て、前年度より支流量平川に於て親一一一一一一術
獲試験を開始せるが
、事業經費の關係上本年度の規魚一術獲
を本會に委託せられたり、依て本會は豐平川支流逆川及同
厚別川との中開に於て九月十五日より事業に若手し'十二
月末日迄の間千一一一一一一解化場監督の下に捕獲試驗に從事する」a-一
となれり
。
一一一
小博市外高島一町水産試驗場北海道聽技手大野磯吉
釧路國標菜局區内、
西別解化一場員幸内慣次郎
本會入會
;・L月及十月中に於て左記二一 :-:
l一本協會に入會せられたり。
會員消息
素藤光雄氏九月二十二日札幌市南八條西十丁目に移轉せ
らる
〇前田敬治郎氏八月中札幌市外白石村字上自石二二二坂本
方に轉居せ1--・る
年賀廣告募集
會員相互間に於て年ヵ習一般を交換するは甚不經濟な事であります
、そこで
本協會は本誌新年號に會員諸君の年賀廣告を致しまして相互間の交換を廢
止一一し度い、~,ー
思います
。料金は一名にっき金五十錢
一一、J致,しま,して一月一日本
誌を御手元に到着する樣發送致,しますから
、多數御賛同の上十一月十日迄
に本會
一苑御申込の禮願ひます
。
'るA急
告
本年度に於ける會費徴集の爲近日中本會よ・り集金郵
便を差し向けますから其の際は是非御排込下さる様
一
會員諸君に御願致します。
▲一一寄稿歡迎
來る昭和五年
・一月一日發行の本誌--新年號、一、 J
して-:-
づかしから9内容の充實した立派なものを發行致し
度い、~
、一存、じます就、きまして-
l-何率多数御寄稿下さる
る様御願致します。
5M田一Stfi
-'
M前一m札解田簡
議M十丁E-
9三通番M札m田M一條用一一丁3一解地札9前M一條,m5-n9一解地,l電話三、二
八一一 :一番
一
一
f
,
鮭館製解
造
化
大林長兵衛
販器
,
.
札幌市北四條西七丁日一番地
,'
・
短.
話一四五一番.
一賣
l
式
一.
札市幌市北三條-一一Tn--一・,
.北
空廳水
藤内
)一一一一一一一一一一一六三0(内整七番),f
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一册參
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表行所北海適能'時游f,裝協合出
Eu日空49一一一四-一書定住六m(一ヶ年)(...
同八指鍵;現税不用