07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4...

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- 263 - 中高年齢層の情報行動 Information Behavior of the Over Forties 橋元 良明 HASHIMOTO, Yoshiaki 片桐 恵子 KATAGIRI, Keiko 木村 忠正 KIMURA, Tadamasa 是永 KORENAGA, Ron 大介 TSUJI, Daisuke 康俊 MORI, Yasutoshi 小笠原 盛浩 OGASAHARA, Morihiro 北村 KITAMURA, Satoshi 河井 大介 KAWAI, Daisuke 大野 志郎 OHNO Shiroh 0.調査の概要 橋元 良明 1.インターネットの利用( 問1) 1.1 インターネットの利用状況( 問1) 河井 大介 1.2 主なサービスの利用頻度(問4) 康俊 1.3 SNS の利用( 問5) 小笠原 盛浩 1.4 ネット利用に際するトラブルへの不安( 問6) 河井 大介 2.テレビの視聴 2.1 テレビ・新聞・ラジオの利用時間(問3) 是永 2.2 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移( 12 橋元 良明 2.3 よく見るテレビ番組のジャンル(問11 大野 志郎 3.ニュース、諸情報の情報源 木村 忠正 3.1 情報の種類毎に利用される情報源 3.2 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答) 3.3 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答/複数回答) 3.4 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答) 4.メディアの重要性評価 4.1 情報源としての重要性評価(問8 大介 4.2 娯楽情報源としての重要性評価(問9 大介 4.3 メディアの信頼性(問10) 是永 . コミュニケーション 5.1 対面/インターネットによる近隣・友人・親族とのコミュニケーション 大介 5.2 社会参加の状況( 18) 片桐 恵子 5.3 社会参加の状況( 18-1) 片桐 恵子

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Page 1: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 263 -

中高年齢層の情報行動

Information Behavior of the Over Forties

橋元 良明 HASHIMOTO Yoshiaki 片桐 恵子 KATAGIRI Keiko

木村 忠正 KIMURA Tadamasa 是永 論 KORENAGA Ron

辻 大介 TSUJI Daisuke 森 康俊 MORI Yasutoshi

小笠原 盛浩 OGASAHARA Morihiro 北村 智 KITAMURA Satoshi

河井 大介 KAWAI Daisuke 大野 志郎 OHNOShiroh

0調査の概要 橋元 良明

1インターネットの利用(問1)

11 インターネットの利用状況(問1) 河井 大介

12 主なサービスの利用頻度(問4) 森 康俊

13 SNSの利用(問5) 小笠原 盛浩

14 ネット利用に際するトラブルへの不安(問6) 河井 大介

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間(問3) 是永 論

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問12)

橋元 良明

23 よく見るテレビ番組のジャンル(問11) 大野 志郎

3ニュース諸情報の情報源 木村 忠正

31 情報の種類毎に利用される情報源

32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問8) 辻 大介

42 娯楽情報源としての重要性評価(問9) 辻 大介

43 メディアの信頼性(問10) 是永 論

5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

辻 大介

52 社会参加の状況(問18) 片桐 恵子

53 社会参加の状況(問18-1) 片桐 恵子

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54 活動している人の中での連絡方法(問18-2) 片桐 恵子

55 ヘルスリテラシーと情報行動 北村 智

56 ICT利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

北村 智

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度 大野 志郎

62 主観的健康状態(問24) 河井 大介

63 日頃の健康習慣(問25) 河井 大介

<補足資料>

単純集計表

橋元 良明 東京大学大学院情報学環

片桐 恵子 神戸大学大学院人間発達環境学研究科

木村 忠正 立教大学社会学部

是永 論 立教大学社会学部

辻 大介 大阪大学大学院人間科学研究科

森 康俊 関西学院大学社会学部

小笠原 盛浩 東洋大学社会学部

北村 智 東京経済大学コミュニケーション学部

河井 大介 東京大学大学院情報学環

大野 志郎 東京大学大学院情報学環

報告のベースとなる調査は平成 30 年度科学研究費基盤研究(A)「日本人の情報行動その四半世

紀にわたる変遷と超高齢社会における課題の検討」(課題番号 18H03645研究代表者橋元良明)の一

環として実施されたものである

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0調査の目的

01 調査の目的

2018 年 10 月 1 日において日本の総人口は 1 億 2644 万人そのうち 65 歳以上の人口

は 281を占めている人類史上でも類を見ないほどの超高齢化社会である単にネット

利用率という側面でみれば年齢層にまたがるデジタルディバイドはかなり解消されたと

言えるしかし高齢者におけるネット利用の実態はモバイルでのメール利用が中心で

サイト利用スマートフォン利用とも若年層と比べ活発とは言えない(本報告の調査に

よれば 70 代のモバイルによるサイト利用率は 263スマートフォン利用率は 283に

とどまる)すなわちまだまだ ICT の恩恵を十分被っているとは言えない状況にある

その背景として機器スキルの不足や経済的側面以外に詐欺や誹謗中傷個人情報流

出等に関し若年層に比べ不安度が高いという意識面での影響や周りのサポートを十分受

けられないという実態などもある

この調査では高齢者層の情報機器利用実態の他にネット社会に対する不安や個人情

報にまつわる諸意識ICT 利用と生活満足度や幸福度との関連等を分析し超高齢社会に

もやさしい情報環境のあり方を考察する糸口を提示するまた地域活動やグループ団

体への参加それらの活動に利用しているメディア周りからのサポート状況等地域内

コミュニケーションの実態についても分析することを目的とする

02 調査方法

(1)調査対象者実査を委託した中央調査社の個人マスターサンプル(中央調査社のモニタ

ーリスト自主企画個人訪問面接調査の協力者の中から郵送調査への協力意向のある

対象者を募ったもの)から抽出した全国 40 歳から 79 歳の男女

(2)調査対象者の内訳回収率

40 歳代50 歳代60 歳代70 歳代の 10 歳刻み

各年代の男女別に 100 人ずつの合計 800 人を抽出

するにあたり全国を 10 の地域区分(北海道東

北関東甲信越北陸東海近畿中国四国

九州)times3 の都市規模(21 大市その他の市町村)

で層化し各年代の男女別に 100 人ずつを層ごとに

2018 年 1 月住基人口に比例配分した人数を中央調査社の個人マスターサンプルから無

作為に抽出

(3)調査方法郵送法

(4)有効回答数827 票

(5)調査期間2018 年 11 月 22 日 ~ 2018 年 12 月 25 日

発送数 回収数 回収率男性 40代 288 101 351

50代 207 108 52260代 175 100 57170代 199 102 513

女性 40代 246 106 43150代 204 103 50560代 183 104 56870代 272 103 379

合計 1774 827 466

- 266 -

1インターネットの利用

11 インターネットの利用状況(問1)

インターネット(以下ネット)の利用状況について問1で質問している問1では

次の4つの機器それぞれについて

(1)「パソコン(タブレット型端末を除く)で」(PC)

(2)「タブレット型端末(iPad など)で」(タブレット)

(3)「スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)で」(スマートフォン)

(4)「従来型携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)で」(従来型携帯)

「メールやLINEなどでのメッセージを見たり送ったりする」(メッセージ)「インタ

ーネットのサイトやアプリを利用する」(サイトアプリ)の利用の有無を確認した

ここでは個別の利用状況に加えて以下の利用状況を検討する

①PCネット利用者(1)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

②タブレットネット利用者(2)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

③スマートフォンネット利用者 (3)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

④従来型携帯ネット利用者(4)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

⑤PC系ネット利用者 (1)または (2)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

⑥モバイルネット利用者(3)または (4)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

⑦メッセージ利用者(1)から (4)のいずれかでメッセージを利用した人

⑧サイトアプリ利用者 (1)から (4)のいずれかでサイトアプリを利用した人

⑨汎ネット利用者(1)から (4)のいずれかでメッセージまたはサイトアプリを利用し

た人

個別のものに加えて上記①~⑨の利用者の比率について全体および性別の傾向を示

したものが表 111 である

今回の調査回答者(40 歳~79 歳)の全体の傾向としては汎ネット利用の比率は 912

であったまた機器別の利用を見た場合スマートフォンでのネット利用(681)が

最も高く次いでPC(627)であるがタブレットでのネット利用は 262と十分に

普及しているとは言えない一方利用内容はメッセージ利用は 903とほとんどの人

が利用しておりサイトアプリでも 784と多くの人が利用している

性別で見てみるとPCでのネット利用は女性よりも男性が多い傾向がありスマート

フォンでのメールやLINEなどでのメッセージ利用は女性が男性よりも多い傾向がみら

れたまたPC系とモバイルではPC系では男性の利用率が高くモバイルでは女性

の方が高い傾向がみられた

- 267 -

表 111 全体性別のインターネットの利用状況()

N 全体 男性 女性 χ 2 検定

PC メッセージ 809 536 641 432 サイトアプリ 796 582 664 499

タブレット メッセージ 800 164 178 149 サイトアプリ 792 251 261 241

スマートフォン メッセージ 809 677 644 710 サイトアプリ 799 631 603 658

従来型携帯 メッセージ 796 270 294 246 サイトアプリ 784 61 87 36

①PC 810 627 705 549 ②タブレット 802 262 271 252 ③スマートフォン 809 681 652 710 dagger ④従来型携帯 796 270 294 246 ⑤PC系 811 678 743 614 ⑥モバイル 820 887 868 905 ⑦メッセージ 821 903 893 912 ⑧サイトアプリ 810 784 795 773 ⑨汎ネット利用 821 912 907 917 χ 2 検定の記号は性別とそれぞれの利用有無でのχ 2 検定の結果 plt001

plt01 plt05daggerplt10 で有意であることを示す

さらに年齢層別に見たものが表 112 である従来型携帯を除いてほとんどの項目

で年齢層が低いほど利用率が高い傾向がみられた従来型携帯では逆に年齢層が高いほど

ネット利用率が高い傾向がみられた機器別では60 代まではスマートフォンでの利用率

が最も高いが70 代では従来型携帯やPCがスマートフォンよりも利用率が高いがPC

系とモバイルでの比較ではいずれの年齢層でもモバイルでの利用が高い

また利用内容別ではいずれの年齢層でもメッセージがサイトアプリよりも高い傾向

がみられるがサイトアプリの利用は 60 代で 741と落ち込みさらに 70 代では 464

と半数を割っている

また今回の調査は 40 歳~79 歳を対象としているがサンプリング方法調査の時期

が異なるが参考までに 2015 年に実施された日本人の情報行動調査(橋元ら2016)の

40 代以上の年齢層別の結果と比較すると今回の調査ではPC系が全体的に高くモバイ

ルでは 60 代が高くなっているPC系ではタブレットの普及に伴う可能性がある

ここで高齢者のネット利用と基本属性の関連を明らかにするために60 代70 代そ

れぞれでPC系モバイル汎ネットの利用有無を従属変数としたロジスティック回帰

分析を行った説明変数としては橋元ら(2016)でネット利用との関連が示されている

基本属性である性別学歴世帯収入就業形態都市規模を参考に男性ダミー(男性

を1女性を0)学歴世帯収入就労有無(フルタイムパートアルバイトを1そ

れ以外を0としたダミー変数)大都市居住(21大都市を1それ以外を0としたダミー

変数)を用いた

- 268 -

表 112 年齢層別のインターネットの利用状況()

40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定

PC メッセージ 636 + 657 + 500 340 - サイトアプリ 712 + 717 + 530 346 -

タブレット メッセージ 211 + 174 146 121 dagger サイトアプリ 392 + 267 208 124 -

スマートフォン メッセージ 918 + 838 + 617 - 304 - サイトアプリ 908 + 793 + 553 - 222 -

従来型携帯 メッセージ 127 - 196 - 323 448 + サイトアプリ 49 34 89 77 dagger

①PC 738 + 740 + 604 412 - ②タブレット 390 + 274 231 142 - ③スマートフォン 923 + 838 + 627 304 - ④従来型携帯 127 - 196 - 323 448 + ⑤PC系 801 + 779 + 663 456 - ⑥モバイル 995 + 957 + 892 693 - ⑦メッセージ 1000 + 976 + 906 + 720 - ⑧サイトアプリ 976 + 929 + 741 464 - ⑨汎ネット利用 1000 + 986 + 926 730 - χ 2 検定の列の記号はχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05

daggerplt10 で有意であることを示す 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

表 113 年齢層別のインターネットの利用状況の日本人の情報行動 2015 との比較

() 日本人の情報行動 2015 今回調査

40 代 50 代 60 代 70 代 40 代 50 代 60 代 70 代 汎ネット利用 959 890 660 - 1000 986 926 730 PC系 694 630 393 - 801 779 663 456 モバイル 924 858 617 - 995 957 892 693

分析の結果(表 114)60 代では学歴や世帯収入が高いほど利用している確率が高くな

るが70代では世帯収入の効果はみられず学歴が高いほど利用している確率が高い傾向

がみられた

表 114 60 代 70 代の各ネット利用有無を従属変数としたロジスティック回帰分析

60 代 70 代 PC系 モバイル 汎ネット PC系 モバイル 汎ネット N 199 200 200 191 194 195 男性ダミー 01533 dagger -00404 -00465 01329 -01814 dagger -01111 学歴 04481 01090 03718 03365 02019 02770 世帯収入 02329 04323 07958 01034 00340 -00143 就労有無 -01292 -02738 dagger -02489 -00320 00243 -00322 大都市居住 00146 -00291 -00168 -00254 -00442 -00775 数値は標準化偏回帰係数 数値横の記号は plt001 plt01 plt05daggerplt10 で有意であることを示す

参考文献

橋元良明編(2016)『日本人の情報行動2015』東京大学出版会

- 269 -

12 主なサービスの利用頻度

問4では主なサービスの利用頻度を尋ねているまず利用率について見ると「メー

ルの読み書きをする」が利用率 804と最も高い次いで「地図アプリ(Googleマ

ップなど)を利用する」706「LINEでメッセージのやり取りをする」605「Yo

uTubeを見る」556「ネットショッピングで商品サービスを購入する」532「他

の人(個人)のブログホームページを見る」447「旅行の予約をする」349と続く

一方「YouTube以外の無料ネット動画を見る」は 284「スカイプLINEな

どの音声通信を利用する」273「オンラインゲームをする」198と3割弱の利用率とな

っており「ネットバンキングを利用する」利用率は 181に止まっている

表 121 主なサービスの利用頻度

利用頻度を男女年層学歴世帯年収別に見ると「メールの読み書きをする」は女

性の方がやや高く若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

122)「LINEでメッセージのやり取りをする」は男性若年高学歴世帯年収 400

万円以上が高い頻度となっており60 歳代と 70 歳代には大きなひらきがある(表 123)

「スカイプLINEなどの音声通信を利用する」は男女に差はなく若年高学歴

世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 124)「オンラインゲームをする」

は男女と学歴に差はなく若年と世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

125)「ネットバンキングを利用する」は女性若年高学歴世帯年収 400 万円以上

が高い頻度となっている(表 126)「ネットショッピングで商品サービスを購入する」

は男女に差はなく若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

127)「旅行の予約をする」は女性若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度

となっている(表 128)「他の人(個人)のブログホームページを見る」は男女に差

はなく若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっているまた40 歳代

50 歳代と 60 歳代70 歳代には大きなひらきがある(表 129)「地図アプリ(Goog

leマップなど)を利用する」は男性若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻

ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない 無回答 している  (計)(1)メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13 804(2)LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 4 17 378 17 605(3)スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 6 114 75 703 24 273(4)オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19 198(5)ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17 181(6)ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16 532(7)旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16 349(8)他の人(個人)のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17 447(9)地図アプリ(Googleマップなど)を利用する 4 167 285 214 276 18 706(10)YouTubeを見る 132 143 162 12 429 15 556(11)YouTube以外の無料ネット動画を見る 33 63 94 94 699 17 284

- 270 -

度となっている(表 1210)「YouTubeを見る」は女性若年高学歴世帯年

収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 1211)「YouTube以外の無料ネット

動画を見る」は学歴に差はなく女性若年世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっ

ている(表 128)

表 122 メールの読み書きをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 123 LINEでメッセージのやり取りをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 124 スカイプLINEなどの音声通信を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 390 159 85 31 151男性 409 178 90 46 13 82女性 407 212 69 39 18 69 dagger40歳代 207 125 41 27 8 650歳代 210 132 35 15 14 1460歳代 203 82 49 28 4 4070歳代 196 51 34 15 5 91 中学高校 359 125 76 40 17 101短大高専専門学校 193 101 36 22 6 28大学大学院 264 164 47 23 8 22 400万円未満 345 106 84 38 15 102400万円以上 466 282 75 46 16 47

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 324 129 33 14 313男性 408 197 65 11 3 132女性 405 127 64 22 11 181 40歳代 207 136 37 5 3 2650歳代 208 119 34 9 1 4560歳代 201 58 38 12 5 8870歳代 197 11 20 7 5 154 中学高校 359 101 63 15 5 175短大高専専門学校 193 110 29 7 0 47大学大学院 261 113 37 11 9 91 400万円未満 345 74 53 15 7 196400万円以上 463 249 75 18 7 114

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 20 50 94 62 581男性 404 8 30 50 24 292女性 403 12 20 44 38 289 ns40歳代 206 6 21 43 28 10850歳代 208 9 16 33 13 13760歳代 200 3 10 14 14 15970歳代 193 2 3 4 7 177 中学高校 356 6 15 39 20 276短大高専専門学校 192 5 21 20 17 129大学大学院 259 9 14 35 25 176 400万円未満 340 9 14 27 15 275400万円以上 462 11 36 67 47 301

- 271 -

表 125 オンラインゲームをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 126 ネットバンキングを利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 127 ネットショッピングで商品サービスを購入する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 108 30 14 12 647男性 406 59 13 9 6 319女性 405 49 17 5 6 328 ns40歳代 206 52 11 4 6 13350歳代 209 36 8 3 3 15960歳代 200 12 5 4 1 17870歳代 196 8 6 3 2 177 中学高校 359 43 11 5 4 296短大高専専門学校 190 34 9 3 2 142大学大学院 262 31 10 6 6 209 ns400万円未満 342 27 11 5 4 295400万円以上 464 81 19 9 8 347

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 9 14 68 59 663男性 407 3 2 22 28 352女性 406 6 12 46 31 311 40歳代 206 2 8 31 26 13950歳代 208 2 3 23 20 16060歳代 201 1 2 12 8 17870歳代 198 4 1 2 5 186 中学高校 359 4 1 22 16 316短大高専専門学校 191 1 2 20 14 154大学大学院 263 4 11 26 29 193 400万円未満 346 3 5 16 15 307400万円以上 462 6 9 52 44 351

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 30 203 206 374男性 407 0 13 96 104 194女性 407 1 17 107 102 180 ns40歳代 207 0 11 95 72 2950歳代 209 0 12 66 65 6660歳代 201 0 6 30 43 12270歳代 197 1 1 12 26 157 中学高校 359 0 6 60 63 230短大高専専門学校 192 0 9 52 65 66大学大学院 263 1 15 91 78 78 400万円未満 345 1 5 46 71 222400万円以上 464 0 25 157 134 148

- 272 -

表 128 旅行の予約をする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 129 他の人(個人)のブログホームページを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1210 地図アプリ(Googleマップなど)を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 2 19 267 525男性 407 0 0 5 125 277女性 407 1 2 14 142 248 40歳代 207 0 0 7 97 10350歳代 209 0 1 9 91 10860歳代 200 0 1 3 50 14670歳代 198 1 0 0 29 168 中学高校 360 0 0 3 86 271短大高専専門学校 192 0 0 3 67 122大学大学院 262 1 2 13 114 132 400万円未満 346 1 1 1 69 274400万円以上 463 0 1 18 197 247

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 101 93 97 79 443男性 408 48 46 46 36 232女性 405 53 47 51 43 211 ns40歳代 206 47 45 35 23 5650歳代 209 35 30 35 22 8760歳代 201 11 12 21 14 14370歳代 197 8 6 6 20 157 中学高校 360 24 31 33 28 244短大高専専門学校 191 32 30 22 21 86大学大学院 262 45 32 42 30 113 400万円未満 344 33 18 28 25 240400万円以上 464 68 75 69 53 199

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 33 138 236 177 228男性 407 10 52 119 92 134女性 405 23 86 117 85 94 40歳代 206 11 54 86 42 1350歳代 208 12 43 78 44 3160歳代 200 7 25 47 51 7070歳代 198 3 16 25 40 114 中学高校 360 8 37 91 70 154短大高専専門学校 190 7 35 61 50 37大学大学院 262 18 66 84 57 37 400万円未満 345 9 41 74 76 145400万円以上 462 24 97 159 101 81

- 273 -

表 1211 YouTubeを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1212 YouTube以外の無料ネット動画を見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

13 SNS の利用

SNS の利用については3 種類の SNS (FacebookTwitterInstagram)について利

用状況(書き込み投稿もする見るだけ利用していない)をたずねている(問 5)性

別年層別に利用状況を比較したものが図 131~133 である

どの SNS でも利用状況の性別による差異は有意ではないが年層別による差異は 01

水準で有意である(Facebookχ 2(6)=6912Twitterχ2(6)=7135Instagram

χ 2(6)=10015)4050 代は比較的 SNS を利用しているが6070 代になると利用率が

急減する

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 109 118 134 99 355男性 409 41 45 65 56 202女性 406 68 73 69 43 153 40歳代 207 43 43 56 27 3850歳代 209 40 37 37 35 6060歳代 202 16 29 29 22 10670歳代 197 10 9 12 15 151 中学高校 359 38 39 39 32 211短大高専専門学校 193 24 33 40 26 70大学大学院 263 47 46 55 41 74 400万円未満 345 33 34 40 42 196400万円以上 465 76 84 93 55 157

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 27 52 78 78 578男性 406 9 19 28 37 313女性 407 18 33 50 41 265 40歳代 207 9 16 30 31 12150歳代 209 11 20 26 29 12360歳代 200 6 11 12 12 15970歳代 197 1 5 10 6 175 中学高校 359 10 21 32 23 273短大高専専門学校 191 8 13 17 19 134大学大学院 263 9 18 29 36 171 ns400万円未満 344 7 14 23 17 283400万円以上 464 20 38 54 60 292

- 274 -

図 131 全体性別年層別の Facebook 利用状況(n=812)

図 132 全体性別年層別の Twitter 利用状況(n=811)

図 133 全体性別年層別の Instagram 利用状況(n=812)

- 275 -

次に各 SNS の利用(見る書く見るだけ)の有無をロジスティック回帰分析で予測

した(表 131)独立変数には回答者の属性(性別年齢教育年数フルタイム仕事

ダミー世帯年収子供と同居ダミー独居ダミー都市規模)を投入した

表 131 SNS 別利用有無の予測

従属変数 Facebook Twitter Instagram

B B B

性別(1男性 2女性) 年齢 教育年数(学歴から換算) フルタイム仕事(ダミー) 世帯年収(数値換算) 子供と同居(ダミー) 独居(ダミー) 都市規模(反転) 定数

0172

-0047

0100

0403dagger

0001

-0295

0577dagger

0317

-0096

0276

-0074

0111dagger

0221

0000

-0680

0330

0351

1202

0719

-0082

0099dagger

0425

0001dagger

-0477dagger

0347

0127

0386

n 798 797 798

Nagelkerke R2 0154 0169 0208

dagger plt01 plt005 plt001 plt0001

どの SNS でもおおむね共通しているのは年齢が若いほど高学歴であるほど利用率が

高くなる点であるSNS 別に見るとFacebook は世帯年収が多いほど大都市に居住して

いるほど利用率が高いTwitter は子供と同居しているほど利用率が低く大都市に居住

しているほど利用率が高いInstagram は女性の方が男性より利用率が高くなっている

14 ネット利用に際するトラブルへの不安(問6)

インターネットに対する不安について以下の5項目について「とても不安」「やや不

安」「あまり不安ではない」「まったく不安ではない」の4件法で確認した

(1)「利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される」(違法請求)

(2)「ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される」(カ

ード悪用)

(3)「自分の ID やパスワードが勝手に使われる」(乗っ取り)

(4)「住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が

流出する」(情報流出)

(5)「パスワードを忘れてしまう」(パスワード忘れ)

これを「とても不安」「やや不安」を不安として全体性別年齢層別に確認したも

のが表 141 である全体ではすべての項目で4分の3以上が不安を感じており特に

情報流出(890)カード悪用(869)乗っ取り(868)が高いこの傾向は性別

や年齢層別にみても共通している性別では違法請求カード悪用情報流出で女性が

- 276 -

男性よりも有意に高く年齢層別ではカード悪用で 40 代が高くカード悪用と乗っ取り

で 70 代が低い傾向がみられたがそれ以外に差はみられなかった

表 141 全体性別年齢層別のインターネットに対する不安()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代

(1)違法請求 799 756 690 822 715 743 799 770

(2)カード悪用 801 869 835 903 913 + 886 849 822 -

(3)乗っ取り 800 868 853 882 889 857 899 821 - dagger

(4)情報流出 801 890 855 925 884 900 910 865

(5)パスワード忘れ 800 761 742 780 729 805 769 738

性別年齢層横の記号はχ2 検定の結果 plt001 plt01 plt05 daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果+plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低いことを示す

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間

マスメディアの利用時間についてはテレビ新聞ラジオの平日一日の平均利用時間

(時間と分)を直接記入する形でたずねている(問 3 の 1~3)このうち利用していな

い場合を0分としてカウントした回答を「全体平均」利用していない場合をカウントから

除いた回答を「行為者平均」として性別年層学歴職業別に平均時間(分)を比較し

たものが表 211 である

全体の傾向としてはテレビが全体平均 2051 分で行為者平均 2120 分との差は大きく

ないがラジオでは行為者率が 414と低いこともあり全体平均 484 分に対して行為

者平均 1168 分と大きな開きを見せている

属性としてはテレビについてはすべての属性について全体平均および行為者平均とも

に有意な差が見られた女性と 60 代以上の年層中学高校卒および非有職者で利用時

間が長くなっておりこの傾向は全体平均および行為者平均ともに同様である新聞につ

いては性別による差が見られないが年層では 70 代の利用時間が全体平均で 540 分と他

の年層に対する差が大きく中学高校卒および無職についても利用時間が長くなってい

るラジオは属性による差がほとんど見られないが年層別の全体平均で 70 代が 761 分

と特に長くなっている

全体として70 代以上の層が活発にマスメディアを利用する傾向を読み取ることがで

きる

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

天気 旅行

- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

グルメ

国内ニュース 海外ニュース

天気 旅行

買物 健康

TV番組

- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

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communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

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Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

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Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

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孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 2: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 264 -

54 活動している人の中での連絡方法(問18-2) 片桐 恵子

55 ヘルスリテラシーと情報行動 北村 智

56 ICT利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

北村 智

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度 大野 志郎

62 主観的健康状態(問24) 河井 大介

63 日頃の健康習慣(問25) 河井 大介

<補足資料>

単純集計表

橋元 良明 東京大学大学院情報学環

片桐 恵子 神戸大学大学院人間発達環境学研究科

木村 忠正 立教大学社会学部

是永 論 立教大学社会学部

辻 大介 大阪大学大学院人間科学研究科

森 康俊 関西学院大学社会学部

小笠原 盛浩 東洋大学社会学部

北村 智 東京経済大学コミュニケーション学部

河井 大介 東京大学大学院情報学環

大野 志郎 東京大学大学院情報学環

報告のベースとなる調査は平成 30 年度科学研究費基盤研究(A)「日本人の情報行動その四半世

紀にわたる変遷と超高齢社会における課題の検討」(課題番号 18H03645研究代表者橋元良明)の一

環として実施されたものである

- 265 -

0調査の目的

01 調査の目的

2018 年 10 月 1 日において日本の総人口は 1 億 2644 万人そのうち 65 歳以上の人口

は 281を占めている人類史上でも類を見ないほどの超高齢化社会である単にネット

利用率という側面でみれば年齢層にまたがるデジタルディバイドはかなり解消されたと

言えるしかし高齢者におけるネット利用の実態はモバイルでのメール利用が中心で

サイト利用スマートフォン利用とも若年層と比べ活発とは言えない(本報告の調査に

よれば 70 代のモバイルによるサイト利用率は 263スマートフォン利用率は 283に

とどまる)すなわちまだまだ ICT の恩恵を十分被っているとは言えない状況にある

その背景として機器スキルの不足や経済的側面以外に詐欺や誹謗中傷個人情報流

出等に関し若年層に比べ不安度が高いという意識面での影響や周りのサポートを十分受

けられないという実態などもある

この調査では高齢者層の情報機器利用実態の他にネット社会に対する不安や個人情

報にまつわる諸意識ICT 利用と生活満足度や幸福度との関連等を分析し超高齢社会に

もやさしい情報環境のあり方を考察する糸口を提示するまた地域活動やグループ団

体への参加それらの活動に利用しているメディア周りからのサポート状況等地域内

コミュニケーションの実態についても分析することを目的とする

02 調査方法

(1)調査対象者実査を委託した中央調査社の個人マスターサンプル(中央調査社のモニタ

ーリスト自主企画個人訪問面接調査の協力者の中から郵送調査への協力意向のある

対象者を募ったもの)から抽出した全国 40 歳から 79 歳の男女

(2)調査対象者の内訳回収率

40 歳代50 歳代60 歳代70 歳代の 10 歳刻み

各年代の男女別に 100 人ずつの合計 800 人を抽出

するにあたり全国を 10 の地域区分(北海道東

北関東甲信越北陸東海近畿中国四国

九州)times3 の都市規模(21 大市その他の市町村)

で層化し各年代の男女別に 100 人ずつを層ごとに

2018 年 1 月住基人口に比例配分した人数を中央調査社の個人マスターサンプルから無

作為に抽出

(3)調査方法郵送法

(4)有効回答数827 票

(5)調査期間2018 年 11 月 22 日 ~ 2018 年 12 月 25 日

発送数 回収数 回収率男性 40代 288 101 351

50代 207 108 52260代 175 100 57170代 199 102 513

女性 40代 246 106 43150代 204 103 50560代 183 104 56870代 272 103 379

合計 1774 827 466

- 266 -

1インターネットの利用

11 インターネットの利用状況(問1)

インターネット(以下ネット)の利用状況について問1で質問している問1では

次の4つの機器それぞれについて

(1)「パソコン(タブレット型端末を除く)で」(PC)

(2)「タブレット型端末(iPad など)で」(タブレット)

(3)「スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)で」(スマートフォン)

(4)「従来型携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)で」(従来型携帯)

「メールやLINEなどでのメッセージを見たり送ったりする」(メッセージ)「インタ

ーネットのサイトやアプリを利用する」(サイトアプリ)の利用の有無を確認した

ここでは個別の利用状況に加えて以下の利用状況を検討する

①PCネット利用者(1)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

②タブレットネット利用者(2)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

③スマートフォンネット利用者 (3)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

④従来型携帯ネット利用者(4)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

⑤PC系ネット利用者 (1)または (2)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

⑥モバイルネット利用者(3)または (4)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

⑦メッセージ利用者(1)から (4)のいずれかでメッセージを利用した人

⑧サイトアプリ利用者 (1)から (4)のいずれかでサイトアプリを利用した人

⑨汎ネット利用者(1)から (4)のいずれかでメッセージまたはサイトアプリを利用し

た人

個別のものに加えて上記①~⑨の利用者の比率について全体および性別の傾向を示

したものが表 111 である

今回の調査回答者(40 歳~79 歳)の全体の傾向としては汎ネット利用の比率は 912

であったまた機器別の利用を見た場合スマートフォンでのネット利用(681)が

最も高く次いでPC(627)であるがタブレットでのネット利用は 262と十分に

普及しているとは言えない一方利用内容はメッセージ利用は 903とほとんどの人

が利用しておりサイトアプリでも 784と多くの人が利用している

性別で見てみるとPCでのネット利用は女性よりも男性が多い傾向がありスマート

フォンでのメールやLINEなどでのメッセージ利用は女性が男性よりも多い傾向がみら

れたまたPC系とモバイルではPC系では男性の利用率が高くモバイルでは女性

の方が高い傾向がみられた

- 267 -

表 111 全体性別のインターネットの利用状況()

N 全体 男性 女性 χ 2 検定

PC メッセージ 809 536 641 432 サイトアプリ 796 582 664 499

タブレット メッセージ 800 164 178 149 サイトアプリ 792 251 261 241

スマートフォン メッセージ 809 677 644 710 サイトアプリ 799 631 603 658

従来型携帯 メッセージ 796 270 294 246 サイトアプリ 784 61 87 36

①PC 810 627 705 549 ②タブレット 802 262 271 252 ③スマートフォン 809 681 652 710 dagger ④従来型携帯 796 270 294 246 ⑤PC系 811 678 743 614 ⑥モバイル 820 887 868 905 ⑦メッセージ 821 903 893 912 ⑧サイトアプリ 810 784 795 773 ⑨汎ネット利用 821 912 907 917 χ 2 検定の記号は性別とそれぞれの利用有無でのχ 2 検定の結果 plt001

plt01 plt05daggerplt10 で有意であることを示す

さらに年齢層別に見たものが表 112 である従来型携帯を除いてほとんどの項目

で年齢層が低いほど利用率が高い傾向がみられた従来型携帯では逆に年齢層が高いほど

ネット利用率が高い傾向がみられた機器別では60 代まではスマートフォンでの利用率

が最も高いが70 代では従来型携帯やPCがスマートフォンよりも利用率が高いがPC

系とモバイルでの比較ではいずれの年齢層でもモバイルでの利用が高い

また利用内容別ではいずれの年齢層でもメッセージがサイトアプリよりも高い傾向

がみられるがサイトアプリの利用は 60 代で 741と落ち込みさらに 70 代では 464

と半数を割っている

また今回の調査は 40 歳~79 歳を対象としているがサンプリング方法調査の時期

が異なるが参考までに 2015 年に実施された日本人の情報行動調査(橋元ら2016)の

40 代以上の年齢層別の結果と比較すると今回の調査ではPC系が全体的に高くモバイ

ルでは 60 代が高くなっているPC系ではタブレットの普及に伴う可能性がある

ここで高齢者のネット利用と基本属性の関連を明らかにするために60 代70 代そ

れぞれでPC系モバイル汎ネットの利用有無を従属変数としたロジスティック回帰

分析を行った説明変数としては橋元ら(2016)でネット利用との関連が示されている

基本属性である性別学歴世帯収入就業形態都市規模を参考に男性ダミー(男性

を1女性を0)学歴世帯収入就労有無(フルタイムパートアルバイトを1そ

れ以外を0としたダミー変数)大都市居住(21大都市を1それ以外を0としたダミー

変数)を用いた

- 268 -

表 112 年齢層別のインターネットの利用状況()

40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定

PC メッセージ 636 + 657 + 500 340 - サイトアプリ 712 + 717 + 530 346 -

タブレット メッセージ 211 + 174 146 121 dagger サイトアプリ 392 + 267 208 124 -

スマートフォン メッセージ 918 + 838 + 617 - 304 - サイトアプリ 908 + 793 + 553 - 222 -

従来型携帯 メッセージ 127 - 196 - 323 448 + サイトアプリ 49 34 89 77 dagger

①PC 738 + 740 + 604 412 - ②タブレット 390 + 274 231 142 - ③スマートフォン 923 + 838 + 627 304 - ④従来型携帯 127 - 196 - 323 448 + ⑤PC系 801 + 779 + 663 456 - ⑥モバイル 995 + 957 + 892 693 - ⑦メッセージ 1000 + 976 + 906 + 720 - ⑧サイトアプリ 976 + 929 + 741 464 - ⑨汎ネット利用 1000 + 986 + 926 730 - χ 2 検定の列の記号はχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05

daggerplt10 で有意であることを示す 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

表 113 年齢層別のインターネットの利用状況の日本人の情報行動 2015 との比較

() 日本人の情報行動 2015 今回調査

40 代 50 代 60 代 70 代 40 代 50 代 60 代 70 代 汎ネット利用 959 890 660 - 1000 986 926 730 PC系 694 630 393 - 801 779 663 456 モバイル 924 858 617 - 995 957 892 693

分析の結果(表 114)60 代では学歴や世帯収入が高いほど利用している確率が高くな

るが70代では世帯収入の効果はみられず学歴が高いほど利用している確率が高い傾向

がみられた

表 114 60 代 70 代の各ネット利用有無を従属変数としたロジスティック回帰分析

60 代 70 代 PC系 モバイル 汎ネット PC系 モバイル 汎ネット N 199 200 200 191 194 195 男性ダミー 01533 dagger -00404 -00465 01329 -01814 dagger -01111 学歴 04481 01090 03718 03365 02019 02770 世帯収入 02329 04323 07958 01034 00340 -00143 就労有無 -01292 -02738 dagger -02489 -00320 00243 -00322 大都市居住 00146 -00291 -00168 -00254 -00442 -00775 数値は標準化偏回帰係数 数値横の記号は plt001 plt01 plt05daggerplt10 で有意であることを示す

参考文献

橋元良明編(2016)『日本人の情報行動2015』東京大学出版会

- 269 -

12 主なサービスの利用頻度

問4では主なサービスの利用頻度を尋ねているまず利用率について見ると「メー

ルの読み書きをする」が利用率 804と最も高い次いで「地図アプリ(Googleマ

ップなど)を利用する」706「LINEでメッセージのやり取りをする」605「Yo

uTubeを見る」556「ネットショッピングで商品サービスを購入する」532「他

の人(個人)のブログホームページを見る」447「旅行の予約をする」349と続く

一方「YouTube以外の無料ネット動画を見る」は 284「スカイプLINEな

どの音声通信を利用する」273「オンラインゲームをする」198と3割弱の利用率とな

っており「ネットバンキングを利用する」利用率は 181に止まっている

表 121 主なサービスの利用頻度

利用頻度を男女年層学歴世帯年収別に見ると「メールの読み書きをする」は女

性の方がやや高く若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

122)「LINEでメッセージのやり取りをする」は男性若年高学歴世帯年収 400

万円以上が高い頻度となっており60 歳代と 70 歳代には大きなひらきがある(表 123)

「スカイプLINEなどの音声通信を利用する」は男女に差はなく若年高学歴

世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 124)「オンラインゲームをする」

は男女と学歴に差はなく若年と世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

125)「ネットバンキングを利用する」は女性若年高学歴世帯年収 400 万円以上

が高い頻度となっている(表 126)「ネットショッピングで商品サービスを購入する」

は男女に差はなく若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

127)「旅行の予約をする」は女性若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度

となっている(表 128)「他の人(個人)のブログホームページを見る」は男女に差

はなく若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっているまた40 歳代

50 歳代と 60 歳代70 歳代には大きなひらきがある(表 129)「地図アプリ(Goog

leマップなど)を利用する」は男性若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻

ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない 無回答 している  (計)(1)メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13 804(2)LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 4 17 378 17 605(3)スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 6 114 75 703 24 273(4)オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19 198(5)ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17 181(6)ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16 532(7)旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16 349(8)他の人(個人)のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17 447(9)地図アプリ(Googleマップなど)を利用する 4 167 285 214 276 18 706(10)YouTubeを見る 132 143 162 12 429 15 556(11)YouTube以外の無料ネット動画を見る 33 63 94 94 699 17 284

- 270 -

度となっている(表 1210)「YouTubeを見る」は女性若年高学歴世帯年

収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 1211)「YouTube以外の無料ネット

動画を見る」は学歴に差はなく女性若年世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっ

ている(表 128)

表 122 メールの読み書きをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 123 LINEでメッセージのやり取りをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 124 スカイプLINEなどの音声通信を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 390 159 85 31 151男性 409 178 90 46 13 82女性 407 212 69 39 18 69 dagger40歳代 207 125 41 27 8 650歳代 210 132 35 15 14 1460歳代 203 82 49 28 4 4070歳代 196 51 34 15 5 91 中学高校 359 125 76 40 17 101短大高専専門学校 193 101 36 22 6 28大学大学院 264 164 47 23 8 22 400万円未満 345 106 84 38 15 102400万円以上 466 282 75 46 16 47

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 324 129 33 14 313男性 408 197 65 11 3 132女性 405 127 64 22 11 181 40歳代 207 136 37 5 3 2650歳代 208 119 34 9 1 4560歳代 201 58 38 12 5 8870歳代 197 11 20 7 5 154 中学高校 359 101 63 15 5 175短大高専専門学校 193 110 29 7 0 47大学大学院 261 113 37 11 9 91 400万円未満 345 74 53 15 7 196400万円以上 463 249 75 18 7 114

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 20 50 94 62 581男性 404 8 30 50 24 292女性 403 12 20 44 38 289 ns40歳代 206 6 21 43 28 10850歳代 208 9 16 33 13 13760歳代 200 3 10 14 14 15970歳代 193 2 3 4 7 177 中学高校 356 6 15 39 20 276短大高専専門学校 192 5 21 20 17 129大学大学院 259 9 14 35 25 176 400万円未満 340 9 14 27 15 275400万円以上 462 11 36 67 47 301

- 271 -

表 125 オンラインゲームをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 126 ネットバンキングを利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 127 ネットショッピングで商品サービスを購入する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 108 30 14 12 647男性 406 59 13 9 6 319女性 405 49 17 5 6 328 ns40歳代 206 52 11 4 6 13350歳代 209 36 8 3 3 15960歳代 200 12 5 4 1 17870歳代 196 8 6 3 2 177 中学高校 359 43 11 5 4 296短大高専専門学校 190 34 9 3 2 142大学大学院 262 31 10 6 6 209 ns400万円未満 342 27 11 5 4 295400万円以上 464 81 19 9 8 347

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 9 14 68 59 663男性 407 3 2 22 28 352女性 406 6 12 46 31 311 40歳代 206 2 8 31 26 13950歳代 208 2 3 23 20 16060歳代 201 1 2 12 8 17870歳代 198 4 1 2 5 186 中学高校 359 4 1 22 16 316短大高専専門学校 191 1 2 20 14 154大学大学院 263 4 11 26 29 193 400万円未満 346 3 5 16 15 307400万円以上 462 6 9 52 44 351

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 30 203 206 374男性 407 0 13 96 104 194女性 407 1 17 107 102 180 ns40歳代 207 0 11 95 72 2950歳代 209 0 12 66 65 6660歳代 201 0 6 30 43 12270歳代 197 1 1 12 26 157 中学高校 359 0 6 60 63 230短大高専専門学校 192 0 9 52 65 66大学大学院 263 1 15 91 78 78 400万円未満 345 1 5 46 71 222400万円以上 464 0 25 157 134 148

- 272 -

表 128 旅行の予約をする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 129 他の人(個人)のブログホームページを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1210 地図アプリ(Googleマップなど)を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 2 19 267 525男性 407 0 0 5 125 277女性 407 1 2 14 142 248 40歳代 207 0 0 7 97 10350歳代 209 0 1 9 91 10860歳代 200 0 1 3 50 14670歳代 198 1 0 0 29 168 中学高校 360 0 0 3 86 271短大高専専門学校 192 0 0 3 67 122大学大学院 262 1 2 13 114 132 400万円未満 346 1 1 1 69 274400万円以上 463 0 1 18 197 247

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 101 93 97 79 443男性 408 48 46 46 36 232女性 405 53 47 51 43 211 ns40歳代 206 47 45 35 23 5650歳代 209 35 30 35 22 8760歳代 201 11 12 21 14 14370歳代 197 8 6 6 20 157 中学高校 360 24 31 33 28 244短大高専専門学校 191 32 30 22 21 86大学大学院 262 45 32 42 30 113 400万円未満 344 33 18 28 25 240400万円以上 464 68 75 69 53 199

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 33 138 236 177 228男性 407 10 52 119 92 134女性 405 23 86 117 85 94 40歳代 206 11 54 86 42 1350歳代 208 12 43 78 44 3160歳代 200 7 25 47 51 7070歳代 198 3 16 25 40 114 中学高校 360 8 37 91 70 154短大高専専門学校 190 7 35 61 50 37大学大学院 262 18 66 84 57 37 400万円未満 345 9 41 74 76 145400万円以上 462 24 97 159 101 81

- 273 -

表 1211 YouTubeを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1212 YouTube以外の無料ネット動画を見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

13 SNS の利用

SNS の利用については3 種類の SNS (FacebookTwitterInstagram)について利

用状況(書き込み投稿もする見るだけ利用していない)をたずねている(問 5)性

別年層別に利用状況を比較したものが図 131~133 である

どの SNS でも利用状況の性別による差異は有意ではないが年層別による差異は 01

水準で有意である(Facebookχ 2(6)=6912Twitterχ2(6)=7135Instagram

χ 2(6)=10015)4050 代は比較的 SNS を利用しているが6070 代になると利用率が

急減する

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 109 118 134 99 355男性 409 41 45 65 56 202女性 406 68 73 69 43 153 40歳代 207 43 43 56 27 3850歳代 209 40 37 37 35 6060歳代 202 16 29 29 22 10670歳代 197 10 9 12 15 151 中学高校 359 38 39 39 32 211短大高専専門学校 193 24 33 40 26 70大学大学院 263 47 46 55 41 74 400万円未満 345 33 34 40 42 196400万円以上 465 76 84 93 55 157

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 27 52 78 78 578男性 406 9 19 28 37 313女性 407 18 33 50 41 265 40歳代 207 9 16 30 31 12150歳代 209 11 20 26 29 12360歳代 200 6 11 12 12 15970歳代 197 1 5 10 6 175 中学高校 359 10 21 32 23 273短大高専専門学校 191 8 13 17 19 134大学大学院 263 9 18 29 36 171 ns400万円未満 344 7 14 23 17 283400万円以上 464 20 38 54 60 292

- 274 -

図 131 全体性別年層別の Facebook 利用状況(n=812)

図 132 全体性別年層別の Twitter 利用状況(n=811)

図 133 全体性別年層別の Instagram 利用状況(n=812)

- 275 -

次に各 SNS の利用(見る書く見るだけ)の有無をロジスティック回帰分析で予測

した(表 131)独立変数には回答者の属性(性別年齢教育年数フルタイム仕事

ダミー世帯年収子供と同居ダミー独居ダミー都市規模)を投入した

表 131 SNS 別利用有無の予測

従属変数 Facebook Twitter Instagram

B B B

性別(1男性 2女性) 年齢 教育年数(学歴から換算) フルタイム仕事(ダミー) 世帯年収(数値換算) 子供と同居(ダミー) 独居(ダミー) 都市規模(反転) 定数

0172

-0047

0100

0403dagger

0001

-0295

0577dagger

0317

-0096

0276

-0074

0111dagger

0221

0000

-0680

0330

0351

1202

0719

-0082

0099dagger

0425

0001dagger

-0477dagger

0347

0127

0386

n 798 797 798

Nagelkerke R2 0154 0169 0208

dagger plt01 plt005 plt001 plt0001

どの SNS でもおおむね共通しているのは年齢が若いほど高学歴であるほど利用率が

高くなる点であるSNS 別に見るとFacebook は世帯年収が多いほど大都市に居住して

いるほど利用率が高いTwitter は子供と同居しているほど利用率が低く大都市に居住

しているほど利用率が高いInstagram は女性の方が男性より利用率が高くなっている

14 ネット利用に際するトラブルへの不安(問6)

インターネットに対する不安について以下の5項目について「とても不安」「やや不

安」「あまり不安ではない」「まったく不安ではない」の4件法で確認した

(1)「利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される」(違法請求)

(2)「ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される」(カ

ード悪用)

(3)「自分の ID やパスワードが勝手に使われる」(乗っ取り)

(4)「住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が

流出する」(情報流出)

(5)「パスワードを忘れてしまう」(パスワード忘れ)

これを「とても不安」「やや不安」を不安として全体性別年齢層別に確認したも

のが表 141 である全体ではすべての項目で4分の3以上が不安を感じており特に

情報流出(890)カード悪用(869)乗っ取り(868)が高いこの傾向は性別

や年齢層別にみても共通している性別では違法請求カード悪用情報流出で女性が

- 276 -

男性よりも有意に高く年齢層別ではカード悪用で 40 代が高くカード悪用と乗っ取り

で 70 代が低い傾向がみられたがそれ以外に差はみられなかった

表 141 全体性別年齢層別のインターネットに対する不安()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代

(1)違法請求 799 756 690 822 715 743 799 770

(2)カード悪用 801 869 835 903 913 + 886 849 822 -

(3)乗っ取り 800 868 853 882 889 857 899 821 - dagger

(4)情報流出 801 890 855 925 884 900 910 865

(5)パスワード忘れ 800 761 742 780 729 805 769 738

性別年齢層横の記号はχ2 検定の結果 plt001 plt01 plt05 daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果+plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低いことを示す

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間

マスメディアの利用時間についてはテレビ新聞ラジオの平日一日の平均利用時間

(時間と分)を直接記入する形でたずねている(問 3 の 1~3)このうち利用していな

い場合を0分としてカウントした回答を「全体平均」利用していない場合をカウントから

除いた回答を「行為者平均」として性別年層学歴職業別に平均時間(分)を比較し

たものが表 211 である

全体の傾向としてはテレビが全体平均 2051 分で行為者平均 2120 分との差は大きく

ないがラジオでは行為者率が 414と低いこともあり全体平均 484 分に対して行為

者平均 1168 分と大きな開きを見せている

属性としてはテレビについてはすべての属性について全体平均および行為者平均とも

に有意な差が見られた女性と 60 代以上の年層中学高校卒および非有職者で利用時

間が長くなっておりこの傾向は全体平均および行為者平均ともに同様である新聞につ

いては性別による差が見られないが年層では 70 代の利用時間が全体平均で 540 分と他

の年層に対する差が大きく中学高校卒および無職についても利用時間が長くなってい

るラジオは属性による差がほとんど見られないが年層別の全体平均で 70 代が 761 分

と特に長くなっている

全体として70 代以上の層が活発にマスメディアを利用する傾向を読み取ることがで

きる

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

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00

130

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170

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190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

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08

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210

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0 2

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ながら 専念 視聴計

00

500

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500

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400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

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00

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00

150

016

00

170

018

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190

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00

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230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 3: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 265 -

0調査の目的

01 調査の目的

2018 年 10 月 1 日において日本の総人口は 1 億 2644 万人そのうち 65 歳以上の人口

は 281を占めている人類史上でも類を見ないほどの超高齢化社会である単にネット

利用率という側面でみれば年齢層にまたがるデジタルディバイドはかなり解消されたと

言えるしかし高齢者におけるネット利用の実態はモバイルでのメール利用が中心で

サイト利用スマートフォン利用とも若年層と比べ活発とは言えない(本報告の調査に

よれば 70 代のモバイルによるサイト利用率は 263スマートフォン利用率は 283に

とどまる)すなわちまだまだ ICT の恩恵を十分被っているとは言えない状況にある

その背景として機器スキルの不足や経済的側面以外に詐欺や誹謗中傷個人情報流

出等に関し若年層に比べ不安度が高いという意識面での影響や周りのサポートを十分受

けられないという実態などもある

この調査では高齢者層の情報機器利用実態の他にネット社会に対する不安や個人情

報にまつわる諸意識ICT 利用と生活満足度や幸福度との関連等を分析し超高齢社会に

もやさしい情報環境のあり方を考察する糸口を提示するまた地域活動やグループ団

体への参加それらの活動に利用しているメディア周りからのサポート状況等地域内

コミュニケーションの実態についても分析することを目的とする

02 調査方法

(1)調査対象者実査を委託した中央調査社の個人マスターサンプル(中央調査社のモニタ

ーリスト自主企画個人訪問面接調査の協力者の中から郵送調査への協力意向のある

対象者を募ったもの)から抽出した全国 40 歳から 79 歳の男女

(2)調査対象者の内訳回収率

40 歳代50 歳代60 歳代70 歳代の 10 歳刻み

各年代の男女別に 100 人ずつの合計 800 人を抽出

するにあたり全国を 10 の地域区分(北海道東

北関東甲信越北陸東海近畿中国四国

九州)times3 の都市規模(21 大市その他の市町村)

で層化し各年代の男女別に 100 人ずつを層ごとに

2018 年 1 月住基人口に比例配分した人数を中央調査社の個人マスターサンプルから無

作為に抽出

(3)調査方法郵送法

(4)有効回答数827 票

(5)調査期間2018 年 11 月 22 日 ~ 2018 年 12 月 25 日

発送数 回収数 回収率男性 40代 288 101 351

50代 207 108 52260代 175 100 57170代 199 102 513

女性 40代 246 106 43150代 204 103 50560代 183 104 56870代 272 103 379

合計 1774 827 466

- 266 -

1インターネットの利用

11 インターネットの利用状況(問1)

インターネット(以下ネット)の利用状況について問1で質問している問1では

次の4つの機器それぞれについて

(1)「パソコン(タブレット型端末を除く)で」(PC)

(2)「タブレット型端末(iPad など)で」(タブレット)

(3)「スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)で」(スマートフォン)

(4)「従来型携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)で」(従来型携帯)

「メールやLINEなどでのメッセージを見たり送ったりする」(メッセージ)「インタ

ーネットのサイトやアプリを利用する」(サイトアプリ)の利用の有無を確認した

ここでは個別の利用状況に加えて以下の利用状況を検討する

①PCネット利用者(1)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

②タブレットネット利用者(2)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

③スマートフォンネット利用者 (3)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

④従来型携帯ネット利用者(4)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

⑤PC系ネット利用者 (1)または (2)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

⑥モバイルネット利用者(3)または (4)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

⑦メッセージ利用者(1)から (4)のいずれかでメッセージを利用した人

⑧サイトアプリ利用者 (1)から (4)のいずれかでサイトアプリを利用した人

⑨汎ネット利用者(1)から (4)のいずれかでメッセージまたはサイトアプリを利用し

た人

個別のものに加えて上記①~⑨の利用者の比率について全体および性別の傾向を示

したものが表 111 である

今回の調査回答者(40 歳~79 歳)の全体の傾向としては汎ネット利用の比率は 912

であったまた機器別の利用を見た場合スマートフォンでのネット利用(681)が

最も高く次いでPC(627)であるがタブレットでのネット利用は 262と十分に

普及しているとは言えない一方利用内容はメッセージ利用は 903とほとんどの人

が利用しておりサイトアプリでも 784と多くの人が利用している

性別で見てみるとPCでのネット利用は女性よりも男性が多い傾向がありスマート

フォンでのメールやLINEなどでのメッセージ利用は女性が男性よりも多い傾向がみら

れたまたPC系とモバイルではPC系では男性の利用率が高くモバイルでは女性

の方が高い傾向がみられた

- 267 -

表 111 全体性別のインターネットの利用状況()

N 全体 男性 女性 χ 2 検定

PC メッセージ 809 536 641 432 サイトアプリ 796 582 664 499

タブレット メッセージ 800 164 178 149 サイトアプリ 792 251 261 241

スマートフォン メッセージ 809 677 644 710 サイトアプリ 799 631 603 658

従来型携帯 メッセージ 796 270 294 246 サイトアプリ 784 61 87 36

①PC 810 627 705 549 ②タブレット 802 262 271 252 ③スマートフォン 809 681 652 710 dagger ④従来型携帯 796 270 294 246 ⑤PC系 811 678 743 614 ⑥モバイル 820 887 868 905 ⑦メッセージ 821 903 893 912 ⑧サイトアプリ 810 784 795 773 ⑨汎ネット利用 821 912 907 917 χ 2 検定の記号は性別とそれぞれの利用有無でのχ 2 検定の結果 plt001

plt01 plt05daggerplt10 で有意であることを示す

さらに年齢層別に見たものが表 112 である従来型携帯を除いてほとんどの項目

で年齢層が低いほど利用率が高い傾向がみられた従来型携帯では逆に年齢層が高いほど

ネット利用率が高い傾向がみられた機器別では60 代まではスマートフォンでの利用率

が最も高いが70 代では従来型携帯やPCがスマートフォンよりも利用率が高いがPC

系とモバイルでの比較ではいずれの年齢層でもモバイルでの利用が高い

また利用内容別ではいずれの年齢層でもメッセージがサイトアプリよりも高い傾向

がみられるがサイトアプリの利用は 60 代で 741と落ち込みさらに 70 代では 464

と半数を割っている

また今回の調査は 40 歳~79 歳を対象としているがサンプリング方法調査の時期

が異なるが参考までに 2015 年に実施された日本人の情報行動調査(橋元ら2016)の

40 代以上の年齢層別の結果と比較すると今回の調査ではPC系が全体的に高くモバイ

ルでは 60 代が高くなっているPC系ではタブレットの普及に伴う可能性がある

ここで高齢者のネット利用と基本属性の関連を明らかにするために60 代70 代そ

れぞれでPC系モバイル汎ネットの利用有無を従属変数としたロジスティック回帰

分析を行った説明変数としては橋元ら(2016)でネット利用との関連が示されている

基本属性である性別学歴世帯収入就業形態都市規模を参考に男性ダミー(男性

を1女性を0)学歴世帯収入就労有無(フルタイムパートアルバイトを1そ

れ以外を0としたダミー変数)大都市居住(21大都市を1それ以外を0としたダミー

変数)を用いた

- 268 -

表 112 年齢層別のインターネットの利用状況()

40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定

PC メッセージ 636 + 657 + 500 340 - サイトアプリ 712 + 717 + 530 346 -

タブレット メッセージ 211 + 174 146 121 dagger サイトアプリ 392 + 267 208 124 -

スマートフォン メッセージ 918 + 838 + 617 - 304 - サイトアプリ 908 + 793 + 553 - 222 -

従来型携帯 メッセージ 127 - 196 - 323 448 + サイトアプリ 49 34 89 77 dagger

①PC 738 + 740 + 604 412 - ②タブレット 390 + 274 231 142 - ③スマートフォン 923 + 838 + 627 304 - ④従来型携帯 127 - 196 - 323 448 + ⑤PC系 801 + 779 + 663 456 - ⑥モバイル 995 + 957 + 892 693 - ⑦メッセージ 1000 + 976 + 906 + 720 - ⑧サイトアプリ 976 + 929 + 741 464 - ⑨汎ネット利用 1000 + 986 + 926 730 - χ 2 検定の列の記号はχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05

daggerplt10 で有意であることを示す 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

表 113 年齢層別のインターネットの利用状況の日本人の情報行動 2015 との比較

() 日本人の情報行動 2015 今回調査

40 代 50 代 60 代 70 代 40 代 50 代 60 代 70 代 汎ネット利用 959 890 660 - 1000 986 926 730 PC系 694 630 393 - 801 779 663 456 モバイル 924 858 617 - 995 957 892 693

分析の結果(表 114)60 代では学歴や世帯収入が高いほど利用している確率が高くな

るが70代では世帯収入の効果はみられず学歴が高いほど利用している確率が高い傾向

がみられた

表 114 60 代 70 代の各ネット利用有無を従属変数としたロジスティック回帰分析

60 代 70 代 PC系 モバイル 汎ネット PC系 モバイル 汎ネット N 199 200 200 191 194 195 男性ダミー 01533 dagger -00404 -00465 01329 -01814 dagger -01111 学歴 04481 01090 03718 03365 02019 02770 世帯収入 02329 04323 07958 01034 00340 -00143 就労有無 -01292 -02738 dagger -02489 -00320 00243 -00322 大都市居住 00146 -00291 -00168 -00254 -00442 -00775 数値は標準化偏回帰係数 数値横の記号は plt001 plt01 plt05daggerplt10 で有意であることを示す

参考文献

橋元良明編(2016)『日本人の情報行動2015』東京大学出版会

- 269 -

12 主なサービスの利用頻度

問4では主なサービスの利用頻度を尋ねているまず利用率について見ると「メー

ルの読み書きをする」が利用率 804と最も高い次いで「地図アプリ(Googleマ

ップなど)を利用する」706「LINEでメッセージのやり取りをする」605「Yo

uTubeを見る」556「ネットショッピングで商品サービスを購入する」532「他

の人(個人)のブログホームページを見る」447「旅行の予約をする」349と続く

一方「YouTube以外の無料ネット動画を見る」は 284「スカイプLINEな

どの音声通信を利用する」273「オンラインゲームをする」198と3割弱の利用率とな

っており「ネットバンキングを利用する」利用率は 181に止まっている

表 121 主なサービスの利用頻度

利用頻度を男女年層学歴世帯年収別に見ると「メールの読み書きをする」は女

性の方がやや高く若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

122)「LINEでメッセージのやり取りをする」は男性若年高学歴世帯年収 400

万円以上が高い頻度となっており60 歳代と 70 歳代には大きなひらきがある(表 123)

「スカイプLINEなどの音声通信を利用する」は男女に差はなく若年高学歴

世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 124)「オンラインゲームをする」

は男女と学歴に差はなく若年と世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

125)「ネットバンキングを利用する」は女性若年高学歴世帯年収 400 万円以上

が高い頻度となっている(表 126)「ネットショッピングで商品サービスを購入する」

は男女に差はなく若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

127)「旅行の予約をする」は女性若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度

となっている(表 128)「他の人(個人)のブログホームページを見る」は男女に差

はなく若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっているまた40 歳代

50 歳代と 60 歳代70 歳代には大きなひらきがある(表 129)「地図アプリ(Goog

leマップなど)を利用する」は男性若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻

ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない 無回答 している  (計)(1)メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13 804(2)LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 4 17 378 17 605(3)スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 6 114 75 703 24 273(4)オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19 198(5)ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17 181(6)ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16 532(7)旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16 349(8)他の人(個人)のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17 447(9)地図アプリ(Googleマップなど)を利用する 4 167 285 214 276 18 706(10)YouTubeを見る 132 143 162 12 429 15 556(11)YouTube以外の無料ネット動画を見る 33 63 94 94 699 17 284

- 270 -

度となっている(表 1210)「YouTubeを見る」は女性若年高学歴世帯年

収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 1211)「YouTube以外の無料ネット

動画を見る」は学歴に差はなく女性若年世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっ

ている(表 128)

表 122 メールの読み書きをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 123 LINEでメッセージのやり取りをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 124 スカイプLINEなどの音声通信を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 390 159 85 31 151男性 409 178 90 46 13 82女性 407 212 69 39 18 69 dagger40歳代 207 125 41 27 8 650歳代 210 132 35 15 14 1460歳代 203 82 49 28 4 4070歳代 196 51 34 15 5 91 中学高校 359 125 76 40 17 101短大高専専門学校 193 101 36 22 6 28大学大学院 264 164 47 23 8 22 400万円未満 345 106 84 38 15 102400万円以上 466 282 75 46 16 47

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 324 129 33 14 313男性 408 197 65 11 3 132女性 405 127 64 22 11 181 40歳代 207 136 37 5 3 2650歳代 208 119 34 9 1 4560歳代 201 58 38 12 5 8870歳代 197 11 20 7 5 154 中学高校 359 101 63 15 5 175短大高専専門学校 193 110 29 7 0 47大学大学院 261 113 37 11 9 91 400万円未満 345 74 53 15 7 196400万円以上 463 249 75 18 7 114

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 20 50 94 62 581男性 404 8 30 50 24 292女性 403 12 20 44 38 289 ns40歳代 206 6 21 43 28 10850歳代 208 9 16 33 13 13760歳代 200 3 10 14 14 15970歳代 193 2 3 4 7 177 中学高校 356 6 15 39 20 276短大高専専門学校 192 5 21 20 17 129大学大学院 259 9 14 35 25 176 400万円未満 340 9 14 27 15 275400万円以上 462 11 36 67 47 301

- 271 -

表 125 オンラインゲームをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 126 ネットバンキングを利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 127 ネットショッピングで商品サービスを購入する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 108 30 14 12 647男性 406 59 13 9 6 319女性 405 49 17 5 6 328 ns40歳代 206 52 11 4 6 13350歳代 209 36 8 3 3 15960歳代 200 12 5 4 1 17870歳代 196 8 6 3 2 177 中学高校 359 43 11 5 4 296短大高専専門学校 190 34 9 3 2 142大学大学院 262 31 10 6 6 209 ns400万円未満 342 27 11 5 4 295400万円以上 464 81 19 9 8 347

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 9 14 68 59 663男性 407 3 2 22 28 352女性 406 6 12 46 31 311 40歳代 206 2 8 31 26 13950歳代 208 2 3 23 20 16060歳代 201 1 2 12 8 17870歳代 198 4 1 2 5 186 中学高校 359 4 1 22 16 316短大高専専門学校 191 1 2 20 14 154大学大学院 263 4 11 26 29 193 400万円未満 346 3 5 16 15 307400万円以上 462 6 9 52 44 351

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 30 203 206 374男性 407 0 13 96 104 194女性 407 1 17 107 102 180 ns40歳代 207 0 11 95 72 2950歳代 209 0 12 66 65 6660歳代 201 0 6 30 43 12270歳代 197 1 1 12 26 157 中学高校 359 0 6 60 63 230短大高専専門学校 192 0 9 52 65 66大学大学院 263 1 15 91 78 78 400万円未満 345 1 5 46 71 222400万円以上 464 0 25 157 134 148

- 272 -

表 128 旅行の予約をする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 129 他の人(個人)のブログホームページを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1210 地図アプリ(Googleマップなど)を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 2 19 267 525男性 407 0 0 5 125 277女性 407 1 2 14 142 248 40歳代 207 0 0 7 97 10350歳代 209 0 1 9 91 10860歳代 200 0 1 3 50 14670歳代 198 1 0 0 29 168 中学高校 360 0 0 3 86 271短大高専専門学校 192 0 0 3 67 122大学大学院 262 1 2 13 114 132 400万円未満 346 1 1 1 69 274400万円以上 463 0 1 18 197 247

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 101 93 97 79 443男性 408 48 46 46 36 232女性 405 53 47 51 43 211 ns40歳代 206 47 45 35 23 5650歳代 209 35 30 35 22 8760歳代 201 11 12 21 14 14370歳代 197 8 6 6 20 157 中学高校 360 24 31 33 28 244短大高専専門学校 191 32 30 22 21 86大学大学院 262 45 32 42 30 113 400万円未満 344 33 18 28 25 240400万円以上 464 68 75 69 53 199

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 33 138 236 177 228男性 407 10 52 119 92 134女性 405 23 86 117 85 94 40歳代 206 11 54 86 42 1350歳代 208 12 43 78 44 3160歳代 200 7 25 47 51 7070歳代 198 3 16 25 40 114 中学高校 360 8 37 91 70 154短大高専専門学校 190 7 35 61 50 37大学大学院 262 18 66 84 57 37 400万円未満 345 9 41 74 76 145400万円以上 462 24 97 159 101 81

- 273 -

表 1211 YouTubeを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1212 YouTube以外の無料ネット動画を見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

13 SNS の利用

SNS の利用については3 種類の SNS (FacebookTwitterInstagram)について利

用状況(書き込み投稿もする見るだけ利用していない)をたずねている(問 5)性

別年層別に利用状況を比較したものが図 131~133 である

どの SNS でも利用状況の性別による差異は有意ではないが年層別による差異は 01

水準で有意である(Facebookχ 2(6)=6912Twitterχ2(6)=7135Instagram

χ 2(6)=10015)4050 代は比較的 SNS を利用しているが6070 代になると利用率が

急減する

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 109 118 134 99 355男性 409 41 45 65 56 202女性 406 68 73 69 43 153 40歳代 207 43 43 56 27 3850歳代 209 40 37 37 35 6060歳代 202 16 29 29 22 10670歳代 197 10 9 12 15 151 中学高校 359 38 39 39 32 211短大高専専門学校 193 24 33 40 26 70大学大学院 263 47 46 55 41 74 400万円未満 345 33 34 40 42 196400万円以上 465 76 84 93 55 157

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 27 52 78 78 578男性 406 9 19 28 37 313女性 407 18 33 50 41 265 40歳代 207 9 16 30 31 12150歳代 209 11 20 26 29 12360歳代 200 6 11 12 12 15970歳代 197 1 5 10 6 175 中学高校 359 10 21 32 23 273短大高専専門学校 191 8 13 17 19 134大学大学院 263 9 18 29 36 171 ns400万円未満 344 7 14 23 17 283400万円以上 464 20 38 54 60 292

- 274 -

図 131 全体性別年層別の Facebook 利用状況(n=812)

図 132 全体性別年層別の Twitter 利用状況(n=811)

図 133 全体性別年層別の Instagram 利用状況(n=812)

- 275 -

次に各 SNS の利用(見る書く見るだけ)の有無をロジスティック回帰分析で予測

した(表 131)独立変数には回答者の属性(性別年齢教育年数フルタイム仕事

ダミー世帯年収子供と同居ダミー独居ダミー都市規模)を投入した

表 131 SNS 別利用有無の予測

従属変数 Facebook Twitter Instagram

B B B

性別(1男性 2女性) 年齢 教育年数(学歴から換算) フルタイム仕事(ダミー) 世帯年収(数値換算) 子供と同居(ダミー) 独居(ダミー) 都市規模(反転) 定数

0172

-0047

0100

0403dagger

0001

-0295

0577dagger

0317

-0096

0276

-0074

0111dagger

0221

0000

-0680

0330

0351

1202

0719

-0082

0099dagger

0425

0001dagger

-0477dagger

0347

0127

0386

n 798 797 798

Nagelkerke R2 0154 0169 0208

dagger plt01 plt005 plt001 plt0001

どの SNS でもおおむね共通しているのは年齢が若いほど高学歴であるほど利用率が

高くなる点であるSNS 別に見るとFacebook は世帯年収が多いほど大都市に居住して

いるほど利用率が高いTwitter は子供と同居しているほど利用率が低く大都市に居住

しているほど利用率が高いInstagram は女性の方が男性より利用率が高くなっている

14 ネット利用に際するトラブルへの不安(問6)

インターネットに対する不安について以下の5項目について「とても不安」「やや不

安」「あまり不安ではない」「まったく不安ではない」の4件法で確認した

(1)「利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される」(違法請求)

(2)「ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される」(カ

ード悪用)

(3)「自分の ID やパスワードが勝手に使われる」(乗っ取り)

(4)「住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が

流出する」(情報流出)

(5)「パスワードを忘れてしまう」(パスワード忘れ)

これを「とても不安」「やや不安」を不安として全体性別年齢層別に確認したも

のが表 141 である全体ではすべての項目で4分の3以上が不安を感じており特に

情報流出(890)カード悪用(869)乗っ取り(868)が高いこの傾向は性別

や年齢層別にみても共通している性別では違法請求カード悪用情報流出で女性が

- 276 -

男性よりも有意に高く年齢層別ではカード悪用で 40 代が高くカード悪用と乗っ取り

で 70 代が低い傾向がみられたがそれ以外に差はみられなかった

表 141 全体性別年齢層別のインターネットに対する不安()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代

(1)違法請求 799 756 690 822 715 743 799 770

(2)カード悪用 801 869 835 903 913 + 886 849 822 -

(3)乗っ取り 800 868 853 882 889 857 899 821 - dagger

(4)情報流出 801 890 855 925 884 900 910 865

(5)パスワード忘れ 800 761 742 780 729 805 769 738

性別年齢層横の記号はχ2 検定の結果 plt001 plt01 plt05 daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果+plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低いことを示す

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間

マスメディアの利用時間についてはテレビ新聞ラジオの平日一日の平均利用時間

(時間と分)を直接記入する形でたずねている(問 3 の 1~3)このうち利用していな

い場合を0分としてカウントした回答を「全体平均」利用していない場合をカウントから

除いた回答を「行為者平均」として性別年層学歴職業別に平均時間(分)を比較し

たものが表 211 である

全体の傾向としてはテレビが全体平均 2051 分で行為者平均 2120 分との差は大きく

ないがラジオでは行為者率が 414と低いこともあり全体平均 484 分に対して行為

者平均 1168 分と大きな開きを見せている

属性としてはテレビについてはすべての属性について全体平均および行為者平均とも

に有意な差が見られた女性と 60 代以上の年層中学高校卒および非有職者で利用時

間が長くなっておりこの傾向は全体平均および行為者平均ともに同様である新聞につ

いては性別による差が見られないが年層では 70 代の利用時間が全体平均で 540 分と他

の年層に対する差が大きく中学高校卒および無職についても利用時間が長くなってい

るラジオは属性による差がほとんど見られないが年層別の全体平均で 70 代が 761 分

と特に長くなっている

全体として70 代以上の層が活発にマスメディアを利用する傾向を読み取ることがで

きる

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

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- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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TV番組

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50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 4: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 266 -

1インターネットの利用

11 インターネットの利用状況(問1)

インターネット(以下ネット)の利用状況について問1で質問している問1では

次の4つの機器それぞれについて

(1)「パソコン(タブレット型端末を除く)で」(PC)

(2)「タブレット型端末(iPad など)で」(タブレット)

(3)「スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)で」(スマートフォン)

(4)「従来型携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)で」(従来型携帯)

「メールやLINEなどでのメッセージを見たり送ったりする」(メッセージ)「インタ

ーネットのサイトやアプリを利用する」(サイトアプリ)の利用の有無を確認した

ここでは個別の利用状況に加えて以下の利用状況を検討する

①PCネット利用者(1)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

②タブレットネット利用者(2)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

③スマートフォンネット利用者 (3)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

④従来型携帯ネット利用者(4)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

⑤PC系ネット利用者 (1)または (2)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

⑥モバイルネット利用者(3)または (4)でメッセージまたはサイトアプリを利用した人

⑦メッセージ利用者(1)から (4)のいずれかでメッセージを利用した人

⑧サイトアプリ利用者 (1)から (4)のいずれかでサイトアプリを利用した人

⑨汎ネット利用者(1)から (4)のいずれかでメッセージまたはサイトアプリを利用し

た人

個別のものに加えて上記①~⑨の利用者の比率について全体および性別の傾向を示

したものが表 111 である

今回の調査回答者(40 歳~79 歳)の全体の傾向としては汎ネット利用の比率は 912

であったまた機器別の利用を見た場合スマートフォンでのネット利用(681)が

最も高く次いでPC(627)であるがタブレットでのネット利用は 262と十分に

普及しているとは言えない一方利用内容はメッセージ利用は 903とほとんどの人

が利用しておりサイトアプリでも 784と多くの人が利用している

性別で見てみるとPCでのネット利用は女性よりも男性が多い傾向がありスマート

フォンでのメールやLINEなどでのメッセージ利用は女性が男性よりも多い傾向がみら

れたまたPC系とモバイルではPC系では男性の利用率が高くモバイルでは女性

の方が高い傾向がみられた

- 267 -

表 111 全体性別のインターネットの利用状況()

N 全体 男性 女性 χ 2 検定

PC メッセージ 809 536 641 432 サイトアプリ 796 582 664 499

タブレット メッセージ 800 164 178 149 サイトアプリ 792 251 261 241

スマートフォン メッセージ 809 677 644 710 サイトアプリ 799 631 603 658

従来型携帯 メッセージ 796 270 294 246 サイトアプリ 784 61 87 36

①PC 810 627 705 549 ②タブレット 802 262 271 252 ③スマートフォン 809 681 652 710 dagger ④従来型携帯 796 270 294 246 ⑤PC系 811 678 743 614 ⑥モバイル 820 887 868 905 ⑦メッセージ 821 903 893 912 ⑧サイトアプリ 810 784 795 773 ⑨汎ネット利用 821 912 907 917 χ 2 検定の記号は性別とそれぞれの利用有無でのχ 2 検定の結果 plt001

plt01 plt05daggerplt10 で有意であることを示す

さらに年齢層別に見たものが表 112 である従来型携帯を除いてほとんどの項目

で年齢層が低いほど利用率が高い傾向がみられた従来型携帯では逆に年齢層が高いほど

ネット利用率が高い傾向がみられた機器別では60 代まではスマートフォンでの利用率

が最も高いが70 代では従来型携帯やPCがスマートフォンよりも利用率が高いがPC

系とモバイルでの比較ではいずれの年齢層でもモバイルでの利用が高い

また利用内容別ではいずれの年齢層でもメッセージがサイトアプリよりも高い傾向

がみられるがサイトアプリの利用は 60 代で 741と落ち込みさらに 70 代では 464

と半数を割っている

また今回の調査は 40 歳~79 歳を対象としているがサンプリング方法調査の時期

が異なるが参考までに 2015 年に実施された日本人の情報行動調査(橋元ら2016)の

40 代以上の年齢層別の結果と比較すると今回の調査ではPC系が全体的に高くモバイ

ルでは 60 代が高くなっているPC系ではタブレットの普及に伴う可能性がある

ここで高齢者のネット利用と基本属性の関連を明らかにするために60 代70 代そ

れぞれでPC系モバイル汎ネットの利用有無を従属変数としたロジスティック回帰

分析を行った説明変数としては橋元ら(2016)でネット利用との関連が示されている

基本属性である性別学歴世帯収入就業形態都市規模を参考に男性ダミー(男性

を1女性を0)学歴世帯収入就労有無(フルタイムパートアルバイトを1そ

れ以外を0としたダミー変数)大都市居住(21大都市を1それ以外を0としたダミー

変数)を用いた

- 268 -

表 112 年齢層別のインターネットの利用状況()

40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定

PC メッセージ 636 + 657 + 500 340 - サイトアプリ 712 + 717 + 530 346 -

タブレット メッセージ 211 + 174 146 121 dagger サイトアプリ 392 + 267 208 124 -

スマートフォン メッセージ 918 + 838 + 617 - 304 - サイトアプリ 908 + 793 + 553 - 222 -

従来型携帯 メッセージ 127 - 196 - 323 448 + サイトアプリ 49 34 89 77 dagger

①PC 738 + 740 + 604 412 - ②タブレット 390 + 274 231 142 - ③スマートフォン 923 + 838 + 627 304 - ④従来型携帯 127 - 196 - 323 448 + ⑤PC系 801 + 779 + 663 456 - ⑥モバイル 995 + 957 + 892 693 - ⑦メッセージ 1000 + 976 + 906 + 720 - ⑧サイトアプリ 976 + 929 + 741 464 - ⑨汎ネット利用 1000 + 986 + 926 730 - χ 2 検定の列の記号はχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05

daggerplt10 で有意であることを示す 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

表 113 年齢層別のインターネットの利用状況の日本人の情報行動 2015 との比較

() 日本人の情報行動 2015 今回調査

40 代 50 代 60 代 70 代 40 代 50 代 60 代 70 代 汎ネット利用 959 890 660 - 1000 986 926 730 PC系 694 630 393 - 801 779 663 456 モバイル 924 858 617 - 995 957 892 693

分析の結果(表 114)60 代では学歴や世帯収入が高いほど利用している確率が高くな

るが70代では世帯収入の効果はみられず学歴が高いほど利用している確率が高い傾向

がみられた

表 114 60 代 70 代の各ネット利用有無を従属変数としたロジスティック回帰分析

60 代 70 代 PC系 モバイル 汎ネット PC系 モバイル 汎ネット N 199 200 200 191 194 195 男性ダミー 01533 dagger -00404 -00465 01329 -01814 dagger -01111 学歴 04481 01090 03718 03365 02019 02770 世帯収入 02329 04323 07958 01034 00340 -00143 就労有無 -01292 -02738 dagger -02489 -00320 00243 -00322 大都市居住 00146 -00291 -00168 -00254 -00442 -00775 数値は標準化偏回帰係数 数値横の記号は plt001 plt01 plt05daggerplt10 で有意であることを示す

参考文献

橋元良明編(2016)『日本人の情報行動2015』東京大学出版会

- 269 -

12 主なサービスの利用頻度

問4では主なサービスの利用頻度を尋ねているまず利用率について見ると「メー

ルの読み書きをする」が利用率 804と最も高い次いで「地図アプリ(Googleマ

ップなど)を利用する」706「LINEでメッセージのやり取りをする」605「Yo

uTubeを見る」556「ネットショッピングで商品サービスを購入する」532「他

の人(個人)のブログホームページを見る」447「旅行の予約をする」349と続く

一方「YouTube以外の無料ネット動画を見る」は 284「スカイプLINEな

どの音声通信を利用する」273「オンラインゲームをする」198と3割弱の利用率とな

っており「ネットバンキングを利用する」利用率は 181に止まっている

表 121 主なサービスの利用頻度

利用頻度を男女年層学歴世帯年収別に見ると「メールの読み書きをする」は女

性の方がやや高く若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

122)「LINEでメッセージのやり取りをする」は男性若年高学歴世帯年収 400

万円以上が高い頻度となっており60 歳代と 70 歳代には大きなひらきがある(表 123)

「スカイプLINEなどの音声通信を利用する」は男女に差はなく若年高学歴

世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 124)「オンラインゲームをする」

は男女と学歴に差はなく若年と世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

125)「ネットバンキングを利用する」は女性若年高学歴世帯年収 400 万円以上

が高い頻度となっている(表 126)「ネットショッピングで商品サービスを購入する」

は男女に差はなく若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

127)「旅行の予約をする」は女性若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度

となっている(表 128)「他の人(個人)のブログホームページを見る」は男女に差

はなく若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっているまた40 歳代

50 歳代と 60 歳代70 歳代には大きなひらきがある(表 129)「地図アプリ(Goog

leマップなど)を利用する」は男性若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻

ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない 無回答 している  (計)(1)メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13 804(2)LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 4 17 378 17 605(3)スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 6 114 75 703 24 273(4)オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19 198(5)ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17 181(6)ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16 532(7)旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16 349(8)他の人(個人)のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17 447(9)地図アプリ(Googleマップなど)を利用する 4 167 285 214 276 18 706(10)YouTubeを見る 132 143 162 12 429 15 556(11)YouTube以外の無料ネット動画を見る 33 63 94 94 699 17 284

- 270 -

度となっている(表 1210)「YouTubeを見る」は女性若年高学歴世帯年

収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 1211)「YouTube以外の無料ネット

動画を見る」は学歴に差はなく女性若年世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっ

ている(表 128)

表 122 メールの読み書きをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 123 LINEでメッセージのやり取りをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 124 スカイプLINEなどの音声通信を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 390 159 85 31 151男性 409 178 90 46 13 82女性 407 212 69 39 18 69 dagger40歳代 207 125 41 27 8 650歳代 210 132 35 15 14 1460歳代 203 82 49 28 4 4070歳代 196 51 34 15 5 91 中学高校 359 125 76 40 17 101短大高専専門学校 193 101 36 22 6 28大学大学院 264 164 47 23 8 22 400万円未満 345 106 84 38 15 102400万円以上 466 282 75 46 16 47

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 324 129 33 14 313男性 408 197 65 11 3 132女性 405 127 64 22 11 181 40歳代 207 136 37 5 3 2650歳代 208 119 34 9 1 4560歳代 201 58 38 12 5 8870歳代 197 11 20 7 5 154 中学高校 359 101 63 15 5 175短大高専専門学校 193 110 29 7 0 47大学大学院 261 113 37 11 9 91 400万円未満 345 74 53 15 7 196400万円以上 463 249 75 18 7 114

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 20 50 94 62 581男性 404 8 30 50 24 292女性 403 12 20 44 38 289 ns40歳代 206 6 21 43 28 10850歳代 208 9 16 33 13 13760歳代 200 3 10 14 14 15970歳代 193 2 3 4 7 177 中学高校 356 6 15 39 20 276短大高専専門学校 192 5 21 20 17 129大学大学院 259 9 14 35 25 176 400万円未満 340 9 14 27 15 275400万円以上 462 11 36 67 47 301

- 271 -

表 125 オンラインゲームをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 126 ネットバンキングを利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 127 ネットショッピングで商品サービスを購入する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 108 30 14 12 647男性 406 59 13 9 6 319女性 405 49 17 5 6 328 ns40歳代 206 52 11 4 6 13350歳代 209 36 8 3 3 15960歳代 200 12 5 4 1 17870歳代 196 8 6 3 2 177 中学高校 359 43 11 5 4 296短大高専専門学校 190 34 9 3 2 142大学大学院 262 31 10 6 6 209 ns400万円未満 342 27 11 5 4 295400万円以上 464 81 19 9 8 347

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 9 14 68 59 663男性 407 3 2 22 28 352女性 406 6 12 46 31 311 40歳代 206 2 8 31 26 13950歳代 208 2 3 23 20 16060歳代 201 1 2 12 8 17870歳代 198 4 1 2 5 186 中学高校 359 4 1 22 16 316短大高専専門学校 191 1 2 20 14 154大学大学院 263 4 11 26 29 193 400万円未満 346 3 5 16 15 307400万円以上 462 6 9 52 44 351

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 30 203 206 374男性 407 0 13 96 104 194女性 407 1 17 107 102 180 ns40歳代 207 0 11 95 72 2950歳代 209 0 12 66 65 6660歳代 201 0 6 30 43 12270歳代 197 1 1 12 26 157 中学高校 359 0 6 60 63 230短大高専専門学校 192 0 9 52 65 66大学大学院 263 1 15 91 78 78 400万円未満 345 1 5 46 71 222400万円以上 464 0 25 157 134 148

- 272 -

表 128 旅行の予約をする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 129 他の人(個人)のブログホームページを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1210 地図アプリ(Googleマップなど)を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 2 19 267 525男性 407 0 0 5 125 277女性 407 1 2 14 142 248 40歳代 207 0 0 7 97 10350歳代 209 0 1 9 91 10860歳代 200 0 1 3 50 14670歳代 198 1 0 0 29 168 中学高校 360 0 0 3 86 271短大高専専門学校 192 0 0 3 67 122大学大学院 262 1 2 13 114 132 400万円未満 346 1 1 1 69 274400万円以上 463 0 1 18 197 247

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 101 93 97 79 443男性 408 48 46 46 36 232女性 405 53 47 51 43 211 ns40歳代 206 47 45 35 23 5650歳代 209 35 30 35 22 8760歳代 201 11 12 21 14 14370歳代 197 8 6 6 20 157 中学高校 360 24 31 33 28 244短大高専専門学校 191 32 30 22 21 86大学大学院 262 45 32 42 30 113 400万円未満 344 33 18 28 25 240400万円以上 464 68 75 69 53 199

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 33 138 236 177 228男性 407 10 52 119 92 134女性 405 23 86 117 85 94 40歳代 206 11 54 86 42 1350歳代 208 12 43 78 44 3160歳代 200 7 25 47 51 7070歳代 198 3 16 25 40 114 中学高校 360 8 37 91 70 154短大高専専門学校 190 7 35 61 50 37大学大学院 262 18 66 84 57 37 400万円未満 345 9 41 74 76 145400万円以上 462 24 97 159 101 81

- 273 -

表 1211 YouTubeを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1212 YouTube以外の無料ネット動画を見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

13 SNS の利用

SNS の利用については3 種類の SNS (FacebookTwitterInstagram)について利

用状況(書き込み投稿もする見るだけ利用していない)をたずねている(問 5)性

別年層別に利用状況を比較したものが図 131~133 である

どの SNS でも利用状況の性別による差異は有意ではないが年層別による差異は 01

水準で有意である(Facebookχ 2(6)=6912Twitterχ2(6)=7135Instagram

χ 2(6)=10015)4050 代は比較的 SNS を利用しているが6070 代になると利用率が

急減する

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 109 118 134 99 355男性 409 41 45 65 56 202女性 406 68 73 69 43 153 40歳代 207 43 43 56 27 3850歳代 209 40 37 37 35 6060歳代 202 16 29 29 22 10670歳代 197 10 9 12 15 151 中学高校 359 38 39 39 32 211短大高専専門学校 193 24 33 40 26 70大学大学院 263 47 46 55 41 74 400万円未満 345 33 34 40 42 196400万円以上 465 76 84 93 55 157

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 27 52 78 78 578男性 406 9 19 28 37 313女性 407 18 33 50 41 265 40歳代 207 9 16 30 31 12150歳代 209 11 20 26 29 12360歳代 200 6 11 12 12 15970歳代 197 1 5 10 6 175 中学高校 359 10 21 32 23 273短大高専専門学校 191 8 13 17 19 134大学大学院 263 9 18 29 36 171 ns400万円未満 344 7 14 23 17 283400万円以上 464 20 38 54 60 292

- 274 -

図 131 全体性別年層別の Facebook 利用状況(n=812)

図 132 全体性別年層別の Twitter 利用状況(n=811)

図 133 全体性別年層別の Instagram 利用状況(n=812)

- 275 -

次に各 SNS の利用(見る書く見るだけ)の有無をロジスティック回帰分析で予測

した(表 131)独立変数には回答者の属性(性別年齢教育年数フルタイム仕事

ダミー世帯年収子供と同居ダミー独居ダミー都市規模)を投入した

表 131 SNS 別利用有無の予測

従属変数 Facebook Twitter Instagram

B B B

性別(1男性 2女性) 年齢 教育年数(学歴から換算) フルタイム仕事(ダミー) 世帯年収(数値換算) 子供と同居(ダミー) 独居(ダミー) 都市規模(反転) 定数

0172

-0047

0100

0403dagger

0001

-0295

0577dagger

0317

-0096

0276

-0074

0111dagger

0221

0000

-0680

0330

0351

1202

0719

-0082

0099dagger

0425

0001dagger

-0477dagger

0347

0127

0386

n 798 797 798

Nagelkerke R2 0154 0169 0208

dagger plt01 plt005 plt001 plt0001

どの SNS でもおおむね共通しているのは年齢が若いほど高学歴であるほど利用率が

高くなる点であるSNS 別に見るとFacebook は世帯年収が多いほど大都市に居住して

いるほど利用率が高いTwitter は子供と同居しているほど利用率が低く大都市に居住

しているほど利用率が高いInstagram は女性の方が男性より利用率が高くなっている

14 ネット利用に際するトラブルへの不安(問6)

インターネットに対する不安について以下の5項目について「とても不安」「やや不

安」「あまり不安ではない」「まったく不安ではない」の4件法で確認した

(1)「利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される」(違法請求)

(2)「ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される」(カ

ード悪用)

(3)「自分の ID やパスワードが勝手に使われる」(乗っ取り)

(4)「住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が

流出する」(情報流出)

(5)「パスワードを忘れてしまう」(パスワード忘れ)

これを「とても不安」「やや不安」を不安として全体性別年齢層別に確認したも

のが表 141 である全体ではすべての項目で4分の3以上が不安を感じており特に

情報流出(890)カード悪用(869)乗っ取り(868)が高いこの傾向は性別

や年齢層別にみても共通している性別では違法請求カード悪用情報流出で女性が

- 276 -

男性よりも有意に高く年齢層別ではカード悪用で 40 代が高くカード悪用と乗っ取り

で 70 代が低い傾向がみられたがそれ以外に差はみられなかった

表 141 全体性別年齢層別のインターネットに対する不安()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代

(1)違法請求 799 756 690 822 715 743 799 770

(2)カード悪用 801 869 835 903 913 + 886 849 822 -

(3)乗っ取り 800 868 853 882 889 857 899 821 - dagger

(4)情報流出 801 890 855 925 884 900 910 865

(5)パスワード忘れ 800 761 742 780 729 805 769 738

性別年齢層横の記号はχ2 検定の結果 plt001 plt01 plt05 daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果+plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低いことを示す

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間

マスメディアの利用時間についてはテレビ新聞ラジオの平日一日の平均利用時間

(時間と分)を直接記入する形でたずねている(問 3 の 1~3)このうち利用していな

い場合を0分としてカウントした回答を「全体平均」利用していない場合をカウントから

除いた回答を「行為者平均」として性別年層学歴職業別に平均時間(分)を比較し

たものが表 211 である

全体の傾向としてはテレビが全体平均 2051 分で行為者平均 2120 分との差は大きく

ないがラジオでは行為者率が 414と低いこともあり全体平均 484 分に対して行為

者平均 1168 分と大きな開きを見せている

属性としてはテレビについてはすべての属性について全体平均および行為者平均とも

に有意な差が見られた女性と 60 代以上の年層中学高校卒および非有職者で利用時

間が長くなっておりこの傾向は全体平均および行為者平均ともに同様である新聞につ

いては性別による差が見られないが年層では 70 代の利用時間が全体平均で 540 分と他

の年層に対する差が大きく中学高校卒および無職についても利用時間が長くなってい

るラジオは属性による差がほとんど見られないが年層別の全体平均で 70 代が 761 分

と特に長くなっている

全体として70 代以上の層が活発にマスメディアを利用する傾向を読み取ることがで

きる

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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買物 健康

TV番組

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50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 5: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 267 -

表 111 全体性別のインターネットの利用状況()

N 全体 男性 女性 χ 2 検定

PC メッセージ 809 536 641 432 サイトアプリ 796 582 664 499

タブレット メッセージ 800 164 178 149 サイトアプリ 792 251 261 241

スマートフォン メッセージ 809 677 644 710 サイトアプリ 799 631 603 658

従来型携帯 メッセージ 796 270 294 246 サイトアプリ 784 61 87 36

①PC 810 627 705 549 ②タブレット 802 262 271 252 ③スマートフォン 809 681 652 710 dagger ④従来型携帯 796 270 294 246 ⑤PC系 811 678 743 614 ⑥モバイル 820 887 868 905 ⑦メッセージ 821 903 893 912 ⑧サイトアプリ 810 784 795 773 ⑨汎ネット利用 821 912 907 917 χ 2 検定の記号は性別とそれぞれの利用有無でのχ 2 検定の結果 plt001

plt01 plt05daggerplt10 で有意であることを示す

さらに年齢層別に見たものが表 112 である従来型携帯を除いてほとんどの項目

で年齢層が低いほど利用率が高い傾向がみられた従来型携帯では逆に年齢層が高いほど

ネット利用率が高い傾向がみられた機器別では60 代まではスマートフォンでの利用率

が最も高いが70 代では従来型携帯やPCがスマートフォンよりも利用率が高いがPC

系とモバイルでの比較ではいずれの年齢層でもモバイルでの利用が高い

また利用内容別ではいずれの年齢層でもメッセージがサイトアプリよりも高い傾向

がみられるがサイトアプリの利用は 60 代で 741と落ち込みさらに 70 代では 464

と半数を割っている

また今回の調査は 40 歳~79 歳を対象としているがサンプリング方法調査の時期

が異なるが参考までに 2015 年に実施された日本人の情報行動調査(橋元ら2016)の

40 代以上の年齢層別の結果と比較すると今回の調査ではPC系が全体的に高くモバイ

ルでは 60 代が高くなっているPC系ではタブレットの普及に伴う可能性がある

ここで高齢者のネット利用と基本属性の関連を明らかにするために60 代70 代そ

れぞれでPC系モバイル汎ネットの利用有無を従属変数としたロジスティック回帰

分析を行った説明変数としては橋元ら(2016)でネット利用との関連が示されている

基本属性である性別学歴世帯収入就業形態都市規模を参考に男性ダミー(男性

を1女性を0)学歴世帯収入就労有無(フルタイムパートアルバイトを1そ

れ以外を0としたダミー変数)大都市居住(21大都市を1それ以外を0としたダミー

変数)を用いた

- 268 -

表 112 年齢層別のインターネットの利用状況()

40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定

PC メッセージ 636 + 657 + 500 340 - サイトアプリ 712 + 717 + 530 346 -

タブレット メッセージ 211 + 174 146 121 dagger サイトアプリ 392 + 267 208 124 -

スマートフォン メッセージ 918 + 838 + 617 - 304 - サイトアプリ 908 + 793 + 553 - 222 -

従来型携帯 メッセージ 127 - 196 - 323 448 + サイトアプリ 49 34 89 77 dagger

①PC 738 + 740 + 604 412 - ②タブレット 390 + 274 231 142 - ③スマートフォン 923 + 838 + 627 304 - ④従来型携帯 127 - 196 - 323 448 + ⑤PC系 801 + 779 + 663 456 - ⑥モバイル 995 + 957 + 892 693 - ⑦メッセージ 1000 + 976 + 906 + 720 - ⑧サイトアプリ 976 + 929 + 741 464 - ⑨汎ネット利用 1000 + 986 + 926 730 - χ 2 検定の列の記号はχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05

daggerplt10 で有意であることを示す 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

表 113 年齢層別のインターネットの利用状況の日本人の情報行動 2015 との比較

() 日本人の情報行動 2015 今回調査

40 代 50 代 60 代 70 代 40 代 50 代 60 代 70 代 汎ネット利用 959 890 660 - 1000 986 926 730 PC系 694 630 393 - 801 779 663 456 モバイル 924 858 617 - 995 957 892 693

分析の結果(表 114)60 代では学歴や世帯収入が高いほど利用している確率が高くな

るが70代では世帯収入の効果はみられず学歴が高いほど利用している確率が高い傾向

がみられた

表 114 60 代 70 代の各ネット利用有無を従属変数としたロジスティック回帰分析

60 代 70 代 PC系 モバイル 汎ネット PC系 モバイル 汎ネット N 199 200 200 191 194 195 男性ダミー 01533 dagger -00404 -00465 01329 -01814 dagger -01111 学歴 04481 01090 03718 03365 02019 02770 世帯収入 02329 04323 07958 01034 00340 -00143 就労有無 -01292 -02738 dagger -02489 -00320 00243 -00322 大都市居住 00146 -00291 -00168 -00254 -00442 -00775 数値は標準化偏回帰係数 数値横の記号は plt001 plt01 plt05daggerplt10 で有意であることを示す

参考文献

橋元良明編(2016)『日本人の情報行動2015』東京大学出版会

- 269 -

12 主なサービスの利用頻度

問4では主なサービスの利用頻度を尋ねているまず利用率について見ると「メー

ルの読み書きをする」が利用率 804と最も高い次いで「地図アプリ(Googleマ

ップなど)を利用する」706「LINEでメッセージのやり取りをする」605「Yo

uTubeを見る」556「ネットショッピングで商品サービスを購入する」532「他

の人(個人)のブログホームページを見る」447「旅行の予約をする」349と続く

一方「YouTube以外の無料ネット動画を見る」は 284「スカイプLINEな

どの音声通信を利用する」273「オンラインゲームをする」198と3割弱の利用率とな

っており「ネットバンキングを利用する」利用率は 181に止まっている

表 121 主なサービスの利用頻度

利用頻度を男女年層学歴世帯年収別に見ると「メールの読み書きをする」は女

性の方がやや高く若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

122)「LINEでメッセージのやり取りをする」は男性若年高学歴世帯年収 400

万円以上が高い頻度となっており60 歳代と 70 歳代には大きなひらきがある(表 123)

「スカイプLINEなどの音声通信を利用する」は男女に差はなく若年高学歴

世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 124)「オンラインゲームをする」

は男女と学歴に差はなく若年と世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

125)「ネットバンキングを利用する」は女性若年高学歴世帯年収 400 万円以上

が高い頻度となっている(表 126)「ネットショッピングで商品サービスを購入する」

は男女に差はなく若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

127)「旅行の予約をする」は女性若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度

となっている(表 128)「他の人(個人)のブログホームページを見る」は男女に差

はなく若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっているまた40 歳代

50 歳代と 60 歳代70 歳代には大きなひらきがある(表 129)「地図アプリ(Goog

leマップなど)を利用する」は男性若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻

ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない 無回答 している  (計)(1)メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13 804(2)LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 4 17 378 17 605(3)スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 6 114 75 703 24 273(4)オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19 198(5)ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17 181(6)ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16 532(7)旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16 349(8)他の人(個人)のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17 447(9)地図アプリ(Googleマップなど)を利用する 4 167 285 214 276 18 706(10)YouTubeを見る 132 143 162 12 429 15 556(11)YouTube以外の無料ネット動画を見る 33 63 94 94 699 17 284

- 270 -

度となっている(表 1210)「YouTubeを見る」は女性若年高学歴世帯年

収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 1211)「YouTube以外の無料ネット

動画を見る」は学歴に差はなく女性若年世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっ

ている(表 128)

表 122 メールの読み書きをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 123 LINEでメッセージのやり取りをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 124 スカイプLINEなどの音声通信を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 390 159 85 31 151男性 409 178 90 46 13 82女性 407 212 69 39 18 69 dagger40歳代 207 125 41 27 8 650歳代 210 132 35 15 14 1460歳代 203 82 49 28 4 4070歳代 196 51 34 15 5 91 中学高校 359 125 76 40 17 101短大高専専門学校 193 101 36 22 6 28大学大学院 264 164 47 23 8 22 400万円未満 345 106 84 38 15 102400万円以上 466 282 75 46 16 47

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 324 129 33 14 313男性 408 197 65 11 3 132女性 405 127 64 22 11 181 40歳代 207 136 37 5 3 2650歳代 208 119 34 9 1 4560歳代 201 58 38 12 5 8870歳代 197 11 20 7 5 154 中学高校 359 101 63 15 5 175短大高専専門学校 193 110 29 7 0 47大学大学院 261 113 37 11 9 91 400万円未満 345 74 53 15 7 196400万円以上 463 249 75 18 7 114

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 20 50 94 62 581男性 404 8 30 50 24 292女性 403 12 20 44 38 289 ns40歳代 206 6 21 43 28 10850歳代 208 9 16 33 13 13760歳代 200 3 10 14 14 15970歳代 193 2 3 4 7 177 中学高校 356 6 15 39 20 276短大高専専門学校 192 5 21 20 17 129大学大学院 259 9 14 35 25 176 400万円未満 340 9 14 27 15 275400万円以上 462 11 36 67 47 301

- 271 -

表 125 オンラインゲームをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 126 ネットバンキングを利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 127 ネットショッピングで商品サービスを購入する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 108 30 14 12 647男性 406 59 13 9 6 319女性 405 49 17 5 6 328 ns40歳代 206 52 11 4 6 13350歳代 209 36 8 3 3 15960歳代 200 12 5 4 1 17870歳代 196 8 6 3 2 177 中学高校 359 43 11 5 4 296短大高専専門学校 190 34 9 3 2 142大学大学院 262 31 10 6 6 209 ns400万円未満 342 27 11 5 4 295400万円以上 464 81 19 9 8 347

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 9 14 68 59 663男性 407 3 2 22 28 352女性 406 6 12 46 31 311 40歳代 206 2 8 31 26 13950歳代 208 2 3 23 20 16060歳代 201 1 2 12 8 17870歳代 198 4 1 2 5 186 中学高校 359 4 1 22 16 316短大高専専門学校 191 1 2 20 14 154大学大学院 263 4 11 26 29 193 400万円未満 346 3 5 16 15 307400万円以上 462 6 9 52 44 351

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 30 203 206 374男性 407 0 13 96 104 194女性 407 1 17 107 102 180 ns40歳代 207 0 11 95 72 2950歳代 209 0 12 66 65 6660歳代 201 0 6 30 43 12270歳代 197 1 1 12 26 157 中学高校 359 0 6 60 63 230短大高専専門学校 192 0 9 52 65 66大学大学院 263 1 15 91 78 78 400万円未満 345 1 5 46 71 222400万円以上 464 0 25 157 134 148

- 272 -

表 128 旅行の予約をする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 129 他の人(個人)のブログホームページを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1210 地図アプリ(Googleマップなど)を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 2 19 267 525男性 407 0 0 5 125 277女性 407 1 2 14 142 248 40歳代 207 0 0 7 97 10350歳代 209 0 1 9 91 10860歳代 200 0 1 3 50 14670歳代 198 1 0 0 29 168 中学高校 360 0 0 3 86 271短大高専専門学校 192 0 0 3 67 122大学大学院 262 1 2 13 114 132 400万円未満 346 1 1 1 69 274400万円以上 463 0 1 18 197 247

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 101 93 97 79 443男性 408 48 46 46 36 232女性 405 53 47 51 43 211 ns40歳代 206 47 45 35 23 5650歳代 209 35 30 35 22 8760歳代 201 11 12 21 14 14370歳代 197 8 6 6 20 157 中学高校 360 24 31 33 28 244短大高専専門学校 191 32 30 22 21 86大学大学院 262 45 32 42 30 113 400万円未満 344 33 18 28 25 240400万円以上 464 68 75 69 53 199

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 33 138 236 177 228男性 407 10 52 119 92 134女性 405 23 86 117 85 94 40歳代 206 11 54 86 42 1350歳代 208 12 43 78 44 3160歳代 200 7 25 47 51 7070歳代 198 3 16 25 40 114 中学高校 360 8 37 91 70 154短大高専専門学校 190 7 35 61 50 37大学大学院 262 18 66 84 57 37 400万円未満 345 9 41 74 76 145400万円以上 462 24 97 159 101 81

- 273 -

表 1211 YouTubeを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1212 YouTube以外の無料ネット動画を見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

13 SNS の利用

SNS の利用については3 種類の SNS (FacebookTwitterInstagram)について利

用状況(書き込み投稿もする見るだけ利用していない)をたずねている(問 5)性

別年層別に利用状況を比較したものが図 131~133 である

どの SNS でも利用状況の性別による差異は有意ではないが年層別による差異は 01

水準で有意である(Facebookχ 2(6)=6912Twitterχ2(6)=7135Instagram

χ 2(6)=10015)4050 代は比較的 SNS を利用しているが6070 代になると利用率が

急減する

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 109 118 134 99 355男性 409 41 45 65 56 202女性 406 68 73 69 43 153 40歳代 207 43 43 56 27 3850歳代 209 40 37 37 35 6060歳代 202 16 29 29 22 10670歳代 197 10 9 12 15 151 中学高校 359 38 39 39 32 211短大高専専門学校 193 24 33 40 26 70大学大学院 263 47 46 55 41 74 400万円未満 345 33 34 40 42 196400万円以上 465 76 84 93 55 157

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 27 52 78 78 578男性 406 9 19 28 37 313女性 407 18 33 50 41 265 40歳代 207 9 16 30 31 12150歳代 209 11 20 26 29 12360歳代 200 6 11 12 12 15970歳代 197 1 5 10 6 175 中学高校 359 10 21 32 23 273短大高専専門学校 191 8 13 17 19 134大学大学院 263 9 18 29 36 171 ns400万円未満 344 7 14 23 17 283400万円以上 464 20 38 54 60 292

- 274 -

図 131 全体性別年層別の Facebook 利用状況(n=812)

図 132 全体性別年層別の Twitter 利用状況(n=811)

図 133 全体性別年層別の Instagram 利用状況(n=812)

- 275 -

次に各 SNS の利用(見る書く見るだけ)の有無をロジスティック回帰分析で予測

した(表 131)独立変数には回答者の属性(性別年齢教育年数フルタイム仕事

ダミー世帯年収子供と同居ダミー独居ダミー都市規模)を投入した

表 131 SNS 別利用有無の予測

従属変数 Facebook Twitter Instagram

B B B

性別(1男性 2女性) 年齢 教育年数(学歴から換算) フルタイム仕事(ダミー) 世帯年収(数値換算) 子供と同居(ダミー) 独居(ダミー) 都市規模(反転) 定数

0172

-0047

0100

0403dagger

0001

-0295

0577dagger

0317

-0096

0276

-0074

0111dagger

0221

0000

-0680

0330

0351

1202

0719

-0082

0099dagger

0425

0001dagger

-0477dagger

0347

0127

0386

n 798 797 798

Nagelkerke R2 0154 0169 0208

dagger plt01 plt005 plt001 plt0001

どの SNS でもおおむね共通しているのは年齢が若いほど高学歴であるほど利用率が

高くなる点であるSNS 別に見るとFacebook は世帯年収が多いほど大都市に居住して

いるほど利用率が高いTwitter は子供と同居しているほど利用率が低く大都市に居住

しているほど利用率が高いInstagram は女性の方が男性より利用率が高くなっている

14 ネット利用に際するトラブルへの不安(問6)

インターネットに対する不安について以下の5項目について「とても不安」「やや不

安」「あまり不安ではない」「まったく不安ではない」の4件法で確認した

(1)「利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される」(違法請求)

(2)「ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される」(カ

ード悪用)

(3)「自分の ID やパスワードが勝手に使われる」(乗っ取り)

(4)「住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が

流出する」(情報流出)

(5)「パスワードを忘れてしまう」(パスワード忘れ)

これを「とても不安」「やや不安」を不安として全体性別年齢層別に確認したも

のが表 141 である全体ではすべての項目で4分の3以上が不安を感じており特に

情報流出(890)カード悪用(869)乗っ取り(868)が高いこの傾向は性別

や年齢層別にみても共通している性別では違法請求カード悪用情報流出で女性が

- 276 -

男性よりも有意に高く年齢層別ではカード悪用で 40 代が高くカード悪用と乗っ取り

で 70 代が低い傾向がみられたがそれ以外に差はみられなかった

表 141 全体性別年齢層別のインターネットに対する不安()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代

(1)違法請求 799 756 690 822 715 743 799 770

(2)カード悪用 801 869 835 903 913 + 886 849 822 -

(3)乗っ取り 800 868 853 882 889 857 899 821 - dagger

(4)情報流出 801 890 855 925 884 900 910 865

(5)パスワード忘れ 800 761 742 780 729 805 769 738

性別年齢層横の記号はχ2 検定の結果 plt001 plt01 plt05 daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果+plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低いことを示す

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間

マスメディアの利用時間についてはテレビ新聞ラジオの平日一日の平均利用時間

(時間と分)を直接記入する形でたずねている(問 3 の 1~3)このうち利用していな

い場合を0分としてカウントした回答を「全体平均」利用していない場合をカウントから

除いた回答を「行為者平均」として性別年層学歴職業別に平均時間(分)を比較し

たものが表 211 である

全体の傾向としてはテレビが全体平均 2051 分で行為者平均 2120 分との差は大きく

ないがラジオでは行為者率が 414と低いこともあり全体平均 484 分に対して行為

者平均 1168 分と大きな開きを見せている

属性としてはテレビについてはすべての属性について全体平均および行為者平均とも

に有意な差が見られた女性と 60 代以上の年層中学高校卒および非有職者で利用時

間が長くなっておりこの傾向は全体平均および行為者平均ともに同様である新聞につ

いては性別による差が見られないが年層では 70 代の利用時間が全体平均で 540 分と他

の年層に対する差が大きく中学高校卒および無職についても利用時間が長くなってい

るラジオは属性による差がほとんど見られないが年層別の全体平均で 70 代が 761 分

と特に長くなっている

全体として70 代以上の層が活発にマスメディアを利用する傾向を読み取ることがで

きる

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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買物 健康

TV番組

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50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 6: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 268 -

表 112 年齢層別のインターネットの利用状況()

40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定

PC メッセージ 636 + 657 + 500 340 - サイトアプリ 712 + 717 + 530 346 -

タブレット メッセージ 211 + 174 146 121 dagger サイトアプリ 392 + 267 208 124 -

スマートフォン メッセージ 918 + 838 + 617 - 304 - サイトアプリ 908 + 793 + 553 - 222 -

従来型携帯 メッセージ 127 - 196 - 323 448 + サイトアプリ 49 34 89 77 dagger

①PC 738 + 740 + 604 412 - ②タブレット 390 + 274 231 142 - ③スマートフォン 923 + 838 + 627 304 - ④従来型携帯 127 - 196 - 323 448 + ⑤PC系 801 + 779 + 663 456 - ⑥モバイル 995 + 957 + 892 693 - ⑦メッセージ 1000 + 976 + 906 + 720 - ⑧サイトアプリ 976 + 929 + 741 464 - ⑨汎ネット利用 1000 + 986 + 926 730 - χ 2 検定の列の記号はχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05

daggerplt10 で有意であることを示す 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

表 113 年齢層別のインターネットの利用状況の日本人の情報行動 2015 との比較

() 日本人の情報行動 2015 今回調査

40 代 50 代 60 代 70 代 40 代 50 代 60 代 70 代 汎ネット利用 959 890 660 - 1000 986 926 730 PC系 694 630 393 - 801 779 663 456 モバイル 924 858 617 - 995 957 892 693

分析の結果(表 114)60 代では学歴や世帯収入が高いほど利用している確率が高くな

るが70代では世帯収入の効果はみられず学歴が高いほど利用している確率が高い傾向

がみられた

表 114 60 代 70 代の各ネット利用有無を従属変数としたロジスティック回帰分析

60 代 70 代 PC系 モバイル 汎ネット PC系 モバイル 汎ネット N 199 200 200 191 194 195 男性ダミー 01533 dagger -00404 -00465 01329 -01814 dagger -01111 学歴 04481 01090 03718 03365 02019 02770 世帯収入 02329 04323 07958 01034 00340 -00143 就労有無 -01292 -02738 dagger -02489 -00320 00243 -00322 大都市居住 00146 -00291 -00168 -00254 -00442 -00775 数値は標準化偏回帰係数 数値横の記号は plt001 plt01 plt05daggerplt10 で有意であることを示す

参考文献

橋元良明編(2016)『日本人の情報行動2015』東京大学出版会

- 269 -

12 主なサービスの利用頻度

問4では主なサービスの利用頻度を尋ねているまず利用率について見ると「メー

ルの読み書きをする」が利用率 804と最も高い次いで「地図アプリ(Googleマ

ップなど)を利用する」706「LINEでメッセージのやり取りをする」605「Yo

uTubeを見る」556「ネットショッピングで商品サービスを購入する」532「他

の人(個人)のブログホームページを見る」447「旅行の予約をする」349と続く

一方「YouTube以外の無料ネット動画を見る」は 284「スカイプLINEな

どの音声通信を利用する」273「オンラインゲームをする」198と3割弱の利用率とな

っており「ネットバンキングを利用する」利用率は 181に止まっている

表 121 主なサービスの利用頻度

利用頻度を男女年層学歴世帯年収別に見ると「メールの読み書きをする」は女

性の方がやや高く若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

122)「LINEでメッセージのやり取りをする」は男性若年高学歴世帯年収 400

万円以上が高い頻度となっており60 歳代と 70 歳代には大きなひらきがある(表 123)

「スカイプLINEなどの音声通信を利用する」は男女に差はなく若年高学歴

世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 124)「オンラインゲームをする」

は男女と学歴に差はなく若年と世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

125)「ネットバンキングを利用する」は女性若年高学歴世帯年収 400 万円以上

が高い頻度となっている(表 126)「ネットショッピングで商品サービスを購入する」

は男女に差はなく若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

127)「旅行の予約をする」は女性若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度

となっている(表 128)「他の人(個人)のブログホームページを見る」は男女に差

はなく若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっているまた40 歳代

50 歳代と 60 歳代70 歳代には大きなひらきがある(表 129)「地図アプリ(Goog

leマップなど)を利用する」は男性若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻

ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない 無回答 している  (計)(1)メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13 804(2)LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 4 17 378 17 605(3)スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 6 114 75 703 24 273(4)オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19 198(5)ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17 181(6)ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16 532(7)旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16 349(8)他の人(個人)のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17 447(9)地図アプリ(Googleマップなど)を利用する 4 167 285 214 276 18 706(10)YouTubeを見る 132 143 162 12 429 15 556(11)YouTube以外の無料ネット動画を見る 33 63 94 94 699 17 284

- 270 -

度となっている(表 1210)「YouTubeを見る」は女性若年高学歴世帯年

収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 1211)「YouTube以外の無料ネット

動画を見る」は学歴に差はなく女性若年世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっ

ている(表 128)

表 122 メールの読み書きをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 123 LINEでメッセージのやり取りをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 124 スカイプLINEなどの音声通信を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 390 159 85 31 151男性 409 178 90 46 13 82女性 407 212 69 39 18 69 dagger40歳代 207 125 41 27 8 650歳代 210 132 35 15 14 1460歳代 203 82 49 28 4 4070歳代 196 51 34 15 5 91 中学高校 359 125 76 40 17 101短大高専専門学校 193 101 36 22 6 28大学大学院 264 164 47 23 8 22 400万円未満 345 106 84 38 15 102400万円以上 466 282 75 46 16 47

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 324 129 33 14 313男性 408 197 65 11 3 132女性 405 127 64 22 11 181 40歳代 207 136 37 5 3 2650歳代 208 119 34 9 1 4560歳代 201 58 38 12 5 8870歳代 197 11 20 7 5 154 中学高校 359 101 63 15 5 175短大高専専門学校 193 110 29 7 0 47大学大学院 261 113 37 11 9 91 400万円未満 345 74 53 15 7 196400万円以上 463 249 75 18 7 114

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 20 50 94 62 581男性 404 8 30 50 24 292女性 403 12 20 44 38 289 ns40歳代 206 6 21 43 28 10850歳代 208 9 16 33 13 13760歳代 200 3 10 14 14 15970歳代 193 2 3 4 7 177 中学高校 356 6 15 39 20 276短大高専専門学校 192 5 21 20 17 129大学大学院 259 9 14 35 25 176 400万円未満 340 9 14 27 15 275400万円以上 462 11 36 67 47 301

- 271 -

表 125 オンラインゲームをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 126 ネットバンキングを利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 127 ネットショッピングで商品サービスを購入する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 108 30 14 12 647男性 406 59 13 9 6 319女性 405 49 17 5 6 328 ns40歳代 206 52 11 4 6 13350歳代 209 36 8 3 3 15960歳代 200 12 5 4 1 17870歳代 196 8 6 3 2 177 中学高校 359 43 11 5 4 296短大高専専門学校 190 34 9 3 2 142大学大学院 262 31 10 6 6 209 ns400万円未満 342 27 11 5 4 295400万円以上 464 81 19 9 8 347

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 9 14 68 59 663男性 407 3 2 22 28 352女性 406 6 12 46 31 311 40歳代 206 2 8 31 26 13950歳代 208 2 3 23 20 16060歳代 201 1 2 12 8 17870歳代 198 4 1 2 5 186 中学高校 359 4 1 22 16 316短大高専専門学校 191 1 2 20 14 154大学大学院 263 4 11 26 29 193 400万円未満 346 3 5 16 15 307400万円以上 462 6 9 52 44 351

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 30 203 206 374男性 407 0 13 96 104 194女性 407 1 17 107 102 180 ns40歳代 207 0 11 95 72 2950歳代 209 0 12 66 65 6660歳代 201 0 6 30 43 12270歳代 197 1 1 12 26 157 中学高校 359 0 6 60 63 230短大高専専門学校 192 0 9 52 65 66大学大学院 263 1 15 91 78 78 400万円未満 345 1 5 46 71 222400万円以上 464 0 25 157 134 148

- 272 -

表 128 旅行の予約をする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 129 他の人(個人)のブログホームページを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1210 地図アプリ(Googleマップなど)を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 2 19 267 525男性 407 0 0 5 125 277女性 407 1 2 14 142 248 40歳代 207 0 0 7 97 10350歳代 209 0 1 9 91 10860歳代 200 0 1 3 50 14670歳代 198 1 0 0 29 168 中学高校 360 0 0 3 86 271短大高専専門学校 192 0 0 3 67 122大学大学院 262 1 2 13 114 132 400万円未満 346 1 1 1 69 274400万円以上 463 0 1 18 197 247

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 101 93 97 79 443男性 408 48 46 46 36 232女性 405 53 47 51 43 211 ns40歳代 206 47 45 35 23 5650歳代 209 35 30 35 22 8760歳代 201 11 12 21 14 14370歳代 197 8 6 6 20 157 中学高校 360 24 31 33 28 244短大高専専門学校 191 32 30 22 21 86大学大学院 262 45 32 42 30 113 400万円未満 344 33 18 28 25 240400万円以上 464 68 75 69 53 199

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 33 138 236 177 228男性 407 10 52 119 92 134女性 405 23 86 117 85 94 40歳代 206 11 54 86 42 1350歳代 208 12 43 78 44 3160歳代 200 7 25 47 51 7070歳代 198 3 16 25 40 114 中学高校 360 8 37 91 70 154短大高専専門学校 190 7 35 61 50 37大学大学院 262 18 66 84 57 37 400万円未満 345 9 41 74 76 145400万円以上 462 24 97 159 101 81

- 273 -

表 1211 YouTubeを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1212 YouTube以外の無料ネット動画を見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

13 SNS の利用

SNS の利用については3 種類の SNS (FacebookTwitterInstagram)について利

用状況(書き込み投稿もする見るだけ利用していない)をたずねている(問 5)性

別年層別に利用状況を比較したものが図 131~133 である

どの SNS でも利用状況の性別による差異は有意ではないが年層別による差異は 01

水準で有意である(Facebookχ 2(6)=6912Twitterχ2(6)=7135Instagram

χ 2(6)=10015)4050 代は比較的 SNS を利用しているが6070 代になると利用率が

急減する

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 109 118 134 99 355男性 409 41 45 65 56 202女性 406 68 73 69 43 153 40歳代 207 43 43 56 27 3850歳代 209 40 37 37 35 6060歳代 202 16 29 29 22 10670歳代 197 10 9 12 15 151 中学高校 359 38 39 39 32 211短大高専専門学校 193 24 33 40 26 70大学大学院 263 47 46 55 41 74 400万円未満 345 33 34 40 42 196400万円以上 465 76 84 93 55 157

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 27 52 78 78 578男性 406 9 19 28 37 313女性 407 18 33 50 41 265 40歳代 207 9 16 30 31 12150歳代 209 11 20 26 29 12360歳代 200 6 11 12 12 15970歳代 197 1 5 10 6 175 中学高校 359 10 21 32 23 273短大高専専門学校 191 8 13 17 19 134大学大学院 263 9 18 29 36 171 ns400万円未満 344 7 14 23 17 283400万円以上 464 20 38 54 60 292

- 274 -

図 131 全体性別年層別の Facebook 利用状況(n=812)

図 132 全体性別年層別の Twitter 利用状況(n=811)

図 133 全体性別年層別の Instagram 利用状況(n=812)

- 275 -

次に各 SNS の利用(見る書く見るだけ)の有無をロジスティック回帰分析で予測

した(表 131)独立変数には回答者の属性(性別年齢教育年数フルタイム仕事

ダミー世帯年収子供と同居ダミー独居ダミー都市規模)を投入した

表 131 SNS 別利用有無の予測

従属変数 Facebook Twitter Instagram

B B B

性別(1男性 2女性) 年齢 教育年数(学歴から換算) フルタイム仕事(ダミー) 世帯年収(数値換算) 子供と同居(ダミー) 独居(ダミー) 都市規模(反転) 定数

0172

-0047

0100

0403dagger

0001

-0295

0577dagger

0317

-0096

0276

-0074

0111dagger

0221

0000

-0680

0330

0351

1202

0719

-0082

0099dagger

0425

0001dagger

-0477dagger

0347

0127

0386

n 798 797 798

Nagelkerke R2 0154 0169 0208

dagger plt01 plt005 plt001 plt0001

どの SNS でもおおむね共通しているのは年齢が若いほど高学歴であるほど利用率が

高くなる点であるSNS 別に見るとFacebook は世帯年収が多いほど大都市に居住して

いるほど利用率が高いTwitter は子供と同居しているほど利用率が低く大都市に居住

しているほど利用率が高いInstagram は女性の方が男性より利用率が高くなっている

14 ネット利用に際するトラブルへの不安(問6)

インターネットに対する不安について以下の5項目について「とても不安」「やや不

安」「あまり不安ではない」「まったく不安ではない」の4件法で確認した

(1)「利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される」(違法請求)

(2)「ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される」(カ

ード悪用)

(3)「自分の ID やパスワードが勝手に使われる」(乗っ取り)

(4)「住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が

流出する」(情報流出)

(5)「パスワードを忘れてしまう」(パスワード忘れ)

これを「とても不安」「やや不安」を不安として全体性別年齢層別に確認したも

のが表 141 である全体ではすべての項目で4分の3以上が不安を感じており特に

情報流出(890)カード悪用(869)乗っ取り(868)が高いこの傾向は性別

や年齢層別にみても共通している性別では違法請求カード悪用情報流出で女性が

- 276 -

男性よりも有意に高く年齢層別ではカード悪用で 40 代が高くカード悪用と乗っ取り

で 70 代が低い傾向がみられたがそれ以外に差はみられなかった

表 141 全体性別年齢層別のインターネットに対する不安()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代

(1)違法請求 799 756 690 822 715 743 799 770

(2)カード悪用 801 869 835 903 913 + 886 849 822 -

(3)乗っ取り 800 868 853 882 889 857 899 821 - dagger

(4)情報流出 801 890 855 925 884 900 910 865

(5)パスワード忘れ 800 761 742 780 729 805 769 738

性別年齢層横の記号はχ2 検定の結果 plt001 plt01 plt05 daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果+plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低いことを示す

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間

マスメディアの利用時間についてはテレビ新聞ラジオの平日一日の平均利用時間

(時間と分)を直接記入する形でたずねている(問 3 の 1~3)このうち利用していな

い場合を0分としてカウントした回答を「全体平均」利用していない場合をカウントから

除いた回答を「行為者平均」として性別年層学歴職業別に平均時間(分)を比較し

たものが表 211 である

全体の傾向としてはテレビが全体平均 2051 分で行為者平均 2120 分との差は大きく

ないがラジオでは行為者率が 414と低いこともあり全体平均 484 分に対して行為

者平均 1168 分と大きな開きを見せている

属性としてはテレビについてはすべての属性について全体平均および行為者平均とも

に有意な差が見られた女性と 60 代以上の年層中学高校卒および非有職者で利用時

間が長くなっておりこの傾向は全体平均および行為者平均ともに同様である新聞につ

いては性別による差が見られないが年層では 70 代の利用時間が全体平均で 540 分と他

の年層に対する差が大きく中学高校卒および無職についても利用時間が長くなってい

るラジオは属性による差がほとんど見られないが年層別の全体平均で 70 代が 761 分

と特に長くなっている

全体として70 代以上の層が活発にマスメディアを利用する傾向を読み取ることがで

きる

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

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買物 健康

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国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 7: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 269 -

12 主なサービスの利用頻度

問4では主なサービスの利用頻度を尋ねているまず利用率について見ると「メー

ルの読み書きをする」が利用率 804と最も高い次いで「地図アプリ(Googleマ

ップなど)を利用する」706「LINEでメッセージのやり取りをする」605「Yo

uTubeを見る」556「ネットショッピングで商品サービスを購入する」532「他

の人(個人)のブログホームページを見る」447「旅行の予約をする」349と続く

一方「YouTube以外の無料ネット動画を見る」は 284「スカイプLINEな

どの音声通信を利用する」273「オンラインゲームをする」198と3割弱の利用率とな

っており「ネットバンキングを利用する」利用率は 181に止まっている

表 121 主なサービスの利用頻度

利用頻度を男女年層学歴世帯年収別に見ると「メールの読み書きをする」は女

性の方がやや高く若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

122)「LINEでメッセージのやり取りをする」は男性若年高学歴世帯年収 400

万円以上が高い頻度となっており60 歳代と 70 歳代には大きなひらきがある(表 123)

「スカイプLINEなどの音声通信を利用する」は男女に差はなく若年高学歴

世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 124)「オンラインゲームをする」

は男女と学歴に差はなく若年と世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

125)「ネットバンキングを利用する」は女性若年高学歴世帯年収 400 万円以上

が高い頻度となっている(表 126)「ネットショッピングで商品サービスを購入する」

は男女に差はなく若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっている(表

127)「旅行の予約をする」は女性若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度

となっている(表 128)「他の人(個人)のブログホームページを見る」は男女に差

はなく若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっているまた40 歳代

50 歳代と 60 歳代70 歳代には大きなひらきがある(表 129)「地図アプリ(Goog

leマップなど)を利用する」は男性若年高学歴世帯年収 400 万円以上が高い頻

ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない 無回答 している  (計)(1)メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13 804(2)LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 4 17 378 17 605(3)スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 6 114 75 703 24 273(4)オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19 198(5)ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17 181(6)ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16 532(7)旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16 349(8)他の人(個人)のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17 447(9)地図アプリ(Googleマップなど)を利用する 4 167 285 214 276 18 706(10)YouTubeを見る 132 143 162 12 429 15 556(11)YouTube以外の無料ネット動画を見る 33 63 94 94 699 17 284

- 270 -

度となっている(表 1210)「YouTubeを見る」は女性若年高学歴世帯年

収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 1211)「YouTube以外の無料ネット

動画を見る」は学歴に差はなく女性若年世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっ

ている(表 128)

表 122 メールの読み書きをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 123 LINEでメッセージのやり取りをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 124 スカイプLINEなどの音声通信を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 390 159 85 31 151男性 409 178 90 46 13 82女性 407 212 69 39 18 69 dagger40歳代 207 125 41 27 8 650歳代 210 132 35 15 14 1460歳代 203 82 49 28 4 4070歳代 196 51 34 15 5 91 中学高校 359 125 76 40 17 101短大高専専門学校 193 101 36 22 6 28大学大学院 264 164 47 23 8 22 400万円未満 345 106 84 38 15 102400万円以上 466 282 75 46 16 47

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 324 129 33 14 313男性 408 197 65 11 3 132女性 405 127 64 22 11 181 40歳代 207 136 37 5 3 2650歳代 208 119 34 9 1 4560歳代 201 58 38 12 5 8870歳代 197 11 20 7 5 154 中学高校 359 101 63 15 5 175短大高専専門学校 193 110 29 7 0 47大学大学院 261 113 37 11 9 91 400万円未満 345 74 53 15 7 196400万円以上 463 249 75 18 7 114

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 20 50 94 62 581男性 404 8 30 50 24 292女性 403 12 20 44 38 289 ns40歳代 206 6 21 43 28 10850歳代 208 9 16 33 13 13760歳代 200 3 10 14 14 15970歳代 193 2 3 4 7 177 中学高校 356 6 15 39 20 276短大高専専門学校 192 5 21 20 17 129大学大学院 259 9 14 35 25 176 400万円未満 340 9 14 27 15 275400万円以上 462 11 36 67 47 301

- 271 -

表 125 オンラインゲームをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 126 ネットバンキングを利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 127 ネットショッピングで商品サービスを購入する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 108 30 14 12 647男性 406 59 13 9 6 319女性 405 49 17 5 6 328 ns40歳代 206 52 11 4 6 13350歳代 209 36 8 3 3 15960歳代 200 12 5 4 1 17870歳代 196 8 6 3 2 177 中学高校 359 43 11 5 4 296短大高専専門学校 190 34 9 3 2 142大学大学院 262 31 10 6 6 209 ns400万円未満 342 27 11 5 4 295400万円以上 464 81 19 9 8 347

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 9 14 68 59 663男性 407 3 2 22 28 352女性 406 6 12 46 31 311 40歳代 206 2 8 31 26 13950歳代 208 2 3 23 20 16060歳代 201 1 2 12 8 17870歳代 198 4 1 2 5 186 中学高校 359 4 1 22 16 316短大高専専門学校 191 1 2 20 14 154大学大学院 263 4 11 26 29 193 400万円未満 346 3 5 16 15 307400万円以上 462 6 9 52 44 351

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 30 203 206 374男性 407 0 13 96 104 194女性 407 1 17 107 102 180 ns40歳代 207 0 11 95 72 2950歳代 209 0 12 66 65 6660歳代 201 0 6 30 43 12270歳代 197 1 1 12 26 157 中学高校 359 0 6 60 63 230短大高専専門学校 192 0 9 52 65 66大学大学院 263 1 15 91 78 78 400万円未満 345 1 5 46 71 222400万円以上 464 0 25 157 134 148

- 272 -

表 128 旅行の予約をする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 129 他の人(個人)のブログホームページを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1210 地図アプリ(Googleマップなど)を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 2 19 267 525男性 407 0 0 5 125 277女性 407 1 2 14 142 248 40歳代 207 0 0 7 97 10350歳代 209 0 1 9 91 10860歳代 200 0 1 3 50 14670歳代 198 1 0 0 29 168 中学高校 360 0 0 3 86 271短大高専専門学校 192 0 0 3 67 122大学大学院 262 1 2 13 114 132 400万円未満 346 1 1 1 69 274400万円以上 463 0 1 18 197 247

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 101 93 97 79 443男性 408 48 46 46 36 232女性 405 53 47 51 43 211 ns40歳代 206 47 45 35 23 5650歳代 209 35 30 35 22 8760歳代 201 11 12 21 14 14370歳代 197 8 6 6 20 157 中学高校 360 24 31 33 28 244短大高専専門学校 191 32 30 22 21 86大学大学院 262 45 32 42 30 113 400万円未満 344 33 18 28 25 240400万円以上 464 68 75 69 53 199

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 33 138 236 177 228男性 407 10 52 119 92 134女性 405 23 86 117 85 94 40歳代 206 11 54 86 42 1350歳代 208 12 43 78 44 3160歳代 200 7 25 47 51 7070歳代 198 3 16 25 40 114 中学高校 360 8 37 91 70 154短大高専専門学校 190 7 35 61 50 37大学大学院 262 18 66 84 57 37 400万円未満 345 9 41 74 76 145400万円以上 462 24 97 159 101 81

- 273 -

表 1211 YouTubeを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1212 YouTube以外の無料ネット動画を見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

13 SNS の利用

SNS の利用については3 種類の SNS (FacebookTwitterInstagram)について利

用状況(書き込み投稿もする見るだけ利用していない)をたずねている(問 5)性

別年層別に利用状況を比較したものが図 131~133 である

どの SNS でも利用状況の性別による差異は有意ではないが年層別による差異は 01

水準で有意である(Facebookχ 2(6)=6912Twitterχ2(6)=7135Instagram

χ 2(6)=10015)4050 代は比較的 SNS を利用しているが6070 代になると利用率が

急減する

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 109 118 134 99 355男性 409 41 45 65 56 202女性 406 68 73 69 43 153 40歳代 207 43 43 56 27 3850歳代 209 40 37 37 35 6060歳代 202 16 29 29 22 10670歳代 197 10 9 12 15 151 中学高校 359 38 39 39 32 211短大高専専門学校 193 24 33 40 26 70大学大学院 263 47 46 55 41 74 400万円未満 345 33 34 40 42 196400万円以上 465 76 84 93 55 157

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 27 52 78 78 578男性 406 9 19 28 37 313女性 407 18 33 50 41 265 40歳代 207 9 16 30 31 12150歳代 209 11 20 26 29 12360歳代 200 6 11 12 12 15970歳代 197 1 5 10 6 175 中学高校 359 10 21 32 23 273短大高専専門学校 191 8 13 17 19 134大学大学院 263 9 18 29 36 171 ns400万円未満 344 7 14 23 17 283400万円以上 464 20 38 54 60 292

- 274 -

図 131 全体性別年層別の Facebook 利用状況(n=812)

図 132 全体性別年層別の Twitter 利用状況(n=811)

図 133 全体性別年層別の Instagram 利用状況(n=812)

- 275 -

次に各 SNS の利用(見る書く見るだけ)の有無をロジスティック回帰分析で予測

した(表 131)独立変数には回答者の属性(性別年齢教育年数フルタイム仕事

ダミー世帯年収子供と同居ダミー独居ダミー都市規模)を投入した

表 131 SNS 別利用有無の予測

従属変数 Facebook Twitter Instagram

B B B

性別(1男性 2女性) 年齢 教育年数(学歴から換算) フルタイム仕事(ダミー) 世帯年収(数値換算) 子供と同居(ダミー) 独居(ダミー) 都市規模(反転) 定数

0172

-0047

0100

0403dagger

0001

-0295

0577dagger

0317

-0096

0276

-0074

0111dagger

0221

0000

-0680

0330

0351

1202

0719

-0082

0099dagger

0425

0001dagger

-0477dagger

0347

0127

0386

n 798 797 798

Nagelkerke R2 0154 0169 0208

dagger plt01 plt005 plt001 plt0001

どの SNS でもおおむね共通しているのは年齢が若いほど高学歴であるほど利用率が

高くなる点であるSNS 別に見るとFacebook は世帯年収が多いほど大都市に居住して

いるほど利用率が高いTwitter は子供と同居しているほど利用率が低く大都市に居住

しているほど利用率が高いInstagram は女性の方が男性より利用率が高くなっている

14 ネット利用に際するトラブルへの不安(問6)

インターネットに対する不安について以下の5項目について「とても不安」「やや不

安」「あまり不安ではない」「まったく不安ではない」の4件法で確認した

(1)「利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される」(違法請求)

(2)「ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される」(カ

ード悪用)

(3)「自分の ID やパスワードが勝手に使われる」(乗っ取り)

(4)「住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が

流出する」(情報流出)

(5)「パスワードを忘れてしまう」(パスワード忘れ)

これを「とても不安」「やや不安」を不安として全体性別年齢層別に確認したも

のが表 141 である全体ではすべての項目で4分の3以上が不安を感じており特に

情報流出(890)カード悪用(869)乗っ取り(868)が高いこの傾向は性別

や年齢層別にみても共通している性別では違法請求カード悪用情報流出で女性が

- 276 -

男性よりも有意に高く年齢層別ではカード悪用で 40 代が高くカード悪用と乗っ取り

で 70 代が低い傾向がみられたがそれ以外に差はみられなかった

表 141 全体性別年齢層別のインターネットに対する不安()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代

(1)違法請求 799 756 690 822 715 743 799 770

(2)カード悪用 801 869 835 903 913 + 886 849 822 -

(3)乗っ取り 800 868 853 882 889 857 899 821 - dagger

(4)情報流出 801 890 855 925 884 900 910 865

(5)パスワード忘れ 800 761 742 780 729 805 769 738

性別年齢層横の記号はχ2 検定の結果 plt001 plt01 plt05 daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果+plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低いことを示す

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間

マスメディアの利用時間についてはテレビ新聞ラジオの平日一日の平均利用時間

(時間と分)を直接記入する形でたずねている(問 3 の 1~3)このうち利用していな

い場合を0分としてカウントした回答を「全体平均」利用していない場合をカウントから

除いた回答を「行為者平均」として性別年層学歴職業別に平均時間(分)を比較し

たものが表 211 である

全体の傾向としてはテレビが全体平均 2051 分で行為者平均 2120 分との差は大きく

ないがラジオでは行為者率が 414と低いこともあり全体平均 484 分に対して行為

者平均 1168 分と大きな開きを見せている

属性としてはテレビについてはすべての属性について全体平均および行為者平均とも

に有意な差が見られた女性と 60 代以上の年層中学高校卒および非有職者で利用時

間が長くなっておりこの傾向は全体平均および行為者平均ともに同様である新聞につ

いては性別による差が見られないが年層では 70 代の利用時間が全体平均で 540 分と他

の年層に対する差が大きく中学高校卒および無職についても利用時間が長くなってい

るラジオは属性による差がほとんど見られないが年層別の全体平均で 70 代が 761 分

と特に長くなっている

全体として70 代以上の層が活発にマスメディアを利用する傾向を読み取ることがで

きる

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

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さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 8: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 270 -

度となっている(表 1210)「YouTubeを見る」は女性若年高学歴世帯年

収 400 万円以上が高い頻度となっている(表 1211)「YouTube以外の無料ネット

動画を見る」は学歴に差はなく女性若年世帯年収 400 万円以上が高い頻度となっ

ている(表 128)

表 122 メールの読み書きをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 123 LINEでメッセージのやり取りをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 124 スカイプLINEなどの音声通信を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 390 159 85 31 151男性 409 178 90 46 13 82女性 407 212 69 39 18 69 dagger40歳代 207 125 41 27 8 650歳代 210 132 35 15 14 1460歳代 203 82 49 28 4 4070歳代 196 51 34 15 5 91 中学高校 359 125 76 40 17 101短大高専専門学校 193 101 36 22 6 28大学大学院 264 164 47 23 8 22 400万円未満 345 106 84 38 15 102400万円以上 466 282 75 46 16 47

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 324 129 33 14 313男性 408 197 65 11 3 132女性 405 127 64 22 11 181 40歳代 207 136 37 5 3 2650歳代 208 119 34 9 1 4560歳代 201 58 38 12 5 8870歳代 197 11 20 7 5 154 中学高校 359 101 63 15 5 175短大高専専門学校 193 110 29 7 0 47大学大学院 261 113 37 11 9 91 400万円未満 345 74 53 15 7 196400万円以上 463 249 75 18 7 114

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 20 50 94 62 581男性 404 8 30 50 24 292女性 403 12 20 44 38 289 ns40歳代 206 6 21 43 28 10850歳代 208 9 16 33 13 13760歳代 200 3 10 14 14 15970歳代 193 2 3 4 7 177 中学高校 356 6 15 39 20 276短大高専専門学校 192 5 21 20 17 129大学大学院 259 9 14 35 25 176 400万円未満 340 9 14 27 15 275400万円以上 462 11 36 67 47 301

- 271 -

表 125 オンラインゲームをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 126 ネットバンキングを利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 127 ネットショッピングで商品サービスを購入する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 108 30 14 12 647男性 406 59 13 9 6 319女性 405 49 17 5 6 328 ns40歳代 206 52 11 4 6 13350歳代 209 36 8 3 3 15960歳代 200 12 5 4 1 17870歳代 196 8 6 3 2 177 中学高校 359 43 11 5 4 296短大高専専門学校 190 34 9 3 2 142大学大学院 262 31 10 6 6 209 ns400万円未満 342 27 11 5 4 295400万円以上 464 81 19 9 8 347

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 9 14 68 59 663男性 407 3 2 22 28 352女性 406 6 12 46 31 311 40歳代 206 2 8 31 26 13950歳代 208 2 3 23 20 16060歳代 201 1 2 12 8 17870歳代 198 4 1 2 5 186 中学高校 359 4 1 22 16 316短大高専専門学校 191 1 2 20 14 154大学大学院 263 4 11 26 29 193 400万円未満 346 3 5 16 15 307400万円以上 462 6 9 52 44 351

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 30 203 206 374男性 407 0 13 96 104 194女性 407 1 17 107 102 180 ns40歳代 207 0 11 95 72 2950歳代 209 0 12 66 65 6660歳代 201 0 6 30 43 12270歳代 197 1 1 12 26 157 中学高校 359 0 6 60 63 230短大高専専門学校 192 0 9 52 65 66大学大学院 263 1 15 91 78 78 400万円未満 345 1 5 46 71 222400万円以上 464 0 25 157 134 148

- 272 -

表 128 旅行の予約をする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 129 他の人(個人)のブログホームページを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1210 地図アプリ(Googleマップなど)を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 2 19 267 525男性 407 0 0 5 125 277女性 407 1 2 14 142 248 40歳代 207 0 0 7 97 10350歳代 209 0 1 9 91 10860歳代 200 0 1 3 50 14670歳代 198 1 0 0 29 168 中学高校 360 0 0 3 86 271短大高専専門学校 192 0 0 3 67 122大学大学院 262 1 2 13 114 132 400万円未満 346 1 1 1 69 274400万円以上 463 0 1 18 197 247

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 101 93 97 79 443男性 408 48 46 46 36 232女性 405 53 47 51 43 211 ns40歳代 206 47 45 35 23 5650歳代 209 35 30 35 22 8760歳代 201 11 12 21 14 14370歳代 197 8 6 6 20 157 中学高校 360 24 31 33 28 244短大高専専門学校 191 32 30 22 21 86大学大学院 262 45 32 42 30 113 400万円未満 344 33 18 28 25 240400万円以上 464 68 75 69 53 199

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 33 138 236 177 228男性 407 10 52 119 92 134女性 405 23 86 117 85 94 40歳代 206 11 54 86 42 1350歳代 208 12 43 78 44 3160歳代 200 7 25 47 51 7070歳代 198 3 16 25 40 114 中学高校 360 8 37 91 70 154短大高専専門学校 190 7 35 61 50 37大学大学院 262 18 66 84 57 37 400万円未満 345 9 41 74 76 145400万円以上 462 24 97 159 101 81

- 273 -

表 1211 YouTubeを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1212 YouTube以外の無料ネット動画を見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

13 SNS の利用

SNS の利用については3 種類の SNS (FacebookTwitterInstagram)について利

用状況(書き込み投稿もする見るだけ利用していない)をたずねている(問 5)性

別年層別に利用状況を比較したものが図 131~133 である

どの SNS でも利用状況の性別による差異は有意ではないが年層別による差異は 01

水準で有意である(Facebookχ 2(6)=6912Twitterχ2(6)=7135Instagram

χ 2(6)=10015)4050 代は比較的 SNS を利用しているが6070 代になると利用率が

急減する

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 109 118 134 99 355男性 409 41 45 65 56 202女性 406 68 73 69 43 153 40歳代 207 43 43 56 27 3850歳代 209 40 37 37 35 6060歳代 202 16 29 29 22 10670歳代 197 10 9 12 15 151 中学高校 359 38 39 39 32 211短大高専専門学校 193 24 33 40 26 70大学大学院 263 47 46 55 41 74 400万円未満 345 33 34 40 42 196400万円以上 465 76 84 93 55 157

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 27 52 78 78 578男性 406 9 19 28 37 313女性 407 18 33 50 41 265 40歳代 207 9 16 30 31 12150歳代 209 11 20 26 29 12360歳代 200 6 11 12 12 15970歳代 197 1 5 10 6 175 中学高校 359 10 21 32 23 273短大高専専門学校 191 8 13 17 19 134大学大学院 263 9 18 29 36 171 ns400万円未満 344 7 14 23 17 283400万円以上 464 20 38 54 60 292

- 274 -

図 131 全体性別年層別の Facebook 利用状況(n=812)

図 132 全体性別年層別の Twitter 利用状況(n=811)

図 133 全体性別年層別の Instagram 利用状況(n=812)

- 275 -

次に各 SNS の利用(見る書く見るだけ)の有無をロジスティック回帰分析で予測

した(表 131)独立変数には回答者の属性(性別年齢教育年数フルタイム仕事

ダミー世帯年収子供と同居ダミー独居ダミー都市規模)を投入した

表 131 SNS 別利用有無の予測

従属変数 Facebook Twitter Instagram

B B B

性別(1男性 2女性) 年齢 教育年数(学歴から換算) フルタイム仕事(ダミー) 世帯年収(数値換算) 子供と同居(ダミー) 独居(ダミー) 都市規模(反転) 定数

0172

-0047

0100

0403dagger

0001

-0295

0577dagger

0317

-0096

0276

-0074

0111dagger

0221

0000

-0680

0330

0351

1202

0719

-0082

0099dagger

0425

0001dagger

-0477dagger

0347

0127

0386

n 798 797 798

Nagelkerke R2 0154 0169 0208

dagger plt01 plt005 plt001 plt0001

どの SNS でもおおむね共通しているのは年齢が若いほど高学歴であるほど利用率が

高くなる点であるSNS 別に見るとFacebook は世帯年収が多いほど大都市に居住して

いるほど利用率が高いTwitter は子供と同居しているほど利用率が低く大都市に居住

しているほど利用率が高いInstagram は女性の方が男性より利用率が高くなっている

14 ネット利用に際するトラブルへの不安(問6)

インターネットに対する不安について以下の5項目について「とても不安」「やや不

安」「あまり不安ではない」「まったく不安ではない」の4件法で確認した

(1)「利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される」(違法請求)

(2)「ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される」(カ

ード悪用)

(3)「自分の ID やパスワードが勝手に使われる」(乗っ取り)

(4)「住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が

流出する」(情報流出)

(5)「パスワードを忘れてしまう」(パスワード忘れ)

これを「とても不安」「やや不安」を不安として全体性別年齢層別に確認したも

のが表 141 である全体ではすべての項目で4分の3以上が不安を感じており特に

情報流出(890)カード悪用(869)乗っ取り(868)が高いこの傾向は性別

や年齢層別にみても共通している性別では違法請求カード悪用情報流出で女性が

- 276 -

男性よりも有意に高く年齢層別ではカード悪用で 40 代が高くカード悪用と乗っ取り

で 70 代が低い傾向がみられたがそれ以外に差はみられなかった

表 141 全体性別年齢層別のインターネットに対する不安()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代

(1)違法請求 799 756 690 822 715 743 799 770

(2)カード悪用 801 869 835 903 913 + 886 849 822 -

(3)乗っ取り 800 868 853 882 889 857 899 821 - dagger

(4)情報流出 801 890 855 925 884 900 910 865

(5)パスワード忘れ 800 761 742 780 729 805 769 738

性別年齢層横の記号はχ2 検定の結果 plt001 plt01 plt05 daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果+plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低いことを示す

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間

マスメディアの利用時間についてはテレビ新聞ラジオの平日一日の平均利用時間

(時間と分)を直接記入する形でたずねている(問 3 の 1~3)このうち利用していな

い場合を0分としてカウントした回答を「全体平均」利用していない場合をカウントから

除いた回答を「行為者平均」として性別年層学歴職業別に平均時間(分)を比較し

たものが表 211 である

全体の傾向としてはテレビが全体平均 2051 分で行為者平均 2120 分との差は大きく

ないがラジオでは行為者率が 414と低いこともあり全体平均 484 分に対して行為

者平均 1168 分と大きな開きを見せている

属性としてはテレビについてはすべての属性について全体平均および行為者平均とも

に有意な差が見られた女性と 60 代以上の年層中学高校卒および非有職者で利用時

間が長くなっておりこの傾向は全体平均および行為者平均ともに同様である新聞につ

いては性別による差が見られないが年層では 70 代の利用時間が全体平均で 540 分と他

の年層に対する差が大きく中学高校卒および無職についても利用時間が長くなってい

るラジオは属性による差がほとんど見られないが年層別の全体平均で 70 代が 761 分

と特に長くなっている

全体として70 代以上の層が活発にマスメディアを利用する傾向を読み取ることがで

きる

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

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0 2

400

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300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

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ながら 専念 視聴計

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ながら 専念 視聴計

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300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 9: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 271 -

表 125 オンラインゲームをする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 126 ネットバンキングを利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 127 ネットショッピングで商品サービスを購入する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 108 30 14 12 647男性 406 59 13 9 6 319女性 405 49 17 5 6 328 ns40歳代 206 52 11 4 6 13350歳代 209 36 8 3 3 15960歳代 200 12 5 4 1 17870歳代 196 8 6 3 2 177 中学高校 359 43 11 5 4 296短大高専専門学校 190 34 9 3 2 142大学大学院 262 31 10 6 6 209 ns400万円未満 342 27 11 5 4 295400万円以上 464 81 19 9 8 347

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 9 14 68 59 663男性 407 3 2 22 28 352女性 406 6 12 46 31 311 40歳代 206 2 8 31 26 13950歳代 208 2 3 23 20 16060歳代 201 1 2 12 8 17870歳代 198 4 1 2 5 186 中学高校 359 4 1 22 16 316短大高専専門学校 191 1 2 20 14 154大学大学院 263 4 11 26 29 193 400万円未満 346 3 5 16 15 307400万円以上 462 6 9 52 44 351

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 30 203 206 374男性 407 0 13 96 104 194女性 407 1 17 107 102 180 ns40歳代 207 0 11 95 72 2950歳代 209 0 12 66 65 6660歳代 201 0 6 30 43 12270歳代 197 1 1 12 26 157 中学高校 359 0 6 60 63 230短大高専専門学校 192 0 9 52 65 66大学大学院 263 1 15 91 78 78 400万円未満 345 1 5 46 71 222400万円以上 464 0 25 157 134 148

- 272 -

表 128 旅行の予約をする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 129 他の人(個人)のブログホームページを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1210 地図アプリ(Googleマップなど)を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 2 19 267 525男性 407 0 0 5 125 277女性 407 1 2 14 142 248 40歳代 207 0 0 7 97 10350歳代 209 0 1 9 91 10860歳代 200 0 1 3 50 14670歳代 198 1 0 0 29 168 中学高校 360 0 0 3 86 271短大高専専門学校 192 0 0 3 67 122大学大学院 262 1 2 13 114 132 400万円未満 346 1 1 1 69 274400万円以上 463 0 1 18 197 247

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 101 93 97 79 443男性 408 48 46 46 36 232女性 405 53 47 51 43 211 ns40歳代 206 47 45 35 23 5650歳代 209 35 30 35 22 8760歳代 201 11 12 21 14 14370歳代 197 8 6 6 20 157 中学高校 360 24 31 33 28 244短大高専専門学校 191 32 30 22 21 86大学大学院 262 45 32 42 30 113 400万円未満 344 33 18 28 25 240400万円以上 464 68 75 69 53 199

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 33 138 236 177 228男性 407 10 52 119 92 134女性 405 23 86 117 85 94 40歳代 206 11 54 86 42 1350歳代 208 12 43 78 44 3160歳代 200 7 25 47 51 7070歳代 198 3 16 25 40 114 中学高校 360 8 37 91 70 154短大高専専門学校 190 7 35 61 50 37大学大学院 262 18 66 84 57 37 400万円未満 345 9 41 74 76 145400万円以上 462 24 97 159 101 81

- 273 -

表 1211 YouTubeを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1212 YouTube以外の無料ネット動画を見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

13 SNS の利用

SNS の利用については3 種類の SNS (FacebookTwitterInstagram)について利

用状況(書き込み投稿もする見るだけ利用していない)をたずねている(問 5)性

別年層別に利用状況を比較したものが図 131~133 である

どの SNS でも利用状況の性別による差異は有意ではないが年層別による差異は 01

水準で有意である(Facebookχ 2(6)=6912Twitterχ2(6)=7135Instagram

χ 2(6)=10015)4050 代は比較的 SNS を利用しているが6070 代になると利用率が

急減する

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 109 118 134 99 355男性 409 41 45 65 56 202女性 406 68 73 69 43 153 40歳代 207 43 43 56 27 3850歳代 209 40 37 37 35 6060歳代 202 16 29 29 22 10670歳代 197 10 9 12 15 151 中学高校 359 38 39 39 32 211短大高専専門学校 193 24 33 40 26 70大学大学院 263 47 46 55 41 74 400万円未満 345 33 34 40 42 196400万円以上 465 76 84 93 55 157

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 27 52 78 78 578男性 406 9 19 28 37 313女性 407 18 33 50 41 265 40歳代 207 9 16 30 31 12150歳代 209 11 20 26 29 12360歳代 200 6 11 12 12 15970歳代 197 1 5 10 6 175 中学高校 359 10 21 32 23 273短大高専専門学校 191 8 13 17 19 134大学大学院 263 9 18 29 36 171 ns400万円未満 344 7 14 23 17 283400万円以上 464 20 38 54 60 292

- 274 -

図 131 全体性別年層別の Facebook 利用状況(n=812)

図 132 全体性別年層別の Twitter 利用状況(n=811)

図 133 全体性別年層別の Instagram 利用状況(n=812)

- 275 -

次に各 SNS の利用(見る書く見るだけ)の有無をロジスティック回帰分析で予測

した(表 131)独立変数には回答者の属性(性別年齢教育年数フルタイム仕事

ダミー世帯年収子供と同居ダミー独居ダミー都市規模)を投入した

表 131 SNS 別利用有無の予測

従属変数 Facebook Twitter Instagram

B B B

性別(1男性 2女性) 年齢 教育年数(学歴から換算) フルタイム仕事(ダミー) 世帯年収(数値換算) 子供と同居(ダミー) 独居(ダミー) 都市規模(反転) 定数

0172

-0047

0100

0403dagger

0001

-0295

0577dagger

0317

-0096

0276

-0074

0111dagger

0221

0000

-0680

0330

0351

1202

0719

-0082

0099dagger

0425

0001dagger

-0477dagger

0347

0127

0386

n 798 797 798

Nagelkerke R2 0154 0169 0208

dagger plt01 plt005 plt001 plt0001

どの SNS でもおおむね共通しているのは年齢が若いほど高学歴であるほど利用率が

高くなる点であるSNS 別に見るとFacebook は世帯年収が多いほど大都市に居住して

いるほど利用率が高いTwitter は子供と同居しているほど利用率が低く大都市に居住

しているほど利用率が高いInstagram は女性の方が男性より利用率が高くなっている

14 ネット利用に際するトラブルへの不安(問6)

インターネットに対する不安について以下の5項目について「とても不安」「やや不

安」「あまり不安ではない」「まったく不安ではない」の4件法で確認した

(1)「利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される」(違法請求)

(2)「ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される」(カ

ード悪用)

(3)「自分の ID やパスワードが勝手に使われる」(乗っ取り)

(4)「住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が

流出する」(情報流出)

(5)「パスワードを忘れてしまう」(パスワード忘れ)

これを「とても不安」「やや不安」を不安として全体性別年齢層別に確認したも

のが表 141 である全体ではすべての項目で4分の3以上が不安を感じており特に

情報流出(890)カード悪用(869)乗っ取り(868)が高いこの傾向は性別

や年齢層別にみても共通している性別では違法請求カード悪用情報流出で女性が

- 276 -

男性よりも有意に高く年齢層別ではカード悪用で 40 代が高くカード悪用と乗っ取り

で 70 代が低い傾向がみられたがそれ以外に差はみられなかった

表 141 全体性別年齢層別のインターネットに対する不安()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代

(1)違法請求 799 756 690 822 715 743 799 770

(2)カード悪用 801 869 835 903 913 + 886 849 822 -

(3)乗っ取り 800 868 853 882 889 857 899 821 - dagger

(4)情報流出 801 890 855 925 884 900 910 865

(5)パスワード忘れ 800 761 742 780 729 805 769 738

性別年齢層横の記号はχ2 検定の結果 plt001 plt01 plt05 daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果+plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低いことを示す

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間

マスメディアの利用時間についてはテレビ新聞ラジオの平日一日の平均利用時間

(時間と分)を直接記入する形でたずねている(問 3 の 1~3)このうち利用していな

い場合を0分としてカウントした回答を「全体平均」利用していない場合をカウントから

除いた回答を「行為者平均」として性別年層学歴職業別に平均時間(分)を比較し

たものが表 211 である

全体の傾向としてはテレビが全体平均 2051 分で行為者平均 2120 分との差は大きく

ないがラジオでは行為者率が 414と低いこともあり全体平均 484 分に対して行為

者平均 1168 分と大きな開きを見せている

属性としてはテレビについてはすべての属性について全体平均および行為者平均とも

に有意な差が見られた女性と 60 代以上の年層中学高校卒および非有職者で利用時

間が長くなっておりこの傾向は全体平均および行為者平均ともに同様である新聞につ

いては性別による差が見られないが年層では 70 代の利用時間が全体平均で 540 分と他

の年層に対する差が大きく中学高校卒および無職についても利用時間が長くなってい

るラジオは属性による差がほとんど見られないが年層別の全体平均で 70 代が 761 分

と特に長くなっている

全体として70 代以上の層が活発にマスメディアを利用する傾向を読み取ることがで

きる

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

天気 旅行

- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

グルメ

国内ニュース 海外ニュース

天気 旅行

買物 健康

TV番組

- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 10: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 272 -

表 128 旅行の予約をする

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 129 他の人(個人)のブログホームページを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1210 地図アプリ(Googleマップなど)を利用する

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 1 2 19 267 525男性 407 0 0 5 125 277女性 407 1 2 14 142 248 40歳代 207 0 0 7 97 10350歳代 209 0 1 9 91 10860歳代 200 0 1 3 50 14670歳代 198 1 0 0 29 168 中学高校 360 0 0 3 86 271短大高専専門学校 192 0 0 3 67 122大学大学院 262 1 2 13 114 132 400万円未満 346 1 1 1 69 274400万円以上 463 0 1 18 197 247

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 101 93 97 79 443男性 408 48 46 46 36 232女性 405 53 47 51 43 211 ns40歳代 206 47 45 35 23 5650歳代 209 35 30 35 22 8760歳代 201 11 12 21 14 14370歳代 197 8 6 6 20 157 中学高校 360 24 31 33 28 244短大高専専門学校 191 32 30 22 21 86大学大学院 262 45 32 42 30 113 400万円未満 344 33 18 28 25 240400万円以上 464 68 75 69 53 199

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 33 138 236 177 228男性 407 10 52 119 92 134女性 405 23 86 117 85 94 40歳代 206 11 54 86 42 1350歳代 208 12 43 78 44 3160歳代 200 7 25 47 51 7070歳代 198 3 16 25 40 114 中学高校 360 8 37 91 70 154短大高専専門学校 190 7 35 61 50 37大学大学院 262 18 66 84 57 37 400万円未満 345 9 41 74 76 145400万円以上 462 24 97 159 101 81

- 273 -

表 1211 YouTubeを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1212 YouTube以外の無料ネット動画を見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

13 SNS の利用

SNS の利用については3 種類の SNS (FacebookTwitterInstagram)について利

用状況(書き込み投稿もする見るだけ利用していない)をたずねている(問 5)性

別年層別に利用状況を比較したものが図 131~133 である

どの SNS でも利用状況の性別による差異は有意ではないが年層別による差異は 01

水準で有意である(Facebookχ 2(6)=6912Twitterχ2(6)=7135Instagram

χ 2(6)=10015)4050 代は比較的 SNS を利用しているが6070 代になると利用率が

急減する

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 109 118 134 99 355男性 409 41 45 65 56 202女性 406 68 73 69 43 153 40歳代 207 43 43 56 27 3850歳代 209 40 37 37 35 6060歳代 202 16 29 29 22 10670歳代 197 10 9 12 15 151 中学高校 359 38 39 39 32 211短大高専専門学校 193 24 33 40 26 70大学大学院 263 47 46 55 41 74 400万円未満 345 33 34 40 42 196400万円以上 465 76 84 93 55 157

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 27 52 78 78 578男性 406 9 19 28 37 313女性 407 18 33 50 41 265 40歳代 207 9 16 30 31 12150歳代 209 11 20 26 29 12360歳代 200 6 11 12 12 15970歳代 197 1 5 10 6 175 中学高校 359 10 21 32 23 273短大高専専門学校 191 8 13 17 19 134大学大学院 263 9 18 29 36 171 ns400万円未満 344 7 14 23 17 283400万円以上 464 20 38 54 60 292

- 274 -

図 131 全体性別年層別の Facebook 利用状況(n=812)

図 132 全体性別年層別の Twitter 利用状況(n=811)

図 133 全体性別年層別の Instagram 利用状況(n=812)

- 275 -

次に各 SNS の利用(見る書く見るだけ)の有無をロジスティック回帰分析で予測

した(表 131)独立変数には回答者の属性(性別年齢教育年数フルタイム仕事

ダミー世帯年収子供と同居ダミー独居ダミー都市規模)を投入した

表 131 SNS 別利用有無の予測

従属変数 Facebook Twitter Instagram

B B B

性別(1男性 2女性) 年齢 教育年数(学歴から換算) フルタイム仕事(ダミー) 世帯年収(数値換算) 子供と同居(ダミー) 独居(ダミー) 都市規模(反転) 定数

0172

-0047

0100

0403dagger

0001

-0295

0577dagger

0317

-0096

0276

-0074

0111dagger

0221

0000

-0680

0330

0351

1202

0719

-0082

0099dagger

0425

0001dagger

-0477dagger

0347

0127

0386

n 798 797 798

Nagelkerke R2 0154 0169 0208

dagger plt01 plt005 plt001 plt0001

どの SNS でもおおむね共通しているのは年齢が若いほど高学歴であるほど利用率が

高くなる点であるSNS 別に見るとFacebook は世帯年収が多いほど大都市に居住して

いるほど利用率が高いTwitter は子供と同居しているほど利用率が低く大都市に居住

しているほど利用率が高いInstagram は女性の方が男性より利用率が高くなっている

14 ネット利用に際するトラブルへの不安(問6)

インターネットに対する不安について以下の5項目について「とても不安」「やや不

安」「あまり不安ではない」「まったく不安ではない」の4件法で確認した

(1)「利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される」(違法請求)

(2)「ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される」(カ

ード悪用)

(3)「自分の ID やパスワードが勝手に使われる」(乗っ取り)

(4)「住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が

流出する」(情報流出)

(5)「パスワードを忘れてしまう」(パスワード忘れ)

これを「とても不安」「やや不安」を不安として全体性別年齢層別に確認したも

のが表 141 である全体ではすべての項目で4分の3以上が不安を感じており特に

情報流出(890)カード悪用(869)乗っ取り(868)が高いこの傾向は性別

や年齢層別にみても共通している性別では違法請求カード悪用情報流出で女性が

- 276 -

男性よりも有意に高く年齢層別ではカード悪用で 40 代が高くカード悪用と乗っ取り

で 70 代が低い傾向がみられたがそれ以外に差はみられなかった

表 141 全体性別年齢層別のインターネットに対する不安()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代

(1)違法請求 799 756 690 822 715 743 799 770

(2)カード悪用 801 869 835 903 913 + 886 849 822 -

(3)乗っ取り 800 868 853 882 889 857 899 821 - dagger

(4)情報流出 801 890 855 925 884 900 910 865

(5)パスワード忘れ 800 761 742 780 729 805 769 738

性別年齢層横の記号はχ2 検定の結果 plt001 plt01 plt05 daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果+plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低いことを示す

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間

マスメディアの利用時間についてはテレビ新聞ラジオの平日一日の平均利用時間

(時間と分)を直接記入する形でたずねている(問 3 の 1~3)このうち利用していな

い場合を0分としてカウントした回答を「全体平均」利用していない場合をカウントから

除いた回答を「行為者平均」として性別年層学歴職業別に平均時間(分)を比較し

たものが表 211 である

全体の傾向としてはテレビが全体平均 2051 分で行為者平均 2120 分との差は大きく

ないがラジオでは行為者率が 414と低いこともあり全体平均 484 分に対して行為

者平均 1168 分と大きな開きを見せている

属性としてはテレビについてはすべての属性について全体平均および行為者平均とも

に有意な差が見られた女性と 60 代以上の年層中学高校卒および非有職者で利用時

間が長くなっておりこの傾向は全体平均および行為者平均ともに同様である新聞につ

いては性別による差が見られないが年層では 70 代の利用時間が全体平均で 540 分と他

の年層に対する差が大きく中学高校卒および無職についても利用時間が長くなってい

るラジオは属性による差がほとんど見られないが年層別の全体平均で 70 代が 761 分

と特に長くなっている

全体として70 代以上の層が活発にマスメディアを利用する傾向を読み取ることがで

きる

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

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0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

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018

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020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

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00

210

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0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

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0010

00

110

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00

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00

170

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00

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00

210

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00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

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00

210

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00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

天気 旅行

- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

グルメ

国内ニュース 海外ニュース

天気 旅行

買物 健康

TV番組

- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 11: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 273 -

表 1211 YouTubeを見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

表 1212 YouTube以外の無料ネット動画を見る

(有意水準 plt0001 plt001 plt005daggerplt010ns 有意差なし)

13 SNS の利用

SNS の利用については3 種類の SNS (FacebookTwitterInstagram)について利

用状況(書き込み投稿もする見るだけ利用していない)をたずねている(問 5)性

別年層別に利用状況を比較したものが図 131~133 である

どの SNS でも利用状況の性別による差異は有意ではないが年層別による差異は 01

水準で有意である(Facebookχ 2(6)=6912Twitterχ2(6)=7135Instagram

χ 2(6)=10015)4050 代は比較的 SNS を利用しているが6070 代になると利用率が

急減する

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 109 118 134 99 355男性 409 41 45 65 56 202女性 406 68 73 69 43 153 40歳代 207 43 43 56 27 3850歳代 209 40 37 37 35 6060歳代 202 16 29 29 22 10670歳代 197 10 9 12 15 151 中学高校 359 38 39 39 32 211短大高専専門学校 193 24 33 40 26 70大学大学院 263 47 46 55 41 74 400万円未満 345 33 34 40 42 196400万円以上 465 76 84 93 55 157

計 ほぼ毎日する 週に数回 月に数回 月に一回以下 していない全体 827 27 52 78 78 578男性 406 9 19 28 37 313女性 407 18 33 50 41 265 40歳代 207 9 16 30 31 12150歳代 209 11 20 26 29 12360歳代 200 6 11 12 12 15970歳代 197 1 5 10 6 175 中学高校 359 10 21 32 23 273短大高専専門学校 191 8 13 17 19 134大学大学院 263 9 18 29 36 171 ns400万円未満 344 7 14 23 17 283400万円以上 464 20 38 54 60 292

- 274 -

図 131 全体性別年層別の Facebook 利用状況(n=812)

図 132 全体性別年層別の Twitter 利用状況(n=811)

図 133 全体性別年層別の Instagram 利用状況(n=812)

- 275 -

次に各 SNS の利用(見る書く見るだけ)の有無をロジスティック回帰分析で予測

した(表 131)独立変数には回答者の属性(性別年齢教育年数フルタイム仕事

ダミー世帯年収子供と同居ダミー独居ダミー都市規模)を投入した

表 131 SNS 別利用有無の予測

従属変数 Facebook Twitter Instagram

B B B

性別(1男性 2女性) 年齢 教育年数(学歴から換算) フルタイム仕事(ダミー) 世帯年収(数値換算) 子供と同居(ダミー) 独居(ダミー) 都市規模(反転) 定数

0172

-0047

0100

0403dagger

0001

-0295

0577dagger

0317

-0096

0276

-0074

0111dagger

0221

0000

-0680

0330

0351

1202

0719

-0082

0099dagger

0425

0001dagger

-0477dagger

0347

0127

0386

n 798 797 798

Nagelkerke R2 0154 0169 0208

dagger plt01 plt005 plt001 plt0001

どの SNS でもおおむね共通しているのは年齢が若いほど高学歴であるほど利用率が

高くなる点であるSNS 別に見るとFacebook は世帯年収が多いほど大都市に居住して

いるほど利用率が高いTwitter は子供と同居しているほど利用率が低く大都市に居住

しているほど利用率が高いInstagram は女性の方が男性より利用率が高くなっている

14 ネット利用に際するトラブルへの不安(問6)

インターネットに対する不安について以下の5項目について「とても不安」「やや不

安」「あまり不安ではない」「まったく不安ではない」の4件法で確認した

(1)「利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される」(違法請求)

(2)「ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される」(カ

ード悪用)

(3)「自分の ID やパスワードが勝手に使われる」(乗っ取り)

(4)「住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が

流出する」(情報流出)

(5)「パスワードを忘れてしまう」(パスワード忘れ)

これを「とても不安」「やや不安」を不安として全体性別年齢層別に確認したも

のが表 141 である全体ではすべての項目で4分の3以上が不安を感じており特に

情報流出(890)カード悪用(869)乗っ取り(868)が高いこの傾向は性別

や年齢層別にみても共通している性別では違法請求カード悪用情報流出で女性が

- 276 -

男性よりも有意に高く年齢層別ではカード悪用で 40 代が高くカード悪用と乗っ取り

で 70 代が低い傾向がみられたがそれ以外に差はみられなかった

表 141 全体性別年齢層別のインターネットに対する不安()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代

(1)違法請求 799 756 690 822 715 743 799 770

(2)カード悪用 801 869 835 903 913 + 886 849 822 -

(3)乗っ取り 800 868 853 882 889 857 899 821 - dagger

(4)情報流出 801 890 855 925 884 900 910 865

(5)パスワード忘れ 800 761 742 780 729 805 769 738

性別年齢層横の記号はχ2 検定の結果 plt001 plt01 plt05 daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果+plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低いことを示す

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間

マスメディアの利用時間についてはテレビ新聞ラジオの平日一日の平均利用時間

(時間と分)を直接記入する形でたずねている(問 3 の 1~3)このうち利用していな

い場合を0分としてカウントした回答を「全体平均」利用していない場合をカウントから

除いた回答を「行為者平均」として性別年層学歴職業別に平均時間(分)を比較し

たものが表 211 である

全体の傾向としてはテレビが全体平均 2051 分で行為者平均 2120 分との差は大きく

ないがラジオでは行為者率が 414と低いこともあり全体平均 484 分に対して行為

者平均 1168 分と大きな開きを見せている

属性としてはテレビについてはすべての属性について全体平均および行為者平均とも

に有意な差が見られた女性と 60 代以上の年層中学高校卒および非有職者で利用時

間が長くなっておりこの傾向は全体平均および行為者平均ともに同様である新聞につ

いては性別による差が見られないが年層では 70 代の利用時間が全体平均で 540 分と他

の年層に対する差が大きく中学高校卒および無職についても利用時間が長くなってい

るラジオは属性による差がほとんど見られないが年層別の全体平均で 70 代が 761 分

と特に長くなっている

全体として70 代以上の層が活発にマスメディアを利用する傾向を読み取ることがで

きる

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

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買物 健康

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国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 12: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 274 -

図 131 全体性別年層別の Facebook 利用状況(n=812)

図 132 全体性別年層別の Twitter 利用状況(n=811)

図 133 全体性別年層別の Instagram 利用状況(n=812)

- 275 -

次に各 SNS の利用(見る書く見るだけ)の有無をロジスティック回帰分析で予測

した(表 131)独立変数には回答者の属性(性別年齢教育年数フルタイム仕事

ダミー世帯年収子供と同居ダミー独居ダミー都市規模)を投入した

表 131 SNS 別利用有無の予測

従属変数 Facebook Twitter Instagram

B B B

性別(1男性 2女性) 年齢 教育年数(学歴から換算) フルタイム仕事(ダミー) 世帯年収(数値換算) 子供と同居(ダミー) 独居(ダミー) 都市規模(反転) 定数

0172

-0047

0100

0403dagger

0001

-0295

0577dagger

0317

-0096

0276

-0074

0111dagger

0221

0000

-0680

0330

0351

1202

0719

-0082

0099dagger

0425

0001dagger

-0477dagger

0347

0127

0386

n 798 797 798

Nagelkerke R2 0154 0169 0208

dagger plt01 plt005 plt001 plt0001

どの SNS でもおおむね共通しているのは年齢が若いほど高学歴であるほど利用率が

高くなる点であるSNS 別に見るとFacebook は世帯年収が多いほど大都市に居住して

いるほど利用率が高いTwitter は子供と同居しているほど利用率が低く大都市に居住

しているほど利用率が高いInstagram は女性の方が男性より利用率が高くなっている

14 ネット利用に際するトラブルへの不安(問6)

インターネットに対する不安について以下の5項目について「とても不安」「やや不

安」「あまり不安ではない」「まったく不安ではない」の4件法で確認した

(1)「利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される」(違法請求)

(2)「ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される」(カ

ード悪用)

(3)「自分の ID やパスワードが勝手に使われる」(乗っ取り)

(4)「住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が

流出する」(情報流出)

(5)「パスワードを忘れてしまう」(パスワード忘れ)

これを「とても不安」「やや不安」を不安として全体性別年齢層別に確認したも

のが表 141 である全体ではすべての項目で4分の3以上が不安を感じており特に

情報流出(890)カード悪用(869)乗っ取り(868)が高いこの傾向は性別

や年齢層別にみても共通している性別では違法請求カード悪用情報流出で女性が

- 276 -

男性よりも有意に高く年齢層別ではカード悪用で 40 代が高くカード悪用と乗っ取り

で 70 代が低い傾向がみられたがそれ以外に差はみられなかった

表 141 全体性別年齢層別のインターネットに対する不安()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代

(1)違法請求 799 756 690 822 715 743 799 770

(2)カード悪用 801 869 835 903 913 + 886 849 822 -

(3)乗っ取り 800 868 853 882 889 857 899 821 - dagger

(4)情報流出 801 890 855 925 884 900 910 865

(5)パスワード忘れ 800 761 742 780 729 805 769 738

性別年齢層横の記号はχ2 検定の結果 plt001 plt01 plt05 daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果+plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低いことを示す

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間

マスメディアの利用時間についてはテレビ新聞ラジオの平日一日の平均利用時間

(時間と分)を直接記入する形でたずねている(問 3 の 1~3)このうち利用していな

い場合を0分としてカウントした回答を「全体平均」利用していない場合をカウントから

除いた回答を「行為者平均」として性別年層学歴職業別に平均時間(分)を比較し

たものが表 211 である

全体の傾向としてはテレビが全体平均 2051 分で行為者平均 2120 分との差は大きく

ないがラジオでは行為者率が 414と低いこともあり全体平均 484 分に対して行為

者平均 1168 分と大きな開きを見せている

属性としてはテレビについてはすべての属性について全体平均および行為者平均とも

に有意な差が見られた女性と 60 代以上の年層中学高校卒および非有職者で利用時

間が長くなっておりこの傾向は全体平均および行為者平均ともに同様である新聞につ

いては性別による差が見られないが年層では 70 代の利用時間が全体平均で 540 分と他

の年層に対する差が大きく中学高校卒および無職についても利用時間が長くなってい

るラジオは属性による差がほとんど見られないが年層別の全体平均で 70 代が 761 分

と特に長くなっている

全体として70 代以上の層が活発にマスメディアを利用する傾向を読み取ることがで

きる

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

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割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

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さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

天気 旅行

- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

グルメ

国内ニュース 海外ニュース

天気 旅行

買物 健康

TV番組

- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 13: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 275 -

次に各 SNS の利用(見る書く見るだけ)の有無をロジスティック回帰分析で予測

した(表 131)独立変数には回答者の属性(性別年齢教育年数フルタイム仕事

ダミー世帯年収子供と同居ダミー独居ダミー都市規模)を投入した

表 131 SNS 別利用有無の予測

従属変数 Facebook Twitter Instagram

B B B

性別(1男性 2女性) 年齢 教育年数(学歴から換算) フルタイム仕事(ダミー) 世帯年収(数値換算) 子供と同居(ダミー) 独居(ダミー) 都市規模(反転) 定数

0172

-0047

0100

0403dagger

0001

-0295

0577dagger

0317

-0096

0276

-0074

0111dagger

0221

0000

-0680

0330

0351

1202

0719

-0082

0099dagger

0425

0001dagger

-0477dagger

0347

0127

0386

n 798 797 798

Nagelkerke R2 0154 0169 0208

dagger plt01 plt005 plt001 plt0001

どの SNS でもおおむね共通しているのは年齢が若いほど高学歴であるほど利用率が

高くなる点であるSNS 別に見るとFacebook は世帯年収が多いほど大都市に居住して

いるほど利用率が高いTwitter は子供と同居しているほど利用率が低く大都市に居住

しているほど利用率が高いInstagram は女性の方が男性より利用率が高くなっている

14 ネット利用に際するトラブルへの不安(問6)

インターネットに対する不安について以下の5項目について「とても不安」「やや不

安」「あまり不安ではない」「まったく不安ではない」の4件法で確認した

(1)「利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される」(違法請求)

(2)「ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される」(カ

ード悪用)

(3)「自分の ID やパスワードが勝手に使われる」(乗っ取り)

(4)「住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が

流出する」(情報流出)

(5)「パスワードを忘れてしまう」(パスワード忘れ)

これを「とても不安」「やや不安」を不安として全体性別年齢層別に確認したも

のが表 141 である全体ではすべての項目で4分の3以上が不安を感じており特に

情報流出(890)カード悪用(869)乗っ取り(868)が高いこの傾向は性別

や年齢層別にみても共通している性別では違法請求カード悪用情報流出で女性が

- 276 -

男性よりも有意に高く年齢層別ではカード悪用で 40 代が高くカード悪用と乗っ取り

で 70 代が低い傾向がみられたがそれ以外に差はみられなかった

表 141 全体性別年齢層別のインターネットに対する不安()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代

(1)違法請求 799 756 690 822 715 743 799 770

(2)カード悪用 801 869 835 903 913 + 886 849 822 -

(3)乗っ取り 800 868 853 882 889 857 899 821 - dagger

(4)情報流出 801 890 855 925 884 900 910 865

(5)パスワード忘れ 800 761 742 780 729 805 769 738

性別年齢層横の記号はχ2 検定の結果 plt001 plt01 plt05 daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果+plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低いことを示す

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間

マスメディアの利用時間についてはテレビ新聞ラジオの平日一日の平均利用時間

(時間と分)を直接記入する形でたずねている(問 3 の 1~3)このうち利用していな

い場合を0分としてカウントした回答を「全体平均」利用していない場合をカウントから

除いた回答を「行為者平均」として性別年層学歴職業別に平均時間(分)を比較し

たものが表 211 である

全体の傾向としてはテレビが全体平均 2051 分で行為者平均 2120 分との差は大きく

ないがラジオでは行為者率が 414と低いこともあり全体平均 484 分に対して行為

者平均 1168 分と大きな開きを見せている

属性としてはテレビについてはすべての属性について全体平均および行為者平均とも

に有意な差が見られた女性と 60 代以上の年層中学高校卒および非有職者で利用時

間が長くなっておりこの傾向は全体平均および行為者平均ともに同様である新聞につ

いては性別による差が見られないが年層では 70 代の利用時間が全体平均で 540 分と他

の年層に対する差が大きく中学高校卒および無職についても利用時間が長くなってい

るラジオは属性による差がほとんど見られないが年層別の全体平均で 70 代が 761 分

と特に長くなっている

全体として70 代以上の層が活発にマスメディアを利用する傾向を読み取ることがで

きる

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

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020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

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150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 14: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 276 -

男性よりも有意に高く年齢層別ではカード悪用で 40 代が高くカード悪用と乗っ取り

で 70 代が低い傾向がみられたがそれ以外に差はみられなかった

表 141 全体性別年齢層別のインターネットに対する不安()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代

(1)違法請求 799 756 690 822 715 743 799 770

(2)カード悪用 801 869 835 903 913 + 886 849 822 -

(3)乗っ取り 800 868 853 882 889 857 899 821 - dagger

(4)情報流出 801 890 855 925 884 900 910 865

(5)パスワード忘れ 800 761 742 780 729 805 769 738

性別年齢層横の記号はχ2 検定の結果 plt001 plt01 plt05 daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果+plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低いことを示す

2テレビの視聴

21 テレビ新聞ラジオの利用時間

マスメディアの利用時間についてはテレビ新聞ラジオの平日一日の平均利用時間

(時間と分)を直接記入する形でたずねている(問 3 の 1~3)このうち利用していな

い場合を0分としてカウントした回答を「全体平均」利用していない場合をカウントから

除いた回答を「行為者平均」として性別年層学歴職業別に平均時間(分)を比較し

たものが表 211 である

全体の傾向としてはテレビが全体平均 2051 分で行為者平均 2120 分との差は大きく

ないがラジオでは行為者率が 414と低いこともあり全体平均 484 分に対して行為

者平均 1168 分と大きな開きを見せている

属性としてはテレビについてはすべての属性について全体平均および行為者平均とも

に有意な差が見られた女性と 60 代以上の年層中学高校卒および非有職者で利用時

間が長くなっておりこの傾向は全体平均および行為者平均ともに同様である新聞につ

いては性別による差が見られないが年層では 70 代の利用時間が全体平均で 540 分と他

の年層に対する差が大きく中学高校卒および無職についても利用時間が長くなってい

るラジオは属性による差がほとんど見られないが年層別の全体平均で 70 代が 761 分

と特に長くなっている

全体として70 代以上の層が活発にマスメディアを利用する傾向を読み取ることがで

きる

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

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00

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00

170

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00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

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00

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018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

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012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 15: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 277 -

表 211 全体性別年層学歴職業別のマスメディア利用時間

各属性最下段の数値はF値と検定結果各属性の要素の右肩の abchellipは縦に見て同記号間では

Tukey の多重範囲検定で plt05 の有意差がないことを示す太字は各属性について最も数値が高いこと

を示す有意確率は plt001plt01plt05 で表記

22 簡易日記式調査からみたテレビの視聴時間と視聴行為者率推移(問 12)

問 12 では回答日にもっとも近い平日について簡易日記式形式でテレビ視聴の有無

を質問した

図 221 問 12 回答記入例

回答記入例は図 221 の通りであり30 分を 1 マスとし「半分以上テレビをつけてい

た時間帯の欄に矢印を引いてください」「テレビはつけていたけれども他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください」という指示を与えた

本節の分析では「テレビをつけていた時間」を「視聴計」そのうち「他のことをした

りぼんやり見ていた時間」を「ながら」「視聴計」から「ながら」を引いた時間を「専念」

2051 2120 316 413 484 1168性別 男性 1892 b 1959 b 328 a 429 a 487 a 1110 a

女性 2207 a 2279 a 304 a 397 b 482 a 1233 aF値 1044 1084 109 ns 157 ns 000 ns 065 ns

年齢 40代 1450 b 1555 b 143 d 245 c 337 b 979 a50代 1731 b 1756 b 249 c 331 bc 390 b 949 a60代 2470 a 2533 a 337 b 408 b 461 b 1253 a70代 2573 a 2638 a 540 a 599 a 761 a 1415 a

F値 3545 3473 6823 4421 645 238 ns学歴 中高卒 2467 a 2529 a 379 a 464 a 563 a 1268 a

大学短大等大学院卒 1717 b 1787 b 266 b 367 b 422 a 1080 aF値 6197 6128 2521 1547 351 ns 154 ns

就業形態正規職 1450 c 1528 c 226 c 327 c 481 a 1191 a非正規職 2062 b 2088 b 273 c 368 bc 361 a 1038 a専業主婦 2637 a 2672 a 367 b 444 b 479 a 1195 a無職 2707 a 2789 a 487 a 564 a 617 a 1212 a

F値 4868 4768 2894 2000 156 ns 020 ns

平均利用時間(分)

n=337

全体 行為者 全体

n=825 n=798 n=819 n=626 n=813

テレビ 新聞

行為者

ラジオ

全体 行為者

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

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210

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230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

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400

100

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400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

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ながら 専念 視聴計

00

500

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400

100

200

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400

ながら 専念 視聴計

00

500

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500

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230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 16: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 278 -

と呼ぶことにする

また「専念」の場合は視聴時間を各セル 30 分「ながら」の場合は各セル 15 分とし

て計算した

各セルでたとえば「専念」の場合実際には 30 分見た場合も 15 分しか見ていない場

合も「30 分」として計算するため視聴時間は実際の視聴時間より多目にでるその結果

問 3(1)の「テレビを見る」で尋ねた自己報告時間よりかなり高め数値が示されている

また視聴行為者率は30 分の各セルで印が付いた場合を 1それ以外を 0 として計算

しているため30 分ごとの視聴行為者率も他の調査などで分析している 15 分ごとの視

聴行為者率などに比べ高い比率を示すことにも注意が必要である

なお問 12 でまったくどのセルにもチェックを入れなかった人 26 人 (31)にはテレビをまったく

見ない人と単純に回答を拒否失念した人(DKNA)の両者を含むしたがって26 人のうち問 3(1)

の「テレビを見る」の時間を尋ねる質問で「利用していない」と答えた人 (33)または問 11(12)の「ふ

だんよく見るテレビ番組のジャンル」で「テレビは全く見ていない」と答えた人 (19)でかつ問 12 に

おいて DKNA 扱いになっている場合に各セルでのテレビ視聴時間を 0 として計算したその残余の 9

名を問 12 の最終的な欠損値としそれ以外の 818 名を分析対象とした(なお問 3(1)で「0」と答えた

か問 11(12)で「テレビはまったく見ない」と答えていても問 12 でいずれかのセルにチェックをい

れた人も存在するその場合も上記の原則に従い 0 か欠損値かを弁別した)

(1)簡易日記式によるテレビ視聴時間

表 221 簡易日記式によるテレビ視聴時間(男女別年齢層別数値は分数)

数値は本節冒頭に示した計算方法によるテレビ視聴時間 (分 )男女については t 検定結果年齢層別

については F 検定結果数値右の abcは行ごとに横に見てTukey の多重範囲検定で同符号間では

危険率 5未満で有意な差がないことを示す

簡易日記式によるテレビ視聴時間 (分数)を全体男女別年齢層別に見たのが表 221

である

専念視聴(セルにチェックが付いた場合 30 分として計算)ながら視聴(セルにチェッ

クが付いた場合 15 分として計算)総視聴時間(専念とながらの合計)において男女別

ではいずれも男性より女性の方が長時間視聴している

年齢層別に見た場合専念視聴総視聴時間は年齢が高いほど長時間であるがながら

は 40 代が最も長くなっている

全体 男性 女性 t値 40代 50代 60代 70代 F値総視聴時間 3061 2766 3350 464 2249 a 2551 a 3632 b 3844 b 4407専念視聴 2276 2167 2383 178ns 1361 a 1800 b 2828 c 3147 c 5797

ながら視聴 785 600 967 800 888 a 751 ab 804 ab 697 b 290N 818 405 413 205 209 204 200

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 17: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 279 -

(2)時刻別視聴行為者率推移

図 222-図 228 には時刻別視聴行為者率推移を「全体」「男性」「女性」年齢層別

(「40 代」「50 代」「60 代」「70 代」)の順で示した

図 222 時刻別視聴行為者率の推移(調査対象者全体)

「全体」について見れば視聴計のピークは 21 時台の 705である専念とながらは 19

時まで拮抗しているが19 時以降 24 時までは専念がながらを上回っている

視聴行為者率推移を男女別に見れば視聴計のピークは男性が 21 時台の 642女性

が 20 時 30 分の 775である女性の場合19 時台までは専念に比べながらの比率が

男性より勝っているのが特徴的である

図 223 時刻別視聴行為者率の推移(男性)

図 224 時刻別視聴行為者率の推移(女性)

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

200

400

600

800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

天気 旅行

- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

グルメ

国内ニュース 海外ニュース

天気 旅行

買物 健康

TV番組

- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

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communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

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Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

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孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 18: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 280 -

時刻別視聴行為者率の推移を年齢層別に見れば (図 223図 224)視聴計のピークは

40 代が 21 時台の 63950 代が 21 時台の 67560 代が 19 時台の 77970 代が 19

時台の 815である

60 代70 代はほぼ全時間帯でながらを専念が上回っている

40 代においてながら視聴のピークが朝の 7 時台であることが特徴的である

図 225 時刻別視聴行為者率の推移(40 代)

図 226 時刻別視聴行為者率の推移(50 代)

図 227 時刻別視聴行為者率の推移(60 代)

図 228 時刻別視聴行為者率の推移(70 代)

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00200400600800

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

00

500

1000

500

600

70

08

009

0010

00

110

012

00

130

014

00

150

016

00

170

018

00

190

020

00

210

022

00

230

0 2

400

100

200

300

400

ながら 専念 視聴計

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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買物 健康

TV番組

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50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 19: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 281 -

以上について全体男女別年齢層別に見たそれぞれの視聴行為者率のピーク時間帯

を示したのが表 222 である 表 222 男女別年齢層別テレビ視聴行為者率のピーク時刻

ピークが複数の時間帯にまたがる場合初めの時間帯を示した 23 よく見るテレビ番組のジャンル

「ふだんよく見るテレビ番組のジャンル」それぞれについてあてはまると回答した割

合を表 231 に示す

表 231 よく見るテレビ番組のジャンル(年層性別就業形態)

検定はχ2 検定値はχ2 値(括弧内は自由度)黒太字は 5水準で有意差があることを示すまた残差分析の

結果5水準で有意に高い場合に青太字有意に低い場合に赤太字で割合を記載している就業形態における n

は 814パートタイムにはアルバイトも含む

全体 男性 女性 40代 50代 60代 70代視聴計 2100 705 2100 642 2030 775 2100 639 2100 675 1900 779 1900 815

専念視聴 2100 485 2100 440 2130 542 2130 351 2100 474 2100 598 2000 600ながら視聴 1900 278 2130 212 1830 373 700 361 1930 297 1830 299 1800 285

n ニュース スポーツ ドラマ アニメバラエティ

(お笑いクイズなど)

全体 821 921 577 616 134 568

40代 206 835 432 597 272 694

50代 210 924 557 624 148 605

60代 204 956 623 686 78 510

70代 201 970 701 557 35 458検定 3101(3) 3258(3) 756(3) 5654(3) 2730(3)

男性 407 931 693 531 140 521

女性 414 911 464 700 128 614

検定 119(1) 4415(1) 2502(1) 026(1) 718(1)

フルタイム 333 910 601 550 174 577

パートタイム 159 899 478 711 119 629

専業主婦(夫) 150 947 540 720 153 613

無職 172 948 651 576 5 8 448

検定 468(3) 1186(3) 2032(3) 1383(3) 1389(3)

n 音楽 情報番組 映画 旅行グルメ 趣味教養 その他

全体 821 334 554 419 381 357 37

40代 206 311 510 379 325 252 15

50代 210 333 614 367 381 352 24

60代 204 328 559 515 436 382 44

70代 201 363 532 418 383 443 65検定 130(3) 513(3) 1142(3) 536(3) 1685(3) 865(3)

男性 407 283 491 455 332 339 37

女性 414 384 616 384 430 374 36

検定 951(1) 1289(1) 419(1) 840(1) 112(1) 000(1)

フルタイム 333 270 492 369 321 288 21パートタイム 159 384 585 421 472 377 25

専業主婦(夫) 150 400 687 480 420 440 67無職 172 355 541 471 384 407 52

検定 1111(3) 1652(3) 754(3) 1153(3) 1347(3) 788(3)

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 20: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 282 -

全体としてニュースが 921ともっとも高くついでドラマが 616スポーツが

577バラエティが 568情報番組が 554であった

年齢層別に比較すると40 代はアニメ(272)バラエティ(694)が有意に高く

ニュース(835)スポーツ(432)趣味教養(252)が有意に低かった50 代

には有意な差は見られなかった60 代はニュース(956)映画(515)が有意に高

くアニメ(78)が有意に低かった70 代はニュース(970)スポーツ(701)

趣味教養(443)その他(65)が有意に高くアニメ(35)バラエティ(458)

が有意に低かった

性別で比較すると男性はスポーツ(693)映画(455)が有意に高くドラマ

(531)バラエティ(521)音楽(283)情報番組(491)旅行グルメ(332)

が有意に低かった女性はドラマ(700)バラエティ(614)音楽(384)情報

番組(616)旅行グルメ(430)が有意に高くスポーツ(464)映画(384)

が有意に低かった

就業形態別ではフルタイムはアニメ(174)が有意に高くニュースとバラエティ

映画を除くすべてのジャンルで有意に低かったパートタイムアルバイトはドラマ

(711)旅行グルメ(472)が有意に高くスポーツ(478)が有意に低かった

この結果は女性の傾向と類似している専業主婦 (夫 )はドラマ(720)情報番組

(687)趣味教養(440)その他(67)が有意に高かった無職はスポーツ(651)

が有意に高くアニメ(58)バラエティ(448)が有意に低かった

これらの特徴をもとにジャンル毎の主な視聴者を特徴づけるとニュースは全年齢的だ

が比較的高齢者層スポーツは 70 代無職男性ドラマはフルタイム勤務でない女性

アニメは 40 代のフルタイム勤務者バラエティは 40 代女性音楽はフルタイム勤務でな

い女性情報番組は専業主婦映画は 60 代の男性旅行グルメはパートタイムの女性

趣味教養は 70 代の専業主婦 (夫 )に親和的なコンテンツであると言える

3ニュース諸情報の情報源

31 情報の種類毎に利用される情報源

本調査では1国内ニュース2海外ニュース3天気予報4旅行観光情報5買物

商品情報6健康医療情報7TV 番組情報8グルメ情報(美食)8 種類の情報につい

て1TV2ラジオ3新聞4雑誌5パンフチラシ6PC ウェブサイト7スマホ

携帯アプリサイト8友人家族という 8 種類の情報源を利用しているか(8 種類とも

利用してないか(「9情報不要」)をまずは複数回答で訊ねたさらに8 種類いずれかを

選択している場合には「最もよく使った情報源」を単一回答してもらった

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

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買物 健康

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国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 21: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 283 -

そこで本章では複数回答の結果単一回答の結果複数回答で選択した回答者の内

単一回答でも選択回答者の割合についてそれぞれ性年代との関係を概観する 32 情報の種類毎に利用される情報源(複数回答)

表 31 は複数回答の結果をまとめたものであるまずは情報の種類毎に異なる情報源

にそれぞれの性年代がどの程度接触しているかをみてみたい国内ニュース海外ニュー

スは類似した傾向を示している40 代から 70 代を全体として平均すると単純集計表に

あるようにテレビ(9 割弱)新聞(5 割~6 割)スマホ(4 割前後)PC(4 分の 1 前

後)ラジオ(2 割前後)友人家族(1 割~2 割)雑誌(5前後)という順番となる

他方性年代別にみると年代性別それぞれ大きく情報源接触に影響を与えているこ

とが見て取れるテレビラジオ新聞は 40 代から 70 代へと接触率が高くなっていくの

に対してPCスマホ友人家族は低くなっていくとくに新聞とスマホは対照的で

新聞は 40 代が 3 分の 1~4 割強に対して70 代は 7 割前後(70 代女性の海外ニュースは

5 割だが)スマホは 40 代が 6 割から 7 割に対して70 代は 1 割前後に過ぎないそれと

ともに性別でみるとそれぞれの年代でラジオPC は男性の方が友人家族は女性

の方が接触率が高い

つまり国内海外問わずニュースについては40 代以上ではテレビがいまだに最も

接触率が高いが40 代男性ではテレビも 4 分の 3 前後で相対的に低く次いでスマホ

が 6 分の 2PC5 割弱と新聞(4 割前後)を上回りネットがニュース接触回路として

大きな役割を果たしていることが示される40 代女性の場合にはテレビが 85前後や

はり相対的に低く次いでスマホが 6~7 割に達するただPC は 2 割前後で女性の場

合ネットはスマホが優勢でありPC は新聞友人家族よりも低い他方60 代70

代ではテレビが 9 割前後新聞も 6 割~7 割と高いのに対してPCスマホは 5~36

とマスメディアの影響力が依然として強いそして50 代ではスマホと新聞が拮抗して

おり50 代が境目になっていることが示されている

天気もおよそ同様の傾向だが40 代男性ではスマホ(8 割)がテレビ(7 割)を上回

り30 代以下は一層顕著だと推測できる旅行買物商品は類似しており雑誌チラ

シパンフ新聞といった紙メディアが平均すると 2 割~3 割と一定の割合利用されて

いるネット利用をみると男性の場合PCスマホともに40 代50 代で 5 割前後と

テレビ(2~3 割と紙メディアと同水準)よりも多くネットが情報源として最もよく利用

されている60 代も 3 割弱とテレビの 4 割強には及ばないが紙メディアと同程度であ

る女性の場合PC 利用は男性よりも低いがそれでも 70 代を除いて紙メディアと同程

度(3 割前後)であるスマホの場合には年代差が大きく60 代では 2 割前後(テレビ 3

割)だが50 代で 5 割前後(テレビ 5 割弱で同水準)40 代ではテレビ紙メディア 3

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

天気 旅行

- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

グルメ

国内ニュース 海外ニュース

天気 旅行

買物 健康

TV番組

- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

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communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

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Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

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孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 22: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 284 -

割前後に対してスマホが 6~7 割と生活に深く浸透していることが分かるまた友人家

族の口コミが男性で 1 割~15 割女性で 2 割から 3 割ととくに女性(60 代以上)に

おいて情報源として一定の役割を果たしていることが読み取れる

健康グルメではテレビの接触率が 4 割から 7 割紙メディアに特徴(健康は新聞

グルメは雑誌チラシパンフが強い)があり友人家族の口コミががそれ以外の情

報源の接触率水準年代性別での差異の傾向は旅行買物と類似している60 代以上

ではテレビ新聞が依然として強く友人家族の口コミもまた大きな役割を果たすが50

代でマスメディアとネットとが拮抗し40 代でネット利用が優勢となる傾向がみられる 表 3 1 性年代別にみた情報種類別情報源利用(複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 762 898 900 940 858 932 942 939 723 852 900 930 829 913 882 9482ラジオ 267 241 280 350 142 175 175 235 228 176 250 250 95 97 108 1443新聞 436 593 710 740 472 563 650 673 347 528 640 700 381 485 618 4954雑誌 59 93 110 90 47 58 78 133 10 46 100 60 19 10 39 935チラシ 20 28 30 40 38 39 58 20 00 09 00 10 10 10 10 006PCサイト 475 407 340 260 217 252 194 51 475 380 320 220 171 223 176 317スマホアプリ 693 583 360 150 726 612 272 92 653 537 290 130 629 495 235 628友人家族 228 148 140 100 283 243 243 133 149 65 100 60 181 146 118 939情報不要 00 00 10 10 00 00 00 00 20 19 10 30 19 19 10 10

N 101 108 100 100 106 103 103 98 101 108 100 100 105 103 102 97

1TV 703 852 900 950 877 893 902 980 280 306 340 333 343 456 317 4002ラジオ 218 176 250 290 123 155 118 204 40 46 70 61 29 58 30 113新聞 188 278 370 420 132 272 333 398 90 148 260 414 67 233 277 3164雑誌 00 00 10 00 00 00 00 10 170 222 260 172 267 311 376 3055チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 130 148 270 364 267 340 307 4216PCサイト 317 361 270 260 113 165 167 10 450 444 290 242 248 340 257 427スマホアプリ 812 630 410 170 755 621 324 122 530 481 280 81 590 456 208 638友人家族 139 37 30 60 179 107 39 31 140 93 120 141 171 252 307 3269情報不要 00 00 20 20 09 10 00 00 160 167 120 101 124 78 99 53

N 101 108 100 100 106 103 102 98 101 108 100 100 106 103 102 98

1TV 218 324 410 378 286 465 314 402 420 481 630 657 543 699 569 6492ラジオ 69 56 120 61 38 50 49 11 80 74 140 91 48 58 29 743新聞 99 194 250 408 86 208 225 293 80 333 360 495 162 320 353 4684雑誌 208 148 150 122 248 267 265 250 70 102 150 192 152 214 176 2775チラシ 149 222 270 296 257 297 333 467 20 37 100 61 48 78 88 1066PCサイト 554 454 290 255 257 356 225 65 430 333 320 212 229 243 176 537スマホアプリ 574 519 240 61 733 545 186 43 440 444 150 51 552 485 186 748友人家族 158 102 100 82 171 218 225 272 190 111 160 172 257 243 333 3099情報不要 50 65 160 194 19 59 98 87 130 130 130 91 95 49 98 64

N 101 108 100 98 105 101 102 92 100 108 100 99 105 103 102 94

1TV 653 704 700 577 670 777 676 635 455 472 515 505 594 699 461 6632ラジオ 40 19 40 52 19 10 00 31 59 56 71 41 38 49 39 213新聞 297 491 590 732 396 447 559 635 20 176 222 289 66 165 196 2534雑誌 20 46 60 52 57 87 98 21 188 222 263 165 217 350 333 3165チラシ 00 09 20 10 09 10 20 00 149 130 192 206 208 233 255 2426PCサイト 208 157 110 93 75 107 69 10 347 269 242 165 208 252 147 427スマホアプリ 208 185 70 31 283 194 69 10 525 463 293 62 642 505 196 1058友人家族 99 09 80 31 170 146 118 104 168 120 172 144 302 301 333 3059情報不要 119 65 80 72 66 78 69 42 168 139 131 278 47 78 137 137

N 101 108 99 98 106 103 102 96 101 108 99 97 106 103 102 95

天気 旅行

買物 健康

TV番組 グルメ

国内ニュース 海外ニュース

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 23: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 285 -

さて8 種類の情報源を複数回答で訊いているが回答数の平均値中央値を性年代別

にまとめたのが表 32 である表をみるとニュースに関しては40 代から 60 代では

3 つ程度の情報源を利用する人が多いまた50 代女性が旅行買物健康グルメで

も積極的に複数の情報源を利用する人が相対的に多いことも読み取れる 表 3 2 性年代別にみた情報種類別利用情報源数

33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

表 33 利用情報源が最もよく利用される割合(単一回答複数回答)

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

国内 294 299 287 262 278 287 259 217 30 30 30 30 30 30 20 20海外 258 259 26 231 229 238 214 176 30 30 30 20 20 20 20 20天気 238 233 224 211 218 221 185 167 20 20 20 20 20 20 20 20旅行 181 189 189 175 196 245 202 174 20 20 20 20 20 20 20 10買物 203 202 183 16 206 236 179 161 20 20 10 10 20 20 15 10健康 171 192 201 187 197 234 188 183 10 20 20 20 20 20 20 10TV番組 152 162 167 15 168 178 158 135 10 10 15 10 10 10 10 10グルメ 191 191 195 15 227 255 192 18 10 10 20 10 20 20 20 10

平均値 中央値

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 481 546 611 543 637 625 742 685 438 533 644 548 655 628 800 8152ラジオ 111 77 71 114 200 167 00 130 304 53 80 40 100 200 00 1433新聞 136 141 113 243 180 121 104 197 114 158 156 229 225 120 95 1044雑誌 00 00 00 00 00 00 00 77 00 00 00 00 00 00 00 1115チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 1000 00 00 00 006PCサイト 313 227 412 308 87 154 200 200 333 293 375 364 111 217 333 007スマホアプリ 457 254 222 133 403 254 143 111 500 276 207 154 485 353 208 1678友人家族 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 53 00 00 00

1TV 352 435 556 684 570 576 761 823 250 333 412 394 278 340 406 3952ラジオ 136 105 80 00 00 125 83 50 250 00 143 333 00 167 00 003新聞 105 133 81 71 214 36 59 51 111 250 154 366 143 167 214 4004雑誌 00 00 176 125 538 353 321 250 289 4835チラシ 154 188 519 611 357 257 613 6506PCサイト 313 333 259 308 83 235 176 00 689 583 862 417 462 571 577 5007スマホアプリ 634 441 585 235 538 500 364 250 604 500 250 250 742 489 667 3338友人家族 71 00 00 00 105 00 00 00 286 200 83 429 56 154 161 387

1TV 318 229 366 243 133 213 344 351 429 538 556 508 456 611 621 6562ラジオ 143 00 167 167 00 00 00 00 250 00 00 00 400 00 667 2863新聞 200 333 240 450 333 333 217 407 125 167 278 367 118 152 194 2954雑誌 190 250 333 167 231 185 259 217 00 91 133 211 313 227 167 1925チラシ 133 458 667 621 370 367 618 698 00 250 200 333 200 125 111 2006PCサイト 643 429 724 600 481 583 696 667 698 472 688 524 500 400 611 8007スマホアプリ 621 625 458 333 844 564 526 250 523 500 267 200 655 380 526 2868友人家族 188 91 00 375 56 91 348 320 474 333 188 471 259 240 353 310

1TV 667 605 571 464 732 625 681 656 457 392 471 469 397 458 468 4442ラジオ 00 00 00 00 500 00 333 00 00 00 250 00 00 00 5003新聞 633 547 644 746 690 630 561 639 00 158 136 143 00 118 100 834雑誌 1000 200 00 200 00 111 500 00 53 333 462 438 217 278 353 3335チラシ 00 00 00 1000 00 00 133 286 421 700 273 125 154 3916PCサイト 381 412 91 222 375 00 143 1000 486 448 708 375 409 308 733 10007スマホアプリ 524 350 429 00 367 250 143 00 642 620 448 333 721 519 500 4008友人家族 200 00 00 00 56 133 83 100 235 154 59 214 125 129 441 345

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- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

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- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 24: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 286 -

表 32 でみたように回答者たちは複数の情報源を利用しているそこで複数回答

で利用すると回答した情報源が「最もよく利用する」に当てはまる割合を算出したのが

表 33 であるこれを見るとニュース健康TV 番組情報ではテレビ利用者はテレビ

が最もよく利用する情報源として機能しているPC はニュース天気の場合2 番手以

降の情報源である場合が多いが旅行買物健康グルメでは情報源として利用され

る場合に一番手の位置を占める傾向にあるスマホは年代差が大きく40 代では情報源と

して利用する場合一番手のメディアであるが70 代になると利用していても 2 番手以下

となっている 34 情報の種類毎に最もよく利用される情報源(単一回答)

表 34 は情報の種類ごとに「最もよく利用する」情報源の分布をまとめたものである

これをみるとニュースに関してはテレビが依然として強いことが分かるが60 代から 表 3 4 性年代別にみた情報種類別「最もよく利用する」情報源

40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F 40M 50M 60M 70M 40F 50F 60F 70F

1TV 398 589 632 614 558 667 828 768 348 557 659 654 559 656 809 8932ラジオ 32 22 23 48 29 33 00 37 76 11 23 13 10 22 00 243新聞 65 100 92 217 87 78 80 159 43 102 114 205 88 67 67 604雑誌 00 00 00 00 00 00 00 12 00 00 00 00 00 00 00 125チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 00 11 00 00 00 00 00 006PCサイト 161 111 161 96 19 44 46 12 174 136 136 103 20 56 67 007スマホアプリ 344 178 92 24 298 178 46 12 359 182 68 26 314 200 56 128友人家族 00 00 00 00 10 00 00 00 00 00 00 00 10 00 00 00

1TV 269 449 581 813 520 576 795 929 86 143 175 171 112 188 157 1812ラジオ 32 22 23 00 00 22 11 12 12 00 13 26 00 12 00 003新聞 22 45 35 38 29 11 23 24 12 52 50 197 11 47 72 1454雑誌 00 00 00 00 00 00 00 00 37 39 175 79 101 94 133 1695チラシ 00 00 00 00 00 00 00 00 25 39 175 289 112 106 229 3136PCサイト 108 146 81 100 10 43 34 00 383 364 313 132 135 235 181 247スマホアプリ 559 337 279 50 422 348 136 35 395 338 88 26 517 271 169 248友人家族 11 00 00 00 20 00 00 00 49 26 13 79 11 47 60 145

1TV 77 92 192 132 39 115 141 181 217 346 449 429 280 489 439 5192ラジオ 11 00 26 15 00 00 00 00 24 00 00 00 22 00 24 263新聞 22 80 77 265 29 80 64 153 12 74 128 234 22 56 85 1694雑誌 44 46 64 29 59 57 90 69 00 12 26 52 54 56 37 655チラシ 22 126 231 265 98 126 269 417 00 12 26 26 11 11 12 266PCサイト 396 241 269 221 127 241 205 56 361 210 282 143 129 111 134 527スマホアプリ 396 402 141 29 637 356 128 14 277 296 51 13 409 211 122 268友人家族 33 11 00 44 10 23 103 111 108 49 38 104 75 67 146 117

1TV 512 511 488 317 531 575 540 488 266 247 308 383 255 379 289 4122ラジオ 00 00 00 00 10 00 00 12 00 00 00 17 00 00 00 153新聞 221 322 463 646 296 333 368 476 00 37 38 67 00 23 26 294雑誌 23 11 00 12 00 11 57 00 13 99 154 117 51 115 158 1475チラシ 00 00 00 00 10 00 00 00 25 49 103 233 61 34 53 1326PCサイト 93 78 12 24 31 00 11 12 215 160 218 100 92 92 145 597スマホアプリ 128 78 37 00 112 57 11 00 430 383 167 33 500 310 132 598友人家族 23 00 00 00 10 23 11 12 51 25 13 50 41 46 197 147

グルメ

国内ニュース 海外ニュース

天気 旅行

買物 健康

TV番組

- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

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問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 25: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 287 -

50 代40 代とテレビからスマホへの急速に変化している様子も見て取れる旅行買

物はやはり類似しておりテレビは各性年代 2 割以下であり40 代50 代ではスマホ

PC が60 代70 代ではチラシパンフ(一部雑誌も)が強いグルメはテレビが 2 割~

4 割以外は同様の傾向である健康ではテレビの役割は依然として大きく男性 60 代以

上女性 50 代以上はスマホPC を合わせた利用率よりもテレビが高いが40 代50

代男性40 代女性ではスマホPC を合わせると 5 割~6 割程度とネットが主要な情

報源となっておりやはり世代で大きな変化が起きていることが分かる

ここで情報の種類ごとの最もよく利用する情報源を目的変数性年代を説明変数と

して多重対応分析を行ったその結果が図 31 である

図 31 性年代と情報種類別情報源による多重対応分析結果

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 26: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 288 -

次元 1(横軸)が 637次元 2(縦軸)が 163の変動を説明している図をみると次

元 1 は年代次元 2 は性別と解釈することができ8 種類の情報源が性年代と結びつい

ている様子を見て取れるスマホは40 代の近くに固まっており旅行買物健康グ

ルメは女性に若干寄っているPC は 50 代男性に近くラジオは主として 50 代60 代男

性に近い新聞は 60 代70 代の男性テレビは 60 代70 代女性に近く位置しており

情報源として利用されるメディアが性年代で大きく異なる傾向を持つことが分かる情報

の種類という観点からみると「旅行」「グルメ」は相対的に女性の利用が強いことが示さ

れているが情報の種類よりもメディアそれ自体が性年代と結びつく傾向が読み取れる

本章で分析してきたように情報源としてのメディアの利用はメディア自体が性年代

と結びついておりそれが情報ジャンルの特性によって一定の強弱を生み出していると

考えることができる利用者メディアジャンルそれぞれがエイジェンシーとしての

力をもっておりその相互作用によって社会的な利用傾向が形成されているのである

4メディアの重要性評価

41 情報源としての重要性評価(問 8)

今回の調査でもこれまでの〈日本人の情報行動〉調査と同様に「情報を得るための手

段(情報源)」としての重要性をテレビ新聞ラジオインターネットそれぞれについ

て訊ねている回答選択肢は「非常に重要」「ある程度重要」「どちらかともいえない」「あ

まり重要ではない」「まったく重要ではない」の 5 件法でありうち前 2 者を選択したケ

ースを当該メディアについて重要と評価したものとしてその比率を全体性別年齢層

別にまとめたものが表 411 である(分母は無回答を除いた有効回答数)

表 411 情報を得るための手段として重要と評価した比率

全体としてはテレビ新聞インターネットラジオの順に重要とする者が多いが

40 代ではインターネットの重要性評価率が他のメディアを上まわるのに対して70 代で

は旧来のマスメディアであるテレビ新聞ラジオのほうがやはり高く評価されている

全体 907 (N=819) 739 (N=812) 412 (N=799) 705 (N=799)

40代 885 (n=207) 553 (n=206) 296 (n=206) 923 (n=207)

50代 900 (n=211) 724 (n=210) 368 (n=209) 844 (n=211)

60代 916 (n=203) 777 (n=202) 442 (n=197) 597 (n=201)

70代 960 (n=198) 912 (n=194) 556 (n=187) 411 (n=180)

χ2=男性 895 (n=408) 713 (n=407) 443 (n=395) 734 (n=399)

女性 920 (n=411) 765 (n=405) 381 (n=404) 675 (n=400)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

022 ns 294 ns 315 ns 338 ns

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1345 6879 2982 15257

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 27: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 289 -

またこれらのマスメディアについては年齢層が上がるほど重要性評価率が有意に高く

なるが(χ2 検定による)インターネットは逆に加齢とともに低くなるという点でも対照的

な傾向を示している男女別ではいずれのメディアに関しても 5有意水準を上まわる

差は認められないただし10参考水準まで基準を緩めると新聞は女性のほうがラ

ジオとインターネットは男性のほうが重要と評価する者が多い

男女によって若干異なる年齢層の効果が認められるのはテレビに対する重要性評価

である男性の場合は40 代から 70 代にかけて 822rarr880rarr930rarr949に(127

ポイント差)女性では 887rarr922rarr903rarr970(83 ポイント差)に増えるいずれも

ほぼ単調増加する点では同じだが男性のほうがより顕著な増加分を示しており(5水準

で有意)女性の場合の年齢層による差は有意ではない男性のこの傾向が加齢効果による

のか世代効果なのかは判断できないがひとつの特徴として挙げておきたい 42 娯楽手段としての重要性評価(問 9)

次に「楽しみを得るための手段」としての重要性を各メディアについて先と同じ 5 件

法で訊ねた結果を表 421 に示す(「非常に重要」または「ある程度重要」を選択回答し

た比率分母は無回答を除いた有効回答数)

表 421 楽しみを得るための手段として重要と評価した比率

全体としてテレビの評価率が最も高くラジオが最も低いのは先にみた情報源とし

ての重要性評価の場合と同じだがここではインターネットの評価率が新聞を 12 ポイン

トも上まわっている点が異なる

年齢層別にみた変化傾向は基本的には情報源としての重要性評価と似ておりマスメ

ディア(テレビ新聞ラジオ)は年齢が上がるほど単調増加しインターネットは単調

減少しているがいずれのメディアについても χ2 値が大きくなっていることに示されるよ

うに差の開きはより顕著になっているマスメディアかインターネットかという重

心の置き方の世代差は情報源としてよりも娯楽手段としての側面により大きく現れてい

るように思われるこの点でいえばインターネットの重要性評価率がテレビを上まわる

全体 894 (N=820) 563 (N=814) 339 (N=805) 684 (N=800)

40代 830 (n=206) 306 (n=206) 209 (n=206) 927 (n=207)

50代 895 (n=210) 483 (n=209) 311 (n=209) 810 (n=211)

60代 897 (n=204) 622 (n=201) 353 (n=201) 594 (n=201)

70代 955 (n=200) 854 (n=198) 497 (n=189) 363 (n=180)

χ2=男性 872 (n=407) 517 (n=404) 354 (n=398) 733 (n=401)

女性 915 (n=413) 607 (n=410) 324 (n=407) 634 (n=399)

χ2=

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

400 670 081 ns 908

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

1674 13152 3766 16612

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

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communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

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Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

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Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

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孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 28: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 290 -

40 代とその逆の 50 代以上とのあいだにひとつの断層を認めることができるだろう

男女差に関しても娯楽手段としての重要性評価の場合にはテレビ新聞インター

ネットに有意な違いがみられテレビ新聞は女性において評価率が高くインターネッ

トについては男性のほうが高いこれはおそらく男性が仕事上でインターネットに慣れ

親しみをもっていることによるものだろう 43 メディアの信頼性

メディア情報のうち信頼できる情報についてテレビ新聞ラジオインターネッ

トそれぞれに対して「全部信頼できる」「大部分信頼できる」」「半々くらい」「一部しか

信頼できない」「まったく信頼できない」の5件法でたずねた(問 10)このうち「全

部信頼できる」と「大部分信頼できる」の合計を「信頼度」として性別年層別にまと

めたものが表 431 である

全体としては新聞の信頼度が 711ともっとも高くなっているのに対してインター

ネットについては 263と他のマスメディアと比較しても信頼度の低さが目立っている

表 431 メディア信頼度

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す 属性としてはテレビについては性別と年層ともに有意な差が見られた女性が男性よ

りも信頼度が高い一方で40 代の信頼度が特に低くなっている他のメディアについて

は新聞への信頼度が女性で高くなっているほかは属性による有意な差は見られなかっ

なお本調査と同じ研究グループで 2016 年に 5 か国を対象に行った調査(北村ほか

2018)でも同じ項目で質問をしておりこちらは 30 代以下を含んでいるので参考まで

表 432 として示しておく

2016 年はモニターを対象としたオンライン調査のため単純に比較することはできない

ものの傾向としてインターネットの信頼度が他のメディアに比較して最も低くなってい

ることは同様である一方で若年層を含む全体の信頼度は今回よりもかなり低いがマ

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

N 818 814 803 799

全体 603 711 534 263

男性 562 667 520 235女性 643 756 548 291

χ2値 569 782 063 32040代 490 680 473 24350代 605 686 536 29560代 686 751 563 29270代 631 731 568 210

χ2値 1750 360 461 489

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 29: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 291 -

スメディアの信頼度には年層による有意な差があり20 代における全般的な信頼度の低

さが目立っているのに対して60 代はいずれも信頼度が相対的に高くなっている今回

の結果においてはテレビだけではあるが40 代以下の信頼度の低さが 60 代の年齢層にお

ける信頼度の高さに関連した共通の傾向として出ている可能性がある

表 432 年齢層全般のメディア信頼度(北村ほか2018p132)

有意確率は plt001plt01plt05 で表記 年層別では残差分析の結果黒太字plt05 で高く赤字plt05 で低いことを示す

参考文献

北村智ほか 2018 「情報行動と社会意識に関する国際比較「日本人の情報行動調査」

プロジェクトにおける日中韓星米 5 ヵ国オンライン調査」『東京大学大学院情報学環紀

要 情報学研究調査研究編』34 号119-211 頁 5 コミュニケーション

51 対面インターネットによる近隣友人親族とのコミュニケーション

今回の調査では下記の 4 種の相手と「会って話したり遊んだりする」頻度「インタ

ーネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする」頻度について設問している(問

14)以下では前者を対面的コミュニケーションとして〈FtF Face-to-Face〉後者をネッ

トを介したコミュニケーションとして〈CMC Computer-Mediated Communication〉の頻度と

表記することにしたい

コミュニケーションの相手として設定したのは近隣(設問文の表現は「近所地域の

人」)近距離友人(「会いに行くのに1時間以内で会える友人」)遠距離友人(「会いに行

くのに1時間以上かかる友人」)親族(「親せき親族(同居している家族は除く)」)であ

るコミュニケーションの頻度はFtFCMC ともに「一日に1回以上」「週に数回」「月

に数回」「年に数回」「年に1回以下」の5件法で回答を求めた 511 性別年齢層別にみた近隣友人親族とのコミュニケーション

表 511 は近隣近距離友人遠距離友人親族との対面コミュニケーション(FtF)

テレビ 新聞 ラジオ インターネット

全体 392 496 317 248

10代(2016年) 470 470 394 13620代(2016年) 281 381 209 21630代(2016年) 330 466 272 22040代(2016年) 371 480 337 25150代(2016年) 399 494 281 27560代(2016年) 515 629 421 307

χ2値 2514 2260 2258 1047

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 30: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 292 -

について「一日1回以上」を 5~「年に1回以下」を 1 として頻度順位得点を与えその

平均値を示したものであるなお性別に関しては Wilcoxon 順位和検定を年齢層別に関

しては Kruskall-Wallis 順位検定を行なった結果を付記してある

表 511 近隣友人親族との FtF に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

年齢層別にみると近隣および近距離の友人との FtF 頻度は高年層ほど有意に増え特

に 70 代の近隣とのコミュニケーションの活発さが目立つ一方遠距離の友人親族との

FtF には有意差はみられない男女別では近隣近距離の友人親族との FtF に有意差が

認められいずれも女性のほうが活発な傾向にある

次にCMC の頻度を同様に比較したものが表 512 であるただしCMC に関しては

高年層で無回答が顕著に多くなっており70 代では CMC 設問 4 項目いずれについても欠

損値が 3 割におよぶこれは高年層ほどインターネットの非利用者が増えるために無

回答が多くなるものと考えられるそこで調査票の問 3 でパソコンタブレット端末

スマートフォン携帯電話いずれでもインターネットを利用していないと回答しており

かつCMC 設問に無回答であるケースについては欠損値を 1(「年に1回以下」)に置換

する操作を加えた表 512 はこの置換操作後の分析結果であることに注意されたい 表 512 近隣友人親族との CMC に関する頻度比較(数値は頻度順位得点の平均値)

全体 282 (N=814) 244 (N=806) 163 (N=794) 233 (N=803)

40代 246 (n=206) 231 (n=205) 153 (n=205) 228 (n=206)

50代 261 (n=208) 225 (n=208) 162 (n=204) 229 (n=207)

60代 285 (n=201) 252 (n=196) 166 (n=199) 245 (n=201)

70代 341 (n=199) 272 (n=197) 172 (n=186) 231 (n=189)

χ2=男性 263 (n=405) 232 (n=400) 160 (n=395) 219 (n=399)

女性 302 (n=409) 256 (n=406) 166 (n=399) 247 (n=404)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-456 -331 -094 ns -389

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

7290 2487 432 ns 379 ns

全体 189 (N=780) 233 (N=781) 191 (N=781) 220 (N=782)

40代 198 (n=205) 267 (n=203) 210 (n=204) 238 (n=205)

50代 188 (n=199) 248 (n=202) 200 (n=200) 222 (n=202)

60代 187 (n=191) 216 (n=191) 180 (n=191) 224 (n=190)

70代 184 (n=185) 198 (n=185) 173 (n=186) 194 (n=185)

χ2=男性 169 (n=387) 212 (n=391) 183 (n=389) 186 (n=390)

女性 210 (n=393) 254 (n=390) 199 (n=392) 253 (n=392)

z =

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

-474 -483 -259 -740

近隣 近距離友人 遠距離友人 親族

240 ns 3505 1734 1520

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 31: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 293 -

年齢層別では近距離および遠距離の友人親族との頻度に有意差が認められいずれ

も高年層ほど CMC 頻度が下がる近隣については有意差がみられない近隣との FtF は

年齢が上がるにつれて活発になる傾向にあったがその活発さが CMC においては高年層

でのインターネット利用の低調によって相殺されるということだろう男女別ではどの

相手との CMC にも有意な頻度差が認められいずれも女性のほうが活発である 512 近隣友人親族とのコミュニケーションの幸福感に対する効果

以下では近隣友人親族との FtF および CMC が幸福感におよぼす効果を重回帰分

析により検討する従属変数には「とても幸せ」を 10「とても不幸」を 0 として 11 件

法で評定したいわゆる主観的幸福度(問 22)を用いる独立変数には多重共線性を生じ

ることが懸念された近距離の友人との FtFCMC を除き近隣遠距離の友人親族との

コミュニケーション頻度 6 変数を投入するなおCMC 変数については前項で行なった

ような置換操作ではなく完全情報最尤法による欠損値代入によって対処した

統制変数としては性別(男性ダミー)年齢教育年数世帯年収有職ダミー(「フルタ

イムで働いている」もしくは「パートタイムアルバイト」)独居ダミー(同居している家族が「い

ない」)健康状態(「まったく健康」~「まったく健康でない」の 5 件法で回答)社交性尺度(「社

交的な集まりにはよく出かける」「人と一緒にいるのが好きである」「人とのつきあいは私にとっていつ

も刺激的だ」の 3 項目に対する 4 件法の回答を単純加算Cronbachrsquos α=78)を投入した

表 513 がその分析結果を 60 代70 代の高年層と 40 代50 代の中年層に分けて示

したものである(有意性の検定にはロバスト標準誤差を用いた)

表 513 幸福感に関する重回帰分析の結果(完全情報最尤法により欠損値代入)

FtF 近隣 119 -079遠距離の友人 -076 -048親族 011 037

CMC 近隣 -130 029遠距離の友人 033 -039親族 063 073

(統制変数) 男性ダミー -041 -049年齢 024 057教育年数 066 048世帯年収 052 218 有職ダミー 012 006独居ダミー -016 -041健康状態 268 234 社交性 236 145

Bentler-Raykov R 2

( p lt001 p lt01 p lt05 の有意水準を表す)

196

高年層(60代~70代 n=409)

184

中年層(40代~50代 n=418)

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

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approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 32: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 294 -

中年層では FtFCMC いずれの項目も有意な効果をもたないが高年層では近隣との FtF

に幸福感を高める正の効果がCMC には逆に負の効果が認められるいわゆるインターネ

ットパラドクスを思わせる結果と言えよう( Kraut et al 1998 Internet Paradox American

Psychologist vol53-no9 pp1017-1031)この結果は前項での置換操作による欠損値代入を用

いて分析しても基本的に変りはなく少なくとも今回の調査データでは安定的な連関傾向

である

今回よりもサンプリング面で信頼性の高い他の調査データでも同じ結果が確認できる

かまた幸福感の高い者が FtF を好みCMC を避けるという逆向きの因果ではないか

これらの検証を今後の課題としたい

52 社会参加の状況(問 18)

高齢者の社会参加は認知や心身の健康ひいては死亡率を低下させることが多くの研

究結果で示されている(片桐2017 等)平成 29 年高齢社会白書(2017)によれば全

国の 60 歳以上の高齢者のグループ参加率は610であり20 年前に比べると 187も

上昇したことが報告されている

今回の調査では問 18 において以下の 12 の選択肢を示し現在のグループ参加の様

子を尋ねた(複数回答)

1 自治会町内会老人会婦人会

2 同業者の団体農協労働組合

3 生協消費者団体住民 市民運動の団体

4 ボランティア団体

5 宗教団体

6 学習会や習いごとのグループ

7 趣味や遊び仲間のグループ

8 仕事仲間のグループ

9 同窓会

10 生涯学習機関(例高齢者大学)

11 その他(具体的に )

12 参加しているものはない

これに対する回答についてまず一つでも何らかのグループに参加しているかどうか

について男女年代別に示した(図 521)

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 33: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 295 -

図 521 社会参加の有無(男女年代別)

男女別の社会参加率は男性で 848女性で 909となっているこのうち 60 歳以

上でみると男性で 856女性で 937となり前述した全国平均と比べるとかなり高

い参加率を示している本調査でのサンプルは一般に比べてかなり社会参加に活発な人

たちであるという点を留意する必要がある

男女世代別で比較するとどの年代も男性より女性の参加率の方が高くなっており

特に 40 歳代70 歳代で差が顕著である男性は 40 歳代が最も参加率が低く60 歳代ま

で上昇するが70 歳代で若干低下する男性の場合は仕事で 40 歳代が最も忙しく50

歳代になると役職定年などを経験して時間的余裕ができて参加率が上昇することが考え

られる女性の場合は 50 歳代が最も参加率が低い仕事や子育て介護など多くの役割を

果たさなくてはならない年代であるためではないだろうか60 歳以降参加率は上昇し70

歳代ではほとんどの人が参加している定年後社会から孤立しがちな男性の問題がよく指

摘されるが70 歳代の女性は社会参加を通じて活発にか社会との関わりを保っている

次に活動の内容に応じて社会貢献仕事関連学習趣味や遊び宗教の 5 つに分

類してそれぞれの参加の特徴を検討した

「自治会町内会老人会婦人会」「生協消費者団体住民 市民運動の団体」「ボラン

ティア団体」という利他的な社会貢献的な行動の性質の強い3種類の活動についてみた

ものが図 522 であるこの中で「自治会町内会老人会婦人会」への参加率が最も

高い男性では 50 歳代までの現役世代はほぼ 4 割である参加率が60 歳以降約 6 割の

人が参加する状況となっている女性の場合は年代による差が大きく様々な役割に追わ

れる 50 歳代の参加率が 5 割を切るがその後上昇し70 歳代では 34 の人が参加してい

「生協消費者団体住民市民運動の団体」については男性がどの年代も 1 割に達しな

いのに対して女性では 60 歳代に約 3 割の参加となっているただこの活動グループには

生協が含まれているので会員となってはいるが単にスーパーマーケットとして買い物を

している人も混在している可能性が高いため女性の参加率が高いということが考えられる

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 34: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 296 -

図 522 社会貢献的活動(男女年代別)

「ボランティア団体」については男女ともに年代が高くなるにつれ参加率が高くな

っている現在多くのボランティアグループの担い手はシニアであることと一貫した結

果である(片桐2017)

次に「同業者の団体農協労働組合」と「仕事仲間のグループ」という仕事に関連し

たグループ参加の状況を示した(図 523)「同業者の団体農協労働組合」については

男性では現役世代と 60 歳以降もほぼ一貫して 2 割程度である女性の場合は年代が上が

るほど参加率が下がっているが70 歳代でも 8の人は参加している就業状況(F5)

と組み合わせてみると現在無職の人でも参加していると答えている人がいることから

会社を定年退職後も会社のOBOG会など関連グループに参加していることが示唆さ

れる

「仕事仲間のグループ」についても男女で分布の違いが見られた男性は 50 歳代が最も

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 35: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 297 -

参加率が高いが60 歳代でも 40 歳代より高い40 歳代は仕事も忙しく仕事仲間との付

合いが少ないと考えられる70 歳代になると徐々に仕事仲間との付合いは減少する働い

ている男性の割合は40 歳代で 99050 歳代で 95460 歳代で 60070 歳代で

270女性は 40 歳代で 77450 歳代で 64160 歳代で 42370 歳代で 177

であり男女とも 60 歳代以降減少するしかし男性の場合は60 歳代で女性ほど仕事

仲間のグループ参加率が下がらないことは男性の場合退職後しばらくは仕事仲間との

つきあいを続けるが時間がたつにつれ疎遠になっていくということを示唆している

図 523 仕事関連のグループ活動(男女年代別)

次に「生涯学習機関(例高齢者大学)」「学習会や習いごとのグループ」の 2 種類のグ

ループ参加で生涯学習への参加を検討した(図 524)まず生涯学習機関への参加は

男女ともに 5に達せず少ない地方自治体関連組織などが主催する高齢者向けの生涯

学習機関はより多くの人に機会を提供するという観点から長期での聴講を認めないな

ど制限も多くまた講義の内容も初心者向けの内容が多く例えば環境問題への知識をよ

り深めようと思ったときに提供される授業内容では物足らないということもあるのだろ

うそれに比べて「学習会や習いごとのグループ」への参加は男女ともに高くなってい

る自らの志向やレベルに合わせることができる或いはより家に近い場所を選べる等い

ろいろな面で選択の幅が広く自由度が高いという点が魅力と考えらえる年代で見ると

男女ともに 50 歳代の参加率が低くその後は年代が上がるにつれ参加率が上がってい

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 36: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 298 -

る男女で比較すると女性の方が男性よりどの年代でも参加率が高く特に 70 歳代で

は13 の人が参加しており同年代の男性のほぼ 25 倍である日本にはお茶や生け花等

などの習い事の伝統がありこれらは古くから女性が中心でありその傾向を今も観察す

ることができる

図 524 学習活動(男女年代別)

次に「同窓会」「趣味や遊び仲間のグループ」への参加を示したものが図 525 である

同窓会への参加は男性では40 歳代50 歳代と徐々に上昇し60 歳代が最も高く5 割

近くが参加し70 歳代でも 4 割の人が参加している現役世代が終わったのち学生時代

の友人の存在が大きくなるのだろう女性は年代が高くなるほど参加率が上がりや

はり 7 歳代では 4 割の人が参加している

趣味や遊び仲間グループの参加については男女ともに年代が上がるほど上昇してい

るまた女性の方がどの年代でも男性より高く男性に比べて女性の方が趣味や人との交

流を盛んに行っている様子が読み取れる

最後に宗教団体への参加については男女ともに 1 割くらいとなっている(図 526)

男性では 60 歳以降 1 割程度でありそれ以下の年代よりやや高い女性では50 歳代が

126と高くなっていた

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 37: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 299 -

図 525 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

図 526 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

53 社会参加の状況(問 18-1)

日本人の場合社会参加はしているけれど活発に活動していない名目参加の割合が高

い(Katagiri amp Kim 2018)本調査では問 18 の参加の有無に加えて問 18-1 におい

て参加しているグループの中で最も頻繁に参加しているグループの種類を問 18 と同じ

11 の選択肢を用いて尋ねた男女年代別に最も頻繁に参加しているグループについてま

とめた(表 531)

各男女年代別にもっとも参加の割合が高かったグループ活動をピンク色2 番目を

緑色3 番目を黄色で示した男女とも各年代において最も頻繁に参加していたのは「趣

味や遊び仲間のグループ」であり3 割から 4 割であった趣味や志向を一にする仲の

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

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communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

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approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 38: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 300 -

いい仲間と活発に交流している様子がうかがわれる2 番目は男性は現役世代は「仕事

仲間のグループ」女性は「自治会町内会老人会婦人会」を挙げる人が多かった「自

治会町内会老人会婦人会」50 歳代までは女性の方が高いが60 歳以降は男性の方が

高く退職後に地域活動に熱心になる男性が多いようだ女性では60 歳代は「ボランテ

ィア団体」70 歳代は「学習会や習いごとのグループ」が 3 番目に挙げられており男性

よりより幅の広いグループ活動にいそしんでいるようである 表 531 もっとも頻繁に参加している活動(男女年代別)

54 活動している人の中での連絡方法(問 18-2)

円滑に活動するためには参加者の間で連絡を取り合うことが必要となる問 18-2 にお

いて活動をする人たちと会って話す以外にどのような連絡方法を取っているのかについ

て「手紙」「電話」「FAX」「メール」「SNS(LINE など)」「その他」「会って話す以

外に連絡は取らない」の 7 つの選択肢について当てはまるものをすべて選択するよう求

めた男女年代別に結果をまとめたものが図 541 である

「会って話す以外に連絡は取らない」では70 歳代の女性以外はほぼ 1 割程度である

つまり何らかの社会参加活動をしている場合活動以外でも人との交流が行われている

ということを示す社会参加は活動をすることにより社会関係を保つ或いは活発にす

る機能を果していることがわかる

また問 18-1 の最も頻繁に参加しているグループと組み合わせてみるとグループの種

類により日頃連絡を取り合っているのかどうかが異なっていた男性では「生協消費

者団体住民 市民運動の団体」では 50「自治会町内会老人会婦人会」が 25

「学習会や習いごとのグループ」が 182女性では「同業者の団体農協労働組合」

が 50「自治会町内会老人会婦人会」が 315「生協消費者団体住民 市民

運動の団体」が 214の人が「会って話す以外に連絡は取らない」と回答していたこの

結果からは頻繁に活動はしていてもその中で人との交流を促進しないような義務的な

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 39: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 301 -

参加(例えば自治会)利便性を求める形式的な参加(例えば生協)があることが示唆され

社会参加の様相を捉えるには単なる参加の有無だけでは不十分で参加の頻度や人との

交流の様子など多面的に把握する必要が示唆された

連絡の手段については男女間の違いは少なく年代の差の方が大きかった最も用い

られていた連絡手段では60 歳以上では「電話」であった「メール」と「SNS(LINE

など)」というインターネットを媒介とした手段については「メール」は 50 歳代が最も高

く「SNS(LINE など)」は 40 歳代で最も多く用いられていた「メール」については

70 歳代でもほぼ半分の人が利用していたのに対し「SNS(LINE など)」では男性は 60

歳代で 2 割70 歳代で 1 割と減少する女性の場合は60 歳代でも 5 割近い人が利用し

ていたが70 歳代になると 14に低下していた男女とも 70 歳代では1 割程度となっ

ておりスマートファンの利用は 70 歳代で急激に減少する (表 112)ことと関連すると考

えられる

図 541 同窓会趣味や遊び仲間やへの参加(男女年代別)

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

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(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 40: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 302 -

また連絡手段は一つの方法だけではなく複数の場合もありうる何種類の方法を

利用するかを見てみると男性では 294女性では 325の人が1つの手段のみを用い

ており男性では 556女性では 527の人が 2 つ以上の連絡手段を用いていた男性

60 歳代では 41970 歳代で 569女性 60 歳代では 62570 歳代で 380が 2 つ

以上の連絡手段を用いていた社会参加活動をする中で複数の連絡手段を利用しながら

豊かなコミュニケーションを紡いでいるシニアも多くいることが示唆される結果となった

引用文献

片桐恵子(2017) 『「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会』 東

京大学出版会

Katagiri K and Kim J (2018) Factors determining the social participation of older

adults a comparison between Japan and Korea using EASS 2012 PloS one 13(4)

httpsdoiorg101371journalpone0194703 A

厚生労働省(2017) 『平成 29 年版高齢社会白書』 日経印刷

55 ヘルスリテラシーと情報行動

本調査ではヘルスリテラシーについてIshikawa Nomura Sato amp Yano(2008)の伝

達的批判的ヘルスリテラシー尺度を元に(1)「新聞本テレビインターネットなど

いろいろな情報源から病気や健康に関連した情報を集められる」(情報収集)(2)「病気

や健康に関連した情報がどの程度信頼できるのかを判断できる」(信頼性判断)(3)「病気

や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」(健

康改善)の 3 項目について「強くそう思う」「そう思う」「そう思わない」「まったくそう

思わない」の 4 件法で尋ねたこの質問項目は回答者の自己評定に基づくものでありヘ

ルスリテラシーに関する自己効力感を回答しているとみなすことができよう回答者全体

における各項目の回答分布をまとめたのが表 551 である

表 551 ヘルスリテラシーの 3 項目の回答分布

強く

そう思う そう思う そう

思わない

まったく そう

思わない Total

(1) 情報収集 Freq 221 554 40 1 816 Percent 271 679 49 01 1000

(2) 信頼性判断 Freq 53 571 186 6 816 Percent 65 700 228 07 1000

(3) 健康改善 Freq 57 531 216 13 817 Percent 70 650 264 16 1000

表 551 に示したようにいずれの項目においても「まったくそう思わない」の回答選

択率が極めて低かったこのことから「そう思わない」と「まったくそう思わない」を統

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 41: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 303 -

合しそれぞれを 3 値の変数とした上で性別年齢層とのクロス表を作成した各項目

についての性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果をまとめたのが表 552 で

ある

表 552 ヘルスリテラシー3 項目の性別年齢層ごとの回答分布

強く

そう思う

そう思う

そう 思わな

(1) 情報収集

男性(n=406) 271 675 54 χ 2 = 0269

女性(n=410) 271 683 46 p = 874

40 代(n=206) 301 670 29 χ 2 = 10523

50 代(n=208) 298 673 29 p = 104

60 代(n=201) 254 677 70

70 代(n=201) 229 697 75

(2) 信頼性判断

男性(n=407) 69 663 268 χ 2 = 5369

女性(n=409) 61 736 203 p = 068

40 代(n=205) 63 659 278 χ 2 = 9219

50 代(n=207) 72 667 261 p = 162

60 代(n=202) 45 772 183

70 代(n=202) 79 703 218

(3) 健康改善

男性(n=407) 69 609 322 χ 2 = 7069

女性(n=410) 71 690 239 p = 029

40 代(n=206) 18 164 70 χ 2 = 7095

50 代(n=207) 21 165 67 p = 312

60 代(n=202) 09 171 67

70 代(n=202) 22 149 76

注)「そう思わない」には「まったくそう思わない」も含めた

分析結果は項目によって異なるものであったまず情報収集に関しては性別年齢

層ともに回答分布との独立性の検定の結果は有意なものではなかった一方で信頼性判

断健康改善については年齢層と回答分布の独立性の検定結果が有意でなかったことは

共通していたが性別との関係については前者は 10水準(χ 2(2)=5369)後者は 5水

準(χ 2(2)=7069)で有意な関係が認められた

性差に関して残差分析の結果を確認すると信頼性判断健康改善ともに男性に比べ

て女性のほうが「そう思う」を選択する率が高く女性に比べて男性のほうが「そう思わ

ない(「まったくそう思わない」を含む)」を選択する率が高いという結果であった病気

や健康に関連した情報の信頼性判断やそうした情報を元にした健康改善に関して女性に

比べて男性のほうがやや自己効力感が低いということを示唆する結果であったといえよう

次にこれらの 3 項目((1)情報収集(2)信頼性判断(3)健康改善)を 4 件法(強くそ

う思う=4 点そう思う=3 点そう思わない=2 点まったくそう思わない=1 点)で得点化

した上で平日 1 日あたりのテレビ視聴時間新聞閲読時間ラジオ聴取時間パソコン

タブレット端末スマートフォン従来型携帯電話のそれぞれからのインターネット利用

時間(非利用者も含む)との相関分析を行なったその結果が表 523 を示す

表 553 に示されるようにそれぞれのメディア利用時間はヘルスリテラシー3 項目と

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 42: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 304 -

ほぼ有意な相関はなかった唯一情報収集がパソコンからのインターネット利用時間

(r=008)およびスマートフォンからのインターネット利用時間(r=09)と 5水準で有

意な正の相関関係にあることが認められたただしいずれも相関係数の値としては 010

未満で非常に弱い相関関係を示す値であったこれらの結果からパソコンおよびスマ

ートフォンからのインターネット利用をよくする人ほど病気や健康に関連した情報の収

集に関する自己効力感が高い傾向にあることが示唆されたといえる一方でそうした情

報の信頼性判断や健康改善への応用に関しては有意な関係は認められなかったことから

あくまで情報収集との関連に留まるものだということができるだろう

表 553 主要なメディア利用時間とヘルスリテラシー3 項目の相関関係

n=757 情報収集 信頼性判断 健康改善

(1)情報収集 100 (2)信頼性判断 43 100 (3)健康改善 44 62 100

テレビ視聴時間 -01 07 04

新聞閲読時間 -03 02 01

ラジオ聴取時間 -06 00 00

インターネット利用時間 パソコン 08 02 02

タブレット端末 05 00 -01

スマートフォン 09 03 06

従来型携帯電話 -01 03 -01

plt001 plt05

56 ICT 利用に関するソーシャルサポートと周囲のスマートフォン利用状況

本調査ではICT 利用に関するソーシャルサポートに関して Jung(2008)を参考に「仮

に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあ

なたは助けてくれる人をみつけられそうですか」という質問を行なったこの質問に関し

て「パソコンでタブレット端末に関して困ったとき」(パソコンタブレット端末)「ス

マートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき」(スマートフォン携帯電話)の 2 項目

で「簡単にみつけられる」「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」「みつ

けられない」の 4 件法で尋ねた回答者全体におけるそれぞれの項目の回答分布をまとめ

たのが表 561 である

表 561 ICT 利用に関するソーシャルサポートの回答分布

簡単にみつ

けられる

みつけられ

ると思う

みつけられ

ないかもし

れない

みつけられ

ない Total

(1) パソコンタブレット端末 Freq 217 395 127 65 804

Percent 270 491 158 81 1000

(2) スマートフォン携帯電話 Freq 247 400 115 50 812

Percent 304 493 142 62 1000

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 43: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 305 -

表 561 に示したようにパソコンタブレット端末スマートフォン携帯電話のい

ずれに関しても「みつけられると思う」に回答の約半数(それぞれ 491493)が集中

したまた「簡単にみつけられる」にもパソコンタブレット端末で 270スマートフ

ォン携帯電話で 304であったことからICT 利用に関するソーシャルサポートを受けら

れるだろうと考えている人が回答者の 4 分の 1 以上(それぞれ 761793)を占めてい

ることがわかったなお2 項目間の相関関係はピアソンの積率相関係数で 084スピ

アマンの順位相関係数で 086 と強い正の相関関係にあった

この 2 項目について性別年齢層ごとの回答分布と独立性の検定の結果を示したのが

表 562 である表 562 に示すようにカイ 2 乗検定の結果パソコンタブレット端

末スマートフォン携帯電話のいずれにおいても性別年齢層との有意な連関が認め

られた

表 562 ICT 利用に関するソーシャルサポートの性別年齢層ごとの回答分布

簡単に

みつけられる

みつけられる

と思う

みつけられない

かもしれない

みつけられない

(1) パソコンタブレット端末

男性(n=405) 220 531 185 64 χ 2 = 16832

女性(n=399) 321 451 130 98 p = 001

40 代(n=206) 66 144 37 09 χ 2 = 19739

50 代(n=208) 66 132 45 16 p = 020

60 代(n=200) 72 113 40 24

70 代(n=190) 66 102 36 32

(2) スマートフォン携帯電話

男性(n=405) 249 526 163 62 χ 2 = 12397

女性(n=407) 359 459 120 61 p = 006

40 代(n=206) 73 139 38 04 χ 2 = 27188

50 代(n=208) 80 122 42 12 p = 001

60 代(n=202) 74 128 32 15

70 代(n=196) 78 103 30 31

まず性差に関してはパソコンタブレット端末とスマートフォン携帯電話でおおよ

その傾向は類似したものであった残差分析の結果どちらの項目においても男性に比べ

て女性のほうが「簡単にみつけられる」を選択する割合が有意に高くどちらの項目でも

男性に比べて女性のほうが 10 ポイント程度選択率が高かったただしパソコンタブレ

ット端末では「みつけられると思う」「みつけられないかもしれない」を選択する割合が女

性に比べて男性のほうが有意に高いという残差分析の結果も示されたこの結果に関連し

て必要となるサポートのレベル対人関係援助要請に対する抵抗感などさまざまな

点での性差が背景要因として考えられるだろう

次に年齢層との連関に関してはパソコンタブレット端末スマートフォン携帯

電話のいずれにおいても「みつけられない」を選択する割合が 70 代で有意に高く40 代

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 44: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 306 -

で有意に低いという結果が残差分析によって示された「みつけられない」については 70

代でもパソコンタブレット端末で 32スマートフォン携帯電話で 31と大きな割合

を占めるものではなかったがわずかであるとはいえ 70 代では ICT 利用に関するソーシ

ャルサポートを得にくい人びとの割合が高まるといえるだろう

ICT 利用に関するソーシャルサポートに関わる要因として回答者の周囲における ICT

利用の普及率があげられる(Jung 2008)本調査ではスマートフォンに関して家族(別

に暮らしている人も含む)と友人(遠くに住んでいる人も含む)のそれぞれについて利

用者の割合を「みんな使っている」「ほとんど使っている」「半々」「ほとんど使っていない」

「誰も使っていない」の 5 件法で尋ねた回答者全体における各項目の回答分布をまとめ

たのが表 563 である

表 563 周囲のスマートフォン利用状況の回答分布

みんな使っている

ほとんど使っている

半々 ほとんど使っていない

誰も使っていない

Total

(1)家族 Freq 369 255 127 26 35 812 Percent 454 314 156 32 43 1000

(2)友人 Freq 287 359 136 27 8 817 Percent 351 439 167 33 10 1000

表 563 に示したように家族友人のどちらにおいても「みんな使っている」「ほとん

ど使っている」を合わせると 75以上という回答分布であった(家族768友人790)

さらに「半々」も加えれば家族でも友人でも 90以上であった本調査の結果からは少

なくとも 4 分の 1 以上の回答者にとって身近な人間関係でスマートフォン利用者が多数派

となっている状況であるといえるまた特に友人では「誰も使っていない」と回答した

人は 10にとどまっておりスマートフォン利用者が周囲に誰もいないという人はわずか

であるという結果も示された

特に友人では「誰も使っていない」が 10と少数であったことから「誰も使っていな

い」を「ほとんど使っていない」に含めてそれぞれ 4 値の変数とした上で性別年齢層

とのクロス表を作成した性別年齢層との独立性の検定の結果も含めて表 564 にまと

めた独立性の検定の結果家族では性別との間に 10水準で年齢層との間に 01水準

での有意な連関が認められた友人では性別との間には有意な連関が認められなかったが

年齢層との間には 01水準での有意な連関が認められた

まず性差に関して10水準での有意な連関の認められた家族について残差分析を行な

った結果女性に比べて男性のほうが有意に多く「ほとんど使っていない」を選択してい

たことが示されたこの結果については本調査では別に暮らしている人も含めて家族と

して考えて回答することを求めたため男性と女性の間で家族として想起する範囲が異な

っていた可能性も考えられる

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 45: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 307 -

表 564 周囲のスマートフォン利用状況に関する性別年齢層ごとの回答分布

みんな

使って

いる

ほとん

ど使っ

ている

半々

ほとんど

使ってい

ない

(1)家族

男性(n=406) 429 315 158 99 χ 2 = 7125

女性(n=406) 480 313 155 52 p = 068

40 代(n=206) 398 325 233 44 χ 2 = 84636

50 代(n=208) 639 226 63 72 p = 000

60 代(n=201) 502 343 85 70

70 代(n=197) 269 365 249 117

(2)友人

男性(n=408) 341 461 152 47 χ 2 = 2402

女性(n=409) 362 418 181 39 p = 493

40 代(n=206) 612 364 19 05 χ 2 = 269892

50 代(n=208) 433 524 34 10 p = 000

60 代(n=202) 267 500 188 45

70 代(n=201) 85 368 433 114

注)「殆ど使っていない」には「誰も使っていない」を含めた

次に年齢層との連関に関しては友人では年齢層が上になるほど「半々」「ほとんど使

っていない(「誰も使っていない」も含む)」の割合が高くなり年齢層が下になるほど「み

んな使っている」の割合が高くなる傾向にあった一方家族では 40 代で「みんな使って

いる」の割合が低く「半々」の割合が高かったこれは 40 代の回答者の家族にはスマ

ートフォンを持たされていない中学生小学生以下の子どもが含まれる可能性が高いため

であると考えられるだろう

パソコンタブレット端末およびスマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポー

トについて「簡単にみつけられる」を 4 点「みつけられると思う」を 3 点「みつけられ

ないかもしれない」を 2 点「みつけられない」を 1 点とし家族および友人のスマートフ

ォン利用状況について「みんな使っている」を 5 点「ほとんど使っている」を 4 点「半々」

を 3 点「ほとんど使っていない」を 2 点「誰も使っていない」を 1 点としてピアソン

の積率相関係数を計算した(表 565)

表 565 ICT 利用に関するソーシャルサポートと

周囲のスマートフォン利用状況の相関関係

n=800 (1) (2) (3)

(1) パソコンタブレット端末に関するソーシャルサポート

100

(2) スマートフォン携帯電話に関するソーシャルサポート

84 100

(3) 家族のスマートフォン利用状況 24 25 100

(4) 友人のスマートフォン利用状況 17 14 37

plt001

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 46: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 308 -

相関分析の結果ICT 利用に関するソーシャルサポート得点と周囲のスマートフォン利用

状況得点の間には有意な正の相関関係が認められた相関係数と値をみると友人のスマ

ートフォン利用状況とソーシャルサポートの間の相関係数は 02 に満たなかったのに対し

家族のスマートフォン利用状況はソーシャルサポートとの間に 02 よりも大きい相関係数

が示されたこの結果は特に家族に ICT 利用者が多いことが ICT 利用に関するサポート

のみつけやすさにつながっていることを示しているといえるだろう

参考文献(5556)

Ishikawa H Nomura K Sato M amp Yano E (2008) Developing a measure of

communicative and critical health literacy a pilot study of Japanese office

workers Health Promotion International 23(3) 269-274 Doi

httpsdoiorg101093heaprodan017

Jung J-Y (2008) Internet connectedness and its social origins An ecological

approach to postaccess digital divides Communication Studies 59(4) 322-339

Doi httpsdoiorg10108010510970802467387

6心理健康

61 孤独感幸福度社会的満足度

孤独感幸福度社会的満足度について年齢層性別婚姻状況世帯年収ごとに平

均値を算出したその結果を表 611 に示す説明変数として就業形態別(フルタイム

パートタイムアルバイト 専業主婦夫 無職)都市規模別(21 大都市 その他市部 町村部)

についての分析も行ったがいずれも有意差は見られなかったため省略した

(1) 孤独感

孤独感について工藤西川(1983103)1 より抜粋した次の 5 項目 2への 4 択による回答

をもとに得点化した1)私は自分の周辺の人たちとうまくやっている(逆転項目) 2)私を

本当に知っている人はいない 3)私には人とのつきあいがない 4)私には頼りにできる人が

だれもいない 5)私には知人がいるが気心の知れた人はいない

しばしば感じる(4 点)時々感じる(3 点)めったに感じない(2 点)まったく感じ

ない(1 点)の合算得点を分析に用いた 3

1 工藤力西川正之 (1983)「孤独感に関する研究 (Ⅰ )―孤独感尺度の信頼性妥当性の検討―」 『実験

社会心理学研究』22(2)99-108 2 第一項目は部分的に文言を修正しているまた第一項目は点数を反転させて加算した 3 逆転項目を補正した後のクロンバックのα係数は 078 であった

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 47: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 309 -

表 611 孤独感幸福度社会的満足度の平均値(年層性別婚姻年収)

検定は性別のみ t 検定(t 値)その他は分散分析(F 値)で括弧内は自由度5水準の有意差

が見られる場合に平均値を黒太字としている

平均値の差を見ると年齢層では 40 代が 1028 ポイントともっとも高かった性別で

は男性が 1021 ポイントと女性(932 ポイント)よりも高く婚姻状況では未婚が 1082

ポイントともっとも高かった世帯年収就業形態都市規模においては有意差は見ら

れなかった

(2) 幸福度

幸福度について「現在あなたはどの程度幸せですか」の設問に対しとても不幸(0

点)からとても幸せ(10 点)までの 10 段階の数値選択により回答を得て該当する点を

分析に用いた平均値の差を見ると年齢層就業形態都市規模において有意差は見ら

れなかった性別では女性が 733 ポイントと男性(705 ポイント)よりも高く婚姻状況

では未婚が 558 ポイントともっとも低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円

未満では 687 ポイントであるのに対し1000 万円以上では 792 ポイントであった

(3) 社会的満足度

社会的満足度について「現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか」の設

問に対しとても不満(0 点)からとても満足(10 点)までの 10 段階の数値選択により

回答を得て該当する点を分析に用いた平均値の差を見ると年齢層性別就業形態

n M SD n M SD n M SD

全体 816 976 303 823 719 181 825 552 189

40代 205 1028 322 205 705 196 206 530 197

50代 210 973 330 211 717 181 211 564 198

60代 203 951 290 203 730 189 203 552 193

70代 198 952 260 204 725 155 205 561 165

検定

男性 407 1021 297 411 705 174 410 549 185

女性 409 932 303 412 733 187 415 554 193

検定

既婚 675 972 299 680 731 172 681 558 185

離婚死別 83 931 275 85 7 28 180 86 5 40 211

未婚 55 1082 377 55 5 58 210 55 4 91 191

検定

200万円未満 86 1024 306 87 6 87 198 88 5 18 209

200万円~400万円 258 967 300 262 694 180 264 519 188

400万円~600万円 162 998 325 162 717 173 161 545 186

600万円~800万円 136 946 270 136 743 172 136 579 183

800万円~1000万円 90 988 294 92 7 37 177 92 5 96 168

1000万円以上 78 935 314 78 7 92 164 78 6 24 173

検定

-224(821) -40(823)

134(3 821)72(3 819)294(3 812)

社会的満足度幸福度孤独感

125(5 804) 492(5 811) 622(5 813)

348(2 819)2486(2 817)433(2 810)

421(814)

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 48: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 310 -

都市規模において有意差は見られなかった婚姻状況では未婚が 491 ポイントともっと

も低かった世帯年収では高所得者ほど高く200 万円未満では 518 ポイントであるのに

対し1000 万円以上では 624 ポイントであった 孤独感幸福度社会的満足度の全体として世帯年収については高所得であるほど

婚姻状況については既婚であるほどポジティブな傾向が見られたまた離婚死別につ

いては既婚と比較して大きな差は見られなかった年齢層性別では幸福度と社会的満

足度に大きな差は見られず孤独感については 40 代であること男性であることにネガ

ティブな傾向が見られた 62 主観的健康状態(問 24)

主観的な健康状態について「まったく健康」「健康」「普通」「健康でない」「まったく健

康でない」の 5 件法で確認したこの結果を「まったく健康」「健康」を「健康である」

「普通」を「普通」「健康でない」「まったく健康でない」を「健康でない」として全体

性別年齢層別に確認したものが表 621 である性別では有意な関連がみられず年齢

層別では40 代で「普通」が有意に少なく「健康である」が有意に多く70 代では「健康

である」が有意に少なかった

表 621 全体性別年齢層別の主観的健康状態()

N 全体 男性 女性 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 健康でない 148 179 163 196 135 171 203 210

普通 390 473 488 457 411 - 474 505 502

健康である 287 348 349 347 454 + 355 292 288 -

χ 2 検定は年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05dagger

plt10 であることを示す性別と主観的健康状態の間にはχ 2 検定で p gt10 であった 各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低

いことを示す

63 日頃の健康習慣(問 25)

日頃の健康習慣について以下の7項目について複数選択式で確認した

(1)体重を測定している(体重測定)

(2)血圧を測定している(血圧測定)

(3)できるだけ歩くようにしている(歩く)

(4)筋力トレーニングをしている(筋トレ)

(5)スポーツジムに通っている(ジム)

(6)スポーツをしている(スポーツ)

(7)この中にしているものはない(していない)

これを全体性別年齢層別に当てはまると回答した人の比率を示したものが表 631 で

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 49: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 311 -

ある全体では歩く(571)や体重測定(554)が比較的該当者が多い性別では

血圧測定スポーツで男性が女性よりも該当者が多い年齢層別では体重測定血圧測

定歩くで年齢層が高いほど該当者が多く筋トレをしている人や何もしていない人は年

齢層が低いほど多い

表 631 全体性別年齢層別の日頃の健康習慣()

N =826 全体 男性 女性 χ 2 検定 40 代 50 代 60 代 70 代 χ 2 検定 (1)体重測定 554 524 584 dagger 391 - 597 621 + 610

(2)血圧測定 337 388 286 82 - 265 - 424 + 580 +

(3)歩く 571 573 570 425 - 483 - 655 + 727 +

(4)筋トレ 163 178 149 222 + 194 99 - 137

(5)ジム 76 66 87 53 95 89 68

(6)スポーツ 163 205 123 150 204 158 141

(7)していない 125 124 125 256 + 114 69 - 59 -

χ 2 検定は性年齢層と主観的健康状態でχ 2 検定の結果 plt001 plt01 plt05daggerplt10 であることを示す

各年齢層の数値右肩の記号は残差分析の結果 +plt05 で有意に高い -plt05 で有意に低い

ことを示す

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 50: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 312 -

単純集計表

個別に N を表示していない問の N はすべて 827(全員)

情報端末とインターネットメディア利用についておたずねします 問1 あなたは次のようなことをしていますか自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めて(1)

~(4)について「1(している)」「2(していない)」のうちあてはまるものに1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ) なお「サイトやアプリを利用する」とはサイトを見るだけの場合も含みます

してい

してい

ない 無回答

(1)パソコン (タブレット

端末を 除く )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 525

453 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 560 403 37

(2)タブレット端末 (iPadなど )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 158

809 33

インターネットのサイトやアプリを利用する 241 717 42

(3) ス マ ー ト フ ォ ン

(iPhone アンドロイド端末など )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 663 316 22

インターネットのサイトやアプリを利用する 609 357 34

(4)従来型の携帯電話 (スマートフォンを除くPHS を含む )で

メールやLINEなどでのメッセージを見たり送った

りする 260 703 37

インターネットのサイトやアプリを利用する 58 890 52

問2 次の中であなたが自宅での利用に限らず職場や学校移動中での利用も含めてふだん利用しているも

のすべてにをつけてください (はいくつでも)

[605] パソコン (タブレット端末を除く )

[665] スマートフォン (iPhoneアンドロイド端末など )

[249] タブレット端末 (iPad な

ど ) [319] 従来型の携帯電話

(スマートフォンを除くPHS を含む ) [ 17]無回答

[ 36] この中に利用しているものはない

問3 あなたはふだん平日1日で下記それぞれのことをする時間がどのくらいありますかおおよそ

の時間をお答えください利用していない場合は「利用していない」の「0」に〇をつけてください メールの利用もインターネット利用に含みます 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてお答えください

ふだん(平日1日平均)

利用していない

無回答

(1) テレビを見る 平均 2051 分 33 02

(2) 紙の新聞を読む(インターネットは含まない) 平均 316 分 233 10

(3) ラジオを聴く 平均 484 分 576 17

(問 3 の続き) ふだん平日1

日平均 利用していな

い 無回答

(4) パソコン(タブレット端末を除く)で インターネットを利用する 平均 560 分 417 30

(5) タブレット端末( iPad など)から インターネットを利用する 平均 106 分 735 46

(6) スマートフォン( iPhoneアンドロイド端末など)でインターネットを利用する 平均 496 分 360 22

(7) 従来型の携帯電話(スマートフォンを除くPHS を含む)でインターネットを利用する 平均 22 分 873 48

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 51: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 313 -

問4 あなたはインターネットで以下のようなことをしていますか(1)~(11)のそれぞれに ついてあてはまるものに1つずつをつけてください 自宅での利用に限らず職場や学校での利用も含めてインターネット利用全般についてお答えください (はそれぞれ1つずつ)

ほぼ毎日

する

週に数回

月に数回

月に一回

以下

していな

い 無回答

(1) メールの読み書きをする 472 192 103 37 183 13

(2) LINEでメッセージのやり取りをする 392 156 40 17 378 17

(3) スカイプLINEなどの音声通信を利用する 24 60 114 75 703 24

(4) オンラインゲームをする 131 36 17 15 782 19

(5) ネットバンキングを利用する 11 17 82 71 802 17

(6) ネットショッピングで商品サービスを購入する 01 36 245 249 452 16

(7) 旅行の予約をする 01 02 23 323 635 16

(8) 他の人 (個人 )のブログホームページを見る 122 112 117 96 536 17

(9) 地図アプリ (Google マップなど )を利用する 40 167 285 214 276 18

(10) YouTube を見る 132 143 162 120 429 15

(11) YouTube 以外の無料ネット動画(ニコニコ動画AbemaTV など)を見る

33 63 94 94 699 17

問5 以下の(1)~(3)のサイトアプリの中であなたが利用しているものはありますか

あてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

利用している 利用していない 無回答

見るだけ 書き込み 投稿もする

(1) Facebook (フェイスブック ) 149 89 744 18

(2) Twitter (ツイッター ) 123 40 817 19

(3) Instagram (インスタグラム ) 125 42 815 18

問6 インターネットを利用する時に起こるかもしれない以下のトラブルについてあなたのお気持

ちに最も近いもの1つずつにをつけてくださいインターネットを利用していない方もだいたいの印象でをつけてください (はそれぞれ 1 つずつ)

とても不安

やや不安

あまり

不安ではない

まったく

不安ではない

無回答

(1) 利用した覚えのないネットサービス利用料金を請求される 383 347 158 77 34

(2) ネットショッピングで支払いに利用したクレジットカードの情報が悪用される 493 348 63 64 31

(3) 自分の ID やパスワードが勝手に使われる 473 366 85 44 33

(4) 住所や電話番号を登録したインターネットサービス事業者からそれらの情報が流出する 492 370 79 28 31

(5) パスワードを忘れてしまう 326 409 157 74 34

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 52: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 314 -

問7 あなたは次の内容に関する情報をどのような情報源から得ていますかこの1ヶ月の間に(1)~(8)の内容に関する情報を得た情報源としてあてはまるものに1~8の中からいくつでもをつけてください また(1)~(8)のそれぞれについて1~8の中でもっともよく使った情報源を右の欄に記入してくださいその種の情報を必要としなければ9にをつけてください

問8 あなたが情報を得るための手段(情報源)として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい

重要ですかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 597 301 37 34 21 10

(2) 新聞 371 354 92 88 76 18

(3) ラジオ 103 295 185 221 162 34

(4) インターネット 391 290 112 71 102 34

問9 あなたが楽しみを得るための手段として次の(1)~(4)のメディアはどのくらい重要ですか

それぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

非常に重要 ある程度 重要

どちらとも いえない

あまり 重要では

ない

まったく 重要では

ない 無回答

(1) テレビ 538 348 45 41 19 08

(2) 新聞 187 366 168 140 122 16

(3) ラジオ 73 258 210 235 198 27

(4) インターネット 365 296 105 85 116 33

情 報 源(はそれぞれいくつでも)

情 報

テレビ

ラジオ

パンフレット

チラシフリー

ペーパー

パソコンの

ウェブサイト

スマホ携帯の

アプリサイト

友人家族

ない

無回答

(1) 国内ニュース 888 230 597 82 34 273 437 189 02 10

もっともよく使った情報

源 (N=817) 550 24 94 01 00 71 135 01 - 124

(2) 海外ニュース 860 166 516 46 06 248 378 112 17 13

もっともよく使った情報

源 (N=802) 565 20 81 01 01 76 141 01 - 124

(3) 天気予報 872 189 294 02 - 207 480 77 07 11

もっともよく使った情報

源 (N=812) 536 14 25 - - 57 246 04 - 119

(4) 旅行観光情報 340 42 219 255 273 287 335 189 111 19

もっともよく使った情報

源 (N=719) 138 07 65 95 146 199 211 49 - 90

(5) ショッピング商品情報 340 56 213 202 277 304 362 161 88 24

もっともよく使った情報

源 (N=734) 105 05 80 52 165 200 260 35 - 97

(6) 健康医療関連 568 73 313 162 65 247 297 216 97 19

もっともよく使った情報

源 (N=731) 356 11 85 34 14 160 166 79 - 96

(7) テレビ番組情報 664 25 507 54 10 103 132 93 73 17

もっともよく使った情報

源 (N=753) 458 03 356 13 01 31 50 09 - 78

(8) グルメ情報 534 46 168 252 197 207 348 226 135 19

もっともよく使った情報源 (N=699) 280 03 23 93 72 122 243 62 - 103

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 53: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 315 -

問10 あなたは次の(1)~(4)のメディアの情報のうち信頼できる情報はどの程度あると思いますかそれぞれについてあてはまるもの1つずつにをつけてくださいなお利用していないメディアについてはだいたいの印象でお答えください (はそれぞれ1つずつ)

全部 信頼できる

大部分 信頼できる 半々くらい

一部しか 信頼

できない

まったく 信頼

できない 無回答

(1) テレビ 51 545 307 76 10 11

(2) 新聞 92 608 214 54 16 16

(3) ラジオ 39 480 353 79 21 29

(4) インターネット 18 236 455 209 48 34 テレビの視聴についておたずねします 問11 ふだんよく見るテレビ番組のジャンルは何ですか次の中からあてはまるものにいくつでもを

つけてくださいまたその中で最もよく見る番組のジャンルにをつけてください テレビをふだん見ない場合は「12 テレビは全く見ていない」にをつけてください (はいくつでもは1つ)

[914] [345]ニュース [550] [ 62]情報番組 [573] [ 53]スポーツ [416] [ 21]映画 [612] [174]ドラマ [378] [ 10]旅行グルメ [133] [ 06]アニメ [354] [ 15]趣味教養 [563] [ 52]バラエティ (お笑いクイズなど) [ 36] [ 05]その他 [331] [ 05]音楽 [ 19] [ 12]テレビは全く見ていない

[ 07] [242]無回答 問12 回答日にもっとも近い平日にテレビを見ていた時間帯についてうかがいます

1マスは 30 分となっていますので 半分以上テレビをつけていた時間帯の欄に矢印( )を引いてください そのうちテレビはつけていたけれどもぼんやり見ていたり他のことをしていた時間帯は下の欄にtimes印を記入してください

【回答記入例】

例830 から 1000 までテレビを見て1200 から 1300 までテレビをつけて他のことをしていた場合

【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯

times times

回答欄 【500〜1700】 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 54

123

252

333

479

495

450

352

265

214

126

99

98

127

301

296

220

190

162

150

138

135

131

125

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 27

67

152

191

242

216

146

138

105

85

53

41

34

47

122

127

82

69

64

54

56

57

52

58

回答欄【1700〜翌 500】 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 0 時 1 時 2 時 3 時 4 時 30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

30分

テレビをつけていた時間帯 197

250

415

487

667

678

692

698

698

674

560

515

308

250

85

67

36

30

11

10

10

10

10

11

そのうち他のことをしたり

ぼんやり見ていた時間帯 112

137

229

267

274

265

245

249

218

201

178

166

120

100

33

27

17

13

07

07

08

07

05

07

- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

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- 316 -

日常生活や社会に対する意識についておたずねします

問13 次の(1)~(6)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

思う

あまり

ない

ない

無回答

(1) 社交的な集まりにはよく出かける 108 290 398 187 17

(2) 人と一緒にいるのが好きである 140 392 381 75 12

(3) 人とのつきあいは私にとっていつも刺激的だ 149 435 329 75 12

(4) 私は政治問題に関心がある 161 420 308 100 11

(5) 政治のことは難しすぎて自分にはよくわからない 69 347 363 207 15

(6) われわれが少々騒いだところで政治はよくなるものではない 312 432 154 92 11

問14 あなたは次の(1)~(4)のような人たちと

①会って話をしたり遊んだりすることや ②インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをすることが それぞれどれくらいありますかそれぞれの1~5のうち1つずつ〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

① 会って話したり遊んだりする

② インターネット(メールやSNSなど)で個人的なやりとりをする

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

上 週

回 月

回 年

回 年

回以下

無回答

(1) 近所地域の人 81 220 290 231 162 16 47 94 123 125 484 127

(2) 会いに行くのに1 時間以内で会える友人

24 122 301 341 186 25 34 166 222 178 274 126

(3) 会いに行くのに1 時間以上かかる友人

01 13 94 369 482 40 18 60 160 289 346 127

(4) 親せき親族(同居 し て い る 家 族は除く)

22 96 249 420 185 29 45 123 191 203 312 126

問15 次の(1)~(3)の意見についてあなたご自身はどう思われますかあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問16 仮に以下のものを始めたり使って何か新しいことをやってみようとして困ったときにあなたは

助けてくれる人をみつけられそうですかそれぞれ1つずつにをつけてください それぞれのものを使っていない方は使い始めたと考えた場合にどうなりそうかをお答えください (はそれぞれ1つずつ)

強く そう思う

そう思う

そう 思わな

まったく そう

思わない

無回答

(1) 新聞本テレビインターネットなど いろいろな情報源から病気や健康に関連 した情報を集められる

267 670 48 01

13

(2) 病気や健康に関連した情報がどの程度信頼 できるかを判断できる

64 690 225 07

13

(3) 病気や健康に関連した情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる 69 642 261 16

12

簡単に みつけ られる

みつけ られると

思う

みつけ られないかもしれない

みつけ られない

無回答

(1) パソコンやタブレット端末に関して困ったとき 262 478 154 79 28

(2) スマートフォンまたは携帯電話に関して困ったとき 299 484 139 60 18

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 55: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 317 -

問17 あなたのご家族ご友人のなかで次のものを使っている人はそれぞれどのくらいいますか それぞれ1つずつにをつけてください ご家族については別に暮らしている人も含めてご友人については遠くにお住まいの方も含めてお考え下さい (はそれぞれ1つずつ)

問18 あなたは下の枠内にあるようなグループや団体に参加していますか現在参加しているものす

べてにをつけてください (はいくつでも) [559] 自治会町内会老人会婦人会 [508] 趣味や遊び仲間のグループ

[138] 同業者の団体農協労働組合 [300] 仕事仲間のグループ

[137] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [306] 同窓会

[127] ボランティア団体 [ 19] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 88] 宗教団体 [ 29] その他

[183] 学習会や習いごとのグループ [117] 参加しているものはない [08]無回答

12 にをつけた方は問 19 へお進みください 【問 18-1問 18-2 は問 18 で1~11 にをつけた方におたずねします】 問 18‐1 問 18 で参加しているとお答えになった中で一番頻繁に参加している活動はどれですか

1~11 の番号を1つ記入してください N = 723

[202] 自治会町内会老人会婦人会 [346] 趣味や遊び仲間のグループ

[ 30] 同業者の団体農協労働組合 [140] 仕事仲間のグループ

[ 22] 生協消費者団体住民市民運動の団体 [ 30] 同窓会

[ 47] ボランティア団体 [ 03] 生涯学習機関(例高齢者大学)

[ 41] 宗教団体 [ 25] その他

[ 75] 学習会や習いごとのグループ [ 39] 無回答

問 18‐2 その活動をしている人たちの中では会って話す以外にどのように連絡を取っていますかあ

てはまるものすべてにをつけてください N = 723 (はいくつでも)

[ 61] 手紙 [502] メール [573] 電話 [430] SNS(LINEなど) [ 62] FAX [ 26] その他 [100] 会って話す以外に連絡は取らない [ 12] 無回答

問19 次の(1)~(5)についてあなたのお気持ちに最も近いものにそれぞれ1つずつをつけてくだ

さい (はそれぞれ1つずつ)

そう思う

まあそう

思う

どちらで

もない

あまりそ

う思わな

い そう思わ

ない

無回答

(1) 私にはいくつも良い点がある 96 417 314 123 24 25

(2) 私は少なくとも他人と同じくらいは価値のある人間だと思う

105 447 302 88 30 27

(3) 私には誇れるものがあまりないと思う 45 197 325 294 112 27

(4) 全体として自分自身に満足している 92 441 258 143 40 27

(5) 私は全く役に立たないと時々思う 21 79 187 371 317 25

みんな 使って いる

ほとんど使って いる

半々 ほとんど使って いない

誰も 使って いない

無回答

(1)ご家族でスマートフォンを使っている人 446 308 154 31 42 18

(2)ご友人でスマートフォンを使っている人 347 434 164 33 10 12

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 56: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 318 -

問20 過去 30 日の間にどれくらいの頻度で次の(1)~(6)のようなことがありましたか最もあてはまるものにそれぞれ1つずつをつけてください (はそれぞれ1つずつ)

いつも

たいてい

ときどき

少しだけ

まったく

ない

無回答

(1) 神経過敏に感じた 23 44 219 312 400 02

(2) 絶望的だと感じた 11 15 67 177 728 04

(3) そわそわ落ち着かなく感じた 10 21 120 337 505 07

(4) 気分が沈みこんで何が起こっても気が晴れないように感じた

13 22 116 326 521 01

(5) 何をするのも骨折りだと感じた 13 29 154 300 502 02

(6) 自分は価値のない人間だと感じた 16 13 69 168 732 02

問21 次の(1)~(5)についてあなたはどのくらいの頻度で感じているかお答えくださいあてはまる

番号1つずつに〇をつけてください (はそれぞれ1つずつ)

問22 現在あなたはどの程度幸せですか「とても幸せ」を 10 点「とても不幸」を 0 点とすると何

点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください(は 1 つ)

とても不幸 とても幸せ

0点 [ 01]

1 [ 04]

2 [ 13]

3 [ 23]

4 [ 22]

5 [123]

6 [109]

7 [204]

8 [287]

9 [114]

10 点 [ 96]

無回答 [ 05]

問23 現在あなたは社会に対してどの程度満足していますか「とても満足」を 10 点「とても不満」を 0 点とすると何点くらいになると思いますかいずれかの数字を 1 つだけで囲んでください (は 1 つ)

とても不満 とても満足 0点

[ 07] 1

[ 23] 2

[ 30] 3

[ 94] 4

[ 98] 5

[236] 6

[185] 7

[180] 8

[110] 9

[ 24] 10 点

[ 10]

無回答 [ 02]

問24 全般的にいってあなたの現在の健康状態はいかがですかあてはまるもの1つにをつけてく

ださい (は1つ)

[ 74] まったく健康

[273] 健康

[472] 普通

[157] 健康でない

[ 22] まったく 健康でない

[ 02] 無回答

問25 日ごろの習慣として次のようなことをしていますかあてはまるものすべてにをつけて

ください (はいくつでも)

[554] 体重を測定している [ 76] スポーツジムに通っている

[336] 血圧を測定している [163] スポーツをしている

[571] できるだけ歩くようにしている [125] この中にしているものはない

[163] 筋力トレーニングをしている [ 01] 無回答

しばしば

感じる

時々

感じる

めったに

感じない

まったく

感じない

無回答

(1) 私は自分の周辺の人たちとうまくやっている 329 510 121 33 07

(2) 私を本当に知っている人はいない 75 312 447 161 05

(3) 私には人とのつきあいがない 48 170 371 401 08

(4) 私には頼りにできる人がだれもいない 25 160 375 432 08

(5) 私には知人がいるが気心の知れた人はいない 52 209 377 351 11

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最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

F5-1へおすすみください

F6へおすすみください

Page 57: 07 p263-320 4 中高年齢層の情報行動...- 264 - 5.4 活動している人の中での連絡方法 (問18-2) 片桐 恵子 5.5 ヘルスリテラシーと情報行動 智 北村

- 319 -

最後にあなたご自身のことについておたずねします 調査を統計的に分析するために重要ですのでぜひご記入いただくようお願いいたします F1 あなたの性別をお知らせください(は1つ)

[497] 男性 [503] 女性

F2 あなたの年齢をお知らせください

[250]40 歳代 [255]50 歳代 [247]60 歳代 [248]70 歳代

F3 あなたが最後に在籍した学校は次のどれですかあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は1つ) [ 54] 中学校 [391] 高校 [236] 短大高専専門学校 [297] 大学 [ 22] 大学院 [ - ] 無回答

F4 お宅で同居なさっているご家族の構成についてあてはまるものすべてにをつけてください

(はいくつでも) [554] 子ども

[132] 親

[ 21] 兄弟姉妹

[ 07] 祖父母

[802] 配偶者(夫妻パートナー)

[ 60] 孫

[ 08] その他の家族

[ - ] 友人知人

[ 07] その他

[ 83] いない(一人暮らし) [ 02] 無回答

F5 あなたの現在のお仕事についておうかがいしますあなたはふだんどのような仕事をなさっ

ていますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください (は 1 つ)

[406] フルタイムで働いている [193] パートタイムアルバイト [181] 専業主婦 (夫 ) [ - ] 学生生徒 [210] 無職 [ 08] 無回答

【F5で「3」~「5」にをつけた方におたずねします】 F5-1 あなたは以前はお勤めやお仕事をされていましたか(は1つ) N = 324

お勤めやお仕事をされていた場合は何歳まででしたかN = 310

[957] はい(平均 519 歳まで) [ 28] いいえ [ 15] 無回答

F6 あなたは現在結婚していますか次のうちあてはまるもの 1 つにをつけてください

(は 1 つ)

[826] 既婚 (パートナーと同居も含む ) [104] 離婚死別 [ 67] 未婚 [ 04] 無回答

【F6-1はF6で「1」にをつけた方におたずねします】 F6-1 あなたの配偶者(パートナー)はお勤めやお仕事をされていますか(は1つ) N = 683

[628] はい [353] いいえ [ 19] 無回答

F7 あなたの現在の経済的な暮らし向きはいかがですか(は1つ)

[ 40] 大変 ゆとりがある

[186] やや ゆとりがある

[518] 普通

[193] やや苦しい

[ 57] 大変苦しい

[ 06] 無回答

F8 お宅の世帯年収(税込み年金込み)は次のうちどれにあたりますか次のうちあては

まるもの1つにをつけてください (は1つ) [106] 200 万円未満 [164] 600 万円以上~800 万円未満 [319] 200 万円以上~400 万円未満 [111] 800 万円以上~1000 万円未満 [197] 400 万円以上~600 万円未満 [ 94] 1000 万円以上 [ 07] 無回答

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