2005年6月23日(木)...
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2005 年 6 月 23 日(木)
17:30~18:30
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インデント【Indent】字下げ。ワープロソフトやDTPソフトなどで文字を組むときに、段落単位で行の開始位置や終了位置を
決めて揃えること。
タブ【Tab】ワープロや表計算ソフトなどで、キーボードの
[tab]キーを押すと、カーソルを一定の間隔移動させる(隣のセルに
移動させる)機能。箇条書きにしたりする場合に使われる。
本日の主な内容
テキストデータを、抄録の形にレイアウトするための
6 項目 18 種類の技
ページ全体の書式設定 天地左右の余白/文字の大きさ・字体/行数や文字数
文字の大きさを部分的に変える【表題など】 字体や大きさの変更/左右ぞろえ・中央ぞろえ
段組【本文を 2 段組に】 段組の設定
箇条書きをきれいに書く方法 箇条書き番号/インデント/タブ/リーダー/複合技
表とグラフ Word で表を作る(タブ)/Word で表を作る(ペン書き罫線)/Word で表を作る(表の挿入)/Word でグラフを作る(Word の表をつか
って)/Word でグラフを作る(小さい Excel ワークシートを組み込む)/Excel でつくった表/Excel でつくったグラフ
脚注と参考文献 脚注機能を使って参考文献(引用文献)を書く
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① 全体の設定(余白・行数など)
② 部分的な字体の変更
③ 段組
④ 箇条書き
⑤ 表とグラフ
⑥脚注と参考文献
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1 天地左右の余白を設定 操作 ツールバーの「ファイル」→「ページ設定」→「余白」
ここで、上下左右の余白の幅を mm で入力する。
2 文字の字体・大きさの設定 操作 ツールバーの「ファイル」→「ページ設定」→「文字数と行数」→「フォントの設定」
ここで、文字の字体(明朝体・ゴシック体)や本文の文字のサイズ(ポイント)を設定
3 1 行の文字数・行数の設定 操作 ツールバーの「ファイル」→「ページ設定」→「文字数と行数を指定する」
ここで、文字の字体(明朝体・ゴシック体)や本文の文字のサイズ(ポイント)を設定。 本文部分でよく使われる字体は、MSP明朝やMSPゴシック。
4 文字の字体や大きさを変える ① 変えたい部分の文字をドラッグして、白黒反転させる。
② ツールバーのスタイル設定部分で字体や大きさ(ポイント)を選択する。
5 文字列の左右そろえ・中央そろえ ① 移動させたい文字をドラッグして、白黒反転.。
② ツールバーの文字列配置ボタンを選択する。
操作
操作
いろいろな字体(フォント)
MSP ゴシック HG 丸ゴシック MSP 明朝
懐流体 HGS 創英角ゴシック HG行書体
WODELATIN IMPACT
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6 本文だけを 2 段組にする ①本文全体をドラッグして白黒反転。
②ツールバー「書式」→「段組」 ここで、2段組を選択する
7 箇条書きの行頭に記号や番号をつける ① 箇条書きにしたいことを、記号・番号をつけずに改行しながら書く。
② 箇条書きにしたい部分をドラッグして白黒反転。
③ ツールバー「書式」→「箇条書きと段落番号」→「箇条書き」または「段
落番号」で、箇条書きに付与したい番号・記号を選択。
【豆知識☆ 変な折り返しの 2 段組になった場合】 2 段組に設定したときに、用紙の下端までいかずに、途中で折り返してしまうときがあ
ります。文字を続けて入力して行数が増えると、左右の行数のバランスをとるかのよう
に自動的に文字がずれていきます。 これは、本文全体をドラッグしたときに、文末に何文字かドラッグし残した場合に起こ
ります。(見えないスペースとか、読点とか)。このようなときはもう一度1 段組に戻し、
①からやり直します。
操作
操作
↓数字や文字
←●や■などの記号
↑□は、アンケートのチェック
項目にも使えます
5
8 インデント (行頭・行端の位置を固定する) ① 箇条書き部分全体をドラッグして白黒反転
② ルーラー(画面上の定規のような部分)にある左インデントのつまみと右インデン
トのつまみをスライド
9 タブ (カーソルのジャンプ先を設定して、1 行の中にいくつか区切れをつける)
① 空白(スペース)をいれずにべた打ちで入力。
② 箇条書き部分全体(タブを入れたい行)をドラッグして白黒反転。
③ ルーラー(画面上の定規のような部分)上をクリックして、タブ記号を置く。
④ 行中の空白をはさみこみたい部分にカーソルを置き、「Tab キー」を押す
と、Tab 記号の下まで文字列がジャンプする。
操作
操作
左インデント 右インデント
【豆知識☆ Word には、箇条書きが、なぜか 2 種類ある】 一般的に ● 項目A ● 項目B
のような記号でも 1) 項目A 2) 項目B
のような番号ふりの場合でも、ふつうはどっちも、「箇条書き」と言いますが、Wordでは前者を箇条書き、後者を段落番号と呼んでいます。
【豆知識☆ 勝手に箇条書きになってしまうイライラをさける方法】 箇条書きを書くときに、行頭番号(●などの記号)をいれながら書いていくと、改行し
たときに、箇条書きにしたくない部分まで、つづけて自動的に箇条書き状態になってしま
います。これを避ける方法がいくつかあります。 勝手に箇条書き、が作動しないようにはじめに設定してしまう技
メニュー「ツール」→「オートコレクト」→「入力オートフォーマット」 「入力オートフォーマット」ウィンドウの[箇条書き(行頭文字)][箇条書き(段
落番号)]のチェックをはずす。 書きながら、よけいな箇条書き化を随時解除する技
方法 1 改行して次の行も箇条書きになってしまったら Backspace キーを押すと段
落記号が消える。 方法2 改行した後にもう一度Enterキーを押す。(余分な空白行ができるのが欠点)
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タブ記号にはいろいろ種類がある。よく使うのは「L」(左そろえタブ)
金額や数値のように、右はじをそろえたいときは逆L型のタブで。
10 タブの間にリーダー(・・・などの線)を入れる ① すでにタブを入れた行全体(リーダーを入れたい行)をドラッグして白黒反転
② ツールバー「書式」→「タブとリーダー」
「・・・」などの何種類か線から、使いたいリー
ダーを選択。
11 【おまけ】箇条書き・インデント・タブの複合ワザ
7~10 の操作を組み合わせると下記のような「箇条書き」ができます。
行末のそろえ (右インデント)
タブとリーダー
行頭の開始位置(左インデント)
番号
2 行目以降の行頭そろえ (ぶら下げインデント)
操作
【手順】今のところわかっている方法。ほかにもっと易しい方法が、あるかもしれません。
べた打ちする
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項目名と内容との
間にタブを置いて
空白をつくる。 【タブ】
箇条書き部分の行
頭を右に下げる。
【左インデント】
項目名と内容との
間に点線を入れる。
【リーダー】
行末を左につめる。
【右インデント】
箇条書き部分の行頭に番
号や記号を入れる。 【箇条書きと段落番号】
左上の「ぶら下げインデント」と重なっているタブ記号をマウスで
ドラッグしてルーラーの外に出す。(タブ記号が消える) ※レイアウトが大きく崩れるが、気にしない。
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11 Word で表をつくる① タブからつくる ●本文にすでに入力された部分を使って表にしたいときに
① タブでつくった箇条書きの部分をドラッグして白黒反転させる
② ツールバー「罫線」→「変換」→「文字列を変換する」
③ 「文字列を変換する」ウィンドウの中の「文字列の区切り」の「タブ」にチェック
12 Word で表をつくる② ペン書き罫線でつくる ●行や列の数が不確定で、表を作りながら試行錯誤したいときに
① タブでつくった箇条書きの部分をドラッグして白黒反転させる
② ツールバー「罫線」→「罫線」
操作
操作
箇条書きを全部反転さ
せた状態でぶら下げイ
ンデントを右にずらす。
【ぶら下げインデント】
できあがり
段落記号わきの位置に
新しくタブ記号を置く。
Word でも、表を作ったり、数値の合計の計算や、グラフ作りなどができます。
セルが2×3 個ぐらいの簡単な表ならWord で作ったほうが早いでしょう。
しかし、もっとセルが多い表の場合は、Excel でつくった表やグラフを貼りつ
けて使ったほうが、表やグラフの修正(数値・文字の大きさ・セルの幅・グラフ
全体の大きさなど)がラクです。
9
ツールバーに鉛筆マークと消しゴムマークのボタンが出てくる。これを押した後に、画面上でマウ
スを右クリックしながら、線を引いたり消したりして表をつくっていく。手書き感覚。
13 Word で表をつくる③ 表の挿入でつくる ●あらかじめ行や列の数がわかっているときに
操作 ツールバー「罫線」→「表の挿入」
表の挿入ウィンドウで、セルの数(タテ・ヨコ)を指定。
そのあと、必要に応じて「ペン書き罫線」で線の追加・削除して、マス目の数を調整。
14 Excel でつくった表をとりいれる ① Excel で表をつくり、表の上で右クリック→「コピー」
② Word の画面上でツールバーの「編集」→「形式を選択して貼り付け」→
「Microsoft ワークシート オブジェクト」
この方法でWordにはりつけた表は、その上でクリックするとその表の大きさでExcelの画面に切り
替わる。Eccel の操作と同じなので、Word で直接作った表より、入力データ・文字の大きさ・表の
大きさなどの修正が格段に容易!
15 Excel でつくったグラフをとりいれる ① Excel で表をつくり、グラフを作成。
② グラフの上で右クリック→「コピー」
③ Word の画面上でツールバーの「編集」→「形式を選択して貼り付け」→
「Microsoft グラフ オブジェクト」
この方法で Word にはりつけたグラフも、その上でクリックすると Excelの画面に切り替わる。
Excel 画面の状態で、数値データを修正すれば、グラフもそれに連動して自動修正される。
文字の大きさ・グラフの大きさなど、グラフのデザイン修正も OK。
(※ただし、グラフのデザイン修正は、多少操作に慣れていないと、非常に時間と
手間のかかる作業になります。)
操作
操作
表の上でクリック
小さいExcel画面 セルのデザインや文字サイズ、
データの変更などができます。
グラフの上で、クリック
小さいExcel画面 数値データの変更、グラフのデザインの変更など
ができます。
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16 脚注機能を使って参考文献(引用文献)を書く ① 本文の中で、引用文献の番号をつけたい部分にカーソルを置く。
② ツールバーの「挿入」→「脚注」
③ 「脚注と文末脚注」のウィンドウが開いたら、「文末脚注」にチェックを入
れ、脚注番号の表記を選択する
本文中のカーソルを置いた場所に小さい文字で番号がつく。同時に文末にその番号が
自動的に出てくる。そこに文献名などを書き加える。
操作
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11
17 Word でグラフを作る① グラフを自動作成する機能
●Word で作ってある表から、グラフを作る方法 ① グラフ化したい表をドラッグして、白黒反転。
② ツールバーの「挿入」→「図」→「グラフ」
③ グラフが自動的に作成される。グラフの種類(棒とか円とか折れ線とか)は、あら
かじめ設定されている標準タイプでできてしまう。
④ グラフの種類を変更したいとき(棒グラフ→円グラフとか)は、グラフの上で右ク
リック→「グラフの種類」。Excel のグラフウィザードに似た画面が出てき
て、グラフの種類を変えることができます。
18 Word でグラフを作る② 小さなExcel ワークシートの挿入
●小さいExcel ワークシートを文書に組み込んで、表とグラフをつくります。 ① ツールバーの「挿入」→「Microsoft Excel ワークシートの挿入」のボタ
ン→セルの縦横の数を指定
② Word 文書の中に小さいExcel のワークシートができる。
③ ワークシートで表をつくり、文字や数値を入れる。
④ Excel と同じ操作で、グラフウィザードを使って、グラフを作る。このと
き「グラフの作成場所」は「新しいシート」に指定しておく。
⑤ グラフが自動生成される。ワークシートのGraph1 というタグをクリック
すると、グラフだけが表示される。
⑥ 枠線の外をクリックすると、ワークシート画面ではなくグラフだけが表示
される。
⑦ グラフを右クリックして「オブジェクトの書式設定」→「レイアウト」で
折り返し位置をどれか(例えば、「前面」を)選択すると、グラフを好きな
場所に移動できるようになります。
操作
この項目は、ミニ講習会前日にスライドに追加した内容です。この配布資料の再構成に間に合わなかったので、
末尾に掲載しました。
操作
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ツールバーにある Excel マークのつ
いたボタンをクリック。 表のマス目(セル)の数を決める
できた表に文字や数字をいれる。
グラフウィザードを起動させて、グラフを作る
グラフウィザードの最後。グラフは「新しい
シート」に作る。
できたグラフ。
下の「Graph1」タグをクリックす
ると、グラフだけが表示される。
枠線の外でクリックする
と、Excel モードが解除。 グラフのデザインを修正
するときは、グラフの上で
クリックしてExcelモード
に。
グラフの上で右クリック。オブジェクトの書式
設定で折り返しの種類のどれかを選ぶと、グラ
フの位置を自由に移動できる。