2.7家庭部門2013年度は全ての燃料種(電力含む)で前年度から排出量は減少している。...

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1 2.7 家庭部門

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Page 1: 2.7家庭部門2013年度は全ての燃料種(電力含む)で前年度から排出量は減少している。 エネルギー消費量は2005年度からは8.7%減少で、前年度からも2.6%減少となっており、3年連続

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2.7 家庭部門

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家庭部門概況(電気・熱配分後)、電力消費量の推移

22<出典>温室効果ガス排出・吸収目録

○ 2013年度の家庭部門におけるCO2排出量は、2億100万tCO2で、前年度より1.3%の減少となっている。2005年度からは11.9%増加している。2013年度は全ての燃料種(電力含む)で前年度から排出量は減少している。

○エネルギー消費量は2005年度からは8.7%減少で、前年度からも2.6%減少となっており、3年連続の減少である。一方、エネルギー消費量当たりのCO2排出量であるCO2排出源単位は、2005年度からは22.6%増加で、前年度からも1.3%増加となっており、4年連続の増加となっている。

○ 2013年度の電力消費量は前年度から0.8%減少しており、2011年度から3年連続の減少となっている。

(②エネルギー消費量、CO2排出原単位推移及び電力消費量推移)

(①燃料種別CO2排出量)

(2005年度比) [前年度比]

※対象としている排出量は家庭内のエネルギー使用に伴うCO2排出量で、自動車利用に伴う排出量は含まない。※電力は一般電気事業者及び特定電気事業者からの家庭向け販売電力(定額電灯、従量電灯ABC、選択約款/ 時間帯別電灯)。※燃料種別CO2排出量の1990年度、2005年度、2013年度の横の数字は、全体に占める各燃料種の割合(単位:%)。

家庭 2億100万トン(+11.9%) [▲1.3%]

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

CO2排出量(万t-CO2)

(年度)

電力 1億4,400万トン

(+30.2%) [▲0.2%]

灯油 2,300万トン

(▲27.6%) [▲5.0%]

LPG 1,300万トン

(▲12.6%) [▲3.5%]

地域熱供給 7万トン

(▲11.8%) [▲3.4%]

55

都市ガス 2,100万トン

(▲5.5%) [▲3.1%]

20

1411

71

11

1170.03

0.08

61

18

138

0.04

1,500

1,700

1,900

2,100

2,300

2,500

2,700

2,900

3,100

3,300

80

90

100

110

120

130

140

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013 電力消費量(億kWh)

エネルギー消費量/CO2排出原単位年度

(1990n年度=100)

(年度)

CO2排出原単位100tCO2/TJ(+22.6%) [+1.3%]

電力消費量 2,850億kWh(+0.7%) [▲0.8%]

エネルギー消費量2,010PJ(▲8.7%) [▲2.6%]

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世帯数、人口、世帯あたり人数、世帯あたりCO2排出量の推移

<出典> 温室効果ガス排出・吸収目録、住民基本台帳に基づく人口・人口動態及び世帯数(総務省)、国勢調査(総務省)、総務省ホームページ、気象庁ホームページをもとに作成

○人口・世帯数の推移を見ると、人口は近年横ばい~微減で推移する一方、単身世帯の増加などにより世帯数は

ほぼ一定のペースで増加し2013年度は2005年度比で8.4%増加している。世帯あたり人員は減少を続けており、

2013年度は2005年度比で8.1%減少している。

○世帯あたりCO2排出量は2008年度、2009年度に連続して減少した後、2010年度以降は3年度連続で増加していた

が、2013年度は前年度に比べ2.1%減少した。2005年度比では3.2%増加となっている。

(2005年度比)[前年度比]

※対象としている排出量は家庭内のエネルギー使用に伴うCO2排出量で、自動車利用に伴う排出量は含まない。※人口は当該年の10月1日時点、世帯数は2012年度までは3月31日時点、2013年度は1月1日時点の数値。

2,000

2,200

2,400

2,600

2,800

3,000

3,200

3,400

3,600

3,800

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

110.0

120.0

130.0

140.0

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

世帯あたり排出量(kg

-CO

2/世帯)

世帯数、人口、世帯あたり人員の増加率

(90年=100)

(年度)

世帯あたりCO2排出量

(気温補正後)

3,680kg-CO2/世帯

(+4.1%) [▲1.7%]

人口 12,730万人

(▲0.4%) [▲0.2%]

世帯あたり人員 2.3人

(▲8.1%) [▲0.9%]

世帯数 5,460万世帯

(+8.4%) [+0.8%]

世帯あたりCO2排出量

3,686kg-CO2/世帯

(+3.2%) [▲2.1%]

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世帯当たりエネルギー消費量、1人当たりエネルギー消費量の推移

<出典>総合エネルギー統計(資源エネルギー庁)、住民基本台帳に基づく人口・人口動態及び世帯数(総務省)、国勢調査(総務省)、総務省ホームページをもとに作成

○世帯当たりエネルギー消費量は、2011年度以降3年連続で減少しており、2013年度は37GJ/世帯で前年度比3.3%減となった。1990年代は機器の増加・多様化・大型化などが影響し増加傾向にあったが、2000年代に入り機器

の効率化や東日本大震災後の節電などにより減少傾向となっている。2005年度からは15.8%減少している。

○ 1人当たりエネルギー消費量は、2013年度は16GJ/人で前年度から2.4%の減少である。世帯当たりエネルギー消

費量同様、1990年代は機器の増加・多様化・大型化などが影響し増加傾向にあった。2000年代は横ばい~やや

減少の傾向が続いていたが、 2011年度以降は東日本大震災後の節電などにより3年連続で減少が続いており、

2005年度からは8.4%減少となっている。

(2005年度比)[前年度比]※人口は当該年の10月1日時点、世帯数は2012年度までは3月31日時点、2013年度は1月1日時点の数値。

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

1人当たりエネルギー消費量

(GJ/人)

世帯当たりエネルギー消費量

(GJ/世帯)

(年度)

世帯当たりエネルギー消費量 37GJ/世帯

(▲15.8%) [▲3.3%]

1人当たりエネルギー消費量 16GJ/人(▲8.4%) [▲2.4%]

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住宅戸数、1住宅当たり延べ面積の推移

○住宅数は増加傾向にあり、特に一戸建より共同住宅の戸数の伸びが大きくなっている。1住宅当たり延べ面積

も2003年度までは増加傾向にあったが、2008年度に減少し2013年度は微増となっている。

○新築住宅数は、近年は1990年度の約半分にまで落ち込んでいるが、2010年度以降は増加傾向にある。2013年度

は前年度から10.6%増加している。新築住宅の1住宅当たり延べ面積は2000年代に入り減少傾向にあったが、

2009年度・2010年度は増加した。しかし、2011年度以降は再び減少傾向にあり、2013年度は前年度から0.5%減

少している。

<出典>住宅・土地統計調査(総務省)、建築着工統計調査(国土交通省)

全住宅 新築住宅

80.0

82.0

84.0

86.0

88.0

90.0

92.0

94.0

96.0

98.0

100.0

0

10,000,000

20,000,000

30,000,000

40,000,000

50,000,000

1988 1993 1998 2003 2008 2013

1住宅当たり延べ面積(

m2 )

住宅数(戸)

(年度)

住宅数(合計) 住宅数(一戸建) 住宅数(共同住宅) 1住宅当たり延べ面積(合計)

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

120.0

0

200,000

400,000

600,000

800,000

1,000,000

1,200,000

1,400,000

1,600,000

1,800,000

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

1住宅当たり延べ面積(

m2 )

住宅数(戸)

(年度)

住宅数 1住宅当たり延べ面積

住宅数 987,000戸(▲21.0%) [+10.6%]

1住宅当たり延べ面積88.4m2(+3.6%) [▲0.5%]

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66

家庭部門概況(用途別排出量の推移)

○家庭部門の用途別CO2排出量を見ると、照明・家電製品等(冷蔵庫やテレビなど、エアコン以外の家電一般を含む)の使用に伴うCO2排出が約半分を占める。

○ 2013年度の排出量を2005年度と比較すると、照明・家電製品等からの排出量が大きく増加している。○ 2012年度と比較すると2013年度の排出量は暖房と給湯で特に減少している。

家庭部門 2億100万トン(+11.9%) [▲1.3%]

<出典> 温室効果ガス排出・吸収目録、総合エネルギー統計(資源エネルギー庁)、EDMC/エネルギー・経済統計要覧(2015年版)((財)日本エネルギー経済研究所)をもとに作成

(2005年度比) [前年度比]※対象としている排出量は家庭内のエネルギー使用に伴うCO2排出量で、自動車利用に伴う排出量は含まない。

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

CO2排出量(万t-CO2)

(年度)

暖房 3,600万トン

(▲5.7%) [▲4.5%]

冷房 700万トン

(+17.7%) [+9.2%]

照明・家電製品等

1億600万トン

(+25.7%) [▲0.0%]

厨房 1,400万トン

(+18.4%) [+1.1%]

給湯 3,800万トン

(▲3.7%) [▲4.3%]

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家庭部門概況(世帯あたり用途別排出量の推移)

○家庭部門の世帯あたり用途別CO2排出量を見ると、照明・家電製品等(冷蔵庫やテレビなど、エアコン以外の家電一般を含む)の使用に伴うCO2排出が約半分を占める。

○ 2013年度の排出量を2005年度と比較すると3.2%増加している。照明・家電製品等の排出量が大きく増加している一方、給湯、暖房からの排出量は減少している。

○ 2013年度の排出量は2012年度からは2.1%減少している。給湯、暖房からの排出量が特に減少している。

家庭部門の世帯あたりCO2排出量3,686kgCO2/世帯

(+3.2%) [▲2.1%]

<出典> 温室効果ガス排出・吸収目録、総合エネルギー統計(資源エネルギー庁)、EDMC/エネルギー・経済統計要覧(2015年版)((財)日本エネルギー経済研究所)をもとに作成

(2005年度比) [前年度比]※対象としている排出量は家庭内のエネルギー使用に伴うCO2排出量で、自動車利用に伴う排出量は含まない。※グラフ内の数字は全体に占める各用途の割合(単位:%)。

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

CO2排出量(kg-CO2/世帯)

(年度)

給湯 689kg-CO2

(▲11.1%) [▲5.1%]

暖房 666kg-CO2

(▲13.0%) [▲5.2%]

冷房 132kg-CO2

(+8.7%) [+8.4%]

照明・家電製品等

1,945kg-CO2

(+16.0%) [▲0.8%]

厨房 253kg-CO2

(+9.3%) [+0.3%]

20

3

25

7

44

20 20 21 21 22 21 20 21 21 22 20 21 19 20 21 19 17 17 20 21 20 19

3 3 2 4 3 33 3 3 4 3

33 4 3

3 3 3 2 4 3 3

26 26 28 24 25 25 27 24 23 23 24 22 23 22 22 23 22 22 2221 20 19

7 7 7 7 7 7 7 8 8 7 7 7 7 7 67 7 7 7

7 7 7

45 44 42 44 43 4444 44 45 44 46 47 49 47 47 48 51 51 49

4750 52 53

7

19

18

4

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88

家庭部門概況(用途別エネルギー消費量の推移)

○家庭部門の用途別エネルギー消費量を見ると、照明・家電製品等(冷蔵庫やテレビなど、エアコン以外の家電一般を含む)が最も多く、給湯、暖房が続く。

○ 2005年度と比較すると、厨房以外の全ての用途でエネルギー消費量は減少しているが、特に給湯、暖房の減少率が大きくなっている。

○ 2013年度は、給湯、暖房で前年度からエネルギー消費量が大きく減少している。

<出典>EDMC/エネルギー・経済統計要覧(2015年版)((財)日本エネルギー経済研究所)をもとに作成

(2005年度比) [前年度比]

※対象としている排出量は家庭内のエネルギー使用に伴うCO2排出量で、自動車利用に伴う排出量は含まない。※ここで使用している「EDMC/エネルギー・経済統計要覧」のエネルギー消費量は、「総合エネルギー統計」のエネルギー消費量と異なることに注意が必要である。※グラフ内の数字は全体に占める各用途の割合(単位:%)。

家庭部門の総エネルギー消費量2,113PJ

(▲ 9.3%) [▲2.6%]

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

エネルギー消費量(PJ)

(年度)

照明・家電製品等 763PJ(▲1.5%) [▲0.3%]

厨房 180PJ(+1.6%) [+1.2%]

給湯 582PJ(▲15.8%) [▲4.3%]

冷房 52PJ(▲8.1%) [+8.9%]

暖房 536PJ(▲14.9%) [▲5.8%]

25

2

35

9

30

24

2

35

9

31

25 25 26 27 25 23 25 27 26 25 27 24 26 27 24 25 24 25 27 27 26

21 3 2 2 2 2 3 3 2 2

23 2

2 3 2 23 2 2

35 36 32 33 34 34 30 29 30 31 30 31 30 30 31 30 29 29 28 28 28

88 8

88 8 8 8 8 8 8 8 8

88 8

8 88

8 8

30 29 31 30 32 32 34 34 33 34 34 34 34 33 35 35 36 37 35 35 35 36

9

28

2

25

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99

家庭部門の電力消費量の推移

○ 寒冷地・寒冷地以外とも、家庭部門の毎月の電力消費量は1990年度から2000年度、2010年度と年を経るごとに増加し

てきた。しかし、震災後の2012年度、2013年度は、2010年度を下回る月が春季~秋季を中心に多くなっている。

○ 寒冷地では冬季の電力消費量が他の季節を大きく上回っている。震災後の2012年度、2013年度も2010年度とほぼ同

程度である。

<出典>電力調査統計(資源エネルギー庁)

寒冷地(北海道、北陸、東北) 寒冷地以外

※定額電灯、従量電灯AB、従量電灯C、選択約款(電灯)、選択約款(電力)を対象とした。

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

電力消費量

(GW

h)

1990年度

2000年度

2010年度

2012年度

2013年度

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

電力消費量

(GW

h)

1990年度

2000年度

2010年度

2012年度

2013年度

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1010<出典>総合資源エネルギー調査会基本問題委員会 第11回資料(経済産業省)、<出典>京都議定書目標達成計画の進捗状況の点検(主要な分野の動向)(平成24年11月8日)(国土交通省)、

京都議定書目標達成計画の進捗状況の点検(主要分野の動向) (平成27年3月23日) (国土交通省)

○新築住宅の省エネ判断基準適合率(平成11年基準)は、2000年度以降の数年間に上昇した後、2008年度ま

でほぼ横ばいで推移していたが、長期優良住宅認定制度や住宅エコポイント制度の開始などの影響もあり、

2009年度以降3年連続で増加している。

新築住宅の省エネ判断基準適合率の推移(平成11年基準)

37 9

1215 15 15 16 18

26

43

49

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

新築住宅の省エネ判断基準適合率(%)

(年度)

Page 11: 2.7家庭部門2013年度は全ての燃料種(電力含む)で前年度から排出量は減少している。 エネルギー消費量は2005年度からは8.7%減少で、前年度からも2.6%減少となっており、3年連続

1111<出典> 消費動向調査(内閣府)

○ルームエアコンは1990年度と比べると大きく増加しているが、2000年代に入り伸び率が鈍化している。

○ DVDプレーヤー・レコーダー、温水洗浄便座、パソコンといった新しい機器の保有台数が急激に増加して

いる。ただし、 DVDプレーヤー・レコーダーは2013年度は前年度から大きく減少している。

○カラーテレビの保有台数は近年減少傾向にある。

家電製品の世帯あたり保有台数

(2005年度比) [前年度比]

0

50

100

150

200

250

300

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

世帯当たり保有台数(台

/100世帯)

(年度)

ルームエアコン

275.8台

(+8.0%) [+4.4%]

パソコン

131.2台

(+26.0%) [+2.4%]

カラーテレビ

208.1台

(▲16.9%) [▲7.9%]

温水洗浄便座

105.9台

(+29.0%) [+2.9%]

DVDプレーヤー・レコーダー

121.5台

(+33.8%) [▲15.7%]

Page 12: 2.7家庭部門2013年度は全ての燃料種(電力含む)で前年度から排出量は減少している。 エネルギー消費量は2005年度からは8.7%減少で、前年度からも2.6%減少となっており、3年連続

1212<出典> 家庭用エネルギーハンドブック2014(住環境計画研究所推計)

○エアコンのCOP※は、1990年度から暖房・冷房とも大きく上昇している(大きい方が高効率)。2005年度

と比較すると2012年度のCOPは暖房で22.9%伸びており、冷房で22.6%伸びている。

○テレビの1台当たり電力消費は2000年代後半に急上昇していたが(小さい方が高効率)、2011年度以降は2年連続で減少している。2012年度は2005年度比で20.7%増加している。

○冷蔵庫の1台当たり電力消費量は、1990年代後半に増加したが、2000年代に入り減少傾向にある(小さい方

が高効率)。2012年度は2005年度に比べ28.9%減少している。

家電製品のエネルギー消費効率の推移(保有)

(2005年度比) [前年度比]

※COP:coefficient of performance(成績係数)。エアコンが作る熱・冷熱量の消費する電力量に対する割合を示す。

60

80

100

120

140

160

180

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

エネルギー消費効率(19

90年度

=10

0)

(年度)

エアコン(暖房COP)

4.9

(+22.9%) [+1.0%]

テレビ(W/台)

130.8W/台

(+20.7%) [▲0.2%]

エアコン(冷房COP)

4.5

(+22.6%) [+0.9%]

冷蔵庫(kWh/台・年)

561.0kWh/台・年

(▲28.9%) [▲6.5%]

Page 13: 2.7家庭部門2013年度は全ての燃料種(電力含む)で前年度から排出量は減少している。 エネルギー消費量は2005年度からは8.7%減少で、前年度からも2.6%減少となっており、3年連続

1313<出典>電子情報技術産業協会

○ 2000年以降、ブラウン管テレビの出荷台数は減少の一途をたどり、代わりに液晶テレビ等の薄型テレビの

出荷台数が増加した。

○ 2010年には、地上波デジタル放送への全面的移行に伴う買い替え需要と家電エコポイント制度の実施によ

り、テレビの出荷台数は過去最高となった。しかし、2011年以降は地上波デジタル放送への全面的移行が

完了したことや家電エコポイント制度の終了等により、減少が続いている。

タイプ別テレビの出荷台数

0

3,000

6,000

9,000

12,000

15,000

18,000

21,000

24,000

27,000

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

出荷台数(千台)

(年)

プラズマ

液晶

ブラウン管

薄型(液晶+プラズマ)

Page 14: 2.7家庭部門2013年度は全ての燃料種(電力含む)で前年度から排出量は減少している。 エネルギー消費量は2005年度からは8.7%減少で、前年度からも2.6%減少となっており、3年連続

1414<出典> EDMC/エネルギー・経済統計要覧(2015年版)

○エアコンの期間電力消費量は1990年代後半にかけて大きく減少した。2000年代に入ってからは鈍化してい

るが減少傾向は続いている。

○ 2013年度の期間電力消費量は844kWh/期間で、2005年度に比べ約8.2%減少している。

エアコンの省エネルギー進展状況

(2005年度比) [前年度比]

600

700

800

900

1,000

1,100

1,200

1,300

1,400

1,500

1,60019

95

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

期間電力消費量(

kWh/期間)

(年度)

期間電力消費量

844kWh/期間

(▲8.2%) [▲0.2%]

Page 15: 2.7家庭部門2013年度は全ての燃料種(電力含む)で前年度から排出量は減少している。 エネルギー消費量は2005年度からは8.7%減少で、前年度からも2.6%減少となっており、3年連続

1515<出典> エネルギー白書(経済産業省)

○住宅用太陽光発電は堅調に導入が進んできたが、2009年1月の住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金、

2012年7月の再生可能エネルギーの固定価格買取制度の開始により、一層普及が加速することとなった。

○ 2012年度時点での累積導入量は合計482万kWと、前年度から18.1%増加している。

住宅用太陽光発電の累積導入量の推移

0

100

200

300

400

500

60019

94

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

住宅用太陽光発電導入量(累計)(万

kW)

(年度)

※2012年度は12月まで。

Page 16: 2.7家庭部門2013年度は全ての燃料種(電力含む)で前年度から排出量は減少している。 エネルギー消費量は2005年度からは8.7%減少で、前年度からも2.6%減少となっており、3年連続

1616

各国の家庭部門のCO2排出量(直接排出)の推移(1990年=100として)

○ 主要先進国の家庭部門のCO2排出量について、1990年からの増加が最も大きいのはスペインで、日本が続く。一方、

1990年からの減少率が最も大きいのはドイツで、アメリカが続く。

<出典> Greenhouse Gas Inventory Data (UNFCCC)

※ロシアは、1990年~2010年の途中で家庭部門と業務部門の部門間での計上区分の付け替えの可能性があるため、除外。

60

80

100

120

140

160

18019

90

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

CO2排出量(

1990年

=100)

(年)

スペイン 128

日本 103

アメリカ 85

カナダ 93

イタリア 91

ドイツ 72

フランス 99

イギリス 94

Page 17: 2.7家庭部門2013年度は全ての燃料種(電力含む)で前年度から排出量は減少している。 エネルギー消費量は2005年度からは8.7%減少で、前年度からも2.6%減少となっており、3年連続

1717<出典> World Data Bank (The World Bank) 、Greenhouse Gas Inventory Data (UNFCCC)を基に作成

※GDPは2005年USドルで換算した実質GDPを使用。

各国の家庭部門のGDP※当たりCO2排出量(直接排出)の推移(1990年=100として)

○ 主要先進国の家庭部門のGDP当たりCO2排出量 (直接排出)について、1990年と2012年を比較するとすべての国で減

少しており、減少率が最も大きいのはアメリカで、ドイツが続く。日本は9カ国中で最も減少率が小さい。

※※ロシアは、1990年~2010年の途中で家庭部門と業務部門の部門間での計上区分の付け替えの可能性があるため、除外。

40

50

60

70

80

90

100

110

12019

90

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

GDP当たり

CO2排出量(

1990年

=100)

(年)

日本 84

スペイン 80

アメリカ 50

ドイツ 52

イギリス 61

イタリア 76

カナダ 56

フランス 70

Page 18: 2.7家庭部門2013年度は全ての燃料種(電力含む)で前年度から排出量は減少している。 エネルギー消費量は2005年度からは8.7%減少で、前年度からも2.6%減少となっており、3年連続

1818

各国の家庭部門の一人当たりCO2排出量(直接排出)の推移(1990年=100として)

○ 主要先進国の家庭部門の一人当たりCO2排出量 (直接排出)について1990年と2012年を比較すると、スペインを除くすべ

ての国で減少しており、減少率が最も大きいのはアメリカでドイツが続く。日本は1990年と同程度である。

<出典> World Data Bank (The World Bank) 、Greenhouse Gas Inventory Data (UNFCCC)を基に作成

※ロシアは、1990年~2010年の途中で家庭部門と業務部門の部門間での計上区分の付け替えの可能性があるため、除外。

60

70

80

90

100

110

120

130

140

150

16019

90

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

一人当たり

CO2排出量(

1990年

=100)

(年)

スペイン 107

日本 100

カナダ 75

アメリカ 68

フランス 88

ドイツ 71

イタリア 86

イギリス 85