平成31 2019)年2月 総務省行政管理局 · 2019-02-27 · 2018年 10⽉〜 2019年 1⽉〜...

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政府共通プラットフォーム第二期整備計画について 平成312019)年2月 総務省行政管理局

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政府共通プラットフォーム第二期整備計画について

平成31(2019)年2月

総務省行政管理局

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政府共通PFの効果検証とコストの⾒直しのため、政府CIOの助⾔を得つつ、以下のような現状分析の作業を実施。 現状分析で得られた気づきと昨今の環境変化に伴う新たな要請を踏まえ、政府共通PFの更改を検討。

政府共通プラットフォーム第二期整備計画の概要

「政府共通プラットフォーム」(政府共通PF) 「デジタル新時代に向けた新たな戦略〜三か年緊急プラン〜」(H21.4.9 IT戦略本部)の“霞が関クラウド”構想を具体化したものであり、「新たな情報通信技術戦

略」(H22.5.11IT戦略本部)及び「政府共通プラットフォーム整備計画」(H23.11.2 CIO連絡会議)等に基づき整備。 ITリソースの効率的な利⽤を可能とするサーバの仮想化技術等を活⽤し、政府情報システムの統合・集約化や共通的な機能の⼀元的提供に関する様々なサービスを

提供することで、次の⽬的を達成することを掲げている。 ITリソースの効率的配分による政府情報システムの整備及び運⽤の効率化 政府情報システムの質の向上 政府のITガバナンスを⽀える基盤としての役割

※平成25年3⽉に運⽤を開始し、現在102システムが稼働中

「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利⽤に係る基本⽅針」(H30.6.7 CIO連絡会議)においては、パブリック・クラウドの利⽤が困難である場合、⼜は経費⾯の優位性等利⽤メリットがない場合、プライベート基盤である政府共通PFの利⽤を検討すべきとされている。

1.経緯等

システム実態情報

・サーバ種別毎の過去の導入数、ハードウェア・ソフトウェアの使用状況、整備の契機・設計要件 等

【分析による気づきの点(例)】

インシデントの種類・発生箇所別に分類、インシデント1件1件の内容を悉皆的に分析を実施し、例えば、システム監視により検知した障害については、監視抑止の未提出等により対象システム側のメンテナンス作業が原因で発生しているものがあることが分かった。

計測した業務処理時間・期間から実作業時間、滞留時間(待ち時間)及びこれらのバラツキ等を把握し、例えば、各種設定作業に伴う作業手順書等のドキュメント類の作成に実作業時間が最も発生、作業を実施する前の承認過程において、滞留時間(待ち時間)が最も発生していることが分かった。

CPU の使用状況について分析。対象の仮想サーバが動作する仮想化提供サーバのCPUの使用率が全体的に低い場合、集約率(オーバーコミット率)を上げる検討を行うことで、仮想化提供サーバの台数を削減できることが分かった。

利用システム数に応じて増設する設計となっている運用管理系サーバに対し、使用状況等を踏まえ、複数の利用システムでの共用等によるサーバ集約等を検証する必要がある。

実態の可視化と分析

2.政府共通PFの⾒直しと次期基盤の構想

○クラウドサービス活⽤によるシステム開発・運⽤の効率化とセキュリティ向上(クラウド・バイ・デフォルト)○データの活⽤によるサービスの向上 等

環境変化に伴う新たな要請

現 状 分 析インシデント情報

・システム監視により検知した障害・ハードウェア・ソフトウェア障害・対象システムからの問合せ 等

運用業務フロー情報

・運用業務の作業内容(誰が、何に基づいて、どのような作業を実施しているか)・業務処理時間・期間 等

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(適正なサービスレベルの定義/運用・保守コスト低減の徹底)第一期政府共通PFの見直しを踏まえ、移行シスステムに応じた適正なサービスレベルになるよう検討する。また、運用・保守コスト低減のため、

実績や事実の把握・分析の徹底やクラウド活用により、以下のような取組を実施。・ITリソースの使用実績や運用業務の実態の把握・分析によるコスト低減や業務見直し・クラウド活用による過剰な作り込みの回避や標準化・共通化の推進、運用業務のセルフサービス化による運用・保守コストの低減

(ITリソース環境の迅速・柔軟な提供)移行システムにおける機能改善等に柔軟に対応できるよう、以下に取り組む。・サービスカタログによるリソース提供の迅速化と必要な量を必要な期間だけ利用するサービス利用の柔軟化・リソース計画、状況把握、最適化のPDCAプロセスの整備による利用リソースの最適化

(セキュリティ対策の充実・強化)「サイバーセキュリティ戦略」(平成30年7月27日閣議決定)及び「デジタル時代の新たなIT政策の方向性について」(平成30年12月19日高度情

報通信ネットワーク社会推進戦略本部・官民データ活用推進戦略会議決定)、「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針」(平成30年6月7日CIO連絡会議決定)等、クラウド利用に関する政府方針に基づき、各府省が政府共通PFを安全・安心に利用するためのリスク管理項目及び対策基準を明確化。クラウド活用において必要なセキュリティ対策等を講じる。調達に当たっては「IT調達に係る国の物品等又は役務の調達方針及び調達手続に関する申合せ」(平成30年12月10日関係省庁申合せ)に留意。

(政府のITガバナンスを支える基盤としての役割)クラウド活用や複数の政府情報システムの運用・移行に関するノウハウを含め、政府共通PFの企画、整備及び運用によって得られる知識・経験を

蓄積し、その情報を政府内において共有する。

(定量的効果)第二期PFでは、毎年度恒常的に要する運用等経費を現行PFの水準(平成29年度ベース)に比べ、全体として「5割を超える減」を目指す。

政府共通プラットフォーム第二期整備計画の概要

【主な取組事項】(第3 基本的な取組事項 等)

・ 政府が直接保有・管理する必要があると考えられる情報システムを移行(パブリック・クラウドとの棲み分け)・ 移行に当たっては、投資対効果の検証を徹底

【移⾏対象システム】(第7 政府共通PFの移⾏対象システム)

定量的な効果として、現⾏PFの運⽤コスト全体を基準として、5割超減を⽬指す

これまでの運⽤実績を踏まえた、インシデントの悉皆分析や業務フローの実態分析で得た気づきとクラウドサービスを徹底活⽤

○ 本計画の対象期間:2018~2023年度(第二期PFの整備~移行・運用)※資源提供開始は2020年10月を予定。

○ 計画に定めた取組について、定期的なフォローアップを実施。フォローアップによる評価結果や情報通信技術の進展状況を踏まえ、必要に応じて計画内容の見直しを検討。

【取組期間】(第4 対象期間/第8 スケジュール/第10 本計画の評価・⾒直し)

第二期政府共通PFの整備に当たっては、政府情報システムの統合・集約化によるコスト削減や政府情報システムの迅速な整備、柔軟なリソースの増減や高度な信頼性の確保等の効果を図り、クラウドサービスのメリットを活用した新たな政府のプライベートクラウドとして、政府のITガバナンスを支える基盤としての役割を果たすことを目的とする。 ※ 政府共通PFの機能を各府省に提供する回線である政府共通ネットワークについても、本計画を根拠に整備。

【第⼆期政府共通PFの整備⽅針と⽬的】(第1 背景/第2 ⽬的及び意義)

クラウドサービスの活用範囲や期待される効果を確認するため、設計・開発工程で事前検証を実

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2018年10⽉〜

2019年1⽉〜 4⽉〜 7⽉〜 10⽉〜

2020年1⽉〜 4⽉〜 7⽉〜 10⽉〜

事前検証プロセスの実施現時点で精緻な仕様の確定や効率性の確認が容易でないものを中⼼に、次期の政府共通PFの設計⼯程の初期段階において、実機レベルによる検証・確認等を⾏いながらプロジェクトを進める(例えば、次のような事態を回避。)。

本格的な設計開発段階になって、効率性や運⽤コスト減の効果が僅少だと判明 受⼊テスト段階で、迅速なサービス提供が設計値を下回るなど、想定した機能を実現できないと判明

調達⼿続調達⼿続

・要件の精査・修正・今後更に検討すべき点の整理・要件定義段階での運⽤コスト試算

調達⼿続 運⽤⼯程

<設計開発⼯程>

切替・受⼊テスト

テスト開発設計実施計画

プロトタイプ検証の実施

設計の初期段階で、検証と⾒直しを実施

開発が始まると⽅向転換は困難

事前検証プロセス

検証 ⾒直し

クラウドサービスの活⽤範囲等を特定したうえで運⽤コストを試算し、費⽤対効果を検証

業務効率化・セキュリティ向上を目的として、PFの業務・機能の必要性、費用対効果を検証

業務が⽐較的安定しており、⼤幅な業務⾒直しやシステム更改を予定していないシステム

業務・システム改革や技術的知見からの支援を行いつつ、効果的なPFへの移行方法等を改めて検証(①よりも長期的な取組)

⼤幅な業務⾒直しを⾏うシステムなど

・実装内容と運用業務の確定・運用コスト試算の精査

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参考:第二期政府共通PFの整備スケジュール

・ 設計・開発等業務の調達⼿続中(⼊札公告12⽉〜2⽉、事業者決定︓2019年3⽉を予定)・ 各種設計書等や各府省のPF移⾏検討に必要な資料の作成時期は、下図(スケジュール表)を参照

※ PF利⽤検討⽤ドキュメント…政府共通PFの利⽤を検討する上で、各府省が参照するガイド⽂書(提供サービスカタログ、申請⽅法・様式、費⽤に関する情報、検討に当たっての留意事項等)

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参考:関連する政府決定

○ 平成25年に運⽤を開始した政府共通PFは、統合・集約化を推進してきたが、運⽤の効率性やITリソース提供の硬直性等の課題が指摘されている。○ このため、これまでの運⽤実績を踏まえ、インシデントの悉皆分析や業務フローの実態分析を⾏い、各府省と連携を図りながらインシデントの抑制に係る取組や業務プロセスの再構築を進めるとともに、使⽤実績に基づいたリソース量の⾒直しによる、経費抑制の取組を⾏っている。

現状

課題

現状と課題

○ 政府共通PFの⽬的を更に推進するため、これまで実施してきた実態分析で得た気づきを活⽤しつつ、運⽤コストの低減や各府省への資源提供の迅速化、システム運⽤業務の⾃動化・省⼒化・セルフサービス化を⽬指し、⺠間クラウドサービスを活⽤した新たな政府のプライベート・クラウドとして、政府共通PFの本格更改を実施する。○ クラウドサービスの活⽤に際しては、政府統⼀基準群等のセキュリティポリシーを踏まえたセキュリティ⽔準を確保し、各府省が政府共通PFを安全・安⼼に利⽤できるよう、リスク管理項⽬や対策基準を明確化することとする。

実現したい状態

実現したい状態

○ 次期政府共通PFへの移⾏対象については、データの特性上、政府が直接保有・管理する必要があると考えられる情報システムを中⼼とし、極めて⾼い可⽤性が求められるなど特殊な要件を有する情報システムは、移⾏可否を慎重に⾒極めることとする。○ さらに、実際の移⾏に当たっては、投資対効果の検証を徹底し、更なる仮想構成によるリソース共有等や⺠間クラウドを積極的に活⽤したサービス内容の標準化・共通化を推進する。○ 今後、本格更改の進め⽅として、政府CIOの下、政府CIO補佐官等有識者の専⾨的・技術的⽀援・助⾔を得つつ、各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議等の下で検討を進める。○ これにより、2018年度上半期までに新たな政府情報システム基盤の整備計画を策定し、新たな政府共通PFの全体像を明らかにすることとし、2020年度中のサービス開始を⽬指す。

取組内容取組内容

◆総務省デジタル・ガバメント中長期計画

◆世界最先端デジタル国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画(抜粋)

◆デジタル・ガバメント推進方針(抜粋)

第4章 デジタル・ガバメント推進⽅針【⽅針2-3】プラットフォームの共⽤化と⺠間サービスの活⽤・ プラットフォームの共⽤化の⼀環として、⾏政機関におけるテレワーク・リモートアクセス環境の共通化等、⽣産性の向上や多様なワークスタイルを実現する共通インフラの整備を推進する。・ 情報システムの導⼊に当たっては、全ての機能を⾏政⾃らが構築するという⾃前主義に拘泥するのではなく、⺠間クラウドや⺠間サービスを積極的に活⽤し、⾏政機関が全てを保有・管理する形態から必要なものを必要な期間だけ利⽤するという考え⽅へ転換する。これによって、最新技術の早期かつ適時の導⼊や投資対効果の向上を実現する。国において直接保有・管理する必要がある政府情報システムについては、標準化・共通化を図るとともに、投資対効果の検証を徹底した上で、政府共通プラットフォームへの移⾏を推進する。

第2部 官⺠データ活⽤推進基本計画Ⅱ 施策集II-(7)情報システム改⾰・業務の⾒直し【官⺠データ基本法第15条第1項関係】[No.7-2]クラウド・バイ・デフォルト原則の導⼊・ 情報システムの整備に当たっては、クラウド技術の活⽤等により、投資対効果やサービスレベルの向上、サイバーセキュリティへの対応強化を図ることが重要。・ クラウド・バイ・デフォルト原則を具体化した「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利⽤に係る基本⽅針」(平成30年6⽉7⽇各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)を策定したところ、各府省は本⽅針を踏まえ、⺠間クラウドサービスを含め、クラウド技術の積極的な活⽤を図る。加えて、⾏政機関における先進的な⺠間ITサービス導⼊を推進する。国において直接保有・管理する必要がある政府情報システムについては、標準化・共通化を図るとともに、投資対効果の検証を徹底した上で、政府共通プラットフォームへの移⾏を推進。

平成29年5月30日閣議決定平成30年6月15日閣議決定(改定)

平成30年6月22日総務省行政情報化推進委員会決定

平成29年5月30日高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部・官民データ活用推進戦略会議決定

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【現状(イメージ)】

個別Aプログラム

基本ソフトウェア

ハードウェア

施設・設備 施設・設備

基本ソフトウェア

ハードウェア

個別Bプログラム

施設・設備

基本ソフトウェア

ハードウェア

個別Cプログラム

施設・設備

基本ソフトウェア

ハードウェア

個別Dプログラム

基本ソフトウェア

ハードウェア

個別Eプログラム

施設・設備 施設・設備

基本ソフトウェア

ハードウェア

個別Fプログラム

Aシステム(レガシーシステム) Bシステム Cシステム Dシステム Eシステム Fシステム

ハードウェア

共通機能 者認証機能 決裁機能等共通機能(利用者認証機能、決裁機能等)

基本ソフトウェア 基本ソフトウェア 基本ソフトウェア

個別Eプログラム

個別Bプログラム

個別Cプログラム

個別Fプログラム

個別Dプログラム

施設・設備

個別Aプログラム

基本ソフトウェア

ハードウェア

施設・設備

※縦割り組織の中で、各部局や課室で情報システムを独自に構築 【クラウド化(イメージ)】※特殊なシステムを除き、ハードやソフトウェア、施設・設備等を政府情報システム全体で共有(仮想化技術の活用)

政府共通プラットフォームの取組では、同プラットフォームの運用管理を総務省が担当し、個別プログラムの運用管理をそれぞれの所管府省が担当

各府省が別々に整備・運用している情報システムの統合・集約化の基盤として整備。可能なものから順次統合・集約化し、政府情報システム全体の運用コストの削減、セキュリティの強化を図る。

【政府共通PF整備前】 【政府共通PF整備後】

A省庁舎

運用監視要員

運用監視要員

データセンタB

B省庁舎

C省庁舎・乙

データセンタD

【Bシステム】【Aシステム】

利用者(職員)

利用者(職員)

利用者(職員)

運用監視要員

【Cシステム】

【Dシステム】

データセンタC

運用監視要員

霞が関WAN(※)

利用者(職員)

A省庁舎 B省庁舎利用者(職員)

サーバ

【A、B、Dシステム】

特殊なシステム(旧式の大型システム、地方等に多数の拠点を有しているシステムなど、移行が馴染まないシステム)

政府共通PF

利用者(職員)

C省庁舎

運用監視要員

運用監視要員

【Cシステム】

データセンタC政府共通

ネットワーク

(※)霞が関WANは、平成25年1月に政府共通ネットワークに更改

拠点A

拠点B

データセンタ

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参考:政府共通プラットフォームの概要 【第一期政府共通PFの整備・運用時のもの】

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「府省共通システム」や「各府省が個別に整備・運用している中小規模のシステム」を中心に投資対効果を踏まえて集約化し、政府全体としてのシステム経費の効率化やセキュリティの向上を図るための一方策(他の方策例:システムの統廃合、民間クラウドの活用)

運用・監視体制

リソース使用量

ファイアーウォール等

Aシステム Bシステム Cシステム

設置なしウィルス対策

各システムごとにファイアーウォールの設置等が必要各システムごとにファイアーウォールの設置等が必要

各システムごとに運用・監視体制を整備することが必要各システムごとに運用・監視体制を整備することが必要

各システムごとにピークに応じたリソースを準備することが必要各システムごとにピークに応じたリソースを準備することが必要

CPU使用率平均70%

リソースの共用によるサーバ等の台数削減リソースの共用によるサーバ等の台数削減

CPU使用率平均70%

運用監視の一元化による運用要員の削減、監視強化運用監視の一元化による運用要員の削減、監視強化

ファイアーウォール等の統一的な整備による底上げファイアーウォール等の統一的な整備による底上げ

ファイアーウォール設置 ファイアー

ウォール設置 ウィルス対策

不正侵入対策

CPU使用率平均30%

CPU使用率平均40%

政府共通プラットフォームに移行すると・・・

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参考:政府共通プラットフォームのイメージ 【第一期政府共通PFの整備・運用時のもの】